JP3289141B2 - 定着装置のウォームアップ方法 - Google Patents
定着装置のウォームアップ方法Info
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Description
ザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成機に適用される
定着装置、更に詳しくは、ヒータを内蔵した熱ローラ及
び熱ローラに圧接されて回転する圧ローラとを備えた定
着装置において、定着装置を始動するために電源を投入
して上記ヒータの加熱を開始し、熱ローラの表面温度を
定着待機温度まで上昇させる、定着装置のウォームアッ
プ方法に関する。
は、一般に、ヒータを内蔵した熱ローラ及び熱ローラに
圧接されて回転する圧ローラとを備えた定着装置が装着
されている。熱定着装置と称されるこの種の定着装置に
おいては、プリンタの始動のために電源が投入された
後、ヒータが通電させられて熱ローラの加熱が開始され
る。相互に圧接された熱ローラと圧ローラとは停止状態
に維持されている。熱ローラの加熱が開始された後、熱
ローラの表面温度が所定の設定温度に達すると、熱ロー
ラと圧ローラとが共に回転させられる(いわゆるエージ
ングが遂行される)。そしてこのエージングが、熱ロー
ラの表面温度が定着待機温度(定着スタンバイ温度)に
達するまで継続されることによって、定着装置のウォー
ムアップが行なわれる。このような定着装置のウォーム
アップ方法は、例えば、特開昭56−142563号公
報に開示されている。
置におけるウォームアップ方法において、熱ローラと圧
ローラとを共に回転させることによって行なわれるエー
ジングは、圧ローラの表面温度を均一に上昇させるため
に行なわれるもので、プリンタの使用始めにおける定着
を良好に遂行し、定着不良を除去しようとするものであ
る。しかしながら、上記のようなエージングは、圧ロー
ラの表面温度を均一化させるには効果的であるが、熱ロ
ーラと圧ローラとが共に回転させられることに起因し
て、熱ローラから圧ローラに奪われてゆく熱量が両ロー
ラ停止時の場合に比較して著しく大きいので、熱ローラ
の表面温度が定着待機温度に上昇するまでの時間が著し
く長くなる。したがって、上記定着装置におけるよう
に、プリンタの始動時に電源を投入した後、熱ローラの
加熱を開始し、その表面温度が所定の設定温度に達した
後に一定時間エージングさせ、該エージングを熱ローラ
の表面温度が定着待機温度に上昇するまで継続すること
により遂行されるウォームアップ方法は、トータル的に
ウォームアップ時間を著しく遅延させることになる。圧
ローラの表面温度を均一に上昇させてプリンタの使用始
めにおける定着を良好に遂行し、定着不良を除去しよう
とする効果を十分確実に達成するためには、ウォームア
ップ時間に十分な余裕が存在し、十分な時間を使用して
エージングを行なうことが前提となる。しかしながら近
時においては、プリンタに限らず、画像形成機全般の高
速作動化に伴い、定着装置のウォームアップ時間の短縮
化が従来以上に厳しく求められているのが実状であり、
改善が要望されているところであった。
たもので、その目的は、比較的短いウォームアップ時間
内において圧ローラの表面温度を均一に上昇させること
を可能にする、新規な定着装置のウォームアップ方法を
提供することである。
による定着装置のウォームアップ方法の実施形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する後の記載から明ら
かになるであろう。
を内蔵した熱ローラ及び熱ローラに圧接されて回転する
圧ローラとを備えた定着装置においてヒータによる熱ロ
ーラの加熱が開始された後に熱ローラの表面温度を検出
し、検出温度が設定温度に達するまで両ローラを停止さ
せた状態に維持する最初の停止制御を行なった後、検出
温度が定着待機温度に達するまでの間に、検出温度が他
の設定温度に達するまで両ローラを共に回転させるエー
ジング制御とエージング制御を遂行した後に両ローラを
停止させた状態に維持する停止制御とからなるエージン
グ及び停止制御を少なくとも1回遂行し、エージング制
御は、エージング終了を規定する両ローラの停止時にお
ける、圧ローラの熱ローラに対するニップ位置が、エー
ジングを開始する時の該ニップ位置に対し周方向に変位
させられるよう遂行される、ことを特徴とする定着装置
のウォームアップ方法、が提供される。
の実施形態を詳細に説明する。なお図1〜図7におい
て、実質上同一部分は同一符号で示されている。図1を
参照して、全体を番号10で示す定着装置は、画像形成
機、例えば図示しないレーザプリンタに装着される。定
着装置10には、熱ローラ2と、熱ローラ2の下方に配
置されかつ熱ローラ2に圧接されて回転しうる圧ローラ
3とが備えられている。熱ローラ2は、アルミニウム製
の中空芯金の表面に離型性の良好な材料、例えばPTF
Eの被覆層を備えた構造を有し、定着装置10の静止枠
に図示しない軸受を介して回転自在に支持されている。
熱ローラ2の一端には図示しない入力ギヤが取り付けら
れており、この入力ギヤは、駆動源である図示しない電
動モータMに駆動連結されている。熱ローラ2の中空内
部には、ヒータ(発熱手段)であるハロゲンランプ4が
軸方向に延在するよう配設されている。ヒータを備えて
いない圧ローラ3は、アルミニウム製の中空芯金の表面
に耐熱性ゴムであるシリコンゴム層が形成され、更にシ
リコンゴム層の表面にテフロン(商標名)の被覆層を備
えた構造を有し、中空芯金は軸3aに固定されている。
圧ローラ3は、その軸が図示しない軸受ブロックに回転
自在に支持され、軸受ブロックは定着装置10の静止枠
に上下方向にスライド自在に支持されている。軸受ブロ
ックと定着装置10の静止枠との間には図示しないばね
手段が介在され、軸受ブロックは常時ばね手段により上
方に向けて付勢されている。その結果、圧ローラ3は熱
ローラ2の表面に常時圧接される。
3aには図示しない被駆動ギヤが固定され、被駆動ギヤ
は熱ローラ2の入力ギヤに噛み合わされる。入力ギヤ及
び被駆動ギヤのギヤ比は1:1に設定されている。電動
モータMによって熱ローラ2が回転駆動させられると、
圧ローラ3は、入力ギヤ及び被駆動ギヤを介して熱ロー
ラ2と共に同じr.p.mで回転させられる。なお、圧
ローラ3を、単に、熱ローラ2の表面との間の摩擦力に
より、実質上同じr.p.mで連れ回りさせる他の実施
形態もあるが、後に詳述する熱ローラ2に対するニップ
位置の周方向の変位量をより正確に検出するためには、
上記実施形態のほうが好ましい。定着装置10の静止枠
の、熱ローラ2及び圧ローラ3の下流側には、剥離爪5
が支持されている。剥離爪5の先端部は熱ローラ2の表
面に当接されている。定着装置10の、熱ローラ2及び
圧ローラ3の上流側には用紙の搬入路6が配設され、ま
た下流側には用紙の排出路7が配設されている。排出路
7の下流端には排出ローラ対8が配設されている。
後、ヒータが通電させられて熱ローラ2の加熱が開始さ
れ、後に詳述するようにして定着装置10がウォームア
ップされる。定着装置10のウォームアップ完了後、図
示しない作像手段によって表面にトナー像が転写された
用紙は、定着装置10の搬入路6に搬送され、所定のタ
イミングで共に回転させられた熱ローラ2及び圧ローラ
3のニップ部を通過する間に、トナー像が用紙の表面に
定着される。表面にトナー像が定着された用紙は、熱ロ
ーラ2及び圧ローラ3によって排出路7を通して排出ロ
ーラ対8に搬送され、排出ローラ対8によってプリンタ
の図示しない用紙受けに排出される。剥離爪5は用紙の
熱ローラ2への巻き付きを防止する。
を検出するための温度検出手段が配設されている。温度
検出手段は、この実施形態においては、それ自体周知の
構成を利用することでよいサーミスタS1から構成され
ている。サーミスタS1は熱ローラ2の表面に接触する
ように、定着装置10の静止枠に配設されている。後に
詳述するエージング制御は、エージング終了を規定する
両ローラ2及び3の停止時における、圧ローラ3の熱ロ
ーラ2に対するニップ位置が、エージングを開始する時
の該ニップ位置に対し周方向に変位させられるよう制御
することにより行なわれるが、この制御に関連して、定
着装置10には、エージング終了を規定する両ローラ2
及び3の停止時における該ニップ位置の、エージングを
開始する時の該ニップ位置に対する周方向の変位量を検
出するための周方向変位量検出手段が備えられている。
周方向変位量検出手段は、この実施形態においては、そ
れ自体周知の構成を利用することでよい光学式のロータ
リエンコーダS2から構成されている。ロータリエンコ
ーダS2は、圧ローラ3の軸3aと定着装置10の静止
枠との間に配設されている。周方向変位量検出手段を構
成するロータリエンコーダS2は、圧ローラ3の回転数
を検出する回転数検出手段をも兼用している。
ローラ20を備えている。プリンタに備えられたコント
ローラを利用することでよいコントローラ20は、マイ
クロコンピュータによって構成されており、制御プログ
ラムに従って演算処理する中央処理装置(CPU)、制
御プログラムを格納するROM、演算結果等を格納する
読み書き可能なRAM、タイマ、カウンタ、入力インタ
ーフェース及び出力インターフェース等を備えている。
このように構成されたコントローラ20の入力インター
フェースには、上記サーミスタS1、ロータリエンコー
ダS2、その他の検出器、スイッチ等からの検出信号が
入力され、出力インターフェースから電動モータM及び
ヒータ4、表示部21等に制御信号を出力する。操作部
22は、プリンタの電源スイッチ、プリント開始キー及
びその他の各種キーが配設された操作盤(いずれも図示
せず)からなる。したがって、コントローラ20にはま
た、電源スイッチ、プリント開始キー及びその他の各種
キー等からプリントに必要な各種情報が入力される。上
記周方向変位量、熱ローラ2の表面温度の検出温度(設
定温度)T0、T1、T2、T3、及び定着待機温度T
S等の設定値は、予めROMに記憶させられている。
のウォームアップ方法の第1の実施形態について説明す
る。図2〜図4を参照して、プリンタの電源スイッチが
ONされると、コントローラ20は、電源に接続され
た、ヒータ4を含む駆動回路のスイッチ手段に制御信号
を出力し、ヒータ4に電力を供給する。これにより熱ロ
ーラ2の加熱が開始される。コントローラ20は、サー
ミスタS1により検出された熱ローラ2の表面温度が設
定温度T0に達するまで電動モータMを駆動せず、熱ロ
ーラ2及び圧ローラ3を共に停止させた状態に維持する
ように制御する。したがってこの制御は、熱ローラ2の
表面の検出温度が設定温度T0に達するまで両ローラ2
及び3を停止させた状態に維持する最初の停止制御を構
成する。この設定温度T0は、熱ローラ2の表面と剥離
爪5との間に残留しているトナーに起因して、熱ローラ
2が回転したとき、熱ローラ2の表面が損傷されること
のないように残留トナーを軟化させるに必要な温度に設
定される。圧ローラ2は熱ローラ2に対するニップ位置
において熱ローラ2によって加熱される。
すると、コントローラ20は、電動モータMに制御信号
を出力して電動モータMを駆動させる。熱ローラ2及び
圧ローラ3は共に回転駆動させられ、エージングが開始
される。エージングが開始されると、コントローラ20
は、ロータリエンコーダS2からの検出信号に基づいて
圧ローラ3の回転数のカウントを開始する。圧ローラ3
の回転数のカウントはカウンタにより遂行される。熱ロ
ーラ2の表面温度が設定温度T0よりも高い他の設定温
度である設定温度T1に達すると、コントローラ20
は、電動モータMに制御信号を出力して電動モータMの
駆動を停止させる。熱ローラ2及び圧ローラ3は共に回
転を停止させられる。したがってこの制御は、熱ローラ
2の表面の検出温度が他の設定温度(この実施形態にお
いては設定温度T1)に達するまで両ローラ2及び3を
共に回転させるエージング制御を構成する。このエージ
ング制御は、エージング終了を規定する両ローラ2及び
3の停止時における、圧ローラ3の熱ローラ2に対する
ニップ位置が、エージングを開始する時の該ニップ位置
に対し周方向に変位させられるよう制御することにより
行なわれる。
回転すると、圧ローラ3の熱ローラ2に対するニップ位
置は回転を開始する時の該ニップ位置に位置付けられ
る。したがって、カウンタが圧ローラ3のある回転数を
カウントした瞬間は、エージングを開始する時の該ニッ
プ位置に位置付けられていることになる。そこで、この
実施形態においては、サーミスタS1による設定温度T
1検出後に、カウンタが最初にカウントした圧ローラ3
の回転数から、圧ローラ3が更に1/2回転した時に、
これをロータリエンコーダS2により検出し、電動モー
タMに制御信号を出力して電動モータMの駆動を停止さ
せるように制御する。その結果、エージング終了を規定
する両ローラ2及び3の停止時における、圧ローラ3の
熱ローラ2に対するニップ位置が、エージングを開始す
る時の該ニップ位置に対し周方向に、圧ローラ3の1/
2回転(実質上180°)変位させられる。図4(a)
には、エージングを開始する時の、圧ローラ3の熱ロー
ラ2に対するニップ位置N1(圧ローラ3の二重斜線部
参照)が示され、また、図4(b)には、エージング終
了を規定する両ローラ2及び3の停止時における、圧ロ
ーラ3の熱ローラ2に対するニップ位置N2(圧ローラ
3の二重斜線部参照)が示されている。ニップ位置N2
のニップ位置N1に対する変位量が圧ローラ3の1/2
回転(実質上180°)であることが明確に図示されて
いる。
行した後、コントローラ20は、少なくとも、熱ローラ
2の表面温度が上記他の設定温度T1よりも高い次の設
定温度、この実施形態においては定着待機温度(定着ス
タンバイ温度)TSに達するまで両ローラ2及び3を停
止させた状態に維持するように制御する。したがってこ
の制御は、エージング制御を遂行した後に両ローラ2及
び3を停止させた状態に維持する停止制御を構成する。
また、エージング制御とエージング制御を遂行した後に
続いて遂行される停止制御とは、エージング及び停止制
御を構成する。
停止制御においては、ヒータによる熱ローラ2の加熱
が、両ローラ2及び3が停止された状態で行われるの
で、熱ローラ2の温度上昇は比較的短時間でT0まで急
上昇させられるが、エージング制御においては該加熱
が、両ローラ2及び3が回転させられた状態で行われる
ので、圧ローラ3の温度は均一に上昇させられるもの
の、熱ローラ2の熱量が圧ローラ3によって大量に奪わ
れるので、熱ローラ2の温度上昇は急激に遅くなる(T
0からT1までの間)。しかしながらエージング制御の
後に続いて行なわれる停止制御においては、熱ローラ2
の温度上昇は、更に短い時間で急上昇させられる。しか
も、エージング制御は、エージング終了を規定する両ロ
ーラ2及び3の停止時における、圧ローラ3の熱ローラ
2に対するニップ位置が、エージングを開始する時の該
ニップ位置(エージング前まで熱ローラ2に停止状態で
加熱され、圧ローラ3の他の周方向位置よりも局部的に
加熱されている該ニップ位置)に対し周方向に、圧ロー
ラ3の1/2回転(実質上180°)変位させられるよ
うに行なわれるので、エージング制御の後に続いて行な
われる停止制御においては、エージングを開始する時の
該ニップ位置に対し周方向に、圧ローラ3の1/2回転
(実質上180°)変位させられた位置で圧ローラ3が
熱ローラ2によって加熱される。したがって、上記した
本発明による定着装置のウォームアップ方法によれば、
先に述べた従来の定着装置のウォームアップ方法に比べ
て、より短いウォームアップ時間内において圧ローラ3
の表面温度を均一に上昇させることを可能にする。
に達すると、コントローラ20は、プリント開始可能と
判断して、表示部21に信号を出力し、表示部21にプ
リント開始可能が表示される。プリント開始キーがON
されてプリントが開始されると、コントローラ20は、
所定のタイミングで電動モータMを駆動させ、熱ローラ
2及び圧ローラ3を共に回転させて定着を所要のとおり
に遂行する。
のウォームアップ方法の第2の実施形態を、図2、図5
及び図6を参照して説明する。第2の実施形態が第1の
実施形態と相違するところは、最初の停止制御を行なっ
た後に遂行するエージング及び停止制御を2回、繰り返
して遂行すること、及びエージング及び停止制御を2回
遂行することに起因して、上記ニップ位置の変位量が、
圧ローラ3の1/3回転に規定されることである。プリ
ンタの電源スイッチがONされると、コントローラ20
は、第1の実施形態におけると同様にして、熱ローラ2
の表面温度が設定温度T0に達するまで最初の停止制御
を遂行する。次にコントローラ20は、熱ローラ2の表
面温度が設定温度T1に達するまでエージング制御を遂
行する。この1回目のエージング制御は、1回目のエー
ジング終了を規定する両ローラ2及び3の停止時におけ
る、圧ローラ3の熱ローラ2に対するニップ位置が、1
回目のエージングを開始する時の該ニップ位置に対し周
方向に、圧ローラ3の1/3回転(実質上120°)変
位させられる。図6(a)には、1回目のエージングを
開始する時の、圧ローラ3の熱ローラ2に対するニップ
位置N1(圧ローラ3の二重斜線部参照)が示され、ま
た、図6(b)には、エージング終了を規定する両ロー
ラ2及び3の停止時における、圧ローラ3の熱ローラ2
に対するニップ位置N2(圧ローラ3の二重斜線部参
照)が示されている。ニップ位置N2のニップ位置N1
に対する変位量が圧ローラ3の1/3回転(実質上12
0°)であることが明確に図示されている。
制御を遂行した後、コントローラ20は、熱ローラ2の
表面温度が上記他の設定温度T1よりも高い次の設定温
度T2に達するまで停止制御を遂行する。コントローラ
20は、次に、熱ローラ2の表面温度が設定温度T2よ
りも高い他の設定温度T3に達するまで2回目のエージ
ング制御を遂行する。この2回目のエージング制御は、
2回目のエージング終了を規定する両ローラ2及び3の
停止時における、圧ローラ3の熱ローラ2に対するニッ
プ位置が、2回目のエージングを開始する時の該ニップ
位置に対し周方向に、圧ローラ3の1/3回転(実質上
120°)変位させられる。図6(c)には、2回目の
エージング終了を規定する両ローラ2及び3の停止時に
おける、圧ローラ3の熱ローラ2に対するニップ位置N
3(圧ローラ3の二重斜線部参照)が示されている。ニ
ップ位置N3のニップ位置N2に対する変位量が圧ロー
ラ3の1/3回転(実質上120°)であることが明確
に図示されている。またニップ位置N3は、1回目のエ
ージングを開始する時の該ニップ位置に対し周方向に、
圧ローラ3の2/3回転(実質上240°)変位させら
れる。
制御を遂行した後、コントローラ20は、少なくとも、
熱ローラ2の表面温度が上記他の設定温度T3よりも高
い次の設定温度、この実施形態においては定着待機温度
(定着スタンバイ温度)TSに達するまで両ローラ2及
び3を停止させた状態に維持する、2回目の停止制御を
遂行して、定着装置10のウォームアップを終了する。
のウォームアップ方法の第3の実施形態を、図2、図5
及び図7を参照して説明する。第3の実施形態は、基本
的な制御形態を第2の実施形態と同じくするものである
が、上記ニップ位置の変位量のみが第2の実施形態と相
違する。すなわち、第3の実施形態においては、第2の
実施形態と同様にして、最初の停止制御を行なった後に
遂行するエージング及び停止制御は2回、繰り返して遂
行されるが、上記ニップ位置の変位量が圧ローラ3の2
/3回転に規定されている。更に具体的に説明すると、
1回目のエージング制御は、1回面のエージング終了を
規定する両ローラ2及び3の停止時における、圧ローラ
3の熱ローラ2に対するニップ位置が、1回目のエージ
ングを開始する時の該ニップ位置に対し周方向に、圧ロ
ーラ3の2/3回転(実質上240°)変位させられ
る。図7(a)には、1回目のエージングを開始する時
の、圧ローラ3の熱ローラ2に対するニップ位置N1
(圧ローラ3の二重斜線部参照)が示され、また、図7
(b)には、1回目のエージング終了を規定する両ロー
ラ2及び3の停止時における、圧ローラ3の熱ローラ2
に対するニップ位置N2(圧ローラ3の二重斜線部参
照)が示されている。ニップ位置N2のニップ位置N1
に対する変位量が圧ローラ3の2/3回転(実質上24
0°)であることが明確に図示されている。
エージング終了を規定する両ローラ2及び3の停止時に
おける、圧ローラ3の熱ローラ2に対するニップ位置
が、2回目のエージングを開始する時の該ニップ位置に
対し周方向に圧ローラ3の2/3回転(実質上240
°)変位させられる。図7(c)には、2回目のエージ
ング終了を規定する両ローラ2及び3の停止時におけ
る、圧ローラ3の熱ローラ2に対するニップ位置N3
(圧ローラ3の二重斜線部参照)が示されている。ニッ
プ位置N3のニップ位置N2に対する変位量が圧ローラ
3の2/3回転(実質上240°)であることが明確に
図示されている。またニップ位置N3は、1回目のエー
ジングを開始する時の該ニップ位置N1に対し周方向
に、圧ローラ3の4/3回転(実質上480°)変位さ
せられる。
形態及び第3の実施形態においては、最初の停止制御を
行なった後に遂行するエージング及び停止制御が2回、
繰り返して遂行され、上記ニップ位置の変位量が圧ロー
ラ3の1/3回転、又は2/3回転に規定されているの
で、比較的短いウォームアップ時間内において圧ローラ
3の表面温度を、第1の実施形態よりも一層均一に上昇
させることを可能にするものである。
法は、上記したように、ヒータ4による熱ローラ2の加
熱が開始された後に熱ローラ2の表面温度を検出し、検
出温度が設定温度T0に達するまで両ローラ2及び3を
停止させた状態に維持する最初の停止制御を行なった
後、検出温度が定着待機温度TSに達するまでの間に、
検出温度が他の設定温度に達するまで両ローラ2及び3
を共に回転させるエージング制御とエージング制御を遂
行した後に両ローラ2及び3を停止させた状態に維持す
る停止制御とからなるエージング及び停止制御を少なく
とも1回遂行し、エージング制御は、エージング終了を
規定する両ローラ2及び3の停止時における、圧ローラ
3の熱ローラ2に対するニップ位置が、エージングを開
始する時の該ニップ位置に対し周方向に変位させられる
よう遂行される。すなわち本発明によれば、エージング
終了を規定する両ローラ2及び3の停止のタイミング
を、エージング開始前に、停止状態で熱ローラ2に圧接
されて加熱されることにより、圧ローラ3の他の周方向
位置よりも局部的に温度が上昇させられた該ニップ位置
を、圧ローラ3の回転数を考慮して、意図的に周方向に
変位させた違う位置においてニップを形成するよう制御
するので、先に述べた従来の定着装置のウォームアップ
方法に比べて、より短いウォームアップ時間内において
圧ローラ3の表面温度を均一に上昇させることを可能に
する。
御における停止制御は、少なくとも検出温度が該他の設
定温度よりも高い次の設定温度に達するまで行なわれ、
エージング及び停止制御を1回だけ行なう場合には、該
次の設定温度は定着待機温度に規定され、エージング及
び停止制御を2回以上行なう場合には、最終回目のエー
ジング及び停止制御における該次の設定温度が定着待機
温度に規定される、ことが好ましい。この発明は、本発
明による定着装置のウォームアップ方法を容易に実用化
することを可能にし、そしてまた、本発明の上記作用効
果を実用上、容易かつ確実に達成することを可能にする
ものである。
き、最初の停止制御を含む停止制御の遂行回数はn+1
に規定され、またエージング制御において、エージング
終了を規定する両ローラの停止時における該ニップ位置
の、エージングを開始する時の該ニップ位置に対する周
方向の変位量は、圧ローラの1/(n+1)回転、換言
すれば圧ローラの全周の1/(n+1)又は圧ローラの
1−1/(n+1)回転、換言すれば圧ローラの全周の
1−1/(n+1)となるよう規定される、ことが好ま
しい。すなわちこの発明によれば、エージング終了を規
定する両ローラ2及び3の停止のタイミングを、エージ
ング開始前に、停止状態で熱ローラ2に圧接されて加熱
されることにより、圧ローラ3の他の周方向位置よりも
局部的に温度が上昇させられた該ニップ位置を、圧ロー
ラ3の回転数を考慮して、意図的に周方向に変位させた
違う位置においてニップを形成するよう制御し、しか
も、エージング制御の遂行回数に応じて、エージング終
了を規定する両ローラの停止タイミングを、最適なニッ
プ位置が形成されるよう制御する。したがって、この発
明は、本発明による定着装置のウォームアップ方法を、
定着装置の仕様に応じて最適の形態で実施することを可
能にし、本発明の上記作用効果を定着装置の仕様に応じ
て確実に達成することを可能にするものである。なお、
上記第1の実施形態はn=1、また第2の実施形態はn
=2とした場合であるが、定着装置の仕様に応じてn=
2以上とする他の実施形態も成立することはいうまでも
ない。
停止制御を含む停止制御は2回行なわれ、エージング制
御における該ニップ位置の該周方向の変位量は圧ローラ
の1/2回転に規定される、ことが好ましい。この発明
は、本発明による定着装置のウォームアップ方法を、最
も簡単かつ確実に実用化することを可能にし、そして本
発明の上記作用効果を実用上、容易かつ確実に達成する
ことを可能にするものである。
停止制御を含む停止制御は3回行なわれ、エージング制
御の各々における該ニップ位置の該周方向の変位量は、
それぞれ圧ローラの1/3回転又は2/3回転に規定さ
れる、ことが好ましい。この発明は、本発明による定着
装置のウォームアップ方法を、比較的簡単かつ確実に実
用化することを可能にし、そして本発明の上記作用効果
を実用上、容易かつ確実に達成することを可能にするも
のである。
ップ方法を実施形態に基づいて説明したが、本発明は図
示の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術
思想の範囲を逸脱することなく種々の変形あるいは修正
が可能である。例えば、本発明は、ヒータ4を内蔵した
熱ローラ2及び熱ローラ2に圧接されて回転する圧ロー
ラ3とを備えた定着装置10に適用されるが、定着装置
10の構成は上記構成に限定されるものではなく、セラ
ミックヒータ等を使用した、熱ローラ2自体が発熱体で
ある場合においても適用可能である。また上記電動モー
タMはサーボモータにより構成することができるが、ス
テッピングモータを利用してもよい。この場合、回転数
検出及び周方向変位量の制御はパルス信号に基づいて遂
行することができる。上記実施形態において、圧ローラ
3の回転数及び周方向変位量は圧ローラ3の回転からロ
ータリエンコーダを利用して直接検出するよう構成され
ているが、熱ローラ2の回転から検出する実施形態も成
立する。
方法によれば、比較的短いウォームアップ時間内におい
て圧ローラの表面温度を均一に上昇させることができ
る。
示す概略図。
成を示す簡略図。
て、ウォームアップ時間と熱ローラの表面温度との関係
を示す線図。
置における圧ローラの、熱ローラに対するニップ位置の
変位の形態を示す簡略図。
あって、ウォームアップ時間と熱ローラの表面温度との
関係を示す線図。
置における圧ローラの、熱ローラに対するニップ位置の
変位の形態を示す簡略図。
着装置における圧ローラの、熱ローラに対するニップ位
置の変位の形態を示す簡略図。
Claims (5)
- 【請求項1】 ヒータを内蔵した熱ローラ及び熱ローラ
に圧接されて回転する圧ローラとを備えた定着装置にお
いてヒータによる熱ローラの加熱が開始された後に熱ロ
ーラの表面温度を検出し、検出温度が設定温度に達する
まで両ローラを停止させた状態に維持する最初の停止制
御を行なった後、検出温度が定着待機温度に達するまで
の間に、検出温度が他の設定温度に達するまで両ローラ
を共に回転させるエージング制御とエージング制御を遂
行した後に両ローラを停止させた状態に維持する停止制
御とからなるエージング及び停止制御を少なくとも1回
遂行し、エージング制御は、エージング終了を規定する
両ローラの停止時における、圧ローラの熱ローラに対す
るニップ位置が、エージングを開始する時の該ニップ位
置に対し周方向に変位させられるよう遂行される、こと
を特徴とする定着装置のウォームアップ方法。 - 【請求項2】 エージング及び停止制御における停止制
御は、少なくとも検出温度が該他の設定温度よりも高い
次の設定温度に達するまで行なわれ、エージング及び停
止制御を1回だけ行なう場合には、該次の設定温度は定
着待機温度に規定され、エージング及び停止制御を2回
以上行なう場合には、最終回目のエージング及び停止制
御における該次の設定温度が定着待機温度に規定され
る、請求項1記載の定着装置のウォームアップ方法。 - 【請求項3】 エージング制御の遂行回数をnとしたと
き、最初の停止制御を含む停止制御の遂行回数はn+1
に規定され、またエージング制御において、エージング
終了を規定する両ローラの停止時における該ニップ位置
の、エージングを開始する時の該ニップ位置に対する周
方向の変位量は、圧ローラの1/(n+1)回転、又は
圧ローラの1−1/(n+1)回転となるよう規定され
る、請求項1又は請求項2記載の定着装置のウォームア
ップ方法。 - 【請求項4】 エージング制御を1回行なう場合、最初
の停止制御を含む停止制御は2回行なわれ、エージング
制御における該ニップ位置の該周方向の変位量は圧ロー
ラの1/2回転に規定される、請求項3記載の定着装置
のウォームアップ方法。 - 【請求項5】 エージング制御を2回行なう場合、最初
の停止制御を含む停止制御は3回行なわれ、エージング
制御の各々における該ニップ位置の該周方向の変位量
は、それぞれ圧ローラの1/3回転又は2/3回転に規
定される、請求項3記載の定着装置のウォームアップ方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33676299A JP3289141B2 (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 定着装置のウォームアップ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33676299A JP3289141B2 (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 定着装置のウォームアップ方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001154530A JP2001154530A (ja) | 2001-06-08 |
| JP3289141B2 true JP3289141B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=18302477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33676299A Expired - Fee Related JP3289141B2 (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 定着装置のウォームアップ方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3289141B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8575687B2 (en) | 2007-05-30 | 2013-11-05 | Rohm Co., Ltd. | Semiconductor switch device |
| US8766317B2 (en) | 2007-06-18 | 2014-07-01 | Rohm Co., Ltd. | Semiconductor device |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4170197B2 (ja) * | 2003-11-06 | 2008-10-22 | シャープ株式会社 | 加熱装置およびそれを備えた画像形成装置、並びに加熱装置の加熱方法 |
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-
1999
- 1999-11-26 JP JP33676299A patent/JP3289141B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8575687B2 (en) | 2007-05-30 | 2013-11-05 | Rohm Co., Ltd. | Semiconductor switch device |
| US8766317B2 (en) | 2007-06-18 | 2014-07-01 | Rohm Co., Ltd. | Semiconductor device |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001154530A (ja) | 2001-06-08 |
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