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JP3039206B2 - 偽造・改竄防止策が施された印刷物 - Google Patents

偽造・改竄防止策が施された印刷物

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Publication number
JP3039206B2
JP3039206B2 JP5159434A JP15943493A JP3039206B2 JP 3039206 B2 JP3039206 B2 JP 3039206B2 JP 5159434 A JP5159434 A JP 5159434A JP 15943493 A JP15943493 A JP 15943493A JP 3039206 B2 JP3039206 B2 JP 3039206B2
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JP
Japan
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transfer
phosphor
layer
color ink
printed matter
Prior art date
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JP5159434A
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JPH0768946A (ja
Inventor
尚之 鎌田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
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Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=15693671&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3039206(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP5159434A priority Critical patent/JP3039206B2/ja
Publication of JPH0768946A publication Critical patent/JPH0768946A/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱溶融転写式または熱
昇華転写式の転写体により所定の絵柄または文字熱溶
融転写または熱昇華転写により形成される例えば銀行の
通帳や証書、パスポート、免許証等の偽造・改竄防止策
が施された印刷物に係り、特に特定情報が表示される表
示部、すなわち押印欄またはサイン欄に付された印影や
サイン、写真貼付欄に貼付された顔写真を、偽造、改ざ
んしようとする行為を困難にし、また仮に偽造、改ざん
の行為が成されたとしても真偽の判別を一見して即座に
行なえるようにした偽造・改竄防止策が施された印刷物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば銀行の通帳や証書、パ
スポート、免許証等の被転写体(印刷物)、例えば銀行
の通帳では、基材(紙質)上の押印欄またはサイン欄上
に、可視領域で目視可能な印刷インキで所定パターンの
印刷層を印刷している。そして、押印欄またはサイン欄
の印刷層上には、押印またはサインの後、印影の部分
が、損傷や汚損を生じないように表面を摩擦や衝撃から
保護すると共に、偽造、改ざんを防止することを目的と
して、通常、厚さ20〜50μmの透明プラスチックフ
ィルムからなる透明シールを貼着することが行なわれて
いる。
【0003】ところで、このような銀行の通帳では、そ
の書き込み等において機械的処理に付されることから、
必然的に見返しの紙面強度も大きなものが用いられてい
る。このため、例えばカッターナイフ等を用いて上記透
明シールを剥がし、印影を削り取り、破壊された印刷層
のパターンを偽造し、別の印鑑を押印またはサインし
て、再び透明シールを貼着し直される恐れがある。そし
て、このようにして偽造、改ざんされた通帳が真性であ
るかどうかを判別するためには、押印欄またはサイン欄
上に設けられた印刷層のパターンがどのようなものであ
るかを熟知している必要があり、類似のパターンに巧妙
に修復された場合には、真性かどうかの判別が困難とな
る。このため、偽造、改ざんに対する早期発見、確認の
即応性に欠けるものとなっている。
【0004】また、パスポート、免許証等についても、
上記と同様の方法で、別の顔写真に貼り替えまたは差し
替えして、偽造、改ざんが容易に行なわれ、その場合に
は真性かどうかの判別が困難となる。このため、同様
に、偽造、改ざんに対する早期発見、確認の即応性に欠
けるものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
透明シールを用いた銀行の通帳や証書、パスポート、免
許証等の印刷物においては、真偽の判別を行なうのが困
難であり、偽造、改ざんが容易に行なわれてしまうとい
う問題があった。
【0006】本発明は、上記のような問題を解消するた
めに成されたもので、その目的は表示部に表示された特
定情報の真偽の判別を一見して即座にかつ容易に行なう
ことができ、偽造、改ざんしようとする行為を困難にす
ることが可能な偽造・改竄防止策が施された印刷物を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に対応する発明は、特定情報が表示され
る表示部に、基材上に、剥離層、透明蛍光体または半透
明蛍光体よりなる蛍光体層、紫外線カット性を有する感
熱接着剤層を、順次積層してなる転写体で、サーマルヘ
ッドで所定の絵柄(転写マーク)を作成して被転写体に
蛍光体層及び感熱接着剤層を溶融転写した偽造・改竄防
止策が施された印刷物である。
【0008】次に、請求項2に対応する発明は、特定情
報が表示される表示部に、基材上に、剥離層、カラーイ
ンキ中に透明蛍光体または半透明蛍光体を混入してなる
カラーインキ・蛍光体層を、順次積層してなる転写体
で、サーマルヘッドで所定の絵柄(転写マーク)を作成
して被転写体にカラーインキ・蛍光体層を溶融転写した
偽造・改竄防止策が施された印刷物である。
【0009】次に、請求項3に対応する発明は、特定情
報が表示される表示部に、基材上に、剥離層、万線状波
形パターン状の透明蛍光体または半透明蛍光体及びカラ
ーインキ顔料からなる感熱接着剤層を、順次積層してな
る転写体で、サーマルヘッドで所定の絵柄(転写マー
ク)を作成して被転写体に感熱接着層を溶融転写した偽
造・改竄防止策が施された印刷物である。
【0010】次に、請求項4に対応する発明は、特定情
報が表示される表示部に、基材上に、透明蛍光体または
半透明蛍光体よりなる蛍光体層を積層してなる転写体
で、所定の絵柄(転写マーク)を熱昇華転写により被転
写体に形成した偽造・改竄防止策が施された印刷物であ
る。
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】まず、請求項1に記載の発明の偽造・改竄防止
策が施された印刷物においては、サーマルヘッドで所定
の絵柄(転写マーク)が作成された図形で蛍光体を含ん
だ感熱接着層が被転写体に転写される。これにより、特
定情報が表示されている 表示部上に蛍光体を含んだ絵柄
が形成されることになる。
【0014】したがって、表示部が形成されている部分
(写真部や文字等)を剥がしたり、切り取ったりして偽
造、改竄した場合には蛍光体が混入された感熱接着層が
消失するため、偽造、改竄していることを即座に判定す
ることができる。
【0015】また、サーマルヘッドで特定情報が表示さ
れた表示部に直接、所定の絵柄(転写マーク)を転写し
形成することができるので、所定の絵柄は任意に選べる
し、転写する位置も何ら制限を受けることがない。さら
に、所定の絵柄は特定情報が表示されている表示部のみ
ならず、印刷物全面あるいは部分的であっても構わな
い。
【0016】次に、請求項2に記載の発明においては、
請求項1に対応する発明と同様な作用が得られる他、
ラーインキ・蛍光体層にカラーインキ顔料を含ませるこ
とにより、同色のカラーインキに同色発光の蛍光体を混
入すると鮮やかな色となり、また異なる色のものを使用
すると独特の色に発光する。
【0017】次に、請求項3に記載の発明においては、
請求項2に対応する発明と同様な作用が得られる他、感
熱接着層に万線状波形パターン状に蛍光体を含ませるこ
とにより、万線状波形パターン状に蛍光体が存在する、
すなわち被転写体の表示部の表面上に転写された画像ま
たは文字の部分だけに万線状波形パターンが入るため、
偽造、改ざんをより一層困難とすることができる。
【0018】さらに、請求項1〜3に記載の発明の転写
体においては、透明蛍光体が透明または半透明であるこ
とにより、印字されている場所が分からないため、隠し
文字,柄として利用することができ、偽造、改ざんを困
難とすることができる。
【0019】次に、請求項4に記載の発明は、請求項1
に対応する偽造・改竄防止策が施された印刷物と同様な
印刷物が熱昇華転写により作成されたものである。この
ため に本発明で用いられる転写体には、透明蛍光体また
は半透明蛍光体よりなる蛍光体層が設けられる。
【0020】
【0021】
【0022】さらに、請求項4に記載の発明の転写体に
おいては、透明蛍光体が透明または半透明であることに
より、印字されている場所が分からないため、隠し文
字,柄として利用することができ、偽造、改ざんを困難
とすることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明による偽造・改竄
防止策が施された印刷物に転写マークを転写するための
熱溶融転写式の転写体の構成例を示す側断面図である。
【0024】すなわち本実施例の偽造・改竄防止策が施
された印刷物は、同図に示す転写体を用いて所定の絵柄
(転写マーク)が付される。この転写体は、基材1上
に、緩衝性を有する剥離層2、透明蛍光体または透明
蛍光体よりなる蛍光体層3、紫外線カット性を有する感
熱接着剤層4を、順次積層した構成としている。なお、
基材1の剥離層2と反対側面には、バックコート層5を
設けている。
【0025】ここで、基材1としては、例えばポリエス
テルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネ
ートフィルム、セロファン等を使用することができ、膜
厚が10〜100μm程度のものが好ましい。
【0026】また、剥離層2は、蛍光体層3がより効果
的に印刷物に転移するために設けられるもので、生産の
効率をアップするのに不可欠なものであり、例えば熱可
塑性アクリル樹脂、塩化ゴム系樹脂および当該樹脂と併
用し得る樹脂として、ニトロセルロース、アセチルセル
ロース、ポリスチレン等を使用することができる。
【0027】さらに、蛍光体層3としては、蛍光顔料と
して、純度の高い、Zn,Cd,Ca,Al,Y(イッ
トリウム)等の酸化物,硫化物やケイ酸塩,タングステ
ン酸塩(これに活性化剤および融剤を入れたもの)、例
えばZnS,Zn2 SiO4,(Zn,Cd)S,Ca
S,SrS,CaWO4 等、蛍光染料として、Bril
lian Sulfolavireit Basic
yellow;HG、Eosine Rhodamin
e; G、Rhodamine;B(商品名)等を使用
することができる。
【0028】さらにまた、感熱接着剤層4としては、例
えばポリエステル樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹
脂、ポリアミド樹脂、ゴム系樹脂等の熱可塑性樹脂を使
用することができ、膜厚としては10〜1000nmの
範囲が適当である。
【0029】なお、バックコート層5は、本実施例に用
いられる転写体が、全体としてロール状に巻回されてな
るものであるために設けるものである。次に、図2は、
図1に示す転写体を用いて、例えば免許証の写真貼付欄
転写マークを転写して偽造・改竄防止策が施された印
刷物を作成した場合の当該印刷物の状態を示す平面図で
ある。
【0030】すなわち、図2に示すように、本実施例の
偽造・改竄防止策が施された印刷物である免許証10上
の、特定情報が表示される表示部である写真貼付欄11
に顔写真12が貼付されている。
【0031】そして、この免許証10の写真貼付欄11
に、転写体の感熱接着剤層4塗工面を合わせ、バックコ
ート層5側から、サーマルヘッドを用いて熱溶融転写に
より、感熱接着剤層4を免許証10の写真貼付欄11に
接着させた後、基材1を剥離させて転写が完了する。こ
れにより、写真貼付欄11の顔写真12およびその周辺
の表面上に、転写マークとしての所定の絵柄(本例で
は、☆マーク)が熱溶融転写により形成される。
【0032】次に、以上のように構成した本実施例に用
いられる転写体が熱溶融転写された免許証10において
は、被転写体である免許証10の写真貼付欄11の顔写
真12の表面上に、透明蛍光体または透明蛍光体より
なる蛍光体層3をサーマルヘッドを用いて熱溶融転写に
より設けていることから、顔写真12の貼付後に、偽
造、改ざんを行なった場合には、透明蛍光体層3が消失
してしまうため、顔写真12表面上の透明または半透明
の蛍光体層3の存在の有無により、偽造、改ざん、すな
わち真偽の判別を一見して即座にかつ容易に行なえる。
すなわちこの被転写体は偽造・改竄防止策が施された印
刷物として機能するものである。
【0033】さらに、蛍光体が透明または半透明である
ことから、印字されている場所が分からないため、隠し
文字,柄として利用でき、偽造、改ざんが困難となる。
【0034】さらにまた、本実施例の偽造・改竄防止策
が施された印刷物は、サーマルヘッドを用いて転写体か
熱溶融転写により画像または文字を形成することか
ら、画像または文字の形状を容易に変更でき、印字場所
も自在である。
【0035】このように本発明によれば、蛍光体層の自
体の有無により偽造改竄判別が容易であるのみならず、
種々の転写マークを透明または半透明となる蛍光体を用
いた 隠し文字,柄として転写させているので、改竄者の
転写マーク模倣を極めて困難なものとすることができ
る。
【0036】次に、本発明の他の実施例について詳細に
説明する。図3は、本発明による偽造・改竄防止策が施
された印刷物に転写マークを転写するための熱溶融転写
式の転写体の他の構成例を示す側断面図であり、図1と
同一要素には同一符号を付して示している。
【0037】すなわち本実施例の偽造・改竄防止策が施
された印刷物は、同図に示す転写体を用いて所定の絵柄
(転写マーク)が付される。この転写体は、基材1上
に、緩衝性を有する剥離層2、カラーインキ中に透明蛍
光体または半透明蛍光体を混入してなるカラーインキ・
蛍光体層6を、順次積層した構成としている。なお、基
材1の剥離層2と反対側面には、バックコート層5を設
けている。
【0038】ここで、基材1としては、例えばポリエス
テルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネ
ートフィルム、セロファン等を使用することができ、膜
厚が10〜100μm程度のものが好ましい。
【0039】また、剥離層2は、カラーインキ・蛍光体
層6がより効果的に印刷物に転移するために設けられる
もので、生産の効率をアップするのに不可欠なものであ
り、例えば熱可塑性アクリル樹脂、塩化ゴム系樹脂およ
び当該樹脂と併用し得る樹脂として、ニトロセルロー
ス、アセチルセルロース、ポリスチレン等を使用するこ
とができる。
【0040】さらに、カラーインキ・透明蛍光体層6と
しては、蛍光体として、前記図1および図2の実施例で
用いたものと同様のものを使用することができ、またカ
ラーインキとしては、例えば“特開昭58−15829
1号公報”に示されるように、着色剤、バインダー、柔
軟剤、その他体質顔料、熱伝導性物質からなるインキ等
を使用することができ、これらのものを組み合わせて使
用することができる。
【0041】ここで、カラーインキの着色剤として、例
えば後述する(表1)〜(表4)のものが使用できる。
なお、バックコート層5は、本実施例に用いられる転写
体が、全体としてロール状に巻回されてなるものである
ために設けるものである。
【0042】次に、図4は、図3に示す転写体を用い
て、例えば免許証の写真貼付欄に転写マークを転写して
偽造・改竄防止策が施された印刷物を作成した場合の当
該印刷物の状態を示す平面図であり、図2と同一要素に
は同一符号を付して示している。
【0043】すなわち、図4に示すように、本実施例の
偽造・改竄防止策が施された印刷物である免許証10上
の、特定情報が表示される表示部である写真貼付欄11
に顔写真12が貼付されている。
【0044】そして、この免許証10の写真貼付欄11
に、転写体のカラーインキ・蛍光体層6塗工面を合わ
せ、バックコート層5側から、サーマルヘッドを用いて
熱溶融転写により、カラーインキ・蛍光体層6を免許証
10の写真貼付欄11に接着させた後、基材1を剥離さ
せて転写が完了する。これにより、写真貼付欄11の顔
写真12およびその周辺の表面上に、転写マークとして
所定の絵柄(本例では、☆マーク)が熱溶融転写によ
り形成される。
【0045】次に、以上のように構成した本実施例に用
いられる転写体が熱溶融転写された免許証10において
は、被転写体である免許証10の写真貼付欄11の顔写
真12の表面上に、カラーインキ中に透明蛍光体または
半透明蛍光体を混入してなるカラーインキ・蛍光体層6
をサーマルヘッドを用いて熱溶融転写により設けている
ことから、顔写真12の貼付後に、偽造、改ざんを行な
った場合には、蛍光体が消失してしまうため、顔写真1
2表面上の蛍光体の存在の有無により、偽造、改ざん、
すなわち真偽の判別を一見して即座にかつ容易に行なえ
る。すなわちこ の被転写体は偽造・改竄防止策が施され
た印刷物として機能するものである。
【0046】さらに、蛍光体が透明または半透明である
ことから、印字されている場所が分からないため、隠し
文字,柄として利用でき、偽造、改ざんが困難となる。
【0047】また、本実施例に用いられる転写体は、サ
ーマルヘッドを用いて熱溶融転写により画像または文字
を形成することから、画像または文字の形状を容易に変
更でき、印字場所も自在である。
【0048】さらに、偽造・改竄防止策が施された印刷
である免許証10の写真貼付欄11の顔写真12の表
面上に、カラーインキ中に透明蛍光体または半透明蛍光
体を混入してなるカラーインキ・蛍光体層6を熱溶融転
写により設けていることから、同色のカラーインキに同
色発光の蛍光体を混入すると鮮やかな色となり、また異
なる色のものを使用すると独特の色に発光する。
【0049】次に、本発明の他の実施例について詳細に
説明する。図5は、本発明による偽造・改竄防止策が施
された印刷物に転写マークを転写するための熱溶融転写
式の転写体の他の構成例を示す側断面図であり、図1お
よび図3と同一要素には同一符号を付して示している。
【0050】すなわち本実施例の偽造・改竄防止策が施
された印刷物は、同図に示す転写体を用いて所定の絵柄
(転写マーク)が付される。この転写体は、基材1上
に、緩衝性を有する剥離層2を設け、この剥離層2上に
万線状波形パターン状に透明または半透明の蛍光体7を
設け、かつこの蛍光体7上にカラーインキ層8を設けた
構成としている。なお、基材1の剥離層2と反対側面に
は、バックコート層5を設けている。
【0051】ここで、基材1としては、例えばポリエス
テルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネ
ートフィルム、セロファン等を使用することができ、膜
厚が10〜100μm程度のものが好ましい。
【0052】また、剥離層2は、蛍光体層7がより効果
的に印刷物に転移するために設けられるもので、生産の
効率をアップするのに不可欠なものであり、例えば熱可
塑性アクリル樹脂、塩化ゴム系樹脂および当該樹脂と併
用し得る樹脂として、ニトロセルロース、アセチルセル
ロース、ポリスチレン等を使用することができる。
【0053】さらに、蛍光体7としては、蛍光顔料とし
て、純度の高い、Zn,Cd,Ca,Al,Y(イット
リウム)等の酸化物,硫化物やケイ酸塩,タングステン
酸塩(これに活性化剤および融剤を入れたもの)、例え
ばZnS,Zn2 SiO4,(Zn,Cd)S,Ca
S,SrS,CaWO4 等、蛍光染料として、Bril
lian Sulfolavireit Basic
yellow;HG、Eosine Rhodamin
e; G、Rhodamine;B(商品名)等を使用
することができる。
【0054】さらにまた、カラーインキ層8としては、
例えば“特開昭58−158291号公報”に示される
ように、着色剤、バインダー、柔軟剤、その他体質顔
料、熱伝導性物質からなるインキ等を使用することがで
きる。
【0055】例えば、着色剤として、後述する(表1)
〜(表4)のものが使用できる。なお、バックコート層
5は、本実施例に用いられる転写体が、全体としてロー
ル状に巻回されてなるものであるために設けるものであ
る。
【0056】次に、図6は、図5に示す転写体を用い
て、例えば免許証の写真貼付欄に転写マークを転写して
偽造・改竄防止策が施された印刷物を作成した場合の当
該印刷物の状態を示す平面図であり、図2およびず4と
同一要素には同一符号を付して示している。
【0057】すなわち、図6に示すように、本実施例の
偽造・改竄防止策が施された印刷物である免許証10上
の、特定情報が表示される表示部である写真貼付欄11
に顔写真12が貼付されている。
【0058】そして、この免許証10の写真貼付欄11
に、転写体のカラーインキ層8塗工面を合わせ、バック
コート層5側から、サーマルヘッドを用いて熱溶融転写
により、透明または半透明の蛍光体7およびカラーイン
キ層8を免許証10の写真貼付欄11に接着させた後、
基材1を剥離させて転写が完了する。これにより、写真
貼付欄11の顔写真12およびその周辺の表面上に、万
線状波形パターンの入った所定の絵柄(本例では、☆マ
ーク)が熱溶融転写により転写マークとして形成され
る。
【0059】
【0060】また、被転写体は偽造・改竄防止策が施さ
れた印刷物である免許証10の写真貼付欄11の顔写真
12の表面上に、万線状波形パターン状に透明または半
透明の蛍光体7、およびカラーインキ層8をサーマルヘ
ッドを用いて熱溶融転写により設けていることから、顔
写真12の貼付後に、偽造、改ざんを行なった場合に
は、蛍光体7が消失してしまうため、顔写真12表面上
の蛍光体7の存在の有無により、偽造、改ざん、すなわ
ち真偽の判別を一見して即座にかつ容易に行なえる。
なわちこの被転写体は偽造・改竄防止策が施された印刷
物として機能するものである。
【0061】さらに、蛍光体7が透明または半透明であ
ることから、印字されている場所が分からないため、隠
し文字,柄として利用でき、偽造、改ざんが困難とな
る。また、本実施例に用いられる転写体は、サーマルヘ
ッドを用いて熱溶融転写により画像または文字を形成す
ることから、画像または文字の形状を容易に変更でき、
印字場所も自在である。
【0062】さらに、被転写体は偽造・改竄防止策が施
された印刷物である免許証10の写真貼付欄11の顔写
真12の表面上に、万線状波形パターン状に透明または
半透明の蛍光体7、およびカラーインキ層8をサーマル
ヘッドを用いて熱溶融転写により設けていることから、
万線状波形パターン状に蛍光体7が存在する、すなわち
顔写真12の表面上に転写された画像または文字の部分
だけに万線状波形パターンが入るため、偽造、改ざんが
より一層困難となる。
【0063】
【表1】 (顔料)
【0064】
【表2】
【0065】
【表3】 (染料)
【0066】
【表4】
【0067】次に、本発明のその他の実施例について説
明する。図7は、本発明による偽造・改竄防止策が施さ
れた印刷物に転写マークを転写するための熱昇華転写式
の転写体の構成例を示す側断面図である。
【0068】すなわち本実施例の偽造・改竄防止策が施
された印刷物は、同図に示す転写体を用いて所定の絵柄
(転写マーク)が付される。この転写体は、基材21上
に、透明蛍光体または透明蛍光体よりなる蛍光体層23
を積層した構成としている。なお、基材21の蛍光体層
23と反対側面には、バックコート層25を設けてい
る。
【0069】ここで、基材21としては、例えばポリエ
ステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボ
ネートフィルム、セロファン等を使用することができ、
膜厚が10〜100μm程度のものが好ましい。
【0070】また、蛍光体層23としては、蛍光染料と
して、Brillian Sulfolavireit
Basic yellow;HG、Eosine R
hodamine; G、Rhodamine;B(商
品名)等を使用することができる。
【0071】なお、バックコート層25は、本実施例
用いられる転写体が、全体としてロール状に巻回されて
なるものであるために設けるものである。この転写体を
用いて本実施形態の偽造・改竄防止策が施された印刷物
が作成される。
【0072】以上のように構成した転写体を用いた場合
であっても、本実施形態の偽造・改竄防止策が施された
印刷物は、前述の場合と同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0073】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図8は、本発明による偽造・改竄防止策が施された
印刷物に転写マークを転写するための熱昇華転写式の転
写体の他の構成例を示す側断面図であり、図7と同一要
素には同一符号を付して示している。
【0074】すなわち本実施例の偽造・改竄防止策が施
された印刷物は、同図に示す転写体を用いて所定の絵柄
(転写マーク)が付される。この転写体は、基材21上
に、カラーインキ中に透明蛍光体または半透明蛍光体を
混入してなるカラーインキ・蛍光体層26を積層した構
成としている。なお、基材21のカラーインキ・蛍光体
層26と反対側面には、バックコート層25を設けてい
る。
【0075】ここで、基材21としては、例えばポリエ
ステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボ
ネートフィルム、セロファン等を使用することができ、
膜厚が10〜100μm程度のものが好ましい。
【0076】また、カラーインキ・透明蛍光体層26と
しては、蛍光体として、前記図7の実施例で用いたもの
と同様のものを使用することができ、またカラーインキ
としては、例えば分散染料、樹脂と溶剤よりなるビヒク
ル等からなるインキ等を使用することができ、これらの
ものを組み合わせて使用することができる。
【0077】ここで、カラーインキの分散染料として、
例えば後述する(化1)〜(化5)のものが使用でき
る。なお、バックコート層25は、本実施例に用いられ
転写体が、全体としてロール状に巻回されてなるもの
であるために設けるものである。
【0078】この転写体を用いて本実施形態の偽造・改
竄防止策が施された印刷物が作成される。以上のように
構成した転写体を用いた場合であっても、本実施形態の
偽造・改竄防止策が施された印刷物は、前述の場合と同
様の作用効果を得ることができる。
【0079】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図9は、本発明による偽造・改竄防止策が施された
印刷物に転写マークを転写するための熱昇華転写式の転
写体の他の構成例を示す側断面図であり、図7および図
8と同一要素には同一符号を付して示している。
【0080】すなわち本実施例の偽造・改竄防止策が施
された印刷物は、同図に示す転写体を用いて所定の絵柄
(転写マーク)が付される。この転写体は、基材21上
に、万線状波形パターン状に透明または半透明の蛍光体
27を設け、かつこの蛍光体27上にカラーインキ層2
8を設けた構成としている。なお、基材21の蛍光体2
7と反対側面には、バックコート層25を設けている。
【0081】ここで、基材21としては、例えばポリエ
ステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボ
ネートフィルム、セロファン等を使用することができ、
膜厚が10〜100μm程度のものが好ましい。
【0082】また、蛍光体27としては、蛍光染料とし
て、Brillian Sulfolavireit
Basic yellow;HG、Eosine Rh
odamine; G、Rhodamine;B(商品
名)等を使用することができる。
【0083】さらに、カラーインキ層28としては、例
えば分散染料、樹脂と溶剤よりなるビヒクル等からなる
インキ等を使用することができる。例えば、分散染料と
して、後述する(化1)〜(化5)のものが使用でき
る。
【0084】なお、バックコート層25は、本実施例
用いられる転写体が、全体としてロール状に巻回されて
なるものであるために設けるものである。この転写体を
用いて本実施形態の偽造・改竄防止策が施された印刷物
が作成される。
【0085】以上のように構成した転写体を用いた場合
であっても、本実施形態の偽造・改竄防止策が施された
印刷物は、前述の場合と同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0086】
【化1】
【0087】
【化2】
【0088】
【化3】
【0089】
【化4】
【0090】
【化5】
【0091】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、次のようにして同様に実施できるものであ
る。(a)上記各実施例では、被転写体である免許証1
0の写真貼付欄11の顔写真12およびその周辺の表面
上にのみ、転写体を転写する場合について説明したが、
これに限らず、被転写体である免許証10の表面上全体
に、転写体を転写するようにしてもよい。
【0092】(b)上記各実施例では、被転写体である
写真貼付欄11の顔写真12およびその周辺の表面上
に、所定の絵柄として、☆マークを熱溶融転写により形
成する場合について説明したが、これに限らず、他の種
類の絵柄あるいは文字等を、熱溶融転写により形成する
ようにしてもよいものである。
【0093】(c)上記各実施例では、特定情報が表示
される表示部として、被転写体である免許証の写真貼付
欄に、本発明を適用した場合について説明したが、これ
に限らず、特定情報が表示される表示部として、被転写
体である例えばパスポート、免許証等の写真貼付欄、あ
るいは通帳、証書等の押印欄またはサイン欄について
も、本発明を同様に適用して、前述の場合と同様の効果
が得られるものである。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、表
示部に表示された特定情報の真偽の判別を一見して即座
にかつ容易に行なうことができ、偽造、改ざんしようと
する行為を困難にすることが可能な偽造・改竄防止策が
施された印刷物が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による偽造・改竄防止策が施された印刷
物に転写マークを転写するための熱溶融転写式の転写体
の一実施例を示す側断面図。
【図2】図1に示す転写体を用いて、例えば免許証の写
真貼付欄に転写マークを転写して偽造・改竄防止策が施
された印刷物を作成した場合の当該印刷物の状態を示す
平面図。
【図3】本発明による偽造・改竄防止策が施された印刷
物に転写マークを転写するための熱溶融転写式の転写体
の他の実施例を示す側断面図。
【図4】図3に示す転写体を用いて、例えば免許証の写
真貼付欄に転写マークを転写して偽造・改竄防止策が施
された印刷物を作成した場合の当該印刷物の状態を示す
平面図。
【図5】本発明による偽造・改竄防止策が施された印刷
物に転写マークを転写するための熱溶融転写式の転写体
の他の実施例を示す側断面図。
【図6】図5に示す転写体を用いて、例えば免許証の写
真貼付欄に転写マークを転写して偽造・改竄防止策が施
された印刷物を作成した場合の当該印刷物の状態を示す
平面図。
【図7】本発明による偽造・改竄防止策が施された印刷
物に転写マークを転写するための熱昇華転写式の転写体
の実施例を示す側断面図。
【図8】本発明による偽造・改竄防止策が施された印刷
物に転写マークを転写するための熱昇華転写式の転写体
の他の実施例を示す側断面図。
【図9】本発明による偽造・改竄防止策が施された印刷
物に転写マークを転写するための熱昇華転写式の転写体
の他の実施例を示す側断面図。
【符号の説明】
1…基材、2…剥離層、3…蛍光体層、4…感熱接着剤
層、5…バックコート層、6…カラーインキ・蛍光体
層、7…蛍光体、8…カラーインキ層、10…免許証、
11…写真貼付欄、12…顔写真、21…基材、23…
蛍光体層、25…バックコート層、26…カラーインキ
・蛍光体層、27…蛍光体、28…カラーインキ層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B44C 1/17 B41M 5/26 101K (56)参考文献 特開 平4−35988(JP,A) 特開 平3−159796(JP,A) 特開 平4−353492(JP,A) 特開 平4−103389(JP,A) 特開 昭62−111800(JP,A) 特開 平2−106395(JP,A) 特開 平2−120089(JP,A) 特開 平2−145388(JP,A) 特開 平4−220395(JP,A) 特開 平7−223376(JP,A) 実開 平4−120078(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定情報が表示される表示部に、基材上
    に、剥離層、透明蛍光体または半透明蛍光体よりなる蛍
    光体層、紫外線カット性を有する感熱接着剤層を、順次
    積層してなる転写体で、サーマルヘッドで所定の絵柄
    (転写マーク)を作成して被転写体に蛍光体層及び感熱
    接着剤層を溶融転写したことを特徴とする偽造・改竄防
    止策が施された印刷物。
  2. 【請求項2】 特定情報が表示される表示部に、基材上
    に、剥離層、カラーインキ中に透明蛍光体または半透明
    蛍光体を混入してなるカラーインキ・蛍光体層を、順次
    積層してなる転写体で、サーマルヘッドで所定の絵柄
    (転写マーク)を作成して被転写体にカラーインキ・蛍
    光体層を溶融転写したことを特徴とする偽造・改竄防止
    策が施された印刷物。
  3. 【請求項3】 特定情報が表示される表示部に、基材上
    に、剥離層、万線状波形パターン状の透明蛍光体または
    半透明蛍光体及びカラーインキ顔料からなる感熱接着剤
    層を、順次積層してなる転写体で、サーマルヘッドで所
    定の絵柄(転写マーク)を作成して被転写体に感熱接着
    層を溶融転写したことを特徴とする偽造・改竄防止策が
    施された印刷物。
  4. 【請求項4】 特定情報が表示される表示部に、基材上
    に、透明蛍光体または半透明蛍光体よりなる蛍光体層を
    積層してなる転写体で、所定の絵柄(転写マーク)を熱
    昇華転写により被転写体に形成したことを特徴とする偽
    造・改竄防止策が施された印刷物。
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