本開示の一態様に係る入力装置は、光を発する光源と、意匠部が形成される第1シートと、導電パターンを有し、前記導電パターンに前記光源が実装されるとともに、前記光源とは異なる位置にタッチセンサ電極が配置される第2シートと、前記第1シートと前記第2シートとの間に挟まれ、前記第1シート及び前記第2シートと一体的に形成され、かつ、前記光源が発した光を導光する本体と、前記光源から前記意匠部までの光路上に配置され、前記本体の内部を導光する光を前記意匠部に案内する、前記本体とは別体の案内部とを備え、前記光源及び前記案内部は、前記第2シートの前記本体側の面に沿って配置され、前記本体は、前記光源及び前記案内部を内包した状態で一体的に形成される。
このように、案内部は、光源が発した光を意匠部に案内する。このため、意匠部には、光が集められる。
また、光源及び案内部は、第2シートの本体側の同一面上に配置されることになる。このため、光源及び案内部は、第1シートと第2シートとの間に配置されるとともに、本体に全てが一体化されるため、入力装置の厚みが大きくなり難い。
したがって、この入力装置では、入力装置の意匠部から輝度の高い光を出射することができ、かつ、入力装置の厚みを薄くすることができる。その結果、ユーザは、意匠部の模様を視認し易くなる。また、設置面に入力装置を設置した場合、ユーザは、設置面に対して飛び出た入力装置の場合の凹凸が抑制される。その結果、例えば、収納ボックスを構成する蓋部のような薄い部材の設置面にも、入力装置を適用することができるとともに、入力操作部分を均一面状とすることができるので、意匠性が向上する。
また、本開示の他の態様に係る入力装置は、光を発する光源と、意匠部が形成された第1シートと、導電パターンを有し、前記導電パターンに前記光源が実装されるとともに、前記光源とは異なる位置にタッチセンサ電極が配置される第2シートと、前記第1シートと前記第2シートとの間に挟まれて前記第1シート及び前記第2シートと一体的に形成され、かつ、前記光源が発した光を導光する本体とを備え、前記光源は、前記光源の出射する光の光軸が前記意匠部に向く姿勢で前記第2シートに実装され、前記本体は、前記光源を内包した状態で一体的に形成される。
この場合においても上述と同様の作用効果を奏する。
また、本開示の他の態様に係る入力装置において、前記案内部は、前記光源と対向しかつ光が入射する入射面と、前記意匠部と対向しかつ光が出射する出射面と、前記入射面及び前記出射面以外の面であり、内部を導光する光を前記出射面側に反射する反射面とを有する導光体である。
このように、導光体では、入射面から入射して内部を導光する光が第1反射面(反射面の一例)に入射し、第1反射面で反射する。第1反射面で反射した光は、出射面から出射し、意匠部に向かう。このため、意匠部に光を集めることができる。これにより、この入力装置では、入力装置の意匠部からより輝度の高い光を出射することができる。
また、本開示の他の態様に係る入力装置において、前記反射面には、前記導光体に積層された光反射材、及び、光反射シートの少なくともいずれか一方が配置される。
このように、導光体は、より確実に出射面から光を出射させることができる。
また、本開示の他の態様に係る入力装置において、前記反射面は、傾斜面を有し、前記傾斜面は、前記光源とで前記入射面を挟み、前記入射面に対する前記光源側とは反対側に配置され、かつ、前記意匠部とで前記出射面を挟み、前記出射面に対する前記意匠部側とは反対側に配置される。
このように、光源が発する光は、入射面を介して傾斜面に入射して、傾斜面で出射面に向けて反射する。出射面から出射した光が意匠部に向かい易くなるため、意匠部に光をより集めることができる。これにより、この入力装置では、入力装置の意匠部からより輝度の高い光を出射することができる。
また、本開示の他の態様に係る入力装置において、前記傾斜面は、自由曲面である。
このように、傾斜面が自由曲面であっても上述と同様の作用効果を奏する。また、傾斜面が自由曲面であれば、意匠部の位置、大きさ及び形状に応じて、傾斜面の曲率を変えることもできる。このため、意匠部に応じた導光体を用いることができるため、この入力装置では意匠部の設計の自由度を高くすることができる。
また、本開示の他の態様に係る入力装置において、前記入射面、前記出射面及び前記導光体の内部の少なくともいずれかには、光拡散材が分散される。
このように、光源から意匠部までの光路上に光拡散材が存在しているため、導光する光を確実に拡散することができる。このため、拡散された光が意匠部に集まるため、意匠部は、輝度斑が抑制された光を出射することができる。
また、本開示の他の態様に係る入力装置において、前記入射面、前記出射面及び前記導光体の内部の少なくともいずれかには、着色剤が分散される。
このように、光源から意匠部までの光路上に着色剤が存在しているため、導光する光の色を所望の色に着色する(変更する)ことができる。
また、本開示の他の態様に係る入力装置において、前記導光体の軟化点は、前記本体の軟化点よりも高い。
入力装置を製造する場合において、例えば、光源、導光体等を実装した第2シートを金型に収容し、樹脂材料を用いたインサート成形によって本体を形成することで、入力装置を得ることができる。この場合、導光体の軟化点が、本体となる樹脂材料の軟化点よりも低ければ、インサート成形時に導光体が融解してしまうことがある。しかし、導光体の軟化点が本体の軟化点よりも高いため、導光体の融解を抑制することができる。
また、本開示の他の態様に係る入力装置において、前記案内部は、遮光性を有する遮光部であり、前記本体は、前記遮光部によって前記光路を形成する。
また、本開示の他の態様に係る入力装置において、前記遮光部は、樹脂材の少なくとも1つの表面に光を透過しない不透過膜、または、光の反射膜を備えて構成される。
また、本開示の他の態様に係る入力装置は、さらに、遮光性を有する遮光部を備え、前記本体は、前記遮光部によって前記光源から前記意匠部までの光路を形成する。
これらのように、遮光部が本体に光路を形成するため、意匠部に光を集めることができる。
また、本開示の他の態様に係る入力装置において、前記遮光部は、白色樹脂材又は黒色樹脂材で構成される。
このように、遮光部は光を反射することで、光を遮光する機能を有する。
また、本開示の他の態様に係る入力装置において、前記第1シートは、前記意匠部が形成された部分を通過する光以外の光を遮光する。
このように、遮光部は、意匠部以外の所からの光漏れを抑制することができる。このため、意匠部から輝度の高い光を出射することができる。
本開示の一態様に係る入力装置は、さらに、前記第2シートの前記本体側とは反対側の裏面に配置され、前記導電パターン及び前記タッチセンサ電極と電気的に接続されるコネクタを備える。
このように、コネクタは、第2シートにおいて光源とは反対側に配置され、導電パターンにより光源と電気的に接続される。このため、フラットケーブル等のケーブルは、コネクタを介して光源と接続されるので、従来のような延出部が無くなる。これにより、入力装置に応力がかかったとしても、断線が発生し難くなる。
したがって、入力装置の配線の断線を抑制することができる。
本開示の一態様に係る入力装置において、前記コネクタは、ケーブルと電気的に接続し、前記第2シートを垂直方向に視た場合に、前記ケーブルが前記第2シートからはみ出ていない。
例えば、第2シートを垂直方向に視た場合にケーブルが第2シートからはみ出ていれば、ケーブルが入力装置から露出することで入力装置に隙間が出来てしまい、防水効果が低下したり、ケーブルを覆うための入力装置が大型化したりすることがある。しかしながら、ケーブルが第2シートからはみ出ていなければ、このような問題点が生じ難い。
本開示の一態様に係る入力装置において、前記ケーブルは、前記第2シートの前記裏面に沿う方向から前記第2シートに対する垂直方向までの間の角度に配置される。
このように、接続先のコネクタに向けて、第2シートにコネクタを配置すれば、ケーブルを折り返すことなく、コネクタに電気的に接続されたケーブルの引き出し方向を滑らかにすることができる。このため、ケーブルを無理に折り返したりすることによる、ケーブルの断線が生じるといったことを抑制できる。
本開示の一態様に係る入力装置において、前記第2シートには、前記裏面の反対側の面である表面に前記導電パターンが形成され、かつ、前記コネクタと前記導電パターンとを電気的に接続されるスルーホールが形成される。
このように、スルーホールは、コネクタと導電パターンとを電気的に接続することができるので、第2シートの上にコネクタを面実装できる。したがって、入力装置を小型化することができる。
本開示の一態様に係る入力装置において、前記コネクタと前記導電パターンとの間には、複数の前記スルーホールが形成される。
溶解樹脂による第2シートをインサート成形する場合、高温、高圧の溶解樹脂の流れ込みにより、スルーホールが断線してしまうことがある。しかし、スルーホールが複数あれば、一部のスルーホールが断線しても、断線していない残りのスルーホールが表面側の導電パターンと、裏面側のコネクタとを電気的に接続する。このため、第2シートのインサート成形時における信頼性を確保することができる。
本開示の一態様に係る入力装置において、前記第2シートは、平板状の平面部と、湾曲した曲面部とを有し、前記曲面部に形成される前記導電パターンは、前記平面部に形成される前記導電パターンよりも幅が大きい。
導電パターンが形成された第2シートをフォーミングする際に、第2シートの導電パターンも同時にフォーミングされる。このため、フォーミングによる張力によって、導電パターンが断線してしまうことがある。しかし、曲面部に形成される導電パターンは、平面部に形成される導電パターンよりも幅が大きいため、フォーミングによる導電パターンの断線が生じ難くなる。
本開示の一態様に係る入力装置において、前記コネクタは、前記平面部に配置される。
これにより、コネクタが第2シートの裏面から浮いてしまうといったことが発生し難くなる。このため、コネクタを第2シートに強固に固定することができる。
本開示の一態様に係る入力装置において、前記第2シートは、さらに、前記第1シートに近づくように形状が変形した凹部を有し、前記凹部には、前記コネクタが配置される。
これにより、入力装置の厚みが大きくなることを抑制することができる。
また、本開示の他の態様に係る入力装置において、前記第2シートは、フレキシブル基板である。
これによれば、光源等を第2シートに実装し易くなり、かつ、タッチセンサ電極を第2シートに容易に形成し易くなる。
また、本開示の他の態様に係る入力装置において、前記導光体は、前記光源の発光面を含む少なくとも一部を覆うように、前記第2シートの前記本体側の面に沿って配置される。
例えば、光源の発光面が導光体から離間していれば、光源が発した光は、本体を導光して導光体に入射し、導光体に入射して導光した光が本体に入射し、本体に入射して導光した光が意匠面に案内される。しかし、本開示の入力装置によれば、光源が発した光は、導光体を導光して本体に入射し、本体に入射して導光した光が意匠面に案内される。このように、互いに屈折率の異なる導光体と本体との境界を光が通過する際に、境界が少ない分、この境界で反射される光の減衰を抑制することができる。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
また、以下の説明において、「表面」とは、入力装置を視認することができる側(X軸方向のプラス側であり、以下、X軸プラス方向と呼ぶ)の面であり、「裏面」とはその反対方向側(X軸方向のマイナス側であり、以下、X軸マイナス方向と呼ぶ)の面である。また、X軸方向と交差し、かつ、入力装置の長さ方向をY軸方向と規定する。そして、X軸方向及びY軸方向と交差する方向をZ軸方向と規定する。
以下、本開示の実施の形態に係る入力装置について説明する。
(実施の形態1)
[構成]
図1は、実施の形態1に係る入力装置1を備えた収納ボックス100を例示した斜視図である。図1では車両の車室内の様子を例示している。
図1に示すように、車両の車室には、収納ボックス100が配置される。収納ボックス100は、眼鏡、財布等を収納する。なお、収納ボックス100は、車両に限定されず、航空機、住宅等の施設等でもよく、配置場所は特に限定されない。
収納ボックス100は、入力装置1を備える。
入力装置1は、例えば、収納ボックス100及び天井窓(例えばサンルーフ)の開閉を操作したり、車室内の照明装置を点灯させたりする等の機能を有する。入力装置1は、収納ボックス100の蓋部としての役割を担っている。入力装置1には、このような機能を実行するための複数の操作部3を有する。操作部3は、後述する意匠部110に対応する部分である。ユーザは、操作部3をタッチすることで入力装置1の機能を発揮させる。
入力装置1については図2〜図5を用いて説明する。図2は、実施の形態1に係る入力装置1を例示した斜視図である。図3Aは、図2のIII−III線における入力装置1の断面を例示した断面図である。図4は、実施の形態1に係る光源20と、導光体120と、意匠部110とを例示した模式図である。図4では、本体10、第1シート31、第2シート32等を省略している。図5は、実施の形態1に係る入力装置1を例示したブロック図である。
図2に示すように、入力装置1は、平板状のパネルである。入力装置1は、上述の収納ボックス100の開閉操作等を行うための模様(後述する意匠部110)が表示される。図2では模様を省略している。模様については特に限定されず如何様であってもよい。
図2〜図5に示すように、入力装置1は、本体10と、複数の光源20と、第1シート31と、第2シート32と、導光体120と、制御回路40と、タッチセンサ電極50とを備える。なお、制御回路40は、本体10に内蔵されていてもよいし、本体10の外部に設ける構成であってもよい。
本体10は、透光性を有する。本体10は、光源20が出射した光が導光する導光板である。本体10では、第2シート32に実装されている光源20から発光された光が導光し、導光した光が意匠部110から出射する。本体10は、透明な材料により構成されており、例えば、アクリル、ポリカーボネート等の樹脂材料である。
また、本体10は、光源20及び導光体120を内包した状態で一体的に形成される。さらに、本体10は、第1シート31及び第2シート32と一体的に形成される。ここで、一体的とは、異なる部材同士が接着しているだけでなく、部材が他の部材に内包されている状態等を含む意味である。
図3Aに示すように、第1シート31は、本体10の表面10aに積層される。第1シート31には、意匠部110が形成される。第1シート31は、意匠部110が形成された部分を通過する光以外の光を遮光する。本実施の形態では、第1シート31は、本体10を導光する光を第2シート32に向けて反射する。第1シート31は、光反射機能を有する塗装材料、光反射シート等であるが、光吸収機能を有していてもよい。本実施の形態では、第1シート31には、複数の操作部3に応じて、複数の意匠部110が一対一で形成される。
意匠部110は、入力装置1から光が出射する部分である。意匠部110は、本体10の表面10aが露出した部分であり、本体10を導光する光が通過する空間である。つまり、意匠部110は、第1シート31が形成されていない部分(空間)であり、第1シート31に形作られる。
なお、別の例としては、意匠部110には、本体10の一部(突出部)が形成されていてもよい。つまり、第1シート31が形成されていない部分に本体10が形成されていてもよい。
さらに別の例として、意匠部110は、加飾部と、薄肉部とを有していてもよい。加飾部は、本体10の表面10aに積層された、透光性のフィルム又はシート状の層である。薄肉部は、加飾部の上面(X軸プラス方向側の面)に積層された第1シート31の一部である。薄肉部では、第1シート31が他の部分よりも薄肉に積層されている。具体的には、意匠部110の模様に応じた加飾部を本体10の表面10aに積層し、さらにその上に第1シート31が積層される。このため、入力装置1の操作部3の表面は面一となるが、加飾部の上面の部分(薄肉部)が薄肉となる。これにより薄肉部では、光が透光する。このように、意匠部110から光が出射することができればよい。
複数の光源20は、導光体120に向けて光を出射する。具体的には、複数の光源20は、発光素子21を白色系の樹脂(以下、リフレクタ22という)で封止固定されている。そして、光源20は、例えば図3AではY軸プラス方向に光を出射する姿勢で、第2シート32に実装される。より具体的には、光源20の発光素子21は、出射する光の光軸方向、つまり、Y軸プラス方向と導光体120とが交差する姿勢で本体10に配置される。
複数の光源20のそれぞれは、例えば、発光素子21としてLED(Light Emitting Diode)により構成される。複数の光源20のそれぞれは、白色光、青色光、赤色光、緑色光等の光を出射する。なお、複数の光源20のそれぞれは、LED以外の発光素子21により構成されてもよく、例えば、有機EL(Electro Luminance)電球等により構成されていてもよい。
なお、複数の光源20のそれぞれは、互いに同じ種類の光源、例えば、互いに同じ種類の発光素子21(例えばLED)により構成されてもよい。また、この場合の同じ種類の発光素子21とは、発光条件(例えば、付与される電流又は電力の大きさ)が同じ場合に、同じ輝度で発光する発光素子のことである。
第2シート32は、本体10の裏面10bに積層され、第1シート31等に向けて、本体10を導光する光を反射する。第2シート32は、本体10側の面に導電パターン33を有し、回路基板としての役割を担う。また、第2シート32の本体10側の面(表面側)には、導電パターン33に光源20が実装されるとともに、光源20とは異なる位置にタッチセンサ電極50が配置される。また、第2シート32の表面側もしくはその裏面側には、図5の制御回路40が実装される。なお、制御回路40は、第2シート32の導電パターン33と電気的に接続された別の基板に実装されていてもよい。
また、第2シート32は、例えば、表面に塗装材料が塗布されたフレキシブル基板、光反射シート等である。第2シート32のベース材には、例えば、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド等のフィルムが用いられる。本実施の形態では、第2シート32にフレキシブル基板を用いている。
導光体120は、直方体状であり、透光性を有する。導光体120は、本体10とは別体である。導光体120は、X軸方向から視てタッチセンサ電極50の少なくとも一部と重なるように第2シート32の表面側に固定され、本体10と第2シート32との間に配置され、かつ、本体10を介して光源20と対向するように配置される。導光体120は、タッチセンサ電極50のX軸プラス方向側の面に配置される。導光体120、本体10及び第1シート31をX軸方向に視た場合に、導光体120は、少なくとも一部が意匠部110と重なっている。本実施の形態では、導光体120は、本体10の内部に埋め込まれる。なお、本実施の形態では、導光体120と第1シート31との間に本体10が形成されているが、本体10が無くてもよい。導光体120は、案内部の一例である。また、導光体120の形状は直方体状に限定されるものではなく、後述する角錐台状でもよいし、入射面121と光源20が発する光の光軸Jとがほぼ垂直になるように配置された多面体状であってもよい。
図3A及び図4に示すように、導光体120は、入射面121と、出射面122と、複数の第1反射面123とを有する。
入射面121は、光源20から発せされた光が入射する面(Y軸マイナス方向側の面)である。入射面121は、本体10を介して光源20と対向する面であり、光軸Jと交差する。
出射面122は、導光体120の内部を導光した光が出射する面(X軸プラス方向側の面)である。出射面122は、本体10を介して意匠部110と対向する面である。
複数の第1反射面123は、導光体120の内部を導光する光を反射する面である。複数の第1反射面123は、入射面121及び出射面122以外の面である。つまり、複数の第1反射面123は、導光体120のX軸マイナス方向側の面、Y軸プラス方向側の面、Z軸プラス方向側の面、Z軸マイナス方向側の面である。複数の第1反射面123のそれぞれには、光反射機能を有する反射シート130が貼り付けられる。なお、複数の第1反射面123のそれぞれには、反射シート130に代わって、反射膜が形成されていてもよい。また、反射シート130が形成されていなくてもよい。例えば、導光体120と本体10との屈折率差によって第1反射面123を実現してもよい。例えば、導光体120の方が本体10よりも屈折率が高い材料で構成されていてもよい。第1反射面123は反射面の一例である。
入射面121、出射面122及び導光体120の内部の少なくともいずれかには、光拡散材が分散されていてもよい。また、入射面121、出射面122及び導光体120の内部の少なくともいずれかには、着色剤が分散されていてもよい。つまり、光拡散材及び着色剤は、光源20から意匠部110までの光路上に配置されている。光拡散材及び着色剤は、両方が導光体120に分散されていてもよく、いずれかが選択的に導光体120に分散されていてもよい。また、着色剤は、例えば、光源20の発する光が白色の場合、光源20の発する光の色を赤色、青色、黄色、緑色等に着色する。
なお、光拡散材及び着色剤は、導光体120と第1シート31との間の本体10、より具体的には、第1シート31及び本体10を表面から見て、意匠部110と本体10と重なる部分に光拡散材及び着色剤が分散されていてもよい。
また、導光体120は、図3B、図3C及び図3Dのように設けられていてもよい。図3B、図3C及び図3Dは、実施の形態1に係る入力装置の断面を例示した断面図である。
図3Bに示すように、導光体120は、光源20を内包するように、タッチセンサ電極50からY軸方向に長尺であってもよい。つまり、導光体120により、光源20が本体10と直接接触しない構造になっている。この場合、光源20と導光体120との隙間をエポキシ等の熱硬化樹脂で埋めてから、インサート成形することが好ましい。
また、図3Cのように、導光体120と光源20とがあらかじめ一体的に形成されたものでもよい。
このような図3B、図3Cの構造とすることで、本体10を形成する過程において、樹脂材料によるインサート成形によって本体10を成形する際に、高温、高圧の溶融樹脂材料に対して光源20を保護することができる。
また、図3Dに示すように、導光体120は、タッチセンサ電極50から光源20のY軸プラス方向側の面である発光面20a(光出射面ともいう)まで、Y軸方向に長尺であってもよい。また、導光体120は、少なくとも光源20の発光面20aを覆うように、第2シート32の本体10側の面に沿って配置される。ここで、発光面20aは、光源20が発する光の光軸Jと直交する面であり、X−Z平面と平行である。
なお、導光体120の入射面121が光源20の発光面20aと当接する又は近接する位置まで配置されていてもよい。このため、図3Dに示す導光体120には限定されない。
いずれの場合も、光源20が発する光が導光体120の入射面121に効率的に入射させることができる。
図3A及び図5に示すように、制御回路40は、光源20の動作を制御する。制御回路40は、タッチセンサ電極50が出力した信号に基づいて、ユーザによってタッチされた位置であるタッチ位置を検出する。制御回路40は、検出したタッチ位置に対応する意匠部110の位置に応じた機能を発揮する。例えば、制御回路40は、タッチセンサ電極50が、意匠部110に対応する位置を検出している時に、操作部3がタッチされれば、操作部3の意匠部110が示す模様に応じたコマンドの入力を受け付ける。
また、制御回路40は、入力装置1、天井窓、照明装置等を複数の動作モードで動作させる。例えば、制御回路40は、図1の収納ボックス100を開閉する動作モード、天井窓を開閉する動作モード、車室内の照明装置を点灯又は消灯する動作モード等を有する。つまり、制御回路40は、意匠部110が示す模様に応じて、入力装置1、天井窓、照明装置等を動作させる。
タッチセンサ電極50は、例えば第2シート32の表面、裏面、もしくは両面に配置され、ユーザによってタッチされた際に、信号を制御回路40に出力する。タッチセンサ電極50は、例えば静電容量式等のセンサ電極である。
図3Aでは、タッチセンサ電極50は、第2シート32と導光体120とで挟まれる。タッチセンサ電極50及び導光体120をX軸方向に視た場合に、これらは重なっている。また、タッチセンサ電極50は、X軸方向に視た場合に、意匠部110と重なる位置に配置され、かつ、タッチセンサ電極50は、第2シート32の本体10側の面上における光源20とは異なる位置に配置される。そして、タッチセンサ電極50及び光源20は、第2シート32の本体10側の面に沿って実装される。ここで、光源20に内蔵される導電体および光源20が実装される導電パターン33に起因するタッチセンサ電極50の感度の低下、誤動作、及び、入力装置1の厚みの観点から、タッチセンサ電極50は、意匠部110の直下(X軸マイナス方向側)に配置されるとともに、光源20を意匠部110からタッチセンサ電極50までの間に配置せず、タッチセンサ電極50と光源20とを第2シート32の本体10側の面上において異なる位置に配置している。
[動作]
図3A及び図4に示すように、このような入力装置1では、例えば、光源20が発する光は、本体10を導光し、導光体120の入射面121に入射する。入射面121に入射した光は、導光体120の内部を導光し、第1反射面123に入射する。第1反射面123に入射した光は、反射して出射面122に向かう。出射面122から出射した光は、第1シート31の意匠部110に集まる(意匠部110及び意匠部110の周囲に集まる)。意匠部110に集まる一部の光は意匠部110から出射し、残りの一部の光は第1シート31の裏面で反射して導光体120に戻り、また、第1シート31の意匠部110の周囲に集まるといったことを繰り返す。
点灯時及び消灯時の様子を図6に例示する。図6は、実施の形態に係る入力装置1の操作部3の点灯時と消灯時とを例示した平面図である。
図6に示すように、光源20が点灯時では、意匠部110(意匠部110で露出している本体10)から光が出射される。これにより、ユーザは、点灯時における意匠部110の模様を認識することができる。また、消灯時では、入力装置1の操作部3の表面は面一(一様)であるため、ユーザは、意匠部110の模様を視認できない又は視認し難くなる。
[作用効果]
次に、本実施の形態における入力装置1の作用効果について説明する。
本実施の形態に係る入力装置1は、光を発する光源20と、意匠部110が形成される第1シート31と、導電パターン33を有し、導電パターン33に光源20が実装されるとともに、光源20とは異なる位置にタッチセンサ電極50が配置される第2シート32と、第1シート31と第2シート32との間に挟まれ、第1シート31と第2シート32と一体的に形成され、かつ、光源20が発した光を導光する本体10と、光源20から意匠部110までの光路上に配置され、本体10の内部を導光する光を意匠部110に案内する、本体10とは別体の導光体120とを備える。また、光源20及び導光体120は、第2シート32の本体10側の面に沿って配置される。また、本体10は、光源20及び導光体120を内包した状態で一体的に形成される。導光体120は、光源20と対向しかつ光が入射する入射面121と、意匠部110と対向しかつ光が出射する出射面122と、入射面121及び出射面122以外の面であり、導光体120の内部を導光する光を出射面122側に反射する第1反射面123とを有する。
このため、導光体120では、入射面121から入射して内部を導光する光が第1反射面123に入射し、第1反射面123で反射する。第1反射面123で反射した光は、出射面122から出射し、意匠部110に向かう。こうして、意匠部110に光を集めることができる。
また、光源20及び導光体120は、第2シート32の本体10側の同一面上に配置されることになる。このため、例えば光源と導光体とをX軸方向に並ぶように重ねる場合よりも、本実施の形態の入力装置1では、入力装置1の厚みを薄くすることができる。
したがって、この入力装置1では、入力装置1の意匠部110から輝度の高い光を出射することができ、かつ、入力装置1の厚みを薄くすることができる。その結果ユーザは、意匠部110の模様を視認し易くなる。また、収納ボックス100の設置面に入力装置1を設置した場合、ユーザは、収納ボックス100の設置面に対して飛び出た入力装置1の場合の凹凸が抑制される。その結果、例えば、収納ボックス100を構成する蓋部のような薄い部材の設置面にも、入力装置1を適用することができるとともに、入力操作部分(操作部3)を均一面状とすることができるので、意匠性が向上する。
また、本実施の形態に係る入力装置1において、導光体120には、入射面121、出射面122及び導光体120の内部の少なくともいずれかに光拡散材が分散される。このため、導光体120を導光する光を確実に拡散することができる。拡散された光が導光体120の出射面122から出射されて意匠部110に集まるため、意匠部110は、輝度斑が抑制された光を出射することができる。
また、本実施の形態に係る入力装置1において、導光体120には、入射面121、出射面122及び導光体120の内部の少なくともいずれかに着色剤が分散される。このため、導光体120を導光する光の色を所望の色に着色する(変更する)ことができる。
本実施の形態に係る入力装置1において、導光体120の軟化点は、本体10の軟化点よりも高い。例えば、入力装置1を製造する場合において、光源20、導光体120等を実装した第2シート32を金型に収容し、樹脂材料を用いたインサート成形によって本体10を形成することで、入力装置1を得ることができる。この場合、導光体120の軟化点が、本体10となる樹脂材料の軟化点よりも低ければ、インサート成形時に導光体120が融解してしまうことがある。しかし、導光体120の軟化点が本体10の軟化点よりも高いため、導光体120の融解を抑制することができる。
(実施の形態1の変形例1)
実施の形態1の変形例1の入力装置の構成を、図7及び図8を用いて説明する。
図7は、実施の形態1の変形例1に係る入力装置の断面を例示した断面図である。図8は、実施の形態1の変形例1に係る光源20と、導光体220と、意匠部110とを例示した模式図である。図8では、本体10、第1シート31、第2シート32等を省略している。
本変形例における他の構成は、特に明記しない場合は、実施の形態1と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
導光体220は、角錐台状であり、断面が台形状である。導光体220は、光源20から発せられた光が入射する入射面121と、光を反射する複数の第1反射面223と、光が出射する出射面122とを有する。
複数の第1反射面223のうちの一部は、傾斜面224である。第1反射面223は反射面の一例である。
傾斜面224は、Z−Y平面に対して傾斜した傾斜面224である。傾斜面224は、光源20の光軸Jと交差している。傾斜面224は、光源20から遠ざかる(Y軸プラス方向に向かう)につれてX軸プラス方向に昇り傾斜している。導光体220、本体10及び第1シート31をX軸方向から視た場合に、導光体220は、意匠部110と少なくとも一部が重なっている。なお、傾斜面224は、内部を導光する光を出射面122に向けて反射する。傾斜面224は、本体10との界面で全反射させる。傾斜面224は、入射面121及び本体10を介して光源20と対向し、かつ、出射面122及び本体10を介して意匠部110と対向する。具体的には、傾斜面224は、光源20とで入射面121を挟み、入射面121に対する光源20側とは反対側(Y軸プラス方向側)に配置され、かつ、意匠部110とで出射面122を挟み、出射面122に対する意匠部110側とは反対側(X軸マイナス方向側)に配置される。なお、傾斜面224には、反射シート230が貼り付けられていてもよい。
複数の第1反射面223は、入射面121、傾斜面224及び出射面122以外の面である。つまり、複数の第1反射面223は、導光体220のX軸マイナス方向側の面、Z軸プラス方向側の面、Z軸マイナス方向側の面である。第1反射面223は、光反射機能を有する反射シート230が貼り付けられる。なお、反射シート230が形成されていなくてもよい。例えば、導光体220と本体10との屈折率差によって第1反射面223を実現してもよい。また、反射シート230の代わりに光反射フィルムでもよく、光反射機能を有する光反射材料を分散して第1反射面223を実現してもよい。
導光体220のZ軸プラス方向側の面(第1反射面223)、及び、Z軸マイナス方向側の面(第1反射面223)には、第1反射面223の形状に応じた反射シート230が貼り付けられる。
このような、本変形例における入力装置の作用効果について説明する。
本変形例に係る入力装置において、導光体220は、さらに、入射面121を介して光源20と対向し、かつ、出射面122を介して意匠部110と対向する傾斜面224を有する。
このため、光源20が発する光は、入射面121を介して傾斜面224に入射し、出射面122に向けて傾斜面224で反射する。出射面122から出射した光は意匠部110に向かい易くなるため、意匠部110に光をより集めることができる。これにより、この入力装置では、入力装置の意匠部110からより輝度の高い光を出射することができる。
(実施の形態1の変形例2)
実施の形態1の変形例2の入力装置の構成を、図9及び図10を用いて説明する。
図9は、実施の形態1の変形例2に係る入力装置の断面を例示した断面図である。図10は、実施の形態1の変形例2に係る光源20と、導光体320と、意匠部110とを例示した模式図である。図10では、本体10、第1シート31、第2シート32等を省略している。
本変形例における他の構成は、特に明記しない場合は、実施の形態1の変形例1と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
導光体320は、角錐台状であり、断面が台形状である。導光体320は、光源20から発せられた光が入射する入射面121と、光を反射する複数の第1反射面323と、傾斜面324と、光が出射する出射面122とを有する。
傾斜面324は、第1反射面323と同様に光を反射する機能を有する。第1反射面323は反射面の一例である。
傾斜面324は、自由曲面である。このため、傾斜面324の形状については本変形例の図9及び図10には限定されない。意匠部110の位置、大きさ及び形状に応じて、傾斜面324の曲率が場所によって異なっていてもよい。このため、意匠部110に応じた傾斜面324を用いることができるため、この入力装置では意匠部110の設計の自由度を高くすることができる。
導光体320のZ軸プラス方向側の面(第1反射面323)、及び、Z軸マイナス方向側の面(第1反射面323)には、第1反射面323の形状に応じた反射シート330が貼り付けられる。
(実施の形態2)
実施の形態2の入力装置の構成を、図11Aを用いて説明する。
図11Aは、実施の形態2に係る光源20と、遮光部430a〜430cとを例示した模式図である。図11Aでは、本体10、第1シート31等を省略している。
本実施の形態では、実施の形態1の導光体を設けていない。本実施の形態における他の構成は、特に明記しない場合は、実施の形態1と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
図11Aに示すように、入力装置は、さらに、複数の遮光部430a〜430cを有する。
複数の遮光部430a〜430cは、遮光性を有する。遮光部430a〜430cは、白色樹脂材又は黒色樹脂材で構成され、光を反射する機能を有する。遮光部430a〜430cは、第2反射面431a〜431cを有する。遮光部430a〜430cは、案内部の一例である。
本体10は、複数の遮光部430a〜430cによって光源20から意匠部110までの光路を形成する。具体的には、複数の遮光部430a〜430cは、第2シート32に対して直立した姿勢で配置されている。複数の遮光部430a〜430cのうちの一対の遮光部430a、430bは、光源20の光軸Jと平行であり、かつ、所定の間隔を空けて互いに対面するように配置される。また、複数の遮光部430a〜430cのうちの1つの遮光部430cは、光源20と本体10を介して対向するように配置される。
なお、本実施の形態では、3枚の遮光部430a〜430cを配置しているが、1枚の遮光部430cを光源20から遠ざかる(Y軸プラス方向に向かう)につれてX軸プラス方向に昇り傾斜するように配置するだけでもよい。つまり、1枚の遮光部430cを傾けた状態で配置してもよい。
なお、複数の遮光部430a〜430cは、第2反射面431a〜431cを有さなくてもよい。複数の遮光部430a〜430cは、例えば板状の樹脂材(透光性があってもよい)の少なくとも1つの面に光を透過しない不透過膜、または、光の反射膜(第2反射面431a〜431cに相当)を備えていてもよい。ここで言う複数の遮光部430a〜430c各々の少なくとも1つの面は、遮光部430a、430bではZ軸方向におけるいずれかの面、遮光部430cではY軸方向におけるいずれかの面である。
また、遮光部は、図11Bのように設けられていてもよい。図11Bは、実施の形態2に係る光源20と、遮光部430a1、430b1、430cとを例示した模式図である。
図11Bに示すように、遮光部430a1、430b1は、Y軸方向の長尺であり、光源20におけるZ軸方向の両側に配置される。つまり、遮光部430a1と遮光部430b1との間には、光源20が配置される。これにより、光源20が発した光を、より効率的に意匠面110に案内することができる。
また、実施の形態1と同様、本体10を形成する過程において、樹脂材料によるインサート成形によって本体10を成形する際に、高温、高圧の溶融樹脂材料に対して光源20を保護するために、光源20をあらかじめエポキシ等の熱硬化樹脂で覆っておくことが好ましい。
[作用効果]
次に、本実施の形態における入力装置の作用効果について説明する。
本実施の形態に係る入力装置において、遮光部430a〜430cは、光源20から意匠部110までの光路を形成するように配置される。また、遮光部430a〜430cは、白色樹脂材又は黒色樹脂材で構成される。このため、遮光部430a〜430cは光を反射することで、光を遮光することができる。これにより、遮光部430a〜430cが光源20から意匠部110までの光路を形成するため、意匠部110に光を集めることができる。
本実施の形態における他の作用効果は実施の形態1の作用効果と同一の作用効果を奏する。
(実施の形態3)
実施の形態3の入力装置の構成を、図12を用いて説明する。
図12は、実施の形態3に係る入力装置の断面を例示した断面図である。
本実施の形態では、実施の形態1の導光体を設けていない。本実施の形態における他の構成は、特に明記しない場合は、実施の形態1と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
光源20は、光源20の出射する光の光軸Jが意匠部110に向く姿勢で第2シート532に実装される。本実施の形態では、光源20の光軸Jと意匠部110とが交差している。
また、光源20は、本体10の裏面から飛び出るように、本体10に埋め込まれる。
第2シート532は、飛び出た光源20の形状に合わせてフォーミングされている。例えば、第2シート532は、光源20を実装する前に、光源20の出射する光の光軸Jが意匠部110に向く姿勢となるようにフォーミングされる。
[動作]
このような入力装置では、例えば、光源20が発する光は、本体10を導光し意匠部110に向かう。そして、意匠部110に集まる一部の光は意匠部110から出射し、残りの一部の光は第1シート31の裏面で反射して戻る。
[作用効果]
次に、本実施の形態における入力装置の作用効果について説明する。
本実施の形態に係る入力装置において、光源20は、光源20の出射する光の光軸Jが意匠部110に向く姿勢で第2シート532に実装される。このため、入力装置の意匠部110から輝度の高い光を出射することができる。
本実施の形態における他の作用効果は実施の形態1の作用効果と同一の作用効果を奏する。
なお、実施の形態1と同様、本体10を形成する過程において、樹脂材料によるインサート成形によって本体10を成形する際に、高温、高圧の溶融樹脂材料に対して光源20を保護するために、光源20をあらかじめエポキシ等の熱硬化樹脂で覆っておくことが好ましい。
(実施の形態3の変形例)
実施の形態3の変形例の入力装置の構成を、図13を用いて説明する。
図13は、実施の形態3の変形例に係る光源20と、遮光部630a〜630cとを例示した模式図である。図11Aでは、本体10、第1シート31等を省略している。
本変形例における他の構成は、特に明記しない場合は、実施の形態3と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
入力装置は、さらに、複数の遮光部630a〜630cを有する。
複数の遮光部630a〜630cは、白色樹脂材又は黒色樹脂材で構成され、光を反射する機能を有する、つまり、遮光性を有する。遮光部630a〜630cは、第2反射面631a〜631cを有する。遮光部630a〜630cは、案内部の一例である。
複数の遮光部630a〜630cは、光路を形成するように配置される。具体的には、複数の遮光部630a〜630cは、第2シート32に対して直立した姿勢で配置されている。複数の遮光部630a〜630cのうちの一対の遮光部630a、630bは、所定の間隔を空けて、本体10を介して互いに対面するように配置される。また、複数の遮光部630a〜630cのうちの1つの遮光部630cは、光源20と本体10を介して対向するように配置される。
(実施の形態4)
[構成]
実施の形態4の入力装置800の構成を説明する。
本実施の形態では、実施の形態1等のような導光体を設けていない。本実施の形態における他の構成は、特に明記しない場合は、実施の形態1等と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
入力装置800については図5及び図14を用いて説明する。図14は、実施の形態4に係る入力装置800を例示した斜視図である。図15は、実施の形態4に係る入力装置800の第2シート32、コネクタ81及びケーブル80を例示した斜視図である。図16Aは、図15のXVIA−XVIA線における入力装置800の第2シート32、コネクタ81及びケーブル80の断面を例示した断面図である。図16Bは、図15のXVIB−XVIB線における入力装置800の第2シート32、コネクタ81及びケーブル80の断面を例示した断面図である。コネクタ81及びケーブル80は、第2シート32に対して略垂直に直立している。
複数の光源20は、意匠部110に向けて光を出射する。具体的には、複数の光源20は、導電パターン71に実装された状態、例えば図16A及び図16BではX軸プラス方向に光を出射する姿勢で、第2シート32に実装される。より具体的には、光源20は、出射する光の光軸方向、つまり、X軸プラス方向と意匠部110とが交差する姿勢で本体10に配置される。複数の光源20のそれぞれは、入力装置800を表面から視た場合に、意匠部110と少なくとも一部が重なる。
第2シート32は、本体10の裏面10bに積層され、第1シート31等に向けて、本体10を導光する光を反射する。第2シート32は、複数の光源20等を実装し、導電パターン71、72を有する回路基板としての役割を担う。
第2シート32は、表面32aに形成された導電パターン71と、裏面32bに形成された導電パターン72とを有する。第2シート32の表面32aの導電パターン71には、光源20が実装される。第2シート32は、意匠部110に光源20の光軸Jが向く姿勢で、光源20を実装する。
また、第2シート32には、表面32aの導電パターン71と、裏面32bの導電パターン72との間にスルーホール37が複数形成される。スルーホール37には、例えば銅ペースト、銀ペースト等の導電性ペーストが充填されている。これにより、表面32aの導電パターン71と、裏面32bの導電パターン72とは、複数のスルーホール37を介して電気的に接続される。なお、本実施の形態では、スルーホール37が複数形成されるが、スルーホール37は1つでもよい。また、スルーホール37は導電性ペーストが充填される構成には限定されず、例えばスルーホール37の壁面を銅メッキすることにより、導電パターン71と導電パターン72とを電気的に接続する構成としてもよい。また、スルーホール37の壁面の銅メッキ構成と導電性ペーストの充填構成とを同時に備えていてもよい。
第2シート32の裏面32bの導電パターン72には、コネクタ81が配置される。コネクタ81は、導電パターン72と電気的に接続される。また、コネクタ81は、さらに、タッチセンサ電極と電気的に接続される。タッチセンサ電極は、実施の形態1等と同様の構成である。タッチセンサ電極は、第2シート32の表面32a又は裏面32bに設けられる。
第2シート32に配置したコネクタ81の位置、及び、ケーブル80の位置の関係について説明する。
コネクタ81が第2シート32の隅以外(例えば第2シート32の中央部分)に配置されている場合について図17Aを用いて説明する。図17Aは、第2シート32の隅以外の位置にコネクタ81が配置された場合における、第2シート32、コネクタ81及びケーブル80を例示した模式図である。図17Aでは、2点鎖線でコネクタ81の姿勢と、コネクタ81からケーブル80が引き出される3つの方向を例示している。
この場合では、ケーブル80は、第2シート32の裏面32bに沿う一方の方向(Y軸マイナス方向)から第2シート32に対する垂直方向(X軸マイナス方向)を経由してから第2シート32の裏面32bに沿う他方の方向(Y軸プラス方向)までの間の角度(180度)に配置される(引き出される)。つまり、コネクタ81は、ケーブル80と電気的に接続できれば、どのような姿勢であってもよく、第2シート32の裏面32bに対して所定の角度で傾いていてもよい。ここでコネクタ81の挿入穴が向く方向とは、コネクタ81の挿入穴にケーブル80を挿入する方向と反対方向であり、コネクタ81からケーブル80が引き出される方向である。
また、コネクタ81が第2シート32の隅に配置されている場合について図17Bを用いて説明する。図17Bは、第2シート32の隅にコネクタ81が配置された場合における、入力装置800の第2シート32、コネクタ81及びケーブル80を例示した模式図である。図17Bでは、2点鎖線でコネクタ81の姿勢と、コネクタ81からケーブル80が引き出される2つの方向を例示している。
この場合では、ケーブル80は、第2シート32の裏面32bに沿う方向(Y軸マイナス方向)から第2シート32に対する垂直方向(X軸マイナス方向)までの間の角度に配置される(引き出される)。しかし、ケーブル80が第2シート32からはみ出る方向(本実施の形態では、Y軸プラス方向)に、ケーブル80は配置されない。つまり、コネクタ81の挿入穴が向く方向は、X軸マイナス方向からY軸プラス方向までの間に向いていない。
なお、図示はしないが、コネクタ81が第2シート32の隅に配置されている場合であっても、ケーブル80は、Z軸プラス方向からX軸マイナス方向を経由したZ軸マイナス方向までの間に配置されてもよい。
このように、コネクタ81は、第2シート32に配置される位置によって、ケーブル80を配置することができる位置が変わる。少なくとも、第2シート32を垂直方向に視た場合に、ケーブル80が第2シート32からはみ出ていない構成としている。
また、第2シート32は、図18A、図18Bに示すように、裏面32bに平面が形成された平板状の平面部132と、湾曲した曲面部131とを有する。本実施の形態では、第2シート32の裏面32bに形成される導電パターン72を例示して説明する。導電パターン72は、導電パターン72aと導電パターン72bとで構成される。ここで図18Aは、第2シート32及び導電パターン72を平面視した場合の平面図である。また図18Bは、図18AのXVIIIB−XVIIIB線における第2シート32及び導電パターン72の断面を例示した断面図である。
第2シート32を垂直方向に視た場合に、図18Aに示すように、曲面部131に形成されるZ軸方向の導電パターン72bの幅は、平面部132に形成されるZ軸方向の導電パターン72aの幅よりも大きい。このような曲面部131は、第2シート32に導電パターン72を形成した後にフォーミングすることで形成される。
なお、第2シート32の表面32aに形成される導電パターン71においても、曲面部131を形成する部分においては上述と同様である。
[動作]
図15、図16Aに示すように、このような入力装置800では、例えば、光源20が発する光は、本体10を導光し、第1シート31の意匠部110及び意匠部110の周囲に集まる。意匠部110及び意匠部110の周囲に集まる光は一部が意匠部110から出射し、残りの一部の光が第1シート31の裏面で反射した後に光源20で反射したりして、第1シート31の意匠部110及び意匠部110の周囲に集まる。
[作用効果]
次に、本実施の形態における入力装置800の作用効果について説明する。
本実施の形態に係る入力装置800は、光を発する光源20と、意匠部110が形成される第1シート31と、導電パターン71を有し、導電パターン71に光源20が実装される第2シート32と、第1シート31と第2シート32との間に挟まれ、光源20の発する光を導光する本体10と、第2シート32の本体10側とは反対側の裏面に配置され、導電パターン71と電気的に接続するコネクタ81と備える。コネクタ81は、ケーブル80と電気的に接続する。ケーブル80は、第2シート32の裏面32bに沿う方向から第2シート32に対する垂直方向までの間の角度にケーブル80が配置される。
このように、コネクタ81は、第2シート32において光源20とは反対側に配置され、導電パターン71により光源20と電気的に接続される。このため、フラットケーブル等のケーブル80は、コネクタ81を介して光源20と接続されるので、従来のような延出部が無くなる。これにより、入力装置800に応力がかかったとしても、配線(例えばケーブル80)の断線が発生し難くなる。
また、接続先のコネクタ81に向けて、第2シート32にコネクタ81を配置すれば、ケーブル80を折り返すことなく、コネクタ81に電気的に接続されたケーブル80の引き出し方向を滑らかにすることができる。このため、ケーブル80を無理に折り返したりすることによる、ケーブル80の断線が生じるといったことを抑制できる。
したがって、入力装置800内部のケーブル80、導電パターン71、72、スルーホール等の配線が断線してしまうことを抑制することができる。
また、本実施の形態に係る入力装置800において、第2シート32を垂直方向に視た場合に、ケーブル80は、第2シート32からはみ出ていない。
例えば、第2シート32を垂直方向に視た場合にケーブル80が第2シート32からはみ出ていれば、ケーブル80が入力装置800から露出することで入力装置800に隙間が出来てしまい、防水効果が低下したり、ケーブル80を覆うための入力装置800が大型化したりすることがある。しかしながら、ケーブル80が第2シート32からはみ出ていなければ、このような問題点が生じ難い。これによりこの入力装置800では、防水対策を講じやすい。
また、本実施の形態に係る入力装置800において、コネクタ81と導電パターン71との間(導電パターン72と導電パターン71との間)には、複数のスルーホール37が形成される。これにより、第2シート32の上にコネクタ81を面実装できるので、入力装置800を小型化することができる。
また、例えば、溶解樹脂による第2シート32をインサート成形する場合、高温、高圧の溶解樹脂の流れ込みにより、スルーホール37が断線してしまうことがある。しかし、スルーホール37が複数あれば、一部のスルーホール37が断線しても、断線しない残りのスルーホール37が第2シート32の表面32a側の導電パターン71と、第2シート32の裏面32b側のコネクタ81とを電気的に接続する。このため、第2シート32のインサート成形時における信頼性を確保することができる。
また、本実施の形態に係る入力装置800において、第2シート32は、平板状の平面部132と、湾曲した曲面部131とを有する。また、曲面部131に形成される図18Aの導電パターン72aは、平面部132に形成される導電パターン72aよりも幅が大きい。
導電パターン72が形成された第2シート32をフォーミングする際に、第2シート32の導電パターン72も同時にフォーミングされる。このため、フォーミングによる張力によって、導電パターン72が断線してしまうことがある。しかし、曲面部131に形成される導電パターン72は、平面部132に形成される導電パターン72aよりも幅が大きいため、フォーミングによる導電パターン71の断線が生じ難くなる。なお、第2シート32の表面32aの導電パターン71においても同様である。
また、本実施の形態に係る入力装置800では、コネクタ81が平面部132に配置されるため、コネクタ81が第2シート32の裏面32bから浮いてしまうといったことが発生し難くなる。このため、コネクタ81を第2シート32に強固に固定することができる。
(実施の形態5)
実施の形態5の入力装置の構成を、図19を用いて説明する。
図19は、実施の形態5に係る入力装置の第2シート32、コネクタ81及びケーブル80の断面を例示した断面図である。
本実施の形態における他の構成は、特に明記しない場合は、実施の形態4等と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
第2シート32は、さらに、第1シート31に近づくように形状が変形した凹部35を有する。凹部35は、第2シート32をフォーミングすることで、第2シート32の形状を変形させて形成される。本実施の形態では、凹部35は、X軸プラス方向に凹んでいる。
凹部35と第1シート31との間に存在する本体10の厚みは、凹部35以外の第2シート32の平面部132と第1シート31との間に存在する本体10の厚みよりも薄い。
凹部35には、コネクタ81が配置される。より具体的には、凹部35は、平面部132に対して曲がる側面部35aと、凹部35の底に相当する底部35bとを有する。底部35bは、平板状の平面を有する。底部35bの表面32a及び裏面32b(第2シート32の表面32a及び裏面32b)には、導電パターン71、72が形成される。
底部35bの表面32aに形成された導電パターン71には、光源20が実装される。光源20の導電パターン71への実装構成は、実施の形態4と同じである。底部35bの裏面32bに形成された導電パターン72には、コネクタ81が実装される。凹部35は、少なくともコネクタ81の一部を収容する。
[作用効果]
次に、本実施の形態における入力装置の作用効果について説明する。
本実施の形態に係る入力装置において、第2シート32は、さらに、第1シート31に近づくように形状が変形した凹部35を有する。そして、凹部35には、コネクタ81が配置される。このため、入力装置の厚みが大きくなることを抑制することができる。
本実施の形態における他の作用効果は実施の形態4の作用効果と同一の作用効果を奏する。
なお、本実施の形態では、光源20の導電パターン71への実装構成は、実施の形態4と同じ構成としているが、この構成に限定されない。すなわち、例えば、凹部35の底部35bに形成された導電パターン71に光源20を実装してもよい。この場合、凹部35は、光源20と意匠部110とを近づけるので、意匠部110の輝度を上げることができる。あるいは、同じ意匠部110の輝度を得るための光源20の光量を低減することができるので、光源20の消費電力が抑制される。
(その他)
以上、本開示について、実施の形態1〜5、実施の形態1の変形例1、2及び実施の形態3の変形例に基づいて説明したが、本開示は、上記入力装置に限定されるものではない。
例えば、上記各実施の形態1〜5、実施の形態1の変形例1、2及び実施の形態3の変形例に係る入力装置において、複数の光源は、導光体を挟むように、導光体に向けて光を出射してもよい。つまり、導光体には両側から光が入射してもよい。
また、上記各実施の形態1〜5、実施の形態1の変形例1、2及び実施の形態3の変形例に係る入力装置は、光源、制御回路等を第1シートの表面に配置した部材を、用意された金型に収容し、樹脂材料を用いたインサート成形によって本体を形成することで得ることができる。また、予め、インサート成形によって本体だけを製造しておき、光源、制御回路等を第1シートの表面に配置した部材を嵌め合わせることで、入力装置を得てもよい。
また、上記各実施の形態1〜5、実施の形態1の変形例1、2及び実施の形態3の変形例に係る入力装置において、意匠部は、2色成形樹脂、塗装膜のレーザ等によるパターン抜き処理、マスク処理(スクリーン印刷など)、転写によるインモールド工法、TOM(Three dimension Overlay Method)工法、インサート成形等によって形成してもよい。なお、意匠部の形成については、これに限定されず、公知の他の手段を用いてもよい。
また、上記各実施の形態1〜5、実施の形態1の変形例1、2及び実施の形態3の変形例に係る入力装置は、電池等から電力が給電されてもよく、例えば車両の電源から電力が供給されてもよく、商業用電力から電力が供給されてもよい。
また、上記各実施の形態1〜5、実施の形態1の変形例1、2及び実施の形態3の変形例に係る入力装置において、第1シート及び第2シートは、フィルムを含む意味である。
また、上記各実施の形態1〜5、実施の形態1の変形例1、2及び実施の形態3の変形例に係る入力装置は、収納ボックスの蓋部だけでなく、例えば、入力装置の薄型化が必要なアームレストやドア内面等に設けられる入力装置に適用してもよい。
以上、本開示の一つ又は複数の態様に係る入力装置について、実施の形態1〜5、実施の形態1の変形例1、2及び実施の形態3の変形例に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態1〜5、実施の形態1の変形例1、2及び実施の形態3の変形例に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態1〜5、実施の形態1の変形例1、2及び実施の形態3の変形例に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の一つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。