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JP3033549B2 - ネガ型レジスト材料、それを用いたパターン形成方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

ネガ型レジスト材料、それを用いたパターン形成方法及び半導体装置の製造方法

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JP3033549B2
JP3033549B2 JP9343262A JP34326297A JP3033549B2 JP 3033549 B2 JP3033549 B2 JP 3033549B2 JP 9343262 A JP9343262 A JP 9343262A JP 34326297 A JP34326297 A JP 34326297A JP 3033549 B2 JP3033549 B2 JP 3033549B2
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JP
Japan
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hydrogen atom
resist
hydrocarbon group
resist material
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勝美 前田
繁之 岩佐
嘉一郎 中野
悦雄 長谷川
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子製造に
おけるフォトリソグラフィー工程に関し、特に波長が2
20nm以下の光を露光光とするリソグラフィーに好適
なネガ型レジスト材料、パターン形成方法及び該方法に
よる半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスに代表されるハーフミク
ロンオーダーの微細加工を必要とする各種電子デバイス
製造の分野では、デバイスのより一層の高密度、高集積
化の要求が高まっている。そのため、微細パターン形成
のためのフォトリソグラフィー技術に対する要求がます
ます厳しくなっている。
【0003】パターンの微細化を図る手段の一つとし
て、レジストのパターン形成の際に使用する露光光を短
波長化する方法があり、256Mビット(加工寸法が
0.25μm以下)DRAMの量産プロセスには、i線
(波長=365nm)に代えてより短波長のKrエキシ
マレーザ光(波長=248nm)を露光光源として利用
することが現在積極的に検討されている。
【0004】しかし、さらに微細な加工技術(加工寸法
が0.18μm以下)を必要とする1Gビット以上の集
積度を持つDRAMの製造には、より短波長の光源が必
要とされており、特にArFエキシマレーザ(193n
m)を用いたフォトリソグラフィーの利用が最近考えら
れている[ドナルド C.ホッファーら、ジャーナル・
オブ・フォトポリマー・サイエンス・アンド・テクノロ
ジー(Journal of Photopolymer Science and Technolo
gy) ]。
【0005】このためArF光を用いたフォトリソグラ
フィーに対応するネガ型レジストの開発が望まれてい
る。このArF露光用レジストの開発に際しては、レー
ザ発振の原料であるガスの寿命が短いこと、レーザ装置
自体が高価である等々から、レーザのコストパフォーマ
ンスの向上を満たす必要がある。このため、加工寸法の
微細化に対応する高解像性に加え、高感度化への要求が
高い。
【0006】レジストの高感度化の方法として、感光剤
である光酸発生剤を利用した化学増幅型レジストがよく
知られている。例えば体表的な例としては、特開平2−
27660号公報には、トリフェニルスルホニウム・ヘ
キサフルオロアーセナートとポリ(p−tert−ブロ
キシカルボニルオキシ−α−メチルスチレン)の組み合
わせからなるレジストが記載されている。このような化
学増幅型のレジストは現在KrFエキシマレーザ用レジ
ストに広く用いられている[例えば、ヒロシイトー、
C.グラントウイルソン、アメリカン・ケミカル・ソサ
イアテイ・シンポジウム・シリーズ242巻、11頁〜
23頁(1984年)]。化学増幅型レジストの特徴
は、含有成分である光酸発生剤から光照射により発生し
たプロトン酸が、露光後の加熱処理によりレジスト樹脂
等と酸触媒反応を起こすことである。このようにして光
反応効率(一光子あたりの反応)が1未満の従来のレジ
ストに比べて飛躍的な高感度化を達成している。
【0007】現在では開発されるレジストの大半が化学
増幅型であり、露光光源の短波長化に対応した高感度材
料の開発には、化学増幅機構の採用が必須となってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ArFエキシ
マレーザ光に代表される220nm以下の短波長を用い
たリソグラフィーの場合、微細パターンを形成するため
のネガ型レジストには従来の材料では満足できない新た
な特性、すなわち220nm以下の露光光に対する高透
明性とドライエッチング耐性が必要とされている。
【0009】従来のg線(438nm)、i線(365
nm)、KrFエキシマレーザ(248nm)用のネガ
型フォトレジスト材料は主に樹脂と架橋剤とからなり、
樹脂成分としてはノボラック樹脂あるいはポリ(p−ビ
ニルフェノール)等の構造単位中に芳香環を有する樹脂
が利用されており、この芳香環のドライエッチング耐性
により樹脂のエッチング耐性を維持できた。また架橋剤
としては、例えば2,6−ジ(4’−アジドベンザル)
−4−メチルシクロヘキサノンや3,3’−ジアジドフ
ェニルスルホン等のアジド化合物やメチロールメラミン
樹脂が利用されている。しかし、芳香環を有する樹脂は
220nm以下の波長の光に対する光吸収が極めて強
い。そのため、レジスト表面で大部分の露光光が吸収さ
れ、露光光が基板まで透過しないため、微細なレジスト
パターンの形成ができない。このため従来樹脂をそのま
ま220nm以下の短波長光を用いたフォトリソグラフ
ィーには適用できない。したがって、芳香環を含まずか
つエッチング耐性を有し、220nm以下の波長に対し
て透明なネガ型レジスト材料が切望されている。
【0010】ArFエキシマレーザ光(193nm)に
対し透明性を持ち、なおかつドライエッチング耐性を持
つ高分子化合物として、脂環族高分子であるアダマンチ
ルメタクリレート単位を持つ共重合体[武智ら、ジャー
ナル・オブ・フォトポリマー・サイエンス・アンド・テ
クノロジー(Journal of Photopolymer Science andTec
hnology)、5巻(3号)、439頁〜446頁(199
2年)]やイソボルニルメタクリレート単位を持つ共重
合体[R.D.アレン(R.D. Allen) ら、ジャーナル・
オブ・フォトポリマー・サイエンス・アンド・テクノロ
ジー(Journalof Photopolymer Science and Technolog
y)、8巻(4号)、623頁〜636頁(1995
年)、及び9巻(3号)、465頁〜474頁(199
6年)]等が提案されている。
【0011】発明者らも以前、これらの要件を満足する
レジスト材料として、特開平7−252324号公報、
及び特開平8−259626号公報に開示の樹脂を開発
した。しかしこれらのレジスト組成物は、酸分解性基を
有する樹脂と光酸発生剤からなる化学増幅ポジ型フォト
レジストであり、ポジティブパターンを与えるものであ
り、上記要件を満足させるネガ型レジストは開発されて
いない。そこで本発明は、波長が220nm以下の露光
光、特に180nm〜220nmの露光光を用いたリソ
グラフィーに用いられる透明性及びエッチング耐性に優
れた高感度のネガ型レジスト材料を提供することを目的
とする。また、このネガ型レジスト材料を用いたパター
ン形成方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的は以下の手段
によって達成される。
【0013】すなわち、本発明は、一般式(1)で表さ
れる重量平均分子量1000〜50000の重合体、及
び多価アルコール、及び露光により酸を発生する光酸発
生剤を少なくとも含有することを特徴とするネガ型レジ
スト材料を提案するものであり、
【0014】
【化3】 (上式において、R1 ,R3 ,R5 は、水素原子あるい
はメチル基、R2 は有橋環式炭化水素基を有する炭素数
7〜18の2価の炭化水素基、R4 はエポキシ基を有す
る炭化水素基、R6 は水素原子あるいは炭素数1〜12
の炭化水素基を表す。またx,y及びzはそれぞれx+
y+z=1、0<x<1、0<y<1、0≦z<1を満
たす任意の数である。) さらに多官能エポキシ化合物を含有することを含む。
【0015】また、本発明は、一般式(2)で表される
重量平均分子量1000〜500000の重合体、及び
多価アルコール、露光により酸を発生する光酸発生剤、
及び多官能エポキシ化合物を少なくとも含有することを
特徴とするネガ型レジスト材料を提案するものである。
【0016】
【化4】 (上式において、R1,R5は、水素原子あるいはメチル
基、R2は有橋環式炭化水素基を有する炭素数7〜18
の2価の炭化水素基、R6は水素原子あるいは炭素数1
〜12の炭化水素基を表す。またx及びzはそれぞれ
+z=1、0<x≦1、0≦z<1を満たす任意の数で
ある。)さらに本発明は、前記のレジスト材料を被加工
基板上に塗布する工程、露光する工程、ベークを行う工
程、及び現像を行う工程を少なくとも有することを特徴
とするパターン形成方法を提するものであり、露光光
が180〜220nmの光であること、前記露光光がA
rFエキシマレーザ光であることを含む。また本発明は
前記の方法によりパターン形成することを特徴とする半
導体装置の製造方法を提案するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。
【0018】一般式(1)において、R1 ,R3 ,R5
は、水素原子あるいはメチル基である。R2 は有橋環式
水素基を有する炭素数7〜18の2価の炭化水素基であ
り、具体的には、表1に示すようなトリシクロ[5.
2.1.02,6 ]デシルメチル基、トリシクロ[5.
2.1.02,6 ]デカンジイル基、アダマンタンジイル
基、ノルボルナンジイル基、メチルノルボルナンジル
基、イソボルナンジイル基、テトラシクロ[4.4.
0.12,5 .17,10]ドデカンジイル基、メチルテトラ
シクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデカンジイル
基、ヘキサシクロ[6.6.1.13,6 .110,13 .0
2,7 .09,14]ヘプタデカンジイル基、メチルへキサシ
クロ[6.6.1.13,6 .110,13 .02,7
9,14]ヘプタデカンジイル基等が挙げられるが、これ
らだけに限定されるものではない。
【0019】R4 は、エポキシ基を有する炭化水素基で
あり、具体的には表2に示すようなグリシジル基、3,
4−エポキシ−1−シクロヘキシルメチル基、5,6−
エポキシ−2−ビシクロ[2.2.1]ヘプチル基、5
(6)−エポキシエチル−2−ビシクロ[2.2.1]
ヘプチル基、5,6−エポキシ−2−ビシクロ[2.
2.1]ヘプチルメチル基、3,4−エポキシトリシク
ロ[5.2.1.02,6 ]デシル基、3,4−エポキシ
トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デシルオキシエチル
基、3,4−エポキシテトラシクロ[4.4.0.1
2,5 .17,10]ドデシル基、3,4−エポキシテトラシ
クロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデシルメチル基
等が挙げられるが、これらだけに限定されるものではな
い。
【0020】R6 は、水素原子または炭素数1〜12の
炭化水素基であり、具体的には、メチル基、エチル基、
n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソ
ブチル基、t−ブチル基、シクロヘキシル基、ジメチル
シクロヘキシル基、トリシクロ[5.2.1.02,6
デシル基、アダマンチル基、ノルボニル基、イソボルニ
ル基等が挙げられるが、これらだけに限定されるもので
はない。
【0021】一般式(1)において、x,y及びzはぞ
れぞれx+y+z=1、0<x<1、0<y<1、0≦
z<1を満たす任意の数である。
【0022】一般式(2)については、x及びzはそれ
ぞれx+z=1、0<x≦1、0≦z<1を満たす任意
の数であり、R1 ,R2 ,R5 ,R6 は、一般式(1)
と同様である。
【0023】本発明に用いる上記重合体の重量平均分子
量は1000〜500000であり、好ましくは300
0〜200000である。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】 本発明に用いる重合体の製造は、一般式(1)の重合体
の場合は、下記一般式(3)、一般式(4)、及び一般
式(5)で示される(メタ)アクリレートモノマーをラ
ジカル重合、イオン重合等の通常の重合方法によって行
うことができる。例えば乾燥テトラヒドロフラン中、不
活性ガス(アルゴン、窒素等)雰囲気下、適当なラジカ
ル重合開始剤[例えばアゾビスイソブチロニトリル(A
IBN)]を加えて50〜70℃で0.5〜12時間加
熱攪拌することにより実施される。また、本発明の重合
体の重量平均分子量は1000〜500000であり、
より好ましくは3000〜200000である。また共
重合体のモノマーの仕込み割合及びその他の重合条件を
選定することにより任意の共重合体を得ることができ
る。
【0026】
【化5】 (上式において、R7 は、水素原子あるいはメチル基、
8 は有橋環式炭化水素基を有する炭素数7〜18の2
価の炭化水素基を表す。)
【0027】
【化6】 (上式において、R9 は、水素原子あるいはメチル基、
10はエポキシ基を有する炭化水素基を表す。)
【0028】
【化7】 (上式において、R11は、水素原子あるいはメチル基、
12は水素原子あるいは炭素数1〜12の炭化水素基を
表す。) なお、重合体の原料である一般式(3)で示される(メ
タ)アクリレートモノマーは、発明者らが既に開示した
特開平8−259626号公報に記載の方法により得ら
れる。また一般式(4)で示されるエポキシ基を有する
モノマーのうち、例えば式(6)で示される3,4−エ
ポキシトリシクロ[5.2.1.02,6]デシルアクリ
レートはジシクロペンテニルアクリレートを酢酸中過酢
酸でエポキシ化反応に供することで得られる。同様にし
て式(7)で示される5,6−エポキシ−2−ビシクロ
[2.2.1]ヘプチルメタクリレートや式(8)で示さ
れる3,4−エポキシテトラシクロ[4.4.0.1
2,5 .17,10]ドデシルアクリレートは5−ノルボルネ
ン−2−メタクリレート、あるいはテトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]ドデセニルアクリレートをエ
ポキシ化反応に供することで得られる。
【0029】
【化8】 本発明のネガ型レジスト材料の構成要素である重合体の
含有率は、それ自身を含む全構成成分100重量部に対
して通常40〜99.8重量部、好ましくは60〜99
重量部である。
【0030】また本発明に用いる多価アルコールとして
は、例えば、エチレングリコール、グリセロール、1,
2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4
−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,2,
4−ブタントリオール、1,2−ペンタンジオール、
1,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、2,4−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオ
ール、1,5−ヘキサンジオール、1,6ヘキサンジオ
ール、2,5−ヘキサンジオール、1,2−シクロヘキ
サンジオール、1,3−シクロヘキサンジオール、1,
4−シクロヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサン
ジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
1,3,5−シクロヘキサントリメタノール、1,2−
シクロペンタンジオール、1,3−シクロペンタンジオ
ール、1,2−シクロオクタンジオール、1,5−シク
ロオクタンジオール、トリシクロデカンジメタノール、
2,3−ノボルナンジオール、2(3)−ヒドロキシ−
5、6−ビス(ヒドロキシメチル)ノルボルナン、2,
3−ジヒドロキシ−5(6)−ヒドロキシメチルノルボ
ルナン、1,4−アンヒドロエリトリオール、L−アラ
ビノース、L−アラビトール、D−セロビオース、セル
ロース、1,5−デカリンジオール、グルコース、ガラ
クトース、ラクトース、マルトース、マンノース、マナ
ンニトール等が挙げられるがこれらだけに限定されるも
のではない。
【0031】多価アルコールの含有率はそれ自身を含む
全構成成分100重量部に対して通常1〜40重量部、
好ましくは5〜30重量部である。また単独でも2種以
上混合してもよい。
【0032】また本発明に用いる光酸発生剤は、400
nm以下、好ましくは180nm〜220nmの範囲の
光照射により酸を発生する光酸発生剤であることが望ま
しく、なおかつ先に示した本発明における高分子化合物
等との混合物が有機溶媒に十分に溶解し、かつその溶液
がスピンコート等の製膜法で均一な塗布膜が形成可能な
ものであれば、いかなる光酸発生剤でもよい。また、単
独でも、2種以上混合して用いてもよい。
【0033】使用可能な光酸発生剤の例としては、例え
ば、ジャーナル・オブ・ジ・オーガニック・ケミストリ
ー(Journal of the Organic Chemistry)43巻、15
号、3055頁〜3058頁(1978年)に記載され
ているJ.V.クリベロ(J.V. Crivello)らのトリフェ
ニルスルホニウム塩誘導体、及びそれに代表される他の
オニウム塩(例えば、スルホニウム塩、ヨードニウム
塩、ホスホニウム塩、ジアゾニウム塩、アンモニウム塩
等の化合物)や2,6−ジニトロベンジルエステル類
[O.ナラマス(O. Nalamasu)ら、SPIEプロシーデ
ィング、1262巻、32頁(1990年)]、1,
2,3−トリ(メンタンスルホニルオキシ)ベンゼン
[タクミウエノら、プロシーディン・オブ・PME’8
9、講談社、413〜424頁(1990年)]、平5
−134416号公開特許公報で開示されたスルホサク
シンイミド等がある。
【0034】光酸発生剤の含有率は、それ自身を含む全
構成成分100重量部に対して通常0.2〜30重量
部、好ましくは1〜15重量部である。この含有率が
0.2重量部以上で十分な感度が得られ、パターンの形
成が容易となる。また30重量部以下であると、均一な
塗布膜の形成が容易になり、さらに現像後には残渣(ス
カム)が発生しにくくなる。
【0035】また本発明に用いる多官能エポキシ化合物
としては、例えば水添ビスフェノールAジグリシジルエ
ーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ジ
エチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレン
グリコールジグリシジルエーテル、トリプロピレングリ
コールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコール
ジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグ
リシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、
トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、1,
2−シクロヘキサンカルボン酸ジグリシジルエステル、
3,4−エポキシシクロヘキサンカルボン酸、3,4−
エポキシシクロヘキシルメチル、トリスエポキシプロピ
ルイソシアヌレート、2−エポキシエチルビシクロ
[2.2.1]ヘプチルグリシジルエーテル、エチレング
リコールビス(2−エポキシエチルビシクロ[2.2.
1]ヘプチル)エーテル、ビス(2−エポキシエチルビ
シクロ[2.2.1]ヘプチル)エーテル等が挙げられる
がこれらだけに限定されるものではない。また多官能エ
ポキシ化合物の含有率は、それ自身を含む全構成成分1
00重量部に対して通常0.5〜40重量部、好ましく
は1〜30重量部である。特に一般式(1)の重合体を
用いた場合は1〜20重量部、一般式(2)の重合体を
用いた場合は5〜30重量部が好ましい。また、単独で
も2種以上を混合して用いてもよい。
【0036】また本発明に用いる溶剤として好ましいも
のは、樹脂、光酸発生剤、多官能エポキシ化合物からな
る成分が十分に溶解し、かつその溶液がスピンコート法
等の方法で均一な塗布膜が形成可能な有機溶媒であれば
いかなる溶媒でもよい。また、単独でも2種類以上を混
合して用いてもよい。具体的には、n−プロピルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコー
ル、tert−ブチルアルコール、メチルセロソルブア
セテート、エチルセロソルブアセテート、プロピレング
リコールモノエチルエーテルアセテート、乳酸メチル、
乳酸エチル、酢酸2−メトキシブチル、酢酸2−エトキ
シエチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、3−
メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン
酸エチル、N−メチル−2−ピロリジノン、シクロヘキ
サノン、シクロペンタノン、シクロヘキサノール、メチ
ルエチルケトン、1,4−ジオキサン、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチル
エーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル等が挙げられるが、も
ちろんこれらだけに限定されるものではない。また本発
明のレジスト材料の「基本的な」構成成分は、上記の樹
脂、多価アルコール、光酸発生剤、多官能エポキシ化合
物、溶剤であるが、必要に応じて界面活性剤、色素、安
定剤、塗布性改良剤、染料等の他の成分を添加しても構
わない。
【0037】また本発明は、上記ネガ型フォトレジスト
材料を使用して、被加工基板上にフォトレジストのネガ
ティブパターンを形成する方法も提供する。本発明のネ
ガティブパターン形成の方法を図1に示す。まず、図1
(A)に示すように、本発明のネガ型フォトレジスト材
料を被加工基板1上に塗布し、そして60〜170℃
で、30〜240秒間、ホットプレート等の加熱手段を
用いてプリベーク処理することでレジスト膜2を形成す
る。次に、図1(B)に示すように、レジスト膜2を露
光装置を用いて選択的に露光する。そして露光後、レジ
スト膜2を加熱処理する。その結果、露光領域では、エ
ポキシ基が、光酸発生剤から発生した酸の作用により開
環重合反応を起こし、図1(C)に示すように樹脂の架
橋が起こる。また本発明のレジスト材料には多価アルコ
ールが含有されているため、エポキシ基は酸の作用によ
りさらに多価アルコールとも反応し樹脂の架橋が起こる
ため、多価アルコールを添加しない場合に比べ樹脂の架
橋は促進される。そして最後に図1(D)に示すように
テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)水
溶液等のアルカリ現像液により、レジスト膜2の未露光
部が選択的に溶解除去され、ネガティブパターンが形成
される。
【0038】本発明のネガ型フォトレジスト材料は22
0nm以下の光の透明性が高く、ドライエッチング耐性
が高く新しいネガ型フォトレジスト材料として利用でき
る。さらに本発明のネガ型フォトレジスト材料をフォト
リソグラフィー工程に用いることで、ネガティブパター
ン形成が可能となる。
【0039】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によって何ら制限されるも
のではない。 (合成例1)下記構造の重合体(一般式(1)におい
て、R1 がメチル基、R2 がテトラシクロ[4.4.
0.12,5 .17,10]ドデカンジイル基、R3 が水素原
子、R4が3,4−エポキシトリシクロ[5.2.1.
2,6 ]デシル基、x=0.7、y=0.3、z=0で
ある)の合成。
【0040】
【化9】 還流管を付けた100mlナスフラスコ中、カルボキシ
テトラシクロドデシルメタクリレート3.075gと
3,4−エポキシトリシクロデシルアクリレート1gを
乾燥テトラヒドロフラン27mlに溶解し、そこにAI
BN223mg(50mmol・1-1)を加え、アルゴ
ン雰囲気下、60〜65℃で攪拌する。2時間後放冷
し、反応混合物をリグロイン300mlに注ぎ、析出し
た沈澱を濾別する。さらにもう一度再沈精製を行うこと
により目的物を2.851g得た(収率70%)。ま
た、このときの共重合比は 1H−NMRの積分比から
7:3であった(x=0.7、y=0.3)。またGP
C分析により重量平均分子量(Mw)は22300(ポ
リスチレン換算)、分散度(Mw/Mn)は2.15で
あった。 (合成例2,3)合成例1と同様に、ただしモノマーの
仕込みを比を変えて重合した。以下の表3にモノマーの
仕込み比、重合体の重合比、重量平均分子量を示す。
【0041】
【表3】 (合成例4,5)合成例1と同様に、ただしAIBNの
量(濃度)を変えて重合した。以下の表4に重合体の共
重合比(x/y)、重量平均分子量を示す。
【0042】
【表4】 (合成例6)下記構造の重合体(一般式(1)において
1 ,R3 がメチル基、R2 がテトラシクロ[4.4.
0.12,5 .17,10]ドデカンジイル基、R4 がグリシ
ジル基、x=0.7、y=0.3、z=0である)の合
成。
【0043】
【化10】 合成例1と同様に、ただし、3,4−エポキシトリシク
ロデシルアクリレートの代わりにグリシジルメタクリレ
ート(共栄社化学(株)製ライトエステルG)を用いて
合成した。Mw=24500、Mw/Mn=1.92 (合成例7)下記構造の重合体(一般式(1)において
1 ,R3 がメチル基、R2 がテトラシクロ[4.4.
0.12,5 .17,10]ドデカンジイル基、R4 が3,4
−エポキシ−1−シクロヘキシルメチル基、x=0.
7、y=0.3、z=0である)の合成。
【0044】
【化11】 合成例1と同様に、ただし3,4−エポシキトリシクロ
デシルアクリレートの代わりに3,4−エポキシ−1−
シクロヘキスルメチルタメクリレート(ダイセル化学工
業(株)製サイクロマーM100)を用いて合成した。
Mw=21000、Mw/Mn=1.88 (合成例8)下記構造の重合体(一般式(1)におい
て、R1 ,R3 がメチル基、R2 がテトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]ドデカンジイル基、R4
5,6−エポキシ−2−ビシクロ[2.2.1]ヘプチル
基、x=0.7、y=0.3、z=0である)の合成。
【0045】
【化12】 合成例1と同様に、ただし3,4−エポシキトリシクロ
デシルアクリレートの代わりに5,6−エポキシ−2−
ビシクロ[2.2.1]ヘプチルメタクリレートを用いて
合成した。Mw=20800、Mw/Mn=2.03 (合成例9)下記構造の重合体(一般式(1)におい
て、R1 がエチル基、R2 がノルボルナンジイル基、R
3 が水素原子、R4 が3,4−エポキシトリシクロ
[5.2.1.02,6 ]デシル基、x=0.7、y=
0.3、z=0である)の合成。
【0046】
【化13】 合成例1と同様に、ただしカルボキシテトラシクロドデ
シルメタクリレートの代わりにカルボキシノルボルニル
メタクリレートを用いて合成した。Mw=22500、
Mw/Mn=2.06 (合成例10)下記構造の重合体(一般式(1)におい
て、R1 がメチル基、R2 がトリシクロ[5.2.1.
2,6 ]デシルメチル基、R3 が水素原子、R4 が3,
4−エポキシトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デシル
基、x=0.7、y=0.3、z=0である)の合成
【0047】
【化14】 合成例1と同様に、ただしカルボキシテトラシクロドデ
シルメタクリレートの代わりにカルボキシトリシクロデ
シルメチルメタクリレートを用いて合成した。Mw=2
1800、Mw/Mn=2.12 (合成例11)下記構造の重合体(一般式(1)におい
て、R1 がメチル基、R2 がテトラシクロ[4.4.
0.12,5 .17,10]ドデカンジイル基、R3 が水素原
子、R4が3,4−エポキシテトラシクロ[4.4.
0.12,5 .17,10]ドデシル基、x=0.7、y=
0.3、z=0である)の合成。
【0048】
【化15】 合成例1と同様に、ただし3,4−エポキシトリシクロ
デシルアクリレートの代わりに3,4−エポキシテトラ
シクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデシルアクリ
レートを用いて合成した。Mw=18300、Mw/M
n=2.38 (合成例12)下記構造の重合体(一般式(1)におい
て、R1 ,R5 がメチル基、R2 がテトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]ドデカンジイル基、R3 が水
素原子、R4 が3,4−エポキシトリシクロ[5.2.
1.02,6 ]デシル基、R6 がメチル基、x=0.6、
y=0.3、z=0.1である)の合成。
【0049】
【化16】 還流管を付けた100mlナスフラスコ中、カルボキシ
テトラシクロドデシルメタクリレート2.636gと
3,4−エポキシトリシクロデシルアクリレート1g、
メタクリル酸メチル0.152gを乾燥テトラヒドロフ
ラン25mlに溶解し、そこにAIBN206mg(5
0mmol・1-1)を加え、アルゴン雰囲気下、60〜
65℃で攪拌する。2時間後放冷し、反応混合物をリグ
ロイン300mlに注ぎ、析出した沈澱を濾別する。さ
らにもう一度再沈精製を行うことにより目的物を2.4
62g得た(収率65%)。Mw=25800,Mw/
Mn=2.24 (合成例13)下記構造の重合体(一般式(1)におい
て、R1 ,R5 がメチル基、R2 がテトラシクロドデシ
ル基、R3 が水素原子、R4 が3,4−エポキシトリシ
クロデシル基、R6 がトリシクロデシル基、x=0.
6、y=0.3、z=0.1である)の合成。
【0050】
【化17】 合成例12と同様に、ただし、メタクリル酸メチルの代
わりにトリシクロデシルメタクリレート(日立化成工業
(株)製FA−513M)を用いて合成した。Mw=2
1600、MW/Mn=2.32 (合成例14)下記構造の重合体(一般式(1)におい
て、R1 がメチル基、R2 がテトラシクロ[4.4.
0.12,5 .17,10]ドデカンジイル基、R3 が水素原
子、R4が5(6)−エポキシエチル−2−ビシクロ
[2.2.1]ヘプチル基、x=0.7、y=0.3、z
=0である)の合成。
【0051】
【化18】 合成例1と同様に、ただし3,4−エポキシトリシクロ
デシルアクリレートの代わりに5(6)−エポキシエチ
ル−2−ビシクロ[2.2.1]ヘプチルアクリレートを
用いて合成した。Mw=16800、Mw/Mn=2.
29 (合成例15)下記構造の重合体(一般式(2)におい
て、R1 ,R5 がメチル基、R2 がテトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]ドデカンジイル基、R5 がト
リシクロデシル基、x=0.7、z=0.3である。)
の合成を行った。
【0052】
【化19】 合成例1と同様に、ただし3,4−エポキシトリシクロ
[5.2.1.02.6]デシルアクリレートの代わりに
トリシクロデシルメタクリレートを用いて合成した。得
られた重合体の分子量はMw=19400、Mw/Mn
=2.08 (合成例16)下記構造の重合体(一般式(1)におい
て、R1 ,R3 が水素原子、R2 がテトラシクロ[4.
4.0.12,5 .17,10]ドデカンジイル基、R4 が5
(6)−エポキシエチル−2−ビシクロ[2.2.1]ヘ
プチル基、x=0.38、y=0.62、z=0であ
る。)の合成を行った。
【0053】
【化20】 還流管を付けた100mlナスフラスコ中、カルボキシ
テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデシル
アクリレート4gと5(6)−エポキシエチル−2−ビ
シクロ[2.2.1]ヘプチルアクリレート4.92gを
乾燥テトラヒドルフラン49mlに溶解し、そこにAI
BN24mg(30mmol・1-1)を加え、アルゴン
雰囲気下、60〜65℃で攪拌する。2時間後放冷し、
反応混合物をリグロイン500mlに注ぎ、析出した沈
澱を濾別する。さらにもう一度再沈精製を行うことによ
り目的物を7.75g得た(収率87%)。また、この
ときの共重合比は 1H−NMRの積分比からx=0.3
8、y=0.62であった。またGPC分析により重量
平均分離賞(Mw)は10600(ポリスリチレン換
算)、分散度(Mw/Mn)は1.67であった。 (合成例17)下記構造の多価アルコール(2,3−ジ
ヒドロキシ−5(6)−ヒドロキシメチルノルボルナ
ン)
【0054】
【化21】 2−ヒドロキシメチル−5−ノルボルネン11gをピリ
ジン21mlに溶解し、そこに無水酢酸11mlを滴下
し、室温で12時間攪拌する。反応混合物を水100m
lに注ぎ、有機層を酢酸エチル100mlで抽出する。
そして有機層を0.5N塩酸、3%炭酸ナトリウム水溶
液、飽和食塩水の順で酢酸エチル100mlで抽出す
る。そして有機層を0.5N塩酸、3%炭酸ナトリウム
水溶液、飽和食塩水の順で洗浄する。硫酸マグネシウム
で乾燥後、減圧下酢酸エチルを留去することで2−アセ
トキシ−5ノルボルネンを13g得た。次に90%ぎ酸
50mlと30%過酸化水素水13mlの混合物に氷冷
下2−アセトキシ−5ノルボルネン13gを滴下し、さ
らに室温で12時間攪拌する。減圧下ぎ酸を留去し、残
渣にメタノール30mlと水酸化ナトリウム13g、水
25mlを加え45〜50℃で1時間反応させる。放冷
後酢酸エチル100mlで有機層を抽出し、有機層を飽
和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥する。減圧
下溶媒を留去することで2,2−ジヒドロキシ−5
(6)−ヒドロキシメチルノルボルネンを5g得た。I
R(KBr)3380(νO−H)、2950,286
0(νC−H)、1050(νC−O) (合成例18)下記構造の多価アルコール(2(3)−
ヒドロキシ−5,6−ビス(ヒドロキシメチル)ノルボ
ルナン)
【0055】
【化22】 水素化アルミニウムリチウム7.63gを乾燥THF1
00mlに加え、窒素雰囲気下5−ノルボルネン−2,
3−ジカルボンさん無水物30gを乾燥THFに溶解し
たものを滴下する。さらに室温で3時間反応させ、混合
物を氷水300mlに注ぐ。溶液に希硫酸を加え酸性に
し、有機層を酢酸エチル150ml×3で抽出する。硫
酸マグネチウムで乾燥後、減圧下酢酸エチルを留去す
る。残渣にヘキサン100mlを加え、析出した白色結
晶を濾別することで、2,3−ビス(ヒドロキシメチ
ル)−5−ノルボルネンを10gを得た。次に2,3−
ビス(ヒドロキシメチル)−5−ノルボルネン1.2g
を乾燥THF10mlに溶解し、0℃に冷却する。そこ
にボランテトラヒドロフラン錯体の1MTHF溶液25
mlを滴下する。0℃で1時間、さらに室温で1時間反
応させた後、0℃に冷却する。水10ml、3M水酸化
ナトリウム水溶液22ml、30%過酸化水素水15m
lを順番に滴下する。その後室温で1時間反応させ、反
応混合物に塩化ナトリウムを加え、そして水層を濾別す
る。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下THF
を留去することで白色結晶の目的物を0.8g得た。I
R(KBr)3390(νO−H),2955,287
0(νC−H),1045(νC−O) (重合体のエッチング耐性の評価)合成例1で得た樹脂
2gをジエチレングリコールジメチルエーテル10gに
溶解し、次いで0.2μmのテフロンフィルターを用い
て濾過した。次に3インチシリコン基板上にスピンコー
ト塗布し、90℃、60秒間ホットプレート上でベーキ
ングを行い、膜厚0.7μmの薄膜を形成した。得られ
た膜を日電アネルバ製DEM451リアクティブオンエ
ッチング(RIE)装置を用いてCF4 ガスに対するエ
ッチング速度を測定した(エッチング条件:Power
=100W、圧力=5Pa、ガス流量=5Pa、ガス流
量30sccm)。その結果表5に示す。同様にして、
合成例13で得た樹脂についてもエッチング速度を測定
した。比較例としてノボラックレジスト(住友化学社製
PFI−15A)、KrFレジストのベース樹脂として
使用されているポリ(p−ビニルフェノール)、及び分
子構造に有橋環式炭化水素基も持たない樹脂であるポリ
(メチルメタクリレート)塗布膜の結果も示す。なおエ
ッヂング速度はノボラックレジストに対して規格化し
た。
【0056】
【表5】 上記の結果から、本発明で用いた樹脂はCF4 ガスに対
するエッチング速度が遅く、ドライエッチング耐性に優
れていることが示された。
【0057】
【実施例】(実施例1)下記の組成からなるレジストを
調製した。
【0058】(a)重合体(合成例):2g (b)多価アルコール(合成例17):0.3g (c)光酸発生剤(トリフェニルスルホニウムトリフレ
ート(TPS)):0.02g (d)乳酸エチル:10.5g 上記混合物を0.2μmのテフロンフィルターを用いて
濾過し、レジストを調製した。3インチ石英基板上に上
記レジストをスピンコ−ト塗布し、100℃1分間ホッ
トプレート上でベークし、膜厚1μmの薄膜を形成し
た。この薄膜について、紫外可視分光光度系を用いてA
rFエキシマレーザ光の中心波長である193.4nm
における透過率を測定した。同様にして、合成例13で
得た樹脂についても測定した。
【0059】その結果、透過率は合成例1で得た重合体
を含むものが56%/μm、合成例13の重合体を含む
ものが61%/μmであった。この結果から、本発明の
レジスト材料は、単層レジストとして十分な透明性を示
すことを確認した。 (実施例2)表6に示す組成からなるレジスト1〜6を
調製した。次に各レジストをSi基板上に0.5μm厚
に成膜したウェハーを窒素で十分パージされた密着型露
光実験機中に静置した。石英板上にクロムでパターンを
描いたマスクをレジスト膜上に密着させ、そのマスクを
通してArFエキシマレーザを照射した。その後すぐさ
ま140℃、60秒間ホットプレート上でベークし、液
温23℃の2.38%TMAH水溶液で60秒間浸漬法
による現像を行い、続けて60秒間純水でリンス処理を
それぞれ行った。この結果、レジスト膜の未露光部分の
みが現像液に溶解除去され、ネガ型のパターンが得られ
た。表6に感度、及び解像度の結果を示す。また比較例
として、多価アルコールを添加していないレジストにつ
いても同様に評価した。
【0060】
【表6】 *但し、レジストは重合体2g、光酸発生剤0.02
g、多価アルコール0.3gを乳酸エチル10.5gに
溶解して調製した。
【0061】以上の結果から、本発明のネガ型フォトレ
ジスト材料は、優れた解像特性を有することがわかっ
た。またパターン剥がれ等の現象がなかったことから、
基板密着性にも優れていることが確認できた。さらに多
価アルコールを添加することによって解像度、及び感度
が向上することが明かとなった。 (実施例3)下記の組成からなるレジストを調製した。
【0062】(a)重合体(合成例1):2g (b)多価アルコール (合成例17):0.2g (c)光酸発生剤(トリフェニルスルホニウムトリフレ
ート):0.02g (d)脂環式エポキシ化合物EHPE−3150(ダイ
セル化学社製):0.2g (e)乳酸エチル:10.5g そして実施例2と同様にパターニング評価を行った。そ
の結果、上記レジストは、解像度0.21μmL/S、
感度が7mJ/cm2 であった。 (実施例4)下記の組成からなるレジストを調製した。
【0063】(a)重合体(合成例15):2g (b)多価アルコール(合成例18):0.2g (c)光酸発生剤(トリフェニルスルホニウムトリフレ
ート):0.02g (d)脂環式エポキシ化合物EHPE−3150(ダイ
セル化学社製):0.4g (e)乳酸エチル:10.5g そして実施例2と同様にパターニング評価を行った。そ
の結果、上記レジストは、解像度0.22μmL/S、
感度が9.5mJ/cm2 であった。
【0064】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明のネガ型レジスト材料はドライエッチング耐性、
透明性に優れ、さらに本発明のネガ型レジスト材料を用
いることで半導体素子製造に必要な微細パターン形成が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)〜(D)は、本発明のレジストパタ
ーン形成方法の工程を示した断面図である。
【符号の説明】
1 被加工基板 2 レジスト膜 3 マスク 4 架橋した領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/027 H01L 21/30 502R (72)発明者 長谷川 悦雄 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−259626(JP,A) 特開 平6−348017(JP,A) 特開 平7−33855(JP,A) 特開 平7−104473(JP,A) 特開 平9−197672(JP,A) 特開 平7−28240(JP,A) 特開 平4−165359(JP,A) 特開 平10−282667(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/038 C08F 220/18 C08G 59/32 C08G 59/40 G03F 7/004 H01L 21/027

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表される重量平均分子量
    1000〜500000の重合体、及び多価アルコー
    ル、及び露光により酸を発生する光酸発生剤を少なくと
    も含有することを特徴とするネガ型レジスト材料。 【化1】 (上式において、R1 ,R3 ,R5 は、水素原子あるい
    はメチル基、R2 は有橋環式炭化水素基を有する炭素数
    7〜18の2価の炭化水素基、R4 はエポキシ基を有す
    る炭化水素基、R6 は水素原子あるいは炭素数1〜12
    の炭化水素基を表す。またx,y及びzはそれぞれx+
    y+z=1、0<x<1、0<y<1、0≦z<1を満
    たす任意の数である。)
  2. 【請求項2】 さらに多官能エポキシ化合物を含有する
    請求項1記載のネガ型レジスト材料。
  3. 【請求項3】 一般式(2)で表される重量平均分子量
    1000〜500000の重合体、及び多価アルコー
    ル、露光により酸を発生する光酸発生剤、及び多官能エ
    ポキシ化合物を少なくとも含有することを特徴とするネ
    ガ型レジスト材料。 【化2】 (上式において、R1,R5は、水素原子あるいはメチル
    基、R2は有橋環式炭化水素基を有する炭素数7〜18
    の2価の炭化水素基、R6は水素原子あるいは炭素数1
    〜12の炭化水素基を表す。またx及びzはそれぞれ
    +z=1、0<x≦1、0≦z<1を満たす任意の数で
    ある。)
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のうち、いずれか1項に記
    載のレジスト材料を被加工基板上に塗布する工程、露光
    する工程、ベークを行う工程、及び現像を行う工程を少
    なくとも有することを特徴とするパターン形成方法。
  5. 【請求項5】 露光光が180〜220nmの光である
    請求項4記載のパターン形成方法。
  6. 【請求項6】 露光光がArFエキシマレーザ光である
    請求項4記載のパターン形成方法。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のうち、いづれか1項に記
    載の方法によりパターン形成することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
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