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JP3123028U - 吸音材 - Google Patents

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JP3123028U
JP3123028U JP2006001101U JP2006001101U JP3123028U JP 3123028 U JP3123028 U JP 3123028U JP 2006001101 U JP2006001101 U JP 2006001101U JP 2006001101 U JP2006001101 U JP 2006001101U JP 3123028 U JP3123028 U JP 3123028U
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JP2006001101U
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利明 杉浦
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Taiyu Kensetsu KK
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Taiyu Kensetsu KK
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Abstract

【課題】 本考案の課題は、騒音全体に対する吸音性が、壁材の間等狭い空間に押し込んだ場合でも、より向上する吸音材を提供することにある。
【解決手段】 2枚以上の多孔質で板状の吸音材において、おのおのの該吸音材と該吸音材の間に、片面に微細な凹凸を形成したシートを挿入して接着し、一体化させたことを特徴とする吸音材。
【選択図】図1

Description

本考案は、騒音等を吸音する吸音材に関する。詳しくは、建設資材として主に壁等に用いる吸音材に関する。
建築物には吸音を目的として壁等にロックウール、グラスウール、ウレタンフォーム、石膏ボード等が用いられ,その品質はJISA6301に規定されている。この中でも、グラスウールは吸音性、施工性、コストに優れ、広く一般的に用いられている。また、ウレタンフォーム等多孔質発泡性樹脂製品も性能に非常に優れ、広く用いられている。
このグラスウールを用いた吸音材として、複数のグラスウール板の間に振動周波数の異なる層を形成して、より吸音効果を向上させたものが開示されている。特許文献1は、グラスウール等繊維質材料の内部にポリエチレン、塩化ビニル等からなる有機質シートを挟んだものである。また、特許文献2は、2枚にグラスウール板の間にスペーサーを介して空間を形成したものである。
特開2000−267672号 実開平6−34936号
しかしながら、特許文献1の方法では、低周波数の騒音低減には効果があるものの、全体の騒音低減効果の向上は若干小さい。特許文献2の方法では、壁材の間の狭い空間に吸音材を配置させようとすれば吸音材が圧縮され、グラスウール間の空間が閉塞しグラスウール同士が密着することによって、通常のグラスウールと吸音性が同程度に低下する懸念がある。
本考案の課題は、騒音全体に対する吸音性が、壁材の間等狭い空間に押し込んだ場合でも、より向上する吸音材を提供することにある。
上記課題を解決するため、本考案は以下のように構成されている。
まず第1の考案は、2枚以上の多孔質で板状の吸音材において、おのおのの該吸音材と該吸音材の間に、片面に微細な凹凸を形成したシートを挿入して接着し、一体化させたことを特徴とする吸音材である。多孔質で板状の吸音材と該吸音材の間にシートを挿入しただけでも、該吸音材の吸音性だけでなく、シートの遮音性が加味されて、騒音の伝播が抑制されるが、本考案では更に、挿入したシートに形成された微細な凹凸により吸音材とシートの間に微細な形状の空隙層が形成されることにより、騒音の伝播がより抑制され、吸音効果がより向上する。また、微細な空隙が連続している状態であるので、壁材の間等狭い空間に押し込んで、若干屈折した状態であっても微細な空隙が閉塞されることがなく、良好な吸音効果を維持できる。
次に第2の考案は、多孔質で板状の吸音材と該吸音材の間に挿入する片面に微細な凹凸を形成したシートが、紙に所定粒度の砂を接着剤で定着したもの、ビニールシートに所定粒度の砂を接着剤で定着したもの、アルミ箔に所定粒度の砂を接着剤で定着したもの、サンドペーパー、サンドペーパーに所定粒度の砂を接着剤で定着したもの、のいずれかより任意に選択されるものであることを特徴とする吸音材である。これらを用いることで、片面に微細な凹凸を形成したシートが容易に得られ、これを吸音材同志の間に挿入し接着することで、所望する吸音効果を得ることができる。
そして第3の考案は、多孔質で板状の吸音材の材質が、グラスウール、ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、のいずれかより任意に選択されるものであることを特徴とする吸音材である。これらを用いることで、より確実に吸音効果を得ることができる。
以上のような構成の吸音材とすることで、単にシート(フィルム)を挟み込んだ場合より、吸音効果がより向上し、伝播する騒音をより抑制することができる。また、紙に所定粒度の砂を散布し接着剤で定着した等によるシートを用いることで、狭い空間に本吸音材を押し込むことが容易であり、押し込んだことにより吸音材が屈折した状態になっている場合でも、シート表面に形成された微細な空隙が閉塞することなく、吸音材として所望の効果を維持できる。
以下に、本考案を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本考案による吸音材1断面図である。図2は、片面に微細な凹凸を形成したシート2の断面図である。図3は、片面に微細な凹凸を形成したシート2を挿入部分の拡大部分断面図である。
まず図1では、3枚の多孔質で板状の吸音材3を用い、これらを合わせたとき生ずる2つの隙間に、片面に微細な凹凸を形成したシート2(以下、本考案シート2という)を1枚ずつ合計2枚挿入し、すべてを接着剤で接着し、1枚の吸音材1としたものである。ここで、吸音材1の厚さは特に限定されないが、吸音性や施工性を考慮すると30〜100mmが好ましい。
また、図1では多孔質で板状の吸音材3を3枚、本考案シート2を2枚で吸音材1を構成したが、多孔質で板状の吸音材3が2枚、本考案シート2が1枚でもよい。更に、多孔質で板状の吸音材3が3枚より多い場合でもよく、多孔質で板状の吸音材3がn枚とすると、本考案シート2がn−1枚であればよい。加工性や施工性を考慮すると、多孔質で板状の吸音材3が2〜4枚、本考案シート2が1〜3枚であることが好ましい。
本考案に用いる多孔質で板状の吸音材3は一般的に吸音材として用いられているものでよく、その中でも、グラスウール、ウレタンフォーム、ポリエチレンフォームのうち任意に選択される材質からなるものが特に好ましい。また、その1枚の厚さも任意でよいが、吸音性や施工性等を考慮すると、10〜50mmが好ましい。また、おのおのの多孔質で板状の吸音材3の厚さは同じものでも、異なるものでもかまわない。
本考案シート2は、図2に示すように、薄く変形性のよいシート2aに接着剤2cを介して所定粒度の砂2bを散布し定着させたものである。薄く変形性のよいシート2aは、紙、ビニールシート、アルミ箔が好適に用いられ、その厚さは変形性や強度を考慮すると、0.05〜0.1mmが好ましい。所定粒度の砂2bは、粒形が整い単粒度のものであればよく、珪砂や人工砂が好ましい。粒径の大きさはシート2aへの定着性、本考案シート2としたときの表面形状等を考慮すると、最大寸法0.2〜1.0mmが好ましい。より好ましくは0.3〜0.6mmがよい。また、所定粒度の砂2bの散布量すなわちシート2aへの定着量は、本考案シート2としたときの表面形状等を考慮すると、0.1〜0.8g/mが好ましい。より好ましくは0.2〜0.5g/mがよい。接着剤2cは、接着性のよいものであれは特に限定されるものではない。以上のように形成された本考案シート2の厚さは、変形性、強度等を考慮すると、0.5〜1.0mmが好ましい。
また、サンドペーパーは予め砂を紙に定着してあるものであるので、本考案シート2として好適に用いることができる。更に、サンドペーパーに前記所定粒度の砂2bを接着剤2cで定着したものも、本考案シート2として好適に用いることができる。
以上のように形成した本考案シート2を、図3に示すように、多孔質で板状の吸音材3と該吸音材3との間に挟み、接着剤4を用い本考案シート2と多孔質で板状の吸音材3を接着し、一体化させて吸音材1が形成される。なお、接着剤4もシート形成に用いた接着剤2cと同様、接着性のよいものであれは特に限定されるものではない。
本考案の実施例について、以下詳細に説明する。但し、本考案は以下の実施例に限定されるものではない。
表1に示す本考案シート2を作成した。なお、表1のA〜Eは本考案シート2に含まれるものであり、Fは比較例として用いるもので、表面の凹凸を形成させていないシートである。
Figure 0003123028
ここで、所定粒度の砂2bは珪砂を用い、その最大寸法は0.5mmで、定着量は0.3g/mとした。珪砂の定着に用いた接着剤2cは、G17スプレーボンド(コニシ社製、クロロプレンゴム)を用いた。
これらを多孔質で板状の吸音材3に挟み込み、接着一体化して吸音材1を作成した。ここで、多孔質で板状の吸音材3の種類を表2に示す。
Figure 0003123028
作成した吸音材1は、図1に示したものと同様、3枚の多孔質で板状の吸音材3の2つの間隙にシート2を1枚ずつ計2枚用いたものである。シート2と多孔質で板状の吸音材3との接着に用いた接着剤4は、前記接着剤2cと同一のものとした。作成した吸音材1の種類を表3に示す。なお、比較例1として厚さ100mmの1枚もののグラスウール(表2のeに相当する)と、比較例2として表1のシートFを用い作成したものとした。また、実施例1〜4は各種本考案シート2を用い吸音材1の全厚を約100mmとしたもの、実施例5〜8は各種本考案シートを用い吸音材1の全厚を約30mmとしたもの、実施例9〜12は各種本考案シートを用い吸音材1の全厚を約45mmとしたものである。
Figure 0003123028
図3に示すように、これら吸音材1を騒音源であるスピーカー5から0.1m離れた位置に垂立させた。更に、スピーカーと反対方向に、吸音材1から水平距離3.0m、地面7より0.45m上方に騒音計6を設置した。スピーカー5より発せられ、吸音材1を通過した騒音を、騒音計6に付随するマイク6aで拾い、騒音測定を行った。なお、本測定は、騒音レベルL5(所定長さの時間中に測定された騒音の最大値。今回は1秒間に1000回測定したものの最大値)の騒音値を求めることによって行った。測定結果を表4に示す。
Figure 0003123028
表4より、比較例の騒音減少が9.8〜11.2dB(A)であるに対し、比較例と同程度の厚さの実施例1〜4は17.5〜22.3dB(A)減少と、比較例より2倍程度の騒音減少を示した。また、厚さが比較例の1/3程度しかない実施例5〜8でも17.6〜21.7dB(A)減少し、厚さが比較例の1/2以下である実施例9〜12では21.6〜22.2dB(A)の減少と、実施例1〜4と同程度の優れた騒音低減性を示した。本考案による吸音材は、厚さが小さくとも、通常の吸音材より優れた騒音低減性を示すことが実証された。
また、本実施例は、比較例と同様、折り曲げ等も自由に行えた。これより、本考案による吸音材は狭い空間にも容易に挿入可能なことが認められた。
本考案による吸音材の断面図である。 片面に微細な凹凸を形成したシート2の断面図である。 本考案による吸音材において、片面に微細な凹凸を形成したシート2の挿入部分の拡大部分断面図である。 吸音材の騒音低減効果を確認するための測定装置である。
符号の説明
1 吸音材
2 片面に微細な凹凸を形成したシート
2a 薄く変形性のよいシート
2b 所定粒度の砂
2c 所定粒度の砂を薄く変形性のよいシートに定着させるための接着剤
3 多孔質で板状の吸音材
4 片面に微細な凹凸を形成したシートと多孔質で板状の吸音材を接着させる接着剤
5 騒音源(スピーカー)
6 騒音計
6a 騒音計に付随するマイク
7 地面

Claims (3)

  1. 2枚以上の多孔質で板状の吸音材において、おのおのの該吸音材と該吸音材の間に、片面に微細な凹凸を形成したシートを挿入して接着し、一体化させたことを特徴とする吸音材。
  2. 片面に微細な凹凸を形成したシートが、紙に所定粒度の砂を接着剤で定着したもの、ビニールシートに所定粒度の砂を接着剤で定着したもの、アルミ箔に所定粒度の砂を接着剤で定着したもの、サンドペーパー、サンドペーパーに所定粒度の砂を接着剤で定着したもの、のいずれかより任意に選択されるものであることを特徴とする請求項1に記載の吸音材。
  3. 多孔質で板状の吸音材の材質が、グラスウール、ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、のいずれかより任意に選択されるものであることを特徴とする請求項1及び2に記載の吸音材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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