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JP2022178124A - 車両制御装置 - Google Patents

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JP2022178124A JP2021084684A JP2021084684A JP2022178124A JP 2022178124 A JP2022178124 A JP 2022178124A JP 2021084684 A JP2021084684 A JP 2021084684A JP 2021084684 A JP2021084684 A JP 2021084684A JP 2022178124 A JP2022178124 A JP 2022178124A
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Abstract

【課題】電動パワーステアリング装置に異常が生じた場合においても、車両の走行状況に応じてレーン・キーピング・アシスト・コントロールのバックアップ制御を実行し、車両がレーンの中央位置から大きく乖離するのを防ぐことが可能な車両制御装置を提供する。【解決手段】車両制御装置は、電動パワーステアリング装置と、車両を目標走行ラインに沿って走行させる制御である車線維持制御を実行する制御ユニットと、を備える。制御ユニットは、車線維持制御の実行中において電動パワーステアリング装置に異常が生じた場合、車両がカーブ区間を走行しているときに成立する所定の条件が成立するか否かを判定する。制御ユニットは、所定の条件が成立するとき、車両が目標走行ラインから乖離するのを抑制するための制御である特定制御を実行する。【選択図】図5

Description

本発明は、車両制御装置に関する。
従来から知られている車両制御装置は、車両の操舵輪の転舵角(舵角)を変更することにより車両を目標走行ラインに沿って走行させる制御である車線維持制御を実行する(例えば、特許文献1を参照。)。例えば、目標走行ラインは、車両が走行しているレーンの中央位置を結んだラインである。なお、上記の車線維持制御は、「レーン・キーピング・アシスト・コントロール」又は「レーン・トレーシング・アシスト・コントロール」とも称呼される場合がある。以降において、車線維持制御は、単に「LKA」と称呼される。
特開2015-162127号公報
電動パワーステアリング装置(以下、単に「EPS」と称呼する。)を備える車両において、LKAの実行中にEPSに何等かの異常が生じる場合がある。この場合、従来の装置は、LKAを終了させる。従って、車両がレーンの中央位置から大きく乖離する可能性がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされた。即ち、本発明の目的の一つは、EPSに異常が生じた場合においても、車両の走行状況に応じてLKAのバックアップ制御(後述する特定制御)を実行し、もって、車両がレーンの中央位置から大きく乖離するのを防ぐことが可能な車両制御装置を提供することである。
1以上の実施形態における車両制御装置は、
ステアリング機構(50)及びモータ(51)を備え、前記モータを駆動することにより、車両の運転者の操舵ハンドル(SW)に対する操作をアシストするように構成された電動パワーステアリング装置と、
前記モータを駆動して前記車両の転舵角を変更することにより前記車両を目標走行ライン(TL)に沿って走行させる制御である車線維持制御を実行する制御ユニット(10)と、
を備える。
前記制御ユニットは、
前記車線維持制御の実行中において前記電動パワーステアリング装置に異常が生じた場合、
前記車両がカーブ区間を走行しているときに成立する所定の条件が成立するか否かを判定し、
前記所定の条件が成立するとき、前記車両が前記目標走行ラインから乖離するのを抑制するように前記モータを駆動する制御である特定制御を実行する
ように構成されている。
上記構成を備える車両制御装置は、車両がカーブ区間を走行している場合に特定制御を実行する。これにより、車両が目標走行ラインから大きく乖離するのを防ぐことができる。
上記説明においては、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えている。しかしながら、本発明の各構成要素は、前記名称及び/又は符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
実施形態に係る車両制御装置の概略構成図である。 車両が走行しているレーンの中央ラインに基いて設定される目標走行ラインを用いた車線維持制御(LKA)を説明するための平面図である。 車両がカーブ区間を走行している状況を示した平面図である。 電動パワーステアリングECUが実行する「操舵アシスト制御実行ルーチン」を示したフローチャートである。 運転支援ECUが実行する「LKA実行ルーチン」を示したフローチャートである。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る車両制御装置(以下、「第1装置」と称呼される場合がある。)は、車両VAに適用される。
車両制御装置は、図1に示したように、運転支援ECU10、エンジンECU20、ブレーキECU30、及び、電動パワーステアリングECU(以下、「EPS・ECU」と称呼する。)40を備えている。これらのECUは、マイクロコンピュータを主要部として備える電気制御装置(Electric Control Unit)であり、CAN(Controller Area Network)を介して相互に情報を送信可能及び受信可能に接続されている。本明細書において、マイクロコンピュータは、CPU、RAM、ROM、不揮発性メモリ及びインターフェース(I/F)等を含む。CPUはROMに格納されたインストラクション(プログラム、ルーチン)を実行することにより各種機能を実現する。例えば、運転支援ECU10は、CPU10a、RAM10b、ROM10c、不揮発性メモリ10d及びインターフェース(I/F)10e等を含むマイクロコンピュータを備える。
運転支援ECU10は、以下に列挙するセンサ(スイッチを含む。)と接続されていて、それらのセンサの検出信号又は出力信号を受信するようになっている。
操舵角センサ11は、操舵ハンドルSWの操舵角θを検出し、操舵角θを表す信号を出力するようになっている。操舵角θの値は、操舵ハンドルSWが所定の基準位置(中立位置)であるときにゼロになる。基準位置は、車両VAが直進走行する際の操舵ハンドルSWの位置である。操舵角θの値は、車両VAが左旋回する際に正の値となり、車両VAが右旋回する際に負の値となる。即ち、操舵角θの値は、操舵ハンドルSWを基準位置から左方向に回転させた場合に正の値となり、操舵ハンドルSWを基準位置から右方向に回転させた場合に負の値になる。
操舵トルクセンサ12は、運転者の操舵ハンドルSWに対する操作(操舵操作)によってステアリングシャフトUSに作用する操舵トルクTrを検出し、操舵トルクTrを表す信号を出力するようになっている。
車速センサ13は、車両VAの走行速度(車速)SPDを検出し、車速SPDを表す信号を出力するようになっている。
ヨーレートセンサ14は、車両VAのヨーレートYrを検出し、ヨーレートYrを表す信号を出力する。
なお、操舵トルクTr及びヨーレートYrは、車両VAが左旋回する際に正の値となり、車両VAが右旋回する際に負の値となる。
周囲センサ15は、車両VAの周囲の道路(車両が走行している道路である走行レーンを含む。)に関する情報、及び、道路に存在する立体物に関する情報を取得するようになっている。立体物は、例えば、歩行者、四輪車及び二輪車などの移動物、並びに、ガードレール及びフェンスなどの固定物を含む。以下、これらの立体物は、単に「物標」と称呼される。周囲センサ15は、レーダセンサ15a及びカメラセンサ15bを備えている。
レーダセンサ15aは、例えば、ミリ波帯の電波(以下、「ミリ波」と称呼する。)を車両VAの前方領域を少なくとも含む周辺領域に放射し、放射範囲内に存在する物標によって反射されたミリ波(即ち、反射波)を受信する。そして、レーダセンサ15aは、物標の有無について判定するとともに、車両と物標との相対関係を示す情報を演算する。車両と物標との相対関係を示す情報は、車両と物標との距離、車両に対する物標の方位(又は位置)、及び、車両に対する物標の相対速度等を含む。レーダセンサ15aから得られた情報(車両と物標との相対関係を示す情報を含む。)は「物標情報」と称呼される。
カメラセンサ15bは、車両VAの前方の風景を撮影して画像データを取得する。カメラセンサ15bは、その画像データに基いて、走行レーンを規定する左区画線及び右区画線(例えば、左白線及び右白線)を認識し、走行レーンの形状を示すパラメータ(例えば、曲率)、及び、車両と走行レーンとの位置関係を示すパラメータ等を演算する。車両と走行レーンとの位置関係を示すパラメータは、例えば、左白線又は右白線から車両の車幅方向の中心位置までの距離である。カメラセンサ15bによって取得された情報は「車線情報」と称呼される。なお、カメラセンサ15bは、画像データに基いて、物標の有無を判定し、物標情報を演算するように構成されてもよい。
周囲センサ15は、「物標情報及び車線情報」を含む車両の周辺状況に関する情報を「車両周辺情報」として運転支援ECU10に出力する。
操作スイッチ16は、運転者により操作されるスイッチである。運転者は、操作スイッチ16を操作することにより、後述する追従車間距離制御の作動状態をオン状態又はオフ状態に設定することができる。追従車間距離制御は、「アダプティブ・クルーズ・コントロール(Adaptive Cruise Control)」と称呼される場合がある。以降において、追従車間距離制御を単に「ACC」と称呼する。更に、運転者は、操作スイッチ16を操作することにより、LKAの作動状態をオン状態又はオフ状態に設定することができる。
エンジンECU20は、エンジンアクチュエータ21に接続されている。エンジンアクチュエータ21は、内燃機関22のスロットル弁の開度を変更するスロットル弁アクチュエータを含む。エンジンECU20は、エンジンアクチュエータ21を駆動することによって、内燃機関22が発生するトルクを変更することができる。内燃機関22が発生するトルクは、図示しない変速機を介して駆動輪に伝達されるようになっている。従って、エンジンECU20は、エンジンアクチュエータ21を制御することによって、車両の駆動力を制御し加速状態(加速度)を変更することができる。なお、車両は、内燃機関22に代えて又は加えて、車両駆動源として電動機を備えてもよい。
ブレーキECU30は、油圧制御アクチュエータであるブレーキアクチュエータ31に接続されている。ブレーキアクチュエータ31は、油圧回路を含む。油圧回路は、マスタシリンダ、制動液が流れる流路、複数の弁、ポンプ及びポンプを駆動するモータ等を含む。ブレーキアクチュエータ31は、ブレーキECU30からの指示に応じて、ブレーキ機構32に内蔵されたホイールシリンダに供給する油圧を調整する。その油圧により、ホイールシリンダは、車輪に対する摩擦制動力を発生させる。従って、ブレーキECU30は、ブレーキアクチュエータ31を制御することによって、車両の制動力を制御し加速状態(減速度、即ち、負の加速度)を変更することができる。
EPS・ECU40は、周知の電動パワーステアリング装置を制御する装置である。電動パワーステアリング装置は、ステアリング機構50及びモータ51を少なくとも備える。ステアリング機構50は、操舵ハンドルSWの回転操作により操舵輪(左前輪FWL及び右前輪FWR)を転舵するための機構である。ステアリング機構50は、操舵ハンドルSW、操舵ハンドルSWに連結されたステアリングシャフトUS、及び、操舵用ギア機構等を含む。モータ51は、車両VAの操舵輪を転舵するためのトルクをステアリング機構50に付与するように構成される。例えば、EPS・ECU40は、モータ51を駆動することにより、運転者の操舵ハンドルSWに対する操作をアシストするように構成されている。このような制御は、周知であり、以降において、「操舵アシスト制御」と称呼される。
(操舵アシスト制御)
以下、操舵アシスト制御の概要について説明する。EPS・ECU40は、操舵トルクTr及び車速SPDを所定のマップに適用して、アシストトルクAtrを求める。アシストトルクAtrが正の値である場合、モータ51は、左方向への操舵ハンドルSWの操作をアシストするトルクをステアリング機構50に付与する。アシストトルクAtrが負の値である場合、モータ51は、右方向への操舵ハンドルSWの操作をアシストするトルクをステアリング機構50に付与する。このような制御は、以降において、「通常アシスト制御」と称呼される。
EPSに異常が生じる場合がある。以降において、このような異常は、「EPS異常」と称呼される。EPS異常が生じた場合、EPS・ECU40は、バックアップ制御を実行する。このような制御は、以降において、「バックアップアシスト制御」と称呼される。EPS・ECU40は、上述と同様にアシストトルクAtrを求める。EPS・ECU40は、アシストトルクAtrの大きさ(絶対値)が所定の上限値を超える場合、アシストトルクAtrの大きさを当該上限値によって制限する。従って、バックアップアシスト制御においては、操舵ハンドルSWの操作に対するアシスト度合が、通常アシスト制御に比べて小さくなり得る。
(ACC)
運転支援ECU10は、運転支援制御の一態様としてACCを実行するように構成されている。ACC自体は周知である(例えば、特開2014-148293号公報、特開2006-315491号公報、及び、特許第4172434号明細書等を参照。)。
ACCは、定速走行制御と先行車追従制御の2種類の制御を含む。定速走行制御は、アクセルペダル及びブレーキペダルの操作を要することなく、車両VAの走行速度を目標速度(設定速度)Vsetと一致させるように車両VAの加速度を調整する制御である。先行車追従制御は、アクセルペダル及びブレーキペダルの操作を要することなく、先行車(追従対象車両)と車両VAとの車間距離を目標車間距離Dsetに維持しながら追従対象車両に対して車両VAを追従させる制御である。追従対象車両は、車両VAの前方領域であって車両VAの直前を走行している車両である。
操作スイッチ16の操作によってACCの作動状態がオン状態に設定されると、運転支援ECU10は、追従対象車両が存在しない場合には定速走行制御を実行し、追従対象車両が存在する場合には先行車追従制御を実行する。
(LKA)
運転支援ECU10は、運転支援制御の一態様としてLKAを実行するように構成されている。運転支援ECU10は、ACCの作動状態がオン状態である場合に、操作スイッチ16の操作に応じてLKAの作動状態をオン状態に設定できるようになっている。
LKAは、複数の区画線又は先行車の走行軌跡(即ち、先行車軌跡)若しくはこれらの両方を活用して設定される目標走行ラインTLに沿って車両VAが走行するように、自動操舵トルクBtrをステアリング機構50に付与して車両VAの操舵輪の舵角を変化させる制御である。LKA自体は周知である(例えば、特開2008-195402号公報、特開2009-190464号公報、特開2010-6279号公報、及び、特許第4349210号等を参照。)。なお、自動操舵トルクBtrは、上述のアシストトルクAtrとは異なり、運転者による操舵ハンドルSWの操作に関わらず、モータ51の駆動によりステアリング機構50に付与されるトルクである。
図2に示したように、運転支援ECU10が、車両周辺情報に含まれる車線情報に基いて、車両VAが走行しているレーン(走行レーン)の「左区画線LL及び右区画線RL」についての情報を取得できると仮定する。この場合、運転支援ECU10は、左区画線LLと右区画線RLとの道路幅方向における中央位置を結ぶラインを「レーンの中央ラインLM」として推定する。運転支援ECU10は、中央ラインLMを目標走行ラインTLとして設定する。
なお、運転支援ECU10は、先行車軌跡、又は、先行車軌跡と中央ラインLMとの組み合わせによって目標走行ラインTLを設定してもよい。
運転支援ECU10は、車線情報に基いて、LKAを実行するために必要なLKA制御パラメータを演算する。LKA制御パラメータは、図2に示すように、目標走行ラインTLの曲率CL(=中央ラインLMの曲率半径Rの逆数)、距離dL及びヨー角θL等を含む。距離dLは、目標走行ラインTLと、車両VAの車幅方向の中心位置との間のy軸方向における(実質的には道路幅方向における)距離である。ヨー角θLは、目標走行ラインTLに対する車両VAの前後方向軸の角度である。なお、図3において、x軸は、車両VAの前後方向に延びる軸であり、y軸は、x軸と直交する軸である。
運転支援ECU10は、LKA制御パラメータ(CL,dL,θL)を用いて、車両VAを目標走行ラインTLに沿って走行させるための自動操舵トルクBtrを例えば下記式Aに従って演算する。
(式A) Btr=K1・(SPD・CL)+K2・dL+K3・θL
K1、K2、K3は、それぞれ制御ゲインである。
自動操舵トルクBtrが正の値である場合、モータ51は、操舵輪を左方向に転舵するトルクをステアリング機構50に付与する。自動操舵トルクBtrが負の値である場合、モータ51は、操舵輪を右方向に転舵するトルクをステアリング機構50に付与する。
なお、運転支援ECU10は、LKA制御パラメータ(CL,dL,θL)を予め定められた自動操舵トルクマップMBtr(CL,dL,θL)に適用することによって自動操舵トルクBtrを求めてもよい。
運転支援ECU10は、モータ51により生じる実際のトルクが自動操舵トルクBtrに一致するように、ステアリングECU40を用いてモータ51を制御する。
(作動の概要)
LKAの実行中においてEPS異常が生じる場合がある。このような状況において、従来の装置は、LKAを終了させるので、車両がレーンの中央位置から乖離する可能性がある。
これに対し、本実施形態における運転支援ECU10は、LKAのバックアップ制御を実行する。以降において、このような制御は、「特定制御」と称呼される。特定制御は、車両VAが目標走行ラインTL(レーンの中央位置)から乖離するのを抑制するための制御である。特定制御は、車両VAが目標走行ラインTLから乖離する可能性が高まる状況において実行されるのが好ましい。これを考慮して、運転支援ECU10は、所定の特定制御実行条件が成立するか否かを判定する。特定制御実行条件は、特定制御を実行するかどうかを判定するための条件である。運転支援ECU10は、特定制御実行条件が成立するかどうかに従って、特定制御を実行したり、実行しなかったりする。
特定制御実行条件は、図3に示すように、車両VAがカーブ区間を走行しているときに成立する。これは、車両VAがカーブ区間を走行している状況においてEPS異常が生じると、矢印ar1に示すように、車両VAが目標走行ラインTL(即ち、レーンの中央位置)から乖離する可能性が高まるためである。
特定制御実行条件は、曲率CLに関する条件である。本例において、車両VAが左カーブを走行している状況において、曲率CLは正の値になり、車両VAが右カーブを走行している状況において、曲率CLは負の値になる。特定制御実行条件は、曲率CLの大きさ(絶対値)が所定の曲率閾値CLthよりも大きい場合に成立する。
特定制御は、ステアリング機構50に所定の大きさの操舵トルクを付与する制御である。車両VAが左カーブを走行している状況において、運転支援ECU10は、モータ51を制御して、操舵輪を左方向に転舵する所定の正の操舵トルクTra(一定値)をステアリング機構50に付与する。操舵トルクTraの大きさは、同じ状況で演算される自動操舵トルクBtrの大きさ以下になるように設定される。
車両VAが右カーブを走行している状況において、運転支援ECU10は、モータ51を制御して、操舵輪を右方向に転舵する所定の負の操舵トルクTrb(一定値)をステアリング機構50に付与する。操舵トルクTrbの大きさは、同じ状況で演算される自動操舵トルクBtrの大きさ以下になるように設定される。この構成によれば、車両VAがレーンの中央位置から乖離する可能性を低減できる。
一方で、車両VAが直線区間を走行している場合、車両VAが目標走行ラインTL(レーンの中央位置)から乖離する可能性が低い。更に、上述した特定制御が実行されると、却って、車両VAがふらついたり、車両VAがレーンの中央位置から乖離する可能性がある。従って、特定制御実行条件が成立しない(車両VAがカーブ区間を走行していない)場合、運転支援ECU10は、特定制御を実行しない。
(作動)
次に、EPS・ECU40のCPU(「CPU1」と称呼する。)の作動について説明する。CPUは、所定時間が経過するごとに、図4に示した「操舵アシスト制御実行ルーチン」を実行するようになっている。
所定のタイミングになると、CPU1は、ステップ400から図4のルーチンを開始してステップ401に進み、EPS異常が生じているか否かを判定する。EPS異常が生じていない場合、CPU1は、そのステップ401にて「No」と判定してステップ402に進み、通常アシスト制御を実行する。その後、CPU1は、ステップ495に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。
これに対し、EPS異常が生じている場合、CPU1は、そのステップ401にて「Yes」と判定してステップ403に進み、バックアップアシスト制御を実行する。その後、CPU1は、ステップ495に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。
次に、運転支援ECU10のCPU(「CPU2」と称呼する。)の作動について説明する。CPU2は、ACCの実行中において所定時間が経過するごとに、図5に示した「LKA実行ルーチン」を実行するようになっている。
なお、CPU2は、図示しないルーチンを所定時間が経過するごとに実行することにより各種センサ(11乃至15)並びに操作スイッチ16から、それらの検出信号又は出力信号を受信してRAMに格納している。
所定のタイミングになると、CPU2は、ステップ500から図5のルーチンを開始してステップ501に進み、LKA実行フラグX1の値が「0」であるか否かを判定する。LKA実行フラグX1は、その値が「1」であるときLKAの作動状態がオン状態であることを示し、その値が「0」であるときLKAの作動状態がオフ状態であることを示す。LKA実行フラグX1は、図示しないイグニッションスイッチがOFF位置からON位置へと変更されたときにCPU2により実行されるイニシャライズルーチンにおいて「0」に設定される。
いま、LKAの作動状態がオフ状態であると仮定すると、LKA実行フラグX1の値は「0」である。この場合、CPU2は、そのステップ501にて「Yes」と判定してステップ502に進み、LKA実行条件が成立しているか否かを判定する。
LKA実行条件は、以下の条件A1及び条件A2の両方が成立したときに成立する。但し、更に別の条件が、LKA実行条件が成立するために満足されるべき条件の一つとして追加されてもよい。なお、以降に記述される他の条件についても同様である。
(条件A1):操作スイッチ16の操作によりLKAの作動状態をオン状態にすることが選択されている。
(条件A2):車両VAから遠方の位置まで左区画線LL及び右区画線RLが検出されている。
LKA実行条件が成立していない場合、CPU2は、ステップ502にて「No」と判定し、ステップ595に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。
これに対し、LKA実行条件が成立している場合、CPU2は、ステップ502にて「Yes」と判定して、以下に述べる「ステップ503及びステップ504」の処理を順に実行する。その後、CPU2は、ステップ595に進んで本ルーチンを一旦終了する。
ステップ503:CPU2は、LKA実行フラグX1の値を「1」に設定する。
ステップ504:CPU2は、上述のようにLKAを実行する。
LKAが開始された後、CPU2が再び図5のルーチンをステップ500から開始すると、CPU2は、ステップ501にて「No」と判定して、ステップ505に進む。CPU2は、ステップ505にて、EPS異常が生じているか否かを判定する。いま、EPS異常が生じていないと仮定すると、CPU2は、そのステップ505にて「No」と判定して、ステップ506に進み、所定のLKA終了条件が成立するか否かを判定する。
LKA終了条件は、以下の条件B1及び条件B2の少なくとも一方が成立したときに成立する。
(条件B1):操作スイッチ16の操作によりLKAの作動状態がオフ状態に変更された。
(条件B2):車両VAから遠方の位置まで左区画線LL及び右区画線RLが検出されなくなった。
LKA終了条件が成立しない場合、CPU2は、ステップ506にて「No」と判定してステップ504に進み、LKAを継続する。その後、CPU2は、ステップ595に進んで本ルーチンを一旦終了する。
LKAの実行中において、EPS異常が生じたと仮定する。この場合、CPU2が再び図5のルーチンをステップ500から開始すると、CPU2は、ステップ501にて「No」と判定し、ステップ505にて「Yes」と判定して、ステップ508に進む。そして、CPU2は、ステップ508にて、上述した特定制御実行条件が成立するか否かを判定する。特定制御実行条件が成立しない場合、CPU2は、ステップ508にて「No」と判定してステップ595に直接進み、本ルーチンを一旦終了する。この場合、LKA及び特定制御の何れも実行されない。これは、車両VAが直線の走行レーンを走行しており、車両VAが目標走行ラインTL(即ち、レーンの中央位置)から乖離する可能性が低いためである。
これに対し、特定制御実行条件が成立する場合、CPU2は、ステップ508にて「Yes」と判定してステップ509に進み、特定制御を実行する。なお、CPU2は、EPS異常が生じており且つ特定制御実行条件が成立する限り(ステップ505のYes及びステップ508のYes)、特定制御を継続する。
特定制御を開始した後に、EPS異常が解消されたとする。この場合、CPU2が再び図5のルーチンをステップ500から開始すると、CPU2は、ステップ501にて「No」と判定し、ステップ505にて「No」と判定して、ステップ506に進む。その後、CPU2は、ステップ504へと進み、LKAを実行する。このように、EPS異常が解消されると、LKAが再開される。
その後、CPU2が再び図5のルーチンをステップ500から開始した時点にて、LKA終了条件が成立していると仮定する。この場合、CPU2は、ステップ501にて「No」と判定し、ステップ505にて「No」と判定し、ステップ506にて「Yes」と判定してステップ507に進む。CPU2は、LKA実行フラグX1の値を「0」に設定する。その後、CPU2は、ステップ595に進んで本ルーチンを一旦終了する。これにより、LKAが終了される。
以上の構成を備える第1装置は、車両VAがカーブ区間を走行している(即ち、特定制御実行条件が成立する)場合に特定制御を実行する。これにより、車両VAが目標走行ラインTLから大きく乖離するのを防ぐことができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る車両制御装置(以下、「第2装置」と称呼される場合がある。)について説明する。第2装置の特定制御実行条件は、第1装置のそれと異なる。本例において、特定制御実行条件は、以下の条件C1乃至条件C3の少なくとも1つが成立するときに成立する条件である。これらは、何れも、車両VAがカーブ区間を走行しているかどうかを判定することができる条件である。
(条件C1):ヨーレートYrの大きさが所定のヨーレート閾値Yrthよりも大きい。
(条件C2):操舵角θの大きさが所定の操舵角閾値θthよりも大きい。
(条件C3):EPS異常が生じる直前に演算された「LKA用の自動操舵トルクBtr」の大きさが所定の操舵トルク閾値Bthよりも大きい。
以上の構成を備える第2装置は、走行レーンの曲率CL以外の情報を用いて、特定制御を実行するかどうかを判定できる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係る車両制御装置(以下、「第3装置」と称呼される場合がある。)について説明する。第3装置は、運転者による操舵ハンドルSWの操作に応じて、特定制御を実行するかどうかを判定する。
例えば、車両VAが左カーブを走行している状況においてEPS異常が生じたと仮定する。しかし、EPS異常が生じる直前に、運転者が走行レーン上の障害物を避けるために、操舵ハンドルSWを右方向に回転させていたとする。この場合、運転者が、意図的に操舵ハンドルSWを操作している。特定制御により、操舵輪を左方向に転舵する操舵トルクTra(一定値)がステアリング機構50に付与されると、却って運転者による操舵ハンドルSWの操作を邪魔することになる。
従って、第3装置の運転支援ECU10は、特定制御実行条件が成立した場合、所定の禁止条件が成立するか否かを判定する。禁止条件は、操舵トルクTrの値が「0」より大きく、且つ、操舵トルクTrの値の符号が特定制御用の操舵トルク(Tra、Trb)の値の符号と逆である場合に成立する。例えば、操舵トルクTrが正の値であり、且つ、特定制御用の操舵トルクが「Trb(即ち、負の値)」である場合、禁止条件が成立する。更に、操舵トルクTrが負の値であり、且つ、特定制御用の操舵トルクが「Tra(即ち、正の値)」である場合、禁止条件が成立する。
以上の構成を備える第3装置は、運転者が、カーブの曲がる方向とは反対方向に意図的に操舵ハンドルSWを操作している場合に、特定制御を実行しない。運転者による操舵ハンドルSWの操作が邪魔されることなく、運転者が意図する方向へと車両VAを移動させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
上述の第1装置乃至第3装置では、LKAをACCの実行中にのみ実行するようになっているが、ACCの実行中でなくてもLKAを実行してもよい。更に、本発明は、LKAに限らず、所定の目標走行ラインに沿って車両が走行するように舵角を自動的に変更する自動運転制御を運転支援制御として実行する車両制御装置にも適用可能である。
10…運転支援ECU、11…操舵角センサ、12…操舵トルクセンサ、13…車速センサ、14…ヨーレートセンサ、15…周囲センサ、16…操作スイッチ、20…エンジンECU、30…ブレーキECU、40…EPS・ECU。

Claims (1)

  1. ステアリング機構及びモータを備え、前記モータを駆動することにより、車両の運転者の操舵ハンドルに対する操作をアシストするように構成された電動パワーステアリング装置と、
    前記モータを駆動して前記車両の転舵角を変更することにより前記車両を目標走行ラインに沿って走行させる制御である車線維持制御を実行する制御ユニットと、
    を備え、
    前記制御ユニットは、
    前記車線維持制御の実行中において前記電動パワーステアリング装置に異常が生じた場合、
    前記車両がカーブ区間を走行しているときに成立する所定の条件が成立するか否かを判定し、
    前記所定の条件が成立するとき、前記車両が前記目標走行ラインから乖離するのを抑制するように前記モータを駆動する制御である特定制御を実行する
    ように構成された、
    車両制御装置。

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