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JP2019500328A - Ntrkに関連する障害の治療のために有用な化合物及び組成物 - Google Patents

Ntrkに関連する障害の治療のために有用な化合物及び組成物 Download PDF

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JP2019500328A JP2018525688A JP2018525688A JP2019500328A JP 2019500328 A JP2019500328 A JP 2019500328A JP 2018525688 A JP2018525688 A JP 2018525688A JP 2018525688 A JP2018525688 A JP 2018525688A JP 2019500328 A JP2019500328 A JP 2019500328A
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Abstract

本発明は、ピラゾロ[1,5−4]ピリミジン−3−カルボニトリル構造を含む、NTRKの阻害物質に関する。それらは野生型NTRK及びその耐性突然変異体に対して活性がある。

Description

優先権の主張
本出願は、2015年11月19日に出願されたU.S.S.N.62/257,476の優先権を主張し、その全体は参照により本明細書に援用される。
神経栄養性チロシン受容体キナーゼ(NTRK)1、2及び3は、細胞の増殖及び生存に関与する複数の下流の経路を活性化する受容体チロシンキナーゼ(RTK)である。これらのRTKについての遺伝子コーディングの異常な染色体転座から生じる様々な遺伝子融合は、高悪性度及び低悪性度の神経膠腫、胆管癌、甲状腺乳頭癌、結腸癌ならびに非小細胞肺癌が含まれる複数の癌の病因に関与する。キナーゼ融合物の全体像に対するゲノミクス分析は、幅広い追加の癌タイプ(頭頸部扁平上皮癌、膵腺癌、肉腫及び黒色腫が含まれる)においてNTRK融合物を同定し、それによって、複数の腫瘍徴候を治療するこれらのキナーゼの阻害物質の配備のためのさらなる治療の論理的根拠を提供する。
ある特定の癌の根本原因としてのNTRK融合物の同定は、NTRK融合タンパク質を保有する腫瘍を治療するために、いくつかのNTRKキナーゼ阻害物質の探索及び臨床開発を促した。初期の臨床データは、特異的なヒト悪性腫瘍に罹患する患者への利益の提供という点で、このアプローチの実行可能性を支持する。しかしながら最終的には、臨床的な活性が明瞭に示されるにもかかわらず、大部分の患者の癌はキナーゼ阻害物質療法へ耐性があるようになり、疾患の再発及び進行を導くだろう。耐性が起こる場合に、患者の治療選択肢はしばしば非常に限定される。したがって、NTRKに加えて、その耐性突然変異体を阻害する化合物の必要性が存在する。
本発明は、NTRK及びNTRK突然変異体(例えばNTRK耐性突然変異体(本明細書において定義されるような))の阻害物質、例えば構造式(I)である阻害物質ならびにその薬学的に許容される塩及び組成物を提供する。本発明は、本発明の化合物ならびにその薬学的に許容される塩及び組成物を使用して、細胞または患者においてNTRKまたはその突然変異体の活性を阻害する方法をさらに提供する。本発明は、本発明の化合物ならびにその薬学的に許容される塩及び組成物を使用して、異常なNTRK活性によって媒介される病態(例えば癌)を患う被験体を治療する方法をさらに提供する。
一態様において、本発明は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩
Figure 2019500328
[式中、
環Aは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルから選択され;
各々のRは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、単環式シクロアルキルまたは二環式シクロアルキル、単環式ヘテロシクリルまたは二環式ヘテロシクリル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、−C(O)R、−OC(O)R、−C(O)OR、−SR、−S(O)、−S(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキレン)−S(O)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−N(R)(R)−C(O)R、−(C−Cアルキレン)−N(R)−C(O)R、−NRS(O)、−P(O)(R)(R)、及び−ORから独立して選択され;そこで、各々のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル、アルコキシル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヘテロアルキルは、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
各々のRは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、及び−ORから独立して選択され;
各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルアルキルから独立して選択され、そこで、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルの各々は、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキルから独立して選択されるか;または2つのRは、それらが付加されている窒素と一緒に、0〜5で出現するRにより置換されるヘテロシクリル環を形成し;
各々のR及びRは、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、C−Cハロアルコキシル、−N(R”)(R”)、−C(O)−N(R”)(R”)、−N(R”)(R”)−C(O)R’、及び−(C−Cアルキレン)−N(R”)−C(O)R’から独立して選択され;
各々のR’及びR”は、水素及びC−CアルキルまたはC−Cヒドロキシアルキルから独立して選択され;
mは、0、1、2、3、4または5であり;
nは0、1または2である]
を特色とし;
但し、この化合物は、(R)−5−(2−(2,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリルではない。
別の態様において、本発明は、構造式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩及び薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物を提供する。
別の態様において、本発明は、細胞または患者におけるNTRK活性を阻害するための方法を提供する。いくつかの実施形態において、前記方法は、構造式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは組成物を細胞に接触させるかまたは患者へ投与するステップを含む。
別の態様において、本発明は、異常なNTRK活性によって媒介される病態を患う被験体を治療するための方法を提供する。いくつかの実施形態において、前記方法は、治療有効量の構造式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは組成物を被験体へ投与することを含む。
別の態様において、本発明は、癌治療への耐性を発症した被験体を治療するための方法を提供する。いくつかの実施形態において、前記方法は、治療有効量の構造式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは組成物を被験体へ投与することを含む。
一態様において、本発明は、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩
Figure 2019500328
[式中、
環Aは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルから選択され;
各々のRは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、単環式シクロアルキルまたは二環式シクロアルキル、単環式ヘテロシクリルまたは二環式ヘテロシクリル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、−C(O)R、−OC(O)R、−C(O)OR、−SR、−S(O)、−S(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキレン)−S(O)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−N(R)(R)−C(O)R、−(C−Cアルキレン)−N(R)−C(O)R、−NRS(O)、−P(O)(R)(R)、及び−ORから独立して選択され;そこで、各々のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル、アルコキシル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヘテロアルキルは、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
各々のRは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、及び−ORから独立して選択され;
各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルアルキルから独立して選択され、そこで、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルの各々は、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキルから独立して選択されるか;または2つのRは、それらが付加されている窒素と一緒に、0〜5で出現するRにより置換されるヘテロシクリル環を形成し;
各々のR及びRは、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、C−Cハロアルコキシル、−N(R”)(R”)、−C(O)−N(R”)(R”)、−N(R”)(R”)−C(O)R’、及び−(C−Cアルキレン)−N(R”)−C(O)R’から独立して選択され;
各々のR’及びR”は、水素及びC−CアルキルまたはC−Cヒドロキシアルキルから独立して選択され;
mは、0、1、2、3、4または5であり;
nは0、1または2である]
を特色とし;
但し、この化合物は、(R)−5−(2−(2,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリルではない。
いくつかの実施形態において、化合物は、式(Ia−1):
Figure 2019500328
を有する。
いくつかの実施形態において、少なくとも1つのRはハロである。
他の実施形態において、化合物は、式(Ib):
Figure 2019500328
を有する。
いくつかの実施形態において、1つのRはハロであり、1つのRはアリールまたはヘテロアリールである。
いくつかの実施形態において、化合物は、式Ic:
Figure 2019500328
または式Ic−1:
Figure 2019500328
[式中、
Xは、NまたはC(R)であり;
A1は、フルオロまたは−CNであり;
A2は、フルオロまたは水素であり;
B1は、水素またはフルオロであり;
は、水素、ハロ、−CN、−C−Cアルキル、−C(O)N(R11)(R11)、及び−S(O)N(R11)(R11)から選択され、そこで、Rの任意のアルキル部分は、−OH及び−Fから選択される1つまたは複数の置換基により随意に置換され;
10は、水素、ハロ、1つまたは複数のハロにより随意に置換される−O−(C−Cアルキル)、及び−C(O)N(R11)(R11)から選択され;
各々のR11は、水素、ならびに−OH及びシクロプロピルから選択される1つまたは複数の置換基により随意に置換されるC−Cアルキルから独立して選択される]
を有する。
式Icのいくつかの実施形態において、Rは、水素、フルオロ、クロロ、−CN、−C(O)NH、−C(O)NHCH、−C(O)N(CH、−C(O)NHCHCHOH、−C(OH)(CH、−S(O)NH、及びN−(シクロプロピルメチル)カルバミルから選択される。
式Icのいくつかの実施形態において、R10は、水素、フルオロ、クロロ、−OCH、−OCF、及び−C(O)NHから選択される。
別の態様において、本発明は、本明細書において記載される化合物(例えば表1中の化合物)もしくはその薬学的に許容される塩またはその医薬組成物を細胞に接触させるかまたは患者へ投与するステップを含む、細胞または患者におけるNTRK活性を阻害する方法を特色とする。
別の態様において、本発明は、治療有効量の本明細書において記載される化合物(例えば表1中の化合物)もしくはその薬学的に許容される塩またはその医薬組成物を被験体へ投与することを含む、異常なNTRK活性によって媒介される病態を患う被験体を治療する方法を特色とする。
別の態様において、本発明は、治療有効量の本明細書において記載される化合物(例えば表1中の化合物)もしくはその薬学的に許容される塩またはその医薬組成物を被験体へ投与することを含む、癌治療への耐性を発症した被験体を治療する方法を特色とする。
定義
本明細書において使用される時、「患者」、「被験体」、「個体」及び「宿主」という用語は、異常なNTRK発現(すなわちNTRKを介するシグナリングによって引き起こされたNTRK活性の増加)または生物学的活性と関連する疾患または障害を患うかまたは患う疑いのあるヒトまたは非ヒト動物のいずれかを指す。
かかる疾患または障害を「治療する」及び「治療すること」は、疾患または障害のうちの少なくとも1つの症状を回復させることを指す。これらの用語は、癌等の病態に関して使用される場合に、癌の増殖を妨害すること、癌の収縮を重量もしくは体積で引き起こすこと、期待される患者の生存時間を延長すること、腫瘍増殖を阻害すること、腫瘍塊を低減すること、転移病巣のサイズもしくは数を低減すること、新しい転移病巣の発症を阻害すること、生存を延長すること、無進行生存を延長すること、無増悪期間を延長すること、及び/または生活の質を促進することのうちの1つまたは複数を指す。
「予防すること」という用語は、病態または疾患(癌等)に関連して使用される場合に、病態または疾患の症状の頻度の低減または開始の遅延を指す。したがって、癌の予防は、例えば、無治療対照集団に比べて予防的(prophylactic)治療を受ける患者の集団中で検出可能な癌腫瘍の数を低減すること、ならびに/または、治療される集団vs無治療対照集団中で例えば統計的に及び/もしくは臨床的に有意な量で検出可能な癌腫瘍の出現を遅延させることを包含する。
「治療有効性」という用語は、本発明の化合物または組成物の投与によって引き起こされる、動物、特に哺乳動物、より特にヒトにおいて有益な局部的または全身的な有効性を指す。「治療有効量」という語句は、合理的なベネフィット/リスク比で、NTRKの過剰発現または異常なNTRK生物学的活性によって引き起こされる疾患または病態を治療するのに有効な本発明の化合物または組成物のその量を意味する。かかる物質の治療有効量は、治療されている被験体及び疾患の状態、被験体の体重及び年齢、疾患状態の重症度、投与の様式、ならびに同種のものに依存して変動し、それは当業者によって容易に決定され得る。
本明細書において使用される時、「耐性を発症すること」とは、薬物が患者へ最初に投与される場合に、腫瘍体積の減少、新しい病巣の数の減少、または医師が疾患進行を判断するのに使用する他のいくつかの手段によって測定されるかどうかにかかわらず、患者の症状は改善するが、それらの症状の改善は停止するかまたはある時点で悪化さえ起こることを意味する。その時に、患者は薬物への耐性を発症したと言える。
「脂肪族基」は、直鎖、分岐鎖、または環式炭化水素基を意味し、飽和基及び不飽和基(アルキル基、アルケニル基及びアルキニル基等)が含まれる。
「アルキレン」は、アルキル基の二価ラジカル(例えば−CH−、−CHCH−、及びCHCHCH−)を指す。
「アルケニル」は、少なくとも1つの二重結合を含有する脂肪族基を意味する。
「アルコキシル」または「アルコキシ」は、それへ付加された酸素ラジカルを有するアルキル基を意味する。代表的なアルコキシル基には、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、tert−ブトキシ及び同種のものが含まれる。「ハロアルコキシ」という用語は、1つまたは複数の水素原子がハロによって置き換えられたアルコキシを指し、それらには、水素がすべてハロによって置き換えられたアルコキシ部分(例えばペルフルオロアルコキシ)が含まれる。
「アルキル」は、1〜12、1〜10または1〜6の炭素原子の直鎖基または分岐基等の飽和直鎖炭化水素または飽和分岐炭化水素の一価ラジカルを指し、本明細書においてそれぞれC−C12アルキル、C1−C10アルキル及びC−Cアルキルと称される。例示的なアルキル基には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、2−メチル−1−プロピル、2−メチル−2−プロピル、2−メチル−1−ブチル、3−メチル−1−ブチル、2−メチル−3−ブチル、2,2−ジメチル−1−プロピル、2−メチル−1−ペンチル、3−メチル−1−ペンチル、4−メチル−1−ペンチル、2−メチル−2−ペンチル、3−メチル−2−ペンチル、4−メチル−2−ペンチル、2,2−ジメチル−1−ブチル、3,3−ジメチル−1−ブチル、2−エチル−1−ブチル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチルなどが含まれるがこれらに限定されない。
「アルケニレン」は、2つの接続点を有するアルケニル基を指す。例えば、「エテニレン」は基−CH=CH−を表す。アルケニレン基は、非置換形態または1つもしくは複数の置換基を備えた置換形態でもあり得る。
「アルキニル」は、2〜12の炭素原子を含有し、1つまたは複数の三重結合を有することで特徴づけられる直鎖炭化水素鎖または分岐炭化水素鎖を指す。アルキニル基の例としては、エチニル、プロパルギル及び3−ヘキシニルが挙げられるがこれらに限定されない。三重結合炭素のうちの1つは随意にアルキニル置換基の付加点であり得る。
「アルキニレン」は、2つの接続点を有するアルキニルを指す。例えば、「エチニルエン」は基−C≡C−を表す。アルキニレン基は、非置換形態または1つもしくは複数の置換基を備えた置換形態でもあり得る。
「ヒドロキシアルキルエン」または「ヒドロキシアルキル」は、アルキレンまたはアルキルの水素原子がヒドロキシル基によって置き換えられたアルキレン部分またはアルキル部分を指す。ヒドロキシアルキルエンまたはヒドロキシアルキルには、2つ以上の水素原子がヒドロキシル基によって置き換えられた基が含まれる。
「芳香環系」は当技術分野で認められており、単環式、二環式、または多環式の炭化水素環系を指し、そこで、少なくとも1つの環は芳香族である。
「アリール」は、芳香環系の一価ラジカルを指す。代表的なアリール基には、完全な芳香族環系(フェニル、ナフチル及びアントラセニル等)、及び芳香族炭素環が1つまたは複数の非芳香族炭素環へ融合される環系(インダニル、フタルイミジル、ナフトイミジルまたはテトラヒドロナフチル及び同種のもの等)が含まれる。
「アリールアルキル」または「アラルキル」は、アルキルの水素原子がアリール基によって置き換えられるアルキル部分を指す。アラルキルには、2つ以上の水素原子がアリール基によって置き換えられた基が含まれる。「アリールアルキル」または「アラルキル」の例としては、ベンジル基、2−フェニルエチル基、3−フェニルプロピル基、9−フルオレニル基、ベンズヒドリル基及びトリチル基が挙げられる。
「アリールオキシ」は−O−(アリール)を指し、そこで、ヘテロアリール部分は本明細書において定義される通りである。
「ハロ」は、任意のハロゲン(例えば−F、−Cl、−Br、−I)のラジカルを指す。
「ハロアルキル」及び「ハロアルコキシル」は、1つもしくは複数のハロ基によりまたはその組み合わせにより置換されるアルキル構造及びアルコキシ構造を指す。例えば、「フルオロアルキル」及び「フルオロアルコキシ」という用語には、ハロがフッ素である、それぞれハロアルキル基及びハロアルコキシ基が含まれる。
「ハロアルキレン」は、1つまたは複数の水素原子がハロによって置き換えられた二価アルキル(例えば−CH−、−CHCH−、及び−CHCHCH−)を指し、それらには、水素がすべてハロによって置き換えられたアルキル部分が含まれる。
「ヘテロアルキル」は、炭素以外の原子(例えば酸素、窒素、硫黄、リンまたはその組み合わせ)から選択される1つまたは複数の骨格鎖原子を有する、随意に置換されるアルキルを指す。鎖中の炭素の数を指す数値範囲が与えられ、例えばC−Cヘテロアルキルであり、それはこの例において1〜6の炭素原子を含む。例えば、−CHOCHCHラジカルは「C」ヘテロアルキルと称される。分子の残りへの接続は、ヘテロアルキル鎖中のヘテロ原子または炭素のいずれかを介して行われ得る。「ヘテロアルキレン」は、炭素以外の原子(例えば酸素、窒素、硫黄、リンまたはその組み合わせ)から選択される1つまたは複数の骨格鎖原子を有する、二価の随意に置換されるアルキルを指す。
「炭素環系」は、単環式、二環式または多環式の炭化水素環系を指し、そこで、各々の環は完全に飽和されるかまたは不飽和の1つまたは複数の単位を含有するが、環は芳香族ではない。
「カルボシクリル」は、炭素環系の一価ラジカルを指す。代表的なカルボシクリル基には、シクロアルキル基(例えばシクロペンチル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル及び同種のもの)及びシクロアルケニル基(例えばシクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロペンタジエニル及び同種のもの)が含まれる。
「シクロアルキル」は、3〜12の炭素を有する環式、二環式、三環式、または多環式の非芳香族炭化水素基を指す。任意の置換可能な環原子は置換することができる(例えば1つまたは複数の置換基によって)。シクロアルキル基は縮合環またはスピロ環を含有し得る。縮合環は共通の炭素原子を共有する環である。シクロアルキル部分の例としては、シクロプロピル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシル、アダマンチル及びノルボルニルが挙げられるがこれらに限定されない。
「シクロアルキルアルキル」は−(シクロアルキル)−アルキルラジカルを指し、そこで、シクロアルキル及びアルキルは本明細書において開示される通りである。「シクロアルキルアルキル」は、シクロアルキル基を介して親分子構造へ結合される。
「ヘテロ芳香環系」は当技術分野で認められており、単環式、二環式または多環式の環系を指し、そこで、少なくとも1つの環は芳香族であり且つ少なくとも1つのヘテロ原子(例えばN、OまたはS)を含み;他の環はヘテロシクリル(以下に定義されるような)ではない。ある特定の実例において、芳香族でありヘテロ原子を含む環は、かかる環中で1、2、3または4の環ヘテロ原子を含有する。
「ヘテロアリール」は、ヘテロ芳香環系の一価ラジカルを指す。代表的なヘテロアリール基には、(i)各々の環がヘテロ原子を含み芳香族である(例えばイミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピロリル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、インドリジニル、プリニル、ナフチリジニル、及びプテリジニル);(ii)各々の環が芳香族またはカルボシクリルであり、少なくとも1つの芳香環がヘテロ原子を含み、少なくとも1つの他の環が炭化水素環である(例えばインドリル、イソインドリル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、ピリド[2,3−b]−1,4−オキサジン−3−(4H)−オン、5,6,7,8−テトラヒドロキノリニル、及び5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリニル);及び(iii)各々の環が芳香族またはカルボシクリルであり、少なくとも1つの芳香環が別の芳香環と共に橋頭ヘテロ原子を共有する(例えば4H−キノリジニル)、環系が含まれる。いくつかの実施形態において、ヘテロアリールには、
Figure 2019500328
[式中、RはHまたはC1−6アルキルである]が含まれ得る。
「ヘテロ環系」は、単環式、二環式及び多環式の環系を指し、そこで、少なくとも1つの環は飽和または部分的に不飽和であり(しかし芳香族でない)、少なくとも1つのヘテロ原子を含む。ヘテロ環系は任意のヘテロ原子または炭素原子でペンダント基へ付加することができ、それは安定的な構造をもたらし、環原子のうちの任意のものは随意に置換することができる。
「ヘテロシクリル」は、ヘテロ環系の一価ラジカルを指す。代表的なヘテロシクリルには、(i)すべての環が非芳香族であり、少なくとも1つの環がヘテロ原子を含む(例えばテトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチエニル、ピロリジニル、ピロリドニル、ピペリジニル、ピロリニル、デカヒドロキノリニル、オキサゾリジニル、ピペラジニル、ジオキサニル、ジオキソラニル、ジアゼピニル、オキサゼピニル、チアゼピニル、モルホリニル及びキヌクリジニル);(ii)少なくとも1つの環が非芳香族でありヘテロ原子を含み、少なくとも1つの他の環が芳香族炭素環である(例えば1,2,3,4−テトラヒドロキノリニル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル);及び(iii)少なくとも1つの環が非芳香族でありヘテロ原子を含み、少なくとも1つの他の環が芳香族でありヘテロ原子を含む(例えば3,4−ジヒドロ−1H−ピラノ[4,3−c]ピリジン及び1,2,3,4−テトラヒドロ−2,6−ナフチリジン)、環系が含まれる。
「ヘテロシクリルアルキル」は、ヘテロシクリル基により置換されたアルキル基を指す。
「シアノ」は−CNラジカルを指す。
「ニトロ」は−NOを指す。
「ヒドロキシ」または「ヒドロキシル」は−OHを指す。
「ヒドロキシアルキル」は、1つまたは複数の水素原子がヒドロキシによって置き換えられた二価アルキル(例えば−CH−、−CHCH−、及び−CHCHCH−)を指し、それらには、水素がすべてヒドロキシによって置き換えられたアルキル部分が含まれる。
「置換される」(「随意に」という用語が先行するか否かにかかわらず)は、表記される部分のうちの1つまたは複数の水素が好適な置換基により置き換えられることを意味する。特別の指示のない限り、「随意に置換される」基は、基の各々の置換可能な位置で好適な置換基を有することができ、所与の構造中の2つ以上の位置が、規定された基から選択される2つ以上の置換基により置換され得る場合に、置換基は各々の位置で同じかまたは異なり得る。本発明下で想定される置換基の組み合わせは、好ましくは安定的であるかまたは化学的に実現可能な化合物の形成をもたらすものである。「安定的な」という用語は、本明細書において使用される時、それらの産生、検出、ならびに、ある特定の実施形態において、本明細書において開示される目的のうちの1つまたは複数のためのそれらの回収、精製及び使用を可能にする条件を行った場合に、実質的に改変されない化合物を指す。本明細書において使用される時、各々の表現の定義(例えばアルキル、m、nなど)は、それが任意の構造中で二度以上起こる場合に、同じ構造中の他のところでその定義に依存しないことが意図される。
本発明のある特定の化合物は、特に幾何学的形態または立体異性形態で存在し得る。本発明はかかる化合物をすべて企図し、それらには、本発明の範囲内にあるような、シス−異性体及びトランス−異性体、R−鏡像異性体及びS−鏡像異性体、ジアステレオ異性体、(D)−異性体、(L)−異性体、そのラセミ混合物、ならびに他のその混合物が含まれる。追加の不斉炭素原子は置換基(アルキル基等)中に存在し得る。すべてのかかる異性体に加えてその混合物が本発明中に包含されることが意図される。
例えば本発明の化合物の特定の鏡像異性体が所望されるならば、それは不斉合成によってまたはキラル補助基による誘導によって調製することができ、そこで、もたらされたジアステレオマー混合物は分離され、補助基は切断されて、純粋な所望される鏡像異性体を提供する。あるいは、分子が塩基性官能基(アミノ等)または酸性官能基(カルボキシル等)を含有している場合に、ジアステレオマー塩は適切な光学活性な酸または塩基により形成され、後続して、このように形成されたジアステレオ異性体を当技術分野において周知の分別結晶またはクロマトグラフィー手段によって分割し、続いて純鏡像異性体を回収する。
特別の指示のない限り、開示される化合物が、立体化学を規定せずに構造によって命名または描写され、1つまたは複数のキラル中心を有する場合に、化合物の可能性のあるすべての立体異性体に加えて、そのエナンチオマー混合物を表すことが理解される。組成物の「エナンチオマー過剰率」または「%エナンチオマー過剰率」は、以下で示される方程式を使用して計算することができる。以下で示される例において、組成物は、90%の1つの鏡像異性体(例えばS鏡像異性体)及び10%の他の鏡像異性体(すなわちR鏡像異性体)を含有する。
ee=(90−10)/100=80%。
したがって、90%の1つの鏡像異性体及び10%の他の鏡像異性体を含有する組成物は、80%のエナンチオマー過剰率を有すると言える。
本明細書において記載される化合物または組成物は、少なくとも50%、75%、90%、95%または99%のエナンチオマー過剰率で化合物の1つの形態(例えばS鏡像異性体)を含有し得る。換言すれば、かかる化合物または組成物は、R鏡像異性体を上回るS鏡像異性体のエナンチオマー過剰率を含有する。
本明細書において記載される化合物は、さらにかかる化合物を構成する原子のうちの1つまたは複数で原子同位体の天然に存在しない割合を含有し得る。例えば、化合物は、放射性同位体(例えば重水素(H)、トリチウム(H)、炭素13(13C)、または炭素14(14C)等)により放射性標識され得る。本明細書において開示される化合物のすべての同位体変動は、放射性であるか非放射性であるかにかかわらず、本発明の範囲内に包含されることが意図される。加えて、本明細書において記載される化合物のすべての互変異性形態は、本発明の範囲内であることが意図される。
化合物は、遊離塩基としてまたは塩として有用であり得る。代表的な塩には、臭化水素酸塩、塩酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、酢酸塩、吉草酸塩、オレイン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、ラウリン酸塩、安息香酸塩、乳酸塩、リン酸塩、トシル酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、ナプチル酸塩(napthylate)、メシル酸塩、グルコヘプトン酸塩、ラクトビオン酸塩、及びラウリルスルホン酸塩、ならびに同種のものが含まれる(例えばBerge et al.(1977)”Pharmaceutical Salts”,J.Pharm.Sci.66:1−19.を参照)。
以下の表1は、本明細書において記載される化合物の構造を示す。
Figure 2019500328
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これらの化合物の薬学的に許容される塩も本明細書において記載される使用について企図される。
「薬学的に許容される塩」は、その生物学的特性を保持し、薬学的使用のために毒性でなく、そうでなければ所望されない、本発明の化合物の任意の塩を指す。薬学的に許容される塩は、当技術分野において周知の多様な有機カウンターイオン及び無機カウンターイオンから誘導されたものを含む。かかる塩には、(1)有機酸もしくは無機酸(塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸、スルファミン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンチルプロピオン酸、グリコール酸、グルタル酸、ピルビン酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、ソルビン酸、アスコルビン酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、3−(4−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、ピクリン酸、ケイ皮酸、マンデル酸、フタル酸、ラウリン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2−エタン−二スルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、4−クロロベンゼンスルホン酸、2−ナフタリンスルホン酸、4−トルエンスルホン酸、ショウノウ酸、カンファースルホン酸、4−メチルビシクロ[2.2.2]−オクタ−2−エン−1−カルボキシル酸、グルコヘプトン酸、3−フェニルプルピオン酸、トリメチル酢酸、tert−ブチル酢酸、ラウリル、硫酸、グルコン酸、安息香酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、シクロヘキシルスルファミン酸、キナ酸ムコン酸、及び同種の酸等)により形成された酸付加塩;または(2)親化合物中に存在する酸性プロトンが、(a)金属イオン(例えばアルカリ金属イオン、アルカリ土類イオンまたはアルミニウムイオン)もしくはアルカリ金属水酸化物もしくはアルカリ土類金属水酸化物(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化リチウム、水酸化亜鉛及び水酸化バリウム等)、アンモニアによって置き換えられる場合、または(b)有機塩基(脂肪族有機アミン、脂環式有機アミンまたは芳香族有機アミン等(アンモニア、メチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ピコリン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、リジン、アルギニン、オルニチン、コリン、N,N’−ジベンジルエチレン−ジアミン、クロロプロカイン、ジエタノールアミン、プロカイン、N−ベンジルフェネチルアミン、N−メチルグルカミンピペラジン、トリス(ヒドロキシメチル)−アミノメタン、水酸化テトラメチルアンモニウム、及び同種のもの等))と配位する場合、のいずれかで形成される塩、が含まれる。薬学的に許容される塩は、単なる例としてではあるが、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウム、テトラアルキルアンモニウム、及び同種のものをさらに含み、ならびに化合物が塩基性官能基を含有する場合に、非毒性の有機酸塩または無機酸塩(塩酸塩、臭化水素酸塩、酒石酸塩、メシル酸塩、ベシル酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、シュウ酸塩及び同種のもの等)である。
医薬組成物
本発明の医薬組成物は、本発明の1つまたは複数の化合物及び1つまたは複数の生理学的または薬学的に許容される担体を含む。「薬学的に許容される担体」という用語は、任意の被験組成物またはその構成要素の所持または輸送に関与する薬学的に許容される材料、組成物またはベヒクル(液体もしくは固体の充填剤、希釈剤、賦形剤、溶媒またはカプセル化材等)を指す。各々の担体は、被験組成物及びその構成要素と適合性があり患者へ有害でないという意味において「許容され」なくてはならない。薬学的に許容される担体として供され得る材料のいくつかの例としては、(1)糖(ラクトース及びグルコース及びスクロース等);(2)デンプン(トウモロコシデンプン及びジャガイモデンプン等);(3)セルロース及びその誘導体(カルボキシルメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース及び酢酸セルロース等);(4)トラガント末;(5)麦芽;(6)ゼラチン;(7)タルク;(8)賦形剤(カカオバター及び坐剤用ワックス等);(9)油(落花生油、綿実油、サフラワー油、胡麻油、オリーブ油、トウモロコシ油及び大豆油等);(10)グリコール(プロピレングリコール等);(11)ポリオール(グリセリン、ソルビトール、マンニトール及びポリエチレングリコール等);(12)エステル(オレイン酸エチル及びラウリン酸エチル等);(13)アガー;(14)バッファー剤(水酸化マグネシウム及び水酸化アルミニウム等);(15)アルギン酸;(16)パイロジェン不含有水;(17)等張食塩水;(18)リンガー溶液;(19)エチルアルコール;(20)リン酸バッファー溶液;及び(21)薬学的製剤中で用いられる他の非毒性の適合性のある物質が挙げられる。
本発明の組成物は、経口で、非経口で、吸入噴霧によって、局所的に、経直腸的に、経鼻的に、頬側に、経膣的に、またはインプラントされたリザーバー経由で投与することができる。本明細書において使用される時、「非経口的」という用語には、皮下、静脈内、筋肉内、関節内、滑液内、胸骨内、髄腔内、肝臓内、病巣内、及び頭蓋内の注射または点滴技法が含まれる。いくつかの実施形態において、本発明の組成物は、経口、腹腔内または静脈内で投与される。本発明の組成物の滅菌済み注射可能形態は、水性懸濁物または油性懸濁物であり得る。これらの懸濁物は、好適な分散剤または湿潤剤及び懸濁化剤を使用して、当技術分野において公知の技法に従って製剤化され得る。滅菌済み注射可能調製物は、非毒性の非経口的に許容される希釈剤または溶媒中の無菌注射可能な溶液または懸濁物(例えば1,3−ブタンジオール中の溶液として)でもあり得る。用いることができる許容されるベヒクル及び溶媒の中には、水、リンガー溶液及び生理食塩液がある。加えて、滅菌済み固定油は、溶媒または懸濁培地として従来通りに用いられる。
この目的のために、任意の無味無臭の固定油を用いることができ、これには合成のモノグリセリドまたはジグリセリドが含まれる。脂肪酸(オレイン酸及びそのグリセリド誘導体等)は、天然の薬学的に許容される油(オリーブ油またはヒマシ油等、特にそれらのポリオキシエチル化バージョンで)と同様に注射可能物の調製において有用である。これらの油溶液または懸濁物は、長鎖アルコールの希釈剤または分散剤(カルボキシメチルセルロース、または薬学的に許容される投薬形態(エマルション及び懸濁物が含まれる)の製剤中で通常使用される類似する分散剤等)も含有することができる。他の通常使用される界面活性剤(TweenまたはSpan等)、及び薬学的に許容される固体、液体または他の投薬形態の製造において通常使用される他の乳化剤または生物学的利用能促進剤も、製剤の目的のために使用され得る。
本発明の薬学的に許容される組成物は任意の経口的に許容される投薬形態で経口投与することができ、これには、カプセル剤、錠剤、水性懸濁物または溶液が含まれるがこれらに限定されない。経口使用のための錠剤の事例において、通常使用される担体にはラクトース及びトウモロコシデンプンが含まれる。潤滑剤(ステアリン酸マグネシウム等)も典型的には添加される。カプセル形態における経口投与のために、有用な希釈剤にはラクトース及び乾燥コーンスターチが含まれる。水性懸濁物が経口使用に要求される場合に、活性成分は乳化剤及び懸濁化剤と組み合わせられる。所望されるならば、特定の甘味剤、着香剤または着色剤も添加され得る。
あるいは、本発明の薬学的に許容される組成物は、直腸投与のための坐剤の形態で投与され得る。これらは、好適な非刺激性賦形剤(室温で固体であるが、直腸温で液体であり、したがって直腸中で融解して薬物を放出するだろう)と、薬剤を混合することによって調製され得る。かかる材料には、カカオバター、ミツロウ及びポリエチレングリコールが含まれる。
特に治療の標的に、局所適用によって容易に接近可能な領域または器官が含まれ、眼、皮膚または下部腸管の疾患が含まれる場合に、本発明の薬学的に許容される組成物は局所的にも投与され得る。好適な局所製剤は、これらの領域または器官の各々のために容易に調製される。下部腸管のための局所適用は、直腸坐剤製剤(上を参照)または好適な浣腸製剤で達成することができる。局所的経皮パッチも使用され得る。
局所適用のために、薬学的に許容される組成物は、1つまたは複数の担体中で懸濁または溶解された活性のある構成要素を含有する好適な軟膏中で製剤化され得る。本発明の化合物の局所投与のための担体には、鉱物油、流動ワセリン、白色ワセリン、プロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン化合物、乳化ワックス及び水が含まれるがこれらに限定されない。あるいは、薬学的に許容される組成物は、1つまたは複数の薬学的に許容される担体中で懸濁または溶解された活性のある構成要素を含有する好適なローションまたはクリーム中で製剤化され得る。適切な担体には、鉱物油、モノステアリン酸ソルビタン、ポリソルベート60、セチルエステルワックス、セテアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、ベンジルアルコール及び水が含まれるがこれらに限定されない。
本発明の薬学的に許容される組成物は鼻エアロゾルまたは吸入によっても投与され得る。かかる組成物は医薬製剤の当技術分野において周知の技法に従って調製されており、ベンジルアルコールもしくは他の適切な防腐剤、生物学的利用能を促進する吸収促進剤、フルオロカーボン、及び/または従来の他の可溶化剤もしくは分散剤を用いて、食塩水中の溶液として調製することができる。担体材料と組み合わせて単一投薬形態における組成物を産生することができる本発明の化合物の量は、治療される宿主、投与の特定のモードに依存して変動するだろう。
投薬量
本発明の化合物(薬学的に許容される塩及び重水素化バリアントが含まれる)の毒性及び治療有効性は、細胞培養または実験動物における標準的な薬学的手順によって決定され得る。LD50は集団の50%への致死用量である。ED50は集団の50%において治療有効性のある用量である。毒性と治療有効性との間の用量比(LD50/ED50)は、治療指数である。高い治療指数を示す化合物が好ましい。毒性副作用を示す化合物が使用され得るが、非感染細胞への損傷の可能性を最小限にし、それによって副作用を低下させるために、かかる化合物を、影響を受けた組織の部位へ標的化する送達システムをデザインするように注意を払うべきである。
細胞培養アッセイ及び動物研究から得られたデータは、ヒトにおける使用のための投薬量範囲の処方において使用することができる。かかる化合物の投薬量は、ほとんどまたはまったく毒性を持たないED50が含まれる血中循環濃度の範囲内にある。投薬量は、用いられる投薬形態及び利用される投与経路に応じてこの範囲内で変動し得る。任意の化合物について、治療有効性のある用量は、細胞培養アッセイから最初に推定され得る。用量を動物モデルにおいて処方して、細胞培養において決定されるようなIC50(すなわち症状の最大阻害の半量を達成する試験化合物の濃度)が含まれる、循環血漿濃度範囲を達成することができる。かかる情報を使用してヒトにおける有用な用量をより正確に決定することができる。血漿中のレベルは、例えば高速液体クロマトグラフィーによって測定することができる。
任意の特定の患者のための具体的な投薬量及び治療レジメンは多様な因子に依存し、それらには、用いられる具体的な化合物の活性、年齢、体重、全体的な健康、性別、食餌、投与の時間、排泄率、薬物の組み合わせ、ならびに治療する医師の判定及び治療されている特定の疾患の重症度が含まれるであろうことも理解するべきである。組成物中の本発明の化合物の量は、組成物中の特定の化合物にも依存するだろう。
治療
NTRK融合物はいくつかのタイプの癌に関与している。これらの融合物は、受容体の生来の形態または野生型の形態に同一のインタクトなNTRKキナーゼドメインを保有し、したがって、本明細書において使用される時、野生型NTRKと同じキナーゼドメインを備えた任意のNTRKタンパク質(NTRK1、2または3)は、「野生型NTRK」と称されるだろう。突然変異がNTRKキナーゼドメイン中で起こり、キナーゼ阻害物質療法へ耐性のある突然変異体を導き得る。これらの耐性突然変異は、構造生物学及びコンピューター分析の使用に加えて、配列変化が異なるアミノ酸のコドンを生じさせるコドン配列の検討によって、予測することができる。あるいは、所与の阻害物質についての耐性突然変異は、その阻害物質(例えば既知のNTRK野生型の阻害物質)を投与すること、及び突然変異増進剤(ENU(N−エチル−N−ニトロソウレア)等)へ細胞を曝露することによって実験的に同定することができる。細胞は洗浄され、次いで選択化合物の増加濃度(2〜100×増殖IC50)によりプレーティングされる。次いで細胞増生のあるウェルは3〜4週間後に収集される。特に、グリシン残基からアルギニン残基への変化(従来は「G595R」と表記される)をもたらす、NTRK融合物内のアミノ酸位置595での突然変異(NTRK1野生型によるナンバリング)は、両方の方法によって同定された。この突然変異は、臨床的に評価されている2つのNTRKの阻害物質への有意な耐性を与えることが続いて実証された(表中で以下に示される)。表中で示されるように、化合物は野生型NTRKに対して活性があるが、NTRK融合物のG595R変異型に対して際立って活性がない。
Figure 2019500328
本発明は、野生型NTRK及びその突然変異体(G595R突然変異体が含まれる)の両方を阻害する化合物を提供する。さらに、阻害物質は他のキナーゼよりも野生型NTRKについて選択的であり、したがって他のキナーゼの阻害と関連する毒性の低減を導き得る。野生型NTRK及び突然変異体NTRKに対するそれらの活性に起因して、本明細書において記載される化合物を使用して、異常なNTRK活性と関連する病態に罹患する患者を治療することができる。それらは様々な癌を治療するためにも使用され得る。いくつかの実施形態において、癌は、非小細胞肺癌、乳癌、黒色腫、低悪性度及び高悪性度の神経膠腫、神経膠芽細胞腫、小児星細胞腫、結腸直腸癌、甲状腺癌、膵臓癌、胆道癌、頭頸部癌、原発性CNS腫瘍、胆管癌、急性骨髄性白血病、乳癌、唾液腺癌、肉腫、ならびにスピッツ様新生物から選択される。
化合物を使用して、野生型NTRKの阻害物質への耐性を発症した患者、またはNTRKの変異型(G595R突然変異体等)を備えた患者も治療することができる。方法は、NTRK耐性突然変異体に対して活性のある本発明の化合物または組成物を投与するステップを包含する。「活性のある」によって、少なくとも1つの耐性突然変異体に対して、生化学的アッセイにおいて測定された場合に、化合物が1μM、500nM、250nM、100nM、75nM、50nM、25nM、10nM、または5nMよりも低いIC50を有することが意味される。
本明細書において記載される化合物及び組成物は、単独でまたは他の化合物(他のNTRK修飾化合物または他の治療剤が含まれる)と組み合わせて投与され得る。いくつかの実施形態において、本発明の化合物または組成物は、カボザンチニブ(COMETRIQ)、バンデタニブ(CALPRESA)、ソラフェニブ(NEXAVAR)、スニチニブ(SUTENT)、レゴラフェニブ(STAVARGA)、ポナチニブ(ICLUSIG)、ベバシズマブ(AVASTIN)、クリゾチニブ(XALKORI)、またはゲフィチニブ(IRESSA)から選択される1つまたは複数の化合物と組み合わせて投与され得る。本発明の化合物または組成物は、他の治療剤と同時にまたは連続して、同じまたは異なる投与経路によって投与され得る。本発明の化合物は、他の治療剤との単一製剤または分離した製剤中に含まれ得る。
合成
本発明の化合物(その塩及びN−酸化物が含まれる)は既知の有機合成技法を使用して調製することができ、多数の可能な合成経路(以下のスキームにおけるもの)のうちの任意のものに従って合成することができる。本発明の化合物の調製のための反応は、有機合成の当業者によって容易に選択することができる好適な溶媒中で実行され得る。好適な溶媒は、反応が実行される温度(例えば溶媒の凍結温度から溶媒の沸点の範囲であり得る温度)で出発材料(反応する物質)、中間体、または生成物と実質的に非反応性であり得る。所与の反応は、1つの溶媒または2つ以上の溶媒の混合物中で実行することができる。特定の反応ステップに依存して、特定の反応ステップのための好適な溶媒は当業者によって選択することができる。
本発明の化合物の調製は、様々な化学基の保護及び脱保護を含み得る。保護及び脱保護のための必要性ならびに適切な保護基の選択は、当業者によって容易に決定することができる。保護基の化学は、例えばWuts and Greene、Protective Groups in Organic Synthesis、第4版、John Wiley&Sons:New Jersey、2006年(その全体は参照により本明細書に援用される)中で見出すことができる。
反応は当技術分野において公知の任意の好適な方法に従ってモニタリングすることができる。例えば、生成物の形成は、分光学的手段(核磁気共鳴(NMR)分光法(例えばHまたは13C)、赤外(IR)分光法、分光測光法(例えばUV−可視光)、質量分析法(MS)等)によって、またはクロマトグラフィー法(高速液体クロマトグラフィー(HPLC)または薄層クロマトグラフィー(TLC)等)によって、モニタリングすることができる。
化合物の特性評価のための分析装置及び方法:
LC−MS:特別の指示のない限り、すべての液体クロマトグラフィー質量分析法(LC−MS)データ(純度及び同一性のために分析されるサンプル)は、Agilent Poroshel 120(EC−C18、2.7um粒子サイズ、3.0×50mm寸法)逆相カラムを取り付けた、ES−APIイオン化を利用するAgilentモデル6120質量分析計を使用して、Agilentモデル−1260 LCシステムにより、摂氏22.4度で得られた。移動相は、溶媒の混合物(水中の0.1%の蟻酸及びアセトニトリル中の0.1%の蟻酸)からなっていた。4分間にわたる95%水性/5%有機性〜5%水性/95%有機性の移動相の一定の勾配が利用された。流速は1mL/分間で一定であった。
分取LC−MS:分取HPLCは、Luna 5u C18(2)100A、AXIAパック(250×21.2mm逆相カラム)を取り付けた、Shimadzu Discovery VP(登録商標)分取システム上で摂氏22.4度で遂行された。移動相は、溶媒の混合物(水中の0.1%の蟻酸及びアセトニトリル中の0.1%の蟻酸)からなっていた。25分間にわたる95%水性/5%有機性〜5%水性/95%有機性の移動相の一定の勾配が利用された。流速は20mL/分間で一定であった。マイクロ波中で実行される反応は、Biotage Initiatorマイクロ波ユニットにおいてそのように行われた。
キラルHPLC:キラル混合物を分割する分取HPLCは、Chiralpak AS−Hカラム(5mm、3.0cm内径×25cm長)を取り付けたThar SFC Pre−80装置上で遂行された。移動相は、SFC CO(A)及びMeOH/0.1% NHOH(B)からなっていた。67%〜33%(B)の一定の勾配は、100barのシステム背圧により65g/分間の流速で維持された。分離進行は220nmの波長のUV検出によってモニタリングされた。
シリカゲルクロマトグラフィー:シリカゲルクロマトグラフィーは、Teledyne Isco CombiFlash(登録商標)RfユニットまたはBiotage(登録商標)Isolera Fourユニットのいずれかで遂行された。
プロトンNMR:特別の指示のない限り、すべてのH NMRスペクトルは、Varian 400MHz Unity Inova 400 MHz NMR装置により得られた(捕捉時間=3.5秒、1秒の遅延;16〜64スキャン)。特性評価される場合に、すべてのプロトンは、残留DMSO(2.50ppm)に対する百万分率(ppm)としてDMSO−d溶媒において報告された。
以下の実施例は例証であることを意図し、いかなる方法でも限定することは意味しない。
以下のスキームは、本発明の化合物の調製に関して一般的な指針を提供することを意図する。当業者は、有機化学の一般知識を使用してスキーム中で示される調製を修飾または至適化して、本発明の様々な化合物を調製できることを理解するだろう。
合成プロトコル1
Figure 2019500328
一般合成プロトコル1は、塩基(炭酸セシウム等)の存在下における温熱条件下で、5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル及びエチル(E)−3−エトキシアクリレートまたは好適な等価物の環化を経由する、5−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリルの形成を包含する。ヒドロキシル基をオキシ塩化リンとの反応によって脱離基(クロリド等)に変換する。クロロ基を、塩基(DIPEA等)の存在下における溶媒(ジオキサンまたはn−ブタノール等)中のアミンによって、または例えばBuchwald条件下のパラジウム触媒クロスカップリング経由で、置き換えて、所望される生成物を得る。
合成プロトコル2
Figure 2019500328
一般合成プロトコル2は、5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル及びジエチル2−フルオロマロナートまたは好適な等価物の環化を経由する、6−フルオロ−5,7−ジヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリルの形成を包含する。ヒドロキシル基をオキシ塩化リンとの反応によってクロリドに変換する。7−クロロ基を、還元剤(亜鉛等)の存在下における5−クロロ基の存在下において選択的に還元することができる。残存するクロロ基を、塩基(DIPEA等)の存在下における溶媒(ジオキサンまたはn−ブタノール等)中のアミンによって、または例えばBuchwald条件下のパラジウム触媒クロスカップリング経由で、置き換えて、所望される生成物を得る。
実施例1:5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(化合物1)
Figure 2019500328
ステップ1:5−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリルの合成
Figure 2019500328
DMF(350.00mL)中の5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(10.00g、92.51mmol)の混合物へ、エチル(E)−3−エトキシアクリレート(13.34g、92.51mmol)及びCsCO(60.38g、185.02mmol)を添加した。混合物を100℃で2時間撹拌した。反応が完了したことをLCMSが示した後に、反応混合物を25℃へ冷却し、次いで水(300mL)へ添加し、pH=4までHCl(1M)によって酸性化し、次いで濾過した。フィルターケーキを真空下で乾燥させて、5−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(10.00g、収率:67.51%)を、白色固体として得た。
ステップ2:5−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリルの合成
Figure 2019500328
POCl(200.00mL)中の5−ヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(10.00g、62.45mmol)の混合物を、150℃へ4時間加熱した。反応が完了したことをTLC(PE:EtOAc=1:1)が示した後に、混合物を濃縮してPOClを除去し、次いでDCM(100mL)中で溶解し、シリカゲル(DCM)上のカラムクロマトグラフィーによって濃縮及び精製して、5−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(6.00g、収率:53.80%)を、白色固体として得た。
ステップ3:5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリルの合成
Figure 2019500328
ジオキサン(6.00mL)中の5−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(86.00mg、334.49umol、1.20当量)及び3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ピリジンHCl(49.78mg、278.74umol、1.00当量)の混合物へ、DIPEA(108.07mg、836.23umol、3.00当量)を1つの小分けで添加した。混合物を130℃で16時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。反応混合物を酸性の分取HPLCによって精製して、5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(90.60mg、163.43umol、収率:58.63%)を、黄色油として得た。
実施例2:(R)−5−(4,4−ジフルオロ−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(化合物3)
Figure 2019500328
n−BuOH(2.00mL)中の5−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(40.00mg、223.99umol、1.00当量)及び3−[(2R)−4,4−ジフルオロピロリジン−2−イル]−5−フルオロ−ピリジン(61.62mg、223.99umol、1.00当量)の混合物へ、DIPEA(144.74mg、1.12mmol、5.00当量)を添加した。もたらされた混合物を100℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮し、粗製生成物を酸性の分取HPLC(TFAシステム)によって精製した。(R)−5−(4,4−ジフルオロ−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(48.70mg、85.09umol、収率:38%)を、茶色固体として得た。
実施例3:6−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(化合物4)
Figure 2019500328
ステップ1:6−フルオロ−5,7−ジヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル
Figure 2019500328
無水EtOH(100.00mL)中の新たに調製したNaOEt(4.34g、63.83mmol、1.38当量)の混合物へ、5−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(5.00g、46.25mmol、1.00当量)及びジエチル2−フルオロマロネート(8.65g、48.56mmol、1.05当量)を20℃で添加した。もたらされた混合物を120℃へ32時間加熱した。混合物を濃縮してEtOHを除去し、もたらされた残留物を水(50mL)中で溶解した。水層をpH=2〜3へHCl(1M)によって酸性化し、白色沈殿物を生成させた。固体を濾過によって収集し、真空下で乾燥して、粗製6−フルオロ−5,7−ジヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(4.00g、収率:44.54%)を、白色固体として得た。H−NMR(400 MHz, DMSO−d) δ ppm 7.92 (s, 1H).
ステップ2:5,7−ジクロロ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル
Figure 2019500328
POCl(80.00mL)中の6−フルオロ−5,7−ジヒドロキシピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(4.00g、20.61mmol、1.00当量)の混合物へ、DMF(150.61mg、2.06mmol、158.53uL、0.10当量)を添加し、混合物を100℃へ16時間加熱した。混合物を濃縮して粗製生成物を得た。粗製生成物をシリカゲル(DCM)上でフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、5,7−ジクロロ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(1.30g、収率:27.32%)を、黄色固体として得た。H−NMR(400 MHz, CDCl) δ ppm 8.48 (s, 1H).
ステップ3:5−クロロ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル
Figure 2019500328
EtOH/THF/HO(50.00mL、V/V/V=3/1/2)中の5,7−ジクロロ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(1.30g、5.63mmol、1.00当量)の混合物へ、Zn粉末(1.84g、28.14mmol、5.00当量)及びNHCl(1.20g、22.51mmol、786.96uL、4.00当量)を添加した。混合物を20℃で0.1時間撹拌した。混合物を濃縮してEtOH及びTHFを除去した。混合物をEtOAc(10mL×2)により抽出し、有機層をNaSOの上で乾燥し、濃縮して、5−クロロ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(1.00g、粗製物)を、黄色固体として得た。H−NMR(400 MHz, CDCl) δ ppm 8.75 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 8.40 (s, 1H).
ステップ4:6−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル
Figure 2019500328
ジオキサン(5.00mL)中の5−クロロ−6−フルオロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(200.50mg、1.02mmol、1.00当量)の混合物へ、DIPEA(395.47mg、3.06mmol、3.00当量)及び3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ピリジン(187.87mg、1.02mmol、1.00当量)を添加した。混合物を100℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮して粗製生成物を得た。粗製生成物を分取HPLC(TFAシステム)によって精製して、6−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(163.30mg、収率:46.50%)を、黄色油として得た。
実施例4:5−((2R,4S)−4−シアノ−2−(2,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(化合物5)
Figure 2019500328
n−BuOH(3.00mL)中の5−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(50.00mg、279.99umol)の混合物へ、DIPEA(72.37mg、559.98umol)及び(3S,5R)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボニトリル(58.30mg、279.99umol)を添加した。混合物を100℃で16時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。反応混合物を濃縮して粗製生成物を得た。粗製生成物を中性の分取HPLCによって精製して、5−((2R,4S)−4−シアノ−2−(2,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(10.60mg、30.26umol、収率:10.81%)を、白色固体として得た。
実施例5:5−((2R,4S)−2−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−4−フルオロピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(化合物6)
Figure 2019500328
5−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(0.075g、0.420mmol)、3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ベンゾニトリル(0.096g、0.462mmol)及びCs2CO3(0.411g、1.260mmol)を、ジオキサン(2ml)中に取り上げた。Pd2(dba)3(0.038g、0.042mmol)及びBINAP(0.052g、0.084mmol)を添加し、110℃で4時間撹拌した。溶媒を真空下で除去した。残留物を逆相クロマトグラフィー(0〜100%のACN/H2O)経由で精製して、5−((2R,4S)−2−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−4−フルオロピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(0.015g、0.043mmol、10.20%の収率)を、白色泡として得た。
実施例6:5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロ−2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(化合物7)
Figure 2019500328
n−ブタノール(2.5mL)中の5−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(88.5mg、0.50mmol)、5−フルオロ−3−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−2−メトキシピリジンヒドロクロリド(124mg、0.50mmol)及びDIEA(0.26mL、1.50mmol)の混合物を、マイクロ波反応器中で110℃で60分間加熱した。混合物を濃縮して溶媒を除去し、残留物をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーによって精製して、5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロ−2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリルを、白色固体(168mg、収率:95%)として得た。
実施例7:5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(化合物8)
Figure 2019500328
ステップ1:5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル
ジオキサン(1.2mL)中のジオキサン(4M、0.4mL、1.50mmol)中の5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロ−2−メトキシピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(110mg、0.31mmol)及びHClの混合物を、85℃で8時間加熱した。混合物を飽和NaHCO溶液によりクエンチングし、EtOAcにより抽出した。合わせた有機層をNaSOの上で乾燥し、濃縮して粗製生成物を得て、さらなる精製なしに次のステップへ繰り越した。0℃のDMF(1.5mL)中の5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(100mg、0.29mmol)の溶液へ、NaH(60%の分散物、14mg、0.35mmol)を添加し、溶液を室温で15分間暖めた。反応混合物を再び0℃へ冷却し、MeI(0.022mL、0.35mmol)を添加し、室温へ一晩暖めた。LCMSは出発材料が消費されたことを示した。混合物を水で希釈し、EtOAc(2×)により抽出した。合わせた有機層を水により洗浄し(3×)、NaSOの上で乾燥し、濃縮して粗製生成物を得て、それをシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーによって精製して、5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリルを、白色固体(86mg、収率:83%)として得た。
Figure 2019500328
ステップ2:5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリルの合成
0℃のDMF(1.5mL)中の5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(100mg、0.29mmol)の溶液へ、NaH(60%の分散物、14mg、0.35mmol)を添加し、溶液を室温で15分間暖めた。反応混合物を再び0℃へ冷却し、MeI(0.022mL、0.35mmol)を添加し、室温へ一晩暖めた。LCMSは出発材料が消費されたことを示した。混合物を水で希釈し、EtOAc(2×)により抽出した。合わせた有機層を水により洗浄し(3×)、NaSOの上で乾燥し、濃縮して粗製生成物を得て、それをシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーによって精製して、5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリルを、白色固体(86mg、収率:83%)として得た。
実施例8:5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(3−フルオロ−5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(化合物14)
ステップ1:1−(3−((2R,4S)−1−(tert−ブチルスルホニル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロフェニル)エタノ−1−オン
Figure 2019500328
トルエン(5.00mL)中の(2R,4S)−2−(3−ブロモ−5−フルオロフェニル)−1−(tert−ブチルスルホニル)−4−フルオロピロリジン(200.00mg、523.20umol、1.00当量)の混合物へ、Pd(PPh(60.46mg、52.32umol、0.10当量)及びトリブチル(1−エトキシビニル)スタンナン(226.74mg、627.84umol、211.91uL、1.20当量)を添加した。混合物をN下で110℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮して粗製生成物を得た。粗製生成物を分取TLC(PE:EtOAc=3:1)によって精製して、1−(3−((2R,4S)−1−(tert−ブチルスルホニル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロフェニル)エタノ−1−オン(150.00mg、434.28umol、収率:83.00%)を、黄色油として得た。
ステップ2:1−(3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)フェニル)エタノ−1−オン
Figure 2019500328
DCM(5.00mL)中のTfOH(195.53mg、1.30mmol、115.02uL、3.00当量)の混合物へ、アニソール(70.44mg、651.42umol、70.44uL、1.50当量)を−40℃で添加した。次いでDCM(5.00mL)中の1−(3−((2R,4S)−1−(tert−ブチルスルホニル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロフェニル)エタノ−1−オン(150.00mg、434.28umol、1.00当量)の溶液を、上記の溶液へ添加した。添加後に、混合物を25℃で2時間撹拌した。TLC(PE:EtOAc=3:1)は反応が完了したことを示した。飽和水溶液KCO(3mL)を混合物へ添加し、次いでそれをDCM(3mL×2)により抽出した。有機層を濃縮して、1−(3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)フェニル)エタノ−1−オン(100.00mg、粗製物)を、黄色油として得た。
ステップ3:5−((2R,4S)−2−(3−アセチル−5−フルオロフェニル)−4−フルオロピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル
Figure 2019500328
ジオキサン(5.00mL)中の5−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(80.00mg、447.98umol、1.00当量)の混合物へ、DIPEA(173.69mg、1.34mmol、234.72uL、3.00当量)及び1−(3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)フェニル)エタノ−1−オン(99.89mg、443.50umol、0.99当量)を添加した。混合物を100℃で2時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。混合物を濃縮して粗製生成物を得た。粗製生成物を分取TLC(PE:EtOAc=1:1)によって精製して、5−((2R,4S)−2−(3−アセチル−5−フルオロフェニル)−4−フルオロピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(100.00mg、272.22umol、収率:60.77%)を、黄色油として得た。
ステップ4:5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(3−フルオロ−5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル
Figure 2019500328
THF(5.00mL)中の5−((2R,4S)−2−(3−アセチル−5−フルオロフェニル)−4−フルオロピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(50.00mg、136.11umol、1.00当量)の混合物へ、MeMgBr(3M、136.11uL、3.00当量)を−78℃で滴加した。添加後に、混合物を25℃で16時間撹拌した。HPLCは出発材料が約60%消費されたことを示した。混合物をMeOH(2mL)へ添加し、次いで濃縮して粗製生成物を得た。粗製生成物を分取HPLC(TFA)によって精製して、5−((2R,4S)−4−フルオロ−2−(3−フルオロ−5−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(14.00mg、36.52umol、収率:26.83%)を、白色固体として得た。H−NMR(400 MHz, CDOD) δ ppm 8.35 (br.s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.28 (s, 1H), 7.10(d, 1H, J = 8.0 Hz), 6.91 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 6.17 (br.s, 1H), 5.42 (d, 1H, J =52.4 Hz), 5.23 (br.s, 1H), 4.16−4.08 (m, 1H), 2.91 (br.s, 1H), 2.31−2.17 (m, 1H),1.47 (d, 6H, J = 3.6 Hz).MS計算値:383.4, MS実測値:384.1, 406.0 ([M+1]及び[M+23]).
実施例9:3−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロ−N−メチルベンズアミド(化合物20)
ステップ1:メチル3−((2R,4S)−1−(tert−ブチルスルホニル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロベンゾエート
Figure 2019500328
MeOH(10.00mL)中の(2R,4S)−2−(3−ブロモ−5−フルオロフェニル)−1−(tert−ブチルスルホニル)−4−フルオロピロリジン(2.00g、5.23mmol、1.00当量)の混合物へ、EtN(1.59g、15.70mmol、3.00当量)、パラジウム(dppf)Cl(191.41mg、261.60umol、0.05当量)を添加した。混合物をCO(50psi)下で70℃で16時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を濃縮して粗製生成物を得た。粗製生成物をシリカゲル(PE:EtOAc=15:1〜8:1)上のカラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル3−((2R,4S)−1−(tert−ブチルスルホニル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロベンゾエート(1.20g、3.32mmol、収率:63.46%)を、赤色固体として得た。
ステップ2:メチル3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ベンゾエート
Figure 2019500328
DCM(50.00mL)中のTfOH(1.37g、9.12mmol、3.00当量)の混合物へ、アニソール(493.12mg、4.56mmol、1.50当量)を40℃で添加した。次いでDCM(30.00mL)中のメチル3−((2R,4S)−1−(tert−ブチルスルホニル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロベンゾエート(1.10g、3.04mmol、1.00当量)の溶液を、−40℃で0.1時間にわたって混合物へ滴加した。添加後に、混合物を0℃へ暖め、0℃で1時間撹拌した。混合物をKCO(水溶液10mL)へ添加し、0.1時間撹拌した。混合物をDCM(10mL×2)により抽出した。有機層を濃縮し、次いでHCl/EtOAc(10mL、4M)を添加した。もたらされた混合物を20℃で0.5時間撹拌し、濾過した。フィルターケーキを真空下で乾燥して、メチル3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ベンゾエート(550.00mg、粗製物、HCl)を、黄色固体として得た。
ステップ3:メチル3−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロベンゾエート
Figure 2019500328
ジオキサン(50.00mL)中のメチル3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ベンゾエート(400.00mg、2.24mmol、1.00当量)の混合物へ、DIPEA(868.45mg、6.72mmol、3.00当量)及び5−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(540.00mg、2.24mmol、1.00当量)を添加した。混合物を100℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮して粗製生成物を得た。粗製生成物をシリカゲル(PE:EtOAc=10:1〜3:1)上のカラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル3−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロベンゾエート(650.00mg、1.70mmol、収率:75.89%)を、黄色油として得た。H−NMR(400 MHz, CDOD) δ ppm 8.30−8.24 (m, 1H), 6.94−6.83 (m, 2H), 5.64 (t,1H, J = 9.2 Hz), 5.41 (d, 1H, J = 52.0 Hz), 4.48−4.38 (m, 2H), 3.97 (s, 3H), 2.79−2.69(m, 1H), 2.20−2.06 (m, 1H).
ステップ4:3−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロ安息香酸
Figure 2019500328
MeOH/HO(20.00mL、v:v=3:1)中のメチル3−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロベンゾエート(530.00mg、1.38mmol、1.00当量)の混合物へ、NaOH(110.40mg、2.76mmol、2.00当量)を添加した。混合物を20℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮してMeOHを除去した。pHが7未満になるまで水層へHCl(2M)を添加した。次いで水層をEtOAc(3mL×3)により抽出した。もたらされた有機層をNaSOの上で乾燥し、濃縮して、3−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロ安息香酸(400.00mg、1.08mmol、収率:78.48%)を、白色固体として得た。
ステップ5:3−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロ−N−メチルベンズアミド
Figure 2019500328
DMF(2.00mL)中の3−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロ安息香酸(80.00mg、216.61umol、1.00当量)の混合物へ、DIPEA(83.99mg、649.84umol、113.49uL、3.00当量)、HATU(98.84mg、259.94umol、1.20当量)及びメタンアミン(17.55mg、259.93umol、1.20当量、HCl)を添加した。混合物を20℃で1時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。次いで混合物を濃縮して粗製生成物を得た。粗製生成物を分取HPLC(TFA)によって精製して、3−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロ−N−メチルベンズアミド(50.70mg、102.14umol、収率:47.15%、TFA)を、茶色油として得た。
実施例10:2−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−4−フルオロベンズアミド(化合物22)
ステップ1:5−((2R,4S)−2−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)−4−フルオロピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル
Figure 2019500328
ジオキサン(8.00mL)中の5−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(500.00mg、2.33mmol、1.00当量、HCl)、(2R,4S)−2−(2−ブロモ−5−フルオロ−フェニル)−4−フルオロ−ピロリジン(694.17mg、2.33mmol、1.00当量、HCl)、DIPEA(751.26mg、5.81mmol、1.02mL、2.50当量)の混合物を、80℃で16時間撹拌した。TLC(PE:EtOAc=3:1)は反応が完了したことを示した。混合物へHO(10mL)を添加し、次いで混合物をEtOAc(10mL×3)により抽出した。合わせた有機層をNaSOの上で乾燥し、真空下で濃縮して、5−((2R,4S)−2−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)−4−フルオロピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(1.00g、粗製物)を、黄色油として得た。
ステップ2:メチル2−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−4−フルオロベンゾエート
Figure 2019500328
MeOH(10.00mL)中の5−((2R,4S)−2−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)−4−フルオロピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリル(900.00mg、2.23mmol、1.00当量)、パラジウム(dppf)Cl(326.34mg、446.00umol、0.20当量)、EtN(676.96mg、6.69mmol、927.34uL、3.00当量)の混合物を、脱気し、COにより3回パージした。次いで混合物をCO(50psi)大気下で70℃で120時間撹拌した。LCMSは大部分の出発材料が消費されたことを示した。次いで混合物を濾過し、濾液は真空下で濃縮して、メチル2−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−4−フルオロベンゾエート(700.00mg、粗製物)を、黄色固体として得た。
ステップ3:2−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−4−フルオロ安息香酸
Figure 2019500328
MeOH(5.00mL)及びHO(5.00mL)中のメチル2−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−4−フルオロベンゾエート(700.00mg、1.83mmol、1.00当量)、NaOH(146.08mg、3.65mmol、2.00当量)の混合物を、25℃で16時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。MeOHを真空下で除去し、次いで希釈HCl(1M)をpH=6まで混合物へ添加し、黄色沈殿物を形成させた。沈殿物を収集し、真空下で乾燥して、2−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−4−フルオロ安息香酸(280.00mg、758.15umol、収率:41.43%)を、黄色固体として得た。
ステップ4:2−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−4−フルオロベンズアミド
Figure 2019500328
DMF(2.00mL)中の2−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−4−フルオロ安息香酸(100.00mg、270.77umol、1.00当量)、NHCl(43.45mg、812.31umol、28.40uL、3.00当量)、HATU(113.25mg、297.85umol、1.10当量)及びEtN(82.20mg、812.31umol、112.60uL、3.00当量)の混合物を、25℃で16時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。次いで混合物を真空下で濃縮し、分取HPLC(TFA)によって精製して、2−((2R,4S)−1−(3−シアノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−4−フルオロベンズアミド(26.70mg、72.49umol、収率:26.77%)を、黄色油として生じた。
実施例11:中間体の合成
4−フルオロ−2−アリールピロリジン
Figure 2019500328
4−フルオロ−2−アリールピロリジンの一般合成を上で示す。(R)−4−ヒドロキシピロリジン−2−オンはシリル基(TBS等)により保護される一方で、ラクタムは好適な保護基(Boc等)により保護される。求核性Grignard試薬でラクタムを開環して、ジ保護化された4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−フェニルブタン−1−オンが得られる。ケトンは還元試薬(水素化ホウ素ナトリウム等)により第二級アルコールへ還元される。アルコールの脱離基への変換(例えばメシル酸塩の形成による)は閉環を導き、ジ保護化された4−フルオロ−2−ヒドロキシピロリジンを与える。フッ化物源または酸によるアルコール脱保護そして後続する求核性フッ素(DASTまたはBAST等)との反応は、フルオロピロリジンを与え、それは酸性条件下でTBAF等により脱保護することができ、所望される4−フルオロ−2−アリールピロリジンを提供する。
(R)−4,4−ジフルオロ−2−フェニルピロリジン
Figure 2019500328
酸化試薬(TEMPOまたはDess−Martinペルヨージナン等)による第二級アルコールのケトンへの酸化そして後続するDAST等の試薬によるフッ素化を経由して、tert−ブチル(4R)−4−ヒドロキシ−2−フェニルピロリジン−1−カルボキシレートから、(R)−4,4−ジフルオロ−2−フェニルピロリジンが、上で示されるように調製される。Boc基の酸性脱保護は、所望されるアリールピロリジンを提供する。
Figure 2019500328
4−置換された2−アリールピロリジンも、第二級メシレート(それはtert−ブチル(4R)−4−ヒドロキシ−2−フェニルピロリジン−1−カルボキシレートのメシル化から生じ得る)の求核置換によって得ることができる。Boc基の酸性脱保護は所望されるアリールピロリジンを提供する。
Figure 2019500328
4−フルオロ−2−アリールピロリジンを調製する追加の方法は、ベンズアルデヒドからスルフィンアミドを形成し、それをアリル求核剤(アリル亜鉛またはアリルGrignard試薬等)と立体選択的に反応させることを包含する。酸性条件下の遊離アミンへ変換そして後続するアセチル化及びヨウ素による閉環は2−アリールピロリジンを提供する。Boc等の基によるアミンの保護、酢酸塩の脱保護、及びTEMPOまたはDess−Martinペルヨージナン等の試薬による酸化は、水素化ホウ素ナトリウムにより第二級アルコールへ選択的に還元することができるケトンを提供する。フッ素化そして後続するアミン脱保護は、所望されるアリールピロリジンを提供する。
3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ピリジン
Figure 2019500328
ステップ1:(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−2−オン
Figure 2019500328
DMF(50mL)中の(R)−4−ヒドロキシピロリジン−2−オン(9.0g、89.1mmol)の混合物へ、イミダゾール(9.09g、134mmol)及びTBDMSCl(14.1g、93.6mmol)を、0℃で1つの小分けで添加した。反応混合物を25℃で3時間撹拌した。TLC(DCM/MeOH=10/1、R=0.8)は反応が完了したことを示し、次いで水(200mL)を添加し、もたらされた沈殿物を濾過によって収集し、真空下で乾燥して、(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−2−オン(15.5g、収率:80.7%)を、白色固体として得た。H−NMR(400 MHz, CDCl) δ ppm 5.90 (br.s, 1H), 4.55−4.53 (m, 1H), 3.60−3.56(m, 1H), 3.24−3.21 (m, 1H), 2.56−2.50 (m, 1H), 2.28−2.23 (m, 1H), 0.87−0.85 (m,9H), 0.06−0.00 (m, 6H).
ステップ2:tert−ブチル(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−オキソピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2019500328
CHCN(150mL)中の(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)ピロリジン−2−オン(15.5g、72.0mmol)の混合物へ、EtN(8.72g、86.4mmol)、DMAP(4.39g、36mmol)及びBocO(20.4g、93.7mmol)を、0℃で1つの小分けで添加した。反応混合物を25℃で10時間撹拌した。TLC(PE/EtOAc=3/1)は反応が完了したことを示し、次いで水(600mL)を添加し、もたらされた沈殿物を濾過によって収集し、真空下で乾燥して、tert−ブチル(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−オキソピロリジン−1−カルボキシレート(19.2g、収率:84.6%)を、ピンク色の固体として得た。H−NMR(400 MHz, CDCl) δ ppm 4.33−4.30 (m, 1H), 3.81−3.77 (m, 1H), 3.56−3.54(m, 1H), 2.67−2.61 (m, 1H), 2.41−2.37 (m, 1H), 1.46 (s, 9H), 0.80 (s, 9H), 0.00(s, 6H).
ステップ3:tert−ブチル((2R)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−(5−フルオロピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシブチル)カルバメート
Figure 2019500328
THF(40.00mL)中の3−ブロモ−5−フルオロ−ピリジン(3.35g、19.02mmol、1.20当量)の混合物へ、i−PrMgCl−LiCl(1.3M、17.56mL、1.44当量)を、30分間にわたって0℃で滴加した(発熱性)。添加後に、温度を1時間にわたって25℃へ上昇させ、25℃で30分間撹拌した。TLC(PE/EtOAc=10/1)は新しいスポットが生成されたことを示し、Mg試薬が成功して調製されたことを指摘する。THF(50mL)中のtert−ブチル(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−オキソピロリジン−1−カルボキシレート(5.00g、15.85mmol、1.00当量)を、次いで30分間にわたって−78℃で溶液へ滴加した。混合物を1時間にわたって放置して25℃へ暖め、次いで25℃で16時間撹拌した。TLC(PE/EtOAc=3/1)は出発材料が完全に消費されたことを示し、所望される生成物(tert−ブチル(R)−(2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−(5−フルオロピリジン−3−イル)−4−オキソブチル)カルバメート)を検出した。反応混合物をMeOH(50mL)の添加によって0℃でクエンチングした。NaBH(1.20g、31.70mmol、2.00当量)を0℃で添加し、次いで混合物を25℃で4時間撹拌した。TLC(PE/EtOAc=2/1)及びLCMSは反応が完了したことを示した。合わせた反応混合物(4つの並列反応)を、NHCl水溶液(400mL)によってクエンチングし、EtOAc(600mL×3)により抽出した。合わせた有機物は、NaSOの上で乾燥し、真空下で濃縮し、残留物をHPLCによって精製して、tert−ブチル((2R)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−(5−フルオロピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシブチル)カルバメート(1.24g、収率:18.91%)を、黄色油として得た。H−NMR(400 MHz, CDCl) δ ppm 8.26−8.22 (m, 2H), 7.37 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 4.95−4.88(m, 2H), 4.69 (br.s, 1H), 4.00−3.98 (m, 2H), 3.23−3.10 (m, 2H), 1.73 (br.s, 2H),1.32 (s, 9H), 0.80−0.79 (m, 9H), 0.00 (s, 6H).
ステップ4:tert−ブチル(4R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2019500328
DCM(500.00mL)中のtert−ブチル((2R)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−(5−フルオロピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシブチル)カルバメート(8.70g、20.98mmol、1.00当量)及びEtN(31.84g、314.70mmol、15.00当量)の混合物へ、0.5時間にわたって−60℃でMsCl(31.24g、272.74mmol、13.00当量)を滴加した。次いで混合物を−60℃で1時間撹拌し、反応混合物を放置して25℃へ暖め、18時間撹拌した。LCMSは出発材料が完全に消費されたことを示した。次いで混合物をHO(200mL×3)により洗浄し、水相をDCM(200mL×4)により抽出した。合わせた有機層をNaSOの上で乾燥し、真空下で濃縮して、粗製生成物tert−ブチル(4R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(8.30g、粗製物)を、黒色/茶色油として得て、精製なしに直接使用した。
ステップ5:tertブチル(4R)−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2019500328
THF(250.00mL)中のtert−ブチル(4R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(8.30g、20.93mmol、1.00当量)の混合物へ、TBAF(9.43g、41.86mmol、2.00当量)を、25℃で添加した。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応が完了したことをTLC(PE/EtOAc=1/1)が示した後に、混合物を濃縮し、残留物をEtOAc(600mL)中で溶解し、水(200mL×5)により洗浄し、NaSOの上で乾燥し、濃縮した。粗製生成物をHPLCによって精製して、tert−ブチル(4R)−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(4.70g、16.65mmol、収率:79.54%)を、茶色〜黒色油として得た。H−NMR(400 MHz, CDCl) δ ppm 8.37−8.33 (m, 2H), 7.48 (br.s, 1H), 5.09−4.89(m, 1H), 4.56−4.54 (m, 1H), 3.80−3.65 (m, 2H), 2.63−2.43 (m, 1H), 2.03−1.96 (m,1H), 1.56−1.20 (m, 9H).
ステップ6:tert−ブチル(2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2019500328
DCM(150.00mL)中のtert−ブチル(4R)−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(4.70g、16.65mmol、1.00当量)の混合物へ、DAST(29.52g、183.15mmol、11.00当量)を、−78℃で0.5時間にわたって滴加した。反応混合物を−78℃で2時間撹拌し、次いで放置して25℃へ暖め、20時間撹拌した。出発材料が完全に消費されたことをTLC(PE/EtOAc=0/1)が示した後に、混合物を0℃へ冷却し、飽和NaHCO溶液(100mL)の滴下によってクエンチングした。有機相を分離し、NaSOの上で乾燥し、濃縮して残留物を得て、次いでシリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(10:1から8:1、5:1、次いで3:1のPE:EtOAc)によって精製して、tert−ブチル(2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(1.38g、4.85mmol、収率:29.15%、R=0.53)を白色固体として、及びtert−ブチル(2S,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(1.36g、4.78mmol、収率:28.73%、R=0.43)を黄色油として得た。H−NMR(400 MHz, CDCl) δ ppm 8.31−8.27 (m, 2H), 7.20−7.18 (m, 1H), 5.18 (d,1H, J = 51.6 Hz), 4.97−4.88 (m, 1H), 4.04−4.00 (m, 1H), 3.64 (dd, 1H, J = 38.8,12.8 Hz), 2.67 (dd, 1H, J = 15.6, 6.8 Hz), 1.97−1.67 (m, 1H), 1.56−1.12 (m, 9H).
ステップ7:3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ピリジン
Figure 2019500328
EtOAc(10mL)中のtert−ブチル(2R,4S)−4−フルオロ−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(1.38g、4.85mmol、1.00当量)の混合物へ、HCl/EtOAc(40.00mL、4M)を、0℃で滴加した。混合物を放置して25℃へ暖め、3時間撹拌した。反応が完了したことをTLC(PE:EtOAc=1:1)が示した後に、溶媒を蒸発させて、3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ピリジン(1.25g、4.86mmol、収率:100.00%)を、茶色固体として得た。H−NMR(400 MHz, CDOD) δ ppm 8.84−8.81 (m, 2H), 8.31 (d, 1H, J = 9.2 Hz), 5.62(dt, 1H, J = 52.0, 2.4 Hz), 5.23−5.18 (m, 1H), 4.00−3.95 (m, 1H), 3.88−3.71 (m,1H), 2.67 (td, 1H, J = 16.0,6.0 Hz), 1.69−1.59 (m, 1H).
(R)−3−(4,4−ジフルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロピリジン
Figure 2019500328
ステップ1:tert−ブチル(2R,4R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2019500328
DCM(500.00mL)中のtert−ブチル((2R)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−(5−フルオロピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシブチル)カルバメート(6.80g、16.40mmol)及びEtN(24.89g、246.00mmol)の混合物へ、MsCl(24.42g、213.20mmol)を、−60℃で30分間にわたって滴加した。混合物を−60℃で1時間撹拌した。反応混合物を放置して25℃へ暖め、追加の18時間撹拌した。混合物をHO(200mL×3)により洗浄した。水相をDCM(200mL×4)により抽出した。合わせた有機層をNaSOの上で乾燥し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=50/1、20/1、10/1)によって精製して、tert−ブチル(2S,4R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(2.70g、収率:41.52%)、及びtert−ブチル(2R,4R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(2.40g、収率:36.89%)を、茶色油として得た。1H−NMR(400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.40 (br.s, 2H), 7.56−7.45 (m, 1H), 5.11−4.94 (m, 2H), 4.53(br.s, 1H), 3.85−3.79 (m, 1H), 3.66−3.53 (m, 1H), 2.62−2.58 (m, 1H), 2.04−2.01 (m,1H), 1.56 (s, 3H), 1.32 (s, 6H), 0.99−0.88 (m, 9H), 0.18−0.00 (m, 6H).
ステップ2:tert−ブチル(2R,4R)−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2019500328
THF(60.00mL)中のtert−ブチル(2R,4R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(2.40g、6.05mmol)の混合物へ、TBAF(3.16g、12.10mmol)を、25℃で1つの小分けで添加した。混合物を減圧下で50℃で濃縮した。残留物を水(20mL)へ添加した。水相を酢酸エチル(30mL×3)により抽出した。合わせた有機相を、飽和ブライン(20mL×2)により洗浄し、NaSOの上で乾燥し、濾過し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE:EtOAc=20/1、10/1、1/3)によって精製して、tert−ブチル(2R,4R)−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(1.30g、収率:76.11%)を、黄色固体として得た。1H−NMR(400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.26 (d, 2H, J = 12.8 Hz), 7.39 (br.s, 1H), 4.95−4.81 (m,1H), 4.48−4.47 (m, 1H), 3.73 (br.s, 1H), 3.56−3.53 (m, 1H), 2.55 (br.s, 1H), 1.97−1.98(m, 1H), 1.65−1.16 (m, 9H).
ステップ3:tert−ブチル(R)−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−4−オキソピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2019500328
tert−ブチル(2R,4R)−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(1.30g、4.60mmol)及びトリクロロイソシアヌル酸(1.10g、4.60mmol)の混合物へ、TEMPO(72.41mg、460.49umol)を、−10℃で添加した。混合物を−10℃で15分間撹拌し、次いで25℃へ暖め、1時間撹拌した。TLC(EtOAc)は反応が完了したことを示した。有機相をNaHCO(20mL×2)により洗浄し、NaSOの上で乾燥し、濾過し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=50/1、10/1)によって精製して、tert−ブチル(R)−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−4−オキソピロリジン−1−カルボキシレート(1.10g、収率:85.32%)を、茶色油として得た。
ステップ4:tert−ブチル(R)−4,4−ジフルオロ−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2019500328
DCM(100.00mL)中のtert−ブチル(R)−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)−4−オキソピロリジン−1−カルボキシレート(1.00g、3.57mmol)の混合物へ、DAST(14.39g、89.25mmol)を、N下で−70℃で滴加した。混合物を−70℃で30分間撹拌した。次いで混合物を25℃で16時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO水溶液によって0℃で徐々にクエンチングし、水相をDCM(50mL×4)により抽出した。合わせた有機相を飽和ブライン(30mL)により洗浄し、NaSOの上で乾燥し、濾過し、真空下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=100/1、30/1)によって精製して、tert−ブチル(R)−4,4−ジフルオロ−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(1.00g、収率:92.66%)を、茶色油として得た。1H−NMR(400 MHz, CDCl3) δ ppm 8.40 (s, 1H), 8.34 (s, 1H), 7.30−7.21 (m, 1H), 5.06 (br.s,1H), 4.14−3.85 (m, 2H), 2.91−2.84 (m, 1H), 2.39−2.32 (m, 1H), 1.43−1.14 (m, 9H).
ステップ5:(R)−3−(4,4−ジフルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロピリジン
Figure 2019500328
HCl/EtOAc(50.00mL、4M)中のtert−ブチル(R)−4,4−ジフルオロ−2−(5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(1.00g、3.31mmol)の混合物を、2時間25℃で撹拌した。混合物を減圧下で30℃で濃縮して、(R)−3−(4,4−ジフルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロピリジン(840.00mg、収率:92.25%)を、ビスHCl塩の白色固体として得た。1H−NMR(400 MHz, MeOD) δ ppm 8.68−8.63 (m, 1H), 7.97 (d, 1H, J = 9.2 Hz), 5.26−5.21 (m,1H), 4.03−3.90 (m, 2H), 3.13−2.92 (m, 2H).
(3S,5R)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボニトリル
Figure 2019500328
ステップ1:tert−ブチル((2R)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−ヒドロキシブチル)カルバメート
Figure 2019500328
THF(15mL)中の2−ブロモ−1,4−ジフルオロ−ベンゼン(3.01g、15.60mmol、1.20当量)の溶液へ、イソプロピル塩化マグネシウム錯体(2.27g、15.60mmol、1.20当量)を、N下で0℃で滴加した。反応物を15℃で1時間撹拌して、(2,5−ジフルオロフェニル)臭化マグネシウム(23mL)を調製した。THF(50mL)中のtert−ブチル(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−オキソピロリジン−1−カルボキシレート(4.10g、13.00mmol、1.00当量)の溶液へ、(2,5−ジフルオロフェニル臭化マグネシウム(23mL)を、0℃で30分間にわたって滴加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。メタノール(20mL)そして後続してNaBH(738mg、19.50mmol、1.50当量)を、混合物へ0℃で添加した。混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで10%のNHCl水溶液の中へ注いだ。混合物をEtOAc(20mL×2)により抽出し、合わせた有機層をブラインにより洗浄し、NaSOの上で乾燥し、濾過し、濃縮した。粗製生成物を中圧液体クロマトグラフィー(MPLC)によって精製して、tert−ブチル((2R)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−ヒドロキシブチル)カルバメート(2.22g、5.14mmol、39.6%の収率)を得た。H−NMR(400 MHz, CDCl) δ ppm 7.17−7.15 (m, 1H), 6.86−6.79 (m, 2H), 5.11−5.06(m, 1H), 4.70 (br.s, 1H), 4.02−3.98 (m, 1H), 3.69 (br.s, 0.5H), 3.46 (br.s, 0.5H),3.33−3.14 (m, 2H), 1.80−1.69 (m, 2H), 1.35 (s, 9H), 0.84−0.82 (9H, m), 0.04−0.03(6H, m).
ステップ2:tert−ブチル(4R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−(2,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2019500328
DCM(50mL)中のtert−ブチル((2R)−2−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−4−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−ヒドロキシブチル)カルバメート(13.40g、31.05mmol、1.00当量)及びEtN(9.43g、93.14mmol、3.00当量)の溶液へ、N下で−60℃でメタンスルホニルクロリド(5.33g、46.57mmol、1.50当量)を滴加した。混合物を−60℃で2時間及び15℃で16時間撹拌した。LCMSは出発材料が完全に消費されたことを示した。反応混合物をDCM(30mL×2)により抽出し、合わせた有機物をブライン(50mL)により洗浄し、NaSOの上で乾燥し、濾過し、濃縮して、tert−ブチル(4R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−(2,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−カルボキシレート(12.00g、26.11mmol、収率:84.10%、90%の純度)を得て、さらなる精製なしに直接使用した。
ステップ3:tert−ブチル(2R,4R)−2−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2019500328
THF(30mL)中のtert−ブチル(4R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−2−(2,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−カルボキシレート(4.50g、10.88mmol、1.00当量)の溶液へ、TBAF/THF(1M、14.15mL、1.30当量)を15℃で添加した。混合物を15℃で16時間撹拌した。TLC(PE:EtOAc=3:1)は出発材料が完全に消費されたことを示した。反応混合物をHO(50mL)によってクエンチングし、EtOAc(30mL×2)により抽出し、合わせた有機物をブライン(10mL)により洗浄し、NaSOの上で乾燥し、濾過し、真空下で濃縮した。残留物を中性分取HPLCによって精製して、tert−ブチル(2R,4R)−2−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(1.00g、3.34mmol、収率:30.70%)を、白色固体として得た。H−NMR(400 MHz, CDCl) δ ppm 7.04−6.80 (m, 3H), 5.10−5.00 (m, 1H), 4.43 (s,1H), 3.75 (br.s, 1H), 3.53−3.49 (m, 1H), 2.53 (br.s, 1H), 1.93−1.90 (m, 1H), 1.40−1.16(m, 9H).
ステップ4:tert−ブチル(2R,4R)−2−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((メチルスルホニル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2019500328
DCM(80.00mL)中のtert−ブチル(2R,4R)−2−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(3.00g、10.02mmol、1.00当量)及びEtN(2.03g、20.04mmol、2.00当量)の混合物へ、MsCl(1.61g、14.03mmol、1.40当量)を、0℃で滴加した。混合物を18℃で2時間撹拌した。混合物をHO(30mL)によってクエンチングした。水相はDCM(50mL×3)によって抽出した。合わせた有機層をNaSOの上で乾燥し、減圧下で濃縮した。tert−ブチル(2R,4R)−2−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((メチルスルホニル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(3.60g、9.54mmol、収率:95.20%)を、茶色固体として得た。
ステップ5:tert−ブチル(2R,4S)−4−シアノ−2−(2,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2019500328
DMSO(20.00mL)中のtert−ブチル(2R,4R)−2−(2,5−ジフルオロフェニル)−4−((メチルスルホニル)オキシ)ピロリジン−1−カルボキシレート(3.60g、9.54mmol、1.00当量)の混合物へ、KCN(745.49mg、11.45mmol、1.20当量)を、1つの小分けで添加した。混合物を90℃で3時間撹拌した。80mLのH2Oを混合物へ添加し、混合物をEtOAc(80mL×4)によって抽出した。合わせた有機層を減圧下で濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EtOAc=40:1、30:1、10:1)によって精製した。tert−ブチル(2R,4S)−4−シアノ−2−(2,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−カルボキシレート(1.60g、5.19mmol、収率:54.40%)を薄緑色液体として得た。
ステップ6:(3S,5R)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボニトリル
Figure 2019500328
TFA(4.00mL)/DCM(20.00mL)中のtert−ブチル(2R,4S)−4−シアノ−2−(2,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−カルボキシレート(800.00mg、2.59mmol、1.00当量)の混合物を、18℃で3時間撹拌した。混合物をN下で乾燥した。(3S,5R)−5−(2,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボニトリル(780.00mg、2.42mmol、収率:93.44%)を淡黄色固体として得た。
3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ベンズアミド
Figure 2019500328
3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ベンゾニトリル(0.050g、0.240mmol)(WO2012/034095中でのように調製される)を、室温でTFA(0.800ml、10.38mmol)及びHSO(0.200ml、3.75mmol)中で取り上げ、一晩撹拌した。反応混合物を氷水(3ml)により希釈し、固体を濾過によって単離し、直接使用した。
2−クロロ−5−フルオロ−3−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ピリジン
Figure 2019500328
ステップ1:(S,Z)−N−((2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
Figure 2019500328
2−クロロ−5−フルオロニコチンアルデヒド(20g、125mmol)を0℃でTHF(150ml)中に取り上げた。(R)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(16.71g、138mmol)を添加し、後続してテトラエタノール酸チタン(22.88ml、150mmol)を滴加した。反応混合物を室温へ暖めながら撹拌した。3時間後に、反応混合物を0℃へ冷却し、150mlのブラインを添加し、20分間撹拌した。混合物をCeliteを介して濾過した。水層を分離し廃棄した。有機層をNaSOの上で乾燥し、溶媒を除去して、(S,Z)−N−((2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(32g、122mmol、97%の収率)を得て、さらなる精製なしに続けて使用した。LCMS:263 M+H.
ステップ2:(R)−N−((R)−1−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)ブト−3−エン−1−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
Figure 2019500328
(R,E)−N−((2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(32.9g、125mmol)を、HMPA(100ml)中に溶解し、0℃へ冷却した。亜鉛(16.37g、250mmol)、臭化アリル(21.67ml、250mmol)及び水(2.256ml、125mmol)を0℃で添加し、反応混合物を放置して室温へ一晩暖めた。LCMSは所望される生成物への完全な変換を示した。100mlの水を室温で添加し、30分間撹拌した。30mlのMBTE、後続して60mlの10%のクエン酸を添加し、反応混合物を30分間撹拌した。混合物をCeliteを介して濾過し、MTBEにより洗浄した。有機層を10%のクエン酸、水及びブラインにより洗浄した。溶媒を真空下で除去して、(R)−N−((R)−1−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)ブト−3−エン−1−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(14.5g、47.6mmol、38.0%の収率)を、橙色油として得た。LCMS:305 M+H.
ステップ3:(R)−1−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)ブト−3−エン−1−アミン,HCl
Figure 2019500328
(R)−N−((R)−1−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)ブト−3−エン−1−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(7.5g、24.61mmol)を、10mlのMeOH中に取り上げた。HCl(ジオキサン中で4M)(30.8ml、123mmol)を添加し、室温で1時間撹拌した。溶媒を真空下で除去し、残留物をDCM中で希釈し、飽和NaHCO3水溶液により洗浄した。層を分離し、有機層をNaSOにより乾燥し、溶媒を真空下で除去した。(R)−1−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)ブト−3−エン−1−アミン,HCl(5.83g、24.59mmol、100%の収率)を、固体として回収した。LCMS:201 M+H.
ステップ4:(R)−N−(1−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)ブト−3−エン−1−イル)アセトアミド
Figure 2019500328
0℃のDCM(70.3ml)中の(R)−1−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)ブト−3−エン−1−アミン・HCl(5.83g、24.59mmol)へ、TEA(4.11ml、29.5mmol)及び無水酢酸(2.320ml、24.59mmol)を添加した。混合物を2時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO水溶液の中へ注ぎ、DCMにより抽出した。有機層をブラインにより洗浄し、MgSOの上で乾燥し、減圧下で蒸発させた。(R)−N−(1−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)ブト−3−エン−1−イル)アセトアミド(5.97g、24.60mmol、100%の収率)を回収し、さらなる精製なしに続けて使用した。LCMS:243 M+H.
ステップ5:(5R)−5−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−3−イルアセテート
Figure 2019500328
(R)−N−(1−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)ブト−3−エン−1−イル)アセトアミド(5.97g、24.60mmol)をTHF(56.2ml)及び水(14.06ml)中に取り上げ、後続して、I(18.73g、73.8mmol)を添加し、室温で一晩撹拌した。粗製反応物を飽和NaHCO及びNa溶液により希釈し、EtOAcにより2回抽出した。水層を飽和NaHCO水溶液により塩基化し、EtOAcにより抽出して、(5R)−5−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−3−イルアセテート(5.9g、22.81mmol、93%の収率)を、淡黄色油として得た。LCMS:259 M+H.
ステップ6:(2R)−tert−ブチル4−アセトキシ−2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2019500328
ジオキサン(76ml)及び水(76ml)中の(5R)−5−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−3−イルアセテート(5.9g、22.81mmol)の溶液へ、BOC−無水物(7.94ml、34.2mmol)を添加し、後続して、2NのNaOH(7ml)を注意深く添加してpH約9を達成した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、EtOAcにより3回抽出した。有機層をNaSOの上で乾燥し、真空下で溶媒を除去して、(2R)−tert−ブチル4−アセトキシ−2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(3.5g、9.75mmol、42.8%の収率)を得て、さらなる精製なしに続けて使用した。LCMS:359 M+H.
ステップ7:(2R)−tert−ブチル2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2019500328
(2R)−tert−ブチル4−アセトキシ−2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)ピロリジン−1−カルボキシレート(3.5g、9.75mmol)をMeOH(48.8ml)中に取り上げ、後続して、2MのNaOH(5.37ml、10.73mmol)を添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。溶媒を真空下で除去し、水層を1NのHClにより中和し、EtOAcにより3回抽出した。合わせた有機層をNaSOの上で乾燥した。溶媒を真空下で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(0〜70%のHex/EtOAc)経由で精製して、(2R)−tert−ブチル2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(2.1g、6.63mmol、68.0%の収率)を得た。LCMS:317 M+H.
ステップ8:(R)−tert−ブチル2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)−4−オキソピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2019500328
(2R)−tert−ブチル2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(2.1g、6.63mmol)をDCM(66.3ml)中に取り上げ、NaHCO(0.557g、6.63mmol)そして後続してDess−Martinペルヨージナン(8.44g、19.89mmol)を添加した。反応混合物を一晩撹拌した。水(0.119ml、6.63mmol)そして後続してDess−Martinペルヨージナン(8.44g、19.89mmol)を添加し、18時間撹拌した。pHを飽和NaHCO水溶液により約7へ調整し、DCM×3により抽出した。有機層を合わせ、NaSOの上で乾燥し、真空下で溶媒を除去した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0〜70%のHex/EtOAc)経由で精製して、(R)−tert−ブチル2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)−4−オキソピロリジン−1−カルボキシレート(1.6g、5.08mmol、77%の収率)を得た。LCMS:315 M+H.
ステップ9:(2R,4R)−tert−ブチル2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2019500328
(R)−tert−ブチル2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)−4−オキソピロリジン−1−カルボキシレート(1.6g、5.08mmol)をエタノール(33.9ml)中に懸濁し、0℃へ冷却した。NaBHを小分けで(0.096g、2.54mmol)添加し、0℃で45分間撹拌した。反応物を飽和NHClにより徐々にクエンチングし、放置して室温へ暖め、溶液をDCM×3により抽出した。有機層を合わせ、NaSOの上で乾燥した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(0〜70%のHex/EtOAc)経由で精製して、(2R,4R)−tert−ブチル2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(1.446g、4.57mmol、90%の収率)を得た。LCMS:317 M+H.
ステップ10:(2R,4S)−tert−ブチル2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)−4−フルオロピロリジン−1−カルボキシレート
Figure 2019500328
(2R,4R)−tert−ブチル2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボキシレート(1.0g、3.16mmol)をDCM(25ml)中に取り上げ、−78℃へ冷却した。TEA−HF(1.098ml、9.47mmol)を添加し、10分間撹拌した。XtalFluor−E(1.446g、6.31mmol)を添加し、10分間後に、反応混合物を氷浴へ移し、放置して0℃へ暖めた。2時間後に、反応混合物をDCMで希釈し、飽和NaHCO水溶液によりクエンチングした。有機層を分離し、溶媒を真空下で除去した。残留物をISCO(0〜50%のHex/EtOAc;12gカラム)経由で精製して、(2R,4S)−tert−ブチル2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)−4−フルオロピロリジン−1−カルボキシレート(0.805g、2.53mmol、80%の収率)を、白色固体として得た。LCMS:319 M+H.
ステップ11:2−クロロ−5−フルオロ−3−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ピリジン,HCl
Figure 2019500328
(2R,4S)−tert−ブチル2−(2−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)−4−フルオロピロリジン−1−カルボキシレート(0.805g、2.53mmol、80%の収率)をEtOAc(5ml)中に取り上げ、4NのHCl/ジオキサン(3ml)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。沈殿物を濾過により除き、エーテルにより洗浄し、高真空下で一晩乾燥して、2−クロロ−5−フルオロ−3−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ピリジン,HCl(0.612g、2.399mmol、76%の収率)を、オフホワイト色固体として得た。LCMS:219 M+H.
5−フルオロ−3−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−2−メトキシピリジン
Figure 2019500328
5−フルオロ−3−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−2−メトキシピリジンは、2−クロロ−5−フルオロニコチンアルデヒドを5−フルオロ−2−メトキシニコチンアルデヒドで置換して、3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ベンズアミドと同じ手法で調製した。
3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
ステップ1:(2R,4S)−2−(3−(ベンジルチオ)−5−フルオロフェニル)−1−(tert−ブチルスルホニル)−4−フルオロピロリジン
Figure 2019500328
ジオキサン(3.00mL)中の(2R,4S)−2−(3−ブロモ−5−フルオロフェニル)−1−(tert−ブチルスルホニル)−4−フルオロピロリジン(1.00g、2.62mmol、1.00の当量)の混合物へ、t−BuONa(502.80mg、5.23mmol、2.00当量)、フェニルメタンチオール(649.82mg、5.23mmol、613.04uL、2.00当量)、キサントホス(151.37mg、261.60umol、0.10の当量)及びPd(dba)(239.55mg、261.60umol、0.10当量)を添加した。添加後に、混合物をN下で80℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮して粗製生成物を得た。混合物をシリカゲル(PE:EtOAc=20:1〜8:1)上のカラムクロマトグラフィーによって精製して、(2R,4S)−2−(3−(ベンジルチオ)−5−フルオロフェニル)−1−(tert−ブチルスルホニル)−4−フルオロピロリジン(700.00mg、1.64mmol、収率:62.78%)を、赤色油として得た。
ステップ2:3−((2R,4S)−1−(tert−ブチルスルホニル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロベンゼンスルホンアミド
Figure 2019500328
Clガスの一定の気流を、0℃で6分間DCM(16.00mL)/AcOH(8.00mL)/HO(4.00mL)中の(2R,4S)−2−(3−(ベンジルチオ)−5−フルオロフェニル)−1−(tert−ブチルスルホニル)−4−フルオロピロリジン(700.00mg、1.64mmol、1.00当量)の混合物を介してバブリングした。反応混合物をNガスにより6分間スパージすることによって放散させた。次いで水相のpHが9〜10になるまで、もたらされたビス−スルホニルクロリドを過剰のNH・HOにより処理し、25℃へ暖め、16時間撹拌した。LCMSは反応が完了したことを示した。混合物をDCM(20mL×3)により抽出し、有機層を濃縮して、3−((2R,4S)−1−(tert−ブチルスルホニル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロベンゼンスルホンアミド(600.00mg、粗製物)を、黄色油として得た。
ステップ3:3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2019500328
DCM(20.00mL)中のTfOH(706.35mg、4.71mmol、415.50uL、3.00当量)の混合物へ、アニソール(254.48mg、2.36mmol、254.48uL、1.50当量)を、−40℃で添加し、次いでDCM(10.00mL)中の3−((2R,4S)−1−(tert−ブチルスルホニル)−4−フルオロピロリジン−2−イル)−5−フルオロベンゼンスルホンアミド(600.00mg、1.57mmol、1.00当量)の溶液を、−40℃で0.1時間にわたって混合物へ滴加した。添加後に、混合物を25℃へ暖め、25℃で1時間撹拌した。TLC(PE:EtOAc=1:1)は出発材料が完全に消費されたことを示した。混合物を飽和KCO水溶液(100mL)へ添加し、0.1時間撹拌した。混合物をDCM(100mL×2)により抽出した。水層を濃縮して粗製生成物を得た。混合物をDCM(10mL×3)により洗浄し、有機層を濃縮して、3−フルオロ−5−((2R,4S)−4−フルオロピロリジン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド(300.00mg、粗製物)を、黄色油として得た。
本明細書において開示される化合物について得られるNMR及びLC MSのデータも、以下に示す。
Figure 2019500328
Figure 2019500328
Figure 2019500328
1mMのATPでのNTRK1野生型のアッセイ
384ウェルプレートの各々のウェル中で、1nM〜1.5nMの野生型NTRK1酵素(BPS Bioscience;40280)を、1〜2μMのCSKtide(Tuft’s UniversityまたはAnaspec;FITC−AHA−KKKKD DIYFFFG−NH2)及び1mMのATPを備えた合計12.5μLのバッファー(100mMのHEPES(pH7.5)、0.015%のBrij 35、10mMのMgCl、1mMのDTT)中で、化合物の投薬濃度シリーズ(1%のDMSO最終濃度)の存在または非存在下において、25℃で60分間インキュベーションした。70μLの停止バッファー(100mMのHEPES(pH7.5)、0.015%のBrij 35、35mMのEDTA及び0.2%のコーティング試薬3(Caliper Lifesciences))の添加によって、反応を停止した。次いでプレートを、Caliper EZReader 2上で読み取った(プロトコル設定:−1.7psi、上流側電圧−500、下流側電圧−3000、ポストサンプル吸引(post sample sip)35秒)。データを0%阻害対照及び100%阻害対照へ正規化し、IC50をCORE LIMSにおいて4パラメーターフィットを使用して計算した。
NTRK野生型及びG595R突然変異体の細胞アッセイプロトコル
TPM3−NTRK1融合タンパク質を保有するKM12野生型結腸癌細胞株を、National Cancer Institute(NCI)から得た。この株は、増殖及び生存のためにNTRK融合タンパク質に由来するNTRK活性に依存することが以前に示されていた。KM12 Cliff(G595R)細胞株は、DNAメチル化剤により野生型KM12株を変異させ、続いて高濃度の既知のNTRKの阻害物質(クリゾチニブ)への慢性曝露に対する耐性があったクローンを選択することによって生成された。細胞を完全培地(10%のFBS及び1%のペニシリン/ストレプトマイシン)中で1000細胞/ウェルで384ウェルプレート中に最初にプレーティングし、37℃で一晩インキュベーションした。次いでBravo液体ハンドリングシステムを使用して、変動濃度で試験品を細胞に与えた。濃度は25uMから9.5pMの範囲であった(4倍希釈、合計で10の濃度)。各々の化合物を1プレートあたり二重で与えた。DMSO及びスタウロスポリン(25uM)は、増殖抑制についての陰性対照及び陽性対照として各々のプレートに含まれていた。投与の72時間後に、アッセイプレートはCellTiter−Glo(Promega)を使用して発光させ、もたらされた発光をEnvisionプレートリーダー上で読み取った。IC50の決定を、4パラメーター曲線フィッティングアルゴリズムを使用して計算した。
以下の表は、上で記載される生物学的アッセイからの結果を要約する。以下の指示を使用して活性を表示する。A<10.00nM;B=10.01〜100.0nM;C=100.01〜1000.0nM;及びD>1000.1nM。
Figure 2019500328
Figure 2019500328
参照による援用
本明細書において言及されるすべての出版物及び特許は、あたかも各々の個別の出版物または特許が参照によって援用されることが具体的かつ個別に指示されたかのように、それらの全体が参照によって本明細書に援用される。
等価物
当業者は、単なるルーチンの実験作業を使用するだけで、本明細書において記載される本発明の具体的な実施形態に対する多くの等価物を、認識するか、または確認できるだろう。かかる等価物は、以下の請求項によって包含されることが意図される。

Claims (16)

  1. 式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩
    Figure 2019500328
    [式中、
    環Aは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルから選択され;
    各々のRは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、単環式シクロアルキルまたは二環式シクロアルキル、単環式ヘテロシクリルまたは二環式ヘテロシクリル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、−C(O)R、−OC(O)R、−C(O)OR、−SR、−S(O)、−S(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキレン)−S(O)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−N(R)(R)−C(O)R、−(C−Cアルキレン)−N(R)−C(O)R、−NRS(O)、−P(O)(R)(R)、及び−ORから独立して選択され;そこで、各々のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル、アルコキシル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヘテロアルキルは、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
    各々のRは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、及び−ORから独立して選択され;
    各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルアルキルから独立して選択され、そこで、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルの各々は、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
    各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキルから独立して選択されるか;または2つのRは、それらが付加されている窒素と一緒に、0〜5で出現するRにより置換されるヘテロシクリル環を形成し;
    各々のR及びRは、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、C−Cハロアルコキシル、−N(R”)(R”)、−C(O)−N(R”)(R”)、−N(R”)(R”)−C(O)R’、及び−(C−Cアルキレン)−N(R”)−C(O)R’から独立して選択され;
    各々のR’及びR”は、水素及びC−CアルキルまたはC−Cヒドロキシアルキルから独立して選択され;
    mは、0、1、2、3、4または5であり;
    nは0、1または2である]
    であって;
    但し、(R)−5−(2−(2,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボニトリルではない、前記化合物。
  2. 式(Ia−1):
    Figure 2019500328
    を有する、請求項1に記載の化合物。
  3. 少なくとも1つのRがハロである、請求項1に記載の化合物。
  4. 式(Ib):
    Figure 2019500328
    を有する、請求項1に記載の化合物。
  5. 1つのRがハロであり、1つのRがアリールまたはヘテロアリールである、請求項4に記載の化合物。
  6. 式IcもしくはIc−1:
    Figure 2019500328
    (Ic)、
    Figure 2019500328
    (Ic−1)を有する、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩
    [式中、
    Xは、NまたはC(R)であり;
    A1は、フルオロまたは−CNであり;
    A2は、フルオロまたは水素であり;
    B1は、水素またはフルオロであり;
    は、水素、ハロ、−CN、−C−Cアルキル、−C(O)N(R11)(R11)、及び−S(O)N(R11)(R11)から選択され、そこで、Rの任意のアルキル部分は、−OH及び−Fから選択される1つまたは複数の置換基により随意に置換され;
    10は、水素、ハロ、1つまたは複数のハロにより随意に置換される−O−(C−Cアルキル)、及び−C(O)N(R11)(R11)から選択され;
    各々のR11は、水素、ならびに−OH及びシクロプロピルから選択される1つまたは複数の置換基により随意に置換されるC−Cアルキルから独立して選択される]。
  7. が、水素、フルオロ、クロロ、−CN、−C(O)NH、−C(O)NHCH、−C(O)N(CH、−C(O)NHCHCHOH、−C(OH)(CH、−S(O)NH、及びN−(シクロプロピルメチル)カルバミルから選択される、請求項6に記載の化合物。
  8. 10が、水素、フルオロ、クロロ、−OCH、−OCF、及び−C(O)NHから選択される、請求項6または7のいずれか一項に記載の化合物。
  9. 以下の表中の化合物:
    Figure 2019500328
    Figure 2019500328
    Figure 2019500328
    Figure 2019500328
    Figure 2019500328
    のうちの任意のものの1つから選択される、請求項1に記載の化合物。
  10. 式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩:
    Figure 2019500328
    [式中、
    環Aは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルから選択され;
    各々のRは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、単環式シクロアルキルまたは二環式シクロアルキル、単環式ヘテロシクリルまたは二環式ヘテロシクリル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、−C(O)R、−OC(O)R、−C(O)OR、−SR、−S(O)、−S(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキレン)−S(O)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−N(R)(R)−C(O)R、−(C−Cアルキレン)−N(R)−C(O)R、−NRS(O)、−P(O)(R)(R)、及び−ORから独立して選択され;そこで、各々のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル、アルコキシル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヘテロアルキルは、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
    各々のRは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、及び−ORから独立して選択され;
    各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルアルキルから独立して選択され、そこで、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルの各々は、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
    各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキルから独立して選択されるか;または2つのRは、それらが付加されている窒素と一緒に、0〜5で出現するRにより置換されるヘテロシクリル環を形成し;
    各々のR及びRは、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、C−Cハロアルコキシル、−N(R”)(R”)、−C(O)−N(R”)(R”)、−N(R”)(R”)−C(O)R’、及び−(C−Cアルキレン)−N(R”)−C(O)R’から独立して選択され;
    各々のR’及びR”は、水素及びC−CアルキルまたはC−Cヒドロキシアルキルから独立して選択され;
    mは、0、1、2、3、4または5であり;
    nは0、1または2である]
    及び薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
  11. 細胞または患者におけるNTRK活性を阻害するための方法であって、構造式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは組成物
    Figure 2019500328
    [式中、
    環Aは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルから選択され;
    各々のRは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、単環式シクロアルキルまたは二環式シクロアルキル、単環式ヘテロシクリルまたは二環式ヘテロシクリル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、−C(O)R、−OC(O)R、−C(O)OR、−SR、−S(O)、−S(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキレン)−S(O)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−N(R)(R)−C(O)R、−(C−Cアルキレン)−N(R)−C(O)R、−NRS(O)、−P(O)(R)(R)、及び−ORから独立して選択され;そこで、各々のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル、アルコキシル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヘテロアルキルは、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
    各々のRは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、及び−ORから独立して選択され;
    各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルアルキルから独立して選択され、そこで、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルの各々は、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
    各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキルから独立して選択されるか;または2つのRは、それらが付加されている窒素と一緒に、0〜5で出現するRにより置換されるヘテロシクリル環を形成し;
    各々のR及びRは、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、C−Cハロアルコキシル、−N(R”)(R”)、−C(O)−N(R”)(R”)、−N(R”)(R”)−C(O)R’、及び−(C−Cアルキレン)−N(R”)−C(O)R’から独立して選択され;
    各々のR’及びR”は、水素及びC−CアルキルまたはC−Cヒドロキシアルキルから独立して選択され;
    mは、0、1、2、3、4または5であり;
    nは0、1または2である]
    を細胞に接触させるかまたは患者へ投与するステップを含む、前記方法。
  12. 異常な神経栄養性チロシン受容体キナーゼ(NTRK)活性によって媒介される病態を患う被験体を治療するための方法であって、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩
    Figure 2019500328
    [式中、
    環Aは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルから選択され;
    各々のRは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、単環式シクロアルキルまたは二環式シクロアルキル、単環式ヘテロシクリルまたは二環式ヘテロシクリル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、−C(O)R、−OC(O)R、−C(O)OR、−SR、−S(O)、−S(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキレン)−S(O)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−N(R)(R)−C(O)R、−(C−Cアルキレン)−N(R)−C(O)R、−NRS(O)、−P(O)(R)(R)、及び−ORから独立して選択され;そこで、各々のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル、アルコキシル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヘテロアルキルは、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
    各々のRは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、及び−ORから独立して選択され;
    各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルアルキルから独立して選択され、そこで、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルの各々は、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
    各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキルから独立して選択されるか;または2つのRは、それらが付加されている窒素と一緒に、0〜5で出現するRにより置換されるヘテロシクリル環を形成し;
    各々のR及びRは、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、C−Cハロアルコキシル、−N(R”)(R”)、−C(O)−N(R”)(R”)、−N(R”)(R”)−C(O)R’、及び−(C−Cアルキレン)−N(R”)−C(O)R’から独立して選択され;
    各々のR’及びR”は、水素及びC−CアルキルまたはC−Cヒドロキシアルキルから独立して選択され;
    mは、0、1、2、3、4または5であり;
    nは0、1または2である]
    を被験体へ投与することを含む、前記方法。
  13. 癌治療への耐性を発症した被験体を治療するための方法であって、治療有効量の式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩
    Figure 2019500328
    [式中、
    環Aは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルから選択され;
    各々のRは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、単環式シクロアルキルまたは二環式シクロアルキル、単環式ヘテロシクリルまたは二環式ヘテロシクリル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、−C(O)R、−OC(O)R、−C(O)OR、−SR、−S(O)、−S(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキレン)−S(O)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−N(R)(R)−C(O)R、−(C−Cアルキレン)−N(R)−C(O)R、−NRS(O)、−P(O)(R)(R)、及び−ORから独立して選択され;そこで、各々のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル、アルコキシル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヘテロアルキルは、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
    各々のRは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、及び−ORから独立して選択され;
    各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルアルキルから独立して選択され、そこで、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルの各々は、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
    各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキルから独立して選択されるか;または2つのRは、それらが付加されている窒素と一緒に、0〜5で出現するRにより置換されるヘテロシクリル環を形成し;
    各々のR及びRは、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、C−Cハロアルコキシル、−N(R”)(R”)、−C(O)−N(R”)(R”)、−N(R”)(R”)−C(O)R’、及び−(C−Cアルキレン)−N(R”)−C(O)R’から独立して選択され;
    各々のR’及びR”は、水素及びC−CアルキルまたはC−Cヒドロキシアルキルから独立して選択され;
    mは、0、1、2、3、4または5であり;
    nは0、1または2である]
    を被験体へ投与することを含む、前記方法。
  14. 細胞または患者におけるNTRK活性の阻害における使用のための、構造式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは組成物
    Figure 2019500328
    [式中、
    環Aは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルから選択され;
    各々のRは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、単環式シクロアルキルまたは二環式シクロアルキル、単環式ヘテロシクリルまたは二環式ヘテロシクリル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、−C(O)R、−OC(O)R、−C(O)OR、−SR、−S(O)、−S(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキレン)−S(O)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−N(R)(R)−C(O)R、−(C−Cアルキレン)−N(R)−C(O)R、−NRS(O)、−P(O)(R)(R)、及び−ORから独立して選択され;そこで、各々のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル、アルコキシル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヘテロアルキルは、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
    各々のRは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、及び−ORから独立して選択され;
    各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルアルキルから独立して選択され、そこで、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルの各々は、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
    各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキルから独立して選択されるか;または2つのRは、それらが付加されている窒素と一緒に、0〜5で出現するRにより置換されるヘテロシクリル環を形成し;
    各々のR及びRは、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、C−Cハロアルコキシル、−N(R”)(R”)、−C(O)−N(R”)(R”)、−N(R”)(R”)−C(O)R’、及び−(C−Cアルキレン)−N(R”)−C(O)R’から独立して選択され;
    各々のR’及びR”は、水素及びC−CアルキルまたはC−Cヒドロキシアルキルから独立して選択され;
    mは、0、1、2、3、4または5であり;
    nは0、1または2である]。
  15. 異常な神経栄養性チロシン受容体キナーゼ(NTRK)活性によって媒介される病態を患う被験体の治療における使用のための、構造式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは組成物
    Figure 2019500328
    [式中、
    環Aは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルから選択され;
    各々のRは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、単環式シクロアルキルまたは二環式シクロアルキル、単環式ヘテロシクリルまたは二環式ヘテロシクリル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、−C(O)R、−OC(O)R、−C(O)OR、−SR、−S(O)、−S(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキレン)−S(O)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−N(R)(R)−C(O)R、−(C−Cアルキレン)−N(R)−C(O)R、−NRS(O)、−P(O)(R)(R)、及び−ORから独立して選択され;そこで、各々のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル、アルコキシル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヘテロアルキルは、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
    各々のRは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、及び−ORから独立して選択され;
    各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルアルキルから独立して選択され、そこで、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルの各々は、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
    各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキルから独立して選択されるか;または2つのRは、それらが付加されている窒素と一緒に、0〜5で出現するRにより置換されるヘテロシクリル環を形成し;
    各々のR及びRは、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、C−Cハロアルコキシル、−N(R”)(R”)、−C(O)−N(R”)(R”)、−N(R”)(R”)−C(O)R’、及び−(C−Cアルキレン)−N(R”)−C(O)R’から独立して選択され;
    各々のR’及びR”は、水素及びC−CアルキルまたはC−Cヒドロキシアルキルから独立して選択され;
    mは、0、1、2、3、4または5であり;
    nは0、1または2である]。
  16. 癌治療への耐性を発症した被験体の治療における使用のための、構造式の化合物Iまたはその薬学的に許容される塩もしくは組成物
    Figure 2019500328
    [式中、
    環Aは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、シクロアルキル及びヘテロシクリルから選択され;
    各々のRは、単環式アリールまたは二環式アリール、単環式ヘテロアリールまたは二環式ヘテロアリール、単環式シクロアルキルまたは二環式シクロアルキル、単環式ヘテロシクリルまたは二環式ヘテロシクリル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、−C(O)R、−OC(O)R、−C(O)OR、−SR、−S(O)、−S(O)−N(R)(R)、−(C−Cアルキレン)−S(O)−N(R)(R)、−C(O)−N(R)(R)、−N(R)(R)−C(O)R、−(C−Cアルキレン)−N(R)−C(O)R、−NRS(O)、−P(O)(R)(R)、及び−ORから独立して選択され;そこで、各々のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル、アルコキシル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヘテロアルキルは、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
    各々のRは、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、ハロ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、−N(R)(R)、ニトロ、シアノ、及び−ORから独立して選択され;
    各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル及びヘテロシクリルアルキルから独立して選択され、そこで、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルの各々は、0〜5で出現するRにより独立して置換され;
    各々のRは、水素、C−Cアルキル、C−Cヘテロアルキルから独立して選択されるか;または2つのRは、それらが付加されている窒素と一緒に、0〜5で出現するRにより置換されるヘテロシクリル環を形成し;
    各々のR及びRは、ハロ、シアノ、ヒドロキシル、C−Cアルキル、C−Cアルコキシル、C−Cハロアルコキシル、−N(R”)(R”)、−C(O)−N(R”)(R”)、−N(R”)(R”)−C(O)R’、及び−(C−Cアルキレン)−N(R”)−C(O)R’から独立して選択され;
    各々のR’及びR”は、水素及びC−CアルキルまたはC−Cヒドロキシアルキルから独立して選択され;
    mは、0、1、2、3、4または5であり;
    nは0、1または2である]。
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