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JP2020039274A - 可塑性油脂組成物およびこれを用いた食品 - Google Patents

可塑性油脂組成物およびこれを用いた食品 Download PDF

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Abstract

【課題】ブツの発生とゴリつき感が抑制された可塑性油脂組成物を提供する。
【解決手段】可塑性油脂組成物は、1分子のグリセロールに3分子の脂肪酸がエステル結合したトリアシルグリセロールを含み、以下の式(1)、(2)を満たす。
式(1):1.5質量%≦[可塑性油脂組成物の油脂におけるLaP2とLaS2の合計含量(質量%)]≦6.0質量%
式(2):0.2≦[可塑性油脂組成物の油脂におけるPOP,POSおよびSOSの合計含量(質量%)]/[LaP2およびLaS2の合計含量(質量%)]≦6.0
(式中、LaP2は、グリセロール1分子に、2分子のPと1分子のLaが結合したトリアシルグリセロールを示す。LaS2は、グリセロール1分子に、2分子のSと1分子のLaが結合したトリアシルグリセロールを示す。POPは、グリセロール1分子の1位および3位にPが結合し、2位にOが結合したトリアシルグリセロールを示す。POSは、グリセロール1分子の1位にPが結合し、2位にOが結合し、3位にSが結合したトリアシルグリセロール、および、グリセロール1分子の1位にSが結合し、2位にOが結合し、3位にPが結合したトリアシルグリセロールを示す。SOSは、グリセロール1分子の1位および3位にSが結合し、2位にOが結合したトリアシルグリセロールを示す。ただし、Laはラウリン酸、Pはパルミチン酸、Sはステアリン酸、Oはオレイン酸をそれぞれ示す。)
【選択図】なし

Description

本発明は、可塑性油脂組成物およびこれを用いた食品に関する。
従来、マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングなど可塑性油脂組成物は、加温、融解した原料油脂を冷却し、練りを加える工程を経て製造される。可塑性油脂組成物は、これらの工程を通して油脂の結晶が生じ、かかる油脂の結晶がネットワークを形成することで、パン・菓子・調理品などの練り込み用途や、ロールイン、フィリングまたはトッピング用途に好適な可塑性を持つにいたる。
一方で、可塑性油脂組成物の油脂結晶が、製造後から時間を経るにつれて変化することに起因すると考えられるいくつかの課題が存在することが知られている。
第一は、可塑性油脂組成物全体が硬くなる現象である。このことにより、可塑性油脂組成物の可塑性が損なわれ、可塑性油脂組成物を生地に練りこんだり、ロールインしたり、フィリングとして絞り出したり、塗り広げたりすることが困難になり、また口溶けが悪くなることがある。
第二は、可塑性油脂組成物中に細かいざらつきが発生する現象である。このことにより、特にフィリング用途において口当たりが悪くなったり、つやがなくなることがある。
第三は、可塑性油脂組成物中に、1〜5mmほどの粒状の組織(ブツ)が現れる現象である。かかるブツは、可塑性油脂組成物を生地に練りこんだり、ロールインしたりする際も残存するため、生地の形成に悪影響を及ぼしたり、フィリングとして絞り出したり、塗り広げたりする際に商品表面に現れて、商品価値を損ねたり、口溶けを悪くさせることがある。
近年、可塑性油脂組成物の油脂原料として、パーム油が使用されている。パーム油は、植物油脂の中でも適度な固さをもち、また安価で供給が安定していることなどから、広く活用されることが求められている。
しかし、パーム油は、グリセロール1分子の1位および3位にPが結合し、2位にOが結合したトリアシルグリセロール(POP)を多く含有することから結晶化が遅いことが知られている。そのため、パーム油を用いた可塑性油脂組成物は、硬くなりやすかったり、経時的に結晶が粗大化して、ブツと呼ばれる粒状のかたまりが発生するなどの問題があった。
そこで、かかる問題を解消してパーム油を活用すべく、パーム油とエステル交換油を使用することで可塑性油脂組成物の物性を改良する試みがなされている。
例えば、特許文献1には、トリグリセリドの組成を特定するとともに、ラウリン系油脂とパーム系油脂を特定割合で用いたエステル交換油を含有する練り込み用油脂組成物が開示されている。
また、特許文献2では、エステル交換油を用いずにパーム系油脂とラウリン系油脂、融点が50℃以上の油脂を含有し、特定のトリグリセリドの含有量と、構成脂肪酸におけるラウリン酸の含有量を特定した可塑性油脂組成物が、貯蔵中にブツやザラが生じにくいことが開示されている。
特開2015−142569号公報 特開2013−066431号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術においては、硬さの変化を抑制する効果はみられるものの、冷蔵保管時のブツの発生を抑制する点において改善の余地があった。
また、特許文献2記載の技術においては、冷蔵保管時のブツの発生の抑制の課題が認識されておらず、また融点が50℃以上の油脂を含有することにより、口溶けが悪く、特にフィリング、スプレッド用途に適するものではなかった。
一般に、可塑性油脂組成物は、用途が異なったり、含まれる副素材の種類、量または乳化の強さ等の違いによって菌に対する耐性が異なるため、保管条件や使用条件に応じた検討が重要となる。
本発明者は、可塑性油脂組成物の油脂結晶に起因すると考えられる課題を検証した結果、全体が硬く変化する場合と、ザラが発生する場合と、ブツが発生する場合の、油脂の配合と保管条件を検討し、特にブツの発生原因について鋭意検討を行った結果、パーム油に含まれるPOP以外にも、対称型のトリアシルグリセロールであるPOS、SOSにより、ブツが発生する傾向があることを知見した。特にPOS、SOSはPOPよりも融点が高く、ブツの発生に寄与する可能性が高いと考えられた。さらに、可塑性油脂組成物の硬さの変化を抑制するためにラウリン系油脂を原料の一部としたエステル交換油を用いた場合において、特に冷蔵保管時に、ブツの発生がより顕著になることが見出された。
そこで、本発明においては、パーム油と、ラウリン系油脂を原料の一部としたエステル交換油とを用いた場合において、ブツの発生を抑制し、かつ、経日的に硬くなることによるゴリつき感を抑制する観点から、さらに検討を行った結果、トリアシルグリセロールの組成を特定条件に制御することが極めて有効なことが見出され、本発明が完成された。
本発明は、
1分子のグリセロールに3分子の脂肪酸がエステル結合したトリアシルグリセロールを含む可塑性油脂組成物であって、前記可塑性油脂組成物中の油脂において以下の式(1)、(2)を満たす、可塑性油脂組成物を提供する。
式(1):1.5質量%≦[LaP2とLaS2の合計含量(質量%)]≦6.0質量%
式(2):0.2≦[POP,POSおよびSOSの合計含量(質量%)]/[LaP2およびLaS2の合計含量(質量%)]≦6.0
(式中、LaP2は、グリセロール1分子に2分子のPと1分子のLaが結合したトリアシルグリセロールを示す。LaS2は、グリセロール1分子に、2分子のSと1分子のLaが結合したトリアシルグリセロールを示す。
POPは、グリセロール1分子の1位および3位にPが結合し、2位にOが結合したトリアシルグリセロールを示す。POSは、グリセロール1分子の1位にPが結合し、2位にOが結合し、3位にSが結合したトリアシルグリセロール、および、グリセロール1分子の1位にSが結合し、2位にOが結合し、3位にPが結合したトリアシルグリセロールを示す。SOSは、グリセロール1分子の1位および3位にSが結合し、2位にOが結合したトリアシルグリセロールを示す。
ただし、Laはラウリン酸、Pはパルミチン酸、Sはステアリン酸、Oはオレイン酸をそれぞれ示す。)
また、本発明は、可塑性油脂組成物を用いた食品を提供する。
本発明によれば、ブツの発生とゴリつき感が抑制された可塑性油脂組成物が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、説明する。
本実施形態において、油脂中のトリアシルグリセロールは、1分子のグリセロールに3分子の脂肪酸がエステル結合したものである。
本実施形態において、トリアシルグリセロールの構成脂肪酸は、次のように省略して示す。
(脂肪酸の表記)
La:ラウリン酸、P:パルミチン酸、S:ステアリン酸、O:オレイン酸
本実施形態の可塑性油脂組成物は、1分子のグリセロールに3分子の脂肪酸がエステル結合したトリアシルグリセロールを含み、前記可塑性油脂組成物中の油脂において以下の式(1)、(2)を満たすものである。
式(1):1.5質量%≦[LaP2とLaS2の合計含量(質量%)]≦6.0質量%
式(2):0.2≦[POP,POSおよびSOSの合計含量(質量%)]/[LaP2およびLaS2の合計含量(質量%)]≦6.0
(式中、LaP2は、グリセロール1分子に、2分子のPと1分子のLaが結合したトリアシルグリセロールを示す。LaS2は、グリセロール1分子に、2分子のSと1分子のLaが結合したトリアシルグリセロールを示す。
POPは、グリセロール1分子の1位および3位にPが結合し、2位にOが結合したトリアシルグリセロールを示す。POSは、グリセロール1分子の1位にPが結合し、2位にOが結合し、3位にSが結合したトリアシルグリセロール、および、グリセロール1分子の1位にSが結合し、2位にOが結合し、3位にPが結合したトリアシルグリセロールを示す。SOSは、グリセロール1分子の1位および3位にSが結合し、2位にOが結合したトリアシルグリセロールを示す。
式(1)において、[LaP2とLaS2の合計含量(質量%)]の下限値は、1.5質量%以上であり、好ましくは1.7質量%以上であり、より好ましくは2.0質量%以上であり、さらに好ましくは2.2質量%であり、最も好ましくは2.4質量%である。[LaP2とLaS2の合計含量(質量%)]を下限値以上とすることにより、ブツの発生とゴリつき感の抑制を両立できる。
一方、式(1)において、[LaP2とLaS2の合計含量(質量%)]の上限値は、6.0質量%以下であり、好ましくは5.5質量%以下であり、さらに好ましくは4.5質量%以下であり、最も好ましくは4.3質量%以下である。[LaP2とLaS2の合計含量(質量%)]を上限値以下とすることにより、可塑性油脂組成物の可塑性、伸展性を保持しつつ、ブツの発生とゴリつき感の抑制を両立できる。
LaP2とLaS2はラウリン系油脂そのもの、またはその分別油、水素添加油、およびエステル交換油のいずれか、あるいは、それらの油脂とその他の油脂の混合油を原料とした分別油、水素添加油、およびエステル交換油のいずれか等に特徴的に含有されるトリアシルグリセロール分子で、特にパーム系油脂とラウリン系油脂を原料とするエステル交換油に存在する。したがって、可塑性油脂組成物に、パーム系油脂とラウリン系油脂を原料の一部としたエステル交換油を所定量含有させることで式(1)を満たす油脂を調製しやすくなる。
式(2)は、LaP2およびLaS2の含有量を基準として、特定の対称型トリアシルグリセロールの含有量を制御することを示すものである。
式(2)において、[POP,POSおよびSOSの合計含量(質量%)]/[LaP2およびLaS2の合計含量(質量%)]の下限値は、0.2以上であり、好ましくは0.3以上であり、より好ましくは0.4以上であり、さらに好ましくは0.5以上である。下限値以上とすることにより、可塑性、伸展性を保持しつつ、ブツの発生とゴリつき感の抑制を両立できる。
一方、式(2)において[POP,POSおよびSOSの合計含量(質量%)]/[LaP2およびLaS2の合計含量(質量%)]の上限値は、6.0以下であり、好ましくは5.5以下であり、より好ましくは5.0以下であり、さらに好ましくは4.5以下であり、最も好ましくは4.3以下である。上限値以下とすることにより、対称型のトリアシルグリセロールが増えすぎることによるゴリつきを抑制しつつ、構成脂肪酸としてラウリン酸を含むトリアシルグリセロールと対称型トリアシルグリセロールとの良好な相溶性を保持できる。
本実施形態の可塑性油脂組成物が上記の式(1)、(2)を満たすことにより、課題を解決できるメカニズムの詳細は明らかではないが、以下のように推測される。
まず、本発明者が可塑性油脂組成物に発生したブツを採取し、そのトリアシルグリセロール組成について分析を行ったところ、ブツ部分のトリアシルグリセロール組成が、ブツ以外のトリアシルグリセロール組成と比較して、対称型のトリアシルグリセロール(POP、POS、SOS)の濃度が高いことが見出された。これに加え、パーム系油脂と、パーム系油脂およびラウリン系油脂を原料の一部としたエステル交換油とを混合することで固体脂含量(SFC)が、元来それぞれが持つSFCの合計値よりも低下する傾向があることが分かり、両者の相溶性が良好でないことが把握された。すなわち、パーム系油脂と、パーム系油脂およびラウリン系油脂を原料の一部としたエステル交換油との相溶性が良好でないために油脂の結晶が相分離し易く、一部の結晶が粗大化しブツが発生しやすくなることが推測される。
そこで、本発明者は、トリアシルグリセロール組成の対称性に着目するとともに、ラウリン系油脂に特徴的なLaP2とLaS2で表されるトリアシルグリセロールに初めて着目した。そして、これらの割合を制御することが有効であるという知見のもと鋭意検討を行った結果、先行技術よりも高度にブツの発生を抑制できる適切な条件を具現化した。
すなわち、本発明の可塑性油脂組成物は、上記の式(1)、(2)を満たすことによって、トリアシルグリセロール組成の対称性と、ラウリン系油脂に特徴的なLaP2とLaS2の割合が適切に制御されることによって、ブツの発生を効果的に抑制できると考えられる。さらに、本発明の可塑性油脂組成物によれば、ゴリつき感も抑制できる。
さらに、本実施形態の可塑性油脂組成物は、以下の条件を満たすことにより、より効果的かつ安定的にブツの発生とゴリつき感の抑制を両立できるようになる。
本実施形態の可塑性油脂組成物は、前記可塑性油脂組成物中の油脂において以下の式(3)を満たすことが好ましい。
式(3):0.3≦[POP,POSおよびSOSの合計含量(質量%)]/[LaP2の合計含量(質量%)]≦10
式(3)は、特定の対称型トリアシルグリセロールの含有量をさらに制御することを示すものである。
式(3)において、[POP,POSおよびSOSの合計含量(質量%)]/[LaP2の合計含量(質量%)]の下限値は、0.3以上であり、好ましくは0.5以上であり、より好ましくは0.7以上であり、更に好ましくは0.8以上である。下限値以上とすることにより、可塑性、伸展性を保持しつつ、ブツの発生とゴリつき感の抑制を両立できる。
一方、式(3)において、[POP,POSおよびSOSの合計含量(質量%)]/[LaP2の合計含量(質量%)]の上限値は、10以下であり、好ましくは9以下であり、より好ましくは8以下であり、更に好ましくは7以下であり、最も好ましくは6以下である。上限値以下とすることにより、対称型のトリアシルグリセロールが増えすぎることによるゴリつきを抑制しつつ、構成脂肪酸としてラウリン酸を含むトリアシルグリセロールと対称型トリアシルグリセロールとの良好な相溶性を保持できる。
本実施形態の可塑性油脂組成物は、前記可塑性油脂組成物中の油脂において以下の式(4)を満たすことが好ましい。
式(4):0.35≦[PPO,PSO,SPOおよびSSOの合計含量(質量%)]/[POP,POSおよびSOSの合計含量(質量%)]
(式中、PPOは、グリセロール1分子の1位および2位にPが結合し、3位にOが結合したトリアシルグリセロール、および、グリセロール1分子の2位および3位にPが結合し、1位にOが結合したトリアシルグリセロールを示す。PSOは、グリセロール1分子の1位にPが結合し、2位にSが結合し、3位にOが結合したトリアシルグリセロール、および、グリセロール1分子の1位にOが結合し、2位にSが結合し、3位にPが結合したトリアシルグリセロールを示す。SPOは、グリセロール1分子の1位にSが結合し、2位にPが結合し、3位にOが結合したトリアシルグリセロール、および、グリセロール1分子の1位にOが結合し、2位にPが結合し、3位にSが結合したトリアシルグリセロールを示す。SSOは、グリセロール1分子の1位および2位にSが結合し、3位にOが結合したトリアシルグリセロール、および、グリセロール1分子の2位および3位にSが結合し、1位にOが結合したトリアシルグリセロールを示す。)
式(4)は、特定の対称型トリアシルグリセロールと、特定の非対称型トリアシルグリセロールの含有量の下限値を制御することを示すものである。
式(4)において、[PPO,PSO,SPOおよびSSOの合計含量(質量%)]/[POP,POSおよびSOSの合計含量(質量%)]の下限値は、0.35以上であり、好ましくは0.4以上である。下限値以上とすることにより、可塑性、伸展性を保持しつつ、ブツの発生とゴリつき感の抑制を両立できる。
本実施形態の可塑性油脂組成物は、前記可塑性油脂組成物中の油脂において以下の式(5)を満たすことが好ましい。
式(5):0.35≦[PPO,PSO,SPOおよびSSOの合計含量(質量%)]/[POP,POSおよびSOSの合計含量(質量%)]≦2.0
式(5)は、特定の対称型トリアシルグリセロールと、特定の非対称型トリアシルグリセロールの含有量の下限値および上限値を制御することを示すものである。
式(5)において、[PPO,PSO,SPOおよびSSOの合計含量(質量%)]/[POP,POSおよびSOSの合計含量(質量%)]の下限値は、0.35以上であり、好ましくは0.4以上である。下限値以上とすることにより、可塑性、伸展性を保持しつつ、ブツの発生とゴリつき感の抑制を両立できる。
一方、式(5)において、[PPO,PSO,SPOおよびSSOの合計含量(質量%)]/[POP,POSおよびSOSの合計含量(質量%)]の上限値は、2.0以下であり、好ましくは1.8以下であり、より好ましくは1.6以下であり、更に好ましくは1.5以下であり、最も好ましくは1.4以下である。上限値以下とすることにより、安価なパーム系油脂を一定量配合できる。
本実施形態の可塑性油脂組成物は、前記可塑性油脂組成物中の油脂において以下の式(6)を満たすことが好ましい。
式(6):[トリアシルグリセロール1分子を構成する脂肪酸の炭素数の合計が48の飽和トリアシルグリセロールの含量(質量%)]−[LaS2の含量(質量%)]≦4.0
式(6)は、トリアシルグリセロール1分子を構成する脂肪酸の合計炭素数が48の飽和トリアシルグリセロールの含有量を制御することを示すものである。トリアシルグリセロール1分子を構成する脂肪酸の合計炭素数が48の飽和トリアシルグリセロールとしては、例えば、3分子のパルミチン酸と1分子のグリセロールから構成されるトリパルミチン、1分子のラウリン酸と2分子のステアリン酸から構成されるLaS2が挙げられる。
式(6)において、[合計炭素数が48の飽和トリアシルグリセロールの含量(質量%)]−[LaS2の含量(質量%)]の上限値は、4.0質量%以下であり、好ましくは3.5質量%以下であり、より好ましくは2.8質量%以下であり、さらに好ましくは2.7質量%以下であり、最も好ましくは2.6質量%以下である。上限値以下とすることにより、経時的なゴリつき感の発生を効果的に抑制できる。
本実施形態の可塑性油脂組成物は、前記可塑性油脂組成物中の油脂において以下の式(7)を満たすことが好ましい。
式(7):[PO2の含量(質量%)]+[不飽和結合数が3以上のトリアシルグリセロールの含量(質量%)]≦40
(式中、PO2は、グリセロール1分子に1分子のPと2分子のOが結合したトリアシルグリセロールを示す。)
式(7)は、特定の不飽和度を有するトリアシルグリセロールの含有量を制御することを示すものである。
式(7)において、[PO2の含量(質量%)]+[不飽和結合数が3以上のトリアシルグリセロールの含量(質量%)]の上限値は、40質量%以下であり、好ましくは37質量%以下、より好ましくは35質量%以下である。上限値以下とすることにより、粗大結晶の発生を抑制しやすくなり、ゴリつき感を低減できる。
本実施形態の可塑性油脂組成物は、具体的に、(a)パーム系油脂と、(b)エステル交換油とを用いることが好ましい。
また、本実施形態の可塑性油脂組成物は、ヨウ素価4以上の部分水素添加油を含有しないことが好ましい。これにより、後述する部分水素添加油の使用を制限できる。
(a)パーム系油脂としては、パーム油、パームオレイン、パームステアリン、パーム中融点部などのパーム油の分別油、およびそれらの水素添加油が挙げられる。ここで、水素添加油は、近年心疾患との関連から使用が敬遠される部分水素添加油(ヨウ素価4を超える)ではなく、極度硬化油(ヨウ素価が4以下)の使用が好ましい。また、本実施形態においては、(a)パーム系油脂としてエステル交換油を含まない。なお、パーム核油は、パームの種子から搾油される油脂であり、パーム油とは特性が異なるため、本実施形態のパーム系油脂には含まれない。
本実施形態の可塑性油脂組成物は、安価なパーム系油脂を一定量含有させる観点から、(a)パーム系油脂の含有量を、好ましくは5質量%以上、より好ましくは8質量%以上とする。
一方、本実施形態の可塑性油脂組成物は、取扱い性を良好にする観点から、(a)パーム系油脂の含有量を、好ましくは50質量%以下、より好ましくは45質量%以下、さらに好ましくは40質量%以下とする。
なお、本実施形態においては、(a)パーム系油脂と、後述の(b)エステル交換油の原料油として用いられるパーム系油脂とを区別する。
(b)エステル交換油は、少なくともラウリン系油脂を原料の一部として用いればよく、パーム系油脂およびラウリン系油脂のいずれをも原料として用いたものであってもよい。(b)エステル交換油としては、少なくともラウリン系油脂を含む原料を用いていればよく、エステル交換油1種類を単独で用いてもよいし、異なる原料を用いたエステル交換油2種類以上を混合して用いてもよい。
ラウリン系油脂とは、構成脂肪酸中のラウリン酸含量が30質量%以上である油脂であり、好ましくは40〜55質量%、より好ましくは45〜50質量%である。
ラウリン系油脂としては、例えば、ヤシ油、パーム核油、およびこれらの分別油、または極度硬化油(ヨウ素価4以下であることが好ましい)が挙げられる。
エステル交換油は、原料油脂としてラウリン系油脂を好ましくは20質量%以上、より好ましくは30質量%以上含有することができ、好ましくは70質量%以下、より好ましくは60質量%以下、更に好ましくは50質量%以下含有することができる。
エステル交換油は、ラウリン系油脂とその他の油脂を組み合わせて原料油脂とすることが好ましい。その他の油脂としては例えば、パーム系油脂、ラード、乳脂、ヤシ油、パーム核油、なたね油、大豆油、コーン油、米油、綿実油、ひまわり油、ごま油、オリーブ油、およびそれらの分別油、または極度硬化油(ヨウ素価4以下であることが好ましい)などが挙げられる。特に、上記の式(1)を満たすことが容易となる観点から、構成脂肪酸としてパルミチン酸を適量含有するパーム系油脂を使用することが好ましい。
エステル交換油は、原料油脂としてパーム系油脂を好ましくは30質量%以上、より好ましくは40質量%以上、更に好ましくは50質量%以上含有することができ、好ましくは80質量%以下、より好ましくは70質量%以下、更に好ましくは60質量%以下含有することができる。
エステル交換油は、原料油脂として極度硬化油を含有することが好ましい。極度硬化油の原料となる油脂は、炭素数18の脂肪酸を構成脂肪酸として含有する油脂であればいかなる油脂を原料としていてもよく、上記のラウリン系油脂、上記のパーム系油脂の他、ラード、乳脂、なたね油、大豆油、コーン油、米油、綿実油、ひまわり油、ごま油、オリーブ油、および、それらの分別油などが挙げられる。
エステル交換油は、原料油脂として、近年心疾患との関連から使用が敬遠される部分水素添加油(ヨウ素価4を超える)を使用しないことが好ましい。
なお、エステル交換油の製造方法は、特に限定されず、公知の方法を用いることができ、化学的触媒による方法、酵素による方法いずれを用いることもできる。
上記化学的触媒としては、例えば、ナトリウムメチラート等のアルカリ金属系触媒が挙げられ、上記酵素としては、アルカリゲネス属、リゾープス属、アスペルギルス属、ムコール属、およびペニシリウム属等に由来するリパーゼが挙げられる。また、上記酵素は、イオン交換樹脂、ケイ藻土、セラミック等の担体に固定化して、固定化リパーゼとして用いることもできるし、粉末の状態で用いることもできる。
本発明における式(1)を満たす上で、LaP2およびLaS2の量を制御する観点から、上記化学的触媒および酵素による方法のいずれかを用いる場合においても、エステル交換反応において、脂肪酸残基が交換されるグリセロール骨格上の位置選択性を適宜調整することができる。こうした位置選択性を調整するために、例えば、触媒の選択、触媒との接触時間、反応温度、固定化酵素担体の選択などを行うことができる。
本実施形態の可塑性油脂組成物は、ブツの発生を効果的に抑制する観点から、(b)エステル交換油の含有量を、好ましくは30質量%以上、より好ましくは35質量%以上とする。
一方、本実施形態の可塑性油脂組成物は、取扱い性を良好にする観点から、(b)エステル交換油の含有量を、好ましくは90質量%以下、より好ましくは80質量%以下とする。
本実施形態の可塑性油脂組成物は、必要により、その他の油脂を混合して、前記式(1)および式(2)を満たすものとしてもよい。その他の油脂としては、例えば、パーム系油脂、ラード、乳脂、ヤシ油、パーム核油、なたね油、大豆油、コーン油、米油、綿実油、ひまわり油、ごま油、オリーブ油、および、それらの分別油、水素添加油、エステル交換油などが挙げられる。ここで、水素添加油は、近年心疾患との関連から使用が敬遠される部分水素添加油(ヨウ素価4以上)ではなく、極度硬化油(ヨウ素価が4未満)の使用が好ましい。これらは、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を混合して用いてもよい。
さらに、本実施形態の可塑性油脂組成物は、必要により、水、乳化剤、増粘安定剤、乳製品、食塩、塩化カリウムなどの塩味剤、酢酸、乳酸、グルコン酸などの酸味料、糖類、甘味料、着色料、酸化防止剤、植物蛋白、卵および各種卵加工品、着香料、調味料、pH調整剤、食品保存料、果実、果汁、および香辛料などを含有することができる。
上記の乳化剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、グリセリン酢酸脂肪酸エステル、グリセリン乳酸脂肪酸エステル、グリセリンコハク酸脂肪酸エステル、グリセリン酒石酸脂肪酸エステル、グリセリンクエン酸脂肪酸エステル、グリセリンジアセチル酒石酸脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ショ糖酢酸イソ酪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ステアロイル乳酸カルシウム、ステアロイル乳酸ナトリウム、およびポリオキシエチレンソルビタンモノグリセリドなどの合成乳化剤:大豆レシチン、卵黄レシチン、大豆リゾレシチン、卵黄リゾレシチン、酵素処理卵黄、サポニン、植物ステロール類、および乳脂肪球皮膜などの天然乳化剤が挙げられる。
上記の増粘安定剤としては、グアーガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、アラビアガム、アルギン酸類、ペクチン、キサンタンガム、プルラン、タマリンドシードガム、サイリウムシードガム、結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、寒天、グルコマンナン、ゼラチン、デキストリン、澱粉、化工澱粉、およびデキストランなどが挙げられる。
上記乳製品としては、生乳、牛乳、特別牛乳、生山羊乳、殺菌山羊乳、生めん羊乳、部分脱脂乳、脱脂乳、加工乳、クリームチーズ、ナチュラルチーズ、プロセスチーズ、アイスクリーム類、濃縮乳、脱脂濃縮乳、無糖れん乳、無糖脱脂れん乳、加糖れん乳、加糖脱脂れん乳、全粉乳、脱脂粉乳、クリーム、クリームパウダー、サワークリーム、乳清蛋白質、ホエイ、ホエイパウダー、脱乳糖ホエイ、脱乳糖ホエイパウダー、ホエイ蛋白質濃縮物(WPC及び/又はWPI)、ミルクプロテインコンセントレート(MPC)、バターミルク、バターミルクパウダー、加糖粉乳、調製粉乳、はっ酵乳、ヨーグルト、乳酸菌飲料、乳飲料、カゼインカルシウム、カゼインナトリウム、カゼインカリウム、カゼインマグネシウム、ホエイプロテインコンセートレート、トータルミルクプロテイン、および乳清ミネラル等が挙げられる。
上記の糖類としては、ブドウ糖、果糖、ショ糖、麦芽糖、酵素糖化水飴、乳糖、還元澱粉糖化物、異性化液糖、ショ糖結合水飴、はちみつ、オリゴ糖、還元糖ポリデキストロース、フラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、ラフィノース、ラクチュロース、パラチノースオリゴ糖、還元乳糖、ソルビトール、キシロース、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、マンニトール、およびトレハロース等が挙げられる。
本発明の可塑性油脂組成物は、0〜15℃で保管されるものであることが好ましく、0〜10℃であることがより好ましく、3〜8℃がさらに好ましい。本発明の可塑性油脂組成物は、低温化で保存されても、ブツの発生が抑制されるものである。
本発明の可塑性油脂組成物の用途は、特に限定されず、練り込み用、スプレッド用またはフィリング用が挙げられる。練り込みした際に、ゴリつかずに生地に練りこみやすく、かつ、ブツにより生地に穴が形成されることを抑制する観点から、ベーカリー製品の練り込み用として好適に用いられる。また、ブツの発生による外観および食感の低下を抑止しつつ、ゴリつき感を抑制し、絞りだしたり塗り広げたりする際に良好な観点から、スプレッド用またはフィリング用として好適に用いられる。
本発明の可塑性油脂組成物は、マーガリン、ファットスプレッドなどの連続相を油相とする乳化物、または水をほとんど含有しないショートニングタイプのどちらでもよい。また、マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングに、糖類やジャム、乳製品などの呈味成分を混合したバタークリーム類でもよい。
また、本発明の可塑性油脂組成物は、菌に対する耐性を求められ、低温での保管を要する場合を考慮し、油脂を連続相とする乳化物であることが好ましい。
本発明の可塑性油脂組成物の製造方法は、特に限定されず、公知の方法を用いることができるが、好ましい方法について以下に説明する。
まず、上記の油脂を用意し、加温、融解する。つぎに、当該油脂に、必要に応じて乳化剤や着香料等の原料を溶解し、油相とする。当該油相に、水に水溶性のその他の成分を必要により添加した水相を、必要に応じて加え、混合する。つづけて、得られた混合物を殺菌処理するのが望ましい。
殺菌方式は、特に限定されないが、タンクでのバッチ式、プレート型熱交換機、および掻き取り式熱交換機を用いた連続方式などが挙げられる。また殺菌温度は、好ましくは80〜100℃、より好ましくは80〜95℃、さらに好ましくは80〜90℃である。
その後、必要により油脂結晶が析出しない程度に予備冷却を行なった後、急冷可塑化を行なう。
急冷可塑化は、コンビネーター、ボテーター、パーフェクター、およびケムテーター等の密閉型連続式掻き取りチューブチラー冷却機(Aユニット)、プレート型熱交換機等を用いて行ってもよく、また開放型冷却機のダイヤクーラーとコンプレクターの組み合わせにより行ってもよい。この急冷可塑化を行なうことにより、可塑性を有する油脂組成物が得られる。また、急冷可塑化の際に、ピンマシン等の捏和装置(Bユニット)、レスティングチューブ、またはホールディングチューブなどを使用してもよい。
なお、本発明の可塑性油脂組成物のいずれかの製造工程で、窒素、および空気等を含気させてもよい。
本発明の可塑性油脂組成物は、練りこみ用途としてさまざまなベーカリー製品、調理品に用いることができる。ベーカリー製品としては、例えば、食パン、菓子パン、および調理パンなどのパン類、ならびに、デニッシュ・ペストリー、パイ、シュー、ドーナツ、ケーキ、クッキー、ビスケット、ワッフル、スコーン、および蒸し菓子などが挙げられる。調理品としては、ハンバーグ、つくね、肉団子、餃子、シューマイ、チキンナゲット、および成形肉などの畜肉加工食品、コロッケ、およびハッシュドポテトなどのポテト加工食品、ホワイトソース、デミグラスソース、各種パスタソース、およびグラタンなどのソース類、オムレツなどの卵加工食品、水産練り製品などが挙げられる。
以上、本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
次に、実施例により本発明を詳しく説明するが、本発明の内容は実施例に限られるものではない。
(1)可塑性油脂組成物の調製
(1−1)エステル交換油1の調製
ラウリン系油脂(パーム核油)37質量%と、パーム系油脂(パーム分別軟質油・パーム極度硬化油)63質量%を混合して110℃に加熱し、十分に脱水させた後、化学触媒としてナトリウムメチラートを油脂量の0.08質量%添加し、減圧下、100℃で0.5時間攪拌しながらエステル交換反応を行った。エステル交換反応後、水洗して触媒を除去し、活性白土を用いて脱色し、さらに脱臭を行って、エステル交換油脂1を得た。
(1−2)エステル交換油2の調製
材料として、パーム分別油100質量%を用いた以外は、エステル交換油脂1と同様の方法でエステル交換することでエステル交換油2を得た。
(2)マーガリンの調製
原料となる油脂組成が表1に示す割合となるように、60℃に加熱、溶解して混合し、油脂80.2重量部に対して、さらに大豆レシチンを0.2重量部溶解した。
これらを撹拌しながら、60℃に加温した水を19.8重量部加え、撹拌、乳化した後、冷却しながら練りを加えることで、マーガリンを調製した。
(3)評価
得られたマーガリンを用いて以下の評価を行った。
まず、調製されたマーガリンは、25℃で12時間保管した後に5℃で保管した。調製後、1週間ごとに、5℃の保管庫から取り出した直後に、スパチュラでマーガリン10g程度をビニールシートの上に塗り広げ、ブツの発生の有無とゴリつき感の有無(マーガリンが硬く、塗り広げた際になめらかに広がらない状態)を12週まで確認した。
観察されたブツは、いずれも常温で数時間放置してから塗り広げた時に、ブツとして認識できないものであった。
評価は、熟練した専門家4〜6名で行い、マーガリンを塗り広げる者以外は、目視でブツの有無、ゴリつきの有無を確認し、全員で判定した。
ブツ、ゴリつき感それぞれについて、発生していた場合を「+」、発生していなかった場合を「−」として評価し、「+」となった週と併せて、結果を表1に示した。なお、12週においても、ブツ、ゴリつき感が発生していなかった場合は、「12週」の表記とともに「−」を表記した。
(4)トリアシルグリセロールの定量方法
実施例および比較例で用いた油脂について、トリアシルグリセロール(TAG)をHPLC−ESI−MS/MSシステムを用い、以下に示す方法で分離・定量した。結果を、表1に示す。なお、表1中の式(1)〜(7)は、上記実施形態で説明した式(1)〜(7)に相当する。
(4−1)油脂試料液の調製
油脂試料をアセトン/アセトニトリル混合溶媒に希釈し、終濃度およそ60−120μg/mlの油脂試料溶液とした。また、このときに、内部標準物質としてトリウンデカノインを終濃度0.5μg/mlとなるよう添加した。
(4−2)POP、PPO、POS、PSO+SPO、SOS、SSOの定量方法
・TAG標準用液の調製
POP、rac−PPO、rac−POS、rac−PSO、SOS、rac−SSO、(いずれも月島食品工業製)を標準物質とし、標準溶液(1.0〜25μg/ml)を調製した。また、このときに、各希釈倍率の標準溶液に、内部標準物質としてトリウンデカノインを終濃度0.5μg/mlとなるよう添加した。
・HPLCによる分離条件
上記TAG標準溶液、または油脂試料溶液を以下の条件のHPLCシステムに注入し、TAG分子種の異性体分離を行った。
装置:高速液体クロマトグラフAlliance e2695(Waters)
カラム:SunShell C30,2.6μm 2.1mm i.d.×150mm(クロマニックテクノロジーズ)
カラムオーブン温度:20℃
流量:0.4ml/min
移動相:アセトン/アセトニトリルを0分から10分の間に80/20から90/10、10分から10.1分の間に90/10から100/0にリニアに変化させ、その後分析終了まで保持した。
・定量
検出にはESI−MS/MSシステム(Waters社製Quattro micro API)を用い、MRMモードでピークを検出した。
MRMトランジッション
PPO(m/z 850.8→551.5,577.5)
PSO(m/z 878.8→577.5,579.5,605.6,)
SSO(m/z 906.9→607.6,605.6)
測定するサンプルにより、適宜定量イオンを選択し、定量計算に用いた。
TAG溶液の分析により得られたイオンクロマトグラムの各TAGのピーク面積により検量線を作成し、油脂試料の各TAGを定量した。
なお、分離できないPSOとSPOに関しては、rac−PSOを標準物質として検量線を作成し、合計量として定量した。ここで「rac−」はラセミ体を示し、例えばrac−PSOはsn−PSO、sn−OSPの等量混合物であることを示す。また、「sn−」はトリアシルグリセロールが鏡像異性体の一方であることを示し、例えばsn−PSOはグリセロール1分子の1位にPが結合し、2位にSが結合し、3位にOが結合したトリアシルグリセロールであり、sn−OSPはグリセロール1分子の1位にOが結合し、2位にSが結合し、3位にPが結合したトリアシルグリセロールであることを表す。
(4−3)POO、OPO、LaP2、LaS2の定量方法
rac−POO、OPO、rac−LaPP、PLaP、rac−LaSS、SLaS(いずれも月島食品工業製)を標準物質として検量線作成のためTAG標準溶液を調製した。
ここで「rac−」はラセミ体を示し、例えばrac−POOはsn−POO、sn−OOPの等量混合物であることを示す。また、「sn−」はトリアシルグリセロールが鏡像異性体の一方であることを示し、例えばsn−POOはグリセロール1分子の1位にPが結合し2位及び3位にOが結合したトリアシルグリセロールであり、sn−OOPはグリセロール1分子の1位及び2位にOが結合し、3位にPが結合したトリアシルグリセロールであることを表す。
また、下記の方法で作成した検量線にて定量可能な濃度に各油脂試料を希釈し、油脂試料溶液を調製した。
・HPLCによる分離条件
上記TAG検量線溶液、または油脂試料溶液を以下のHPLCシステム、カラム、移動相を用い、TAGの異性体分離を行った。
装置:高速液体クロマトグラフAlliance e2695(Waters)
カラム:CHIRALPAK IF−3 2.1mm i.d.×250mm 3μm(ダイセル)
カラムオーブン温度:25℃
流量:0.2ml/min
移動相:アセトニトリル
・定量
検出にはESI−MSのMRMモードを用いて、TAG検量線溶液の分析により得られたMRMクロマトグラムの各TAGのピーク面積から検量線を作成し、油脂試料の各TAGを定量した。
MRMトランジッション
POO(m/z 876.8→577.5,603.5)
LaPP(m/z 750.7→495.4,551.5)
LaSS(m/z 806.7→523.5,607.6)
測定するサンプルにより、適宜定量イオンを選択し、定量計算に用いた。
また、本分析法では鏡像異性体も分離定量されるため、sn−POO、sn−OOPの合計量をPOO量、sn−LaPP、sn−PPLa、PLaPの合計量をLaP2量、sn−LaSS、sn−SSLa、SLaSの合計量をLaS2量とした。
(5)合計炭素数48の飽和および不飽和度3以上のトリアシルグリセロールの定量方法
J.Oleo Sci.,66,(3)259−268(2017)に記載のガスクロマトグラフィーによるTAG分析法に準じた方法で原料油脂のC48:0、C46:3、C48:3、C50:3、C52:3、C52:4、C54:3、C54:4、C54:5、C54:6の定量を行った。
Figure 2020039274
実施例のマーガリンは、5℃の条件で保存しても、調製後12週後においても、ブツの発生およびゴリつき感がみられなかった。

Claims (12)

  1. 1分子のグリセロールに3分子の脂肪酸がエステル結合したトリアシルグリセロールを含む可塑性油脂組成物であって、前記可塑性油脂組成物中の油脂において以下の式(1)、(2)を満たす、可塑性油脂組成物。
    式(1):1.5質量%≦[LaP2とLaS2の合計含量(質量%)]≦6.0質量%
    式(2):0.2≦[POP,POSおよびSOSの合計含量(質量%)]/[LaP2およびLaS2の合計含量(質量%)]≦6.0
    (式中、LaP2は、グリセロール1分子に2分子のPと1分子のLaが結合したトリアシルグリセロールを示す。LaS2は、グリセロール1分子に2分子のSと1分子のLaが結合したトリアシルグリセロールを示す。
    POPは、グリセロール1分子の1位および3位にPが結合し、2位にOが結合したトリアシルグリセロールを示す。POSは、グリセロール1分子の1位にPが結合し、2位にOが結合し、3位にSが結合したトリアシルグリセロール、および、グリセロール1分子の1位にSが結合し、2位にOが結合し、3位にPが結合したトリアシルグリセロールを示す。SOSは、グリセロール1分子の1位および3位にSが結合し、2位にOが結合したトリアシルグリセロールを示す。
    ただし、Laはラウリン酸、Pはパルミチン酸、Sはステアリン酸、Oはオレイン酸をそれぞれ示す。)
  2. 前記可塑性油脂組成物中の油脂において式(3)を満たす、請求項1に記載の可塑性油脂組成物。
    式(3):0.3≦[POP,POSおよびSOSの合計含量(質量%)]/[LaP2の合計含量(質量%)]≦10
  3. 前記可塑性油脂組成物中の油脂において式(4)を満たす、請求項1または2に記載の可塑性油脂組成物。
    式(4):0.35≦[PPO,PSO,SPOおよびSSOの合計含量(質量%)]/[POP,POSおよびSOSの合計含量(質量%)]
    (式中、PPOは、グリセロール1分子の1位および2位にPが結合し、3位にOが結合したトリアシルグリセロール、および、グリセロール1分子の2位および3位にPが結合し、1位にOが結合したトリアシルグリセロールを示す。PSOは、グリセロール1分子の1位にPが結合し、2位にSが結合し、3位にOが結合したトリアシルグリセロール、および、グリセロール1分子の1位にOが結合し、2位にSが結合し、3位にPが結合したトリアシルグリセロールを示す。SPOは、グリセロール1分子の1位にSが結合し、2位にPが結合し、3位にOが結合したトリアシルグリセロール、および、グリセロール1分子の1位にOが結合し、2位にPが結合し、3位にSが結合したトリアシルグリセロールを示す。SSOは、グリセロール1分子の1位および2位にSが結合し、3位にOが結合したトリアシルグリセロール、および、グリセロール1分子の2位および3位にSが結合し、1位にOが結合したトリアシルグリセロールを示す。)
  4. 前記可塑性油脂組成物中の油脂においてパーム系油脂を5質量%以上含有する、請求項1乃至3いずれか一項に記載の可塑性油脂組成物。
  5. 前記可塑性油脂組成物中の油脂において式(5)を満たす、請求項1乃至4いずれか一項に記載の可塑性油脂組成物。
    式(5):0.35≦[PPO,PSO,SPOおよびSSOの合計含量(質量%)]/[POP,POSおよびSOSの合計含量(質量%)]≦2.0
  6. 前記可塑性油脂組成物中の油脂において式(6)を満たす、請求項1乃至5いずれか一項に記載の可塑性油脂組成物。
    式(6):[トリアシルグリセロール1分子を構成する脂肪酸の炭素数の合計が48の飽和トリアシルグリセロールの含量(質量%)]−[LaS2の含量(質量%)]≦4.0
  7. 前記可塑性油脂組成物中の油脂において式(7)を満たす、請求項1乃至6いずれか一項に記載の可塑性油脂組成物。
    式(7):[PO2の含量(質量%)]+[不飽和結合数が3以上のトリアシルグリセロールの含量(質量%)]≦40
    (式中、PO2は、グリセロール1分子に1分子のPと2分子のOが結合したトリアシルグリセロールを示す。)
  8. 前記可塑性油脂組成物は、ヨウ素価4以上の部分水素添加油を含有しない、請求項1乃至7いずれか一項に記載の可塑性油脂組成物。
  9. 油脂を連続相とする乳化物である、請求項1乃至8いずれか一項に記載の可塑性油脂組成物。
  10. 0〜15℃で保管される、請求項1乃至9いずれか一項に記載の可塑性油脂組成物。
  11. スプレッド用またはフィリング用である、請求項1乃至10いずれか一項に記載の可塑性油脂組成物。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載された可塑性油脂組成物を用いた食品。
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