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JP3190011B2 - 強誘電体記憶素子およびその製造方法 - Google Patents

強誘電体記憶素子およびその製造方法

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JP3190011B2
JP3190011B2 JP13396597A JP13396597A JP3190011B2 JP 3190011 B2 JP3190011 B2 JP 3190011B2 JP 13396597 A JP13396597 A JP 13396597A JP 13396597 A JP13396597 A JP 13396597A JP 3190011 B2 JP3190011 B2 JP 3190011B2
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JP
Japan
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ferroelectric
film
group
ferroelectric film
ferroelectric memory
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JP13396597A
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孝 中村
敬和 藤森
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Priority to PCT/JP1998/002207 priority patent/WO1998053506A1/ja
Priority to DE69839600T priority patent/DE69839600D1/de
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Priority to US09/235,714 priority patent/US6097058A/en
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D30/00Field-effect transistors [FET]
    • H10D30/60Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D30/00Field-effect transistors [FET]
    • H10D30/60Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
    • H10D30/701IGFETs having ferroelectric gate insulators, e.g. ferroelectric FETs
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D30/00Field-effect transistors [FET]
    • H10D30/60Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
    • H10D30/68Floating-gate IGFETs

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  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、強誘電体記憶素
子に関し、特に、強誘電体記憶素子に用いる強誘電体材
料に関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性メモリとして、強誘電体膜を用
いたFET(電界効果型トランジスタ)が提案されてい
る。強誘電体膜(たとえば、PZT(PbZrxTi1-x
3))を用いたFETの一例を図13に示す。図13に
示すFET12は、MFMIS(Metal Ferroelectric
Metal Insulator Silicon)構造のFETと呼ばれ、半
導体基板2のチャネル形成領域CHの上に、ゲート酸化
膜4、フローティングゲート6、強誘電体膜8、コント
ロールゲート10をこの順に形成したものである。
【0003】FET12(Nチャンネル)の基板2を接
地し、コントロールゲート10に正の電圧+Vを与える
と強誘電体膜8は分極反転を起こす。コントロールゲー
ト10の電圧を除去しても、強誘電体膜8の残留分極に
よりチャネル形成領域CHには負の電荷が発生する。こ
れを「1」の状態とする。
【0004】逆に、コントロールゲート10に負の電圧
−Vを与えると、強誘電体膜8は逆方向に分極反転を起
こす。コントロールゲート10の電圧を除去しても、強
誘電体膜8の残留分極によりチャネル形成領域CHには
正の電荷が発生する。これを「0」の状態とする。この
ようにして、FET12に情報(「1」または「0」)
を書込む。
【0005】書込んだ情報を読み出すには、コントロー
ルゲート10に読み出し電圧Vrを与える。読み出し電
圧Vrは、「1」の状態におけるFET12のしきい値
電圧Vth1と、「0」の状態におけるFET12のしき
い値電圧Vth0との間の値に設定されている。したがっ
て、コントロールゲート10に読み出し電圧Vrを与え
たとき、所定のドレイン電流が流れたか否かを検出する
ことにより、書込まれた情報が「1」であったか「0」
であったかがわかる。読み出しを行なっても、書込まれ
た情報が消えることはない。
【0006】このように、強誘電体膜を用いたFETを
用いれば、非破壊読み出しが可能となる。また、ひとつ
の素子でひとつのメモリセルを構成することが可能とな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような強誘電体膜を用いたFETには、つぎのような問
題点がある。書込み時においては、FET12は、強誘
電体膜8を持つコンデンサCf(容量Cf)と、ゲート酸
化膜4を持つコンデンサCox(容量Cox)とを直列に接
続した形になっている(図2参照)。したがって、基板
2とコントロールゲート10との間に電圧V(=+Vま
たは−V)を与えた場合、強誘電体膜8を持つコンデン
サCfには、次式で示す分圧Vf、 Vf=Cox/(Cf+Cox)・V がかかる。
【0008】一方、書込み時に強誘電体膜8を分極反転
させるためには、上述の分圧Vfをある程度大きくする
必要がある。上式からわかるように、コンデンサCoxの
容量に対するコンデンサCfの容量をある程度小さくし
なければならない。ところが、強誘電体膜8を構成する
PZTの比誘電率(200〜1000)は、ゲート酸化
膜4を構成するSiO2の比誘電率(3.9)に比べかな
り高い。
【0009】このため、上式の分圧Vfを大きくするこ
とが困難である。したがって、書込み時に強誘電体膜8
を分極反転させることが困難である。また、PZTはP
bを含むため、融点が低い(800〜900℃)。この
ため、強誘電体膜を形成した後に加熱工程を必要とする
FETにおいて、いったん形成した強誘電体膜に格子欠
陥が生じやすい。ビスマス(Bi)を用いた強誘電体材
料も、上述のPZTと同様の問題がある。
【0010】この発明は、このような問題点を解決し、
強誘電体記憶素子に用いる誘電率の低い強誘電体膜を提
供することを目的とする。また、強誘電体記憶素子に用
いる融点の高い強誘電体膜を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の強誘電体記憶
素子は、強誘電体膜を備え、強誘電体膜のヒステリシス
特性を利用して情報を記憶する強誘電体記憶素子におい
て、強誘電体膜を、次式で表わされる混晶を用い、当該
強誘電体膜のキュリー温度Tcが180℃〜600℃と
なるように構成したこと、を特徴とする、 (A1y1A2y2・・・Anyn2(B1x1B2x2・・・Bmxm27 ただし、x1+x2+・・・+xm=1であり、y1+
y2+・・・+yn=1であり、x1,x2,・・・,
xm,y1,y2,・・・,ynのいずれも、0以上
で、かつ、1以下であり、x1,x2,・・・,xm,
y1,y2,・・・,ynのうち少なくとも2つは、0
を越え、かつ、1未満であり、A1,A2,・・・,A
nは、下記のA群の元素のうちそれぞれ異なる種類の元
素であり、B1,B2,・・・,Bmは、下記のB群の
元素のうちそれぞれ異なる種類の元素である、 A群:IIa族の元素、IIIa族の元素、ランタン系列元
素、 B群:Ti、Nb、Ta、Zr、Hf、Y 。請求項2の強誘電体記憶素子は、強誘電体膜を備え、強
誘電体膜のヒステリシス特性を利用して情報を記憶する
強誘電体記憶素子において、強誘電体膜を、次式で表わ
される混晶を用い、0.2≦x1≦0.3となるように
構成したこと、を特徴とする、 (A1) 2 (B1 x1 B2 x2 2 7 ただし、x1+x2=1であり、A1は、下記のA群の
元素のうちそれぞれ異なる種類の元素であり、B1,B
2は、下記のB群の元素のうちそれぞれ異なる種類の元
素である、 A群:IIa族の元素、IIIa族の元素、ランタン系列元
素、 B群:Ti、Nb、Ta、Zr、Hf、Y 。
【0012】請求項3の強誘電体記憶素子は、請求項1
または請求項2の強誘電体記憶素子において、前記強誘
電体膜を、次式で表わされる混晶を用いて構成したこ
と、を特徴とする、 Sr2(Ta1-xNbx27 ただし、0<x<1である。
【0013】請求項4の強誘電体記憶素子は、請求項1
ないし請求項3のいずれかの強誘電体記憶素子におい
て、前記強誘電体膜のキュリー温度Tcが、410℃〜
520℃であること、を特徴とする
【0014】請求項5の強誘電体記憶素子は、請求項1
ないし請求項4のいずれかの強誘電体記憶素子におい
て、当該強誘電体記憶素子は、前記強誘電体膜を備えた
第1のコンデンサ部と、第1のコンデンサ部と実質的に
直列に接続された第2のコンデンサ部と、を備え、直列
に接続された第1のコンデンサ部および第2のコンデン
サ部の両端に、記憶すべき情報に対応した電圧を印加す
ることにより、第1のコンデンサ部の強誘電体膜にかか
る分圧に基づいて情報を記憶すること、を特徴とする。
【0015】請求項6の強誘電体記憶素子は、請求項5
強誘電体記憶素子において、当該強誘電体記憶素子
は、ソース領域と、ドレイン領域と、ソース領域とドレ
イン領域との間に設けられたチャネル形成領域と、チャ
ネル形成領域の上に形成された実質的な絶縁膜と、絶縁
膜の上方に形成された強誘電体膜と、強誘電体膜の上に
形成された上部導電体膜と、を備えたこと、を特徴とす
る。
【0016】請求項7の強誘電体記憶素子は、請求項6
強誘電体記憶素子において、当該強誘電体記憶素子
は、前記絶縁膜と強誘電体膜との間に、下部導電体膜を
設けたこと、を特徴とする。
【0017】請求項8の強誘電体記憶素子の製造方法
は、請求項3の強誘電体記憶素子を製造する製造方法で
あって、下記の(a)〜(c)のステップを所定回数繰
り返して所望の厚さのアモルファスを形成した後、
(d)のステップを実施することにより、前記強誘電体
膜を形成すること、を特徴とする、(a)Sr、Ta、N
bの混合金属アルコキシドを溶媒に溶かしたものを基体
に塗布し、(b)溶媒を蒸発させ、(c)さらに熱処理
により有機成分を除去し、(d)O2下で、結晶化温度
以上の温度で結晶化アニールを行なう。
【0018】
【発明の作用および効果】請求項1および請求項3の
誘電体記憶素子は、強誘電体膜を、次式で表わされる混
晶を用い、当該強誘電体膜のキュリー温度Tcが180
℃〜600℃となるように構成したことを特徴とする、
(A1y1A2y2・・・Anyn2(B1x1B2x2・・・
Bmxm27ただし、x1+x2+・・・+xm=1で
あり、y1+y2+・・・+yn=1であり、x1,x
2,・・・,xm,y1,y2,・・・,ynのいずれ
も、0以上で、かつ、1以下であり、x1,x2,・・
・,xm,y1,y2,・・・,ynのうち少なくとも
2つは、0を越え、かつ、1未満であり、A1,A2,
・・・,Anは、下記のA群の元素のうちそれぞれ異な
る種類の元素であり、B1,B2,・・・,Bmは、下
記のB群の元素のうちそれぞれ異なる種類の元素であ
る、A群:IIa族の元素、IIIa族の元素、ランタン系列
元素、B群:Ti、Nb、Ta、Zr、Hf、Y 。請求項2
および請求項3の強誘電体記憶素子は、強誘電体膜を、
次式で表わされる混晶を用い、0.2≦x≦0.3とな
るように構成したことを特徴とする、 (A1) 2 (B1 x1 B2 x2 2 7 ただし、x1+x2=1であり、A1は、下記のA群の
元素のうちそれぞれ異なる種類の元素であり、B1,B
2は、下記のB群の元素のうちそれぞれ異なる種類の元
素である、 A群:IIa族の元素、IIIa族の元素、ランタン系列元
素、 B群:Ti、Nb、Ta、Zr、Hf、Y 。
【0019】したがって、A227型の結晶を用いて
強誘電体膜を構成することで、強誘電体膜の誘電率を小
さくすることができる。また、強誘電体膜の融点を高く
することができる。さらに、混晶とすることで、強誘電
性に関係するキュリー温度などの特性値を任意に調整す
ることができる。このため、所望の強誘電性を持つ低誘
電率、高融点の強誘電体膜を得ることができる。また、
請求項1の強誘電体記憶素子は、キュリー温度Tcが1
80℃〜600℃であるため、使用温度が−50〜+1
50℃で安定な強誘電性を示す。請求項2の強誘電体記
憶素子は、0.2≦x1≦0.3であるため、使用温度
が−50〜+150℃で安定な強誘電性を示す。
【0020】請求項4の強誘電体記憶素子は、強誘電体
膜のキュリー温度Tcが、410℃〜520℃であるこ
とを特徴とする。したがって、使用温度が−50〜+1
50℃で安定な強誘電性を示す強誘電体膜を得ることが
できる。
【0021】請求項5の強誘電体記憶素子は、直列に接
続された第1のコンデンサ部および第2のコンデンサ部
の両端に、記憶すべき情報に対応した電圧を印加するこ
とにより、第1のコンデンサ部の強誘電体膜にかかる分
圧に基づいて情報を記憶することを特徴とする。
【0022】したがって、低誘電率の強誘電体膜を用い
ることにより、第1のコンデンサ部にかかる分圧を大き
くすることができる。このため、書込み時に強誘電体膜
を分極反転させることが容易になる。すなわち、強誘電
体記憶素子への情報の書込みが容易になる。
【0023】請求項6および請求項7の強誘電体記憶素
子は、ソース領域と、ドレイン領域と、チャネル形成領
域と、チャネル形成領域の上に形成された実質的な絶縁
膜と、絶縁膜の上方に形成された強誘電体膜と、強誘電
体膜の上に形成された上部導電体膜とを備えたことを特
徴とする。
【0024】したがって、高融点の強誘電体膜を用いる
ことにより、強誘電体膜を形成した後に加熱工程を必要
とするFET等において、いったん形成した強誘電体膜
に格子欠陥が生じにくい。すなわち、信頼性の高い強誘
電体記憶素子を得ることができる。
【0025】請求項8の強誘電体記憶素子の製造方法
は、下記の(a)〜(c)のステップを所定回数繰り返
して所望の厚さのアモルファスを形成した後、(d)の
ステップを実施することにより、前記強誘電体膜を形成
することを特徴とする、(a)Sr、Ta、Nbの混合金
属アルコキシドを溶媒に溶かしたものを基体に塗布し、
(b)溶媒を蒸発させ、(c)さらに熱処理により有機
成分を除去し、(d)O2下で、結晶化温度以上の温度
で結晶化アニールを行なう。
【0026】したがって、いわゆるゾル・ゲル法を用い
て、所望の厚さの混晶を得ることができる。このため、
低誘電率、高融点、所望の強誘電性を有する強誘電体膜
を所望の厚さに形成することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の一実施形態に
よる強誘電体記憶素子であるMFMIS構造のFET2
0の構成を示す。FET20は、シリコン半導体基板2
2に形成されたソース領域Sと、ドレイン領域Dとを備
えている。ソース領域Sとドレイン領域Dとの間には、
チャネル形成領域CHが設けられている。
【0028】チャネル形成領域CHの上には、絶縁膜で
あるゲート酸化膜24が形成されている。ゲート酸化膜
24はSiO2により構成されている。ゲート酸化膜24
の上には、下部導電体膜であるフローティングゲート2
6が形成されている。フローティングゲート26は、P
t/IrO2の積層構造を有している。
【0029】フローティングゲート26の上には後述す
る強誘電体膜28が形成されている。強誘電体膜28の
上には、上部導電体膜であるコントロールゲート30が
形成されている。コントロールゲート30はPtにより
構成されている。
【0030】つぎに、図2に、書込み時におけるFET
20の等価回路を示す。書込み時におけるFET20の
等価回路は、強誘電体膜28を持つコンデンサCf(容
量Cf)と、ゲート酸化膜24を持つコンデンサCox
(容量Cox)とを直列に接続した形になっている。した
がって、シリコン半導体基板22とコントロールゲート
30との間に電圧V(=+Vまたは−V)を与えた場
合、強誘電体膜28を持つコンデンサCfには、次式で
示す分圧Vf、 Vf=Cox/(Cf+Cox)・V がかかる。
【0031】コンデンサCfの面積とコンデンサCoxの
面積を同一に設定すると、コンデンサCfにかかる電界
Efは、 Ef=εox/(εf・tox+εox・tf)・V ・・・(1) ただし、 εf:強誘電体の比誘電率 εox:SiO2の比誘電率 tf:強誘電体膜の厚さ tox:ゲート酸化膜の厚さ となる。
【0032】さて、強誘電体膜28に分極反転を起こさ
せるためには、 Ef>αEc ・・・(2) ただし、 αEc:強誘電体の分極反転に必要な電界 α:定数 Ec:抗電界 でなければならない。
【0033】式(1)、(2)より、 εox/(εf・tox+εox・tf)・V>αEc ・・・(3) となる。
【0034】式(3)の左辺、すなわち、コンデンサC
fにかかる電界Efを大きくするためには、強誘電体の比
誘電率εfを小さくするか、強誘電体膜28の厚さtfや
ゲート酸化膜24の厚さtoxを薄くするかしなければな
らない。しかしながら、ゲート酸化膜24の厚さtoxを
薄くするのは限界がある。
【0035】図3に、ゲート酸化膜24の厚さtox=1
0nmに固定し、シリコン半導体基板22とコントロー
ルゲート30との間に与える電圧Vをパラメータとした
場合における、強誘電体膜28の厚さtfとコンデンサ
Cfにかかる電界Efとの関係を示す。実線が強誘電体の
比誘電率εf=10を表わし、破線が強誘電体の比誘電
率εf=100を表わす。
【0036】図3からわかるように、比誘電率εf=1
00の場合には、強誘電体膜28の厚さtfを薄くして
も、電界Efはあまり大きくならない。しかし、比誘電
率εf=10の場合には、強誘電体膜28の厚さtfを薄
くすると、電界Efがかなり大きくなる。すなわち、電
界Efを大きくするためには、強誘電体膜28の厚さtf
を薄くするとともに、強誘電体の比誘電率εfを低くす
る必要がある。
【0037】式(3)を変形すれば、 V/α>Ec・εf/εox・tox+tf≡k1 ・・・(4) となる。すなわち、強誘電体膜28に分極反転を起こさ
せるためには、式(4)を満たす必要がある。
【0038】つぎに、ゲート酸化膜24を持つコンデン
サCoxにかかる分圧Voxに基づく電界をEoxとすると、 Eox=εf/εox・Ef となる。
【0039】コンデンサCfにかかる電界Efとして、強
誘電体の分極反転に必要な電界αEcを与えたとする
と、上式は、 Eox=εf/εox・αEc ・・・(5) となる。
【0040】一方、ゲート酸化膜24が絶縁破壊を起こ
さないためには、 Eox<Ebd ・・・(6) ただし、 Ebd:ゲート酸化膜24の絶縁破壊強度 である。
【0041】式(5)、(6)より、 Ebd・εox/α>Ec・εf≡k2 ・・・(7) となる。すなわち、ゲート酸化膜24が絶縁破壊を起こ
さないためには、式(7)を満たす必要がある。
【0042】図4Aは、主要な強誘電体について、式
(4)のk1と式(7)のk2との関係をプロットした
図である。ただし、 tox=15nm εox=3.9 tf=200nm としている。
【0043】いま、 V=5.0V α=2 Ebd=8MV/cm εox=3.9 とすると、式(4)より、 2.5[V]>k1 ・・・(8) となる。
【0044】また、式(7)より、 1.56×109[V/m]>k2 ・・・(9) となる。
【0045】すなわち、強誘電体膜28に分極反転を起
こさせ、かつ、ゲート酸化膜24が絶縁破壊を起こさな
いためには、式(8)および式(9)を満たす必要があ
る。図4Aの破線で囲った領域(z)にある強誘電体
が、このような条件を満たす。領域(z)の近傍の拡大
図を、図4Bに示す。
【0046】さらに、図1に示すソースS、ドレインD
をセルフアラインで形成するためには、強誘電体膜28
を形成した後に、強誘電体膜28等をマスクとして不純
物イオンの注入を行ない、注入した不純物を熱拡散する
必要がある。このため、800℃程度の加熱工程に耐え
得る、融点の高い強誘電体でなければならない。
【0047】このような条件を満たす強誘電体として、
Sr2Nb27を選択し、後述するゾル・ゲル法を用い
て、Sr2Nb27の薄膜を形成した。図5は、形成され
た素子のX線回折パターンを、結晶化アニール温度をパ
ラメータとして表わした図面である。図5からわかるよ
うに、結晶化アニール温度を900℃以上とした場合に
はSr2Nb27特有のピークが表われており、Sr2Nb2
7が結晶化していることが分かる。
【0048】このようにして得られたSr2Nb27の薄
膜は、比誘電率εf=45程度であった。しかしなが
ら、強誘電性(印加電圧と分極との関係におけるヒステ
リシス特性)を確認することはできなかった。この原因
のひとつとして、キュリー温度Tcが考えられる。キュ
リー温度Tcとは、強誘電性を示す温度と常誘電性を示
す温度との境目の温度をいう。したがって、キュリー温
度より低い温度においては、物質は強誘電性を示す。S
r2Nb27のキュリー温度Tc=1342℃である。した
がって、結晶学的には、Sr2Nb27は、常温で強誘電
性を示すはずである。
【0049】しかし、キュリー温度Tcがあまり高すぎ
ると、常温では格子の振動が起こらず(ソフトモードの
凍結)、このため強誘電性を示さないのではないかと考
えられる。そこで、発明者は、Sr2Nb27と同じ結晶
構造を持ち、かつ、キュリー温度Tcの低い(Tc=−1
07℃)Sr2Ta27に着目した。
【0050】図6に、Sr2Nb27およびSr2Ta27
結晶学的特性および電気的特性を示す。Sr2Nb27
よびSr2Ta27は、結晶構造が類似(ともに正方晶)
している。そこで、Sr2Nb27とSr2Ta27との混
晶、すなわち、 Sr2(Ta1-xNbx27 ・・・(10) ただし、 0<x<1、 の薄膜を作製してみた。
【0051】混晶Sr2(Ta1-xNbx27は、NbとTa
の混合比に応じて、結晶学的特性および電気的特性が連
続的に変化する。図7は、混晶Sr2(Ta1-xNbx27
におけるNbの比率xと、混晶Sr2(Ta1-xNbx27
のキュリー温度Tcとの関係を表わす図面である。これ
から、たとえばキュリー温度Tc1を得るには、Nbの比
率をx1とすればよいことが分かる。
【0052】そこで、式(10)に示す混晶を、x=
0.1、0.2、0.3、0.4、0.6について作製
してみた。混晶薄膜の形成は、ゾル・ゲル(Sol−G
el)法により行なった。ゾル・ゲル法による混晶薄膜
の形成過程を以下に示す。
【0053】まず、Sr、Ta、Nbの混合金属アルコキ
シドを溶媒に溶かしたものを用意し、Pt/IrO2の積
層構造を有する基体(この基体は、後にパタニングされ
てフローティングゲート26(図1参照)となる)に、
これを塗布する。溶媒として、2−メトキシエタノール
を用いた。また、塗布は、スピンコーティングにより行
なった。
【0054】つぎに、180℃で溶媒を蒸発させた。
【0055】つぎに、有機成分を除去するために、40
0℃の乾燥した空気を用いて30分間熱処理を行なっ
た。
【0056】このような処理を所定回数繰り返して所望
の厚さのアモルファスを形成した。この実施形態におい
ては、上述のプロセスを4回繰り返した(4度塗り)。
なお、アモルファスの所望の厚さが薄い場合には、上述
のプロセスは必ずしも繰り返す必要はなく、1回のみで
もよい。
【0057】つぎに、形成されたアモルファスに対し
て、結晶化アニールを行なった。この実施形態において
は、RTA(Rapid Thermal Annealing)法を用いて結
晶化アニールを行なった。すなわち、850〜1000
℃の状態で、O2を用いて1分間、加熱処理をおこなっ
た。このようにして、式(10)に示す混晶の薄膜を得
た。得られた薄膜の厚さtf=145nmであった。
【0058】なお、上述のゾル・ゲル法における、処理
温度、処理時間等はひとつの例であり、この発明はこれ
らの処理温度、処理時間等に限定されるものではない。
【0059】また、Sr2(Ta1-xNbx27の薄膜形成
方法は、ゾル・ゲル法に限定されるものではない。たと
えば、スパッタリング法、MOCVD法、MOD法、I
BS法、PLD法など、従来の強誘電体薄膜の製法を用
いることができる。
【0060】なお、得られた混晶の薄膜の上に、スパッ
タリングにより、Ptの層(この層は、後にパタニング
されてコントロールゲート30(図1参照)となる)を
形成する。
【0061】図8は、形成された素子(x=0.3)の
X線回折パターンを、結晶化アニール温度をパラメータ
として表わした図面である。図8からわかるように、結
晶化アニール温度を950℃以上とした場合に、Sr
2(Ta1-xNbx27特有のピークが表われており、Sr
2(Ta1-xNbx27が結晶化していることが分かる。
形成されたSr2(Ta1-xNbx27薄膜の表面は、極め
て滑らかな微細結晶構造であった。
【0062】なお、結晶化アニール温度850℃および
900℃のときには、Sr2(Ta1-xNbx27のピーク
は見られず、代りに、Sr2(Ta1-xNbx1027を示す
ピークが見られた。また、このようなX線回折パターン
と結晶化アニール温度との関係は、0.1≦x≦0.6
の範囲においては、xの値に依存するものではなかっ
た。
【0063】図9は、このようにして形成されたSr
2(Ta1-xNbx27の薄膜に印加される電圧と分極と
の関係を、xをパラメータとして表わした図面である。
電圧と分極との関係は、1KHzのソーヤタワー(Sawye
r Tower)回路を用いて計測した。横軸が電圧、縦軸が
分極を表わす。薄膜に印加される電圧と分極との関係
は、0.1≦x≦0.3の範囲において、ヒステリシス
特性を示していることが分かる。図7から、0.1≦x
≦0.3の範囲において、キュリー温度Tcは、180
℃≧Tc≧600℃の範囲にあることがわかる(図7で
は、x=0.2のときキュリー温度Tcが410℃程度
であり、x=0.3のときキュリー温度Tcが520℃
程度である)。
【0064】一方、x=0.4およびx=0.6では、
ヒステリシス特性を示さなかった(図示せず)。これ
は、キュリー温度Tcが高すぎるためと考えられる(図
7では、x=0.4のときキュリー温度Tcが735℃
程度であり、x=0.6のとき、キュリー温度Tcが1
000℃程度である)。
【0065】またxが極端に小さいとキュリー温度Tc
が低くなりすぎるためあまり好ましくない。
【0066】図9からわかるように、x=0.3のとき
に残留分極Prが最も大きく、Pr=0.5μC/cm2
であった。このとき、抗電界Ec=44KV/cmであ
った。
【0067】図10は、形成されたSr2(Ta1-xNbx
27の薄膜に印加されるバイアス電圧と容量との関係
を、xをパラメータとして表わした図面である。バイア
ス電圧と容量との関係は、25mV,100KHzのL
CRメータ(HP4284A)を用いて計測した。横軸
がバイアス電圧、縦軸が容量を表わす。掃引レートは、
0.5V/sであった。この図からも、0.1≦x≦
0.3の範囲において、形成された薄膜が強誘電性を示
していることがわかる。
【0068】バイアス電圧=0のときの容量から求めた
比誘電率εrは、x=0.3のとき、53であった。
【0069】図11は、形成されたSr2(Ta1-xNbx
27の薄膜のリーク電流特性を、xをパラメータとして
表わした図面である。横軸が電圧、縦軸がリーク電流密
度を表わす。リーク電流密度は、x=0.3のとき最も
大きく、x=0.1のとき最も小さくなっているが、こ
れは測定誤差かもしれない。いずれにせよ、これらの薄
膜のリーク電流密度は、電圧3V(電界にして約200
KV/cm)のときに6×10-7A/cm2以下であ
り、かなり小さい。
【0070】なお、上述の実施形態においては、(A1
y1A2y2・・・Anyn2(B1x1B2x2・・・B
xm27で表わされる混晶のうち、Sr2(Ta1-x
bx27を例に説明したが、この発明はSr2(Ta1-x
bx27に限定されるものではない。(A1y1A2y2
・・Anyn2(B1x1B2x2・・・Bmxm27のA
1、A2、・・・、Anとして、たとえば、IIa族の元
素、IIIa族の元素、ランタン系列元素を用いることがで
きる。
【0071】IIa族の元素としては、Sr以外に、たとえ
ばMg、Ca、Baなどを用いることができる。IIIa族の
元素としては、たとえばSc,Y,La,Acなどを用い
ることができる。ランタン系列元素としては、たとえば
Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Tb,Laなどを
用いることができる。
【0072】(A1y1A2y2・・・Anyn2(B1x1
B2x2・・・Bmxm27のB1、B2、・・・、Bm
としては、Nb,Ta以外に、たとえばTi,Zr,Hf,
Yなどを用いることができる。
【0073】すなわち、Sr2Nb27,Sr2Ta27以外
に、たとえばCa2Nb27,La2Ti2O7,Ce2Ti
27,Pr2Ti27,Nd2Ti27,Sm2Ti27,Gd2
Ti27,Y2Ti27などの混晶を用いて薄膜を形成す
ることもできる。
【0074】また、上述の実施形態においては、強誘電
体膜のキュリー温度Tcが、180℃≧Tc≧600℃と
なるように混晶薄膜を形成したが、この発明はこれに限
定されるものではない。使用温度に対応させて所望のキ
ュリー温度Tcをもつ強誘電体薄膜を形成すればよい。
【0075】なお、上述の実施形態においては、MFM
IS構造のFET20にこの発明を適用した場合を例に
説明したが、この発明はMFMIS構造のFETに限定
されるものではない。たとえば、図12Aに示すMFI
S構造のFET40や、図12Bに示すMIFIS構造
のFET50、図12Cに示すMFS構造のFET60
などにも適用することができる。
【0076】なお、MFIS構造のFET40は、書込
み時において、絶縁膜42を備えたコンデンサと強誘電
体膜44を備えたコンデンサとが直列に接続された形の
等価回路となる。MIFIS構造のFET50は、書込
み時において、絶縁膜42を備えたコンデンサ、強誘電
体膜54を備えたコンデンサ、および絶縁膜56を備え
たコンデンサが直列に接続された形の等価回路となる。
【0077】また、MFS構造のFET60は、書込み
時において、絶縁膜62を備えたコンデンサと強誘電体
膜64を備えたコンデンサとが直列に接続された形の等
価回路となる。絶縁膜62は意図して形成したものでは
なく、シリコン半導体基板61の上に強誘電体膜64を
形成する工程で、シリコン半導体基板61のシリコンの
うち強誘電体膜64に接する部分が酸化されてSiO2
成されたものである。
【0078】また、この発明は強誘電体膜を備えたFE
Tに限定されるものではない。強誘電体膜を備えた第1
のコンデンサ部と、第1のコンデンサ部と実質的に直列
に接続された第2のコンデンサ部とを備えた記憶素子に
も適用することができる。さらに、この発明は、強誘電
体を用いた記憶素子全般に適用されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による強誘電体記憶素子
であるMFMIS構造のFET20の構成を示す図面で
ある。
【図2】書込み時におけるFET20の等価回路を示す
図面である。
【図3】強誘電体膜28の厚さtfとコンデンサCfにか
かる電界Efとの関係を示す図面である。
【図4】図4Aは、主要な強誘電体について、k1とk
2との関係をプロットした図である。図4Bは、図4A
に示す領域(z)近傍を拡大した図面である。
【図5】形成された素子のX線回折パターンを示す図面
である。
【図6】Sr2Nb27およびSr2Ta27の結晶学的特性
および電気的特性を示す図面である。
【図7】混晶Sr2(Ta1-xNbx27におけるNbの比
率xとキュリー温度Tcとの関係を表わす図面である。
【図8】形成された素子(x=0.3)のX線回折パタ
ーンを表わした図面である。
【図9】形成されたSr2(Ta1-xNbx27の薄膜に印
加される電圧と分極との関係を表わした図面である。
【図10】形成されたSr2(Ta1-xNbx27の薄膜に
印加されるバイアス電圧と容量との関係を表わした図面
である。
【図11】形成されたSr2(Ta1-xNbx27の薄膜の
リーク電流特性を表わした図面である。
【図12】この発明の他の実施形態によるFETの構成
を示す図面である。
【図13】従来の強誘電体膜を用いたFETの一例を示
す図面である。
【符号の説明】
20・・・・・・FET 22・・・・・・シリコン半導体基板 24・・・・・・ゲート酸化膜 26・・・・・・フローティングゲート 28・・・・・・強誘電体膜 30・・・・・・コントロールゲート CH・・・・・・チャネル形成領域
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/105 H01L 21/8247 H01L 29/788 H01L 29/792 H01B 3/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】強誘電体膜を備え、強誘電体膜のヒステリ
    シス特性を利用して情報を記憶する強誘電体記憶素子に
    おいて、 強誘電体膜を、次式で表わされる混晶を用い、当該強誘
    電体膜のキュリー温度Tcが180℃〜600℃となる
    ように構成したこと、 を特徴とする強誘電体記憶素子、 (A1y1A2y2・・・Anyn2(B1x1B2x2・・・Bmxm27 ただし、 x1+x2+・・・+xm=1であり、 y1+y2+・・・+yn=1であり、 x1,x2,・・・,xm,y1,y2,・・・,yn
    のいずれも、0以上で、かつ、1以下であり、 x1,x2,・・・,xm,y1,y2,・・・,yn
    のうち少なくとも2つは、0を越え、かつ、1未満であ
    り、 A1,A2,・・・,Anは、下記のA群の元素のうち
    それぞれ異なる種類の元素であり、 B1,B2,・・・,Bmは、下記のB群の元素のうち
    それぞれ異なる種類の元素である、 A群:IIa族の元素、IIIa族の元素、ランタン系列元
    素、 B群:Ti、Nb、Ta、Zr、Hf、Y 。
  2. 【請求項2】 強誘電体膜を備え、強誘電体膜のヒステリ
    シス特性を利用して情報を記憶する強誘電体記憶素子に
    おいて、 強誘電体膜を、次式で表わされる混晶を用い、0.2≦
    x1≦0.3となるように構成したこと、 を特徴とする強誘電体記憶素子、 (A1) 2 (B1 x1 B2 x2 2 7 ただし、 x1+x2=1であり、 A1は、下記のA群の元素のうちそれぞれ異なる種類の
    元素であり、 B1,B2は、下記のB群の元素のうちそれぞれ異なる
    種類の元素である、 A群:IIa族の元素、IIIa族の元素、ランタン系列元
    素、 B群:Ti、Nb、Ta、Zr、Hf、Y 。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の強誘電体記憶素
    子において、 前記強誘電体膜を、次式で表わされる混晶を用いて構成
    したこと、を特徴とするもの、Sr2(Ta1-xNbx27 ただし、 0<x<1である。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかの強誘
    電体記憶素子において、 前記強誘電体膜のキュリー温度Tcが、410℃〜52
    0℃であること、 を特徴とするもの。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかの強誘
    電体記憶素子において、 当該強誘電体記憶素子は、 前記強誘電体膜を備えた第1のコンデンサ部と、 第1のコンデンサ部と実質的に直列に接続された第2の
    コンデンサ部と、 を備え、 直列に接続された第1のコンデンサ部および第2のコン
    デンサ部の両端に、記憶すべき情報に対応した電圧を印
    加することにより、第1のコンデンサ部の強誘電体膜に
    かかる分圧に基づいて情報を記憶すること、 を特徴とするもの。
  6. 【請求項6】 請求項5の 強誘電体記憶素子において、 当該強誘電体記憶素子は、 ソース領域と、 ドレイン領域と、 ソース領域とドレイン領域との間に設けられたチャネル
    形成領域と、 チャネル形成領域の上に形成された実質的な絶縁膜と、 絶縁膜の上方に形成された強誘電体膜と、 強誘電体膜の上に形成された上部導電体膜と、 を備えたこと、 を特徴とするもの。
  7. 【請求項7】 請求項6の 強誘電体記憶素子において、 当該強誘電体記憶素子は、 前記絶縁膜と強誘電体膜との間に、下部導電体膜を設け
    たこと、 を特徴とするもの。
  8. 【請求項8】 請求項3の 強誘電体記憶素子を製造する製
    造方法であって、 下記の(a)〜(c)のステップを所定回数繰り返して
    所望の厚さのアモルファスを形成した後、(d)のステ
    ップを実施することにより、前記強誘電体膜を形成する
    こと、 を特徴とする強誘電体記憶素子の製造方法、 (a)Sr、Ta、Nbの混合金属アルコキシドを溶媒に
    溶かしたものを基体に塗布し、 (b)溶媒を蒸発させ、 (c)さらに熱処理により有機成分を除去し、 (d)O2下で、結晶化温度以上の温度で結晶化アニー
    ルを行なう。
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