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JP2019509980A - メランポマグノリドbのトリアゾール誘導体及びその使用方法 - Google Patents

メランポマグノリドbのトリアゾール誘導体及びその使用方法 Download PDF

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JP2019509980A
JP2019509980A JP2018538704A JP2018538704A JP2019509980A JP 2019509980 A JP2019509980 A JP 2019509980A JP 2018538704 A JP2018538704 A JP 2018538704A JP 2018538704 A JP2018538704 A JP 2018538704A JP 2019509980 A JP2019509980 A JP 2019509980A
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ピーター・クルックス
ジェシカ・ポンダー
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University of Colorado System
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BioVentures LLC
University of Colorado System
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Abstract

本開示は、メランポマグノリドBのトリアゾール誘導体、それらの合成、及び抗がん化合物としてのそれらの使用に関する。【選択図】図2A

Description

政府の権利
この発明は、国立衛生研究所によって与えられたR01CA158275の下で政府援助によりなされた。政府は、この発明において一定の権利を有する。
関連出願の相互参照
この出願は、2016年1月29日に提出された米国仮特許出願第62/289,017号の利益を主張し、その開示内容は、全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、メランポマグノリドBのトリアゾール誘導体、それらの合成、及び抗がん化合物としてのそれらの使用に関する。
パルテノリド(PTL)は、薬草であるナツシロギク(Tanacetum parthenium)に見られる豊富なセスキテルペンラクトンであり、特にその抗白血病特性について、集中的な薬理学的研究が行われている。PTL及びその誘導体の初期の生物力学的な研究は、化合物が、NF−κB転写因子複合体を阻害することにより、NF−κBによって制御される抗アポトーシス遺伝子を下方調節することによってアポトーシスを促進することを示している。PTL及びその誘導体はまた、グルタチオンの機能、具体的には、グルタチオンの活性酸素種を隔離する能力を妨げ得る。培養では、PTLは、培養中の原発性急性骨髄性白血病(AML)細胞の強固なアポトーシスを誘発する。乏しい水溶性を克服するために、PTLは、アルキルアミノによって誘導体化され得、これは、水溶性塩に転換することができる。PTLの一連のフッ素化アミノ誘導体は、HL−60(ヒト前骨髄球性白血病)細胞における抗増殖性アッセイにおいて活性を示す。PTLはまた、PTL分子の化学的修飾から生じるいくつかの抗白血病化合物の源にもなっている。
メランポマグノリドB(MMB)は、元々はMagnolia grandifloraから単離されたメランポリドであり、PTLの特性と同様の特性を有する抗白血病性セスキテルペンである。しかし、バイオアベイラビリティが改良され、かつin vivo半減期が伸び、また、水溶性が増加した新規の化合物が必要とされている。
態様において、本開示は、式(I):
Figure 2019509980
の化合物を提供し、
式中、
Rは、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換アルキルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アリールアルケニル、置換アリールアルケニル、アリールアルキニル、置換アリールアルキニル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、メチル、トリフルオロメチル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミジン、アミノ、カルボキシル、エステル、アルキルアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはアリールアルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、ベンジルオキシ、置換ベンジルオキシ)及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。
別の態様において、本開示は、式(II):
Figure 2019509980
の化合物を提供し、
式中、
、R、R、R、及びRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換アルキルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アリールアルケニル、置換アリールアルケニル、アリールアルキニル、置換アリールアルキニル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、メチル、トリフルオロメチル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミジン、アミノ、カルボキシル、エステル、アルキルアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはアリールアルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、ベンジルオキシ、置換ベンジルオキシ)及びこれらの組み合わせからなる群から選択され、R及びRまたはR及びRまたはR及びRまたはR及びRは、一緒になって、任意選択的に置換されているシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールの5もしくは6員環を任意選択的に形成することができる。
さらに別の態様において、本開示は、式(I)または(II)を含む化合物を作製する方法を提供し、当該方法は、メランポマグノリドBのアジド誘導体を、銅触媒、プロトン受容体及び溶媒の存在下、アセチレン化合物と接触させて、式(I)または(II)の化合物を得ることを含む。
さらになお別の態様において、本開示は、式(I)または(II)を含む化合物を作製する方法を提供し、当該方法は、(a)MMBメシレートを、溶媒の存在下、アルキルアジドと接触させて、MMBのアジド誘導体を得ることと、(b)メランポマグノリドBのアジド誘導体を、銅触媒、プロトン受容体及び溶媒の存在下、アセチレン化合物と接触させて、式(I)または(II)の化合物を得ることを含む。
異なる態様において、本開示は、式(I)または(II)を含む化合物を作製する方法を提供し、当該方法は、(a)MMBを、プロトン受容体及び溶媒の存在下、メシレートと接触させて、MMBメシレートを得ることと、(b)MMBメシレートを、溶媒の存在下、アルキルアジドと接触させて、MMBのアジド誘導体を得ることと、(c)メランポマグノリドBのアジド誘導体を、銅触媒、プロトン受容体及び溶媒の存在下、アセチレン化合物と接触させて、式(I)または(II)の化合物を得ることを含む。
他の態様において、本開示は、HO−1発現を誘発させるための方法を提供し、当該方法は、細胞を、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物を含む組成物と接触させることを含む。加えて、本開示は、NF−κB経路を阻害するための方法を提供し、当該方法は、細胞を、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物を含む組成物と接触させることを含む。さらに、本開示は、対象において、がん細胞の成長を阻害する方法を提供し、当該方法は、対象に、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物を含む組成物を投与することを含む。さらには、本開示は、がんを治療、安定化または予防する方法を提供し、当該方法は、対象に、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物を含む組成物を投与することを含む。
本出願ファイルは、カラーで作成した少なくとも1の写真を含む。カラー写真を含むこの特許出願公開公報のコピーは、請求及び必要な手数料の支払いに応じて当局によって提供される。
メランポマグノリドBのトリアゾール誘導体の構造を示す。 メランポマグノリドBのトリアゾール誘導体の構造を示す。 M9−ENL1細胞株に対するメランポマグノリドBのトリアゾール誘導体の抗白血病活性を示す。 M9−ENL1細胞株に対するメランポマグノリドBのトリアゾール誘導体の抗白血病活性を示す。 M9−ENL1細胞株に対するメランポマグノリドBのトリアゾール誘導体の抗白血病活性を示す。 M9−ENL1細胞株に対するメランポマグノリドBのトリアゾール誘導体の抗白血病活性を示す。 M9−ENL1細胞株に対するメランポマグノリドBのトリアゾール誘導体の抗白血病活性を示す。 A、B、C及びDは、原発性AMLに対するメランポマグノリドBのトリアゾール誘導体の抗白血病活性を示す。AはAML1であり、B及びCはAML2であり、DはAML3である。 A及びBは、ウエスタンブロットアッセイを使用することによる、HO−1の誘発におけるJVM4−29及びPTLの比較試験を示す免疫ブロットのグラフを示す。 培養におけるM9ENL1細胞に対するJVM4−29及びPTLの生存率(EC50)を示すグラフを表示する。 JVM4−29及びPTLによるNF−κB阻害試験を示す免疫ブロットを示す。
発明の詳細な説明
MMBは、PTLのC10メチル基の酸化セレン酸化を介してパルテノリドから合成され得、これは、結果として、C9−C10結合の同時のトランスからシスへの幾何学変換も引き起こす。MMB分子の構造は、PTLよりも、種々のMMB誘導体の合成に関してさらなる範囲及び機会を与える。なぜなら、MMB分子は、共役化学を介しての広範な新規のMMB誘導体の合成を可能にする、アリル型のヒドロキシル基をC−14において含有するからである。セスキテルペンの、抗がん活性をさらに向上させ、かつ薬物様の特性をさらに改良するために、メランポマグノリドBのトリアゾール誘導体のライブラリーを、クリック化学方法を介してメランポマグノリドBのアジド誘導体及びアセチレン試薬を利用することによって設計及び合成した。これらの新規のアナログの合成手順及び抗がん活性は、現開示に記載されている。かかる化合物は、ナノモル濃度範囲で優れた抗白血病活性を示した。
I.組成物
(a)式(I)及び(II)を含む化合物
本発明の一態様は、式(I):
Figure 2019509980
を含む化合物を提供し、
式中、
Rは、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換アルキルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アリールアルケニル、置換アリールアルケニル、アリールアルキニル、置換アリールアルキニル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、メチル、トリフルオロメチル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミジン、アミノ、カルボキシル、エステル、アルキルアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはアリールアルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、ベンジルオキシ、置換ベンジルオキシ)及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。
一実施形態において、化合物は、式(I)を含み、Rは、非置換または置換フェニル、非置換または置換ビフェニル環系、非置換または置換炭素環式環系、例えば、シクロアルカン、シクロアルカン、もしくはこれらの組み合わせ、非置換または置換複素環式環系、例えば、アジチジン、ピリジン、ピロール、ピロリジン、ピラン、ピペリジン、イミダゾール、チアゾール、ジオキサン、モルホリン、ピリミジン、ピラゾール、イソオキサゾール、オキサゾール、イソチアゾール、チアゾール、チアジアジン、ジチアジン、1,4−チアゼピン、チオフェン、フラン、インドール、イソインドール、インドリジン、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンゾチアゾール、キノリン、イソキノリン、プリン、カルバゾール、ジベンゾフラン、クロメン、クマリン、キサンテン、キナゾリンもしくはキノキサリンからなる群から選択される。
別の実施形態において、化合物は、式(I)を含み、Rは、非置換または置換フェニル、非置換または置換複素環、及び非置換または置換アルキルからなる群から選択される。
さらに別の実施形態において、化合物は、式(I)を含み、Rは、以下からなる群から選択される:
Figure 2019509980
本発明の別の態様は、式(II):
Figure 2019509980
を含む化合物を提供し、
式中、
、R、R、R、及びRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換アルキルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アリールアルケニル、置換アリールアルケニル、アリールアルキニル、置換アリールアルキニル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、メチル、トリフルオロメチル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミジン、アミノ、カルボキシル、エステル、アルキルアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはアリールアルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、ベンジルオキシ、置換ベンジルオキシ)及びこれらの組み合わせからなる群から選択され、R及びRまたはR及びRまたはR及びRまたはR及びRは、一緒になって、任意選択的に置換されているシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールの5もしくは6員環を任意選択的に形成することができる。
一実施形態において、化合物は、式(II)を含み、式中、R、R、R、R、及びRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルキニル、メチル、トリフルオロメチル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミジン、アミノ、カルボキシル、エステル、アルキルアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはアリールアルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、ベンジルオキシ、置換ベンジルオキシ)及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。
別の実施形態において、化合物は、式(II)を含み、式中、R、R、R、R、及びRは、それぞれ独立して、水素、アルキニル、メチル、トリフルオロメチル、ハロゲン、アミノ、カルボキシル、エステル、ヒドロキシル、アルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ)及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。
アルキルアルキルアミノ基は、二置換アミン基である。アルキル基は、それぞれ、同じであっても異なっていてもよい。一実施形態において、両方のアルキル基が、低級アルキル基である。アミジン窒素基は、各位置において、水素、アルキル、または置換アルキルによってさらに置換されていてよい。好ましくは、アミジン窒素は、水素によってそれぞれ置換されている。上記基がアミンであるとき、アミンは、第1級、第2級、または第3級アミンであってよい。好ましくは、アミン置換基は、低級アルキル基である。エステル基は、エステルのカルボニル端または酸素端のいずれかにおいて結合していてよい。エステルの反対の末端は、アルキルまたは置換アルキルであってよい。好ましくは、エステルは低級アルキルである。
式(I)または(II)を含む化合物は、遊離形態または塩であってよい。化合物が塩形態であるとき、塩は、好ましくは、薬学的に許容可能な塩である。薬学的に許容可能な塩として、限定することなく、塩酸塩、臭化水素塩、リン酸塩、硫酸銅、メタンスルホン酸塩、酢酸塩、ギ酸塩、酒石酸、酒石酸水素塩、ステアリン酸塩、フタル酸塩、ヨウ化水素酸塩、乳酸塩、一水和物、ムチン酸塩、硝酸塩、リン酸塩、サリチル酸塩、フェニルプロピオン酸塩、イソ酪酸塩、次亜リン酸塩、マレイン酸、リンゴ酸、クエン酸塩、イソクエン酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、ピルビン酸塩、シュウ酸塩、フマル酸塩、プロピオン酸塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩、安息香酸塩、テレフタル酸塩などを挙げることができる。他の実施形態において、薬学的に許容可能な塩として、アルカリまたはアルカリ土類金属イオン塩が挙げられる。特に、ナトリウム、カリウムまたは他の薬学的に許容可能な無機塩が使用される。塩形態は、非結晶であってよく、あるいは、水和物、またはアルコールもしくは他の溶媒との溶媒和物を含めた種々のポリマー形態であってよい。特定の実施形態において、式(I)または(II)は、フマル酸塩であってよい。具体的には、フマル酸塩としてのジメチルアミノ付加物は、メタノール中での式(I)または(II)の化合物とジメチルアミンとの反応、続いての、遊離塩形態よりも水溶性である対応するフマル酸塩への変換によって調製されてよい。
(b)医薬組成物
本開示はまた、式(I)または(II)を含む化合物と、少なくとも1の薬学的に許容可能な賦形剤とを含む医薬組成物も提供する。種々の実施形態において、セクションI(a)に記載されている化合物の1以上は、少なくとも1の薬学的に許容可能な賦形剤と合わされてよい。
(i)賦形剤
本開示の医薬組成物は、少なくとも1の薬学的に許容可能な賦形剤を含む。好適な賦形剤の非限定例として、希釈剤、結合剤、充填剤、緩衝剤、pH調整剤、崩壊剤、分散剤、安定剤、保存剤、及び着色剤を挙げることができる。賦形剤の量及び種類は、薬学の公知の原理に従って選択されてよい。
一実施形態において、賦形剤は、少なくとも1の希釈剤を含んでいてよい。好適な希釈剤の非限定例として、微結晶セルロース(MCC)、セルロース誘導体、セルロース粉末、セルロースエステル(すなわち、酢酸塩及び酪酸塩の混合エステル)、エチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、トウモロコシデンプン、リン酸化トウモロコシデンプン、アルファトウモロコシデンプン、米デンプン、ジャガイモデンプン、タピオカデンプン、デンプン−ラクトース、デンプン−炭酸カルシウム、デンプングリコール酸ナトリウム、グルコース、フルクトース、ラクトース、ラクトース一水和物、スクロース、キシロース、ラクチトール、マンニトール、マルチトール、ソルビトール、キシリトール、マルトデキストリン、ならびにトレハロースを挙げることができる。
別の実施形態において、賦形剤は、結合剤を含んでいてよい。好適な結合剤として、限定されないが、デンプン、アルファデンプン、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、セルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポリビニルオキソアゾリドン、ポリビニルアルコール、C12〜C18脂肪酸アルコール、ポリエチレングリコール、ポリオール、単糖類、オリゴ糖、ポリペプチド、オリゴペプチド、及びこれらの組み合わせを挙げることができる。
別の実施形態において、賦形剤は、充填剤を含んでいてよい。好適な充填剤として、限定されないが、炭水化物、無機化合物、及びポリビニルピロリドンを挙げることができる。非限定例として、充填剤は、硫酸カルシウム、二塩基及び三塩基の両方、デンプン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、微結晶セルロース、リン酸水素カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ケイ酸カルシウム、タルク、加工デンプン、ラクトース、スクロース、マンニトール、またはソルビトールであってよい。
さらに別の実施形態において、賦形剤は、緩衝剤を含んでいてよい。緩衝液として、リン酸、炭酸、クエン酸などを挙げることができる。好適な緩衝剤の代表例として、限定されないが、MOPS、HEPES、TAPS、Bicine、Tricine、TES、PIPES、MES、トリス緩衝液または緩衝生理食塩水塩(例えば、トリス緩衝生理食塩水またはリン酸緩衝生理食塩水)を挙げることができる。
種々の実施形態において、賦形剤は、pH調整剤を含んでいてよい。非限定例として、pH調整剤は、炭酸ナトリウムまたは重炭酸ナトリウムであってよい。
別の代替の実施形態において、賦形剤はまた、保存剤を含んでいてもよい。好適な保存剤の非限定例として、抗酸化剤、例えば、アルファ−トコフェロールもしくはアスコルビン酸塩、またはEDTA(エチレンジアミン四酢酸)、EGTA(エチレングリコール四酢酸)、BHA(ブチル化ヒドロキシアニソール)、BHT(ブチル化ヒドロキシトルエン)などを挙げることができる。
さらなる実施形態において、賦形剤は、崩壊剤を含んでいてよい。好適な崩壊剤として、限定されないが、デンプン、例えば、トウモロコシデンプン、ジャガイモデンプン、そのアルファ及び加工デンプン、甘味料、クレイ、例えば、ベントナイト、微結晶セルロース、アルギン酸塩、デンプングリコール酸ナトリウム、ガム、例えば、アガー、グアー、ローカストビーン、カラヤ、ペクチン、及びトラガカントを挙げることができる。
なお別の実施形態において、賦形剤は、分散向上剤を含んでいてよい。好適な分散剤として、限定されないが、デンプン、アルギン酸、ポリビニルピロリドン、グアーガム、カオリン、ベントナイト、精製木材セルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、イソアモルファスシリケート、及び微結晶セルロースを挙げることができる。
さらなる実施形態において、賦形剤は、滑沢剤を含んでいてよい。好適な滑沢剤の非限定例として、鉱物、例えば、タルクまたはシリカ、及び脂質、例えば、野菜ステアリン、ステアリン酸マグネシウム、またはステアリン酸を挙げることができる。
さらに別の実施形態において、着色剤を付与することが望ましい場合がある。好適な着色添加物として、限定されないが、食品、薬剤及び化粧品用色素(FD&C)、薬剤及び化粧品用色素(D&C)、または外用薬剤及び化粧品用色素(Ext.D&C)を挙げることができる。
組成物における賦形剤(複数可)の重量分率は、組成物の合計重量の約98%以下、約95%以下、約90%以下、約85%以下、約80%以下、約75%以下、約70%以下、約65%以下、約60%以下、約55%以下、約50%以下、約45%以下、約40%以下、約35%以下、約30%以下、約25%以下、約20%以下、約15%以下、約10%以下、約5%以下、約2%、または約1%以下であってよい。
医薬組成物は、固体、液体、またはクリーム剤形を形成するために1以上賦形剤と混合されてよい。固体、液体、またはクリーム剤形を製剤化する方法は、当該分野において公知である。
(ii)任意選択的な追加の薬剤成分
任意選択的に、式(I)もしくは(II)を含む化合物は、式(I)もしくは(II)を含む他の化合物と組み合わされてよく、または、1もしくは1を超える追加の活性薬剤成分と組み合わされてよい。
II.合成方法
(a)式(I)または(II)を含む化合物を製造するための方法
本開示は、クリック化学方法を利用した、銅触媒、トリエチルアミン及びアセトニトリル−水の存在下でのメランポマグノリドBのアジド誘導体と様々なアセチレン試薬との反応による、種々のメランポマグノリドBのトリアゾール誘導体の合成も記載する。アジド誘導体を得るために、MMBメシレートを、ジメチルホルムアミド及びアセトニトリルの存在下、アジ化ナトリウムと80℃で1時間反応させた。
一実施形態において、本開示は、式(I)または(II)を含む化合物を作製する方法を提供する。当該方法は、メランポマグノリドBのアジド誘導体を、銅触媒、プロトン受容体及び溶媒の存在下、アセチレン化合物と接触させて、式(I)または(II)の化合物を得ることを含む。
別の実施形態において、上記方法は、(a)MMBメシレートを、溶媒の存在下、アルキルアジドと接触させて、MMBのアジド誘導体を得ることと、(b)メランポマグノリドBのアジド誘導体を、銅触媒、プロトン受容体及び溶媒の存在下、アセチレン化合物と接触させて、式(I)または(II)の化合物を得ることを含む。
さらに別の実施形態において、上記方法は、(a)MMBを、プロトン受容体及び溶媒の存在下、メシレートと接触させて、MMBメシレートを得ることと、(b)MMBメシレートを、溶媒の存在下、アルキルアジドと接触させて、MMBのアジド誘導体を得ることと、(c)メランポマグノリドBのアジド誘導体を、銅触媒、プロトン受容体及び溶媒の存在下、アセチレン化合物と接触させて、式(I)または(II)の化合物を得ることを含む。
(a)MMBからMMBメシレートへ
態様において、上記方法は、一部において、MMBを、トリエチルアミン及び溶媒の存在下、メシレートと接触させて、MMBメシレートを得ることを含んでいてよい。
メシレートは、メタンスルホン酸(CHSOH)の任意の塩またはエステルである。塩において、メシレートは、CHSO アニオンとして存在する。特定の実施形態において、メシレートは、塩化メシレートである。
MMB対メシレートのモル対モル比は、本発明の異なる実施形態にわたって変動し得る。一実施形態において、MMB対メシレートの比は、約0.1:1〜約1:10で変動する。いくつかの実施形態において、MMB対メシレートのモル対モル比は、約0.5:1〜約1:5である。種々の実施形態において、MMB対メシレートのモル対モル比は、約0.6:1、約0.7:1、約0.8:1、約0.9:1、約1:1、約1:1.1、約1:1.2、約1:1.3、約1:1.4、または約1:1.5である。例示的な実施形態において、MMB対メシレートのモル対モル比は、1:1である。
反応は、好ましくは溶媒中で実施され、より好ましくは有機溶媒中で実施される。溶媒は、アルカン及び置換アルカン溶媒(シクロアルカンを含む)、アルコール溶媒、ハロゲン化溶媒、芳香族炭化水素、エステル、エーテル、ケトン、ならびにこれらの組み合わせを含めたものから限定することなく選択されてよい。好適な有機溶媒の非限定例は、アセトニトリル、アセトン、アリルアルコール、ベンゼン、酢酸ブチル、クロロベンゼン、クロロホルム、クロロメタン、シクロヘキサン、シクロペンタン、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロエタン、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン(DME)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジオキサン、エタノール、酢酸エチル、二塩化エチレン、臭化エチレン、ギ酸、フルオロベンゼン、ヘプタン、ヘキサン、イソブチルメチルケトン、イソプロパノール、酢酸イソプロピル、N−メチルピロリドン、メタノール、臭化メチレン、塩化メチレン、ヨウ化メチル、メチルエチルケトン、メチルテトラヒドロフラン、酢酸ペンチル、プロパノール、酢酸n−プロピル、スルホラン、テトラヒドロフラン(THF)、テトラクロロエタン、トルエン、トリクロロエタン、水、キシレン及びこれらの組み合わせである。実施形態において、溶媒は、非極性溶媒であってよい。非極性溶媒の非限定例として、ペンタン、シクロペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、1,4−ジオキサン、クロロホルム、ジエチルエーテル及びジクロロメタンが挙げられる。例示的な実施形態において、溶媒は、ジクロロメタンである。
プロトン受容体が、概して、反応を促進するために添加される。プロトン受容体は、約7超、または約7〜約13、より好ましくは約8〜約10のpKaを一般に有する。代表的なプロトン受容体として、限定されないが、ホウ酸塩(例えば、NaBOなど)、二及び三塩基性リン酸塩(例えば、NaHPO及びNaPOなど)、重炭酸塩、塩、水酸化物、アルコキシド(直鎖及び分岐状を含めた、メトキシド、エトキシド、プロポキシド、ブトキシド及びペントキシドを含む)、ならびに有機プロトン受容体(例えば、ピリジン、トリエチルアミン、N−メチルモルホリン、及びN,N−ジメチルアミノピリジンなど)、ならびにこれらの混合物を挙げることができる。いくつかの実施形態において、プロトン受容体は、好適な対イオン、例えば、リチウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムなどによって安定化されてよい。例示的な実施形態において、プロトン受容体は、トリエチルアミンである。
反応が行われる時間量は、異なる実施形態の中で変動してもよい。いくつかの実施形態において、反応は、約10分〜約12時間の期間にわたって行われてよい。特定の実施形態において、反応は、約10分、約20分、約30分、約40分、約50分、約60分、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間、約10時間、約11時間、または約12時間実施される。例示的な実施形態において、反応は、約30分間行われる。
温度は、異なる実施形態にわたって変動してよく、いくつかの実施形態において、温度は、約0℃〜約40℃の範囲であってよい。特定の実施形態において、温度は、約0℃〜約35℃、約0℃〜約25℃、約0℃〜約15℃、または約0℃〜約5℃の範囲であってよい。例示的な実施形態において、反応は、約0℃で行われる。
合成された化合物は、その粗形態で使用されてよく、または精製されてよい。化合物は、カラムクロマトグラフィ、結晶化、蒸留、抽出などを通すことを含めた、当該分野において公知であるいずれの好適な方法によって精製されてもよい。1つの具体的な実施形態において、化合物は、水で洗浄され、ジクロロメタンで抽出され、濃縮される。
(b)MMBメシレートからMMBのアジド誘導体へ
別の態様において、上記方法は、一部において、MMBメシレートを、溶媒の存在下、アルキルアジドと接触させて、MMBのアジド誘導体を得ることを含んでいてよい。
アジドは、式N を有するアニオンである。アルキルアジドは、アジ化ナトリウム、アジ化カリウム及びアジ化トリメチルシリルからなる群から選択される。特定の実施形態において、アルキルアジドは、アジ化ナトリウムである。
MMBメシレート対アルキルアジドのモル対モル比は、本発明の異なる実施形態にわたって変動し得る。一実施形態において、MMBメシレート対アルキルアジドの比は、約0.1:1〜約1:10で変動する。いくつかの実施形態において、MMBメシレート対アルキルアジドのモル対モル比は、約1:1〜約1:5である。種々の実施形態において、MMBメシレート対アルキルアジドのモル対モル比は、約1:1.5、約1:1.6、約1:1.7、約1:1.8、約1:1.9、約1:2、約1:2.1、約1:2.2、約1:2.3、約1:2.4、または約1:2.5である。例示的な実施形態において、MMBメシレート対アルキルアジドのモル対モル比は、1:2である。
反応は、好ましくは溶媒中で実施され、より好ましくは有機溶媒中で実施される。溶媒は、アルカン及び置換アルカン溶媒(シクロアルカンを含む)、アルコール溶媒、ハロゲン化溶媒、芳香族炭化水素、エステル、エーテル、ケトン、ならびにこれらの組み合わせを含めたものから限定することなく選択されてよい。好適な有機溶媒の非限定例は、アセトニトリル、アセトン、アリルアルコール、ベンゼン、酢酸ブチル、クロロベンゼン、クロロホルム、クロロメタン、シクロヘキサン、シクロペンタン、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロエタン、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン(DME)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジオキサン、エタノール、酢酸エチル、二塩化エチレン、臭化エチレン、ギ酸、フルオロベンゼン、ヘプタン、ヘキサン、イソブチルメチルケトン、イソプロパノール、酢酸イソプロピル、N−メチルピロリドン、メタノール、臭化メチレン、塩化メチレン、ヨウ化メチル、メチルエチルケトン、メチルテトラヒドロフラン、酢酸ペンチル、プロパノール、酢酸n−プロピル、スルホラン、テトラヒドロフラン(THF)、テトラクロロエタン、トルエン、トリクロロエタン、水、キシレン及びこれらの組み合わせである。例示的な実施形態において、溶媒は、ジクロロメタン及びアセトニトリルである。別の例示的な実施形態において、溶媒は、1:1の比でのジクロロメタン及びアセトニトリルである。
反応が行われる時間量は、異なる実施形態の中で変動してもよい。いくつかの実施形態において、反応は、約10分〜約12時間の期間にわたって行われてよい。特定の実施形態において、反応は、約10分、約20分、約30分、約40分、約50分、約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間、約10時間、約11時間、または約12時間実施される。例示的な実施形態において、反応は、約1時間行われる。
温度は、異なる実施形態で変動してよく、いくつかの実施形態において、温度は、約50℃〜約100℃の範囲であってよい。特定の実施形態において、温度は、約60℃〜約90℃、約60℃〜約80℃、約70℃〜約90℃、または約80℃〜約90℃の範囲であってよい。例示的な実施形態において、反応は、約80℃で行われる。
合成された化合物は、その粗形態で使用されてよく、または精製されてよい。化合物は、カラムクロマトグラフィ、結晶化、蒸留、抽出などを通すことを含めた、当該分野において公知であるいずれの好適な方法によって精製されてもよい。1つの具体的な実施形態において、溶媒が蒸発されて、化合物がカラム精製に供される。
(c)MMBのアジド誘導体から式(I)または(II)の化合物へ
さらに別の態様において、上記方法は、メランポマグノリドBのアジド誘導体を、銅触媒、プロトン受容体及び溶媒の存在下、アセチレン化合物と接触させて、式(I)または(II)の化合物を得ることを含む。
アセチレン化合物は、芳香族、脂肪族またはヘテロ芳香族であってよい。アセチレン化合物は、式(III):
Figure 2019509980
を一般に含み、
式中、Rは、セクションI(a)において定義されている通りである。具体的には、Rは、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換アルキルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アリールアルケニル、置換アリールアルケニル、アリールアルキニル、置換アリールアルキニル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、メチル、トリフルオロメチル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミジン、アミノ、カルボキシル、エステル、アルキルアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはアリールアルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、ベンジルオキシ、置換ベンジルオキシ)及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。
MMBのアジド誘導体対アセチレン化合物のモル対モル比は、本発明の異なる実施形態にわたって変動し得る。一実施形態において、MMBのアジド誘導体対アセチレン化合物の比は、は、約0.1:1〜約1:10で変動する。いくつかの実施形態において、MMBのアジド誘導体対アセチレン化合物のモル対モル比は、約0.5:1〜約1:5である。種々の実施形態において、MMBのアジド誘導体対アセチレン化合物のモル対モル比は、約0.6:1、約0.7:1、約0.8:1、約0.9:1、約1:1、約1:1.1、約1:1.2、約1:1.3、約1:1.4、約1:1.5、約1:1.6、約1:1.7、約1:1.8、約1:1.9、または約1:2である。例示的な実施形態において、MMBのアジド誘導体対アセチレン化合物のモル対モル比は、1:1.2である。
反応は、銅触媒の存在下で実施される。銅触媒の非限定例として、ヨウ化銅(CuI)、硫酸銅(CuSO・5HO)、塩化銅(CuCl)、次亜硫酸銅(CuSO・5HO)、Cu/Fe、CuBr(PPh、及びCu/Cが挙げられる。特定の実施形態において、銅触媒は、CuIである。MMBのアジド誘導体対銅触媒のモル対モル比は、本発明の異なる実施形態にわたって変動し得る。一実施形態において、MMBのアジド誘導体対銅触媒の比は、約1:1〜約1:0.01で変動する。いくつかの実施形態において、MMBのアジド誘導体対銅触媒のモル対モル比は、約1:1〜約1:0.1である。種々の実施形態において、MMBのアジド誘導体対銅触媒のモル対モル比は、約1:1、約1:0.9、約1:0.8、約1:0.7、約1:0.6、約1:0.5、約1:0.4、約1:0.3、約1:0.2、約1:0.1、または約1:0.05である。例示的な実施形態において、MMBのアジド誘導体対銅触媒のモル対モル比は、1:0.1である。
反応は、好ましくは溶媒中で実施され、より好ましくは有機溶媒中で実施される。溶媒は、アルカン及び置換アルカン溶媒(シクロアルカンを含む)、アルコール溶媒、ハロゲン化溶媒、芳香族炭化水素、エステル、エーテル、ケトン、ならびにこれらの組み合わせを含めたものから限定することなく選択されてよい。好適な有機溶媒の非限定例は、アセトニトリル、アセトン、アリルアルコール、ベンゼン、酢酸ブチル、クロロベンゼン、クロロホルム、クロロメタン、シクロヘキサン、シクロペンタン、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロエタン、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン(DME)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジオキサン、エタノール、酢酸エチル、二塩化エチレン、臭化エチレン、ギ酸、フルオロベンゼン、ヘプタン、ヘキサン、イソブチルメチルケトン、イソプロパノール、酢酸イソプロピル、N−メチルピロリドン、メタノール、臭化メチレン、塩化メチレン、ヨウ化メチル、メチルエチルケトン、メチルテトラヒドロフラン、酢酸ペンチル、プロパノール、酢酸n−プロピル、スルホラン、テトラヒドロフラン(THF)、テトラクロロエタン、トルエン、トリクロロエタン、水、キシレン及びこれらの組み合わせである。例示的な実施形態において、溶媒は、水及びアセトニトリルである。別の例示的な実施形態において、溶媒は、1:9の比での水及びアセトニトリルである。
プロトン受容体が、概して、反応を促進するために添加される。プロトン受容体は、約7超、または約7〜約13、より好ましくは約8〜約10のpKaを一般に有する。代表的なプロトン受容体として、限定されないが、ホウ酸塩(例えば、NaBOなど)、二及び三塩基性リン酸塩(例えば、NaHPO及びNaPOなど)、重炭酸塩、炭酸塩、水酸化物、アルコキシド(直鎖及び分岐状を含めた、メトキシド、エトキシド、プロポキシド、ブトキシド及びペントキシドを含む)、ならびに有機プロトン受容体(例えば、ピリジン、トリエチルアミン、N−メチルモルホリン、及びN,N−ジメチルアミノピリジンなど)、ならびにこれらの混合物を挙げることができる。いくつかの実施形態において、プロトン受容体は、好適な対イオン、例えば、リチウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムなどによって安定化されてよい。例示的な実施形態において、プロトン受容体は、トリエチルアミンである。
反応が行われる時間量は、異なる実施形態の中で変動してもよい。いくつかの実施形態において、反応は、約6時間〜約36時間の期間にわたって行われてよい。特定の実施形態において、反応は、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間、約10時間、約11時間、約12時間、約13時間、約14時間、約15時間、約16時間、約17時間、約18時間、約19時間、約20時間、約21時間、約22時間、約23時間、約24時間、約25時間、約26時間、約27時間、約28時間、約29時間、約30時間、約31時間、約32時間、約33時間、約34時間、約35時間、または約36時間実施される。例示的な実施形態において、反応は、約6時間〜約24時間行われる。
温度は、異なる実施形態にわたって変動してよく、いくつかの実施形態において、温度は、約15℃〜約45℃の範囲であってよい。特定の実施形態において、温度は、約20℃〜約40℃、約25℃〜約35℃、約25℃〜約30℃、または約20℃〜約30℃の範囲であってよい。例示的な実施形態において、反応は、約25℃で行われる。
合成された化合物は、その粗形態で使用されてよく、または精製されてよい。化合物は、カラムクロマトグラフィ、結晶化、蒸留、抽出などを通すことを含めた、当該分野において公知であるいずれの好適な方法によって精製されてもよい。1つの具体的な実施形態において、溶媒が蒸発されて、化合物がカラム精製に供される。
III.式(I)または(II)を含む化合物の使用方法
態様において、本開示は、HO−1発現を誘発させるための方法を提供する。上記方法は、細胞を、式(I)または(II)の化合物を含む組成物と接触させることを含む。HO−1は、酵素ヘムオキシゲナーゼ1(EC1.14.99.3)をコードするヒト遺伝子であり、HMOX1、HMOX1D、HO−1、HSP32、bK286B10、及びヘムオキシゲナーゼ1とも称される場合がある。細胞は、in vitroであってもin vivoであってもよい。タンパク質発現を測定する方法は、当該分野において周知である。加えて、本開示は、NF−κB経路を阻害するための方法を提供する。上記方法は、細胞を、式(I)または(II)の化合物を含む組成物と接触させることを含む。細胞は、in vitroであっても、in vivoであってもよい。NF−κB経路の活性を測定する方法は、当該分野において公知である。例えば、P65サブユニットのリン酸化が測定され得る。
別の態様において、本開示は、対象において、がん細胞の成長を阻害する方法を提供する。上記方法は、対象に、式(I)または(II)の化合物を含む組成物を投与することを含み、その量は、がん細胞の成長を阻害するのに有効である。細胞成長または増殖は、標準の細胞生存率または細胞毒性アッセイ(例えば、DNA含量、細胞透過性などに基づく)を、細胞計数方法(例えば、フローサイトメトリー、光学密度)と併用して、in vitroにおいて成長した細胞において測定され得る。細胞成長または増殖は、撮像法及び/または分子診断指標を使用してin vivoで測定され得る。実施形態において、有効量の式(I)または(II)の化合物との接触は、がん細胞の成長を選択的に阻害する。そのため、式(I)または(II)の化合物は、同じ濃度において、非がん細胞をあまり殺傷しない。したがって、非がん細胞の50%超が、同じ濃度において式(I)または(II)の化合物と接触した後に生存可能である。例えば、非がん細胞の約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%または約100%が、同じ濃度において式(I)または(II)の化合物と接触した後に生存可能である。または、非がん細胞の50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%または100%が、同じ濃度において式(I)または(II)の化合物と接触した後に生存可能である。種々の実施形態において、がん細胞の成長は、参照値と比較して、約0.5倍、約1倍、約2倍、約3倍、約4倍、約5倍、約8倍、約10倍、または10倍超阻害され得る。種々の他の実施形態において、がん細胞の成長は、参照値と比較して、0.5倍、1倍、2倍、3倍、4倍、5倍、8倍、10倍、または10倍超阻害され得る。他の実施形態において、がん細胞の成長は、細胞が(アポトーシスまたは壊死を介して)細胞死を経験する程度まで阻害され得る。当該分野において公知である任意の好適な参照値が使用されてよい。例えば、好適な参照値は、当該分野において公知である方法によって求められる細胞の基準成長速度であってよい。別の例において、好適な参照値は、同じ対象から得られる参照試料におけるがん細胞の数の測定値であってよい。例えば、式(I)または(II)の化合物の治療の有効性または効能をモニタリングするとき、参照試料は、式(I)または(II)の化合物の治療または投与を開始する前に対象から得られる試料であってよい。
さらに別の態様において、本開示は、がんを治療、安定化または予防する方法を提供する。上記方法は、対象に、式(I)または(II)の化合物を含む組成物を投与することを含む。「がんを治療、安定化または予防する」は、腫瘍のサイズもしくはがん細胞の数の低減を引き起こすか、腫瘍のサイズの増加もしくはがん細胞の増殖を遅延もしくは予防するか、腫瘍もしくは他のがんの消失とその再発との間の無病の生存期間を増加させるか、腫瘍もしくは他のがんの最初もしくは後の発生を予防するか、または腫瘍もしくは他のがんに関連する不利な症状を低減することを意味する。望ましい実施形態において、治療で生き残る腫瘍またはがん性細胞のパーセントは、任意の標準アッセイ(例えば、カスパーゼアッセイ、TUNEL及びDNA断片化アッセイ、細胞透過性アッセイ、ならびにAnnexin Vアッセイ)によって測定したとき、腫瘍またはがん性細胞の最初の数よりも少なくとも20、40、60、80、または100%低い。望ましくは、本発明の化合物の投与によって誘発される腫瘍またはがん性細胞の数の減少は、非腫瘍または非がん性細胞の数の減少よりも少なくとも2、5、10、20、または50倍大きい。望ましくは、本発明の方法は、標準方法を使用して求めたとき、腫瘍のサイズまたはがん性細胞の数の20、40、60、80、または100%の減少を結果として生じさせる。望ましくは、処置した対象の少なくとも20、40、60、80、90、または95%が、腫瘍またはがんの全ての兆候が消失する完全寛解を得る。望ましくは、腫瘍またはがんは、再発しないまたは少なくとも5、10、15、もしくは20年後に再発する。
化合物の組成物は、上記セクションIに記載の通りである。組成物の対象、がん、及び投与を以下に記載する。
(a)対象
本開示の方法は、ヒト、家畜動物、コンパニオンアニマル、実験動物、または動物園動物である対象において使用されてよい。一実施形態において、対象は、齧歯動物、例えば、マウス、ラット、モルモットなどであってよい。別の実施形態において、対象は、家畜動物であってよい。家畜動物の好適な非限定例として、ブタ、ウシ、ウマ、ヤギ、ヒツジ、ラマ及びアルパカを挙げることができる。なお別の実施形態において、対象は、コンパニオンアニマルであってよい。コンパニオンアニマルの非限定例として、ペット、例えば、イヌ、ネコ、ウサギ、及び鳥類を挙げることができる。なお別の実施形態において、対象は、動物園動物であってよい。本明細書において使用されているとき、「動物園動物」は、動物園において見られ得る動物を指す。かかる動物として、非ヒト霊長類、大型ネコ、オオカミ、及びクマを挙げることができる。好ましい実施形態において、動物は、実験動物である。実験動物の非限定例として、齧歯動物、イヌ科動物、ネコ科動物、及び非ヒト霊長類を挙げることができる。ある一定の実施形態において、動物は、齧歯動物である。齧歯動物の非限定例として、マウス、ラット、モルモットなどを挙げることができる。
(b)腫瘍
本開示の化合物は、新生物またはがんに由来する腫瘍を治療または認識するのに使用され得る。「新生物」は、過剰な細胞分裂の結果としての異常成長を特徴とする、任意の組織またはその細胞である。新生物は、悪性であっても良性であってもよく、がんは、原発性であっても転移性であってもよく、新生物またはがんは、初期であっても末期であってもよい。治療または検出され得る新生物またはがんの非限定例として、急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、副腎皮質癌、AIDS関連癌、AIDS関連リンパ腫、肛門癌、虫垂癌、星状細胞腫(小児小脳または大脳)、基底細胞癌、胆管癌、膀胱癌、骨肉腫、脳幹膠腫、脳腫瘍(小脳星状細胞腫、大脳星状細胞腫/悪性膠腫、上衣腫、髄芽腫、テント上原始神経外胚葉腫瘍、視経路及び視床下部膠腫)、乳癌、気管支腺腫/カルチノイド、バーキットリンパ腫、カルチノイド腫瘍(小児期、消化管)、原発不明癌、中枢神経系リンパ腫(原発性)、小脳星状細胞腫、大脳星状細胞腫/悪性膠腫、子宮頸癌、小児癌、慢性リンパ球性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性骨髄増殖性疾患、結腸癌、皮膚T細胞性リンパ腫、線維形成性小細胞腫瘍、子宮内膜癌、上衣腫、食道癌、ユーイング腫瘍ファミリーにおけるユーイング肉腫、頭蓋外胚細胞腫瘍(小児期)、性腺外胚細胞腫瘍、肝外胆管癌、眼の癌(眼内黒色腫、網膜芽腫)、胆嚢癌、胃(胃)癌、消化管カルチノイド腫瘍、消化管間質腫瘍、胚細胞腫瘍(小児頭蓋外、性腺外、卵巣)、妊娠性絨毛性腫瘍、神経膠腫(成人、小児脳幹、小児大脳星状細胞腫、小児視経路及び視床下部)、胃カルチノイド、毛様細胞白血病、頭頸部癌、肝細胞(肝臓)癌、ホジキンリンパ腫、下咽頭癌、視床下部及び視し経路膠腫(小児期)、眼内黒色腫、島細胞癌、カポジ肉腫、腎臓癌(腎細胞癌)、喉頭癌、白血病(急性リンパ芽球性、急性骨髄性、慢性リンパ球性、慢性骨髄性、毛様細胞)、口唇及び口腔の癌、肝臓癌(原発性)、肺癌(非小細胞、小細胞)、リンパ腫(AIDS関連、バーキット、皮膚T細胞、ホジキン、非ホジキン、原発性中枢神経系)、マクログロブリン血症(ワルデンストレーム)、骨の悪性線維性組織球腫/骨肉腫、髄芽腫(小児期)、黒色腫、眼内黒色腫、メルケル細胞癌、中皮腫(成人悪性、小児)、原発不明の転移性頸部扁平上皮癌、口腔癌、多発性内分泌腫瘍症候群(小児期)、多発性骨髄腫/形質細胞新生物、菌状息肉腫、骨髄異形成症候群、骨髄異形成/骨髄増殖性疾患、骨髄性白血病(慢性)、骨髄性白血病(成人急性、小児急性)、多発性骨髄腫、骨髄増殖性疾患(慢性)、鼻腔及び副鼻腔癌、上咽頭癌、神経芽細胞腫、非ホジキンリンパ腫、非小細胞肺癌、口腔癌、口腔咽頭癌、骨肉腫/骨の悪性線維性組織球腫、卵巣癌、卵巣上皮癌(表面上皮−間質性腫瘍)、卵巣胚細胞腫瘍、卵巣低悪性度腫瘍、膵臓癌、膵臓癌(島細胞)、副鼻腔及び鼻腔癌、副甲状腺癌、陰茎癌、咽頭癌、褐色細胞腫、松果体星状細胞腫、松果体胚細胞腫、松果体芽細胞腫及びテント上原始神経外胚葉腫瘍(小児期)、下垂体腺腫、形質細胞新生物、胸膜肺芽腫、原発性中枢神経系リンパ腫、前立腺癌、直腸癌、腎細胞癌(腎臓癌)、腎盂及び尿管の移行細胞癌、網膜芽腫、横紋筋肉腫(小児期)、唾液腺癌、肉腫(腫瘍ユーイングファミリー、カポジ、軟組織、子宮)、セザリー症候群、皮膚癌(非黒色腫、黒色腫)、皮膚癌(メルケル細胞)、小細胞肺癌、小腸癌、軟組織肉腫、扁平上皮癌、原発不明の頸部扁平上皮癌(転移性)、胃癌、テント上原始神経外胚葉腫瘍(小児期)、T細胞リンパ腫(皮膚)、精巣癌、咽喉癌、胸腺腫(小児期)、胸腺腫及び胸腺癌、甲状腺癌、甲状腺癌(小児期)、腎盂及び尿管の移行細胞癌、絨毛性腫瘍(妊娠)、原発部位不明(成人、小児)、尿管及び腎盂移行細胞癌、尿道癌、子宮癌(子宮内膜)、子宮肉腫、膣癌、視経路及び視床下部膠腫(小児期)、外陰癌、ワルデンストレームマクログロブリン血症、ならびにウィルムス腫瘍(小児期)が挙げられる。特定の実施形態において、がんは、白血病、非小細胞肺癌、結腸癌、CNS癌、黒色腫、卵巣癌、腎臓癌、前立腺癌及び乳癌からなる群から選択される。
(c)投与
ある一定の態様において、薬理学的有効量の本開示の化合物が対象に投与されてよい。投与は、末梢(すなわち、中枢神経系内への投与によらない)または中枢神経系への局所を含めた標準の有効な技術を使用して実施される。末梢投与として、限定されないが、静脈内、腹腔内、皮下、肺、経皮、筋肉内、鼻腔内、頬側、舌下、または坐薬投与が挙げられる。中枢神経系(CNS)内への直接のものを含めた局所投与として、限定されないが、腰部、脳室内もしくは実質内カテーテルを介したもの、または、外科的に埋め込まれた放出制御製剤を使用するものが挙げられる。
有効投与のための医薬組成物は、選択される投与形態に適するように意図的に設計され、薬学的に許容可能な賦形剤、例えば、適合する分散剤、緩衝液、界面活性剤、保存剤、可溶化剤、等張剤、安定剤などが適宜使用される。参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、最新版の、Remington’s Pharmaceutical Sciences,Mack Publishing Co.,Easton Pa.,16Ed ISBN:0−912734−04−3は、熟練者に一般に知られている製剤化技術の概要を提供している。この発見において有用なペプチドの溶解度特性を改変して、例えば、ペプチドをリポソームにカプセル化することによって、または、極性基をブロックすることによって、ペプチドをより親油性にすることが特に有用であり得る。
静脈内もしくは腹腔内または皮下注射による有効な末梢全身送達が、生存している患者への好ましい投与方法である。かかる注射に好適なビヒクルは、複雑ではない。また、しかしながら、投与はまた、鼻エアロゾルまたは坐薬によって粘膜を通して行われてもよい。かかる投与形態に好適な製剤は周知であり、典型的には、膜通過移動を容易にする界面活性剤を含む。かかる界面活性剤は、多くの場合、ステロイドから誘導されるか、または、陽イオン性脂質、例えば、N−[1−(2,3−ジオレオイル)プロピル]−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロリド(DOTMA)または種々の化合物、例えば、ヘミコハク酸コレステロール、ホスファチジルグリセロールなどである。
治療用途では、治療有効量の本発明の組成物が対象に投与される。「治療有効量」は、測定可能な生物学的な腫瘍反応(例えば、細胞毒性反応、または腫瘍軽減)を生じるのに十分な治療組成物の量である。本発明の治療組成物における活性成分の実際の投薬レベルは、特定の対象において所望の治療反応を達成するのに有効である量の活性化合物(複数可)を投与するように変動し得る。選択される投薬レベルは、治療組成物の活性、製剤、投与経路、他の薬物または治療との組み合わせ、腫瘍サイズ及び寿命、ならびに治療される対象の身体状態及び以前の病歴を含めた様々な要因に依る。いくつかの実施形態において、最小用量が投与され、用量は、用量制限毒性の非存在下で上昇させる。治療有効用量の決定及び調整、ならびにいつどのようにかかる調整をするかの評価は、医療分野の当業者に公知である。
疾患自体及び治療の期間に対する治療の投与のタイミングは、事象の周りの状況によって決定される。治療は、病院もしくは医院自体において開始することができ、または、退院した後にもしくは外来診察室において診察した後に、後になって開始することができる。
治療の継続期間は、1回投与の単回用量から、生涯の治療処置過程までの範囲に及び得る。治療の継続期間は、治療される対象及び疾患または障害に応じて変動し得、また、変動するであろう。例えば、治療の継続期間は、1日、2日、3日、4日、5日、6日、または7日であってよい。あるいは、治療の継続期間は、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間または6週間であってよい。代替的には、治療の継続期間は、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月、7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月、10ヶ月、11ヶ月、12ヶ月であってよい。さらに別の実施形態において、治療の継続期間は、1年、2年、3年、4年、5年、または5年超であってよい。投与は、ある期間にわたって頻繁であってよく、ついで、ある期間にわたって間隔が空いていてよいことも企図される。例えば、治療の継続期間は、5日間であり、次いで9日間は治療せず、次いで、5日間治療してよい。
投薬の頻度は、1日に1回、2回、3回もしくはそれより多く、または1週間もしくは1ヶ月に1回、2回、3回もしくはそれより多く、または症状もしくは疾患を有効に治療するのに必要に応じてであってよい。ある一定の実施形態において、投薬の頻度は、1日に1回、2回または3回であってよい。例えば、用量が、24時間毎、12時間毎、または8時間毎に投与されてよい。他の実施形態において、投薬の頻度は、1週間に1回、2回または3回であってよい。例えば、用量が、2日毎、3日毎または4日毎に投与されてよい。異なる実施形態間において、投薬の頻度は、1ヶ月に1回、2回、3回または4回であってよい。例えば、用量が、1週間毎、2週間毎、3週間毎または4週間毎に投与されてよい。
本発明の化合物、またはその組成物は、単独で、または、本発明の他の化合物を含めた1以上の他の薬剤と組み合わせて投与されてよい。
上記の方法は、好適な適合により、ペプチド構築物の投与に最も便利かつ最も適切及び有効であるとされるが、投与のための他の有効な技術、例えば、脳室内投与、経皮投与及び経口投与が、適当な製剤が本明細書において利用されるという条件下で、用いられてよい。
また、生分解性フィルム及びマトリクス、または浸透圧ミニポンプ、またはデキストランビーズ、アルギネートもしくはコラーゲンをベースとする送達系を使用した制御放出製剤を用いることが望ましい場合がある。
定義
本明細書に記載されている実施形態の要素を導入するとき、「a(1つの)」、「an(1つの)」、「the(その)」の冠詞、及び「said(上記)」は、1以上の要素があることを意味することを意図している。「comprising(含む)」、「including(含む)」及び「having(有する)」という用語は、包含的であることを意図しており、また、列挙されている要素以外の追加の要素があってよいことを意味している。
「アシル」という用語は、本明細書において使用されているとき、単独でまたは別の基の部分として、有機カルボン酸の基COOHからヒドロキシル基を除去することによって形成される部位、例えば、RC(O)−を表し、式中、Rは、R、RO−、RN−、またはRS−であり、Rは、ヒドロカルビル、ヘテロ置換ヒドロカルビル、または複素環であり、Rは、水素、ヒドロカルビル、または置換ヒドロカルビルである。
「アシルオキシ」は、本明細書において使用されているとき、単独でまたは別の基の部分として、酸素連結部(O)を通して結合した上記のアシル基、例えば、RC(O)O−を表し、式中、Rは、「アシル」という用語に関連して定義されている通りである。
「アリル」という用語は、本明細書において使用されているとき、単体のアリル基(CH=CH−CH−)を含有する化合物を指すだけでなく、置換アリル基または環系の部分を形成するアリル基を含有する化合物も指す。
「アルキル」という用語は、本明細書において使用されているとき、約1〜約10個の範囲の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖アルキル基を指す。置換アルキル基は、置換ヒドロカルビルの定義において記載されているような1以上の置換基を有する。「低級アルキル」という用語は、約1〜約4個の範囲の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖アルキル基を指す。
「アルキルアリール」という用語は、アルキル置換アリール基を指し、「置換アルキルアリール」は、さらに1以上の置換基を有するアルキルアリール基を指す。
「アルケニル」という用語は、本明細書において使用されているとき、主鎖において2〜8個の炭素原子を、また、最大で20個の炭素原子を含有する好ましくは低級アルケニルである基を記載している。それらは、直鎖もしくは分岐鎖または環状であってよく、エチニル、プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニル、ヘキセニルなどが挙げられる。
「アルコキシド」または「アルコキシ」という用語は、本明細書において使用されているとき、アルコールの共役塩基である。アルコールは、直鎖、分岐状、環状であってよく、アリールオキシ化合物を含む。
「アルキニル」という用語は、本明細書において使用されているとき、主鎖において2〜8個の炭素原子を、また、最大で20個の炭素原子を含有する好ましくは低級アルキニルを記載している。これらは、直鎖または分岐鎖であってよく、エチニル、プロピニル、ブチニル、イソブチニル、ヘキシニルなどが挙げられる。
「芳香族」という用語は、本明細書において使用されているとき、単独でまたは別の基の部分として、任意選択的に置換されている単もしくは複素環式の共役平面環、または非局在化電子を含む環系を表す。これらの芳香族基は、好ましくは、環部分において5〜14個の原子を含有する単環式(例えば、フランもしくはベンゼン)、二環式、または三環式基である。「芳香族」という用語は、以下に定義されている「アリール」基を包含する。
「アリール」または「Ar」という用語は、本明細書において使用されているとき、単独でまたは別の基の部分として、任意選択的に置換されている単環式芳香族基、好ましくは、環部分に6〜12個の炭素を含有する単環式または二環式基、例えば、フェニル、ビフェニル、ナフチル、置換フェニル、置換ビフェニル、もしくは置換ナフチルを表す。「置換アリール」という用語は、1以上の置換基を有するアリール基を指す。
「アリールアルキニル」という用語は、アリール置換アルキニル基を指し、「置換アリールアルキニル」は、1以上の置換基をさらに有するアリールアルキニル基を指す。
「アロイル」という用語は、アリール置換種、例えば、ベンゾイルを指し、「置換アロイル」は、上記のような1以上の置換基をさらに有するアロイル部位を指す。
「シクロアルキル」という用語は、約3〜最大で7個の範囲の炭素原子を含有する環式環含有部位を指し、「置換シクロアルキル」は、1以上の置換基をさらに有するシクロアルキル部位を指す。
「ハライド」または「ハロ」という用語は、本明細書において使用されているとき、単独でまたは別の基の部分として、塩素、臭素、フッ素及びヨウ素を指す。
「ヘテロ原子」という用語は、炭素及び水素以外の原子を指す。
「ヘテロ芳香族」という用語は、本明細書において使用されているとき、単独でまたは別の基の部分として、少なくとも1の環に少なくとも1のヘテロ原子を有し、2〜最大12個の範囲の炭素原子、好ましくは、各環において5もしくは6個の原子を有する、任意選択的に置換されている芳香族基を表す。ヘテロ芳香族基は、好ましくは、環において1もしくは2個の酸素原子及び/または環において1〜4個の窒素原子を有し、炭素を通して分子の残りに結合している。例示的な基として、フリル、ベンゾフリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、インドリル、イソインドリル、インドリジニル、ベンズイミダゾリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、テトラゾロピリダジニル、カルバゾリル、プリニル、キノリニル、イソキノリニル、イミダゾピリジルなどが挙げられる。例示的な置換基として、以下の基の1以上が挙げられる:ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、アルキル、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、アルケニル、アルケンオキシ、アリール、アリールオキシ、アミノ、アミド、アセタール、カルバミル、炭素環、シアノ、エステル、エーテル、ハロゲン、複素環、ヒドロキシル、ケト、ケタール、ホスホ、ニトロ、及びチオール。
「複素環」または「複素環式」という用語は、本明細書において使用されているとき、単独でまたは別の基の部分として、少なくとも1の環に少なくとも1のヘテロ原子、好ましくは、各環において5または6個の原子を有する、任意選択的に置換されている、完全飽和または不飽和の、単環式または二環式の、芳香族または非芳香族基を表す。複素環基は、好ましくは、環において1もしくは2個の酸素原子及び/または環において1〜4個の窒素原子を有し、炭素またはヘテロ原子を通して分子の残りに結合している。例示的な複素環基として、上記のヘテロ芳香族が挙げられる。例示的な置換基として、以下の基の1以上が挙げられる:ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、アルキル、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、アルケニル、アルケンオキシ、アリール、アリールオキシ、アミノ、アミド、アセタール、カルバミル、炭素環、シアノ、エステル、エーテル、ハロゲン、複素環、ヒドロキシル、ケト、ケタール、ホスホ、ニトロ、及びチオ。
「炭化水素」及び「ヒドロカルビル」という用語は、本明細書において使用されているとき、炭素及び水素元素のみでなる有機化合物またはラジカルを記載している。これらの部位として、アルキル、アルケニル、アルキニル、及びアリール部位が挙げられる。これらの部位として、他の脂肪族または環式炭化水素基、例えば、アルカリール、アルケンアリール及びアルキンアリールによって置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、及びアリール部位も挙げられる。別途示さない限り、これらの部位は、好ましくは、1〜20個の炭素原子を含む。
本明細書に記載されている「置換ヒドロカルビル」という用語部位は、炭素鎖原子が、ヘテロ原子、例えば、窒素、酸素、ケイ素、リン、ホウ素またはハロゲン原子によって置換されている部位、及び炭素鎖が追加の置換基を含む部位を含めた、炭素以外の少なくとも1の原子によって置換されているヒドロカルビル部位である。これらの置換基として、アルキル、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、アルケニル、アルケンオキシ、アリール、アリールオキシ、アミノ、アミド、アセタール、カルバミル、カルバメート、炭素環、カルボキシル、シアノ、エステル、エーテル、ハロゲン、ヘテロアリール、複素環、ヒドロキシル、ケト、ケタール、ホスホ、ニトロ、チオ、トリフルオロメチル、スルホニル、スルホンアミドなどが挙げられる。
以下の実施例は、本発明の好ましい実施形態を示すために含まれる。以下に続く実施例において開示されている技術は、本発明の実施においてよく機能するように、本発明者らによって発見された技術を表示していること、そのため、その実施について好ましい形態を構成するように考慮され得ることが当業者によって認識されるべきである。しかし、当業者は、本開示に照らして、多くの変更が、開示されている具体的な実施形態においてなされ得ること、ならびに、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく同様または類似の結果をなおも得ることができることを認識すべきである。
実施例1.メランポマグノリドBのトリアゾール誘導体の調製のための合成スキーム。
本発明において、アジド誘導体(4)を様々なアセチレン試薬と反応させることによって、メランポマグノリドBのトリアゾール誘導体の小ライブラリーを合成した。最初に、MMB(3)のメシレートを、MMBを、ジクロロメタン中、トリエチルアミンの存在下でメタンスルホニルクロリドと反応させることによって合成した。この化合物を、次いで、ジメチルホルムアミド及びアセトニトリルの存在下、アジ化ナトリウムと80℃で1時間反応させて、アジド誘導体(4)を得た。メランポマグノリドBのアジド誘導体を、次いで、Cul/トリエチルアミン/アセトニトリル+水(9:1)の存在下、芳香族、脂肪族及びヘテロ芳香族アセチレン試薬と周囲温度で反応させて、様々なメランポマグノリドBのトリアゾール誘導体を得た(スキーム1)。全てのこれらの化合物を、カラムクロマトグラフィ(シリカゲル;メタノール/ジクロロメタン)によって精製して、分析的に純粋な化合物を60〜85%の収率で得た(図1A、図1B)。合成した化合物を、H NMR及び13C NMRスペクトル分析によって十分に特性決定した。

スキーム1.メランポマグノリドBのトリアゾール誘導体の合成
Figure 2019509980
これらの化合物の中で、JVM4−29を、血液系腫瘍及び固形腫瘍の両方の細胞株に対する有望な抗がん剤と同定した。この化合物の薬物様の特性を改良するために、フマル酸塩としてのジメチルアミノ付加物を、メタノール中、JVM4−29とジメチルアミンとの反応、続いての対応するフマル酸塩への変換によって調製した(JVM4−29C、スキーム2)。これは、遊離塩形態よりも水溶性である。この化合物を、原発性AML及びM9ENL1細胞株に対して試験し、JVM4−29と同様の細胞毒性を有することが観察された。

スキーム2.メランポマグノリドBのジ−トリフルオロメチルフェニルトリアゾール誘導体のジメチルアミノフマル酸塩の合成
Figure 2019509980
実施例2.メランポマグノリドBのトリアゾール誘導体の抗白血病活性。
新たに合成したメランポマグノリドBのトリアゾール誘導体を、M9ENL1及び原発性AML細胞株に対する抗白血病活性についてスクリーニングした。後者は、ヒト患者からのインフォームドコンセントにより得た。薬物暴露の24時間後に、フローサイトメトリー分析を使用して、Annexin V及び7−アミノアクチノマイシンD(7−AAD)によって標識してアポトーシス細胞集団を描出することによって、評価を実施した。全ての実験において、PTLを基準対照として含んだ。化合物の効能に応じて、用量反応曲線を、0.5〜10μMの濃度範囲を使用して生成し、50%の効能(EC50)を結果としてもたらす濃度を求めた。
いくつかの化合物は、PTL、MMB及びDMAPTと比較して優れた抗白血病活性を示した(表1、図2A〜E、図3A〜D)。化合物JVM4−41は、M9ENL細胞株に対して(EC50=200nM)で効能がある抗がん活性を示し、パルテノリド(PTL)よりも26倍効能があった。化合物JVM4−29は、M9ENL1細胞に対してPTLよりも8.6倍効能がある抗白血病活性、原発性細胞株AML1に対してPTLよりも32.7倍効能がある抗白血病活性、及び原発性細胞株AML2に対してPTLよりも14.8倍効能がある抗白血病活性を示した。同様に、JVM4−29は、AML1及びAML2原発性細胞株に対してDMAPTと比較して36.7倍及び16.1倍細胞毒性であった。JVM4−29もまた、AML1及びAML2原発性細胞株に対してMMBと比較して51.2倍及び34.7倍効能があった。この化合物の水溶性アナログ、JVM4−29B及びJVM4−29Cは、上記細胞株に対して同様の細胞毒性を示した。
いくつかの他のアナログが、効能がある抗白血病活性を示した。JVM3−74(EC50=1.9μM)、JVM4−24(EC50=1.4μM)、JVM4−27(EC50=1.2μM)、JVM4−48(EC50=1.5μM)及びJVM4−58(EC50=2.0μM)は、M9ENL1細胞株に対して有望な抗白血病剤であるとされた。化合物JVM4−25(EC50=1.0、1.7μM)、JVM4−26(EC50=1.1、1.9μM)、JVM4−24(EC50=2.0、2.5μM)及びJVM4−27(EC50=1.3、1.2μM)は、原発性AML1及びAML2細胞株に対して優れた効能を示した。これらの原発性AML細胞は、PTL(EC50=13.1及び10.4μM)、DMAPT(EC50=14.7及び11.3μM)及びMMB(EC50=20.5及び24.3μM)に対してより耐性がある。
Figure 2019509980
実施例3.MMBトリアゾール化合物の作用機構試験。
最も活性な化合物JVM4−29を、ウエスタンブロットアッセイによってHO−1の誘発について試験し、その毒性をパルテノリドと比較した。結果は、JVM4−29が、PTLと比較したとき、より強いHO−1の誘発を示すこと(図4A、図4B)、ならびに、M9ENL1細胞アッセイにおいてパルテノリドよりも細胞毒性であること(図5)を示している。
また、JVM4−29を、P65サブユニットのリン酸化へのその効果を求めることによって、ウェスタンブロット分析によってNF−κB阻害について評価した。JVM4−29は、パルテノリドと比較したとき、NF−κB経路の阻害剤として、極めてより効能があることを示した(図6)。
実施例4.メランポマグノリドBのトリアゾール誘導体の抗がん活性。
上記のメランポマグノリドBのトリアゾール誘導体を、白血病、肺、結腸、中枢神経系(CNS)、黒色腫、腎臓、卵巣、乳、及び前立腺癌細胞を表す疾患サブパネルにグループ分けした9のヒトがん細胞タイプに由来する60のヒトがん細胞株のNCIパネルに対する成長阻害特性について評価した。成長阻害(GI50)効果を、対照の百分率としての光学密度の変動の関数として測定した。化合物を10−5Mの単一濃度でまずスクリーニングした。パネルにおける60の細胞株のうち少なくとも8において60%超の成長阻害を示した化合物を、薬物の5の異なる濃度(10−4M、10−5M、10−6M、10−7M及び10−8M)による完全な用量反応試験のために選択した。予備スクリーニング結果に基づいて、6の化合物、すなわちJVM3−74、JVM4−16、JVM4−24、JVM4−25、JVM4−26、JVM4−29及びJVM4−50を5用量試験用に選択し、これらの化合物のいくつかが、効能のある抗がん活性を示した(表2)。これらの化合物のうち、2つのアナログであるJVM4−25及びJVM4−29は、ナノモル濃度範囲(100〜500nm)において白血病サブパネルにおける全ての細胞株に対して効能のある成長阻害(GI50)を示した。化合物JVM4−29をこのシリーズにおける主の化合物と同定した。なぜなら、該化合物が、RXF393腎臓癌細胞株に対して27nmのGI50値を示したからであった。JVM4−29は、パネルにおける固形腫瘍細胞株の大部分に対しても効能のある成長阻害を示した(GI50=120〜880nm)。第2の化合物であるJVM4−25もまた、NCIの60のヒトがん細胞パネルにおけるほとんどの固形腫瘍細胞株に対してナノモル濃度範囲(GI50=160〜990nm)の細胞毒性を示した。第3の化合物であるJVM4−26は、白血病細胞株CCRF−CEM、HL−60(TB)、K−562、MOLT−4及びSRに対して、ナノモル範囲(240〜940nm)の成長阻害値で、良好な効能を示した。この化合物はまた、NCIパネルにおけるほとんどの固形腫瘍細胞株に対してナノモル範囲(180〜940nm)の効能のある成長阻害も示した。化合物JVM3−74、JVM4−24及びJVM4−50は、ナノモル範囲(200〜990nm)のGI50値で、NCIの60の細胞パネルにおける細胞株に対して良好な細胞毒性を示した。JVM4−16は、パネルにおけるいくつかの細胞株に対して、低いマイクロモル濃度範囲(GI50<5μM)の抗がん活性を示した。
Figure 2019509980
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実施例5.メランポマグノリドBのトリアゾール誘導体の一般的な合成方法。
メランポマグノリドBのトリアゾール誘導体を得るために、全ての合成反応を周囲温度で実施し、生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、メタノール/ジクロロメタン)によって精製して、純粋な化合物を60〜85%の収率で得た。H及び13C NMRスペクトルを、vNMRjソフトウエアで稼働するLinuxワークステーションを備えたVarian400MHz分光計において記録した。
メランポマグノリドBのアジド化合物(4)についての合成手順及び分析データ
ジクロロメタン(5mL)中のメランポマグノリドB(300mg、1.13mmol)に、トリエチルアミン(0.158mL、1.13mmol)及びメタンスルホニルクロリド(129.3mg、1.13mmol)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。反応の終了後、水を添加し、混合物をジクロロメタンで抽出した。有機層を水で洗浄し(3×10mL)、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮して、MMBメシレートを得た。アセトニトリル/DMF(1:1)(10mL)中のMMBメシレート(360mg、1.05mmol)に、アジ化ナトリウム(136.8mg、2.10mmol)を添加した。反応混合物を80℃で1時間加熱した。反応の終了後、溶媒を減圧下で蒸発させ、粗残渣をカラム精製に供して(シリカゲル、ヘキサン中30〜40%EtOAc)、純粋なアジドアナログ(4)を白色固体として得た(200mg、61%)。
H NMR (CDCl, 400 MHz): (δ 6.27 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 5.67 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 5.55 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 3.87−3.81 (m, 2H), 3.70 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 2.85 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.76−2.69 (m, 1H), 2.49−2.16 (m, 6H), 1.74− 1.66 (m, 1H), 1.55 (s, 3H), 1.12 (t, J = 12 Hz, 1H). 13C NMR (CDCl, 100 MHz) δ 169.3, 138.7, 134.8, 131.3, 120.5, 81.0, 63.4, 60.0, 55.7, 42.8, 36.7, 25.5, 24.2, 23.9, 18.1ppm。
メランポマグノリドBのトリアゾール誘導体についての一般的な合成手順及び分析データ
アセトニトリル及び水(9:1)(3mL)中のメランポマグノリドB(4、60mg、0.20mmol)のアジド化合物に、適切なアセチレン試薬(0.248mmol)及びヨウ化銅(3.8mg、0.02mmol)を添加した。反応混合物を6〜24時間撹拌した。反応の終了後、溶媒を減圧下で蒸発させ、粗反応塊を得た。この粗反応塊に、水を添加し、混合物をEtOAcで抽出した。有機層を水で洗浄し(2×5mL)、無水NaSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を除去して、粗反応生成物を得た。粗反応生成物をカラムクロマトグラフィ(シリカゲル、ジクロロメタン中2〜5%メタノール)によって精製して、メランポマグノリドの適切なトリアゾール誘導体を得た(収率:60〜85%)。
実施例6.(1aR,7aS,10aS,10bS,E)−5−((4−(3,5−bis(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−1a−メチル−8−メチレン−2,3,6,7,7a,8,10a,10b−オクタヒドロオキシレノ[2’,3’:9,10]シクロデカ[1,2−b]フラン−9(1aH)−オン(JVM4−29)。
Figure 2019509980
H NMR (CDCl, 400 MHz): δ 8.29 (s, 2H), 7.91 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 6.33 (d, J= 3.6 Hz, 1H), 5.83 (t, J = 8 Hz, 1H), 5.71 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 5.31 (d, J 14.8 Hz, 1H), 4.82 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.87 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 2.89−2.81 (m, 2H), 2.69−2.62 (m, 1H), 2.51−2.20 (m, 4H), 1.99 (d, J 10.4 Hz, 1H), 1.69 (t, J = 11.6 Hz, 1H), 1.55 (s, 3H), 1.17 (t, J = 10 Hz, 1H).13C NMR (CDCl, 100 MHz) δ 169.2, 145.7, 138.2, 134.9, 132.7, 132.6, 132.6, 132.3, 125.7, 124.6, 121.9, 121.8, 121.1, 120.4, 80.9, 63.4, 59.9, 55.2, 42.7, 36.5, 25.2, 24.2, 23.6, 18.0ppm。
実施例7.(1aR,7aS,10aS,10bS,E)−5−((4−(3,5−ジフルオロフェニル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−1a−メチル−8−メチレン−2,3,6,7,7a,8,10a,10b−オクタヒドロオキシレノ[2’,3’:9,10]シクロデカ[1,2−b]フラン−9(1aH)−オン(JVM4−48)。
Figure 2019509980
H NMR (CDCl, 400 MHz): δ 7.75 (s, 1H), 7.38−7.33 (m, 2H), 6.78 (t, J = 9.2, 2.4 Hz, 1H), 6.32 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 5.81 (t, J = 8 Hz, 1H), 5.69 (d, 1H), 5.26 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 4.78 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.87 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 2.89 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.85−2.79 (m, 1H), 2.68−2.60 (m, 2.50−2.19 (m, 4H), 2.0 (d,1= 14.4 Hz, 1H), 1.71−1.64 (m, 1H), 1.55 (s, 3H), 1.16 (t, J 10.8 Hz, 1H). 13C NMR (CDCl, 100 MHz) δ 169.3, 164.8, 162.3, 146.4, 138.2, 135.0, 132.4, 121.1, 120.2, 108.7, 103.8, 80.9, 63.3, 60.0, 54.9, 42.6, 36.5, 25.2, 24.1, 23.7, 18.0ppm。
実施例8.(1aR,7aS,10aS,10bS,E)−1a−メチル−8−メチレン−5((4−プロピル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−2,3,6,7,7a,8,10a,10b−オクタヒドロオキシレノ[2’,3’:9,10]シクロデカ[1,2−b]フラン−9(1aH)−オン(JVM4−16)。
Figure 2019509980
H NMR (CDCl, 400 MHz): δ 7.23 (s, 1H), 6.30 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 5.73 (t, J= 8.0 Hz, 1H), 5.67 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 5.16 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 4.69 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.84 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 2.87 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 2.77−2.58 (m, 4H), 2.45−2.17 (m, 4H), 1.96 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.74−1.60 (m, 3H), 1.54 (s, 3H), 1.14 (t, 1 = 11.2 Hz, 1H), 0.96 (t, J = 6.8 Hz, 3H), 13C NMR (CDCl, 100 MHz) δ 169.3, 149.0, 138.3, 135.5, 131.9, 121.2, 120.2, 80.9, 63.5, 59.9, 54.8, 42.7, 36.7, 27.8, 25.3, 24.1, 23.8, 22.7, 18.0, 13.9 ppm。
実施例9.(1aR,7aS,10aS,10bS,E)−5((4−(3−クロロフェニル1)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−1a−メチル−8−メチレン−2,3,6,7,7a,8,10a,10b−オクタヒドロオキシレノ[2’,3’:9,10]シクロデカ[1,2−b]フラン−9(1aH)−オン(JVM4−25)。
Figure 2019509980
NMR (CDCl, 400 MHz): δ 7.81 (s, 1H), 7, 74 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.38−7.30 (m, 2H), 6.33 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 5.81 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 5.70 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 5.26 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 4.78 (d, J= 14.4 Hz, 1H), 3.86 (t, J= 9.6 Hz, 1H), 2.89−2.79 (m, 2H), 2.69−2.62 (m, 1H), 2.492.19 (m, 4H), 2.0 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 1.67 (t, J = 12 Hz, 1H), 1.55 (s, 3H), 1.16 (t, J = 11.6 Hz, 1H)。
実施例10.(1aR,7aS,10aS,10bS,E)−5((4−(4−フルオロフェニル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−1a−メチル−8−メチレン−2,3,6,7,7a,8,10a,10b−オクタヒドロオキシレノ[2’,3’:9,101シクロデカ[1,2−b]フラン−9(1aH)−オン(JVM4−26)。
Figure 2019509980
H NMR (CDCl, 400 MHz): δ 7.82−7.78 (m, 2H), 7.69 (s, 1H), 7.12 (t, J = 8.8 Hz, 2H), 6.32 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 5.80 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 5.69 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 5.25 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 4.77 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.86 (t, J = 9.6 Hz, 1H), 2.89−2.79 (m, 2H), 2.69−2.63 (m, 1H), 2.492.18 (n, 4H), 2.01 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 1.70−1.63 (n, 1H), 1.54 (s, 3H), 1.16 (t, J = 11.6Hz,1H)。
実施例11.(1aR,7aS,10aS,10bS,E)−5((4−(4−メトキシフェニル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−1a−メチル−8−メチレン−2,3,6,7,7a,8,10a,10b−オクタヒドロオキシレノ[2’,3’:9,10]シクロデカ[1,2−b]フラン−9(1aH)−オン(JVM4−24)。
Figure 2019509980
NMR (CDCl, 400 MHz): δ 7.76 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.63 (s, 1H), 6.97 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.32 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 5.79 (t, J = 8.0 Hz, 11−1), 5.69 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 5.24 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 4.75 (d, 1 = 14 Hz, 1H), 3.88−3.84 (n, 4 H), 2.89−2.79 (m, 2H), 2.74−2.63 (m, 1H), 2.482.18 (m, 4H), 2.01 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 1.65 (t, J = 12.4 Hz, 1H), 1.54 (s, 3H), 1.15 (t, J = 14.4 Hz, 1H)。
実施例12.(1aR,7aS,10aS,10bS,E)−1a−メチル−8−メチレン−5−((4−フェニル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−2,3,6,7,7a,8,10a,10b−オクタヒドロオキシレノ[2’,3’:9,10]シクロデカ[1,2−b]フラン−9(1aH)−オン(JVM3−74)。
Figure 2019509980
H NMR (CDCl, 400 MHz): δ 7.84 (d, J = 8 Hz, 2H), 7.73 (s, 1H), 7.43 (t, J= 7.2 Hz, 2H), 7.34 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 6.32 (d, I = 3.2 Hz, 1H), 5.80 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 5.70 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 5.26 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 4.78 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 3.86 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 2.89−2.79 (m, 2H), 2.72−2.62 (n, 1H), 2.48−2.17 (m, 4H), 2.01 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 1.70−1.62 (n, 1H), 1.54 (s, 3H), 1.16 (t, J = 11.2 Hz, 1H). 13C NMR (CDCl, 100 MHz) δ 169.2, 148.5, 138.3, 135.3, 132.3, 130.4, 129.0, 128.5, 125.8, 121.7, 119.1, 80.9, 63.5, 59.9, 55.0, 42.7, 36.6, 25.3, 24.2, 23.6, 18.0ppm。
実施例13.(1aR,7aS,10aS,10bS,E)−5−((4−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−1a−メチル−8−メチレン−2,3,6,7,7a,8,10a,10b−オクタヒドロオキシレノ[2’,3’:9,10]シクロデカ[1,2−b]フラン−9(1aH)−オン(JVM4−27)。
Figure 2019509980
H NMR (CDCl, 400 MHz): δ 7.69 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.58 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 7.05 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 6.3 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 5.79 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 5.69 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 5.25 (d, J 14.4 Hz, 1H), 4.76 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.86 (t, J = 9.6 Hz, 1H), 2.89−2.78 (m, 2 H), 2.73−2.69 (m, 1H), 2.48−2.18 (m, 8H), 2.01 (d, J = 15.2 Hz, 1H), 1.70 (t, J = 15.2 Hz, 1H), 1.54 (s, 3H), 1.16 (t,J= 12.8 Hz, 1H)。
実施例14.(1aR,7aS,10aS,10bS,E)−5−((4−(3−エチニルフェニル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−1a−メチル−8−メチレン−2,3,6,7,7a,8,10a,10b−オクタヒドロオキシレノ[2’,3’:9,10]シクロデカ[1,2−b]フラン−9(1aH)−オン(JVM4−41)。
Figure 2019509980
H NMR (CDCl, 400 MHz): δ 7.91 (s, 1H), 7.88 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.47 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.40 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.32 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 5.80 (t, J = 8 Hz, 1H), 5.70 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 5.26 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 4.77 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.86 (t, = 9.6 Hz, 1H), 3.10 (s, 1H), 2.89−2.79 (m, 2H), 2.66−2.61 (m, 1H), 2.48−2.19 (m, 4H), 2.0 (d, J= 15.6 Hz, 1H), 1.70−1.63 (m, 1H), 1.54 (s, 3H), 1.21−1.11 (m, 1H). 13C NMR (CDCl, 100 MHz) δ 169.2, 147.5, 138.2, 135.2, 132.4, 132.0, 130.7, 129.4, 129.1, 126.1, 122.8, 121.1, 119.5, 83.3, 80.9, 77.8, 63.4, 59.9, 55.0, 42.7, 36.6, 25.2, 24.2, 23.6, 18.0ppm。
実施例15.(1aR,7aS,10aS,10bS,E)−1a−メチル−8−メチレン−5−((4−(ピリジン−2−イル)−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル)−2,3,6,7,7a,8,10a,10b−オクタヒドロオキシレノ[2’,3’:9,10]シクロデカ[1,2−b]フラン−9(1aH)−オン(JVM4−47)。
Figure 2019509980
H NMR (CDCl, 400 MHz): δ 7.8.57 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 8.19 (d, J = 8 Hz, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.80 (t, J = 8 Hz, 1H), 7.26−7.23 (m, 1H), 6.32 (d, J = 3.6 Hz, 1H), 5.83 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 5.69 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 5.26 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 4. 79 (d, J = 14.4 Hz, 1H), 3.86 (t, J = 9.6 Hz, 1H), 2.89 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 2.84 −2.78 (m, 1H), 2.68−2.59 (m, 1H), 2.47−2.18 (m, 4H), 2.01 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 1.70−1.63 (m, 1H), 1.54 (s, 3H), 1.15 (t, J = 12.8 Hz, 1H). 13C NMR (CDCl, 100 M/hz) δ 169.2, 150.1, 149.5, 148.9, 138.3, 137.1, 134.8, 132.7, 123.1, 121.6, 121.0, 20.3, 80.9, 63.3, 59.9, 54.9, 42.6, 36.5, 25.2, 24.1, 23.5, 18.0ppm。
実施例に関する参照文献
Figure 2019509980

Figure 2019509980

Claims (20)

  1. 式(I):
    Figure 2019509980
    の化合物であって、
    式中、
    Rは、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換アルキルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アリールアルケニル、置換アリールアルケニル、アリールアルキニル、置換アリールアルキニル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、メチル、トリフルオロメチル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミジン、アミノ、カルボキシル、エステル、アルキルアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはアリールアルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、ベンジルオキシ、置換ベンジルオキシ)及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、
    前記化合物。
  2. Rが、非置換または置換フェニル、非置換または置換複素環、及び非置換または置換アルキルからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  3. Rが、
    Figure 2019509980
    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  4. 式(II):
    Figure 2019509980
    の化合物であって、
    式中、
    、R、R、R、及びRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換アルキルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アリールアルケニル、置換アリールアルケニル、アリールアルキニル、置換アリールアルキニル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、メチル、トリフルオロメチル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミジン、アミノ、カルボキシル、エステル、アルキルアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはアリールアルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、ベンジルオキシ、置換ベンジルオキシ)及びこれらの組み合わせからなる群から選択され、R及びRまたはR及びRまたはR及びRまたはR及びRは、一緒になって、任意選択的に置換されている、5もしくは6員のシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールを任意選択的に形成することができる、
    前記化合物。
  5. 、R、R、R、及びRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルキニル、メチル、トリフルオロメチル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミジン、アミノ、カルボキシル、エステル、アルキルアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはアリールアルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、ベンジルオキシ、置換ベンジルオキシ)及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項4に記載の化合物。
  6. 、R、R、R、及びRは、それぞれ独立して、水素、アルキニル、メチル、トリフルオロメチル、ハロゲン、アミノ、カルボキシル、エステル、ヒドロキシル、アルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ)及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項4に記載の化合物。
  7. 及びRは、トリフルオロメチルである、請求項4に記載の化合物。
  8. 、R及びRは、水素である、請求項4または7に記載の化合物。
  9. フマル酸塩である、先行請求項のいずれかに記載の化合物。
  10. 先行請求項のいずれかに記載の化合物を含む医薬組成物。
  11. 式(I)または(II)を含む化合物を作製する方法であって、メランポマグノリドBのアジド誘導体を、銅触媒、プロトン受容体及び溶媒の存在下、アセチレン化合物と接触させて、式(I)または(II)の化合物を得ることを含む、前記方法。
  12. 式(I)または(II)を含む化合物を作製する方法であって、
    (a)MMBメシレートを、溶媒の存在下、アルキルアジドと接触させて、MMBのアジド誘導体を得ることと、
    (b)前記メランポマグノリドBのアジド誘導体を、銅触媒、プロトン受容体及び溶媒の存在下、アセチレン化合物と接触させて、式(I)または(II)の化合物を得ること
    を含む、前記方法。
  13. 式(I)または(II)を含む化合物を作製する方法であって、
    (a)MMBを、プロトン受容体及び溶媒の存在下、メシレートと接触させて、MMBメシレートを得ることと、
    (b)前記MMBメシレートを、溶媒の存在下、アルキルアジドと接触させて、MMBのアジド誘導体を得ることと、
    (c)前記メランポマグノリドBのアジド誘導体を、銅触媒、プロトン受容体及び溶媒の存在下、アセチレン化合物と接触させて、式(I)または(II)の化合物を得ること
    を含む、前記方法。
  14. 前記アセチレン化合物が、式(III):
    Figure 2019509980
    を含み、
    式中、Rは、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換アルキルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アリールアルケニル、置換アリールアルケニル、アリールアルキニル、置換アリールアルキニル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、メチル、トリフルオロメチル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミジン、アミノ、カルボキシル、エステル、アルキルアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはアリールアルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、ベンジルオキシ、置換ベンジルオキシ)及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、
    請求項11、12、または13に記載の方法。
  15. 前記MMBのアジド誘導体対前記アセチレン化合物のモル対モル比が、1:1.2である、請求項11〜14に記載の方法。
  16. 前記銅触媒がヨウ化銅である、請求項11〜15に記載の方法。
  17. HO−1発現を誘発させるための方法であって、細胞を、請求項1〜9のいずれかに記載の化合物を含む組成物と接触させることを含む、前記方法。
  18. NF−κB経路を阻害するための方法であって、細胞を、請求項1〜9のいずれかに記載の化合物を含む組成物と接触させることを含む、前記方法。
  19. 対象において、がん細胞の成長を阻害する方法であって、前記対象に、請求項1〜9のいずれかに記載の化合物を含む組成物を投与することを含む、前記方法。
  20. がんを治療、安定化または予防する方法であって、対象に、請求項1〜9のいずれかに記載の化合物を含む組成物を投与することを含む、前記方法。
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