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JP3008828U - 畜舎における還気利用給気装置 - Google Patents

畜舎における還気利用給気装置

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Publication number
JP3008828U
JP3008828U JP1994006065U JP606594U JP3008828U JP 3008828 U JP3008828 U JP 3008828U JP 1994006065 U JP1994006065 U JP 1994006065U JP 606594 U JP606594 U JP 606594U JP 3008828 U JP3008828 U JP 3008828U
Authority
JP
Japan
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air intake
casing
outside air
intake port
air
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1994006065U
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English (en)
Inventor
正義 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Federation of Agricultural Cooperative Associations
Original Assignee
National Federation of Agricultural Cooperative Associations
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Publication date
Application filed by National Federation of Agricultural Cooperative Associations filed Critical National Federation of Agricultural Cooperative Associations
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Application granted granted Critical
Publication of JP3008828U publication Critical patent/JP3008828U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1台の送風機で、新鮮な外気と畜舎内の暖気と
を混合して飼育室へ給気する。外気温の上昇時には、新
鮮な外気を100%取り込めるようにする。給気ダクト
からの吐出量を、外気温の変化に拘りなく一定に保つ。
外気取り入れ口を全閉されても、必要最小量の外気を導
入できるようにする。 【構成】ケーシング44の隣り合う一端面44aと上面
44bとに、外気取り入れ口50と暖気取り入れ口51
とを開設する。取り入れ口50,51に挟まれるケーシ
ング44の内隅部に、ダンパ54を支軸56にて枢支す
る。支軸56に駆動モータ46を連結する。ケーシング
44の接続口52の近傍に送風機55を設ける。駆動モ
ータ46に、飼育室に配設される温度センサ47と制御
装置48とを接続する。一端面44aに、外気取り入れ
スリット57を外気取り入れ口50に連続して設け、外
気取り入れスリット57の開口面積をスライドシャッタ
58にて調整する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、畜舎で飼育される豚やブロイラー等の家畜・家禽類に、舎外の新鮮 外気と畜舎内の暖気とを適量に混合して供給することにより、畜舎内を家畜や家 禽に適した一定温度に保つと共に、常に家畜や家禽に必要な最低給気量を確保す ることのできる還気利用給気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
豚やブロイラーなどの家畜・家禽類は、幼齢期はもとより、育成途中或いは成 畜においても、夏季を除く他の季節に畜舎内の温度が大きく変化すると、その生 産性が著しく阻害されることが知られている。この場合の温度変化は、1日を1 サイクルとした緩やかな変化は勿論のこと、1時間に数回の±2℃程度の小刻み な変化も、家畜や家禽の生産性に与える影響は大きい。
【0003】 このため、新鮮な外気の取り込み量を抑えて、畜舎内の暖気を畜舎内へ供給さ れる給気の一部として還流することにより、畜舎内の温度を家畜や家禽の日齢に 合わせて一定に保つようにした種々の還気利用給気装置が提案されている。
【0004】 図7及び図8の還気利用給気装置1は、第1従来例を示し、畜舎2の屋根3か ら、天井板4を貫通して飼育室5へ突出配置された外気導入ダクト6の下端にケ ーシング7を連接し、該ケーシング7の内部上下に、内・外気を仕切る邪魔板8 と暖気導入用の送風機9とを設け、同じくケーシング7の下面に暖気取り入れ口 10を、外周面に吹き出し口11をそれぞれ形成すると共に、前記外気導入ダク ト6内に外気導入用の送風機12を配した構造となっている。暖気導入用の送風 機9には定速式が用いられ、また外気導入用の送風機12には可変式が用いられ ており、送風機12の変速回転によって、一定量の暖気に対する外気の混合割合 を変えることができるようにしている。
【0005】 図9及び図10に示す第2従来例の還気利用給気装置20は、畜舎22の妻壁 23に開口する吸込み口24にケーシング21が取り付けられ、該ケーシング2 1に給気ダクト25が接続される。ケーシング21には、吸込み口側の外気取り 入れ口21aに、ダンパ26が中央を支点に開閉可能に設けられ、給気ダクト側 の接続口21bの内側に、送風機27が設けられている。また、ケーシング21 の側面や上面には暖気取り入れ口21cが開設されており、ダンパ26の開度で 調整された外気を暖気取り入れ口21cからの暖気と混合して、給気ダクト25 から飼育室へ給気するようになっている。
【0006】 図11の第3従来例に示す還気利用給気装置30は、畜舎31内の給気ダクト 32を利用したもので、2つ1組の送風機33,34が給気ダクト32の内部に 配設されている。給気ダクト32には、飼育室35から突出する端部下面に外気 取り入れ口32aが、送風機33,34間の下面に暖気取り入れ口32bが、そ れぞれ設けられており、外側の送風機33の回転によって舎外の新鮮な外気が導 入され、また内側の送風機34の回転では、飼育室35内の暖気がダンパ36に 取り込み量を調整されながら導入されるようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、第1従来例の場合には、送風機を2台用いることからコスト高 であり、また外気の取り込み量が一定しないため飼育室への吐出風量が変化し、 結果として給気の落下位置がその都度変わるため、家畜や家禽、特に幼畜・幼禽 に対する影響が大きい。更に、送風能力を高めると、本装置に近い床面の風速が 大きくなり過ぎ、逆に送風能力を弱めると、設置台数が多く必要になるという欠 点を持っている。
【0008】 また第2従来例では、送風機の能力を高めることで、大量の新鮮な外気を取り 込むことが可能であり、また給気ダクトを用いて給気するため、比較的均一な給 気が可能であるが、ケーシングの暖気取り入れ口が開放されたままであるため、 外気の取り込み量は、最大でも送風機能力の1/2にしかならない。
【0009】 次に、第3従来例の場合には、第1従来例と同様に送風機を2台必要とするう え、ダンパの開閉と直列配置した送風機の駆動バランスとの同調が非常にむずか しく、効率的な給気装置とは言い難い。
【0010】 このように第1〜3従来例では、送風機を複数台必要としたり、給気量そのも のが変化するために、給気の落下位置が安定しなかったり、新鮮外気の取り込み 量が少なく、外気温の高い季節に充分な換気が行なえなかったり、複数の送風機 の駆動バランスとダンパの開度調節が複雑であったりなど、多くの問題点が認め られる。
【0011】 また、温度設定が高過ぎたり、外気温が予想を越えて下降すると、外気取り入 れ用の送風機が停止したり、外気取り入れ口をダンパが全閉して、長時間外気が 全く取り込まれない状態となり、その結果、飼育室の換気が不良に陥って、呼吸 器病多発の原因を招くこととなるが、上述の第1〜第3従来例では、このような 不具合に対する対策が講じられていない。
【0012】 そこで本考案は、1装置に1台の送風機で新鮮な外気と畜舎内の暖気とを混合 して給気でき、また外気温の上昇時には、新鮮な外気を100%取り込むことが 可能で、しかも給気ダクトからの吐出風量を、外気温の変化に拘りなく一定に保 つことができ、更に外気の供給を停止した際にも、家畜や家禽の頭羽数や日齢に 応じた必要最小量の外気を取り入れて飼育室の換気を維持することのできる畜舎 用の還気利用給気装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の目的に従い、第1の考案では、舎外からケーシングに導入された外気に 畜舎内の暖気を混合して、ケーシングの供給口に接続された給気ダクトから畜舎 内の飼育室へ給気する畜舎における還気利用給気装置において、前記ケーシング の相隣る2つの面に、外気取り入れ口と暖気取り入れ口とを開設し、該ケーシン グの内部に、一端部を外気取り入れ口と暖気取り入れ口とに挟まれるケーシング の内隅部に支軸にて枢支され、該支軸に連結された駆動モータの作動にて、外気 取り入れ口と暖気取り入れ口との間を回動するダンパと、両取り入れ口から外気 及び/または暖気をケーシング内に取り込んで、前記接続口から前記給気ダクト に送給する送風機とを配設し、前記駆動モータに、前記飼育室に配設される温度 センサと、該温度センサの検出温度に基づいて駆動モータを作動する制御装置を 接続すると共に、前記外気取り入れ口を、前記ダンパの支軸から該ダンパの先端 縁までの長さよりも前記支軸と反対方向へ延長して開口し、この延長開口部分を 外気取り入れスリットとなし、前記ダンパと前記ケーシングのいずれか一方に、 前記外気取り入れスリットの開口面積を調整するスライドシャッタを設ける。
【0014】 また、第2の考案では、舎外からケーシングに導入された外気に畜舎内の暖気 を混合して、ケーシングの供給口に接続された給気ダクトから畜舎内の飼育室へ 給気する畜舎における還気利用給気装置において、前記ケーシングの相隣る2つ の面に、外気取り入れ口と暖気取り入れ口とを開設し、該ケーシングの内部に、 一端部を外気取り入れ口と暖気取り入れ口とに挟まれるケーシングの内隅部に支 軸にて枢支され、該支軸に連結された駆動モータの作動にて、外気取り入れ口と 暖気取り入れ口との間を回動するダンパと、両取り入れ口から外気及び/または 暖気をケーシング内に取り込んで、前記接続口から前記給気ダクトに送給する送 風機とを配設し、前記駆動モータに、前記飼育室に配設される温度センサと、該 温度センサの検出温度に基づいて駆動モータを作動する制御装置を接続すると共 に、前記ケーシングのいずれか1つの面に、外気取り入れ口よりも小面積の外気 取り入れスリットを形成し、該ケーシングと前記ダンパのいずれか一方に、前記 外気取り入れスリットの開口面積を調整するスライドシャッタを設ける。
【0015】
【作用】
上記両考案の構成によれば、ケーシング内の送風機が回転すると、外気取り入 れ口から新鮮な外気が、また暖気取り入れ口から飼育室の暖気が、それぞれケー シングの内部に入って混合され、更に送風機の回転で、ケーシングの接続口から 給気ダクトを通して飼育室へ送られる。制御装置には、飼育室の家畜や家禽の飼 育頭羽数や日齢に基づく最適温度が設定され、この最適設定温度と温度センサで 計測された飼育室の温度との差に基づいて駆動モータが作動し、ケーシング内の ダンパを外気取り入れ口と暖気取り入れ口の間で回動する。
【0016】 このようにダンパの角度を変えることにより、ケーシング内に取り込まれる外 気と暖気の割合が変更され、飼育室が家畜や家禽に好ましい一定温度域に保持さ れる。またダンパの最大移動時には、外気取り入れ口または暖気取り入れ口のい ずれか一方がダンパによって閉塞され、全開状態となった他方の取り入れ口から 外気または暖気が100%取り込まれる。ダンパの角度変更は、外気と暖気の割 合を変更するのみで、ケーシングから飼育室へ送られる送風量は、ダンパの停止 角度に拘りなく、常時一定に保たれる。
【0017】 また、温度設定が高過ぎたり、外気温が予想を越えて下降したりして、外気取 り入れ口をダンパが全閉した場合にも、外気取り入れスリットの開き具合を、ス ライドシャッタで飼育頭羽数や日齢に合わせて調整しておくことにより、外気取 り入れスリットから家畜や家禽の成育に必要な最小量の外気を導入して、飼育室 の換気を行なうことができる。
【0018】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。
【0019】 畜舎40には、2組の還気利用給気装置41,41と給気ダクト43,43が 用いられており、各還気利用給気装置41は、飼育室42の上部に対向して配管 された給気ダクト43の端部に、妻壁40aの内側で接続されるケーシング44 と、該ケーシング44に外付けされる駆動モータ46と、飼育室42に配設され る温度センサ47及び制御装置48とを持っている。
【0020】 ケーシング44の一端面44aは、妻壁40aを貫通して畜舎40の外部に突 出配置され、下方を除く他の四方をフード49に覆われている。舎外の一端面4 4aとこれに相隣る飼育室42内の上面44bには、外気取り入れ口50と暖気 取り入れ口51が開設され、また外気取り入れ口50に対向するケーシング44 の他端面44cに接続口52が開設されており、接続口52を囲繞して他端面4 4cから突出するフランジ53に、上述の給気ダクト43が接続される。
【0021】 前記外気取り入れ口50と暖気取り入れ口51は、上記支軸56から等位置に 同一の大きさで設定されている。また、外気取り入れ口50の下側は、後述する ダンパ54の支軸56から該ダンパ54の先端までの長さよりも若干長く開口し ており、外気取り入れ口50の上下長を除くダンパ54で覆われないこの横長の 延長開口部分を、外気取り入れ口50とは別個の外気取り入れスリット57とな している。
【0022】 一端面44aの下端近傍には、外気取り入れスリット57の開度を調整するス ライドシャッタ58が設けられている。スライドシャッタ58は、縦方向の長孔 58a,58aのそれぞれに差し込まれた蝶ねじ59を、一端面44aにねじ止 めして、該一端面44aに上下方向へスライド可能に取付けされたもので、スラ イドシャッタ58の上下位置を変更することにより、外気取り入れスリット57 の開き具合を調整して、該スリット57から飼育室42に導入される外気量を増 減できるようになっており、スライドシャッタ58を上限に位置すると、外気取 り込みスリット57が全閉され、一端面44aに外気取り入れ口50のみが開口 する。
【0023】 ケーシング44の内部には、ダンパ54と送風機55とが設けられている。外 気取り入れ口50と暖気取り入れ口51とに挟まれるケーシング44の内隅部に は支軸56が取り付けられ、ダンパ54は、基端をこの支軸56に連結して、外 気取り入れ口50と暖気取り入れ口51との90度の範囲を回動可能に枢支され ており、回動上限となる水平位置では、暖気取り入れ口51を上面44bの内側 から全閉し、また回動下限となる垂直位置では、外気取り入れ口50を一端面4 4aの内側から全閉する。
【0024】 送風機55は、接続口52の内側に近接して配設され、該送風機55の回転と ダンパ54の停止角度によって、取り入れ口50,51の双方またはいずれか一 方から、舎外の新鮮な外気と飼育室42内の暖気の双方またはいずれか一方をケ ーシング44内に取り込み、接続口52を通して給気ダクト43の給気口43a より飼育室42へ送給する。
【0025】 ダンパ54の支軸56には、ケーシング44の外部へ突出配置された一端に、 上述の駆動モータ46が連結されている。温度センサ47は、飼育室42内の家 畜や家禽に近い高さに設置され、家畜や家禽近傍の雰囲気温度を測定する。また 、制御装置48は、妻壁40a等の壁面の操作可能な位置に取り付けられ、設定 ダイヤル48aによって、飼育室42内の家畜や家禽の飼育頭羽数や日齢に基づ く最適温度が設定される。
【0026】 温度センサ47と制御装置48とはリード線57aにて接続され、また制御装 置48と駆動モータ46とはリード線57bにて接続されており、温度センサ4 7で測定された飼育室42の温度は、制御装置48に入って設定温度と比較され 、駆動モータ46がこの差に基づいて作動し、ケーシング44内のダンパ54を 、外気取り入れ口50と暖気取り入れ口51の間で回動させる。
【0027】 ケーシング44には、送風機55の回転によって、外気取り入れ口50や外気 取り入れスリット57から舎外の新鮮な外気が、また暖気取り入れ口51からは 飼育室42内の暖気がそれぞれ取り込まれ、更に接続口52から給気ダクト43 を通して飼育室42へ送られる。スライドシャッタ58は、通常上限に位置し、 外気取り込みスリット57を全閉していて、一端面44aには外気取り入れ口5 0のみが開口しており、ダンパ54の停止角度によって、外気取り入れ口50と 暖気取り入れ口51からケーシング44に取り込まれる外気と暖気の割合が変更 される。また、ダンパ54が最大に移動した回動上限または回動下限位置では、 外気取り入れ口50または暖気取り入れ口51のいずれか一方がダンパ54によ って全閉され、全開状態となった他方の取り入れ口から外気または暖気が100 %取り込まれるが、飼育室42へ送られる送風量は、ダンパ54の停止位置に拘 らず、常時一定に保たれている。
【0028】 本実施例は以上のように構成されており、通常はスライドシャッタ58を上限 に位置させて、外気取り入れスリット57を全閉しておく。そして、温度センサ 47で計測される飼育室42の温度が、制御装置48の設定温度以上になると、 ダンパ54が徐々に外気取り入れ口50を拡げる方向へ回動して、外気取り入れ 口50からの外気の取り込み量を増加し、また飼育室42の温度が制御装置48 の設定温度以下になると、ダンパ54が徐々に外気取り入れ口50を狭める方向 へ回動して、外気取り入れ口50からの外気の取り込み量を減少する。このよう に、温度センサ47で計測された飼育室42の温度と、制御装置48の設定温度 に基づいて駆動モータ46を必要量回転し、ダンパ54の角度を変えることによ り、外気取り入れ口50と暖気取り入れ口51からケーシング44に取り込まれ る外気と暖気の割合が変更され、飼育室42が家畜や家禽に好ましい一定温度域 に保持される。
【0029】 次に、本実施例を肥育豚舎に適用した試験結果を、図4に示す。 即ち、隣接して建てられた肥育豚舎A,Bのうち、肥育豚舎Aのみに本実施例 の1つの還気利用給気装置41を適用し、肥育豚舎Bは自然換気のみとした。測 定は、1月の2時から14時までの12時間行なったが、当日の2時から8時ま での間は舎外風速が大きく、肥育豚舎Bはその影響を大きく受けて、肥育豚舎A に比較して室温を高く維持することができず、また舎外風速の変化に応じて、舎 内気温も大きく変化した。
【0030】 これに対して、還気利用給気装置41を用いた肥育豚舎Aは、舎内が陽圧に保 たれていたため、上述の時間帯の温度を、舎外風速の影響を受けることなく14 〜15℃に維持していた。また、肥育豚舎Aの温度が、日中外気温の上昇に伴な って若干高目に推移したのは、収容頭数の割に設置送風機55の能力が小さかっ たためで、それでも肥育豚の適温帯である10℃〜20℃の範囲の上限に収める ことができた。
【0031】 これに対して、還気利用給気装置41を用いた飼育室Aは、舎内が陽圧に保た れていたため、上述の時間帯の温度を、舎外風速の影響を受けることなく14〜 15℃に維持していた。また、飼育室Aの温度が、日中外気温の上昇に伴なって 20℃近くになったのは、収容頭数の割に設置送風機55の能力が小さかったた めで、それでも許容範囲の上限に収めることができた。
【0032】 一方、外気温の高い夏季においては、暖気取り入れ口51をダンパ54で全閉 し、開放状態となった外気取り入れ口50から、新鮮な外気を100%ケーシン グ44に取り込んで、飼育室42に供給することができる。 更に、制御装置48の温度設定が高過ぎたり、外気温が予想を越えて下降した 場合には、外気取り入れ口50が全閉状態となるが、スライドシャッタ58の上 下位置を変更して、外気取り入れスリット57の開き具合を飼育頭羽数や日齢に 合わせて調整しておくことにより、外気取り入れスリット57から、家畜や家禽 の成育に必要な最小量の外気を導入して、飼育室42の換気を維持することがで きる。
【0033】 図5及び図6は、本考案の他の実施例を示すもので、上述の実施例とは、外気 取り入れスリット57のスライドシャッタ58を、ダンパ54の外面下側に長孔 58aと蝶ねじ59とを用いて取付けた以外は、略同一の構成となっており、上 記実施例と同様に、スライドシャッタ58を上下方向へスライドして、外気取り 入れスリット57の開口面積を調整することにより、該スリット57から飼育室 42に導入される外気量を増減することができる。
【0034】 尚、上述の実施例は、畜舎に2組の還気利用給気装置を用いて説明したが、本 考案は、飼育室の家畜や家禽の飼育頭羽数等に応じて、畜舎の一端または両端の 妻壁に、1台または複数台設置して用いられる。 また、外気取り入れスリットは、外気取り入れ口と連続させずに、ケーシング のいずれか1つの面に独立して開設してもよく、またスライドシャッタは横方向 にスライドさせてもよい。
【0035】
【考案の効果】
本考案の装置によれば、新鮮な外気と畜舎内の暖気との混合割合を簡便に調整 して飼育室へ給気することができ、また外気温の上昇時には、新鮮な外気を10 0%取り込むことが可能であり、しかも給気ダクトからの吐出風量を、外気温の 変化に拘りなく一定に保つことができる。更に、1つの装置に用いる送風機は1 台で済むので、運転が容易であると共に製作コスト並びにランニングコストを低 く抑えることができる。
【0036】 また、外気取り入れ口とは別途に設定された外気取り入れスリットの開口面積 を、スライドシャッタにて調整できるようにしたことにより、制御装置の温度設 定が高過ぎたり、外気温が予想を越えて下降した場合等には、外気取り入れスリ ットの開き具合を、スライドシャッタにて飼育頭羽数や日齢に合わせて調整して おくことにより、外気取り入れスリットから、家畜や家禽の成育に必要な最小量 の外気を導入して飼育室の換気を維持することができ、家畜や家禽の換気不良に よる呼吸器病等の発症を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す還気利用給気装置の斜
視図
【図2】図1の断面図
【図3】図1の還気利用給気装置を適用した畜舎の断面
【図4】肥育豚の飼育室で行なった実験での温度変化を
示すグラフ図
【図5】本考案の他の実施例を示す還気利用給気装置の
斜視図
【図6】図5の断面図
【図7】第1従来例を説明する畜舎の断面図
【図8】図6の要部拡大断面図
【図9】第2従来例を説明する還気利用給気装置の斜視
【図10】図9の断面図
【図11】第3従来例を説明する畜舎の断面図
【符号の説明】
40…畜舎 40a…畜舎40の妻壁 41…還気利用給気装置 42…畜舎40内の飼育室 43…給気ダクト 44…還気利用給気装置41のケーシング 46…駆動モータ 47…温度センサ 48…制御装置 49…フード 50…外気取り入れ口 51…暖気取り入れ口 52…接続口 54…ダンパ 55…送風機 56…ダンパ54の支軸 57…外気取り入れスリット 58…スライドシャッタ 58a…長孔 59…蝶ねじ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舎外からケーシングに導入された外気に
    畜舎内の暖気を混合して、ケーシングの供給口に接続さ
    れた給気ダクトから畜舎内の飼育室へ給気する畜舎にお
    ける還気利用給気装置において、前記ケーシングの相隣
    る2つの面に、外気取り入れ口と暖気取り入れ口とを開
    設し、該ケーシングの内部に、基端を外気取り入れ口と
    暖気取り入れ口とに挟まれるケーシングの内隅部に支軸
    にて枢支され、該支軸に連結された駆動モータの作動に
    て、外気取り入れ口と暖気取り入れ口との間を回動する
    ダンパと、両取り入れ口から外気及び/または暖気をケ
    ーシング内に取り込んで、前記接続口から前記給気ダク
    トに送給する送風機とを配設し、前記駆動モータに、前
    記飼育室に配設される温度センサと、該温度センサの検
    出温度に基づいて駆動モータを作動する制御装置を接続
    すると共に、前記外気取り入れ口を、前記ダンパの支軸
    から該ダンパの先端までの長さよりも前記支軸と反対方
    向へ延長して開口し、この延長開口部分を外気取り入れ
    スリットとなし、前記ダンパと前記ケーシングのいずれ
    か一方に、前記外気取り入れスリットの開口面積を調整
    するスライドシャッタを設けたことを特徴とする畜舎に
    おける還気利用給気装置。
  2. 【請求項2】 舎外からケーシングに導入された外気に
    畜舎内の暖気を混合して、ケーシングの供給口に接続さ
    れた給気ダクトから畜舎内の飼育室へ給気する畜舎にお
    ける還気利用給気装置において、前記ケーシングの相隣
    る2つの面に、外気取り入れ口と暖気取り入れ口とを開
    設し、該ケーシングの内部に、一端部を外気取り入れ口
    と暖気取り入れ口とに挟まれるケーシングの内隅部に支
    軸にて枢支され、該支軸に連結された駆動モータの作動
    にて、外気取り入れ口と暖気取り入れ口との間を回動す
    るダンパと、両取り入れ口から外気及び/または暖気を
    ケーシング内に取り込んで、前記接続口から前記給気ダ
    クトに送給する送風機とを配設し、前記駆動モータに、
    前記飼育室に配設される温度センサと、該温度センサの
    検出温度に基づいて駆動モータを作動する制御装置を接
    続すると共に、前記ケーシングのいずれか1つの面に、
    外気取り入れ口よりも小面積の外気取り入れスリットを
    形成し、該ケーシングと前記ダンパのいずれか一方に、
    前記外気取り入れスリットの開口面積を調整するスライ
    ドシャッタを設けたことを特徴とする畜舎における還気
    利用給気装置。
JP1994006065U 1994-05-30 1994-05-30 畜舎における還気利用給気装置 Expired - Lifetime JP3008828U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014139494A (ja) * 2013-01-21 2014-07-31 Kawamura Electric Inc 吸気フード
JP2015158310A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 三菱電機株式会社 熱交換換気装置
WO2017164416A1 (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 鶏舎および鶏舎の換気システムの制御装置
CN115654584A (zh) * 2022-09-27 2023-01-31 珠海格力电器股份有限公司 排风管接头装置、移动空调器及其控制方法、装置、介质

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