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JP2020063061A - 包装体 - Google Patents

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JP2020063061A
JP2020063061A JP2018194489A JP2018194489A JP2020063061A JP 2020063061 A JP2020063061 A JP 2020063061A JP 2018194489 A JP2018194489 A JP 2018194489A JP 2018194489 A JP2018194489 A JP 2018194489A JP 2020063061 A JP2020063061 A JP 2020063061A
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田中 大介
Daisuke Tanaka
大介 田中
亜紀 西山
Aki Nishiyama
亜紀 西山
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】包装体が意図しない場所から開封されることを抑制することができるとともに、包装体を容易に開封することが可能な、包装体を提供する。
【解決手段】包装体10は、少なくとも、第1基材61と、第1基材61上に形成された第1シーラント層62とを有する第1積層体60と、少なくとも、第2基材71と、第2基材71上の一方の側に形成された第2シーラント層72と、第2基材71上の他方の側に形成された第3シーラント層73とを有する第2積層体70とを備えている。
【選択図】図6A

Description

本開示は、包装体に関する。
従来から、プラスチック製の軟包装材(フィルム)同士を互いに接合させることにより作製された種々の包装体が知られている。このような包装体には、包装体を構成するフィルムを破断させて包装体を開封するものや、包装体を構成するフィルムをフィルム同士の接合部から引き剥がすことにより包装体を開封するものがある。包装体を構成するフィルムを引き剥がすことにより包装体を開封する包装体としては、文房具等を収容する包装体や、例えば、スライスチーズのような食料品を収容するための個装体が知られている(例えば特許文献1)。
特開2014−181076号公報
ところで、特許文献1に示す個装体のようにフィルム同士を互いに接合する場合、フィルム同士を互いに接合した場合のシール強度は、選定する材料とシール温度、特にシーラント層を構成する材料によって決定される。すなわち、シーラント層を構成する材料に、いわゆるイージーピール用の材料を用いれば、シール強度は手で剥がせる程度の小さいシール強度になる。一方、通常のポリエチレン(例えば、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE))や未延伸ポリプロピレン(CPP)フィルムを用いれば、シール強度は手では剥がせない程度の大きいシール強度になる。
しかしながら、シール強度を小さいシール強度にした場合、包装体に収容される内容物や、包装体の形態によっては、包装体の輸送時等において包装体に作用する力により、包装体が意図しない場所から開封されてしまう可能性がある。また、シール強度を大きいシール強度にした場合、包装体を開封する際に、フィルム同士の接合部分を手で剥がすことができなくなるといった問題がある。
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、包装体が意図しない場所から開封されることを抑制することができるとともに、包装体を容易に開封することが可能な、包装体を提供することを目的とする。
一実施の形態による包装体は、少なくとも、第1基材と、前記第1基材上に形成された第1シーラント層とを有する第1積層体と、少なくとも、第2基材と、前記第2基材上の一方の側に形成された第2シーラント層と、前記第2基材上の他方の側に形成された第3シーラント層とを有する第2積層体とを備える包装体である。
一実施の形態による包装体において、前記第1シーラント層と前記第2シーラント層とを接合し、かつ、前記第1シーラント層と前記第3シーラント層とを接合した場合、前記第1シーラント層と前記第2シーラント層との間のシール強度は、前記第1シーラント層と前記第3シーラント層との間のシール強度よりも小さくても良い。
一実施の形態による包装体において、前記第1シーラント層同士を接合し、かつ、前記第1シーラント層と前記第3シーラント層とを接合した場合、前記第1シーラント層間のシール強度は、前記第1シーラント層と前記第3シーラント層との間のシール強度よりも小さくても良い。
一実施の形態による包装体において、前記第2シーラント層および前記第3シーラント層は、互いに異なる材料を含んでいても良い。
一実施の形態による包装体において、所定の温度で加熱することにより、前記第1シーラント層と前記第2シーラント層とを接合し、かつ、前記第1シーラント層と前記第3シーラント層とを接合した場合、前記第1シーラント層と前記第2シーラント層との間のシール強度、および前記第1シーラント層と前記第3シーラント層との間のシール強度は、互いに異なっていても良い。
一実施の形態による包装体において、前記第1シーラント層と前記第3シーラント層との間のシール強度は、23N/15mm以上150N/15mm以下であっても良い。
一実施の形態による包装体において、前記第1シーラント層と前記第2シーラント層との間のシール強度は、1N/15mm以上10N/15mm以下であっても良い。
一実施の形態による包装体において、前記第1シーラント層間のシール強度は、1N/15mm以上10N/15mm以下であっても良い。
本開示によれば、包装体が意図しない場所から開封されることを抑制することができるとともに、包装体を容易に開封することができる。
図1は、一実施の形態による包装体を示す斜視図である。 図2は、一実施の形態による包装体を示す分解斜視図である。 図3Aは、一実施の形態による包装体を示す正面図であって、包装体が開封されていない状態を示す図である。 図3Bは、一実施の形態による包装体を示す正面図であって、包装体が開封された状態を示す図である。 図4は、一実施の形態による包装体を示す断面図(図3AのIV-IV線断面図)である。 図5Aは、シール強度の測定方法の一例を示す図である。 図5Bは、シール強度の測定方法の一例を示す図である。 図5Cは、一対のつかみ具の間の間隔に対する引張応力の変化を示すグラフである。 図6Aは、一実施の形態による包装体の第1フィルムを構成する第1積層体を示す断面図である。 図6Bは、一実施の形態による包装体の第2フィルムを構成する第2積層体を示す断面図である。 図7は、第1フィルムの第1シーラント層同士を互いに接合した場合、および第1フィルムの第1シーラント層と第2フィルムの第3シーラント層とを互いに接合した場合のシール強度とシール温度との関係を示すグラフである。 図8(a)−(c)は、一実施の形態による包装体の製造方法を示す斜視図である。 図9(a)−(c)は、一実施の形態による包装体の製造方法を示す斜視図である。 図10は、一実施の形態による包装体の変形例(第1変形例)を示す正面図である。 図11(a)−(c)は、一実施の形態による包装体の変形例(第1変形例)の製造方法の変形例を示す斜視図である。 図12(a)−(b)は、一実施の形態による包装体の変形例(第1変形例)の製造方法の変形例を示す斜視図である。 図13は、一実施の形態による包装体の変形例(第2変形例)を示す正面図である。
以下、図面を参照して一実施の形態について説明する。図1乃至図8は一実施の形態を示す図である。以下に示す各図は、模式的に示したものである。そのため、各部の大きさ、形状は理解を容易にするために、適宜誇張している。また、技術思想を逸脱しない範囲において適宜変更して実施することが可能である。なお、以下に示す各図において、同一部分には同一の符号を付しており、一部詳細な説明を省略する場合がある。また、本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値および材料名は、実施の形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用することができる。本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば平行や直交、垂直等の用語については、厳密に意味するところに加え、実質的に同じ状態も含むものとする。
包装体の構成
まず、図1乃至図4により、本実施の形態による包装体の概要について説明する。
図1に示すように、包装体10は、第1縁11と、第1縁11と第1方向D1において対向する第2縁12と、第1縁11から第2縁12まで第1方向D1に沿って延びる一対の側縁13とを備えている。図1に示す例において、第1縁11および第2縁12は、第1方向D1に直交する第2方向D2に沿って延びており、このため包装体10は矩形状の外形を有している。
また、図1および図2に示すように、折り畳み自在の上方部21と下方部22とを有する第1フィルム20と、第1フィルム20の下方部22上に重なり合う第2フィルム30とを備えている。このうち、第1フィルム20の上方部21は、第2フィルム30上に重なり合っている。すなわち、第1フィルム20は、折線23を折り目として折り畳まれており、上方部21が、第2フィルム30の第1縁31を含む第2フィルム30の一部を覆うように構成されている。このため、第1フィルム20の上方部21の端縁24は、第2フィルム30上に位置している。なお、本実施の形態では、第1フィルム20の上方部21の端縁24は、第2方向D2に沿って延びている。
また、この場合、包装体10の第1縁11は、第1フィルム20の折線23により画定されている。一方、包装体10の第2縁12は、第1フィルム20の下方部22の端縁25と、第2フィルム30の上述した第1縁31に第1方向において対向する第2縁32とによって画定されている。また、一対の側縁13のうち、第1縁11側の一部分は、第1フィルム20の上方部21の両側縁26と、下方部22の両側縁27と、第2フィルム30の両側縁33とによって画定されている。そして、一対の側縁13のうち、第2縁12側の他の部分は、第1フィルム20の下方部22の両側縁27と、第2フィルム30の両側縁33とによって画定されている。なお、図1に示すように、包装体10は、第1フィルム20の上方部21を第2フィルム30から引き剥がすことにより、第2フィルム30の第1縁31を露出させ、包装体10から内容物を取り出すことができるように構成されている。すなわち、第2フィルム30の第1縁31と第1フィルム20の下方部22との間には、開口された開口部が形成されている。そして、包装体10に充填された内容物は、当該開口部から取り出されるように構成されている。なお、本実施の形態では、第2フィルム30の第1縁31は、第2方向に沿って延びている。
また、第2フィルム30の第1縁31は、第1フィルム20の折線23よりも包装体10の第2縁12側に位置している。言い換えれば、第2フィルム30は、第1方向D1に沿った長さが、第1フィルム20の下方部22よりも短くなっている。このため、包装体10の第1縁11と第2フィルム30の第1縁31との間に、第1フィルム20の上方部21が下方部22上に重なり合う領域が形成されている。これにより、後述するように、第1フィルム20の上方部21を第2フィルム30および下方部22から引き剥がし、包装体10を開封した際に、第2フィルム30の第1縁31を確実に露出させることができ、包装体10から内容物を取り出しやすくなっている。
このような包装体10において、第1フィルム20の上方部21および第2フィルム30は、包装体10の表面を構成する。一方、第1フィルム20の下方部22は、包装体10の裏面を構成する。この場合、包装体10は、第1フィルム20と、第2フィルム30とを互いに熱溶着等により接合することによって構成されている。
次に、図3A乃至図4により、本実施の形態による包装体10について、より詳細に説明する。
図3A乃至図4に示すように、第1フィルム20の下方部22と第2フィルム30との間に、第2フィルムの両側縁33に沿って延び、第1フィルム20の下方部22と、第2フィルム30とを互いに接合する強シール部40が設けられている。この強シール部40は、開封されることを意図しない部分であり、後述する第1弱シール部51、第2弱シール部52および第3弱シール部53よりもシール強度が大きい部分である。これにより、包装体10の輸送時等において包装体10に作用する力により、包装体10が意図しない場所から開封されてしまう不具合を抑制することができるようになっている。
この強シール部40は、第2方向D2から見た場合に、第1フィルム20の下方部22と第2フィルム30とが重なる全域に設けられている。これにより、包装体10の密封性を向上させることができるように構成されている。
このような強シール部40のシール強度は、使用者が手によって包装体10を開封することができない程度の強度であることが好ましく、23N/15mm以上150N/15mm以下であることが好ましい。強シール部40のシール強度が23N/15mm以上であることにより、包装体10の輸送時等において強シール部40から包装体10が開封されてしまう不具合を効果的に抑制することができる。また、この強シール部40のシール強度が23N/15mm以上であることにより、包装体10の使用者が包装体10を開封する際に、強シール部40から包装体10を開封することが困難になる。これにより、使用者が包装体10を開封する際に、意図しない強シール部40から包装体10が開封されてしまい、内容物が取り出しにくくなる不具合を抑制することができる。また、強シール部40が設けられた部分から内容物を取り出そうとして、内容物が潰れてしまうといった不具合を抑制することもできる。また、強シール部40のシール強度が150N/15mm以下であることにより、第1フィルム20および第2フィルム30の厚みが厚くなりすぎることを抑制することができる。すなわち、シール強度を大きくする場合、接合されるフィルムのシーラント層を構成する材料を変更するか、あるいは、接合されるフィルムの厚みを厚くすることが一般的である。これに対して、強シール部40のシール強度が150N/15mm以下であることにより、第1フィルム20および第2フィルム30の厚みが厚くなりすぎることを抑制することができる。これにより、包装体10を作製するコストを低減することができる。
ここで、シール強度は、以下のようにして測定することができる。なお、ここでは、強シール部40のシール強度を測定する例について説明するが、後述する第1弱シール部51、第2弱シール部52および第3弱シール部53についても同様にして測定することができる。
まず、フィルム同士が接合された部分(この場合、第1フィルム20の下方部22と第2フィルム30とが接合された部分)を切り出して、図5Aに示すように、フィルム80a、80b同士(第1フィルム20および第2フィルム30)を長辺方向において15mm剥離させた矩形状の試験片80を準備する。試験片80の幅(短辺の長さ)は15mmとする。その後、図5Bに示すように、一対のフィルム80a、80bのうち既に剥離されている部分をそれぞれ、測定器のつかみ具81、82で把持する。測定器としては、例えば、A&D社製のテンシロン万能材料試験機RTC−1310を用いることができる。この際、測定時の環境は、例えば、温度23℃、相対湿度50%とする。次に、つかみ具81、82をそれぞれ、フィルム80a、80b同士がまだ接合されている部分の面方向に対して直交する方向において互いに逆向きに、300mm/分の速度で引っ張り、安定領域における引張応力の平均値を測定する。引っ張りを開始する際の、つかみ具81、82間の間隔Sは30mmとし、引っ張りを終了する際の、つかみ具81、82間の間隔Sは60mmとする。図5Cは、つかみ具81、82間の間隔Sに対する引張応力の変化を示す図である。図5Cに示すように、間隔Sに対する引張応力の変化は、第1領域を経て、第1領域よりも変化率の小さい第2領域(安定領域)に入る。そして、安定領域における引張応力を測定し、その値をフィルム80a、80b間のシール強度とする。このようにして、シール強度が測定される。
また、図3A乃至図4に示すように、第1フィルム20の上方部21と第2フィルム30との間に、上方部21と第2フィルム30とを互いに接合する第1弱シール部51が設けられている。この第1弱シール部51は、使用者が包装体10を開封する際に、第1フィルム20を第2フィルム30から引き剥がすように意図された部分であり、強シール部40よりもシール強度が小さい部分である。これにより、使用者が包装体10を開封する際に、第1弱シール部51から包装体10を容易に開封することができるようになっている。
この第1弱シール部51は、V字形状を有している。この場合、第1弱シール部51は、V字形状の先端部が第2縁12側を向くように、一対の側縁13のうち一方の側縁から他方の側縁に至るように延びている。これにより、包装体10の密封性を向上させることができるように構成されている。なお、第1弱シール部51は、第1方向D1に沿って見た場合に、少なくとも、後述する第2弱シール部52に重なるように設けられていれば良い。これにより包装体10の密封性を保つことができる。また、第1弱シール部51は、V字形状に限らず、矩形状等の任意の形状を有していても良い。
また、第1フィルム20の上方部21と第2フィルム30との間に、第2フィルム30の両側縁33に沿って延び、第1フィルム20の上方部21と第2フィルム30とを互いに接合する第2弱シール部52が設けられている。この第2弱シール部52は、使用者が包装体10を開封する際に、第1フィルム20の上方部21を第2フィルム30から引き剥がすように意図された部分であり、強シール部40よりもシール強度が小さい部分である。これにより、使用者が包装体10を開封する際に、第2弱シール部52から包装体10を容易に開封することができるようになっている。
この第2弱シール部52は、第2方向D2から見た場合に、第1フィルム20の上方部21と第2フィルム30とが重なる全域に設けられている。これにより、包装体10の密封性を向上させることができるように構成されている。
また、第1フィルム20の上方部21と下方部22との間に、下方部22の両側縁27に沿って延び、上方部21と下方部22とを互いに接合する第3弱シール部53が設けられている。この第3弱シール部53は、使用者が包装体10を開封する際に、第1フィルム20の上方部21を下方部22から引き剥がすように意図された部分であり、強シール部40よりもシール強度が小さい部分である。これにより、使用者が包装体10を開封する際に、第3弱シール部53から包装体10を容易に開封することができるようになっている。
この第3弱シール部53は、第2フィルム30の第1縁31よりも包装体10の第1縁11側に位置している。これにより、図3Bに示すように、包装体10を開封した際に、第2フィルム30の第1縁31を確実に露出させることができる。このため、包装体10から内容物を取り出しやすくすることができる。また、この第3弱シール部53は、第2方向D2から見た場合に、第1フィルム20の上方部21と下方部22とが重なる全域に設けられている。これにより、包装体10の密封性を向上させることができるように構成されている。
上述した第1弱シール部51、第2弱シール部52および第3弱シール部53のシール強度は、使用者が手によって包装体10を開封することができる程度の強度であることが好ましく、それぞれ1N/15mm以上10N/15mm以下であることが好ましい。第1弱シール部51、第2弱シール部52および第3弱シール部53のシール強度が、それぞれ1N/15mm以上であることにより、包装体10の密封性を保ちつつ、使用者が手によって包装体10を開封することができる。また、第1弱シール部51、第2弱シール部52および第3弱シール部53のシール強度が、それぞれ15N/15mm以下であることにより、使用者が手によって包装体10を開封することができなくなる不具合を抑制することができる。
なお、図1、図3Aおよび図3Bに示すように、包装体10の第2縁12には、開口された開口部が形成されている。そして、包装体10に内容物が充填された後、第2縁12の開口部がシールされて第2縁シール部41(仮想線)が形成される。この第2縁シール部41のシール強度は、上述した強シール部40のシール強度と略同一であることが好ましく、23N/15mm以上150N/15mm以下であることが好ましい。
このような包装体10に収容される内容物は、例えば固形物である。内容物は、食品など、人が口にする固形物であってもよく、また、文房具など、人が口にしない固形物であってもよい。内容物19の具体例としては、菓子類、乾物、チーズ等を挙げることができる。
第1フィルムおよび第2フィルムの構成
次に、図6Aおよび図6Bにより、本実施の形態による包装体10の第1フィルム20および第2フィルム30について説明する。本実施の形態による包装体10の第1フィルム20は、第1積層体60により構成されており、第2フィルム30は、第2積層体70により構成されている。
図6Aに示すように、第1フィルム20を構成する第1積層体60は、第1基材61と、第1基材61上に形成された第1シーラント層62と、を有している。すなわち、第1積層体60は、外面601側に位置する第1基材61と、内面602側に位置する第1シーラント層62とを有している。図6Aに示す例においては、第1基材61が第1積層体60の外面601を構成し、第1シーラント層62が第1積層体60の内面602を構成している。なお、外面601は、包装体10において内容物の反対側を向く面であり、内面602は、内容物側を向く面である。また第1基材61と第1シーラント層62との間には、第1アンカーコート層63が設けられている。第1基材61と、第1アンカーコート層63と、第1シーラント層62とは、第3方向D3に沿って互いに積層されている。なお、第3方向D3は、第1方向D1および第2方向D2に直交する方向である(図1および図2参照)。
図6Bに示すように、第2フィルム30を構成する第2積層体70は、第2基材71と、第2基材71上の一方の側に形成された第2シーラント層72と、第2基材71の他方の側に形成された第3シーラント層73を有している。すなわち、第2積層体70は、外面701側に位置する第2シーラント層72と、内面702側に位置する第3シーラント層73と、第2シーラント層72と第3シーラント層73との間に位置する第2基材71とを有している。図6Bに示す例においては、第2シーラント層72が第2積層体70の外面701を構成し、第3シーラント層73が第2積層体70の内面702を構成している。なお、外面701は、包装体10において内容物の反対側を向く面であり、内面702は、内容物側を向く面である。このため、第2積層体70の第2シーラント層72は、第1積層体60の第1シーラント層62のうち、第1フィルム20の上方部21に対応する部分と接合され、第2積層体70の第3シーラント層73は、第1積層体60の第1シーラント層62のうち、第1フィルム20の下方部22に対応する部分と接合される。また、第2基材71と第2シーラント層72との間には、第2基材71と第2シーラント層72とを接着する接着剤層74が設けられている。さらに、第2基材71と第3シーラント層73との間には、第2アンカーコート層75が設けられている。第2シーラント層72と、接着剤層74と、第2基材71と、第2アンカーコート層75と、第3シーラント層73とは、第3方向D3に沿って互いに積層されている。
ところで、第2フィルム30を構成する第2積層体70は、上述したように、第2基材71と、第2基材71上の一方の側に形成された第2シーラント層72と、第2基材71の他方の側に形成された第3シーラント層73とを有している。これにより、第1フィルム20と第2フィルム30とを互いに接合する際に、第1フィルム20を折り畳むことにより、上述したように、第1シーラント層62と第2シーラント層72とが互いに接合される部分と、第1シーラント層62と第3シーラント層73とが互いに接合される部分とを形成することができる。このため、第1フィルム20と第2フィルム30とを互いに接合する際に例えばシール温度を調整することにより、第1シーラント層62と第2シーラント層72とを互いに接合したシール部のシール強度と、第1シーラント層62と第3シーラント層73とを互いに接合したシール部のシール強度とが異なるように、各々のシール部を形成することができる。この結果、包装体10が意図しない場所から開封されることを抑制することができるとともに、包装体10を容易に開封することが可能な包装体10を容易に得ることができる。
また、本実施の形態では、第1シーラント層62と第2シーラント層72との間のシール強度は、第1シーラント層62と第3シーラント層73との間のシール強度よりも小さくなっている。この場合、上述したように、シール温度を調整することにより各シール部のシール強度を調整しても良い。あるいは、後述するように、第2シーラント層72および第3シーラント層73を互いに異なる材料により構成することにより、各シール部のシール強度を調整しても良い。これにより、第1シーラント層62と第2シーラント層72との間に、上述した包装体10の第1弱シール部51および第2弱シール部52を形成し、第1シーラント層62と第3シーラント層73との間に、上述した包装体10の強シール部40を形成することができる。このため、包装体10が意図しない場所から開封されることを抑制することができるとともに、包装体10を容易に開封することができる。
また、第1シーラント層62同士を互いに接合した場合、第1シーラント層62間のシール強度は、第1シーラント層62と第3シーラント層73との間のシール強度よりも小さくなっている。これにより、第1シーラント層62間に、上述した包装体10の第3弱シール部53を形成することができる。
以下、積層体を構成する各層について説明する。
[第1基材]
第1基材61は、プラスチックフィルムであれば特に限定されるものではないが、コストや加工性の観点から、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ乳酸、ポリ塩化ビニル、エチレン―ビニルアルコール共重合体、等が好ましい。
第1基材61が包装体10の外面を構成する層(基材層)となる場合、第1基材61としては、機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成樹脂を用いることができる。例えば、第1基材61として、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル系、ナイロン(Ny)などのポリアミド系、ポリプロピレン系、ポリカーボネート系、ポリアセタール系の樹脂を用いることができる。また、第1基材61は、1軸方向または2軸方向に延伸した延伸フィルムであることが好ましい。
また、第1基材61は、バイオマス由来のポリエチレンテレフタレート(PET)を含んでいても良い。バイオマス由来のPETとは、バイオマス由来のエチレングリコールをジオール単位とし、化石燃料由来のテレフタル酸をジカルボン酸単位とするPETである。第1基材61は、化石燃料由来のエチレングリコールをジオール単位とし、化石燃料由来のテレフタル酸をジカルボン酸単位とする、化石燃料由来のPETをさらに含んでもよい。第1基材61がバイオマス由来のPETを含むことで、従来に比べて化石燃料由来のPETの量を削減し環境負荷を減らすことができる。
第1基材61の厚みは、8μm以上50μm以下とすることができ、9μm以上25μm以下とすることが好ましい。
[第2基材]
第2基材71は、上述した第1基材61と略同様の材料を用いることができるため、ここでは詳細な説明は省略する。第2基材71の厚みは、8μm以上50μm以下とすることができ、9μm以上25μm以下とすることが好ましい。なお、第2基材71は、第1基材61と同一の材料であっても良く、第1基材61と異なる材料であっても良い。
[第1シーラント層]
第1シーラント層62としては、第1フィルム20と第2フィルムとを重ねて包装体10とする際に、熱融着により密封、封止できるものであればよい。例えば、第1シーラント層62として、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(LLDPE)、メタロセン系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸メチル共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体等の樹脂の一種ないしそれ以上からなる樹脂を使用することができる。一例として、第1シーラント層62は、エチレン・メタクリル酸共重合体の分子間を金属イオンで架橋したアイオノマー樹脂を使用しても良い。
また、第1シーラント層62は、バイオマス由来の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)と、低密度ポリエチレン(LDPE)とを含んでいても良く、化石燃料由来の直鎖状低密度ポリエチレンをさらに含んでもよい。また、低密度ポリエチレンは、バイオマス由来であってもよいし、化石燃料由来であってもよい。
第1シーラント層62の厚みは、20μm以上150μm以下とすることができ、30μm以上100μm以下とすることが好ましい。
[第2シーラント層]
第2シーラント層72は、上述した第1シーラント層62と略同様の材料を用いることができるため、ここでは詳細な説明は省略する。第2シーラント層72の厚みは、20μm以上150μm以下とすることができ、30μm以上120μm以下とすることが好ましい。なお、第2シーラント層72は、第1シーラント層62と同一の材料であっても良く、第1シーラント層62と異なる材料であっても良い。
[第3シーラント層]
第3シーラント層73は、上述した第1シーラント層62と略同様の材料を用いることができるため、ここでは詳細な説明は省略する。第3シーラント層73の厚みは、20μm以上150μm以下とすることができ、30μm以上120μm以下とすることが好ましい。なお、第3シーラント層73は、第1シーラント層62や第2シーラント層72と同一の材料であっても良く、第1シーラント層62や第2シーラント層72と異なる材料であっても良い。
[第1アンカーコート層]
第1アンカーコート層63は、アンカーコート剤を塗布して乾燥させることにより形成されるものである。アンカーコート剤としては、耐熱温度が135℃以上である任意の樹脂、例えばビニル変性樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレンイミン等からなるアンカーコート剤が挙げられるが、特に、構造中に2以上のヒドロキシル基を有するポリアクリル系又はポリメタクリル系樹脂(ポリオール)と、硬化剤としてのイソシアネート化合物との硬化物であるアンカーコート剤を、好ましく使用することができる。また、これに添加剤としてシランカップリング剤を併用してもよく、また、硝化綿を、耐熱性を高めるために併用してもよい。
[第2アンカーコート層]
第2アンカーコート層75は、上述した第1アンカーコート層63と略同様の材料を用いることができるため、ここでは詳細な説明は省略する。
[接着剤層]
接着剤層は、ドライラミネート法により2層を接着する場合に、積層される側の層の表面に、接着剤を塗布して乾燥させることにより形成されるものである。塗布される接着剤としては、例えば、1液型あるいは2液型の硬化ないし非硬化タイプのビニル系、(メタ)アクリル系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリエーテル系、ポリウレタン系、エポキシ系、ゴム系、その他などの溶剤型、水性型、あるいは、エマルジョン型などの接着剤を用いることができる。2液硬化型の接着剤としては、ポリオールとイソシアネート化合物との硬化物を用いることができる。上記のラミネート用接着剤のコーティング方法としては、例えば、ダイレクトグラビアロールコート法、キスコート法、リバースロールコート法、フォンテン法、トランスファーロールコート法、その他の方法で塗布することができる。
[他の層]
また、第1積層体60および第2積層体70は、他の層として、印刷層(絵柄層)やバリア層を備えていてもよい。印刷層は、第1基材61の内面602側の面に設けられていても良く、第2基材71の内面702側または外面701側の面に設けられていても良い。この印刷層は、例えば、グラビア印刷等により、設けることができる。バリア層は、内容物の保存期間を延ばすために設けられるものであり、アルミニウム箔などの金属層や、アルミニウムなどの金属や酸化アルミニウムなどの金属酸化物や酸化珪素などの無機酸化物の蒸着層、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン樹脂(PVDC)や、ナイロンMXD6などの芳香族ポリアミドなどの、ガスバリア性を有する樹脂層などを用いることができる。また、蒸着層の上に、一般式R M(OR(ただし、式中、R、Rは、炭素数1〜8の有機基を表し、Mは、金属原子を表し、nは、0以上の整数を表し、mは、1以上の整数を表し、n+mは、Mの原子価を表す。)で表される少なくとも一種以上のアルコキシドと、上記のようなポリビニルアルコ−ル系樹脂および/またはエチレン・ビニルアルコ−ル共重合体とを含有し、さらに、ゾルゲル法触媒、酸、水、および、有機溶剤の存在下に、ゾルゲル法によって重縮合する透明ガスバリア性組成物により得られるガスバリア性塗布膜が設けられていてもよい。
ところで、本実施の形態においては、第2フィルム30を構成する第2積層体70の上述した第2シーラント層72および第3シーラント層73は、互いに異なる材料を含んでいる。これにより、第1シーラント層62と第2シーラント層72とを互いに接合したシール部(第1弱シール部51および第2弱シール部52)のシール強度と、第1シーラント層62と第3シーラント層73とを互いに接合したシール部(強シール部40)のシール強度とが異なるように、各々のシール部を容易に形成することができる。このため、包装体10が意図しない場所から開封されることを抑制することができるとともに、包装体10を容易に開封することが可能な包装体10を容易に得ることができる。
この場合、第2シーラント層72の材料としては、いわゆるイージーピール性を発現させることができる樹脂材料を用いることができる。一方、第3シーラント層73の材料として、「エチレン・メタクリル酸共重合体の分子間を金属イオンで架橋したアイオノマー樹脂」を用いても良い。また、第1シーラント層62の材料としても、「エチレン・メタクリル酸共重合体の分子間を金属イオンで架橋したアイオノマー樹脂」を用いても良い。
ここで、第1シーラント層62および第3シーラント層73の材料として、「エチレン・メタクリル酸共重合体の分子間を金属イオンで架橋したアイオノマー樹脂」を用いた場合、第1シーラント層62同士を互いに接合した場合のシール強度、および第1シーラント層62と第3シーラント層73とを互いに接合した場合のシール強度は、多段階式に増加する。すなわち、図7に示すように、第1シーラント層62同士を互いに接合した場合のシール強度、および第1シーラント層62と第3シーラント層73とを互いに接合した場合のシール強度と、シール温度との関係は、シール温度が低い側から高い側へ順に、第1段階S1、第2段階S2、第3段階S3に区画される。この場合、第2段階S2におけるシール強度の傾きは、第1段階S1および第3段階S3におけるシール強度の傾きよりも大きくなっている。なお、「シール強度の傾き」とは、シール温度が1℃高くなった場合における、シール強度の増加量を意味する。
この場合、第1段階S1の温度範囲は例えば120℃以上160℃以下程度であり、第2段階S2の温度範囲は例えば160℃以上170℃以下程度である。また、第3段階S3の温度範囲は、170℃以上程度である。また、第1段階S1の温度範囲で形成されるシール強度は、5N/15mm以上8N/15mm以下程度であり、第2段階S2の温度範囲で形成されるシール強度は、8N/15mm以上27N/15mm以下程度である。また、第3段階S3の温度範囲で形成されるシール強度は、27N/15mm以上35N/15mm以下程度である。
次に、本実施の形態による包装体10のシール強度について、より詳細に説明する。ここでは、第1シーラント層62および第3シーラント層73の材料として「エチレン・メタクリル酸共重合体の分子間を金属イオンで架橋したアイオノマー樹脂」を用い、第2シーラント層72の材料として、いわゆるイージーピール性を発現させることができる樹脂材料を用いた場合について説明する。ここで、表1に示すように、本実施の形態による包装体10において、第1シーラント層62と第2シーラント層72との間に形成されるシール部は、第1弱シール部51および第2弱シール部52である。また、第1シーラント層62と第3シーラント層73との間に形成されるシール部は、強シール部40であり、第1シーラント層62間に形成されるシール部は、第3弱シール部53である。
まず、第1シーラント層62と第2シーラント層72とを互いに接合した場合のシール強度、および第1シーラント層62と第3シーラント層73とを互いに接合した場合のシール強度について説明する。
本実施の形態では、所定の温度で加熱することにより、第1シーラント層62と第2シーラント層72とを互いに接合し、かつ、第1シーラント層62と第3シーラント層73とを互いに接合した場合、第1シーラント層62と第2シーラント層72との間のシール強度、および第1シーラント層62と第3シーラント層73との間のシール強度は、互いに異なっている。
この場合、上述したように第2シーラント層72は、いわゆるイージーピール性を発現させることができる樹脂材料を用いている。このため、例えば、170℃以上の高温(第3段階S3の温度範囲)で加熱することにより第1シーラント層62と第2シーラント層72とを互いに接合した場合であっても、第1シーラント層62と第2シーラント層72との間のシール強度は、5N/15mm以上8N/15mm以下程度の比較的小さいシール強度となる。一方、170℃以上の高温で加熱することにより第1シーラント層62と第3シーラント層73とを互いに接合した場合、第1シーラント層62と第3シーラント層73との間のシール強度は、図7に示すように、27N/15mm以上35N/15mm以下程度の比較的大きいシール強度となる。
このため、包装体10において、第1フィルム20および第2フィルムのうち、第1シーラント層62と、第3シーラント層73と、第2シーラント層72とが、第3方向D3において互いに重なり合う部分(例えば、強シール部40と第2弱シール部52とが形成される部分(図4参照))において、第1フィルム20と第2フィルムとを互いに接合する際に、シール強度が大きい部分(強シール部40)とシール強度が小さい部分(第2弱シール部52)との両方を同時に形成することができる。すなわち、後述するように、強シール部40および第2弱シール部52を、同一のヒートシール工程において形成することができる。具体的には、強シール部40を形成するために、高温(第3段階S3に属する温度の範囲内)で第1フィルム20の下方部22(第1シーラント層62)および第2フィルム30(第3シーラント層73)を加熱する場合、第3段階S3に属する温度の範囲内の高温の熱が、第1フィルム20の上方部21(第1シーラント層62)および第2フィルム30(第2シーラント層72)に対しても伝わる。一方、第2シーラント層72は、いわゆるイージーピール性を発現させることができる樹脂材料を用いているため、高温(第3段階S3に属する温度の範囲内)で第1フィルム20の上方部21および第2フィルム30を加熱した場合であっても、シール強度が比較的小さい第2弱シール部52を形成することができる。これにより、シール強度が大きい部分とシール強度が小さい部分とを同一のヒートシール工程において形成することができる。このため、ヒートシール工程を容易にすることができる。
また、例えば、120℃以上160℃以下程度の低温(第1段階S1の温度範囲)で加熱することにより、第1シーラント層62と第2シーラント層72とを互いに接合した場合、第1シーラント層62と第2シーラント層72との間のシール強度は、5N/15mm以上8N/15mm以下程度の比較的小さいシール強度となる。また、120℃以上160℃以下程度の低温で加熱することにより、第1シーラント層62と第3シーラント層73とを互いに接合した場合、第1シーラント層62と第3シーラント層73との間のシール強度は、上述した第1シーラント層62と第2シーラント層72との間のシール強度と同様に、5N/15mm以上8N/15mm以下程度の比較的小さいシール強度となる(図7参照)。
なお、上述したように、第1シーラント層62と第2シーラント層72との間のシール強度は、加熱温度に関わらず、比較的小さいシール強度となる。このため、第1弱シール部51を形成する際には、第1段階S1に属する温度で加熱することにより、第1シーラント層62と第2シーラント層72とを互いに接合しても良く、上述した第3段階S3に属する温度で加熱することにより、第1シーラント層62と第2シーラント層72とを互いに接合しても良い。
次に、第1シーラント層62同士を互いに接合した場合のシール強度について説明する。
第1シーラント層62同士を、例えば、170℃以上の高温で加熱することにより互いに接合した場合、第1シーラント層62間のシール強度は、上述した第1シーラント層62と第3シーラント層73との間のシール強度と同様に、27N/15mm以上35N/15mm以下程度の比較的大きいシール強度となる(図7参照)。一方、例えば、120℃以上160℃以下程度の低温で加熱することにより、第1シーラント層62同士を互いに接合した場合、第1シーラント層62間のシール強度は、上述した第1シーラント層62と第3シーラント層73との間のシール強度と同様に、5N/15mm以上8N/15mm以下程度の比較的小さいシール強度となる(図7参照)。このため、第3弱シール部53を形成する際には、120℃以上160℃以下程度の低温(第1段階S1に属する温度の範囲内)で、第1フィルム20の上方部21(第1シーラント層62)および下方部22(第1シーラント層62)を加熱して第3弱シール部53を形成する。
ここで、上述した第1シーラント層62と第2シーラント層72との間のシール強度、第1シーラント層62と第3シーラント層73との間のシール強度、および第1シーラント層62間のシール強度と、シール温度との関係を表2に示す。なお、表2において、シール温度の「高」は、シール温度が、170℃以上である場合を意味する。また、シール温度の「低」は、シール温度が120℃以上160℃以下である場合を意味する。また、シール強度の「強」は、シール強度が、27N/15mm以上35N/15mm以下であることを意味する。さらに、シール強度の「弱」は、シール強度が、5N/15mm以上8N/15mm以下であることを意味する。
第1フィルムおよび第2フィルムの製造方法
次に、本実施の形態による第1フィルム20および第2フィルム30製造方法について説明する。
まず、第1フィルム20の製造方法について説明する。
まず、ロール状に巻装された第1基材61の原反を準備する。第1基材61としては、上述したように、例えばポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系、ナイロンなどのポリアミド系、ポリプロピレン系、ポリカーボネート系、ポリアセタール系の樹脂を用いることができる。また、第1基材61は、1軸方向または2軸方向に延伸した延伸フィルムであることが好ましい。この場合、第1基材61としては、例えば二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡社製、E5100)を使用しても良い。また、第1基材61の厚みは、例えば、8μm以上50μm以下とすることができ、一例として12μmであっても良い。
次に、第1基材61のロールから巻き出した第1基材61を連続的に搬送しながら、第1基材61上にアンカーコート剤を塗布し、第1アンカーコート層63を形成する。アンカーコート剤としては、例えば2液硬化型アンカーコート剤(三井化学社製、A3210/A3070)を使用しても良い。
次いで、第1アンカーコート層63上に第1シーラント層62を形成する。この際、第1アンカーコート層63上に、第1シーラント層62を構成する樹脂材料を押出コーティングする。第1シーラント層62としては、上述したように、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(LLDPE)、メタロセン系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸メチル共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体等の樹脂の一種ないしそれ以上からなる樹脂を使用することができる。一例として、第1シーラント層62は、例えばエチレン・メタクリル酸共重合体の分子間を金属イオンで架橋したアイオノマー樹脂(三井・デュポン・ポリケミカル社製、ハイミラン(登録商標))を使用しても良い。また、第1シーラント層62の厚みは、例えば、20μm以上150μm以下とすることができ、一例として30μmであっても良い。
このようにして、第1フィルム20が得られる。
次に、第2フィルム30の製造方法について説明する。
まず、ロール状に巻装された第2基材71の原反を準備する。第2基材71としては、上述した第1基材61と略同様の材料を用いることができる。また、第2基材71の厚みは、第1基材61と略同一であっても良い。
次に、第2基材71のロールから巻き出した第2基材71を連続的に搬送しながら、第2基材71上に第2シーラント層72を形成する。この際、まず、ロール状に巻装された第2シーラント層72の原反を準備する。次に、例えば、ドライラミネート法により、第2基材71上に第2シーラント層72を積層して貼り合わせる。この場合、まず第2基材71上に接着剤を塗布し、乾燥する。その後、ロールから巻き出した第2シーラント層72を連続的に搬送しながら供給し、接着剤が塗布された第2基材71に対して、第2シーラント層72を圧着用ロールにより圧着して貼り合わせる。第2シーラント層72としては、上述したように、第1シーラント層62と同様の樹脂材料を用いることができる。一例として、第2シーラント層72としては、いわゆるイージーピール性を発現させることができる樹脂材料を用いることができる。この場合、第2シーラント層72としては、無延伸共押出多層フィルム(東レ社製、7601EA)を使用しても良い。また、第2シーラント層72の厚みは、例えば、20μm以上150μm以下とすることができ、一例として30μmであっても良い。また、接着剤層74は、例えば、2液硬化型接着剤(三井化学社製、A385/A50)を使用しても良い。
次いで、第2基材71の面のうち、第2シーラント層72が形成された面とは反対側の面上に、第2アンカーコート層75を形成し、第2アンカーコート層75上に、第3シーラント層73を押出コーティングする。第2アンカーコート層75および第3シーラント層73の形成方法、材料および厚みは、それぞれ上述した第1アンカーコート層63および第1シーラント層62の形成方法、材料および厚みと略同一であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
このようにして、第2フィルム30が得られる。
包装体の製造方法
次に、本実施の形態による包装体10の製造方法について説明する。
まず、折り畳み自在の上方部21と下方部22とを有する第1フィルム20を準備する。また、第1フィルム20の下方部22上に重なり合う第2フィルム30を準備する。この際、まず、長尺状の第1フィルム20と、長尺状の第2フィルム30とをそれぞれ準備する。
次に、図8(a)に示すように、長尺状の第1フィルム20と、長尺状の第2フィルム30とを重ね合わせる。この際、長尺状の第1フィルム20の上方部21に対応する部分と、長尺状の第2フィルム30とを重ね合わせる。この場合、第1フィルム20の第1シーラント層62(図6A参照)と、第2フィルム30の第2シーラント層72(図6B参照)とが向き合うようにして重ね合わせる。
次いで、図8(b)に示すように、第1フィルム20の上方部21と第2フィルム30とを互いに接合し、第1フィルム20の上方部21と第2フィルム30との間に第1弱シール部51を形成する。この際、第1フィルム20の上方部21と第2フィルム30とに対してヒートシールを施す。これにより、第1弱シール部51が形成される。なお、図示された例においては、複数の第1弱シール部51が同時に形成される例を示しているが、第1弱シール部51を形成する工程において、第1弱シール部51は、1つずつ形成されても良い。また、図8(b)に示す仮想線(二点鎖線)は、第1フィルム20および第2フィルム30のうち、個々の包装体10に対応する領域を示している(図8(c)および図9(a)−(b)においても同様)。
また、この際、例えば、第1シーラント層62として、エチレン・メタクリル酸共重合体の分子間を金属イオンで架橋したアイオノマー樹脂(三井・デュポン・ポリケミカル社製、ハイミラン(登録商標))を使用し、第2シーラント層72として、無延伸共押出多層フィルム(東レ社製、7601EA)を使用した場合、第1フィルム20の上方部21と第2フィルム30とを互いに接合する際のシール温度は、例えば、120℃以上175℃以下程度の低温であっても良い。この場合、第1弱シール部51のシール強度、すなわち、第1シーラント層62と第2シーラント層72との間のシール強度は、1N/15mm以上10N/15mm以下程度の比較的小さいシール強度となる。なお、上述したシール温度は、第1シーラント層62および第2シーラント層72に使用する材料により、第1弱シール部51のシール強度が1N/15mm以上10N/15mm以下程度となるように、適宜変更することができる。
次いで、第1フィルム20の下方部22と第2フィルム30とを互いに接合し、第1フィルム20の下方部22と第2フィルム30との間に、第2フィルム30の両側縁33に沿って延びる強シール部40を形成する。この際、まず、図8(c)に示すように、折線23を折り目として第1フィルム20を折り畳む。このようにして、第1フィルム20の下方部22と、第2フィルム30とを重ね合わせる。この場合、第1フィルム20の下方部22および第2フィルム30は、第1フィルム20の第1シーラント層62(図6A参照)と、第2フィルム30の第3シーラント層73(図6B参照)とが向き合うようにして重なり合う。そして、第1フィルム20の下方部22と第2フィルム30とに対してヒートシールを施す。これにより、図9(a)に示すように、強シール部40が形成される。この際、例えば、第1シーラント層62および第3シーラント層73として、エチレン・メタクリル酸共重合体の分子間を金属イオンで架橋したアイオノマー樹脂(三井・デュポン・ポリケミカル社製、ハイミラン(登録商標))を使用した場合、第1フィルム20の下方部22と第2フィルム30とを互いに接合する際のシール温度は、例えば、180℃以上の高温とする。これにより、強シール部40のシール強度、すなわち、第1シーラント層62と第3シーラント層73との間のシール強度は、23N/15mm以上150N/15mm以下程度の比較的大きいシール強度となる。なお、この場合においても、上述したシール温度は、第1シーラント層62および第3シーラント層73に使用する材料により、強シール部40のシール強度が23N/15mm以上150N/15mm以下程度となるように、適宜変更することができる。
ところで、図8(c)に示す状態において、第1フィルム20および第2フィルム30のうち、第1フィルム20の上方部21と、第2フィルム30と、第1フィルム20の下方部22とが、第3方向D3において互いに重なり合う部分が設けられる(図4参照)。すなわち、第1フィルム20の第1シーラント層62と、第2フィルムの第2シーラント層72と、第2フィルムの第3シーラント層73とが、第3方向D3において互いに重なり合う部分が設けられる。これにより、第1フィルム20の下方部22と第2フィルム30との間に上述した強シール部40を形成する際に、第1フィルム20の上方部21と第2フィルム30とが互いに接合され、第1フィルム20の上方部21と第2フィルム30との間に、第2フィルム30の両側縁33に沿って延びるシール部が形成される。
ここで、上述したように、第1フィルム20の第1シーラント層62のうち、上方部21の第1シーラント層62は、第2フィルム30の第2シーラント層72と接合される。そして、この第2シーラント層72には、いわゆるイージーピール性を発現させることができる樹脂材料が用いられている。これにより、例えば、180℃以上の高温で第1フィルム20の上方部21と第2フィルム30とを互いに接合した場合であっても、第1フィルム20の上方部21と第2フィルム30との間には、シール強度が比較的小さいシール部が形成される。このため、図9(a)に示すように、第1フィルム20の上方部21と第2フィルム30との間に、第2フィルム30の両側縁33に沿って延びる第2弱シール部52が形成される。この場合、第2弱シール部52のシール強度、すなわち、第1シーラント層62と第2シーラント層72との間のシール強度は、1N/15mm以上10N/15mm以下程度の比較的小さいシール強度となる。このように、本実施の形態では、シール強度が大きい強シール部40とシール強度が小さい第2弱シール部52とを同一の工程において形成することができる。このため、ヒートシール工程を容易にすることができる。
次に、図9(b)に示すように、第1フィルム20の上方部21と下方部22とを互いに接合し、上方部21と下方部22との間に、下方部22の両側縁26に沿って延びる第3弱シール部53を形成する。この際、第1フィルム20の上方部21と下方部22とに対してヒートシールを施すことにより、第3弱シール部53が形成される。また、この際、第3弱シール部53を形成する際のシール温度は、上述した強シール部40を形成する際のシール温度よりも低くなっている。この場合、例えば、第1シーラント層62として、エチレン・メタクリル酸共重合体の分子間を金属イオンで架橋したアイオノマー樹脂(三井・デュポン・ポリケミカル社製、ハイミラン(登録商標))を使用した場合、第1フィルム20の上方部21と下方部22とを互いに接合する際のシール温度は、例えば、120℃以上160℃以下程度の低温とする。これにより、第3弱シール部53のシール強度、すなわち、第1シーラント層62間のシール強度は、1N/15mm以上10N/15mm以下程度の比較的小さいシール強度となる。なお、上述したシール温度は、第1シーラント層62に使用する材料により、第3弱シール部53のシール強度が1N/15mm以上10N/15mm以下程度となるように、適宜変更することができる。
そして、図9(c)に示すように、第1フィルム20および第2フィルム30を個々の包装体10毎に対応する形状に切断して個片化する。
このようにして、図1に示す包装体10を得ることができる。
このようにして得られた包装体10には、第2縁12の開口部から内容物が充填される。そして、包装体10の第2縁12の開口部がヒートシールされて密封され、第2縁シール部41が形成される。このようにして、内容物入りの包装体10が得られる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、包装体10は、第1基材61と、第1基材61上に形成された第1シーラント層62とを有する第1積層体60と、第2基材71と、第2基材71上の一方の側に形成された第2シーラント層72と、第2基材71上の他方の側に形成された第3シーラント層73とを有する第2積層体70とを備えている。これにより、第1フィルム20と第2フィルム30とを互いに接合する際に、第1フィルム20を折り畳むことにより、第1シーラント層62と第2シーラント層72とが互いに接合される部分と、第1シーラント層62と第3シーラント層73とが互いに接合される部分とを形成することができる。このため、第1フィルム20と第2フィルム30とを互いに接合する際に例えばシール温度を調整することにより、第1シーラント層62と第2シーラント層72とを互いに接合したシール部(第1弱シール部51および第2弱シール部52)のシール強度と、第1シーラント層62と第3シーラント層73とを互いに接合したシール部(強シール部40)のシール強度とが異なるように、各々のシール部を形成することができる。この結果、包装体10が意図しない場所から開封されることを抑制することができるとともに、包装体10を容易に開封することが可能な包装体10を容易に得ることができる。
また、本実施の形態によれば、第1シーラント層62と第2シーラント層72との間のシール強度は、第1シーラント層62と第3シーラント層73との間のシール強度よりも小さくなっている。これにより、第1シーラント層62と第2シーラント層72との間に、包装体10の第1弱シール部51および第2弱シール部52を形成し、第1シーラント層62と第3シーラント層73との間に、上述した包装体10の強シール部40を形成することができる。このため、包装体10が意図しない場所から開封されることを抑制することができるとともに、包装体10を容易に開封することができる。
また、本実施の形態によれば、第1シーラント層62同士を互いに接合した場合、第1シーラント層62間のシール強度は、第1シーラント層62と第3シーラント層73との間のシール強度よりも小さくなっている。これにより、第1シーラント層62間に、包装体10の第3弱シール部53を形成することができる。このため、包装体10を容易に開封することができる。
また、本実施の形態によれば、第2シーラント層72および第3シーラント層73が、互いに異なる材料を含んでいる。これにより、第1シーラント層62と第2シーラント層72とを互いに接合したシール部(第1弱シール部51および第2弱シール部52)のシール強度と、第1シーラント層62と第3シーラント層73とを互いに接合したシール部(強シール部40)のシール強度とが異なるように、各々のシール部を容易に形成することができる。このため、包装体10が意図しない場所から開封されることを抑制することができるとともに、包装体10を容易に開封することが可能な包装体10を容易に得ることができる。
また、本実施の形態によれば、所定の温度で加熱することにより、第1シーラント層62と第2シーラント層72とを互いに接合し、かつ、第1シーラント層62と第3シーラント層73とを互いに接合した場合、第1シーラント層62と第2シーラント層72との間のシール強度、および第1シーラント層62と第3シーラント層73との間のシール強度は、互いに異なっている。これにより、包装体10において、第1シーラント層62と、第3シーラント層73と、第2シーラント層72とが、第3方向D3において互いに重なり合う部分(例えば、強シール部40と第2弱シール部52とが形成される部分(図4参照))において、シール強度が大きい部分(強シール部40)とシール強度が小さい部分(第2弱シール部52)との両方を同時に形成することができる。これにより、シール強度が大きい部分とシール強度が小さい部分とを同一のヒートシール工程において形成することができる。このため、ヒートシール工程を容易にすることができる。
包装体の変形例
次に、図10乃至図13により、本実施の形態による包装体10の変形例について説明する。図10乃至図13において、図1乃至図9(a)−(c)と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
(第1変形例)
図10に示す包装体10において、第1フィルム20の上方部21と下方部22との間に、上方部21と下方部22とを互いに接合する第1弱シール部51が設けられている。すなわち、第1弱シール部51は、第1シーラント層62間に形成されている。本変形例においては、第1弱シール部51は、第1フィルム20の上方部21と下方部22とが重なる領域のうち、第3弱シール部53が形成される領域以外の略全域に形成されている。また、本変形例において、第2フィルム30は、第2フィルム30の第1縁31がV字形に延びるように切り欠かれている。すなわち、第2フィルム30の第1縁31は、V字形状の先端部が包装体10の第2縁12側を向くように延びている。このため、上述した第1弱シール部51は、五角形状に形成されている。
ここで、本変形例による包装体10における、各シーラント層と、各シーラント層間に形成されるシール部との関係を表3に示す。表3に示すように、本変形例による包装体10において、第1シーラント層62と第2シーラント層72との間に形成されるシール部は、第2弱シール部52である。また、第1シーラント層62と第3シーラント層73との間に形成されるシール部は、強シール部40であり、第1シーラント層62間に形成されるシール部は、第1弱シール部51および第3弱シール部53である。
このような包装体10では、例えば図8(b)を用いて説明した第1弱シール部51の形成工程において、第1フィルム20の上方部21と下方部22とに対してヒートシールを施すことにより、第1フィルム20の上方部21と下方部22とを互いに接合し、上方部21と下方部22との間に第1弱シール部51を形成する。
本変形例においても、使用者が包装体10を開封する際に、第1弱シール部51、第2弱シール部52および第3弱シール部53から包装体10を容易に開封することができる。また、第2フィルムの両側縁33に沿って延びる強シール部40が設けられていることにより、包装体10の輸送時等において包装体10に作用する力により、包装体10が意図しない場所から開封されてしまう不具合を抑制することができる。
また、本変形例においては、第2フィルム30が、第2フィルム30の第1縁31がV字形に延びるように切り欠かれている。これにより、第2フィルム30を作製するための樹脂量を削減することができる。
包装体の製造方法の変形例
次に、図11(a)−(c)および図12(a)−(b)により、本変形例による包装体10の製造方法の変形例について説明する。図11(a)−(c)および図12(a)−(b)において、図8(a)−(c)および図9(a)−(c)と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
まず、図11(a)に示すように、長尺状の第1フィルム20と、長尺状の第2フィルム30とをそれぞれ準備し、第1フィルム20の下方部22に対応する部分と、第2フィルム30とを重ね合わせる。この場合、第1フィルム20の第1シーラント層62と、第2フィルム30の第3シーラント層73とが向き合うようにして重ね合わせる。本変形例では、長尺状の第2フィルム30の第1縁31は、個々の包装体10に対応する領域において、V字形に延びるように切り欠かれている。なお、図11(a)に示す仮想線(二点鎖線)は、第1フィルム20および第2フィルム30のうち、個々の包装体10に対応する領域を示している(図11(b)−(c)および図12(a)においても同様)。
次に、図11(b)に示すように、第1フィルム20の下方部22と第2フィルム30とを互いに接合し、第1フィルム20の下方部22と第2フィルム30との間に強シール部40を形成する。この際、第1フィルム20の下方部22と第2フィルム30とに対してヒートシールを施すことにより、強シール部40を形成する。
次に、第1フィルム20の上方部21と下方部22とを互いに接合し、第1フィルム20の上方部21と下方部22との間に第1弱シール部51および第3弱シール部53を形成する。また、第1フィルム20の上方部21と第2フィルム30とを互いに接合し、第1フィルム20の上方部21と第2フィルム30との間に第2弱シール部52を形成する。この際、まず、図11(c)に示すように、折線23を折り目として第1フィルム20を折り畳む。このようにして、第1フィルム20の上方部21と、第2フィルム30とを重ね合わせる。この際、第1フィルム20の上方部21および第2フィルム30は、第1フィルム20の第1シーラント層62と、第2フィルム30の第2シーラント層72とが向き合うようにして重なり合う。
次いで、第1フィルム20の上方部21と下方部22とに対してヒートシールを施す。これにより、図12(a)に示すように、第1弱シール部51および第3弱シール部53が形成される。同様に、第1フィルム20の上方部21と第2フィルム30とに対してヒートシールを施す。これにより、図12(a)に示すように、第2弱シール部52が形成される。
そして、図12(b)に示すように、第1フィルム20および第2フィルム30を個々の包装体10毎に対応する形状に切断して個片化する。
この場合においても、図10に示す包装体10を得ることができる。
(第2変形例)
図13に示す包装体10において、第1フィルム20は、第1フィルム20の上方部21の端縁24がV字形に延びるように切り欠かれている。すなわち、第1フィルム20の上方部21の端縁24は、第2フィルム30の第1縁31に沿って延びており、V字形状の先端部が包装体10の第2縁12側を向くように延びている。また、本変形例においては、上述した第2弱シール部52が設けられていない。
本変形例においても、使用者が包装体10を開封する際に、第1弱シール部51および第3弱シール部53から包装体10を容易に開封することができる。また、第2フィルムの両側縁33に沿って延びる強シール部40が設けられていることにより、包装体10の輸送時等において包装体10に作用する力により、包装体10が意図しない場所から開封されてしまう不具合を抑制することができる。
また、本変形例においては、第1フィルム20が、第1フィルム20の上方部21の端縁24がV字形に延びるように切り欠かれている。これにより、第1フィルム20を作製するための樹脂量を更に削減することができる。
上記実施の形態および変形例に開示されている複数の構成要素を必要に応じて適宜組合せることも可能である。あるいは、上記実施の形態および変形例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
10 包装体
60 第1積層体
61 第1基材
62 第1シーラント層
70 第2積層体
71 第2基材
72 第2シーラント層
73 第3シーラント層

Claims (8)

  1. 少なくとも、第1基材と、前記第1基材上に形成された第1シーラント層とを有する第1積層体と、
    少なくとも、第2基材と、前記第2基材上の一方の側に形成された第2シーラント層と、前記第2基材上の他方の側に形成された第3シーラント層とを有する第2積層体とを備える包装体。
  2. 前記第1シーラント層と前記第2シーラント層とを接合し、かつ、前記第1シーラント層と前記第3シーラント層とを接合した場合、前記第1シーラント層と前記第2シーラント層との間のシール強度は、前記第1シーラント層と前記第3シーラント層との間のシール強度よりも小さい、請求項1に記載の包装体。
  3. 前記第1シーラント層同士を接合し、かつ、前記第1シーラント層と前記第3シーラント層とを接合した場合、前記第1シーラント層間のシール強度は、前記第1シーラント層と前記第3シーラント層との間のシール強度よりも小さい、請求項1または2に記載の包装体。
  4. 前記第2シーラント層および前記第3シーラント層は、互いに異なる材料を含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の包装体。
  5. 所定の温度で加熱することにより、前記第1シーラント層と前記第2シーラント層とを接合し、かつ、前記第1シーラント層と前記第3シーラント層とを接合した場合、前記第1シーラント層と前記第2シーラント層との間のシール強度、および前記第1シーラント層と前記第3シーラント層との間のシール強度は、互いに異なる、請求項4に記載の包装体。
  6. 前記第1シーラント層と前記第3シーラント層との間のシール強度は、23N/15mm以上150N/15mm以下である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の包装体。
  7. 前記第1シーラント層と前記第2シーラント層との間のシール強度は、1N/15mm以上10N/15mm以下である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の包装体。
  8. 前記第1シーラント層間のシール強度は、1N/15mm以上10N/15mm以下である、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の包装体。
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