JP2991662B2 - 射出成形同時絵付装置及び方法 - Google Patents
射出成形同時絵付装置及び方法Info
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Description
型内で絵付シートを射出樹脂成形物の表面に一体的に接
着して図柄や文字等が施された成形品を得るようにした
射出成形同時絵付装置及び方法に関する。
出樹脂成形物の表面に一体的に接着する射出成形同時絵
付方法としては、従来より幾つもの態様が提案されてい
るが、それらの大半は、次の(a)〜(j)の工程の全
部又は幾つかを記述順に又はその順番を入れ換えて、順
次、又は複数の工程を同時に重複してもしくは並列的に
行うようにされている。
可動型(通常は雌型)と固定型(通常は雄型)との間に
供給するシート供給工程。 (b)絵付シートをクランパーにより可動型のパーティ
ング面に押圧固定するクランプ工程。 (c)絵付シートがロール状に巻き取られた帯状の長尺
シートである場合において、可動型のパーティング面上
まで供給された絵付シートの先端側1ショット分を供給
側(上流側)から切り離すシート切り離し工程。 (d)絵付シートを熱盤等により加熱軟化させる軟化工
程。 (e)絵付シートを真空吸引及び/又は圧空供給等によ
り可動型のキャビティ面に沿わせるように延伸させる延
伸工程(予備成形工程)。 (f)可動型を固定型側へ移動させて型締めを行う型締
め工程。 (g)可動型と固定型との間に形成されるキャビティ内
に固定型側から流動状態の樹脂(熔融樹脂)を注入充填
して固化せしめて射出成形を行う射出成形工程。 (h)可動型と固定型とを離間させる型開き工程。 (i)絵付シートのうちの射出成形品に接着付随させる
べき部分を他の部分(不要部分)から切り離すトリミン
グ工程。 (j)絵付シートが接着された射出成形品を前記可動型
又は固定型から取り出す取出工程。
は、複数の工程が一工程に含まれることをいい、例え
ば、前記(f)の型締め工程において絵付シートを可動
型と固定型との間に挟んで固定保持するようになせば、
該型締め工程と同時に重複して前記(b)のクランプ工
程が行われたことになり、また、前記(g)の射出成形
工程において絵付シートを射出された熔融樹脂の熱と圧
力により延伸させるようになせば、該射出成形工程と同
時に重複して前記(e)の延伸工程が行われたことにな
る場合をいう。
じて貼合わせ積層シート(ラミネートシート)と転写シ
ートのいずれかが用いられ、ラミネートシートである場
合には、射出成形によりそのままで絵付けが行われたこ
とになり、射出樹脂成形物の表面にシート全層が接着一
体化して化粧層となる。それに対し、絵付シートが転写
シートである場合には、射出樹脂成形物の表面に一体化
した絵付シートのうちの支持体シートを剥離し、装飾層
等の転写層のみを射出樹脂成形物側に残留させて化粧層
となすことにより絵付けが完了する。
成形同時絵付装置においては、通常、型締め完了時点か
ら型開き開始時点までの期間は、クランパーが可動型と
固定型との間に挟まれてその動きが規制されるようにな
っているので、前記期間は、絵付シートも前記クランパ
ーにより可動型のパーティング面に押圧固定されたまま
であることが多い。この場合、型開きが開始されると、
キャビティ内で固化した射出樹脂成形物に絵付シートが
接着一体化した成形品は、通常、固定型の方に残り(特
にコールドランナーである場合)、絵付シートのうちの
前記クランパーにより押圧固定されている部分(固化し
た射出樹脂成形物に接着一体化していない部分)は、可
動型の後退運動に伴って前記固定型から離れる。このた
め、可動型が固定型から離れるに従い、絵付シートは、
成形品(射出樹脂成形物)から剥がされる方向に引っ張
られ、その結果、絵付シートが成形品の特にエッジ部付
近から剥離したり、破断したりする等の不具合が生じる
おそれがあった。かかる不具合は、特に絵付シートがラ
ミネートシートである場合には製品不良に直結するので
致命的な問題となる。
び図9に示される如くに、キャビティ13及びパーティ
ング面12aを有する可動型12が選択的に接近及び離
隔せしめられる固定型25における、矩形枠状のクラン
パー39に対向する部分に、前記クランパー39を収納
し得、かつ、前記型締め状態において前記クランパー3
9が前記絵付シートSに対する押圧固定状態を解除する
ための離間動作(図9において実線で示される押圧固定
状態から、図の仮想線で示される如くに、絵付シートS
から離れる運動)を行い得る深さを持った溝状凹部29
を設けることが提案されている(特開平6−31595
0号公報参照)。
設けることにより、型締め完了時点から型開き開始時点
までの期間に、前記クランパー39に前記溝状凹部29
内で前記離間動作を行わせて、前記絵付シートSに対す
る押圧固定状態を解除しておけば、その後、型開きが行
われても、絵付シートSはフリーになっているので、前
記可動型12が前記固定型25から離れると、絵付シー
トSは可動型12から離れて固定型25側に残り、前記
した如くの不具合を解消できるはずである。
溝状凹部29を設けて、型締め完了時点から型開き開始
時点までの期間に、前記クランパー39に前記溝状凹部
29内で前記絵付シートSに対する押圧固定状態を解除
するための離間動作を行わせるようにした場合でも、型
開き開始後に可動型12が固定型25から離れると、図
8に示される如くに、絵付シートSのうちの、射出樹脂
成形物Paに接着一体化している部分Saより外周側
の、前記矩形枠状のクランパー39と雌型12のパーテ
ィング面12aとの間に位置している押圧固定用余剰部
分Sbが前記クランパー39に引っ掛かって該クランパ
ー39の下側(可動型12側)を円滑に擦り抜けず、可
動型12に伴って固定型25から離れる方向に移動する
クランパー39によって、前記絵付シートSの接着一体
化部分Sa(特に成形品Pのエッジ部E付近に位置する
部分)が前記可動型12側に強く引っ張られ、その結
果、絵付シートSが成形品Pの特にエッジ部E付近から
剥離したり、破断したりしてしまうという問題が生じて
いた。
くのクランパーを用いないで、例えば真空吸引等のみで
行うようになせば、上述した如くの問題は生じないが、
クランパーを使用しないと、前記した延伸工程時等に空
気漏れ不良が生じたり、絵付シートの絵柄(装飾パター
ン)と成形品の各部との絵付シートの位置ずれが生じや
すくなるという問題が発生する。
なされたもので、その目的とするところは、型開き時に
絵付シートの押圧固定用余剰部分がクランパーと可動型
との間を円滑に擦り抜けることができるようにして、絵
付シートの剥離や破断を生じ難くした射出成形同時絵付
装置及び方法を提供することにある。
く、本発明に係る射出成形同時絵付装置は、基本的に
は、可動型と、固定型と、前記可動型と固定型との間に
供給された絵付シートを前記可動型のパーティング面上
に押圧固定するクランパーと、前記可動型を固定型に対
して接近及び離隔させて型締め及び型開きを行う型開閉
手段と、を備える。
とも前記可動型側でかつ内周側に位置する隅角部を滑ら
かな凸曲面形状とし、前記固定型における前記クランパ
ーに対向する部分に、前記クランパーを収納し得、か
つ、前記型締め状態において前記クランパーが前記絵付
シートに対する押圧固定状態を解除するための離間動作
を行い得る深さを持った溝状凹部を設けたことを特徴と
している。
は、上記装置を用いたもので、型締め後遅くとも型開き
開始時点までに、前記クランパーに前記溝状凹部内で前
記絵付シートに対する押圧固定状態を解除する方向の離
間動作を行わせておくことを特徴としている。
態様では、型開き開始後、前記可動型が前記固定型から
離れるに従って、前記クランパーの離間動作のストロー
クを増大するようにされる。
凹部は、クランパーが絵付シートに対する押圧固定状態
を解除するための離間動作を行い得る深さを持てば足り
るが、溝状凹部の深さは、それが深い程、クランパーの
離間動作のストロークを大きくでき、絵付シートの押圧
固定用余剰部分がクランパーを擦り抜けやすくなるの
で、固定型の厚み等を勘案して、支障を生じない限度内
でなるべく深くすることが望ましい。
も可動型側でかつ内周側に位置する隅角部を滑らかな凸
曲面形状とする態様としては、図5(A)〜(F)に例
示されているように、(A)前記隅角部30aにアール
(R)を施す、(B)前記隅角部30aと可動型側の反
対側の隅角部30bにもアールを施す、(C)前記隅角
部30aを斜めに切除して角部分にアールを施す、
(D)前記隅角部30aを含む可動型側全体を曲面状と
する、(E)前記隅角部30aを含む内周側全体を円弧
状とする、(F)前記クランパーの内周側及び外周側全
体を円弧状とする、等、種々挙げられる。
等の金属、セラミックス等が用いられる。絵付シートS
と前記隅角部30aとの滑りを向上させるために、クラ
ンパー30の少なくとも可動型側及び内周側表面に弗素
樹脂、硅素樹脂、ポリオレフィン樹脂等の低摩擦係数の
樹脂層を被覆しておくことは好ましい。
付シートに対する押圧固定状態を解除する方向の離間動
作を行わせる態様としては、例えば、型開き開始時点
までに前記溝状凹部の底に当たるまで突出させておき、
型開き開始後はそのままのストロークを保つ、型開き
開始時点までに前記溝状凹部の底に当たるまで突出させ
ておき、型開き開始後は、前記可動型と前記固定型との
離隔距離に合わせて前記ストロークを増大させる、型
開き開始時点までに前記絵付シートに対する押圧固定状
態を解除し得る適宜のストロークで離間動作を行わせ、
型開き開始直後に前記ストロークを一挙に増大させて前
記溝状凹部の底に当てながら前記可動型と固定型との離
隔距離に合わせて前記ストロークをさらに増大させる
等、種々挙げられる。
の他、絵付シートの上流側と下流側の両端部のみを押圧
固定する2辺タイプのものも使用でき、それらの既存の
クランパーの前記隅角部を前記した如くの態様で滑らか
な凸曲面形状となせば、そのまま使用することができ
る。
は、前記クランパーを可動型のパーティング面(絵付シ
ート)に対して直交する方向に進退動させる駆動手段が
備えられる。この場合、既設のクランパー駆動用エアー
シリンダ等の駆動手段とその制御手段をそのまま使用す
ることができ、また、通常の射出成形装置に備えられて
いるエジョクターピン駆動手段をクランパー駆動手段と
して兼用することも可能である。
ラミックス等で作製され、成形品形状に応じて分割構成
(中間型等を設ける)等としてもよい。また、絵付シー
トの予備成形を行う場合には、加熱軟化用の熱盤等を付
設したり、可動型及び固定型に真空吸引や圧空供給用
(予備成形用)に、小孔(真空吸引孔等)又は溝を設け
る。
可動型キャビティ面(成形品)との位置決めを高い精度
で行うには、絵付シートに例えば「+」字形、「−」字
形、「I」字形等の位置決めマークを設け、これを可動
型側周辺又は可動型自体に設けた光電管、イメージセン
サ等で検知してサーボモータ等のシート供給手段の動作
を制御すればよい。また、高精度な位置決めを必要とし
ない場合(絵付シートが無地や同一パターン模様の繰り
返しになっているような場合)には、単にシート供給手
段のステッピングモータ等を制御してシートを一定量送
り出すようにしてもよい。なお、絵付シートは、たるみ
や皺が生じないように、シート供給手段によって可動型
パーティング面上においてピーンと張るように若干の張
力が付与される。
された装飾層からなり、基材シートを成形品と密着一体
化させたまま最終製品として使用する貼り合わせ積層シ
ート(ラミネートシート)、あるいは一旦絵付シートと
成形品とを一体化させた後、装飾層(転写層)のみを成
形品側に残して基材シート(支持体シート)を剥離する
転写シートのいずれも使用することができるが、本発明
は特に前記ラミネートシートが使用される場合に顕著な
効果が得られる。
ル、アクリル、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリカーボ
ネート、ポリエステル、ポリプロピレン等の熱可塑性樹
脂を用いることができる。基材シートの厚さは、通常2
0〜500μm程度である。装飾層は、印刷絵柄、着色
又は透明塗膜、金属薄膜等の視覚的意匠を与える層の
他、硬質塗膜、防曇塗膜、導電性層等の機能性を有する
層であってもよい。
脂としては、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・
スチレン共重合体)、ポリスチレン、ポリカーボネー
ト、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を加熱熔融したも
の、あるいは、二液硬化型、触媒硬化型の樹脂、例え
ば、ポリウレタン、不飽和ポリエステル等の未硬化液等
の射出成形同時絵付用として従来より知られている材料
を使用できる。
出成形同時絵付装置及び方法においては、前記クランパ
ーにおける、少なくとも前記可動型側でかつ内周側に位
置する隅角部が滑らかな凸曲面形状され、型締め後遅く
とも型開き開始時点までに、前記クランパーに固定型に
設けられた溝状凹部内で絵付シートに対する押圧固定状
態を解除する方向の離間動作を行わせておくようにされ
るので、型開き開始後、可動型が固定型から離れると、
可動型に伴ってクランパーも固定型から離れる方向に移
動するが、絵付シートのうちの射出樹脂成形物に接着一
体化している部分より外周側の、クランパーと雌型のパ
ーティング面との間に位置している押圧固定用余剰部分
は、前記クランパーにおける前記凸曲面形状の隅角部に
摺接しながらそこに引っ掛かることなく前記クランパー
と前記可動型のパーティング面との間を円滑に擦り抜け
る。
分(特に成形品のエッジ部付近に位置する部分)が前記
可動型側に強く引っ張られるような事態は生じず、従っ
て、絵付シートが成形品の特にエッジ部付近から剥離し
たり、破断したりする不具合が効果的に防止される。
施の形態を詳細に説明する。図1及び図2は、本発明に
係る射出成形同時絵付装置の一実施形態に備えられる可
動型12とその周辺部を示している。本実施形態の射出
成形同時絵付装置10は、得るべき成形品に対応した凹
凸形状のキャビティ13を有する可動型(雌型)12と
後述する固定型(雄型)25とを備え、可動型12はそ
の底部が図示していない可動盤に固定されていて、型開
閉手段を構成する流体圧シリンダのラムにより図2にお
いて左右方向(水平方向)、言い換えれば、図2におい
て可動型12の右側に配置されている固定型25に対し
て接近−離隔する方向に進退動するようされている。
型12が水平方向に移動するようにされているが、これ
に限定される訳ではなく、例えば、固定型、可動型を上
下に対向配置して可動型を鉛直方向に移動させる等の形
態を採用することもできる。前記可動型12の図示して
いない底部には作動室が設けられており、この作動室に
は、通常は、得られた射出成形品を型外に排出するため
のエジェクターピンが配置されるが、本実施形態におい
ては、可動型のパーティング面12aとの間で絵付シー
トSを挟んで固定保持するための可動型のキャビティ
(成形窩)13を囲繞する形状(例えば、矩形)の枠状
クランパー30を駆動するための流体圧シリンダ等の駆
動機構が配設されている。
四隅近くに設けられた貫通穴35,35,35,35に
摺動自在に嵌挿された4本の連結ロッド24,24,2
4,24に保持連結されており、前記駆動機構により可
動型12のパーティング面12aに対して垂直方向に進
退動できるようになっている。そして、本実施形態にお
いては、図3に拡大図示されているように、前記クラン
パー30における、可動型12側でかつ内周側(キャビ
ティ13側)に位置する隅角部30aは、アール(R:
曲率を有する部分)が施されて滑らかな凸曲面形状とさ
れている。
品形状に応じた凹状のキャビティ(キャビティ面)13
が形成されるとともに、前記キャビティ13に開口する
ように真空吸引孔17(図では簡略化されている)が形
成され、前記真空吸引孔17は真空吸引通路18及び導
管19を介して外部の真空ポンプに接続されている。さ
らに、可動型12のパーティング面12aには、前記キ
ャビティ面13の外周縁を周回するように、Oリング1
5が装着された環状溝14が穿設されている。前記Oリ
ング15は、前記枠状クランパー30が、間に絵付シー
トSを挟んで可動型12のパーティング面12aに押し
付けられた際、前記キャビティ13と外部とを気密的に
遮断する役目を果たす。
す図2を参照すればよくわかるように、射出成形機のノ
ズル50が装着される固定盤28に固定されており、こ
の固定型25には、その中央に凸部(コア部)26が突
設されるとともに、前記射出成形機のノズル50からの
熔融樹脂を前記可動型12のキャビティ13内に注入充
填するための湯道(ランナー)27が形成され、その先
端が湯口(ゲート)につながっている。
ランパー30を収納し得、かつ、型締め状態において前
記クランパー30が前記絵付シートSに対する押圧固定
状態を解除するための離間動作を行い得る深さを持った
断面矩形の溝状凹部29が設けられている。
シートSは、アクリル製の基材シート(厚みは125
μ)とその上に印刷積層されたアクリル樹脂系インキの
木目模様の装飾層と塩化ビニル酢酸ビニル共重合体系の
接着剤層とからなり、基材シートを成形品(射出樹脂成
形物Pa)と密着一体化させたまま最終製品として使用
するラミネートシートとされている。
成形同時絵付装置10においては、絵付シートSが、例
えば、ロール状に巻き取られた巻取ロールの状態から、
一対の送りロールにより必要量づつ(1ショット分づ
つ)繰り出されるとともに、その先端部が昇降チャック
に保持されて、可動型12のキャビティ13及びパーテ
ィング面12aを覆うように、クランパー30と可動型
12との間を通って可動型12のシート排出側端部(下
端部)近傍の位置まで搬送されて可動型下流部の固定チ
ャックに固定保持され、可動型12のパーティング面1
2a上にピーンと張った状態で配置される。
に引き込まれて、枠状クランパー30が可動型12側
(絵付シートS側)に引き寄せられ、それによって、絵
付シートSが前記クランパー30により可動型12のパ
ーティング面12上に押圧固定される。
絵付シートSの先端側1ショット分を供給側(上流側)
から切り離すシート切り離し工程、絵付シートSを熱盤
等により加熱軟化させる軟化工程、絵付シートSを前記
真空吸引孔17を通じて真空吸引することにより可動型
12のキャビティ面13に沿わせるように延伸させる延
伸工程、可動型12を固定型25側へ移動させて型締め
を行う型締め工程、可動型12と固定型25との間に形
成されるキャビティ13内に固定型25側から流動状態
の樹脂(熔融樹脂)を注入充填して射出成形を行う射出
成形工程、が順次行われ、前記流動状態の樹脂が固化し
て前記絵付シートSが射出樹脂成形物Paに接着一体化
した後、前記可動型12と固定型25とを離間させる型
開き工程が行われる。
め完了後、型開き開始までに、前記クランパー30に固
定型12に設けられた溝状凹部29内で、図3において
仮想線で示される如くに、前記絵付シートSに対する押
圧固定状態を解除し得る適宜のストロークで離間動作を
行わせ、型開き開始直後に前記ストロークを前記可動型
12と固定型25との離隔距離に合わせて増大させるよ
うになされる。
時絵付装置10においては、前記クランパー30におけ
る、少なくとも前記可動型12側でかつ内周側に位置す
る隅角部30aが滑らかな凸曲面形状され、型締め完了
後型開き開始時点までに、前記クランパー30に固定型
25に設けられた溝状凹部29内で絵付シートに対する
押圧固定状態を解除する方向の離間動作を行わせておく
ようにされるので、図4に示される如くに、型開き開始
後、可動型12が固定型25から離れると、可動型12
に伴ってクランパー30も固定型25から離れる方向に
移動するが、絵付シートSのうちの射出樹脂成形物Pa
に接着一体化している部分より外周側の、クランパー3
0と雌型のパーティング面12aとの間に位置している
押圧固定用余剰部分Sbは、前記クランパー30におけ
る前記凸曲面形状の隅角部30aに摺接しながらそこに
引っ掛かることなく前記クランパー30と前記可動型1
2のパーティング面12aとの間を円滑に擦り抜ける。
化した射出樹脂成形物Paに一体的に接着せしめられて
いる接着一体化部分Sa(特に成形品Pのエッジ部E付
近に位置する部分)が前記可動型12側に強く引っ張ら
れるような事態は生じず、従って、絵付シートSが成形
品Pの特にエッジ部E付近から剥離したり、破断したり
する不具合が効果的に防止される。
後は、絵付シートSが接着一体化した成形品Pを固定型
25から取り出す取出工程、絵付シートSのうちの成形
品Pに付随させるべき部分を他の部分(不要部分)から
切り離すトリミング工程等が行われる。
記クランパー30における、可動型12側で上流側の端
部に、絵付シートSを幅方向に切断し得る刃物や加熱線
条からなるシートカッター40を設けるとともに、前記
可動型12に前記シートカッター40を収納し得る収納
溝41を設け、前記クランパー30による絵付シートS
の押圧固定動作に連携して前記絵付シートSを切断して
1ショット分を切り離すようにしてもよい。
ことによって、絵付シートSに加わる熱応力や変形歪等
の悪影響がその絵付シートの上流側部分(次ショット分
以降)に遡及するのが防止される。
明に係る射出成形同時絵付装置及び方法によれば、クラ
ンパーにおける、少なくとも前記可動型側でかつ内周側
に位置する隅角部が滑らかな凸曲面形状され、型締め後
遅くとも型開き開始時点までに、前記クランパーに固定
型に設けられた溝状凹部内で絵付シートに対する押圧固
定状態を解除する方向の離間動作を行わせておくように
されるので、型開き時に、絵付シートは前記クランパー
における前記凸曲面形状の隅角部に摺接しながらそこに
引っ掛かることなく前記クランパーと前記可動型のパー
ティング面との間を円滑に擦り抜ける。
に強く引っ張られるような事態は生じず、従って、絵付
シートが成形品の特にエッジ部付近から剥離したり、破
断したりする不具合を効果的に防止できる。
態の可動型とその周辺部を示す概略構成図。
断面図。
示す部分拡大図。
説明に供される図。
ランパーの変形例の断面形状を示す図。
示す図。
示す部分斜視図。
断面図。
部分断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 可動型と、固定型と、前記可動型と固定
型との間に供給された絵付シートを前記可動型のパーテ
ィング面上に押圧固定するクランパーと、前記可動型を
固定型に対して接近及び離隔させて型締め及び型開きを
行う型開閉手段と、を備えた射出成形同時絵付装置にお
いて、 前記クランパーにおける、少なくとも前記可動型側でか
つ内周側に位置する隅角部を滑らかな凸曲面形状とし、
前記固定型における前記クランパーに対向する部分に、
前記クランパーを収納し得、かつ、前記型締め状態にお
いて前記クランパーが前記絵付シートに対する押圧固定
状態を解除するための離間動作を行い得る深さを持った
溝状凹部を設けたことを特徴とする射出成形同時絵付装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の射出成形同時絵付装置
を用いた射出成形同時絵付方法であって、 型締め後遅くとも型開き開始時点までに、前記クランパ
ーに前記溝状凹部内で前記絵付シートに対する押圧固定
状態を解除する方向の離間動作を行わせておくことを特
徴とする射出成形同時絵付方法。 - 【請求項3】 型開き開始後、前記可動型が前記固定型
から離れるに従って、前記クランパーの離間動作のスト
ロークを増大することを特徴とする請求項2に記載の射
出成形同時絵付方法。
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