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JP2020065350A - ブラシレスモータ及びその製造方法 - Google Patents

ブラシレスモータ及びその製造方法 Download PDF

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JP2020065350A
JP2020065350A JP2018195350A JP2018195350A JP2020065350A JP 2020065350 A JP2020065350 A JP 2020065350A JP 2018195350 A JP2018195350 A JP 2018195350A JP 2018195350 A JP2018195350 A JP 2018195350A JP 2020065350 A JP2020065350 A JP 2020065350A
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teeth
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phase
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木梨 好一
Koichi Kinashi
好一 木梨
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Ichinomiya Denki Co Ltd
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Ichinomiya Denki Co Ltd
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Abstract

【課題】渡り線を各スペースに分散配置することで大型化を抑制可能なブラシレスモータを提供する。【解決手段】ブラシレスモータ30は、12スロット8極であって、軸線104周りに回転自在なロータ31と、ロータ31の径方向103外側に配置されたステータ33とを備える。ステータ33は、軸線104を中心とした同一円周上に隙間を空けて配置された複数のティース44を有するステータコア42と、各ティース44に渡り線91E、92E、93Eを介して連続巻きされた3相のコイル群39(第1のコイル群91、第2のコイル群92、第3のコイル群93)とを備える。3相のコイル群39は、デルタ結線されいる。第2のコイル群92の渡り線92Eは、ティース44よりも第1向き102A側に位置している。第1及び第3のコイル群91、93の渡り線91E、93Eは、ティース44よりも第2向き102B側に位置している。【選択図】図3

Description

本発明は、複数のティースに3相のコイル群が巻かれたステータを備えたブラシレスモータ、及び当該ブラシレスモータの製造方法に関する。
従来より、複数のティースに3相のコイル群が巻かれたステータを備えたブラシレスモータが知られている。このようなブラシレスモータの多くは、特許文献1に開示されたもののように、スター結線により結線されている。
特許文献1に開示されたブラシレスモータは、スター結線において必要な中性点を構成するための端子台を備えている。また、特許文献1に開示されたブラシレスモータは、特許文献1の図3に示されるように、3相のコイル群の全てにおいて、各コイル間の渡り線がティースの上側(端子台が設けられている側)に設けられている。
特開2012−228136号公報
特許文献1に開示されたブラシレスモータでは、3相のコイル群の渡り線の全てと端子台の全てとが、ティースの上側に設けられている。そのため、ティースの上側には、大きなスペースが必要となり、ブラシレスモータが大型化してしまう。その一方で、ティースの下側には一定のスペースがあるものの、当該スペースには端子台及び渡り線は一切設けられていないため、当該スペースが無駄となっている。
本発明は前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、渡り線を各スペースに分散配置することによって、大型化を抑制することができるブラシレスモータを提供することにある。
(1) 本発明に係るブラシレスモータは、軸方向に延びた軸線周りに回転自在なロータと、上記ロータの径方向において上記ロータと対向したステータと、を備える。上記ステータは、上記軸線を中心とした同一円周上に隙間を空けて配置された複数のティースを有するステータコアと、上記複数のティースの各々に渡り線を介して連続巻きされた3相のコイル群と、を備える。上記ロータの磁極数MがM=8×n(nは自然数)の関係を満たし、且つ、上記ティースの数TがT=12×nの関係を満たしている。上記3相のコイル群は、デルタ結線されている。上記3相のコイル群のうちの1相のコイル群の上記渡り線は、上記ティースよりも上記軸方向の一方の向きである第1向き側に位置している。上記3相のコイル群のうちの他の2相のコイル群の上記渡り線は、上記ティースよりも上記軸方向の他方の向きである第2向き側に位置している。
本構成によれば、3相のコイル群のうちの1相のコイル群の渡り線は、ティースよりも第1向き側に位置しており、3相のコイル群のうちの残り2相のコイル群の渡り線は、ティースよりも第2向き側に位置している。そのため、渡り線を、ティースよりも第1向き側のスペースと、ティースよりも第2向き側のスペースとに分散配置することができる。これにより、軸方向におけるティースの片側に渡り線が集中しないため、ブラシレスモータの大型化を抑制することができる。
また、本構成によれば、3相のコイル群はデルタ結線されているため、中性点がない。そのため、中性点を構成するための端子台が不要である。その結果、ブラシレスモータの大型化を抑制することができる。
また、本構成によれば、3相のコイル群はデルタ結線されている。デルタ結線は、線電流が2つに分かれて各相の相電流となる。そのため、デルタ結線において各コイルを流れる電流は、スター結線において各コイルを流れる電流より小さくなる。そのため、3相のコイル群がデルタ結線された本構成では、3相のコイル群がスター結線された構成よりもティースに巻かれてコイルを形成する線材を細くすることができる。これにより、ティースへの線材の巻回が容易となる。また、これにより、1つのティースに多くの線材を巻くことができる。
また、本構成によれば、ティースに巻かれたコイルに接続された2本の渡り線は、周方向においてコイルの一方側と他方側に位置するため、コイルを構成する線材のたるみを低減することができる。
(2) 例えば、上記ステータコアは、各々が上記複数のティースの一部を有する複数の分割コアが連結されたものである。
(3) 例えば、上記ロータ及び上記ステータを内部に有しており、上記ロータを回転可能に支持しているケーシングを備える。
(4) 上記3相のコイル群の各々の相電圧に含まれる第3高調波成分は、上記相電圧の10%以下である。
この場合、3相のコイル群がデルタ結線されても、デルタ結線を流れる循環電流を小さくすることができる。
(5) 本発明は、軸方向に延びた軸線周りに回転自在なロータと、上記ロータの径方向において上記ロータと対向したステータと、を備え、上記ステータは、上記軸線を中心とした同一円周上に隙間を空けて配置された複数のティースを有するステータコアと、上記複数のティースの各々に渡り線を介して連続巻きされた3相のコイル群と、を備え、上記ロータの磁極数MがM=8×n(nは自然数)の関係を満たし、且つ、上記ティースの数TがT=12×nの関係を満たしており、上記3相のコイル群は、デルタ結線されており、上記3相のコイル群のうちの1相のコイル群の上記渡り線は、上記ティースよりも上記軸方向の一方の向きである第1向き側に位置しており、上記3相のコイル群のうちの残り2相のコイル群の上記渡り線は、上記ティースよりも上記軸方向の他方の向きである第2向き側に位置しているブラシレスモータの製造方法である。本発明に係るブラシレスモータの製造方法は、上記径方向における上記複数のティースの上記軸線側の端部から線材を巻き始めることによって、上記3相のコイル群のうちの少なくとも1相のコイル群を形成する第1ステップと、上記径方向における上記複数のティースの上記軸線と反対側の端部から線材を巻き始めることによって、上記3相のコイル群のうちの上記第1ステップで形成されないコイル群を形成する第2ステップと、を含む。
複数のティースは、軸線を中心とした同一円周上に配置されている。そのため、通常、各ティースにおける線材の可能巻回段数は、径方向における内側(軸線側)が外側(軸線と反対側)よりも少なくなる。また、通常、線材は、ティースに巻かれる際に、当該内側と当該外側を径方向に往復するように巻かれる。
上記場合において、線材が、径方向における複数のティースの軸線と反対側の端部(外側の端部)から巻き始められると、線材は、径方向における複数のティースの軸線側の端部(内側の端部)で1段目の巻回を終え、外側の端部へ向けて2段目の巻回がなされる。つまり、内側の端部での巻回段数の増加が、外側の端部での巻回段数の増加よりも先となる。すると、径方向に往復する巻回が繰り返されて、内側の端部において可能巻回段数に達したときに、外側の端部の巻回段数は、内側の端部よりティースへの可能巻回段数が多いにもかかわらず、内側の端部よりも少なくなってしまう。これにより、ティースに巻回される線材が少なくなってしまう。
一方、上記場合において、線材が、内側の端部から巻き始められると、上記場合とは逆に、外側の端部での巻回段数の増加が、内側の端部での巻回段数の増加よりも先となる。すると、径方向に往復する巻回が繰り返されて、内側の端部において可能巻回段数に達したときに、外側の端部の巻回段数を上記場合よりも1段多くすることができる。
本製造方法によれば、3相のコイル群のうちの少なくとも1相のコイル群が、径方向における複数のティースの軸線側の端部(内側の端部)から線材を巻き始めることによって形成されている。よって、当該少なくとも1相のコイル群において、巻回段数を多くすることができる。
本発明のブラシレスモータによれば、渡り線を各スペースに分散配置することによって、大型化を抑制することができる。
図1は、ブラシレスモータ30及びコントローラ37の構成を示した模式図である。 図2は、ロータ31とシャフト32とステータ33の図1におけるII−II断面を示す断面図である。 図3は、図2においてシャフト32の軸線104から径方向にステータ33を視た場合において、360°に亘ってティース44及び3相のコイル群39を示した図である。 図4は、ブラシレスモータ30の回路図である。 図5は、シャフト32から径方向103の一方側に位置するロータ31及びステータ33を周方向101に視た断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。なお、本実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更され得る。
[ブラシレスモータ30の概略構成]
図1に示されるように、ブラシレスモータ30は、シャフト32、ロータ31、ステータ33、及びケーシング36を備えている。
シャフト32は、軸方向102に延びている。ロータ31は、シャフト32の中心を軸方向102に延びる軸線104周りに周方向101(図2参照)に沿って回転可能である。なお、軸方向102は、図2において紙面に垂直な方向である。図2に示されるように、ステータ33は、軸方向102と直交し且つ軸線104から放射状に延びた径方向103において、ロータ31と対向配置されている。図1に示されるように、ケーシング36は、ロータ31、シャフト32、及びステータ33を内部に収容している。シャフト32は、ベアリング52を介してケーシング36に回転自在に支持されている。
ブラシレスモータ30は、ハーネス38によって、電力を供給するコントローラ37と電気的に接続されている。
[ロータ31]
図1及び図2に示されるように、ロータ31は、概ね円筒形状のロータコア22を備えている。ロータコア22には、軸方向102にロータコア22を貫通する貫通孔54が形成されている。シャフト32は、貫通孔54に圧入されている。これにより、ロータ31及びシャフト32は、一体に回転する。つまり、ロータ31は、シャフト32を介してケーシング36によって回転可能に支持されている。
ロータコア22には、軸方向102にロータコア22を貫通する8個の貫通孔63が形成されている。8個の貫通孔63は、周方向101に沿って等間隔に形成されている。
8個の貫通孔63の各々には、マグネット40が嵌め込まれている。つまり、本実施形態において、ロータ31の磁極数は8である。8個のマグネット40は、径方向103の外側を向く磁極(換言するとステータ33を向く磁極)が周方向101において交互に異極となるように配置されている。
なお、ロータコア22は、図2に示される平面視において略円盤形状の鋼板が、軸方向102に沿って複数が積層されて、各鋼板において半抜きされた凹凸形状がカシメなどによって相互に嵌合されることにより一体に固定されている。
[ステータ33]
図1及び図2に示されるように、ステータ33は、径方向103におけるロータ31の外側に位置している。ステータ33は、径方向103においてロータ31と隙間を空けて対向している。つまり、本実施形態において、ブラシレスモータ30は、ロータ31がステータ33の径方向103の内側に設けられた所謂インナーロータ型である。なお、ブラシレスモータ30は、ロータ31がステータ33の径方向103の外側に設けられた所謂アウターロータ型であってもよい。
ステータ33は、ステータコア42と、インシュレータ45と、3相のコイル群39とを備えている。なお、図2において、インシュレータ45の図示は省略されている。ステータ33は、概ね筒状の外形であるステータコア42に3相のコイル群39が巻かれたものである。ステータコア42は、平面視の形状が図2に示される形状である鋼板が軸方向102に複数枚積層され、カシメによって相互に結合されることにより一体にされている。
ステータコア42は、外周側にコアヨーク43を有している。コアヨーク43から円筒の中心へ突出されたティース44A〜44L(これらを総称して、「ティース44」と表示することがある。)が、ロータ31の周方向101に均等に隔てられて12個配置されている。つまり、ティース44は、軸線104を中心とした同一円周上に隙間を空けて配置されている。
上述したように、本実施形態において、ロータ31の磁極数は8であり、ティース44の数は12個である。つまり、本実施形態において、ブラシレスモータ30は、12スロット且つ8極である。
ステータコア42は、複数の分割コアが連結されたものである。本実施形態において、ステータコア42は、図2に示されるように、12個の分割コアで構成されている。各分割コアは、凸部94及び凹部95を備えている。凸部94は、各分割コアの周方向101の一端面から周方向101に突出している。凹部95は、各分割コアの周方向101の他端面から周方向101に凹んでいる。分割コアのうち、隣接する2つの分割コアの凸部94及び凹部95が嵌合することによって、各分割コアが連結されてステータコア42が形成される。
なお、図2では、分割コアが12個設けられており、12個の分割コアの各々が1つのティース44を備えているが、分割コアの数は12個に限らない。例えば、分割コアが6個設けられており、6個の分割コアの各々が2つのティース44を備えていてもよい。また、ステータコア42は、分割コアが連結されたものではなく、1つのコアで形成されていてもよい。
図1に示されるインシュレータ45は、軸方向102におけるステータコア42の一方側に配置される部材と他方側に配置される部材とで構成されている。これら2つの部材はそれぞれ一体成形されている。そして、これら2つの部材がティース44A〜44Lの各々を挟むように接続される。これにより、インシュレータ45は、ティース44A〜44Lの各々を外嵌している。
図1に示されるように、ティース44A〜44Lの各々には、インシュレータ45を介して3相のコイル群39が巻かれている。図2に示されるように、各ティース44の突出先端部は、ティース44の他の部分よりも周方向101の長さが長い幅広部59を形成している。これにより、ティース44に巻かれている3相のコイル群39がティース44の先端部側から外れることが防止される。
[3相のコイル群39]
3相のコイル群39は、図3に示されるように配線されている。図3は、図2においてシャフト32の中心(軸線104)から径方向にステータ33を視た場合において、360°に亘ってステータ33を示したものである。なお、図3では、図示の単純化のため、コイルは各ティース44A〜44Lの1回のみ巻かれているが、実際には複数回巻かれている。
図3に示されるように、3相のコイル群39は、第1のコイル群91と、第2のコイル群92と、第3のコイル群93とよりなる。なお、図3において、第1のコイル群91の右端R1と左端L1とは繋がっており、第2のコイル群92の右端R2と左端L2とは繋がっており、第3のコイル群93の右端R3と左端L3とは繋がっている。
第1のコイル群91は、ティース44A、44D、44G、44Jに巻かれたコイル91A、91B、91C、91Dを備える。第2のコイル群92は、ティース44B、44E、44H、44Kに巻かれたコイル92D、92C、92B、92Aを備える。第3のコイル群93は、ティース44C、44F、44I、44Lに巻回されたコイル93A、93B、93C、93Dを備える。つまり、3相のコイル群39の各々は、4つのコイルを備えている。
第1のコイル群91は、渡り線91Eを備えている。渡り線91Eは、3箇所に設けられている。渡り線91Eは、ティース44A、44Dに巻かれた2つのコイルを接続し、ティース44D、44Gに巻かれた2つのコイルを接続し、ティース44G、44Jに巻かれた2つのコイルを接続している。
第2のコイル群92は、渡り線92Eを備えている。渡り線92Eは、3箇所に設けられている。渡り線92Eは、ティース44B、44Eに巻かれた2つのコイルを接続し、ティース44E、44Hに巻かれた2つのコイルを接続し、ティース44H、44Kに巻かれた2つのコイルを接続している。
第3のコイル群93は、渡り線93Eを備えている。渡り線93Eは、3箇所に設けられている。渡り線93Eは、ティース44C、44Fに巻かれた2つのコイルを接続し、ティース44F、44Iに巻かれた2つのコイルを接続し、ティース44I、44Lに巻かれた2つのコイルを接続している。
以上より、3相のコイル群39の各々は、複数のティース44の各々に渡り線91E、92E、93Eを介して巻かれている。つまり、3相のコイル群39の各々は、複数のティース44の間において切断されずに連続巻きされている。
第1のコイル群91の一端911及び他端912は、それぞれティース44A、44Jに巻かれたコイルと接続されている。第2のコイル群92の一端921及び他端922は、それぞれティース44K、44Bに巻かれたコイルと接続されている。第3のコイル群93の一端931及び他端932は、それぞれティース44C、44Lに巻かれたコイルと接続されている。
図4に示されるように、第1のコイル群91の一端911と、第3のコイル群93の他端932とは、接続されている。また、一端911及び他端932は、ハーネス38を構成する電線381によって、コントローラ37と電気的に接続されている。一端911及び他端932には、コントローラ37からR相の電圧が印加される。
第2のコイル群92の一端921と、第1のコイル群91の他端912とは、接続されている。また、一端921及び他端912は、ハーネス38を構成する電線382によって、コントローラ37と電気的に接続されている。一端921及び他端912には、コントローラ37からS相の電圧が印加される。
第3のコイル群93の一端931と、第2のコイル群92の他端922とは、接続されている。また、一端931及び他端922は、ハーネス38を構成する電線383によって、コントローラ37と電気的に接続されている。一端931及び他端922には、コントローラ37からT相の電圧が印加される。
以上より、3相のコイル群39は、図4に示されるように、デルタ結線されている。また、3相のコイル群39は、コントローラ37から与えられた電圧に基づく磁界を生じさせる。これにより、ロータ31が回転する。
本実施形態において、図4に示される3相のコイル群39の相電圧(第1のコイル群91の相電圧V1、第2のコイル群92の相電圧V2、及び第3のコイル群93の相電圧V3)の各々に含まれる第3高調波成分は、各相電圧V1、V2、V3の10%以下である。なお、第3高調波成分が各相電圧V1、V2、V3の10%以下となるような構成は、3相のコイル群39の各々を構成するコイルの数や、各コイルの巻き数や、マグネットの位置及び数などを適宜変更しつつ、相電圧の波形を参照する実験を行うことによって決定される。
なお、3相のコイル群39の相電圧V1、V2、V3の各々に含まれる第3高調波成分は、各相電圧V1、V2、V3の10%以下であることが望ましいが、10%より大きくてもよい。
図3及び図5に示されるように、3相のコイル群39のうちの1相のコイル群である第2のコイル群92の渡り線92Eは、ティース44よりも第1向き102A側に位置している。第1向き102Aは、軸方向102の一方の向きである。
一方、3相のコイル群39のうちの他の2相のコイル群である第1のコイル群91及び第3のコイル群93の渡り線91E、93Eは、ティース44よりも第2向き102B側に位置している。第2向き102Bは、軸方向102の他方の向きである。つまり、第2向き102Bは、第1向き102Aの逆向きである。すなわち、渡り線91Eと渡り線91E、93Eとは、軸方向102においてティース44を挟んで互いに反対側に位置している。
なお、3相のコイル群39のうちの1相のコイル群は、渡り線92Eに限らず、3相のコイル群39のうちの他の2相のコイル群は、渡り線91E、93Eに限らない。つまり、3相のコイル群39のうちの1相のコイル群が渡り線91Eで、3相のコイル群39のうちの他の2相のコイル群が渡り線92E、93Eであってもよいし、3相のコイル群39のうちの1相のコイル群が渡り線93Eで、3相のコイル群39のうちの他の2相のコイル群が渡り線91E、92Eであってもよい。
[ブラシレスモータ30の製造方法]
ブラシレスモータ30は、ロータ31が形成されるステップ、ステータ33が形成されるステップ、ロータ31及びステータ33がケーシング36に取り付けられるステップを経て製造される。
ロータ31が形成されるステップでは、上述したように複数の鋼板が一体に固定されることでロータコア22が形成される。その後、ロータコア22にシャフト32が圧入される。
ステータ33が形成されるステップでは、上述したように複数の鋼板が一体に固定されることでステータコア42が形成される。次に、インシュレータ45がステータコア42のティース44に外嵌される。その後、後述するように、3相のコイル群39がティース44に巻かれる。
形成されたロータ31及びステータ33は公知の手段によってケーシング36に取り付けられる。また、3相のコイル群39及びコントローラ37がハーネス38によって電気的に接続される。これにより、ブラシレスモータ30が製造される。
以下、線材がティース44に巻かれることで3相のコイル群39が形成されるステップが、図5を参照しつつ説明される。3相のコイル群39の各々が各ティース44に巻かれるとき、線材が、端部441から巻き始められ、次いで概ね径方向103に沿って端部442に向かって巻かれる。ここで、端部441は、ティース44の径方向103における軸線104側の端部であり、端部442は、ティース44の径方向103における軸線104と反対側の端部である。
線材の巻回が端部442に到達すると、概ね径方向103に沿って端部441に向かって巻かれる。以後、線材は、端部441及び端部442を概ね径方向103に沿って往復動しつつ巻かれる。そして、線材がティース44に巻回可能な最大量を巻かれると、線材は次に巻かれるティース44まで引き延ばされる。この引き延ばされた線が、渡り線である。また、線材がティース44に巻回可能な最大量巻かれることによってコイルが形成される。以後、同様の手順でティース44に線材が巻かれることにより、3本の渡り線を介して4つのコイルが形成され、3相のコイル群39のうちの一つが形成される。残り2相のコイル群39も同様にして形成される。
上記では、3相のコイル群39の各々が各ティース44に巻かれるとき、線材が、端部441から巻き始められた。つまり、3相のコイル群39の全てにおいて、線材が、端部441から巻き始められた。しかし、3相のコイル群39のうちの一部において、線材が、端部442から巻き始められてもよい。
つまり、3相のコイル群39のうち、1相のコイル群39が、線材が端部441から巻き始められることで形成された場合、残り2相のコイル群39は、線材が端部442から巻き始められることで形成される。また、3相のコイル群39のうち、2相のコイル群39が、線材が端部441から巻き始められることで形成された場合、残り1相のコイル群39は、線材が端部442から巻き始められることで形成される。また、3相のコイル群39の全てのコイル群39が、線材が端部441から巻き始められることで形成された場合、線材が端部442から巻き始められることでコイル群39が形成されることはない。
すなわち、線材がティース44に巻かれることで3相のコイル群39が形成されるステップは、端部441から線材を巻き始めることによって、3相のコイル群39のうちの少なくとも1相のコイル群を形成する第1ステップと、端部442から線材を巻き始めることによって、3相のコイル群39のうちの第1ステップで形成されないコイル群を形成する第2ステップとを含む。なお、3相のコイル群39の全てのコイル群39が、線材が端部441から巻き始められることで形成された場合、第2ステップは実行されない。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、3相のコイル群39のうちの1相のコイル群である第2のコイル群92の渡り線92Eは、ティース44よりも第1向き102A側に位置しており、3相のコイル群39のうちの残り2相のコイル群である第1及び第3のコイル群91、93の渡り線91E、93Eは、ティース44よりも第2向き102B側に位置している。そのため、渡り線91E、92E、93Eを、ティース44よりも第1向き102A側のスペースと、ティース44よりも第2向き102B側のスペースとに分散配置することができる。これにより、軸方向102におけるティース44の片側に渡り線91E、92E、93Eが集中しないため、ブラシレスモータ30の大型化を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、3相のコイル群39はデルタ結線されているため、中性点がない。そのため、中性点を構成するための端子台が不要である。その結果、ブラシレスモータ30の大型化を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、3相のコイル群39はデルタ結線されている。デルタ結線は、線電流が2つに分かれて各相の相電流となる。そのため、デルタ結線において各コイルを流れる電流は、スター結線において各コイルを流れる電流より小さくなる。そのため、3相のコイル群39がデルタ結線された本実施形態では、3相のコイル群39がスター結線された構成よりもコイルに巻かれる線材を細くすることができる。これにより、コイルへの線材の巻回が容易となる。また、これにより、1つのティース44に多くの線材を巻くことができる。
また、本実施形態によれば、図3に示されるように、各ティース44に巻かれたコイルから延びている2本の渡り線の一方は、周方向101においてコイルの一方側(図3における右)に延びており、各ティース44に巻かれたコイルから延びている2本の渡り線の他方は、周方向101においてコイルの他方側(図3における左)に延びている。つまり、各ティース44に巻かれたコイルから延びている2本の渡り線は、当該コイルから周方向101の反対向きに延びている。そのため、当該コイルを構成する線材のたるみを低減することができる。
また、本実施形態によれば、3相のコイル群39の各々の相電圧V1、V2、V3に含まれる第3高調波成分は、当該相電圧V1、V2、V3の10%以下である。そのため、3相のコイル群39がデルタ結線されても、デルタ結線を流れる循環電流を小さくすることができる。
また、複数のティース44は、軸線104を中心とした同一円周上に配置されている。そのため、通常、各ティース44における線材の可能巻回段数は、径方向103における内側(軸線104側)が外側(軸線104と反対側)よりも少なくなる。また、通常、線材は、ティース44に巻かれる際に、当該内側と当該外側を径方向に往復するように巻かれる。
上記場合において、線材が、径方向103における複数のティース44の軸線104と反対側の端部(外側の端部)から巻き始められると、線材は、径方向103における複数のティース44の軸線104側の端部(内側の端部)で1段目の巻回を終え、外側の端部へ向けて2段目の巻回がなされる。つまり、内側の端部での巻回段数の増加が、外側の端部での巻回段数の増加よりも先となる。すると、径方向103に往復する巻回が繰り返されて、内側の端部において可能巻回段数に達したときに、外側の端部の巻回段数は、内側の端部よりティース44への可能巻回段数が多いにもかかわらず、内側の端部よりも少なくなってしまう。これにより、ティース44に巻回される線材が少なくなってしまう。
一方、上記場合において、線材が、内側の端部から巻き始められると、上記場合とは逆に、外側の端部での巻回段数の増加が、内側の端部での巻回段数の増加よりも先となる。すると、径方向103に往復する巻回が繰り返されて、内側の端部において可能巻回段数に達したときに、外側の端部の巻回段数を上記場合よりも1段多くすることができる。
本製造方法によれば、3相のコイル群39のうちの少なくとも1相のコイル群39が、径方向103における複数のティース44の軸線104側の端部(内側の端部)から線材を巻き始めることによって形成されている。よって、当該少なくとも1相のコイル群において、巻回段数を多くすることができる。
[変形例]
上記実施形態では、ロータ31の磁極数は8であったが、ロータ31の磁極数は8の倍数であることを条件として8に限らない。つまり、ロータ31の磁極数Mは、nが自然数である場合に、M=8×nの関係を満たしていればよい。
上記実施形態では、ステータコア42は、12個のティース44を備えていたが、ティース44の数は12の倍数であることを条件として12個に限らない。ティース44の数Tは、上述したnを含む式であるT=12×nの関係を満たしていればよい。
30・・・ブラシレスモータ
31・・・ロータ
33・・・ステータ
39・・・コイル群
42・・・ステータコア
44・・・ティース
91E・・・渡り線
92E・・・渡り線
93E・・・渡り線
102・・・軸方向
102A・・・第1向き
102B・・・第2向き
104・・・軸線

Claims (5)

  1. 軸方向に延びた軸線周りに回転自在なロータと、
    上記ロータの径方向において上記ロータと対向したステータと、を備え、
    上記ステータは、
    上記軸線を中心とした同一円周上に隙間を空けて配置された複数のティースを有するステータコアと、
    上記複数のティースの各々に渡り線を介して連続巻きされた3相のコイル群と、を備え、
    上記ロータの磁極数MがM=8×n(nは自然数)の関係を満たし、且つ、上記ティースの数TがT=12×nの関係を満たしており、
    上記3相のコイル群は、デルタ結線されており、
    上記3相のコイル群のうちの1相のコイル群の上記渡り線は、上記ティースよりも上記軸方向の一方の向きである第1向き側に位置しており、
    上記3相のコイル群のうちの他の2相のコイル群の上記渡り線は、上記ティースよりも上記軸方向の他方の向きである第2向き側に位置しているブラシレスモータ。
  2. 上記ステータコアは、各々が上記複数のティースの一部を有する複数の分割コアが連結されたものである請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 上記ロータ及び上記ステータを内部に有しており、上記ロータを回転可能に支持しているケーシングを備える請求項1または2に記載のブラシレスモータ。
  4. 上記3相のコイル群の各々の相電圧に含まれる第3高調波成分は、上記相電圧の10%以下である請求項1から3のいずれかに記載のブラシレスモータ。
  5. 軸方向に延びた軸線周りに回転自在なロータと、上記ロータの径方向において上記ロータと対向したステータと、を備え、上記ステータは、上記軸線を中心とした同一円周上に隙間を空けて配置された複数のティースを有するステータコアと、上記複数のティースの各々に渡り線を介して連続巻きされた3相のコイル群と、を備え、上記ロータの磁極数MがM=8×n(nは自然数)の関係を満たし、且つ、上記ティースの数TがT=12×nの関係を満たしており、上記3相のコイル群は、デルタ結線されており、上記3相のコイル群のうちの1相のコイル群の上記渡り線は、上記ティースよりも上記軸方向の一方の向きである第1向き側に位置しており、上記3相のコイル群のうちの残り2相のコイル群の上記渡り線は、上記ティースよりも上記軸方向の他方の向きである第2向き側に位置しているブラシレスモータの製造方法であって、
    上記径方向における上記複数のティースの上記軸線側の端部から線材を巻き始めることによって、上記3相のコイル群のうちの少なくとも1相のコイル群を形成する第1ステップと、
    上記径方向における上記複数のティースの上記軸線と反対側の端部から線材を巻き始めることによって、上記3相のコイル群のうちの上記第1ステップで形成されないコイル群を形成する第2ステップと、を含むブラシレスモータの製造方法。
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