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JP2020038164A - 位置検出装置、位置検出方法、型、インプリント装置および、物品の製造方法 - Google Patents

位置検出装置、位置検出方法、型、インプリント装置および、物品の製造方法 Download PDF

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JP2020038164A
JP2020038164A JP2018166237A JP2018166237A JP2020038164A JP 2020038164 A JP2020038164 A JP 2020038164A JP 2018166237 A JP2018166237 A JP 2018166237A JP 2018166237 A JP2018166237 A JP 2018166237A JP 2020038164 A JP2020038164 A JP 2020038164A
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賢 箕田
Masaru Minoda
賢 箕田
隆文 宮春
Takafumi Miyaharu
隆文 宮春
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Abstract

【課題】型と基板との相対位置の検出精度の点で有利な位置検出装置を提供する。
【解決手段】第1方向に配列されたパターンを含む第1回折格子と、第1方向に配列されたパターンを含む第2回折格子とによって生じるモアレを検出する検出部と、モアレに基づいて、第1回折格子と第2回折格子との相対位置を求める制御部と、を有し、第1回折格子または第2回折格子と隣接して第3回折格子が配置され、第3回折格子は、第1方向に配列されたパターンと第1方向に交差する第2方向に配列されたパターンとを含み、第3回折格子に含まれるパターンは、第1回折格子または第2回折格子に含まれるパターンの周期である第1周期とは異なる第2周期で配置される。
【選択図】図10

Description

位置検出装置、位置検出方法、型、インプリント装置および、物品の製造方法に関する。
インプリント技術は、基板上に供給されたインプリント材に型(モールド)を用いてパターンを形成することができる技術である。インプリント技術は、半導体デバイスや磁気記憶媒体などの量産用リソグラフィ技術の1つとして提案されている。このインプリント技術を用いたインプリント装置は、基板の上に供給されたインプリント材に型を用いてパターンを形成する。インプリント装置は、型とインプリント材を接触させた状態でインプリント材を硬化させ、硬化したインプリント材から型を引き離すことで基板上にインプリント材のパターンを形成する。
インプリント装置では、型とインプリント材を接触させる際に、型と基板とを正確に位置合わせ(アライメント)する必要がある。インプリント装置では位置合わせの方式として、例えば、ダイバイダイアライメント方式が採用されている。ダイバイダイアライメント方式とは、基板のショット領域に形成されたマークと型に形成されたマークを検出することによって位置合わせを行う方式である。このような型と基板との位置合わせに関する技術は、従来から提案されている。
特許文献1には、型と基板との位置合わせに用いるマークを検出するマーク検出装置を有するインプリント装置が提案されている。特許文献1では、型と基板との位置合わせに用いるマークとして、型及び基板のそれぞれに回折格子が設けられている。型及び基板に形成された回折格子は、型と基板の相対位置を求める方向(計測方向)に周期を有する回折格子である。さらに、型及び基板に形成された回折格子の少なくとも一方の回折格子は、計測方向に交わる方向(非計測方向)に周期を有する回折格子であり、例えばチェッカーボード状の回折格子である。
特許文献2には、型と基板の相対位置の検出精度を高めるために、回折格子からの信号を検出する際の画像処理領域を決定するための粗合わせ用マークを回折格子の近傍に構成する例が示されている。このような検出装置では、基板側の回折格子や型側の回折格子の端(回折格子のパターンの両端)から強い回折光や散乱光が発生しうる。また、その影響が位置検出装置で得られる検出信号に混入することで型と基板との位置合わせ精度(重ね合わせ精度)が低下することがある。特許文献3には、回折格子に含まれるパターンの端のパターンの幅を小さくすることにより、回折格子の端から発生する回折光や散乱光を低減する技術が提案されている。
特開2013−030757号公報 特許第5198070号公報 特開2016−027325号公報
しかしながら、従来技術では、型側の回折格子や基板側の回折格子の端部から発生する、マークの検出に関係しない回折光や散乱光(不要光)を十分に低減することができない。また、従来技術では回折格子の近傍に粗合わせに用いられるアライメントマーク(粗合わせマーク)が構成される場合について考慮されておらず、回折格子の端部から発生する不要光が粗合わせマークからの信号に混入しうる。これにより、粗合わせマークの検出精度が低下する恐れがある。
本発明は、例えば、型と基板との相対位置の検出精度の点で有利な位置検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、第1方向に配列されたパターンを含む第1回折格子と、第1方向に配列されたパターンを含む第2回折格子とによって生じるモアレを検出する検出部と、モアレに基づいて、第1回折格子と第2回折格子との相対位置を求める制御部と、を有し、第1回折格子または第2回折格子と隣接して第3回折格子が配置され、第3回折格子は、第1方向に配列されたパターンと第1方向に交差する第2方向に配列されたパターンとを含み、第3回折格子に含まれるパターンは、第1回折格子または第2回折格子に含まれるパターンの周期である第1周期とは異なる第2周期で配置される、ことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、型と基板との相対位置の検出精度の点で有利な位置検出装置を提供することができる。
本実施形態に係る位置検出装置を備えたインプリント装置の構成を示す概略図である。 インプリント方法を説明するフロー図である。 第1実施形態の検出部の構成の一例を示す概略図である。 第1実施形態の検出部の構成の他例を示す概略図である。 検出部の瞳における照明光の分布と検出光学系のNAとの関係を示す図である。 モアレの発生の原理及びモアレを用いたマークの相対位置の検出を説明するための図である。 型および基板に設けられる回折格子の一例を示す図である。 型および基板に設けられる回折格子の一例を示す図である。 モアレ信号の一例を示す図である。 パターンPP1およびパターンPP2を計測方向に配置した例を示す図である。 モアレ信号の比較例を示す図である 周期がPwの基板側回折格子11aとPw/nと異なる周期をもつパターンPP2との間にパターンAPを追加した拡大図である。 パターンPP1およびパターンPP2を非計測方向に配置した例を示す図である。 パターンPP1及びパターンPP2の他例を示す図である。 物品の製造方法を説明するための図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
(インプリント装置について)
図1は、本実施形態に係る位置検出装置(検出部3)を備えたインプリント装置1の構成を示す概略図である。なお、本実施形態に係る位置検出装置は、露光装置など他のリソグラフィ装置にも適用可能である。インプリント装置1は、基板8上に供給されたインプリント材9を型7と接触させ、インプリント材9に硬化用のエネルギーを与えることにより、型の凹凸パターンが転写された硬化物のパターンを形成する装置である。例えばインプリント装置は、半導体デバイスなどのデバイス製造に使用される。図1に示すように、以下の図面では基板および型の平行な面内に、互いに直交するX軸およびY軸をとり、X軸とY軸に直交する方向をZ軸として説明する。インプリント装置1は、凹凸状のパターン7aが形成された型7を用いて基板8上にパターンを形成する。インプリント装置1は、基板8に供給されたインプリント材9と型7を接触させた状態で、インプリント材9を硬化させる。そして、硬化したインプリント材9から型7を引き離すことによって、基板8上にインプリント材のパターンを形成することができる。
インプリント材9には、硬化用のエネルギーが与えられることにより硬化する硬化性組成物(未硬化状態の樹脂と呼ぶこともある)が用いられる。硬化用のエネルギーとしては、電磁波、熱等が用いられる。電磁波としては、例えば、その波長が10nm以上1mm以下の範囲から選択される、赤外線、可視光線、紫外線などの光である。硬化性組成物は、光の照射により、あるいは、加熱により硬化する組成物である。このうち、光により硬化する光硬化性組成物は、重合性化合物と光重合開始剤とを少なくとも含有し、必要に応じて非重合性化合物または溶剤を含有してもよい。非重合性化合物は、増感剤、水素供与体、内添型離型剤、界面活性剤、酸化防止剤、ポリマー成分などの群から選択される少なくとも一種である。
インプリント装置1は、照射部2と、検出部3、型保持部4、基板ステージ5、供給部6、制御部12を備える。本実施形態に係るインプリント装置1は、インプリント材9を硬化させる方法として、紫外線などの光の照射によって基板上のインプリント材9を硬化させる光硬化法が採用されている。
照射部2は、インプリント材9を硬化させるために、光を照射する。照射部2は光源(不図示)を備えている。光源としては、例えば、高圧水銀ランプ、各種エキシマランプ、エキシマレーザーまたは発光ダイオード(LED)など用いることができる。また、照射部2は光源から射出される光を基板上のインプリント材に対して所定の形状で均一に照射するための複数の光学素子を備えていても良い。照射部2から照射された光の基板上の照射領域(照射範囲)は、型7のパターン7aが形成されている領域の面積と同程度、または、わずかに大きいことが望ましい。これは、照射領域を必要最小限とすることで、光の照射に伴う熱に起因して型7または基板8が膨張し、インプリント材9に形成されるパターンに位置ズレや歪みが発生することを低減することができる。加えて、基板8などで反射した光がインプリント材を塗布(供給)する供給部6に到達し、供給部6の吐出口に残留したインプリント材が硬化してしまうことを低減することができる。
検出部3は、型7と基板8の相対的な位置合わせのためにマークの検出を行う。具体的には、検出部3は型7に形成された型側マーク10と基板8に形成された基板側マーク11を検出し、検出されたマークから制御部12が型7と基板8の相対的な位置を求める。また、後述するように検出部3が、型側マーク10と基板側マーク11からの回折光によって生じるモアレを検出することで、制御部12が型7と基板8の相対的な位置を求めることができる。検出部3の光軸は型7または基板8に対して鉛直方向になるように配置されている。また、検出部3には駆動機構が設けられていてもよく、検出部3は型側マーク10と基板側マーク11の位置に合わせて、型7と基板8の面に沿って移動することができる。さらには、検出部3の光学系の焦点をマークの位置に合わせるために型7と基板8の面に垂直な方向(Z方向)に移動してもよい。なお、本実施形態においては、一例として複数の検出部3を配置したが、検出部3は一つであってもよい。
制御部12は、検出部3で検出されたモアレに基づいて、型7と基板8との相対位置を求める。また、制御部12は、型7と基板8の相対的な位置に基づいて型保持部4や基板ステージ5や後述の形状補正機構を制御する。制御部12はインプリント装置1に設けてもよいし、インプリント装置1とは別の場所に設置し遠隔で制御しても良い。本実施形態において、検出部3の制御は制御部12が行うが、検出部3に別途制御部を設けても良い。
型保持部4は、真空吸着力や静電力により型7を保持する型チャック機構を含む。型保持部4は、パターン7aが形成されている面が基板8に対向するように型7を保持する。照射部2は型7を介して光をインプリント材9に照射するため、型7は光を透過する材料(例えば石英)で作られている。また、型保持部4は、基板8上のインプリント材9と型7を接触させるために型7を移動させるための型駆動機構(不図示)を含んでいる。型駆動機構は型7を基板8に近づけたり離したりする方向(Z方向)に動かすことができる。さらに、型保持部4には、型7を変形させるための形状補正機構13を含む。形状補正機構13としては、例えば、型7の側面から力を加えることによって、型7を変形させるものがある。
基板ステージ5は、真空吸着力や静電力により基板8を保持する基板チャック機構と、基板8をXY面内の方向に移動させるための基板駆動機構(不図示)を含む。なお、インプリント装置1では、型保持部4(型7)がZ方向に移動することで、型7とインプリント材9を接触させたり(押印)引き離したり(離型)しているが、基板ステージ5(基板8)がZ方向に移動してもよい。また、型保持部4と基板ステージ5の両方を移動させてもよい。基板8は、ガラス、セラミックス、金属、半導体、樹脂等が用いられ、必要に応じて、その表面に基板とは別の材料からなる部材が形成されていてもよい。基板としては、具体的に、シリコンウエハ、化合物半導体ウエハ、石英ガラスなどである。
供給部6(ディスペンサ)は、基板8上にインプリント材9を供給する。供給部6は、インプリント材9を供給するための吐出口(ノズル)を備えている。インプリント材9は、スピンコーターやスリットコーターにより基板8上に膜状に付与される。或いは液体噴射ヘッドにより、液滴状、或いは複数の液滴が繋がってできた島状又は膜状となって基板上に付与されてもよい。インプリント材9の粘度(25℃における粘度)は、例えば、1mPa・s以上100mPa・s以下である。このため、供給部6は、インプリント装置1の内部に備えていなくてもよい。例えば、インプリント装置1の外部に設けられた供給機構により予めインプリント材が供給された基板8をインプリント装置1に搬入する形態もあり得る。
(インプリント方法について)
インプリント装置1によるインプリント方法について説明する。図2は、インプリント方法を説明するフロー図である。まず、基板搬送部(不図示)は基板8をインプリント装置1に搬送し、基板8を基板ステージ5に載置する。基板ステージ5に保持された基板8は、その表面に供給部6を用いてインプリント材9を供給するために供給位置へ移動する。その後、供給部6は基板8上の所定のショット領域(インプリント領域)にインプリント材9を供給する(供給工程)。図2(A)は、供給工程が完了した状態を示している。例えば、図2(A)に示すように、絶縁体等の被加工材14が表面に形成されたシリコンウエハ等の基板8を用意し、続いて、インクジェット法等により、被加工材14の表面にインプリント材9を付与する。ここでは、複数の液滴状になったインプリント材9が基板8上に付与された様子を示している。
次に、インプリント材9が供給されたショット領域が、型7(パターン7a)の直下に移動する。図2(B)は、ショット領域が、型7(パターン7a)の直下へ移動した状態を示している。図2(B)に示すように、インプリント用の型7を、その凹凸パターンが形成された側を基板8上のインプリント材9に向け、対向させる。
次に、基板8上に供給されたインプリント材9に型7を接触させる(押印工程)。図2(C)は、このとき、基板8上に供給されたインプリント材9に型7を接触させた状態を示している。インプリント材9が供給された基板8に対して、型7を押し当て、圧力を加える。これにより、インプリント材9は型7と被加工材14との隙間に充填され、さらにインプリント材9は、パターン7aの凹部に充填される。この状態で、検出部3が型側マーク10および基板側マーク11を検出する。インプリント装置1は、検出部3の検出結果に基づいて、型7と基板8の位置合わせや形状補正機構13による型7の形状補正などを実施する。
インプリント材9のパターン7aへの充填と、型7と基板8との位置合わせおよび型7の形状補正などが十分になされた段階で、照射部2は光を照射しインプリント材9を硬化させる(硬化工程)。例えば、図2(C)に示す状態で硬化用のエネルギーとして光を照射すると、インプリント材は硬化する(硬化工程)。
インプリント材9を硬化させた後、硬化したインプリント材9から型7を引き離すことにより、基板8の上にインプリント材9のパターンが形成される(離型工程)。図2(D)は、離型が完了した状態を示している。図2(D)に示すように、インプリント材9を硬化させた後、型7を基板8から引き離すと、基板8上にインプリント材9の硬化物のパターンが形成される。この硬化物のパターンは、型の凹部が硬化物の凸部に、型の凹部が硬化物の凸部に対応した形状になっており、即ち、インプリント材9に型7の凹凸パターンが転写されたことになる。図2(A)〜図2(D)の工程をショット領域ごと繰返すことにより、基板8上の複数のショット領域に対してインプリント材のパターンを形成することができる。
(位置合わせ方法について)
型7に形成された型側マーク10と、基板8に形成された基板側マーク11を検出し、型7と基板8を位置合わせする方法について説明する。図3は、第1実施形態の検出部3の構成の一例を示す概略図である。検出部3は、検出光学系21と照明光学系22を含む。照明光学系22は光源23からの光を、プリズム24などの光学部材を用いて検出光学系21と同じ光路へ導き、型側マーク10および基板側マーク11を照明する。光源23には例えばハロゲンランプやLEDなどが用いられる。光源23から照射される光の波長は、照射部2から照射される光の波長とは異なる波長であることが望ましい。例えば、照射部2から照射される光に紫外線を用いて、光源23から照射される光に可視光や赤外線を用いる。
検出光学系21と照明光学系22はそれらを構成する光学部材の一部を共有するように構成されており、プリズム24は検出光学系21と照明光学系22の瞳面もしくはその近傍に配置されている。型側マーク10および基板側マーク11はそれぞれ回折格子で構成されている。照明光学系22によって照明された型側マーク10からの回折光と、基板側マーク11からの回折光により生じるパターン(モアレ)は撮像素子25によって検出される。検出光学系21は型側マーク10および基板側マーク11からの光を撮像素子25に導く。撮像素子25はCCDやCMOSなどが用いられる。
プリズム24は、その貼り合せ面において、照明光学系22の瞳面の周辺部分の光を反射するための反射膜24aを有する。反射膜24aは、照明光学系22の瞳強度分布の形状を規定する開口絞りとして働く。また、反射膜24aは検出光学系21の瞳の大きさを規定する開口絞りとして働く。あるいは検出NA(NAo)を規定する。プリズム24は、貼り合せ面に半透膜を有するハーフプリズムや、あるいはプリズムに限らず表面に反射膜を成膜した板状の光学素子などであってもよい。さらに、照明光学系22あるいは検出光学系21の瞳形状を変化させるために、プリズム24は不図示のターレットやスライド機構の切り換え機構によって、他の開口形状を有するプリズムと交換可能にしてもよい。また、プリズム24が配置される位置は、必ずしも検出光学系21と照明光学系22の瞳面もしくはその近傍でなくてもよい。
さらに、瞳強度分布の形状を規定する開口絞りはプリズム24に配置しなくても良い。図4は、第1実施形態の検出部3の構成の他例を示す概略図である。例えば、図4に示すように、検出光学系21の瞳面に開口絞り26を配置し、照明光学系22の瞳面に開口絞り27を配置する。開口絞り26は検出光学系21の瞳の大きさを規定し、開口絞り27は照明光学系22の瞳強度分布を規定する。このとき、プリズム24にはその貼り合せ面に半透膜を有するハーフプリズム等が用いられる。さらに、開口絞り26および開口絞り27は、不図示のターレット等の切り換え機構によって、異なる開口形状を有する開口絞りに切り替え可能にしてもよい。
図5は、検出部3の瞳における照明光の分布と検出光学系のNAとの関係を示す図である。図5では、瞳の大きさを開口数NAで示している。本実施形態の照明光学系22の瞳における照明光の分布はIL1からIL4の4つの照明光の分布を含む。前述のように照明光学系22の瞳面に開口絞り27を配置することによって、1つの光源23から複数の照明光の分布を形成することができる。照明光の分布IL1〜IL4はそれぞれ直径NApの円形である。ここでは、X軸とY軸の交点を検出光学系と照明光学系の光軸とする。
照明光の分布IL1とIL2は、照明光学系の瞳面のY軸上の光軸からそれぞれプラス方向とマイナス方向にNAilだけ離れた位置に配置されている。このように、光軸上を除きY軸方向に平行な軸上に、光軸に対して対称に配置することができる。また、照明光の分布の大きさはNApである。照明光の分布IL3とIL4は照明光学系の瞳面のX軸上の光軸からそれぞれプラス方向とマイナス方向にNAilだけ離れた位置に配置されている。このように、光軸上を除きX軸方向に平行な軸上に、光軸に対して対称に配置することができる。また、照明光の分布の大きさはNApである。
このように、照明光学系22には型側マーク10および基板側マーク11に対して斜入射照明を行うように照明光の分布が形成されている。このとき、型側マーク10および基板側マーク11への入射角度θは、
θ=sin−1(NAil) ・・・式1
である。また、NAo、NAp、NAilは下記の式2を満足する。
NAo<NAil−NAp/2 ・・・式2
すなわち型側マーク10および基板側マーク11からの正反射光(ゼロ次回折光)を検出しない構成(暗視野照明)になっている。
次に図6を用いて、型側マーク10および基板側マーク11からの回折光により生じるパターン(モアレ)の発生する原理とモアレを用いた相対位置検出について説明する。図6は、モアレの発生の原理及びモアレを用いたマークの相対位置の検出を説明するための図である。図6(A)は、回折格子31を示す図である。図6(B)は、回折格子32を示す図である。回折格子31のパターンと回折格子32のパターンは、計測方向(図6ではX軸方向)の周期が互いに僅かに異なっている。回折格子のパターンの周期が異なる2つの回折格子を重ねると、2つの回折格子からの回折光により、図6(C)に示すように2つの回折格子の周期差を反映した周期を有するパターン(いわゆるモアレ)が現れる。このとき、2つの回折格子の相対的な位置によってモアレの位相が変化するので、検出部3でモアレを検出することにより基板8と型7の位置合わせを行うことができる。ここで、回折格子の周期とは計測方向に配列されているパターンとパターンの間隔を示す。
モアレは、2つの回折格子31と回折格子32の相対的な位置によって明暗の位置(縞の位相)が変化する。例えば、一方の回折格子をX方向にシフトすると、図6(C)のモアレは図6(D)のように変化する。このモアレは、2つの回折格子が実際にシフトした大きさよりも、大きな周期でモアレの位相が変化するため、検出光学系21の解像力が低くても、精度良く二物体間の相対的な位置を計測することができる。
ここで、モアレを検出するために図6(A)と図6(B)の回折格子を明視野で検出(垂直方向から照明し、垂直方向から回折光を検出)しようとすると、回折格子からのゼロ次光も検出してしまう。ゼロ次光はモアレのコントラスを下げる要因になるので、本実施形態の検出部3は、前述のようにゼロ次光を検出しない暗視野の構成をとっている。そこで、斜入射で照明する暗視野の構成でもモアレを検出できるように、型側マーク10の回折格子と基板側マーク11の回折格子のいずれか一方を、計測方向(X方向)に交差する非計測方向(Y方向)に周期構造を設ける。例えば、図7(A)に示すようなチェッカーボード状の型側回折格子10aにする。型側マークの回折格子と基板側マークの回折格子のどちらの回折格子をチェッカーボード状の回折格子にしても、基本的に同様の効果を得ることが可能であるが、以下では型側マーク10の回折格子をチェッカーボード状にした場合を説明する。
図7(A)は、型側マーク10の回折格子(第1回折格子)である型側回折格子10aを図示したものであり、図7(B)は、基板側マーク11の回折格子(第2回折格子)である基板側回折格子11aを図示したものである。検出部3で型側回折格子10aと基板側回折格子11aからの回折光を検出することで、型7と基板8のX方向に関する相対位置を求めることができる。型側マーク10はY方向とX方向にそれぞれ周期Pmの周期構造を有するチェッカーボード状の型側回折格子10aである。また、基板側マーク11はX方向に周期Pmと異なる周期Pwの周期構造をもつ基板側回折格子11aである。
X方向に関する相対位置を検出するためのモアレは、型側回折格子10aと基板側回折格子11aを照明光学系から照射した光で照明することで発生する。すなわち、図5に示した照明光学系22の瞳においてY軸に沿った方向に並んだ照明光の分布IL1とIL2によってモアレは発生する。
ここで、型側回折格子10aと基板側回折格子11aとのX方向に関する相対位置がPm/2もしくはPw/2ずれると、型側回折格子10aと基板側回折格子11aとのX方向に関する相対位置が全くずれていないときと同じ位相のモアレが発生する。すなわち、型側回折格子10aと基板側回折格子11aとのX方向に関する相対位置がPm/4あるいはPw/4以上ずれると、相対位置を誤って計測してしまう。そのため、型側回折格子10aと基板側回折格子11aとのX方向に関する相対位置がPm/4あるいはPw/4以上ずれていないことを確認するための、型側アライメントマーク40(型側粗合わせマーク)及び基板側アライメントマーク41(基板側粗合わせマーク)が構成されている。
型側マーク10と基板側マーク11との相対位置検出は、以下の2段階のステップで行われる。まず型側アライメントマーク40と基板側アライメントマーク41との相対位置を検出して、相対位置がPm/4もしくはPw/4以下となるように、型側マーク10と基板側マーク11との相対位置合わせを行う。その後、型側回折格子10aと基板側回折格子11aとで発生するモアレを検出することで、型側マーク10と基板側マーク11との相対位置を精密に検出する。
従って、型側アライメントマーク40と基板側アライメントマーク41との相対位置の計測精度はPm/4あるいはPw/4以下であれば良く、その数や形状、線幅等に限定されない。本実施形態においては十字状のアライメントマークを例示的に示しているが、単純な四角形状のマークでも良い。また、型側アライメントマーク40と基板側アライメントマーク41とで所謂Box in BoxやBar in Barマークを構成するようにしても良い。また、型側アライメントマーク40及び基板側アライメントマーク41は、撮像素子25上でのモアレの位置を特定し、画像処理する領域を決定する役割も有する。
また、型側アライメントマーク40及び基板側アライメントマーク41の信号がモアレに混入すると、型側回折格子10aと基板側回折格子11aとの相対位置の検出結果に誤差が生じる恐れがある。このため、型側アライメントマーク40及び基板側アライメントマーク41と型側回折格子10a及び基板側回折格子11aとの距離は十分離すことが望ましく、少なくともエアリーディスク径(λを波長として、1.22×λ/NAo)以上離すことが望ましい。
図8(A)は、型側回折格子10bを図示したものであり、図8(B)は、基板側回折格子11bを図示したものである。検出部3で型側回折格子10bと基板側回折格子11bからの回折光を検出することで、型7と基板8のY方向に関する相対位置を求めることができる。型側マーク10はY方向とX方向にそれぞれ周期Pmの周期構造を有するチェッカーボード状の型側回折格子10bである。また、基板側マーク11はY方向に周期Pmと異なる周期Pwの周期構造をもつ基板側回折格子11bである。
Y方向に関する相対位置を検出するためのモアレは、型側回折格子10bと基板側回折格子11bを照明光学系から照射した光で照明することで発生する。すなわち、図5に示した照明光学系22の瞳においてX軸に沿った方向に並んだ照明光の分布IL3とIL4によってモアレは発生する。
ここで、型側回折格子10bと基板側回折格子11bとのX方向に関する相対位置がPm/2あるいはPw/2ずれると、型側回折格子10bと基板側回折格子11bとのY方向に関する相対位置が全くずれていないときと同じ位相のモアレが発生する。すなわち、型側回折格子10bと基板側回折格子11bとのX方向に関する相対位置がPm/4あるいはPw/4以上ずれると、相対位置を誤って計測してしまう。そのため、型側回折格子10bと基板側回折格子11bとのY方向に関する相対位置がPm/4あるいはPw/4以上ずれていないことを確認するための、型側アライメントマーク40及び基板側アライメントマーク41が構成されている。
このように、図7(A)及び図7(B)に示す回折格子の組と、図8(A)及び図8(B)に示す回折格子の組とを検出光学系21の同一視野内に配置し、1つの検出系で2つの方向の相対位置を検出する場合には、図5に示す照明光の分布は有効である。
ここまで、計測方向と非計測方向が垂直な場合について説明したが、計測方向と非計測方向は必ずしも垂直である必要はない。そのため、計測方向と非計測方向が垂直に出ない場合には、その角度に合わせた照明光の分布が適宜選択される。また、同一視野内に配置されたX方向に関する相対位置を検出するためのモアレとY方向に関する相対位置を検出するためのモアレとを同時に検出する必要はなく、順次検出しても良い。
上述した回折格子に光を照明すると、回折格子の端部では照明光が散乱あるいは回折され、大きな信号(光)が発生する。この大きな信号はアライメントマークの相対位置を計測するのには不要となる信号である。例えば、図7(A)及び図7(B)に示す回折格子の組に光を照射した際の、光学シミュレーションによって求めた回折格子からの信号の大きさ(光の強度)を図9に示す。図9は、モアレ信号の一例を示す図である。図9は、横軸を計測方向の位置とし、縦軸をアライメントマークからの信号強度(光の強度)としている。図9を参照するに、回折格子のパターンの端部でも大きな信号(光)が発生していることが確認できる。これは、回折格子のパターンが端部で途切れることによって発生した信号であると考えられる。このように、回折格子の端部で発生する信号(不要光)がモアレやアライメントマークに混入すると、回折格子の相対位置の検出結果に誤差が生じる恐れがある。
そこで本実施形態に係る回折格子は、型7や基板8に形成された回折格子の周辺部または回折格子とアライメントマークとの間にパターンを追加することによって、この影響を低減する。
図10は、パターンPP1およびパターンPP2を計測方向に配置した例を示す図である。図10(A)は、型側回折格子10aの計測方向にパターンPP1を配置した例の拡大図である。図10(B)は、基板側回折格子11aの計測方向にパターンPP2を配置した例の拡大図である。パターンPP1及びパターンPP2は、計測方向(第1方向、例えばX方向)に配列されたパターンと計測方向に交差する非計測方向(第2方向、例えばY方向)に配列されたパターンとを含む。
パターンPP1及びパターンPP2は、型側回折格子10a及び基板側回折格子11aにそれぞれ隣接して配置される、例えば、チェッカーボード状の周期パターン(回折格子)である。パターンPP1の周期Pmp及びパターンPP2の周期Pwpは、型側回折格子10aの周期Pm及び基板側回折格子11aの周期Pw(第1周期)と同じか、それよりも小さく、検出光学系の解像力よりも小さいことが望ましい。なお、図10において、パターンPP1の計測方向の周期を周期Pmp1と、非計測方向の周期をPmp2とし、パターンPP2の計測方向の周期を周期Pwp1と、非計測方向の周期をPwp2とする。さらに好適には型側回折格子10aまたは基板側回折格子11aの周期の1/n(nは1以上の整数)であることが望ましい。また、パターンPP1及びパターンPP2の線幅は、パターンPP1及びパターンPP2同等であることが望ましい。また、型側回折格子10aのパターンの線幅と周期の比=パターンPP1の線幅と周期の比とすることで、不要光を低減する効果が最大となる。パターンPP2についても同様である。図10(A)及び図10(B)においては、パターンPP1の周期Pmp及びパターンPP2の周期Pwpは、型側回折格子10aの周期Pm及び基板側回折格子11aの周期Pwの1/2である。
また、図10(A)及び図10(B)において、パターンPP1及びパターンPP2内にそれぞれ破線で示される非パターン領域はパターンPP1及びパターンPP2内に構成された型側アライメントマーク40および基板側アライメントマーク41である。すなわち、パターンPP1及びパターンPP2は、型側回折格子10a及び基板側回折格子11aとアライメントマークとの間にも構成されている。ここで、図10(A)及び図10(B)に示した回折格子の組によるモアレ縞を光学シミュレーションによって求めた結果を図11に示す。図11は計測方向の位置を横軸に、信号強度を縦軸にとっている。図11ではパターンPP1及びパターンPP2の効果によって、計測方向端部の信号が減少していることが分かる。本実施形態においては、回折格子の周辺部に配置されるパターンPP1及びパターンPP2(周辺パターン)の周期を回折格子の周期の1/nとすることで、周辺パターンが回折格子と同じ周期の構造も包含する構造となっている。そのため、回折格子と周辺パターンとの境界で散乱光が発生しにくくなり、回折格子端で発生する信号が低減したと考えられる。回折格子周辺部の周辺パターンの周期は、必ずしも回折格子の周期の1/nである必要はないが、周辺パターンの周期が回折格子の周期の1/nから離れるほど、回折格子端で発生する信号を低減する効果は薄れてしまう。そのため、周辺パターンの周期は、回折格子の周期の0.8/n以上かつ回折格子の周期の1.2/n以下であることが望ましい。
型7または基板8の加工上、どうしても周辺パターンの周期を回折格子の1/nにできない場合には、回折格子と周辺パターンとの間に、周辺パターンの周期の1/2よりも小さい線幅のパターンを追加してもよい。図12は、周期がPwの基板側回折格子11aとPw/nと異なる周期をもつパターンPP2との間にパターンAPを追加した拡大図である。回折格子と周辺パターンとの間に、周辺パターンの周期の1/2よりも小さい線幅のパターンAPを追加することで、回折格子と周辺パターンとの間の位相の変化が連続的になり、回折格子の端部で発生する信号(散乱光)を低減することができる。
また、本実施形態のパターンPP1及びパターンPP2はチェッカーボード状の周期パターンとなっていることから、パターンPP1及びパターンPP2では計測方向及び非計測方向と異なる(斜めの)方向に光が回折される。従って、図5に示したような四重極状の照明でアライメントマークを照明した場合には、パターンPP1及びパターンPP2からの回折光は検出光学系で検出されない。すなわち、周辺パターン自身がモアレ計測に不要な光を発生させることはない。なお、パターンPP1及びパターンPP2は、第1方向に配列されたパターンと第1方向に交差する第2方向に配列されたパターンとを含んでいれば良く、例えば、ドットや菱形などのチェック状であっても良い。
なお、本実施形態においては、パターンPP1及びパターンPP2の計測方向の周期(Pmp1、Pwp1)と非計測方向の周期(Pmp2、Pwp2)をそれぞれ等しくしているが、これに限定されない。パターンPP1及びパターンPP2の計測方向と非計測方向の周期は異なっていても良い。また、パターンPP1及びパターンPP2の数や周期は組み合わされる回折格子や検出光学系の構成により適宜選択され、そのパターンの数や形状及び周期に限定されない。しかし、パターンPP1もしくはパターンPP2、更にはパターンPP1とパターンPP2の両方で回折された光(特に低次の回折光)が検出光学系で検出されないように、適切な組み合わせを選択する必要がある。
ここで、型側回折格子10aと基板側回折格子11aのそれぞれの周辺部にパターンPP1とパターンPP2を追加した場合の型側アライメントマーク40及び基板側アライメントマーク41の構成について説明する。図10(A)及び図10(B)においては、パターンPP1及びパターンPP2のパターンの一部を抜くことで、型側アライメントマーク40及び基板側アライメントマーク41を構成している。周期パターンであるパターンPP1及びパターンPP2から、そのパターンの一部を抜くことで周期パターンの端部を作り、そこで発生する信号(散乱光)を利用してアライメントマークとしている。
ただし、型7と基板8との相対位置を検出するときは、型7を通して基板側アライメントマーク41を観察することになる。従って、基板側アライメントマーク41に相当する型側の位置にパターンPP1が構成されていると、パターンPP1を通して基板側アライメントマーク41を観察することになり、基板側アライメントマーク41を誤検出する場合がある。そのため、本実施形態においては、基板側アライメントマーク41に相当する型側の位置にはパターンPP1を配置せず非パターン領域としている。型側には、型を通して基板側アライメントマークを観察するのに十分な非パターン領域を設け、その周辺部が型側アライメントマーク40となる構成としている。すなわち、図10(A)の型側アライメントマーク40からは非パターン領域の位置に信号が得られ、その中に図10(B)の基板側アライメントマーク41の信号が得られる。なお、非パターン領域内に十字状のアライメントマークなどのマークを設ける構成としても良い。
また、本実施形態においては基板側アライメントマーク41を、パターンPP2の一部を抜くことで周期パターンの端部を作り、そこで発生する信号(散乱光)を利用しているが、アライメントマークの構成は、これに限定されない。例えば、パターンPP2の一部を繋げることで周期パターンの端部を作り、そこで発生する信号(散乱光)を利用してアライメントマークとしてもよい。もしくは、パターンPP2の中に、さらに異なる周期をもつ周期パターンを配置して、それをアライメントマーク(アライメント回折マーク)としてもよい。このとき、アライメント回折マークの周期をλ/NAilとすれば、一次回折光を効率よく検出できるため、精度良くアライメントマークを検出することができる。
ここまで、パターンPP1及びパターンPP2を回折格子の計測方向の周辺部に追加した場合について説明してきたが、回折格子の非計測方向の周辺部にパターンを追加してもよい。図13は、パターンPP1およびパターンPP2を非計測方向に配置した例を示す図である。図13(A)は、型側回折格子10aの非計測方向にパターンPP1を配置した例の拡大図である。図13(B)は、基板側回折格子11aの非計測方向にパターンPP2を配置した例の拡大図である。
図13(a)におけるパターンPP1の周期は型側回折格子10aの周期の1/2であり、図13(b)におけるパターンPP2の周期は基板側回折格子11aの周期と等しい。このように回折格子の非計測方向の周辺部にパターンを追加した場合でも、計測方向に配置した場合と同様に、回折格子の端部で発生する信号を低減することができる。
パターンPP1及びパターンPP2の他の構成としては、図14(a)及び図14(b)に示すパターンとしてもよい。図14(a)のパターンPP1は、計測方向に型側回折格子10aの周期の1/2の周期をもつ周期パターンであり、図14(b)のパターンPP2は、計測方向に基板側回折格子11aの周期の1/3の周期をもつ周期パターンである。図14(a)及び図14(b)に示すパターンにおいても、周辺パターンの周期は検出光学系の解像力よりも小さく、回折格子周辺部の周辺パターンの周期を回折格子の周期の1/nとする。これにより、周辺パターンが回折格子と同じ周期の構造も包含する構造となっている。そのため、回折格子と周辺パターンとの境界で散乱光が発生しにくくなり、回折格子端で発生する信号が低減する。
ただし、本構成のパターンPP1及びパターンPP2に入射した光は計測方向に回折される。パターンPP1及びパターンPP2もしくはその両方によって回折された光(特に低次回折光)が検出NA(NAo)に入射してしまうと、モアレ計測に不要な光を発生してしまう。そのため、パターンPP1とパターンPP2の周期は、パターンPP1及びパターンPP2もしくはその両方によって回折された光(特に低次回折光)が検出NA(NAo)に入射しないように選択されなければならない。
なお、本実施形態では型側回折格子10aと基板側回折格子11aの両方にパターンPP1とパターンPP2をそれぞれ配置したが、いずれか一方の回折格子にパターンPP1もしくはパターンPP2を配置するだけでもよい。
以上、本実施形態では回折格子を暗視野検出する場合について説明したが、回折格子を明視野検出する場合にも同様に、回折格子の端部から散乱光あるいは回折光が発生し、検出精度を悪化させる要因となり得る。従って、回折格子を明視野検出する場合にも、回折格子の周辺部あるいは回折格子とアライメントマークとの中間部に回折格子の周期と同じかそれよりも短い周期のパターンを構成することで、回折格子の相対的な位置の検出精度を向上することができる。
また、本実施形態では型側の型側回折格子10aと基板側の基板側回折格子11aとの周期が異なる場合について説明したが、型側の型側回折格子10aと基板側の基板側回折格子11aとの周期は同一でもよい。このような場合においても、回折格子の周辺部あるいは回折格子とアライメントマークとの間に回折格子の周期と同じかそれよりも小さい周期のパターンを構成することで、回折格子の相対的な位置の検出精度を向上することができる。
このように、本実施形態では、型側の型側回折格子10a及び基板側の基板側回折格子11aのうち少なくともいずれか一方の回折格子の周辺部あるいは回折格子とアライメントマークとの間に、回折格子の周期よりも小さい線幅のパターンを構成している。これにより、型側の型側回折格子10a及び基板側の基板側回折格子11aの端部から強い散乱光あるいは回折光が発生することを低減し、検出部3は、かかる回折格子の相対位置を高精度に検出することができる。従って、インプリント装置1は、検出部3の検出結果に基づいて、型7と基板8との位置合わせを高精度に行うことができ、パターンの転写不良(製品不良)を低減することができる。
(物品の製造方法)
インプリント装置を用いて形成した硬化物のパターンは、各種物品の少なくとも一部に恒久的に、或いは各種物品を製造する際に一時的に、用いられる。物品とは、電気回路素子、光学素子、MEMS、記録素子、センサ、或いは、型等である。電気回路素子としては、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、MRAMのような、揮発性或いは不揮発性の半導体メモリや、LSI、CCD、イメージセンサ、FPGAのような半導体素子等が挙げられる。型としては、インプリント用の型等が挙げられる。
硬化物のパターンは、上記物品の少なくとも一部の構成部材として、そのまま用いられるか、或いは、レジストマスクとして一時的に用いられる。基板の加工工程においてエッチング又はイオン注入等が行われた後、レジストマスクは除去される。
次に、物品の具体的な製造方法について説明する。図15(A)に示すように、絶縁体等の被加工材2zが表面に形成されたシリコンウエハ等の基板1zを用意し、続いて、インクジェット法等により、被加工材2zの表面にインプリント材3zを付与する。ここでは、複数の液滴状になったインプリント材3zが基板上に付与された様子を示している。
図15(B)に示すように、インプリント用の型4zを、その凹凸パターンが形成された側を基板上のインプリント材3zに向け、対向させる。図15(C)に示すように、インプリント材3zが付与された基板1zと型4zとを接触させ、圧力を加える。インプリント材3zは型4zと被加工材2zとの隙間に充填される。この状態で硬化用のエネルギーとして光を型4zを透過させて照射すると、インプリント材3zは硬化する。
図15(D)に示すように、インプリント材3zを硬化させた後、型4zと基板1zを引き離すと、基板1z上にインプリント材3zの硬化物のパターンが形成される。この硬化物のパターンは、型の凹部が硬化物の凸部に、型の凹部が硬化物の凸部に対応した形状になっており、即ち、インプリント材3zに型4zの凹凸パターンが転写されたことになる。
図15(E)に示すように、硬化物のパターンを耐エッチングマスクとしてエッチングを行うと、被加工材2zの表面のうち、硬化物が無いか或いは薄く残存した部分が除去され、溝5zとなる。図15(F)に示すように、硬化物のパターンを除去すると、被加工材2zの表面に溝5zが形成された物品を得ることができる。ここでは硬化物のパターンを除去したが、加工後も除去せずに、例えば、半導体素子等に含まれる層間絶縁用の膜、つまり、物品の構成部材として利用してもよい。
(その他の実施形態)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明はこれらの実施の形態に限定されず、その要旨の範囲内において様々な変更が可能である。
3 検出部(位置検出装置)
10a、b 型側回折格子
11a、b 基板側回折格子
40 型側アライメントマーク
41 基板側アライメントマーク


Claims (15)

  1. 第1方向に配列されたパターンを含む第1回折格子と、前記第1方向に配列されたパターンを含む第2回折格子とによって生じるモアレを検出する検出部と、
    前記モアレに基づいて、前記第1回折格子と前記第2回折格子との相対位置を求める制御部と、を有し、
    前記第1回折格子または前記第2回折格子と隣接して第3回折格子が配置され、
    前記第3回折格子は、前記第1方向に配列されたパターンと前記第1方向に交差する第2方向に配列されたパターンとを含み、前記第3回折格子に含まれるパターンは、前記第1回折格子または前記第2回折格子に含まれるパターンの周期である第1周期とは異なる第2周期で配置される、ことを特徴とする位置検出装置。
  2. 前記第1回折格子および前記第2回折格子の近傍には、それぞれアライメントマークが配置され、
    前記第3回折格子は、前記第1回折格子または前記第2回折格子と前記アライメントマークとの間に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
  3. 前記第2周期は前記第1周期よりも小さい、ことを特徴とする請求項1または2に記載の位置検出装置。
  4. 前記第2周期は、前記第1周期の1/n(nは1以上の整数)である、ことを特徴とする請求項3に記載の位置検出装置。
  5. 前記第2周期は、前記第1周期の0.8/n(nは1以上の整数)以上、1.2/n以下である、請求項1または2に記載の位置検出装置。
  6. 第1方向に配列されたパターンを含む第1回折格子と、前記第1方向に配列されたパターンを含む第2回折格子とによって生じるモアレを検出する検出部と、
    前記モアレに基づいて、前記第1回折格子と前記第2回折格子との相対位置を求める制御部と、を有し、
    前記第1回折格子および前記第2回折格子の近傍には、アライメントマークがそれぞれ配置され、
    前記第1回折格子または前記第2回折格子と前記アライメントマークとの間に第3回折格子が配置され、
    前記第3回折格子は、前記第1方向に配列されたパターンと前記第1方向に交差する第2方向に配列されたパターンとを含み、前記第3回折格子に含まれるパターンは、前記第1回折格子または前記第2回折格子に含まれるパターンの周期である第1周期で配置される、ことを特徴とする位置検出装置。
  7. 前記アライメントマークは、非パターン領域である、ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の位置検出装置。
  8. 前記アライメントマークは、前記第3回折格子に含まれるパターンの周期とは異なる第3周期で配置されるパターンである、ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の位置検出装置。
  9. 前記第1回折格子または前記第2回折格子と、前記第3回折格子との間に、前記第3回折格子に含まれるパターンの線幅よりも小さい線幅のパターンが配置される、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の位置検出装置。
  10. 前記第1回折格子または前記第2回折格子と、前記第3回折格子との間に配置されるパターンの線幅は、前記第3回折格子に含まれる線幅の1/2よりも小さい、ことを特徴とする請求項9に記載の位置検出装置。
  11. 前記第1回折格子及び前記第2回折格子のうち少なくとも一方の回折格子は、前記第2方向に配列されたパターンを含むことを特徴とする請求項1乃至10のうちいずれか1項に記載の位置検出装置。
  12. 第1方向に配列されたパターンを含む第1回折格子と、前記第1方向に配列されたパターンを含む第2回折格子とによって生じるモアレを検出する工程と、
    前記モアレに基づいて、前記第1回折格子と前記第2回折格子との相対位置を求める工程と、を含み、
    前記第1回折格子または前記第2回折格子と隣接して第3回折格子が配置され、
    前記第3回折格子は、前記第1方向に配列されたパターンと前記第1方向に交差する第2方向に配列されたパターンとを含み、前記第3回折格子に含まれるパターンは、前記第1回折格子または前記第2回折格子に含まれるパターンの周期である第1周期とは異なる第2周期で配置される、ことを特徴とする位置検出方法。
  13. 基板の上にインプリント材のパターンを形成するインプリント装置に用いられる型であって
    第1方向に配列されたパターンを含む第1回折格子と、
    前記第1回折格子と隣接して配置される第3回折格子と、を有し、
    前記第3回折格子は、前記第1方向に配列されたパターンと前記第1方向に交差する第2方向に配列されたパターンとを含み、前記第3回折格子に含まれるパターンは、前記第1回折格子に含まれるパターンの周期である第1周期とは異なる第2周期で配置される、ことを特徴とする型。
  14. 型を用いて基板の上にインプリント材のパターンを形成するインプリント装置であって、
    前記型に設けられた第1方向に配列されたパターンを含む第1回折格子と、前記基板に設けられた前記第1方向に配列されたパターンを含む第2回折格子とによって生じるモアレを検出する検出部と、
    前記モアレに基づいて、前記第1回折格子と前記第2回折格子との相対位置を求め、前記相対位置に基づいて、前記型と前記基板との位置合わせを行う制御部と、を有し、
    前記第1回折格子または前記第2回折格子と隣接して第3回折格子が配置され、
    前記第3回折格子は、前記第1方向に配列されたパターンと前記第1方向に交差する第2方向に配列されたパターンとを含み、前記第3回折格子に含まれるパターンは、前記第1回折格子または前記第2回折格子に含まれるパターンの周期である第1周期とは異なる第2周期で配置される、
    ことを特徴とするインプリント装置。
  15. 請求項11に記載のインプリント装置を用いて基板上にパターンを形成する工程と、
    前記工程で前記パターンを形成された基板を加工する工程と、を含み、
    前記加工された基板から物品を製造する、
    ことを特徴とする物品の製造方法。
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