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JP3269655B2 - 印刷物の色調安定化方法 - Google Patents

印刷物の色調安定化方法

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Publication number
JP3269655B2
JP3269655B2 JP10237392A JP10237392A JP3269655B2 JP 3269655 B2 JP3269655 B2 JP 3269655B2 JP 10237392 A JP10237392 A JP 10237392A JP 10237392 A JP10237392 A JP 10237392A JP 3269655 B2 JP3269655 B2 JP 3269655B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
temperature
humidity
room
solvent concentration
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP10237392A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05269979A (ja
Inventor
敏男 長岡
武明 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP10237392A priority Critical patent/JP3269655B2/ja
Publication of JPH05269979A publication Critical patent/JPH05269979A/ja
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフセット輪転印刷機
により刷られて出来上がった印刷物の色調安定化方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、オフセット輪転印刷機は、印刷
現場にそれ単体もしくはドライヤー部を含めて密閉する
形で設置されている。そして、安定した色調の印刷物を
得るため、印刷設定条件を常に一定にして印刷を行うよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
オフセット輪転印刷機では、インキ供給量、湿し水供給
量、ニップ圧、印圧、ローラ通水温度等の印刷設定条件
を一定に保っていても、ドライヤー熱、フレーム熱、空
調冷風、侵入外気等の影響により印刷環境の温湿度、イ
ンキの温度、印刷原反の温度、印刷機の温度等が変動す
る状況になっているため、刷り上がった印刷物の色調が
変動するという問題点があった。また、印刷条件を最適
値に再設定したとしても、色調は一時的には安定する
が、再び変動が発生するという問題点があった。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、オフセッ
ト輪転印刷機において常に安定した品質の色調を得るこ
とのできる印刷物の色調安定化方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、種々検討した結果、定常印刷時における品質変動の
主要因は、印刷機上でのインキ粘度、タック、流動量
の変動、ローラニップ圧の変動、版面及び着ローラ
(ファーニッシャーローラ)上の水分率の変動、印刷
機上でのインキ乳化率の変動にあり、これらを引き起こ
す根本的な原因は数々のローラからなるインキング系及
び版面周辺の溶剤濃度及び温湿度の変動であることが判
明した。
【0006】そこで、本発明の色調安定化方法は、それ
ぞれに版胴とブランケット胴を配置して上側の印刷装置
と下側の印刷装置を設け、両方のブランケット胴を相接
した状態とし、この間に帯状の印刷原反を通して両面同
時に印刷を行うようになっており、各版胴の刷版に湿し
水とインキをそれぞれの湿し水供給装置とインキ供給装
置により供給し、これを一旦ブランケット胴に転移した
後、原反に印刷するように構成されたオフセット輪転印
刷機において、ドライヤー部を除く印刷機全体又は各印
刷機ユニット単体を個別に密閉する部屋を形成し、この
部屋内の温度、湿度及び溶剤濃度を検出してこれらの検
出値が許容値内にあるように制御を行うことにより、印
刷機のインキング系及び版面周辺における溶剤濃度及び
温湿度の変動を押さえるようにしたことを要旨とするも
のである。
【0007】
【作用】上述の本発明の色調安定化方法によれば、部屋
内の温度、湿度及び溶剤濃度が常に許容値内にあるよう
に制御されることにより、印刷機のインキング系及び版
面周辺における溶剤濃度及び温湿度の変動が押さえら
れ、印刷品質の色調安定化が図られる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1はオフセット輪転印刷機のユニット単
体を部屋に収納した状態で示す断面図であり、図2は同
じく用紙Wの流れ方向の手前側から見た正面図である。
【0010】オフセット輪転印刷機は従来公知のB−B
(Blanket to blanket)タイプのも
ので、図1に湿すように、その各色ごとのユニット単体
は、縦に上から版胴11、ブランケット胴12と配置し
て上側の印刷装置を設けるとともに、縦に下から版胴1
3、ブランケット胴14と配置して下側の印刷装置を設
け、両方のブランケット胴12,14を相接した状態と
し、この間に帯状の印刷原反Wを通して両面同時に印刷
を行うようになっている。すなわち、版胴11,13の
刷版に湿し水とインキを供給し、これを一旦ブランケッ
ト胴12,14に転移した後、原反Wに印刷するもので
ある。したがって、上下の印刷装置にそれぞれ湿し水供
給装置とインヰ供給装置を備えている。湿し水供給装置
は、水舟15,16からダンプニングローラ群17,1
8の各ローラに順次湿し水を移し、版面に均一に水を与
えるものであり、インキ供給装置は、インキ壷19,2
0からインキングローラ群21,22の各ローラに順次
インキを転移し、ここで充分に練られた後、版面にイン
キを付けるものである。
【0011】そして、本発明を実施するために、上記構
成の印刷機ユニット単体は、図1に示す如く個別の部屋
R内に収納されている。この部屋Rは上側の印刷装置前
後の密閉用フレーム31,32及び下側の印刷装置前後
の密閉用フレーム33,34で密閉状態に囲まれてお
り、各フレーム31〜34にはそれぞれ一対の温湿度調
整装置41〜44と一対の溶剤濃度調整装置51〜54
がそれぞれ図示の位置に取り付けられている。各温湿度
調整装置41〜44には、部屋R内の温度及び湿度を検
出する各検知器と、温湿度を調整するためのヒーター、
クーラー、除湿器及び加湿器が内蔵されており、一方、
各溶剤濃度調整装置51〜54には、部屋R内の溶剤濃
度を検出する検知器と、インキの溶剤蒸気を噴霧する噴
霧器が内蔵されている。
【0012】一般に、版胴11,13、ブランケット胴
12,14、ダンプニングローラ群17,18の各ロー
ラ及びインキングローラ群21,22の各ローラは印刷
機運転中において高速回転を行っているので、それらの
軸受部及びギア側フレームより多大な放熱を行ってい
る。したがって、本実施例では、温湿度調整装置41〜
44と溶剤濃度調整装置51〜54は、軸受部及びギア
側フレームと熱的に遮断するため、断熱材を含んだフレ
ーム31〜34に取り付けられている。
【0013】また、温湿度調整装置と溶剤濃度調整装置
の取付け個数は、制御の簡便さから言えば少ない方がよ
いが、印刷ユニット単体に対して上下及び左右のムラを
なくすためには、各印刷機ユニット単体の片面にそれぞ
れ4個以上取り付けた方が効果的である。また、供給す
る微弱な熱風及び冷風、水蒸気及び溶剤蒸気は印刷機に
直接吹き付けない方がよい。
【0014】本発明の色調安定化方法は、上記部屋R内
の湿度、湿度及び溶剤濃度を検出してこれらの検出値が
許容値内にあるように制御することで行われる。そし
て、この制御を行うために、本実施例では、温湿度調整
装置41と溶剤濃度調整装置51を制御する制御機1、
温湿度調整装置42と溶剤濃度調整装置52を制御する
制御機2、温湿度調整装置43と溶剤濃度調整装置53
を制御する制御機3、温湿度調整装置44と溶剤濃度調
整装置54を制御する制御機4を設けている。
【0015】そして、1台の制御機、例えば制御機1に
着目した場合のそのデータのやりとり及び制御量は図3
のように設定される。
【0016】なお、図3において、t1 〜t4 、h1
4 及びd1 〜d4 はそれぞれ各制御機1〜4における
検知温度、検知湿度及び検知溶剤濃度であり、Qt1〜Q
t4、Qh1〜Qh4及びQd1〜Qd4はそれぞれ各制御機1〜
4における吐出熱量、吐出水分量及び吐出溶剤量であ
る。
【0017】ここで、部屋R内における温度を一定範囲
内に保つために、温湿度調整装置41における吐出熱量
t1は、他の温湿度調整装置42〜44の吐出熱量Qt2
〜Qt4を考慮しなければならず、次式のようになる。 Qt1=F(t1 ,Qt2,Qt3,Qt4) また、湿度は温度により影響されるので、温湿度調整装
置41における吐出水分量Qh1は、吐出熱量Qt1及び他
の温湿度調整装置42〜44の吐出水分量Qh2〜Qh4
考慮しなければならず、次式のようになる。 Qh1=G(h1 ,Qt1,Qh2,Qh3,Qh4) また、溶剤濃度も温度により影響されるので、溶剤濃度
調整装置51における吐出溶剤量Qd1は、吐出熱量Qt1
及び他の溶剤濃度調整装置52〜54の吐出溶剤量Qd2
〜Qd4を考慮しなければならず、次式のようになる。 Qd1=I(d1 ,Qt1,Qd2,Qd3,Qd4) なお、F,G,Iはそれぞれ各印刷機の固有の関数であ
る。
【0018】このようにして部屋R内の温度、湿度及び
溶剤濃度が許容値内にあるように制御が行われる結果、
印刷機ユニット単体におけるインキング系及び版面周辺
における溶剤濃度及び温湿度の変動が押さえられて印刷
物の色調が安定する。
【0019】以上、本発明をオフセット輪転印刷機の
刷機ユニット単体を部屋R内に密閉したもので説明した
が、印刷機全体を1つの部屋内に密閉して本発明を行う
こともできる。ただし、この場合は、各印刷機ユニット
の最後にあるドライヤー部を除いた部分を部屋で密閉す
る必要がある。
【0020】なお、将来的には、省エネルギーや紙質保
護の観点から低温乾燥インキ(例えば、100℃以下で
乾燥するインキ)を使用することが検討されているが、
このようなインキを設計し、現状の印刷機で使用した場
合、印刷機のもつ熱で溶剤が離脱して物性を損ねること
が考えられる。極端な場合にはローラ上でインキが固ま
ってしまうような事態が考えられる。そこで、上記のよ
うに印刷機を部屋内に密閉し、部屋内を低温に保ってか
つ溶剤蒸気を飽和させておくことにより、インキ中の溶
剤が飛ばないようにして低温乾燥インキを使いやすくす
ることも可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の印刷物の
色調安定化方法は、それぞれに版胴とブランケット胴を
配置して上側の印刷装置と下側の印刷装置を設け、両方
のブランケット胴を相接した状態とし、この間に帯状の
印刷原反を通して両面同時に印刷を行うようになってお
り、各版胴の刷版に湿し水とインキをそれぞれの湿し水
供給装置とインキ供給装置により供給し、これを一旦ブ
ランケット胴に転移した後、原反に印刷するように構成
されたオフセット輪転印刷機において、ドライヤー部を
く印刷機全体又は各印刷機ユニット単体を個別に密閉
する部屋を形成し、この部屋内の温度、湿度及び溶剤濃
度を検出してこれらの検出値が許容値内にあるように制
御を行うものであるので、印刷機のインキング系及び版
面周辺における溶剤濃度及び温湿度の変動が押さえら
れ、常に安定した品質の色調を得ることができる。
【0022】そして、本発明の色調安定化方法を実施す
ることにより、印刷損紙を少なくできるとともに定常印
刷機における省人化を図ることができる。さらには、自
動化へのアプローチともなり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】オフセット輪転印刷機のユニット単体を部屋に
収納した状態で示す断面図である。
【図2】同じく用紙Sの流れ方向の手前側から見た正面
図である。
【図3】1つの制御機におけるデータのやりとりを示す
説明図である。
【符号の説明】
11,13 版胴 12,14 ブランケット胴 15,16 水舟 17,18 ダンプニングローラ群 19,20 インキ壺 21,22 インキングローラ群 31〜34 フレーム 41〜44 温湿度調整装置 51〜54 溶剤濃度調整装置 W 印刷原反 R 部屋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−62053(JP,A) 特開 昭63−27259(JP,A) 特開 昭52−74412(JP,A) 特開 平3−39251(JP,A) 特開 平2−67135(JP,A) 特開 平2−99382(JP,A) 特開 昭63−116851(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれに版胴とブランケット胴を配置
    して上側の印刷装置と下側の印刷装置を設け、両方のブ
    ランケット胴を相接した状態とし、この間に帯状の印刷
    原反を通して両面同時に印刷を行うようになっており、
    各版胴の刷版に湿し水とインキをそれぞれの湿し水供給
    装置とインキ供給装置により供給し、これを一旦ブラン
    ケット胴に転移した後、原反に印刷するように構成され
    たオフセット輪転印刷機において、ドライヤー部を除
    刷機全体又は各印刷機ユニット単体を個別に密閉する
    部屋を形成し、この部屋内の温度、湿度及び溶剤濃度を
    検出してこれらの検出値が許容値内にあるように制御を
    行うことにより、印刷機のインキング系及び版面周辺に
    おける溶剤濃度及び温湿度の変動を押さえるようにした
    ことを特徴とする印刷物の色調安定化方法。
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JP3303712B2 (ja) * 1997-02-21 2002-07-22 凸版印刷株式会社 湿し水除去装置
JP5245532B2 (ja) * 2008-05-15 2013-07-24 大日本印刷株式会社 グラビア印刷システム

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