JP3261260B2 - 防火内装材 - Google Patents
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、防火内装材に関する
ものである。さらに詳しくは、この発明は、一般住宅、
集合住宅、公共施設、その他居住空間に用いられる、木
質感とともに高い防火性を有し、軽量で、かつ、十分な
強度と優れた意匠性、施工性、および加工性とを有する
新しい防火内装材に関するものである。
ものである。さらに詳しくは、この発明は、一般住宅、
集合住宅、公共施設、その他居住空間に用いられる、木
質感とともに高い防火性を有し、軽量で、かつ、十分な
強度と優れた意匠性、施工性、および加工性とを有する
新しい防火内装材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般住宅、集合住宅、さらに、そ
の他各種の居住空間には、壁材をはじめ天井材、軒下天
井材等として、木材に代わってケイ酸カルシウム、石こ
うボード、ALCパネル等の各種素材からなる無機質材
が利用されている。
の他各種の居住空間には、壁材をはじめ天井材、軒下天
井材等として、木材に代わってケイ酸カルシウム、石こ
うボード、ALCパネル等の各種素材からなる無機質材
が利用されている。
【0003】この無機質素材からなる内装材は、木材に
比べ、耐湿性、耐候性に優れ、防火性が良好であるとと
もに、ユニット化や生産が比較的容易であり、コストダ
ウンを図ることができ、その上、居住空間の意匠性が良
好であるという特徴を有している。
比べ、耐湿性、耐候性に優れ、防火性が良好であるとと
もに、ユニット化や生産が比較的容易であり、コストダ
ウンを図ることができ、その上、居住空間の意匠性が良
好であるという特徴を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
非木質系の無機質系内装材には、たとえばケイ酸カルシ
ウム板や石こうボードのように、一般的に内装用の面材
として使用するには重量が重く、また、割れ、欠け等が
生じやすいため、施工や加工性に難点があった。また、
ロックウールシージング材は天井材等として使用されて
いるが、素材としての強度が小さいため、ある程度強度
が要求される壁材としての使用は難しく、また、天井材
として使用する場合、そのサイズは、たとえば3尺×6
尺等の大きなサイズでは用いることができないという欠
点がある。さらに、石こうボードには、壁紙を貼った内
装用途ではボード自体に強度がないため、壁紙を剥がす
と石こうボードそのものも取り替える必要があるという
不都合があった。
非木質系の無機質系内装材には、たとえばケイ酸カルシ
ウム板や石こうボードのように、一般的に内装用の面材
として使用するには重量が重く、また、割れ、欠け等が
生じやすいため、施工や加工性に難点があった。また、
ロックウールシージング材は天井材等として使用されて
いるが、素材としての強度が小さいため、ある程度強度
が要求される壁材としての使用は難しく、また、天井材
として使用する場合、そのサイズは、たとえば3尺×6
尺等の大きなサイズでは用いることができないという欠
点がある。さらに、石こうボードには、壁紙を貼った内
装用途ではボード自体に強度がないため、壁紙を剥がす
と石こうボードそのものも取り替える必要があるという
不都合があった。
【0005】しかも、これら内装材には、意匠性の点で
も制約があった。それと言うのも、従来、内装材の表面
にシートを貼ることにより意匠性を表現しているが、こ
のシート貼りは、現場施工となるため面倒で、また、し
わの発生、はがれという欠点があったからである。この
ような意匠性の問題を解消するために、塗装が一案とし
て考えられるが、セメント、石こう系の材料には、一般
にアルカリ性を示す物が多く、水分と作用して塗装の耐
久性に悪影響を及ぼしたり、塗料の吸い込みムラや表面
強度が弱い等の仕上りに悪影響を及ぼしたりすることが
多かった。
も制約があった。それと言うのも、従来、内装材の表面
にシートを貼ることにより意匠性を表現しているが、こ
のシート貼りは、現場施工となるため面倒で、また、し
わの発生、はがれという欠点があったからである。この
ような意匠性の問題を解消するために、塗装が一案とし
て考えられるが、セメント、石こう系の材料には、一般
にアルカリ性を示す物が多く、水分と作用して塗装の耐
久性に悪影響を及ぼしたり、塗料の吸い込みムラや表面
強度が弱い等の仕上りに悪影響を及ぼしたりすることが
多かった。
【0006】このように、従来の無機質系で非木質系の
内装材には、意匠性、施工性、および加工性について制
約が大きいのが実情であった。一方、近年になって、居
住空間についての関心の高まりとともに、やわらかさや
暖かみといった木質感が見直されてきており、内装材に
関しても木材の持つ特徴を生かすことへの需要が広がっ
てきている。
内装材には、意匠性、施工性、および加工性について制
約が大きいのが実情であった。一方、近年になって、居
住空間についての関心の高まりとともに、やわらかさや
暖かみといった木質感が見直されてきており、内装材に
関しても木材の持つ特徴を生かすことへの需要が広がっ
てきている。
【0007】ただ、木材には、ユニット化による生産性
の向上の点において難点があるだけでなく、燃えやすい
ため、内装材としての使用には、室内等における出火や
火災の拡大を防止することのできる防火性、耐火災性の
向上が必要となる。そこで、木材の上記欠点を解消し、
その特徴である木質感を室内に生かしていくための方策
として、木材そのものを難燃処理した難燃合板を使用す
ることや、木材と非木質系内装材とを積層化して使用す
ることが考えられる。
の向上の点において難点があるだけでなく、燃えやすい
ため、内装材としての使用には、室内等における出火や
火災の拡大を防止することのできる防火性、耐火災性の
向上が必要となる。そこで、木材の上記欠点を解消し、
その特徴である木質感を室内に生かしていくための方策
として、木材そのものを難燃処理した難燃合板を使用す
ることや、木材と非木質系内装材とを積層化して使用す
ることが考えられる。
【0008】しかしながら、そのような難燃合板や積層
化という工夫にもかかわらず、重量の増大、施工上の大
きな制約、さらに、無機質系材料を用いることによる割
れや欠けが生じやすいという加工上の欠点が懸念され、
実用上満足することのできる改善はこれまでに実現され
ていない。
化という工夫にもかかわらず、重量の増大、施工上の大
きな制約、さらに、無機質系材料を用いることによる割
れや欠けが生じやすいという加工上の欠点が懸念され、
実用上満足することのできる改善はこれまでに実現され
ていない。
【0009】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであって、木材の有する木質感を有し、しか
も、軽量で、十分な強度を有し、割れや欠けの発生が少
ない施工性および加工性が良好であり、かつ、防火性と
意匠性に優れた新しい防火内装材を提供することを目的
としている。
されたものであって、木材の有する木質感を有し、しか
も、軽量で、十分な強度を有し、割れや欠けの発生が少
ない施工性および加工性が良好であり、かつ、防火性と
意匠性に優れた新しい防火内装材を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、内部がロックウールからなり、
表面側に難燃・不燃シート、難燃処理木材が順次積層さ
れ、裏面側に難燃未処理木材、難燃・不燃シートが順次
積層された内装材であり、表面が塗装仕上げされている
ことを特徴とする防火内装材を提供する。
を解決するものとして、内部がロックウールからなり、
表面側に難燃・不燃シート、難燃処理木材が順次積層さ
れ、裏面側に難燃未処理木材、難燃・不燃シートが順次
積層された内装材であり、表面が塗装仕上げされている
ことを特徴とする防火内装材を提供する。
【0011】またこの発明は、内部がロックウールから
なり、表面側に難燃・不燃シート、難燃処理木材が順次
積層され、裏面側に難燃・不燃シート、難燃未処理木材
が順次積層された内装材であり、表面が塗装仕上げされ
ていることを特徴とする防火内装材をも提供する。
なり、表面側に難燃・不燃シート、難燃処理木材が順次
積層され、裏面側に難燃・不燃シート、難燃未処理木材
が順次積層された内装材であり、表面が塗装仕上げされ
ていることを特徴とする防火内装材をも提供する。
【0012】
【作用】この発明の防火内装材は、内部がロックウール
からなり、表層に難燃処理した難燃処理木材が配設され
ているため、軽量であり、しかも、十分な強度を有し、
割れや欠けの発生が少ない施工性および加工性が良好で
あり、かつ、高い防火性をも有する。その上、この発明
の防火内装材は、表面を塗装仕上げすることができ、塗
装には、種々の塗装(木材ではクリア塗装、着色塗装の
何れも可能だが、一般に他の材料ではクリア塗装は少な
い)が可能であり、その結果、高い意匠性が付与可能と
なっている。
からなり、表層に難燃処理した難燃処理木材が配設され
ているため、軽量であり、しかも、十分な強度を有し、
割れや欠けの発生が少ない施工性および加工性が良好で
あり、かつ、高い防火性をも有する。その上、この発明
の防火内装材は、表面を塗装仕上げすることができ、塗
装には、種々の塗装(木材ではクリア塗装、着色塗装の
何れも可能だが、一般に他の材料ではクリア塗装は少な
い)が可能であり、その結果、高い意匠性が付与可能と
なっている。
【0013】木材を難燃処理する方法、そのために使用
する薬剤、薬剤含有率には、特段の制限はない。たとえ
ば、一般的な方法として、難燃処理剤の溶液の減圧加圧
含浸、浸漬、塗布、または防火塗料の塗布等が例示さ
れ、薬剤には、燐系、硼酸系の薬剤が例示される。別の
難燃処理法としては、反応して水に不溶な不燃性無機物
を生成させるアニオン、カチオンをそれぞれ含有する薬
剤を別々に含浸させることにより、木材中に不溶性不燃
性無機物を生成させる方法が例示される。
する薬剤、薬剤含有率には、特段の制限はない。たとえ
ば、一般的な方法として、難燃処理剤の溶液の減圧加圧
含浸、浸漬、塗布、または防火塗料の塗布等が例示さ
れ、薬剤には、燐系、硼酸系の薬剤が例示される。別の
難燃処理法としては、反応して水に不溶な不燃性無機物
を生成させるアニオン、カチオンをそれぞれ含有する薬
剤を別々に含浸させることにより、木材中に不溶性不燃
性無機物を生成させる方法が例示される。
【0014】塗装仕上げには、大きく分類して、塗装面
がフラットな塗装と塗装面が凹凸のある塗装があるが、
特に限定されない。塗装面が凹凸のある塗装模様として
は、たとえば砂壁模様、繊維模様、凹凸模様、凸部処理
模様、クレーター模様、ゆず肌模様、スチップル模様、
スタッコ模様等が例示されるが、これらに限定されな
い。これら凹凸感のある塗装仕上げは、意匠性の観点か
ら有効である。たとえば、スタッコ調の凹凸感のある模
様を表現する塗装としてスパッタ塗装が知られており、
その凹凸感によりたとえば壁紙の様なエンボス調の模様
を作ることが可能である。特に、最近の一般住宅等の内
装用途では、凹凸感のある模様は高級感があり、好まれ
る傾向にあるため、スパッタ塗装は好ましい。
がフラットな塗装と塗装面が凹凸のある塗装があるが、
特に限定されない。塗装面が凹凸のある塗装模様として
は、たとえば砂壁模様、繊維模様、凹凸模様、凸部処理
模様、クレーター模様、ゆず肌模様、スチップル模様、
スタッコ模様等が例示されるが、これらに限定されな
い。これら凹凸感のある塗装仕上げは、意匠性の観点か
ら有効である。たとえば、スタッコ調の凹凸感のある模
様を表現する塗装としてスパッタ塗装が知られており、
その凹凸感によりたとえば壁紙の様なエンボス調の模様
を作ることが可能である。特に、最近の一般住宅等の内
装用途では、凹凸感のある模様は高級感があり、好まれ
る傾向にあるため、スパッタ塗装は好ましい。
【0015】塗料も特に限定されず、たとえば、木材に
一般的に使用される、水性塗料、油性塗料、繊維素塗
料、天然樹脂塗料、合成樹脂塗料等が例示されるが、木
材以外に使用されている塗料を用いることもできる。内
部のロックウール(総称)についても特に限定はされな
いが、市販のロックウール綿、ロックウールシージング
板等が好適である。その厚みは、6〜40mm程度、比
重は、200〜600kg/m3 が入手のしやすさ、コ
ストの点から好ましい。
一般的に使用される、水性塗料、油性塗料、繊維素塗
料、天然樹脂塗料、合成樹脂塗料等が例示されるが、木
材以外に使用されている塗料を用いることもできる。内
部のロックウール(総称)についても特に限定はされな
いが、市販のロックウール綿、ロックウールシージング
板等が好適である。その厚みは、6〜40mm程度、比
重は、200〜600kg/m3 が入手のしやすさ、コ
ストの点から好ましい。
【0016】この発明の防火内装材は、加工性、施工性
等を保持しつつ、強度および防火性を向上させるため
に、表層部および裏層部に難燃・不燃性シートを有す
る。この難燃・不燃シートにより、軽量で、しかも良好
な意匠性、施工性、および加工性という特長を損なうこ
となく、強度および防火性の向上が可能となる。これ
は、木材という可燃物が同量であっても、難燃・不燃シ
ートにより加熱時の炭化層がしっかりと保持され、炭化
層が炎を遮断するとともに熱を断熱することにより、防
火性が向上するためと考えられる。
等を保持しつつ、強度および防火性を向上させるため
に、表層部および裏層部に難燃・不燃性シートを有す
る。この難燃・不燃シートにより、軽量で、しかも良好
な意匠性、施工性、および加工性という特長を損なうこ
となく、強度および防火性の向上が可能となる。これ
は、木材という可燃物が同量であっても、難燃・不燃シ
ートにより加熱時の炭化層がしっかりと保持され、炭化
層が炎を遮断するとともに熱を断熱することにより、防
火性が向上するためと考えられる。
【0017】難燃・不燃シートには、たとえば、ロック
ウール、難燃性樹脂、セラミック、ガラス、金属類等が
例示されるが、重量の大きいものは、内装材の総重量に
反映されるばかりでなく、取り扱い上好ましくない。ま
た、施工性および加工性を考慮すれば、極端に切断、切
削しにくい材料もまた好ましくない。これらの観点、コ
スト等からすると、難燃・不燃シートには、ガラス繊維
シートが一般的に好適であると考えられる。
ウール、難燃性樹脂、セラミック、ガラス、金属類等が
例示されるが、重量の大きいものは、内装材の総重量に
反映されるばかりでなく、取り扱い上好ましくない。ま
た、施工性および加工性を考慮すれば、極端に切断、切
削しにくい材料もまた好ましくない。これらの観点、コ
スト等からすると、難燃・不燃シートには、ガラス繊維
シートが一般的に好適であると考えられる。
【0018】
【実施例】以下、実施例を示し、さらに詳しくこの発明
の防火内装材について説明する。 (実施例1、2) 図1および図2、そして、表1に示される構成を有する
サンプルを製造した。実施例1に示されるサンプルは、
内部がロックウールシージング板(32)であり、表面
側に難燃・不燃シート(34)、難燃処理木材(31)
が順次積層され、裏面側に難燃未処理木材(33)、難
燃・不燃シート(34)が順次積層され、表面が塗装仕
上げされている。実施例2に示されるサンプルは、内部
がロックウール(44)であり、表面側に難燃・不燃シ
ート(45)、難燃処理木材(43)が順次積層され、
裏面側に難燃・不燃シート(45)、難燃未処理木材
(46)が順次積層され、表面が塗装仕上げされてい
る。
の防火内装材について説明する。 (実施例1、2) 図1および図2、そして、表1に示される構成を有する
サンプルを製造した。実施例1に示されるサンプルは、
内部がロックウールシージング板(32)であり、表面
側に難燃・不燃シート(34)、難燃処理木材(31)
が順次積層され、裏面側に難燃未処理木材(33)、難
燃・不燃シート(34)が順次積層され、表面が塗装仕
上げされている。実施例2に示されるサンプルは、内部
がロックウール(44)であり、表面側に難燃・不燃シ
ート(45)、難燃処理木材(43)が順次積層され、
裏面側に難燃・不燃シート(45)、難燃未処理木材
(46)が順次積層され、表面が塗装仕上げされてい
る。
【0019】
【表1】
【0020】以上のサンプルについて、その比重、強度
(最大破壊強度)、釘引抜き荷重、および防火性を評価
した。強度(最大破壊荷重)については、長さ200m
m×幅15mmのサンプルにより曲げ試験を実施し、最
大破壊荷重を求めた。L方向:試験サンプルの長さ方向
が、表層の難燃処理木材の繊維方向と平行、およびW方
向:試験サンプルの長さ方向が、表層の難燃処理木材の
繊維方向と直角の2方向について、各n=3で強度試験
を実施した。評価は、L方向≧60kgf、かつW方向
≧30kgfの場合を○、L、Wのいずれかが左記値を
下回る場合を△、L、Wともに下回る場合を×で示す。
なお、市販の石こうボードの最大破壊荷重は、L方向=
53kgf、W方向=23kgfである。
(最大破壊強度)、釘引抜き荷重、および防火性を評価
した。強度(最大破壊荷重)については、長さ200m
m×幅15mmのサンプルにより曲げ試験を実施し、最
大破壊荷重を求めた。L方向:試験サンプルの長さ方向
が、表層の難燃処理木材の繊維方向と平行、およびW方
向:試験サンプルの長さ方向が、表層の難燃処理木材の
繊維方向と直角の2方向について、各n=3で強度試験
を実施した。評価は、L方向≧60kgf、かつW方向
≧30kgfの場合を○、L、Wのいずれかが左記値を
下回る場合を△、L、Wともに下回る場合を×で示す。
なお、市販の石こうボードの最大破壊荷重は、L方向=
53kgf、W方向=23kgfである。
【0021】釘引抜き荷重については、径1.0mm、
長さ40mmの釘を試験片に貫通するように打ち込み、
そのときの引抜き荷重を測定した。評価は、3.5kg
f以上を○、2.0〜3.5kgfを△、2.0kgf
以下を×で示す。なお、市販の5.5mm、3.0mm
厚の合板の釘引抜き荷重は、それぞれ3.5kg、2.
0kgである。防火性は、JISA1321表面試験に
準じて評価した。評価指標は次の通りである。 ○:準不燃性能を有している。 △:準不燃性から難燃以下の間の性能。 ×:難燃以下。 結果は、表2に示した通りである。
長さ40mmの釘を試験片に貫通するように打ち込み、
そのときの引抜き荷重を測定した。評価は、3.5kg
f以上を○、2.0〜3.5kgfを△、2.0kgf
以下を×で示す。なお、市販の5.5mm、3.0mm
厚の合板の釘引抜き荷重は、それぞれ3.5kg、2.
0kgである。防火性は、JISA1321表面試験に
準じて評価した。評価指標は次の通りである。 ○:準不燃性能を有している。 △:準不燃性から難燃以下の間の性能。 ×:難燃以下。 結果は、表2に示した通りである。
【0022】
【表2】
【0023】実施例1および2に示されるサンプルは、
表2から理解されるように、軽量で、十分な強度と良好
な防火性能を有し、意匠性に優れた防火内装材であると
確認される。 (比較例1、2) 図3および図4、そして、表1に示される構成を有する
サンプルを製造した。比較例1に示されるサンプルは、
内部がロックウールシージング板(52)であり、表層
に難燃処理木材(51)が、裏層に難燃未処理木材(5
3)が、それぞれ配設され、表面が塗装仕上げされてい
ないものである。比較例2に示されるサンプルは、内部
がロックウール(55)であり、表層部に難燃処理木材
(54)が2枚、裏層部に難燃処理木材(56)が2
枚、それぞれ積層され、表面が塗装仕上げされていない
ものである。
表2から理解されるように、軽量で、十分な強度と良好
な防火性能を有し、意匠性に優れた防火内装材であると
確認される。 (比較例1、2) 図3および図4、そして、表1に示される構成を有する
サンプルを製造した。比較例1に示されるサンプルは、
内部がロックウールシージング板(52)であり、表層
に難燃処理木材(51)が、裏層に難燃未処理木材(5
3)が、それぞれ配設され、表面が塗装仕上げされてい
ないものである。比較例2に示されるサンプルは、内部
がロックウール(55)であり、表層部に難燃処理木材
(54)が2枚、裏層部に難燃処理木材(56)が2
枚、それぞれ積層され、表面が塗装仕上げされていない
ものである。
【0024】以上のサンプルについても、その比重、強
度(最大破壊強度)、釘引抜き荷重、および防火性を評
価し、その結果を表2に合わせて示した。表2から確認
されるように、比較例1に示されるサンプルは、実施例
1、2に示されるサンプルと比べ、強度が劣り、比較例
2に示されるサンプルは、防火内装材として重要な防火
性能が劣る。しかも、両サンプルとも表面が塗装仕上げ
されていないため、意匠性も劣る。
度(最大破壊強度)、釘引抜き荷重、および防火性を評
価し、その結果を表2に合わせて示した。表2から確認
されるように、比較例1に示されるサンプルは、実施例
1、2に示されるサンプルと比べ、強度が劣り、比較例
2に示されるサンプルは、防火内装材として重要な防火
性能が劣る。しかも、両サンプルとも表面が塗装仕上げ
されていないため、意匠性も劣る。
【0025】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
り、木材の有する木質感を有し、しかも、軽量で、十分
な強度を有し、割れや欠けの発生が少ない施工性および
加工性が良好であり、かつ、防火性と意匠性に優れた新
しい防火内装材が提供される。
り、木材の有する木質感を有し、しかも、軽量で、十分
な強度を有し、割れや欠けの発生が少ない施工性および
加工性が良好であり、かつ、防火性と意匠性に優れた新
しい防火内装材が提供される。
【図1】実施例1で製造されたサンプルを示した断面図
である。
である。
【図2】実施例2で製造されたサンプルを示した断面図
である。
である。
【図3】比較例1で製造されたサンプルを示した断面図
である。
である。
【図4】比較例2で製造されたサンプルを示した断面図
である。
である。
31、43、51、54、56 難燃処理木材 32、52 ロックウールシージング板 33、46、53 難燃未処理木材 34、45 難燃・不燃シート 44、55 ロックウール
フロントページの続き (72)発明者 大槻 悦郎 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 永田 豪 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−119629(JP,A) 特開 平3−112604(JP,A) 実開 平3−82709(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 13/08 - 13/18 E04B 1/94
Claims (2)
- 【請求項1】 内部がロックウールからなり、表面側に
難燃・不燃シート、難燃処理木材が順次積層され、裏面
側に難燃未処理木材、難燃・不燃シートが順次積層され
た内装材であり、表面が塗装仕上げされていることを特
徴とする防火内装材。 - 【請求項2】 内部がロックウールからなり、表面側に
難燃・不燃シート、難燃処理木材が順次積層され、裏面
側に難燃・不燃シート、難燃未処理木材が順次積層され
た内装材であり、表面が塗装仕上げされていることを特
徴とする防火内装材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14172394A JP3261260B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 防火内装材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14172394A JP3261260B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 防火内装材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0813750A JPH0813750A (ja) | 1996-01-16 |
| JP3261260B2 true JP3261260B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=15298712
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14172394A Expired - Fee Related JP3261260B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 防火内装材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3261260B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102157316B1 (ko) * | 2018-07-11 | 2020-09-17 | 전북대학교산학협력단 | 목재-무기질 적층 복합재 |
| WO2019031859A1 (ko) * | 2017-08-10 | 2019-02-14 | 전북대학교 산학협력단 | 목재-무기질 적층 복합재 |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP14172394A patent/JP3261260B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0813750A (ja) | 1996-01-16 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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