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JP2001048645A - 強誘電体薄膜及びその製造方法 - Google Patents

強誘電体薄膜及びその製造方法

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Publication number
JP2001048645A
JP2001048645A JP11223462A JP22346299A JP2001048645A JP 2001048645 A JP2001048645 A JP 2001048645A JP 11223462 A JP11223462 A JP 11223462A JP 22346299 A JP22346299 A JP 22346299A JP 2001048645 A JP2001048645 A JP 2001048645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
ferroelectric thin
pzt
ferroelectric
seed layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11223462A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kijima
健 木島
Kaoru Suzuki
薫 鈴木
Yutaka Nagasawa
豊 長澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP11223462A priority Critical patent/JP2001048645A/ja
Publication of JP2001048645A publication Critical patent/JP2001048645A/ja
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 PZTを薄膜化することによって生じる残留
分極値の低下、抗電界の上昇等の強誘電特性の劣化や、
分極疲労特性、インプリント特性等の改善を目的にす
る。 【解決手段】 ゾルゲル法の成膜条件の最適化やシード
層効果、成膜後のポストアニーリング効果および減圧ア
ニーリング効果等を併用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体薄膜、及
びその製造方法に関する。本発明の強誘電体薄膜は、メ
モリ素子、焦電素子、圧電素子、光デバイス等の用途に
好適に使用することができる。
【0002】
【従来の技術】多くの酸化物材料の中には、(以下、P
ZTという)、BaTiO3、Bi4Ti312、LiN
bO3をはじめとして、強誘電性、高誘電性、圧電性、
焦電性、電気光学効果等の様々な機能を持つものがあ
り、それらの優れた機能を利用して、コンデンサ、圧力
センサ、赤外線センサ、発振器、周波数フィルタ、光ス
イッチ等の多くのデバイス開発が行われてきた。
【0003】最近、薄膜形成技術の進展に伴って、それ
らの酸化物材料を薄膜化した酸化物薄膜あるいは強誘電
体薄膜、ならびにそれらの応用デバイスの開発が進んで
いる。例えば、高誘電率特性をDRAM等の半導体デバ
イスのキャパシタに適用することにより、デバイスの小
型化、プロセスの簡略化が図られている。特に、強誘電
体薄膜よりなるキャパシタを利用した不揮発性メモリ
(強誘電体メモリ)の開発が急速に進展しており、1T
1C型と呼ばれる破壊読み出し方式の強誘電体メモリで
は、256kbit以下の小容量品が商品化されてい
る。
【0004】強誘電体メモリは、強誘電体薄膜の強誘電
特性(DEヒステリシス効果)を利用してバックアップ
電源の不要な不揮発性メモリを実現するものであり、こ
のようなデバイス開発には、残留分極が大きく、かつ、
抗電界が小さい材料が必要である。また、良好な電気特
性を得るためには、低リーク電流であり、分極反転の繰
り返しによる分極疲労が小さい等の特性を持つ材料が必
要である。また、動作電圧の低減と、高集積化に不可欠
となる極薄膜化を実現するためには、膜厚が数百nm以
下の薄膜で上記の特性を満足する強誘電体薄膜の開発が
急務である。高集積化のためには、成膜後の表面モフォ
ロジーの制御も重要な課題である。強誘電体メモリに用
いられる強誘電体材料としては、バルク状態で大きな残
留分極値を有するPZTが最も集中的に研究されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PZT
は薄膜化することにより特性の劣化が起こり、特に膜厚
が数百nm以下の薄膜において、残留分極値の低下、抗
電界の上昇が顕著になる。本発明者の一人は、先にプリ
ベーク処理を施したPt被覆基板上にPZT薄膜を形成
することにより、PZT薄膜の配向性を制御することが
でき、その配向性に応じた強誘電特性を引き出すことが
できることを見出し、出願した(特願平10-27039)。し
かしながら、得られた残留分極値は30μC/cm2まで
に留まった。1Gbit以上の高集積化を達成するため
には、30μC/cm2以上の残留分極値を持つ薄膜の開
発が望まれる。
【0006】また、分極疲労、インプリント特性といっ
たメモリ応用に必要な特性の確保も重要な課題になる。
特に、スイッチングの繰り返しによって残留分極密度が
減少する分極疲労を改善することは重要な課題である。
PZTは、Pt被覆電極上で分極疲労が激しいために、
Pt電極の代替物質の探索が行われ、IrやRu等の酸
化性金属やIrO2やRuO2等の導電性酸化物などを電
極材料として用いることで、分極疲労が改善できること
がわかった。しかしながら、1010サイクルを超える分
極反転の繰り返しにおいては疲労が大きくなるのが現状
である。
【0007】インプリント特性とは、データが書き込ま
れた後、高温にさらされるとDEヒステリシス形状が変
化して残留分極及び抗電界が大きくシフトし、正常なメ
モリ動作の妨げとなる現象のことであるが、これまでイ
ンプリント特性について言及した報告はほとんどない。
【0008】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
のであって、PZT薄膜の配向性を制御し、膜厚200
nm以下、さらには100nm以下までもの極薄膜化を
可能にし、バルク並みの残留分極値と抗電界値とを持
ち、分極疲労特性とインプリント特性とが従来に比して
大幅に改善された1Gbit以上の高集積化が可能なP
ZT薄膜と、その製造方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の製造方法としては、ゾルゲル法を採用し、成
膜条件の最適化やシード層効果、成膜後のポストベーキ
ング効果及び減圧アニール効果等を併用することで、バ
ルクPZTと同等の強誘電特性を持つPZT薄膜の作製
が可能になり、上記課題が解決された。
【0010】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態について、
図面を参照して説明する。
【0011】<第1の実施形態>本実施形態において
は、PZT薄膜を成膜するためのIr(イリジウム)被
覆基板の作製条件と、PZT薄膜の成膜条件、ならび
に、シード層なし(比較例1)の標準試料の作製条件を
示す。
【0012】図1に本願発明に用いたPZTキャパシタ
の構造を示す。PZT薄膜を成膜するための基板として
Ir被覆基板を用いた。Ir被覆基板としては、シリコ
ン単結晶(100)基板1の表面を熱酸化して二酸化シ
リコン層2を形成し、ついでIr下部電極層3をスパッ
タ法により室温で形成した。Ir下部電極層の膜厚は、
200nmとした。このようにして作製したIr被覆基
板上に、ゾルゲル法を用いてPZT薄膜4を成膜した。
さらに、PZT薄膜4の上に上部電極層5として、特に
断らない限りスパッタ法にてIrを堆積して、PZTキ
ャパシタを形成した。DEヒステリシス特性およびリー
ク電流特性はこの状態で測定し、XRDパターンおよび
SEM写真は上部電極形成の前に測定を行った。
【0013】強誘電体薄膜が形成される基板としては、
Si基板、GaAs基板等の半導体基板、Pt等の金属
基板、サファイア基板、MgO基板、SrTiO3、B
aTiO3等の絶縁性基板を好適に用い得るが、本願の
実施形態においては、Si単結晶基板を用いた。下部電
極および上部電極としては、Pt、Ir、Au、Al、
Ru等の金属や、IrO2、RuO2等の酸化物導電体を
用い得るが、本願の実施形態においては、Ir金属を用
いた。SiO2層は、Si基板と下部電極との絶縁層と
して用いたものであり、SiN等であってもよい。
【0014】下部電極(金属)と絶縁層との接着強度を
確保するためにTaやTi等の接着層を、下部電極(金
属)と絶縁層との間に用いてもよい。絶縁層の成膜方法
としては、熱酸化法に限らず、スパッタ法、真空蒸着
法、あるいはMOCVD法等であってもよく、また、下
部電極層および上部電極層の形成は、スパッタ法に限定
されるものではなく、真空蒸着法等の薄膜形成のために
一般的に用いられる成膜法ならば、どのような方法でも
採用可能であることは云うまでもない。
【0015】PZT薄膜成膜用のゾルゲル原料溶液とし
て、三菱マテリアル社製のPZTゾルゲル前駆体溶液を
用いて、PZTの構成原子比がPb/Zr/Ti=110
/52/48となる10wt%のPZT溶液を用意した。
内容成分としては、PbOとして7.1wt%、ZrO
2として1.8wt%、TiO2として1.1wt%であ
る。溶媒には2−メトキシエタノールを用い、総量の5
0%以上となるようにした。以後の全ての実施形態にお
いて、特に断らない限り、この構成原子比のゾルゲル溶
液を用いた。
【0016】つぎに、ゾルゲル法により、PZT成膜を
行うための初期条件出しを行うために、PZTゾルゲル
溶液の示唆熱分析を行った。結果を図2に示す。TG曲
線より、104.7℃まで急激にPZTゾルゲル溶液の
重量が減少し、その後、150℃付近まで緩やかに重量
減少の続くことがわかる。これは、水分の蒸発を意味し
ており、重量減少のほぼ止まる150℃を、スピンコー
ティングしたPZTゾルゲル溶液の乾燥温度とした。そ
の後、DTA曲線より、298.8℃から328.9℃
の範囲に大きな発熱ピークが確認でき、有機物の分解が
進行していることがわかる。分解が完全に終了したと思
われる400℃をPZT薄膜の仮焼成温度とした。続け
て、DDTA曲線において479.1℃にPZT結晶化
の発熱ピークが確認できる。DTA曲線が一定値となる
点で発熱(結晶化)が完了するので、600−650℃
を、(本)焼成温度とした。
【0017】次に、スピンコーターの回転数を1000
−5000回転まで変化させ、それぞれのPZT薄膜の
膜厚を測定した結果を図3に示す。以下の実施形態にお
いては、スピンコータの回転数を3000rpmに固定
して行ったが、もちろん、この回転数は3000rpm
に限られるものではない。
【0018】シード層なしのPZT薄膜を、以下の条件
で作製した。ゾルゲル溶液をスピンコーティング法(ス
ピンコーティング条件:500rpmにて3秒間回転
後、3000rpmにて15秒間回転)にて、Ir被覆
基板に塗布した後、大気中において150℃にて1分間
の乾燥を行い、ついで大気中のまま400℃に昇温し
て、10分間の仮焼成を行って1回の成膜を終了した。
この過程を5回繰り返した後、最後に酸素雰囲気中にお
いて650℃にて5分間のRTA(Rapid ThermalAnne
al)処理による焼成(結晶化)を行って、シード層なし
のPZT薄膜−比較例とした。
【0019】次に、シード層有りのPZT薄膜−実施例
1を作製して、強誘電体材料をメモリ用途に使用する際
に重要となる飽和特性とPZT薄膜形成条件との関係に
ついて標準試料と比較を行なった。
【0020】下記に、シード層ありのPZT薄膜−実施
例1の成膜条件を記す。ゾルゲル溶液をスピンコーティ
ング法(スピンコーティング条件:500rpmにて3
秒間回転後、3000rpmにて15秒間回転)にてI
r被覆基板に塗布した後、大気中において150℃にて
1分間の乾燥を行い、ついで大気中のまま400℃に昇
温して10分間の仮焼成を行った後、酸素雰囲気中にお
いて600℃にて20分間のRTA処理による焼成(結
晶化)を行って、シード層を形成した。
【0021】次いで、シード層の上に、同じゾルゲル溶
液をスピンコーティング法(スピンコーティング条件:
500rpmにて3秒間回転後、3000rpmにて1
5秒間回転)にて塗布した後、大気中において150℃
にて1分間の乾燥を行い、ついで大気中のまま400℃
に昇温して10分間の仮焼成を行った。シード層形成後
の過程を3回繰り返した後、最後に酸素雰囲気中におい
て600℃にて20分間のRTA処理による焼成(結晶
化)を行って、シード層ありのPZT薄膜−実施例1と
した。PZT薄膜全体の膜厚は、200nmであった。
シード層なしのPZT薄膜−比較例と、PZT薄膜−実
施例1とのXRDパターンを、それぞれ、図4(a)と
図4(b)とに示す。PZT薄膜−実施例1は結晶化温
度がシード層なしのPZT薄膜よりも50℃低いにも拘
らず、シード層なしのPZT薄膜と同等の結晶性を有す
ることが分かる。図5には、PZT薄膜−実施例1の表
面像、断面像および斜視像のSEM写真を示す。表面像
より、直径が約15nmから100nm程度の細かく緻
密なグレインが形成されていることがわかる。また、断
面写真から、PZT薄膜およびIr電極がともに柱状構
造であり、それぞれの膜の全体あるいはその一部におい
て、上下両表面間でほぼ完全につながった結晶構造を持
っていることが確認される。
【0022】さらに、シード層なしのPZT薄膜ならび
にPZT薄膜−実施例1のDEヒステリシス特性を、そ
れぞれ、図6(a)と図6(b)とに示す。シード層な
しのPZT薄膜では、残留分極値が20μC/cm2
抗電界値が65kV/cm程度であり、PZT薄膜−実
施例1では、残留分極値が30〜35μC/cm2、抗
電界値が40〜50kV/cmであった。PZT薄膜−
実施例1の方が、より大きな残留分極値と、より良好な
角型性を持っており、優れたD-Eヒステリシス特性を
有していることがわかる。また、PZT薄膜−実施例1
の飽和特性が、図11(a)、図11(b)において黒
丸で示した曲線で表されている。優れた飽和特性を有す
ることがわかる。
【0023】次に、オージェ分析によりPZT薄膜の膜
深さ方向の組成分析を行なった。図7(a)および図7
(b)に、それぞれ、シード層なしのPZT薄膜−比較
例およびPZT薄膜−実施例1での測定結果を示す。シ
ード層なしのPZT薄膜−比較例では、下部電極との境
界や薄膜表面の近傍の組成比が急激に変化する領域を除
いて、膜深さ方向のZr/Ti組成比が1.2〜2.0
まで変化しており、中心値に関してほぼ±35%の大き
な分布が見られる。
【0024】一方、PZT薄膜−実施例1では、下部電
極との境界や薄膜表面の近傍の組成比が急激に変化する
領域を除いて、膜深さ方向のZr/Ti組成比は1.1
〜1.3までの変化を示し、中心値に関して±10%以
内の分布に限定されていた。下部電極および上部電極と
して、Irの替りにPtを用いた試料のオージェ分析も
行った。測定結果を図7(c)に示す。この場合には、
下部電極との境界や薄膜表面の近傍の組成比が急激に変
化する領域を除いて、中心値に関して±2.5%程度と
ほぼ一定の分布に保持されていた。また、Pbの原子濃
度は、シード層を用いた場合には、下部電極がIrにお
いてもPtにおいても、下部電極との境界や薄膜表面の
近傍の組成比が急激に変化する領域を除いて全領域で一
定であった。以上の結果より、本願発明のシード層を用
いることで、一層目の良好なPZT結晶が二層目以降に
とって結晶核の働きをしていると考えられる。
【0025】<第2の実施形態>シード層効果を更に確
認するため、実施例1とは、最後に行う酸素雰囲気中に
おけるRTA処理による焼成(結晶化)温度を異ならせ
たシード層ありのPZT薄膜−実施例2の成膜を行っ
た。
【0026】ゾルゲル溶液をスピンコーティング法(ス
ピンコーティング条件:500rpmにて3秒間回転
後、3000rpmにて15秒間回転)にて、Ir被覆
基板に塗布した後、大気中において150℃にて1分間
の乾燥を行い、ついで大気中のまま400℃に昇温して
10分間の仮焼成を行った後、酸素雰囲気中において6
00℃にて20分間のRTA処理による焼成(結晶化)
を行って、シード層を形成した。
【0027】次いで、シード層の上に、同じゾルゲル溶
液をスピンコーティング法(スピンコーティング条件:
500rpmにて3秒間回転後、3000rpmにて1
5秒間回転)にて塗布した後、大気中において150℃
にて1分間の乾燥を行い、ついで大気中のまま400℃
に昇温して10分間の仮焼成を行った。シード層形成後
の過程を3回繰り返した後、最後に酸素雰囲気中におい
て400℃にて20分間のRTA処理による焼成(結晶
化)を行って、シード層ありのPZT薄膜−実施例2と
した。
【0028】PZT薄膜−実施例2の最終的な結晶化温
度は、400℃と非常に低い温度であるにも拘らずXR
Dパターンは良好な結晶性を有していることを示した。
また、結晶化温度が低いために薄膜全体がPZT結晶で
覆われていないことがSEM像から確認できた。しかし
ながら、結晶部分は全て柱状に成長していることが分か
った。この時のヒステリシス特性は、最終結晶化条件が
600℃のものと比較して遜色のない強誘電特性を有し
ていた。
【0029】このことは、PZT結晶が部分的にでも上
下電極間を貫通した構造であることを意味している。も
し、垂直方向にアモルファス層と強誘電体層が積層した
構造であるとしたら、印加電圧は殆ど誘電率の低いアモ
ルファス層に印加されて、閉じたヒステリシスが得られ
るはずである。即ち、本発明のシード層構造を用いるこ
とで、400℃と非常に低い温度においても良好な結晶
性が得られ、また上下電極間を貫通してPZT結晶を成
長させることができた。
【0030】<第3の実施形態>本実施形態では乾燥と
仮焼成との効果を確かめるために、乾燥温度を300℃
としたPZT薄膜−実施例3、乾燥を行わないPZT薄
膜−実施例4、および、仮焼成を行わないPZT薄膜−
実施例5を作製して、PZT薄膜−実施例1と比較し
た。いずれのPZT薄膜においても、PZT薄膜−実施
例1と同じ条件においてシード層を形成した。
【0031】(実施例3の成膜条件)シード層の形成
後、シード層の上に、同じゾルゲル溶液をスピンコーテ
ィング法(スピンコーティング条件:500rpmにて
3秒間回転後、3000rpmにて15秒間回転)にて
塗布した後、大気中において300℃にて1分間の乾燥
を行い、ついで大気中のまま400℃に昇温して10分
間の仮焼成を行った。シード層形成後の過程を3回繰り
返した後、最後に酸素雰囲気中において600℃にて2
0分間のRTA処理による焼成(結晶化)を行って、P
ZT薄膜−実施例3とした。
【0032】(実施例4の成膜条件)シード層の形成
後、シード層の上に、同じゾルゲル溶液をスピンコーテ
ィング法(スピンコーティング条件:500rpmにて
3秒間回転後、3000rpmにて15秒間回転)にて
塗布した後、乾燥工程を経ずに、大気中で400℃に昇
温して10分間の仮焼成を行った。シード層形成後の過
程を3回繰り返した後、最後に酸素雰囲気中において6
00℃にて20分間のRTA処理による焼成(結晶化)
を行って、PZT薄膜−実施例4とした。
【0033】(実施例5の成膜条件)シード層の形成
後、シード層の上に、同じゾルゲル溶液をスピンコーテ
ィング法(スピンコーティング条件:500rpmにて
3秒間回転後、3000rpmにて15秒間回転)にて
塗布した後、大気中において150℃にて1分間の乾燥
を行い、ついで仮焼成工程を経ずに、シード層形成後の
過程を3回繰り返した後、最後に酸素雰囲気中において
600℃にて20分間のRTA処理による焼成(結晶
化)を行って、PZT薄膜−実施例5とした。PZT薄
膜−実施例1、−実施例3、−実施例4、−実施例5の
XRDパターンとSEM写真による表面モフォロジーと
を、それぞれ、図8と図9とに示す(実施例番号を図中
では丸で囲んだ番号としている)。すべてのサンプルに
おいて、PZTからのX線反射ピークが確認できるが、
PZT薄膜−実施例1はランダム配向、実施例3と実施
例4とは(111)優先配向、実施例5は弱いランダム
配向を示している。仮焼成なしのPZT薄膜−実施例5
は、400℃で仮焼成したPZT薄膜−実施例1と同じ
くランダム配向ではあるが、その結晶性ははるかに劣る
ことがわかる。図9のSEM写真からは、PZT薄膜−
実施例1はグレインサイズが15nmから平均数10n
mであるのに対し、実施例3と実施例4とはグレインサ
イズが300nm程度まで進行しており、かつ、実施例
4は非常に細かい粒からなる異相との混晶をなしている
ことがわかる。PZT薄膜−実施例5からは多くのボイ
ドが確認される。上記結果より、以下の結論が導かれ
る。第1の実施形態において行なったPZTゾルゲル溶
液の示唆熱分析のより、150℃は加水分解の終了する
温度であり、300℃は有機物が分解する温度である。
乾燥温度を150℃と加水分解の終了する温度に設定す
ると、下地金属の配向に無関係でランダム配向になる。
さらに、400℃と有機物の分解温度以上で仮焼成した
後、600℃以上の温度で本焼成することにより、アモ
ルファス薄膜を経て細かく緻密な柱状構造が形成され
る。仮焼成を行わなかったPZT薄膜−実施例5の場合
には、膜中に閉じ込められていた有機物が本焼成におい
て膜外に飛び出し、ボイドを形成したと考えられる。
【0034】一方、300℃と有機物の分解温度以上に
乾燥温度を設定したり、乾燥工程を省略して、加水分解
が不十分のままアモルファス状態にしてから結晶化する
と、太い柱状構造が形成される。この状態では下地金属
からの影響を受けやすくなり、(111)優先配向膜に
なったと考えられる。
【0035】上記より、乾燥、仮焼成ならびに本焼成が
PZT薄膜形成に欠かせないプロセスであることが明白
である。
【0036】<第4の実施形態>本実施形態ではシード
層効果を用いて薄膜化検討を行った。下記のように、P
ZT薄膜−実施例1と同じ成膜条件にて、PZT薄膜−
実施例1と膜厚の異なる3種類のPZT薄膜の成膜を行
った。
【0037】(実施例6、実施例7、実施例8の成膜条
件)ゾルゲル溶液をスピンコーティング法(スピンコー
ティング条件:500rpmにて3秒間回転後、300
0rpmにて15秒間回転)にて、Ir被覆基板に塗布
した後、大気中において150℃にて1分間の乾燥を行
い、ついで大気中のまま400℃に昇温して10分間の
仮焼成を行った後、酸素雰囲気中において600℃にて
20分間のRTA処理による焼成(結晶化)を行って、
シード層を形成した。
【0038】次いで、シード層の上に、同じゾルゲル溶
液をスピンコーティング法(スピンコーティング条件:
500rpmにて3秒間回転後、3000rpmにて1
5秒間回転)にて塗布した後、大気中において150℃
にて1分間の乾燥を行い、ついで大気中のまま400℃
に昇温して10分間の仮焼成を行う。PZT薄膜−実施
例6、実施例7、実施例8の成膜条件として、それぞ
れ、シード層形成後の過程を0、1、2回繰り返した
後、最後に酸素雰囲気中において600℃にて20分間
のRTA処理による焼成(結晶化)を行って、PZT薄
膜−実施例6、実施例7、実施例8を得た。
【0039】上記成膜方法を用いてPZT薄膜−実施例
6、実施例7、実施例8を形成したところ、それぞれ、
50、100、150nm厚のPZT薄膜が得られた。
PZT薄膜−実施例6、実施例7、実施例8およびPZ
T薄膜−実施例1のDEヒステリシス特性及び飽和特性
をそれぞれ、図10(a)−(d)及び図11(a)、
図11(b)に示す。図11(a)及び図11(b)の
横軸は、図10(a)−(d)のDEヒステリシス特性
を取るためにPZTキャパシタに印加する双極性パルス
のピーク電圧をPZT薄膜の膜厚で割った値、即ち、P
ZT薄膜に印加されるパルスピーク電界である。
【0040】図10(a)−(d)ならびに図11
(a)より、本発明によるシード層を用いることで、膜
厚に関らず飽和残留分極値が変化していないことが分か
る。一方、膜厚を100nmまで薄くしてもバルク並の
低い抗電界45〜50kV/cmが得られるばかりでな
く、膜厚を変化させても、膜厚200nm、150n
m、100nmにおける図11(b)の曲線が完全に重
なり合うことがわかる。このことは、いずれの膜厚にお
いても、PZT薄膜が上下電極間において完全につなが
った結晶を有していることを意味している。
【0041】膜厚が50nmの時は70kV/cm程度
と若干他の膜厚の場合と比較して大きくなっているが、
ここまで薄くすると電極金属の影響で強誘電性の発現が
妨げられていると考えられるが、飽和残留分極は30μ
C/cm2という良好な値を維持している。いずれにして
もこの膜厚で強誘電性を確認したという報告はこれまで
にない。今後、強誘電体メモリの高集積化が進むにつれ
て用いられる強誘電体薄膜の膜厚も薄くなることは必至
であり、本発明によるシード層効果を用いた強誘電体薄
膜化技術は非常に有効と考えられる。
【0042】図10(e)、図11(a)および図11
(b)にはまた、スピンコーターの回転数を変えて膜厚
70nmに成膜したPZT薄膜の特性も示した。膜厚7
0nmまでは膜厚200〜100nmのキャパシタと同
じ特性の得られることがわかる。
【0043】<第5の実施形態>本実施形態ではポスト
アニールの検討を行った。検討には、PZT薄膜−実施
例1を用いた。PZT薄膜−実施例1のDEヒステリシ
ス特性は既出の図10(d)に示した通りであるが、若
干ヒステリシスが原点に対して非対称であることが分か
る。
【0044】この程度のシフトであれば、全くメモリ応
用には問題は生じないが、上記強誘電体キャパシタを1
50℃で100時間の間、恒温槽中で保持したところ、
図12(a)に示すようにDEヒステリシス特性が大き
く変形した。点線で示した初期のDEヒシテリシス曲線
が、印加電圧なしで保持することによって、直線で示し
た曲線のように変化し、−3V、+3Vの印加電圧で放
置することによって、それぞれ、黒丸、白丸で表した曲
線のように変化した。負の電圧を印加して放置した場合
には正の方向へ、正の電圧を印加して放置した場合には
負の方向へ大きくシフトすることがわかる。
【0045】図13(a)−(d)は、この現象を説明
する図である。図13(a)は、PZT成膜時のPZT
薄膜の分極状態を示している。この状態に何らかの原因
(例えばIr上部電極のスパッタ形成時のプラズマ処理)
で電荷が発生し、キュリー温度TC以下で放置すること
により残留分極が起こった状態が図13(d)である。
この状態では、DEヒステリシス特性の形状が変形する
が、分極がランダムであるので、正方向あるいは負方向
へのシフトはさほど大きくない。一方、電圧を印加する
と、図13(b)に示すように分極は一方向にそろう。
この状態で、キュリー温度TC以下で放置すると、図1
3(c)に示すようにPZT結晶内に一方向にそろった
空間電荷が発生し、反電界を生じることにより、DEヒ
ステリシス特性は印加した電圧と逆極性の方向に大きく
シフトする。
【0046】そこで上記シフトしたPZTキャパシタに
対し、ポストアニール処理を行った。それぞれ300、
400、450、500、600、700℃とし、大気
中で30分間のポストアニールを施した後、48時間後
のDEヒステリシス特性測定により評価した。400℃
以下の場合、ヒステリシスはシフトしたままであった
が、450℃以上ではヒステリシスのシフトは大きく改
善された。
【0047】本実施形態で用いたPZTの膜組成はZi
/Ti=52/48であり、キュリー転移点Tcは約40
0℃であることが知られている。すなわち、ポストアニ
ール温度が転移点以上になったとき、PZT薄膜は常誘
電体化し、この時分極を受け持つ各ドメインが最安定化
するためにランダムに配列し、その結果、ヒステリシス
は原点に関して対称になったものと考えられる。
【0048】しかしながら、600℃以上に温度を上昇
させるとリーク特性が劣化した。このことは、上下電極
とPZT界面準位密度の増大、Pb成分の揮発による膜
組成の変化、電極構造の変化等が原因と考えられる。
【0049】<第6の実施形態>本実施形態では、PZ
Tキャパシタ形成後に、酸素雰囲気中にて50Torr
という減圧環境下でアニールを施し、強誘電特性に及ぼ
す影響について検討を行った。
【0050】本実施形態においては、最初に、PZTの
構成原子比がPb/Zr/Ti=110/45/55となる
10wt%のPZT溶液からなるPZTゾルゲル前駆体
溶液を用いて実験を行った。下記の成膜条件により、シ
ード層ありのPZT薄膜−実施例9、実施例10、実施
例11の成膜を行った。
【0051】(実施例9、実施例10、実施例11の成
膜条件)ゾルゲル溶液をスピンコーティング法(スピン
コーティング条件:500rpmにて3秒間回転後、3
000rpmにて15秒間回転)にてIr被覆基板に塗
布した後、大気中において150℃にて1分間の乾燥を
行い、ついで大気中のまま400℃に昇温して10分間
の仮焼成を行った後、酸素雰囲気中において600℃に
て20分間のRTA処理による焼成(結晶化)を行っ
て、シード層を形成した。
【0052】次いで、シード層の上に、同じゾルゲル溶
液をスピンコーティング法(スピンコーティング条件:
500rpmにて3秒間回転後、3000rpmにて1
5秒間回転)にて塗布した後、大気中において150℃
にて1分間の乾燥を行い、ついで大気中のまま400℃
に昇温して10分間の仮焼成を行った。シード層形成後
の過程を3回繰り返した後、酸素雰囲気中において60
0℃にて20分間のRTA処理による焼成(結晶化)を
行った。このようにして得られたPZT薄膜に、400
℃、酸素雰囲気中にて50Torrという減圧環境下
で、それぞれ、20、45、60分間のアニールを施し
て、それぞれ、PZT薄膜−実施例9、実施例10、実
施例11を作製した。PZT薄膜全体の膜厚は、いずれ
の場合においても、200nmであった。
【0053】図14に、45分間の減圧アニールを行う
前と後でのPZT薄膜のXRDパターンが比較されてい
る。下半分が減圧アニールを行う前のXRDパターンで
あり、上半分が45分間の減圧アニールを行った後での
XRDパターンである。減圧アニールを行うことによっ
て、結晶性が著しく向上することが顕著に表われてい
る。
【0054】次に、これらのPZT薄膜の上にIr上部
電極をスパッタ法にて形成した後、酸素雰囲気中におい
て600℃にて10分間のポストアニールを施し、PZ
Tキャパシタを形成した。
【0055】図15(a)に、PZT薄膜−実施例9、
実施例10、実施例11のキャパシタの印加電圧5Vに
おけるDEヒステリシス特性を、それぞれ、実施例9、
実施例10、実施例11の曲線で示す(実施例番号を図
中では丸で囲んだ番号としている)。減圧アニール時間
によってDEヒステリシス特性は大きく変化し、いずれ
においても良好な特性が得られた。残留分極値は、実施
例9、実施例10、実施例11で、それぞれ、30〜4
0μC/cm2、40〜50μC/cm2、60〜70μC
/cm2と増大した。
【0056】PZT材料関連でこれまでに報告されてい
る最も大きな残留分極もしくは自発分極の値は、チタン
酸鉛で得られた自発分極75μC/cm2である(Nakamu
ra“Ferroelectrics and Related Substances” Spring
er-Verlag Berlin Heidelberg, 1990, p.76)。この値
は、DEヒシテリシス曲線の飽和領域の直線部分を外挿
した分極軸との交点で定義される値であり、材料固有の
値であるとされている。したがって、本実施形態で得ら
れた60〜70μC/cm2という残留分極値は、恐ら
く、PZT材料で得られる極限の値もしくはそれに極め
て近い値と考えられる。抗電界は、いずれにおいても3
0〜50kV/cmであった。
【0057】図15(b)には、60分間の減圧アニー
ルを施したPZTキャパシタの印加パルス電圧が1V,
2V,3V,5VにおけるDEヒステリシス特性を示
す。印加パルス電圧が2V程度と低電圧においてさえ、
約50μC/cm2と十分大きな残留分極値を有し、ま
た、30〜40kV/cmという低い抗電界を有してお
り、バルク並みの強誘電特性を得ることができた。
【0058】また、実用的な残留分極値である20μC
/cm2において、20〜30kV/cmという低い抗電
界が得られた。また、これらの特性は、膜厚70nmの
減圧アニールを行なったPZTキャパシタまで再現性よ
く得られた。
【0059】<第7の実施形態>次に、PZTのZr/T
i組成比が52/48、45/55、30/70となるよ
うに10wt%のPZT溶液からなるPZTゾルゲル前
駆体溶液を調整して上記成膜条件にておのおののPZT
薄膜を作製した後、400℃、50分間の一定条件にて
減圧アニールを行ない、それぞれ、PZT薄膜−実施例
12、実施例13、実施例14を得た。図16(a)−
(c)に、それぞれのPZT薄膜のDEヒステリシス特
性を示す。Tiリッチになるにしたがって、良好な角型
ヒステリシスを示すが、抗電界が大きくなることによっ
て、飽和電圧は高くなる。
【0060】図16(d)は、上記の成膜条件において
シード層形成後の工程を3回繰り返すことによって得ら
れた膜厚150nmのZr/Ti組成比が30/70のP
ZT薄膜のDEヒステリシス曲線である。図16(c)
と図16(d)とを比較すると、膜厚が異なるにもかか
わらず、全く等しい抗電界の得られていることがわか
る。したがって、膜厚を制御することによって、飽和電
圧を制御することが可能である。図17(a)は、それ
ぞれのPZT薄膜の飽和特性をプロットしたものであ
る。抗電界で最小になるZr/Ti組成比が52/48で
場合で、飽和電圧は約1.5Vである。抗電界が最大に
なるZr/Ti組成比が30/70の場合でさえ、膜厚を
150nmにすることによって、印加電圧1.5Vでほ
ぼ飽和していることがわかる。Zr/Ti組成比が52/
48のPZT薄膜で、膜厚を100〜150nmとする
ことによって、1.5V以下の飽和電圧を得ている。
【0061】DEヒステリシス特性において印加電圧が
零の状態から極性を反転させるパルスを印加した際に放
出される電荷量を反転電荷と呼び(図16(a)のA→
B)、印加パルスのピーク値から印加パルス電圧が零に
戻る際に放出される電荷量を非反転電荷と呼んだとき
(図16(a)のB→C)、反転電荷量/非反転電荷量
の比をSN比と定義する。SN比が大きいほど、DEヒ
ステリシス特性の角型性がよい。
【0062】図17(b)に、図16に記載のそれぞれ
の試料のSN比がプロットされている。SN比の最も悪
いZr/Ti組成比が52/48の試料でも5以上、SN
比の最も良いZr/Ti組成比が52/48で膜厚150
nmの試料で12のSN比が得られている。図22には
また、比較のために、同様の作製条件にて作製したPt
/SrBi2Ta29/Ptでの測定結果も載せてい
る。減圧アニールを施すことによって、S/N比が最も
高い材料であると言われているSrBi2Ta2 9を凌
ぐ特性が得られている。
【0063】<第8の実施形態>次いで、45分間の減
圧アニールを行ったPZTキャパシタのリーク電流の測
定を行った。図18(a)にその測定原理を示す。ステ
ップ電圧ΔVと電圧立上りから電流測定点までの遅延時
間Δtを設定して電流を測定し、これを順次繰り返すこ
とによって、リーク電流の電圧依存性と時間依存性を測
定した。図18(b)に測定結果を示す。遅延時間が5
sec以下の場合は比較的大きな緩和電流が確認できる
ものの、遅延時間が5sec以上であれば、リーク電流
は10-8A/cm2程度と良好な特性を示した。図には累
積印加電圧が10Vまでのデータのみしか載せていない
が、30V以上までリーク電流は10-7A/cm2以内で
あった。即ち、絶縁耐圧は十分に1MV/cmを超えて
いた。
【0064】また、図18(b)で、点線で示した曲線
はキャパシタ作製後に最初に測定したリーク電流であ
り、実線で示した曲線は2回目に測定したリーク電流で
ある。ほとんど完全に重なりあっていることがわかる。
測定を何度繰り返しても、リーク電流曲線は同じ軌跡を
描いた。従来、緩和電流の原因は空間電荷と言われてき
た。本実験の場合のΔtが0secのときの曲線と、Δ
tが5secの曲線との違いは空間電荷で説明すること
もできる。
【0065】しかしながら、その場合には、電圧印加に
よって空間電荷はPZT薄膜中を移動して、別の準安定
位置に収まっているから、2回目の測定では、リーク電
流は、Δtが0secのときにおいても、1回目の測定
におけるΔtが5secのときの曲線にほぼ一致しなけ
ればならない。しかしながら、本実験においてはリーク
電流曲線は何度でも同じ軌跡を描くので、緩和電流の原
因は現在のところ不明であるが、空間電荷にあるとは考
えられない。
【0066】<第9の実施形態>次に、減圧アニールの
分極疲労特性に及ぼす効果を調べた結果を図19に示
す。図中のaおよびbは、45分間減圧アニールを行っ
たPZT薄膜に、上部電極として、それぞれ、Irおよ
びPtを形成したキャパシタの分極疲労特性であり、c
およびdは、減圧アニールを行わなかったPZT薄膜
に、上部電極として、それぞれ、IrおよびPtを形成
したキャパシタの分極疲労特性である。減圧アニールを
行わなかったPZT薄膜では、上部電極の種類によって
分極疲労特性に差があらわれる。即ち、1010回サイク
ルにおいて、上部電極がPtの場合には分極が初期分極
の半分程度になるのに対して、上部電極がIrの場合に
は分極が初期分極の15%減程度にとどまる。一方、減
圧アニールを施した場合には、上部電極の種類によらず
1012サイクル後においても、ほとんど分極疲労が見ら
れず、2%程度である。45分間減圧アニールを行った
強誘電体キャパシタを150℃で100時間の間、恒温
槽中で保持した際のDEヒステリシスの変化を、図12
(b)に示す。第5の実施形態で示した減圧アニールを
行わない強誘電体キャパシタの場合と比較して、DEヒ
ステリシスのシフトは著しく改善され、+3V、−3V
印加によるシフト量は、いずれにおいても20%以内に
とどまった。
【0067】
【発明の効果】本願発明によれば、飽和残留分極値が3
0μC/cm2から70μC/cm2の範囲にある強誘電体
薄膜が提供される。これにより、1Gbit以上の高集
積度の強誘電体メモリが実現可能になる。
【0068】また、、飽和抗電界値が30kV/cmか
ら70kV/cmの範囲にある強誘電体薄膜が提供され
る。これにより、200nm以下の薄膜においてバルク
並みの抗電界が得られるために、強誘電体メモリの書き
換えが低電圧において容易に行なうことができるように
なる。
【0069】さらに、1.5V以上の印加電圧によって
DEヒステリシス特性が飽和する強誘電体薄膜が提供さ
れる。これにより、1.5V程度という低駆動電圧の強
誘電体メモリが実現可能になる。
【0070】また、DEヒステリシス特性において、反
転電荷量/非反転電荷量の比が5から12の範囲にある
強誘電体薄膜が提供されることにより、集積度ならびに
駆動電圧という性能に、消費者にとって重要である消費
電力という性能を加えて、強誘電体メモリを任意に設計
することが可能になる。
【0071】強誘電体メモリにデータが書き込まれた
後、残留分極値および抗電界値の変化が少なく、データ
読み出しが正常に行われることを保証する。強誘電体メ
モリの実際の動作環境を包含する条件にてインプリント
特性を測定しているので、実用上十分のインプリント特
性を有する強誘電体メモリが実現可能になる。
【0072】原点に関して対称なDEヒステリシス特性
を有する強誘電体薄膜が提供されることにより、両極性
において等しい書き込み・読み出し条件を持つ強誘電体
メモリが実現可能になる。
【0073】グレインサイズが15nm以上300nm
以下の微細構造からなる薄膜が提供されることにより、
強誘電体メモリの集積度の膜構造面からの制約を1μm
以下のピッチまで可能にし、1Gbit以上の集積度を
もつ強誘電体メモリを実現可能にするする。
【0074】強誘電体薄膜の全体あるいはその一部にお
いて、上下電極間に渡ってほぼ完全につながった結晶構
造を有する強誘電体薄膜が提供される。これにより、強
誘電体薄膜の上下電極間に渡ってアモルファス物質によ
って結晶がさえぎられない部分が少なくとも一部分存在
するために、膜厚に依存しない強誘電特性を示す強誘電
体メモリの実現が可能になる。
【0075】電界耐圧強度値が少なくとも1.5MV/
cmである強誘電体薄膜が提供される。これにより、極
薄膜において電界耐圧に優れた強誘電体メモリの実現を
可能にする。駆動サイクルに依存せずに再現性ある強誘
電特性を持って駆動できる強誘電体薄膜の実現が可能に
なる。
【0076】ゾルゲル法において、少なくとも1回のゾ
ルゲル溶液の塗布によって少なくとも一層の酸化物薄膜
の成膜を行う際に、各層の成膜毎に、乾燥工程あるいは
/および仮焼成工程を有する酸化物薄膜の製造方法が提
供される。これにより、ゾルゲル溶液から水分の除去が
行われ、酸化物薄膜の結晶化の前にアモルファス状態が
現出される。
【0077】乾燥工程における乾燥温度が、ゾルゲル溶
液からの水分の蒸発が進行する100℃から有機物の分
解が進行する温度までの領域にある製造方法が提供され
る。これにより、有機物の分解が進行するに先立って、
ゾルゲル溶液を十分に加水分解できる。
【0078】仮焼成温度がゾルゲル溶液中の有機物の分
解が進行する温度から強誘電体薄膜あるいは酸化物薄膜
の結晶化の進行する温度までの領域にある製造方法が提
供される。これにより、各層が一体になり、かつ、結晶
化のための初期核が発生する。
【0079】最後の層の成膜において、結晶化の完了す
る温度領域において本焼成を行なう製造方法が提供され
る。これにより、良好な柱状結晶構造を持つ薄膜が形成
される。結晶化のための初期核の形成されたアモルファ
ス薄膜から結晶薄膜へと成長させることが可能になり、
グレインサイズが小さく緻密な柱状構造の薄膜が形成さ
れる。
【0080】最初の層の成膜において、その後の層の成
膜における成膜条件とは異なる成膜条件を設けることに
よって、その後に成膜される層に対して結晶核の働きを
するシード層を形成する製造方法が提供される。これに
より、薄膜中の組成の変動、ならびに、それに伴う特性
の変動が抑制される。
【0081】シード層を結晶化させる焼成工程が含まれ
る製造方法が提供される。これにより、グレインサイズ
が小さく緻密な柱状構造を持ち、その後に成膜される層
に対して結晶核の働きをするシード層が形成される。
【0082】乾燥温度を変化させることによって、グレ
インサイズあるいは/および結晶配向性を制御する製造
方法が提供される。加水分解が完全に行われる乾燥温度
においては、ランダム配向を持つ細い柱状構造の薄膜が
形成され、加水分解が不完全な乾燥温度においては、配
向が下部電極の影響を受け、また、太い柱状構造の薄膜
が形成される。
【0083】結晶性に優れ、良好な柱状構造を持ち、バ
ルク強誘電体と同等の強誘電特性を示す強誘電体薄膜の
製造が可能になる。
【0084】ポストアニール温度がキュリー転移点以上
の温度である製造方法が提供される。これにより、強誘
電体薄膜を一度常誘電体することによって、原点に対称
なDEヒステリシス特性を持つ強誘電体薄膜の製造を可
能にする。
【0085】残留分極値および抗電界値が、強誘電体薄
膜の膜厚にほぼ依存しない製造方法が提供される。これ
により、薄膜中のアモルファス領域に影響されない、バ
ルクPZTと同様の強誘電特性を有する強誘電体薄膜が
実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の強誘電体薄膜キャパシタの要
部概略断面図である。
【図2】第1の実施形態のPZTゾルゲル溶液の示唆熱
分析結果を示す図である。
【図3】第1の実施形態のPZT薄膜の成膜の際のスピ
ンコーターの回転数と膜厚の関係を示す図である。
【図4】(a)は、シード層なし−比較例のPZT薄膜
のXRDパターンを示す図であり、(b)は、シード層
あり−実施例1のPZT薄膜のXRDパターンを示す図
である。
【図5】実施例1のPZT薄膜の表面モフォロジーを示
すSEM写真である。
【図6】(a)は、比較例のPZT薄膜のDEヒシテリ
シスを示す図であり、(b)は、実施例1のPZT薄膜
のDEヒシテリシスを示す図である。
【図7】(a)は比較例のPZT薄膜のオージェ分析結
果を示す図であり、(b)は実施例1のPZT薄膜のオ
ージェ分析結果を示す図であり、(c)は実施例1の下
部電極にPtを用いたPZT薄膜のオージェ分析結果を
示す図である。
【図8】第3の実施形態のPZT薄膜のXRDパターン
を示す図である。
【図9】第3の実施形態のPZT薄膜の表面モフォロジ
ーを示すSEM写真である。
【図10】(a)−(c)および(e)は、第4の実施
形態のシード層ありのPZT薄膜のDEヒシテリシスを
示す図であり、(d)は、で比較例のPZT薄膜のDE
ヒシテリシスを示す図である。
【図11】第1の実施形態および第4の実施形態のPZ
T薄膜の膜厚をパラメータとしたDEヒシテリシス特性
を取るために印加するパルス電界に対する強誘電特性を
示す図であり、(a)は残留分極を、(b)は抗電界を
示す図である。
【図12】(a)は、第5の実施形態のPZT薄膜のイ
ンプリント特性を示す図であり、(b)は、第6の実施
形態のPZT薄膜のインプリント特性を示す図である。
【図13】第5の実施形態のPZT薄膜のインプリント
特性を説明する図である。
【図14】第6の実施形態のPZT薄膜の減圧アニール
効果を示すXRDパターンである。
【図15】第6の実施形態のPZT薄膜のDEヒシテリ
シス特性を示す図である。
【図16】第7の実施形態の種々のZr/Tiを持つP
ZT薄膜のDEヒシテリシス特性を示す図である。
【図17】第7の実施形態の種々のZr/Tiを持つP
ZT薄膜において、(a)はDEヒシテリシス特性を取
るために印加するパルス電圧と残留分極値の関係を示す
図であり、(b)はDEヒシテリシス特性を取るために
印加するパルス電圧とS/N比の関係を示す図である。
【図18】(a)は第8の実施形態のPZT薄膜の電流
−電圧特性の測定原理図であり、(b)はPZT薄膜の
電流−電圧特性図である。
【図19】第8の実施形態のPZT薄膜の分極疲労特性
図である。
【符号の説明】
1 Si(100)単結晶基板 2 SiO2絶縁体層 3 下部電極 4 PZT薄膜 5 上部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長澤 豊 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 4G031 AA11 AA12 AA32 BA09 CA03 CA07 CA08 GA05 GA07 GA17 4G075 AA24 AA33 AA62 AA63 BB02 BB10 BD16 BD26 CA51 EC21 FC15 5G303 AA03 AA10 AB20 BA03 CA01 CB25 CB35 CB39 DA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電極間に配置された強誘電体薄膜
    であって、膜の全体あるいはその一部において、上下電
    極間に渡ってほぼ完全につながった結晶構造を有するこ
    とを特徴とする強誘電体薄膜。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の強誘電体薄膜がPZT
    (Pb(Zr1-XTiX)O3)であって、該強誘電体薄
    膜深さ方向のZr/Ti組成比の分布が、上下電極との
    境界あるいは/および薄膜表面の近傍の組成比が急激に
    変化する領域を除いて、組成比の中心値に関して±2.
    5%から±10%の範囲であることを特徴とする強誘電
    体薄膜。
  3. 【請求項3】 ゾルゲル法による強誘電体薄膜の製造方
    法であって、基板上に電極を形成する工程と、該電極上
    に該その後に成膜される強誘電体薄膜層に対して結晶核
    の働きをするシード層を形成する工程と、該シード層上
    に強誘電体薄膜層を1層以上形成する工程とを含み、前
    記シード層を形成する工程が、該層形成後に形成される
    強誘電体薄膜層における強誘電体薄膜形成条件とは異な
    る形成条件であることを特徴とする強誘電体薄膜の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 上記シード層の形成工程において、該シ
    ード層を結晶化させる焼成工程が含まれることを特徴と
    する請求項3記載の強誘電体薄膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の強誘電体薄膜の
    製造方法において、ポストアニール工程を含み、ポスト
    アニール温度がキュリー転移点以上の温度であることを
    特徴とする強誘電体薄膜の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項3または4記載の強誘電体薄膜の
    製造方法において、減圧酸素雰囲気中アニール工程を含
    むことを特徴とする強誘電体薄膜の製造方法。
  7. 【請求項7】 ゾルゲル法による強誘電体薄膜の製造方
    法であって、少なくとも1回のゾルゲル溶液の塗布によ
    って少なくとも一層の酸化物薄膜の成膜を行う際に、各
    層の成膜毎に、乾燥工程あるいは/および仮焼成工程を
    有することを特徴とする請求項7記載の強誘電体薄膜の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 上記仮焼成工程における仮焼成温度が、
    上記ゾルゲル溶液中の有機物の分解が進行する温度から
    酸化物薄膜の結晶化の進行する温度までの領域にあるこ
    とを特徴とする請求項7記載の強誘電体薄膜の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 上記ゾルゲル法において、最後の層の成
    膜において、強誘電体薄膜の結晶化の完了する温度領域
    において、さらに、本焼成を行なうことを特徴とする請
    求項7記載の酸化物薄膜の製造方法。
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