JP3368109B2 - 電子写真用光受容部材 - Google Patents
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Description
いられる電子写真用光受容部材に関する。
受容層を形成する光導電材料は、次のような特性が要求
される。高感度であること、SN比(光電流(Ip)/暗電
流(Id))が高いこと、照射する電磁波のスペクトル特性
に適合した吸収スペクトルを有すること、光応答性が早
いこと、所望の暗抵抗値を有すること、使用時において
人体に対して無害であること等である。特に、光受容部
材が、事務機としてオフィスで使用される電子写真装置
内に組み込まれる場合は、上記の使用時における無害性
は重要である。
て、水素化アモルファスシリコンがあり、例えば、特公
昭60−35059号公報には電子写真用光受容部材と
しての応用が記載されている。
は、導電性支持体を50〜400℃に加熱し、この支持
体上に、真空蒸着法・スパッタリング法・イオンプレー
ティング法・熱CVD法・光CVD法・プラズマCVD
法等の成膜法によって、アモルファスシリコンからなる
光導電層を形成する。なかでもプラズマCVD法による
製造方法が好適であり、実用されている。このプラズマ
CVD法は、原料ガスを高周波又はマイクロ波グロー放
電によって分解し、導電性支持体上にアモルファスシリ
コンの堆積膜を形成するものである。
いては、ハロゲン原子を含むアモルファスシリコンから
なる光導電層を、導電性支持体上に形成した電子写真用
光受容部材が提案されている。この公報においては、ア
モルファスシリコンにハロゲン原子を1〜40原子%含
有させることによって、耐熱性が高くなり、且つ電子写
真用光受容部材の光導電層として良好な電気的・光学的
特性を得ることができるとしている。
抵抗値・光感度・光応答性等の電気的・光学的・光導電
的特性、及び耐湿性等の使用環境特性、さらには経時的
安定性について改善を図るため、シリコン原子を母体と
したアモルファス材料で構成された光導電層上に、シリ
コン原子及び炭素原子を含む非光導電性のアモルファス
材料で構成された表面障壁層を形成する技術が記載され
ている。
ルファスシリコン、炭素、酸素及び弗素を含有してなる
透光絶縁性オーバーコート層を積層した感光体に関する
の技術が記載されている。
層として、シリコン原子、炭素原子、及び41〜70原
子%の水素原子を構成要素として含む非晶質材料を用い
る技術が記載されている。
素を10〜40原子%含有し、赤外吸収スペクトルの2
100cm-1と2000cm-1の吸収ピークの吸収係数
比が0.2〜1.7である水素化アモルファスシリコン
を光導電層に用いることによって、高感度で高抵抗な電
子写真用感光体が得られることが記載されている。
写真用感光体の光導電層において光吸収スペクトルの指
数関数裾の特性エネエルギーを0.09eV以下にする
ことによって、残像現象のない高品質の画像を得る技術
が開示されている。
電層の作成中に支持体温度を変化させ、光導電層内で禁
止帯幅を変化させることによって、高抵抗であって光感
度領域の広い感光体を得る技術が開示されている。
導電層の膜厚方向にエネルギーギャップ状態密度を変化
させ、表層のエネルギーギャップ状態密度を1017〜1
019cm-3とすることによって、湿度による表面電位の
低下を防止する技術が開示されている。
開昭61−201481号公報には、水素含有量の異な
る水素化アモルファスシリコンを積層することによっ
て、暗抵抗が高く高感度の感光体を得る技術が開示され
ている。
は、アモルファスシリコン感光体の画像品質向上のため
に、感光体表面近傍の温度を30〜40℃に維持しなが
ら帯電・露光・現像・転写の画像形成行程を行うことに
よって、感光体表面での水分の吸着による表面抵抗の低
下、及びそれに伴って発生する画像流れを防止する技術
が開示されている。
材の暗抵抗値・光感度・光応答性等の光導電特性、使用
環境特性および耐久性が向上し、それに伴って画像品質
も向上してきた。
ファスシリコン材料(シリコン原子を母体とするアモル
ファス材料)で構成された光導電層を備えた従来の電子
写真用光受容部材は、光導電特性・使用環境特性・耐久
性の個々では性能の向上が図られてはいるが、総合的に
は不十分であり、さらに改良すべき余地があった。特
に、周囲温度の変化による電子写真特性(帯電能など)
の変動を抑えること(使用環境特性の改善)や、ブラン
クメモリー・ゴーストといった光メモリーを低減するこ
と(光導電特性の改善)、さらに画像濃度の均一性(い
わゆるガサツキ)の向上させることが求められている。
止するために、前記特開昭60−95551号公報に記
載されているように、ドラムヒーターによって感光体の
表面温度が40℃程度に保たれている。しかし従来の感
光体は、前露光キャリアや熱励起キャリアの生成に起因
する帯電能の温度依存性が大きいため、感光体が本来有
している帯電能よりも低い帯電能の状態で使用せざるを
得なかった。例えば、室温での使用時に比べて、40℃
程度に加熱されている状態では帯電能が100V程度低
下していた。
通電し、本装置を使用しない間(例えば、夜間など)に
帯電器のコロナ放電によるオゾン生成物が感光体表面へ
吸着することを防ぐことによって、この吸着に起因する
画像流れを防止していた。しかし現在では、省電力化の
ため、装置を使用しない間(例えば、夜間など)は通電
を極力行わないようになってきている。通電を行わず
に、連続複写を行うと、感光体周囲の温度が徐々に上昇
し、それにともなって帯電能が低下するため、複写中に
画像濃度が変わってしまうという問題が生じる。
すると、ブランク露光(トナーの節約のために行われる
露光であって、連続複写時の紙間における感光体への光
照射)の影響によって複写画像上に濃度差が生じたり
(「ブランクメモリー」という。)、前回の複写行程の
像露光による残像が次回の複写時の画像上に形成された
りしていた(「ゴ−スト」という。)。
置内の光学露光装置・現像装置・転写装置等の改良がな
された結果、電子写真装置の解像度が上がり、画像上に
おける微少な濃度ムラ、いわゆるガサツキが目立つ場合
があった。
ながらその温度依存性を低減し、且つブランクメモリー
・ゴーストといった光メモリーを抑制し、画像濃度の均
一性(いわゆるガサツキ)を向上させて、良好な画像品
質を与える電子写真用光受容部材を提供することであ
る。
を達成するために種々の検討を重ねた結果、本発明を完
成した。
ン原子を含有しシリコン原子を母体とするアモルファス
材料からなる光導電層を備えた電子写真用光受容部材に
おいて、光学的バンドギャップ(Eg)が1.70〜
1.82eV、及び、光子エネルギー(hν)を独立変
数とし光吸収スペクトルの吸収係数(α)を従属変数と
する式(I) lnα=(1/Eu)・hν+α1 (I) で表される関数の直線関係部分(指数関数裾)から得ら
れる特性エネルギー(Eu)が50〜65meVである第
1の層領域と、Egが1.78〜1.85eV及びEu
が50〜60meVである第2の層領域とを有し、且つ、
第1の層領域のEgが第2の層領域のEgより小さく、
第1の層領域のEuが第2の層領域のEuより大きい光
導電層を備え、さらにこれらの層領域が積層しているこ
とを特徴とする電子写真用光受容部材に関する。
ン原子の含有量(Ch)が、第1の層領域で10〜30
原子%、第2の層領域で20〜40原子%であり、且
つ、第1の層領域のChが第2の層領域のChより小さ
い第1の発明のの電子写真用光受容部材に関する。
に対する第2の層領域の1つの厚さの比が0.003〜
0.15である第1又は第2の発明の電子写真用光受容
部材に関する。
領域をそれぞれ1つずつ有し、第1の層領域上に第2の
層領域が積層された光導電層を備えた第1、第2又は第
3の発明の電子写真用光受容部材に関する。
領域をそれぞれ1つずつ有し、第2の層領域上に第1の
層領域が積層された光導電層を備えた第1、第2又は第
3の発明の電子写真用光受容部材に関する。
層領域を2つ有し、第2の層領域上に第1の層領域が積
層され、その第1の層領域上に第2の層領域が積層され
た光導電層を備えた第1、第2又は第3の発明の電子写
真用光受容部材に関する。
性を与える周期律表第IIIb族又はn型伝導特性を与え
る第Vb族に属する少なくとも1種の原子を含有する第
1〜6のいずれかの発明の電子写真用光受容部材に関す
る。
・窒素の少なくとも1種の原子を含有する第1〜7のい
ずれかの発明の電子写真用光受容部材に関する。
とも1種の原子を含有し、シリコン原子を母体とするア
モルファス材料からなる表面層が、光導電層上に積層さ
れた第1〜8のいずれかの発明の電子写真用光受容部材
に関する。
〜3μmである第9の発明の電子写真用光受容部材に関
する。
くとも1種の原子、及びp型伝導特性を与える周期率表
第IIIb族又はn型伝導特性を与える第Vb族に属する
少なくとも1種の原子を含有し、シリコン原子を母体と
するアモルファス材料からなる電荷注入阻止層が設けら
れ、この電荷注入阻止層上に光導電層が積層された第9
又は第10の発明の電子写真用光受容部材に関する。
0.1〜5μmである第11の発明の電子写真用光受容
部材に関する。
50μmである第1〜12のいずれかの発明の電子写真
用光受容部材に関する。
アモルファス材料」を「アモルファスシリコン材料」と
も表記し、「水素原子又は/及びハロゲン原子を含有し
シリコン原子を母体とするアモルファス材料」を「a−
Si:X」とも表記する。また、「水素原子を含有する
アモルファスシリコン」を「水素化アモルファスシリコ
ン」と、「ハロゲン原子を含有するアモルファスシリコ
ン」を「ハロゲン化アモルファスシリコン」と表記し、
これらは「a−Si:X」の表記に含まれる。
子又は/及びハロゲン原子を含有しシリコン原子を母体
とするアモルファス材料からなる光導電層を備える。
原子を含有することが必要である。また、水素原子とハ
ロゲン原子の両方を含有してもよい。このようにするこ
とで、シリコン原子の未結合手を補償し、層の品質向
上、特に光導電性および電荷保持特性を向上させること
ができる。
ゲン原子含有量(Ch)は、第1の層領域では10〜3
0原子%、第2の層領域では20〜40原子%であり、
且つ、第1の層領域のChが第2の層領域のChより小
さいことが望ましい。より好ましくは第1の層領域では
15原子%以上25原子%未満、第2の層領域では25
原子%以上35原子%以下である。
含有量(Ch)」とは、光導電層の形成時に水素原子の
みを導入した場合は「水素原子の含有量」を、ハロゲン
原子のみを導入した場合は「ハロゲン原子の含有量」
を、水素原子及びハロゲン原子をともに導入した場合は
「水素原子の含有量とハロゲン原子の含有量との和」を
いう。また、単位「原子%」は、水素原子又は/及びハ
ロゲン原子とシリコン原子との合計量に対する比率であ
る。
ャップ(Eg)は、第1の層領域では1.70〜1.8
2eV、第2の層領域では1.78〜1.85eVであ
り、且つ、第1の層領域のEgが第2の層領域のEgよ
り小さいことが必要である。好ましくは、第1の層領域
では1.75eV以上1.80eV未満、第2の層領域で
は1.80eV以上1.83eV以下である。
ネルギー(hν)を独立変数とし光吸収スペクトルの吸
収係数(α)を従属変数とする式(I) lnα=(1/Eu)・hν+α1 (I) で表される関数の直線関係部分(指数関数裾)から得ら
れる特性エネルギー(Eu)が、第1の層領域では50
〜65meV、第2の層領域では50〜60meVであり、
且つ、第1の層領域のEuが第2の層領域のEuより大
きいことが必要である。好ましくは、第1の層領域では
55meVを超え65meV以下であり、第2の層領域では
50meV以上55meV以下である。
ドギャップ光吸収スペクトルの1例を示す。横軸には光
子エネルギー(hν)を、縦軸には光吸収スペクトルの
吸収係数(α)の対数(lnα)をとっている。このス
ペクトルは大きく2つの部分に分けることができる。す
なわち、吸収係数(α)が光子エネルギー(hν)に対
して指数関数的に変化する、すなわちlnαがhνに対
して直線的に変化する部分B(「指数関数裾」または
「アーバックテイル」という。)と、lnαがhνに対
してより緩やかな依存性を示す部分Aである。
側のテイル準位から伝導帯への光学遷移に起因する光吸
収に対応し、吸収係数(α)の光子エネルギー(hν)
に対する指数関数的依存性は次式(II)で表される。
両辺の対数をとると前記の式(I)となる。
u)の逆数(1/Eu)が、図4の部分Bの傾きを示
す。Euは価電子帯側のテイル準位の指数関数的エネル
ギー分布の特性エネルギーに相当するため、Euが小さ
ければ価電子帯側のテイル準位が少ないことを意味す
る。
定には、一般に、深準位分光法、等温容量過渡分光法、
光熱偏向分光法、光音響分光法、一定光電流法等が用い
られる。中でも、一定光電流法(Constant Photocurren
t Method:以下「CPM」と表す。)が有用である。
写真特性および経済的効果等を考慮して適宜決定され、
20〜50μmが適当であり、好ましくは23〜45μ
m、より好ましくは25〜40μmである。厚さが20
μmより薄くなると、帯電能や感度等の電子写真特性が
実用上不十分となり、50μmより厚くなると、光導電
層の作成時間が長くなり製造コストが高くなる。
ては、光導電層全体の厚さ(第1の層領域の厚さ+第2
の層の厚さ)の比1に対して、第2の層領域の1つの厚
さの比が0.003〜0.15であることが望ましい。
第2の層領域の1つの厚さの比が0.003より小さい
と、電荷の注入阻止性能が不十分となり、また特に第2
の層領域を表面層側に位置させたときには、前露光や像
露光の長波長成分を充分に吸収することができず、帯電
能の温度依存性や光メモリーの低減効果を十分に発揮す
ることができない。一方0.15より大きいと、第2の
層領域として満足できる膜質を得るためには、現状では
堆積速度を第1の層領域よりも若干小さくすることが必
要なため、光導電層の形成時間が長くなり製造コストが
高くなる。
の説明図(断面図)を示す。図1(a)の光導電層(1
1)は、第1の層領域及び第2の層領域をそれぞれ1つ
ずつ有し、第1の層領域(1)上に第2の層領域(2
a)が積層された層構造を有する。図1(b)の光導電
層(11)は、第1の層領域及び第2の層領域をそれぞ
れ1つずつ有し、第2の層領域(2b)上に第1の層領
域(1)が積層された層構造を有する。図1(c)の光
導電層(11)は、第1の層領域を1つ第2の層領域を
2つ有し、第2の層領域(2b)上に第1の層領域
(1)が積層され、その第1の層領域(1)上に第2の
層領域(2a)が積層された層構造を有する。なお、1
0は支持体を示す。
の温度依存性、及び光メモリーを低減することができ本
発明の目的の達成が可能となる。さらに、図1(b)の
層構造にすることによって、上記効果に加えて、ガサツ
キ(画像特性としてのベタ黒画像による濃度分布)の点
でも改善される。図1(c)の層構造は、図1(a)の
層構造と図1(b)の層構造をともに有するため、同様
に上記効果に加えてガサツキも改善される。
積法によって行われる。具体的には、例えばグロー放電
法(低周波CVD法・高周波CVD法・マイクロ波CV
D法等の交流放電CVD法や、直流放電CVD法な
ど)、スパッタリング法、真空蒸着法、イオンプレーテ
ィング法、光CVD法、熱CVD法等の種々の薄膜堆積
法によって行うことができる。これらの薄膜堆積法は、
製造条件、設備資本投資の負荷程度、製造規模、光受容
部材に所望される特性等の要因によって適宜選択され
る。なかでも、所望の特性を有する光受容部材を製造す
るにあたって、製造条件の制御が比較的容易であるグロ
ー放電法、特にRF帯又はVHF帯の電源周波数を用い
た高周波グロー放電法が好適である。
には、基本的にはシリコン原子を供給し得る原料ガス
と、水素原子又は/及びハロゲン原子を供給し得る原料
ガスとを、減圧が可能な反応容器内に所望のガス状態で
導入し、次いで反応容器内にグロー放電を生起させ、あ
らかじめ所定の位置に設置された支持体上に光導電層を
形成する。
H4、Si2H6、Si3H8、Si4H10等のガス状又はガ
ス化し得る水素化珪素などのシラン類が有効に使用され
る。層形成時の取り扱い易さ、Si供給効率のよさ等の
点でSiH4又はSi2H6が好ましい。
ス、H2とHeの混合ガス、又は水素原子を含む珪素化
合物のガス等を、上記原料のガスに必要量混合して行
う。これにより、光導電層中への水素原子の導入割合の
制御が一層容易になる。
例えばハロゲンガスや、ハロゲン化物、ハロゲンを含む
ハロゲン間化合物、ハロゲンで置換されたシラン誘導体
等のガス状又はガス化し得るハロゲン化合物が好まし
い。また、ガス状又はガス化し得るハロゲン原子含有水
素化珪素化合物も有効なものとして挙げられる。具体的
にはハロゲン間化合物として、弗素ガス(F2)、Br
F、ClF、ClF3、BrF3、BrF5、IF3、IF
7等が挙げることができる。また、ハロゲン原子を含む
珪素化合物、いわゆるハロゲン原子で置換されたシラン
誘導体としては、SiF4、Si2F6等の弗化珪素を挙
げることができる。
いし、2種以上を混合して用いてもよい。
びハロゲン原子の量を制御するには、例えば、支持体の
温度、水素原子又は/及びハロゲン原子を供給する原料
物質の反応器内への導入量、放電電力等を調整する。ま
た、上記の原子導入用の原料物質は、必要に応じてH2
やHe、あるいはH2とHeの混合ガス(希釈ガス)で
希釈して使用される。
て、伝導性を制御する原子を含有させることが好まし
い。
止層中に全体にわたって含有され、且つ濃度分布も均一
にする必要があるが、層厚方向には、濃度分布が不均一
な部分があってもよい。ただし、濃度分布が不均一な部
分がある場合でも、支持体の表面に対して平行な面内方
向においては、上記原子が全体的に含有され且つ均一な
濃度分布であることが効果の均一化を図る点から必要で
ある。
野における、いわゆる不純物を挙げることができ、p型
伝導特性を与える周期律表第IIIb族に属する原子(以
下「第IIIb族原子」という。)又はn型伝導特性を与
える周期律表第Vb族に属する原子(以下「第Vb族原
子」という。)を用いることができる。これらのなかで
少なくとも1種の原子を用いる。すなわち、1種単独で
用いてもよいし2種以上の原子を混合して用いてもよ
い。
ルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、インジウム
(In)、タリウム(Tl)等が挙げられ、特にB、A
l、Gaが好適である。第Vb族原子としては燐
(P)、砒素(As)、アンチモン(Sb)、ビスマス
(Bi)等が挙げられ、特にP、Asが好適である。
量は、1×10-2〜1×102原子ppmが適当であり、好
ましくは5×10-2〜50原子ppm、より好ましくは1
×10-1〜10原子ppmである。さらに、第1の層領域
中の含有量より第2の層領域中の含有量を多くすること
が好ましい。
的に導入するには、前記導電層の形成の際に、伝導性を
制御する原子の導入用の原料物質をガス状態で、光導電
層を形成するための他の原料ガス(前述)と共に反応器
へ導入すればよい。
としては、常温常圧でガス状であるか、又は少なくとも
層形成条件下で容易にガス化し得るものが望ましい。そ
のような前記第IIIb族原子の導入用の原料物質は、硼
素原子導入用としては、B2H 6、B4H10、B5H9、B5
H11、B6H10、B6H12、B6H14等の水素化硼素、B
F3、BCl3、BBr3等のハロゲン化硼素などが挙げ
られる。その他、AlCl3、GaCl3、Ga(C
H3)3、InCl3、TlCl3等を挙げることができ
る。また、前記第Vb族原子の導入用の原料物質は、燐
原子導入用としては、PH3、P2H4等の水素化燐、P
H4I、PF3、PF5、PCl3、PCl5、PBr 3、P
Br5、PI3等のハロゲン化燐などが挙げられる。その
他、AsH3、AsF3、AsCl3、AsBr3、AsF
5、SbH3、SbF3、SbF5、SbCl3、SbC
l5、BiH3、BiCl3、BiBr3等も有効なものと
して挙げることができる。
入用の原料物質は、必要に応じてH 2やHe、あるいは
H2とHeの混合ガス(希釈ガス)で希釈して使用して
もよい。
素・窒素の少なくとも1種の原子を含有させることも有
効である。
のシリコン原子と炭素原子・酸素原子・窒素原子との和
に対して1×10-5〜10原子%が適当であり、好まし
くは1×10-4〜8原子%、より好ましくは1×10-3
〜5原子%である。
は、光導電層中に全体にわたって含有され、且つ濃度分
布も均一にする必要があるが、層厚方向には、濃度分布
が不均一な部分があってもよい。ただし、濃度分布が不
均一な部分がある場合でも、支持体の表面に対して平行
な面内方向においては、上記原子が全体的に含有され且
つ均一な濃度分布であることが効果の均一化を図る点か
ら必要である。
4、C2H2、C2H6、C3H8、C4H 10等のガス状又はガ
ス化し得る炭化水素が有効なものとして挙げらる。なか
でも、層作成時の取り扱い易さ、Si供給効率のよさ等
の点でCH4、C2H2、C2H 6がより好ましい。また、
これらの炭素原子を供給し得る原料のガスを、必要に応
じてH2、He、Ar、Ne等のガスにより希釈して使
用してもよい。
は、NH3、NO、N2O、NO2、O2、CO、CO2、
N2等のガス状又はガス化し得るものが挙げられる。ま
た、これらの原料のガスを、必要に応じてH2、He、
Ar、Ne等のガスにより希釈して使用してもよい。
性を有する光導電層を形成するには、Siを供給し得る
原料ガス(以下「Si供給用ガス」という。)と希釈ガ
スとの混合比、反応容器内のガス圧、放電電力および支
持体温度等を適宜設定することが必要である。
H2とHeとの混合ガスの流量は、光導電層の設計にし
たがって適宜最適範囲が選択されるが、Si供給用ガス
に対し希釈ガスを、通常3〜20倍、好ましくは4〜1
5倍、より好ましくは5〜10倍の範囲で混合する。
って適宜最適範囲がが選択されるが、通常1×10-4〜
10Torr(1.333×10-2〜1.333×103P
a)が適当であり、好ましくは5×10-4〜5Torr
(6.665×10-2〜6.665×102Pa)、より
好ましくは1×10-3〜1Torr(1.333×10-1〜
1.333×102Pa)である。
適宜最適範囲が選択され、Si供給用ガスの流量に対す
る放電電力の比(W/SCCM)を、好ましくは3〜8、より
好ましくは4〜6の範囲に設定する。さらには、第2の
層領域の形成におけるSi供給用ガスの流量に対する放
電電力の比を、第1の層領域の形成における比より大き
くし、いわゆるフローリミット領域で形成することが好
ましい。
好ましくは230〜330℃、より好ましくは250〜
300℃に設定する。
比、反応容器内のガス圧、放電電力および支持体温度の
望ましい条件範囲は、独立的に別々に決められるもので
はなく、所望の特性を有する電子写真用光受容部材を形
成するために、相互的かつ有機的関連性に基づいて最適
条件が適宜決定される。
性支持体、又は電気絶縁性部材の少なくとも光導電層を
形成する側の表面を導電処理した支持体を用いてもよ
い。導電性支持体としては、Al、Cr、Mo、Au、
In、Nb、Te、V、Ti、Pt、Pd、Fe等の金
属、及びこれらの合金、例えばステンレス等が挙げられ
る。また、導電処理した支持体の電気絶縁性部材として
は、ポリエステル、ポリエチレン、ポリカーボネート、
セルロースアセテート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ポリアミド等の合成樹脂のフィル
ム、又はシート、ガラス、セラミックス等が挙げられ
る。
は、平滑若しくは凹凸のある表面を有する円筒状または
無端ベルト状等に形成される。この支持体の厚さは、所
望により適宜決定するが、電子写真用光受容部材として
可撓性が要求される場合には、支持体としての機能が充
分発揮できる範囲内で可能な限り薄くする。ただし、支
持体の製造および取り扱い上から、機械的強度を考慮し
て、少なくとも10μm以上の厚さとするのが通常であ
る。
ザー光等の可干渉性光を用いて像記録を行う場合には、
支持体の表面に凹凸を設けてもよい。これにより、可視
画像において現われる、いわゆる干渉縞模様による画像
不良をより効果的に解消することができる。支持体の表
面に設けられるこの凹凸は、特開昭60−168156
号公報、同60−178457号公報、同60−225
854号公報等に記載された公知の方法により形成され
る。
表面に複数の球状痕跡窪みによる凹凸形状を設けてもよ
い。この凹凸形状は、支持体の表面が光受容部材に要求
される解像力よりも微少な凹凸を有している。このよう
な凹凸形状は、特開昭61−231561号公報に記載
された公知の方法により形成される。
上には、炭素・酸素・窒素の少なくとも1種の原子を含
有し、シリコン原子を母体とするアモルファス材料から
なる表面層を積層することが望ましい。
は、表面層中に全体にわたって含有され、且つ濃度分布
も均一にする必要があるが、層厚方向には、濃度分布が
不均一な部分があってもよい。ただし、濃度分布が不均
一な部分がある場合でも、支持体の表面に対して平行な
面内方向においては、上記原子が全体的に含有され且つ
均一な濃度分布であることが効果の均一化を図る点から
必要である。
用光受容部材の層構造(断面図)を示した。支持体(1
0)の表面上に光導電層(11)が積層され、この導電
層上に表面層(12)が積層されている。なお光導電層
(11)は、図2では第1の層領域(1)の上に第2の
層領域(2a)が積層されているが(図1(a)参
照)、図1(b)や図1(c)のような層構造であって
もよい。
01〜3μmが適当であり、好ましくは0.05〜2μ
m、より好ましくは0.1〜1μmである。0.01μ
mよりも薄いと電子写真用光受容部材の使用中に摩耗等
によって表面層が即座に消失し、3μmを超えると残留
電位の増加等、電子写真特性が低下する。
に耐湿性、連続繰り返し使用特性、電気的耐圧性、使用
環境特性、耐久性等を向上させるために設けられる。な
お、この表面層は、光導電層と同様なシリコン原子を母
体とするアモルファス材料を用いて形成するため、積層
界面においても化学的及び構造的な安定性を十分に有し
ている。
シリコン原子を母体とするアモルファス材料(アモルフ
ァスシリコン材料)であればいずれの材質でもよいが、
例えば、水素原子又は/及びハロゲン原子を含有するア
モルファスシリコン材料(a−Si:X)を用いること
が望ましい。さらには、炭素・酸素・窒素の少なくとも
1種の原子を含有したa−Si:Xを用いることがより
好ましい。なかでも、炭素を含有したa−Si:Xが最
も好ましい。この炭素を含有したa−Si:Xを主成分
として表面層を形成する場合、表面層中の炭素量は、シ
リコン原子数と炭素原子数の和に対して30原子%から
90原子%の範囲が好ましい。
ハロゲン原子を含有することが必要である。また、水素
原子とハロゲン原子の両方を含有してもよい。水素原子
を含有させる場合は、水素原子の含有量を、構成原子の
総量に対して30〜70原子%にすることが適当であ
り、好ましくは35〜65原子%、より好ましくは40
〜60原子%にする。ハロゲン原子を含有させる場合
は、ハロゲン原子の含有量を、構成原子の総量に対して
0.01〜15原子%にすることが適当であり、好まし
くは0.1〜10原子%、より好ましくは0.6〜4原
子%にする。
結合手を補償し、層の品質向上、特に光導電性および電
荷保持特性を向上させることができる。
がある、例えば、自由表面から電荷の注入による帯電特
性の低下や、高湿度などの使用環境のもとで表面構造が
変化することによる帯電特性の変動、コロナ帯電時や光
照射時に光導電層から表面層へ電荷が注入されて前記表
面層中の欠陥に電荷がトラップされることによる繰り返
し使用時の残像現象などがある。これらの問題は、表面
層中に存在する欠陥(主にシリコン原子や炭素原子のダ
ングリングボンド)等に起因することが知られている。
させ、水素原子の含有量を30〜70原子%に制御する
ことによって、表面層内の欠陥が大幅に減少し、その結
果、電気的特性および高速連続使用時の特性が向上す
る。ただし、水素原子の含有量が30原子%未満である
と上記効果は十分に発揮されず、一方70原子%を超え
ると、表面層の硬度が低下するために繰り返し使用に耐
えられなくなる。表面層中の水素原子の含有量は、後述
の製造時において、原料ガスの流量及び比率、支持体の
温度、放電パワー、ガス圧等によって制御できる。
せ、ハロゲン原子の含有量を0.01〜15原子%に制
御することによって、表面層中のシリコン原子と炭素原
子との結合の形成をより効果的に達成することが可能に
なる。さらに、表面層中のハロゲン原子は、コロナ放電
等によるシリコン原子と炭素原子との結合の切断を効果
的に防止することができる。ただし、ハロゲン原子の含
有量が0.01原子%未満であったり15原子%を超え
たりすると上記の効果は十分に発揮されない。さらに、
15原子%を超えた場合は、過剰のハロゲン原子が表面
層中のキャリアの走行性を阻害するため、残留電位や画
像メモリーが顕著になってくる。表面層中のハロゲン原
子の含有量は、水素原子の含有量の制御と同様に、原料
ガスの流量及び比率、支持体の温度、放電パワー、ガス
圧等によって制御できる。
の光導電層の形成方法と同様にして行うことができる。
例えば、グロー放電法によって炭素原子を含有したa
−Si:Xからなる表面層を形成する場合は、通常、シ
リコン原子を供給し得る原料ガスと、炭素原子を供給し
得る原料ガスと、水素原子又は/及びハロゲン原子を供
給し得る原料ガスとを、減圧が可能な反応容器内に所望
のガス状態で導入し、次いで反応容器内にグロー放電を
生起させ、あらかじめ所定の位置に設置された光導電層
が形成された支持体上の光導電層上に表面層を形成す
る。
原子を供給し得る原料は、前述の光導電層の場合と同様
である。水素原子を供給し得る原料としては、H2ガ
ス、H2とHeの混合ガス、又は水素原子を含む珪素化
合物のガス等を用いる。これらの原料ガスは、他の原料
ガスに必要量混合して用いる。これにより、光導電層中
への水素原子の導入割合の制御が一層容易になる。ハロ
ゲン原子を供給し得る原料は、前記光導電層と同様なも
のを用いることができる。以上の原料ガスは、それぞれ
1種単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いて
もよい。
ハロゲン原子の量を制御するには、前記光導電層の場合
と同様にして行うことができる。
と同様に、伝導性を制御する原子を含有させることが好
ましい。
全体にわたって含有され、且つ分布濃度も均一する必要
があるが、層厚方向には、分布濃度が不均一な部分があ
ってもよい。ただし、分布濃度が不均一な部分がある場
合でも、支持体の表面に対して平行な面内方向において
は、上記原子が全体的に含有され且つ均一な濃度分布で
あることが効果の均一化を図る点から必要である。
は、1×10-3〜1×103原子ppmが適当であり、好ま
しくは1×10-2〜5×102原子ppm、より好ましくは
1×10-1〜1×102原子ppmである。
料物質、及び表面層への導入方法については、前述の光
導電層の場合と同様である。
性を有する表面層を形成するには、Si供給用ガスと希
釈ガスとの混合比、反応容器内のガス圧、放電電力、支
持体温度等を適宜設定することが必要である。反応容器
内のガス圧及び支持体温度については、前記光導電層の
場合と同様に設定する。
表面層の形成は、その要求される特性に応じて注意深く
形成する。すなわち、シリコン原子、炭素・酸素・窒素
の少なくとも1種の原子、水素原子又は/及びハロゲン
原子を構成要素とする表面層は、その形成条件によっ
て、構造的には結晶からアモルファスまでの形態をと
り、電気物性的には導電性から半導体性、そして絶縁性
にわたる性質を有し、さらには光導電性から非光導電性
にわたる性質をも有する。したがって、形成条件の選択
を厳密に行うことによって、所望の特性を有する表面層
を形成することができる。例えば、表面層を、耐圧性の
向上を主な目的として設ける場合は、使用環境において
電気絶縁的挙動の顕著なアモルファスとする。また、連
続繰り返し使用特性や使用環境特性の向上を主な目的と
する場合は、上記の電気絶縁性の度合いがある程度緩和
された、照射光に対してある程度の感度を有するアモル
ファスとする。
層と表面層との間に、炭素原子・酸素原子・窒素原子の
含有量を表面層より減らしたブロッキング層(下部表面
層)を設けてもよい。これにより、帯電能等の特性をさ
らに向上させることができる。
近の領域に、炭素原子・酸素原子・窒素原子の含有量が
光導電層方向へ減少する領域を設けてもよい。これによ
り、表面層と光導電層との密着性が向上し、光キャリア
の表面への移動がスムーズになるとともに、光導電層と
表面層との界面における光の反射による干渉が低減す
る。
は、炭素・酸素・窒素の少なくとも1種の原子、及び伝
導性を制御する原子を含有し、シリコン原子を母体とす
るアモルファス材料からなる電荷注入阻止層が設けら
れ、この電荷注入阻止層上に光導電層が積層されている
ことが望ましい。すなわち、導電性支持体と光導電層と
の間に、導電性支持体側からの電荷の注入を阻止する働
きのある電荷注入阻止層を設けると、本発明の目的の達
成に対してより一層の効果が発現する。その際、表面層
の有無については制限はないが、光導電層上に表面層を
積層することがより望ましい。
えた本発明の電子写真用光受容部材の層構造(断面図)
を示す。支持体(10)の表面上に電荷注入阻止層(1
3)が設けられ、この電荷注入阻止層(13)上に光導
電層(11)が積層され、この導電層上に表面層(1
2)が積層されている。なお光導電層(11)は、図3
では第1の層領域(1)の上に第2の層領域(2a)が
積層されているが(図1(a)参照)、図1(b)や図
1(c)のような層構造であってもよい。
通常0.1〜5μmが適当であり、好ましくは0.3〜
4μm、より好ましくは0.5〜3μmである。0.1
μmよりも薄くすると電荷注入阻止層の効果は十分発現
せず、一方5μmより厚くしても電子写真特性の所望の
向上はなく、形成時間の延長による製造コストの増加を
招くだけである。
極性の帯電処理を電子写真用光受容部材が受けた際は、
支持体側から光導電層側へ電荷が注入されるのを阻止し
するが、前記の極性と逆の帯電処理を受けた際にはその
ような機能は発揮しないという極性に依存する機能をも
つ。
注入阻止層中へ伝導性を制御する原子を含有させる必要
がある。また、光導電層中にもこの伝導性を制御する原
子を含有させる場合には、電荷注入阻止層中のその含有
量を光導電層の含有量に対して多くする必要がある。
止層中に全体にわたって含有され、且つ濃度分布も均一
にする必要があるが、層厚方向には、濃度分布が不均一
な部分があってもよい。この濃度分布が不均一な部分
は、支持体側の領域に多く分布させることが好ましい。
ただし、濃度分布が不均一な部分がある場合でも、支持
体の表面に対して平行な面内方向においては、上記原子
が全体的に含有され且つ均一な濃度分布であることが効
果の均一化を図る点から必要である。
は、10〜1×104原子ppmが適当であり、好ましくは
50〜5×103原子ppm、より好ましくは1×102〜
3×103原子ppmである。
料物質、及び電荷注入阻止層中への導入方法について
は、前述の光導電層の場合と同様である。
素・酸素・窒素の少なくとも1種の原子を含有させるこ
とも有効である。
止層中のシリコン原子と炭素原子・酸素原子・窒素原子
との和に対して1×10-3〜30原子%が適当であり、
好ましくは5×10-3〜20原子%、より好ましくは1
×10-2〜10原子%である。
は、電荷注入阻止層中に全体にわたって含有され、且つ
濃度分布も均一にする必要があるが、層厚方向には、濃
度分布が不均一な部分があってもよい。ただし、濃度分
布が不均一な部分がある場合でも、支持体の表面に対し
て平行な面内方向においては、上記原子が全体的に含有
され且つ均一な濃度分布であることが効果の均一化を図
る点から必要である。
素・酸素の少なくとも一種の原子を含有させることによ
って、この電荷注入阻止層に直接接触して設けられる他
の層との密着性をより向上させることができる。
材料としては、上記の原子を必要により含有する、シリ
コン原子を母体とするアモルファス材料(アモルファス
シリコン材料)を用いる。このアモルファスシリコン材
料としては、水素原子又は/及びハロゲン原子を含有す
るアモルファスシリコン材料(a−Si:X)を用いる
ことが望ましい。層内の水素原子又は/及びハロゲン原
子の効果は、前述の光導電層及び表面層の場合と同様で
ある。
ロゲン原子の含有量は、シリコン原子と水素原子又は/
及びハロゲン原子との合計量に対して1〜50原子%が
適当であり、好ましくは5〜40原子%、より好ましく
は10〜30原子%とする。
原子を供給し得る原料は、前述の光導電層の場合と同様
である。水素原子を供給し得る原料としては、H2ガ
ス、H2とHeの混合ガス、又は水素原子を含む珪素化
合物のガス等を用いる。これらの原料ガスは、他の原料
のガスに必要量混合して用いる。これにより、電荷注入
阻止層中への水素原子の導入割合の制御が一層容易にな
る。ハロゲン原子を供給し得る原料は、前記光導電層の
場合と同様なものを用いることができる。以上の原料ガ
スは、それぞれ1種単独で用いてもよいし、2種以上を
混合して用いてもよい。
前記の薄膜堆積法により光導電層の形成の場合と同様に
して行う。
性を有する電荷注入阻止層を形成するには、Si供給用
ガスと希釈ガスとの混合比、反応容器内のガス圧、放電
電力、支持体温度等を適宜設定することが必要である。
放電電力については、Si供給用ガスの流量に対する放
電電力の比を、通常0.5〜8にすることが適当であ
り、好ましくは0.8〜7、より好ましくは1〜6に設
定する。Si供給用ガスと希釈ガスとの混合比、反応容
器内のガス圧および支持体温度については前記光導電層
の場合と同様に設定する。
ニウム原子、シリコン原子、水素原子又は/及びハロゲ
ン原子が層厚方向に不均一な分布状態(支持体側でアル
ミニウム原子が主であり、徐々にシリコン原子が主にな
る。)であることが望ましい。このようにすると、支持
体と光導電層(特に電荷注入素子層)との界面の密着性
が向上して微少な剥がれやクラックの発生が起きにくく
なると共に、組成が徐々に変化することにより光導電層
から支持体へのキャリアの流れがスムーズなり、画像の
品質が向上する。
注入阻止層を設けた場合はこの電荷注入阻止層と支持体
との間に密着層を設けてもよい。この密着層によって、
支持体への密着性が一層向上する。このような密着層
は、例えば、Si3N4・SiO 2・SiO・シリコン原
子等を母体とするアモルファス材料であって、水素原子
又は/及びハロゲン原子と、炭素・酸素・窒素の少なく
とも1種の原子とを含むアモルファス材料で構成され
る。
荷注入阻止層を設けた場合はこの電荷注入阻止層と支持
体との間に光吸収層(IR吸収層等)を設けてもよい。
この光吸収層によって、支持体からの反射光による干渉
縞模様の発生を防止することができる。
成するための装置、及びその装置を用いた上記の各層の
形成方法について説明する。
周波数としてRF帯を用いた高周波プラズマCVD法
(以下「RF−PCVD法」と表す。)に用いられる製
造装置の1例を示した。図5に示す製造装置の構成は以
下の通りである。
100)、原料ガス供給装置(5200)、反応容器
(5101)内を減圧にするための排気装置(不図示)
から構成されている。堆積装置(5100)中の反応容
器(5101)内には円筒状支持体(5102)、支持
体加熱用ヒーター(5103)、原料ガス導入管(51
04)が設置されている。さらに反応容器(5101)
には、高周波マッチングボックス(5105)が接続さ
れている。
る発熱体を用いればよく、支持体加熱用ヒーターとして
具体的には、シース状ヒーターの巻付けヒーター、板状
ヒーター、セラミックヒーター等の電気抵抗発熱体、ハ
ロゲンランプ・赤外線ランプ等の熱放射ランプ発熱体、
液体や気体等を熱媒とした熱交換手段による発熱体等が
挙げられる。加熱手段の表面材質は、ステンレス・ニッ
ケル・アルミニウム・銅等の金属類、セラミックス、耐
熱性高分子樹脂等を使用することができる。これら以外
の方法として、反応容器以外に加熱専用の容器を設け、
そこで一旦、加熱した後、反応容器内へ支持体を搬送す
る方法を用いてもよい。
ンベ(5201〜5206)、それぞれのボンベに対応
する圧力調整器(5251〜5256)及びラインのバ
ルブ(5211〜5216、5221〜5226、52
31〜5236)、並びにマスフローコントローラ(5
241〜5246)から構成される。各原料ガスのボン
ベのラインは、補助バルブ(5261)を介し原料ガス
配管(5106)を通じて反応容器(5101)内のガ
ス導入管(5104)に接続されている。
による膜の形成は、例えば以下のように行なうことがで
きる。
持体(5102)を設置し、不図示の排気装置(例えば
真空ポンプ)により反応容器(5101)内を排気す
る。続いて、支持体加熱用ヒーター(5103)により
円筒状支持体(5102)の温度を200〜350℃の
所定の温度に制御する。好ましくは230〜330℃、
より好ましくは250〜310℃に設定する。
(5101)に流入させるために、ガスボンベのバルブ
(5211〜5216)及び反応容器リークバルブ(5
107)が閉じられていることを確認し、さらに流入バ
ルブ(5221〜5226)、流出バルブ(5231〜
5236)及び補助バルブ(5261)が開かれている
ことを確認する。
反応容器(5101)及び原料ガス配管内(5106)
を排気する。真空計(5109)の読みが約5×10-6
Torrになった時点で補助バルブ(5261)及び流出バ
ルブ(5231〜5236)を閉じる。
ンベのバルブ(5211〜5216)を開いて反応容器
(5101)へ導入し、圧力調整器(5251〜525
6)により各ガス圧を2Kg/cm2程度に調整する。次
に、流入バルブ(5221〜5226)を徐々に開け
て、各ガスをマスフローコントローラ(5241〜52
46)内へ導入する。
の手順にしたがって各層を構成する膜の形成を行う。
なったところで、流出バルブ(5231〜5236)の
うちの必要なもの及び補助バルブ(5261)を徐々に
開き、ガスボンベから所定のガスをガス導入管(510
4)を通じて反応容器(5101)内へ導入する。そし
てマスフローコントローラ(5241〜5246)によ
って所定のガス流量に調整する。その際、反応容器(5
101)内の圧力が1Torr以下の所定の圧力になるよう
に真空計(5109)を見ながらメイン排気バルブ(5
108)を調整する。
ば周波数13.56MHzのRF電源(不図示)を所望
の電力に設定し、マッチングボックス(5105)を通
じて反応容器内にRF電力を導入し、グロー放電を生起
させる。この放電エネルギーによって反応容器内に導入
された原料ガスが分解され、円筒状支持体(5102)
上にシリコンを主成分とする膜が形成される。所望の膜
厚(層厚)が得られた後、RF電力の供給を止め、流出
バルブを閉じて反応容器への原料ガスの流入を止め、膜
の形成を終える。
とによって、所望の多層構造を有する電子写真用光受容
部材が形成される。
ス以外の流出バルブは全て閉じておく必要がある。ま
た、それぞれの原料ガスが反応容器内や流出バルブ(5
231〜5236)から反応容器(5101)に至る配
管内に残留することを避けるために、流出バルブを閉じ
て補助バルブ(5261)を開き、さらにメイン排気バ
ルブ(5108)を全開にして系内を一旦、高真空に排
気する操作を必要に応じて行う。
を行っている間は、円筒状支持体(5102)を駆動装
置(図示せず。)によって所定の速度で回転させること
も有効である。
の形成条件にしたがって変更が加えられることは言うま
でもない。
高周波プラズマCVD(以下「VHF−PCVD法」と
表す。)法による電子写真用光受容部材の形成方法につ
いて説明する。
(5100)を、図6に示す堆積装置に交換し、この堆
積装置に原料ガス供給装置(5200)を接続して、V
HF−PCVD法に用いられる製造装置を得る。
(図6参照)、原料ガス供給装置(図5の5200)、
及び反応容器内を減圧にするための排気装置(不図示)
から構成される。図6に示した堆積装置において、反応
容器(6101)内には円筒状支持体(6102)、支
持体加熱用ヒーター(6103)、原料ガス導入管(不
図示)及び電極(6110)が設置され、この電極には
さらに、マッチングボックス(6105)が接続されて
いる。また、反応容器は排気口(6111)を通じて排
気装置(不図示)に接続されている。反応容器内では、
内円筒状支持体(6102)によって取り囲まれた空間
が放電空間(6112)を形成している。反応容器外部
には、円筒状支持体を回転させるための支持体回転用モ
ーター(6113)が設けられている。また、円筒状支
持体の加熱方法は、RF−PCVD法の場合と同様であ
る。
は、前記の図5に示された原料ガス供給装置(510
0)と同様なものを用いることができる。
による膜の形成は、以下のように行うことができる。
持体(6102)を設置し、この円筒状支持体を支持体
回転用モーター(6113)によってを回転させなが
ら、不図示の排気装置(例えば拡散ポンプ)により反応
容器内を排気口(6111)を通して排気し、反応容器
内の圧力を1×10-7Torr以下に調整する。続いて、支
持体加熱用ヒーター(6103)により円筒状支持体の
温度を200〜350℃の所定の温度に加熱保持する。
好ましくは230〜330℃、より好ましくは250〜
310℃に設定する。
合と同様にしてバルブ操作及び排気を行い、膜形成用の
原料ガスを反応容器(6101)内へ導入する。
の手順にしたがって各層を構成する膜の形成を行う。
なったところで、流出バルブのうちの必要なもの及び補
助バルブを徐々に開き、ガスボンベから所定のガスをガ
ス導入管を介して反応容器内へ導入し、放電空間(61
12)に原料ガスを満たす。そしてマスフローコントロ
ーラによって所定のガス流量に調整する。その際、放電
空間(6112)の圧力が1Torr以下の所定の圧力にな
るように真空計を見ながらメイン排気バルブを調整す
る。
ば周波数500MHzのVHF電源(不図示)を所望の
電力に設定し、マッチングボックス(6105)を通じ
て放電空間(6112)にVHF電力を導入し、グロー
放電を生起させる。この放電エネルギーによって導入さ
れた原料ガスが励起されて解離し、円筒状支持体(61
02)上に所望の膜が形成される。その際、均一な層を
形成するために、円筒状支持体を、支持体回転用モータ
ー(6113)によって所望の回転速度で回転させる。
所望の膜厚が得られた後、VHF電力の供給を止め、流
出バルブを閉じて反応容器への原料ガスの流入を止め、
膜の形成を終える。
とによって、所望の多層構造を有する電子写真用光受容
部材が形成される。
−PCVD法の場合と同様に、必要なガス以外の流出バ
ルブは全て閉じておく必要がある。また、それぞれの原
料ガスが反応容器内や流出バルブから反応容器に至る配
管内に残留することを避けるために、流出バルブを閉じ
て補助バルブを開き、さらにメイン排気バルブを全開に
して系内を一旦、高真空に排気する操作を必要に応じて
行う。
の形成条件にしたがって変更が加えられることは言うま
でもない。
間の圧力は、1(1.333×10 -1Pa)〜500mTor
r(6.665×101Pa)が適当であり、好ましくは3
(3.999×10-1Pa)〜300mTorr(3.999
×101Pa)、より好ましくは5(6.665×10-1P
a)〜100mTorr(1.333×101Pa)に設定す
る。
置において、放電空間に設けられる電極の大きさ及び形
状は、放電を乱さない範囲で制限はないが、実用上は直
径1mm〜10cmの円筒状が好ましい。このとき電極の長
さは、支持体に電界が均一にかかる長さであれば任意に
設定できる。電極の材質としては、表面が導電性となる
ものならば制限はなく、例えば、ステンレス・Al・C
r・Mo・Au・In・Nb・Te・V・Ti・Pt・
Pb・Fe等の金属、これらの合金、または表面を導電
処理したガラスやセラミック等が通常使用される。
目し、水素化又は/及びハロゲン化アモルファスシリコ
ンのバンドギャップ内の局在状態密度分布と、帯電能や
そのの温度依存性および光メモリーとの関係について鋭
意検討した。その結果、光導電層の厚さ方向において、
バンドギャップ内の局在状態密度の分布を制御すること
によって、すなわち水素原子又は/及びハロゲン原子の
含有量(Ch)、光学的バンドギャップ(Eg)、及び
特性エネルギー(Eu)を制御することによって、さら
に、それらの異なる値を有する2種類の層を積層するこ
とによって、本発明の目的を達成した。
プを大きくし、キャリアの局在準位への捕獲率を小さく
することによって、帯電能を大幅に向上させながら温度
依存性を低減することができ、かつ光メモリーの発生を
実質的になくすことができる。さらに層構造によっては
ガサツキを低減することもできる。
に、水素化又は/及びハロゲン化アモルファスシリコン
のバンドギャップ内には、Si−Si結合の構造的な乱
れに基づくテイル(裾)準位と、Siの未結合手(ダン
グリングボンド)等の構造欠陥に起因する深い準位が存
在する。これらの準位は、電子や正孔の捕獲、再結合中
心として働き、素子の特性を低下させる原因であること
が知られている。
ムヒーター等で感光体を加熱したときに帯電能が低下す
る原因は次のようなことが挙げられる。熱励起されたキ
ャリアが、帯電時の電界に引かれて、バンド裾の局在準
位やバンドギャップ内の深い局在準位への捕獲・放出を
繰り返しながら表面に走行することによって、表面電荷
を打ち消してしまう。これは、帯電中に表面へ到達する
キャリアについては帯電能にほとんど影響しないが、深
い準位に捕獲されたキャリアについては、帯電後(帯電
器を通過した後)に表面へ到達し表面電荷を打ち消すた
めに帯電能の低下を引き起こす。また帯電後に熱励起さ
れたキャリアも、表面電荷を打ち消すため帯電能が低下
する。これを防ぐためには、熱励起キャリアの発生を抑
え、且つキャリアの走行性を向上させることが必要であ
る。
くすることによって熱励起キャリアの発生が抑えられ、
且つキャリアの局在準位への捕獲率を小さくすることに
よってキャリアの走行性が向上するために、帯電能の低
下が抑制される。
光や像露光により生じた光キャリアが、バンドギャップ
内の局在準位に捕獲され、光導電層内にキャリアが残留
することによって生じる。すなわち、ある複写行程にお
いて生じた光キャリアのうち光導電層内に残留したキャ
リアが、次回以降の帯電時において、表面電荷による電
界によって掃き出されるため、光の照射された部分の電
位が他の部分よりも低くなり、その結果、画像上に濃淡
が生じる。これを防ぐためには、光キャリアが光導電層
内に極力残留することなく1回の複写行程で走行するよ
うに、キャリアの走行性を改善しなければならない。
くし、且つEuを制御(低減)した層を設けることによ
って、熱励起キャリアの発生が抑えられ、また熱励起キ
ャリアや光キャリアが局在準位に捕獲される割合が小さ
くなるためにキャリアの走行性が飛躍的に改善される。
が、本発明はこれらに限定するものではない。
本発明の電子写真用光受容部材の作製を行った。層の形
成は、表1に示す条件で、直径80mmの鏡面加工を施し
たアルミニウムシリンダー(支持体)上に、電荷注入阻
止層、光導電層、表面層の順でこれらを積層した。この
とき光導電層は、電荷注入阻止層側から、第1の層領
域、第2の層領域の順でこれらを積層した。
h)は23原子%、光学的バンドギャップ(Eg)は
1.77eV、特性エネルギー(Eu)は60meVであ
り、第2層のChは32原子%、Egは1.83eV、
Euは53meVであった。なお、本結果は、後述の「C
h、Eg、Euの測定」の方法によって得られた値であ
る。
価を行ったところ、帯電能・温度特性・光メモリーはい
ずれも良好な値であった。また画像においても光メモリ
ーは観測されず、さらにポチや画像流れもなく、ガサツ
キも小さく、良好な画像特性を示した。特に、帯電能・
温度依存性・光メモリーについては、光導電層が第1の
層領域のみからなる光受容部材より優れた性能であっ
た。
2の層領域の形成において、SiH 4ガスとH2ガスとの
混合比、SiH4ガスと放電電力との比率、及び支持体
温度を変えて、第2の層領域のCh・Eg・Euが異な
る種々の電子写真用光受容部材を作製した。なお、第1
の層領域及び第2の層領域の厚さは、それぞれ28μm
及び2μmに固定した。
価を行い、結果を図7・図8・図9に示した。これらの
図はそれぞれ、第2の層領域の異なるEg値のそれぞれ
における、第2の層領域のEuと光受容部材の帯電能・
温度特性・光メモリーとの関係を示している。なお、帯
電能・温度特性・メモリー電位は、光導電層が第1の層
領域のみからなる光受容部材の値を1とした相対値で示
した。これらの結果から明らかなように、特にEgが
1.8eV以上、Euが55meV以下である第2の層領
域を備えた光受容部材は、帯電能・温度特性・光メモリ
ーについていずれも性能が向上している。
は、実施例1(表1の条件による)と同様にして本発明
の電子写真用光受容部材を作製した。
価を行ったところ、帯電能・温度特性・光メモリーはい
ずれも良好な値であった。また画像においても光メモリ
ーは観測されず、さらにポチや画像流れもなく、ガサツ
キも小さく、良好な画像特性を示した。特に、帯電能・
温度依存性・ガサツキについては、光導電層が第1の層
領域のみからなる光受容部材より優れた性能であった。
て、第2の層領域のCh・Eg・Euが異なる種々の電
子写真用光受容部材を作製した。本実施例においては、
特にEgが1.8eV以上、Euが55meV以下である
第2の層領域を備えた光受容部材は、帯電能および温度
特性が向上し、さらにガサツキがより小さくなった。
領域、第1の層領域、第2の層領域の順で積層した以外
は実施例1(表1の条件による)と同様にして本発明の
電子写真用光受容部材を作製した。
価を行ったところ、帯電能・温度特性・光メモリーはい
ずれも良好な値であった。また画像においても光メモリ
ーは観測されず、さらにポチや画像流れもなく、ガサツ
キも小さく、良好な画像特性を示していた。特に、本実
施例では、帯電能・温度依存性・光メモリー・ガサツキ
のすべてにおいて、光導電層が第1の層領域のみからな
る光受容部材より優れていた。
て、第2の層領域のCh・Eg・Euが異なる種々の電
子写真用光受容部材を作製した。本実施例においては、
特にEgが1.8eV以上、Euが55meV以下である
第2の層領域を備えた光受容部材は、帯電能・温度特性
・光メモリー・ガサツキの全てにおいて優れた性能を示
した。
明の電子写真用光受容部材を作製した。
h)は20原子%、光学的バンドギャップ(Eg)は
1.77eV、特性エネルギー(Eu)は60meVであ
り、第2層のChは31原子%、Egは1.83eV、
Euは52meVであった。なお、本結果は、後述の「C
h、Eg、Euの測定」の方法によって得られた値であ
る。
価を行ったところ、帯電能・温度特性・光メモリーはい
ずれも良好な値であった。また画像においても光メモリ
ーは観測されず、さらにポチや画像流れもなく、ガサツ
キも小さく、良好な画像特性を示した。特に、帯電能・
温度依存性・光メモリーについては、光導電層が第1の
層領域のみからなる光受容部材より優れた性能であっ
た。
2の層領域、第1の層領域の順で積層し、表面層のシリ
コン原子及び炭素原子の濃度分布を層厚方向に傾斜させ
た以外は実施例1と同様にして本発明の光受容部材を作
製した。
(→)が記載されているが、これはガス流量の変化を示
している。以下の表中においても同様である。表3にお
いては、表面層に、SiH4とCH4の流量を変化(Si
H4は減少、CH4は増加)させてSi原子とC原子との
組成比が徐々に変化する領域を形成した後、SiH4と
CH4の流量を一定にしてこれらの組成比が均一な領域
を形成したことを示している。
価を行ったところ、帯電能・温度特性・光メモリーはい
ずれも良好な値であった。また画像においても光メモリ
ーは観測されず、さらにポチや画像流れもなく、ガサツ
キも小さく、良好な画像特性を示した。特に、帯電能・
温度依存性・ガサツキについては、光導電層が第1の層
領域のみからなる光受容部材より優れた性能であった。
2の層領域、第1の層領域の順で積層し、表面層のシリ
コン原子及び炭素原子の濃度分布を層厚方向に傾斜さ
せ、全ての層に弗素原子・硼素原子・炭素原子・酸素原
子・窒素原子を含有させた以外は実施例1と同様にして
本発明の光受容部材を作製した。
価を行ったところ、帯電能・温度特性・光メモリーはい
ずれも良好な値であった。また画像においても光メモリ
ーは観測されず、さらにポチや画像流れもなく、ガサツ
キも小さく、良好な画像特性を示した。特に、帯電能・
温度依存性・ガサツキについては、光導電層が第1の層
領域のみからなる光受容部材より優れた性能であった。
の濃度分布を層厚方向に傾斜させ、支持体と電荷注入阻
止層との間にIR吸収層を設けた以外は実施例1と同様
にして本発明の光受容部材を作製した。このIR吸収層
は、支持体からの反射光による干渉模様の発生を防止す
るために設けた。
価を行ったところ、帯電能・温度特性・光メモリーはい
ずれも良好な値であった。また画像においても光メモリ
ーは観測されず、さらにポチや画像流れや干渉模様もな
く、ガサツキも小さく、良好な画像特性を示した。特
に、帯電能・温度依存性・光メモリーについては、光導
電層が第1の層領域のみからなる光受容部材より優れた
性能であった。
2の層領域、第1の層領域、第2の層領域の順で積層
し、表面層のシリコン原子及び炭素原子の濃度分布を層
厚方向に傾斜させた以外は実施例1と同様にして本発明
の電子写真用光受容部材を作製した。
価を行ったところ、帯電能・温度特性・光メモリーはい
ずれも良好な値であった。また画像においても光メモリ
ーは観測されず、さらにポチや画像流れもなく、ガサツ
キも小さく、良好な画像特性を示していた。特に、本実
施例では、帯電能・温度依存性・光メモリー・ガサツキ
のすべてについて、光導電層が第1の層領域のみからな
る光受容部材より優れていた。
−PCVD法によって行い、光導電層を電荷注入阻止層
側から第2の層領域、第1の層領域の順で積層し、表面
層のシリコン原子及び炭素原子の濃度分布を層厚方向に
傾斜させた以外は実施例1と同様にして本発明の光受容
部材を作製した。
ぞれ23原子%、1.76eV、62meV、第2の層領
域のCh・Eg・Euは、それぞれ35原子%、1.8
5eV、55meVであった。
価を行ったところ、帯電能・温度特性・光メモリーはい
ずれも良好な値であった。また画像においても光メモリ
ーは観測されず、さらにポチや画像流れもなく、ガサツ
キも小さく、良好な画像特性を示した。特に、帯電能・
温度依存性・ガサツキについては、光導電層が第1の層
領域のみからなる光受容部材より優れた性能であった。
−PCVD法によって行い、表面層の炭素原子の代わり
に窒素原子を含有させた以外は、実施例1と同様にして
本発明の電子写真用光受容部材を作製した。
価を行ったところ、帯電能・温度特性・光メモリーはい
ずれも良好な値であった。また画像においても光メモリ
ーは観測されず、さらにポチや画像流れもなく、ガサツ
キも小さく、良好な画像特性を示した。特に、帯電能・
温度依存性・光メモリーについては、光導電層が第1の
層領域のみからなる光受容部材より優れた性能であっ
た。
−PCVD法によって行い、光導電層を電荷注入阻止層
側から第2の層領域、第1の層領域の順で積層し、表面
層へ炭素原子に加えて窒素原子及び酸素原子を含有させ
た以外は実施例1と同様にして本発明の光受容部材を作
製した。
価を行ったところ、帯電能・温度特性・光メモリーはい
ずれも良好な値であった。また画像においても光メモリ
ーは観測されず、さらにポチや画像流れもなく、ガサツ
キも小さく、良好な画像特性を示した。特に、帯電能・
温度依存性・ガサツキについては、光導電層が第1の層
領域のみからなる光受容部材より優れた性能であった。
F−PCVD法によって行い、光導電層と表面層との間
に炭素原子の含有量が表面層より少なく且つ伝導性を制
御する原子を含有した中間層(上部阻止層)を設けた以
外は、実施例1と同様にして本発明の電子写真用光受容
部材を作製した。
価を行ったところ、帯電能・温度特性・光メモリーはい
ずれも良好な値であった。また画像においても光メモリ
ーは観測されず、さらにポチや画像流れもなく、ガサツ
キも小さく、良好な画像特性を示した。特に、帯電能・
温度依存性・光メモリーについては、光導電層が第1の
層領域のみからなる光受容部材より優れた性能であっ
た。要であることがわかった。
F−PCVD法によって行い、炭素源としてCH4ガス
代えてC2H2ガスを用い、電荷注入層を設けないで、光
導電層を支持体側から第2の層領域、第1の層領域、第
2の層領域の順で積層し、表面層のシリコン原子及び炭
素原子の濃度分布をの層厚方向に傾斜させた以外は実施
例1と同様にして本発明の電子写真用光受容部材を作製
した。
価を行ったところ、帯電能・温度特性・光メモリーはい
ずれも良好な値であった。また画像においても光メモリ
ーは観測されず、さらにポチや画像流れもなく、ガサツ
キも小さく、良好な画像特性を示していた。特に、本実
施例では、帯電能・温度依存性・光メモリー・ガサツキ
のすべてについて、光導電層が第1の層領域のみからな
る光受容部材より優れていた。
において、アルミニウムシリンダー(支持体)に代えて
サンプルホルダーを設置した。このサンプルホルダー
は、サンプル基板を設置するためのものであり、溝加工
が施され円筒形状を有している。
サンプル基板としてシリコンウエハーを用い、これを上
記製造装置のサンプルホルダーに設置し、この基板表面
上に所定の条件で第1の層領域及び第2の層領域をそれ
ぞれ別々に形成した。層の厚さは約1μmとした。得ら
れた第1の層領域の基板および第2の層領域の基板は、
それぞれFTIRによってスペクトルを測定し、Chを
決定した。
行った。サンプル基板としてガラス基板(コーニング社
製7059)を用い、これを上記製造装置のサンプルホルダ
ーに設置し、この基板表面上に所定の条件で第1の層領
域及び第2の層領域をそれぞれ別々に形成した。層の厚
さは約1μmとした。得られた第1の層領域の基板およ
び第2の層領域の基板は、まずEgを測定し、次いでこ
れら基板にCrの串型電極を蒸着した後、CPMによっ
てサブバンドギャップ光吸収スペクトル測定し、Euを
決定した。
>分光光度計によりガラス上に堆積したアモルファスシ
リコン膜の各波長での透過率を測定し、次の式(III)
により吸収係数(α)を計算する。
とり、吸収係数(α)と光子エネルギーとの積の平方根
((α×hν)1/2)を縦軸にとってプロットする。プ
ロットした曲線の直線部分を延長したときに横軸と交わ
る点の値がEgを表わす。
材を電子写真装置(キャノン製NP-6550をを実験用に改
造した装置)にセットして評価を行った。このとき、プ
ロセススピードを380mm/sec、前露光(波長565nmのL
ED)を4lux・sec、帯電器の電流値を1000μAとし
た。
社Model344)を電子写真装置の現像器位置にセットし、
これにより光受容部材の表面電位を測定した。このとき
の値をそれを帯電能とした。
ヒーターによって光受容部材の温度を室温(約25℃)
から50℃まで変えて、上記条件下で帯電能を測定し、
そのときの温度1℃当たりの帯電能の変化量を温度特性
(温度依存性)とした。
プを用い、上記の条件で、非露光時、及び1度露光・帯
電した後に再度露光・帯電した時の帯電能(表面電位)
を測定し、両者の差をメモリー電位とした。
装置にをセットして画像を形成し、目視により、光メモ
リー・ガサツキ・ポチ・画像流れについて判定した。
・メモリー電位は、光導電層が第1の層領域のみからな
る光受容部材の値を1とした相対値で示した。ここで光
導電層が第1の層領域のみからなる光受容部材は、第1
の層領域及び第2の層領域を備えた対応する光受容部材
と同様な形成条件で作製した。
よれば、水素原子又は/及びハロゲン原子の含有量(C
h)、光学的バンドギャップ(Eg)、及び特性エネル
ギー(Eu)を制御することによって、さらにそれらの
異なる値を有する2種類の層を積層することによって、
帯電能を大幅に向上させながらその温度依存性を低減す
ることができ、且つブランクメモリー・ゴーストといっ
た光メモリーの発生を実質的になくすことができ、また
画像濃度の均一性(いわゆるガサツキ)を向上させるこ
とができる。
領域、第2の層領域の順で積層した場合は、帯電能・温
度依存性・光メモリーおいては、光導電層が第1の層領
域のみからなる光受容部材より優れた性能を示す。光導
電層を支持体側から第2の層領域、第1の層領域の順で
積層した場合には、帯電能・温度依存性・画像のガサツ
キおいて、光導電層が第1の層領域のみからなる光受容
部材より優れた性能を示す。光導電層を支持体側から第
2の層領域、第1の層領域、第2の層領域の順で積層し
た場合は、帯電能・温度依存性・光メモリー・画像のガ
サツキのいずれにおいても、光導電層が第1の層領域の
みからなる光受容部材より優れた性能を示す。
によって、ポチや画像流れがなく、ハーフトーンが鮮明
な解像度の高い高品質な画像が形成される。
表面層、光吸収層(IR吸収層等)、中間層(上部阻止
層)、ブロッキング層(下部表面層)、密着層等を設け
ることによって、上記の種々の性能がさらに向上する。
構造を示す説明図(断面図)である。
の層構造を示す説明図(断面図)である。
電子写真用光受容部材の層構造を示す説明図(断面図)
である。
光吸収スペクトルの1例を示す説明図である。
マCVD法(RF−PCVD法)による膜形成に用いら
れる製造装置を示す構成図である。
ズマCVD法(VHF−PCVD法)による膜形成に用
いられる製造装置の堆積装置を示す構成図である。
の層領域の異なるEg値のそれぞれにおける、第2の層
領域のEuと光受容部材の帯電能との関係を示す説明図
である。
の層領域の異なるEg値のそれぞれにおける、第2の層
領域のEuと光受容部材の温度特性との関係を示す説明
図である。
の層領域の異なるEg値のそれぞれにおける、第2の層
領域のEuと光受容部材の光メモリーとの関係を示す説
明図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 水素原子又は/及びハロゲン原子を含有
しシリコン原子を母体とするアモルファス材料からなる
光導電層を備えた電子写真用光受容部材において、光学
的バンドギャップ(Eg)が1.70〜1.82eV、
及び、光子エネルギー(hν)を独立変数とし光吸収ス
ペクトルの吸収係数(α)を従属変数とする式(I) lnα=(1/Eu)・hν+α1 (I) で表される関数の直線関係部分(指数関数裾)から得ら
れる特性エネルギー(Eu)が50〜65meVである第
1の層領域と、Egが1.78〜1.85eV及びEu
が50〜60meVである第2の層領域とを有し、且つ、
第1の層領域のEgが第2の層領域のEgより小さく、
第1の層領域のEuが第2の層領域のEuより大きい光
導電層を備え、さらにこれらの層領域が積層しているこ
とを特徴とする電子写真用光受容部材。 - 【請求項2】 水素原子又は/及びハロゲン原子の含有
量(Ch)が、第1の層領域で10〜30原子%、第2
の層領域で20〜40原子%であり、且つ、第1の層領
域のChが第2の層領域のChより小さい請求項1記載
の電子写真用光受容部材。 - 【請求項3】 光導電層全体の厚さの比1に対する第2
の層領域の1つの厚さの比が0.003〜0.15であ
る請求項1又は2記載の電子写真用光受容部材。 - 【請求項4】 第1の層領域及び第2の層領域をそれぞ
れ1つずつ有し、第1の層領域上に第2の層領域が積層
された光導電層を備えた請求項1、2又は3記載の電子
写真用光受容部材。 - 【請求項5】 第1の層領域及び第2の層領域をそれぞ
れ1つずつ有し、第2の層領域上に第1の層領域が積層
された光導電層を備えた請求項1、2又は3記載の電子
写真用光受容部材。 - 【請求項6】 第1の層領域を1つ第2の層領域を2つ
有し、第2の層領域上に第1の層領域が積層され、その
第1の層領域上に第2の層領域が積層された光導電層を
備えた請求項1、2又は3記載の電子写真用光受容部
材。 - 【請求項7】 光導電層中に、p型伝導特性を与える周
期律表第IIIb族又はn型伝導特性を与える第Vb族に
属する少なくとも1種の原子を含有する請求項1〜6の
いずれか1項に記載の電子写真用光受容部材。 - 【請求項8】 光導電層中に、炭素・酸素・窒素の少な
くとも1種の原子を含有する請求項1〜7のいずれか1
項に記載の電子写真用光受容部材。 - 【請求項9】 炭素・酸素・窒素の少なくとも1種の原
子を含有し、シリコン原子を母体とするアモルファス材
料からなる表面層が、光導電層上に積層された請求項1
〜8のいずれか1項に記載の電子写真用光受容部材。 - 【請求項10】 表面層の厚さが0.01〜3μmであ
る請求項9記載の電子写真用光受容部材。 - 【請求項11】 炭素・酸素・窒素の少なくとも1種の
原子、及びp型伝導特性を与える周期率表第IIIb族又
はn型伝導特性を与える第Vb族に属する少なくとも1
種の原子を含有し、シリコン原子を母体とするアモルフ
ァス材料からなる電荷注入阻止層が設けられ、この電荷
注入阻止層上に光導電層が積層された請求項9又は10
記載の電子写真用光受容部材。 - 【請求項12】 電荷注入阻止層の厚さが0.1〜5μ
mである請求項11記載の電子写真用光受容部材。 - 【請求項13】 光導電層の厚さが20〜50μmであ
る請求項1〜12のいずれか1項に記載の電子写真用光
受容部材。
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