JP2019199981A - 熱源システム、制御装置、熱源システム運転方法及びプログラム - Google Patents
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例えば、特許文献1に記載の空気調和機は、冷媒ガス検出センサ(冷媒センサ)により冷媒ガスが検出された場合、圧縮機を停止した後、冷媒ガス検出センサが交換されるまで圧縮機の運転を再開しない。
図1は、実施形態に係る熱源システムの構成例を示す概略構成図である。以下では、実施形態に係る熱源システムが空気調和システムである場合を例に説明する。但し、本発明の適用範囲は空気調和システムに限定されず、冷媒の漏洩が検知された場合に冷媒センサの交換が必要となるいろいろなシステムまたは装置に本発明を適用可能である。例えば、本発明の適用対象が冷凍機であってもよい。
また、熱源システム1のうち、制御装置100以外の各部を総称して熱源システム本体200と称する。制御装置100は、熱源システム本体200を制御する。
暖房運転では、圧縮機15で圧縮された気体の冷媒が、第4配管W14、四方弁14、第5配管W21の順に経由して室内熱交換器31へ流入する。室内熱交換器31へ流入した気体の冷媒は、室内の空気との熱交換によって放熱して凝縮する。凝縮によって液体になった冷媒は、第6配管W22を経由して膨張弁11で減圧された後、さらに第1配管W11を経由して室外熱交換器12へ流入する。室外熱交換器12へ流入した冷媒は、外気(室外の空気)との熱交換によって吸熱して蒸発する。蒸発によって気体になった冷媒は、第2配管W12、四方弁14、第3配管W13の順に経由して圧縮機15へ流入し圧縮される。
膨張弁11は、膨張弁11自らを流れる液体の冷媒を減圧する。この減圧により冷媒が蒸発し易くなる。
室外熱交換器12は、冷媒と外気との間で熱交換を行わせる。暖房運転では、膨張弁11で減圧された低圧の液体の冷媒が室外熱交換器12へ流入し、外気との熱交換によって吸熱して蒸発する。従って、室外熱交換器12は、外気から気化熱を吸熱して液体の冷媒を気化させる。一方、冷房運転では、圧縮機15で圧縮された高圧の気体の冷媒が室外熱交換器12へ流入し、外気との熱交換によって放熱して凝縮する。
室外ファン13は、外気を室外熱交換器12に送風する。室外ファンの送風により室外熱交換器12での熱交換が促進される。
圧縮機15は、気体の冷媒を圧縮する。
外気温度センサ22は、外気温度を測定する。
膨張弁11、四方弁14、圧縮機15および外気温度センサ22のうち何れか1つまたは複数が、室外機2の外部に設けられていてもよい。
室内熱交換器31は、冷媒と室内の空気との間で熱交換を行わせる。暖房運転では、高圧の気体の冷媒が室内熱交換器31へ流入し、室内の空気との熱交換によって放熱して凝縮する。従って、室内熱交換器31は、圧縮機15によって圧縮された気体の冷媒を液化させて凝縮熱を室内の空気に放熱する。一方、冷房運転では、低圧の液体の冷媒が室内熱交換器31へ流入し、室内の空気との熱交換によって吸熱して蒸発する。
室内ファン32は、室内機3が設置された室内の空気を室内熱交換器31へ送風する。室内ファン32の送風により室内熱交換器31での熱交換が促進される。
室内温度センサ42は、室内の空気温度を測定する。
冷媒漏れ検知部43は、例えば、冷媒センサ44と冷媒センサ44のドライバとを搭載した基板として構成される。
図2は、制御装置100の機能構成例を示す概略ブロック図である。図2に示す構成で、制御装置100は、通信部110と、表示部130と、操作入力部120と、記憶部180と、制御部190とを備える。制御部190は、運転制御部191を備える。
表示部130は、例えば液晶パネルまたはLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)パネル等の表示デバイスを備え、制御部190の制御に従って各種情報を表示する。例えば、表示部130は、冷媒漏れ検知部43が冷媒漏れを検知した場合に、冷媒漏れを示す警報メッセージ、および、冷媒センサ44の交換を促すメッセージを表示する。
熱源システム1の保守点検作業者を、単に作業者とも称する。応急運転モード移行指令操作のためのスイッチを室内機3内部の基板上など作業者のみが操作する位置(通常、ユーザが操作できない位置)に設けることで、応急運転モードへの移行権限の認証(作業者の認証)を行うようにしてもよい。
制御部190は、制御装置100の各部を制御して各種処理を行う。制御部190は、例えば、制御装置100が備えるCUP(Central Processing Unit、中央処理装置)が記憶部180からプログラムを読み出して実行することで構成される。
特に、運転制御部191は、異常検知状態(冷媒センサ44が冷媒の漏洩を検知した後、まだ冷媒センサ44が交換されていない状態)にて、所定の応急運転モード移行事象の発生を検知すると、熱源システム1の運転モードを上述した応急運転モードに移行させる。
図3は、冷媒が空気より重い場合の配置例を示しており、冷媒センサ44は、室内機3の下方に設けられている。また、図3の例では、冷媒センサ44が、室内機3の内部に設けられている。このように、冷媒センサ44を室内機3の内部に設けることで、室内機3の内部で発生する冷媒漏れを比較的検出し易い。また、冷媒センサ44を室内機3の内部に設けることで、室内でのヘアスプレーの使用など室内で使用される気体を冷媒と誤検知する可能性が比較的低くなる。
また、図3の例では、室内機3の正面の中央付近という比較的見易くかつ操作し易い位置に、操作入力部120および表示部130として機能するパネルが配置されている。
また、制御装置100の全部または一部が、室内機3とは別の装置として構成されていてもよい。例えば、操作入力部120および表示部130がリモコン(Remote Controller)に設けられていてもよい。
室内温度センサ42も、例えばリモコンに設けられるなど、室内機3とは別の装置として構成されていてもよい。
上述したように、異常検知状態は、冷媒センサ44が冷媒漏れを検知した後、まだ冷媒センサ44が交換されていない状態である。冷媒漏れ検知部43は、異常信号を出力し続けることで異常検知状態を制御装置100に通知する。
ここでいう正常状態は、異常検知状態でない状態である。従って、正常状態では、冷媒漏れ検知部43は異常信号を出力しない。
異常停止モードでは、熱源システム1は、冷暖房といった熱源システム1としての機能を停止する。特に、異常停止モードでは、運転制御部191が圧縮機15を停止状態にする(動作させない)。
冷房運転の場合、運転制御部191は、式(1)が成立するか否かを判定する。
一方、暖房運転の場合、運転制御部191は、式(2)が成立するか否かを判定する。
応急運転モードはあくまでも応急処置であり、冷媒センサ44が劣化している可能性のある状態で熱源システム1の運転を長期間継続させることは好ましくない。そこで、運転制御部191は、異常検知状態にて、冷媒センサ44が冷媒漏れを検知してから所定期間が経過したと判定した場合、熱源システム1の運転モードを異常停止モードに移行させる。あるいは、運転制御部191が、異常検知状態にて、応急運転モードに移行してから所定期間が経過したと判定した場合に、熱源システム1の運転モードを異常停止モードに移行させるようにしてもよい。
応急運転モードで運転指令操作が行われた場合、あるいは、熱源システム1の運転中に通常運転モードから応急運転モードへ移行した場合、熱源システム1は応急運転を開始する(ステップS101)。
運転制御部191は、熱源システム1の応急運転の開始時に、冷媒センサ44が冷媒漏れを検知してから所定期間が経過したか否かを判定する。図5の例では、運転制御部191は、冷媒センサ44が冷媒漏れを検知してから1週間以内か否かを判定する(ステップS102)。但し、ここでの所定期間は1週間に限定されない。また、運転制御部191がステップS102で、冷媒センサ44が冷媒漏れを検知してから所定期間が経過したか否かの判定に代えて、応急運転モードに移行してから所定期間が経過したか否かを判定するようにしてもよい。
一方、ステップS112で運転制御部191が正常と判定した場合(ステップS112:YES)、熱源システム1は、応急運転を継続する(ステップS121)。その後、停止指令操作が行われると、熱源システム1は停止する(ステップS122)。この場合、運転制御部191は、圧縮機15を停止させる。一方で、運転制御部191は、室内ファン32(室内熱交換器31のファン)を運転させる(回転させる)。運転制御部191は、室内ファン32を回転させることで、冷媒が漏れている場合に漏れた冷媒が溜まらないように撹拌させる。
ステップS122の後、運転指令操作が行われると、処理がステップS101へ進む。
熱源システム1によれば、冷媒センサ44が冷媒漏れを検知した後、冷媒センサ44が交換されるまでの間、応急運転モード移行事象の発生等の条件下で熱源システム1が応急運転を行うことができ、この点でユーザの利便性を図ることができる。
熱源システム1の応急運転はあくまでも応急措置であり、冷媒センサ44が劣化している可能性がある状態のまま放置されることは好ましくない。冷媒センサ44が冷媒漏れを検知してから所定期間が経過した場合に運転制御部191が熱源システム1の運転を応急運転不可とすることで、所定期間内についてはユーザの利便性を図ることができ、かつ、所定期間経過後も冷媒センサ44が交換されないまま放置されないよう交換を促すことができる。
上記の所定期間は、冷媒センサ44が冷媒漏れを検知してからの期間に限定されず、熱源システム1の運転モードが応急運転モードに移行してからの期間であってもよい。この場合も、所定期間内についてはユーザの利便性を図ることができ、かつ、所定期間経過後も冷媒センサ44が交換されないまま放置されないよう交換を促すことができる。
運転制御部191が、このように操作者の認証を行うことで、熱源システム1に関する専門的な知識を有する作業者が応急運転可能と判定した場合に熱源システム1に応急運転を行わせるという運用が可能になる。
熱源システム1の運転モードが応急運転モードに移行した場合でも、その後、冷媒漏れが進むなど熱源システム1の状態が変化して応急運転が適切でなくなる可能性がある。運転制御部191が判定運転を行うことで、熱源システム1の応急運転が適切でなくなった場合に、応急運転を取りやめることができる。
これにより、運転制御部191は、温度差の算出といった比較的簡単な演算で熱源システム1の運転モードを決定することができる。
また、熱源システム1の異常検出等の目的で室外熱交換器温度および室外温度、あるいは、室内温度および室内熱交換器温度が測定する場合、熱源システム1の運転モード決定のために温度センサを別途設ける必要がない。
熱源システム1では、このように室内ファン32を回転させることで、冷媒が漏れている場合に漏れた冷媒が溜まらないように撹拌させることができる。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
21 室外熱交換器温度センサ
22 外気温度センサ
41 室内熱交換器温度センサ
42 室内温度センサ
43 冷媒漏れ検知部
44 冷媒センサ
100 制御装置
110 通信部
120 操作入力部
130 表示部
180 記憶部
190 制御部
191 運転制御部
200 熱源システム本体
Claims (10)
- 冷媒漏れを検知する冷媒センサと、
前記冷媒センサが冷媒漏れを検知した場合、前記冷媒センサが交換されるまで異常検知状態を維持する冷媒漏れ検知部と、
前記異常検知状態にて、所定の応急運転モード移行事象の発生を検知した場合、熱源システムの運転モードを応急運転可能な応急運転モードに移行させる運転制御部と、
を備える熱源システム。 - 前記運転制御部は、前記異常検知状態にて、前記冷媒センサが冷媒漏れを検知してから所定期間が経過したと判定した場合、前記運転モードを応急運転不可能な異常停止モードに移行させる、
請求項1に記載の熱源システム。 - 前記運転制御部は、前記異常検知状態にて、前記運転モードが応急運転モードに移行してから所定期間が経過したと判定した場合、応急運転不可能な異常停止モードに移行させる、
請求項1に記載の熱源システム。 - 前記運転制御部は、前記応急運転モードへの移行権限の認証を伴う前記応急運転モード移行事象の発生の有無を判定する、
請求項1から3の何れか一項に記載の熱源システム。 - 前記運転制御部は、前記応急運転の開始時に、残存する冷媒の量を評価するための判定運転の結果に応じて、前記運転モードを前記応急運転モード、または、熱源システムが応急運転不可能な異常停止モードの何れかに決定する、
請求項1から4の何れか一項に記載の熱源システム。 - 前記運転制御部は、室外熱交換器温度と室外温度との温度差、および、室内温度と室内熱交換器温度との温度差のうち少なくとも何れか一方に基づいて前記運転モードを決定する、
請求項5に記載の熱源システム。 - 前記運転制御部は、前記応急運転モード時かつ運転停止時に、室内熱交換器のファンを運転させる、
請求項1から6の何れか一項に記載の熱源システム。 - 冷媒センサが冷媒漏れを検知した場合に前記冷媒センサが交換されるまで維持される異常検知状態にて、所定の応急運転モード移行事象の発生を検知すると、熱源システムの運転モードを応急運転可能な応急運転モードに移行させる運転制御部
を備える制御装置。 - 冷媒漏れを検知する冷媒センサを用いて冷媒漏れを検知する工程と、
前記冷媒漏れを検知した場合、前記冷媒センサが交換されるまで異常検知状態を維持する工程と、
前記異常検知状態にて、所定の応急運転モード移行事象の発生を検知すると熱源システムの運転モードを応急運転可能な応急運転モードに移行させる工程と、
を含む熱源システム運転方法。 - 熱源システムを制御するコンピュータに、
冷媒センサが冷媒漏れを検知した場合に前記冷媒センサが交換されるまで維持される異常検知状態にて、所定の応急運転モード移行事象の発生を検知すると、前記熱源システムの運転モードを応急運転可能な応急運転モードに移行させる工程
を実行させるためのプログラム。
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