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JP2019134650A - ブラシ装置、モータ、及びブラシ装置の製造方法 - Google Patents

ブラシ装置、モータ、及びブラシ装置の製造方法 Download PDF

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JP2019134650A
JP2019134650A JP2018017450A JP2018017450A JP2019134650A JP 2019134650 A JP2019134650 A JP 2019134650A JP 2018017450 A JP2018017450 A JP 2018017450A JP 2018017450 A JP2018017450 A JP 2018017450A JP 2019134650 A JP2019134650 A JP 2019134650A
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和陽 松ヶ谷
Kazuharu Matsugaya
和陽 松ヶ谷
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Abstract

【課題】給電端子とチョークコイルとの接続部位に掛かる応力を緩和することができるブラシ装置を提供する。
【解決手段】チョークコイル43は、長手方向の第1端面45aがホルダ部材31の基部34側を向くように電機子の軸方向に沿ってホルダ部材31に設けられた芯材45と、芯材45の外周に巻回された巻線46を有するチョークコイル43と、ホルダ部材31に組み付けられ、巻線46と接続された第1給電端子41とを備える。そして、第1給電端子41は、芯材45における第1端面45aとは反対側の第2端面45bと当接する当接部67を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ブラシ装置、モータ、及びブラシ装置の製造方法に関するものである。
従来、例えば特許文献1のブラシ装置は、ブラシが組み付けられるホルダ部材(ブラシホルダ)を備え、該ホルダ部材には、給電端子を介してブラシと電気的に接続されるチョークコイルが組み付けられている。チョークコイルは、芯材の外周に巻線が巻回されてなり、芯材の長手方向がモータ(電機子)の軸方向に沿うようにホルダ部材に組み付けられている。
特開2017−169351号公報
上記のようなブラシ装置では、給電端子に加わる振動などの力が給電端子とチョークコイル(巻線)との接続部位に作用して、該接続部位に断線などが生じるおそれがあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、給電端子とチョークコイルとの接続部位に掛かる応力を緩和することができるブラシ装置、モータ、及びブラシ装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するブラシ装置は、電機子の軸直交方向に延びる基部を有するホルダ部材と、前記ホルダ部材に組み付けられ、前記電機子の整流子に給電するためのブラシと、長手方向の第1端面が前記基部側を向くように前記電機子の軸方向に沿って前記ホルダ部材に設けられた芯材、及び該芯材の外周に巻回され前記ブラシと電気的に接続された巻線を有するチョークコイルと、前記ホルダ部材に組み付けられ、前記巻線と接続された給電端子とを備えたブラシ装置であって、前記給電端子は、前記芯材における前記第1端面とは反対側の第2端面と当接する当接部を備える。
上記態様によれば、給電端子の当接部がチョークコイルの芯材の端面と当接するため、給電端子に加わる振動などの力を当接部からチョークコイル側に逃がすことができ、それにより、チョークコイルの巻線と給電端子との接続部位に掛かる応力を緩和することができる。その結果、チョークコイルの巻線と給電端子との接続部位における断線などを抑制できる。また、チョークコイルの巻線と給電端子とを互いに接続した後、チョークコイルと給電端子の一体部品を、芯材の第1端面側からその軸方向に沿ってホルダ部材に組み付ける場合、組み付け中にチョークコイルがホルダ部材側から受ける反作用の力を、芯材の第2端面と当接する給電端子の当接部で受けることができる。このため、当該反作用の力がチョークコイルの巻線と給電端子との接続部位に作用して該接続部位の断線などが生じることを抑制できる。
上記ブラシ装置において、前記給電端子は、軸方向において前記芯材よりも反基部側に位置する第1部位と、該第1部位から軸方向の前記基部側に延び、前記当接部を有する第2部位とを備える。
上記態様によれば、チョークコイルと給電端子の一体部品を、芯材の第1端面側からその軸方向に沿ってホルダ部材に組み付ける場合に、芯材よりも反基部側(ホルダ部材の基部の反対側)に位置する給電端子の第1部位を、チャックなどの治具で保持して組み付けることができる。
上記ブラシ装置において、前記第2部位は、前記第1部位における前記芯材の前記第2端面と軸方向に対向する対向部から延出されている。
上記態様によれば、チョークコイルと給電端子の一体部品を、芯材の第1端面側からその軸方向に沿ってホルダ部材に組み付ける場合に、チョークコイルがホルダ部材側から受ける反作用の力を当接部で好適に受けることができる。従って、当該反作用の力がチョークコイル(巻線)と給電端子との接続部位に作用して該接続部位の断線などが生じることをより一層抑制できる。
上記ブラシ装置において、前記第2部位は、前記ホルダ部材側に嵌合されて固定された固定部を備える。
上記態様によれば、芯材の第2端面と当接する当接部とホルダ部材に固定される固定部とを第2部位に備えるため、給電端子の小型化が可能となる。
上記課題を解決するモータは、電機子と、該電機子と対向する界磁磁石と、上記ブラシ装置を備える。
上記態様によれば、給電端子とチョークコイルとの接続部位に掛かる応力が緩和されたモータを提供できる。
上記課題を解決するブラシ装置の製造方法は、電機子の軸直交方向に延びる基部を有するホルダ部材と、前記ホルダ部材に組み付けられ、前記電機子の整流子に給電するためのブラシと、長手方向の第1端面が前記基部側を向くように前記電機子の軸方向に沿って前記ホルダ部材に設けられた芯材、及び該芯材の外周に巻回され前記ブラシと電気的に接続された巻線を有するチョークコイルと、前記ホルダ部材に組み付けられ、前記巻線と接続された給電端子とを備えたブラシ装置の製造方法であって、前記チョークコイルの巻線と前記給電端子とを接続する接続工程と、前記接続工程の後、前記チョークコイルと前記給電端子を備えた一体部品を、前記芯材の第1端面側からその軸方向に沿ってホルダ部材に組み付ける組付工程とを備え、前記組付工程において、前記給電端子が備える当接部を、前記芯材における前記第1端面とは反対側の第2端面に当接させる。
上記態様によれば、組付工程でチョークコイルがホルダ部材側から受ける反作用の力を、芯材の第2端面と当接する給電端子の当接部で受けることができ、チョークコイルの巻線と給電端子との接続部位に掛かる応力を緩和することができる。その結果、チョークコイルの巻線と給電端子との接続部位における断線などを抑制できる。
本発明のブラシ装置、モータ、及びブラシ装置の製造方法によれば、給電端子とチョークコイルとの接続部位に掛かる応力を緩和することができる。
実施形態におけるモータの側面図。 同形態におけるブラシ装置の側面図。 同形態におけるブラシ装置の組付態様を説明するための側面図。 同形態における給電端子及びチョークコイルを示す図であって、(a)はZ軸方向から見た側面図、(b)はY軸方向から見た正面図、(c)はX軸方向から見た平面図。 変更例における給電端子及びチョークコイルを示す図であって、(a)はZ軸方向から見た側面図、(b)はY軸方向から見た正面図、(c)はX軸方向から見た平面図。
以下、ブラシ装置、モータ、及びブラシ装置の製造方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際と異なる場合がある。また、以下の説明では、特に言及が無い限り、単に「軸方向」、「径方向」、「周方向」と記載した場合には、モータ(電機子)の回転軸線L1の軸方向、径方向、周方向をそれぞれ意味するものとする。
図1に示す本実施形態のモータ10はブラシ付きモータである。モータ10は、例えば、車両の電動シート装置の駆動源として用いられる。モータ10は、回転力を発生させるモータ本体11と、モータ本体11の回転出力を減速し高トルクにして出力する減速部12とから構成されている。なお、図面中のXYZ軸におけるX軸は、モータ10の軸方向に沿った方向を表し、Y軸はX軸と直交するモータ10の幅方向を表し、Z軸はXY平面に対して直交するモータ10の厚み方向を表している。
モータ本体11のヨークハウジング13は、軸方向Xの減速部12側に開口する開口部13aを有する有底筒状をなしている。ヨークハウジング13には、開口部13aから径方向外側に延出されたフランジ部13bが形成されている。ヨークハウジング13の内周面には界磁磁石14が固定され、界磁磁石14の内周側には電機子15が回転可能に設けられている。
電機子15は、その軸中心に回転軸16を備え、回転軸16の基端部(図1において上端部)は、ヨークハウジング13の底部中央に組み付けられた軸受17により回転可能に支持されている。また、電機子15が備える整流子18は、ヨークハウジング13の開口部13aに組み付けられる後述のブラシ装置30のブラシ38が摺接されるように構成されている。
減速部12は、ギヤハウジング21と、ギヤハウジング21内に収容された減速機構22とを備えている。ギヤハウジング21は、ヨークハウジング13のフランジ部13bとねじSによって締結固定される。減速機構22は、モータ本体11から延出された回転軸16の先端部と連結部材23を介して連結されたウォーム軸24と、そのウォーム軸24と噛合するウォームホイール25とを備えている。ウォームホイール25の中心部には出力部26が設けられており、回転軸16の回転出力はウォーム軸24及びウォームホイール25によって減速されて出力部26から出力される。
図2及び図3に示すように、ブラシ装置30は、ヨークハウジング13の開口部13aに装着されるホルダ部材31を備えている。ホルダ部材31は、絶縁性の樹脂材料から形成されている。ホルダ部材31は、ヨークハウジング13の開口部13aを閉塞するホルダ本体部32と、ホルダ本体部32と一体に形成されたコネクタ部33とを備えている。
ホルダ本体部32は、外周縁にエラストマよりなるシール部材34aが設けられた基部34を有している。基部34は、モータ10(電機子15)の軸直交方向(YZ平面)に沿って延びている。基部34の外周縁に設けられたシール部材34aは、ヨークハウジング13のフランジ部13bとギヤハウジング21とによって軸方向(X軸方向)に挟持され、フランジ部13bとギヤハウジング21との間をシールする(図1参照)。なお、コネクタ部33は、ホルダ本体部32の基部34からY軸方向の一方に延出する延出部35の先端に形成されている。
ホルダ本体部32は、基部34から軸方向(X軸方向)に突出する整流子収容部36を有している。整流子収容部36はギヤハウジング21の内部に配置されるとともに、整流子収容部36内に前記整流子18が収容される。なお、整流子収容部36には、回転軸16を軸支する軸受(図示略)が設けられ、回転軸16の先端部は整流子収容部36から軸方向外側に突出される。
ホルダ本体部32は、整流子収容部36の外周部に一対のブラシ収容部37(図2及び図3では片側のみ図示)を有している。各ブラシ収容部37は、整流子収容部36のY軸方向の一側(延出部35とは反対側)に形成されている。各ブラシ収容部37には、先端部が整流子18の外周面と摺接するブラシ38が収容されている。なお、周方向における各ブラシ38同士の間隔(角度)は90°に設定されている。
ホルダ本体部32における整流子収容部36のZ軸方向の両側には、電気部品が一対のブラシ38の各々に対応して組み付けられている。なお、整流子収容部36の両側の電気部品は、基本的な構成は互いにほぼ同じであるため、図2及び図3には、Z軸方向の手前側の電気部品40のみを図示し、奥側の電気部品についての図示及び詳細な説明は省略する。
図2に示すように、電気部品40は、第1給電端子41と、第2給電端子42と、チョークコイル43と、サーミスタ44とを備えている。
チョークコイル43は、円柱状の芯材45の外周に巻線46が巻回されて構成されている。チョークコイル43は、そのコイル軸方向(芯材45の長手方向)がモータ10の軸方向(X軸方向)と平行となるようにホルダ部材31に設けられている。なお、以下の説明では、芯材45の長手方向(X軸方向)の両端面のうち、ホルダ部材31の基部34側を向く端面を第1端面45a、その反対側の端面を第2端面45bとする。また、チョークコイル43及びその関係部位の説明において、説明の便宜上、X軸方向の第1端面45a側を下側、第2端面45b側を上側として説明する。
図2及び図3に示すように、ホルダ部材31には、基部34から軸方向(X軸方向)に延びるチョークコイル保持部51が形成されている。チョークコイル保持部51は、チョークコイル43の外周面に倣った円弧状をなしチョークコイル43の組み付けの案内をする案内面52と、案内面52に対しチョークコイル43を挟んで対向する保持片53とを有している。保持片53は、基部34から延出形成された可撓性のある部位であり、チョークコイル43を案内面52に対して弾性的に押し付けるように構成されている。これにより、チョークコイル保持部51は、案内面52と保持片53とでチョークコイル43を挟持して保持する。
図2に示すように、芯材45のX軸方向の両端部は、巻線46の両端から突出している。チョークコイル43の巻線46の下側の端部46aは第2給電端子42に接続され、巻線46の上側の端部46bは第1給電端子41に接続されている。すなわち、第1給電端子41と第2給電端子42とは、チョークコイル43の巻線46を介して互いに電気的に接続されている。なお、第1給電端子41及び第2給電端子42は、金属板材からプレス加工により成形されるものである。また、ホルダ部材31(ホルダ本体部32)への組み付け前の状態では、第1給電端子41及び第2給電端子42は互いに繋がっており、ホルダ部材31への組み付け後に所定箇所(切断部C)が切断されることで互いに分離される(図3などを参照)。
次に、第1給電端子41及び第2給電端子42の形状などの構成について、図2及び図4(a)(b)(c)を参照して説明する。なお、図4(a)(b)(c)には、切断部Cを切断する前の第1及び第2給電端子41,42が互いに繋がった状態(ホルダ部材31への組み付け前の状態)を示している。また、図4(a)は、図3における第1及び第2給電端子41,42及びチョークコイル43の裏側を示す図である。
第1給電端子41は、芯材45よりも上側(軸方向の反基部側)に位置する第1部位61と、第1部位61から下側(軸方向の基部34側)に延びる第2部位62とを有している。第1部位61は主として板状をなし、XY平面に対して平行となるように配置されている。また、第1部位61は、芯材45の長手方向と直交する方向(Y軸方向)に延在されている。
図2及び図4(a)(c)に示すように、第1部位61は、ブラシ38から延びるピッグテール38aと接続されるブラシ側接続部63と、巻線46(チョークコイル43)の上側の端部46bと接続されるコイル側接続部64とを有している。ブラシ側接続部63及びコイル側接続部64における接続態様には、溶接、熱かしめ又ははんだ付けなどを適宜採用できる。また、第1部位61は、ブラシ側接続部63とコイル側接続部64との間の部位において、芯材45の第2端面45bと軸方向(X軸方向)に対向する対向部65を有している。
図4(a)(b)(c)に示すように、第2部位62は、第1部位61の対向部65からX軸方向の芯材45側に延出されるとともに、Z軸方向にクランク状に屈曲された部位であり、該第2部位62の先端部にホルダ部材31側に対する固定部66を備えるとともに、第2部位62の中間部位に当接部67を備えている。
詳しくは、第2部位62は、第1部位61の対向部65からX軸方向の芯材45側に延出された延出部68と、延出部68の下端部がZ軸方向に屈曲されて形成された当接部67とを有している。当接部67は、芯材45の第2端面45bに対してその長手方向(X軸方向)に当接している。
図4(c)に示すように、当接部67は、延出部68の下端部からZ軸方向に屈曲された部位からY軸方向の延びる第1延長部67aと、第1延長部67aからZ軸方向に延びる第2延長部67bとを備えている。これら第1及び第2延長部67a,67bを含む当接部67と芯材45の第2端面45bとの当接面積は、芯材45の第2端面45bの面積全体の半分以上に設定されている。また、芯材45の第2端面45bを該芯材45の中心軸線L2に対してZ軸方向に2等分割して考えたとき、当接部67の第2延長部67bは、その2等分割した両方の領域と当接している。
図4(a)(b)に示すように、第2部位62は、当接部67(第1延長部67a)からZ軸方向(第2延長部67bとは反対方向)に延出された部位からX軸方向の下方に延びるとともに、その先端部(下端部)に固定部66を有している。固定部66は、ホルダ部材31(ホルダ本体部32)に設けられた嵌合部(図示略)に対してX軸方向に圧入されて固定される。また、固定部66の上側には、第2部位62からY軸方向の両側に突出する位置決め部69が形成されている。位置決め部69は、ホルダ部材31側と当接して固定部66の圧入長さを規定する。上記のように、第2部位62は、延出部68、当接部67、固定部66、位置決め部69を一体に有している。
図2及び図4(a)に示すように、第2給電端子42は、第1給電端子41の第1部位61に対してY軸方向に並設される第1部位71を有している。この第1部位71は、ホルダ部材31への組み付け前の状態において第1給電端子41の第1部位61と繋がっており、ホルダ部材31への組み付け後において切断部Cで切断されることで第1部位61,71同士が分離されるようになっている。なお、図4においては、切断予定部位Cxを破線で示している。
図2に示すように、第2給電端子42は、第1部位71からX軸方向の下方(基部34側)に延びるサーミスタ側接続部72を有している。サーミスタ側接続部72は、サーミスタ44の第1端子44aと接続されている。サーミスタ44の第2端子44bは、ホルダ部材31に設けられたターミナルTと接続されている。なお、第1及び第2端子44a,44bとの接続態様には、溶接、熱かしめ又ははんだ付けなどを適宜採用できる。
ターミナルTは、インサート成形によりホルダ部材31に一体成形され、ホルダ部材31内にターミナルTの一部が埋設されている。ターミナルTの一端部はサーミスタ44と接続され、他端部はコネクタ部33まで延びて該コネクタ部33に接続される外部コネクタ(図示略)と電気的に接続されるようになっている。
第2給電端子42は、サーミスタ側接続部72からX軸方向の下側に延びる延出部73を有している。延出部73の下端部(X軸方向の基部34側の端部)には、巻線46(チョークコイル43)の下側の端部46aに対して、溶接、熱かしめ又ははんだ付けなどによって接続されたコイル側接続部74が設けられている。
上記構成の電気部品40によれば、コネクタ部33に接続される外部コネクタからの供給電力は、ターミナルT、サーミスタ44、第2給電端子42、チョークコイル43、第1給電端子41の順に流れて、ブラシ38に供給されるようになっている。なお、前述の図示しない側の電気部品(前記奥側の電気部品)は、手前側の電気部品40と同様の第1給電端子41、第2給電端子42、チョークコイル43を備え(サーミスタ44は非搭載)、第2給電端子42がホルダ部材31側のターミナルと接続されるようになっている。
次に、ブラシ装置30の製造方法(ホルダ部材31に対する電気部品40の組付態様)をその作用とともに説明する。
まず、図3に示すように、互いに分離される前の第1及び第2給電端子41,42に対して、チョークコイル43、サーミスタ44及びブラシ38(ピッグテール38a)を接続する接続工程を行う。これにより、互いに分離される前の第1及び第2給電端子41,42、チョークコイル43、サーミスタ44及びブラシ38(ピッグテール38a)からなる一体部品P(ASSY部品)が成形される。
次に、接続工程によって成形された一体部品Pをホルダ部材31のホルダ本体部32に組み付ける組付工程を行う。この組付工程では、第1給電端子41の第1部位61(又は第2給電端子42の第1部位71)をチャックなどの治具(図示略)で保持する。そして、チョークコイル43のコイル軸方向(X軸方向)に沿って芯材45の第1端面45a側から一体部品Pをホルダ部材31に組み付ける。このとき、第1給電端子41の当接部67を芯材45の第2端面45bに当接させる。これにより、チョークコイル43がチョークコイル保持部51の案内面52と保持片53との間に挿入される際に、該チョークコイル保持部51側から受ける反作用の力を、第1給電端子41の当接部67で受けることができる。その結果、組付工程においてチョークコイル43の巻線46と第1給電端子41との接続部位(コイル側接続部64)に掛かる応力が緩和され、該接続部位における断線などを抑制できる。なお、チョークコイル43をチョークコイル保持部51に挿入した組付状態において、芯材45の第1端面45aがホルダ本体部32の基部34とX軸方向に当接してもよく、また、離間していてもよい。
一体部品Pにおけるチョークコイル43をチョークコイル保持部51に挿入した後、ブラシ38をブラシ収容部37に収容する。また、一体部品Pにおけるサーミスタ44の第2端子44bをホルダ部材31側のターミナルTと接続する。
その後、切断予定部位Cxを切断して第1給電端子41と第2給電端子42とを切り離す。これにより、ターミナルTからブラシ38にかけてサーミスタ44及びチョークコイル43が直列に接続された回路構成となる。
上記のように組み付けられた後の状態においても、第1給電端子41の当接部67は、芯材45の第2端面45bと当接している。これにより、第1給電端子41に加わる振動などの力を当接部67からチョークコイル43側に逃がすことができ、チョークコイル43の巻線46と第1給電端子41との接続部位(コイル側接続部64)に掛かる応力が緩和されるようになっている。
本実施形態の効果について説明する。
(1)第1給電端子41は、チョークコイル43の芯材45の第2端面45bと当接する当接部67を備える。このため、第1給電端子41に加わる振動などの力を当接部67からチョークコイル43側に逃がすことができ、それにより、チョークコイル43の巻線46と第1給電端子41との接続部位(コイル側接続部64)に掛かる応力を緩和することができ、その結果、当該接続部位における断線などを抑制できる。
また、本実施形態のブラシ装置30の製造方法は、チョークコイル43の巻線46と第1給電端子41とを接続する接続工程と、接続工程の後、チョークコイル43及び第1給電端子41を含む一体部品Pを、芯材45の第1端面45a側からその軸方向(X軸方向)に沿ってホルダ部材31に組み付ける組付工程とを備える。そして、組付工程において、第1給電端子41の当接部67を芯材45の第2端面45bに当接させる。この態様によれば、組付工程でチョークコイル43がホルダ部材31側(チョークコイル保持部51)から受ける反作用の力を、芯材45と当接する第1給電端子41の当接部67で受けることができる。このため、チョークコイル43の巻線46と第1給電端子41との接続部位に掛かる応力を緩和することができ、その結果、当該接続部位における断線などを抑制できる。
(2)第1給電端子41は、軸方向(X軸方向)において芯材45よりも反基部側(ホルダ部材31の基部34の反対側)に位置する第1部位61と、該第1部位61から軸方向の基部34側に延び、当接部67を有する第2部位62とを備える。この態様によれば、上記組付工程において、第1給電端子41の第1部位61をチャックなどの治具で保持して組み付けるとき、第1部位61が芯材45よりも反基部側にあるため、治具で保持させやすい。
(3)第2部位62は、第1部位61における芯材45の第2端面45bと軸方向(X軸方向)に対向する対向部65から延出されている。この態様によれば、上記組付工程で第1給電端子41の第1部位61を治具で保持して組み付けるときに、チョークコイル43がホルダ部材31側から受ける反作用の力を当接部67で好適に受けることができる。従って、チョークコイル43の巻線46と第1給電端子41との接続部位で断線などが生じることをより一層抑制できる。
(4)第2部位62は、ホルダ部材31側に嵌合されて固定された固定部66を備える。これにより、第2部位62が当接部67と固定部66とを一体に備えるため、第1給電端子41の小型化が可能となる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態の第1給電端子41では、固定部66及び当接部67を第2部位62に一体に備えたが、これに特に限定されるものではない。
例えば、図5(a)(b)(c)に示す第1給電端子41は、第1部位61から下側(軸方向の基部34側)に延びる第3部位81を、当接部67を有する第2部位62とは別に備え、ホルダ部材31側への固定部82を第3部位81に備えている。固定部82は、上記実施形態と同様に、ホルダ本体部32に設けられた嵌合部(図示略)に対してX軸方向に圧入されて固定される。また、固定部82の上側には、上記実施形態と同様の位置決め部69が形成されている。上記のような構成によっても、第1給電端子41に加わる振動などの力を当接部67からチョークコイル43側に逃がすことができ、それにより、チョークコイル43の巻線46と第1給電端子41との接続部位(コイル側接続部64)に掛かる応力を緩和することができ、その結果、当該接続部位における断線などを抑制できる。
・芯材45の第2端面45bと当接する当接部を、第2給電端子42に備えてもよい。
・上記実施形態の第2給電端子42は、ホルダ部材31側に組み付けた後に第1給電端子41と切り離されるとしたが、これに限らず、ホルダ部材31側への組み付け時において既に第1給電端子41と分離されているものであってもよい。
・上記実施形態において、サーミスタ44の代わりに、第2給電端子42とターミナルTとを単に電気的に接続するだけのダミー部材を設けた構成としてもよい。
・モータ10が備えるブラシ38の数は、上記実施形態の2つに限定されるものではなく、3つ以上としてもよい。なお、勿論、ブラシ38の数に応じて、チョークコイル43及び給電端子の数などを変更してもよい。
・上記実施形態では、モータ10は減速部12を備えるが、これに限定されるものではなく、減速部12を備えずにモータ本体11のみから構成されるものであってもよい。
・上記実施形態では、モータ10を車両の電動シート装置の駆動源として用いるが、これに限らず、車両に搭載される他の装置(パワーウインド装置、ワイパ装置、スライドルーフ装置、スライドドア装置、ドアクローザ装置など)の駆動源として用いてもよく、また、車両以外の用途に用いられるモータに適用してもよい。
10…モータ、14…界磁磁石、15…電機子、18…整流子、30…ブラシ装置、31…ホルダ部材、38…ブラシ、41…第1給電端子、43…チョークコイル、45…芯材、46…巻線、61…第1部位、62…第2部位、65…対向部、66…固定部、67…当接部、P…一体部品、82…固定部。

Claims (6)

  1. 電機子の軸直交方向に延びる基部を有するホルダ部材と、
    前記ホルダ部材に組み付けられ、前記電機子の整流子に給電するためのブラシと、
    長手方向の第1端面が前記基部側を向くように前記電機子の軸方向に沿って前記ホルダ部材に設けられた芯材、及び該芯材の外周に巻回され前記ブラシと電気的に接続された巻線を有するチョークコイルと、
    前記ホルダ部材に組み付けられ、前記巻線と接続された給電端子と
    を備えたブラシ装置であって、
    前記給電端子は、前記芯材における前記第1端面とは反対側の第2端面と当接する当接部を備えることを特徴とするブラシ装置。
  2. 前記給電端子は、軸方向において前記芯材よりも反基部側に位置する第1部位と、該第1部位から軸方向の前記基部側に延び、前記当接部を有する第2部位とを備えることを特徴とする請求項1に記載のブラシ装置。
  3. 前記第2部位は、前記第1部位における前記芯材の前記第2端面と軸方向に対向する対向部から延出されていることを特徴とする請求項2に記載のブラシ装置。
  4. 前記第2部位は、前記ホルダ部材側に嵌合されて固定された固定部を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載のブラシ装置。
  5. 電機子と、該電機子と対向する界磁磁石と、請求項1〜4のいずれか1項に記載のブラシ装置とを備えたモータ。
  6. 電機子の軸直交方向に延びる基部を有するホルダ部材と、
    前記ホルダ部材に組み付けられ、前記電機子の整流子に給電するためのブラシと、
    長手方向の第1端面が前記基部側を向くように前記電機子の軸方向に沿って前記ホルダ部材に設けられた芯材、及び該芯材の外周に巻回され前記ブラシと電気的に接続された巻線を有するチョークコイルと、
    前記ホルダ部材に組み付けられ、前記巻線と接続された給電端子と
    を備えたブラシ装置の製造方法であって、
    前記チョークコイルの巻線と前記給電端子とを接続する接続工程と、
    前記接続工程の後、前記チョークコイルと前記給電端子を備えた一体部品を、前記芯材の第1端面側からその軸方向に沿ってホルダ部材に組み付ける組付工程と
    を備え、
    前記組付工程において、前記給電端子が備える当接部を、前記芯材における前記第1端面とは反対側の第2端面に当接させることを特徴とするブラシ装置の製造方法。
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