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JP3260805B2 - 合わせガラス - Google Patents

合わせガラス

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JP3260805B2
JP3260805B2 JP06371592A JP6371592A JP3260805B2 JP 3260805 B2 JP3260805 B2 JP 3260805B2 JP 06371592 A JP06371592 A JP 06371592A JP 6371592 A JP6371592 A JP 6371592A JP 3260805 B2 JP3260805 B2 JP 3260805B2
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JP
Japan
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laminated glass
weight
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vinyl acetate
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英之 丹羽
清美 笹木
喬栄 吉田
逸夫 田沼
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のフロントガラス
やサイドガラス、建築物の窓ガラス、防音ガラス等に用
いられる合わせガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合わせガラスの中間層としてはポ
リビニルブチラ−ル系樹脂が最も一般的に用いられてき
たが、ポリビニルブチラ−ル系樹脂は熱可塑性樹脂であ
るため以下に問題点を有していた。
【0003】(1)軟化点が比較的低いために、貼合わ
せた後に熱によりガラス板がずれたり気泡の発生が認め
られる。
【0004】(2)水分の影響を受けやすいために、高
湿度雰囲気下に長期間に亘り放置しておくと周辺部から
次第に白色化すると共にガラスとの接着力の低下が認め
られる。
【0005】(3)耐衝撃破壊性能が温度に依存し、特
に室温を超えた温度領域即ち約30℃以上では耐貫通性
能が急激に低下する。
【0006】上記ポリビニルブチラ−ル系樹脂が有する
問題点を解決するために、本発明者らはエチレン−酢酸
ビニル共重合体に有機過酸化物を配合した熱硬化性樹脂
をガラス板間に介在させて一体化し、熱硬化性樹脂層を
熱硬化させる合わせガラスを提案し、先に特許出願した
(例えば、特開昭57−196747号)。
【0007】また、合わせガラスの耐衝撃破壊性や耐貫
通性を改良する方法として、重量平均分子量が200〜
50000の炭化水素樹脂を配合した熱硬化樹脂を用い
た合わせガラスを提案し、既に特許出願した(例えば、
特開平3−183645号)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、合わせ
ガラスの重要な要求特性である耐黄変性の問題は未だ充
分解決されているとは言えない。これは合わせガラスを
長期にわたって実装した場合、紫外線の影響による光安
定性の問題であり、結局合わせガラス中の樹脂層の耐黄
変性の問題に帰着するのであるが従来満足な耐黄変性を
有する合わせガラスは提供されていない。
【0009】本発明は上記の問題点を解決し、良好な耐
衝撃性、耐貫通性を損なうことなく、光安定性を改良し
て、長期間にわたって透明感の高い、耐黄変性に優れた
合わせガラスを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の合わせガ
ラスは、エチレン−酢酸ビニル共重合体に炭化水素樹脂
と有機過酸化物を配合した熱硬化性樹脂をガラス板間に
介在させて一体化し、この樹脂層を熱硬化してなる合わ
せガラスにおいて、該炭化水素樹脂の水素化率が91%
以上であることを特徴とする。
【0011】請求項2記載の合わせガラスは、請求項1
において、炭化水素樹脂の割合が、前記エチレン−酢酸
ビニル共重合体100重量部に対して1〜100重量部
であることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の合わせガラスは、請求項1
又は2において、有機過酸化物の割合が、前記エチレン
−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して0.1〜5
重量部であることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の合わせガラスは、請求項
1、2又は3において、炭化水素樹脂の重量平均分子量
が200〜50000であることを特徴とする。
【0014】請求項5記載の合わせガラスは、請求項
1、2、3又は4において、エチレン−酢酸ビニル共重
合体の酢酸ビニル含有率が10〜50重量%であること
を特徴とする。
【0015】即ち、本発明者らは、合わせガラスの耐黄
変性を改良するため、先に特許出願(例えば、特開平3
−183645号)した合わせガラスの樹脂層の構成成
分である炭化水素樹脂に着目し、鋭意検討を重ねた結
果、水素化率が91%以上の炭化水素樹脂を用いること
によって、目的を達成し、本発明を完成するに至った。
【0016】以下に本発明を詳細に説明する。本発明の
重要な特徴は二重結合が極力少ない炭化水素樹脂即ち、
水素化率(水素添加率ともいう)の高い炭化水素樹脂を
合わせガラスの樹脂層に用いることにある。
【0017】本発明に使用される炭化水素樹脂の水素化
率は91%以上であり、好ましくは95%以上である。
ここでいう水素化率とは水素化反応を行う前の二重結合
が水素化反応後に飽和された割合を表し、これはヨウ素
の吸着率によるヨウ素価として定量化することができ
る。
【0018】前記した水素化率の高い炭化水素樹脂は天
然樹脂系及び合成樹脂系のいずれでも差し支えない。天
然樹脂系ではロジン、ロジン誘導体、テルペン系樹脂等
が好適に用いられる。これらのうち、ロジンとしてはガ
ム系樹脂、ト−ル油系樹脂、ウッド系樹脂等を用いるこ
とができる。ロジン誘導体としては上記ロジンをそれぞ
れ水素化、不均化、重合、エステル化又は金属塩化した
もの等を用いるこができる。テルペン系樹脂としてはα
−ピネン、β−ピネン等のテルペン樹脂のほか、テルペ
ンフェノ−ル樹脂等を用いることができる。また、その
他の天然樹脂としてダンマル、コ−パル、シェラックな
どを用いてもよい。
【0019】一方、合成樹脂系では石油系樹脂、フェノ
−ル系樹脂、キシレン系樹脂等が好適に用いられる。こ
れらのうち、石油系樹脂としては脂肪族系石油樹脂、芳
香族系石油樹脂、脂環族系石油樹脂、共重合系石油樹
脂、水素化石油樹脂、純モノマ−系石油樹脂、クマロン
インデン樹脂等を用いることができる。フェノ−ル系樹
脂としてしはアルキルフェノ−ル樹脂、変性フェノ−ル
樹脂等を用いることができる。キシレン系樹脂としては
キシレン樹脂、変性キシレン樹脂等を用いることができ
る。
【0020】本発明の炭化水素樹脂の割合は、エチレン
−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して1〜100
重量部であり、好ましくは2〜80重量部であり、さら
に好ましいのは10〜60重量部である。
【0021】炭化水素樹脂としては、その重量平均分子
量が200〜50000であり、特に200〜1000
0のものが好ましい。
【0022】本発明で用いられるエチレン−酢酸ビニル
共重合体としては、その酢酸ビニル含有率が10〜50
重量%、特に15〜40重量%であることが好ましい。
この酢酸ビニル含有率が10重量%未満であると、高温
で架橋硬化させる場合に得られる樹脂の透明度が充分で
なく、逆に50重量%を越えると合わせガラスにした場
合の耐衝撃性、耐貫通性が不足する傾向がある。
【0023】本発明の有機過酸化物は、エチレン−酢酸
ビニル共重合体の硬化剤として使用されるものであり、
100℃以上の温度で分解してラジカルを生ずるもので
あればいずれも使用可能である。配合時の安定性を考慮
した場合、半減期10時間の分解温度が70℃以上であ
るものが好ましく、例えば、2,5−ジメチルヘキサン
−2,5−ジハイドロパ−オキサイド、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパ−オキシ)ヘキサン−
3、ジ−t−ブチルパ−オキサイド、t−ブチルクミル
パ−オキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−
ブチルパ−オキシ)ヘキサン、ジクミルパ−オキサイ
ド、α,α’−ビス(t−ブチルパ−オキシイソプロピ
ル)ベンゼン、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチル
パ−オキシ)バレレ−ト、2,2−ビス(t−ブチルパ
−オキシ)ブタン、1,1−ビス(t−ブチルパ−オキ
シ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパ−オ
キシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ブ
チルパ−オキシベンズエ−ト、ベンゾイルパ−オキサイ
ド等を挙げることができる。これらの有機過酸化物は1
種を単独で、或いは2種以上を併用して用いることがで
きる。
【0024】本有機過酸化物の割合は、エチレン−酢酸
ビニル共重合体100重量部に対して0.1〜5重量部
であることが好ましい。
【0025】本発明では、樹脂層の初期モジュラスを向
上させて耐貫通性を高めるために、硬化助剤として、ア
クリロキシ基含有化合物、メタクリロキシ基含有化合
物、及びアリル基含有化合物よりなる群から選ばれた少
なくとも1種の化合物を添加することができる。
【0026】これら化合物のうち、アクリロキシ基含有
化合物、メタクリロキシ基含有化合物としては、アクリ
ル酸誘導体又はメタクリル酸誘導体、例えば、そのエス
テルを用いることができる。この場合、エステルのアル
コ−ル残基としては、メチル基、エチル基、ドデシル
基、ステアリル基、ラウリル基のようなアルキル基の他
に、シクロヘキシル基、テトラヒドロフルフリル基、ア
ミノエチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキ
シプロピル基、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル基
等を挙げることができる。更に、エチレングリコ−ル、
トリエチレングリコ−ル、ポリエチレングリコ−ル等の
多官能アルコ−ルとのエステルも同様に用いることがで
きる。
【0027】また、アリル基含有化合物としては、ジア
リルフタレ−ト、ジアリルフマレ−ト、ジアリルマレエ
−ト、トリアリルイソシアヌレ−ト、トリアリルシアヌ
レ−トが好ましく用いられる。
【0028】なお、これら化合物の配合量はエチレン−
酢酸ビニル共重合体100重量部に対して50重量部以
下とするのが好ましい。
【0029】本発明では、エチレン−酢酸ビニル共重合
体とガラスとの接着力を更に高めるために、接着向上剤
として、シランカップリング剤を添加することができ
る。この場合、使用されるシランカップリング剤として
は公知のもの、例えば、γ−クロロプロピルメトキシシ
ラン、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、ビニル−トリス(β−メトキシエトキシ)シラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
β−(3,4−エトキシシクロヘキシル)エチル−トリ
メトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン等を挙げることができ
る。これらシランカップリング剤の配合量はエチレン−
酢酸ビニル共重合体100重量部に対して5重量部以下
で充分である。
【0030】本発明では、更に、必要に応じて、樹脂層
の安定性を向上させる目的で、ハイドロキノン、ハイド
ロキノンモノメチルエ−テル、p−ベンゾキノン、メチ
ルハイドロキノン等の重合抑制剤を、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体100重量部に対して5重量部以下で添加
することができる。また、これらの添加剤以外にも着色
剤、紫外線吸収剤、老化防止剤、変色防止剤等を必要に
応じて添加することもできる。
【0031】また、本発明では、光安定性、熱安定性を
一層向上させる目的で酸化防止剤を用いることができ
る。この酸化防止剤としては、フェノ−ル系、イオウ
系、リン系、アミン系、ヒンダ−ドフェノ−ル系、ヒン
ダ−ドアミン系、ヒドラジン系等を挙げることができる
が特に好ましいのはヒンダ−ドアミン系である。
【0032】本発明の合わせガラスは耐衝撃性、耐貫通
性、耐黄変性等に優れているので、自動車のフロントガ
ラスやサイドガラス、建築物の窓ガラス等に用いられる
が、更に合わせガラスの樹脂層には炭化水素樹脂が添加
されており、樹脂層の損失係数を大きくすることができ
るので、防音ガラス等にも好適に使用される。
【0033】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。
【0034】なお、用いたエチレン−酢酸ビニル共重合
体及び炭化水素樹脂は次の通りである。
【0035】エチレン−酢酸ビニル共重合体: 「ウルトラセン634」(東ソ−株式会社製(商標)) 酢酸ビニル含有率=26重量% 炭化水素樹脂: 実施例;「アルコンP−100」(荒川化学工業株式会
社製(商標)) 水素化率98%、重量平均分子量700の脂環族系炭化
水素樹脂 比較例;「アルコンM−100」(荒川化学工業株式会
社製(商標)) 水素化率90%、重量平均分子量700の脂環族系炭化
水素樹脂 〔実施例〕アルコンP−100を用いて、表1に示す割
合で各成分を配合し、80℃に加熱したロ−ルミルで混
合して熱可塑性樹脂を調整した。
【0036】得られた熱可塑性樹脂で、プレスを使用し
て厚さ0.76mmのシ−トを作製し、予め洗浄乾燥し
ておいた2枚の3mm厚さのフロ−トガラス間に挟ん
だ。その後、これをゴム袋に入れて真空脱気し、80℃
の温度で予備圧着した。次に、この予備圧着合わせガラ
スをオ−ブン中に入れ、130℃の条件下で30分間処
理した。得られた合わせガラスは透明度が高く、光学的
にゆがみのないもので、また耐衝撃性、耐貫通性にも優
れたものであった。
【0037】この合わせガラスを岩崎電気株式会社製の
ス−パ−UVテスタ−〔SUV−F1型〕において30
0時間の促進露光試験を行った結果、試験前の合わせガ
ラスと比較して全く変化が認められず、この合わせガラ
スの耐黄変性が極めて優れていることがわかった。
【0038】〔比較例〕アルコンP−100の代わり
に、アルコンM−100を用いる以外は実施例と同様に
実施した。露光試験後の合わせガラスは試験前の合わせ
ガラスに比べて、著しい黄変が認められた。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】本発明の合わせガラスは上記構成とした
ので、良好な耐衝撃性、耐貫通性を損なうことなく、光
安定性を改良して、長期間にわたって透明感の高い、耐
黄変性に優れた効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−196747(JP,A) 特開 平3−183645(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03C 27/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン−酢酸ビニル共重合体に炭化水
    素樹脂と有機過酸化物を配合した熱硬化性樹脂をガラス
    板間に介在させて一体化し、この樹脂層を熱硬化してな
    る合わせガラスにおいて、該炭化水素樹脂の水素化率が
    91%以上であることを特徴とする合わせガラス。
  2. 【請求項2】 炭化水素樹脂の割合が、前記エチレン−
    酢酸ビニル共重合体100重量部に対して1〜100重
    量部であることを特徴とする請求項1に記載の合わせガ
    ラス。
  3. 【請求項3】 有機過酸化物の割合が、前記エチレン−
    酢酸ビニル共重合体100重量部に対して0.1〜5重
    量部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の合
    わせガラス。
  4. 【請求項4】 炭化水素樹脂の重量平均分子量が200
    〜50000であることを特徴とする請求項1、2又は
    3に記載の合わせガラス。
  5. 【請求項5】 エチレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビ
    ニル含有率が10〜50重量%であることを特徴とする
    請求項1、2、3又は4に記載の合わせガラス。
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JP2911503B2 (ja) * 1989-12-11 1999-06-23 株式会社ブリヂストン 合わせガラス

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