JP2019511458A - 組み換えIgG Fc多量体 - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、組み換えIgG Fc多量体、並びにこのような多量体を投与することにより自己免疫疾患及び炎症性疾患を処置する方法を提供する。
血漿由来免疫グロブリンG(IgG)は、原発性及び続発性の免疫不全症を処置するために病院において使用される。この場合、IgGは静脈内(IVIG)又は皮下(SCIG)のいずれかに投与される。両方とも10,000より多いドナーの大きな血漿プールから製造され、多様な抗体レパートリーを確実にする。
・ 驚くべきことに、Fc-μTP及びFc-μTP-L309CはC1qに結合したが、補体タンパク質C2の切断は誘導せず、したがってC3転換酵素は形成されなかった(C4b2a)。
・ Fc-μTP及びFc-μTP-L309Cは、完全古典経路の活性化を選択的に阻害する。
・ 代替経路との干渉は観察されず、したがってこの補体経路は、感染性疾患に対する防御についてなおインタクトなままである。補体系の全身性遮断は発生しなかった。
・ Fc-μTP及びFc-μTP-L309Cは、自己抗体媒介疾患、及び/又は補体系の抗体媒介古典的経路活性化が起こる疾患において特に有益であるかもしれない。
本開示は、2〜6つのIgG Fc融合単量体を含むFc多量体タンパク質を提供する。IgG Fc融合単量体の各々は2つのFc融合ポリペプチド鎖を含み、そして各Fc融合ポリペプチド鎖はIgG Fcポリペプチド及びIgM尾部を含む。好ましい実施態様において、Fc多量体は、6つのIgG Fc融合単量体を含むFc六量体である。
導する。
以下の詳細な説明及び実施例は、本開示の特定の実施態様を説明する。当業者には当然のことながら。その範囲に包含されるこの開示の多数の変形及び改変がある。したがって、特定の実施態様の記載は、限定とみなされるべきではない。
本開示はさらに、Fc多量体のためのFc融合ペプチドをコードするポリヌクレオチドに関する。用語「ポリヌクレオチド」は、通常、未改変のRNAもしくはDNAでも改変されたRNAもしくはDNAでもよいいずれかのポリリボヌクレオチド又はポリデオキシリボヌクレオチドを指す。ポリヌクレオチドは一本鎖又は二本鎖DNA、一本鎖又は二本鎖RNAであり得る。本明細書で使用される用語「ポリヌクレオチド」は、1つ又はそれ以上の改変された塩基及び/又はイノシンのような普通ではない塩基を含むDNA又はRNAも含む。当然のことながら、当業者に公知の多くの有用な目的に役立つ様々な改変がDNA及びRNAになされ得る。本明細書で使用される用語「ポリヌクレオチド」は、このようなポリヌクレオチドの化学的、酵素的、又は代謝的に改変された形態、さらにはウイルス並びに例えば単純な及び複雑な細胞を含む細胞に特徴的なDNA及びRNAの化学形態を包含する。
(a) 本開示の宿主細胞を、所望の挿入タンパク質が発現されるような条件下で培養すること;及び
(b) 場合により、所望の挿入タンパク質を宿主細胞又は培地から回収すること
を含む。
適切な宿主細胞における高レベルでの組み換えタンパク質の産生は、当業者に公知の方法に従って様々な発現系において増殖され得る組み換え発現ベクターにおいて適切な調節エレメントと一緒に有効な転写単位へと上述の改変cDNAを組織化することを必要とする。有効な転写調節エレメントは、それらの天然の宿主として動物細胞を有するウイルス又は動物細胞の染色体DNAから誘導され得る。例えば、サルウイルス40、アデノウイルス、BKポリオーマウイルス、ヒトサイトメガロウイルス、もしくはラウス肉腫ウイルスの長期反復から誘導されるプロモーター-エンハンサー組み合わせ、又はベータ-アクチンもしくはGRP78のような動物細胞において強く構成的に転写される遺伝子を含むプロモーター-エンハンサー組み合わせが使用され得る。cDNAから転写される安定な高レベルのmRNAを達成するために、転写ユニットは、その3’-近接部において転写終結−ポリアデニル化配列をコードするDNA領域を含有するべきである。例えば、この配列は、サルウイルス40初期転写領域、ウサギベータグロビン遺伝子、又はヒト組織プラスミノーゲン活性化因子遺伝子から誘導され得る。
組み換えタンパク質は、所望のタンパク質と宿主細胞又は細胞培養培地中の他の物質との間の、サイズ、電荷、疎水性、溶解性、特異的親和性などの差を利用した方法を含む様々な化学的及びクロマトグラフィー方法により濃縮及び精製され得る。
いくつかの実施態様において、Fc多量体は治療効果をもたらす。本明細書で使用される用語「治療効果」は、疾患又は傷害を特徴づけるパラメーターの改善を記載する。例えば、治療効果は、ある用量のFc多量体を投与することにより疾患又は障害の動物モデルにおいて決定され得る。Fc多量体の用量は、10〜1000 mg/kg、例えば、200 mg/kgであり得る。Fc多量体は、静脈内若しくは非静脈内の注射又は静脈内注入により投与され得る。動物の臨床評価は、Fc多量体の投与後に最終時点までの所定の時点に行われる。臨床評価は、特定の疾患又は障害の臨床所見に基づいてスコア付することを含み得る。生物学的サンプルもまた、Fc多量体の投与後に最終時点までの所定の時点に動物から採取され得る。本明細書で使用される用語「生物学的サンプル」は、例えば、組織、血液、及び尿を指す。次いで生物学的サンプルを、特定の疾患又は障害のマーカー又は指標の改善について評価し得る。治療効果が決定され得る疾患又は障害としては、自己免疫疾患又は炎症性疾患が挙げられる。
関節腔内の炎症性細胞の存在; 滑膜炎 - 滑膜肥厚及び炎症性細胞浸潤の程度; 組織破壊
- 軟骨組織及び骨びらん及び浸潤。次いで各特徴を、以下のスケールに従ってスコア付し得る: 0 - 正常、1 - 最小、2 - 軽度、3 - 中程度、4 - 顕著、5 - 重篤。次いで3つの病理組織学的特徴についての累積スコアを集計し得る。例えば、組織学的スコアは実施例5に記載されるように決定され得る。
ヒトFcγ受容体の3つのクラスがある(Gessner et al (1998) Ann Hematol76: 231-48;
Raghavan and Bjorkman (1996) Ann Rev Cell Dev Biol 12: 181-220)。FcγRI (CD64)は高い親和性で単量体IgGに結合する。細胞上のヒトFcγRIは、通常はIgG1に対するその親和性 >> IgG2 / IgG3 / IgG4 (約10-8)及びこれらのIgGの血清中での総濃度(約10 mg/ml)に起因して、通常の血清条件で単量体IgGにより「占有」されていると考えられる。このようにして、それらの表面上にFcγRIを保有する細胞は、結合した多特異性IgGによりそれらの抗原性環境を代わりに「スクリーニング」又は「サンプリング」することができると考えられる。FcγII (CD32)及びFcγRIII (CD16)は、低親和性受容体(約10-5〜10-7 Mの範囲)であり、そして通常は「非占有」であると考えられる。それ故、低親和性受容体は、抗体が関与する免疫複合体の検出及びそれにより活性化に対して本質的に感受性である。
古典的補体経路は特異的抗体応答を媒介し、そして補体成分のカスケードにより媒介される。カスケードは、主に抗原−抗体複合体により活性化される。経路の初期構成要素はタンパク質複合体C1であり、これは1つのC1q及び2つのC1r2s2のサブユニットから構成される。C1qへの免疫グロブリンの結合は、C1r2s2の活性化を通して触媒的に活性なサブユニットへの古典的補体経路の活性化の第一の工程を達成する。活性化されたC1sはC4をC4aに、そしてC4b及びC2をC2a及びC2bに切断する。次いでC2aはC4bに結合してC4b2aを形成し、これはC3転換酵素としても知られる。C3転換酵素はC3のC3a及びC3bへの切断を触媒する。次いでC3bは活性化されたC4b2aに結合してC4b2a3bを形成し得る(これはC5転換酵素としても知られる)。C5転換酵素はC5をフラグメントC5a及びC5bに転換する。C5bは、C6、C7、C8、及びC9成分と一緒に、C5b-9複合体として知られる複合体を形成する。この複合体は、膜侵襲複合体(MAC)又は終末補体複合体(TCC)としても知られ、そして標的細胞において膜貫通チャネルを形成し、細胞溶解をもたらす。
Fc多量体による古典的補体経路の阻害は、C5a及びsC5b-9生成の阻害を決定することにより、又はC2タンパク質の切断の阻害を決定することにより決定され得る。様々な濃度のFc多量体は、全血又は血清中で古典的補体経路の既知の活性化因子とともにインキュベートされ得る。次いで、Fc多量体及び古典的補体経路の既知の活性化因子の存在下で生成されたsC5b-9のレベルを、古典的補体経路の既知の活性化因子のみを用いて生成されたsC5b-9のレベルと比較し得る。生成されたsC5b-9のレベルは上記のように決定され得る。使用されるFc多量体の濃度は、0.01 mg/ml〜2 mg/ml、例えば、0.04 mg/ml、0.2 mg/ml、又は1.0 mg/mlであり得る。古典的補体経路の既知の活性化因子はHAGGであり得る。古典的補体経路の活性化因子のみの存在下で生成されたsC5b-9のレベルと比較して、Fc多量体及び古典的補体経路の活性化因子の存在下で生成されたsC5b-9のレベルが低いほど、Fc多量体によるsC5b-9生成の阻害が大きい。例えば、sC5b-9生成の阻害は実施例7におけるように決定され得る。いくつかの実施態様において、Fc多量体は、HAGGにより誘導されるsC5b-9生成と比較して、50%より多くのsC5b-9生成、60%より多くのsC5b-9生成、70%より多くのsC5b-9生成、80%より多くのsC5b-9生成又は90%より多くのsC5b-9生成を阻害する。一実施態様において、Fc多量体は、HAGGにより誘導されるsC5b-9生成の80%より多くを阻害する。
Fc多量体による古典的補体経路の阻害は、NHSを有するがFc多量体は有さない混合物と比較して、Fc多量体を含有する混合物において赤血球の減少した溶解により示され得る。Fc多量体によるオプソニン化赤血球の溶解の阻害はまた、Fc単量体の存在下でのオプソニン化赤血球の溶解と比較され得る。いくつかの実施態様において、Fc多量体は、Fc単量体と比較してオプソニン化ヒツジ赤血球の溶解を阻害する。一実施態様において、Fc多量体はFc単量体と比較して7オプソニン化ヒツジ赤血球の溶解を70%より多く阻害する。
自己抗体媒介自己免疫疾患の処置におけるFc多量体の治療的利益はまた、ヒトFcRnを発現するマウスにおいてトレーサー抗体のクリアランスに対する効果により説明される。これは、Fc多量体がFcRnをインビボで遮断することができるということを示し、そして自己免疫疾患における自己抗体レベルを減少させる際に有効だろうということを示す。
特定の自己免疫疾患の処置におけるFc多量体の治療的利益はまた、ヒト単球細胞株(THP-1)によるIgG被覆ビーズの食作用に対する効果により実証される。これは、Fc多量体がFcγ受容体をインビトロで機能的に遮断しているということを示す。これは、Fc多量体が慢性炎症を阻害することができるということを示し、これは特定の自己免疫疾患の処置において有益であるはずである。
Fc-μTP (Fig 1A、左図)を、18アミノ酸残基(PTLYNVSLVMSDTAGTCY)のヒトIgM尾部をヒトIgG1 Fcフラグメントの定常領域のC末端(アミノ酸残基216〜447、EU番号付け; UniProtKB - P01857)に融合させることにより生成した。Fc-μTP-L309C (図1A、右図)を、Fc-μTPの309 (EU番号付け)におけるLeu残基をCysに変異させることにより生成した。Fc-μTP及びFc-μTP-L309CをコードするDNAフラグメントを合成し、そしてThermoFisher Scientific (MA、USA)によりヒト細胞発現のためにコドン最適化した。DNAフラグメントを、pRhG4哺乳動物細胞発現ベクターのApaLI及びXbaI部位にInTagポジティブ選択法(Chen、CG et al、(2014). Nucleic Acids Res 42(4):e26; Jostock T、et al (2004). J. Immunol. Methods. 289:65-80)を使用してクローン化した。手短には、Fc-μTP及びFc-μTP-L309Cフラグメントを、ApaLI及びAscI消化により単離した。BGH ポリA付加部位(BGHpA)及びクロラムフェニコール抵抗性遺伝子(CmR)から構成されるCmR InTagアダプターもまたAscI及びSpeI消化により単離した(Chen、CG et al、(2014). Nucleic Acids Res 42(4):e26)。Fc分子及びCmR InTagアダプターを、pRhG4ベクターのApaLI及びXbaI部位にT4 DNAリガーゼを使用して同時クローンした(co-cloned)。ポジティブクローンを、34 μg/mlクロラムフェニコールを含有する寒天プレートで選択した。MiniprepプラスミドDNAを、QIAprep Spin Miniprepキット(QIAGEN、Hilden、Germany)を使用して精製し、そして配列をDNA配列分析により確認した。制限酵素及びT4 DNAリガーゼはNew England BioLabs (MA、USA)から購入した。
シグナルペプチド 残基1〜19
ヒトIgG1のヒンジ領域 残基20〜34
ヒトIgG1のFc領域 残基35〜251
ヒトIgMの尾部 残基252〜269
Fc媒介効果を、白血球の表面上の特定の受容体に対するFcの結合により開始させた。Fc-μTP及びFc-μTP-L309C六量体の両方が、Biacoreにより決定して、Fcγ受容体(FcγRs) CD16a (FcγRIIIa)、CD32a (FcγRIIa)、CD32b/c (FcγRIIb/c)及びCD64 (FcγRI)に結合した。さらに、Fc-μTP及びFc-μTP-L309C六量体の両方が、組み換えFc単量体と比較して速い結合速度(on-rates)及び遅い解離速度(off-rates)を示し、多数の固定化FcγR分子に対するそれらの結合を通した結合力効果と一致していた(図3A)。2つの組み換えFc分子の間で結合応答の主な差異は観察されなかった。
上皮細胞における新生児FcR (FcRn)は、酸性pHでピノサイト―シスされた(pinocytosed)IgGに結合し、そしてそれを細胞外に放出しようとするリソソーム分解経路から離れるように転換させ、それによりIgGの血清半減期を延長する。多数のIgG1 Fc部分を保有するFc多量体もまたFcRnに結合できるかどうかを決定するために、最初にそれらを、固定化されたヒトFcRnをpH 6.0で使用するOctet分析により調べた。Octet分析は以前に記載されたように行い(Neuber、T et al (2014) MAbs 6(4) 928-942)、そして96ウェルフォーマットでOctet QKeデバイス(ForteBio Inc.、Menlo Park、CA、USA)にて測定した。アッセイを分析し、そしてOctetソフトウェア7.0.1.1 (ForteBio Inc.)を用いてフィッティングした。Fc-μTP及びFc-μTP-L309Cの両方がFcRnに結合し、そして組み換えIgG1 Fcと比較してより遅い解離速度を示し(図5A)、結合力効果を示唆した。
トした。アッセイ混合物を1〜2時間室温で一定に振盪しながらインキュベートした。インキュベーション後に、各ウェルにおける細胞結合蛍光をFortessaフローサイトメーターで読み出し、そしてKi値を決定した。興味深いことに、WTと変異Fc多量体との間で反応差が得られ、Fc-μTPはIgG1をFcRnからFc-μTP-L309Cよりも容易に置換した(図5B)。Fc-μTP-L309Cは同様の平均KiをIgG1に対して示した(約200 nM)。
Fc-μTP及びFc-μTP-L309CのFcRnに対する結合差が血清半減期の差異に反映されるかどうかを調べるために、Fcタンパク質の薬物動態を、ヒトFcRnトランスジェニックマウス及びWTラットへの単回i.v.注射後にIVIGの薬物動態と比較した。マウスにおいて、全ての用量は100 mg/kgであった。ラットにおいて、IVIGを250 mg/kgの用量で投与し、そしてFc-μTP及びFc-μTP-L309Cを25 mg/kgの濃度で投与した。マウス及びラットの両方において、Fcタンパク質は、IVIGよりも血清からの速いクリアランスを示し、より短い半減期を示した(それぞれ図6A及び図6B)。WTと変異体構築物との間に差異はなかった。
A. Fc多量体は臨床スコアの減少を誘導する
Fcタンパク質を、マウスにおいてコラーゲンAb誘導関節炎(CAbIA)モデルにおける治療効果について調べた。CAbIAは、FcR会合及び補体系の両方に依存するモデルである(Banda、NK et al、(2007) J Immunol 179(6)、4101-9; Kagari T et al (2003)、J Immunol 170(8) 4318-4324)。疾患は図7Aに示されるようにWT Balb/cマウスにおいて誘導された。マウスモノクローナル抗II型コラーゲン5クローンmAbカクテルキットをChondrex Inc. (Redmond、WA)から購入した。0日目にマウスに2 mg mAbカクテルをi.p.注射し、続いて3日目に50 μg LPSをi.p.注射した。マウスを14日目まで関節炎の臨床徴候についてモニタリングした。臨床スコアを以下のように割り当てた: 0 - 正常; 0.5 - 指に限定された腫脹; 1 - 軽度の足腫脹; 2 - 顕著な足腫脹; 3 - 重症な足腫脹及び/又は関節硬直。治療的処置のために、6日目に関節炎の徴候を示したマウス(すなわち、1又はそれ以上の臨床スコア)を無作為化し、そしてFc-μTP、Fc-μTP-L309C、IVIG、又はPBSの単回腹腔内(i.p.)注射を与えた。Fc-μTP及びFc-μTP-L309Cを200 mg/kg投薬量で、IVIGを2 g/kgの投薬量で投与した。各マウスについて、臨床スコアは、6日目に開始して14日目まで毎日各足についての累積臨床スコアを表す。平均臨床スコアはまた、7日目から14日目の各々からの臨床スコアの平均により計算された。PBSを投与されたマウスは未処置対照として役立った。s.c.投与されたFc-μTP及びFc-μTP-L309Cの治療効果を評価した(図15)。s.c.投与されたFc-μTP及びFc-μTP-L309Cは、i.p.投与された場合と同様の治療効果を実証した。
関節炎マウスの関節を、炎症のマーカーのさらなる評価のために処理した。膝蓋及び周囲の軟組織(脂肪を除く)を両後肢から取り出し、そして氷上でRPMI + 5% FCS中に60分間置いた。次いで培地を除去し、遠心分離し、そして上清(関節洗浄液)をその後の分析を待って-30℃で貯蔵した。洗浄した膝蓋及び細胞ペレットを各個々のマウスについて合わせて、30分間37℃で振盪インキュベーター(140サイクル/分)にて1 mg/mlコラゲナーゼ(CLS-1、250 U/mg; Worthington Biochemical Corp、Lakewood、NJ)及び0.1 mg/ml DNAse 1 (ウシ膵臓由来IV型、2100 kU/mg; Sigma)を用いて消化した。消化物(digests)をろ過し(70 μmカットオフ)、洗浄し、そして細胞計数、サイトスピン及びフローサイトメトリーのためにPBS + 2% FCSに再懸濁した。
関節炎関節の病理組織学もまた評価された。8日目及び14日目において、マウスを殺し、そして左後足を10%中性緩衝化ホルマリンで固定し、脱灰し、そしてパラフィンに包埋した。矢状組織切片をH&Eで染色し、そして処置群を隠してスコア付した。足首関節を3つの特徴(滲出液 - 関節腔内の炎症性細胞の存在; 滑膜炎 - 滑膜肥厚及び炎症性細胞浸潤の程度; 組織破壊 - 軟骨及び骨侵食及び浸潤)について、それぞれ5つから(0 - 正常、1 - 最小、2 - 軽度、3 - 中程度、4 - 顕著、5 - 重篤)全体的にスコア付し、そしてこれらを15からの総スコアのために合計した。
関節炎関節における局所炎症性応答を、サイトカイン及びケモカインレベルを評価することによりさらに評価した。上記の8日目の関節洗浄液を、市販のキットを使用してタン
パク質アレイにより評価し、そして製造者のプロトコルに従って分析を行った(MilliporeからのキットMCYTOMAG-70K)。両方のFcタンパク質が、炎症性サイトカインIL-6、LIF及びG-CSFのレベルを減少させたが、IL-9は減少しなかった(図8)。ケモカインIP-10(CXCL10)、MCP-1 (CCL2)、KC (CXCL1)、及びMIP-2 (CXCL2)はそれぞれ有意に減少されたが、MIG (CXCL9)、エオタキシン(CCL11)及びRANTES (CCL5)は減少されなかった。対照的に、IVIGはMIP-2のレベルのみが有意に減少されて、8日目のサイトカイン/ケモカインレベルには最小の影響を有していた。このことは、IVIG応答のより遅い動態を反映し得、これはこのモデルにおいて以前に報告されている(Campbell IK et al.、Journal of Immunology. 2014;192(11):5031-5038)。
Fcタンパク質が補体系に対する効果により疾患を寛解し得るかどうかを決定するために、補体経路の構成要素のレベルを、上記の関節炎マウスからの8日目の関節洗浄液において決定した。C1q、C3、及びC5aのレベルをELISAにより決定した。試験した全ての3つの補体成分は、未処置マウスと比較して関節炎マウスの関節洗浄液において上昇した(図9)。Fc-μTP及びFc-μTP-L309Cはそれぞれ、関節洗浄液における検出可能なC1q、C3及びC5aのレベルを同様の程度まで減少させた。IVIG処置は、C1qにおいて顕著な上昇及びわずかに減少したC3を生じたが、C5aレベルは影響がなかった。
A. 補体系に対するFcタンパク質の効果
補体系に対するFcタンパク質の効果を、ヒトインビトロモデルを使用して調べた。古典的(CP)、レクチン(LP)、及び代替経路(AP)の機能に対するFcタンパク質の効果を、Wieslab(R)補体系スクリーニング(Euro-Diagnostica、Malmo、Sweden)で調べ、これは共通読み出しとしてC5b-9の沈着を用いる3つの経路の特異的検出のための酵素イムノアッセイである。さらなる希釈を指示書に従って行い、すなわち、古典的及びレクチン経路について1:100及び代替経路について1:18であった。結果を正常ヒト血清(NHS)における活性化に対して比較した。
PBS)よりもかなり高いレベルを生じた。その後、レクチン経路に対する強力な阻害性効果がC4枯渇により観察された。しかし、古典的経路の阻害は、古典的経路の活性化に必須であるC1qに対する非常に強い結合がある(実施例7Cに記載される)ので「非最適化」緩衝液条件を使用してすでに観察された。
古典的経路に対するFcタンパク質効果を調べるために、ヒツジ赤血球(Siemens)をウサギ抗ヒツジ抗体(Ambozeptor 6000; Siemens)で感作させ、そして4x108細胞/mL GVB2+ (GVB、0.15 mM CaCl2、0.5 mM MgCl2)に希釈した。Fc単量体、Fc-μTP及びFc-μTP-L309Cによる溶血の阻害を評価するために、組み換えタンパク質を1/40希釈されたNHS中でプレインキュベーションし(室温で30分)、続いて1/1 (体積/体積)比で赤血球に加え、そして1時間の間37℃でマイクロタイタープレート振盪デバイスでインキュベートした。使用したFc単量体、Fc-μTP及びFc-μTP-L309Cの濃度は、2.5、25、50、125、250、及び500 μg/mlであった。氷冷したGVBE (GVB、10 mM EDTA)を加えて遠心分離(1250 x g、4℃で5分)した後、放出されたヘモグロビンの吸光度を412 nmで測定し、そしてNHSにより誘導された溶血と比較することにより、溶血を上清において決定した。
古典的補体経路に対するFcタンパク質の効果を、C1qへの結合を評価することにより調べた。Fcタンパク質のC1qへの結合をELISAにより分析した(Inova Diagnostics、San Diego、CA)。ウェルをヒトC1qでプレコーティングし、そしてFcタンパク質(<16 μg/mL)を加えて結合させた。全ての未結合タンパク質を除去するためにウェルを洗浄した後、精製したペルオキシダーゼ標識ヤギ抗ヒトIgG結合体を加えた。未結合タンパク質をさらなる洗浄工程により除去し、そして結合した結合体を3,3’,5,5’テトラメチルベンジジン(TMB)基質を用いて可視化した。Fc多量体は、Fc単量体と比較してC1qへの高度な結合を実証した(図11B)。
補体に対するFc構築物の効果を、ヒト全血及びヒト血清において評価した。アッセイのために、全NHSをGVB2+緩衝液(Complement Tech)で1:5希釈した。血清におけるヒト補体の活性化を、ELISA(Quidel、San Diego、CA)によりC3a、C4a及びC5aの生成により分析した。ヒト全血における補体活性化の分析は、補体活性化に影響を及ぼさない高度に特異的なトロンビン阻害剤である組み換えヒルジンを用いた抗凝固に基づくものであった。NHSと同様に、全血をGVB2+緩衝液で1:5希釈した。補体活性化をELISA(Quidel)によりC4a及びsC5b-9の生成により分析した。
熱凝集IgG(HAGG)は古典的補体経路の公知の活性化因子である。ヒト血清又は全血のFc-μTP又はFc-μTP-L309Cとのプレインキュベーションは、HAGGによるC4aの生成に影響を及ぼさなかった(示されていない)が、sC5b-9(図11D)及びC5a(図12B)の減少したレベルにより示されるように、古典的補体経路のさらなる下流活性化を完全に防止した。Fc多量体は、ヒト全血においてHAGG誘導sC5b-9生成を80%より多く阻害した。反対に、Fc単量体及びIVIGは、HAGGによるsC5b-9レベルの誘導に対して効果を有していなかった(図11D)。これらの結果は、六量体Fcが、C1複合体の活性化及びC4の切断とともに、C1qへの結合により古典的経路の活性化を誘導したが、下流補体活性化が検出できなかったので、C3転換酵素(C4b2a)の形成はなかったようである。
Fc多量体が細胞での補体沈着を防止するかどうかを調べるために、アッセイを使用してヒト臍静脈内皮細胞(HUVEC)での補体フラグメントの沈着について試験した。HUVECをLonza (Lonza、Visp、Switzerland)から購入し、そして製造者の説明に従って培養した。C3b沈着の分析のために、HUVECを抗CD105(Endoglin) mAb (Abcam)を用いてオプソニン化した後、ベロナール緩衝食塩水で希釈された(1:5)正常ヒト血清(Quidel)とともに30〜60分間37℃でインキュベートした。細胞を洗浄し、そしてC3b沈着をFITC結合抗C3c mAb (Dako)を使用して検出し、そしてフローサイトメトリーにより定量した。
上記のCAbIA関節炎モデルにおけるFcγR発現に対するFcタンパク質の効果を調べた。上記のように、CAbIAを有するマウスを6日目にPBS(未処置対照)、Fc-μTP、又はFc-μTP-L309Cで処置した(図7A)。好中球及び単球/マクロファージを関節及び血液から8日目に得た。フローサイトメトリーは、未処置(PBS)関節炎マウスと比較して、Fc-μTP又はFc-μTP-L309Cを投与されたマウスから採取された関節及び血液の両方からの好中球及び単球/マクロファージによるCD16/32 (FcγRIII/ FcγRII)表面発現の有意な減少を示した(図13A)。関節好中球、関節単球/マクロファージ、及び血液好中球でのCD16/32 (FcγRIII/ FcγRII)発現は、PBSを投与された関節炎マウスと比較して、Fc-μTP又はFc-μTP-L309Cで処置された関節炎マウスにおいて50%より多く低かった。血液単球でのCD16/32 (FcγRIII/ FcγRII)発現は、PBSを投与された関節炎マウスと比較して、Fc-μTP又はFc-μTP-L309Cで処置されたマウスにおいて25%より多く低かった。
ヒトインビトロ系を使用して、FcγR機能に対するFcタンパク質の効果を調べた。ヒト好中球を、健常ボランティアから得られた抗凝固処理した血液サンプルのバフィーコート画分(Regional Red Cross Blood Donation Center、Bern、Switzerland)からデキストラン沈降(MW 450〜650 kD)、続いてFicoll勾配遠心分離により単離した。残りの赤血球の低浸透圧溶解後に沈降から好中球を得た。呼吸性バーストを、試験品を三連でマイクロタイタープレートのウェルにピペットで移し、続いてルミノール溶液(Sigma)に予め加えられた精製した好中球を移すことにより測定した。化学発光を37℃で90分間記録し、シグナル対時間曲線下の面積を計算し、そして結果をRLU(相対的光単位)として表した。ポジティブコントロールとして、ヒトIgG(CSL Behring)とともに予めインキュベートされたウサギ赤血球(Charles River)を使用した。抗ウサギ赤血球特異的ヒトIgG 抗体は赤血球に特異的に結合し、したがってFcγR特異的な様式でヒト好中球を活性化する。
(CD88)の上方調節を防止した(図13E)。
精製されたヒト白血球(バフィコート)によるサイトカイン分泌に対するFcタンパク質の効果を、HAGGの存在下及び存在しない場合に6時間の培養後にLuminexアレイを使用して製造者の指示(Invitrogen)に従って評価した。培養上清又は血漿(ヒト全血アッセイ用)におけるサイトカイン/ケモカインレベルを、市販のヒトサイトカイン磁気30-plexパネル(Invitrogen Life Technologies、Paisley、UK)を使用して製造者の指示に従って測定した。パネルは以下の検体からなるものであった: GM-CSF、IL-2、IL-1β、TNF-α、IL-4、IL-6、MIP-1α、MIP-1β、エオタキシン、RANTES、MIG、VEGF、HGF、EGF、IL-8、IL-17、IL-1RA、IL-12 (p40/p70) IL-13、FGF-Basic、IFN-γ、G-CSF、MCP-1、IL-7、IL-15、IFN-α、IL-2R、IP-10、IL-10、IL-5。30のサイトカイン/ケモカインのうち、25はHAGGにより誘導されなかった。その後、HAGGにより誘導された5つのサイトカイン/ケモカイン(IL-1RA、MCP-1、MIP-1β、RANTES、及びIL-8)を分析した。Fcタンパク質は、IL-1RA、MCP-1、MIP-1β、RANTES、及びIL-8の分泌を誘導したが、HAGGよりもかなり低い量であった。
(CD32A)を発現する夾雑血小板に起因するものではないようであった(図17)。血小板活性化を、フローサイトメトリー(BD FACSCanto II)による血小板表面上のP-セレクチン(CD62P)発現の測定により分析した。手短には、PRPを、300xgで10分間22℃での遠心分離によりクエン酸安定化ヒト血液から得た。血小板凝集を避けるために2.5 μg/ml (最終濃度)のAggrastatをPRPに加えた。PRPをFc単量体、Fc-μTP又はFc-μTP-L309Cとともに15分間インキュベートした。ポジティブコントロールとして、ADP (16 μM)及び/又はConvulxin (20 ng/ml)を使用した。
サイトカイン及び肝臓毒性に対するFcタンパク質のインビボ効果を、野生型ラット(CD系統)において調べた。ラットに25 mg/kg用量のFc-μTP若しくはFc-μTP-L309C、250 mg/kg用量のIVIG、又は0.9% NaClを投与した。ラット血漿におけるサイトカインケモカインレベルを、市販のラットサイトカイン磁気24-plexパネル(BioRad)を使用して製造者の指示に従って測定した。パネルは以下の検体からなるものであった: EPO、G-CSF、GM-CSF、GRO/KC、IFN-γ、IL-1α、L-1β、IL-2、IL-4、IL-5、IL-6、IL-7、IL-10、IL-12p70、IL-13、IL-17A、IL-18、M-CSF、MCP-1、MIP-1α、MIP-3α、RANTES、TNF-α、VEGF。肝臓毒性マーカーを、市販のラット5-plexパネル(Merck Millipore)を使用して製造者の指示に従って測定した。パネルは以下の検体を含むものであり: 肝臓型アルギナーゼ1 (ARG1)、アスパラギン酸トランスアミナーゼ1 (GOT1)、α-グルタチオン S-トランスフェラーゼ(GSTα)、ソルビトールデヒドロゲナーゼ(SDH)、5’-ヌクレオチダーゼ/CD73 (5’-NT)、そして分析を製造者の指示(Merck Millipore)に従って行った。表3に示されるように、測定された24のサイトカインのいずれも、静脈内投与された25 mg/kgの使用された用量でFc多量体により上方調節されなかった。さらに、アスパラギントランスアミナーゼ1(GOT1)及び5’-ヌクレオチダーゼ/CD73 (5’-NT)のみ検出されたが、IVIGに匹敵する非常に低いレベルであった(表4に示される)。
Fc-μTP及びFc-μTP-L309Cの保護有効性を重症筋無力症のマウスモデルにおいて試験した。マウスにおける実験的自己免疫重症筋無力症(EAMG)は、例えば、ゴマフシビレエイ(Torpedo californica)の電気器官からアフィニティクロマトグラフィーにより精製され、完全フロイントアジュバントに乳化されたアセチル-コリン受容体(ACHR)を皮下(s.c.)で1日目に免疫し、続いて最初の免疫の26日後に不完全フロイントアジュバント中のAChRで追加免疫することにより誘導される。Fc-μTP及びFc-μTP-L309Cを予防的又は治療的に適用した。EAMGの臨床徴候を、例えばM. Thiruppathi et al、J. Autoimmunity 2013に記載されるようにスコア付する: 臨床試験については、マウスは2分間平らな台の上で観察された。次いで、ケージ上部の格子を通して尾の基部により吊るされたマウスを繰り返し(20〜30回)徐々に引っ張ることにより、格子を掴もうとするので運動させた。次いでそれらを平らな台に2分間置き、そして再びEAMGの徴候を観察した。臨床的筋力低下を以下のように等級分けした: グレード0 - ベースライン及び運動後に正常な姿勢、筋力、及び移動性を有するマウス; グレード1 - 安静時は正常であるが、運動後に脊柱後湾姿勢、制限された移動性、及び頭部を起こすことの困難性により特徴的に示される筋力低下を有する; グレード2 - 観察期間の間に運動せずにグレード1の症状; グレード3 - グレード2の低下とともに脱水及び瀕死; 並びにグレード4 - 死亡。
Fc-μTP及びFc-μTP-L309Cの保護有効性を強皮症のマウスモデルにおいて試験した。マウスにおける実験的強皮症は、例えばRuzek et al、Arth Rheumat 2004:50; 4; 1319-31において記載されるように誘導される。脾臓をB10.D2から採取し、そして組織を適切な方法により単細胞に分離する。赤血球を溶解し、そして2-5x107 B10.D2 (GVHの誘導のため)をレシピエントBALB/c RAG-2 KOマウスに静脈内注射した。5〜9週間の間に、特に四肢の皮膚肥厚の増加、内蔵の進行性線維症、皮膚及び内蔵における血管収縮及び血管マーカーの変更された発現、皮膚及び内蔵における炎症、並びに自己抗体生成のようなヒト強皮症に似た症状及び病理組織学的変更が起こった。Fc-μTP及びFc-μTP-L309Cは予防的又は治療的に適用される。
Fc-μTP及びFc-μTP-L309Cの保護有効性を、補体媒介疾患、例えば抗糸球体基底膜自己抗体により媒介される腎臓病のマウスモデルにおいて試験した。抗糸球体抗体を、マウス糸球体で免疫されたウサギの血漿から精製した。マウスに0日目にウサギ抗糸球体抗体を静脈内注射し、抗ウサギIgGを6日目に注射して抗糸球体抗体を架橋した。急性及び慢性アルブミン尿を、それぞれ7日目及び30日目に腎臓疾患の尺度として評価した。Fc-μTP及びFc-μTP-L309Cは予防的又は治療的に適用される。
Claims (24)
- 6つのFc融合単量体を含む六量体タンパク質であって、ここで各Fc融合単量体は、配列番号1、配列番号2、又は5つまでの保存的アミノ酸変化を有する配列番号1もしくは配列番号2の変異体の2つのポリペプチド鎖を含み、タンパク質はFabポリペプチドを含まない、上記六量体タンパク質。
- タンパク質は補体成分C1qに結合し、そしてC1qに結合するタンパク質は、古典的補体経路の完全なカスケードの活性化を誘導しない、請求項1に記載の六量体タンパク質。
- C1qに結合するタンパク質は、C4を切断するが、C2の大部分の切断を誘導しない、請求項2に記載の六量体タンパク質。
- C2の切断を誘導しない、請求項2又は3に記載の六量体タンパク質。
- 正常ヒト血清とインキュベートされた熱凝集IgGにより誘導されたC2の大部分の切断を阻害する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の六量体タンパク質。
- C1qに結合するタンパク質はC3転換酵素の形成を生じない、請求項2に記載の六量体タンパク質。
- 全血とともにインキュベートされたタンパク質1mg/mlが、全血とともにインキュベートされた熱凝集IgGにより誘導された可溶性C5b−9生成と比較して、20%未満の可溶性C5b−9生成を誘導する、請求項2〜6のいずれか1項に記載の六量体タンパク質。
- 全血とともにインキュベートされたタンパク質が、 全血とともにインキュベートされた熱凝集IgGにより誘導される可溶性C5b−9生成と比較して10%未満の可溶性C5b−9生成を誘導する、請求項2〜7のいずれか1項に記載の六量体タンパク質。
- C5b−9生成を阻害する、請求項2〜8のいずれか1項に記載の六量体タンパク質。
- 全血とともにインキュベートされた熱凝集IgGにより誘導されるC5b−9生成を阻害する、請求項2〜9のいずれか1項に記載の六量体タンパク質。
- 熱凝集IgGで活性化された正常ヒト血清と比較して、古典的補体経路を20%未満活性する、請求項2〜9のいずれか1項に記載の六量体タンパク質。
- マウス抗コラーゲン抗体誘導関節炎モデルにおいて6日目の200mg/kgのタンパク質の投与が:
a) 7〜14日目のいずれかにおける臨床スコアの減少;
b) 7〜14日目に計算された平均臨床スコアの減少;
c) 8日目に膝関節から回収されるCD45+細胞の数の減少;又は
d) 8日目又は14日目における足首関節の組織学的スコアの減少
を誘導し、ここで六量体タンパク質を投与されたマウスは、未処置関節炎マウスと比較される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の六量体タンパク質。 - マウス抗コラーゲン抗体誘導関節炎モデルにおける6日目の200mg/kgのタンパク質の投与が:
a) 7〜14日目のいずれかにおける臨床スコアの50%より大きい減少;
b) 7〜14日目に計算される平均臨床スコアの50%より大きい減少;
c) 8日目に膝関節から回収されるCD45+細胞の数の50%より大きい減少;又は
d) 8日目の足首関節の組織学的スコアの25%より大きい減少及び/又は14日目の足首関節の組織学的スコアの50%より大きい減少
を誘導し、ここで六量体タンパク質を投与されたマウスは、未処置の関節炎マウスと比較される、請求項1〜12のいずれか1項に記載の六量体タンパク質。 - 配列番号3の2つのポリペプチドを含む組み換えFc単量体と比較して、古典的補体経路についての溶血アッセイにおいてオプソニン化ヒツジ赤血球の溶解を阻害する、請求項1〜13のいずれか1項に記載の六量体タンパク質。
- 0.5mg/mlの濃度で、古典的補体経路についての溶血アッセイにおいてオプソニン化ヒツジ赤血球の溶解を、配列番号3の2つのポリペプチドを含む組み換えFc単量体と比較して70%より多く阻害する、請求項1〜14のいずれか1項に記載の六量体タンパク質。
- 好中球又は単球でのFcγRII発現又はFcγRIII発現の減少を誘導する、請求項1〜15のいずれか1項に記載の六量体タンパク質。
- マウス抗コラーゲン抗体誘導関節炎モデルにおける6日目の200mg/kgのタンパク質の投与が、8日目に好中球又は単球でFcγRIIレベル又はFcγRIIIレベルの50%より大きい減少を誘導し、ここで六量体タンパク質を投与されたマウスは、未処置の関節炎マウスと比較される、請求項1〜16のいずれか1項に記載の六量体タンパク質。
- 単球におけるC5aR(CD88)の上方調節を阻害する、請求項1〜17のいずれか1項に記載の六量体タンパク質。
- マウス抗コラーゲン抗体誘導関節炎モデルにおける6日目の200mg/kgのタンパク質の投与が、8日目に単球におけるCD64レベルの減少を誘導し、ここで六量体タンパク質を投与されたマウスは、未処置の関節炎マウスと比較される、請求項1〜18のいずれか1項に記載の六量体タンパク質。
- 治療有効量の、請求項1〜19のいずれか1項に記載の六量体タンパク質を含む医薬組成物を被験体に投与することを含む、被験体において自己免疫疾患又は炎症性疾患を処置する方法。
- 医薬組成物は静脈内又は非静脈内に投与される、請求項20に記載の方法。
- 医薬組成物は皮下投与される、請求項21に記載の方法。
- 自己免疫疾患又は炎症性疾患が、免疫性血球減少症、ギラン・バレー症候群、川崎病、慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー、重症筋無力症、炎症性ニューロパチー、視神経脊髄炎、他の自己免疫性チャネル病、自己免疫性てんかん、皮膚筋炎、多発性筋炎、天疱瘡、類天疱瘡、全身性エリテマトーデス、移植、再灌流傷害及び関節リウマチから選択される、請求項20〜22のいずれか1項に記載の方法。
- 医薬組成物が10mg/kg〜1000mg/kgの投薬量で投与される、請求項20〜23のいずれか1項に記載の方法。
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