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JP3549215B2 - テープカセット - Google Patents

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JP3549215B2
JP3549215B2 JP26906492A JP26906492A JP3549215B2 JP 3549215 B2 JP3549215 B2 JP 3549215B2 JP 26906492 A JP26906492 A JP 26906492A JP 26906492 A JP26906492 A JP 26906492A JP 3549215 B2 JP3549215 B2 JP 3549215B2
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治 小泉
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Sony Corp
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、磁気テープを収納したテープカセットに関し、特にデータ用カセットとビデオ用カセットの識別を可能としたテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、テープ幅が8mmとされた磁気テープには、データ用のものとビデオ用のものとがある。これらデータ用のテープカセットとビデオ用のテープカセットは、いずれも共通の形態を有するカセット本体に磁気テープを収納しているため、外観上両者の識別が困難なものとなっている。
【0003】
ビデオ用のテープカセットをデータ用として使用した場合には、データ用テープに比べてビデオ用テープはエラーレートの保証が低いために、記録容量が足りず、必要なデータを記録することができない場合が生ずる。さらに、必要なデータが欠落する等の問題が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる従来の技術的な課題を解消するために、目視又は触れることによりビデオ用とデータ用のテープカセットを確実に識別することができる信頼性の高いテープカセットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述のような目的を達成するために提案される本発明に係るテープカセットは、合成樹脂を射出成形した上下ハーフからなるカセット本体と、上記カセット本体内に回転自在に配設される一対のテープリールと、これらテープリールの間に亘って巻回される磁気テープとを備えてなり、上記カセット本体の底面であって、上記カセット本体の背面側に位置する一方のコーナー部には、このカセット本体に収納される磁気テープの長さを検出するための複数の検出孔が設けられ、他方のコーナー部には、上記磁気テープの種類を識別するための複数の検出穴が形成され、上記カセット本体の底面に位置し、且つ、上記一対のテープリールの間の中心の左右両側の対称な位置に上記カセット本体の背面の一部を切り欠くようにして設けられた当該テープカセットの用途を識別するための一対のテープ種類識別穴が設けられている。
【0006】
ここで、上記テープ種類識別穴は、角穴として形成されている。
【0007】
【作用】
本発明に係るテープカセットは、カセット本体の底面に、カセット本体の背面の一部を切り欠くようにしてテープ種類識別穴が設けられているので、目視によりデータ用のテープカセットであるかビデオ用のテープカセットであるかの種別を一目で判別することができる。また、テープ種類識別穴は、カセット本体の背面の一部を切り欠いて設けられることから、背面側より直ちにカセットの種類を識別でき、この背面側の切り欠き部分を触れるだけでも容易に識別可能となる。
【0008】
さらに、テープ種類識別穴は、角穴として形成されていることから、円形穴として設けられる他の検出穴に対し、目視により一層容易に識別可能となる。
【0009】
さらにまた、テープ種類識別穴は、一対のテープリールの間の中心に位置して設けられたリールロック解除レバー挿入孔の左右両側に位置して設けられているので、カセット本体を射出成形するときの樹脂流れがよくなり成形性が向上する。
【0010】
すなわち、テープリール間の中心線上から樹脂を射出して成形したとき、樹脂は左右均等に流れる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明を適用した具体的な実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
本発明に係わるテープカセットは、図1に示すように、上ハーフ1と下ハーフ2とからなるカセット本体3と、上記カセット本体3内に回転自在に配設される一対のテープリール4,5と、これらテープリール4,5間に亘って巻装される磁気テープ6とを備える。
【0013】
カセット本体3を構成する上ハーフ1と下ハーフ2は、いずれも磁気テープ6が巻装された一対のテープリール4,5を回転可能に収納するに足る大きさに射出成形することによって一体に形成されてなる。これら上ハーフ1と下ハーフ2とは、互いの開口側を相対向させて突き合わせ結合することにより、カセット本体3を構成する。
【0014】
カセット本体3の上面3aには、当該カセット本体3内に収納される磁気テープ6の巻姿を外部から目視により確認できるように透明な窓部(図示は省略する。)が設けられている。なお、図1では、その透明窓部に相当する部分を破断して示してある。
【0015】
一方、カセット本体3の底面3bには、図2に示すように、テープリール4,5のハブ部の一部を外方に臨ませ、該テープリール4,5の回転を規制するためのハブ嵌合穴7,8が設けられている。これらハブ嵌合穴7,8は、巻取り側のテープリール4と供給側のテープリール5とそれぞれ相対向する位置に設けられ、これらテープリール4,5のハブ部の外径寸法と略同一径とされた円形状をなす穴として設けられている。
【0016】
また、カセット本体3の底面3bには、記録再生装置側に設けられる光検出機構を構成する発光素子がこのカセット本体3内に臨む発光素子挿入用孔9が設けられている。発光素子挿入用孔9は、記録再生装置側に設けられる発光素子と相対向する位置に円形の孔として形成されている。すなわち、発光素子挿入用孔9は、記録再生装置のテープ引出しピンが挿入されるカセット本体3の前面側に切り欠かれたテープ引き出し凹部10寄りであって、一対のテープリール4,5間に位置する略中央部に設けられている。
【0017】
さらに、カセット本体3の底面3bには、記録再生装置側に設けられるカセット位置決めピンが挿入係合し、記録再生装置に対するテープカセットの装着位置の位置決めを行うためのカセット位置決め孔11,12が設けられている。これらカセット位置決め孔11,12は、カセット本体3のテープ引出し凹部10寄りの開口両端縁部に円形状をなす孔と楕円形状をなす孔として形成されている。
【0018】
さらにまた、カセット本体3の底面3bには、このカセット本体3に収納される磁気テープ6の長さを検出するためのテープ長検出孔13が複数設けられている。これらテープ長検出孔13は、一方のハブ嵌合穴7に近接するカセット本体3のコーナー部分に小さな円形状をなす有底の止まり穴として形成されている。その反対側のカセット本体3のコーナー部分には、テープの種類を識別するための検出穴14が複数設けられている。これら検出穴14は、やはり小さな円形状をなす穴として形成されている。
【0019】
一対のテープリール4,5は、いずれも磁気テープ6が巻回される円筒状をなすハブ部と、このハブ部の片側にのみ設けられる円盤状をなすフランジ部(いずれも図示は省略する。)とを有してなる。これらテープリール4,5は、フランジ部が設けられる側のハブ部の一端部が、カセット本体3の底面3bに開設されたハブ嵌合穴7,8に臨むことによって枢支されている。これらテープリール4,5は、ハブ部の回転中心部を上ハーフ1に設けられたリール押さえバネ15,16によって軸方向に押圧されることにより、カセット本体3内でのがたつきが抑えられる。
【0020】
一対のテープリール4,5間に巻回された磁気テープ6は、各テープリール4,5のクランパーによって一端が固定された透明なリーダーテープの他端に接続されている。これら磁気テープ6とリーダーテープは、スプライステープと称される透明で薄く、一方の面に粘着層が形成された接続用テープによって接続されている。
【0021】
このように接続用テープによってテープリール4,5に巻回された磁気テープ6は、カセット本体3のテープ引出し凹部10の開口周縁部に設けられた半円弧状をなすテープガイド部材(図示は省略する。)にガイドされて、テープ引出し凹部10内を直線状に引き出されるようになっている。
【0022】
このテープ引出し凹部10内を走行する磁気テープ6は、記録再生装置に装着されない状態のときに塵埃や外力等から磁気テープ6を保護するための開閉蓋として機能するフロントリッド17とバックリッド18によって挟み込まれる形で覆われている。これらフロントリッド17とバックリッド18は、記録再生装置に装着されない状態のときには、磁気テープ6を挟み込む形でテープ引出し凹部10を覆い、記録再生装置に装着されると図1中矢印A方向に回動して磁気テープ6をテープ引出し凹部10内に露出させる。
【0023】
本発明においては、データ用のテープカセットとビデオ用のテープカセットを識別するために、データ用の磁気テープ6が収納されてなるテープカセットにのみ、テープ種類識別穴19,20が設けられている。これらテープ種類識別穴19,20は、カセット本体3の底面3bに位置し、当該カセット本体3の背面3cの一部を切り欠くようにして、一対のテープリール4,5の回転を防止するリールロック機構のリールロックを解除するリールロック解除レバーが挿入されるリールロック解除レバー挿入孔21の左右両側の対称な位置に設けられている。
【0024】
なお、リールロック解除レバー挿入孔21は、図2に示すように、カセット本体3の左右方向の中央部であって、カセット本体3内に配設された一対のテープリール4,5の間の中心に位置して設けられている。
【0025】
そして、一対のテープ種類識別穴19,20は、カセット本体3の底面3bからカセット本体3の背面3cに亘る一部を切り欠くようにして形成され、カセット本体3の底面3b側から見たとき、平面形状が略矩形状をなす角穴として形成されている。
【0026】
すなわち、一対のテープ種類識別穴19,20は、カセット本体3の底面3bと背面3cの接続部分であるエッジ部3dを削り取る形で、リールロック解除レバー挿入孔21の両側の左右対称な位置に平面略矩形状をなす角穴として形成されている。なお、カセット本体3のテープ種類識別穴19,20が設けられるリールロック解除レバー挿入孔21の両側部分は空洞部となっており、記録再生に何ら影響のない領域となっている。
【0027】
本発明において、テープ種類識別穴19,20の形状については、特に限定されることはないが、先のテープ長検出孔13や検出穴14のように円形のものと比較して直ちに目視により識別することができるような形状であればよい。また、テープ種類識別穴19,20の穴深さは、記録再生側の検出手段によって検出でき、且つ手で触れることによりテープ種類識別穴19,20があることが判れば特に限定されないが、カセット本体3の背面3cに設けられるラベルエリアにかからない程度であることが必要である。本実施例では、テープ種類識別穴19,20は、角穴形状とし、その穴深さは、カセット本体3の背面3cに設けられるラベルエリアの上面に至る位置までとした。
【0028】
このように、カセット本体3の背面3cの一部を切り欠くようにしてテープ種類識別穴19,20を設けたことにより、目視によりデータ用のカセットであることが直ちに識別できる。また、目の不自由な人であっても、カセット本体3のエッジ部3dに設けられるテープ種類識別穴19,20に触れるだけでデータ用のカセットであることを容易に識別できる。さらには、テープ種類識別穴19,20は、他の円形穴とされた検出穴13,14に対し、角穴として形成されていることから、テープカセットを裏返してみた瞬間にデータ用のカセットであることを識別することができる。
【0029】
本発明に係るテープカセットは、一対のテープ種類識別穴19,20をリールロック解除レバー挿入孔21の両側の左右対称な位置に設けているので、このような穴を複数設けた場合でも、カセット本体3を射出成形によって成形するときの樹脂の流れを阻害することなく成形することができる。また、このテープ種類識別穴19,20をリールロック解除レバー挿入孔21の両側の左右対称な位置に同一の形状として設けることにより、樹脂が収縮することによって生ずる歪みや捩じれの発生を防止でき、カセット基準面として機能するカセット本体3の底面3bの平坦度を高精度に維持できる。さらに、このテープ種類識別穴19,20をローディングする際の引掛け部として使用することもできる。
【0030】
【発明の効果】
上述したように、本発明は、カセット本体に設けられるデータ用途を識別するための一対のテープ種類識別穴を、カセット本体の底面であってカセット本体に収納された一対のテープリールの間の中心の左右両側の対称な位置にカセット本体の背面の一部を切り欠くように設けているので、このテープ種類識別穴を確認することにより、当該テープカセットがデータ用のテープカセットであるかビデオ用のテープカセットであるかを瞬時にして確実に識別することができる。
【0031】
特に、本発明は、一対のテープ種類識別穴を、カセット本体の底面に位置し、且つ、カセット本体に収納された一対のテープリールの間の中心に位置して設けられたリールロック解除レバー挿入孔の左右両側の対称な位置に設けているので、カセット本体を構成する合成樹脂からなる上下ハーフを射出成形によって成形するときの樹脂の流れを阻害することなく良好な成形を行うことができ、しかも、樹脂成形を行った後に樹脂が収縮することによって生ずる歪みや捩れの発生を防止でき、記録再生装置への装着基準面として機能するカセット本体の底面の平坦度を大幅に向上することができる。
【0032】
さらにまた、カートリッジ本体の底面から背面に亘る位置に形成される一対のテープ種類識別穴は、上記カセット本体の底面側からの深さが、上記カセット本体の背面に設けられるラベルエリアにかからない深さとされているので、ラベルエリアに段差等を発生させることがないので、安定してラベルを貼ることができ、しかも、ラベルエリアに貼着されるをラベルによって覆われることもないので、識別性が損なわれることもない。
【0033】
そして、テープ種類識別穴を角穴として形成することにより、通常円形穴として設けられる他の検出穴との対比において、一目して当該テープカセットがデータ用のテープカセットであるかビデオ用のテープカセットであるかを識別することができる。
【0034】
したがって、本発明を適用することにより、高精度に精度を維持して形成でき、しかも、ビデオ用とデータ用のテープカセットの識別を確実となし、誤ってビデオ用のテープカセットをデータ用として使用してしまうような誤使用を確実に防止でき、データ用のテープカセットに必要な記録データの記録欠落を生じさせることなく確実に記録するようにでき、使用するテープカセットの信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したテープカセットを上ハーフ側から見た斜視図である。
【図2】本発明を適用したテープカセットを下ハーフ側から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 上ハーフ、 2 下ハーフ、 3 カセット本体、 3b カセット本体の底面、 3c カセット本体の背面、 4,5 テープリール、 6 磁気テープ、 19,20 テープ種類識別穴

Claims (3)

  1. 合成樹脂を射出成形した上下ハーフからなるカセット本体と、
    上記カセット本体内に回転自在に配設される一対のテープリールと、
    これらテープリールの間に亘って巻回される磁気テープとを備えてなり、
    上記カセット本体の底面であって、上記カセット本体の背面側に位置する一方のコーナー部には、このカセット本体に収納される磁気テープの長さを検出するための複数の検出孔が設けられ、他方のコーナー部には、上記磁気テープの種類を識別するための複数の検出穴が設けられ、
    上記カセット本体の底面に位置し、且つ、上記一対のテープリールの間の中心の左右両側の対称な位置に上記カセット本体の背面の一部を切り欠くようにして設けられた当該テープカセットの用途を識別するための一対のテープ種類識別穴が設けられていることを特徴とするテープカセット。
  2. 上記一対のテープ種類識別穴は、角穴であることを特徴とする請求項1記載のテープカセット。
  3. 上記一対のテープ種類識別穴の上記カセット本体の底面側からの深さが、上記カセット本体の背面に設けられるラベルエリアにかからない深さとされていることを特徴とする請求項1記載のテープカセット。
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