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JP2023005060A - 回転式圧縮機及び冷凍装置 - Google Patents

回転式圧縮機及び冷凍装置 Download PDF

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JP2023005060A
JP2023005060A JP2021106752A JP2021106752A JP2023005060A JP 2023005060 A JP2023005060 A JP 2023005060A JP 2021106752 A JP2021106752 A JP 2021106752A JP 2021106752 A JP2021106752 A JP 2021106752A JP 2023005060 A JP2023005060 A JP 2023005060A
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Japan
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rotary compressor
separation plate
oil separation
space
oil
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Application number
JP2021106752A
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大河 荒金
Taiga Arakane
知巳 横山
Tomomi Yokoyama
直樹 下園
Naoki Shimozono
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

Figure 2023005060000001
【課題】潤滑油が冷媒とともにケーシング外部に流出するのを抑え、油上り率を低減できるようにする。
【解決手段】油分離板(63)は、ケーシング(11)底部の油溜まり部(17)と電動機(21)との間に配置される。抑制部(65)は、電動機(21)と油分離板(63)との間の第1空間(14)に配置される。抑制部(65)は、圧縮機構(30)から吐出された後に第1空間(14)へ流れた冷媒が、ロータ(21b)とステータ(21a)との隙間から第2空間(15)に向かうのを抑制する。
【選択図】図5

Description

本開示は、回転式圧縮機及び冷凍装置に関するものである。
特許文献1には、圧縮機構で圧縮された高圧の冷媒がケーシング内に吐出され、ケーシング内が高圧となる高圧ドーム型のスクロール圧縮機が開示されている。
特許文献1のスクロール圧縮機では、圧縮機構からモータ上部空間に排出された冷媒が、モータのコアカット部を通ってモータ下部空間に向かって流れる。また、ケーシング底部の油溜まり部から汲み上げられた潤滑油は、各摺動部分に供給された後でモータ下部空間に排出され、油溜まり部に戻る。
特開2010-285930号公報
ところで、ケーシング底部の油溜まり部へ戻る途中の潤滑油が、ガス冷媒の巻き上げにより、ロータとステータとの隙間を通ってモータ上部空間に向かって流れることがある。その結果、潤滑油が、冷媒とともに吐出管からケーシング外部に流出してしまい、油上り率が増加してしまうおそれがある。
本開示の目的は、潤滑油が冷媒とともにケーシング外部に流出するのを抑え、油上り率を低減できるようにすることにある。
本開示の第1の態様は、ケーシング(11)と、前記ケーシング(11)内に収容された圧縮機構(30)とを備え、前記圧縮機構(30)で圧縮された高圧の冷媒が前記ケーシング(11)内に吐出されて前記ケーシング(11)内が高圧となる高圧ドーム型の回転式圧縮機であって、ステータ(21a)及びロータ(21b)を有し、前記ケーシング(11)内で前記圧縮機構(30)の下方に設けられて駆動軸(23)を回転駆動する電動機(21)と、前記ケーシング(11)底部の油溜まり部(17)と前記電動機(21)との間に配置された油分離板(63)と、前記電動機(21)と前記油分離板(63)との間の第1空間(14)に配置された抑制部(65)と、を備え、前記抑制部(65)は、前記圧縮機構(30)から吐出された後に前記第1空間(14)へ流れた冷媒が、前記ロータ(21b)の外周面と前記ステータ(21a)の内周面との隙間から前記電動機(21)よりも上方の第2空間(15)に向かうのを抑制する。
第1の態様では、油分離板(63)は、ケーシング(11)底部の油溜まり部(17)と電動機(21)との間に配置される。抑制部(65)は、電動機(21)と油分離板(63)との間の第1空間(14)に配置される。抑制部(65)は、圧縮機構(30)から吐出された後に第1空間(14)へ流れた冷媒が、ロータ(21b)とステータ(21a)との隙間から第2空間(15)に向かうのを抑制する。
これにより、第1空間(14)からロータ(21b)とステータ(21a)との隙間を通って第2空間(15)に向かう冷媒の流れを抑制して、油上り率を低減させることができる。
本開示の第2の態様は、第1の態様の回転式圧縮機において、前記抑制部(65)は、前記油分離板(63)に設けられる。
第2の態様では、抑制部(65)を油分離板(63)に設けることで、抑制部(65)の取り付けを容易に行うことができる。
本開示の第3の態様は、第1又は2の態様の回転式圧縮機において、前記抑制部(65)は、上下方向に延びる円環状の壁部(66)を有し、前記壁部(66)の外径D1、前記ステータ(21a)の内径D2が、D1≧D2という条件を満たすように設定される。
第3の態様では、ステータ(21a)とロータ(21b)との隙間よりも径方向外側に抑制部(65)の壁部(66)を配置して、隙間に向かう冷媒の流れを抑えることができる。
本開示の第4の態様は、第1~3の態様の何れか1つの回転式圧縮機において、前記駆動軸(23)における前記電動機(21)と前記油分離板(63)との間に設けられたバランスウェイト(72)と、前記バランスウェイト(72)を覆うカバー(73)と、を備え、前記抑制部(65)は、軸方向から見て前記カバー(73)を囲むように上下方向に延びる壁部(66)を有し、前記壁部(66)の上端部は、径方向から見て前記カバー(73)に重なり合っている。
第4の態様では、抑制部(65)の壁部(66)の上端部とカバー(73)との間に隙間が生じるのを抑えることができる。
本開示の第5の態様は、第1~4の態様の何れか1つの回転式圧縮機において、前記駆動軸(23)を回転可能に支持する軸受部材(60)を備え、前記油分離板(63)は、第1油分離板(64)と、第2油分離板(68)とを含み、前記第1油分離板(64)は、前記軸受部材(60)の上部側に取り付けられ、前記第2油分離板(68)は、前記軸受部材(60)の下部側に取り付けられ、前記抑制部(65)は、前記第1油分離板(64)に設けられる。
第5の態様では、冷媒が流れる第1空間(14)と油溜まり部(17)とを第1油分離板(64)で隔離するとともに、油溜まり部(17)の油面の攪拌を第2油分離板(68)で低減することができる。
本開示の第6の態様は、第1~5の態様の何れか1つの回転式圧縮機において、前記ステータ(21a)には、コイル(21c)が集中巻されている。
第6の態様では、コイル(21c)が集中巻されたステータ(21a)を有する回転式圧縮機において、隙間に向かう冷媒の流れを抑えることができる。
本開示の第7の態様は、第1~5の態様の何れか1つの回転式圧縮機において、前記ステータ(21a)には、コイル(21c)が分布巻されている。
第7の態様では、ステータ(21a)のコイル(21c)を分布巻することで、コイルエンドの全長を長くして、ロータ(21b)とステータ(21a)との隙間に向かう冷媒の流れを、抑制部(65)とともに抑えることができる。
本開示の第8の態様は、第1~7の態様の何れか1つの回転式圧縮機(10)と、前記回転式圧縮機(10)で圧縮された冷媒が流通する冷媒回路(1a)と、を備える冷凍装置である。
第8の態様では、回転式圧縮機(10)を備えた冷凍装置を提供できる。
図1は、本実施形態1に係る冷凍装置の冷媒回路図である。 図2は、スクロール圧縮機の縦断面図である。 図3は、油分離板及び下部軸受部の構成を示す斜視図である。 図4は、油分離板及び下部軸受部の構成を示す分解斜視図である。 図5は、抑制部の構成を示す部分拡大図である。 図6は、抑制部の外形寸法を説明するための図である。 図7は、油面高さと油上り率との関係を示すグラフ図である。 図8は、本実施形態2に係るスクロール圧縮機における抑制部の構成を示す部分拡大図である。
《実施形態1》
実施形態1について説明する。
図1に示すように、回転式圧縮機としてのスクロール圧縮機(10)は、冷凍装置(1)に設けられる。冷凍装置(1)は、冷媒が充填された冷媒回路(1a)を有する。冷媒回路(1a)は、スクロール圧縮機(10)、放熱器(3)、減圧機構(4)、及び蒸発器(5)を有する。減圧機構(4)は、膨張弁である。冷媒回路(1a)は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う。
冷凍サイクルでは、スクロール圧縮機(10)によって圧縮された冷媒が、放熱器(3)において空気に放熱する。放熱した冷媒は、減圧機構(4)によって減圧され、蒸発器(5)において蒸発する。蒸発した冷媒は、スクロール圧縮機(10)に吸入される。
冷凍装置(1)は、空気調和装置である。空気調和装置は、冷房専用機、暖房専用機、あるいは冷房と暖房とを切り換える空気調和装置であってもよい。この場合、空気調和装置は、冷媒の循環方向を切り換える切換機構(例えば四方切換弁)を有する。冷凍装置(1)は、給湯器、チラーユニット、庫内の空気を冷却する冷却装置などであってもよい。冷却装置は、冷蔵庫、冷凍庫、コンテナなどの内部の空気を冷却する。
図2に示すように、スクロール圧縮機(10)は、ケーシング(11)と、駆動機構(20)と、回転式の圧縮機構(30)と、を備える。駆動機構(20)と圧縮機構(30)とは、ケーシング(11)に収容される。駆動機構(20)は、圧縮機構(30)を回転駆動する。
ケーシング(11)は、両端が閉塞された縦長円筒状の密閉容器で構成される。ケーシング(11)の内周面には、ハウジング(50)が接合される。ケーシング(11)の内部は、ハウジング(50)によって上下に区画される。ハウジング(50)よりも上側の空間は、上部空間(12)を構成する。ハウジング(50)よりも下側の空間は、下部空間(13)を構成する。下部空間(13)は、圧縮機構(30)から吐出された高圧冷媒で満たされる高圧空間になる。つまり、スクロール圧縮機(10)は、高圧ドーム型のスクロール圧縮機である。
ケーシング(11)の底部には、油溜まり部(17)が設けられる。油溜まり部(17)には、潤滑油が貯留される。潤滑油は、スクロール圧縮機(10)の摺動部分を潤滑する。下部空間(13)が高圧空間になるので、下部空間(13)の油溜まり部(17)に貯留された潤滑油にも高圧冷媒の圧力が作用する。
ケーシング(11)には、吸入管(18)と、吐出管(19)と、が接続される。吸入管(18)の一端部は、吸入管継手(47)に接続される。吐出管(19)は、ケーシング(11)の胴部を貫通する。吐出管(19)のケーシング(11)内の端部は、ケーシング(11)の下部空間(13)に開口する。
駆動機構(20)は、電動機(21)と、駆動軸(23)と、を有する。電動機(21)は、ケーシング(11)の下部空間(13)に収容される。下部空間(13)は、電動機(21)によって、第1空間(14)と、第2空間(15)とに区画される。第1空間(14)は、電動機(21)よりも下方の空間である。第2空間(15)は、電動機(21)よりも上方の空間である。吐出管(19)は、第2空間(15)に連通する。
電動機(21)は、ステータ(21a)と、ロータ(21b)と、を有する。ステータ(21a)は、円筒状に形成される。ステータ(21a)は、ケーシング(11)の内周面に固定される。ステータ(21a)の外周面には、上下方向へ連続してコアカット(22)が形成される。ステータ(21a)の図示しないティースには、コイル(21c)が集中巻される。
ステータ(21a)の中空部には、ロータ(21b)が配置される。ロータ(21b)の中空部には、ロータ(21b)を貫通するように駆動軸(23)が固定される。ロータ(21b)と駆動軸(23)とは、一体に回転する。
駆動軸(23)は、主軸部(24)と、偏心部(25)と、を有する。主軸部(24)は、上下方向に延びる。偏心部(25)は、主軸部(24)の上端側に一体に設けられる。偏心部(25)は、主軸部(24)の最大径よりも小径に形成される。偏心部(25)の軸心は、主軸部(24)の軸心に対して所定距離だけ偏心している。偏心部(25)は、ボス部(38)の第1滑り軸受(56)に係合している。これにより、駆動軸(23)の回転駆動に伴って可動スクロール(35)が公転運動する。その際、オルダムリング(85)により、可動スクロール(35)の自転は阻止される。
主軸部(24)の上端部分は、ハウジング(50)の上部軸受部(53)の転がり軸受(57)に回転自在に支持される。主軸部(24)の下端部分は、下部軸受部(60)の第2滑り軸受(58)に回転自在に支持される。
主軸部(24)における電動機(21)よりも上方には、第1バランスウェイト(71)が固定される。主軸部(24)における電動機(21)よりも下方には、第2バランスウェイト(72)が固定される。第2バランスウェイト(72)は、電動機(21)と後述する油分離板(63)との間に設けられる。第2バランスウェイト(72)は、カバー(73)で覆われる。
圧縮機構(30)は、可動スクロール(35)と、固定スクロール(40)と、ハウジング(50)と、を備える。ハウジング(50)と固定スクロール(40)とは、互いにボルト(図示省略)で締結される。ハウジング(50)と固定スクロール(40)との間の空間には、可動スクロール(35)が収容される。可動スクロール(35)は、偏心回転動作が可能となっている。
可動スクロール(35)は、可動側鏡板部(36)と、可動側ラップ(37)と、ボス部(38)と、を有する。可動側鏡板部(36)は、略円板状に形成される。可動側ラップ(37)は、可動側鏡板部(36)の上面に立設する。可動側ラップ(37)は、可動側鏡板部(36)の中心付近から径方向外方へ渦巻き状に延びる壁体である。ボス部(38)は、可動側鏡板部(36)の下面から下方に突出する。
固定スクロール(40)は、固定側鏡板部(41)と、固定側ラップ(42)と、外縁部(43)と、を有する。固定側鏡板部(41)は、略円板状に形成される。固定側ラップ(42)は、固定側鏡板部(41)の下面に立設する。固定側ラップ(42)は、固定側鏡板部(41)の中心付近から径方向外方へ渦巻き状に延びる壁体である。固定側ラップ(42)は、可動スクロール(35)の可動側ラップ(37)と噛み合う。
固定側ラップ(42)と可動側ラップ(37)との間には、圧縮室(31)が形成される。圧縮室(31)では、吸入管(18)から吸入された冷媒が圧縮される。圧縮室(31)で圧縮された高圧の冷媒は、吐出ポート(32)から吐出される。
外縁部(43)は、固定側ラップ(42)の最外周壁から径方向外方へ連続する。外縁部(43)の下端面は、ハウジング(50)の上端面に固定される。外縁部(43)には、吸入ポート(34)が形成される。吸入ポート(34)には、吸入管継手(47)が接続される。吸入ポート(34)は、圧縮室(31)の吸入位置に開口する。
固定側鏡板部(41)には、吐出ポート(32)が形成される。吐出ポート(32)の下端は、圧縮室(31)の吐出位置に開口する。吐出ポート(32)は、固定側ラップ(42)の中心付近に位置して上下方向へ貫通する。吐出ポート(32)の上端は、固定スクロール(40)の上部に区画された吐出室(46)に開口する。図示は省略するが、吐出室(46)は、吐出通路を介して、ケーシング(11)の下部空間(13)に連通する。吐出通路は、固定スクロール(40)及びハウジング(50)の内部に形成される。
ハウジング(50)は、略円筒状に形成される。ハウジング(50)の外周面は、ケーシング(11)の内周面に固定される。ハウジング(50)の中空部には、駆動軸(23)が挿入される。中空部は、ハウジング(50)の下方側の部分が上方側の部分よりも大径の孔になるように形成される。中空部の下方側の大径の部分により、上部軸受部(53)が構成される。上部軸受部(53)には、転がり軸受(57)が装着される。転がり軸受(57)は、駆動軸(23)を支持する。
ハウジング(50)の上面には、シール部材(55)が装着される。シール部材(55)は、ハウジング(50)の上面と可動スクロール(35)の背面との間をシールする。ハウジング(50)の中空部の上側部分は、シール部材(55)に仕切られてクランク室(54)を構成する。
クランク室(54)は、可動スクロール(35)の背面に面する。クランク室(54)には、可動スクロール(35)のボス部(38)が位置する。ボス部(38)は、圧縮機構(30)に駆動軸(23)が連結される。ボス部(38)には、第1滑り軸受(56)が装着される。第1滑り軸受(56)は、ボス部(38)において、駆動軸(23)の偏心部(25)を回転可能に支持する。
シール部材(55)の外周側には、固定スクロール(40)とハウジング(50)との間に、中間圧の背圧空間(80)が形成される。背圧空間(80)には、オルダムリング(85)が配置される。
ケーシング(11)における胴部の下端付近には、軸受部材としての下部軸受部(60)が固定される。下部軸受部(60)は、本体部(61)と、複数の支持脚部(62)と、を有する。本体部(61)は、上下方向に延びる筒状に形成される。本体部(61)には、第2滑り軸受(58)が装着される。第2滑り軸受(58)は、駆動軸(23)を回転可能に支持する。
支持脚部(62)は、本体部(61)の外周面から径方向外方に突出する。支持脚部(62)は、本体部(61)の周方向に間隔をあけて3つ設けられる(図3及び図4参照)。支持脚部(62)は、ケーシング(11)の内周面に固定される。隣り合う支持脚部(62)間には、連通路が設けられる。連通路は、電動機(21)よりも下方の第1空間(14)と油溜まり部(17)とを連通する。
ケーシング(11)底部の油溜まり部(17)と電動機(21)との間には、油分離板(63)が配置される。油分離板(63)は、第1油分離板(64)と、第2油分離板(68)と、を含む。第1油分離板(64)及び第2油分離板(68)は、円弧状に形成される。
第1油分離板(64)は、下部軸受部(60)の上部側に取り付けられる。第2油分離板(68)は、下部軸受部(60)の下部側に取り付けられる。第1油分離板(64)及び第2油分離板(68)は、3つの支持脚部(62)間に設けられる3つの連通路のうち2つを閉塞するように配置される。スクロール圧縮機(10)の各摺動部分で潤滑された後の油は、連通路を通って油溜まり部(17)に戻る。
ところで、油溜まり部(17)へ戻る途中の潤滑油が、ガス冷媒の巻き上げにより、第1空間(14)からステータ(21a)とロータ(21b)との隙間を通って電動機(21)よりも上方の第2空間(15)に向かって流れることがある。その結果、潤滑油が、冷媒とともに吐出管(19)からケーシング(11)外部に流出してしまい、油上り率が増加してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態では、潤滑油が冷媒とともにケーシング(11)外部に流出するのを抑え、油上り率を低減できるようにした。
具体的に、図5に示すように、電動機(21)と油分離板(63)との間の第1空間(14)には、抑制部(65)が配置される。抑制部(65)は、圧縮機構(30)から吐出された後に第1空間(14)へ流れた冷媒が、ロータ(21b)の外周面とステータ(21a)の内周面との隙間から第2空間(15)に向かうのを抑制する。
抑制部(65)は、上下方向に延びる円環状の壁部(66)を有する。壁部(66)は、第1油分離板(64)に一体に設けられる。図6にも示すように、壁部(66)の外径D1、ステータ(21a)の内径D2が、D1≧D2という条件を満たすように設定される。
これにより、抑制部(65)の壁部(66)は、ステータ(21a)とロータ(21b)との隙間よりも径方向外側に配置されるので、隙間に向かう冷媒の流れを抑えることができる。
抑制部(65)の壁部(66)は、軸方向から見てカバー(73)を囲むように上下方向に延びる。壁部(66)の上端部は、径方向から見て第2バランスウェイト(72)のカバー(73)に重なり合っている。
具体的に、第1油分離板(64)の上面から壁部(66)の上端までの高さH1、第1油分離板(64)の上面から第2バランスウェイト(72)のカバー(73)の下面までの高さH2が、H1≧H2という条件を満たすように設定される。これにより、抑制部(65)の壁部(66)の上端部とカバー(73)との間に隙間が生じるのを抑えることができる。
駆動軸(23)の内部には、主給油路(27)が形成される。主給油路(27)は、軸心方向に沿って延びる。なお、主給油路(27)は、図示していないが、途中で第1滑り軸受(56)及び第2滑り軸受(58)に向かって分岐している。
駆動軸(23)の下端部には、給油ノズル(26)が設けられる。給油ノズル(26)によって油溜まり部(17)から吸い上げられた潤滑油は、主給油路(27)を通って、第2滑り軸受(58)、第1滑り軸受(56)、及び圧縮機構(30)等の摺動部分へ供給される。
-給油動作の油の流れ-
スクロール圧縮機(10)の運転時は、給油ノズル(26)によってケーシング(11)の油溜まり部(17)から吸い上げられた潤滑油が主給油路(27)を上昇し、偏心部(25)の上端から流出する。潤滑油は、第1滑り軸受(56)及び転がり軸受(57)を潤滑した後、背圧空間(80)へ流出する。背圧空間(80)の潤滑油は、オルダムリング(85)の摺動面に広がり、オルダムリング(85)を潤滑する。また、背圧空間(80)の潤滑油は、固定スクロール(40)と可動スクロール(35)が摺動するスラスト摺動面を潤滑する。
各摺動部分を潤滑した後の潤滑油は、第2空間(15)に排出される。第2空間(15)に排出された潤滑油は、ステータ(21a)のコアカット(22)を通って第1空間(14)に排出される。第1空間(14)に排出された潤滑油は、隣接する支持脚部(62)間に開口する連通路を通って、油溜まり部(17)に戻される。
図7は、油面高さと油上り率との関係を示すグラフ図である。図7では、抑制部(65)が設けられていない従来のスクロール圧縮機を点線で示し、抑制部(65)を設けた本実施形態のスクロール圧縮機を実線で示す。
図7に示すように、油上り率は、油面高さが大きくなるほど上昇する傾向にあるが、抑制部(65)を設けた本実施形態のスクロール圧縮機(10)の方が、従来のスクロール圧縮機に比べて、油上り率が小さくなっていることが分かる。
-実施形態1の効果-
本実施形態の特徴によれば、油分離板(63)は、ケーシング(11)底部の油溜まり部(17)と電動機(21)との間に配置される。抑制部(65)は、電動機(21)と油分離板(63)との間の第1空間(14)に配置される。抑制部(65)は、圧縮機構(30)から吐出された後に第1空間(14)へ流れた冷媒が、ロータ(21b)とステータ(21a)との隙間から第2空間(15)に向かうのを抑制する。
これにより、第1空間(14)からロータ(21b)とステータ(21a)との隙間を通って第2空間(15)に向かう冷媒の流れを抑制して、油上り率を低減させることができる。これにより、スクロール圧縮機(10)性能の低下や油切れによる信頼性の低下を抑えることができる。
本実施形態の特徴によれば、抑制部(65)を油分離板(63)に設けることで、抑制部(65)の取り付けを容易に行うことができる。
本実施形態の特徴によれば、ステータ(21a)とロータ(21b)との隙間よりも径方向外側に抑制部(65)の壁部(66)を配置して、隙間に向かう冷媒の流れを抑えることができる。
本実施形態の特徴によれば、抑制部(65)の壁部(66)の上端部とカバー(73)との間に隙間が生じるのを抑えることができる。
本実施形態の特徴によれば、冷媒が流れる第1空間(14)と油溜まり部(17)とを第1油分離板(64)で隔離するとともに、油溜まり部(17)の油面の攪拌を第2油分離板(68)で低減することができる。
本実施形態の特徴によれば、コイル(21c)が集中巻されたステータ(21a)を有する回転式圧縮機において、隙間に向かう冷媒の流れを抑えることができる。
本実施形態の特徴によれば、回転式圧縮機(10)と、回転式圧縮機(10)で圧縮された冷媒が流通する冷媒回路(1a)と、を備える。これにより、回転式圧縮機(10)を備えた冷凍装置を提供できる。
《実施形態2》
実施形態2について説明する。
図8に示すように、電動機(21)は、ステータ(21a)と、ロータ(21b)と、を有する。ステータ(21a)には、コイル(21c)が分布巻される。分布巻されたコイル(21c)は、集中巻されたコイルよりもコイルエンドの全長が長くなっている。
ケーシング(11)底部の油溜まり部(17)と電動機(21)との間には、油分離板(63)が配置される。油分離板(63)は、第1油分離板(64)と、第2油分離板(68)と、を含む。第1油分離板(64)は、下部軸受部(60)の上部側に取り付けられる。第2油分離板(68)は、下部軸受部(60)の下部側に取り付けられる。
電動機(21)と油分離板(63)との間の第1空間(14)には、抑制部(65)が配置される。抑制部(65)は、上下方向に延びる円環状の壁部(66)を有する。壁部(66)は、第1油分離板(64)に一体に設けられる。壁部(66)の上端部は、ステータ(21a)のコイル(21c)の内周部に入り込むように配置される。壁部(66)の外径は、ステータ(21a)の内径よりも大きい。
なお、図8に示す例では、壁部(66)の上端部は、第2バランスウェイト(72)のカバー(73)の下面と略同じ高さ位置に設定されているが、カバー(73)の下面よりも上方位置まで延ばした構成としてもよい。
-実施形態2の効果-
本実施形態の特徴によれば、ステータ(21a)のコイル(21c)を分布巻することで、コイルエンドの全長を長くして、ロータ(21b)とステータ(21a)との隙間に向かう冷媒の流れを、抑制部(65)とともに抑えることができる。
《その他の実施形態》
前記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
前記実施形態では、第1油分離板(64)と第2油分離板(68)とを、下部軸受部(60)に取り付けた構成について説明したが、第1油分離板(64)のみを下部軸受部(60)に取り付けた構成であってもよい。
以上、実施形態及び変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態及び変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。また、明細書及び特許請求の範囲の「第1」、「第2」、「第3」…という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
以上説明したように、本開示は、回転式圧縮機及び冷凍装置について有用である。
1 冷凍装置
1a 冷媒回路
10 スクロール圧縮機(回転式圧縮機)
10 ケーシング
14 第1空間
15 第2空間
17 油溜まり部
21 電動機
21a ステータ
21b ロータ
21c コイル
23 駆動軸
30 圧縮機構
60 下部軸受部(軸受部材)
63 油分離板
64 第1油分離板
65 抑制部
66 壁部
68 第2油分離板
72 第2バランスウェイト(バランスウェイト)
73 カバー

Claims (8)

  1. ケーシング(11)と、前記ケーシング(11)内に収容された圧縮機構(30)とを備え、前記圧縮機構(30)で圧縮された高圧の冷媒が前記ケーシング(11)内に吐出されて前記ケーシング(11)内が高圧となる高圧ドーム型の回転式圧縮機であって、
    ステータ(21a)及びロータ(21b)を有し、前記ケーシング(11)内で前記圧縮機構(30)の下方に設けられて駆動軸(23)を回転駆動する電動機(21)と、
    前記ケーシング(11)底部の油溜まり部(17)と前記電動機(21)との間に配置された油分離板(63)と、
    前記電動機(21)と前記油分離板(63)との間の第1空間(14)に配置された抑制部(65)と、を備え、
    前記抑制部(65)は、前記圧縮機構(30)から吐出された後に前記第1空間(14)へ流れた冷媒が、前記ロータ(21b)の外周面と前記ステータ(21a)の内周面との隙間から前記電動機(21)よりも上方の第2空間(15)に向かうのを抑制する
    回転式圧縮機。
  2. 請求項1の回転式圧縮機において、
    前記抑制部(65)は、前記油分離板(63)に設けられる
    回転式圧縮機。
  3. 請求項1又は2の回転式圧縮機において、
    前記抑制部(65)は、上下方向に延びる円環状の壁部(66)を有し、
    前記壁部(66)の外径D1、前記ステータ(21a)の内径D2が、D1≧D2という条件を満たすように設定される
    回転式圧縮機。
  4. 請求項1~3の何れか1つの回転式圧縮機において、
    前記駆動軸(23)における前記電動機(21)と前記油分離板(63)との間に設けられたバランスウェイト(72)と、
    前記バランスウェイト(72)を覆うカバー(73)と、を備え、
    前記抑制部(65)は、軸方向から見て前記カバー(73)を囲むように上下方向に延びる壁部(66)を有し、
    前記壁部(66)の上端部は、径方向から見て前記カバー(73)に重なり合っている
    回転式圧縮機。
  5. 請求項1~4の何れか1つの回転式圧縮機において、
    前記駆動軸(23)を回転可能に支持する軸受部材(60)を備え、
    前記油分離板(63)は、第1油分離板(64)と、第2油分離板(68)とを含み、
    前記第1油分離板(64)は、前記軸受部材(60)の上部側に取り付けられ、
    前記第2油分離板(68)は、前記軸受部材(60)の下部側に取り付けられ、
    前記抑制部(65)は、前記第1油分離板(64)に設けられる
    回転式圧縮機。
  6. 請求項1~5の何れか1つの回転式圧縮機において、
    前記ステータ(21a)には、コイル(21c)が集中巻されている
    回転式圧縮機。
  7. 請求項1~5の何れか1つの回転式圧縮機において、
    前記ステータ(21a)には、コイル(21c)が分布巻されている
    回転式圧縮機。
  8. 請求項1~7の何れか1つの回転式圧縮機(10)と、
    前記回転式圧縮機(10)で圧縮された冷媒が流通する冷媒回路(1a)と、を備える
    冷凍装置。
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