本出願は、測位技術の分野に関し、および詳細には、基準信号に基づく通信方法および関連装置に関する。
現在、測位技術の性能は、基準信号の設定に大きく依存している。基準信号の現在の設定が測位性能要件を満たすことができない場合、端末デバイスが、オンデマンド(On-demand)要求に基づいて基準信号の設定を変更する場合がある。例えば、端末デバイスは、基準信号設定情報を要求するメッセージをネットワークへ送信する場合がある。基準信号設定情報を要求するメッセージは、端末デバイスによって要求された基準信号設定情報、例えば、パターン(pattern)、オン/オフ、周期性、または帯域幅を示す。
前述のプロセスにおいて、基準信号設定情報は端末デバイスによって決定され、すなわち、端末デバイスは、基準信号設定情報が適切かどうか(例えば、現在のネットワークが基準信号設定情報を提供できるかどうか)や、基準信号設定情報が他の端末デバイスによって要求されて成功裏に設定されたかどうかなどは決定することができない。その結果、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が低くなって、端末デバイスの測位要件が満たされることができない。したがって、端末デバイスによって基準信号設定を要求する成功率をどのように改善して端末デバイスの測位要件を満たすかが、現在のフェーズにおいて早急に解決されるべき技法的な課題になる。
本出願の実施形態は、基準信号に基づく通信方法および関連装置を提供し、それにより、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が向上され、それによって端末デバイスの測位要件を満たす。
第1の態様によれば、基準信号に基づく通信方法が提供され、この方法は、
第1の情報を取得するステップであって、この第1の情報が第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットが1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報が、端末デバイスによってオンデマンドで要求された基準信号設定情報である、ステップと、
第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信するステップであって、この第2の情報が、端末デバイスによって要求された第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットが1つまたは複数の基準信号設定情報を含む、ステップと
を含む。
前述の技法的解決策では、端末デバイスは、端末デバイスによって要求された第2の基準信号設定情報セットを第1のネットワークデバイスへ送信するようにオンデマンドで要求され得る1つまたは複数の基準信号設定情報を取得する、と知られることが可能である。すなわち、端末デバイスは、第1の情報を参照して第2の情報を送信してもよく、それにより、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が向上され、それによって端末デバイスの測位要件を満たす。
任意選択で、第2の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。
前述の技法的解決策では、第2の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は第1の基準信号設定情報セットに含まれる、と知られることが可能である。言い換えれば、端末デバイスによって要求された基準信号設定情報が、端末デバイスによって決定された基準信号設定情報が不適切である(例えば、現在のネットワークが基準信号設定情報を提供できない)ために満たされることが可能ではない、という問題が回避され、それにより、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が向上され、それによって端末デバイスの測位要件を満たす。
任意選択で、本方法は、
第1のネットワークデバイスによって送信された第3の情報を受信するステップであって、この第3の情報は、事前設定条件が満たされたときに第2の情報を前記第1のネットワークデバイスへ送信するように端末デバイスに指示する、ステップ
をさらに含む。
前述の技法的解決策では、端末デバイスが第3の情報を受信し、それにより端末デバイスは、事前設定条件が満たされたときに第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信することができる、と知られることが可能である。これにより、端末デバイスが基準信号設定情報を頻繁に要求するので端末デバイスの消費電力が増加してネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
任意選択で、第3の情報は、事前設定された第1の基準信号強度、事前設定された第2の基準信号強度、事前設定された第3の基準信号強度、事前設定された第1の測定結果誤差、事前設定された第2の測定結果誤差、事前設定された第3の測定結果誤差、事前設定された第1の測位精度、事前設定された第2の測位精度、事前設定された第3の測位精度、事前設定された第1の測位精度誤差、事前設定された第2の測位精度誤差、および事前設定された第3の測位精度誤差、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、事前設定条件は、
端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第1の基準信号強度以下である、
端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第1の測定結果誤差以上である、
端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第1の測位精度以下である、および
端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第1の測位精度誤差以上である、
のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、事前設定条件は、
端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第2の基準信号強度以下であり、および端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第3の基準信号強度以上である、
端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第2の測定結果誤差以下であり、および端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第3の測定結果誤差以上である、
端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第2の測位精度以下であり、および端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第3の測位精度以上である、および
端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第2の測位精度誤差以下であり、および端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第3の測位精度誤差以上である、
のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、本方法は:
第2のネットワークデバイスによって送信された第4の情報を受信することをさらに含み、第4の情報は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットおよび/または第3の基準信号設定情報セットを含み、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、第2のネットワークデバイスによって送信された1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第3の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによってオンデマンドで要求された1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および
第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信することは:
第4の情報に基づいて、第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信することを含む。
前述の技法的解決策では、端末デバイスは第4の情報を取得し、それにより端末デバイスは、現在のフェーズでネットワークによって使用されている最新の基準信号設定情報セットに基づいて、および/または、基準信号設定情報が別の端末デバイスによって要求されて、成功裏に設定されたかどうかに関する情報に基づいて、および/または、端末機器によって要求されることが可能である基準信号設定情報セットなどの情報に基づいて、第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信してもよく、それにより、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が向上され、それによって端末デバイスの測位要件を満たして満たす、と知られることが可能である。加えて、これにより、端末デバイスが基準信号設定情報を頻繁に要求するので端末デバイスの消費電力が増加しネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
任意選択で、第3の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。
任意選択で、第1の情報は第1の支援情報を含み、および第1の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含む。
前述の技法的解決策では、第1の情報が第1の支援情報を含むので、第1の支援情報は、異なる粒度の設定情報(例えば、周波数レイヤ情報、送信・受信ノード情報、基準信号リソースセット情報、および基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数)を含み、それにより端末デバイスは、異なる粒度の設定情報を柔軟に参照できる、と知られることが可能である。
任意選択で、第1の情報は第2の支援情報を含み、第2の支援情報は事前定義された支援情報であり、および第2の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含む。
前述の技法的解決策では、第1の情報が第2の支援情報を含むので、第2の支援情報は事前定義された支援情報である、と知られることが可能である。すなわち、第2の支援情報は、新たなプロトコルで搬送されてもよく、それにより後方互換性が改善されることが可能である。加えて、第2の支援情報は、異なる粒度の設定情報(例えば、周波数レイヤ情報、送信・受信ノード情報、基準信号リソースセット情報、および基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数)を含み、それにより端末デバイスは、異なる粒度の設定情報を柔軟に参照することができる。
任意選択で、周波数レイヤ情報は、周波数レイヤ識別情報、サブキャリアスペーシング情報、帯域幅情報、開始物理リソースブロック位置、周波数情報、スペーシング情報、サイクリックプレフィックス情報、および送信・受信ノード情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、送信・受信ノード情報は、基準信号識別情報、セル識別情報、周波数情報、基準信号送信開始時刻情報、基準信号時間差RSTD情報、基準信号時間差不確実性RSTD不確実性情報、および基準信号リソースセット情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、基準信号リソースセット情報は、基準信号リソースセット識別情報、周期性情報、間隔情報、密度情報、シンボル量、同時送信がサポートされていないことを示す情報、同時受信がサポートされていないことを示す情報、電力情報、および基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含み、同時送信がサポートされていないことを示す情報は、端末による基準信号の送信中に、他の情報または基準信号以外の基準信号の送信がサポートされていないことを意味し、および同時受信がサポートされていないことを示す情報は、基準信号の受信中に、他の情報または基準信号以外の基準信号の受信がサポートされていないことを意味する。
任意選択で、基準信号リソース情報は、基準信号リソース識別子、基準信号シーケンス識別情報、間隔情報、および基準信号リソース送受信開始時刻情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、第1の支援情報は、シグナリングNR-DL-PRS-AssistanceData-r16に含まれる。
前述の技法的解決策では、第1の支援情報は、シグナリングNR-DL-PRS-AssistanceData-r16に含まれ、すなわち、第1の支援情報は既存のプロトコルに含まれ得る、と知られることが可能である。したがって、既存のプロトコルに対する影響が小さい。
任意選択で、第2の情報は、周波数レイヤの優先度、送信・受信ノードの優先度、基準信号リソースセットの優先度、および基準信号リソースの優先度、のうちの1つまたは複数をさらに含む。
前述の技法的解決策では、第2の情報は、異なる粒度の優先度情報(例えば、周波数レイヤの優先度、送信・受信ノードの優先度、基準信号リソースセットの優先度、および基準信号リソースの優先度、のうちの1つまたは複数)を含み得、それにより第2のネットワークデバイスは、異なる粒度の優先度情報を知り、それによってネットワークが基準信号を構成する助けになる、と知られることが可能である。
任意選択で、第2の情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化帯域幅部BWPリソースの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの設定情報、セカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの識別子、およびセカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの設定情報、のうちの1つまたは複数をさらに含む。
前述の技法的解決策では、第2の情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの識別子などを含み得、それにより第2のネットワークデバイスは、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの識別子などを知り、それによってネットワークが基準信号を構成する助けになる、と知られることが可能である。
第2の態様によれば、基準信号に基づく通信方法が提供され、この方法は、
第1の情報を端末デバイスへ送信するステップであって、この第1の情報が第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットが1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報が、端末デバイスによってオンデマンドで要求された基準信号設定情報である、ステップと、
端末デバイスによって送信された第2の情報を受信するステップであって、この第2の情報が、端末デバイスによって要求された第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットが1つまたは複数の基準信号設定情報を含む、ステップと
を含む。
前述の技法的解決策では、第1のネットワークデバイスは端末デバイスへ、オンデマンドで要求されることが可能である1つまたは複数の基準信号設定情報を送信し、それにより端末デバイスは、オンデマンドで要求されることが可能であるその1つまたは複数の基準信号設定情報を知る。したがって、端末デバイスによって要求された第2の基準信号設定情報セットは、第1のネットワークデバイスへ送信され得る。すなわち、端末デバイスは、第1の情報を参照して第2の情報を送信してもよく、それにより、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が向上し、それによって端末デバイスの測位要件を満たす。
任意選択で、第2の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。
前述の技法的解決策では、第2の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は第1の基準信号設定情報セットに含まれる、と知られることが可能である。言い換えれば、端末デバイスによって要求された基準信号設定情報が、端末デバイスによって決定された基準信号設定情報が不適切である(例えば、現在のネットワークが基準信号設定情報を提供できない)ために満たされることが可能ではない、という問題が回避され、それにより、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が向上し、それによって端末デバイスの測位要件を満たす。
任意選択で、本方法は、
第3の情報を端末デバイスへ送信するステップであって、この第3の情報は、事前設定条件が満たされたときに第2の情報を前記第1のネットワークデバイスへ送信するように端末デバイスに指示する、ステップ
をさらに含む。
前述の技法的解決策では、第1のネットワークデバイスは第3の情報を端末デバイスへ送信し、それにより端末デバイスは、事前設定条件が満たされたときに第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信することができる、と知られることが可能である。これにより、端末デバイスが基準信号設定情報を頻繁に要求するので端末デバイスの消費電力が増加してネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
任意選択で、第3の情報は、事前設定された第1の基準信号強度、事前設定された第2の基準信号強度、事前設定された第3の基準信号強度、事前設定された第1の測定結果誤差、事前設定された第2の測定結果誤差、事前設定された第3の測定結果誤差、事前設定された第1の測位精度、事前設定された第2の測位精度、事前設定された第3の測位精度、事前設定された第1の測位精度誤差、事前設定された第2の測位精度誤差、および事前設定された第3の測位精度誤差、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、事前設定条件は、
端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第1の基準信号強度以下である、
端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第1の測定結果誤差以上である、
端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第1の測位精度以下である、および
端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第1の測位精度誤差以上である、
のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、事前設定条件は、
端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第2の基準信号強度以下であり、および端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第3の基準信号強度以上である、
端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第2の測定結果誤差以下であり、および端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第3の測定結果誤差以上である、
端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第2の測位精度以下であり、および端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第3の測位精度以上である、および
端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第2の測位精度誤差以下であり、および端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第3の測位精度誤差以上である、
のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、端末デバイスによって送信された第2の情報を受信することは:
端末デバイスによって送信された第2の情報を受信することを含み、第2の情報は第4の情報に基づいて決定され、第4の情報は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットおよび/または第3の基準信号設定情報セットを含み、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、第2のネットワークデバイスによって送信された1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第3の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによってオンデマンドで要求された1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第4の情報は、第2のネットワークデバイスによって送信される。
前述の技法的解決策では、端末デバイスは第4の情報を取得し、それにより端末デバイスは、現在のフェーズでネットワークによって使用されている最新の基準信号設定情報セットに基づいて、および/または、基準信号設定情報が別の端末デバイスによって要求されて、成功裏に設定されたかどうかに関する情報に基づいて、および/または、端末機器によって要求されることが可能である基準信号設定情報セットなどの情報に基づいて、第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信してもよく、それにより、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が向上し、それによって端末デバイスの測位要件を満たして満たす、と知られることが可能である。加えて、これにより、端末デバイスが基準信号設定情報を頻繁に要求するので端末デバイスの消費電力が増加してネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
任意選択で、第4の情報を送信するための誘因条件は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットが変化することである。
前述の技法的解決策では、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットが変化した場合、第2のネットワークデバイスが第4の情報を送信し、それにより端末デバイスは、現在のフェーズでネットワークによって使用されている最新の基準信号設定情報セットに基づいて、および/または、基準信号設定情報が別の端末デバイスによって要求されて、成功裏に設定されたかどうかに関する情報に基づいて、および/または、端末機器によって要求されることが可能である基準信号設定情報セットなどの情報に基づいて、第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信してもよく、それにより、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が向上し、それによって端末デバイスの測位要件を満たす、と知られることが可能である。加えて、これにより、端末デバイスが基準信号設定情報を頻繁に要求するので端末デバイスの消費電力が増加してネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
任意選択で、第3の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。
任意選択で、第1の情報は第1の支援情報を含み、および第1の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含む。
前述の技法的解決策では、第1の情報が第1の支援情報を含むので、第1の支援情報は、異なる粒度の設定情報(例えば、周波数レイヤ情報、送信・受信ノード情報、基準信号リソースセット情報、および基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数)を含み、それにより端末デバイスは、異なる粒度の設定情報を柔軟に参照できる、と知られることが可能である。
任意選択で、第1の情報は第2の支援情報を含み、第2の支援情報は事前定義された支援情報であり、および第2の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含む。
前述の技法的解決策では、第1の情報が第2の支援情報を含むので、第2の支援情報は事前定義された支援情報である、と知られることが可能である。すなわち、第2の支援情報は、新たなプロトコルで搬送されてもよく、それにより後方互換性が改善されることが可能である。加えて、第2の支援情報は、異なる粒度の設定情報(例えば、周波数レイヤ情報、送信・受信ノード情報、基準信号リソースセット情報、および基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数)を含み、それにより端末デバイスは、異なる粒度の設定情報を柔軟に参照することができる。
任意選択で、周波数レイヤ情報は、周波数レイヤ識別情報、サブキャリアスペーシング情報、帯域幅情報、開始物理リソースブロック位置、周波数情報、スペーシング情報、サイクリックプレフィックス情報、および送信・受信ノード情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、送信・受信ノード情報は、基準信号識別情報、セル識別情報、周波数情報、基準信号送信開始時刻情報、基準信号時間差RSTD情報、基準信号時間差不確実性RSTD不確実性情報、および基準信号リソースセット情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、基準信号リソースセット情報は、基準信号リソースセット識別情報、周期性情報、間隔情報、密度情報、シンボル量、同時送信がサポートされていないことを示す情報、同時受信がサポートされていないことを示す情報、電力情報、および基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含み、同時送信がサポートされていないことを示す情報は、端末による基準信号の送信中に、他の情報または基準信号以外の基準信号の送信がサポートされていないことを意味し、および同時受信がサポートされていないことを示す情報は、基準信号の受信中に、他の情報または基準信号以外の基準信号の受信がサポートされていないことを意味する。
任意選択で、基準信号リソース情報は、基準信号リソース識別子、基準信号シーケンス識別情報、間隔情報、および基準信号リソース送受信開始時刻情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、第1の支援情報は、シグナリングNR-DL-PRS-AssistanceData-r16に含まれる。
前述の技法的解決策では、第1の支援情報は、シグナリングNR-DL-PRS-AssistanceData-r16に含まれ、すなわち、第1の支援情報は既存のプロトコルに含まれ得る、と知られることが可能である。したがって、既存のプロトコルに対する影響が小さい。
任意選択で、第2の情報は、周波数レイヤの優先度、送信・受信ノードの優先度、基準信号リソースセットの優先度、および基準信号リソースの優先度、のうちの1つまたは複数をさらに含む。
前述の技法的解決策では、第2の情報は、異なる粒度の優先度情報(例えば、周波数レイヤの優先度、送信・受信ノードの優先度、基準信号リソースセットの優先度、および基準信号リソースの優先度、のうちの1つまたは複数)を含み得、それにより第2のネットワークデバイスは、異なる粒度の優先度情報を知ることができ、それによってネットワークが基準信号を構成する助けになる、と知られることが可能である。
任意選択で、第2の情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化帯域幅部BWPリソースの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの設定情報、セカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの識別子、およびセカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの設定情報、のうちの1つまたは複数をさらに含む。
前述の技法的解決策では、第2の情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの識別子などを含み得、それにより第2のネットワークデバイスは、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの識別子などを知ることができ、それによってネットワークが基準信号を構成する助けになる、と知られることが可能である。
第3の態様によれば、通信装置が提供され、この通信装置はトランシーバモジュールを含み、このトランシーバモジュールは:
第1の情報を取得し、この第1の情報が第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットが1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報が、端末デバイスによってオンデマンドで要求された基準信号設定情報である、および
第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信するように構成され、この第2の情報が、端末デバイスによって要求された第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットが1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
任意選択で、第2の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。
任意選択で、トランシーバモジュールは、第1のネットワークデバイスによって送信された第3の情報を受信するようにさらに構成され、この第3の情報は、事前設定条件が満たされたときに第2の情報を前記第1のネットワークデバイスへ送信するように端末デバイスに指示する。
任意選択で、第3の情報は、事前設定された第1の基準信号強度、事前設定された第2の基準信号強度、事前設定された第3の基準信号強度、事前設定された第1の測定結果誤差、事前設定された第2の測定結果誤差、事前設定された第3の測定結果誤差、事前設定された第1の測位精度、事前設定された第2の測位精度、事前設定された第3の測位精度、事前設定された第1の測位精度誤差、事前設定された第2の測位精度誤差、および事前設定された第3の測位精度誤差、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、事前設定条件は、
端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第1の基準信号強度以下である、
端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第1の測定結果誤差以上である、
端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第1の測位精度以下である、および
端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第1の測位精度誤差以上である、
のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、事前設定条件は、
端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第2の基準信号強度以下であり、および端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第3の基準信号強度以上である、
端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第2の測定結果誤差以下であり、および端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第3の測定結果誤差以上である、
端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第2の測位精度以下であり、および端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第3の測位精度以上である、および
端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第2の測位精度誤差以下であり、および端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第3の測位精度誤差以上である、
のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、トランシーバモジュールは、第2のネットワークデバイスによって送信された第4の情報を受信するようにさらに構成され、この第4の情報は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットおよび/または第3の基準信号設定情報セットを含み、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、第2のネットワークデバイスによって送信された1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第3の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによってオンデマンドで要求された1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および
第1のネットワークデバイスへの第2の情報の送信中、トランシーバモジュールは、第4の情報に基づいて第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信するように構成される。
任意選択で、第3の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。
任意選択で、第1の情報は第1の支援情報を含み、および第1の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、第1の情報は第2の支援情報を含み、第2の支援情報は事前定義された支援情報であり、および第2の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、周波数レイヤ情報は、周波数レイヤ識別情報、サブキャリアスペーシング情報、帯域幅情報、開始物理リソースブロック位置、周波数情報、スペーシング情報、サイクリックプレフィックス情報、および送信・受信ノード情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、送信・受信ノード情報は、基準信号識別情報、セル識別情報、周波数情報、基準信号送信開始時刻情報、基準信号時間差RSTD情報、基準信号時間差不確実性RSTD不確実性情報、および基準信号リソースセット情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、基準信号リソースセット情報は、基準信号リソースセット識別情報、周期性情報、間隔情報、密度情報、シンボル量、同時送信がサポートされていないことを示す情報、同時受信がサポートされていないことを示す情報、電力情報、および基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含み、同時送信がサポートされていないことを示す情報は、端末による基準信号の送信中に、他の情報または基準信号以外の基準信号の送信がサポートされていないことを意味し、および同時受信がサポートされていないことを示す情報は、基準信号の受信中に、他の情報または基準信号以外の基準信号の受信がサポートされていないことを意味する。
任意選択で、基準信号リソース情報は、基準信号リソース識別子、基準信号シーケンス識別情報、間隔情報、および基準信号リソース送受信開始時刻情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、第1の支援情報は、シグナリングNR-DL-PRS-AssistanceData-r16に含まれる。
任意選択で、第2の情報は、周波数レイヤの優先度、送信・受信ノードの優先度、基準信号リソースセットの優先度、および基準信号リソースの優先度、のうちの1つまたは複数をさらに含む。
任意選択で、第2の情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化帯域幅部BWPリソースの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの設定情報、セカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの識別子、およびセカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの設定情報、のうちの1つまたは複数をさらに含む。
第4の態様によれば、通信装置が提供され、この通信装置はトランシーバモジュールを含み、このトランシーバモジュールは:
第1の情報を端末デバイスへ送信し、この第1の情報が第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットが1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報が、端末デバイスによってオンデマンドで要求された基準信号設定情報である、および
端末デバイスによって送信された第2の情報を受信するように構成され、この第2の情報が、端末デバイスによって要求された第2の基準信号設定情報セットを含んで、第2の基準信号設定情報セットが1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
任意選択で、第2の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。
任意選択で、トランシーバモジュールは、第3の情報を端末デバイスへ送信するようにさらに構成され、この第3の情報は、事前設定条件が満たされたときに第2の情報を前記第1のネットワークデバイスへ送信するように端末デバイスに指示する。
任意選択で、端末デバイスによって送信された第2の情報の受信中、トランシーバモジュールは、
端末デバイスによって送信された第2の情報を受信するように構成され、この第2の情報は第4の情報に基づいて決定され、この第4の情報は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットおよび/または第3の基準信号設定情報セットを含み、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、第2のネットワークデバイスによって送信された1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第3の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによってオンデマンドで要求された1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第4の情報は、第2のネットワークデバイスによって送信される。
任意選択で、第4の情報を送信するための誘因条件は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットが変化することである。
任意選択で、第3の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。
任意選択で、第1の情報は第1の支援情報を含み、および第1の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、第1の情報は第2の支援情報を含み、第2の支援情報は事前定義された支援情報であり、および第2の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、周波数レイヤ情報は、周波数レイヤ識別情報、サブキャリアスペーシング情報、帯域幅情報、開始物理リソースブロック位置、周波数情報、スペーシング情報、サイクリックプレフィックス情報、および送信・受信ノード情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、送信・受信ノード情報は、基準信号識別情報、セル識別情報、周波数情報、基準信号送信開始時刻情報、基準信号時間差RSTD情報、基準信号時間差不確実性RSTD不確実性情報、および基準信号リソースセット情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、基準信号リソースセット情報は、基準信号リソースセット識別情報、周期性情報、間隔情報、密度情報、シンボル量、同時送信がサポートされていないことを示す情報、同時受信がサポートされていないことを示す情報、電力情報、および基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含み、同時送信がサポートされていないことを示す情報は、端末による基準信号の送信中に、他の情報または基準信号以外の基準信号の送信がサポートされていないことを意味し、および同時受信がサポートされていないことを示す情報は、基準信号の受信中に、他の情報または基準信号以外の基準信号の受信がサポートされていないことを意味する。
任意選択で、基準信号リソース情報は、基準信号リソース識別子、基準信号シーケンス識別情報、間隔情報、および基準信号リソース送受信開始時刻情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、第1の支援情報は、シグナリングNR-DL-PRS-AssistanceData-r16に含まれる。
任意選択で、第2の情報は、周波数レイヤの優先度、送信・受信ノードの優先度、基準信号リソースセットの優先度、および基準信号リソースの優先度、のうちの1つまたは複数をさらに含む。
任意選択で、第2の情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化帯域幅部BWPリソースの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの設定情報、セカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの識別子、およびセカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの設定情報、のうちの1つまたは複数をさらに含む。
第5の態様によれば、メモリおよびプロセッサを含む通信装置が提供され、メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行するように構成され、およびメモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令の実行により、プロセッサは、第1の態様のいずれか1つに記載の方法、または第2の態様のいずれか1つに記載の方法を実施する。
第6の態様によれば、通信装置が提供され、この通信装置はプロセッサおよび通信インターフェイスを含み、通信インターフェイスは、情報を入力および/または出力するように構成され、およびプロセッサは、コンピュータプログラムを実行するように構成され、それにより装置は、第1の態様または第2の態様のいずれか1つに記載の方法を実施する。
第7の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶しているコンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されるとき、コンピュータプログラムにより、コンピュータは、第1の態様のいずれか1つに記載の方法、または第2の態様のいずれか1つに記載の方法を実行する。
第8の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供され、このコンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムを記憶し、およびコンピュータプログラムがコンピュータによって実行されるとき、コンピュータプログラムにより、コンピュータは、第1の態様のいずれか1つに記載の方法、または第2の態様のいずれか1つに記載の方法を実施する。
第9の態様によれば、前述の端末デバイスおよび前述の第1のネットワークデバイスを含む通信システムが提供される。
本出願の実施形態または従来技術における技法的解決策をより明確に説明するために、以下では、実施形態または従来技術を説明する際に使用される添付図面について簡単に説明する。以下の説明における添付図面は、本出願のいくつかの実施形態を示し、および当業者であればこれらの添付図面から、創造的な努力を伴わずに他の図面をなお導出し得ることは明らかである。
本出願の実施形態による通信システムのインフラストラクチャの図である。
本出願の実施形態に適用可能な特定の可能なネットワークアーキテクチャの概略図である。
本出願の実施形態による、通信装置に適用可能なハードウェアの概略構造図である。
本出願の実施形態による、基準信号に基づく通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による、基準信号に基づくさらに別の通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による、基準信号に基づくさらに別の通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による、基準信号に基づくさらに別の通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による、基準信号に基づくさらに別の通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による、基準信号に基づくさらに別の通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による、基準信号に基づくさらに別の通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による通信装置の概略構造図である。
本出願の実施形態による簡略化端末デバイスの概略構造図である。
本出願の実施形態による簡略化アクセスネットワークデバイスの概略構造図である。
以下では、本出願の実施形態の添付図面を参照して、本出願の実施形態における技法的解決策を説明する。
本出願の実施形態において「システム」および「ネットワーク」という用語は、交換可能に使用され得ると理解されたい。「少なくとも1つ」は1つまたは複数を指し、「複数の」は2つ以上を指す。「および/または」は、関連付けられた対象物を記述するための関連関係であって、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、以下の3つの場合:Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、およびBのみが存在する、を表す場合があり、ここでAとBとは、単数であっても、または複数であってもよい。文字「/」は一般に、関連付けられた対象物が「または」の関係にあることを示す。以下の項目(部分)またはその類似表現のうちの少なくとも1つは、単数の項目(部分)または複数の項目(部分)の任意の組み合わせを含む、これらの項目の任意の組み合わせを指す。例えば、a、b、またはcのうちの少なくとも1つとは、a、b、c、aとb、aとc、bとc、またはaとbとcとを表す場合があり、ここでa、b、およびcは、1つまたは複数であり得る。単数形の表現「1つの」、「1つ」、「その」、「その上」、「その」および「この」は、文脈が明確に反対のことを示さない限り、「1つまたは複数の」などの表現もまた含むことが意図されている。加えて、特にことわらない限り、本出願の実施形態で言及される「第1の」および「第2の」などの序数は、複数の対象物を区別するために使用され、および複数の対象物の順序、時間順序、優先度、または重要度を限定するためには使用されない。
本出願において説明されている「1つの実施形態」、「いくつかの実施形態」などに言及することは、本出願の1つまたは複数の実施形態が、実施形態を参照して説明された特定の特徴、構造、または特性を含むことを示す。したがって、本明細書において「1つの実施形態において」、「いくつかの実施形態において」、「いくつかの他の実施形態において」、「いくつかの追加的な実施形態において」など様々である記述は、必ずしも同じ実施形態を指すものではなく、特にことわらない限り、「1つまたは複数の、しかしすべての実施形態というわけではない」ことをむしろ意味する。「備える」、「含む」、「有する」という用語、およびそれらの変形はすべて、特にことわらない限り、「含むが、限定されない」を意味する。
以下では、本出願に関連するいくつかの名詞(または通信用語)について説明する。
1.周波数レイヤ(測位周波数レイヤ)
周波数レイヤは、1つもしくは複数の送信ノード(送信する点、TP)間、または受信ノード(受信点、RP)間、または送信・受信ノード(送信点および受信点、TRP)間の測位基準信号(positioning reference signal,PRS)リソースセットの集合体を指し、以下の特徴を有する:
1)同じサブキャリア間隔(サブキャリアスペーシング、SCS)およびサイクリックプレフィックス(cyclic prefix,CP)タイプ、
2)同じ中心周波数、
3)同じ周波数点A、
4)同じPRS帯域幅および開始物理リソースブロック(physical resource block,PRB)。
2.送信ノード(送信する点、TP)、受信ノード(受信点、RP)、および送信・受信ノード(送信・受信点、TRP)。
送信ノード(送信する点、TP)は、伝送ノードと記載される場合もまたあり、およびセル、セルの一部、またはDL-PRS専用TP(PRS信号のみが送信され、いかなるセルとも関連付けられていない)の同じ地理的位置を有する送信アンテナのグループ、例えば、アンテナアレイ(1つまたは複数のアンテナユニットを有する)を指す。送信ノードは、基地局(ng-eNBまたはgNB)アンテナ、リモート無線ヘッド(remote radio head,RRH)、基地局のリモートアンテナ、DL-PRS専用TPのアンテナなどを含み得る。セルは、1つまたは複数の送信ノードによって形成され得る。同型配備シナリオでは、送信ノードのそれぞれが1つのセルに対応している場合がある。
受信ノード(受信点、RP)は、同じ地理的位置におけるセル、セルの一部、またはUL-SRS専用TP(SRS信号のみを送信し、およびいかなるセルとも関連付けられていない)の受信アンテナのグループであり、例えば、アンテナアレイ(1つまたは複数のアンテナユニットを有する)である。受信ノードは、基地局(ng-eNBまたはgNB)アンテナ、リモート無線ヘッド(remote radio head,RRH)、基地局のリモートアンテナ、UL-SRS専用TPのアンテナなどを含み得る。セルは、1つまたは複数の受信ノードによって形成され得る。同型配備シナリオでは、受信ノードのそれぞれが1つのセルに対応している場合がある。
送信・受信ノード(送信・受信点、TRP)は、同じ地理的位置を有して送信ノードおよび/または受信ノードの機能をサポートするアンテナのグループを指す。関連する定義および説明については、3GPP TS 38.305-g30を参照されたい。
第5世代移動通信技術(5th generation mobile communication technology,5G)では、中央ユニット(central unit,CU)と1つまたは複数の分散ユニット(distributed unit,DU)とがgNBに統合されると理解されてもよい。1つのDUが1つのセルに対応しており、および1つのセルは1つまたは複数のTRPを含む。
3.測位測定要求
本出願の実施形態において、測位測定要求は、特定の端末デバイスに測位タスクを要求するために使用されるメッセージである。測位タスクは、即時要求(location immediate request,LIR)サービスまたは位置遅延要求(location deferred request,LDR)サービスであってもよい。測位タスクを実行することによって、モバイル通信ネットワークは、端末デバイスの位置情報または位置関連の測位イベントを測位タスクのリクエスタ、すなわち測位リクエスタに通知し得る。測位管理デバイスまたは位置管理機能(location management function,LMF)ネットワーク要素は、特定の端末デバイスの測位要件を管理するように構成され得る。具体的には、測位測定要求を管理することは、測位管理デバイスまたはLMFネットワーク要素が、測位リクエスタによって送信された測位測定要求に基づいて、端末デバイスの位置情報または測定結果情報を測位リクエスタにフィードバックするように、または測位要求によって示された測位イベントが端末デバイスに現れることを測位リクエスタに示すように構成され得ることを意味する。
即時要求サービスは、「即時要求、即時応答」測位サービスであり、および即時要求サービスの測位測定要求はLIRを含み得る。本出願の実装では、測位リクエスタは、端末デバイスが置かれているコアネットワーク要素、例えば、アクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function,AMF)ネットワーク要素またはゲートウェイモバイルロケーションセンター(gateway mobile location center,GMLC)ネットワーク要素へLIRを送信する。AMFネットワーク要素またはGMLCは、測位管理デバイス、またはコアネットワーク内のLMFネットワーク要素などの別のネットワーク要素にLIRを転送し、それにより測位管理デバイスまたはLMFネットワーク要素は、LIRに基づいて端末デバイスの位置情報を測位リクエスタに即座にフィードバックする。
位置遅延要求サービスは遅延特性を有する。測位リクエスタは、端末デバイス、端末デバイスが置かれているコアネットワーク要素、または別の関連ネットワーク要素からの端末デバイスの測位レポートを予約することに相当する。レポートは、特定の測位イベントが満たされた後にもたらされてもよい。例えば、測位イベントは:端末デバイスがエリアから外へ移動する、またはエリアに向けて移動する、端末デバイスの移動距離が閾値距離に達する、または事前設定された報告周期性が満たされる、ことを含む。レポートは、端末デバイスの位置情報を搬送してもよく、および/またはレポートは、前述の位置イベントが、例えば、端末デバイスにエリアから外へ移動するように、またはエリアに向けて移動するように命令するために、満たされていることを示してもよい。
4.測位基準信号(PRS)
測位基準信号は、ダウンリンク測位基準信号(downlink positioning reference signal,DL-PRS)およびアップリンク測位基準信号(uplink positioning reference signal,UL-PRS)を含む。ダウンリンク測位基準信号DL-PRSは通常、略して測位基準信号PRSと呼ばれる。アップリンク測位基準信号UL-PRSは、MIMO用のサウンディング基準信号(sounding reference signal,SRS、3GPP R15およびそれ以前のバージョンで使用される)、および測位サウンディング基準信号(positioning sounding reference signal,pos-SRSまたはSRS)を含む。
5.オンデマンド(On-demand)要求
オンデマンド(On-demand)は、端末デバイスによって測位管理デバイスまたは基地局などのネットワークデバイスに対して開始されて、PRSおよび/またはSRS関連設定を要求する動作または挙動を記述するか、または測位管理デバイスもしくは基地局などのネットワークデバイスによって開始されて、PRSおよび/もしくはSRS関連設定を要求する動作または挙動を記述するか、またはPRSおよび/もしくはSRS関連設定を要求するために基地局などのネットワークデバイスによって開始される動作もしくは挙動を記述する。具体的には、端末デバイス、測位管理デバイス、または基地局などのネットワークデバイスは、特定のPRSおよび/またはSRS関連設定、例えば、PRSパターン(PRS pattern)、オン/オフ、周期性、または帯域幅を要求/提案/推奨し得る。
前述の内容は、本出願の実施形態におけるいくつかの名詞(または通信用語)の意味を簡潔に説明している。本出願の実施形態において提供される基準信号に基づく通信方法をよりよく理解するために、以下では、本出願の実施形態において提供される基準信号に基づく通信方法のシステムアーキテクチャおよび/またはアプリケーションシナリオについて説明する。本出願の実施形態で説明されるシナリオは、本出願の実施形態における技法的解決策をより明確に説明することが意図されており、および本出願の実施形態において提供される技法的解決策に対する限定は構成しないことが理解され得る。
本出願の実施形態における技法的解決策は、第5世代移動通信技術(5th generation mobile communication technology,5G)などに適用され得ると理解されたい。本出願の実施形態における技法的解決策は、別の将来の通信システム、例えば、6G通信システムにさらに適用されてもよい。将来の通信システムでは、機能は同じままであり得るが、名称は変わり得る。
以下では、本出願の実施形態において提供される通信システムの基本アーキテクチャを説明する。図1を参照されたい。図1は、本出願の実施形態による通信システムの基本アーキテクチャである。図1に示されるように、通信システムは、第1のネットワークデバイス10と、第2のネットワークデバイス20と、第1のネットワークデバイス10または第2のネットワークデバイス20と通信する1つまたは複数の端末デバイス30とを含み得る。図1は単なる概略図であり、および本出願で提供される技法的解決策の適用可能なシナリオに対する限定は構成しない。
第1のネットワークデバイス10は、アクセスネットワークデバイス101または測位管理デバイス102であってもよく、および第2のネットワークデバイス20は、アクセスネットワークデバイス101または測位管理デバイス102であってもよい。
アクセスネットワークデバイス101は、ネットワーク側にあって信号を送信し、信号を受信するように、または信号を送信して信号を受信するように構成されたエンティティである。アクセスネットワークデバイス101は、端末デバイス30に無線通信機能を提供するために無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)に配置される装置であってもよく、例えば、様々な形の送信・受信ノード(送信受信点、TRP)、基地局、またはコントローラノードであってもよい。例えば、アクセスネットワークデバイスは、ネットワークコントローラ、無線コントローラ、またはクラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network,CRAN)シナリオにおける無線コントローラである。具体的には、アクセスネットワークデバイス101は、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、中継局、アクセスポイント(access point,AP)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller,RNC)、ノードB(NodeB,NB)、基地局コントローラ(base station controller,BSC)、基地トランシーバ局(base transceiver station,BTS)、ホーム基地局(例えば、ホーム進化型NodeB、もしくはホームNodeB,HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit,BBU)、送信ノード(送信する点、TP)、受信ノード(受信点、RP)、モバイル交換センターなどであってもよく、基地局のアンテナパネルであってもまたよい。コントローラノードは、複数の基地局に接続されてもよく、および複数の基地局によってカバーされる複数の端末のリソースを構成し得る。異なる無線アクセス技術を使用するシステムでは、基地局の機能を有するデバイスの名称が異なる場合がある。例えば、アクセスネットワークデバイスは、5GにおけるgNB、5Gより後のネットワークにおけるネットワーク側デバイス、将来の進化したPLMNネットワークにおけるアクセスネットワークデバイスなどであってもよい。アクセスネットワークデバイス101の具体的な名称は、本出願において限定されていない。加えて、アクセスネットワークデバイス101は、gNBに統合されている中央ユニット(central unit,CU)および分散ユニット(distributed unit,DU)をさらに含み得る。
測位管理デバイス102は、測位精度要件、遅延要件などに基づいた対応する測位方法を選択するように、測位に必要な情報を交換するための対応する通信プロトコルを選択するように、および、その他の必要な情報または測位サービスのための測位ポリシーを提供するように構成される。4G通信では、測位管理デバイス102は、進化型サービングモバイルロケーションセンター(evolved serving mobile location center,E-SMLC)であってもよい。5G通信では、測位管理デバイス102は、位置管理機能(location management function,LMF)ネットワーク要素であってもよい。第6世代(6th Generation,6G)通信などの将来の通信においても、測位管理デバイス102は、依然としてLMFネットワーク要素であってもよく、または別の名称を有してもよい。これは、本出願において限定されていない。
端末デバイス30は、ユーザ側にあって信号を受信するように、信号を送信するように、または信号を受信して信号を送信するように構成されたエンティティである。端末デバイス30は、音声サービスおよびデータ接続サービスのうちの1つまたは複数をユーザに提供するように構成される。端末デバイス30は、無線トランシーバ機能を有している、および、アクセスネットワークデバイスと協働してユーザに通信サービスを提供できる、デバイスであってもよい。具体的には、端末デバイス30は、ユーザ機器(user equipment,UE)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、モバイル局、モバイルコンソール、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置であってもよい。端末デバイス30は、無人航空機、モノのインターネット(internet of things,IoT)デバイス、WLAN内の局(station,ST)、セルラー電話(cellular phone)、スマートフォン(smartphone)、コードレス電話、無線データカード、タブレットコンピュータ、セッション開始プロトコル(session initiation protocol,SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop,WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)デバイス、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、機械型通信(machine type communication,MTC)端末、無線通信機能付きハンドヘルドデバイス、無線モデムに接続されたコンピューティングデバイスまたは別の処理デバイス、車両デバイス、ウェアラブルデバイス(ウェアラブルインテリジェントデバイスと呼ばれる場合もまたある)、仮想現実(virtual reality,VR)端末、拡張現実(augmented reality,AR)端末、産業制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self-driving)における無線端末、リモート医療(remote medical)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全性(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末などであってもまたよい。代替として、端末デバイス30は、デバイス間(device to device,D2D)デバイス、例えば、電力メータまたは水道メータなどであってもよい。代替として、端末デバイス30は、5Gシステムにおける端末であってもよく、または次世代通信システムにおける端末であってもよい。これは、本出願の実施形態において限定されていない。
図1を参照すると、通信システムは、アクセスおよびモビリティ管理デバイス40をさらに含み得る。アクセスおよびモビリティ管理デバイス40は、ネットワークデバイス101と通信してもよく、およびアクセスおよびモビリティ管理デバイス40は、測位管理デバイス102と通信してもよい。
アクセスおよびモビリティ管理デバイス40は主に、モバイルネットワーク内の端末デバイスの登録、モビリティ管理および追跡エリアの更新手順のために使用される。アクセスおよびモビリティ管理デバイス40は、非アクセス層(non-access stratum,NAS)メッセージを終了させ、登録管理、接続管理および到達可能性管理を完了し、追跡エリアリスト(track area list,TA list)、モビリティ管理などを割り当てる。加えて、セッション管理(session management,SM)メッセージが、セッション管理ネットワーク要素に対して透過的にルーティングされる。5G通信において、アクセスおよびモビリティ管理デバイス40は、アクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function,AMF)ネットワーク要素であってもよく、およびNamfは、AMFネットワーク要素によって提供されるサービス指向インターフェイスである。AMFネットワーク要素は、Namfを介して他のネットワーク機能と通信し得る。第6世代(6th Generation,6G)通信などの将来の通信において、アクセスおよびモビリティ管理デバイス40は、依然としてAMFネットワーク要素であってもよく、または別の名称を有してもよい。これは、本出願において限定されていない。
以下では、5G通信システムを例に用いて、本出願の実施形態に適用可能であり具体的に可能なネットワークアーキテクチャの概略図を、図2を参照して説明する。具体的には、図2は、本出願の実施形態に適用可能であり特定の可能なネットワークアーキテクチャの概略図である。ネットワーク構造は、LMFネットワーク要素、AMFネットワーク要素、gNB(またはng-eNB)、端末デバイスなどを含み得る。
gNBは、複数のTPを含み得る。gNBは複数のRPをさらに含み得ることに留意されたい。別の記述法では、gNBが複数のTRPを含み得ると理解されてもよく、理解されてもまたよい。加えて、NL1インターフェイスは、AMFネットワーク要素とLMFネットワーク要素との間の基準点であり、およびNG-Cインターフェイスは、gNB(またはng-eNB)とAMFネットワーク要素との間の基準点であり、および非アクセス層(non-access stratum,NAS)メッセージ、次世代アプリケーションプロトコル(next generation application protocol,NGAP)メッセージなどを送信するために使用される。gNBは、エアインターフェイスを介して端末デバイスと通信する。エアインターフェイスは名称であって、このエアインターフェイスは、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間の通信インターフェイスであってもよい。例えば、4Gでは、エアインターフェイスは、Uuインターフェイス(すなわち、図2のLTE Uuインターフェイス)と呼ばれる。5Gでは、エアインターフェイスは、新無線(new radio,NR)インターフェイスと呼ばれる(すなわち、図2のNR Uuインターフェイス)。
加えて、AMFネットワーク要素は、サービス指向インターフェイスを介してインタラクションを実施してもまたよい。例えば、AMFネットワーク要素によって外部システムに提供されるサービス指向インターフェイスは、Namfであってもよい。関連する説明については、3GPP TS 23501規格の5Gシステムアーキテクチャ(5G system architecture)の図を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
図2において、LMFネットワーク要素の制御プレーンおよびユーザプレーンはそれぞれ、進化型サービングモバイルロケーションセンター(evolved-serving mobile location center,E-SMLC)およびSUPLロケーションプラットフォーム(SUPL location platform,SLP)であることに留意されたい。このようにして、以下の情報がgNB/ng-eNBおよび端末デバイスと交換されることが可能である。:情報が、NR測位プロトコルアネックス(NR positioning protocol annex,NRPPa)メッセージを使用することによって、例えば、PRSおよびサウンディング基準信号(sounding reference signal,SRS)に関する設定情報、セルタイミング、セル位置情報などを取得することによって、ng-eNB/gNBと交換し、端末デバイスの能力情報、支援情報、測定情報などが、LTE測位プロトコル(LTE positioning protocol,LPP)メッセージを使用することによって端末デバイス間で転送される。AMFネットワーク要素は、端末デバイスに関連する位置サービス要求を5Gコアネットワークの位置サービス(location services,LCS)エンティティから送信してもよく、またはAMFネットワーク要素は、いくつかの位置サービスを特定の端末デバイスの代わりに開始し、および位置サービス要求をLMFネットワーク要素へ転送してもよい。端末デバイスによって返された位置情報が取得された後、関連する位置情報が5GコアネットワークのLCSエンティティに返される。端末デバイスは、gNBおよび他のソースからのダウンリンク信号を測定して測位をサポートし得る。gNB/ng-eNBは、測定情報を端末デバイスに提供し、およびその情報をLMFネットワーク要素へ伝達し得る。
前述のネットワーク要素もしくは機能は、ハードウェアデバイス内のネットワーク要素であってもよく、または専用ハードウェア上で動作するソフトウェア機能であってもよく、またはプラットフォーム(例えば、クラウドプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能であってもよい、と理解されてもよい。前述のネットワーク要素または機能は、1つまたは複数のサービスに分割されてもよい。さらに、ネットワーク機能から独立しているサービスが存在してもよい。本出願では、前述の機能のインスタンス、前述の機能に含まれるサービスのインスタンス、またはネットワーク機能から独立しているサービスインスタンスが、すべてサービスインスタンスと呼ばれる場合がある。
加えて、本出願の実施形態において提供される技法的解決策は、複数のシステムアーキテクチャに適用可能であり得る。本出願の実施形態で説明されるネットワークアーキテクチャおよびサービスシナリオは、本出願の実施形態における技法的解決策をより明確に説明することが意図されているが、本出願の実施形態において提供される技法的解決策に対する限定は構成しない。当業者は、ネットワークアーキテクチャが進化し、および新たなサービスシナリオが出現するにつれて、本出願の実施形態において提供される技法的解決策もまた、同様の技法的問題に適用可能であることを知り得る。
任意選択で、図1のネットワーク要素のそれぞれ(例えば、第1のネットワークデバイス10、第2のネットワークデバイス20、端末デバイス30、アクセスおよびモビリティ管理デバイス40)は、1つのデバイスによって実行されてもよく、または複数のデバイスによって共同で実行されてもよく、またはデバイス内の機能モジュールであってもよい。これは、本出願の実施形態では特に限定されない。前述の機能は、ハードウェアデバイス内のネットワーク要素であってもよく、または専用ハードウェア上で動作するソフトウェア機能であってもよく、またはプラットフォーム(例えば、クラウドプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能であってもよい、と理解されてもよい。
例えば、図1のデバイスのそれぞれは、図3の通信装置300を使用して実行され得る。図3は、本出願の実施形態による通信装置に適用可能なハードウェアの概略構造図である。通信装置300は、少なくとも1つのプロセッサ301と、通信ライン302と、メモリ303と、少なくとも1つの通信インターフェイス304とを含む。
プロセッサ301は、汎用中央処理ユニット(central processing unit,CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)、または本出願の解決策のプログラム実行を制御するように構成された1つまたは複数の集積回路であってもよい。
通信ライン302は、前述の構成要素間で情報を送信するための経路を含み得る。
通信インターフェイス304は、任意のトランシーバタイプの装置(アンテナなど)であり、および別のデバイスと、またはイーサネット、RAN、もしくは無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network,WLAN)などの通信ネットワークと通信するように構成される。
メモリ303は、静的な情報および命令を記憶することができる読み出し専用メモリ(read-only memory,ROM)もしくは他のタイプのスタティックストレージデバイス、または情報および命令を記憶することができるランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)もしくは他のタイプのダイナミックストレージデバイスであってよく、または、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory,EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(compact disc read-only memory,CD-ROM)もしくは他のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザーディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ光ディスクなどを含む)、磁気ディスクストレージ媒体もしくは他の磁気ストレージデバイス、または、予想されるプログラムコードを命令またはデータ構造の形で保持もしくは記憶するように使用されることが可能であり、およびコンピュータによってアクセスされることが可能である他の任意の媒体であってもよい。これは、それらに限定されない。メモリは独立して存在してもよく、および通信ライン302を介してプロセッサに接続される。代替として、メモリとプロセッサとは一体化されてもよい。本出願のこの実施形態で提供されるメモリは、一般に不揮発性であり得る。メモリ303は、本出願の解決策を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されて、プロセッサ301が実行を制御する。プロセッサ301は、メモリ303に記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行して、本出願の以下の実施形態で提供される方法を実行するように構成される。
任意選択で、本出願の実施形態におけるコンピュータ実行可能命令は、アプリケーションプログラムコードと呼ばれる場合もまたある。これは、本出願の実施形態において特に限定されていない。
可能な実装において、プロセッサ301は、1つまたは複数のCPU、例えば、図3のCPU 0およびCPU 1を含み得る。
可能な実装では、通信装置300は、複数のプロセッサ、例えば、図3のプロセッサ301およびプロセッサ307を含み得る。これらのプロセッサのそれぞれは、シングルコア(single-CPU)プロセッサであってもよく、またはマルチコア(multi-CPU)プロセッサであってもよい。本明細書のプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つまたは複数のデバイス、回路、および/または処理コアであってもよい。
可能な実装では、通信装置300は、出力デバイス305および入力デバイス306をさらに含み得る。出力デバイス305は、プロセッサ301と通信して、情報を複数の手法で表示し得る。例えば、出力デバイス305は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display,LCD)、発光ダイオード(light emitting diode,LED)ディスプレイデバイス、陰極線管(cathode ray tube、CRT)ディスプレイデバイス、またはプロジェクタ(projector)であってもよい。入力デバイス306は、プロセッサ301と通信して、複数の手法でユーザ入力を受信し得る。例えば、入力デバイス306は、マウス、キーボード、タッチスクリーンデバイス、またはセンサデバイスであってもよい。
前述の通信装置300は、汎用デバイスまたは専用デバイスであってもよい。特定の実装では、通信装置300は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線端末デバイス、埋め込みデバイス、または図3の同様の構造を有するデバイスであってもよい。通信装置300のタイプは、本出願のこの実施形態において限定されていない。
以下では、添付図面を参照して、本出願の実施形態において提供される技法的解決策を説明する。
図4を参照されたい。図4は、本願の実施形態による基準信号に基づく通信方法の概略フローチャートである。図4の端末デバイスは、図1の端末デバイス30である場合があり、および図4の第1のネットワークデバイスは、図1の第1のネットワークデバイス10である場合がある。図4に示されるように、この方法は、限定されるわけではないが、以下のステップを含む。
401:端末デバイスは、第1の情報を取得し、ここで、第1の情報は、第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報は、端末デバイスによってオンデマンドで要求される基準信号設定情報である。
オンデマンド要求については、前述の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細について再度説明されない。
任意選択で、ステップ401は、以下のステップを含む場合がある。端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信される第1の情報を受信する。代替として、端末デバイスは、測位管理デバイスによって送信される第1の情報を受信する。代替として、端末デバイスは、外部インターフェイス(運用管理および保守(operation administration and maintenance,OAM)など)から、または別の方式で、第1の情報を取得する。
例えば、端末デバイスがアクセスネットワークデバイスによって送信される第1の情報を受信することは、以下のステップを含む。端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信される第1の無線リソース制御(radio resource control,RRC)メッセージまたは第1のシステム情報を受信し、ここで、第1のRRCメッセージまたは第1のシステム情報が、第1の情報を含む。
可能な実装では、第1のシステム情報は、第1の測位システム情報ブロック(positioning system information block,posSIB)を含む場合があり、ここで、第1のposSIBは、第1の情報を含む場合がある。
例えば、端末デバイスが測位管理デバイスによって送信される第1の情報を受信することは、以下のステップを含む。端末デバイスは、測位管理デバイスによって送信される第1のLTE測位プロトコル(LTE positioning protocol,LPP)メッセージを受信し、ここで、第1のLPPメッセージが、第1の情報を含む。
本出願では、可能な実装では、測位管理デバイスは、第1の要求メッセージをアクセスネットワークデバイスに送信する場合があり、ここで、第1の要求メッセージは、第1の情報を要求するために使用されることに留意されたい。測位管理デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信される第1の応答メッセージを受信する場合があり、ここで、第1の応答メッセージが、第1の情報を示す。測位管理デバイスは、第1の情報を端末デバイスに送信する場合がある。第1の要求メッセージおよび第1の応答メッセージは、例えば新ワイヤレス測位プロトコルアネックス(NR positioning protocol annex,NRPPa)メッセージである場合がある。これは、本明細書では限定されない。
第1の基準信号設定情報セットが端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つまたは複数の基準信号設定情報を含むことは、以下のように理解され得る。:第1の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによって要求されることが許される1つもしくは複数の基準信号設定情報を含む、第1の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによって要求されることが可能な1つもしくは複数の基準信号設定情報を含む、第1の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによって要求される場合がある1つもしくは複数の基準信号設定情報を含む、または第1の基準信号設定情報セットは、アクセスネットワークデバイスによって事前設定される1つもしくは複数の基準信号設定情報を含む。これは、本明細書では限定されない。端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つまたは複数の基準信号設定情報のそれぞれは、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報のうちの1つまたは複数を含み得る。
可能な実装では、第1の情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
さらに別の可能な実装では、第1の情報は、第1の支援情報を含む場合があり、および第1の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報のうちの1つまたは複数を含む。
さらに別の可能な実装では、第1の情報は、第2の支援情報を含む場合があり、第2の支援情報は、事前定義された支援情報であり、および第2の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報のうちの1つまたは複数を含む。
本出願では、事前定義されたとは、事前定義されたことが既存の3GPP規格には存在しないものとして理解され得ることに留意されたい。
例えば、第2の支援情報は事前定義された支援情報であることは、第2の支援情報は新たに定義された支援情報であるとして理解され得る。
例えば、第1の支援情報は、第1のシグナリングに含まれる場合があり、第2の支援情報は、第2のシグナリングに含まれる場合があり、および第1のシグナリングは、第2のシグナリングとは異なる。
可能な実装では、第1のシグナリングは、異なる測位方法で共有される支援情報シグナリングを提供され得る。例えば、第1のシグナリングは、シグナリングCommonIEsRequestAssistanceData、シグナリングProvideAssistanceData、もしくはシグナリングNR-DL-PRS-AssistanceData、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、または前述のシグナリングのうちのいずれか1つの拡張フィールドを有するシグナリングであり得る。これは、本明細書では限定されない。
さらに別の可能な実装では、第1のシグナリングは、特定の測位方法の支援情報提供シグナリングである場合がある。例えば、第1のシグナリングは、シグナリングNR-DL-TDOA-ProvideAssistanceData、シグナリングNR-DL-AoD-ProvideAssictanceData、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、または前述のシグナリングのうちのいずれか1つの拡張フィールドを有するシグナリングであり得る。これは、本明細書では限定されない。
さらに別の可能な実装では、第1のシグナリングは、異なる測位方法で共有される位置情報要求シグナリングである場合がある。例えば、第1のシグナリングは、シグナリングCommonIEsRequestLocationInformationもしくはシグナリングRequestLocationInformation、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、または前述のシグナリングのうちのいずれか1つの拡張フィールドを有するシグナリングであり得る。これは、本明細書では限定されない。
さらに別の可能な実装では、第1のシグナリングは、特定の測位方法の位置情報要求シグナリングである場合がある。例えば、第1のシグナリングは、シグナリングNR-DL-TDOA-RequestLocationInformationもしくはシグナリングNR-DL-AoD-RequestLocationInformation、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、または前述のシグナリングのうちのいずれか1つの拡張フィールドを有するシグナリングであり得る。これは、本明細書では限定されない。
端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つもしくは複数の基準信号設定情報のそれぞれが第1の支援情報を含む場合があり、端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つもしくは複数の基準信号設定情報のそれぞれが第2の支援情報を含む場合があり、または端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つもしくは複数の基準信号設定情報のそれぞれが第1の支援情報と第2の支援情報とを含む場合があることは理解され得る。これは、本明細書では限定されない。
任意選択で、周波数レイヤ情報は、周波数レイヤ識別情報(測位基準信号が送信されることが可能な周波数レイヤを示す)、サブキャリアスペーシング情報、帯域幅情報、開始物理リソースブロック位置、周波数情報、スペーシング情報、サイクリックプレフィックス情報、および送信・受信ノード情報のうちの1つまたは複数を含み得る。
サブキャリアスペーシング情報(dl-PRS-SubcarrierSpacing)は、ダウンリンクPRSリソースのサブキャリアスペーシングを示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
帯域幅情報(dl-PRS-ResourceBandwidth)は、ダウンリンクPRSリソースに割り当てられたPRB物理リソースブロック(physical resource block、PRB)の数量を示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
開始物理リソースブロック位置(dl-PRS-StartPRB)は、測位周波数レイヤにおける基準ダウンリンクPRS周波数Aに対するオフセットの開始PRB指標として定義される。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
周波数情報(dl-PRS-PointA)は、DL-PRS基準リソースブロックの絶対周波数を示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
スペーシング情報(dl-PRS-CombSizeN)は、ダウンリンクPRSリソースのシンボルのそれぞれのリソース要素スペーシングを示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
サイクリックプレフィックス情報(dl-PRS-CyclicPrefix)は、ダウンリンクPRSリソースのサイクリックプレフィックス長を示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
任意選択で、送信・受信ノード情報は、基準信号識別情報、セル識別情報、周波数情報、基準信号送信開始時刻情報、基準信号時間差(reference signal time difference,RSTD)情報、基準信号時間差不確実性RSTD不確実性情報、および基準信号リソースセット情報のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
基準信号識別情報(dl-PRS-ID)は、ダウンリンクPRSリソースを一意に識別するためにダウンリンクPRSリソースセット識別子およびダウンリンクPRSリソース識別子と共に使用されて、単一のTRPと関連付けられる。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
セル識別情報は、物理セル識別子(nr-PhysCellID)およびグローバルセル識別子(nr-CellGlobalID)を含む場合がある。nr-PhysCellIDは、TRPの物理セル識別子を示し、およびnr-CellGlobalIDは、NCGI、すなわちTS38.331[35]に定義されるNRユニットのグローバルに一意の識別子を示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
周波数情報(nr-ARFCN)は、TRPのNR-ARFCNを示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
基準信号送信開始時刻情報(nr-DL-PRS-SFN0-Offset)は、支援データ基準TRPのSFN#0タイムスロット#0に対する所与のTRPのSFN#0タイムスロット#0の時間オフセットを示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
基準信号時間差情報(nr-DL-PRS-ExpectedRSTD)は、ターゲットデバイス(端末デバイス)がTRPと支援データ基準TRPとの間で測定すると予期するRSTD値を示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
前述の基準信号時間差不確実性情報は、nr DL PRS ExpectedRSTD値の不確実性を示す。この不確実性は、測位サーバによるターゲットデバイス位置の以前の推定に関係する(本出願では、測位サーバは、測位管理デバイスとして理解され得る)。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
任意選択で、基準信号リソースセット情報は、基準信号リソースセット識別情報、周期性情報、間隔情報、密度情報、シンボル量、同時送信がサポートされていないことを示す情報、同時受信がサポートされていないことを示す情報、電力情報、および基準信号リソース情報のうちの1つまたは複数を含む場合があり、同時送信がサポートされていないことを示す情報は、端末による基準信号の送信中に、他の情報またはその基準信号以外の基準信号の送信がサポートされていないことを意味し、および同時受信がサポートされていないことを示す情報は、基準信号の受信中に、他の情報またはその基準信号以外の基準信号の受信がサポートされていないことを意味する。
周期性情報および間隔情報(dl-PRS-Periodicity-and-ResourceSetSlotOffset)は、ダウンリンクPRSリソースセットのそれぞれを用いて設定されるタイムスロット中のダウンリンクPRS割当て周期性と、SFN#0のタイムスロット#0に対するダウンリンクPRSリソースセットについて設定されたTRPのタイムスロットオフセットとを示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
前述の密度情報(dl-PRS-ResourceRepetitionFactor)は、ダウンリンクPRSリソースのそれぞれがダウンリンクPRSリソースセットの1つのインスタンスについて何回繰り返されるかを示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
シンボル量(dl-PRS-NumSymbols)は、1つのスロット中のダウンリンクPRSリソースのそれぞれのシンボル量を示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
電力情報(dl-PRS-ResorucePower)は、PRS送信に使用されるPRSを搬送するリソース要素の平均EPREをdBmで示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
任意選択で、基準信号リソース情報は、基準信号リソース識別子、基準信号シーケンス識別情報、間隔情報、および基準信号リソース送受信開始時刻情報のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
基準信号シーケンス識別情報(dl-PRS-SequenceID)は、所与のダウンリンクPRSリソース上での送信のためのダウンリンクPRSシーケンスの生成のための擬似乱数生成器TS38.211[45,5.2.1]で使用されるcinit値を初期化するために使用されるシーケンスIdを示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
スペーシング情報(dl-PRS-CombSizeN-AndReOffset)は、ダウンリンクPRSリソースのシンボルのそれぞれにおけるリソース要素スペーシングと、ダウンリンクPRSリソース中の第1のシンボルの周波数領域中のリソース要素(RE)オフセットとを示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
基準信号リソース送受信開始時刻情報は、基準信号リソース送受信開始タイムスロット情報、および基準信号リソース送受信開始シンボル情報のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
基準信号リソース送受信開始タイムスロット情報(dl-PRS-ResourceSlotOffset)は、対応するダウンリンクPRSリソースセットタイムスロットオフセットに対するダウンリンクPRSリソースの開始タイムスロットを示す(このフィールドは、対応するDL-PRS-Resource Set Slot Offsetを基準としてDL-PRS Resourceの開始スロットを指定する)。基準信号リソース送受信開始シンボル情報(dl-PRS-ResourceSymbolOffset)は、ダウンリンクPRS ResourceSlotOffsetを用いて決定されたタイムスロット中のDL-PRSリソースの開始シンボルを示す(このフィールドは、dl-PRS-ResourceSlotOffsetによって決定されるスロット内のDL-PRS Resourceの開始シンボルを指定する)。
可能な実装では、第1の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報を含む場合がある。例えば、第1の支援情報のIE(詳細については、仕様3GPP TS 37.355参照)は、以下である場合がある:NR-DL-PRS-AssistanceData-r16 ::= SEQUENCE {
nr-DL-PRS-ReferenceInfo-r16 DL-PRS-ID-Info-r16,
nr-DL-PRS-AssistanceDataList-r16 SEQUENCE (SIZE (1..nrMaxFreqLayers-r16)) OF
NR-DL-PRS-AssistanceDataPerFreq-r16,
nr-SSB-Config-r16 SEQUENCE (SIZE (1..nrMaxTRPs-r16)) OF
NR-SSB-Config-r16 OPTIONAL,-- Need ON
...
}
NR-DL-PRS-AssistanceDataPerFreq-r16 ::= SEQUENCE {
nr-DL-PRS-PositioningFrequencyLayer-r16
NR-DL-PRS-PositioningFrequencyLayer-r16,
nr-DL-PRS-AssistanceDataPerFreq-r16 SEQUENCE(SIZE (1..nrMaxTRPsPerFreq-r16)) OF
NR-DL-PRS-AssistanceDataPerTRP-r16,
さらに別の可能な実装では、第1の支援情報は、1つまたは複数の送信・受信ノード情報を含む場合がある。例えば、第1の支援情報のIE(詳細については、仕様3GPP TS 37.355参照)は、以下である場合がある:
NR-DL-PRS-AssistanceDataPerTRP-r16 ::= SEQUENCE {
dl-PRS-ID-r16 INTEGER (0..255),
nr-PhyaCellID-r16 NR- PhyaCellID-r16 OPTIONAL, -- Need ON
nr-CellGlobalID-r16 NCGIID-r15 OPTIONAL, -- Need ON
nr-ARFCN-r16 ARFCN-Value-NR-r15 OPTIONAL, -- Cond NotSameAsReServ
nr-DL-PRS-SFNO-offset -r16 nr-DL-PRS-SFNO-offset -r16,
nr-DL-PRS-ExpectedRSTD-r16 INTEGER (-3841..3841),
nr-DL-PRS-ExpectedRSTD-Uncertainty-r16
INTEGER (0..246),
nr-DL-PRS-Info-r16 NR-DL-PRS-Info-r16,
さらに別の可能な実装では、第1の支援情報は、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報を含む場合がある。例えば、第1の支援情報のIE(詳細については、仕様3GPP TS 37.355参照)は、以下である場合がある:
NR-DL-PRS-AssistanceDataPerTRP-r16 ::= SEQUENCE {
dl-PRS-ID-r16 INTEGER (0..255),
nr-PhyaCellID-r16 NR- PhyaCellID-r16 OPTIONAL, -- Need ON
nr-CellGlobalID-r16 NCGIID-r15 OPTIONAL, -- Need ON
nr-ARFCN-r16 ARFCN-Value-NR-r15 OPTIONAL, -- Cond NotSameAsReServ
nr-DL-PRS-SFNO-offset -r16 nr-DL-PRS-SFNO-offset -r16,
nr-DL-PRS-ExpectedRSTD-r16 INTEGER (-3841..3841),
nr-DL-PRS-ExpectedRSTD-Uncertainty-r16
INTEGER (0..246),
nr-DL-PRS-Info-r16 NR-DL-PRS-Info-r16,
さらに別の可能な実装では、第1の支援情報は、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報を含む場合がある。例えば、第1の支援情報のIE(詳細については、仕様3GPP TS 37.355参照)は、以下である場合がある:
NR-DL-PRS-info-r16 ::= SEQUENCE {
nr-DL-PRS-ResourceSetList-r16 SEQUENCE(SIZE(1..nrMaxSetsPerTrp-r16))OF
nr-DL-PRS-ResourceSet-r16,
さらに別の可能な実装では、第1の支援情報は、1つまたは複数の基準信号リソース情報を含む場合がある。例えば、第1の支援情報のIE(詳細については、仕様3GPP TS 37.355参照)は、以下である場合がある:
NR-DL-PRS-ResourceSetList-r16 ::= SEQUENCE {
nr-DL-PRS-ResourceSetID-r16 nr-DL-PRS-ResourceSetID-r16,
<----irrelevant omitted---->
dl-PRS-ResourceList-r16 SEQUENCE(SIZE(1..nrMaxResourcesPerSet-r16))OF
nr-DL-PRS-Resource-r16,
さらに別の可能な実装では、第1の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報のうちの1つまたは複数を含む。第1の支援情報のIE(詳細については、仕様3GPP TS 37.355参照)は、前述の例における任意の組み合わせであり得る。本明細書では、詳細は再度説明されない。
イタリック体のシグナリングは、本発明における新たに追加されたIEの例である。本出願では、r**は、r17またはr17より後のプロトコルバージョン(例えばr18またはr19)として理解され得ることに留意されたい。これは、本明細書では限定されない。
第1の支援情報のIEを参照すると、第1の支援情報中の1つまたは複数の周波数レイヤ情報は、第3のシグナリングに含まれる場合があり、および第3のシグナリングは、事前定義されたシグナリングまたは固定されたシグナリングである場合があると、知られることが可能である。これは、本明細書では限定されない。例えば、第3のシグナリングは、シグナリングnr-OnDemand-DL-PRS-PositioningFrequencyLayer、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはnr-OnDemand-DL-PRS-PositioningFrequencyLayerの拡張フィールドを有するシグナリングであり得る。これは、本明細書では限定されない。第3のシグナリングは、第1のシグナリングを含む場合がある。これは、本明細書では限定されない。
シグナリングnr-DL-PRS-PositioningFrequencyLayerについては、端末デバイスは、シグナリングnr-DL-PRS-PositioningFrequencyLayerを受信した後で対応するPRS測定を実行する必要がある。第3のシグナリングについては、端末デバイスは、第3のシグナリングを受信した直後に対応するPRS測定を実行する必要がない場合があり、例えば、測位サービス要求が終了した後で対応するPRS測定を実行する場合があり、および事前設定された条件が満たされたときに、端末デバイスは、端末デバイスによって要求される1つまたは複数の周波数レイヤ情報を第1のネットワークデバイスに送信する。
可能な実装では、事前設定された条件は、端末デバイスによって測定される基準信号強度が事前設定された第1の基準信号強度以下である、端末デバイスの測定結果誤差が事前設定された第1の測定結果誤差以上である、および端末デバイスによって測定される測位精度が事前設定された第1の測位精度以下である、および端末デバイスによって測定される測位精度誤差が事前設定された第1の測位精度誤差以上である、のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
端末デバイスによって測定される基準信号強度および事前設定された第1の基準信号強度は、基準信号受信電力(reference signal received power,RSRP)、基準信号受信品質(reference signal received quality,RSRQ)、および信号対干渉雑音比(signal to interference plus noise ratio,SINR)のうちの1つを含む場合がある。これは、本明細書では限定されない。
端末デバイスの測定結果は、端末デバイスがPRS測定を実行した後で直接または間接的に得られる測定量である場合がある。例えば、端末デバイスの測定結果は、PRS基準信号受信電力(reference signal received power,RSRP)、基準信号時間差(Reference Signal Time Difference,RSTD、基準TRPと隣接するセルのTRPとの間の相対時間差)、受信と送信との間の時間差(基準信号の受信と送信との間の時間差)のうちの1つを含み得る。
端末デバイスの測定結果誤差は、端末デバイスがPRS測定を実行した後で直接または間接的に得られる測定量の誤差である場合がある。例えば、端末デバイスの測定結果誤差は、測定品質(Timing Quality)を用いて取得または評価される場合がある。
端末デバイスによって測定される測位精度(測位確度)は、測定結果および他の支援データに基づいて端末デバイス、測位管理デバイス、アクセスネットワークデバイスなどによって得られる、実際の位置から偏位している端末デバイスの位置についての偏差である場合がある。
端末デバイスによって測定される測位精度誤差は、端末デバイス、測位管理デバイス、アクセスネットワークデバイスなどによって得られる、端末デバイスの測位精度についての誤差である場合があり、例えば信頼水準(confidence level)を用いて取得または評価される場合がある。
事前設定された第1の基準信号強度、事前設定された第1の測定結果誤差、事前設定された第1の測位精度、および事前設定された第1の測位精度誤差は、測位管理デバイスまたはアクセスネットワークデバイスによって事前定義される場合があり、または固定されている場合がある。これは、本明細書では限定されない。
さらに別の可能な実装では、事前設定された条件は、端末デバイスによって測定される基準信号強度が事前設定された第1の基準信号強度より大きい、端末デバイスの測定結果誤差が事前設定された第1の測定結果誤差未満である、端末デバイスによって測定される測位精度が事前設定された第1の測位精度より大きい、および端末デバイスによって測定される測位精度誤差が事前設定された第1の測位精度誤差未満である、のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
さらに別の可能な実装では、事前設定された条件は、
端末デバイスによって測定される基準信号強度が事前設定された第2の基準信号強度以下であって、端末デバイスによって測定される基準信号強度が事前設定された第3の基準信号強度以上である、
端末デバイスの測定結果誤差が事前設定された第2の測定結果誤差以下であって、端末デバイスの測定結果誤差が事前設定された第3の測定結果誤差以上である、
端末デバイスによって測定される測位精度が事前設定された第2の測位精度以下であって、端末デバイスによって測定される測位精度が事前設定された第3の測位精度以上である、および
端末デバイスによって測定される測位精度誤差が事前設定された第2の測位精度誤差以下であって、端末デバイスによって測定される測位精度誤差が事前設定された第3の測位精度誤差以上である、
のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
事前設定された第2の基準信号強度および事前設定された第3の基準信号強度は、基準信号受信電力(reference signal received power,RSRP)、基準信号受信品質(reference signal received quality,RSRQ)、および信号対干渉雑音比(signal to interference plus noise ratio,SINR)のうちの1つを含む場合がある。これは、本明細書では限定されない。
事前設定された第2の基準信号強度、事前設定された第3の基準信号強度、事前設定された第2の測位精度、事前設定された第3の測位精度、事前設定された第2の測位精度誤差、および事前設定された第3の測位精度誤差は、測位管理デバイスまたはアクセスネットワークデバイスによって事前定義される場合もあるし、固定されている場合もある。これは、本明細書では限定されない。
事前設定された第1の基準信号強度は、事前設定された第2の基準信号強度以上である場合がある、または事前設定された第1の基準信号強度は、事前設定された第3の基準信号強度以下である場合がある。事前設定された第1の測定結果誤差は、事前設定された第2の測定結果誤差以上である場合がある、または事前設定された第1の測位精度は、事前設定された第3の測位精度以下である場合がある。事前設定された第1の測位精度は、事前設定された第2の測位精度以上である場合がある、または事前設定された第1の測位精度は、事前設定された第3の測位精度以下である場合がある。事前設定された第1の測位精度誤差は、事前設定された第2の測位精度誤差以上である場合がある、または事前設定された第1の測位精度誤差は、事前設定された第3の測位精度誤差以下である場合がある。これは、本明細書では限定されない。
さらに別の可能な実装では、事前設定された条件は、
端末デバイスによって測定される基準信号強度が事前設定された第2の基準信号強度以下である、
端末デバイスの測定結果誤差が事前設定された第2の測定結果誤差以下である、
端末デバイスによって測定される測位精度が事前設定された第2の測位精度以下である、および
端末デバイスによって測定される測位精度誤差が事前設定された第2の測位精度誤差以下である
のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
さらに別の可能な実装では、事前設定された条件は、
端末デバイスによって測定される基準信号強度が事前設定された第2の基準信号強度より大きい、
端末デバイスの測定結果誤差が事前設定された第2の測定結果誤差より大きい、
端末デバイスによって測定される測位精度が事前設定された第2の測位精度より大きい、および
端末デバイスによって測定される測位精度誤差が事前設定された第2の測位精度誤差より大きい
のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
さらに別の可能な実装では、事前設定された条件は、
端末デバイスによって測定される基準信号強度が事前設定された第3の基準信号強度以上である、
端末デバイスの測定結果誤差が事前設定された第3の測定結果誤差以上である、
端末デバイスによって測定される測位精度が事前設定された第3の測位精度以上である、および
端末デバイスによって測定される測位精度誤差が事前設定された第3の測位精度誤差以上である
のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
さらに別の可能な実装では、事前設定された条件は、
端末デバイスによって測定される基準信号強度が事前設定された第3の基準信号強度未満である、
端末デバイスの測定結果誤差が事前設定された第3の測定結果誤差未満である、
端末デバイスによって測定される測位精度が事前設定された第3の測位精度未満である、および
端末デバイスによって測定される測位精度誤差が事前設定された第3の測位精度誤差未満である
のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
第3の情報は、事前設定された第1の基準信号強度、事前設定された第2の基準信号強度、事前設定された第3の基準信号強度、事前設定された第1の測定結果誤差、事前設定された第2の測定結果誤差、事前設定された第3の測定結果誤差、事前設定された第1の測位精度、事前設定された第2の測位精度、事前設定された第3の測位精度、事前設定された第1の測位精度誤差、事前設定された第2の測位精度誤差、および事前設定された第3の測位精度誤差のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
可能な実装では、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスによって送信される第3の情報を受信する場合があり、ここで、第3の情報は、事前設定された条件が満たされたときに第2の情報を第1のネットワークデバイスに送信するように端末デバイスに指示する。
端末デバイスはアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスによって送信される第3の情報を受信する場合があることは理解され得る。可能な実装では、第1の情報と第3の情報とは、同じメッセージ内に位置する場合があり、または異なるメッセージ内に位置する場合がある。これは、本明細書では限定されない。
例えば、第2のRRCメッセージまたは第2のシステム情報が、第3の情報を含む場合があり、および第2のRRCメッセージは、第1のRRCメッセージと同じである場合があり、または第1のRRCメッセージとは異なる場合がある。第1のシステム情報は、第2のシステム情報と同じである場合があり、または第2のシステム情報とは異なる場合がある。これは、本明細書では限定されない。例えば、第2のシステム情報は、第2の測位システム情報ブロック(positioning system information block,posSIB)を含む場合があり、および第2のposSIBは、第3の情報を含む場合がある。これは、本明細書では限定されない。
例えば、端末デバイスは、さらに、外部インターフェイスから第3の情報を取得する場合がある。
さらに別の可能な実装では、第3の情報は、第3の支援情報を含む場合があり、および第3の支援情報は、事前設定された第1の基準信号強度、事前設定された第2の基準信号強度、事前設定された第3の基準信号強度、事前設定された第1の測定結果誤差、事前設定された第2の測定結果誤差、事前設定された第3の測定結果誤差、事前設定された第1の測位精度、事前設定された第2の測位精度、事前設定された第3の測位精度、事前設定された第1の測位精度誤差、事前設定された第2の測位精度誤差、および事前設定された第3の測位精度誤差のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
例えば、第3の情報または第3の支援情報のIE(詳細については、3GPP TS 37.355参照)は、例えば以下である場合がある:
NR-DL-TDOA-ProvideAssistanceData-r16 ::= SEQUENCE {
nr-DL-PRS-AssistanceData-r16 NR-DL-PRS-AssistanceData-r16
OPTIONAL, -- Need ON
nr-SelectedDL-PRS-IndexList-r16 NR-SelectedDL-PRS-IndexList-r16
OPTIONAL, -- Need ON
nr-PositionCalculationAssistance-r16
NR-PositionCalculationAssistance-r16
OPTIONAL, -- Cond UEB
nr-DL-TDOA-Error-r16 NR-DL-TDOA-Error-r16
OPTIONAL, -- Need ON
第3の情報または第3の支援情報のIEを参照すると、第3の情報または第3の支援情報は、第4のシグナリングに含まれる場合があり、および第4のシグナリングは、事前定義されたシグナリングまたは固定されたシグナリングである場合があると、知られることが可能である。これは、本明細書では限定されない。例えば、第4のシグナリングは、シグナリングOnDemand-DL-PRS-TriggeredCriteria、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはOnDemand-DL-PRS-TriggeredCriteriaの拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。さらに、第4のシグナリングは、シグナリングNR-DL-TDOA-ProvideAssistanceData-r16、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはNR-DL-TDOA-ProvideAssistanceData-r16の拡張フィールドを有するシグナリングに含まれる場合がある。これは、本明細書では限定されない。
例えば、第4のシグナリングは、事前設定された第1の基準信号強度、事前設定された第2の基準信号強度、事前設定された第3の基準信号強度、事前設定された第1の測定結果誤差、事前設定された第2の測定結果誤差、事前設定された第3の測定結果誤差、事前設定された第1の測位精度、事前設定された第2の測位精度、事前設定された第3の測位精度、事前設定された第1の測位精度誤差、事前設定された第2の測位精度誤差、および事前設定された第3の測位精度誤差のうちの1つまたは複数を含む場合がある。これは、本明細書では限定されない。
例えば、第4のシグナリングは、第1のサブシグナリングおよび第2のサブシグナリングを含む場合があり、および第4のシグナリング中の第1のサブシグナリングおよび第2のサブシグナリングは、事前定義されたシグナリングまたは固定されたシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。例えば、第4のシグナリング中の第1のサブシグナリングは、シグナリングTimingQuality-range、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはTimingQuality-rangeの拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。第4のシグナリング中の第2のサブシグナリングは、シグナリングqos-range、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはqos-range-r**の拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。
本出願では、事前設定された第1の基準信号強度、事前設定された第2の基準信号強度、事前設定された第3の基準信号強度、事前設定された第1の測定結果誤差、事前設定された第2の測定結果誤差、および事前設定された第3の測定結果誤差は、第4のシグナリング中の第1のサブシグナリングに含まれる場合があることは理解され得る。事前設定された第1の測位精度、事前設定された第2の測位精度、事前設定された第3の測位精度、事前設定された第1の測位精度誤差、事前設定された第2の測位精度誤差、および事前設定された第3の測位精度誤差は、第4のシグナリング中の第2のサブシグナリングに含まれる場合がある。
第1の支援情報のIEを参照すると、第1の支援情報中の1つまたは複数の送信・受信ノード情報は、第3のシグナリング中の第1のサブシグナリングに含まれる場合があり、および第3のシグナリング中の第1のサブシグナリングは、事前定義されたシグナリングまたは固定されたシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。例えば、第3のシグナリング中の第1のサブシグナリングは、シグナリングNR-DL-PRS-AssistanceDataPerTRP-r16、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはNR-DL-PRS-AssistanceDataPerTRP-r16の拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。
第3のシグナリング中の第1のサブシグナリングは、第1の識別子をさらに含む場合があり、および第1の識別子は、端末デバイスが第3のシグナリング中の第1のサブシグナリングを受信した直後に対応するPRS測定を実行する必要がなく、例えば測位サービス要求が終了した後で対応するPRS測定を実行する場合があり、および事前設定された条件が満たされたときに、端末デバイスは、端末デバイスによって要求される1つまたは複数の送信および/または受信ノード情報を第1のネットワークデバイスに送信することを示す。
例えば、第1の識別子は、onDemand-DL-PRS-IDである場合がある。
第1の支援情報のIEを参照すると、第1の支援情報中の1つまたは複数の基準信号リソースセット情報は、第1のサブシグナリング中の第2のサブシグナリングに含まれる場合があり(第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリングである)、および第1のサブシグナリング中の第2のサブシグナリング(第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリング)は、事前定義されたシグナリングまたは固定されたシグナリングであることは理解されることができる。これは、本明細書では限定されない。例えば、第1のサブシグナリング中の第2のサブシグナリング(第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリング)は、シグナリングnr-OnDemand-DL-PRS-Info、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはnr-OnDemand-DL-PRS-Infoの拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。代替として、第1のサブシグナリング中の第2のサブシグナリング(第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリング)は、シグナリングnr-OnDemand-DL-PRS-ResourceSetList、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはnr-OnDemand-DL-PRS-ResourceSetListの拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。端末デバイスは、第1のサブシグナリング中の第2のサブシグナリング(第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリング)を受信した直後に対応するPRS測定を実行する必要はなく、例えば測位サービス要求が終了した後で対応するPRS測定を実行する場合があり、および事前設定された条件が満たされたときに、端末デバイスは、端末デバイスによって要求される1つまたは複数の送信および/または受信ノード情報中のダウンリンクPRSリソースセットを第1のネットワークデバイスに送信する。
第1の支援情報のIEを参照すると、第1の支援情報中の1つまたは複数の基準信号リソース情報は、第2のサブシグナリング中の第3のサブシグナリングに含まれる場合があり(第2のサブシグナリングは第1のサブシグナリング中のシグナリングであり、第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリングである)、第2のサブシグナリング中の第3のサブシグナリング(第2のサブシグナリングは第1のサブシグナリング中のシグナリングであって、第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリングである)は、事前定義されたシグナリングまたは固定されたシグナリングであることは理解されることができる。これは、本明細書では限定されない。例えば、第2のサブシグナリング中の第3のサブシグナリング(第2のサブシグナリングは第1のサブシグナリング中のシグナリングであって、第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリングである)は、シグナリングonDemand-DL-PRS-ResourceList、または類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、または拡張フィールドを有するシグナリング、またはonDemand-DL-PRS-ResourceListの拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。端末デバイスは、第2のサブシグナリング(第2のサブシグナリングは第1のサブシグナリング中のシグナリングであって、第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリングである)を受信した直後に対応するPRS測定を実行する必要はなく、例えば測位サービス要求が終了した後で対応するPRS測定を実行する場合があり、および事前設定された条件が満たされたときに、端末デバイスは、端末デバイスによって要求されるダウンリンクPRSリソースセット中の1つまたは複数のダウンリンクPRSリソースを第1のネットワークデバイスに送信する。
例えば、第2の支援情報のIEは、例として以下である場合がある:
NR-DL-PRS-AssistanceData-r16 ::= SEQUENCE {
nr-DL-PRS-ReferenceInfo-r16 DL-PRS-ID-Info-r16,
nr-DL-PRS-AssistanceDataList-r16 SEQUENCE (SIZE (1..nrMaxFreqLayers-r16)) OF
NR-DL-PRS-AssistanceDataPerFreq-r16,
nr-SSB-Config-r16 SEQUENCE (SIZE (1..nrMaxTRPs-r16)) OF
NR-SSB-Config-r16
OPTIONAL, -- Need ON
第2の支援情報のIEを参照すると、第2の支援情報は、第5のシグナリングに含まれる場合があり、および第5のシグナリングは、事前定義されたシグナリングである場合があることは理解されることができる。例えば、第5のシグナリングは、シグナリングnr-OnDemand-DL-PRS-AssistanceDataList、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはnr-OnDemand-DL-PRS-AssistanceDataListの拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。
第5のシグナリングは、NR-DL-PRS-AssistanceData-r16に含まれるシグナリング、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはNR-DL-PRS-AssistanceData-r16の拡張フィールドを有するシグナリングである場合があることは理解され得る。これは、本明細書では限定されない。
402:第1のネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信し、ここで、第2の情報は、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
これに対応して、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスによって送信される第2の情報を受信する。
任意選択で、ステップ402で、第1のネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイスである場合があり、およびアクセスネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信する場合がある。代替として、ステップ402で、第1のネットワークデバイスは、測位管理デバイスである場合があり、および測位管理デバイスは、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信する場合がある。これは、本明細書では限定されない。
アクセスネットワークデバイスが端末デバイスによって送信される第2の情報を受信することは、アクセスネットワークデバイスが端末デバイスによって送信される第3のRRCメッセージまたは第3のシステム情報を受信する場合があることを含み、ここで、第3のRRCメッセージまたは第3のシステム情報は第2の情報を含むことは理解され得る。
可能な実装では、第3のシステム情報は、第3の測位システム情報ブロック(positioning system information block,posSIB)を含む場合があり、および第3のposSIBは、第2の情報を含む場合がある。
測位管理デバイスが端末デバイスによって送信される第2の情報を受信することは、測位管理デバイスが端末デバイスによって送信される第2のLPPメッセージを受信することを含み、ここで、第2のLPPメッセージは、第2の情報を含む場合があることは理解され得る。
本出願では、ステップ401で端末デバイスがアクセスネットワークデバイスによって送信される第1の情報を受信する場合に、ステップ402で、アクセスネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信する(これに対応して、端末デバイスは第2の情報をアクセスネットワークデバイスに送信する)、または測位管理デバイスが、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信する(これに対応して、端末デバイスは第2の情報を測位管理デバイスに送信する)ことに留意されたい。ステップ401で端末デバイスが測位管理デバイスによって送信される第1の情報を受信する場合には、ステップ402で、アクセスネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信する(これに対応して、端末デバイスは第2の情報をアクセスネットワークデバイスに送信する)、または測位管理デバイスが、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信する(これに対応して、端末デバイスは第2の情報を測位管理デバイスに送信する)。ステップ401で端末デバイスが外部インターフェイスから第1の情報を受信する場合には、ステップ402で、アクセスネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信する(これに対応して、端末デバイスは第2の情報をアクセスネットワークデバイスに送信する)、または測位管理デバイスが、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信する(これに対応して、端末デバイスは第2の情報を測位管理デバイスに送信する)。これは、本明細書では限定されない。
可能な実装では、第2の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる場合がある、または第2の基準信号設定情報セットは、第1の基準信号設定情報セットに含まれない場合がある。これは、本明細書では限定されない。
第2の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる場合があり、これは、以下のように理解され得る:第2の基準信号設定情報セット内の1つもしくは複数の周波数レイヤ情報は、第1の基準信号設定情報セット内の1つもしくは複数の周波数レイヤ情報に完全に、もしくは部分的に含まれる場合がある、および/または第2の基準信号設定情報セット内の1つもしくは複数の送信・受信ノード情報は、第1の基準信号設定情報セット内の1つもしくは複数の送信・受信ノード情報に完全に、もしくは部分的に含まれる場合がある、および/または第2の基準信号設定情報セット内の1つもしくは複数の基準信号リソースセット情報は、第1の基準信号設定情報セット内の1つもしくは複数の基準信号リソースセット情報に完全に、もしくは部分的に含まれる場合がある、および/または第2の基準信号設定情報セット内の1つもしくは複数の基準信号リソース情報は、第1の基準信号設定情報セット内の1つもしくは複数の基準信号リソース情報に完全に、もしくは部分的に含まれる場合がある。これは、本明細書では限定されない。
例えば、可能な実装では、第2の基準信号設定情報セットに含まれる1つまたは複数の基準信号設定情報は、1つまたは複数の基準信号設定情報の1つまたは複数の識別子である場合があり、および第2の基準信号設定情報セットに含まれる1つまたは複数の基準信号設定情報中の1つの基準信号設定情報は、1つまたは複数の基準信号設定情報の1つまたは複数の識別子中の1つの基準信号設定情報の識別子に対応している場合がある。1つまたは複数の基準信号設定情報の1つまたは複数の識別子は、第1の基準信号設定情報セット中の1つまたは複数の基準信号設定情報の1つまたは複数の識別子である場合がある。例えば、基準信号設定情報の識別子は、周波数レイヤ情報の識別子、送信・受信ノード情報の識別子、基準信号リソースセット情報の識別子、および基準信号リソース情報の識別子のうちの1つまたは複数を含む場合があることは理解され得る。
前述の技法的解決策では、端末デバイスが第1の基準信号設定情報セットに基づいて第2の基準信号設定情報セットを決定し得るため、および第2の基準信号設定情報セットを第1のネットワークデバイスに送信する場合がある、と知られることが可能である。しかし、第2の基準信号設定情報セットに含まれる1つまたは複数の基準信号情報は、1つまたは複数の基準信号設定情報の1つまたは複数の識別子である。したがって、端末デバイスのシグナリングオーバヘッドおよび電力消費は低減されることが可能である。
任意選択で、第2の基準信号設定情報セットが第1の基準信号設定情報セットに含まれないということは、以下のように理解され得る:第2の基準信号設定情報セット中の周波数レイヤ情報が、第1の基準信号設定情報セット中の1つまたは複数の周波数レイヤ情報に含まれない、第2の基準信号設定情報セット中の1つまたは複数の送信・受信ノード情報がいずれも、第1の基準信号設定情報セット中の1つまたは複数の送信・受信ノード情報に含まれない、第2の基準信号設定情報セット中の1つまたは複数の基準信号リソースセット情報がいずれも、第1の基準信号設定情報セット中の1つまたは複数の基準信号リソースセット情報に含まれない、および第2の基準信号設定情報セット中の1つまたは複数の基準信号リソース情報がいずれも、第1の基準信号設定情報セット中の1つまたは複数の基準信号リソース情報に含まれない。これは、本明細書では限定されない。
任意選択で、第2の基準信号設定情報セットが第1の基準信号設定情報セットに含まれないということは、以下のように理解され得る:第2の基準信号設定情報セットに含まれる1つまたは複数の基準信号設定情報のうちの基準信号設定情報のそれぞれが、周波数レイヤの優先度、送信ノードの優先度、ダウンリンク基準信号リソースセットの優先度、およびダウンリンク基準信号リソースの優先度のうちの1つまたは複数を含む場合がある。これは、本明細書では限定されない。
任意選択で、第2の情報は、周波数レイヤの優先度、送信・受信ノードの優先度、基準信号リソースセットの優先度、および基準信号リソースの優先度のうちの1つまたは複数をさらに含む場合がある。
任意選択で、第2の情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化帯域幅部(bandwidth part,BWP)リソースの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの設定情報、セカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの識別子、およびセカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの設定情報のうちの1つまたは複数をさらに含む場合がある。
アクティブ化または非アクティブ化BWPリソースの設定情報は、開始周波数領域位置、帯域幅、サイクリックプレフィックス、およびサブキャリアスペーシングのうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、第2の情報は、セカンダリセル(secondary cell,Scell)情報をさらに含む場合があり、およびScell情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化帯域幅部(bandwidth part,BWP)リソースの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの設定情報、セカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの識別子、およびセカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの設定情報のうちの1つまたは複数をさらに含む場合がある。
可能な実装では、第2の情報は、周波数レイヤ情報の識別子、送信・受信ノード情報の識別子、基準信号リソースセット情報の識別子、および基準信号リソース情報の識別子のうちの1つまたは複数を含む場合がある。第2の情報は、周波数レイヤの優先度、送信・受信ノードの優先度、基準信号リソースセットの優先度、および基準信号リソースの優先度のうちの1つまたは複数をさらに含む場合がある。
例えば、第2の情報のIE(詳細については、仕様3GPP TS 37.355参照)は、以下である場合がある:
NR-DL-TDOA-RequestAssistanceData-r16 ::= SEQUENCE {
nr-PhysCellID-r16 NR-PhysCellID-r16
OPTIONAL,
nr-AdType-r16 BIT STRING {dl-prs (0),
posCalc (1)} (SIZE (1..8)),
可能な実装では、第2の情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化帯域幅部(bandwidth part,BWP)リソースの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの設定情報、セカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの識別子、およびセカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの設定情報のうちの1つまたは複数を含む場合がある。例えば、第2の情報のIE(詳細については、仕様3GPP TS 37.355参照)は、例として、以下である場合がある:
CommonIEsRequestAssistanceData ::= SEQUENCE {
primaryCellID ECGI OPTIONAL, -- Cond EUTRA
...,
<----irrelevant omitted---->
[[
periodicAssistanceDataReq-r15
PeriodicAssistanceDataControlParameters-r15
OPTIONAL, -- Cond PerADreq
primaryCellID-r15 NCGI-r15 OPTIONAL -- Cond NR
]]
第2の情報のIEを参照すると、第2の情報が第6のシグナリングに含まれる場合があり、および第6のシグナリングは、事前定義されたシグナリングまたは固定されたシグナリングである場合があると、知られることが可能である。これは、本明細書では限定されない。第6のシグナリングは、第1のサブシグナリングおよび第2のサブシグナリングを含む場合がある。
具体的には、第6のシグナリング中の第1のサブシグナリングは、シグナリングNR-DL-TDOA-RequestAssistanceData-r16、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはNR-DL-TDOA-RequestAssistanceData-r16の拡張フィールドを有するシグナリングに含まれる場合がある。これは、本明細書では限定されない。例えば、第6のシグナリング中の第1のサブシグナリングは、シグナリングNR-OnDemand-DL-PRS、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはNR-OnDemand-DL-PRSの拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。さらに、第2の情報を含む1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信および/または受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、1つまたは複数の基準信号リソース情報、周波数レイヤの優先度、送信ノードの優先度、ダウンリンク基準信号リソースセットの優先度、およびダウンリンク基準の優先度が、第6のシグナリング中の第1のサブシグナリングに含まれる場合がある。
具体的には、シグナリングCommonIEsRequestAssistanceData、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはCommonIEsRequestAssistanceDataの拡張フィールドを有するシグナリングに含まれる場合がある。これは、本明細書では限定されない。例えば、第6のシグナリング中の第2のサブシグナリングは、シグナリングSecondaryCell-Info(SecondaryCell Infoは、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation,CA)技術が使用されるときに、ターゲットデバイス(端末デバイス)のPRS設定を決定するためにSCell情報がLMFネットワーク要素に提供されることを示す。このフィールドは、CA技術が使用されるときに、LMFがPRS設定を決定するためのSCell情報を提供するためにターゲットデバイスによって使用される)、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはSecondaryCell-Infoの拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。さらに、第2の情報に含まれるセカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化帯域幅部(bandwidth part,BWP)リソースの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの設定情報、セカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの識別子、およびセカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの設定情報が、第6のシグナリング中の第2のサブシグナリングに含まれる場合がある。
可能な実装では、本出願の本実施形態のステップ401とステップ402との間には特定の実行順序はなく、およびステップ401がステップ402の前に実行される場合があることに留意されたい。代替として、ステップ402がステップ401の前に実行される場合がある。代替として、ステップ401とステップ402とが同時に実行される場合がある。これは、本明細書では限定されない。
前述の技法的解決策では、端末デバイスは、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報を第1のネットワークデバイスに送信するようにオンデマンドで要求され得る1つまたは複数の基準信号設定情報を取得する、と知られることが可能である。すなわち、端末デバイスは第1の情報を参照して第2の情報を送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上し、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。
任意選択で、端末デバイスは、第2のネットワークデバイスによって送信される第4の情報を受信する場合があり、ここで、第4の情報は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットおよび/または第3の基準信号設定情報セットを含み、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、第2のネットワークデバイスによって送信される1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第3の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。端末デバイスが第2の情報を第1のネットワークデバイスに送信することは、端末デバイスが第4の情報に基づいて第2の情報を第1のネットワークデバイスに送信することを含む。
端末デバイスが第2のネットワークデバイスによって送信される第4の情報を受信することは、端末デバイスがアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスによって送信される第4の情報を受信する場合があるものとして理解され得る。
可能な実装では、端末デバイスがアクセスネットワークデバイスによって送信される第4の情報を受信することは、端末デバイスが、アクセスネットワークデバイスによって送信される第4のRRCメッセージまたは第4のシステム情報を受信することを含み、ここで、第4のRRCメッセージまたは第4のシステム情報は、第4の情報を含む場合がある。
第4のシステム情報は、第4の測位システム情報ブロック(positioning system information block,posSIB)を含む場合があり、および第4のposSIBは、第4の情報を含む場合がある。
可能な実装では、端末デバイスが測位管理デバイスによって送信される第4の情報を受信することは、端末デバイスが、測位管理デバイスによって送信される第3のLPPメッセージを受信する場合があることを含み、ここで、第3のLPPメッセージは、第4の情報を含む場合がある。
本出願では、可能な実装では、測位管理デバイスは、第2の要求メッセージをアクセスネットワークデバイスに送信する場合があり、ここで、第2の要求メッセージは、第4の情報を取得するために使用されることに留意されたい。測位管理デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信される第2の応答メッセージを受信する場合があり、ここで、第2の応答メッセージは、第4の情報を含む。測位管理デバイスは、第4の情報を端末デバイスに送信する場合がある。第2の要求メッセージおよび第2の応答メッセージは、例えば、新ワイヤレス測位プロトコルアネックス(NR positioning protocol annex,NRPPa)メッセージである場合がある。これは、本明細書では限定されない。
第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、アクセスネットワークデバイスの基準信号設定情報セットとして理解され得る。アクセスネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、端末デバイスが第2の情報を送信する前にアクセスネットワークデバイスによって送信される基準信号設定情報セットである場合がある。
例えば、アクセスネットワークデバイスが位置するセルは、4つの端末デバイスを含み、およびこの4つの端末デバイスは、端末デバイスA、端末デバイスB、端末デバイスC、および端末デバイスDを含む場合がある。端末デバイスA、端末デバイスB、端末デバイスC、および端末デバイスDはすべて第1の情報を取得し(第1の情報に含まれる第1の基準情報設定情報セットは、5つの基準信号設定情報を含み、およびこの5つの基準信号設定情報は、基準信号設定情報1、基準信号設定情報2、基準信号設定情報3、基準信号設定情報4、および基準信号設定情報5を含むものと仮定される)、端末デバイスA、端末デバイスB、端末デバイスC、および端末デバイスDは、その要件に基づいて、別個に決定する場合があって、対応する第2の情報をアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスに送信する。さらに、端末デバイスAが最初に対応する第2の情報(基準信号設定情報1)をアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスに送信する場合には、次いで端末デバイスBが対応する第2の情報(基準信号設定情報4)をアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスに送信する。端末デバイスBが対応する第2の情報をアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスに送信する前に、端末デバイスAによって要求される第2の基準信号設定情報セット(基準信号設定情報1)が承認されている(端末デバイスAは、対応する第2の基準信号設定情報セット(基準信号設定情報1)を成功裏に要求する)。この場合には、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セット(アクセスネットワークデバイスの基準信号設定情報セット)が変化する。
状況1:アクセスネットワークデバイスは、基準信号設定情報2、基準信号設定情報3、基準信号設定情報4、および基準信号設定情報5をブロードキャストする場合がある。この場合には、端末デバイスBによってオンデマンドで要求される場合がある1つまたは複数の基準信号設定情報は、基準信号設定情報2、基準信号設定情報、3および基準信号設定情報4である。言い換えれば、端末デバイスBが対応する第2の情報をアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスに送信する前に、アクセスネットワークデバイスによって送信される基準信号設定情報セットは、基準信号設定情報2、基準信号設定情報3、および基準信号設定情報4を含む。
状況2:アクセスネットワークデバイスは、基準信号設定情報2、基準信号設定情報3、基準信号設定情報4、および基準信号設定情報5を測位管理デバイスに送信し、および測位管理デバイスは、基準信号設定情報2、基準信号設定情報3、基準信号設定情報4、および基準信号設定情報5を端末デバイスBに送信する。この場合には、端末デバイスBによってオンデマンドで要求される場合がある1つまたは複数の基準信号設定情報は、基準信号設定情報2、基準信号設定情報3、および基準信号設定情報4である。言い換えれば、端末デバイスBが対応する第2の情報をアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスに送信する前に、アクセスネットワークデバイスによって送信される基準信号設定情報セットは、基準信号設定情報2、基準信号設定情報3、および基準信号設定情報4を含む。
可能な実装では、端末デバイスが第4の情報に基づいて第2の情報を第1のネットワークデバイスに送信することは、端末デバイスが第4の情報に基づいて第2の情報をアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスに送信することを含む。
端末デバイスは、第4の情報に基づいて第3のRRCメッセージまたは第3のシステム情報をアクセスネットワークデバイスに送信する場合がある。端末デバイスは、第4の情報に基づいて第2のLPPメッセージを測位管理デバイスに送信する場合もある。これは、本明細書では限定されない。
加えて、端末デバイスは、第4の情報に基づいて第2の情報を第1のネットワークデバイスに送信する。これに対応して、第1のネットワークデバイスは、第2の情報を受信し、第2の情報は、第4の情報に基づいて決定され、および第4の情報は、第2のネットワークデバイスによって送信される。
第4の情報を送信するための誘因条件は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットが変化することである。
可能な実装では、第3の基準信号設定情報セット中の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。さらに別の可能な実装では、第3の基準信号設定情報セット中の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれない。
前述の技法的解決策では、端末デバイスは第4の情報を取得するので、端末デバイスは、現在のフェーズでネットワークによって使用されている最新の基準信号設定情報セット、および/または基準信号設定情報が別の端末デバイスによって要求され、および成功裏に設定されたかどうかについての情報に基づいて、および/または端末機器によって要求されることが可能な基準信号設定情報セットなどの情報に基づいて第2の情報を第1のネットワークデバイスに送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上され、それにより端末デバイスの測位要件が満たして満たす、と知られることが可能である。加えて、これにより、端末デバイスが頻繁に基準信号設定情報を要求するので端末デバイスの電力消費が増加し、およびネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
例えば、以下、測位管理デバイスが第1の情報を端末デバイスに送信し、および端末デバイスが第2の情報を測位管理デバイスに送信する内容について述べる。具体的には、図5は、本出願の実施形態によるさらに別のアップリンク基準信号リソース設定方法の概略フローチャートである。図5の端末デバイスは、図1の端末デバイス30である場合があり、図5のアクセスネットワークデバイスは、図1のアクセスネットワークデバイス101である場合があり、および図5の測位管理デバイスは、図1の測位管理デバイス102である場合がある。図5に示されるように、この方法は、限定されるわけではないが、以下のステップを含む。
501:端末デバイスは、測位管理デバイスによって送信される第1の情報を受信し、ここで、第1の情報は、第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報は、端末デバイスによってオンデマンドで要求される基準信号設定情報である。
ステップ501については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細について重ねて述べることはしない。
第1の情報については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
502:アクセスネットワークデバイスは、第4の情報を端末デバイスに送信し、ここで、第4の情報は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットおよび/または第3の基準信号設定情報セットを含み、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、第2のネットワークデバイスによって送信される1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第3の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
第4の情報については、前述の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
本出願では、ステップ502は、実行される場合があり、または実行されない場合があることに留意されたい。これは、本明細書では限定されない。
可能な実装では、ステップ502で、測位管理デバイスが第4の情報を端末デバイスに送信する場合がある。これは、本明細書では限定されない。
測位管理デバイスが第4の情報を端末デバイスに送信することについては、前述の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
503:端末デバイスは、第4の情報に基づいて第2の情報を測位管理デバイスに送信し、ここで、第2の情報は、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
これに対応して、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスによって送信される第2の情報を受信する。
ステップ503については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細について重ねて述べることはしない。
第2の情報については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
ステップ502が実行されない場合に、端末デバイスがステップ503で第2の情報を測位管理デバイスに送信してもよいことに留意されたい。これは、本明細書では限定されない。
可能な実装では、本出願の本実施形態のステップ501とステップ503との間には特定の実行順序はなく、およびステップ501がステップ503の前に実行される場合があることに留意されたい。代替として、ステップ503がステップ501の前に実行される場合がある。代替として、ステップ501とステップ503とが同時に実行される場合がある。これは、本明細書では限定されない。
前述の技法的解決策では、端末デバイスは、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを測位管理デバイスに送信するようにオンデマンドで要求され得る1つまたは複数の基準信号設定情報を取得する、と知られることが可能である。すなわち、端末デバイスは第1の情報を参照して第2の情報を送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上し、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。加えて、端末デバイスは第4の情報を取得するので、端末デバイスは、現在のフェーズでネットワークによって使用されている最新の基準信号設定情報セット、および/または基準信号設定情報が別の端末デバイスによって要求されて、成功裏に設定されたかどうかについての情報に基づいて、および/または端末機器によって要求されることが可能な基準信号設定情報セットなどの情報に基づいて第2の情報を測位管理デバイスに送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上され、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。加えて、これにより、端末デバイスが頻繁に基準信号設定情報を要求するので端末デバイスの電力消費が増加しネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
例えば、以下、アクセスネットワークデバイスが第1の情報を端末デバイスに送信して、端末デバイスが第2の情報を測位管理デバイスに送信する内容について述べる。具体的には、図6は、本出願の実施形態によるさらに別のアップリンク基準信号リソース設定方法の概略フローチャートである。図6の端末デバイスは、図1の端末デバイス30である場合があり、図6のアクセスネットワークデバイスは、図1のアクセスネットワークデバイス101である場合があり、および図6の測位管理デバイスは、図1の測位管理デバイス102である場合がある。図6に示されるように、この方法は、限定されるわけではないが、以下のステップを含む。
601:端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信される第1の情報を受信し、ここで、第1の情報は、第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報は、端末デバイスによってオンデマンドで要求するために使用される基準信号設定情報である。
ステップ601については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
第1の情報については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
602:アクセスネットワークデバイスは、第4の情報を端末デバイスに送信し、ここで、第4の情報は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットおよび/または第3の基準信号設定情報セットを含み、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、第2のネットワークデバイスによって送信される1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第3の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
第4の情報については、前述の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
本出願では、ステップ602は、実行される場合があり、または実行されない場合があることに留意されたい。これは、本明細書では限定されない。
可能な実装では、ステップ602で、測位管理デバイスが第4の情報を端末デバイスに送信する場合がある。これは、本明細書では限定されない。
測位管理デバイスが第4の情報を端末デバイスに送信することについては、前述の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
603:端末デバイスは、第4の情報に基づいて第2の情報を測位管理デバイスに送信し、ここで、第2の情報は、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
ステップ603については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
第2の情報については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
ステップ602が実行されない場合に、端末デバイスがステップ603で第2の情報を測位管理デバイスに送信してもよいことに留意されたい。これは、本明細書では限定されない。
可能な実装では、本出願の本実施形態のステップ601とステップ603との間には特定の実行順序はなく、およびステップ601がステップ603の前に実行される場合があることに留意されたい。代替として、ステップ603がステップ601の前に実行される場合がある。代替として、ステップ601とステップ603とが同時に実行される場合がある。これは、本明細書では限定されない。
前述の技法的解決策では、端末デバイスは、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを測位管理デバイスに送信するようにオンデマンドで要求され得る1つまたは複数の基準信号設定情報を取得する、と知られることが可能である。すなわち、端末デバイスは第1の情報を参照して第2の情報を送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上し、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。加えて、端末デバイスは第4の情報を取得するので、端末デバイスは、現在のフェーズでネットワークによって使用されている最新の基準信号設定情報セット、および/または基準信号設定情報が別の端末デバイスによって要求されて、成功裏に設定されたかどうかについての情報に基づいて、および/または端末機器によって要求されることが可能な基準信号設定情報セットなどの情報に基づいて第2の情報を測位管理デバイスに送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上され、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。加えて、これにより、端末デバイスが頻繁に基準信号設定情報を要求するので端末デバイスの電力消費が増加してネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
例えば、以下、測位管理デバイスが第1の情報を端末デバイスに送信し、および端末デバイスが第2の情報をアクセスネットワークデバイスに送信する内容について述べる。具体的には、図7は、本出願の実施形態によるさらに別のアップリンク基準信号リソース設定方法の概略フローチャートである。図7の端末デバイスは、図1の端末デバイス30である場合があり、図7のアクセスネットワークデバイスは、図1のアクセスネットワークデバイス101である場合があり、および図7の測位管理デバイスは、図1の測位管理デバイス102である場合がある。図7に示されるように、この方法は、限定されるわけではないが、以下のステップを含む。
701:端末デバイスは、測位管理デバイスによって送信される第1の情報を受信し、ここで、第1の情報は、第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報は、端末デバイスによってオンデマンドで要求される基準信号設定情報である。
ステップ701については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
第1の情報については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
702:アクセスネットワークデバイスは、第4の情報を端末デバイスに送信し、ここで、第4の情報は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットおよび/または第3の基準信号設定情報セットを含み、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、第2のネットワークデバイスによって送信される1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第3の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
第4の情報については、前述の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
本出願では、ステップ702は、実行される場合があり、または実行されない場合があることに留意されたい。これは、本明細書では限定されない。
可能な実装では、ステップ702で、測位管理デバイスが第4の情報を端末デバイスに送信する場合がある。これは、本明細書では限定されない。
測位管理デバイスが第4の情報を端末デバイスに送信することについては、前述の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
703:端末デバイスは、第4の情報に基づいて第2の情報をアクセスネットワークデバイスに送信し、ここで、第2の情報は、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
ステップ703については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
第2の情報については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
ステップ702が実行されない場合に、端末デバイスがステップ703で第2の情報をアクセスネットワークデバイスに送信してもよいことに留意されたい。これは、本明細書では限定されない。
可能な実装では、本出願の本実施形態のステップ701とステップ703との間には特定の実行順序はなく、およびステップ701がステップ703の前に実行される場合があることに留意されたい。代替として、ステップ703がステップ701の前に実行される場合がある。代替として、ステップ701とステップ703とが同時に実行される場合がある。これは、本明細書では限定されない。
前述の技法的解決策では、端末デバイスは、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットをアクセスネットワークデバイスに送信するようにオンデマンドで要求され得る1つまたは複数の基準信号設定情報を取得する、と知られることが可能である。すなわち、端末デバイスは第1の情報を参照して第2の情報を送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上し、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。加えて、端末デバイスは第4の情報を取得するので、端末デバイスは、現在のフェーズでネットワークによって使用されている最新の基準信号設定情報セット、および/または基準信号設定情報が別の端末デバイスによって要求されて、成功裏に設定されたかどうかについての情報に基づいて、および/または端末機器によって要求されることが可能な基準信号設定情報セットなどの情報に基づいて第2の情報をアクセスネットワークデバイスに送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上し、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。加えて、これにより、端末デバイスが頻繁に基準信号設定情報を要求するので端末デバイスの電力消費が増加してネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
以下、測位シナリオを参照して本出願の実施形態で提供される技法的解決策について述べる。図8A、図8B、および図8Cは、本出願の実施形態による基準信号に基づくさらに別の通信方法の概略フローチャートである。図8Aの端末デバイスは、図1の端末デバイス30である場合があり、図8Aの第1のネットワークデバイスは、図1の第1のネットワークデバイス10である場合があり、および図8Aのアクセスおよびモビリティ管理デバイスは、図1のアクセスおよびモビリティ管理デバイス40である場合がある。図8A、図8B、および図8Cに示されるように、この方法は、限定されるわけではないが、以下のステップを含む。
801:アクセスおよびモビリティ管理デバイスは、測位測定要求を取得する。
例えば、ステップ801は、以下のステップを含む場合がある。アクセスおよびモビリティ管理デバイスは、端末デバイスまたは5GコアネットワークLCSエンティティ(例えば、ゲートウェイモバイルロケーションセンター(gateway mobile location center,GMLC)ネットワーク要素)によって送信される測位測定要求を受信する。これは、本明細書では限定されない。
測位測定要求については、前述の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。加えて、測位測定要求に含まれる具体的な情報については、3GPP TS 38.455を参照されたい。本明細書では、これは限定されない。
802:測位管理デバイスは、アクセスおよびモビリティ管理デバイスによって送信される測位測定要求を受信する。
803:端末デバイスは、測位管理デバイスによって送信される第3の要求メッセージを受信し、ここで、第3の要求メッセージは、端末デバイスの測位能力情報を取得するために使用され、および第3の要求メッセージは、測位測定要求に基づいて測位管理デバイスによって送信される要求メッセージである。
端末デバイスの測位能力情報については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細について述べない。
第3の要求メッセージは、LPPメッセージである場合がある。
804:測位管理デバイスは、端末デバイスによって送信される第3の応答メッセージを受信し、ここで、第3の応答メッセージは、端末デバイスの測位能力情報を含む。
805および806は、図4のステップ401および402と同じである。本明細書では、詳細は再度説明されない。
可能な実装では、ステップ805は、図5のステップ501、図6のステップ601、または図7のステップ701と同じである場合がある。これは、本明細書では限定されない。ステップ805が図5のステップ501と同じである場合には、ステップ806は、図5のステップ503と同じであることは理解され得る。ステップ805が図6のステップ601と同じである場合には、ステップ806は、図6のステップ603と同じである。ステップ805が図7のステップ701と同じである場合には、ステップ806は、図7のステップ703と同じである。これは、本明細書では限定されない。
本出願の本実施形態のステップ803とステップ805との間には特定の実行順序はなく、およびステップ803がステップ805の前に実行される場合があることに留意されたい。代替として、ステップ805がステップ803の前に実行される場合がある。代替として、ステップ803とステップ805とが同時に実行される場合がある。これは、本明細書では限定されない。
例えば、可能な実装では、ステップ801および802が最初に実行され、次いでステップ805および806が実行され、次いでステップ803および804が実行され、次いでステップ807および809が実行される場合がある。これは、本明細書では限定されない。
807:測位管理デバイスは、アクセスネットワークデバイスと、そのアクセスネットワークデバイスが位置するセルの近傍のセルの1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスとに別個に第4の要求メッセージを送信する。
第4の要求メッセージは、第4の情報を含み、および第4の要求メッセージは、アクセスネットワークデバイスとそのアクセスネットワークデバイスが位置するセルの近傍のセルの1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスとが、第4の情報を要求することで端末デバイスと同意するかどうかを決定するように要求するために使用される。
第4の要求メッセージは、NRPPaメッセージである場合がある。
第4の情報は、第2の情報と完全または部分的に同じである場合があり、または第4の情報は、第2の情報と完全に異なる場合がある。これは、本明細書では限定されない。
808:測位管理デバイスは、アクセスネットワークデバイスとそのアクセスネットワークデバイスが位置するセルの近傍のセルの1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスとによって送信される第4の応答メッセージを別個に受信する。
第4の応答メッセージは、アクセスネットワークデバイスとそのアクセスネットワークデバイスが位置するセルの近傍のセルの1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスとが、端末デバイスによって要求される第4の情報について部分的もしくは完全に同意する、または同意しないと決定したことを示す。
第4の応答メッセージは、NRPPaメッセージである場合がある。
809:第4の応答メッセージが、アクセスネットワークデバイスとそのアクセスネットワークデバイスが位置するセルの近傍のセルの1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスとが、端末デバイスによって要求される第4の情報について部分的または完全に同意すると決定したことを示す場合には、測位管理デバイスは、端末デバイスについて測位を実行し、または第4の応答メッセージが、アクセスネットワークデバイスとそのアクセスネットワークデバイスが位置するセルの近傍のセルの1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスとが、端末デバイスによって要求される第4の情報について同意しないと決定したことを示す場合には、測位管理デバイスは、測位が失敗したと決定する。
測位管理デバイスは、端末デバイスについて測位を実行することに留意されたい。詳細については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細について述べない。
前述の技法的解決策では、測位に関するときには、端末デバイスは、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを第1のネットワークデバイスに送信するようにオンデマンドで要求され得る1つまたは複数の基準信号設定情報を取得する、と知られることが可能である。すなわち、端末デバイスは第1の情報を参照して第2の情報を送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上し、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。加えて、アクセスネットワークデバイスとそのアクセスネットワークデバイスが位置するセルの近傍のセルの1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスとは、端末デバイスによって要求される基準信号設定情報を端末デバイスが使用することができるかどうかを評価または決定する必要がある。端末デバイスによって要求される基準信号設定情報が第1のネットワークデバイスから来るので、アクセスネットワークデバイスとそのアクセスネットワークデバイスが位置するセルの近傍のセルの1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスとが端末デバイスが第2の情報を使用することができるかどうかを評価または決定するときに、端末デバイスが第2の情報を使用することを許される確率が高いので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上し、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。
本出願では、図4から図7に関連する実装において、任意の実装の組み合わせの解決策は本発明の保護範囲内に含まれることに留意されたい。
以上、主としてデバイス間のインタラクションの観点から本出願で提供される解決策について述べた。前述の機能を実装するために、前述のデバイスは、機能を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことは理解され得る。当業者なら、本明細書に開示される実施形態を参照して説明される例におけるモジュールおよびアルゴリズムステップが、本出願ではハードウェアの形態、またはハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせの形態で実装されることが可能であることを容易に認識するはずである。機能がハードウェアによって実行されるか、またはコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかは、技法的解決策の個々の適用および設計制約によって決まる。当業者なら、様々な方法を用いて記載される機能を個々の適用のそれぞれのために実装し得るが、その実装が本出願の範囲外になるとは見なされないものとする。
本出願の実施形態では、端末デバイスまたは第1のネットワークデバイスは、前述の方法例に基づいて機能モジュールに分割され得る。例えば、機能モジュールのそれぞれが対応する機能に基づいて分割される場合があり、または2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合される場合がある。前述の統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実装される場合があり、またはソフトウェア機能モジュールの形態で実装される場合がある。なお、本出願の実施形態におけるモジュール分割は例であって、単なる論理的な機能分割に過ぎないことに留意されたい。実際の実装では、別の分割方式があり得る。
統合されたモジュールが使用されるときには、図9を参照されたい。図9は、本出願の実施形態による通信装置の概略構造図である。通信装置900は、図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cに示される方法に適用され得る。図9に示されるように、通信装置900は、トランシーバモジュール901を含む。トランシーバモジュール901は、トランシーバまたは通信インターフェイスである場合がある。通信装置は、前述の方法の実施形態のうちのいずれか1つに関係する端末デバイスもしくは第1のネットワークデバイスを実装するように構成される、または前述の方法の実施形態のうちのいずれか1つに関係するデバイスの機能を実装するように構成される場合がある。例えば、通信装置は、端末デバイスまたは第1のネットワークデバイスである場合がある。端末デバイスまたは第1のネットワークデバイスは、ハードウェアデバイス中のネットワーク要素、専用ハードウェア上で稼働するソフトウェア機能、またはプラットフォーム(例えばクラウドプラットフォーム)上にインスタンス化された仮想化機能である場合がある。任意選択で、通信装置900は、通信装置900のプログラムコードおよびデータを記憶するように構成された記憶モジュール902をさらに含む場合がある。
例えば、通信装置が端末デバイスとして使用される、または端末デバイスに適用されるチップであるときには、通信装置900は、トランシーバモジュール901を含み、および前述の方法の実施形態で端末デバイスによって実行されるステップを実行する。トランシーバモジュール901は、第1のネットワークデバイスとの通信をサポートし、および特に図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cで端末デバイスによって実行される送信および/または受信アクションを実行するように構成される。本明細書では、詳細について重ねて述べることはしない。例えば、端末デバイスは、ステップ401およびステップ503のうちの1つまたは複数のステップを実行する際にサポートされる、および/または本明細書に記載される技術の別のプロセスで使用される。
例えば、トランシーバモジュール901は、第1の情報を取得するように構成され、ここで、第1の情報は、第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報は、端末デバイスによってオンデマンドで要求される基準信号設定情報であり、および、第2の情報を第1のネットワークデバイスに送信するように構成され、ここで、第2の情報は、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
例えば、通信装置が第1のネットワークデバイスとして使用される、または第1のネットワークデバイスに適用されるチップであるときには、通信装置900は、トランシーバモジュール901を含み、および前述の方法の実施形態でネットワークデバイスによって実行されるステップを実行する。トランシーバモジュール901は、端末デバイスとの通信をサポートし、および特に図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cで第1のネットワークデバイスによって実行される送信および/または受信アクションを実行するように構成される。本明細書では、詳細について重ねて述べることはしない。例えば、第1のネットワークデバイスは、ステップ402、ステップ502のうちの1つまたは複数のステップ、および/または本明細書に記載される技術の別のプロセスを実行する際にサポートされる。
例えば、トランシーバモジュール901は、第1の情報を端末デバイスに送信するように構成され、ここで、第1の情報は、第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報は、端末デバイスによってオンデマンドで要求される基準信号設定情報であり、および、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信するように構成され、ここで、第2の情報は、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットは1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
可能な実装では、通信装置がチップであるときには、トランシーバモジュール901は、インターフェイス、ピン、回路などである場合がある。インターフェイスは、処理されるデータをプロセッサに入力するように構成される場合があり、およびプロセッサの処理結果を出力する場合がある。特定の実装では、インターフェイスは、汎用入出力(general-purpose input output,GPIO)インターフェイスである場合があり、および複数の周辺デバイス(ディスプレイ(LCD)、カメラ(camera)、無線周波数(radio frequency,RF)モジュール、およびアンテナなど)に接続される場合がある。インターフェイスは、バスを介してプロセッサに接続される。
記憶モジュール902は、チップ内の記憶モジュール、例えばレジスタまたはキャッシュなどである場合がある。代替として、記憶モジュールは、チップの外部に位置する記憶モジュール、例えば読取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、静的情報および命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶デバイス、またはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)などである場合がある。
プロセッサおよびインターフェイスに対応する機能は、ハードウェア設計を用いて実装される場合があり、またはソフトウェア設計を用いて実装される場合があり、またはソフトウェアとハードウェアとを組み合わせて実装される場合があることに留意されたい。これは、本明細書では限定されない。
図10は、本出願の実施形態による簡略化された端末デバイスの概略構造図である。理解を容易にするために、および図示の都合上、例えば、端末デバイスは、図10では携帯電話である。図10に示されるように、端末デバイスは、少なくとも1つのプロセッサを含み、および無線周波数回路、アンテナ、および入出力装置をさらに含む場合がある。プロセッサは、通信プロトコルおよび通信データを処理するように構成される場合があり、および端末デバイスを制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理することなどを行うようにさらに構成される場合がある。端末デバイスは、メモリをさらに含む場合がある。メモリは、主としてソフトウェアプログラムおよびデータを記憶するように構成される。これらの関係するプログラムは、通信装置が工場から配送されたときにメモリにリロードされる場合があり、または後に必要な場合にメモリにリロードされる場合がある。無線周波数回路は、主としてベースバンド信号および無線周波数信号を変換して、無線周波数信号を処理するように構成される。アンテナは、主として無線周波数信号を電磁波の形態で受信および送信するように構成される。タッチスクリーン、ディスプレイスクリーン、またはキーボードなどの入出力装置は、主として、ユーザによって入力されるデータを受け取り、およびデータをユーザに対して出力するように構成される。なお、一部のタイプの端末デバイスは入出力装置を有していない場合があることに留意されたい。
データが送信される必要があるときには、プロセッサは、送信されるデータに対してベースバンド処理を実行し、およびベースバンド信号を無線周波数回路に出力する。無線周波数回路は、ベースバンド信号に対して無線周波数処理を実行して、次いで無線周波数信号をアンテナを用いて電磁波の形態で外部に送信する。データが端末デバイスに送信されるときには、無線周波数回路は、アンテナを介して無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、およびベースバンド信号をプロセッサに出力する。プロセッサは、ベースバンド信号をデータに変換し、およびこのデータを処理する。説明を容易にするために、図10は、1つのメモリおよび1つのプロセッサしか示していない。実際の端末デバイス製品では、1つまたは複数のプロセッサと1つまたは複数のメモリとが存在し得る。メモリは、記憶媒体または記憶デバイスなどと呼ばれる場合もまたある。メモリは、プロセッサから独立して配置される場合があり、またはプロセッサと一体化される場合がある。これは、本出願の本実施形態では限定されない。
本出願の本実施形態では、トランシーバ機能を有するアンテナおよび無線周波数回路は、端末デバイスの受信ユニットおよび送信ユニットと見なされる場合があり(またはまとめてトランシーバユニットと呼ばれる場合がある)、および処理機能を有するプロセッサは、端末デバイスの処理ユニットと見なされる場合がある。図10に示されるように、端末デバイスは、受信モジュール31、処理モジュール32、および送信モジュール33を含む。受信モジュール31は、受信機、受信機械、または受信回路などと呼ばれる場合もまたあり、および送信モジュール33は、送信機械、送信機、伝送機械、または送信回路などと呼ばれることもまたある。処理モジュール32は、プロセッサ、処理基板、または処理装置などと呼ばれることもまたある。
例えば、処理モジュール32は、図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cに示される実施形態の端末デバイスの機能を実行するように構成される。
図11は、本出願の実施形態による簡略化されたアクセスネットワークデバイスの概略構造図である。アクセスネットワークデバイスは、無線周波数信号受信/送信および変換部と、部品42とを含む。無線周波数信号受信/送信および変換部は、受信モジュール41部および送信モジュール43部(まとめてトランシーバモジュールと呼ばれる場合もまたある)をさらに含む。無線周波数信号受信/送信および変換部は、主として無線周波数信号を受信/送信し、および無線周波数信号およびベースバンド信号を変換するために使用される。部品42は、主としてベースバンド処理のために使用されて、アクセスネットワークデバイスなどを制御する。受信モジュール41は、受信機、受信機械、受信回路などと呼ばれる場合もまたあり、および送信モジュール43は、送信機械、送信機、伝送機械、送信回路などと呼ばれる場合がまたある。部品42は、通常はアクセスネットワークデバイスの制御センターであり、一般に処理モジュールと呼ばれる場合があり、および図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cでアクセスネットワークデバイスによって実行されるステップをアクセスネットワークデバイスが実行するのを制御するように構成される。詳細については、前述の関連する部分の説明を参照されたい。
部品42は、1つまたは複数の基板を含む場合がある。基板のそれぞれは、1つまたは複数のプロセッサ、および1つまたは複数のメモリを含む場合がある。プロセッサは、メモリ中のプログラムを読み取って実行して、ベースバンド処理機能を実装し、およびアクセスネットワークデバイスを制御するように構成される。複数の基板がある場合には、処理能力を増大させるために基板が相互接続されることが可能である。任意選択の実装では、複数の基板が1つまたは複数のプロセッサを共有する場合があり、または複数の基板が1つまたは複数のメモリを共有し、または複数の基板が1つまたは複数のプロセッサを同時に共有する。
例えば、アクセスネットワークデバイスでは、送信モジュール43は、図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cに示される実施形態のアクセスネットワークデバイスの機能を実行するように構成される。
本出願は、メモリおよびプロセッサを含む通信装置をさらに提供する。メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、およびプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行するように構成される。加えて、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令の実行により、プロセッサは、図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cの任意の可能な実装の方法を実行する。
本出願は、メモリおよび通信インターフェイスを含むさらに別の通信装置をさらに提供する。通信インターフェイスは、情報を入力および/または出力するように構成され、およびプロセッサは、コンピュータプログラムを実行するように構成され、それによりこの装置は、図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cの任意の可能な実装の方法を実行する。
本出願は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されるとき、コンピュータは、図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cの任意の可能な実装の方法を実行する。
分離した部分として記載されているユニットは、物理的に分離している場合、または物理的に分離していない場合があり、およびユニットとして表示される部分は、物理ユニットである場合、または物理ユニットではない場合があり、1つの位置に位置する場合があり、または複数のネットワークユニット上に分散している場合がある。ユニットの一部または全部は、本出願の実施形態の解決策の目的を実行するための実際の要件に基づいて選択され得る。加えて、本出願の実施形態の機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合される場合があり、ユニットのそれぞれが物理的に単独で存在する場合があり、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。一体化されたユニットは、ハードウェアの形態で実装される場合があり、またはソフトウェア機能ユニットの形態で実装される場合がある。
一体化されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、および独立した製品として販売または使用されるときには、一体化されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶される場合がある。この理解に基づいて、本出願の技法的解決策は本質的に、または従来の技術に寄与する部分、または技法的解決策の全部もしくは一部は、ソフトウェア製品の形態で具体化される場合がある。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、およびコンピュータデバイス(コンピュータデバイスは、パーソナルコンピュータ、クラウドサーバ、またはネットワークデバイスとすることができる)に本出願の実施形態の前述の方法のステップの全部または一部を実行させるために使用されるいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、Uディスク、取外し可能ハードディスク、読取り専用メモリ(ROM,Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM,Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。以上の説明は、単に本出願の具体的な実装であるが、本出願の保護範囲を限定することが意図されていない。当業者なら、本出願に開示される技術的範囲内で、様々な等価な修正または置換を容易に思いつくことができる。これらの修正または置換は、本出願の保護範囲内に含まれるものとする。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に左右されるものとする。
本出願は、測位技術の分野に関し、および詳細には、基準信号に基づく通信方法および関連装置に関する。
現在、測位技術の性能は、基準信号の設定に大きく依存している。基準信号の現在の設定が測位性能要件を満たすことができない場合、端末デバイスが、オンデマンド(On-demand)要求に基づいて基準信号の設定を変更する場合がある。例えば、端末デバイスは、基準信号設定情報を要求するメッセージをネットワークへ送信する場合がある。基準信号設定情報を要求するメッセージは、端末デバイスによって要求された基準信号設定情報、例えば、パターン(pattern)、オン/オフ、周期性、または帯域幅を示す。
前述のプロセスにおいて、基準信号設定情報は端末デバイスによって決定され、すなわち、端末デバイスは、基準信号設定情報が適切かどうか(例えば、現在のネットワークが基準信号設定情報を提供できるかどうか)や、基準信号設定情報が他の端末デバイスによって要求されて成功裏に設定されたかどうかなどは決定することができない。その結果、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が低くなって、端末デバイスの測位要件が満たされることができない。したがって、端末デバイスによって基準信号設定を要求する成功率をどのように改善して端末デバイスの測位要件を満たすかが、現在のフェーズにおいて早急に解決されるべき技法的な課題になる。
本出願の実施形態は、基準信号に基づく通信方法および関連装置を提供し、それにより、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が向上され、それによって端末デバイスの測位要件を満たす。
第1の態様によれば、基準信号に基づく通信方法が提供され、この方法は、
第1の情報を取得するステップであって、この第1の情報が第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットが1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報が、端末デバイスによってオンデマンドで要求された基準信号設定情報である、ステップと、
第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信するステップであって、この第2の情報が、端末デバイスによって要求された第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットが1つまたは複数の基準信号設定情報を含む、ステップと
を含む。
前述の技法的解決策では、端末デバイスは、端末デバイスによって要求された第2の基準信号設定情報セットを第1のネットワークデバイスへ送信するようにオンデマンドで要求され得る1つまたは複数の基準信号設定情報を取得する、と知られることが可能である。すなわち、端末デバイスは、第1の情報を参照して第2の情報を送信してもよく、それにより、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が向上され、それによって端末デバイスの測位要件を満たす。
任意選択で、第2の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。
前述の技法的解決策では、第2の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は第1の基準信号設定情報セットに含まれる、と知られることが可能である。言い換えれば、端末デバイスによって要求された基準信号設定情報が、端末デバイスによって決定された基準信号設定情報が不適切である(例えば、現在のネットワークが基準信号設定情報を提供できない)ために満たされることが可能ではない、という問題が回避され、それにより、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が向上され、それによって端末デバイスの測位要件を満たす。
任意選択で、本方法は、
第1のネットワークデバイスによって送信された第3の情報を受信するステップであって、この第3の情報は、事前設定条件が満たされたときに第2の情報を前記第1のネットワークデバイスへ送信するように端末デバイスに指示する、ステップ
をさらに含む。
前述の技法的解決策では、端末デバイスが第3の情報を受信し、それにより端末デバイスは、事前設定条件が満たされたときに第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信することができる、と知られることが可能である。これにより、端末デバイスが基準信号設定情報を頻繁に要求するので端末デバイスの消費電力が増加してネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
任意選択で、第3の情報は、事前設定された第1の基準信号強度、事前設定された第2の基準信号強度、事前設定された第3の基準信号強度、事前設定された第1の測定結果誤差、事前設定された第2の測定結果誤差、事前設定された第3の測定結果誤差、事前設定された第1の測位精度、事前設定された第2の測位精度、事前設定された第3の測位精度、事前設定された第1の測位精度誤差、事前設定された第2の測位精度誤差、および事前設定された第3の測位精度誤差、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、事前設定条件は、
端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第1の基準信号強度以下である、
端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第1の測定結果誤差以上である、
端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第1の測位精度以下である、および
端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第1の測位精度誤差以上である、
のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、事前設定条件は、
端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第2の基準信号強度以下であり、および端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第3の基準信号強度以上である、
端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第2の測定結果誤差以下であり、および端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第3の測定結果誤差以上である、
端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第2の測位精度以下であり、および端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第3の測位精度以上である、および
端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第2の測位精度誤差以下であり、および端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第3の測位精度誤差以上である、
のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、本方法は:
第2のネットワークデバイスによって送信された第4の情報を受信することをさらに含み、第4の情報は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットおよび/または第3の基準信号設定情報セットを含み、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、第2のネットワークデバイスによって送信された1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第3の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによってオンデマンドで要求された1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および
第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信することは:
第4の情報に基づいて、第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信することを含む。
前述の技法的解決策では、端末デバイスは第4の情報を取得し、それにより端末デバイスは、現在のフェーズでネットワークによって使用されている最新の基準信号設定情報セットに基づいて、および/または、基準信号設定情報が別の端末デバイスによって要求されて、成功裏に設定されたかどうかに関する情報に基づいて、および/または、端末機器によって要求されることが可能である基準信号設定情報セットなどの情報に基づいて、第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信してもよく、それにより、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が向上され、それによって端末デバイスの測位要件を満たす、と知られることが可能である。加えて、これにより、端末デバイスが基準信号設定情報を頻繁に要求するので端末デバイスの消費電力が増加しネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
任意選択で、第3の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。
任意選択で、第1の情報は第1の支援情報を含み、および第1の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含む。
前述の技法的解決策では、第1の情報が第1の支援情報を含むので、第1の支援情報は、異なる粒度の設定情報(例えば、周波数レイヤ情報、送信・受信ノード情報、基準信号リソースセット情報、および基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数)を含み、それにより端末デバイスは、異なる粒度の設定情報を柔軟に参照できる、と知られることが可能である。
任意選択で、第1の情報は第2の支援情報を含み、第2の支援情報は事前定義された支援情報であり、および第2の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含む。
前述の技法的解決策では、第1の情報が第2の支援情報を含むので、第2の支援情報は事前定義された支援情報である、と知られることが可能である。すなわち、第2の支援情報は、新たなプロトコルで搬送されてもよく、それにより後方互換性が改善されることが可能である。加えて、第2の支援情報は、異なる粒度の設定情報(例えば、周波数レイヤ情報、送信・受信ノード情報、基準信号リソースセット情報、および基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数)を含み、それにより端末デバイスは、異なる粒度の設定情報を柔軟に参照することができる。
任意選択で、周波数レイヤ情報は、周波数レイヤ識別情報、サブキャリアスペーシング情報、帯域幅情報、開始物理リソースブロック位置、周波数情報、スペーシング情報、サイクリックプレフィックス情報、および送信・受信ノード情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、送信・受信ノード情報は、基準信号識別情報、セル識別情報、周波数情報、基準信号送信開始時刻情報、基準信号時間差(RSTD)情報、基準信号時間差不確実性(RSTD不確実性)情報、および基準信号リソースセット情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、基準信号リソースセット情報は、基準信号リソースセット識別情報、周期性情報、間隔情報、密度情報、シンボル量、同時送信がサポートされていないことを示す情報、同時受信がサポートされていないことを示す情報、電力情報、および基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含み、同時送信がサポートされていないことを示す情報は、端末による基準信号の送信中に、他の情報または基準信号以外の基準信号の送信がサポートされていないことを意味し、および同時受信がサポートされていないことを示す情報は、基準信号の受信中に、他の情報または基準信号以外の基準信号の受信がサポートされていないことを意味する。
任意選択で、基準信号リソース情報は、基準信号リソース識別子、基準信号シーケンス識別情報、間隔情報、および基準信号リソース送受信開始時刻情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、第1の支援情報は、シグナリングNR-DL-PRS-AssistanceData-r16に含まれる。
前述の技法的解決策では、第1の支援情報は、シグナリングNR-DL-PRS-AssistanceData-r16に含まれ、すなわち、第1の支援情報は既存のプロトコルに含まれ得る、と知られることが可能である。したがって、既存のプロトコルに対する影響が小さい。
任意選択で、第2の情報は、周波数レイヤの優先度、送信・受信ノードの優先度、基準信号リソースセットの優先度、および基準信号リソースの優先度、のうちの1つまたは複数をさらに含む。
前述の技法的解決策では、第2の情報は、異なる粒度の優先度情報(例えば、周波数レイヤの優先度、送信・受信ノードの優先度、基準信号リソースセットの優先度、および基準信号リソースの優先度、のうちの1つまたは複数)を含み得、それにより第2のネットワークデバイスは、異なる粒度の優先度情報を知り、それによってネットワークが基準信号を構成する助けになる、と知られることが可能である。
任意選択で、第2の情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化帯域幅部BWPリソースの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの設定情報、セカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの識別子、およびセカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの設定情報、のうちの1つまたは複数をさらに含む。
前述の技法的解決策では、第2の情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの識別子などを含み得、それにより第2のネットワークデバイスは、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの識別子などを知り、それによってネットワークが基準信号を構成する助けになる、と知られることが可能である。
第2の態様によれば、基準信号に基づく通信方法が提供され、この方法は、
第1の情報を端末デバイスへ送信するステップであって、この第1の情報が第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットが1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報が、端末デバイスによってオンデマンドで要求された基準信号設定情報である、ステップと、
端末デバイスによって送信された第2の情報を受信するステップであって、この第2の情報が、端末デバイスによって要求された第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットが1つまたは複数の基準信号設定情報を含む、ステップと
を含む。
前述の技法的解決策では、第1のネットワークデバイスは端末デバイスへ、オンデマンドで要求されることが可能である1つまたは複数の基準信号設定情報を送信し、それにより端末デバイスは、オンデマンドで要求されることが可能であるその1つまたは複数の基準信号設定情報を知る。したがって、端末デバイスによって要求された第2の基準信号設定情報セットは、第1のネットワークデバイスへ送信され得る。すなわち、端末デバイスは、第1の情報を参照して第2の情報を送信してもよく、それにより、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が向上し、それによって端末デバイスの測位要件を満たす。
任意選択で、第2の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。
前述の技法的解決策では、第2の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は第1の基準信号設定情報セットに含まれる、と知られることが可能である。言い換えれば、端末デバイスによって要求された基準信号設定情報が、端末デバイスによって決定された基準信号設定情報が不適切である(例えば、現在のネットワークが基準信号設定情報を提供できない)ために満たされることが可能ではない、という問題が回避され、それにより、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が向上し、それによって端末デバイスの測位要件を満たす。
任意選択で、本方法は、
第3の情報を端末デバイスへ送信するステップであって、この第3の情報は、事前設定条件が満たされたときに第2の情報を前記第1のネットワークデバイスへ送信するように端末デバイスに指示する、ステップ
をさらに含む。
前述の技法的解決策では、第1のネットワークデバイスは第3の情報を端末デバイスへ送信し、それにより端末デバイスは、事前設定条件が満たされたときに第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信することができる、と知られることが可能である。これにより、端末デバイスが基準信号設定情報を頻繁に要求するので端末デバイスの消費電力が増加してネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
任意選択で、第3の情報は、事前設定された第1の基準信号強度、事前設定された第2の基準信号強度、事前設定された第3の基準信号強度、事前設定された第1の測定結果誤差、事前設定された第2の測定結果誤差、事前設定された第3の測定結果誤差、事前設定された第1の測位精度、事前設定された第2の測位精度、事前設定された第3の測位精度、事前設定された第1の測位精度誤差、事前設定された第2の測位精度誤差、および事前設定された第3の測位精度誤差、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、事前設定条件は、
端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第1の基準信号強度以下である、
端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第1の測定結果誤差以上である、
端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第1の測位精度以下である、および
端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第1の測位精度誤差以上である、
のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、事前設定条件は、
端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第2の基準信号強度以下であり、および端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第3の基準信号強度以上である、
端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第2の測定結果誤差以下であり、および端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第3の測定結果誤差以上である、
端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第2の測位精度以下であり、および端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第3の測位精度以上である、および
端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第2の測位精度誤差以下であり、および端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第3の測位精度誤差以上である、
のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、端末デバイスによって送信された第2の情報を受信することは:
端末デバイスによって送信された第2の情報を受信することを含み、第2の情報は第4の情報に基づいて決定され、第4の情報は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットおよび/または第3の基準信号設定情報セットを含み、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、第2のネットワークデバイスによって送信された1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第3の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによってオンデマンドで要求された1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第4の情報は、第2のネットワークデバイスによって送信される。
前述の技法的解決策では、端末デバイスは第4の情報を取得し、それにより端末デバイスは、現在のフェーズでネットワークによって使用されている最新の基準信号設定情報セットに基づいて、および/または、基準信号設定情報が別の端末デバイスによって要求されて、成功裏に設定されたかどうかに関する情報に基づいて、および/または、端末機器によって要求されることが可能である基準信号設定情報セットなどの情報に基づいて、第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信してもよく、それにより、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が向上し、それによって端末デバイスの測位要件を満たす、と知られることが可能である。加えて、これにより、端末デバイスが基準信号設定情報を頻繁に要求するので端末デバイスの消費電力が増加してネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
任意選択で、第4の情報を送信するための誘因条件は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットが変化することである。
前述の技法的解決策では、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットが変化した場合、第2のネットワークデバイスが第4の情報を送信し、それにより端末デバイスは、現在のフェーズでネットワークによって使用されている最新の基準信号設定情報セットに基づいて、および/または、基準信号設定情報が別の端末デバイスによって要求されて、成功裏に設定されたかどうかに関する情報に基づいて、および/または、端末機器によって要求されることが可能である基準信号設定情報セットなどの情報に基づいて、第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信してもよく、それにより、端末デバイスによって基準信号設定情報を要求する成功率が向上し、それによって端末デバイスの測位要件を満たす、と知られることが可能である。加えて、これにより、端末デバイスが基準信号設定情報を頻繁に要求するので端末デバイスの消費電力が増加してネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
任意選択で、第3の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。
任意選択で、第1の情報は第1の支援情報を含み、および第1の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含む。
前述の技法的解決策では、第1の情報が第1の支援情報を含むので、第1の支援情報は、異なる粒度の設定情報(例えば、周波数レイヤ情報、送信・受信ノード情報、基準信号リソースセット情報、および基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数)を含み、それにより端末デバイスは、異なる粒度の設定情報を柔軟に参照できる、と知られることが可能である。
任意選択で、第1の情報は第2の支援情報を含み、第2の支援情報は事前定義された支援情報であり、および第2の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含む。
前述の技法的解決策では、第1の情報が第2の支援情報を含むので、第2の支援情報は事前定義された支援情報である、と知られることが可能である。すなわち、第2の支援情報は、新たなプロトコルで搬送されてもよく、それにより後方互換性が改善されることが可能である。加えて、第2の支援情報は、異なる粒度の設定情報(例えば、周波数レイヤ情報、送信・受信ノード情報、基準信号リソースセット情報、および基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数)を含み、それにより端末デバイスは、異なる粒度の設定情報を柔軟に参照することができる。
任意選択で、周波数レイヤ情報は、周波数レイヤ識別情報、サブキャリアスペーシング情報、帯域幅情報、開始物理リソースブロック位置、周波数情報、スペーシング情報、サイクリックプレフィックス情報、および送信・受信ノード情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、送信・受信ノード情報は、基準信号識別情報、セル識別情報、周波数情報、基準信号送信開始時刻情報、基準信号時間差(RSTD)情報、基準信号時間差不確実性(RSTD不確実性)情報、および基準信号リソースセット情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、基準信号リソースセット情報は、基準信号リソースセット識別情報、周期性情報、間隔情報、密度情報、シンボル量、同時送信がサポートされていないことを示す情報、同時受信がサポートされていないことを示す情報、電力情報、および基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含み、同時送信がサポートされていないことを示す情報は、端末による基準信号の送信中に、他の情報または基準信号以外の基準信号の送信がサポートされていないことを意味し、および同時受信がサポートされていないことを示す情報は、基準信号の受信中に、他の情報または基準信号以外の基準信号の受信がサポートされていないことを意味する。
任意選択で、基準信号リソース情報は、基準信号リソース識別子、基準信号シーケンス識別情報、間隔情報、および基準信号リソース送受信開始時刻情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、第1の支援情報は、シグナリングNR-DL-PRS-AssistanceData-r16に含まれる。
前述の技法的解決策では、第1の支援情報は、シグナリングNR-DL-PRS-AssistanceData-r16に含まれ、すなわち、第1の支援情報は既存のプロトコルに含まれ得る、と知られることが可能である。したがって、既存のプロトコルに対する影響が小さい。
任意選択で、第2の情報は、周波数レイヤの優先度、送信・受信ノードの優先度、基準信号リソースセットの優先度、および基準信号リソースの優先度、のうちの1つまたは複数をさらに含む。
前述の技法的解決策では、第2の情報は、異なる粒度の優先度情報(例えば、周波数レイヤの優先度、送信・受信ノードの優先度、基準信号リソースセットの優先度、および基準信号リソースの優先度、のうちの1つまたは複数)を含み得、それにより第2のネットワークデバイスは、異なる粒度の優先度情報を知ることができ、それによってネットワークが基準信号を構成する助けになる、と知られることが可能である。
任意選択で、第2の情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化帯域幅部BWPリソースの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの設定情報、セカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの識別子、およびセカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの設定情報、のうちの1つまたは複数をさらに含む。
前述の技法的解決策では、第2の情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの識別子などを含み得、それにより第2のネットワークデバイスは、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの識別子などを知ることができ、それによってネットワークが基準信号を構成する助けになる、と知られることが可能である。
第3の態様によれば、通信装置が提供され、この通信装置はトランシーバモジュールを含み、このトランシーバモジュールは:
第1の情報を取得し、この第1の情報が第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットが1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報が、端末デバイスによってオンデマンドで要求された基準信号設定情報である、および
第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信するように構成され、この第2の情報が、端末デバイスによって要求された第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットが1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
任意選択で、第2の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。
任意選択で、トランシーバモジュールは、第1のネットワークデバイスによって送信された第3の情報を受信するようにさらに構成され、この第3の情報は、事前設定条件が満たされたときに第2の情報を前記第1のネットワークデバイスへ送信するように端末デバイスに指示する。
任意選択で、第3の情報は、事前設定された第1の基準信号強度、事前設定された第2の基準信号強度、事前設定された第3の基準信号強度、事前設定された第1の測定結果誤差、事前設定された第2の測定結果誤差、事前設定された第3の測定結果誤差、事前設定された第1の測位精度、事前設定された第2の測位精度、事前設定された第3の測位精度、事前設定された第1の測位精度誤差、事前設定された第2の測位精度誤差、および事前設定された第3の測位精度誤差、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、事前設定条件は、
端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第1の基準信号強度以下である、
端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第1の測定結果誤差以上である、
端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第1の測位精度以下である、および
端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第1の測位精度誤差以上である、
のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、事前設定条件は、
端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第2の基準信号強度以下であり、および端末デバイスによって測定された基準信号強度が、事前設定された第3の基準信号強度以上である、
端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第2の測定結果誤差以下であり、および端末デバイスの測定結果誤差が、事前設定された第3の測定結果誤差以上である、
端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第2の測位精度以下であり、および端末デバイスによって測定された測位精度が、事前設定された第3の測位精度以上である、および
端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第2の測位精度誤差以下であり、および端末デバイスによって測定された測位精度誤差が、事前設定された第3の測位精度誤差以上である、
のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、トランシーバモジュールは、第2のネットワークデバイスによって送信された第4の情報を受信するようにさらに構成され、この第4の情報は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットおよび/または第3の基準信号設定情報セットを含み、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、第2のネットワークデバイスによって送信された1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第3の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによってオンデマンドで要求された1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および
第1のネットワークデバイスへの第2の情報の送信中、トランシーバモジュールは、第4の情報に基づいて第2の情報を第1のネットワークデバイスへ送信するように構成される。
任意選択で、第3の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。
任意選択で、第1の情報は第1の支援情報を含み、および第1の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、第1の情報は第2の支援情報を含み、第2の支援情報は事前定義された支援情報であり、および第2の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、周波数レイヤ情報は、周波数レイヤ識別情報、サブキャリアスペーシング情報、帯域幅情報、開始物理リソースブロック位置、周波数情報、スペーシング情報、サイクリックプレフィックス情報、および送信・受信ノード情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、送信・受信ノード情報は、基準信号識別情報、セル識別情報、周波数情報、基準信号送信開始時刻情報、基準信号時間差(RSTD)情報、基準信号時間差不確実性(RSTD不確実性)情報、および基準信号リソースセット情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、基準信号リソースセット情報は、基準信号リソースセット識別情報、周期性情報、間隔情報、密度情報、シンボル量、同時送信がサポートされていないことを示す情報、同時受信がサポートされていないことを示す情報、電力情報、および基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含み、同時送信がサポートされていないことを示す情報は、端末による基準信号の送信中に、他の情報または基準信号以外の基準信号の送信がサポートされていないことを意味し、および同時受信がサポートされていないことを示す情報は、基準信号の受信中に、他の情報または基準信号以外の基準信号の受信がサポートされていないことを意味する。
任意選択で、基準信号リソース情報は、基準信号リソース識別子、基準信号シーケンス識別情報、間隔情報、および基準信号リソース送受信開始時刻情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、第1の支援情報は、シグナリングNR-DL-PRS-AssistanceData-r16に含まれる。
任意選択で、第2の情報は、周波数レイヤの優先度、送信・受信ノードの優先度、基準信号リソースセットの優先度、および基準信号リソースの優先度、のうちの1つまたは複数をさらに含む。
任意選択で、第2の情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化帯域幅部BWPリソースの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの設定情報、セカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの識別子、およびセカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの設定情報、のうちの1つまたは複数をさらに含む。
第4の態様によれば、通信装置が提供され、この通信装置はトランシーバモジュールを含み、このトランシーバモジュールは:
第1の情報を端末デバイスへ送信し、この第1の情報が第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットが1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報が、端末デバイスによってオンデマンドで要求された基準信号設定情報である、および
端末デバイスによって送信された第2の情報を受信するように構成され、この第2の情報が、端末デバイスによって要求された第2の基準信号設定情報セットを含んで、第2の基準信号設定情報セットが1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
任意選択で、第2の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。
任意選択で、トランシーバモジュールは、第3の情報を端末デバイスへ送信するようにさらに構成され、この第3の情報は、事前設定条件が満たされたときに第2の情報を前記第1のネットワークデバイスへ送信するように端末デバイスに指示する。
任意選択で、端末デバイスによって送信された第2の情報の受信中、トランシーバモジュールは、
端末デバイスによって送信された第2の情報を受信するように構成され、この第2の情報は第4の情報に基づいて決定され、この第4の情報は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットおよび/または第3の基準信号設定情報セットを含み、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、第2のネットワークデバイスによって送信された1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第3の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによってオンデマンドで要求された1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第4の情報は、第2のネットワークデバイスによって送信される。
任意選択で、第4の情報を送信するための誘因条件は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットが変化することである。
任意選択で、第3の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。
任意選択で、第1の情報は第1の支援情報を含み、および第1の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、第1の情報は第2の支援情報を含み、第2の支援情報は事前定義された支援情報であり、および第2の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、周波数レイヤ情報は、周波数レイヤ識別情報、サブキャリアスペーシング情報、帯域幅情報、開始物理リソースブロック位置、周波数情報、スペーシング情報、サイクリックプレフィックス情報、および送信・受信ノード情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、送信・受信ノード情報は、基準信号識別情報、セル識別情報、周波数情報、基準信号送信開始時刻情報、基準信号時間差(RSTD)情報、基準信号時間差不確実性(RSTD不確実性)情報、および基準信号リソースセット情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、基準信号リソースセット情報は、基準信号リソースセット識別情報、周期性情報、間隔情報、密度情報、シンボル量、同時送信がサポートされていないことを示す情報、同時受信がサポートされていないことを示す情報、電力情報、および基準信号リソース情報、のうちの1つまたは複数を含み、同時送信がサポートされていないことを示す情報は、端末による基準信号の送信中に、他の情報または基準信号以外の基準信号の送信がサポートされていないことを意味し、および同時受信がサポートされていないことを示す情報は、基準信号の受信中に、他の情報または基準信号以外の基準信号の受信がサポートされていないことを意味する。
任意選択で、基準信号リソース情報は、基準信号リソース識別子、基準信号シーケンス識別情報、間隔情報、および基準信号リソース送受信開始時刻情報、のうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、第1の支援情報は、シグナリングNR-DL-PRS-AssistanceData-r16に含まれる。
任意選択で、第2の情報は、周波数レイヤの優先度、送信・受信ノードの優先度、基準信号リソースセットの優先度、および基準信号リソースの優先度、のうちの1つまたは複数をさらに含む。
任意選択で、第2の情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化帯域幅部BWPリソースの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの設定情報、セカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの識別子、およびセカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの設定情報、のうちの1つまたは複数をさらに含む。
第5の態様によれば、メモリおよびプロセッサを含む通信装置が提供され、メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行するように構成され、およびメモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令の実行により、プロセッサは、第1の態様のいずれか1つに記載の方法、または第2の態様のいずれか1つに記載の方法を実施する。
第6の態様によれば、通信装置が提供され、この通信装置はプロセッサおよび通信インターフェイスを含み、通信インターフェイスは、情報を入力および/または出力するように構成され、およびプロセッサは、コンピュータプログラムを実行するように構成され、それにより装置は、第1の態様または第2の態様のいずれか1つに記載の方法を実施する。
第7の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶しているコンピュータ可読記憶媒体が提供され、コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されるとき、コンピュータプログラムにより、コンピュータは、第1の態様のいずれか1つに記載の方法、または第2の態様のいずれか1つに記載の方法を実行する。
第8の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供され、このコンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムを記憶し、およびコンピュータプログラムがコンピュータによって実行されるとき、コンピュータプログラムにより、コンピュータは、第1の態様のいずれか1つに記載の方法、または第2の態様のいずれか1つに記載の方法を実施する。
第9の態様によれば、前述の端末デバイスおよび前述の第1のネットワークデバイスを含む通信システムが提供される。
本出願の実施形態または従来技術における技法的解決策をより明確に説明するために、以下では、実施形態または従来技術を説明する際に使用される添付図面について簡単に説明する。以下の説明における添付図面は、本出願のいくつかの実施形態を示し、および当業者であればこれらの添付図面から、創造的な努力を伴わずに他の図面をなお導出し得ることは明らかである。
本出願の実施形態による通信システムのインフラストラクチャの図である。
本出願の実施形態に適用可能な特定の可能なネットワークアーキテクチャの概略図である。
本出願の実施形態による、通信装置に適用可能なハードウェアの概略構造図である。
本出願の実施形態による、基準信号に基づく通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による、基準信号に基づくさらに別の通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による、基準信号に基づくさらに別の通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による、基準信号に基づくさらに別の通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による、基準信号に基づくさらに別の通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による、基準信号に基づくさらに別の通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による、基準信号に基づくさらに別の通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による通信装置の概略構造図である。
本出願の実施形態による簡略化端末デバイスの概略構造図である。
本出願の実施形態による簡略化アクセスネットワークデバイスの概略構造図である。
以下では、本出願の実施形態の添付図面を参照して、本出願の実施形態における技法的解決策を説明する。
本出願の実施形態において「システム」および「ネットワーク」という用語は、交換可能に使用され得ると理解されたい。「少なくとも1つ」は1つまたは複数を指し、「複数の」は2つ以上を指す。「および/または」は、関連付けられた対象物を記述するための関連関係であって、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、以下の3つの場合:Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、およびBのみが存在する、を表す場合があり、ここでAとBとは、単数であっても、または複数であってもよい。文字「/」は一般に、関連付けられた対象物が「または」の関係にあることを示す。以下の項目(部分)またはその類似表現のうちの少なくとも1つは、単数の項目(部分)または複数の項目(部分)の任意の組み合わせを含む、これらの項目の任意の組み合わせを指す。例えば、a、b、またはcのうちの少なくとも1つとは、a、b、c、aとb、aとc、bとc、またはaとbとcとを表す場合があり、ここでa、b、およびcは、1つまたは複数であり得る。単数形の表現「1つの」、「1つ」、「その」、「その上」、および「この」は、文脈が明確に反対のことを示さない限り、「1つまたは複数の」などの表現もまた含むことが意図されている。加えて、特にことわらない限り、本出願の実施形態で言及される「第1の」および「第2の」などの序数は、複数の対象物を区別するために使用され、および複数の対象物の順序、時間順序、優先度、または重要度を限定するためには使用されない。
本出願において説明されている「1つの実施形態」、「いくつかの実施形態」などに言及することは、本出願の1つまたは複数の実施形態が、実施形態を参照して説明された特定の特徴、構造、または特性を含むことを示す。したがって、本明細書において「1つの実施形態において」、「いくつかの実施形態において」、「いくつかの他の実施形態において」、「いくつかの追加的な実施形態において」など様々である記述は、必ずしも同じ実施形態を指すものではなく、特にことわらない限り、「1つまたは複数の、しかしすべての実施形態というわけではない」ことをむしろ意味する。「備える」、「含む」、「有する」という用語、およびそれらの変形はすべて、特にことわらない限り、「含むが、限定されない」を意味する。
以下では、本出願に関連するいくつかの名詞(または通信用語)について説明する。
1.周波数レイヤ(測位周波数レイヤ)
周波数レイヤは、1つもしくは複数の送信ノード(送信点、TP)間、または受信ノード(受信点、RP)間、または送信・受信ノード(送信点および受信点、TRP)間の測位基準信号(positioning reference signal,PRS)リソースセットの集合体を指し、以下の特徴を有する:
1)同じサブキャリア間隔(サブキャリアスペーシング、SCS)およびサイクリックプレフィックス(cyclic prefix,CP)タイプ、
2)同じ中心周波数、
3)同じ周波数点A、
4)同じPRS帯域幅および開始物理リソースブロック(physical resource block,PRB)。
2.送信ノード(送信点、TP)、受信ノード(受信点、RP)、および送信・受信ノード(送信・受信点、TRP)。
送信ノード(送信点、TP)は、伝送ノードと記載される場合もまたあり、およびセル、セルの一部、またはDL-PRS専用TP(PRS信号のみが送信され、いかなるセルとも関連付けられていない)の同じ地理的位置を有する送信アンテナのグループ、例えば、アンテナアレイ(1つまたは複数のアンテナユニットを有する)を指す。送信ノードは、基地局(ng-eNBまたはgNB)アンテナ、リモート無線ヘッド(remote radio head,RRH)、基地局のリモートアンテナ、DL-PRS専用TPのアンテナなどを含み得る。セルは、1つまたは複数の送信ノードによって形成され得る。同型配備シナリオでは、送信ノードのそれぞれが1つのセルに対応している場合がある。
受信ノード(受信点、RP)は、同じ地理的位置におけるセル、セルの一部、またはUL-SRS専用TP(SRS信号のみを送信し、およびいかなるセルとも関連付けられていない)の受信アンテナのグループであり、例えば、アンテナアレイ(1つまたは複数のアンテナユニットを有する)である。受信ノードは、基地局(ng-eNBまたはgNB)アンテナ、リモート無線ヘッド(remote radio head,RRH)、基地局のリモートアンテナ、UL-SRS専用TPのアンテナなどを含み得る。セルは、1つまたは複数の受信ノードによって形成され得る。同型配備シナリオでは、受信ノードのそれぞれが1つのセルに対応している場合がある。
送信・受信ノード(送信・受信点、TRP)は、同じ地理的位置を有して送信ノードおよび/または受信ノードの機能をサポートするアンテナのグループを指す。関連する定義および説明については、3GPP TS 38.305-g30を参照されたい。
第5世代移動通信技術(5th generation mobile communication technology,5G)では、中央ユニット(central unit,CU)と1つまたは複数の分散ユニット(distributed unit,DU)とがgNBに統合されると理解されてもよい。1つのDUが1つのセルに対応しており、および1つのセルは1つまたは複数のTRPを含む。
3.測位測定要求
本出願の実施形態において、測位測定要求は、特定の端末デバイスに測位タスクを要求するために使用されるメッセージである。測位タスクは、位置即時要求(location immediate request,LIR)サービスまたは位置遅延要求(location deferred request,LDR)サービスであってもよい。測位タスクを実行することによって、モバイル通信ネットワークは、端末デバイスの位置情報または位置関連の測位イベントを測位タスクのリクエスタ、すなわち測位リクエスタに通知し得る。測位管理デバイスまたは位置管理機能(location management function,LMF)ネットワーク要素は、特定の端末デバイスの測位要件を管理するように構成され得る。具体的には、測位測定要求を管理することは、測位管理デバイスまたはLMFネットワーク要素が、測位リクエスタによって送信された測位測定要求に基づいて、端末デバイスの位置情報または測定結果情報を測位リクエスタにフィードバックするように、または測位要求によって示された測位イベントが端末デバイスに現れることを測位リクエスタに示すように構成され得ることを意味する。
即時要求サービスは、「即時要求、即時応答」測位サービスであり、および即時要求サービスの測位測定要求はLIRを含み得る。本出願の実装では、測位リクエスタは、端末デバイスが置かれているコアネットワーク要素、例えば、アクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function,AMF)ネットワーク要素またはゲートウェイモバイルロケーションセンター(gateway mobile location center,GMLC)ネットワーク要素へLIRを送信する。AMFネットワーク要素またはGMLCは、測位管理デバイス、またはコアネットワーク内のLMFネットワーク要素などの別のネットワーク要素にLIRを転送し、それにより測位管理デバイスまたはLMFネットワーク要素は、LIRに基づいて端末デバイスの位置情報を測位リクエスタに即座にフィードバックする。
位置遅延要求サービスは遅延特性を有する。測位リクエスタは、端末デバイス、端末デバイスが置かれているコアネットワーク要素、または別の関連ネットワーク要素からの端末デバイスの測位レポートを予約することに相当する。レポートは、特定の測位イベントが満たされた後にもたらされてもよい。例えば、測位イベントは:端末デバイスがエリアから外へ移動する、またはエリアに向けて移動する、端末デバイスの移動距離が閾値距離に達する、または事前設定された報告周期性が満たされる、ことを含む。レポートは、端末デバイスの位置情報を搬送してもよく、および/またはレポートは、前述の位置イベントが、例えば、端末デバイスにエリアから外へ移動するように、またはエリアに向けて移動するように命令するために、満たされていることを示してもよい。
4.測位基準信号(PRS)
測位基準信号は、ダウンリンク測位基準信号(downlink positioning reference signal,DL-PRS)およびアップリンク測位基準信号(uplink positioning reference signal,UL-PRS)を含む。ダウンリンク測位基準信号DL-PRSは通常、略して測位基準信号(PRS)と呼ばれる。アップリンク測位基準信号(UL-PRS)は、MIMO用のサウンディング基準信号(sounding reference signal,SRS、3GPP R15およびそれ以前のバージョンで使用される)、および測位サウンディング基準信号(positioning sounding reference signal,pos-SRSまたはSRS)を含む。
5.オンデマンド(On-demand)要求
オンデマンド(On-demand)は、端末デバイスによって測位管理デバイスまたは基地局などのネットワークデバイスに対して開始されて、PRSおよび/またはSRS関連設定を要求する動作または挙動を記述するか、または測位管理デバイスもしくは基地局などのネットワークデバイスによって開始されて、PRSおよび/もしくはSRS関連設定を要求する動作または挙動を記述するか、またはPRSおよび/もしくはSRS関連設定を要求するために基地局などのネットワークデバイスによって開始される動作もしくは挙動を記述する。具体的には、端末デバイス、測位管理デバイス、または基地局などのネットワークデバイスは、特定のPRSおよび/またはSRS関連設定、例えば、PRSパターン(PRS pattern)、オン/オフ、周期性、または帯域幅を要求/提案/推奨し得る。
前述の内容は、本出願の実施形態におけるいくつかの名詞(または通信用語)の意味を簡潔に説明している。本出願の実施形態において提供される基準信号に基づく通信方法をよりよく理解するために、以下では、本出願の実施形態において提供される基準信号に基づく通信方法のシステムアーキテクチャおよび/またはアプリケーションシナリオについて説明する。本出願の実施形態で説明されるシナリオは、本出願の実施形態における技法的解決策をより明確に説明することが意図されており、および本出願の実施形態において提供される技法的解決策に対する限定は構成しないことが理解され得る。
本出願の実施形態における技法的解決策は、第5世代移動通信技術(5th generation mobile communication technology,5G)などに適用され得ると理解されたい。本出願の実施形態における技法的解決策は、別の将来の通信システム、例えば、6G通信システムにさらに適用されてもよい。将来の通信システムでは、機能は同じままであり得るが、名称は変わり得る。
以下では、本出願の実施形態において提供される通信システムの基本アーキテクチャを説明する。図1を参照されたい。図1は、本出願の実施形態による通信システムの基本アーキテクチャである。図1に示されるように、通信システムは、第1のネットワークデバイス10と、第2のネットワークデバイス20と、第1のネットワークデバイス10または第2のネットワークデバイス20と通信する1つまたは複数の端末デバイス30とを含み得る。図1は単なる概略図であり、および本出願で提供される技法的解決策の適用可能なシナリオに対する限定は構成しない。
第1のネットワークデバイス10は、アクセスネットワークデバイス101または測位管理デバイス102であってもよく、および第2のネットワークデバイス20は、アクセスネットワークデバイス101または測位管理デバイス102であってもよい。
アクセスネットワークデバイス101は、ネットワーク側にあって信号を送信し、信号を受信するように、または信号を送信して信号を受信するように構成されたエンティティである。アクセスネットワークデバイス101は、端末デバイス30に無線通信機能を提供するために無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)に配置される装置であってもよく、例えば、様々な形の送信・受信ノード(送信受信点、TRP)、基地局、またはコントローラノードであってもよい。例えば、アクセスネットワークデバイスは、ネットワークコントローラ、無線コントローラ、またはクラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network,CRAN)シナリオにおける無線コントローラである。具体的には、アクセスネットワークデバイス101は、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、中継局、アクセスポイント(access point,AP)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller,RNC)、ノードB(NodeB,NB)、基地局コントローラ(base station controller,BSC)、基地トランシーバ局(base transceiver station,BTS)、ホーム基地局(例えば、ホーム進化型NodeB、もしくはホームNodeB,HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit,BBU)、送信ノード(送信点、TP)、受信ノード(受信点、RP)、モバイル交換センターなどであってもよく、基地局のアンテナパネルであってもまたよい。コントローラノードは、複数の基地局に接続されてもよく、および複数の基地局によってカバーされる複数の端末のリソースを構成し得る。異なる無線アクセス技術を使用するシステムでは、基地局の機能を有するデバイスの名称が異なる場合がある。例えば、アクセスネットワークデバイスは、5GにおけるgNB、5Gより後のネットワークにおけるネットワーク側デバイス、将来の進化したPLMNネットワークにおけるアクセスネットワークデバイスなどであってもよい。アクセスネットワークデバイス101の具体的な名称は、本出願において限定されていない。加えて、アクセスネットワークデバイス101は、gNBに統合されている中央ユニット(central unit,CU)および分散ユニット(distributed unit,DU)をさらに含み得る。
測位管理デバイス102は、測位精度要件、遅延要件などに基づいた対応する測位方法を選択するように、測位に必要な情報を交換するための対応する通信プロトコルを選択するように、および、その他の必要な情報または測位サービスのための測位ポリシーを提供するように構成される。4G通信では、測位管理デバイス102は、進化型サービングモバイルロケーションセンター(evolved serving mobile location center,E-SMLC)であってもよい。5G通信では、測位管理デバイス102は、位置管理機能(location management function,LMF)ネットワーク要素であってもよい。第6世代(6th Generation,6G)通信などの将来の通信においても、測位管理デバイス102は、依然としてLMFネットワーク要素であってもよく、または別の名称を有してもよい。これは、本出願において限定されていない。
端末デバイス30は、ユーザ側にあって信号を受信するように、信号を送信するように、または信号を受信して信号を送信するように構成されたエンティティである。端末デバイス30は、音声サービスおよびデータ接続サービスのうちの1つまたは複数をユーザに提供するように構成される。端末デバイス30は、無線トランシーバ機能を有している、および、アクセスネットワークデバイスと協働してユーザに通信サービスを提供できる、デバイスであってもよい。具体的には、端末デバイス30は、ユーザ機器(user equipment,UE)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、モバイル局、モバイルコンソール、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置であってもよい。端末デバイス30は、無人航空機、モノのインターネット(internet of things,IoT)デバイス、WLAN内の局(station,ST)、セルラー電話(cellular phone)、スマートフォン(smartphone)、コードレス電話、無線データカード、タブレットコンピュータ、セッション開始プロトコル(session initiation protocol,SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop,WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)デバイス、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、機械型通信(machine type communication,MTC)端末、無線通信機能付きハンドヘルドデバイス、無線モデムに接続されたコンピューティングデバイスまたは別の処理デバイス、車両デバイス、ウェアラブルデバイス(ウェアラブルインテリジェントデバイスと呼ばれる場合もまたある)、仮想現実(virtual reality,VR)端末、拡張現実(augmented reality,AR)端末、産業制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self-driving)における無線端末、リモート医療(remote medical)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全性(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末などであってもまたよい。代替として、端末デバイス30は、デバイス間(device to device,D2D)デバイス、例えば、電力メータまたは水道メータなどであってもよい。代替として、端末デバイス30は、5Gシステムにおける端末であってもよく、または次世代通信システムにおける端末であってもよい。これは、本出願の実施形態において限定されていない。
図1を参照すると、通信システムは、アクセスおよびモビリティ管理デバイス40をさらに含み得る。アクセスおよびモビリティ管理デバイス40は、アクセスネットワークデバイス101と通信してもよく、およびアクセスおよびモビリティ管理デバイス40は、測位管理デバイス102と通信してもよい。
アクセスおよびモビリティ管理デバイス40は主に、モバイルネットワーク内の端末デバイスの登録、モビリティ管理および追跡エリアの更新手順のために使用される。アクセスおよびモビリティ管理デバイス40は、非アクセス層(non-access stratum,NAS)メッセージを終了させ、登録管理、接続管理および到達可能性管理を完了し、追跡エリアリスト(tracking area list,TA list)、モビリティ管理などを割り当てる。加えて、セッション管理(session management,SM)メッセージが、セッション管理ネットワーク要素に対して透過的にルーティングされる。5G通信において、アクセスおよびモビリティ管理デバイス40は、アクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function,AMF)ネットワーク要素であってもよく、およびNamfは、AMFネットワーク要素によって提供されるサービス指向インターフェイスである。AMFネットワーク要素は、Namfを介して他のネットワーク機能と通信し得る。第6世代(6th Generation,6G)通信などの将来の通信において、アクセスおよびモビリティ管理デバイス40は、依然としてAMFネットワーク要素であってもよく、または別の名称を有してもよい。これは、本出願において限定されていない。
以下では、5G通信システムを例に用いて、本出願の実施形態に適用可能であり具体的に可能なネットワークアーキテクチャの概略図を、図2を参照して説明する。具体的には、図2は、本出願の実施形態に適用可能であり特定の可能なネットワークアーキテクチャの概略図である。ネットワーク構造は、LMFネットワーク要素、AMFネットワーク要素、gNB(またはng-eNB)、端末デバイスなどを含み得る。
gNBは、複数のTPを含み得る。gNBは複数のRPをさらに含み得ることに留意されたい。別の記述法では、gNBが複数のTRPを含み得ると理解されてもまたよい。加えて、NL1インターフェイスは、AMFネットワーク要素とLMFネットワーク要素との間の基準点であり、およびNG-Cインターフェイスは、gNB(またはng-eNB)とAMFネットワーク要素との間の基準点であり、および非アクセス層(non-access stratum,NAS)メッセージ、次世代アプリケーションプロトコル(next generation application protocol,NGAP)メッセージなどを送信するために使用される。gNBは、エアインターフェイスを介して端末デバイスと通信する。エアインターフェイスは名称であって、このエアインターフェイスは、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間の通信インターフェイスであってもよい。例えば、4Gでは、エアインターフェイスは、Uuインターフェイス(すなわち、図2のLTE Uuインターフェイス)と呼ばれる。5Gでは、エアインターフェイスは、新無線(new radio,NR)インターフェイスと呼ばれる(すなわち、図2のNR Uuインターフェイス)。
加えて、AMFネットワーク要素は、サービス指向インターフェイスを介してインタラクションを実施してもまたよい。例えば、AMFネットワーク要素によって外部システムに提供されるサービス指向インターフェイスは、Namfであってもよい。関連する説明については、3GPP TS 23501規格の5Gシステムアーキテクチャ(5G system architecture)の図を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
図2において、LMFネットワーク要素の制御プレーンおよびユーザプレーンはそれぞれ、進化型サービングモバイルロケーションセンター(evolved-serving mobile location center,E-SMLC)およびSUPLロケーションプラットフォーム(SUPL location platform,SLP)であることに留意されたい。このようにして、以下の情報がgNB/ng-eNBおよび端末デバイスと交換されることが可能である。:情報が、NR測位プロトコルアネックス(NR positioning protocol annex,NRPPa)メッセージを使用することによって、例えば、PRSおよびサウンディング基準信号(sounding reference signal,SRS)に関する設定情報、セルタイミング、セル位置情報などを取得することによって、ng-eNB/gNBと交換され、端末デバイスの能力情報、支援情報、測定情報などが、LTE測位プロトコル(LTE positioning protocol,LPP)メッセージを使用することによって端末デバイス間で転送される。AMFネットワーク要素は、端末デバイスに関連する位置サービス要求を5Gコアネットワークの位置サービス(location services,LCS)エンティティから送信してもよく、またはAMFネットワーク要素は、いくつかの位置サービスを特定の端末デバイスの代わりに開始し、および位置サービス要求をLMFネットワーク要素へ転送してもよい。端末デバイスによって返された位置情報が取得された後、関連する位置情報が5GコアネットワークのLCSエンティティに返される。端末デバイスは、gNBおよび他のソースからのダウンリンク信号を測定して測位をサポートし得る。gNB/ng-eNBは、測定情報を端末デバイスに提供し、およびその情報をLMFネットワーク要素へ伝達し得る。
前述のネットワーク要素もしくは機能は、ハードウェアデバイス内のネットワーク要素であってもよく、または専用ハードウェア上で動作するソフトウェア機能であってもよく、またはプラットフォーム(例えば、クラウドプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能であってもよい、と理解されてもよい。前述のネットワーク要素または機能は、1つまたは複数のサービスに分割されてもよい。さらに、ネットワーク機能から独立しているサービスが存在してもよい。本出願では、前述の機能のインスタンス、前述の機能に含まれるサービスのインスタンス、またはネットワーク機能から独立しているサービスインスタンスが、すべてサービスインスタンスと呼ばれる場合がある。
加えて、本出願の実施形態において提供される技法的解決策は、複数のシステムアーキテクチャに適用可能であり得る。本出願の実施形態で説明されるネットワークアーキテクチャおよびサービスシナリオは、本出願の実施形態における技法的解決策をより明確に説明することが意図されているが、本出願の実施形態において提供される技法的解決策に対する限定は構成しない。当業者は、ネットワークアーキテクチャが進化し、および新たなサービスシナリオが出現するにつれて、本出願の実施形態において提供される技法的解決策もまた、同様の技法的問題に適用可能であることを知り得る。
任意選択で、図1のネットワーク要素のそれぞれ(例えば、第1のネットワークデバイス10、第2のネットワークデバイス20、端末デバイス30、アクセスおよびモビリティ管理デバイス40)は、1つのデバイスによって実行されてもよく、または複数のデバイスによって共同で実行されてもよく、またはデバイス内の機能モジュールであってもよい。これは、本出願の実施形態では特に限定されない。前述の機能は、ハードウェアデバイス内のネットワーク要素であってもよく、または専用ハードウェア上で動作するソフトウェア機能であってもよく、またはプラットフォーム(例えば、クラウドプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能であってもよい、と理解されてもよい。
例えば、図1のデバイスのそれぞれは、図3の通信装置300を使用して実行され得る。図3は、本出願の実施形態による通信装置に適用可能なハードウェアの概略構造図である。通信装置300は、少なくとも1つのプロセッサ301と、通信ライン302と、メモリ303と、少なくとも1つの通信インターフェイス304とを含む。
プロセッサ301は、汎用中央処理ユニット(central processing unit,CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)、または本出願の解決策のプログラム実行を制御するように構成された1つまたは複数の集積回路であってもよい。
通信ライン302は、前述の構成要素間で情報を送信するための経路を含み得る。
通信インターフェイス304は、任意のトランシーバタイプの装置(アンテナなど)であり、および別のデバイスと、またはイーサネット、RAN、もしくは無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network,WLAN)などの通信ネットワークと通信するように構成される。
メモリ303は、静的な情報および命令を記憶することができる読み出し専用メモリ(read-only memory,ROM)もしくは他のタイプのスタティックストレージデバイス、または情報および命令を記憶することができるランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)もしくは他のタイプのダイナミックストレージデバイスであってよく、または、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory,EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(compact disc read-only memory,CD-ROM)もしくは他のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザーディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ光ディスクなどを含む)、磁気ディスクストレージ媒体もしくは他の磁気ストレージデバイス、または、予想されるプログラムコードを命令またはデータ構造の形で保持もしくは記憶するように使用されることが可能であり、およびコンピュータによってアクセスされることが可能である他の任意の媒体であってもよい。これは、それらに限定されない。メモリは独立して存在してもよく、および通信ライン302を介してプロセッサ301に接続される。代替として、メモリとプロセッサとは一体化されてもよい。本出願のこの実施形態で提供されるメモリは、一般に不揮発性であり得る。メモリ303は、本出願の解決策を実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶するように構成されて、プロセッサ301が実行を制御する。プロセッサ301は、メモリ303に記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行して、本出願の以下の実施形態で提供される方法を実行するように構成される。
任意選択で、本出願の実施形態におけるコンピュータ実行可能命令は、アプリケーションプログラムコードと呼ばれる場合もまたある。これは、本出願の実施形態において特に限定されていない。
可能な実装において、プロセッサ301は、1つまたは複数のCPU、例えば、図3のCPU 0およびCPU 1を含み得る。
可能な実装では、通信装置300は、複数のプロセッサ、例えば、図3のプロセッサ301およびプロセッサ307を含み得る。これらのプロセッサのそれぞれは、シングルコア(single-CPU)プロセッサであってもよく、またはマルチコア(multi-CPU)プロセッサであってもよい。本明細書のプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つまたは複数のデバイス、回路、および/または処理コアであってもよい。
可能な実装では、通信装置300は、出力デバイス305および入力デバイス306をさらに含み得る。出力デバイス305は、プロセッサ301と通信して、情報を複数の手法で表示し得る。例えば、出力デバイス305は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display,LCD)、発光ダイオード(light emitting diode,LED)ディスプレイデバイス、陰極線管(cathode ray tube、CRT)ディスプレイデバイス、またはプロジェクタ(projector)であってもよい。入力デバイス306は、プロセッサ301と通信して、複数の手法でユーザ入力を受信し得る。例えば、入力デバイス306は、マウス、キーボード、タッチスクリーンデバイス、またはセンサデバイスであってもよい。
前述の通信装置300は、汎用デバイスまたは専用デバイスであってもよい。特定の実装では、通信装置300は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線端末デバイス、埋め込みデバイス、または図3の同様の構造を有するデバイスであってもよい。通信装置300のタイプは、本出願のこの実施形態において限定されていない。
以下では、添付図面を参照して、本出願の実施形態において提供される技法的解決策を説明する。
図4を参照されたい。図4は、本願の実施形態による基準信号に基づく通信方法の概略フローチャートである。図4の端末デバイスは、図1の端末デバイス30である場合があり、および図4の第1のネットワークデバイスは、図1の第1のネットワークデバイス10である場合がある。図4に示されるように、この方法は、限定されるわけではないが、以下のステップを含む。
401:端末デバイスは、第1の情報を取得し、ここで、第1の情報は、第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報は、端末デバイスによってオンデマンドで要求される基準信号設定情報である。
オンデマンド要求については、前述の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細について再度説明されない。
任意選択で、ステップ401は、以下のステップを含む場合がある。端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信される第1の情報を受信する。代替として、端末デバイスは、測位管理デバイスによって送信される第1の情報を受信する。代替として、端末デバイスは、外部インターフェイス(運用管理および保守(operation administration and maintenance,OAM)など)から、または別の方式で、第1の情報を取得する。
例えば、端末デバイスがアクセスネットワークデバイスによって送信される第1の情報を受信することは、以下のステップを含む。端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信される第1の無線リソース制御(radio resource control,RRC)メッセージまたは第1のシステム情報を受信し、ここで、第1のRRCメッセージまたは第1のシステム情報が、第1の情報を含む。
可能な実装では、第1のシステム情報は、第1の測位システム情報ブロック(positioning system information block,posSIB)を含む場合があり、ここで、第1のposSIBは、第1の情報を含む場合がある。
例えば、端末デバイスが測位管理デバイスによって送信される第1の情報を受信することは、以下のステップを含む。端末デバイスは、測位管理デバイスによって送信される第1のLTE測位プロトコル(LTE positioning protocol,LPP)メッセージを受信し、ここで、第1のLPPメッセージが、第1の情報を含む。
本出願では、可能な実装では、測位管理デバイスは、第1の要求メッセージをアクセスネットワークデバイスに送信する場合があり、ここで、第1の要求メッセージは、第1の情報を要求するために使用されることに留意されたい。測位管理デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信される第1の応答メッセージを受信する場合があり、ここで、第1の応答メッセージが、第1の情報を示す。測位管理デバイスは、第1の情報を端末デバイスに送信する場合がある。第1の要求メッセージおよび第1の応答メッセージは、例えば新無線測位プロトコルアネックス(NR positioning protocol annex,NRPPa)メッセージである場合がある。これは、本明細書では限定されない。
第1の基準信号設定情報セットが端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つまたは複数の基準信号設定情報を含むことは、以下のように理解され得る。:第1の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによって要求されることが許される1つもしくは複数の基準信号設定情報を含む、第1の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによって要求されることが可能な1つもしくは複数の基準信号設定情報を含む、第1の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによって要求される場合がある1つもしくは複数の基準信号設定情報を含む、または第1の基準信号設定情報セットは、アクセスネットワークデバイスによって事前設定される1つもしくは複数の基準信号設定情報を含む。これは、本明細書では限定されない。端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つまたは複数の基準信号設定情報のそれぞれは、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報のうちの1つまたは複数を含み得る。
可能な実装では、第1の情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
さらに別の可能な実装では、第1の情報は、第1の支援情報を含む場合があり、および第1の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報のうちの1つまたは複数を含む。
さらに別の可能な実装では、第1の情報は、第2の支援情報を含む場合があり、第2の支援情報は、事前定義された支援情報であり、および第2の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報のうちの1つまたは複数を含む。
本出願では、事前定義されたとは、事前定義されたことが既存の3GPP規格には存在しないものとして理解され得ることに留意されたい。
例えば、第2の支援情報は事前定義された支援情報であることは、第2の支援情報は新たに定義された支援情報であるとして理解され得る。
例えば、第1の支援情報は、第1のシグナリングに含まれる場合があり、第2の支援情報は、第2のシグナリングに含まれる場合があり、および第1のシグナリングは、第2のシグナリングとは異なる。
可能な実装では、第1のシグナリングは、異なる測位方法で共有される支援情報シグナリングを提供し得る。例えば、第1のシグナリングは、シグナリングCommonIEsRequestAssistanceData、シグナリングProvideAssistanceData、もしくはシグナリングNR-DL-PRS-AssistanceData、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、または前述のシグナリングのうちのいずれか1つの拡張フィールドを有するシグナリングであり得る。これは、本明細書では限定されない。
さらに別の可能な実装では、第1のシグナリングは、特定の測位方法の支援情報提供シグナリングである場合がある。例えば、第1のシグナリングは、シグナリングNR-DL-TDOA-ProvideAssistanceData、シグナリングNR-DL-AoD-ProvideAssictanceData、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、または前述のシグナリングのうちのいずれか1つの拡張フィールドを有するシグナリングであり得る。これは、本明細書では限定されない。
さらに別の可能な実装では、第1のシグナリングは、異なる測位方法で共有される位置情報要求シグナリングである場合がある。例えば、第1のシグナリングは、シグナリングCommonIEsRequestLocationInformationもしくはシグナリングRequestLocationInformation、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、または前述のシグナリングのうちのいずれか1つの拡張フィールドを有するシグナリングであり得る。これは、本明細書では限定されない。
さらに別の可能な実装では、第1のシグナリングは、特定の測位方法の位置情報要求シグナリングである場合がある。例えば、第1のシグナリングは、シグナリングNR-DL-TDOA-RequestLocationInformationもしくはシグナリングNR-DL-AoD-RequestLocationInformation、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、または前述のシグナリングのうちのいずれか1つの拡張フィールドを有するシグナリングであり得る。これは、本明細書では限定されない。
端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つもしくは複数の基準信号設定情報のそれぞれが第1の支援情報を含む場合があり、端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つもしくは複数の基準信号設定情報のそれぞれが第2の支援情報を含む場合があり、または端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つもしくは複数の基準信号設定情報のそれぞれが第1の支援情報と第2の支援情報とを含む場合があることは理解され得る。これは、本明細書では限定されない。
任意選択で、周波数レイヤ情報は、周波数レイヤ識別情報(測位基準信号が送信されることが可能な周波数レイヤを示す)、サブキャリアスペーシング情報、帯域幅情報、開始物理リソースブロック位置、周波数情報、スペーシング情報、サイクリックプレフィックス情報、および送信・受信ノード情報のうちの1つまたは複数を含み得る。
サブキャリアスペーシング情報(dl-PRS-SubcarrierSpacing)は、ダウンリンクPRSリソースのサブキャリアスペーシングを示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
帯域幅情報(dl-PRS-ResourceBandwidth)は、ダウンリンクPRSリソースに割り当てられたPRB物理リソースブロック(physical resource block、PRB)の数量を示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
開始物理リソースブロック位置(dl-PRS-StartPRB)は、測位周波数レイヤにおける基準ダウンリンクPRS周波数Aに対するオフセットの開始PRB指標として定義される。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
周波数情報(dl-PRS-PointA)は、DL-PRS基準リソースブロックの絶対周波数を示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
スペーシング情報(dl-PRS-CombSizeN)は、ダウンリンクPRSリソースのシンボルのそれぞれのリソース要素スペーシングを示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
サイクリックプレフィックス情報(dl-PRS-CyclicPrefix)は、ダウンリンクPRSリソースのサイクリックプレフィックス長を示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
任意選択で、送信・受信ノード情報は、基準信号識別情報、セル識別情報、周波数情報、基準信号送信開始時刻情報、基準信号時間差(reference signal time difference,RSTD)情報、基準信号時間差不確実性(RSTD不確実性)情報、および基準信号リソースセット情報のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
基準信号識別情報(dl-PRS-ID)は、ダウンリンクPRSリソースを一意に識別するためにダウンリンクPRSリソースセット識別子およびダウンリンクPRSリソース識別子と共に使用されて、単一のTRPと関連付けられる。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
セル識別情報は、物理セル識別子(nr-PhysCellID)およびグローバルセル識別子(nr-CellGlobalID)を含む場合がある。nr-PhysCellIDは、TRPの物理セル識別子を示し、およびnr-CellGlobalIDは、NCGI、すなわちTS38.331[35]に定義されるNRユニットのグローバルに一意の識別子を示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
周波数情報(nr-ARFCN)は、TRPのNR-ARFCNを示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
基準信号送信開始時刻情報(nr-DL-PRS-SFN0-Offset)は、支援データ基準TRPのSFN#0タイムスロット#0に対する所与のTRPのSFN#0タイムスロット#0の時間オフセットを示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
基準信号時間差情報(nr-DL-PRS-ExpectedRSTD)は、ターゲットデバイス(端末デバイス)がTRPと支援データ基準TRPとの間で測定すると予期するRSTD値を示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
前述の基準信号時間差不確実性情報は、nr DL PRS ExpectedRSTD値の不確実性を示す。この不確実性は、測位サーバによるターゲットデバイス位置の以前の推定に関係する(本出願では、測位サーバは、測位管理デバイスとして理解され得る)。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
任意選択で、基準信号リソースセット情報は、基準信号リソースセット識別情報、周期性情報、間隔情報、密度情報、シンボル量、同時送信がサポートされていないことを示す情報、同時受信がサポートされていないことを示す情報、電力情報、および基準信号リソース情報のうちの1つまたは複数を含む場合があり、同時送信がサポートされていないことを示す情報は、端末による基準信号の送信中に、他の情報またはその基準信号以外の基準信号の送信がサポートされていないことを意味し、および同時受信がサポートされていないことを示す情報は、基準信号の受信中に、他の情報またはその基準信号以外の基準信号の受信がサポートされていないことを意味する。
周期性情報および間隔情報(dl-PRS-Periodicity-and-ResourceSetSlotOffset)は、ダウンリンクPRSリソースセットのそれぞれを用いて設定されるタイムスロット中のダウンリンクPRS割当て周期性と、SFN#0のタイムスロット#0に対するダウンリンクPRSリソースセットについて設定されたTRPのタイムスロットオフセットとを示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
前述の密度情報(dl-PRS-ResourceRepetitionFactor)は、ダウンリンクPRSリソースのそれぞれがダウンリンクPRSリソースセットの1つのインスタンスについて何回繰り返されるかを示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
シンボル量(dl-PRS-NumSymbols)は、1つのスロット中のダウンリンクPRSリソースのそれぞれのシンボル量を示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
電力情報(dl-PRS-ResorucePower)は、PRS送信に使用されるPRSを搬送するリソース要素の平均EPREをdBmで示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
任意選択で、基準信号リソース情報は、基準信号リソース識別子、基準信号シーケンス識別情報、間隔情報、および基準信号リソース送受信開始時刻情報のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
基準信号シーケンス識別情報(dl-PRS-SequenceID)は、所与のダウンリンクPRSリソース上での送信のためのダウンリンクPRSシーケンスの生成のための擬似乱数生成器TS38.211[45,5.2.1]で使用されるcinit値を初期化するために使用されるシーケンスIdを示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
スペーシング情報(dl-PRS-CombSizeN-AndReOffset)は、ダウンリンクPRSリソースのシンボルのそれぞれにおけるリソース要素スペーシングと、ダウンリンクPRSリソース中の第1のシンボルの周波数領域中のリソース要素(RE)オフセットとを示す。具体的な説明については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細は説明されない。
基準信号リソース送受信開始時刻情報は、基準信号リソース送受信開始タイムスロット情報、および基準信号リソース送受信開始シンボル情報のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
基準信号リソース送受信開始タイムスロット情報(dl-PRS-ResourceSlotOffset)は、対応するダウンリンクPRSリソースセットタイムスロットオフセットに対するダウンリンクPRSリソースの開始タイムスロットを示す(このフィールドは、対応するDL-PRS-Resource Set Slot Offsetを基準としてDL-PRS Resourceの開始スロットを指定する)。基準信号リソース送受信開始シンボル情報(dl-PRS-ResourceSymbolOffset)は、ダウンリンクPRS ResourceSlotOffsetを用いて決定されたタイムスロット中のDL-PRSリソースの開始シンボルを示す(このフィールドは、dl-PRS-ResourceSlotOffsetによって決定されるスロット内のDL-PRS Resourceの開始シンボルを指定する)。
可能な実装では、第1の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報を含む場合がある。例えば、第1の支援情報のIE(詳細については、仕様3GPP TS 37.355参照)は、以下である場合がある:NR-DL-PRS-AssistanceData-r16 ::= SEQUENCE {
nr-DL-PRS-ReferenceInfo-r16 DL-PRS-ID-Info-r16,
nr-DL-PRS-AssistanceDataList-r16 SEQUENCE (SIZE (1..nrMaxFreqLayers-r16)) OF
NR-DL-PRS-AssistanceDataPerFreq-r16,
nr-SSB-Config-r16 SEQUENCE (SIZE (1..nrMaxTRPs-r16)) OF
NR-SSB-Config-r16 OPTIONAL,-- Need ON
...
}
NR-DL-PRS-AssistanceDataPerFreq-r16 ::= SEQUENCE {
nr-DL-PRS-PositioningFrequencyLayer-r16
NR-DL-PRS-PositioningFrequencyLayer-r16,
nr-DL-PRS-AssistanceDataPerFreq-r16 SEQUENCE(SIZE (1..nrMaxTRPsPerFreq-r16)) OF
NR-DL-PRS-AssistanceDataPerTRP-r16,
さらに別の可能な実装では、第1の支援情報は、1つまたは複数の送信・受信ノード情報を含む場合がある。例えば、第1の支援情報のIE(詳細については、仕様3GPP TS 37.355参照)は、以下である場合がある:
NR-DL-PRS-AssistanceDataPerTRP-r16 ::= SEQUENCE {
dl-PRS-ID-r16 INTEGER (0..255),
nr-PhyaCellID-r16 NR- PhyaCellID-r16 OPTIONAL, -- Need ON
nr-CellGlobalID-r16 NCGIID-r15 OPTIONAL, -- Need ON
nr-ARFCN-r16 ARFCN-Value-NR-r15 OPTIONAL, -- Cond NotSameAsReServ
nr-DL-PRS-SFNO-offset -r16 nr-DL-PRS-SFNO-offset -r16,
nr-DL-PRS-ExpectedRSTD-r16 INTEGER (-3841..3841),
nr-DL-PRS-ExpectedRSTD-Uncertainty-r16
INTEGER (0..246),
nr-DL-PRS-Info-r16 NR-DL-PRS-Info-r16,
さらに別の可能な実装では、第1の支援情報は、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報を含む場合がある。例えば、第1の支援情報のIE(詳細については、仕様3GPP TS 37.355参照)は、以下である場合がある:
NR-DL-PRS-AssistanceDataPerTRP-r16 ::= SEQUENCE {
dl-PRS-ID-r16 INTEGER (0..255),
nr-PhyaCellID-r16 NR- PhyaCellID-r16 OPTIONAL, -- Need ON
nr-CellGlobalID-r16 NCGIID-r15 OPTIONAL, -- Need ON
nr-ARFCN-r16 ARFCN-Value-NR-r15 OPTIONAL, -- Cond NotSameAsReServ
nr-DL-PRS-SFNO-offset -r16 nr-DL-PRS-SFNO-offset -r16,
nr-DL-PRS-ExpectedRSTD-r16 INTEGER (-3841..3841),
nr-DL-PRS-ExpectedRSTD-Uncertainty-r16
INTEGER (0..246),
nr-DL-PRS-Info-r16 NR-DL-PRS-Info-r16,
さらに別の可能な実装では、第1の支援情報は、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報を含む場合がある。例えば、第1の支援情報のIE(詳細については、仕様3GPP TS 37.355参照)は、以下である場合がある:
NR-DL-PRS-info-r16 ::= SEQUENCE {
nr-DL-PRS-ResourceSetList-r16 SEQUENCE(SIZE(1..nrMaxSetsPerTrp-r16))OF
nr-DL-PRS-ResourceSet-r16,
さらに別の可能な実装では、第1の支援情報は、1つまたは複数の基準信号リソース情報を含む場合がある。例えば、第1の支援情報のIE(詳細については、仕様3GPP TS 37.355参照)は、以下である場合がある:
NR-DL-PRS-ResourceSetList-r16 ::= SEQUENCE {
nr-DL-PRS-ResourceSetID-r16 nr-DL-PRS-ResourceSetID-r16,
<----irrelevant omitted---->
dl-PRS-ResourceList-r16 SEQUENCE(SIZE(1..nrMaxResourcesPerSet-r16))OF
nr-DL-PRS-Resource-r16,
さらに別の可能な実装では、第1の支援情報は、1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信・受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、および1つまたは複数の基準信号リソース情報のうちの1つまたは複数を含む。第1の支援情報のIE(詳細については、仕様3GPP TS 37.355参照)は、前述の例における任意の組み合わせであり得る。本明細書では、詳細は再度説明されない。
イタリック体のシグナリングは、本発明における新たに追加されたIEの例である。本出願では、r**は、r17またはr17より後のプロトコルバージョン(例えばr18またはr19)として理解され得ることに留意されたい。これは、本明細書では限定されない。
第1の支援情報のIEを参照すると、第1の支援情報中の1つまたは複数の周波数レイヤ情報は、第3のシグナリングに含まれる場合があり、および第3のシグナリングは、事前定義されたシグナリングまたは固定されたシグナリングである場合があると、知られることが可能である。これは、本明細書では限定されない。例えば、第3のシグナリングは、シグナリングnr-OnDemand-DL-PRS-PositioningFrequencyLayer、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはnr-OnDemand-DL-PRS-PositioningFrequencyLayerの拡張フィールドを有するシグナリングであり得る。これは、本明細書では限定されない。第3のシグナリングは、第1のシグナリングを含む場合がある。これは、本明細書では限定されない。
シグナリングnr-DL-PRS-PositioningFrequencyLayerについては、端末デバイスは、シグナリングnr-DL-PRS-PositioningFrequencyLayerを受信した後で対応するPRS測定を実行する必要がある。第3のシグナリングについては、端末デバイスは、第3のシグナリングを受信した直後に対応するPRS測定を実行する必要がない場合があり、例えば、測位サービス要求が終了した後で対応するPRS測定を実行する場合があり、および事前設定された条件が満たされたときに、端末デバイスは、端末デバイスによって要求される1つまたは複数の周波数レイヤ情報を第1のネットワークデバイスに送信する。
可能な実装では、事前設定された条件は、端末デバイスによって測定される基準信号強度が事前設定された第1の基準信号強度以下である、端末デバイスの測定結果誤差が事前設定された第1の測定結果誤差以上である、端末デバイスによって測定される測位精度が事前設定された第1の測位精度以下である、および端末デバイスによって測定される測位精度誤差が事前設定された第1の測位精度誤差以上である、のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
端末デバイスによって測定される基準信号強度および事前設定された第1の基準信号強度は、基準信号受信電力(reference signal received power,RSRP)、基準信号受信品質(reference signal received quality,RSRQ)、および信号対干渉雑音比(signal to interference plus noise ratio,SINR)のうちの1つを含む場合がある。これは、本明細書では限定されない。
端末デバイスの測定結果は、端末デバイスがPRS測定を実行した後で直接または間接的に得られる測定量である場合がある。例えば、端末デバイスの測定結果は、PRS基準信号受信電力(reference signal received power,RSRP)、基準信号時間差(Reference Signal Time Difference,RSTD、基準TRPと隣接するセルのTRPとの間の相対時間差)、受信と送信との間の時間差(基準信号の受信と送信との間の時間差)のうちの1つを含み得る。
端末デバイスの測定結果誤差は、端末デバイスがPRS測定を実行した後で直接または間接的に得られる測定量の誤差である場合がある。例えば、端末デバイスの測定結果誤差は、測定品質(Timing Quality)を用いて取得または評価される場合がある。
端末デバイスによって測定される測位精度(測位確度)は、測定結果および他の支援データに基づいて端末デバイス、測位管理デバイス、アクセスネットワークデバイスなどによって得られる、実際の位置から偏位している端末デバイスの位置についての偏差である場合がある。
端末デバイスによって測定される測位精度誤差は、端末デバイス、測位管理デバイス、アクセスネットワークデバイスなどによって得られる、端末デバイスの測位精度についての誤差である場合があり、例えば信頼水準(confidence level)を用いて取得または評価される場合がある。
事前設定された第1の基準信号強度、事前設定された第1の測定結果誤差、事前設定された第1の測位精度、および事前設定された第1の測位精度誤差は、測位管理デバイスまたはアクセスネットワークデバイスによって事前定義される場合があり、または固定されている場合がある。これは、本明細書では限定されない。
さらに別の可能な実装では、事前設定された条件は、端末デバイスによって測定される基準信号強度が事前設定された第1の基準信号強度より大きい、端末デバイスの測定結果誤差が事前設定された第1の測定結果誤差未満である、端末デバイスによって測定される測位精度が事前設定された第1の測位精度より大きい、および端末デバイスによって測定される測位精度誤差が事前設定された第1の測位精度誤差未満である、のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
さらに別の可能な実装では、事前設定された条件は、
端末デバイスによって測定される基準信号強度が事前設定された第2の基準信号強度以下であって、端末デバイスによって測定される基準信号強度が事前設定された第3の基準信号強度以上である、
端末デバイスの測定結果誤差が事前設定された第2の測定結果誤差以下であって、端末デバイスの測定結果誤差が事前設定された第3の測定結果誤差以上である、
端末デバイスによって測定される測位精度が事前設定された第2の測位精度以下であって、端末デバイスによって測定される測位精度が事前設定された第3の測位精度以上である、および
端末デバイスによって測定される測位精度誤差が事前設定された第2の測位精度誤差以下であって、端末デバイスによって測定される測位精度誤差が事前設定された第3の測位精度誤差以上である、
のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
事前設定された第2の基準信号強度および事前設定された第3の基準信号強度は、基準信号受信電力(reference signal received power,RSRP)、基準信号受信品質(reference signal received quality,RSRQ)、および信号対干渉雑音比(signal to interference plus noise ratio,SINR)のうちの1つを含む場合がある。これは、本明細書では限定されない。
事前設定された第2の基準信号強度、事前設定された第3の基準信号強度、事前設定された第2の測位精度、事前設定された第3の測位精度、事前設定された第2の測位精度誤差、および事前設定された第3の測位精度誤差は、測位管理デバイスまたはアクセスネットワークデバイスによって事前定義される場合もあるし、固定されている場合もある。これは、本明細書では限定されない。
事前設定された第1の基準信号強度は、事前設定された第2の基準信号強度以上である場合がある、または事前設定された第1の基準信号強度は、事前設定された第3の基準信号強度以下である場合がある。事前設定された第1の測定結果誤差は、事前設定された第2の測定結果誤差以上である場合がある、または事前設定された第1の測位精度は、事前設定された第3の測位精度以下である場合がある。事前設定された第1の測位精度は、事前設定された第2の測位精度以上である場合がある、または事前設定された第1の測位精度は、事前設定された第3の測位精度以下である場合がある。事前設定された第1の測位精度誤差は、事前設定された第2の測位精度誤差以上である場合がある、または事前設定された第1の測位精度誤差は、事前設定された第3の測位精度誤差以下である場合がある。これは、本明細書では限定されない。
さらに別の可能な実装では、事前設定された条件は、
端末デバイスによって測定される基準信号強度が事前設定された第2の基準信号強度以下である、
端末デバイスの測定結果誤差が事前設定された第2の測定結果誤差以下である、
端末デバイスによって測定される測位精度が事前設定された第2の測位精度以下である、および
端末デバイスによって測定される測位精度誤差が事前設定された第2の測位精度誤差以下である
のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
さらに別の可能な実装では、事前設定された条件は、
端末デバイスによって測定される基準信号強度が事前設定された第2の基準信号強度より大きい、
端末デバイスの測定結果誤差が事前設定された第2の測定結果誤差より大きい、
端末デバイスによって測定される測位精度が事前設定された第2の測位精度より大きい、および
端末デバイスによって測定される測位精度誤差が事前設定された第2の測位精度誤差より大きい
のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
さらに別の可能な実装では、事前設定された条件は、
端末デバイスによって測定される基準信号強度が事前設定された第3の基準信号強度以上である、
端末デバイスの測定結果誤差が事前設定された第3の測定結果誤差以上である、
端末デバイスによって測定される測位精度が事前設定された第3の測位精度以上である、および
端末デバイスによって測定される測位精度誤差が事前設定された第3の測位精度誤差以上である
のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
さらに別の可能な実装では、事前設定された条件は、
端末デバイスによって測定される基準信号強度が事前設定された第3の基準信号強度未満である、
端末デバイスの測定結果誤差が事前設定された第3の測定結果誤差未満である、
端末デバイスによって測定される測位精度が事前設定された第3の測位精度未満である、および
端末デバイスによって測定される測位精度誤差が事前設定された第3の測位精度誤差未満である
のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
第3の情報は、事前設定された第1の基準信号強度、事前設定された第2の基準信号強度、事前設定された第3の基準信号強度、事前設定された第1の測定結果誤差、事前設定された第2の測定結果誤差、事前設定された第3の測定結果誤差、事前設定された第1の測位精度、事前設定された第2の測位精度、事前設定された第3の測位精度、事前設定された第1の測位精度誤差、事前設定された第2の測位精度誤差、および事前設定された第3の測位精度誤差のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
可能な実装では、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスによって送信される第3の情報を受信する場合があり、ここで、第3の情報は、事前設定された条件が満たされたときに第2の情報を第1のネットワークデバイスに送信するように端末デバイスに指示する。
端末デバイスはアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスによって送信される第3の情報を受信する場合があることは理解され得る。可能な実装では、第1の情報と第3の情報とは、同じメッセージ内に位置する場合があり、または異なるメッセージ内に位置する場合がある。これは、本明細書では限定されない。
例えば、第2のRRCメッセージまたは第2のシステム情報が、第3の情報を含む場合があり、および第2のRRCメッセージは、第1のRRCメッセージと同じである場合があり、または第1のRRCメッセージとは異なる場合がある。第1のシステム情報は、第2のシステム情報と同じである場合があり、または第2のシステム情報とは異なる場合がある。これは、本明細書では限定されない。例えば、第2のシステム情報は、第2の測位システム情報ブロック(positioning system information block,posSIB)を含む場合があり、および第2のposSIBは、第3の情報を含む場合がある。これは、本明細書では限定されない。
例えば、端末デバイスは、さらに、外部インターフェイスから第3の情報を取得する場合がある。
さらに別の可能な実装では、第3の情報は、第3の支援情報を含む場合があり、および第3の支援情報は、事前設定された第1の基準信号強度、事前設定された第2の基準信号強度、事前設定された第3の基準信号強度、事前設定された第1の測定結果誤差、事前設定された第2の測定結果誤差、事前設定された第3の測定結果誤差、事前設定された第1の測位精度、事前設定された第2の測位精度、事前設定された第3の測位精度、事前設定された第1の測位精度誤差、事前設定された第2の測位精度誤差、および事前設定された第3の測位精度誤差のうちの1つまたは複数を含む場合がある。
例えば、第3の情報または第3の支援情報のIE(詳細については、3GPP TS 37.355参照)は、例えば以下である場合がある:
NR-DL-TDOA-ProvideAssistanceData-r16 ::= SEQUENCE {
nr-DL-PRS-AssistanceData-r16 NR-DL-PRS-AssistanceData-r16
OPTIONAL, -- Need ON
nr-SelectedDL-PRS-IndexList-r16 NR-SelectedDL-PRS-IndexList-r16
OPTIONAL, -- Need ON
nr-PositionCalculationAssistance-r16
NR-PositionCalculationAssistance-r16
OPTIONAL, -- Cond UEB
nr-DL-TDOA-Error-r16 NR-DL-TDOA-Error-r16
OPTIONAL, -- Need ON
第3の情報または第3の支援情報のIEを参照すると、第3の情報または第3の支援情報は、第4のシグナリングに含まれる場合があり、および第4のシグナリングは、事前定義されたシグナリングまたは固定されたシグナリングである場合があると、知られることが可能である。これは、本明細書では限定されない。例えば、第4のシグナリングは、シグナリングOnDemand-DL-PRS-TriggeredCriteria、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはOnDemand-DL-PRS-TriggeredCriteriaの拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。さらに、第4のシグナリングは、シグナリングNR-DL-TDOA-ProvideAssistanceData-r16、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはNR-DL-TDOA-ProvideAssistanceData-r16の拡張フィールドを有するシグナリングに含まれる場合がある。これは、本明細書では限定されない。
例えば、第4のシグナリングは、事前設定された第1の基準信号強度、事前設定された第2の基準信号強度、事前設定された第3の基準信号強度、事前設定された第1の測定結果誤差、事前設定された第2の測定結果誤差、事前設定された第3の測定結果誤差、事前設定された第1の測位精度、事前設定された第2の測位精度、事前設定された第3の測位精度、事前設定された第1の測位精度誤差、事前設定された第2の測位精度誤差、および事前設定された第3の測位精度誤差のうちの1つまたは複数を含む場合がある。これは、本明細書では限定されない。
例えば、第4のシグナリングは、第1のサブシグナリングおよび第2のサブシグナリングを含む場合があり、および第4のシグナリング中の第1のサブシグナリングおよび第2のサブシグナリングは、事前定義されたシグナリングまたは固定されたシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。例えば、第4のシグナリング中の第1のサブシグナリングは、シグナリングTimingQuality-range、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはTimingQuality-rangeの拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。第4のシグナリング中の第2のサブシグナリングは、シグナリングqos-range、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはqos-range-r**の拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。
本出願では、事前設定された第1の基準信号強度、事前設定された第2の基準信号強度、事前設定された第3の基準信号強度、事前設定された第1の測定結果誤差、事前設定された第2の測定結果誤差、および事前設定された第3の測定結果誤差は、第4のシグナリング中の第1のサブシグナリングに含まれる場合があることは理解され得る。事前設定された第1の測位精度、事前設定された第2の測位精度、事前設定された第3の測位精度、事前設定された第1の測位精度誤差、事前設定された第2の測位精度誤差、および事前設定された第3の測位精度誤差は、第4のシグナリング中の第2のサブシグナリングに含まれる場合がある。
第1の支援情報のIEを参照すると、第1の支援情報中の1つまたは複数の送信・受信ノード情報は、第3のシグナリング中の第1のサブシグナリングに含まれる場合があり、および第3のシグナリング中の第1のサブシグナリングは、事前定義されたシグナリングまたは固定されたシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。例えば、第3のシグナリング中の第1のサブシグナリングは、シグナリングNR-DL-PRS-AssistanceDataPerTRP-r16、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはNR-DL-PRS-AssistanceDataPerTRP-r16の拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。
第3のシグナリング中の第1のサブシグナリングは、第1の識別子をさらに含む場合があり、および第1の識別子は、端末デバイスが第3のシグナリング中の第1のサブシグナリングを受信した直後に対応するPRS測定を実行する必要がなく、例えば測位サービス要求が終了した後で対応するPRS測定を実行する場合があり、および事前設定された条件が満たされたときに、端末デバイスは、端末デバイスによって要求される1つまたは複数の送信および/または受信ノード情報を第1のネットワークデバイスに送信することを示す。
例えば、第1の識別子は、onDemand-DL-PRS-IDである場合がある。
第1の支援情報のIEを参照すると、第1の支援情報中の1つまたは複数の基準信号リソースセット情報は、第1のサブシグナリング中の第2のサブシグナリングに含まれる場合があり(第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリングである)、および第1のサブシグナリング中の第2のサブシグナリング(第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリング)は、事前定義されたシグナリングまたは固定されたシグナリングであることは理解されることができる。これは、本明細書では限定されない。例えば、第1のサブシグナリング中の第2のサブシグナリング(第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリング)は、シグナリングnr-OnDemand-DL-PRS-Info、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはnr-OnDemand-DL-PRS-Infoの拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。代替として、第1のサブシグナリング中の第2のサブシグナリング(第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリング)は、シグナリングnr-OnDemand-DL-PRS-ResourceSetList、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはnr-OnDemand-DL-PRS-ResourceSetListの拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。端末デバイスは、第1のサブシグナリング中の第2のサブシグナリング(第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリング)を受信した直後に対応するPRS測定を実行する必要はなく、例えば測位サービス要求が終了した後で対応するPRS測定を実行する場合があり、および事前設定された条件が満たされたときに、端末デバイスは、端末デバイスによって要求される1つまたは複数の送信および/または受信ノード情報中のダウンリンクPRSリソースセットを第1のネットワークデバイスに送信する。
第1の支援情報のIEを参照すると、第1の支援情報中の1つまたは複数の基準信号リソース情報は、第2のサブシグナリング中の第3のサブシグナリングに含まれる場合があり(第2のサブシグナリングは第1のサブシグナリング中のシグナリングであり、第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリングである)、第2のサブシグナリング中の第3のサブシグナリング(第2のサブシグナリングは第1のサブシグナリング中のシグナリングであって、第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリングである)は、事前定義されたシグナリングまたは固定されたシグナリングであることは理解されることができる。これは、本明細書では限定されない。例えば、第2のサブシグナリング中の第3のサブシグナリング(第2のサブシグナリングは第1のサブシグナリング中のシグナリングであって、第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリングである)は、シグナリングonDemand-DL-PRS-ResourceList、または類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、または拡張フィールドを有するシグナリング、またはonDemand-DL-PRS-ResourceListの拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。端末デバイスは、第2のサブシグナリング中の第3のサブシグナリング(第2のサブシグナリングは第1のサブシグナリング中のシグナリングであって、第1のサブシグナリングは第3のシグナリング中のシグナリングである)を受信した直後に対応するPRS測定を実行する必要はなく、例えば測位サービス要求が終了した後で対応するPRS測定を実行する場合があり、および事前設定された条件が満たされたときに、端末デバイスは、端末デバイスによって要求されるダウンリンクPRSリソースセット中の1つまたは複数のダウンリンクPRSリソースを第1のネットワークデバイスに送信する。
例えば、第2の支援情報のIEは、例として以下である場合がある:
NR-DL-PRS-AssistanceData-r16 ::= SEQUENCE {
nr-DL-PRS-ReferenceInfo-r16 DL-PRS-ID-Info-r16,
nr-DL-PRS-AssistanceDataList-r16 SEQUENCE (SIZE (1..nrMaxFreqLayers-r16)) OF
NR-DL-PRS-AssistanceDataPerFreq-r16,
nr-SSB-Config-r16 SEQUENCE (SIZE (1..nrMaxTRPs-r16)) OF
NR-SSB-Config-r16
OPTIONAL, -- Need ON
第2の支援情報のIEを参照すると、第2の支援情報は、第5のシグナリングに含まれる場合があり、および第5のシグナリングは、事前定義されたシグナリングである場合があることは理解されることができる。例えば、第5のシグナリングは、シグナリングnr-OnDemand-DL-PRS-AssistanceDataList、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはnr-OnDemand-DL-PRS-AssistanceDataListの拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。
第5のシグナリングは、NR-DL-PRS-AssistanceData-r16に含まれるシグナリング、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはNR-DL-PRS-AssistanceData-r16の拡張フィールドを有するシグナリングである場合があることは理解され得る。これは、本明細書では限定されない。
402:第1のネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信し、ここで、第2の情報は、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
これに対応して、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスに第2の情報を送信する。
任意選択で、ステップ402で、第1のネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイスである場合があり、およびアクセスネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信する場合がある。代替として、ステップ402で、第1のネットワークデバイスは、測位管理デバイスである場合があり、および測位管理デバイスは、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信する場合がある。これは、本明細書では限定されない。
アクセスネットワークデバイスが端末デバイスによって送信される第2の情報を受信することは、アクセスネットワークデバイスが端末デバイスによって送信される第3のRRCメッセージまたは第3のシステム情報を受信する場合があることを含み、ここで、第3のRRCメッセージまたは第3のシステム情報は第2の情報を含むことは理解され得る。
可能な実装では、第3のシステム情報は、第3の測位システム情報ブロック(positioning system information block,posSIB)を含む場合があり、および第3のposSIBは、第2の情報を含む場合がある。
測位管理デバイスが端末デバイスによって送信される第2の情報を受信することは、測位管理デバイスが端末デバイスによって送信される第2のLPPメッセージを受信することを含み、ここで、第2のLPPメッセージは、第2の情報を含む場合があることは理解され得る。
本出願では、ステップ401で端末デバイスがアクセスネットワークデバイスによって送信される第1の情報を受信する場合に、ステップ402で、アクセスネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信する(これに対応して、端末デバイスは第2の情報をアクセスネットワークデバイスに送信する)、または測位管理デバイスが、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信する(これに対応して、端末デバイスは第2の情報を測位管理デバイスに送信する)ことに留意されたい。ステップ401で端末デバイスが測位管理デバイスによって送信される第1の情報を受信する場合には、ステップ402で、アクセスネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信する(これに対応して、端末デバイスは第2の情報をアクセスネットワークデバイスに送信する)、または測位管理デバイスが、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信する(これに対応して、端末デバイスは第2の情報を測位管理デバイスに送信する)。ステップ401で端末デバイスが外部インターフェイスから第1の情報を受信する場合には、ステップ402で、アクセスネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信する(これに対応して、端末デバイスは第2の情報をアクセスネットワークデバイスに送信する)、または測位管理デバイスが、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信する(これに対応して、端末デバイスは第2の情報を測位管理デバイスに送信する)。これは、本明細書では限定されない。
可能な実装では、第2の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる場合がある、または第2の基準信号設定情報セットは、第1の基準信号設定情報セットに含まれない場合がある。これは、本明細書では限定されない。
第2の基準信号設定情報セット内の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる場合があり、これは、以下のように理解され得る:第2の基準信号設定情報セット内の1つもしくは複数の周波数レイヤ情報は、第1の基準信号設定情報セット内の1つもしくは複数の周波数レイヤ情報に完全に、もしくは部分的に含まれる場合がある、および/または第2の基準信号設定情報セット内の1つもしくは複数の送信・受信ノード情報は、第1の基準信号設定情報セット内の1つもしくは複数の送信・受信ノード情報に完全に、もしくは部分的に含まれる場合がある、および/または第2の基準信号設定情報セット内の1つもしくは複数の基準信号リソースセット情報は、第1の基準信号設定情報セット内の1つもしくは複数の基準信号リソースセット情報に完全に、もしくは部分的に含まれる場合がある、および/または第2の基準信号設定情報セット内の1つもしくは複数の基準信号リソース情報は、第1の基準信号設定情報セット内の1つもしくは複数の基準信号リソース情報に完全に、もしくは部分的に含まれる場合がある。これは、本明細書では限定されない。
例えば、可能な実装では、第2の基準信号設定情報セットに含まれる1つまたは複数の基準信号設定情報は、1つまたは複数の基準信号設定情報の1つまたは複数の識別子である場合があり、および第2の基準信号設定情報セットに含まれる1つまたは複数の基準信号設定情報中の1つの基準信号設定情報は、1つまたは複数の基準信号設定情報の1つまたは複数の識別子中の1つの基準信号設定情報の識別子に対応している場合がある。1つまたは複数の基準信号設定情報の1つまたは複数の識別子は、第1の基準信号設定情報セット中の1つまたは複数の基準信号設定情報の1つまたは複数の識別子である場合がある。例えば、基準信号設定情報の識別子は、周波数レイヤ情報の識別子、送信・受信ノード情報の識別子、基準信号リソースセット情報の識別子、および基準信号リソース情報の識別子のうちの1つまたは複数を含む場合があることは理解され得る。
前述の技法的解決策では、端末デバイスが第1の基準信号設定情報セットに基づいて第2の基準信号設定情報セットを決定し得、および第2の基準信号設定情報セットを第1のネットワークデバイスに送信する場合がある、と知られることが可能である。しかし、第2の基準信号設定情報セットに含まれる1つまたは複数の基準信号情報は、1つまたは複数の基準信号設定情報の1つまたは複数の識別子である。したがって、端末デバイスのシグナリングオーバヘッドおよび電力消費は低減されることが可能である。
任意選択で、第2の基準信号設定情報セットが第1の基準信号設定情報セットに含まれないということは、以下のように理解され得る:第2の基準信号設定情報セット中の周波数レイヤ情報が、第1の基準信号設定情報セット中の1つまたは複数の周波数レイヤ情報に含まれない、第2の基準信号設定情報セット中の1つまたは複数の送信・受信ノード情報がいずれも、第1の基準信号設定情報セット中の1つまたは複数の送信・受信ノード情報に含まれない、第2の基準信号設定情報セット中の1つまたは複数の基準信号リソースセット情報がいずれも、第1の基準信号設定情報セット中の1つまたは複数の基準信号リソースセット情報に含まれない、および第2の基準信号設定情報セット中の1つまたは複数の基準信号リソース情報がいずれも、第1の基準信号設定情報セット中の1つまたは複数の基準信号リソース情報に含まれない。これは、本明細書では限定されない。
任意選択で、第2の基準信号設定情報セットが第1の基準信号設定情報セットに含まれないということは、以下のように理解され得る:第2の基準信号設定情報セットに含まれる1つまたは複数の基準信号設定情報のうちの基準信号設定情報のそれぞれが、周波数レイヤの優先度、送信ノードの優先度、ダウンリンク基準信号リソースセットの優先度、およびダウンリンク基準信号リソースの優先度のうちの1つまたは複数を含む場合がある。これは、本明細書では限定されない。
任意選択で、第2の情報は、周波数レイヤの優先度、送信・受信ノードの優先度、基準信号リソースセットの優先度、および基準信号リソースの優先度のうちの1つまたは複数をさらに含む場合がある。
任意選択で、第2の情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化帯域幅部(bandwidth part,BWP)リソースの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの設定情報、セカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの識別子、およびセカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの設定情報のうちの1つまたは複数をさらに含む場合がある。
アクティブ化または非アクティブ化BWPリソースの設定情報は、開始周波数領域位置、帯域幅、サイクリックプレフィックス、およびサブキャリアスペーシングのうちの1つまたは複数を含む。
任意選択で、第2の情報は、セカンダリセル(secondary cell,Scell)情報をさらに含む場合があり、およびScell情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化帯域幅部(bandwidth part,BWP)リソースの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの設定情報、セカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの識別子、およびセカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの設定情報のうちの1つまたは複数をさらに含む場合がある。
可能な実装では、第2の情報は、周波数レイヤ情報の識別子、送信・受信ノード情報の識別子、基準信号リソースセット情報の識別子、および基準信号リソース情報の識別子のうちの1つまたは複数を含む場合がある。第2の情報は、周波数レイヤの優先度、送信・受信ノードの優先度、基準信号リソースセットの優先度、および基準信号リソースの優先度のうちの1つまたは複数をさらに含む場合がある。
例えば、第2の情報のIE(詳細については、仕様3GPP TS 37.355参照)は、以下である場合がある:
NR-DL-TDOA-RequestAssistanceData-r16 ::= SEQUENCE {
nr-PhysCellID-r16 NR-PhysCellID-r16
OPTIONAL,
nr-AdType-r16 BIT STRING {dl-prs (0),
posCalc (1)} (SIZE (1..8)),
可能な実装では、第2の情報は、セカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化帯域幅部(bandwidth part,BWP)リソースの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの設定情報、セカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの識別子、およびセカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの設定情報のうちの1つまたは複数を含む場合がある。例えば、第2の情報のIE(詳細については、仕様3GPP TS 37.355参照)は、例として、以下である場合がある:
CommonIEsRequestAssistanceData ::= SEQUENCE {
primaryCellID ECGI OPTIONAL, -- Cond EUTRA
...,
<----irrelevant omitted---->
[[
periodicAssistanceDataReq-r15
PeriodicAssistanceDataControlParameters-r15
OPTIONAL, -- Cond PerADreq
primaryCellID-r15 NCGI-r15 OPTIONAL -- Cond NR
]]
第2の情報のIEを参照すると、第2の情報が第6のシグナリングに含まれる場合があり、および第6のシグナリングは、事前定義されたシグナリングまたは固定されたシグナリングである場合があると、知られることが可能である。これは、本明細書では限定されない。第6のシグナリングは、第1のサブシグナリングおよび第2のサブシグナリングを含む場合がある。
具体的には、第6のシグナリング中の第1のサブシグナリングは、シグナリングNR-DL-TDOA-RequestAssistanceData-r16、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはNR-DL-TDOA-RequestAssistanceData-r16の拡張フィールドを有するシグナリングに含まれる場合がある。これは、本明細書では限定されない。例えば、第6のシグナリング中の第1のサブシグナリングは、シグナリングNR-OnDemand-DL-PRS、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはNR-OnDemand-DL-PRSの拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。さらに、第2の情報に含まれる1つまたは複数の周波数レイヤ情報、1つまたは複数の送信および/または受信ノード情報、1つまたは複数の基準信号リソースセット情報、1つまたは複数の基準信号リソース情報、周波数レイヤの優先度、送信ノードの優先度、ダウンリンク基準信号リソースセットの優先度、およびダウンリンク基準信号リソースの優先度が、第6のシグナリング中の第1のサブシグナリングに含まれる場合がある。
具体的には、シグナリングCommonIEsRequestAssistanceData、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはCommonIEsRequestAssistanceDataの拡張フィールドを有するシグナリングに含まれる場合がある。これは、本明細書では限定されない。例えば、第6のシグナリング中の第2のサブシグナリングは、シグナリングSecondaryCell-Info(SecondaryCell Infoは、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation,CA)技術が使用されるときに、ターゲットデバイス(端末デバイス)のPRS設定を決定するためにSCell情報がLMFネットワーク要素に提供されることを示す。このフィールドは、CA技術が使用されるときに、LMFがPRS設定を決定するためのSCell情報を提供するためにターゲットデバイスによって使用される)、類似の定義もしくは機能を有するシグナリング、拡張フィールドを有するシグナリング、またはSecondaryCell-Infoの拡張フィールドを有するシグナリングである場合がある。これは、本明細書では限定されない。さらに、第2の情報に含まれるセカンダリセルの識別子、セカンダリセルのアクティブ化帯域幅部(bandwidth part,BWP)リソースの識別子、セカンダリセルのアクティブ化BWPリソースの設定情報、セカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの識別子、およびセカンダリセルの非アクティブ化BWPリソースの設定情報が、第6のシグナリング中の第2のサブシグナリングに含まれる場合がある。
可能な実装では、本出願の本実施形態のステップ401とステップ402との間には特定の実行順序はなく、およびステップ401がステップ402の前に実行される場合があることに留意されたい。代替として、ステップ402がステップ401の前に実行される場合がある。代替として、ステップ401とステップ402とが同時に実行される場合がある。これは、本明細書では限定されない。
前述の技法的解決策では、端末デバイスは、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報を第1のネットワークデバイスに送信するようにオンデマンドで要求され得る1つまたは複数の基準信号設定情報を取得する、と知られることが可能である。すなわち、端末デバイスは第1の情報を参照して第2の情報を送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上し、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。
任意選択で、端末デバイスは、第2のネットワークデバイスによって送信される第4の情報を受信する場合があり、ここで、第4の情報は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットおよび/または第3の基準信号設定情報セットを含み、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、第2のネットワークデバイスによって送信される1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第3の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。端末デバイスが第2の情報を第1のネットワークデバイスに送信することは、端末デバイスが第4の情報に基づいて第2の情報を第1のネットワークデバイスに送信することを含む。
端末デバイスが第2のネットワークデバイスによって送信される第4の情報を受信することは、端末デバイスがアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスによって送信される第4の情報を受信する場合があるものとして理解され得る。
可能な実装では、端末デバイスがアクセスネットワークデバイスによって送信される第4の情報を受信することは、端末デバイスが、アクセスネットワークデバイスによって送信される第4のRRCメッセージまたは第4のシステム情報を受信することを含み、ここで、第4のRRCメッセージまたは第4のシステム情報は、第4の情報を含む場合がある。
第4のシステム情報は、第4の測位システム情報ブロック(positioning system information block,posSIB)を含む場合があり、および第4のposSIBは、第4の情報を含む場合がある。
可能な実装では、端末デバイスが測位管理デバイスによって送信される第4の情報を受信することは、端末デバイスが、測位管理デバイスによって送信される第3のLPPメッセージを受信する場合があることを含み、ここで、第3のLPPメッセージは、第4の情報を含む場合がある。
本出願では、可能な実装では、測位管理デバイスは、第2の要求メッセージをアクセスネットワークデバイスに送信する場合があり、ここで、第2の要求メッセージは、第4の情報を取得するために使用されることに留意されたい。測位管理デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信される第2の応答メッセージを受信する場合があり、ここで、第2の応答メッセージは、第4の情報を含む。測位管理デバイスは、第4の情報を端末デバイスに送信する場合がある。第2の要求メッセージおよび第2の応答メッセージは、例えば、新無線測位プロトコルアネックス(NR positioning protocol annex,NRPPa)メッセージである場合がある。これは、本明細書では限定されない。
第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、アクセスネットワークデバイスの基準信号設定情報セットとして理解され得る。アクセスネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、端末デバイスが第2の情報を送信する前にアクセスネットワークデバイスによって送信される基準信号設定情報セットである場合がある。
例えば、アクセスネットワークデバイスが位置するセルは、4つの端末デバイスを含み、およびこの4つの端末デバイスは、端末デバイスA、端末デバイスB、端末デバイスC、および端末デバイスDを含む場合がある。端末デバイスA、端末デバイスB、端末デバイスC、および端末デバイスDはすべて第1の情報を取得し(第1の情報に含まれる第1の基準信号設定情報セットは、5つの基準信号設定情報を含み、およびこの5つの基準信号設定情報は、基準信号設定情報1、基準信号設定情報2、基準信号設定情報3、基準信号設定情報4、および基準信号設定情報5を含むものと仮定される)、端末デバイスA、端末デバイスB、端末デバイスC、および端末デバイスDは、その要件に基づいて、別個に決定する場合があって、対応する第2の情報をアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスに送信する。さらに、端末デバイスAが最初に対応する第2の情報(基準信号設定情報1)をアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスに送信する場合には、次いで端末デバイスBが対応する第2の情報(基準信号設定情報4)をアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスに送信する。端末デバイスBが対応する第2の情報をアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスに送信する前に、端末デバイスAによって要求される第2の基準信号設定情報セット(基準信号設定情報1)が承認されている(端末デバイスAは、対応する第2の基準信号設定情報セット(基準信号設定情報1)を成功裏に要求する)。この場合には、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セット(アクセスネットワークデバイスの基準信号設定情報セット)が変化する。
状況1:アクセスネットワークデバイスは、基準信号設定情報2、基準信号設定情報3、基準信号設定情報4、および基準信号設定情報5をブロードキャストする場合がある。この場合には、端末デバイスBによってオンデマンドで要求される場合がある1つまたは複数の基準信号設定情報は、基準信号設定情報2、基準信号設定情報、3および基準信号設定情報4である。言い換えれば、端末デバイスBが対応する第2の情報をアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスに送信する前に、アクセスネットワークデバイスによって送信される基準信号設定情報セットは、基準信号設定情報2、基準信号設定情報3、および基準信号設定情報4を含む。
状況2:アクセスネットワークデバイスは、基準信号設定情報2、基準信号設定情報3、基準信号設定情報4、および基準信号設定情報5を測位管理デバイスに送信し、および測位管理デバイスは、基準信号設定情報2、基準信号設定情報3、基準信号設定情報4、および基準信号設定情報5を端末デバイスBに送信する。この場合には、端末デバイスBによってオンデマンドで要求される場合がある1つまたは複数の基準信号設定情報は、基準信号設定情報2、基準信号設定情報3、および基準信号設定情報4である。言い換えれば、端末デバイスBが対応する第2の情報をアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスに送信する前に、アクセスネットワークデバイスによって送信される基準信号設定情報セットは、基準信号設定情報2、基準信号設定情報3、および基準信号設定情報4を含む。
可能な実装では、端末デバイスが第4の情報に基づいて第2の情報を第1のネットワークデバイスに送信することは、端末デバイスが第4の情報に基づいて第2の情報をアクセスネットワークデバイスまたは測位管理デバイスに送信することを含む。
端末デバイスは、第4の情報に基づいて第3のRRCメッセージまたは第3のシステム情報をアクセスネットワークデバイスに送信する場合がある。端末デバイスは、第4の情報に基づいて第2のLPPメッセージを測位管理デバイスに送信する場合もある。これは、本明細書では限定されない。
加えて、端末デバイスは、第4の情報に基づいて第2の情報を第1のネットワークデバイスに送信する。これに対応して、第1のネットワークデバイスは、第2の情報を受信し、第2の情報は、第4の情報に基づいて決定され、および第4の情報は、第2のネットワークデバイスによって送信される。
第4の情報を送信するための誘因条件は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットが変化することである。
可能な実装では、第3の基準信号設定情報セット中の全部または一部の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれる。さらに別の可能な実装では、第3の基準信号設定情報セット中の基準信号設定情報は、第1の基準信号設定情報セットに含まれない。
前述の技法的解決策では、端末デバイスは第4の情報を取得するので、端末デバイスは、現在のフェーズでネットワークによって使用されている最新の基準信号設定情報セット、および/または基準信号設定情報が別の端末デバイスによって要求され、および成功裏に設定されたかどうかについての情報に基づいて、および/または端末機器によって要求されることが可能な基準信号設定情報セットなどの情報に基づいて第2の情報を第1のネットワークデバイスに送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上され、それにより端末デバイスの測位要件を満たす、と知られることが可能である。加えて、これにより、端末デバイスが頻繁に基準信号設定情報を要求するので端末デバイスの電力消費が増加し、およびネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
例えば、以下、測位管理デバイスが第1の情報を端末デバイスに送信し、および端末デバイスが第2の情報を測位管理デバイスに送信する内容について述べる。具体的には、図5は、本出願の実施形態によるさらに別のアップリンク基準信号リソース設定方法の概略フローチャートである。図5の端末デバイスは、図1の端末デバイス30である場合があり、図5のアクセスネットワークデバイスは、図1のアクセスネットワークデバイス101である場合があり、および図5の測位管理デバイスは、図1の測位管理デバイス102である場合がある。図5に示されるように、この方法は、限定されるわけではないが、以下のステップを含む。
501:端末デバイスは、測位管理デバイスによって送信される第1の情報を受信し、ここで、第1の情報は、第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報は、端末デバイスによってオンデマンドで要求される基準信号設定情報である。
ステップ501については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細について重ねて述べることはしない。
第1の情報については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
502:アクセスネットワークデバイスは、第4の情報を端末デバイスに送信し、ここで、第4の情報は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットおよび/または第3の基準信号設定情報セットを含み、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、第2のネットワークデバイスによって送信される1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第3の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
第4の情報については、前述の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
本出願では、ステップ502は、実行される場合があり、または実行されない場合があることに留意されたい。これは、本明細書では限定されない。
可能な実装では、ステップ502で、測位管理デバイスが第4の情報を端末デバイスに送信する場合がある。これは、本明細書では限定されない。
測位管理デバイスが第4の情報を端末デバイスに送信することについては、前述の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
503:端末デバイスは、第4の情報に基づいて第2の情報を測位管理デバイスに送信し、ここで、第2の情報は、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
これに対応して、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスによって送信される第2の情報を受信する。
ステップ503については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細について重ねて述べることはしない。
第2の情報については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
ステップ502が実行されない場合に、端末デバイスがステップ503で第2の情報を測位管理デバイスに送信してもよいことに留意されたい。これは、本明細書では限定されない。
可能な実装では、本出願の本実施形態のステップ501とステップ503との間には特定の実行順序はなく、およびステップ501がステップ503の前に実行される場合があることに留意されたい。代替として、ステップ503がステップ501の前に実行される場合がある。代替として、ステップ501とステップ503とが同時に実行される場合がある。これは、本明細書では限定されない。
前述の技法的解決策では、端末デバイスは、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを測位管理デバイスに送信するようにオンデマンドで要求され得る1つまたは複数の基準信号設定情報を取得する、と知られることが可能である。すなわち、端末デバイスは第1の情報を参照して第2の情報を送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上し、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。加えて、端末デバイスは第4の情報を取得するので、端末デバイスは、現在のフェーズでネットワークによって使用されている最新の基準信号設定情報セット、および/または基準信号設定情報が別の端末デバイスによって要求されて、成功裏に設定されたかどうかについての情報に基づいて、および/または端末機器によって要求されることが可能な基準信号設定情報セットなどの情報に基づいて第2の情報を測位管理デバイスに送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上され、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。加えて、これにより、端末デバイスが頻繁に基準信号設定情報を要求するので端末デバイスの電力消費が増加しネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
例えば、以下、アクセスネットワークデバイスが第1の情報を端末デバイスに送信して、端末デバイスが第2の情報を測位管理デバイスに送信する内容について述べる。具体的には、図6は、本出願の実施形態によるさらに別のアップリンク基準信号リソース設定方法の概略フローチャートである。図6の端末デバイスは、図1の端末デバイス30である場合があり、図6のアクセスネットワークデバイスは、図1のアクセスネットワークデバイス101である場合があり、および図6の測位管理デバイスは、図1の測位管理デバイス102である場合がある。図6に示されるように、この方法は、限定されるわけではないが、以下のステップを含む。
601:端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信される第1の情報を受信し、ここで、第1の情報は、第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報は、端末デバイスによってオンデマンドで要求するために使用される基準信号設定情報である。
ステップ601については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
第1の情報については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
602:アクセスネットワークデバイスは、第4の情報を端末デバイスに送信し、ここで、第4の情報は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットおよび/または第3の基準信号設定情報セットを含み、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、第2のネットワークデバイスによって送信される1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第3の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
第4の情報については、前述の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
本出願では、ステップ602は、実行される場合があり、または実行されない場合があることに留意されたい。これは、本明細書では限定されない。
可能な実装では、ステップ602で、測位管理デバイスが第4の情報を端末デバイスに送信する場合がある。これは、本明細書では限定されない。
測位管理デバイスが第4の情報を端末デバイスに送信することについては、前述の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
603:端末デバイスは、第4の情報に基づいて第2の情報を測位管理デバイスに送信し、ここで、第2の情報は、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
ステップ603については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
第2の情報については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
ステップ602が実行されない場合に、端末デバイスがステップ603で第2の情報を測位管理デバイスに送信してもよいことに留意されたい。これは、本明細書では限定されない。
可能な実装では、本出願の本実施形態のステップ601とステップ603との間には特定の実行順序はなく、およびステップ601がステップ603の前に実行される場合があることに留意されたい。代替として、ステップ603がステップ601の前に実行される場合がある。代替として、ステップ601とステップ603とが同時に実行される場合がある。これは、本明細書では限定されない。
前述の技法的解決策では、端末デバイスは、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを測位管理デバイスに送信するようにオンデマンドで要求され得る1つまたは複数の基準信号設定情報を取得する、と知られることが可能である。すなわち、端末デバイスは第1の情報を参照して第2の情報を送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上し、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。加えて、端末デバイスは第4の情報を取得するので、端末デバイスは、現在のフェーズでネットワークによって使用されている最新の基準信号設定情報セット、および/または基準信号設定情報が別の端末デバイスによって要求されて、成功裏に設定されたかどうかについての情報に基づいて、および/または端末機器によって要求されることが可能な基準信号設定情報セットなどの情報に基づいて第2の情報を測位管理デバイスに送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上され、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。加えて、これにより、端末デバイスが頻繁に基準信号設定情報を要求するので端末デバイスの電力消費が増加してネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
例えば、以下、測位管理デバイスが第1の情報を端末デバイスに送信し、および端末デバイスが第2の情報をアクセスネットワークデバイスに送信する内容について述べる。具体的には、図7は、本出願の実施形態によるさらに別のアップリンク基準信号リソース設定方法の概略フローチャートである。図7の端末デバイスは、図1の端末デバイス30である場合があり、図7のアクセスネットワークデバイスは、図1のアクセスネットワークデバイス101である場合があり、および図7の測位管理デバイスは、図1の測位管理デバイス102である場合がある。図7に示されるように、この方法は、限定されるわけではないが、以下のステップを含む。
701:端末デバイスは、測位管理デバイスによって送信される第1の情報を受信し、ここで、第1の情報は、第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報は、端末デバイスによってオンデマンドで要求される基準信号設定情報である。
ステップ701については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
第1の情報については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
702:アクセスネットワークデバイスは、第4の情報を端末デバイスに送信し、ここで、第4の情報は、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットおよび/または第3の基準信号設定情報セットを含み、第2のネットワークデバイスの基準信号設定情報セットは、第2のネットワークデバイスによって送信される1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および第3の基準信号設定情報セットは、端末デバイスによってオンデマンドで要求される1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
第4の情報については、前述の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
本出願では、ステップ702は、実行される場合があり、または実行されない場合があることに留意されたい。これは、本明細書では限定されない。
可能な実装では、ステップ702で、測位管理デバイスが第4の情報を端末デバイスに送信する場合がある。これは、本明細書では限定されない。
測位管理デバイスが第4の情報を端末デバイスに送信することについては、前述の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
703:端末デバイスは、第4の情報に基づいて第2の情報をアクセスネットワークデバイスに送信し、ここで、第2の情報は、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
ステップ703については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
第2の情報については、図4の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
ステップ702が実行されない場合に、端末デバイスがステップ703で第2の情報をアクセスネットワークデバイスに送信してもよいことに留意されたい。これは、本明細書では限定されない。
可能な実装では、本出願の本実施形態のステップ701とステップ703との間には特定の実行順序はなく、およびステップ701がステップ703の前に実行される場合があることに留意されたい。代替として、ステップ703がステップ701の前に実行される場合がある。代替として、ステップ701とステップ703とが同時に実行される場合がある。これは、本明細書では限定されない。
前述の技法的解決策では、端末デバイスは、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットをアクセスネットワークデバイスに送信するようにオンデマンドで要求され得る1つまたは複数の基準信号設定情報を取得する、と知られることが可能である。すなわち、端末デバイスは第1の情報を参照して第2の情報を送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上し、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。加えて、端末デバイスは第4の情報を取得するので、端末デバイスは、現在のフェーズでネットワークによって使用されている最新の基準信号設定情報セット、および/または基準信号設定情報が別の端末デバイスによって要求されて、成功裏に設定されたかどうかについての情報に基づいて、および/または端末機器によって要求されることが可能な基準信号設定情報セットなどの情報に基づいて第2の情報をアクセスネットワークデバイスに送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上し、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。加えて、これにより、端末デバイスが頻繁に基準信号設定情報を要求するので端末デバイスの電力消費が増加してネットワーク効率が低下する、という問題を回避する。
以下、測位シナリオを参照して本出願の実施形態で提供される技法的解決策について述べる。図8A、図8B、および図8Cは、本出願の実施形態による基準信号に基づくさらに別の通信方法の概略フローチャートである。図8Aの端末デバイスは、図1の端末デバイス30である場合があり、図8Aの第1のネットワークデバイスは、図1の第1のネットワークデバイス10である場合があり、および図8Aのアクセスおよびモビリティ管理デバイスは、図1のアクセスおよびモビリティ管理デバイス40である場合がある。図8A、図8B、および図8Cに示されるように、この方法は、限定されるわけではないが、以下のステップを含む。
801:アクセスおよびモビリティ管理デバイスは、測位測定要求を取得する。
例えば、ステップ801は、以下のステップを含む場合がある。アクセスおよびモビリティ管理デバイスは、端末デバイスまたは5GコアネットワークLCSエンティティ(例えば、ゲートウェイモバイルロケーションセンター(gateway mobile location center,GMLC)ネットワーク要素)によって送信される測位測定要求を受信する。これは、本明細書では限定されない。
測位測定要求については、前述の関連する説明を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。加えて、測位測定要求に含まれる具体的な情報については、3GPP TS 38.455を参照されたい。本明細書では、これは限定されない。
802:測位管理デバイスは、アクセスおよびモビリティ管理デバイスによって送信される測位測定要求を受信する。
803:端末デバイスは、測位管理デバイスによって送信される第3の要求メッセージを受信し、ここで、第3の要求メッセージは、端末デバイスの測位能力情報を取得するために使用され、および第3の要求メッセージは、測位測定要求に基づいて測位管理デバイスによって送信される要求メッセージである。
端末デバイスの測位能力情報については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細について述べない。
第3の要求メッセージは、LPPメッセージである場合がある。
804:測位管理デバイスは、端末デバイスによって送信される第3の応答メッセージを受信し、ここで、第3の応答メッセージは、端末デバイスの測位能力情報を含む。
805および806は、図4のステップ401および402と同じである。本明細書では、詳細は再度説明されない。
可能な実装では、ステップ805は、図5のステップ501、図6のステップ601、または図7のステップ701と同じである場合がある。これは、本明細書では限定されない。ステップ805が図5のステップ501と同じである場合には、ステップ806は、図5のステップ503と同じであることは理解され得る。ステップ805が図6のステップ601と同じである場合には、ステップ806は、図6のステップ603と同じである。ステップ805が図7のステップ701と同じである場合には、ステップ806は、図7のステップ703と同じである。これは、本明細書では限定されない。
本出願の本実施形態のステップ803とステップ805との間には特定の実行順序はなく、およびステップ803がステップ805の前に実行される場合があることに留意されたい。代替として、ステップ805がステップ803の前に実行される場合がある。代替として、ステップ803とステップ805とが同時に実行される場合がある。これは、本明細書では限定されない。
例えば、可能な実装では、ステップ801および802が最初に実行され、次いでステップ805および806が実行され、次いでステップ803および804が実行され、次いでステップ807および809が実行される場合がある。これは、本明細書では限定されない。
807:測位管理デバイスは、アクセスネットワークデバイスと、そのアクセスネットワークデバイスが位置するセルの近傍のセルの1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスとに別個に第4の要求メッセージを送信する。
第4の要求メッセージは、第4の情報を含み、および第4の要求メッセージは、アクセスネットワークデバイスとそのアクセスネットワークデバイスが位置するセルの近傍のセルの1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスとが、第4の情報を要求することで端末デバイスと同意するかどうかを決定するように要求するために使用される。
第4の要求メッセージは、NRPPaメッセージである場合がある。
第4の情報は、第2の情報と完全または部分的に同じである場合があり、または第4の情報は、第2の情報と完全に異なる場合がある。これは、本明細書では限定されない。
808:測位管理デバイスは、アクセスネットワークデバイスとそのアクセスネットワークデバイスが位置するセルの近傍のセルの1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスとによって送信される第4の応答メッセージを別個に受信する。
第4の応答メッセージは、アクセスネットワークデバイスとそのアクセスネットワークデバイスが位置するセルの近傍のセルの1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスとが、端末デバイスによって要求される第4の情報について部分的もしくは完全に同意する、または同意しないと決定したことを示す。
第4の応答メッセージは、NRPPaメッセージである場合がある。
809:第4の応答メッセージが、アクセスネットワークデバイスとそのアクセスネットワークデバイスが位置するセルの近傍のセルの1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスとが、端末デバイスによって要求される第4の情報について部分的または完全に同意すると決定したことを示す場合には、測位管理デバイスは、端末デバイスについて測位を実行し、または第4の応答メッセージが、アクセスネットワークデバイスとそのアクセスネットワークデバイスが位置するセルの近傍のセルの1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスとが、端末デバイスによって要求される第4の情報について同意しないと決定したことを示す場合には、測位管理デバイスは、測位が失敗したと決定する。
測位管理デバイスは、端末デバイスについて測位を実行することに留意されたい。詳細については、3GPP TS 37.355を参照されたい。本明細書では、詳細について述べない。
前述の技法的解決策では、測位に関するときには、端末デバイスは、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを第1のネットワークデバイスに送信するようにオンデマンドで要求され得る1つまたは複数の基準信号設定情報を取得する、と知られることが可能である。すなわち、端末デバイスは第1の情報を参照して第2の情報を送信し得るので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上し、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。加えて、アクセスネットワークデバイスとそのアクセスネットワークデバイスが位置するセルの近傍のセルの1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスとは、端末デバイスによって要求される基準信号設定情報を端末デバイスが使用することができるかどうかを評価または決定する必要がある。端末デバイスによって要求される基準信号設定情報が第1のネットワークデバイスから来るので、アクセスネットワークデバイスとそのアクセスネットワークデバイスが位置するセルの近傍のセルの1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスとが端末デバイスが第2の情報を使用することができるかどうかを評価または決定するときに、端末デバイスが第2の情報を使用することを許される確率が高いので、端末デバイスによる基準信号設定情報の要求の成功率が向上し、それにより端末デバイスの測位要件を満たす。
本出願では、図4から図7に関連する実装において、任意の実装の組み合わせの解決策は本発明の保護範囲内に含まれることに留意されたい。
以上、主としてデバイス間のインタラクションの観点から本出願で提供される解決策について述べた。前述の機能を実装するために、前述のデバイスは、機能を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことは理解され得る。当業者なら、本明細書に開示される実施形態を参照して説明される例におけるモジュールおよびアルゴリズムステップが、本出願ではハードウェアの形態、またはハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせの形態で実装されることが可能であることを容易に認識するはずである。機能がハードウェアによって実行されるか、またはコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかは、技法的解決策の個々の適用および設計制約によって決まる。当業者なら、様々な方法を用いて記載される機能を個々の適用のそれぞれのために実装し得るが、その実装が本出願の範囲外になるとは見なされないものとする。
本出願の実施形態では、端末デバイスまたは第1のネットワークデバイスは、前述の方法例に基づいて機能モジュールに分割され得る。例えば、機能モジュールのそれぞれが対応する機能に基づいて分割される場合があり、または2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合される場合がある。前述の統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実装される場合があり、またはソフトウェア機能モジュールの形態で実装される場合がある。なお、本出願の実施形態におけるモジュール分割は例であって、単なる論理的な機能分割に過ぎないことに留意されたい。実際の実装では、別の分割方式があり得る。
統合されたモジュールが使用されるときには、図9を参照されたい。図9は、本出願の実施形態による通信装置の概略構造図である。通信装置900は、図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cに示される方法に適用され得る。図9に示されるように、通信装置900は、トランシーバモジュール901を含む。トランシーバモジュール901は、トランシーバまたは通信インターフェイスである場合がある。通信装置は、前述の方法の実施形態のうちのいずれか1つに関係する端末デバイスもしくは第1のネットワークデバイスを実装するように構成される、または前述の方法の実施形態のうちのいずれか1つに関係するデバイスの機能を実装するように構成される場合がある。例えば、通信装置は、端末デバイスまたは第1のネットワークデバイスである場合がある。端末デバイスまたは第1のネットワークデバイスは、ハードウェアデバイス中のネットワーク要素、専用ハードウェア上で稼働するソフトウェア機能、またはプラットフォーム(例えばクラウドプラットフォーム)上にインスタンス化された仮想化機能である場合がある。任意選択で、通信装置900は、通信装置900のプログラムコードおよびデータを記憶するように構成された記憶モジュール902をさらに含む場合がある。
例えば、通信装置が端末デバイスとして使用される、または端末デバイスに適用されるチップであるときには、通信装置900は、トランシーバモジュール901を含み、および前述の方法の実施形態で端末デバイスによって実行されるステップを実行する。トランシーバモジュール901は、第1のネットワークデバイスとの通信をサポートし、および特に図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cで端末デバイスによって実行される送信および/または受信アクションを実行するように構成される。本明細書では、詳細について重ねて述べることはしない。例えば、端末デバイスは、ステップ401およびステップ503のうちの1つまたは複数のステップを実行する際にサポートされる、および/または本明細書に記載される技術の別のプロセスで使用される。
例えば、トランシーバモジュール901は、第1の情報を取得するように構成され、ここで、第1の情報は、第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報は、端末デバイスによってオンデマンドで要求される基準信号設定情報であり、および、第2の情報を第1のネットワークデバイスに送信するように構成され、ここで、第2の情報は、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
例えば、通信装置が第1のネットワークデバイスとして使用される、または第1のネットワークデバイスに適用されるチップであるときには、通信装置900は、トランシーバモジュール901を含み、および前述の方法の実施形態でネットワークデバイスによって実行されるステップを実行する。トランシーバモジュール901は、端末デバイスとの通信をサポートし、および特に図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cで第1のネットワークデバイスによって実行される送信および/または受信アクションを実行するように構成される。本明細書では、詳細について重ねて述べることはしない。例えば、第1のネットワークデバイスは、ステップ402、ステップ502のうちの1つまたは複数のステップ、および/または本明細書に記載される技術の別のプロセスを実行する際にサポートされる。
例えば、トランシーバモジュール901は、第1の情報を端末デバイスに送信するように構成され、ここで、第1の情報は、第1の基準信号設定情報セットを含み、第1の基準信号設定情報セットは、1つまたは複数の基準信号設定情報を含み、および1つまたは複数の基準信号設定情報は、端末デバイスによってオンデマンドで要求される基準信号設定情報であり、および、端末デバイスによって送信される第2の情報を受信するように構成され、ここで、第2の情報は、端末デバイスによって要求される第2の基準信号設定情報セットを含み、および第2の基準信号設定情報セットは1つまたは複数の基準信号設定情報を含む。
可能な実装では、通信装置がチップであるときには、トランシーバモジュール901は、インターフェイス、ピン、回路などである場合がある。インターフェイスは、処理されるデータをプロセッサに入力するように構成される場合があり、およびプロセッサの処理結果を出力する場合がある。特定の実装では、インターフェイスは、汎用入出力(general-purpose input output,GPIO)インターフェイスである場合があり、および複数の周辺デバイス(ディスプレイ(LCD)、カメラ(camera)、無線周波数(radio frequency,RF)モジュール、およびアンテナなど)に接続される場合がある。インターフェイスは、バスを介してプロセッサに接続される。
記憶モジュール902は、チップ内の記憶モジュール、例えばレジスタまたはキャッシュなどである場合がある。代替として、記憶モジュールは、チップの外部に位置する記憶モジュール、例えば読取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、静的情報および命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶デバイス、またはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)などである場合がある。
プロセッサおよびインターフェイスに対応する機能は、ハードウェア設計を用いて実装される場合があり、またはソフトウェア設計を用いて実装される場合があり、またはソフトウェアとハードウェアとを組み合わせて実装される場合があることに留意されたい。これは、本明細書では限定されない。
図10は、本出願の実施形態による簡略化された端末デバイスの概略構造図である。理解を容易にするために、および図示の都合上、例えば、端末デバイスは、図10では携帯電話である。図10に示されるように、端末デバイスは、少なくとも1つのプロセッサを含み、および無線周波数回路、アンテナ、および入出力装置をさらに含む場合がある。プロセッサは、通信プロトコルおよび通信データを処理するように構成される場合があり、および端末デバイスを制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理することなどを行うようにさらに構成される場合がある。端末デバイスは、メモリをさらに含む場合がある。メモリは、主としてソフトウェアプログラムおよびデータを記憶するように構成される。これらの関係するプログラムは、通信装置が工場から配送されたときにメモリにリロードされる場合があり、または後に必要な場合にメモリにリロードされる場合がある。無線周波数回路は、主としてベースバンド信号および無線周波数信号を変換して、無線周波数信号を処理するように構成される。アンテナは、主として無線周波数信号を電磁波の形態で受信および送信するように構成される。タッチスクリーン、ディスプレイスクリーン、またはキーボードなどの入出力装置は、主として、ユーザによって入力されるデータを受け取り、およびデータをユーザに対して出力するように構成される。なお、一部のタイプの端末デバイスは入出力装置を有していない場合があることに留意されたい。
データが送信される必要があるときには、プロセッサは、送信されるデータに対してベースバンド処理を実行し、およびベースバンド信号を無線周波数回路に出力する。無線周波数回路は、ベースバンド信号に対して無線周波数処理を実行して、次いで無線周波数信号をアンテナを用いて電磁波の形態で外部に送信する。データが端末デバイスに送信されるときには、無線周波数回路は、アンテナを介して無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、およびベースバンド信号をプロセッサに出力する。プロセッサは、ベースバンド信号をデータに変換し、およびこのデータを処理する。説明を容易にするために、図10は、1つのメモリおよび1つのプロセッサしか示していない。実際の端末デバイス製品では、1つまたは複数のプロセッサと1つまたは複数のメモリとが存在し得る。メモリは、記憶媒体または記憶デバイスなどと呼ばれる場合もまたある。メモリは、プロセッサから独立して配置される場合があり、またはプロセッサと一体化される場合がある。これは、本出願の本実施形態では限定されない。
本出願の本実施形態では、トランシーバ機能を有するアンテナおよび無線周波数回路は、端末デバイスの受信ユニットおよび送信ユニットと見なされる場合があり(またはまとめてトランシーバユニットと呼ばれる場合がある)、および処理機能を有するプロセッサは、端末デバイスの処理ユニットと見なされる場合がある。図10に示されるように、端末デバイスは、受信モジュール31、処理モジュール32、および送信モジュール33を含む。受信モジュール31は、受信機、受信機械、または受信回路などと呼ばれる場合もまたあり、および送信モジュール33は、送信機械、送信機、伝送機械、または送信回路などと呼ばれることもまたある。処理モジュール32は、プロセッサ、処理基板、または処理装置などと呼ばれることもまたある。
例えば、処理モジュール32は、図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cに示される実施形態の端末デバイスの機能を実行するように構成される。
図11は、本出願の実施形態による簡略化されたアクセスネットワークデバイスの概略構造図である。アクセスネットワークデバイスは、無線周波数信号受信/送信および変換部と、部品42とを含む。無線周波数信号受信/送信および変換部は、受信モジュール41部および送信モジュール43部(まとめてトランシーバモジュールと呼ばれる場合もまたある)をさらに含む。無線周波数信号受信/送信および変換部は、主として無線周波数信号を受信/送信し、および無線周波数信号およびベースバンド信号を変換するために使用される。部品42は、主としてベースバンド処理のために使用されて、アクセスネットワークデバイスなどを制御する。受信モジュール41は、受信機、受信機械、受信回路などと呼ばれる場合もまたあり、および送信モジュール43は、送信機械、送信機、伝送機械、送信回路などと呼ばれる場合がまたある。部品42は、通常はアクセスネットワークデバイスの制御センターであり、一般に処理モジュールと呼ばれる場合があり、および図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cでアクセスネットワークデバイスによって実行されるステップをアクセスネットワークデバイスが実行するのを制御するように構成される。詳細については、前述の関連する部分の説明を参照されたい。
部品42は、1つまたは複数の基板を含む場合がある。基板のそれぞれは、1つまたは複数のプロセッサ、および1つまたは複数のメモリを含む場合がある。プロセッサは、メモリ中のプログラムを読み取って実行して、ベースバンド処理機能を実装し、およびアクセスネットワークデバイスを制御するように構成される。複数の基板がある場合には、処理能力を増大させるために基板が相互接続されることが可能である。任意選択の実装では、複数の基板が1つまたは複数のプロセッサを共有する場合があり、または複数の基板が1つまたは複数のメモリを共有し、または複数の基板が1つまたは複数のプロセッサを同時に共有する。
例えば、アクセスネットワークデバイスでは、送信モジュール43は、図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cに示される実施形態のアクセスネットワークデバイスの機能を実行するように構成される。
本出願は、メモリおよびプロセッサを含む通信装置をさらに提供する。メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、およびプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行するように構成される。加えて、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令の実行により、プロセッサは、図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cの任意の可能な実装の方法を実行する。
本出願は、メモリおよび通信インターフェイスを含むさらに別の通信装置をさらに提供する。通信インターフェイスは、情報を入力および/または出力するように構成され、およびプロセッサは、コンピュータプログラムを実行するように構成され、それによりこの装置は、図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cの任意の可能な実装の方法を実行する。
本出願は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されるとき、コンピュータは、図4、図5、図6、図7、または図8A、図8B、および図8Cの任意の可能な実装の方法を実行する。
分離した部分として記載されているユニットは、物理的に分離している場合、または物理的に分離していない場合があり、およびユニットとして表示される部分は、物理ユニットである場合、または物理ユニットではない場合があり、1つの位置に位置する場合があり、または複数のネットワークユニット上に分散している場合がある。ユニットの一部または全部は、本出願の実施形態の解決策の目的を実行するための実際の要件に基づいて選択され得る。加えて、本出願の実施形態の機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合される場合があり、ユニットのそれぞれが物理的に単独で存在する場合があり、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される場合がある。一体化されたユニットは、ハードウェアの形態で実装される場合があり、またはソフトウェア機能ユニットの形態で実装される場合がある。
一体化されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、および独立した製品として販売または使用されるときには、一体化されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶される場合がある。この理解に基づいて、本出願の技法的解決策は本質的に、または従来の技術に寄与する部分、または技法的解決策の全部もしくは一部は、ソフトウェア製品の形態で具体化される場合がある。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、およびコンピュータデバイス(コンピュータデバイスは、パーソナルコンピュータ、クラウドサーバ、またはネットワークデバイスとすることができる)に本出願の実施形態の前述の方法のステップの全部または一部を実行させるために使用されるいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、Uディスク、取外し可能ハードディスク、読取り専用メモリ(ROM,Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM,Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。以上の説明は、単に本出願の具体的な実装であるが、本出願の保護範囲を限定することが意図されていない。当業者なら、本出願に開示される技術的範囲内で、様々な等価な修正または置換を容易に思いつくことができる。これらの修正または置換は、本出願の保護範囲内に含まれるものとする。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲の影響下にあるものとする。