JP2021116329A - 封止用樹脂組成物、電子部品装置、及び電子部品装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エポキシ樹脂と、硬化剤と、ガラス転移温度が70℃以下のシリコーンと、を含有し、前記シリコーンの含有量が前記エポキシ樹脂100質量部に対して30質量部以下であるウエハレベルパッケージ用の封止用樹脂組成物。
【選択図】なし
Description
また、封止用樹脂組成物で封止したのちに再配線層(Re Distribution Layer,RDL)を形成する場合、封止用樹脂組成物の硬化物上に、RDLを形成する材料(以下「RDL形成材料」ともいう)を塗布する。そのため、封止用樹脂組成物の硬化物は、RDL形成材料に対する濡れ性(以下「RDL濡れ性」ともいう)に優れることが求められる。
本開示は、硬化物の成形反りの発生を抑制し、且つ、RDL濡れ性に優れるウエハレベルパッケージ用の封止用樹脂組成物、これを用いて封止された電子部品装置、及びこれを用いて封止する電子部品装置の製造方法を提供することを課題とする。
エポキシ樹脂と、
硬化剤と、
ガラス転移温度が70℃以下のシリコーンと、
を含有し、
前記シリコーンの含有量が前記エポキシ樹脂100質量部に対して30質量部以下であるウエハレベルパッケージ用の封止用樹脂組成物。
<2>
前記シリコーンの25℃における粘度が1.0×10−2Pa・s〜1.0×105Pa・sである<1>に記載の封止用樹脂組成物。
<3>
前記硬化剤が活性エステル化合物を含む<1>又は<2>に記載の封止用樹脂組成物。
<4>
支持部材と、
前記支持部材上に配置された素子と、
前記素子を封止している<1>〜<3>のいずれか1つに記載の封止用樹脂組成物の硬化物と、
を備える電子部品装置。
<5>
前記硬化物上に配置された再配線層をさらに備える<4>に記載の電子部品装置。
<6>
複数個の素子をウエハ上に配置する工程と、
前記複数個の素子を<1>〜<3>のいずれか1つに記載の封止用樹脂組成物で一括して封止する工程と、
封止された素子ごとに個片化する工程と、
を含む電子部品装置の製造方法。
本開示において「〜」を用いて示された数値範囲には、「〜」の前後に記載される数値がそれぞれ最小値及び最大値として含まれる。
本開示中に段階的に記載されている数値範囲において、一つの数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本開示中に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
本開示において各成分は該当する物質を複数種含んでいてもよい。組成物中に各成分に該当する物質が複数種存在する場合、各成分の含有率又は含有量は、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数種の物質の合計の含有率又は含有量を意味する。
本開示において各成分に該当する粒子は複数種含んでいてもよい。組成物中に各成分に該当する粒子が複数種存在する場合、各成分の粒子径は、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数種の粒子の混合物についての値を意味する。
本開示の一実施形態に係る封止用樹脂組成物は、ウエハレベルパッケージ用の封止用樹脂組成物であり、エポキシ樹脂と、硬化剤と、ガラス転移温度が70℃以下のシリコーン(以下「特定シリコーン」ともいう)と、を含有し、前記特定シリコーンの含有量がエポキシ樹脂100質量部に対して30質量部以下である。
一方で、成形反りを抑制する目的でシリコーンを添加すると、RDL形成材料に対する封止用樹脂組成物の硬化物の濡れ性(すなわちRDL濡れ性)が低くなることがある。特に、シリコーンとしてガラス転移温度が70℃以下のシリコーン(すなわち特定シリコーン)を用いると、成形反りの抑制効果は高いものの、RDL濡れ性は低くなりやすい。その理由は定かではないが、封止用樹脂組成物が硬化する過程で特定シリコーンが表面に染み出し、硬化物の表面に特定シリコーンが露出した状態となることにより、RDL形成材料がはじかれやすくなるためと推測される。そして、RDL濡れ性が低い封止用樹脂組成物の硬化物上に、再配線層(RDL)を形成するためのRDL形成材料を塗布すると、RDL形成材料がはじかれ、外観不良を起こすことがある。
これに対して、本実施形態の封止用樹脂組成物は、特定シリコーンを含有し、かつ、特定シリコーンの含有量がエポキシ樹脂100質量部に対して30質量部以下である。そのため、封止用樹脂組成物が特定シリコーンを含有していても、硬化する過程で表面への染み出しは起こりにくく、硬化物の成形反りの発生の抑制と優れたRDL濡れ性とが両立できるものと推測される。
具体的には、例えば、測定装置としてDSC Q200(TA インスツルメント社)を用い、25℃から300℃までの温度範囲を10℃/minの昇温条件において測定を行う。
以下、本実施形態に係る封止用樹脂組成物に含まれる各成分について説明する。
エポキシ樹脂は、分子中にエポキシ基を有するものであればその種類は特に制限されない。
エポキシ樹脂のエポキシ当量は、JIS K 7236:2009に準じた方法で測定される値とする。
エポキシ樹脂の融点又は軟化点は、示差走査熱量測定(DSC)又はJIS K 7234:1986に準じた方法(環球法)で測定される値とする。
本実施形態における封止用樹脂組成物は、硬化剤を含む。硬化剤の種類は特に制限されない。
硬化剤は活性エステル化合物を含むことが好ましい。ここで、活性エステル化合物とは、エポキシ基と反応するエステル基を1分子中に1個以上有し、エポキシ樹脂の硬化作用を有する化合物をいう。
また、硬化物中の極性基は硬化物の吸水性を高めるところ、硬化剤として活性エステル化合物を用いることによって硬化物の極性基濃度を抑えることができ、硬化物の吸水性を抑制することができる。そして、硬化物の吸水性を抑制すること、つまりは極性分子であるH2Oの含有量を抑制することにより、硬化物の誘電正接をさらに低く抑えることができる。
活性エステル化合物のエステル当量は、JIS K 0070:1992に準じた方法により測定される値とする。
エポキシ樹脂と活性エステル化合物との当量比(エステル基/エポキシ基)は、活性エステル化合物の未反応分を少なく抑える観点からは、1.1以下が好ましく、1.05以下がより好ましく、1.03以下がさらに好ましい。
その他の硬化剤の官能基当量(フェノール硬化剤の場合は水酸基当量)は、JIS K 0070:1992に準じた方法により測定される値とする。
特定シリコーンは、ガラス転移温度が70℃以下のシリコーンであれば特に限定されるものではない。特定シリコーンは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
特定シリコーンのガラス転移温度は、70℃以下であり、硬化物の成形反りの発生を抑制する観点から、50℃以下であることがより好ましく、Tgが30℃以下であることが更に好ましい。
特定シリコーンとしては、これらの中でも、ポリエーテル変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、エポキシ・ポリエーテル変性シリコーン、アクリル変性シリコーンが好ましく、RDL濡れ性の観点から極性の低いエポキシ・ポリエーテル変性シリコーンがより好ましい。
また、特定シリコーンは、側鎖変性型シリコーンであってもよく、末端変性型シリコーンであってもよい。特定シリコーンは、これらの中でも側鎖変性型シリコーンが好ましい。
エポキシ・ポリエーテル変性シリコーンは、側鎖変性型エポキシ・ポリエーテル変性シリコーンであってもよく、末端変性型エポキシ・ポリエーテル変性シリコーンであってもよく、側鎖及び末端変性型エポキシ・ポリエーテル変性シリコーンであってもよい。エポキシ・ポリエーテル変性シリコーンの主骨格としては、ポリジメチルシロキサンが好ましい。ポリエーテル基としては、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドの一方又は双方が重合したポリエーテル基が好ましい。
エポキシ・ポリエーテル変性シリコーンは、ポリエーテル基(好ましくはエチレンオキシド及びプロピレンオキシドの一方又は双方が重合したポリエーテル基)及びエポキシ基がそれぞれシリコーン(好ましくはポリジメチルシロキサン)の側鎖に存在する側鎖変性型エポキシ・ポリエーテル変性シリコーンであることが好ましい。当該エポキシ・ポリエーテル変性シリコーンの市販品としては、例えば、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製「SIM768E」が挙げられる。
ポリカプロラクトン変性シリコーンは、側鎖変性型ポリカプロラクトン変性シリコーンでもよく、片末端変性型ポリカプロラクトン変性シリコーンでもよく、両末端変性型ポリカプロラクトン変性シリコーンでもよく、両末端変性型ポリカプロラクトン変性シリコーンが好ましい。ポリカプロラクトン変性シリコーンの主骨格としては、ポリジメチルシロキサンが好ましい。ポリジメチルシロキサンの両末端変性型であるポリカプロラクトン変性シリコーンの市販品としては、例えば、Gelest社製「DBL−C32」が挙げられる。
また、ガラス転移温度が40℃以上70℃以下である特定シリコーンの100℃における粘度は、封止用樹脂組成物の硬化物の成形反りの発生を抑制する観点から、1.0×10−2Pa・s〜1.0×102Pa・sが好ましく、1.0Pa・s〜1.0×102Pa・sがより好ましく、1.0Pa・s〜5.0×10Pa・sがさらに好ましい。
特定シリコーンの25℃における粘度及び100℃における粘度は、JIS Z 8803:2011に準じた方法で測定される値とする。具体的には、例えば、測定装置としてKINEXUS (スペクトリス株式会社、品名「KT4」)を用い、温度25℃又は100℃、周波数1Hz、ひずみ1%の条件で測定する。
特に、特定シリコーンとしてガラス転移温度が40℃以上70℃以下であるシリコーンを用いる場合、特定シリコーンの含有量は、封止用樹脂組成物の流動性を得る観点からも、エポキシ樹脂100質量部に対して30質量部以下であることが好ましく、20質量部以下であることがより好ましく、8質量部〜20質量部であることがさらに好ましい。
封止用樹脂組成物は、必要に応じて硬化促進剤を含んでもよい。硬化促進剤の種類は特に制限されず、エポキシ樹脂又は硬化剤の種類、封止用樹脂組成物の所望の特性等に応じて選択できる。
封止用樹脂組成物は、必要に応じて無機充填材を含んでもよい。無機充填材の種類は、特に制限されない。具体的には、溶融シリカ、結晶シリカ、ガラス、アルミナ、炭酸カルシウム、ケイ酸ジルコニウム、ケイ酸カルシウム、窒化珪素、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、ベリリア、ジルコニア、ジルコン、フォステライト、ステアタイト、スピネル、ムライト、チタニア、タルク、クレー、マイカ等の無機材料が挙げられる。難燃効果を有する無機充填材を用いてもよい。難燃効果を有する無機充填材としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、マグネシウムと亜鉛の複合水酸化物等の複合金属水酸化物、硼酸亜鉛などが挙げられる。
封止用樹脂組成物の硬化物の薄片試料を走査型電子顕微鏡(SEM)にて撮像する。SEM画像において任意の面積Sを特定し、面積Sに含まれる無機充填材の総面積Aを求める。無機充填材の総面積Aを面積Sで除算した値を百分率(%)に換算し、この値を封止用樹脂組成物に占める無機充填材の体積割合とする。
面積Sは、無機充填材の大きさに対して十分大きい面積とする。例えば、無機充填材が100個以上含まれる大きさとする。面積Sは、複数個の切断面の合計でもよい。
無機充填材は、封止用樹脂組成物の硬化時の重力方向において存在割合に偏りが生じることがある。その場合、SEMにて撮像する際、硬化物の重力方向全体を撮像し、硬化物の重力方向全体が含まれる面積Sを特定する。
封止用樹脂組成物は、上述の成分に加えて、以下に例示するカップリング剤、イオン交換体、離型剤、難燃剤、着色剤等の各種添加剤を含んでもよい。封止用樹脂組成物は、以下に例示する添加剤以外にも必要に応じて当技術分野で周知の各種添加剤を含んでもよい。
封止用樹脂組成物は、カップリング剤を含んでもよい。樹脂成分と無機充填材との接着性を高める観点からは、封止用樹脂組成物はカップリング剤を含むことが好ましい。カップリング剤としては、エポキシシラン、メルカプトシラン、アミノシラン、アルキルシラン、ウレイドシラン、ビニルシラン、ジシラザン等のシラン系化合物、チタン系化合物、アルミニウムキレート化合物、アルミニウム/ジルコニウム系化合物などの公知のカップリング剤が挙げられる。
封止用樹脂組成物は、イオン交換体を含んでもよい。封止用樹脂組成物は、封止される素子を備える電子部品装置の耐湿性及び高温放置特性を向上させる観点から、イオン交換体を含むことが好ましい。イオン交換体は特に制限されず、従来公知のものを用いることができる。具体的には、ハイドロタルサイト化合物、並びにマグネシウム、アルミニウム、チタン、ジルコニウム、及びビスマスからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素の含水酸化物等が挙げられる。イオン交換体は、1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。中でも、下記一般式(A)で表されるハイドロタルサイトが好ましい。
(0<X≦0.5、mは正の数)
封止用樹脂組成物は、成形時における金型との良好な離型性を得る観点から、離型剤を含んでもよい。離型剤は特に制限されず、従来公知のものを用いることができる。具体的には、カルナバワックス、モンタン酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸、高級脂肪酸金属塩、モンタン酸エステル等のエステル系ワックス、酸化ポリエチレン、非酸化ポリエチレン等のポリオレフィン系ワックスなどが挙げられる。離型剤は、1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
封止用樹脂組成物は、難燃剤を含んでもよい。難燃剤は特に制限されず、従来公知のものを用いることができる。具体的には、ハロゲン原子、アンチモン原子、窒素原子又はリン原子を含む有機又は無機の化合物、金属水酸化物等が挙げられる。難燃剤は、1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
封止用樹脂組成物は、着色剤を含んでもよい。着色剤としてはカーボンブラック、有機染料、有機顔料、酸化チタン、鉛丹、ベンガラ等の公知の着色剤を挙げることができる。
着色剤の含有量は、目的等に応じて適宜選択できる。着色剤は、1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
封止用樹脂組成物の調製方法は、特に制限されない。一般的な手法としては、所定の配合量の成分をミキサー等によって十分混合した後、ミキシングロール、押出機等によって溶融混練し、冷却し、粉砕する方法を挙げることができる。より具体的には、例えば、上述した成分の所定量を均一に攪拌及び混合し、予め70℃〜140℃に加熱してあるニーダー、ロール、エクストルーダー等で混練し、冷却し、粉砕する方法を挙げることができる。
本開示の一実施形態に係る電子部品装置は、ウエハレベルパッケージ(Wafer level package,WLP)によって製造されたものである。即ち、本実施形態の電子部品装置は、ウエハ上に、複数個の素子(半導体チップ、トランジスタ、ダイオード、サイリスタ等の能動素子、コンデンサ、抵抗体、コイル等の受動素子など)を搭載したのち、複数個の素子を封止用樹脂組成物で一括して封止し、封止された素子ごとに個片化されたものである。WLPは、FOWLP(Fan Out Wafer Level Package)でもよく、FIWLP(Fan In Wafer Level Package.WLCSP(Wafer level Chip Size Package)とも呼ばれる。)でもよい。
本実施形態の電子部品装置は、支持部材と、前記支持部材上に配置された素子と、前記素子を封止している本開示の封止用樹脂組成物の硬化物と、を備える。本実施形態の電子部品装置は、前記硬化物上に配置された再配線層をさらに備えるものであってもよい。
本開示の一実施形態に係る電子部品装置の製造方法は、複数個の素子をウエハ上に配置する工程と、前記複数個の素子を本開示の封止用樹脂組成物で一括して封止する工程と、封止された素子ごとに個片化する工程と、を含む。即ち、本実施形態の電子部品装置の製造方法は、ウエハレベルパッケージングを含む製造方法である。本実施形態の電子部品装置の製造方法は、封止する工程により形成された封止用樹脂組成物の硬化物上に再配線層を形成する工程をさらに含んでもよい。その場合、個片化する工程は、例えば、再配線層を形成する工程を経た後に行われる。
RDL形成材料としては、例えば、HD−7110(日立化成製)、HD−8820(日立化成製)BL−301(旭化成製)が挙げられる。
下記に示す成分を表1に示す配合割合(質量部)で混合し、実施例と比較例の封止用樹脂組成物を調製した。この封止用樹脂組成物は、常温常圧下において固体であった。
・エポキシ樹脂2:トリフェニルメタン型エポキシ樹脂、エポキシ当量167g/eq(三菱ケミカル株式会社、品名「1032H60」)
・硬化剤2:フェノール硬化剤、フェノールアラルキル樹脂、水酸基当量175g/eq(明和化成株式会社、品名「MEH7800SS」)
・カップリング剤1:3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業株式会社、品名「KBM−503」)
・カップリング剤3:N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社、品名「KBM−573」)
・硬化促進剤1:トリフェニルホスフィン/1,4−ベンゾキノン付加物
・着色剤1:カーボンブラック(三菱ケミカル株式会社、品名「MA600」)
・無機充填材1:溶融シリカ(平均粒径4.5μm)
・無機充填材2:溶融シリカ(平均粒径0.6μm)
・特定シリコーン2:側鎖変性型エポキシ・ポリエーテル変性シリコーン、Tg:25℃以下、粘度(25℃):1.5Pa・s
・特定シリコーン3:側鎖変性型エポキシ・ポリエーテル変性シリコーン、Tg:25℃以下、粘度(25℃):4.5Pa・s(信越化学工業株式会社、品名「KF−1002」)
・特定シリコーン4:側鎖変性型エポキシ・ポリエーテル変性シリコーン、Tg25℃以下、粘度(25℃):0.35Pa・s(信越化学工業株式会社、品名「X−22−4741」)
・特定シリコーン5:末端変性型アクリル変性シリコーン、Tg25℃以下、粘度(25℃):0.3Pa・s(シルテック社、品名「Silmer ACR Di−50」)
(比誘電率及び誘電正接)
封止用樹脂組成物を真空ハンドプレス機に仕込み、金型温度175℃、成形圧力6.9MPa、硬化時間600秒の条件で成形し、後硬化を180℃で6時間行い、板状の硬化物(縦12.5mm、横25mm、厚さ0.2mm)を得た。この板状の硬化物を試験片として、誘電率測定装置(アジレント・テクノロジー社、品名「ネットワークアナライザN5227A」)を用いて、温度25±3℃下、約60GHzでの比誘電率と誘電正接を測定した。結果を表1に示す。
直径12インチのシリコンウエハ上に厚さ200μmの樹脂硬化物が積層した積層体を、コンプレッション成形にて成形するための金型及び離型フィルムを用意した。この金型、離型フィルム、直径12インチのシリコンウエハ、及び封止用樹脂組成物を用いて、金型温度175℃、成形圧力7MPa、硬化時間300秒の条件で、シリコンウエハ上に封止用樹脂組成物の硬化物が積層した積層体を成形した。
この積層体について、シャドウモアレ測定装置(Akrometrix社製、TherMoireAXP)を用いて成型反りを測定した。2.0mm以下が許容範囲(○)である。
RDL形成材料として、HD−7110(日立化成製)を用いた。
直径10cm、厚み3mmの円板状に成型した封止用樹脂組成物の硬化物の表面を#3000で研磨し、110℃、1時間乾燥した。その封止用樹脂組成物の硬化物上にRDL形成材料をスピンコートにより塗布し、200℃、1時間で乾燥した後、下記基準によりRDL濡れ性を評価した。結果を表1に示す。
A(〇):不良箇所が5箇所以下
B(△):不良箇所が6箇所以上20箇所以下
C(×):不良箇所が21箇所以上
Claims (7)
- エポキシ樹脂と、
硬化剤と、
ガラス転移温度が70℃以下のシリコーンと、
を含有し、
前記シリコーンの含有量が前記エポキシ樹脂100質量部に対して30質量部以下であるウエハレベルパッケージ用の封止用樹脂組成物。 - 前記シリコーンの25℃における粘度が1.0×10−2Pa・s〜1.0×105Pa・sである請求項1に記載の封止用樹脂組成物。
- 前記硬化剤が活性エステル化合物を含む請求項1又は請求項2に記載の封止用樹脂組成物。
- 支持部材と、
前記支持部材上に配置された素子と、
前記素子を封止している請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の封止用樹脂組成物の硬化物と、
を備える電子部品装置。 - 前記硬化物上に配置された再配線層をさらに備える請求項4に記載の電子部品装置。
- 複数個の素子をウエハ上に配置する工程と、
前記複数個の素子を請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の封止用樹脂組成物で一括して封止する工程と、
封止された素子ごとに個片化する工程と、
を含む電子部品装置の製造方法。 - 前記封止する工程により形成された前記封止用樹脂組成物の硬化物上に再配線層を形成する工程をさらに含み、
前記個片化する工程が、前記再配線層を形成する工程を経た後に行われる請求項6に記載の電子部品装置の製造方法。
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