JP2949705B2 - 非水電解液二次電池の放電容量回復方法とそのための回路 - Google Patents
非水電解液二次電池の放電容量回復方法とそのための回路Info
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Description
ムイオン二次電池に関し、特にリチウムイオン二次電池
の放電容量を大幅に改善するための方法と、そのための
放電制御回路に関する。
ーダー等携帯機器が著しく高性能化し、消費電力は年々
増加している。このため、動力源としての充電式電池
は、より長時間の使用が可能であることなど、要求され
る性能は加速度的に高くなってきている。従来このよう
な携帯機器の分野にはニッケルカドミウム電池が使用さ
れてきた。しかしながら、最近ではそれに変わる充電式
電池として、ニッケル水素電池や、リチウム電池が開発
され、実際に使用されはじめている。
の2〜3倍のエネルギー密度を有する。中でも負極に炭
素材料を使用したリチウム二次電池は、原理上リチウム
が金属状態で存在せず、常にイオンの状態で充放電反応
を行なう。このためリチウムイオン二次電池と呼ばれ、
従来金属リチウム二次電池で懸念されていたリチウムの
デンドライト成長による短絡問題を解決しつつ、高容
量、高電圧、高エネルギー密度を実現している。
は初回充電時に容量ロスがあり、詰め込まれた正極活物
質の70〜90%相当分しか使用できないという問題点があ
る。これは負極材料に使用されている炭素材料の不可逆
性による。すなわち一度炭素材料に蓄えられたリチウム
イオンが放出されないためである。
いった長期間放置しておくと、充放電を繰り返さなくて
も、容量が低下するという問題も指摘されている。これ
も初回充放電時同様、炭素材料の不可逆性のためであ
る。
の理由が考えられているが、結論は出ていない。例え
ば、炭素材料構造内の空孔にリチウムイオンが入り込
み、グラフェン末端の官能基にリチウムイオンが補足さ
れ、二度と放出されなくなるためであると考えられてい
る。あるいは、電解液が負極表面で分解し、表面被膜を
形成するためであると考えられている(National Techn
ical Report 第40巻 第4号p34、1994年8月18日発行)。
は、負極の集電体に銅箔が使用されている。このため、
過放電を行うと、銅箔が溶解し、溶解した銅が充電時に
負極上に析出して内部ショートやセルの劣化を引き起こ
す問題があり、過放電は厳禁とされてきた。例えば、こ
れを防ぐために保護回路を取り付けたり、負極にリチウ
ム箔を貼り付ける等といった工夫もされてきた(特開平
5−14472号公報、特開平5−14473号公報)。
は、リチウム2次電池を使用するときの過充電・過放電
防止装置が示されている。
鑑みてなされたものである。すなわち、従来、材料の評
価にのみとらわれ、充放電条件について詳細な検討は行
わなわれてこなかった。
二次電池において不可逆容量を削減し、放電容量を改善
する方法を提供することである。
現するための放電制御回路を提供することにある。
現するために、リチウムイオン二次電池において、10mC
から1mCの電流値で所定電圧までほぼ定電流の放電が行
われる。例えば、リチウムイオン二次電池を10mCから1m
Cの微少電流で1.0〜2.0Vまで過放電させることにより、
リチウムイオン二次電池の容量を大幅に増大させること
を可能となる。
と金属箔からなる負極を有し、前記所定電圧は、前記金
属箔の電位が前記金属箔の溶解電位より低くなるように
制限された電圧である。実際には、前記所定電圧は、1.
0V乃至2.0Vであることが望ましい。前記リチウムイオン
二次電池は、負極に炭素材料を具備する場合、前記負極
が黒鉛化炭素材料であってもよい。また、前記炭素材料
は、アモルファス構造を有していてもよい。
イオンを吸蔵し、放出しうる正極を有し、前記正極が遷
移金属とリチウムの複合酸化物からなる。前記遷移金属
とリチウムの複合酸化物はスピネル構造を有するマンガ
ン酸リチウムであることが望ましい。
制御回路は、リチウムイオン二次電池と並列に接続さ
れ、前記リチウムイオン二次電池の両端電圧を測定可能
である電圧検出器と、前記リチウムイオン二次電池と並
列に設けられ、放電容量回復モードにおいて前記リチウ
ムイオン二次電池からの放電電流値を制限するための定
電流放電回路と、前記リチウムイオン二次電池の放電モ
ード時に、前記電圧検出器により検出される電圧に従っ
て前記リチウムイオン二次電池の一端を放電端子に選択
的に接続するように制御し、入力される放電容量回復指
示に従って、前記リチウムイオン二次電池の一端が前記
放電端子から電気的に切断され、また前記定電流放電回
路が前記リチウムイオン二次電池と並列に接続されて前
記放電電流値で前記リチウムイオン二次電池からの放電
が行われるように制御するためのスイッチ回路とを具備
する。
イオン二次電池の充電時の電気量が所定値以下になった
とき、前記スイッチ回路に放電容量回復指示を出力する
電気量検出回路を更に具備してもよい。あるいは、放電
制御回路は、前記スイッチ回路に放電容量回復指示を手
動で出力するための入力ユニットを更に具備してもよ
い。
明によるリチウムイオン二次電池の放電容量回復方法に
ついて詳細に説明する。
の放電容量回復方法で使用可能な放電制御回路の構成を
示すブロック図である。
電回路3、スイッチ回路5,電気量計7,及び入力ユニ
ット8からなる。電圧検出器2と定電流放電回路3はリ
チウムイオン二次電池1に並列に設けられている。スイ
ッチ回路は、放電端子4とリチウムイオン二次電池1、
電圧検出器2、及び定電流放電回路3に接続されてい
る。電気量計7は、リチウムイオン二次電池1、電圧検
出器2、及び定電流放電回路3に直列に接続され、放電
端子6とリチウムイオン二次電池1との間に設けられて
いる。
イオン二次電池1、放電端子4が直列に接続され、スイ
ッチ回路5は、リチウムイオン二次電池1からの通常の
放電には何らの影響も及ぼさない。電圧検出器2は、リ
チウムイオン二次電池1に並列に接続され、定電流放電
回路3は、リチウムイオン二次電池1の両端には接続さ
れていない。放電が行われ、リチウムイオン二次電池1
の電圧が第1の所定の電圧にまで下がると、放電停止指
示が電圧検出器2からスイッチ回路5に出力される。こ
の放電停止指示に応答して、スイッチ回路5は、リチウ
ムイオン二次電池1と放電端子4の間の電気的接続を切
断する。
が入力されると、スイッチ回路5は、リチウムイオン二
次電池1と放電端子4の間の電気的接続を切断する。ま
た、定電流放電回路3をリチウムイオン二次電池1と並
列に接続する。この場合、電圧検出器2は、リチウムイ
オン二次電池1と並列に接続されたままである。これに
より、定電流放電回路3により規定される微少電流でリ
チウムイオン二次電池1からの放電が行われる。電圧検
出器2は、放電の開始電圧と終了電圧を監視する。リチ
ウムイオン二次電池1の両端電圧が第2の所定の値にな
ったとき、電圧検出器2は、スイッチ回路5に放電容量
回復停止指示を出力する。スイッチ回路5は、放電容量
回復停止指示に応答して定電流放電回路3をリチウム二
次電池1から切り離す。
充電時の電気量を計測する。計測された電気量が所定の
値以下になったとき、その旨を表示装置(図示しない)
によりユーザーに知らせる。同時に、放電容量回復指示
をスイッチ回路5に出力する。また、リチウム二次電池
1をしばらく使用していなかった後に再使用とすると
き、あるいは、重放電を繰り返し行ったあと、ユーザー
は、入力ユニット8を操作して放電容量回復指示をスイ
ッチ回路5に出力することができる。
る。図2は本発明に用いるリチウムイオン二次電池の構
成図である。この図では円筒型のリチウムイオン二次電
池を表しているが、本発明において、電池の形状は問題
ではなく、矩形型の電池でも適用可能である。
電池1は正極にコバルト酸リチウムを使用したもの、マ
ンガン酸リチウムを使用したものがあり、研究段階のも
のとして、正極にニッケル酸リチウム等の遷移金属酸化
物や、ジスルフィド等のポリマー材料などを使用するこ
とが検討されている。しかしながら、本発明はいずれに
も適用可能である。
ン二次電池1の負極としては、天然黒鉛、黒鉛化MCMB、
黒鉛化MCFなどの黒鉛化炭素材料と、アモルファス構造
を有する非黒鉛化炭素材料が使用されているが、負極が
炭素材料である限り、本発明はいずれにも適用可能であ
る。
の一例を示す図である。正極12は、アルミニウム箔1
5とその上に形成された活物質14からなる。負極13
は、銅箔17とその両面に形成された活物質16からな
る。正極12と負極13は、セパレーター18を介して
対向し、正極12と負極13の間には電解液19が充填
されている。
製造直後は放電状態である。一度0.05〜0.3C程度の充電
をしてから1月程度放置し、内部ショートの有無を確認
してから出荷される。場合によっては一度放電させ、半
分程度充電するなど、さらに工程を加えてから出荷する
場合もある。
るような電流値での放電を意味する。容量が1000mAhの
電池の場合、1.0C放電は1000mAでの放電であり、0.5C放
電は500mAでの放電を意味する。本明細書内ではこの充
電を初回充電と表記する。
電池の放電容量は、初回充電容量に対し約70〜90%しか
ない。それ以降の充放電も初回充電容量に対して約70〜
90%の容量で行われる。つまり、初回充電時に負極に吸
蔵されたリチウムイオンのうち、放出されないものが10
〜30%もあることになる。ただし2回目以降の充放電で
は効率はほぼ100%である。すなわち、初回の不可逆容量
をどれだけ減少させられるかが、電池容量を決定する大
きな要因であることが分かる。
込まれたものの、放出されないリチウムイオンのためで
あると仮定し、この放出されないリチウムイオンも弱い
電流でゆっくり放電させれば放出できると考え、微小電
流による放電を試みた。
から1mCの微小電流で1.0〜2.0Vまで過放電させることに
より、リチウムイオン二次電池の不可逆容量を大幅に削
減でき、電池容量を大幅に向上させることができること
を見いだした。このような過放電をした場合に、例え
ば、18650型電池に適用した場合、従来1190mAh程度であ
った容量は1330mAh程度まで向上した。
初回充電時にグラフェン末端に捕捉されていたリチウム
イオンや炭素構造内部の空孔に入り込んで通常の充放電
では放出されなくなっていたリチウムイオンを微小電流
で、すなわち長時間かけて取り出すことにより、放出が
可能になったためと考えられる。
容量ロスが残るのは、負極上での皮膜形成に使用される
電荷が失われるためと考えられる。
減少しなかった。これは一度リチウムイオンが出入りす
ることにより内部空孔へのリチウムイオンの伝導経路が
確保されるためと考えられる。過放電後のセルの放電レ
ート特性が向上していることも明らかとなったが、この
ことはリチウムイオンの移動経路が確保されたことを裏
付けている。
化したリチウムイオン二次電池に対しても有効である。
一般にリチウムイオン二次電池は数ヶ月の保存により、
容量が初期の70〜90%に劣化してしまう。これは負極が
長期間低電位で保たれるために、通常の充電では入り込
めないような炭素材料の奥深くまでリチウムイオンが入
り込み、放出されなくなったためと考えられる。
セルにおいても微小電流で過放電することにより容量が
回復できた。これも前述の効果によるものと考えられ
る。
を経て容量が減少したリチウムイオン二次電池に対して
も有効である。数百サイクルを経た場合にもやはり容量
は劣化する。この場合の容量回復は前述の場合と比較し
やや少ない。これはサイクルを経たことによる容量劣化
は、リチウムイオンが取り込まれるだけでなく、電極材
料の劣化や、電解液の劣化、セパレータの目詰まりのよ
うな別の理由による要因も存在するためと考えられる。
いずれにしても負極に捕捉されたリチウムイオンによる
容量劣化の分は微小電流での過放電により回復可能であ
る。
明する。しかしながら本発明が以下の実施例に限定され
るものではない。
池が製作された。
電解二酸化マンガンと炭酸リチウムをLiとMnのモル比で
表した場合に[Li]/[Mn]=0.55となる比で混合し、空気
中で750℃、12時間焼成することによりマンガン酸リチ
ウムを合成した。生成したマンガン酸リチウムのX線回
折分析を行い、スピネル構造であり、なおかつ単相であ
ることを確認した。
を90.0wt%、導電性付与剤として平均粒径6μmのグラフ
ァイト粉末を5wt%とアセチレンブラックを2wt%、結着剤
としてポリフッ化ビニリデン(以下PVDF)を3wt%はかり
取り、Nメチルピロリドン(以下NMP)中に分散、混合し
てインク状とした。このインク状物質を厚さ20μmのア
ルミ箔上に塗布し、乾燥させ、分散溶媒であるNMPを除
去した。塗布はアルミ箔の両面に行い、ローラープレス
機で圧縮成形し、アルミ箔を含めた厚みが185μmとなる
ようにした。その後短冊状に切断し、アルミ製の集電タ
ブを取り付け、正極とした。
阪ガス製のメソカーボンマイクロビーズ(以下MCMB)を
使用した。MCMBを88wt%、導電性付与剤としてアセチレ
ンブラックを2wt%、結着剤としてPVDFを10wt%はかり取
り、NMP中に分散、混合してインク状とした。
塗布し、乾燥させ、分散溶媒であるNMPを除去した。塗
布は銅箔の両面に行い、ローラープレス機で圧縮成形
し、銅箔を含めた厚みが175μmとなるようにした。その
後短冊状に切断し、ニッケル製の集電タブを取り付け、
負極とした。
間以上乾燥した。その後、露点を−40℃以下に保ったド
ライルームへ搬入した。以下電池の組立は電解液を注入
し、密封が完了するまでこのドライルーム内で行った。
乾燥済みの正極と負極を厚さ25μmのポリプロピレン製
微多孔膜であるセパレータを介して捲回し、18650型ニ
ッケルメッキ鉄缶へ入れ、電解液を含浸させて密封、高
さ65mm、直径18mmの円筒形電池を作製した。
ンカーボネートと、低粘度溶媒であるジエチルカーボネ
ートを体積比3:7の混合溶媒を使用した。支持塩はLiPF6
を、濃度は1.0mol/リットルで使用した。
Ahで4.2Vまで定電流充電を行い、4.2Vになった後は定電
圧充電に切り替え、総充電時間が10時間となるようにし
た。この充電を本明細書中では初回充電と呼ぶことにす
る。初回充電時の容量は1400mAhであった。
記の方法で製造し、初回充電を行ったMn系18650型リチ
ウムイオン二次電池を使用して試験を行った。また、今
後示す実験結果は各水準あたり最低5個のサンプルを作
製し、その平均を取った。
1を試作し、初回充電を行った。初回充電容量は1400mA
hであった。続いて1.0Aで3.0Vまで定電流放電を行っ
た。この放電方法は、従来より行われてきた放電方法で
ある。
1.0Aで3.0Vまで定電流放電を行い、さらに1mAで1.0Vま
で定電流放電を行った。また、サンプル1と同様な方法
にて18650セルを試作し、初回充電を行った。その後、
以下の条件にて放電試験を行った。すなわち、サンプル
2では、1000mAで1.0Vまで定電流放電し、サンプル3で
は、100mAで1.0Vまで定電流放電し、サンプル4では、1
0mAで1.0Vまで定電流放電し、サンプル5では、0.1mAで
1.0Vまで定電流放電し、サンプル6では、1mAで3.0Vま
で定電流放電し、サンプル7では、1mAで2.0Vまで定電
流放電し、サンプル8では、1mAで0.0Vまで定電流放電
を行った。その後、放電容量が測定され、充放電効率が
計算された。結果を表1に示す。
プル1に対してサイクル寿命試験を行った。充電は1.0A
で4.2Vまで定電流充電を行い、4.2Vになったら定電圧充
電に切り替え、総充電時間が2.5時間になるようにし
た。放電は1.0Aの定電流放電で3.0Vカットオフとした。
測定は20度にて行った。サンプル1と比較サンプル1に
対する結果を図4に示す。
では、放電容量は1190mAhであり、充放電効率は85%であ
った。負極にリチウムイオンが取り込まれ放出されない
ために容量が低いと考えられる。
hであり、充放電効率は95%であった。これは微小電流で
負極に取り込まれたリチウムイオンを取り出したためで
あると考えられる。
は、初回の容量増大分が減ることはなく、良好なサイク
ル特性を示した。このことから以上の条件の下ならば過
放電による銅箔の溶解など、電池性能に悪影響を与える
ことはないと考えられる。
ル特性を示しているが、初回の容量がサンプル1より低
い分、サイクルが繰り返されても容量は低いままであっ
た。
さいほど放電容量は向上した。これは、なるべく時間を
かけたほうが、負極炭素材料の奥深くまで吸蔵されたリ
チウムイオンが放出されやすくなるためと考えられる。
容量の増加は飽和した。これは1mA以下のゆっくりした
放電レートでも放出されないリチウムイオンはそれ以下
に電流値を絞っても放出不可能であるためと考えられ
る。また、放電電流値が低すぎる場合は放電に時間がか
かり現実的とはいえなくなる。
ル特性の劣化が認められた。これは放電レートが低いた
めに放電に費やされる時間が非常に長くなり、過放電状
態で保たれる時間が非常に長くなったために、何らかの
副反応が悪影響を及ぼしたものと考えられる。従って放
電電流値は18650セルの場合約1mA、すなわち約1mCの放
電レートが限界であると考えられる。また、効果が顕著
に認められる放電レートは18650セルで10mA以下、すな
わち10mC程度であるといえる。
ットオフ電位を下げたほうが放電容量は増大した。これ
は負極炭素材料をより高い電位まで引き上げることによ
り、より奥深くに吸蔵されたリチウムイオンが放出され
やすくなるためと考えられる。
性に劣化が生じた。これはセルの電位が下がり、負極電
位が集電体に使用されている銅箔の溶解電位よりも高く
なってしまったために銅箔が溶解し、続いて行われたサ
イクル試験の際に溶出した銅が負極に再析出し、サイク
ル特性に悪影響を与えたためと考えられる。このことか
ら効果のある放電カットオフ電位は1.0Vから2.0Vである
といえる。
れ、初回充電が行われ、過放電が行われたサンプル9と
比較サンプル2を1.0Aで4.2Vまで定電流充電を行い、4.
2Vになったら定電圧充電に切り替え、総充電時間が2.5
時間になる条件で充電した後、6ヶ月間放置した。放置
の温度は20℃とした。
Aで1.0Vまで定電流放電による過放電を行った。その
後、測定は1.0Aで3.0Vまでの定電流放電とした後、放電
容量を測定した。放置した比較サンプル2は、上記の定
電流放電を行うことなく、1.0Aで3.0Vまでの定電流放電
とした後、放電容量を測定した。測定結果を表2に示
す。
であった。これは初回放電の容量1330mAhの86%でしかな
い。これは負極が長期間低電位で保たれるために、通常
の充電では入り込めないような炭素材料の奥深くまでリ
チウムイオンが入り込み、放出されなくなったためと考
えられる。
復した。これは初回放電の容量1330mAhの98%に相当す
る。このように長期保存により容量が劣化したセルにお
いても微小電流で過放電することにより容量が回復でき
た。これも微小電流での過放電により、炭素材料の奥深
くまで吸蔵されたリチウムイオンが放出されるようにな
ったためと考えられる。
して更に充放電試験をおこなった。サンプル9は、定電
流放電が行われているが、比較サンプル2に対しては定
電流放電が行われていない。サイクル特性は、サンプル
1と同様の方法で測定した。結果を図5に示す。
た。一方、比較サンプル2は、サイクル特性自体はよい
が、はじめに容量を回復させなかった分容量は少ない。
回充電、過放電を行い、500サイクルのサイクル試験を
行ったサンプル10に対して、過放電(定電流放電)を
行った。過放電条件はサンプル1と同様に、1mAで1.0V
までの定電流放電である。比較のために、サンプル1に
示した方法で製造、初回充電、過放電を行い、500サイ
クルのサイクル試験を行った比較サンプル3を準備し
た。比較サンプル3には、定電流放電は、行われていな
い。サンプル10と比較サンプル3の放電容量を測定し
た。測定結果を図6に示す。
容量は1070mAhであったが、過放電により1160mAhまで容
量が回復した。セルの製造直後の例や、長期保存の例と
比較して、効果は比較的少ない。
は、リチウムイオンが取り込まれ、放出できなくなるだ
けでなく、電極材料の劣化や、電解液の劣化、セパレー
タの目詰まりのような別の理由によるものもあるためと
考えられる。
イオンによる容量劣化の分は微小電流での過放電により
回復可能である。その後もサイクル試験を継続したが、
良好なサイクル特性を示した。
ル特性を示したが、過放電による容量復帰がない分、少
ない容量であった。
の微少電流で1.0〜2.0Vまで過放電させることにより、
負極内に取り込まれ、通常の放電では放出されなくなっ
ていたリチウムイオンを放出可能とし、リチウムイオン
二次電池の容量を大幅に増大させることを可能とした。
御回路の構成を示す図である。
る。
である。
果を示す図である。
の効果を示す図である。
放電の効果を示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 リチウムイオン二次電池は、炭素材料と
金属箔からなる負極を有し、10mCから1mCの電流値で所
定電圧までほぼ定電流の放電を行い、前記所定電圧は、
前記金属箔の電位が前記金属箔の溶解電位より低くなる
電圧であるリチウムイオン二次電池の放電容量回復方
法。 - 【請求項2】 前記所定電圧は、1.0V乃至2.0Vである請
求項1に記載のリチウムイオン二次電池の放電容量回復
方法。 - 【請求項3】 前記リチウムイオン二次電池は、リチウ
ムイオンを吸蔵し、放出しうる正極を有し、前記正極が
遷移金属とリチウムの複合酸化物であることを特徴とす
る請求項1または2に記載のリチウムイオン二次電池の
放電容量回復方法。 - 【請求項4】 前記遷移金属とリチウムの複合酸化物は
スピネル構造を有するマンガン酸リチウムであることを
特徴とする請求項3に記載のリチウムイオン二次電池の
放電容量回復方法。 - 【請求項5】 前記リチウムイオン二次電池は、炭素材
料を具備する負極を有し、前記負極が黒鉛化炭素材料で
あることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
のリチウムイオン二次電池の放電容量回復方法。 - 【請求項6】 前記リチウムイオン二次電池は、炭素材
料を具備する負極を有し、前記炭素材料はアモルファス
構造を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
かに記載のリチウムイオン二次電池の放電容量回復方
法。 - 【請求項7】 リチウムイオン二次電池と並列に接続さ
れ、前記リチウムイオン二次電池の両端電圧を測定可能
である電圧検出器と、 前記リチウムイオン二次電池と並列に設けられ、放電容
量回復モードにおいて前記リチウムイオン二次電池から
の放電電流値を制限するための定電流放電回路と、 前記リチウムイオン二次電池の放電モード時に、前記電
圧検出器により検出される電圧に従って前記リチウムイ
オン二次電池の一端を放電端子に選択的に接続するよう
に制御し、入力される放電容量回復指示に従って、前記
リチウムイオン二次電池の一端が前記放電端子から電気
的に切断され、また前記定電流放電回路が前記リチウム
イオン二次電池と並列に接続されて前記放電電流値で前
記リチウムイオン二次電池からの放電が行われるように
制御するためのスイッチ回路とを具備する放電制御回
路。 - 【請求項8】 前記リチウムイオン二次電池の充電時の
電気量が所定値以下になったとき、前記スイッチ回路に
放電容量回復指示を出力する電気量検出回路を更に具備
する請求項7に記載の放電制御回路。 - 【請求項9】 前記スイッチ回路に放電容量回復指示を
手動で出力するための入力ユニットを更に具備する請求
項7または8に記載の放電制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10060644A JP2949705B2 (ja) | 1997-11-17 | 1998-02-25 | 非水電解液二次電池の放電容量回復方法とそのための回路 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-332494 | 1997-11-17 | ||
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