JP2021019031A - パッケージ構造体 - Google Patents
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Abstract
Description
基板と、
前記基板の素子搭載面に設けられ、構成元素としてCuを含むパッド電極と、
前記素子搭載面にフリップチップ実装される半導体素子と、
前記半導体素子の前記基板側の表面に設けられて前記パッド電極に接続し、構成元素としてCuを含むピラーと、
前記ピラーに接して設けられ、Cu6Sn5およびCu3Snのいずれか一方または両方を含む合金層と、
前記半導体素子を封止するとともに前記合金層に接して設けられた封止材と、
を含み、
前記封止材を175℃、8時間の条件で硬化後、粉砕して得られる粉砕素材5gに対し脱イオン水50gを加え、125℃、20時間の条件下で熱水抽出したとき、前記封止材が以下の条件1または条件2のいずれか一方または両方を満たす、パッケージ構造体が提供される。
(条件1)前記封止材中のSの含有量が、80ppm以下である
(条件2)前記封止材中のClの含有量が、80ppm以下である
(条件1)封止材105中のSの含有量が、80ppm以下である
(条件2)封止材105中のClの含有量が、80ppm以下である
半導体パッケージ100として、たとえば、SiP(System in Package)、MAP(Mold Array Package)、CSP(Chip Size Package)、BGA(Ball Grid Array)、LF−BGA(Lead Flame BGA)、FCBGA(Flip Chip BGA)、MAPBGA(Molded Array Process BGA)、eWLB(Embedded Wafer-Level BGA)、Fan−In型eWLB、Fan−Out型eWLBなどの種類が挙げられる。
また、半導体素子103は、たとえば、半導体パッケージ100の具体例として上述したパッケージに搭載される素子である。
バンプ電極107の具体例として、たとえば半田バンプが挙げられる。
パッド電極111は、構成元素としてCuを含むものであればよく、たとえばCuまたはCuを含む合金により構成されるパッド状の電極であってもよい。また、パッド電極111は、1つの層から構成されてもよいし、2以上の層を有してもよい。たとえば、パッド電極111がCuまたはCuを含む合金により構成される電極基材と、電極基材の表面を覆い、導電材料により構成される被覆層を有してもよい。このとき、被覆層の材料の具体例として、たとえばNi等の金属が挙げられる。
ピラー113の形状として、たとえば、円柱状、楕円柱状、角柱状等の柱状体;楕円錐台、円錐台、角錐台等の錐台状が挙げられる。
ピラー113は、構成元素としてCuを含むものであればよく、たとえばCuまたはCuを含む合金により構成されてもよい。また、ピラー113は、多層構造を有してもよく、たとえば素子搭載面に垂直な方向に複数の層を有してもよい。
また、合金層115は、好ましくはパッド電極111に接して設けられており、より好ましくはパッド電極111の一部または全部を覆うように設けられている。
また、合金層115中に、ピラー113からパッド電極111に向かって、Cu6Sn5層およびCu3Sn層がこの順に設けられていてもよい。
封止材105においては、熱水抽出により測定されるイオン性不純物の含有量について以下の条件を満たす。すなわち、封止材105を175℃、8時間の条件で硬化後、粉砕して得られる粉砕素材5gに対し脱イオン水50gを加え、125℃、20時間の条件下で熱水抽出したとき、封止材105が以下の条件1または条件2のいずれか一方または両方を満たす。
(条件1)封止材105中のSの含有量が、80ppm以下である
(条件2)封止材105中のClの含有量が、80ppm以下である
ここで、熱水抽出した成分に含まれる各イオン性不純物は、イオンクロマトグラフィーで分離し、測定される。
また、封止材105中のSの含有量の下限値に制限はなく、0ppm以上であり、たとえば半導体パッケージの信頼性に影響を与えない濃度でSが含まれてよく、具体的には封止材105を構成する樹脂組成物の全組成に対して1ppm以上、またはたとえば5ppm以上であってもよい。
また、封止材105中のClの含有量の下限値に制限はなく、0ppm以上であり、たとえば半導体パッケージの信頼性に影響を与えない濃度でSが含まれてよく、具体的には封止材105を構成する樹脂組成物の全組成に対して5ppm以上、またはたとえば10ppm以上であってもよい。
また、封止材105の靭性を向上する観点から、封止材105のTgは、好ましくは220℃以下であり、より好ましくは200℃以下である。
ここで、DMAにおいて貯蔵弾性率(E')と損失弾性率(E'')の比、E''/E'をtanδとしたときに、tanδがピーク値を取るときの温度をガラス転移温度(Tg)とする。
エポキシ樹脂は、1分子内にエポキシ基を2個以上有するモノマー、オリゴマー、ポリマー全般であり、その分子量、分子構造は限定されない。
エポキシ樹脂としては、たとえば、ビフェニル型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、スチルベン型エポキシ樹脂、ハイドロキノン型エポキシ樹脂等の2官能性または結晶性エポキシ樹脂;クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ナフトールノボラック型エポキシ樹脂等のノボラック型エポキシ樹脂;フェニレン骨格含有フェノールアラルキル型エポキシ樹脂、ビフェニレン骨格含有フェノールアラルキル型エポキシ樹脂、フェニレン骨格含有ナフトールアラルキル型エポキシ樹脂等のフェノールアラルキル型エポキシ樹脂;トリフェノールメタン型エポキシ樹脂およびアルキル変性トリフェノールメタン型エポキシ樹脂等の3官能型エポキシ樹脂;ジシクロペンタジエン変性フェノール型エポキシ樹脂、テルペン変性フェノール型エポキシ樹脂等の変性フェノール型エポキシ樹脂;トリアジン核含有エポキシ樹脂等の複素環含有エポキシ樹脂等が挙げられる。
半導体パッケージ100の信頼性向上の観点から、エポキシ樹脂は、好ましくは、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂、トリフェニルメタン型エポキシ樹脂およびビフェニル型エポキシ樹脂からなる群から選択される1種または2種以上を含む。
また、パッケージの信頼性を良好にするために、樹脂組成物中に含まれるエポキシ樹脂由来の加水分解性塩素含有量は、たとえば60ppm以下であってもよく、好ましくは50ppm以下であり、より好ましくは45ppm以下、さらに好ましくは40ppm以下である。
また、硬化物の耐湿信頼性や耐リフロー性、耐温度サイクル性を向上する観点から、エポキシ樹脂の含有量は、樹脂組成物全体に対して、好ましくは30質量%以下であり、より好ましくは20質量%以下、さらに好ましくは15質量%以下である。
樹脂組成物は、硬化剤を含んでもよい。
硬化剤として、フェノール樹脂硬化剤、アミン系硬化剤、酸無水物系硬化剤、メルカプタン系硬化剤等が挙げられる。これらの中でも、耐燃性、耐湿性、電気特性、硬化性、保存安定性等のバランスの点からフェノール樹脂硬化剤が好ましい。また、複数の系統の硬化剤を組み合わせてもよい。
樹脂組成物中の硬化剤の含有量は、成形時において、優れた流動性を実現し、充填性や成形性の向上を図る観点から、樹脂組成物全体に対して好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは1.5質量%以上、さらに好ましくは2質量%以上である。
また、樹脂組成物を用いて得られる半導体パッケージ100について、耐湿信頼性や耐リフロー性を向上させる観点から、樹脂組成物中の硬化剤の含有量は、樹脂組成物全体に対して好ましくは15質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下、さらに好ましくは5質量%以下である。
樹脂組成物は、無機充填材を含んでもよい。無機充填材として、具体的には、半導体封止用の樹脂組成物に使用されているものを用いることができる。無機充填材として、たとえば溶融シリカ、結晶シリカ等のシリカ;アルミナ;タルク;酸化チタン;窒化珪素;窒化アルミニウムが挙げられる。
無機充填材は、汎用性に優れている観点から、好ましくはシリカを含み、より好ましくはシリカである。シリカの形状としては、溶融球状シリカ等の球状シリカ、破砕シリカが挙げられる。
ここで、無機充填材の粒径分布は、市販のレーザー回折式粒度分布測定装置(たとえば、島津製作所社製、SALD−7000)を用いて粒子の粒度分布を体積基準で測定することにより取得することができる。
また、樹脂組成物の成形時における流動性や充填性をより効果的に向上する観点から、樹脂組成物中の無機充填材の含有量は、樹脂組成物全体に対して好ましくは95質量%以下であり、より好ましくは90質量%以下である。
樹脂組成物は、半導体パッケージ100の信頼性を向上する観点から、好ましくはイオン捕捉剤をさらに含む。イオン捕捉剤は、たとえば、ハイドロタルサイトを含む。
樹脂組成物中のイオン捕捉剤の含有量は、半導体パッケージ100の信頼性を向上させる観点から、樹脂組成物全体に対して、好ましくは0.03質量%以上であり、より好ましくは0.05質量%以上であり、また、好ましくは2.0質量%以下であり、より好ましくは1.0質量%以下、さらに好ましくは0.5質量%以下である。
樹脂組成物は、カップリング剤を含んでもよい。
樹脂組成物は、半導体パッケージ100の信頼性を向上する観点から、好ましくは分子構造中にチオール基を有するカップリング剤を含まないか、または、樹脂組成物が、分子構造中にチオール基を有するカップリング剤をさらに含むとき、チオール基を有するカップリング剤の含有量は、樹脂組成物全体に対して好ましくは0.3質量部以下であり、より好ましくは0.2質量%以下、さらに好ましくは0.1質量部以下である。
同様の観点から、樹脂組成物の調製時には、チオール基を有するカップリング剤が配合されないことが好ましい。
分子構造中にチオール基を有するカップリング剤以外のカップリング剤として、たとえば、エポキシシラン、フェニルアミノシラン等のアミノシラン、アルキルシラン、ウレイドシラン、ビニルシラン、メタクリルシラン等の各種シラン系化合物、チタン系化合物、アルミニウムキレート類、アルミニウム/ジルコニウム系化合物等の公知のカップリング剤から選択される1種類または2種類以上が挙げられる。樹脂組成物の物性をより好ましいものとする観点から、カップリング剤は好ましくはエポキシシランまたはアミノシランを含み、流動性等の観点からより好ましくは2級アミノシランを含む。好ましいカップリング剤として、たとえばフェニルアミノプロピルトリメトキシシランが挙げられる。
分子構造中にチオール基を有するカップリング剤以外のカップリング剤の樹脂組成物中の含有量は、樹脂組成物の成形時に好ましい流動性を得る観点から、樹脂組成物全体に対して、好ましくは0.01質量%以上であり、より好ましくは0.1質量%以上であり、また、好ましくは2.0質量%以下であり、より好ましくは1.0質量%以下である。
樹脂組成物中の硬化促進剤の含有量は、樹脂組成物の硬化特性を向上する観点から、樹脂組成物全体に対して、好ましくは0.01質量%以上であり、より好ましくは0.05質量%以上、さらに好ましくは0.1質量%以上である。
また、樹脂組成物の成形時に好ましい流動性を得る観点から、樹脂組成物中の硬化促進剤の含有量は、樹脂組成物全体に対して、好ましくは2.0質量%以下であり、より好ましくは1.0質量%以下、さらに好ましくは0.5質量%以下である。
樹脂組成物中の離型剤の含有量は、硬化物の好ましい離型特性を得る観点から、樹脂組成物全体に対して、好ましくは0.01質量%以上であり、より好ましくは0.05質量%以上であり、また、好ましくは2.0質量%以下であり、より好ましくは1.0質量%以下である。
樹脂組成物中の難燃剤の含有量は、封止材105の難燃特性を向上する観点から、樹脂組成物全体に対して、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは1質量%以上であり、また、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは5質量%以下である。
粒子状の樹脂組成物として、具体的には、タブレット状または粉粒体のものが挙げられる。このうち、樹脂組成物がタブレット状である場合、たとえば、トランスファー成形法を用いて樹脂組成物を成形することができる。また、樹脂組成物が粉粒体である場合には、たとえば、圧縮成形法を用いて樹脂組成物を成形することができる。ここで、樹脂組成物が粉粒体であるとは、粉末状または顆粒状のいずれかである場合を指す。
得られた樹脂組成物は、半導体パッケージ100の製造工程において封止材105の形成に好適に用いることができる。
その後、基板101の素子搭載面全体を封止材105で封止する。
上述の加熱接合および封止の少なくとも1つの工程において、合金層115が形成される。
以上の観点により、半導体パッケージ100が得られる。
各例について、表1に示す各成分をミキサーにより混合した。次いで、得られた混合物を、ロール混練した後、冷却、粉砕して粉粒体である樹脂組成物を得た。
そして、得られた樹脂組成物の硬化物を封止材とする半導体パッケージを製造し、得られた半導体パッケージの封止材のTg、封止材中のイオン性不純物含量を測定した。さらに、各例で得られた半導体パッケージの信頼性を評価した。測定結果および評価結果を表1にあわせて示す。
(原料)
(無機充填材)
無機充填材1:アドマテックス社製、シリカ(平均粒子径4.5μm)
無機充填材2:アドマテックス社製、シリカ(平均粒子径0.5μm)
無機充填材3:アドマテックス社製、シリカ(平均粒子径1.5μm)
着色剤1:東海カーボン社製、カーボンブラック
(カップリング剤)
カップリング剤1:フェニルアミノプロピルトリメトキシシラン、東レ・ダウコーニング社製、CF−4083
カップリング剤2:γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、チッソ社製、オルガノシラン(サイラエース)
エポキシ樹脂1:ビフェニルアラルキル型、低塩素グレード、日本化薬社製、NC3000−LLC(加水分解性塩素量:110ppm)
エポキシ樹脂2:トリフェニルメタン型エポキシ樹脂とビフェニル型エポキシ樹脂の混合物、ジャパンエポキシ社製、YL6677(加水分解性塩素量:690ppm)
硬化剤1:明和化成社製、MEH−7851SS
硬化剤2:ホルムアルデヒド変性トリフェニルメタン型フェノール樹脂、エア・ウォーター社製、HE910−20
難燃剤1:日本軽金属社製、BE043LA
(離型剤)
離型剤1:グリセリントリモンタン酸エステル、クラリアントジャパン社製、WE−4
(イオン捕捉剤)
イオン捕捉剤1:協和化学社製、DHT−4H
添加剤1:下記式で表される硬化促進剤(テトラフェニルホスホニウムビス(ナフタレン−2,3−ジオキシ)フェニルシリケート)
添加剤3:CTBN1008SP(宇部興産社製、カルボキシル基末端ブタジエンアクリルゴム)
添加剤4:和光純薬工業社製、塩化マグネシウム六水和物(MgCl2・6H2O)
以下に半導体パッケージの製造方法について述べる。半導体チップとして、ウォルツ社製、WALTS−TEG FC150JY(10×10mm)を用いた。また、半導体チップの厚みは、200μmとした。半導体チップには、銅ピラーが形成されており、銅ピラー上に半田バンプが形成されていた。上記チップに合わせて、チップ内部を経由する導通回路を形成した基板を用意した。基板の総厚みは260μmであり、回路厚みは12μmとした。また、基板の素子搭載面に、被覆層としてNi層が形成された銅パッドを設けた。その後、フリップチップボンダ(澁谷工業社製、DB150)を用いて、上記半導体チップを基板に実装した。さらにN2雰囲気下、260℃リフローを実施し、基板の配線とチップの銅ピラー箇所を接続した。次に、封止材の厚みが450μmの厚みになるように175℃、180秒の条件でトランスファー成形した。最後に、175℃、4時間の条件で熱処理し、封止材を充分に硬化処理した。
合金層の確認方法を以下に示す。研磨装置としては、Struers社製、TegraPol−21を使用した。まず、接続領域の断面を、粗さ#500〜#3000の研磨紙を用いて露出させた。その後、日立ハイテクノロジーズ社製、卓上顕微鏡 TM3030を用いて接続領域の断面を観察した。次に、銅ピラー周辺の断面に対し、エネルギー分散型X線分光器(EDS)を用いて元素分析を行うことで、合金層の同定を行った。EDSは、卓上顕微鏡TM3030に付属する、BRUKER社製、QUANTAX70を用いた。
各例で得られた半導体パッケージの封止材について、DMAによりTgを測定した。測定は、エーアンドデイ社製、DDV−25GPを用い、測定温度:25℃以上300℃以下、昇温速度:5℃/min、周波数:10rad/secの条件でおこない、貯蔵弾性率(E')と損失弾性率(E'')の比、E''/E'をtanδとしたときに、tanδがピーク値を取るときの温度をTgとした。
各例で得られた半導体パッケージについて、封止材中のイオン性不純物の含有量を以下の方法で測定した。
すなわち、封止材8.2gをテフロン(登録商標)皿上で175℃、8時間の条件で硬化後粉砕した。粉砕素材5gに対し脱イオン水50gを加え、125℃、20時間の条件下でイオン性不純物を抽出した。その後抽出した成分をイオンクロマトグラフィーで分離し、イオン性不純物量を測定した。イオンクロマトグラフィーの測定条件を以下に示す。
測定装置としてサーモフィッシャーサイエンティフィック社製、DIONEX INTEGRION HPLCを用いた。陰イオン溶離液としては、4.5mM Na2CO3、1.4mM NaHCO3を使用した。
溶出カラムにはIonPacTM AS22を用いた。検出されたピーク位置を標準サンプルでの溶出位置と比較し同定することで、イオン性不純物Cl-およびSO4 2-の量を定量した。
まず、エポキシ樹脂を0.1mgまで秤量し、ジオキサン60mLを加えて溶解した。次に、1Nアルコール性水酸化カリウム10mLをホールピペットにて加えた。次に冷却管をつけ、オイルバス中で30分間煮沸還流後、冷却した。メタノール10mL、80%アセトン水200mLにて冷却管を洗浄し、取り外した。その後、自動電位差測定装置(AT−710、京都電子工業社製)に質量を入力し、加水分解性塩素の含有量を測定した。
(樹脂組成物中の加水分解性塩素)
上述の方法にて得られたエポキシ樹脂中の加水分解性塩素の含有量より、下記式にて算出した。
樹脂組成物中の加水分解性塩素=(エポキシ樹脂中に含まれる加水分解性塩素含有量)×(樹脂組成物中のエポキシ樹脂質量比)/100
樹脂組成物が2種以上のエポキシ樹脂を含む例では、樹脂組成物に含まれるエポキシ樹脂中の加水分解性塩素の含有量をそれぞれ計算し、合算した。
信頼性評価として、AEC−Q100規格におけるJESD22 A103を参考に、HTSL(High Temperature storage life)試験をおこなった。試験においては、水準間の差を明確にするために規定の条件(Grade−0、175℃、1000時間)及び、さらに厳しい条件(200℃、2000時間)で評価した。具体的には、各例で得られた半導体パッケージを175℃および200℃の環境下に保管し、175℃保管品は1000時間後、200℃保管品は2000時間後に電気抵抗値を測定し、その値が初期値に対して20%増加した半導体パッケージを不良とした。200℃、2000時間後に不良率が70%未満のものを合格とした。
101 基板
103 半導体素子
105 封止材
107 バンプ電極
110 接続領域
111 パッド電極
113 ピラー
115 合金層
117 ソルダーレジスト膜
Claims (10)
- 基板と、
前記基板の素子搭載面に設けられ、構成元素としてCuを含むパッド電極と、
前記素子搭載面にフリップチップ実装される半導体素子と、
前記半導体素子の前記基板側の表面に設けられて前記パッド電極に接続し、構成元素としてCuを含むピラーと、
前記ピラーに接して設けられ、Cu6Sn5およびCu3Snのいずれか一方または両方を含む合金層と、
前記半導体素子を封止するとともに前記合金層に接して設けられた封止材と、
を含み、
前記封止材を175℃、8時間の条件で硬化後、粉砕して得られる粉砕素材5gに対し脱イオン水50gを加え、125℃、20時間の条件下で熱水抽出したとき、前記封止材が以下の条件1または条件2のいずれか一方または両方を満たす、パッケージ構造体。
(条件1)前記封止材中のSの含有量が、80ppm以下である
(条件2)前記封止材中のClの含有量が、80ppm以下である - 前記ピラーが前記合金層を介して前記パッド電極に接続する、請求項1に記載のパッケージ構造体。
- 前記合金層が、前記ピラーの側面または前記パッド電極との対向面に設けられている、請求項1または2に記載のパッケージ構造体。
- 前記合金層が、前記ピラーの側面から前記パッド電極との対向面にわたって設けられている、請求項1乃至3いずれか1項に記載のパッケージ構造体。
- 前記パッド電極および前記ピラーの構成元素がいずれもCuである、請求項1乃至4いずれか1項に記載のパッケージ構造体。
- 動的粘弾性測定(DMA)において、測定温度:25℃以上300℃以下、昇温速度:5℃/min、周波数:10rad/secの条件下で測定される、前記封止材のガラス転移温度が、160℃以上220℃以下である、請求項1乃至5いずれか1項に記載のパッケージ構造体。
- 前記封止材が、エポキシ樹脂を含む樹脂組成物の硬化物により構成されており、
前記樹脂組成物に含まれるエポキシ樹脂由来の加水分解性塩素含有量が3ppm以上50ppm以下である、請求項1乃至6いずれか1項に記載のパッケージ構造体。 - 前記樹脂組成物がイオン捕捉剤をさらに含む、請求項7に記載のパッケージ構造体。
- 前記樹脂組成物が、分子構造中にチオール基を有するカップリング剤を含まないか、または、
前記樹脂組成物が、分子構造中にチオール基を有する前記カップリング剤をさらに含むとき、チオール基を有する前記カップリング剤の含有量が、前記樹脂組成物全体に対して0.3質量部以下である、請求項7または8に記載のパッケージ構造体。 - 当該パッケージ構造体が車載用である、請求項1乃至9いずれか1項に記載のパッケージ構造体。
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