[go: up one dir, main page]

JP2019204749A - 薄型電池および電子機器 - Google Patents

薄型電池および電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2019204749A
JP2019204749A JP2018100873A JP2018100873A JP2019204749A JP 2019204749 A JP2019204749 A JP 2019204749A JP 2018100873 A JP2018100873 A JP 2018100873A JP 2018100873 A JP2018100873 A JP 2018100873A JP 2019204749 A JP2019204749 A JP 2019204749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin battery
film
exterior body
thickness
positive electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018100873A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7133802B2 (ja
Inventor
裕也 浅野
Hiroya Asano
裕也 浅野
淳 熊谷
Atsushi Kumagai
淳 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018100873A priority Critical patent/JP7133802B2/ja
Publication of JP2019204749A publication Critical patent/JP2019204749A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7133802B2 publication Critical patent/JP7133802B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

【課題】薄型電池が具備するフィルム外装体に亀裂が入るのを抑制する。【解決手段】発電要素と、発電要素を収容するファイルム外装体と、フィルム外装体の外側に配された補強体と、ファイルム外装体と補強体との間に介在する粘着層と、を具備し、発電要素は、シート状電極群および非水電解質を具備し、シート状電極群は、正極、負極および正極と負極との間に介在するセパレータを具備し、JIS K 7161(2014)に準拠する引張試験において、補強体の引張強度F2は、フィルム外装体の引張強度F1よりも大きい、薄型電池。【選択図】図1

Description

本発明は、耐久性に優れた薄型電池および電子機器に関する。
電子機器の小型化、薄型化および軽量化に伴い、自由に折り曲げることを可能にした薄型電子デバイスが開発されている。さらに、薄型電子デバイスに搭載可能な柔軟性を有する薄型電池も開発されており、薄型電子デバイスの使用用途は拡大している(特許文献1〜2)。
特開2013−161691号公報 特開2013−48042号公報
薄型電池を折り曲げた場合、フィルム外装体に皺が入ることがある。また、薄型電池を繰り返し屈曲した場合、応力が皺の近傍に集中し、フィルム外装体に亀裂が入ることがある。フィルム外装体に亀裂が入ると、電池内部へ水分が侵入、あるいは、電解液が揮発することに起因して内部抵抗が上昇し、電池特性の劣化が生じる。
上記に鑑み、本発明の一局面は、発電要素と、発電要素を収容するフィルム外装体と、フィルム外装体の外面に配された補強体と、フィルム外装体と補強体との間に介在する粘着層とを具備し、発電要素は、シート状電極群および非水電解質を具備し、シート状電極群は、正極、負極および正極と負極との間に介在するセパレータを具備し、JIS K 7161(2014)に準拠する引張試験において、補強体の引張強度F2は、フィルム外装体の引張強度F1よりも大きい、薄型電池に関する。
本発明によれば、フィルム外装体に皺が入るのを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る薄型電池の上面図である。 図1のX−X線断面の概略断面図である。 本発明の実施形態に係る薄型電池のシート状電極群の概略断面図である。 本発明の実施形態に係る薄型電池のフィルム外装体の概略断面図である。 本発明の実施形態に係る薄型電池のフィルム外装体、補強体、およびシート状電極群の位置関係を示す平面模式図である。 本発明の実施形態に係る薄型電池および電子デバイスを具備する電子機器の概略断面図である。
本発明に係る薄型電池は、発電要素と、発電要素を収容するフィルム外装体と、フィルム外装体の外面に配された補強体と、フィルム外装体と補強体との間に介在する粘着層とを具備する。発電要素は、シート状電極群および非水電解質を具備する。シート状電極群は、正極、負極および正極と負極との間に介在するセパレータを具備する。JIS K 7161(2014)に準拠する引張試験において、補強体の引張強度F2は、フィルム外装体の引張強度F1よりも大きい。
補強体は、フィルム外装体の外面に配され、フィルム外装体の少なくとも一部を覆っていればよい。補強体がフィルム外装体の全体を覆う必要はない。フィルム外装体の皺は、電池の中央部付近に生じることが多い。すなわち、例えばフィルム外装体の主面の中央部と接するように補強体がフィルム外装体に配されていれば、フィルム外装体に皺が入るのを抑制する効果が得られる。
フィルム外装体は、フレキシブル性を有するため、薄型電池が屈曲すると、応力を緩和するためにフィルム外装体において皺を生じようとする。しかし、フィルム外装体に皺が生じると、皺の近傍に応力が集中し、フィルム外装体に亀裂が生じやすくなる。ここで、フィルム外装体の外面にフィルム外装体より引張強度が大きい補強体が配され、かつフィルム外装体と補強体との間に粘着層が介在すると、補強体がフィルム外装体を押圧し、皺を抑制すると考えられる。一方、粘着層は、粘性もしくは流動性を有するため、フィルム外装体と補強体との界面に発生する応力をフィルム外装体の主面上から周囲に分散させる機能を果たすと考えられる。すなわち、粘着層は、フィルム外装体と補強体との間の緩衝層となる。このようにフィルム外装体に生じ得る皺は、フィルム外装体と補強体との間に介在する粘着層と、補強体との相乗的な作用により抑制され、皺の近傍でのフィルム外装体の亀裂や破損を防ぐことができる。
粘着層は、フィルム外装体と補強体とを接着できる粘性と、フィルム外装体と補強体との界面に発生する応力を十分に緩和し得る流動性とを兼ね備えていることが好ましい。また、粘着層は、単層でもよく、複層であってもよい。
単層の粘着層としては、ゴム系、アクリル系、シリコーン系、ウレタン系の材料等がある。ゴム系材料としては天然ゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、アクリル系材料としてはアクリル酸エステルの重合体、シリコーン系材料としてはシリコーンゴム、ウレタン系材料としてはウレタン樹脂、ウレタンゴムなどが挙げられる。
複層の粘着層としては、例えば両面テープを用いることができる。両面テープは、フィルム、紙、不織布などの基材と、その両面に形成された粘着層とを有する。粘着層には、単層の粘着層と同様の材料を用いることができる。
補強体には、樹脂シート、金属板などが用いられる。樹脂シートは、熱可塑性樹脂、硬化された熱硬化性樹脂などで形成すればよい。熱可塑性樹脂としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PA(ポリアミド)、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、PC(ポリカーボネート)、PP(ポリプロピレン)、ナイロンなどを用いることができる。熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などを用いることができる。金属板としては、FeもしくはFe合金板、AlもしくはAl合金板、CuもしくはCu合金板、ZnもしくはZn合金板などを用いることができる。中でもFe合金板が好ましく、特に、SUS(ステンレス鋼)板が好ましい。SUS板は、厚みが薄くても高い引張強度を有するからである。
フィルム外装体および補強体の物性について、さらに詳しく説明する。
JIS K 7161(2014)に準拠する引張試験において、フィルム外装体の引張強度F1は、10MPa以上、75MPa以下であることが好ましい。引張強度F1が75MPa以下であるフィルム外装体は、高い柔軟性を有する。また、フィルム外装体の引張強度F1が10MPa以上であれば、発電要素を収容するのに十分な強度を維持し得る。柔軟性を向上させる観点から、F1は60MPa以下がより好ましく、50MPa以下がさらに好ましい。より高い機械的強度を有するフィルム外装体を得る観点からは、F1は15MPa以上がより好ましく、20MPa以上がさらに好ましい。なお、これらの上限および下限は、任意に組み合わせて引張強度の範囲を設定できる。
JIS K 7161(2014)に準拠する引張試験において、補強体の引張強度F2は、80MPa以上が好ましく、100MPa以上がより好ましい。これにより、補強体に十分な剛性を付与することができ、薄型電池が屈曲したときにフィルム外装体に皺がさらに入りにくくなり、電極群とフィルム外装体との界面に生じる応力が効率よく分散される。ただし、補強体は、薄型電池の屈曲を許容し得る程度にフレキシブル性を有する。薄型電池の屈曲を許容するには、補強体の引張強度F2が、例えば1000MPa以下であればよく、800MPa以下がより好ましい。なお、これらの上限および下限は、任意に組み合わせて引張強度の範囲を設定できる。
補強体の引張強度F2に対するフィルム外装体の引張強度F1の比:F1/F2が、F1/F2<0.5を満たすことが好ましく、F1/F2<0.4もしくはF1/F2<0.3を満たすことがさらに好ましい。これにより、フィルム外装体の皺を抑制し、補強体とフィルム外装体との界面に生じる応力の分散性を高めつつ、薄型電池全体の柔軟性を向上させることができる。F1/F2の下限は、フィルム外装体が発電要素を収容するために必要な機械的強度を考慮すると、例えば、0.1より大きいことが望ましい。
フィルム外装体の厚みH1は、50μm<H1<100μmであることが好ましい。これにより、薄型電池がより屈曲しやすくなるとともに、フィルム外装体が必要な強度を維持しやすくなる。薄型電池の柔軟性をより向上させる観点から、H1は90μm以下がより好ましく、80μm以下がさらに好ましい。また、発電要素の機械的強度を向上させる観点から、H1は60μm以上がより好ましく、70μm以上がさらに好ましい。なお、これらの上限および下限は、任意に組み合わせて引張強度の範囲を設定できる。
補強体の厚みH2は、10μm<H2<500μmであることが好ましい。これにより、薄型電池の厚さを小さく制限しやすくなる。薄型電池の厚さを適切に保つ観点から、H2は400μm以下がより好ましく、300μm以下がさらに好ましい。また、薄型電池の強度を考慮すると、H2は50μm以上がより好ましく、100μm以上がさらに好ましい。なお、これらの上限および下限は、任意に組み合わせて引張強度の範囲を設定できる。
補強体の厚みH2に対するフィルム外装体の厚みH1の比:H1/H2が、0.25<H1/H2<3.0を満たすようにしてもよい。これにより、薄型電池全体の柔軟性をさらに向上させやすくなり、かつ補強体に必要な剛性を確保しやすくなる。薄型電池の柔軟性と補強体の剛性とを両立させる観点から、H1/H2は、0.3<H1/H2<2.5が好ましく、0.5<H1/H2<2.0がさらに好ましい。
薄型電池の厚さは、特に限定されないが、柔軟性および電子機器の使用の利便性(例えば人体に対する装着感)を考慮すると、1mm以下、さらには0.7mm以下であることが好ましい。
以下、本発明の一実施形態に係る薄型電池の一例について図面を参照しながら説明する。ただし、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る薄型電池の上面図である。図2は、図1のX−X線断面の概略断面図である。
図1、図2に示すように、薄型電池1は、シート状電極群2とこれに含浸された非水電解質とを具備する発電要素と、発電要素を収容するフィルム外装体3と、フィルム外装体3の外面に配された補強体4を具備する。フィルム外装体3と補強体4との間には、粘着層5を具備する。シート状電極群2には、電流を外部に取り出す正極リード9および負極リード10が接続されている。正極リード9および負極リード10の一部は、フィルム外装体3および補強体4から外部へ露出しており、その露出部は正極外部端子および負極外部端子として機能する。
次に、シート状電極群について例示的に説明する。
図3は、シート状電極群の一例の概略断面図である。図3に示すシート状電極群103は、外側に位置する一対の負極110と、これらの間に配置されている正極120と、負極110と正極120との間に介在するセパレータ107を具備する。負極110は、負極集電体シート111およびその一方の表面に付着した負極活物質層112を含む。正極120は、正極集電体シート121およびその両方の表面に付着した正極活物質層122を含む。一対の負極110は、セパレータ107を介して負極活物質層112と正極活物質層122とが向かい合うように、正極120を挟んで配置される。
セパレータ107は、負極活物質層112および正極活物質層122に接着されている。セパレータ107を各活物質層と接着する方法としては、セパレータ107および/または各活物質層の表面に、非水電解質により膨潤する樹脂を塗布することが好ましい。樹脂が非水電解質により膨潤すると、ゲル電解質が形成される。ゲル電解質は接着剤として機能する。
なお、正極活物質層122と負極活物質層112は、それぞれ、正極集電体シート121、負極集電体シート111の両面に設けてもよい。また、シート状電極群103の構成は、特に限定されず、例えば、正極120の1枚を負極110の2枚で挟持する構成でも、負極110の1枚を正極120の2枚で挟持する構成でもよい。さらに、例えば、正極120の1枚を負極110の2枚で挟持する構成が2段重ねとなる構成でも、負極110の1枚を正極120の2枚で挟持する構成が2段重ねとなる構成でもよい。
正極活物質層122は、正極活物質、結着剤、および必要に応じて導電剤を含む合剤層である。
正極集電体シート121としては、金属フィルム、金属箔および金属繊維の不織布などの金属材料が挙げられる。使用される金属種としては、例えば、銀、ニッケル、チタン、金、白金、アルミニウムおよびステンレス鋼などが挙げられる。これら金属種は単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせてもよい。正極集電体シート121の厚みは、5〜30μmが好ましく、8〜15μmがより好ましい。
正極活物質は、特に限定されない。例えば、リチウム含有複合酸化物、例えば、LixaCoO、LixaNiO、LixaMnO、LixaCoNi1−y、LixaCo1−y、LixaNi1−y、LixbMn、LixbMn2−yなどが挙げられる。ここで、Mは、Na、Mg、Sc、Y、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Al、Cr、Pb、SbおよびBよりなる群から選ばれる少なくとも1つの元素であり、xa=0〜1.2、xb=0〜2、y=0〜0.9、z=2〜2.3である。xaおよびxbは、充放電により増減する。
結着剤としては、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)のようなフッ化ビニリデン単位を含むフッ素樹脂、ポリテトラフルオロエチレンのようなフッ化ビニリデン単位を含まないフッ素樹脂、ポリアクリルニトリル、ポリアクリル酸などのアクリル樹脂、スチレンブタジエンゴムなどのゴム類などが挙げられる。結着剤の量は、負極活物質100質量部あたり、例えば0.5〜15質量部である。
正極活物質層122の厚みは、例えば1〜300μmであることが好ましい。正極活物質層122の厚みが1μm以上であれば、十分な容量を維持することができる。一方、正極活物質層122の厚みが300μm以下であれば、正極120の柔軟性が高まり、集電体にかけられる曲げ負荷が小さくなりやすい。なお、正極活物質層122は、正極120がシート状電極群103の端部(最外層)に配置される場合、その端部の正極120を構成する正極集電体シート121の片面にのみ形成することが好ましく、内層部分に配置される正極120については、その正極集電体シート121の両面に形成される。端部の正極120は、正極活物質層122が形成されている面を内部に向けて配置される。
正極リード9の材質は、電気化学的および化学的に安定であり、導電性を有するものであれば、特に限定されず、金属であっても非金属であってもよい。なかでも、金属箔であることが好ましい。金属箔としては、例えば、アルミニウム箔、アルミニウム合金箔、ステンレス鋼箔などが挙げられる。正極リード9の厚みは、25〜200μmが好ましく、50〜100μmがより好ましい。なお、正極リード9は、正極集電体シート121に溶接により接続される。
負極活物質層112は、負極活物質、結着剤、および必要に応じて導電剤を含む合剤層である。
負極集電体シート111としては、金属フィルム、金属箔および金属繊維の不織布などの金属材料が挙げられる。金属箔としては、電解法により得られる電解金属箔でもよく、圧延法により得られる圧延金属箔でもよい。電解法は、量産性に優れ、比較的製造コストが低いという利点を有する。一方、圧延法は、薄型化が容易であり、軽量化の点で有利である。なかでも、圧延金属箔が、圧延方向に沿って結晶配向し、耐屈曲性に優れている点で好ましい。
負極集電体シート111に使用される金属種としては、例えば、銅、ニッケル、マグネシウムおよびステンレス鋼などが挙げられる。これら金属種は単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせてもよい。負極集電体シート111の厚みは、5〜30μmが好ましく、8〜15μmがより好ましい。
負極活物質層112は、負極活物質を含み、必要に応じて結着剤や導電剤を含む合剤層であってもよい。負極活物質は、特に限定されず、公知の材料および組成のなかから、適宜選択することができる。例えば、金属リチウム、リチウム合金、炭素材料(天然および人造の各種黒鉛など)、シリサイド(ケイ素合金)、ケイ素酸化物、リチウム含有チタン化合物(例えば、チタン酸リチウム)などが挙げられる。
結着剤や導電剤としては、正極120で例示した物質を、同じく例示することができる。また、これらの配合量も、正極120と同様である。
負極活物質層112の厚みは、例えば1〜300μmであることが好ましい。負極活物質層112の厚みが1μm以上であれば、十分な容量を維持することができる。一方、負極活物質層112の厚みが300μm以下であれば、負極110の柔軟性が高まり、集電体にかけられる曲げ負荷が小さくなりやすい。なお、負極活物質層112は、シート状電極群103の端部(最外層)に配置される負極110については、その負極集電体シート111の片面にのみ形成することが好ましく、内層部分に配置される負極110については、その負極集電体シート111の両面に形成される。端部の負極110は、負極活物質層112が形成されている面を内部に向けて配置される。
負極リード10の材質は、電気化学的および化学的に安定であり、導電性を有するものであれば、特に限定されず、金属であっても非金属であってもよい。なかでも、金属箔であることが好ましい。金属箔としては、例えば、銅箔、銅合金箔、ニッケル箔、ステンレス鋼箔などが挙げられる。負極リード10の厚みは、25〜200μmが好ましく、50〜100μmがより好ましい。なお、負極リード10は、負極集電体シート111に溶接により接続される。
非水電解質としては、特に限定されない。例えば、ポリマーマトリックスに電解質塩を含有させたドライポリマー電解質、ポリマーマトリックスに溶媒と電解質塩とを含浸させたゲルポリマー電解質、無機固体電解質、溶媒に電解質塩が溶解された液体電解質(電解液)などが挙げられる。
ポリマーマトリックスに用いられる材料(マトリックスポリマー)としては、特に限定されず、例えば、液体電解質を吸収してゲル化する材料を使用することができる。具体的には、フッ化ビニリデン単位を含むフッ素樹脂、(メタ)アクリル酸および/または(メタ)アクリル酸エステル単位を含むアクリル系樹脂、ポリアルキレンオキサイド単位を含むポリエーテル樹脂などが挙げられる。フッ化ビニリデン単位を含むフッ素樹脂としては、PVdF、フッ化ビニリデン(VdF)単位とヘキサフルオロプロピレン(HFP)単位とを含む共重合体(VdF−HFP)、フッ化ビニリデン(VdF)単位とトリフルオロエチレン(TFE)単位とを含む共重合体(VdF−TFE)などが挙げられる。フッ化ビニリデン単位を含むフッ素樹脂に含まれるフッ化ビニリデン単位の量は、フッ素樹脂が液体電解質で膨潤しやすいように、1モル%以上であることが好ましい。
電解質塩としては、LiPF、LiClO、LiBF、LiCFSO、LiCFCO、イミド塩類などが挙げられる。溶媒としては、例えば、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)、ブチレンカーボネートなどの環状炭酸エステル;ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート、ジメチルカーボネートなどの鎖状炭酸エステル;γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトンなどの環状カルボン酸エステル;ジメトキシエタン;などの非水溶媒が挙げられる。無機固体電解質としては、特に限定されず、イオン伝導度を有する無機材料を使用することができる。
非水電解質には、短絡防止のためにセパレータを含ませてもよい。セパレータの材料としては、特に限定されず、所定のイオン透過度、機械的強度および絶縁性を有する多孔質シートなどが挙げられる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリアミドイミド等のポリアミド、または、セルロースなどからなる多孔性フィルムや不織布などが好ましい。セパレータの厚さは、例えば8〜30μmである。
図4は、本実施形態に係る薄型電池1のフィルム外装体3の概略断面図である。図4に示すように、フィルム外装体3は、バリア層11aと、その両面にそれぞれ形成された第1の樹脂フィルム(以下、シール層という)11bおよび第2の樹脂フィルム(以下、保護層という)11cと、を具備するラミネートフィルムで形成されている。
フィルム外装体3は、特に限定されないが、ガス透過率が低く、柔軟性が高いフィルム材料で構成されることが好ましい。バリア層11aとしては、強度、ガスバリア性能、曲げ剛性の観点から、アルミニウム、ニッケル、ステンレス鋼、チタン、鉄、白金、金、銀などの金属材料や、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムなどの無機材料(セラミックス材料)を含むことが好ましい。同様の観点から、バリア層11aの厚みは、5〜50μmであることが好ましく、10〜40μmであることがさらに好ましい。シール層11bの厚さは、10〜100μmであることが好ましい。保護層11cは、強度、耐衝撃性および耐薬品性の観点から、6,6−ナイロンのようなPA、ポリオレフィン、PET,ポリブチレンテレフタレートのようなポリエステルなどが好ましい。保護層11cの厚さは、5〜100μmであることが好ましい。
フィルム外装体3は、具体的には、PE/Al層/PEのラミネートフィルム、酸変性PP/PET/Al層/PETのラミネートフィルム、酸変性PE/PA/Al層/PETのラミネートフィルム、アイオノマー樹脂/Ni層/PE/PETのラミネートフィルム、エチレンビニルアセテート/PE/Al層/PETのラミネートフィルム、アイオノマー樹脂/PET/Al層/PETのラミネートフィルムなどが挙げられる。ここで、Al層のかわりに、Al層、SiO層など無機化合物層を用いてもよい。
次に、薄型電池1の作製方法の一例を説明する。
一対の負極に正極が挟まれるように各電極を配置し、負極と正極の間にセパレータを介してシート状電極群を構成する。このとき、正極には、正極リードを取り付け、負極に負極リードを取り付ける。一方、筒状に形成されたフィルム外装体の一方の開口からシート状電極群を挿入した後、その開口を熱溶着により閉じる。この時、筒状のフィルム外装体の一方の開口から正極リードおよび負極リードの一部が外部へ露出するように電極群を配置する。この露出部が正極外部端子および負極外部端子となる。次に、他方の開口から非水電解質を注液し、減圧環境下で他方の開口部を熱溶着する。筒状のフィルム外装体は、例えば所定サイズのラミネートフィルムを二つに折り曲げ、ラミネートフィルムの端部同士を部分的に溶着すれば得ることができる。
次に、フィルム外装体の全面に粘着テープを貼り付ける。粘着テープは特に限定されるものではなく、例えば市販の両面テープを用いることができる。
次に、補強体を2枚用いて、粘着テープが貼り付けられたフィルム外装体を挟むことで、薄型電池1が完成する。
薄型電池のより具体的な構成としては、例えば、フィルム外装体をその法線方向からみたときの第1投影像の面積の少なくとも80%以上が、補強体をその法線方向からみたときの第2投影像と重複するように構成することが望ましい。このように構成することで、フィルム外装体の表面の大部分に対して、補強体が垂直方向に押し当てられることになる。つまり、補強体がフィルム外装体3をシート状電極群に対して押圧し、皺を抑制することができる。
図5は、薄型電池1のフィルム外装体3、補強体4、およびシート状電極群2の位置関係を示す平面模式図である。図5に示すように、補強体4の外縁は、フィルム外装体3の外縁とシート状電極群2の外縁との間の領域に配置されることが好ましい。ここで、図5における矢印は、補強体4の外縁の配置に好適な領域を示す。このように構成することで、補強体4がフィルム外装体3をシート状電極群2に対して押圧し、皺を抑制する働きをする。
補強体4が皺を抑制するメカニズムについて、以下のことが考えられる。
薄型電池1が屈曲する際に、内外周差によりフィルム外装体3に皺を生じさせる駆動力として応力が発生する。これに対し、粘着層5を介してフィルム外装体3に接着されている補強体4は剛性が大きいため、皺を生じさせようとする駆動力に対抗し得る。また、粘着層5が流動することにより、皺を発生させる駆動力となっている応力が緩和される。このようなメカニズムでフィルム外装体3に生じる皺を抑制することができるものと考えられる。
さらに、補強体4の端部を、フィルム外装体3の外縁とシート状電極群2の外縁との間に配置することにより、電池を屈曲した際の応力を外装体の周囲に拡散させやすくなり、皺の発生を抑制しやすくなる。
次に、本発明の一態様に係る電子機器は、薄型電池とこれを駆動電源とする電子デバイスとを具備し、補強体は、薄型電池とともに、電子デバイスの少なくとも一部を覆っている。図6は、薄型電池および電子デバイスを具備する電子機器の概略断面図である。図6に示す電子機器13では、フィルム外装体3に収容されたシート状電極群2を含む薄型電池1と、薄型電池1を駆動電源とする電子デバイス12とが一体化されている。電子デバイス12と薄型電池1とは共に、粘着層5を介して補強体4により覆われている。
電子機器は、厚さ方向において互いに重ならないように並べて配された少なくとも2つの薄型電池を具備してもよい。少なくとも2つの薄型電池の接続方式は、特に限定されず、直列接続でもよく、並列接続でもよい。互いに隣り合う薄型電池1間の領域においてラミネートフィルム同士を熱溶着してもよい。すなわち個々の薄型電池毎に密閉された空間を設けるようにしてもよい。
補強体4の厚みH2は、10μm<H2<500μmであることが好ましい。これにより、薄型電池1および薄型電池1を駆動電源とする電子デバイス12を覆う電子機器13の厚さを小さく制限しやすくなる。薄型電池1および電子機器13の厚さを適切に保つ観点から、H2は400μm以下がより好ましく、300μm以下がさらに好ましい。また、薄型電池1および電子機器13の強度を考慮すると、H2は50μm以上がより好ましく、100μm以上がさらに好ましい。なお、これらの上限および下限は、任意に組み合わせて引張強度の範囲を設定できる。薄型電池1と電子デバイス12とが一体化されたシート状の電子機器の厚さについても、同様の観点から、2mm以下であることが好ましい。ただし、薄型電池1および電子機器13の厚さは、いずれも5mm程度以下であれば、比較的良好な装着性が得られる場合もある。
このような電子機器13として、近年、医療分野においては、医師等が患者等の生体情報を監視することを目的として、生体貼付型装置が開発されている。このような生体貼付型装置として、例えば、生体の肌に接触させて、血圧、体温、脈拍等の生体情報を常時測定して無線送信するような生体情報測定装置が挙げられる。また、同じく生体貼付型装置として、所定の電位を与えると、生体外皮を通して体内へ薬剤を供給するイオントフォレシス経皮投薬装置の開発も進められている。
生体貼付型装置は、ウェアラブル携帯端末とも称され、生体に密着した状態で使用されるために、長時間肌に密着させていても不快を感じない程度の可撓性が要求される。従って、生体貼付型装置の駆動用電源にも優れた可撓性が要求される。薄型電池1は、このような装置の電源として有用である。
以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
《実施例1》
以下の手順で、一対の負極と、これらに挟まれた正極とを有する薄型電池を作製した。
(1)正極
正極集電体シートとして、厚さ15μmのアルミニウム箔を準備した。アルミニウム箔の両方の表面に、正極合剤スラリーを塗布し、乾燥後、圧延して、正極活物質層を形成し、正極シートを得た。正極合剤スラリーは、正極活物質であるコバルト酸リチウム100質量部と、導電剤であるアセチレンブラック1.2質量部と、結着剤であるPVdF1.2質量部と、適量のNMPとを混合して調製した。正極活物質層の厚み(片面あたり)37μmであった。正極シートから5mm×5mmのタブを有する45mm×16mmサイズの正極を切り出し、正極タブから活物質層を剥がしてアルミニウム箔を露出させた。その後、正極タブの先端部分にアルミニウム製の正極リードを超音波溶接した。
(2)負極
負極集電体シートとして、厚さ8μmの電解銅箔を準備した。電解銅箔の一方の表面に、負極合剤スラリーを塗布し、乾燥後、圧延して、負極活物質層を形成し、負極シートを得た。負極合剤スラリーは、負極活物質である黒鉛100質量部と、結着剤であるポリフッ化ビニリデン(PVdF)8質量部と、適量のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)とを混合して調製した。負極活物質層の厚みは54μmであった。負極シートから5mm×5mmの負極タブを有する47.5mm×18mmサイズの負極を切り出し、負極タブから活物質層を剥がして銅箔を露出させた。その後、一方の負極の負極タブの先端部分にニッケル製の負極リードを超音波溶接した。
(3)非水電解質の調製
エチレンカーボネート(EC)およびジエチルカーボネート(DEC)を主成分とする混合溶媒に、LiPF6を溶解させて、非水電解質を調製した。
(4)電極群の作製
負極活物質層と正極活物質層とが互いに向かい合うように、一対の負極の間にセパレータを介して正極を配置し、電極群を形成した。セパレータには、49mm×18mmサイズの微多孔性ポリエチレンフィルム(厚さ15μm)を用いた。
(5)フィルム外装体の作製
シール層となるPEフィルム(厚さ30μm)と、ガスバリア層となる圧延アルミニウム箔(厚さ15μm)と、保護層となるPEフィルム(厚さ30μm)を含むフィルム外装体(厚さ75μm)を準備した。なお、JIS K 7161(2014)に準拠する引張試験におけるフィルム外装体の引張強度F1は、32MPaであった。
(6)薄型電池の組み立て
60.0mm×29.0mmの袋状のフィルム外装体の内部にフィルムの開口部から正負リードの一部が外部へ露出するように電極群を配置した。次に、アルミニウム製のバリア層を有する筒状のラミネートフィルムからなる外装体に電極群を収納した。続いて、フィルム外装体の一方の開口から正極リードおよび負極リードを導出させて、各リードを挟んでその開口を熱溶着により密閉した。次に、他方の開口から非水電解質を注液し、−650mmHgの減圧環境下で他方の開口部を熱溶着した。
次に、フィルム外装体の外縁とシート状電極群の外縁との間の領域に、補強体の外縁が配置されるように補強体を構成した。具体的には、補強体のシート状電極群に面した側に粘着テープ(ニチバン株式会社製ナイスタック、厚み約0.1mm)を貼り付けた。続いて、補強体として厚み0.25mmのPET板2枚を用いて、粘着テープが貼り付けられたフィルム外装体を挟んだ。これにより、大きさが60.0mm×29.0mmの柔軟な薄型電池A1を作製した。
補強体を平行部幅5mm、標線間距離20mmの引張試験3号ダンベルに切出し、JIS K7161(2014)に準拠して5mm/分の引張速度にて万能試験機を用いて引張試験を行い、補強体の引張強度F2を測定したところ、200MPaであった。
《実施例2》
補強体として厚み0.18mmのポリエチレン(PE)板2枚を用いること以外、実施例1と同様に、薄型電池A2を作製した。なお、実施例1と同様の方法で補強体の引張強度F2を測定したところ、40MPaであった。
《実施例3》
フィルム外装体として、シール層の厚さが15μm、ガスバリア層の厚さが6μm、保護層の厚さが20μmを含む総厚41μmを用いること、補強体として厚み0.18mmのPET板2枚を用いること以外、実施例1と同様に、薄型電池A3を作製した。なお、実施例1と同様の方法でフィルム外装体の引張強度F1を測定したところ、28MPaであった。
《実施例4》
フィルム外装体として、シール層の厚さが30μm、ガスバリア層の厚さが50μm、保護層の厚さが30μmを含む総厚110μmを用いること、補強体として厚み0.18mmのPET板2枚を用いること以外、実施例1と同様に、薄型電池A4を作製した。なお、実施例1と同様の方法でフィルム外装体の引張強度F1を測定したところ、80MPaであった。
《比較例1》
補強体を用いないこと以外、実施例1と同様に、薄型電池B1を作製した。
《比較例2》
厚み2mmのPE板2枚をフィルム外装体の2つの主面にそれぞれ配置し、電極群とフィルム外装体との総厚に相当する枠状の接着剤でPE板同士を接着し、PE板間の隙間にフィルム外装体に収容された発電要素を挟んで固定した。こうして粘着層を設けずにPE板でフィルム外装体を補強したこと以外、実施例1と同様に、薄型電池B2を作製した。なお、実施例1と同様の方法で補強体の引張強度F2を測定したところ、40MPaであった。
(電池放電容量維持率の評価)
作製した薄型電池(n=5)について、下記条件で放電試験を実施し、屈曲前の電池の放電容量を求めた。
環境温度:25℃
放電電流:0.2CmA (1Cは薄型電池の設計容量)
放電終止電圧:3.0V
伸縮可能な一対の固定部材を水平に対向配置し、各固定部材に電池を張り付けて固定した。そして、25℃の環境下で、電池の曲率半径がR25mmになるように固定部材の両端距離を縮めた後、再び、固定部材の両端を元に戻し、電池をフラットな状態に戻した。この屈曲操作を、10000回繰り返した。屈曲後、薄型電池について上記放電試験をすることにより、屈曲後の放電容量を求めた。そして、下記式により、屈曲後の容量維持率(%)を導出した。なお、容量維持率は、屈曲前と屈曲後に関してそれぞれ5個ずつの薄型電池を用いて行い、その平均値を導出した。
屈曲後の容量維持率(%)=(屈曲後の放電容量/屈曲前の放電容量)×100
各薄型電池の構成と、屈曲後の容量維持率の結果を表1に示す。
Figure 2019204749
表1より、補強体の引張強度F2がフィルム外装体の引張強度F1よりも大きい実施例1〜実施例4の電池(A1〜A4)は、いずれも、屈曲後の容量維持率が良好であることがわかる。一方、補強体または粘着層のない比較例1、2の電池(B1、B2)では、屈曲後の容量維持率が低下した。比較例1の電池(B1)の場合、補強体がないため屈曲によりフィルム外装体に亀裂が入りやすくなり、電池内部へ水分が侵入、あるいは、電解液が揮発することに起因して内部抵抗の上昇が生じ、結果的に電池特性が低下すると考えられる。また、比較例2の電池(B2)の場合、粘着層がないため、フィルム外装体と補強体との間で負荷(応力)が吸収されず、フィルム外装体が破断しやすくなり、電池特性が低下すると考えられる。
実施例2、3の電池(A2、A3)について、実施例1(A1)と比較して、屈曲後の容量維持率がわずかに低下した。A2の場合、A2の補強体がA1の補強体と比較して柔らかいため、A1と比べてフィルム外装体に発生する皺を抑える効果がわずかに小さくなることが原因と考えられる。
A3の場合、フィルム外装体の引張強度が28MPaであり、A1のフィルム外装体の引張強度32MPaに比べて低いため、フィルム外装体の破断がわずかに発生したものと考えられる。一方、実施例4の電池(A4)の場合、フィルム外装体が硬くなり、フィルム外装体の皺をA1のレベルまで十分に抑えることができなかったものと考えられる。
上記の結果に基づき、より確実に、薄型電池の電極群と外装体との界面における応力の局部への集中を抑制し、フィルム外装体に皺が入るのを抑えることを考慮すると、以下の条件を満足することがより好ましい。
・JIS K 7161(2014)に準拠する引張試験において、補強体の引張強度F2に対するフィルム外装体の引張強度F1の比:F1/F2が、F1/F2<0.5である。
・フィルム外装体の厚みH1が、50μm<H1<100μmである。
・補強体の厚みH2に対するフィルム外装体の厚みH1の比:H1/H2が、0.25<H1/H2<3.0である。
・JIS K 7161(2014)に準拠する引張試験において、フィルム外装体の引張強度F1が、10MPa以上、75MPa以下である。
本発明に係る非水電解質二次電池は、大きく変形される可能性のある用途、例えば、生体貼付型装置もしくはウェアラブル携帯端末のような小型電子機器の電源として使用するのに適している。
1:薄型電池、2,103:シート状電極群、3:フィルム外装体、4:補強体、5:粘着層、9:正極リード、10:負極リード、11a:バリア層、11b:シール層、11c:保護層、12:電子デバイス、13:電子機器、107:セパレータ、110:負極、111:負極集電体シート、112:負極活物質層、120:正極、121:正極集電体シート、122:正極活物質層

Claims (10)

  1. 発電要素と、前記発電要素を収容するフィルム外装体と、前記フィルム外装体の外面に配された補強体と、前記フィルム外装体と前記補強体との間に介在する粘着層と、を具備し、
    前記発電要素は、シート状電極群および非水電解質を具備し、
    前記シート状電極群は、正極、負極および前記正極と前記負極との間に介在するセパレータを具備し、
    JIS K 7161(2014)に準拠する引張試験において、前記補強体の引張強度F2は、前記フィルム外装体の引張強度F1よりも大きい、薄型電池。
  2. 前記補強体の引張強度F2に対する前記フィルム外装体の引張強度F1の比:F1/F2が、F1/F2<0.5を満たす、請求項1に記載の薄型電池。
  3. 前記フィルム外装体の厚みH1が、50μm<H1<100μmである、請求項1または2に記載の薄型電池。
  4. 前記補強体の厚みH2に対する前記フィルム外装体の厚みH1の比:H1/H2が、0.25<H1/H2<3.0を満たす、請求項3に記載の薄型電池。
  5. 前記フィルム外装体の引張強度F1が、10MPa以上、75MPa以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の薄型電池。
  6. 前記フィルム外装体をその法線方向からみたときの第1投影像の面積の80%以上が、前記補強体をその法線方向からみたときの第2投影像と重複する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の薄型電池。
  7. 前記フィルム外装体の外縁と前記シート状電極群の外縁との間の領域に、前記補強体の外縁が配置される、請求項6に記載の薄型電池。
  8. 前記薄型電池の厚みが2mm以下である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の薄型電池。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の薄型電池と、前記薄型電池を駆動電源とする電子デバイスと、を具備し、
    前記補強体が、前記薄型電池とともに、前記電子デバイスの少なくとも一部を覆っている、電子機器。
  10. 厚さ方向において互いに重ならないように並べて配された少なくとも2つの前記薄型電池を具備する、請求項9に記載の電子機器。
JP2018100873A 2018-05-25 2018-05-25 薄型電池および電子機器 Active JP7133802B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018100873A JP7133802B2 (ja) 2018-05-25 2018-05-25 薄型電池および電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018100873A JP7133802B2 (ja) 2018-05-25 2018-05-25 薄型電池および電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019204749A true JP2019204749A (ja) 2019-11-28
JP7133802B2 JP7133802B2 (ja) 2022-09-09

Family

ID=68727254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018100873A Active JP7133802B2 (ja) 2018-05-25 2018-05-25 薄型電池および電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7133802B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022009302A1 (ja) * 2020-07-07 2022-01-13 ソニーグループ株式会社 電子機器およびラミネート電池
JP2022020091A (ja) * 2020-06-25 2022-02-01 修平 山田 外国人求職者のための履歴書作成ソリューション・システム
EP4173819A1 (en) 2021-10-27 2023-05-03 Showa Denko Packaging Co., Ltd. Battery packaging material
JPWO2025115974A1 (ja) * 2023-11-30 2025-06-05

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0636206U (ja) * 1992-10-16 1994-05-13 株式会社ユアサコーポレーション 電池一体型補強体
JP2000182579A (ja) * 1998-12-16 2000-06-30 Toshiba Battery Co Ltd 板状ポリマー電解質電池
JP2002100326A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Gs-Melcotec Co Ltd 偏平型電池
JP2006310300A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Samsung Sdi Co Ltd 二次電池
JP2008262804A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Sony Corp 電池パック

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0636206U (ja) * 1992-10-16 1994-05-13 株式会社ユアサコーポレーション 電池一体型補強体
JP2000182579A (ja) * 1998-12-16 2000-06-30 Toshiba Battery Co Ltd 板状ポリマー電解質電池
JP2002100326A (ja) * 2000-09-22 2002-04-05 Gs-Melcotec Co Ltd 偏平型電池
JP2006310300A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Samsung Sdi Co Ltd 二次電池
JP2008262804A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Sony Corp 電池パック

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022020091A (ja) * 2020-06-25 2022-02-01 修平 山田 外国人求職者のための履歴書作成ソリューション・システム
WO2022009302A1 (ja) * 2020-07-07 2022-01-13 ソニーグループ株式会社 電子機器およびラミネート電池
EP4173819A1 (en) 2021-10-27 2023-05-03 Showa Denko Packaging Co., Ltd. Battery packaging material
JPWO2025115974A1 (ja) * 2023-11-30 2025-06-05
WO2025115974A1 (ja) * 2023-11-30 2025-06-05 大日本印刷株式会社 外装フィルム、蓄電デバイス、蓄電デバイスの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7133802B2 (ja) 2022-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5753258B2 (ja) フレキシブル電池、及びその製造方法
JP5490324B2 (ja) 薄型電池用電極群、薄型電池、及び電子機器
JP6605230B2 (ja) 二次電池及び電子機器
JP5838323B2 (ja) 電池包装体
US20160344060A1 (en) Thin battery and battery-mounted device
KR102898021B1 (ko) 배터리 모듈, 배터리 모듈의 제작 방법, 및 전자 기기
JP7133802B2 (ja) 薄型電池および電子機器
WO2016051645A1 (ja) フレキシブル電池
WO2016157685A1 (ja) 薄型電池および電池搭載デバイス
JP5845413B2 (ja) 薄型電池搭載電子デバイス
JP2016189300A (ja) 薄型電池
JP2016072015A (ja) フレキシブル電池
JP6418560B2 (ja) 薄型電池および電池搭載デバイス
WO2017110062A1 (ja) 電池外装用フィルム材料およびこれを有するフレキシブル電池
JP5728647B2 (ja) 電池デバイスおよびその操作方法
JPWO2017145212A1 (ja) 薄型電池
JP7022912B2 (ja) 薄型電池
WO2018110080A1 (ja) フレキシブル電池
WO2016194268A1 (ja) 電池用フィルム外装体およびこれを有する電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220822

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7133802

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151