JP3028224B1 - 紙製断熱容器とその製造方法 - Google Patents
紙製断熱容器とその製造方法Info
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- JP3028224B1 JP3028224B1 JP10325859A JP32585998A JP3028224B1 JP 3028224 B1 JP3028224 B1 JP 3028224B1 JP 10325859 A JP10325859 A JP 10325859A JP 32585998 A JP32585998 A JP 32585998A JP 3028224 B1 JP3028224 B1 JP 3028224B1
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Abstract
【要約】
【課題】 断熱容器素材として、天然資源から得る紙を
用いることで、ゴミ公害と環境ホルモンによる害毒を阻
止すると共に、断熱効果を高め、見栄えの良い、下細カ
ップを提供する。 【解決手段】 方形の強靭原紙1の一辺に摘み代となる
二つの突片1Aを突設するとともに、原紙1の前記一辺
に直交した対向辺1a同士を接合部1Bで貼着して紙製
円筒2を作り、この円筒2を前記突片1A同士が近付く
箇所で扁平に折り畳み、その折辺2aから対をなす折り
目付けローラR,R間に通すことで、多数の平行縦折り
目3,3を有する二枚合わせの蛇腹形成紙4を作り、そ
の合わせ面同士を前記摘み代となした突片1Aから引き
離し筒状に丸めて蛇腹円筒5を作り、この円筒5内にそ
の保形弾力に抗して前記紙カップ6を無理嵌めする。
用いることで、ゴミ公害と環境ホルモンによる害毒を阻
止すると共に、断熱効果を高め、見栄えの良い、下細カ
ップを提供する。 【解決手段】 方形の強靭原紙1の一辺に摘み代となる
二つの突片1Aを突設するとともに、原紙1の前記一辺
に直交した対向辺1a同士を接合部1Bで貼着して紙製
円筒2を作り、この円筒2を前記突片1A同士が近付く
箇所で扁平に折り畳み、その折辺2aから対をなす折り
目付けローラR,R間に通すことで、多数の平行縦折り
目3,3を有する二枚合わせの蛇腹形成紙4を作り、そ
の合わせ面同士を前記摘み代となした突片1Aから引き
離し筒状に丸めて蛇腹円筒5を作り、この円筒5内にそ
の保形弾力に抗して前記紙カップ6を無理嵌めする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カップ内に加熱加
工済乾燥食品とか保冷食品等を収納し、ユーザがカップ
内に熱湯を注ぐだけで食せる容器として好適な紙製断熱
容器とその製造方法に関する。
工済乾燥食品とか保冷食品等を収納し、ユーザがカップ
内に熱湯を注ぐだけで食せる容器として好適な紙製断熱
容器とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の断熱容器としては、従来、発泡
スチロール等の発泡樹脂で成形した断熱容器が主流であ
るが、このものでは、例えば、ビスフェノールAと称す
る環境ホルモンの発生により、生体に対して毒性が有る
ことが近年判明し、さらに、発泡樹脂は腐らないので、
大量の廃品はそのまま捨てる訳にもゆかず、使用済容器
のゴミ焼却時には高熱が生じるため、炉が短命化すると
共に、有害ガスが生じたり、嵩張るのでゴミ処理上、厄
介かつ面倒であった。
スチロール等の発泡樹脂で成形した断熱容器が主流であ
るが、このものでは、例えば、ビスフェノールAと称す
る環境ホルモンの発生により、生体に対して毒性が有る
ことが近年判明し、さらに、発泡樹脂は腐らないので、
大量の廃品はそのまま捨てる訳にもゆかず、使用済容器
のゴミ焼却時には高熱が生じるため、炉が短命化すると
共に、有害ガスが生じたり、嵩張るのでゴミ処理上、厄
介かつ面倒であった。
【0003】他の断熱容器としては、従来、例えば実開
昭56−94713号公報や特開昭50−36284号
公報記載のものも有る。この従来の技術は、極めて小さ
いテーパーを有し、その大径側端に外側に円弧状に弯曲
する鍔部を形成した筒状の外套体と、前記テーパーより
も大きいテーパーを有し、小径端の底部に形成し、大径
側端の外径が前記外套体の大径側端の内径に等しくかつ
前記大径側端に外側に弯曲し、前記鍔部と同心円状の鍔
部を形成してなる容器体と、前記容器体の鍔部に嵌合す
る鍔付の蓋体とで構成した断熱容器である。
昭56−94713号公報や特開昭50−36284号
公報記載のものも有る。この従来の技術は、極めて小さ
いテーパーを有し、その大径側端に外側に円弧状に弯曲
する鍔部を形成した筒状の外套体と、前記テーパーより
も大きいテーパーを有し、小径端の底部に形成し、大径
側端の外径が前記外套体の大径側端の内径に等しくかつ
前記大径側端に外側に弯曲し、前記鍔部と同心円状の鍔
部を形成してなる容器体と、前記容器体の鍔部に嵌合す
る鍔付の蓋体とで構成した断熱容器である。
【0004】この従来技術は、容器体の上部外周面に外
套体の上部内周面が直接に面接触してしまっているの
で、外套体の上部に内容器内の食品の熱が素材の肉厚方
向に伝導してしまい、食品が熱湯を注いだインスタント
ラーメン等の熱い食品の場合には、外套上部を持った手
指が急に熱くなって火傷をしたり、手指の火傷を防ごう
とするため、外套から手を離して熱い食品や熱湯を内容
器ごと落下させてしまうことも有るという問題点が有っ
た。
套体の上部内周面が直接に面接触してしまっているの
で、外套体の上部に内容器内の食品の熱が素材の肉厚方
向に伝導してしまい、食品が熱湯を注いだインスタント
ラーメン等の熱い食品の場合には、外套上部を持った手
指が急に熱くなって火傷をしたり、手指の火傷を防ごう
とするため、外套から手を離して熱い食品や熱湯を内容
器ごと落下させてしまうことも有るという問題点が有っ
た。
【0005】さらに、これらの従来例の他に、図7に示
すように、折り目付けすべき長尺紙10に周知の折り目
付けギヤローラで多数の平行折り目線11を同図のよう
に形成して、三角波板状蛇腹紙12を得た後、この蛇腹
紙12を紙カップの外周面に巻付可能な同図中の扇形に
打抜いて図8のような扇形蛇腹紙13を作り、その両短
辺同士を図9のように対接重合させ、下細の蛇腹筒14
を作り乍ら紙カップの外周面に貼着した断熱容器も従来
から周知である(実開平4−45216号公報参照)。
すように、折り目付けすべき長尺紙10に周知の折り目
付けギヤローラで多数の平行折り目線11を同図のよう
に形成して、三角波板状蛇腹紙12を得た後、この蛇腹
紙12を紙カップの外周面に巻付可能な同図中の扇形に
打抜いて図8のような扇形蛇腹紙13を作り、その両短
辺同士を図9のように対接重合させ、下細の蛇腹筒14
を作り乍ら紙カップの外周面に貼着した断熱容器も従来
から周知である(実開平4−45216号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来例
は、一種類の折り目付け機で多種類の紙カップに対処で
きるという利点が有る反面、紙カップ巻付け後は、図9
のように、接合部14Aの左右の折目線11がV形にな
って齟齬した凹凸対向となるので見栄え悪く、印刷パタ
ーンも蛇腹紙12のカーブに沿った特殊形状の印刷パタ
ーンで平面原紙10に印刷しないと、矢張り接合部14
Aの左右で不連続となり、印刷表示技術の面でも厄介か
つ面倒であるという多くの問題点が有る。
は、一種類の折り目付け機で多種類の紙カップに対処で
きるという利点が有る反面、紙カップ巻付け後は、図9
のように、接合部14Aの左右の折目線11がV形にな
って齟齬した凹凸対向となるので見栄え悪く、印刷パタ
ーンも蛇腹紙12のカーブに沿った特殊形状の印刷パタ
ーンで平面原紙10に印刷しないと、矢張り接合部14
Aの左右で不連続となり、印刷表示技術の面でも厄介か
つ面倒であるという多くの問題点が有る。
【0007】これらの問題点を解消するべく、紙カップ
の外周に沿う扇形蛇腹紙を作るために、長尺の扇形原紙
にその仮想中心線から延びる放射状の多数の折り目線を
入れることも本出願人等が試みたことも有るが、このも
のでは、紙カップの大きさやテーパの種類数に応じた多
種類の扇形原紙と放射状折り目付け用細長傘歯車状のギ
ヤロール対が多種類必要のため折り目設定繁雑で、作業
管理も厄介であり、また、紙カップの種類数だけ多種の
扇形蛇腹紙が必要で、その保管や選別使用に当り、極め
て繁雑であるという本質的な問題点が有る。この他に特
開昭50−30675号公報に有るように、金属箔や紙
製円筒を開閉式の折り目付けローラ間に通すことで、蛇
腹円筒を作り、この円筒内に紙カップを無理嵌めした例
も有る。
の外周に沿う扇形蛇腹紙を作るために、長尺の扇形原紙
にその仮想中心線から延びる放射状の多数の折り目線を
入れることも本出願人等が試みたことも有るが、このも
のでは、紙カップの大きさやテーパの種類数に応じた多
種類の扇形原紙と放射状折り目付け用細長傘歯車状のギ
ヤロール対が多種類必要のため折り目設定繁雑で、作業
管理も厄介であり、また、紙カップの種類数だけ多種の
扇形蛇腹紙が必要で、その保管や選別使用に当り、極め
て繁雑であるという本質的な問題点が有る。この他に特
開昭50−30675号公報に有るように、金属箔や紙
製円筒を開閉式の折り目付けローラ間に通すことで、蛇
腹円筒を作り、この円筒内に紙カップを無理嵌めした例
も有る。
【0008】しかしながら、この従来例では、紙やプラ
スチック薄板・アルミ箔等で作った筒状体を一個ずつ接
離式折り目付けローラ対のうちの一つのローラに差し入
れた後、他のローラを上記筒状体の外周面にきつく押し
当てつつ各ローラを回転させることで、筒状体に平行な
多数の折り目を付けた後、ローラを離して筒体をローラ
から外し成品とするものだから、筒状体に一個ずつ折り
目付けするたび毎に、上記折り目付けローラ対を開閉接
離させて筒状体を挿脱させなければならず、この作業が
面倒で繁雑を極め厄介かつ作業性悪く、結局、コスト高
となり不経済であるという本質的な問題点が有る。
スチック薄板・アルミ箔等で作った筒状体を一個ずつ接
離式折り目付けローラ対のうちの一つのローラに差し入
れた後、他のローラを上記筒状体の外周面にきつく押し
当てつつ各ローラを回転させることで、筒状体に平行な
多数の折り目を付けた後、ローラを離して筒体をローラ
から外し成品とするものだから、筒状体に一個ずつ折り
目付けするたび毎に、上記折り目付けローラ対を開閉接
離させて筒状体を挿脱させなければならず、この作業が
面倒で繁雑を極め厄介かつ作業性悪く、結局、コスト高
となり不経済であるという本質的な問題点が有る。
【0009】本発明は、以上のような多くの問題点を除
去するためになされたもので、その目的とするところ
は、断熱容器素材として、天然資源から得る紙を用いる
ことで、ゴミ公害と環境ホルモンによる害毒を阻止する
と共に、断熱用外筒の肉厚方向に直接伝わる熱伝導をな
くすことで、断熱効果を高めることと、蛇腹筒体の接合
部の折り目凹凸を揃えることで、見栄え良くし、かつ、
印刷パターンも接合部左右が連続し易くすることと、二
枚合せの蛇腹形成紙に予じめ二つの引き離し用摘み代と
なる突片を設けて紙製蛇腹円筒を作り易くすると共に、
一種類の蛇腹円筒を複数種類の下細カップに互換性良く
採用できるようにすることに有る。
去するためになされたもので、その目的とするところ
は、断熱容器素材として、天然資源から得る紙を用いる
ことで、ゴミ公害と環境ホルモンによる害毒を阻止する
と共に、断熱用外筒の肉厚方向に直接伝わる熱伝導をな
くすことで、断熱効果を高めることと、蛇腹筒体の接合
部の折り目凹凸を揃えることで、見栄え良くし、かつ、
印刷パターンも接合部左右が連続し易くすることと、二
枚合せの蛇腹形成紙に予じめ二つの引き離し用摘み代と
なる突片を設けて紙製蛇腹円筒を作り易くすると共に、
一種類の蛇腹円筒を複数種類の下細カップに互換性良く
採用できるようにすることに有る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記したこの発明の目的
は、紙カップに外筒を被せた断熱容器を作るに当り、方
形の強靭原紙の一辺に摘み代となる二つの突片を突設す
るとともに、原紙の前記一辺に直交した対向辺同士を接
合部で貼着して紙製円筒を作り、この円筒を前記突片同
士が近付く箇所で扁平に折り畳み、その折辺から対をな
す折り目付けローラ間に通すことで、多数の平行縦折り
目を有する二枚合わせの蛇腹形成紙を作り、その合わせ
面同士を前記摘み代となした突片から引き離し筒状に丸
めて蛇腹円筒を作り、この円筒内にその保形弾力に抗し
て前記紙カップを無理嵌めすることで、この紙カップの
外周面形状に前記蛇腹円筒をほぼ馴染ませ下細の蛇腹紙
筒として紙カップに被せたことで達成できた。
は、紙カップに外筒を被せた断熱容器を作るに当り、方
形の強靭原紙の一辺に摘み代となる二つの突片を突設す
るとともに、原紙の前記一辺に直交した対向辺同士を接
合部で貼着して紙製円筒を作り、この円筒を前記突片同
士が近付く箇所で扁平に折り畳み、その折辺から対をな
す折り目付けローラ間に通すことで、多数の平行縦折り
目を有する二枚合わせの蛇腹形成紙を作り、その合わせ
面同士を前記摘み代となした突片から引き離し筒状に丸
めて蛇腹円筒を作り、この円筒内にその保形弾力に抗し
て前記紙カップを無理嵌めすることで、この紙カップの
外周面形状に前記蛇腹円筒をほぼ馴染ませ下細の蛇腹紙
筒として紙カップに被せたことで達成できた。
【0011】また、帯状の長尺紙の短辺同士を接合して
長尺の紙製円筒を作り、これを必要に応じた寸法毎に部
分凹所付カッタ刃で小口切りして、上辺または下辺に前
記二つの突片を有する紙製円筒を得てもよい。
長尺の紙製円筒を作り、これを必要に応じた寸法毎に部
分凹所付カッタ刃で小口切りして、上辺または下辺に前
記二つの突片を有する紙製円筒を得てもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の基本的な実施形態
は、図1の(a)から(g)までの各図に示すように、
上広がりで強靭な紙カップに外筒を被せた断熱容器を製
造するに当り、方形の厚手西洋紙などの強靭原紙1の一
辺に摘み代となる二つの突片1Aを突設すると共に、原
紙1の前記一辺に直交した対向辺1a同士を接合部1B
で図1(a)のように封筒貼り(または合掌貼り)して
紙製円筒2を作り、この円筒2を同図(b)のように扁
平に折り畳んだ後、その折辺2aから同図(c)のよう
に周知の対をなすギヤーローラからなる平行折り目付け
ローラR,R間に通すこととで、上記折辺2aに平行す
る多数の縦折り目3,3からなる連続三角(または四
角)波面を有する同図1(d)のような摘み代となる二
つの突片1Aを近設した二枚合わせの蛇腹形成紙4を作
る。
は、図1の(a)から(g)までの各図に示すように、
上広がりで強靭な紙カップに外筒を被せた断熱容器を製
造するに当り、方形の厚手西洋紙などの強靭原紙1の一
辺に摘み代となる二つの突片1Aを突設すると共に、原
紙1の前記一辺に直交した対向辺1a同士を接合部1B
で図1(a)のように封筒貼り(または合掌貼り)して
紙製円筒2を作り、この円筒2を同図(b)のように扁
平に折り畳んだ後、その折辺2aから同図(c)のよう
に周知の対をなすギヤーローラからなる平行折り目付け
ローラR,R間に通すこととで、上記折辺2aに平行す
る多数の縦折り目3,3からなる連続三角(または四
角)波面を有する同図1(d)のような摘み代となる二
つの突片1Aを近設した二枚合わせの蛇腹形成紙4を作
る。
【0013】次いで、この二枚合わせの蛇腹形成紙4を
その合接面同士から引き離すには、摘み代とした前記二
つの突片1Aを手指やロボットアーム等で摘み動かすこ
とで引き離した後、同1(e)のように筒状に丸めて上
記各折り目3,3が前記接合部1Bで連続する蛇腹円筒
5を作り、この円筒5内にその上部を各縦折り目3,3
の保形弾力に抗して同図1(f)のように若干拡径しな
がら前記紙カップ6を同図(f)のようにその下部から
同図(g)のように無理嵌めする。
その合接面同士から引き離すには、摘み代とした前記二
つの突片1Aを手指やロボットアーム等で摘み動かすこ
とで引き離した後、同1(e)のように筒状に丸めて上
記各折り目3,3が前記接合部1Bで連続する蛇腹円筒
5を作り、この円筒5内にその上部を各縦折り目3,3
の保形弾力に抗して同図1(f)のように若干拡径しな
がら前記紙カップ6を同図(f)のようにその下部から
同図(g)のように無理嵌めする。
【0014】その後、蛇腹円筒5は、前記多数の縦折り
目3,3の復元弾力により縮径復帰する結果、同図
(g)のように紙カップ6の外周面形状に前記蛇腹円筒
5の連続する三角山状縦折り目3,3をほぼ馴染ませる
ことができ、下細の縦蛇腹紙筒5Aとして図2、図3の
ように紙カップ6に被せることで、本発明による紙製断
熱容器を製造することができた。
目3,3の復元弾力により縮径復帰する結果、同図
(g)のように紙カップ6の外周面形状に前記蛇腹円筒
5の連続する三角山状縦折り目3,3をほぼ馴染ませる
ことができ、下細の縦蛇腹紙筒5Aとして図2、図3の
ように紙カップ6に被せることで、本発明による紙製断
熱容器を製造することができた。
【0015】なお、前記扁平紙製円筒2を折り目付けす
るに当っては、その接合部1Aの2枚分の紙厚部分で
も、前記折り目付けローラR,Rで支障なく折り目付け
することができ、また、紙カップ6の開口縁を図2のよ
うに外向きにカールさせるなどして外鍔6aを形成する
とともに、この外鍔まで前記蛇腹円筒5を紙カップ6に
被せても良いが、この被せ状態では、二つの突片1A
は、外鍔6aに押されて図2のように下向きに折曲し、
さらに、紙カップ6の外周面に縦蛇腹紙筒5Aを部分的
にスポット付け接着してもよい。
るに当っては、その接合部1Aの2枚分の紙厚部分で
も、前記折り目付けローラR,Rで支障なく折り目付け
することができ、また、紙カップ6の開口縁を図2のよ
うに外向きにカールさせるなどして外鍔6aを形成する
とともに、この外鍔まで前記蛇腹円筒5を紙カップ6に
被せても良いが、この被せ状態では、二つの突片1A
は、外鍔6aに押されて図2のように下向きに折曲し、
さらに、紙カップ6の外周面に縦蛇腹紙筒5Aを部分的
にスポット付け接着してもよい。
【0016】このようにして作った本発明による断熱容
器は、上広がりなので、その多数を嵩張ることなく重合
集積でき、製造元から食品メーカまで効率よく運搬でき
ると共に、食品メーカでは、紙カップ6内に加熱調理済
乾燥食品や他のもの(図示せず)を入れた後、紙カップ
6の上縁に蓋板を気密貼着し出荷する。
器は、上広がりなので、その多数を嵩張ることなく重合
集積でき、製造元から食品メーカまで効率よく運搬でき
ると共に、食品メーカでは、紙カップ6内に加熱調理済
乾燥食品や他のもの(図示せず)を入れた後、紙カップ
6の上縁に蓋板を気密貼着し出荷する。
【0017】購入者は、紙カップ6から蓋板を部分的に
剥し、カップ内の即席食品に熱湯を注いで蓋をして3分
程待ち、食するのであるが、この際に外側の縦蛇腹紙筒
5Aを手で持って食べても、紙カップ6から出る熱は、
図2〜図4の各図に示すように、前記多数の縦折り目
3,3の谷線3Aと稜線3B間における蛇腹紙筒5Aの
斜辺3Cで遮断でき、紙筒5Aの紙の肉厚方向に直接伝
わろうとする熱伝導を阻止することができ、蛇腹紙筒5
Aは熱くならず、この紙筒5Aを安心して手で持ちなが
ら紙カップ6内の食品を食することができる。
剥し、カップ内の即席食品に熱湯を注いで蓋をして3分
程待ち、食するのであるが、この際に外側の縦蛇腹紙筒
5Aを手で持って食べても、紙カップ6から出る熱は、
図2〜図4の各図に示すように、前記多数の縦折り目
3,3の谷線3Aと稜線3B間における蛇腹紙筒5Aの
斜辺3Cで遮断でき、紙筒5Aの紙の肉厚方向に直接伝
わろうとする熱伝導を阻止することができ、蛇腹紙筒5
Aは熱くならず、この紙筒5Aを安心して手で持ちなが
ら紙カップ6内の食品を食することができる。
【0018】使用済の容器は、全体として天然素材であ
る紙製だから、ゴミ処理が容易で、環境ホルモン害もな
く、蛇腹円筒5を厚手強靭紙で作ったので、紙カップ6
に被せた蛇腹紙筒5Aを手で強く持っても三角山稜線3
Bや斜辺3Cは潰れず、液体を入れてかなり重くなった
容器でも安心して持ち運べる。
る紙製だから、ゴミ処理が容易で、環境ホルモン害もな
く、蛇腹円筒5を厚手強靭紙で作ったので、紙カップ6
に被せた蛇腹紙筒5Aを手で強く持っても三角山稜線3
Bや斜辺3Cは潰れず、液体を入れてかなり重くなった
容器でも安心して持ち運べる。
【0019】本発明における紙製円筒2は、図5に示す
ような長尺紙10をその幅方向に向けて所定間隔毎に順
次切断して得ることができるが、この切断に当っては、
図6のように予じめ前記紙製円筒2の上辺または下辺と
なる原紙1の一辺に二つの突片1Aを突設すると共に、
他辺には、上記突片1Aの切り抜き跡である切欠き1C
を形成するような図5に示す切断線Lとすることで、長
尺紙10から紙製円筒2となる多数の原紙1を互いに隣
接させ紙無駄なく切り出すことができる。
ような長尺紙10をその幅方向に向けて所定間隔毎に順
次切断して得ることができるが、この切断に当っては、
図6のように予じめ前記紙製円筒2の上辺または下辺と
なる原紙1の一辺に二つの突片1Aを突設すると共に、
他辺には、上記突片1Aの切り抜き跡である切欠き1C
を形成するような図5に示す切断線Lとすることで、長
尺紙10から紙製円筒2となる多数の原紙1を互いに隣
接させ紙無駄なく切り出すことができる。
【0020】また、紙製円筒2の内面となる原紙1の面
に「当り」マークmを大形文字や大記号により、原紙1
00枚に対し1〜2枚の割合で印刷等表記することで、
インスタント加熱食品等の最終ユーザが、前記二枚合せ
の蛇腹形成紙4をその合接面から前記摘み代とした二つ
の突片1Aを手指等で引き離す作業に『○○温泉御招
待』といったような賞を与えることで、一種の射幸心的
なスリル感を付与することができ、最終ユーザが蛇腹形
成紙4から蛇腹円筒5を作る作業に張り合いを持たせる
ことができ、購売意欲を向上させることもできる。
に「当り」マークmを大形文字や大記号により、原紙1
00枚に対し1〜2枚の割合で印刷等表記することで、
インスタント加熱食品等の最終ユーザが、前記二枚合せ
の蛇腹形成紙4をその合接面から前記摘み代とした二つ
の突片1Aを手指等で引き離す作業に『○○温泉御招
待』といったような賞を与えることで、一種の射幸心的
なスリル感を付与することができ、最終ユーザが蛇腹形
成紙4から蛇腹円筒5を作る作業に張り合いを持たせる
ことができ、購売意欲を向上させることもできる。
【0021】さらに、本発明による断熱容器は、その縦
横比を任意に選べるが、前例のものよりも扁平または縦
長の断熱容器とすることもでき、また、紙カップ6に対
して蛇腹紙筒5Aをスポット付け接着等で分離不可能に
固着する際には、例えば蛇腹円筒5の内面となる紙面ま
たは、紙カップ6の外周面にポリエチレンコート層(所
謂ポリコート層)のような加熱接着性合成樹脂層を被着
した紙を用いれば、紙カップ6に対し蛇腹紙筒5Aを部
分的に加熱加圧するだけで両者をスポット付け接着でき
る。
横比を任意に選べるが、前例のものよりも扁平または縦
長の断熱容器とすることもでき、また、紙カップ6に対
して蛇腹紙筒5Aをスポット付け接着等で分離不可能に
固着する際には、例えば蛇腹円筒5の内面となる紙面ま
たは、紙カップ6の外周面にポリエチレンコート層(所
謂ポリコート層)のような加熱接着性合成樹脂層を被着
した紙を用いれば、紙カップ6に対し蛇腹紙筒5Aを部
分的に加熱加圧するだけで両者をスポット付け接着でき
る。
【0022】なお、紙カップ6の内面にも上記ポリコー
ト層やポリラミ層を被着してもよく、また、蛇腹紙筒5
Aの下部を紙カップ6の底よりも下に伸ばし、紙筒5A
の下縁周辺をカールさせることで、蛇腹紙筒5Aの下部
を補強することもでき、さらに、前記紙カップ6の外鍔
6aは、周知のカーリングマシーンでカール形成しても
よいが、カールしないでそのまま横方向に若干延ばした
平面鍔としてもよい。さらにまた、帯状の長尺紙10の
短辺同士を接合して長尺の紙製円筒を作り、これを必要
に応じた寸法毎に部分凹所付カッタ刃で小口切りして上
辺または下辺に前記二つの突片1Aを有する図1(a)
のような紙製円筒2を得てもよい。
ト層やポリラミ層を被着してもよく、また、蛇腹紙筒5
Aの下部を紙カップ6の底よりも下に伸ばし、紙筒5A
の下縁周辺をカールさせることで、蛇腹紙筒5Aの下部
を補強することもでき、さらに、前記紙カップ6の外鍔
6aは、周知のカーリングマシーンでカール形成しても
よいが、カールしないでそのまま横方向に若干延ばした
平面鍔としてもよい。さらにまた、帯状の長尺紙10の
短辺同士を接合して長尺の紙製円筒を作り、これを必要
に応じた寸法毎に部分凹所付カッタ刃で小口切りして上
辺または下辺に前記二つの突片1Aを有する図1(a)
のような紙製円筒2を得てもよい。
【0023】
【発明の効果】この発明は、以上のような形態を採用し
たので、以下に記載の効果を奏する。本発明のうち、請
求項1と請求項4の発明によれば、断熱容器としての各
構成要素として、天然資源からなる紙を用いたので、ゴ
ミ公害をなくし、環境ホルモンの発生による生体に対す
る悪影響を除去でき、また、特に、本発明における断熱
用蛇腹円筒5は、扁平化紙製円筒2を長さ方向に直径と
歯数が等しい固定設置式の折り目付けローラR,R間に
まっすぐ通すだけで作れるので、ローラの開閉等不要で
極めて作り易く、この蛇腹円筒5は、紙カップ6の下細
外形に良く馴染ませることができ、多数の美しい均等縦
折り目3,3を有する下細の蛇腹紙筒5Aを容易かつ、
安価に得ることができたという工業的効果が有る。
たので、以下に記載の効果を奏する。本発明のうち、請
求項1と請求項4の発明によれば、断熱容器としての各
構成要素として、天然資源からなる紙を用いたので、ゴ
ミ公害をなくし、環境ホルモンの発生による生体に対す
る悪影響を除去でき、また、特に、本発明における断熱
用蛇腹円筒5は、扁平化紙製円筒2を長さ方向に直径と
歯数が等しい固定設置式の折り目付けローラR,R間に
まっすぐ通すだけで作れるので、ローラの開閉等不要で
極めて作り易く、この蛇腹円筒5は、紙カップ6の下細
外形に良く馴染ませることができ、多数の美しい均等縦
折り目3,3を有する下細の蛇腹紙筒5Aを容易かつ、
安価に得ることができたという工業的効果が有る。
【0024】さらに、上記二つの発明によれば、紙カッ
プに外筒を被せた断熱容器を製造するに当り、原紙の対
辺同士を接合部1Bで貼着して紙製円筒2を作り、この
円筒2を扁平に折り畳んでその折辺2aから対をなす折
り目付けローラR,R間に通すことで、上辺に摘み代と
なる二つの突片1Aと多数の平行縦折り目3,3を有す
る二枚合わせの蛇腹形成紙4を作った後、その合わせ面
同士を上記摘み代とした突片1Aから引き離し筒状に丸
めて蛇腹円筒5を作るようにしたので、二枚合せの蛇腹
形成紙4を筒状化し易いという第2の効果も有る。
プに外筒を被せた断熱容器を製造するに当り、原紙の対
辺同士を接合部1Bで貼着して紙製円筒2を作り、この
円筒2を扁平に折り畳んでその折辺2aから対をなす折
り目付けローラR,R間に通すことで、上辺に摘み代と
なる二つの突片1Aと多数の平行縦折り目3,3を有す
る二枚合わせの蛇腹形成紙4を作った後、その合わせ面
同士を上記摘み代とした突片1Aから引き離し筒状に丸
めて蛇腹円筒5を作るようにしたので、二枚合せの蛇腹
形成紙4を筒状化し易いという第2の効果も有る。
【0025】また、上記蛇腹円筒5内にその保形弾力に
抗して前記下細の紙カップ6を無理嵌めすることで、こ
の紙カップの外周面形状に前記蛇腹円筒5をほぼ馴染ま
せ下細の蛇腹紙筒5Aとして紙カップ6に被せたので、
カップ6と紙筒5Aとを接着しなくても、下細の蛇腹円
筒5Aは、その固有弾力でカップ6の上部周面に摩擦係
合しているので、カップ6と上記円筒5Aとは妄りに分
離せず、したがって従来のものにおいて必要であったカ
ップと断熱カバーとの接着を本発明では一挙に不要化で
きたという第3の効果も有る。
抗して前記下細の紙カップ6を無理嵌めすることで、こ
の紙カップの外周面形状に前記蛇腹円筒5をほぼ馴染ま
せ下細の蛇腹紙筒5Aとして紙カップ6に被せたので、
カップ6と紙筒5Aとを接着しなくても、下細の蛇腹円
筒5Aは、その固有弾力でカップ6の上部周面に摩擦係
合しているので、カップ6と上記円筒5Aとは妄りに分
離せず、したがって従来のものにおいて必要であったカ
ップと断熱カバーとの接着を本発明では一挙に不要化で
きたという第3の効果も有る。
【0026】さらにまた、本発明によれば、紙カップ6
よりも一回り小さい内法の蛇腹円筒5をテーパ付きの上
記紙カップ6にその下細方向から無理嵌めし、下細の蛇
腹紙筒5Aとして紙カップ6に被せたので、単一種類の
蛇腹円筒5を大きさやテーパーの若干異なる複数種類の
紙カップ6に互換性よく被せることができると共に、蛇
腹円筒5は、フレキシブルなので、前例の円形カップ以
外に、例えば角形カップや太鼓状カップとか、鼓状のカ
ップにも良く馴染ませて被せることができ、その応用面
は広範であるというような多くの効果が有る。
よりも一回り小さい内法の蛇腹円筒5をテーパ付きの上
記紙カップ6にその下細方向から無理嵌めし、下細の蛇
腹紙筒5Aとして紙カップ6に被せたので、単一種類の
蛇腹円筒5を大きさやテーパーの若干異なる複数種類の
紙カップ6に互換性よく被せることができると共に、蛇
腹円筒5は、フレキシブルなので、前例の円形カップ以
外に、例えば角形カップや太鼓状カップとか、鼓状のカ
ップにも良く馴染ませて被せることができ、その応用面
は広範であるというような多くの効果が有る。
【0027】次に、本発明のうち、請求項2の発明によ
れば、前記請求項1と請求項4の発明による諸効果の他
に、長尺紙10をその幅方向に向けて所定間隔毎に順次
切断して紙製円筒2の1個当りの原紙を得る際に、予じ
め前記紙製円筒2の上辺または下辺となる原紙1の一辺
に二つの突片1Aを突設すると共に、他辺には、上記突
片1Aの切り抜き跡である切欠き1Cを形成するような
切断線Lとすることで、長尺紙10から紙製円筒2とな
る多数の原紙1を互いに隣接させ紙無駄なく切り出すこ
とができ、経済的、かつ、作業性も良い等の効果を付加
できた。
れば、前記請求項1と請求項4の発明による諸効果の他
に、長尺紙10をその幅方向に向けて所定間隔毎に順次
切断して紙製円筒2の1個当りの原紙を得る際に、予じ
め前記紙製円筒2の上辺または下辺となる原紙1の一辺
に二つの突片1Aを突設すると共に、他辺には、上記突
片1Aの切り抜き跡である切欠き1Cを形成するような
切断線Lとすることで、長尺紙10から紙製円筒2とな
る多数の原紙1を互いに隣接させ紙無駄なく切り出すこ
とができ、経済的、かつ、作業性も良い等の効果を付加
できた。
【0028】また、請求項3の発明によれば、紙製円筒
2の内面となる原紙1の面に「当り」マークmを大形文
字や大記号により、原紙100枚に対し1〜2枚の割合
で印刷等表記することで、インスタント加熱食品等の最
終ユーザが、前記二枚合せの蛇腹形成紙4をその合接面
から前記摘み代とした二つの突片1Aを手指等で引き離
す作業に賞を与えることで、一種の射幸心的なスリル感
を付与することができ、最終ユーザが蛇腹形成紙4から
蛇腹円筒5を作る作業に張り合いを持たせることがで
き、購売意欲を向上させることもできるという効果を付
加できた。
2の内面となる原紙1の面に「当り」マークmを大形文
字や大記号により、原紙100枚に対し1〜2枚の割合
で印刷等表記することで、インスタント加熱食品等の最
終ユーザが、前記二枚合せの蛇腹形成紙4をその合接面
から前記摘み代とした二つの突片1Aを手指等で引き離
す作業に賞を与えることで、一種の射幸心的なスリル感
を付与することができ、最終ユーザが蛇腹形成紙4から
蛇腹円筒5を作る作業に張り合いを持たせることがで
き、購売意欲を向上させることもできるという効果を付
加できた。
【図1】本発明による断熱容器の製造過程の一例を示す
工程略図
工程略図
【図2】本発明による断熱容器の拡大縦断立面図
【図3】同上のA−A線における横断平面図
【図4】図2のB−B線における横断平面図
【図5】長尺紙から原紙を切り出す例を示す説明図
【図6】原紙の一例を示す平面図
【図7】従来の蛇腹筒体の製造過程の一例を示す平面略
図
図
【図8】従来の蛇腹筒体の製造途中における扇形蛇腹紙
の平面図
の平面図
【図9】図8に示す従来例の短辺同士を接合した状態の
斜視図
斜視図
【符号の説明】 1 強靭原紙 1A 摘み代となる突片 1B 接合部 1C 切欠き 1a 対向辺 2 紙製円筒 2a 折辺 R 折り目付けギヤローラ 3 多数の縦折り目 3A 縦折り目の谷線 3B 縦折り目の稜線 3C 縦折り目の斜辺 4 二枚合わせの蛇腹形成紙 5 蛇腹円筒 5A 下細の蛇腹紙筒 6 強靭な紙カップ 6a 紙カップ開口縁の外鍔 10 長尺紙 m 当りマーク
Claims (4)
- 【請求項1】 紙カップに外筒を被せた断熱容器におい
て、方形の強靭原紙1の一辺に摘み代となる二つの突片
1Aを突設するとともに、原紙1の前記一辺に直交した
対向辺1a同士を接合部1Bで貼着して紙製円筒2を作
り、この円筒2を前記突片1A同士が近付く箇所で扁平
に折り畳み、その折辺2aから対をなす折り目付けロー
ラR,R間に通すことで、多数の平行縦折り目3,3を
有する二枚合わせの蛇腹形成紙4を作り、その合わせ面
同士を前記摘み代となした突片1Aから引き離し筒状に
丸めて蛇腹円筒5を作り、この円筒5内にその保形弾力
に抗して前記紙カップ6を無理嵌めすることで、この紙
カップの外周面形状に前記蛇腹円筒5をほぼ馴染ませ下
細の蛇腹紙筒5Aとして紙カップ6に被せてなる紙製断
熱容器。 - 【請求項2】 前記突片1Aに対向した原紙1の他辺に
他の原紙の突片抜き跡である切欠き1Cを形成してなる
請求項1記載の紙製断熱容器。 - 【請求項3】 前記蛇腹円筒5の内面に「当たり」マー
クmを付してなる請求項1または請求項2記載の紙製断
熱容器。 - 【請求項4】 紙カップに外筒を被せた断熱容器を作る
に当り、帯状の長尺紙10の短辺同士を接合して長尺の
紙製円筒を作り、この円筒を所要寸法毎に部分凹所付き
のカッタ刃で小口切りして上辺に二つの突片1Aを有す
るる紙製円筒2を作り、この円筒2を前記突片1A同士
が近付く箇所で扁平に折り畳み、その折辺2aから対を
なす折り目付けローラR,R間に通すことで、多数の平
行縦折り目3,3を有する二枚合わせの蛇腹形成紙4を
作り、その合わせ面同士を前記摘み代となした突片1A
から引き離し筒状に丸めて蛇腹円筒5を作り、この円筒
5内にその保形弾力に抗して前記紙カップ6を無理嵌め
することで、この紙カップの外周面形状に前記蛇腹円筒
5をほぼ馴染ませ下細の蛇腹紙筒5Aとして紙カップ6
に被せることを特徴とする断熱容器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10325859A JP3028224B1 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 紙製断熱容器とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10325859A JP3028224B1 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 紙製断熱容器とその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3028224B1 true JP3028224B1 (ja) | 2000-04-04 |
| JP2000142836A JP2000142836A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18181425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10325859A Expired - Lifetime JP3028224B1 (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 紙製断熱容器とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3028224B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109625521A (zh) * | 2019-01-17 | 2019-04-16 | 湖北克拉弗特实业有限公司 | 一种双层容器 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4852923B2 (ja) * | 2005-07-28 | 2012-01-11 | 大日本印刷株式会社 | 断熱紙カップ |
-
1998
- 1998-10-30 JP JP10325859A patent/JP3028224B1/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109625521A (zh) * | 2019-01-17 | 2019-04-16 | 湖北克拉弗特实业有限公司 | 一种双层容器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000142836A (ja) | 2000-05-23 |
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