JP2019174930A - 警報システム、そのプログラム、警報器および操作器 - Google Patents
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Abstract
【課題】警報器の遠隔操作を機器操作用の操作器で代用するなどにより、機器操作用の操作器の機能を拡張できるとともに、警報器操作の利便性を高める。
【解決手段】機器(テレビ受像機、エアコン、VTR、照明器具など)の操作に用いられる操作器(6、6A、6B、・・・)と、複数のデータフォーマット(データフォーマット格納部16−2、データフォーマットA、B・・・)から前記操作器に適合するデータフォーマットを選択し、該データフォーマットにより操作可能な警報器(4)とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】機器(テレビ受像機、エアコン、VTR、照明器具など)の操作に用いられる操作器(6、6A、6B、・・・)と、複数のデータフォーマット(データフォーマット格納部16−2、データフォーマットA、B・・・)から前記操作器に適合するデータフォーマットを選択し、該データフォーマットにより操作可能な警報器(4)とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、テレビ受像機やVTR(Videotape Recorder)などの機器の操作器を警報器操作に拡張する技術に関する。
屋内でのガス漏れなどの異常に対し、警報器は異常感知により80〔dB〕以上の大音量や音声によって警報を発する。このような警報は警報器の操作により解除できる。
斯かる警報器を備えるシステムについて、警報器に対応する操作器を備え、無線信号により警報器の動作確認や警報解除が行えることが知られている(特許文献1)。
斯かる警報器を備えるシステムについて、警報器に対応する操作器を備え、無線信号により警報器の動作確認や警報解除が行えることが知られている(特許文献1)。
ところで、ガス漏れ検知や煙検知の機能を充分に果たさせるため、警報器は屋内の天井やその近傍の壁に設置される。高所の警報器の操作は、警報器にある引きヒモによる操作や、踏み台に上がっての操作などを必要としていた。これに対し、警報器の動作確認や警報解除などを遠隔操作するための操作器を備えれば、警報器を直接操作する必要がなく、ユーザーの安全性を確保できるなど、警報システムの利便性を高める点で有効である。
斯かる操作器に関し、テレビ受像機、VTR、照明器具、エアコンなどの機器には専用の操作器が用いられている。各機器操作のため、複数の操作器から必要な操作器を選択しなければならないし、警報器に対して専用の操作器を備えることは操作器を増加させるという課題がある。しかし、警報器以外の機器操作に用いられる操作器を警報器操作に兼用した場合には、機器側の誤動作を回避する必要がある。
斯かる操作器に関し、テレビ受像機、VTR、照明器具、エアコンなどの機器には専用の操作器が用いられている。各機器操作のため、複数の操作器から必要な操作器を選択しなければならないし、警報器に対して専用の操作器を備えることは操作器を増加させるという課題がある。しかし、警報器以外の機器操作に用いられる操作器を警報器操作に兼用した場合には、機器側の誤動作を回避する必要がある。
警報器操作について、他の機器の操作と比較すれば、警報器の警報解除など、極めて操作頻度が低く、しかも、操作にはより迅速性が求められる。
斯かる要求や課題について、特許文献1にはその開示や示唆はなく、それを解決する構成等についての開示や示唆はない。
そこで、本発明の目的は上記課題に鑑み、警報器の遠隔操作を機器操作用の操作器で代用するなどにより、機器操作用の操作器の機能を拡張できるとともに、警報器操作の利便性を高めることにある。
斯かる要求や課題について、特許文献1にはその開示や示唆はなく、それを解決する構成等についての開示や示唆はない。
そこで、本発明の目的は上記課題に鑑み、警報器の遠隔操作を機器操作用の操作器で代用するなどにより、機器操作用の操作器の機能を拡張できるとともに、警報器操作の利便性を高めることにある。
上記目的を達成するため、本発明の警報システムの一側面によれば、機器の操作に用いられる操作器と、複数のデータフォーマットから前記操作器に適合するデータフォーマットを選択し、該データフォーマットにより操作可能な警報器とを備える。
この警報システムにおいて、前記警報器は、複数のデータフォーマットから前記操作器に適合するデータフォーマットを選択する選択手段を備えてよい。
この警報システムにおいて、前記操作器による前記操作は、前記警報器の警報停止、テスト、点検、データフォーマットの切換え、警報切換えの何れかまたはこれらの2以上を含んでよい。
この警報システムにおいて、前記選択手段は、操作器から送出された操作情報でデータフォーマットを選択してよい。
この警報システムにおいて、前記警報器は、複数のデータフォーマットから前記操作器に適合するデータフォーマットを選択する選択手段を備えてよい。
この警報システムにおいて、前記操作器による前記操作は、前記警報器の警報停止、テスト、点検、データフォーマットの切換え、警報切換えの何れかまたはこれらの2以上を含んでよい。
この警報システムにおいて、前記選択手段は、操作器から送出された操作情報でデータフォーマットを選択してよい。
上記目的を達成するため、本発明のプログラムの一側面によれば、コンピュータで実現するプログラムであって、機器の操作に用いられる操作器に適合するデータフォーマットを選択する機能と、前記データフォーマットを以て操作を実行する機能とをコンピュータで実現する。
上記目的を達成するため、本発明の警報器の一側面によれば、機器の操作に用いられる操作器で操作可能な警報器であって、複数のデータフォーマットから前記操作器に適合するデータフォーマットが選択され、該データフォーマットにより操作を制御する制御手段を備える。
この警報器において、該警報器が異常検知動作状態にあるとき、または前記操作器にある操作ボタンの組み合わせまたは該操作ボタンの操作態様が警報器操作を表すとき、前記操作器から送出される操作信号を認識してよい。
この警報器において、該警報器が異常検知動作状態にあるとき、または前記操作器にある操作ボタンの組み合わせまたは該操作ボタンの操作態様が警報器操作を表すとき、前記操作器から送出される操作信号を認識してよい。
上記目的を達成するため、本発明の操作器の一側面によれば、機器の操作に用いられる操作器であって、複数のデータフォーマットから選択されたデータフォーマットを以て操作可能な警報器に適合するデータフォーマットを前記警報器に選択させる制御部を備える。
この操作器において、前記警報器の操作機能が割り当てられた操作ボタンを備えてよい。
この操作器において、前記警報器が異常検知動作状態にあるとき、または前記操作ボタンの組み合わせまたは操作態様が警報器操作を表すとき、前記警報器に識別させる操作信号を出力してよい。
この操作器において、前記警報器の操作機能が割り当てられた操作ボタンを備えてよい。
この操作器において、前記警報器が異常検知動作状態にあるとき、または前記操作ボタンの組み合わせまたは操作態様が警報器操作を表すとき、前記警報器に識別させる操作信号を出力してよい。
本発明によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) テレビ受像機、VTR、エアコンなどの機器の遠隔操作に用いられる既存の操作器を警報器操作に利用することができ、警報器操作の利便性が高められる。
(2) 警報器の警報解除などの操作のために、専用の操作器を探しまたは操作器の設置箇所まで移動する必要がなく、既存の操作器の操作により必要な操作を行うことができ、警報器操作の迅速性を図ることができる。
(1) テレビ受像機、VTR、エアコンなどの機器の遠隔操作に用いられる既存の操作器を警報器操作に利用することができ、警報器操作の利便性が高められる。
(2) 警報器の警報解除などの操作のために、専用の操作器を探しまたは操作器の設置箇所まで移動する必要がなく、既存の操作器の操作により必要な操作を行うことができ、警報器操作の迅速性を図ることができる。
そして、本発明の他の目的、特徴および利点は、添付図面および各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る警報システムを示している。図1に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この警報システム2には、警報器4および操作器6が備えられる。警報器4はたとえば、家屋の天井8に近い壁面10に設置される。この警報器4はガス漏れ検知や煙検知などの異常検知機能を備え、異常検知により警報動作に移行し、警報音Sとともに異常状態を音声メッセージMで出力する。
操作器6は操作器の一例である。この操作器6は、テレビ受像機、VTR、照明機器、エアコンなどの機器の操作に用いられるたとえば、既存の操作器を兼用し、警報動作停止などの操作を行う。この操作器6では、周知のように、無線信号としてたとえば、遠赤外線Lを用いて操作情報を送出する。
図1は、第1の実施の形態に係る警報システムを示している。図1に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この警報システム2には、警報器4および操作器6が備えられる。警報器4はたとえば、家屋の天井8に近い壁面10に設置される。この警報器4はガス漏れ検知や煙検知などの異常検知機能を備え、異常検知により警報動作に移行し、警報音Sとともに異常状態を音声メッセージMで出力する。
操作器6は操作器の一例である。この操作器6は、テレビ受像機、VTR、照明機器、エアコンなどの機器の操作に用いられるたとえば、既存の操作器を兼用し、警報動作停止などの操作を行う。この操作器6では、周知のように、無線信号としてたとえば、遠赤外線Lを用いて操作情報を送出する。
<警報器4>
警報器4には図2に示すように、異常検知部12、処理部14、記憶部16、フォーマット選択部18、信号出力部20、スピーカ22および操作信号受信部24が備えられる。
異常検知部12はたとえば、ガス漏れ検知素子12−1、煙検知素子12−2などを備え、ガス漏れや煙を検知する。ガス漏れ検知素子12−1は、ガス漏れの有無やガス漏れ状態を表す検出信号を出力する。煙検知素子12−2は、煙の有無や煙の充満状態を表す検出信号を出力する。
警報器4には図2に示すように、異常検知部12、処理部14、記憶部16、フォーマット選択部18、信号出力部20、スピーカ22および操作信号受信部24が備えられる。
異常検知部12はたとえば、ガス漏れ検知素子12−1、煙検知素子12−2などを備え、ガス漏れや煙を検知する。ガス漏れ検知素子12−1は、ガス漏れの有無やガス漏れ状態を表す検出信号を出力する。煙検知素子12−2は、煙の有無や煙の充満状態を表す検出信号を出力する。
処理部14は、複数のデータフォーマットから操作器6に適合するデータフォーマットにより操作を制御する制御手段の一例である。この処理部14はたとえば、コンピュータで構成されて記憶部16に格納されているプログラムを実行し、その処理機能には、データフォーマット切換機能26、異常判別機能28、警報出力機能30、操作信号受信機能32、操作情報判別機能34、警報解除機能36、警報出力情報選択機能38などが含まれる。
a)データフォーマット
テレビ受像機、VTR、照明機器、エアコンなどの機器の操作に用いられる一般的な操作器には製造元や規格により異なるデータフォーマットが用いられ、企業名や規格名を付して「・・・フォーマット」などと通称されている。一般に、データフォーマットとは、リモコン操作などの機器操作に用いられるデータ形式のことであり、赤外線リモコンなどに向けられた通信フォーマットも含む。このデータ形式とは、警報器操作の処理に用いるデータの生成、保存、データ送受の規則やデータ構造を意味する。このデータ構造とは、どのようなデータをどのように配列して保持や処理をするかを定義したものであり、OS(Operating System)やプログラミング言語に依存する。機器操作において、異なるデータフォーマットを用いれば、操作対象の特定や誤操作の防止などの利点がある。
a)データフォーマット
テレビ受像機、VTR、照明機器、エアコンなどの機器の操作に用いられる一般的な操作器には製造元や規格により異なるデータフォーマットが用いられ、企業名や規格名を付して「・・・フォーマット」などと通称されている。一般に、データフォーマットとは、リモコン操作などの機器操作に用いられるデータ形式のことであり、赤外線リモコンなどに向けられた通信フォーマットも含む。このデータ形式とは、警報器操作の処理に用いるデータの生成、保存、データ送受の規則やデータ構造を意味する。このデータ構造とは、どのようなデータをどのように配列して保持や処理をするかを定義したものであり、OS(Operating System)やプログラミング言語に依存する。機器操作において、異なるデータフォーマットを用いれば、操作対象の特定や誤操作の防止などの利点がある。
b)データフォーマット切換機能26
このデータフォーマット切換機能26は、処理部14に接続されているフォーマット選択部18の選択操作により、記憶部16から何れかの操作器6A、6B、・・・に適合するデータフォーマットを選択する。
このデータフォーマット切換機能26は、処理部14に接続されているフォーマット選択部18の選択操作により、記憶部16から何れかの操作器6A、6B、・・・に適合するデータフォーマットを選択する。
c)異常判別機能28
この異常判別機能28は、常時、異常検知部12の各検出信号を受け、検出信号の有無またはレベルに応じて異常状態を判別する。
この異常判別機能28は、常時、異常検知部12の各検出信号を受け、検出信号の有無またはレベルに応じて異常状態を判別する。
d)警報出力機能30
この警報出力機能30は、異常判別機能28から得られる判別結果に応じて警報信号を出力する。
e)操作信号受信機能32
この操作信号受信機能32は操作信号受信部24と相まって、操作器6が送信した操作信号を受信する。
この警報出力機能30は、異常判別機能28から得られる判別結果に応じて警報信号を出力する。
e)操作信号受信機能32
この操作信号受信機能32は操作信号受信部24と相まって、操作器6が送信した操作信号を受信する。
f)操作情報判別機能34
この操作情報判別機能34は、警報解除機能が割り付けられた操作器6から受けた操作信号から操作情報を判別する。
g)警報解除機能36
この警報解除機能36は、操作情報判別機能34の判別結果が警報解除を表していれば、その警報解除情報を契機に警報解除を行う。
h)警報出力情報選択機能38
この警報出力情報選択機能38は、警報動作時に用いる警報出力情報の選択を行う。
この操作情報判別機能34は、警報解除機能が割り付けられた操作器6から受けた操作信号から操作情報を判別する。
g)警報解除機能36
この警報解除機能36は、操作情報判別機能34の判別結果が警報解除を表していれば、その警報解除情報を契機に警報解除を行う。
h)警報出力情報選択機能38
この警報出力情報選択機能38は、警報動作時に用いる警報出力情報の選択を行う。
記憶部16にはプログラム格納部16−1、データフォーマット格納部16−2、警報出力情報格納部16−3などが設定されている。プログラム格納部16−1には警報動作プログラム、フォーマット設定プログラムなどのプログラムが格納されている。
データフォーマット格納部16−2には操作器6に対応する選択可能な複数のデータフォーマットとしてデータフォーマットA、データフォーマットB、データフォーマットC、・・・などが格納されている。
警報出力情報格納部16−3には警報音や、警報内容を表す警報メッセージが格納されている。
データフォーマット格納部16−2には操作器6に対応する選択可能な複数のデータフォーマットとしてデータフォーマットA、データフォーマットB、データフォーマットC、・・・などが格納されている。
警報出力情報格納部16−3には警報音や、警報内容を表す警報メッセージが格納されている。
フォーマット選択部18は使用すべき操作器6に適合する1または2以上のデータフォーマットの選択に用いられる。
信号出力部20は、処理部14で生成される警報出力に基づき、警報出力情報を表す音声情報としての警報信号を生成して出力する。スピーカ22は、警報信号を音声信号に変換して出力する。
操作信号受信部24は、操作器6から送出される操作信号を受信し、設定されているデータフォーマットに基づき、操作信号から操作情報を取得し、処理部14に出力する。
信号出力部20は、処理部14で生成される警報出力に基づき、警報出力情報を表す音声情報としての警報信号を生成して出力する。スピーカ22は、警報信号を音声信号に変換して出力する。
操作信号受信部24は、操作器6から送出される操作信号を受信し、設定されているデータフォーマットに基づき、操作信号から操作情報を取得し、処理部14に出力する。
<操作器6>
操作器6はテレビ受像機、VTR、照明機器、エアコンなど、各機器の操作に用いられる複数の操作器6A、6B、・・・の何れでもよい。操作器6Aにはたとえば、データフォーマットA、操作器6Bにはたとえば、データフォーマットBが用いられている。斯かる場合、操作器6Aを用いるのであれば、警報器4からデータフォーマットAを選択すればよいし、データフォーマットBの操作器6Bを用いるのであれば、警報器4からデータフォーマットBを選択すればよい。操作器6A、6B、・・・など、複数の操作器6を警報器操作に用いるのであれば、複数のデータフォーマットを設定してもよい。
操作器6はテレビ受像機、VTR、照明機器、エアコンなど、各機器の操作に用いられる複数の操作器6A、6B、・・・の何れでもよい。操作器6Aにはたとえば、データフォーマットA、操作器6Bにはたとえば、データフォーマットBが用いられている。斯かる場合、操作器6Aを用いるのであれば、警報器4からデータフォーマットAを選択すればよいし、データフォーマットBの操作器6Bを用いるのであれば、警報器4からデータフォーマットBを選択すればよい。操作器6A、6B、・・・など、複数の操作器6を警報器操作に用いるのであれば、複数のデータフォーマットを設定してもよい。
<警報システム2のハードウェア>
警報器4の処理部14にはコンピュータの機能を実現するプロセッサや入出力部を備えればよい。記憶部16にはROM(Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory )やRAM(Random-Access Memory)などの記憶素子を用いればよい。信号出力部20には変調回路や低周波増幅器などの電子回路を備えればよい。
フォーマット選択部18にはたとえば、ディープスイッチなどの選択手段を備えればよい。
操作信号受信部24はたとえば、遠赤外線検出素子などを備えて、遠赤外線からなる操作信号を受信すればよい。
警報器4の処理部14にはコンピュータの機能を実現するプロセッサや入出力部を備えればよい。記憶部16にはROM(Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory )やRAM(Random-Access Memory)などの記憶素子を用いればよい。信号出力部20には変調回路や低周波増幅器などの電子回路を備えればよい。
フォーマット選択部18にはたとえば、ディープスイッチなどの選択手段を備えればよい。
操作信号受信部24はたとえば、遠赤外線検出素子などを備えて、遠赤外線からなる操作信号を受信すればよい。
<フォーマット設定1>
図3のAは、フォーマット設定1の処理手順を示している。この処理手順は本発明のプログラムの一例である。この処理手順において、「S」は、ステップ(工程)であり、「S」に続く「数字」は、ステップの順序ないしステップを特定する記号を示している(以下同様である。)
図3のAは、フォーマット設定1の処理手順を示している。この処理手順は本発明のプログラムの一例である。この処理手順において、「S」は、ステップ(工程)であり、「S」に続く「数字」は、ステップの順序ないしステップを特定する記号を示している(以下同様である。)
このフォーマット設定1は、警報器4の初期化状態からフォーマット設定モードに移行させて実行する(S101)。このフォーマット設定モードにおいて、フォーマット選択部18が有効となり、このフォーマット選択部18を操作し、記憶部16のデータフォーマット格納部16−2からデータフォーマットを取得する(S102)。複数のデータフォーマットA、B、・・・から特定のデータフォーマットXを選択する(S103)。このデータフォーマットの選択では、警報器操作に用いられる操作器6に適合するデータフォーマットを選択すればよい。
このデータフォーマットの選択後、確定操作により、操作器6とマッチングするデータフォーマットを確定させる(S104)。
このデータフォーマットの選択後、確定操作により、操作器6とマッチングするデータフォーマットを確定させる(S104)。
<警報器4の動作および操作器操作>
図3のBは、警報器4の動作および操作器操作の処理手順を示している。この処理手順は本発明のプログラムの一例である。
警報器4が異常を検知すれば(S111)、警報動作に移行する(S112)。この警報動作は既述のように、ブザー音などの警告音とともに、異常状態を表す音声メッセージとしてたとえば、「ピッピッポッポッ」「ガスガモレテイマセンカ」が発せられる。この警告を受け、ユーザーはガス漏れの有無を確認し、必要な処置を取ることができる。その処置完了の後は、警告音や音声メッセージを解除する必要に迫られる。
この警報を解除するには、警報器操作機能が設定された操作器6の操作ボタンを選択し(S113)、警報解除のための操作ボタンを押下させればよい(S114)。この操作ボタン押下により、操作器6から操作信号を送出する(S115)。
警報器4は操作信号を受信し(S116)、その操作信号から操作情報を検出して操作情報が警報解除かを判別する(S117)。警報解除でなければ(S117のNO)、警報動作を継続する。
警報解除であれば(S117のYES)、警報器4は警報解除処理に移行し(S118)、警報動作を終了し(S119)、異常検知の待機状態となる。
図3のBは、警報器4の動作および操作器操作の処理手順を示している。この処理手順は本発明のプログラムの一例である。
警報器4が異常を検知すれば(S111)、警報動作に移行する(S112)。この警報動作は既述のように、ブザー音などの警告音とともに、異常状態を表す音声メッセージとしてたとえば、「ピッピッポッポッ」「ガスガモレテイマセンカ」が発せられる。この警告を受け、ユーザーはガス漏れの有無を確認し、必要な処置を取ることができる。その処置完了の後は、警告音や音声メッセージを解除する必要に迫られる。
この警報を解除するには、警報器操作機能が設定された操作器6の操作ボタンを選択し(S113)、警報解除のための操作ボタンを押下させればよい(S114)。この操作ボタン押下により、操作器6から操作信号を送出する(S115)。
警報器4は操作信号を受信し(S116)、その操作信号から操作情報を検出して操作情報が警報解除かを判別する(S117)。警報解除でなければ(S117のNO)、警報動作を継続する。
警報解除であれば(S117のYES)、警報器4は警報解除処理に移行し(S118)、警報動作を終了し(S119)、異常検知の待機状態となる。
<第1の実施の形態の効果>
この第1の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) テレビ受像機、VTR、照明機器、エアコンなどの機器の操作に用いられる操作器を警報器操作に兼用できる。
(2) 機器操作に用いられる操作器側のデータフォーマットが異なっても、警報器に用意されたデータフォーマットを選択して特定の操作器とマッチングさせることができる。
(3) 操作頻度が低い警報器の操作のための専用の操作器を備えておく必要がない。
(4) 機器に加えて警報器操作のための操作器を増設する必要がなく、警報器操作のための専用操作器の管理が不要となり、操作器管理の煩わしさを軽減できる。
(5) 身近にある操作器を警報器操作に兼用でき、警報器の動作解除という特殊な操作を身近な操作器で行うことができ、警報器操作の利便性を高めることができる。
(6) 家電機器などの機器に用いられる操作器6に使用可能な所謂赤外線リモコンのデータフォーマットを警報器4側に備えることは警報器4側の負担にはならない。
(7) テレビ受像機の操作器などの通信フォーマットに限定されることなく、ユーザーが何れの操作器を使用しても警報器側のデータフォーマットの設定のみで、幅広く既存の操作器を利用することができる。
(8) 機器用の操作器を用いれば、情報端末などの専用アプリの起動などが不要であり、警報器の警報解除などの迅速操作に適する。
この第1の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) テレビ受像機、VTR、照明機器、エアコンなどの機器の操作に用いられる操作器を警報器操作に兼用できる。
(2) 機器操作に用いられる操作器側のデータフォーマットが異なっても、警報器に用意されたデータフォーマットを選択して特定の操作器とマッチングさせることができる。
(3) 操作頻度が低い警報器の操作のための専用の操作器を備えておく必要がない。
(4) 機器に加えて警報器操作のための操作器を増設する必要がなく、警報器操作のための専用操作器の管理が不要となり、操作器管理の煩わしさを軽減できる。
(5) 身近にある操作器を警報器操作に兼用でき、警報器の動作解除という特殊な操作を身近な操作器で行うことができ、警報器操作の利便性を高めることができる。
(6) 家電機器などの機器に用いられる操作器6に使用可能な所謂赤外線リモコンのデータフォーマットを警報器4側に備えることは警報器4側の負担にはならない。
(7) テレビ受像機の操作器などの通信フォーマットに限定されることなく、ユーザーが何れの操作器を使用しても警報器側のデータフォーマットの設定のみで、幅広く既存の操作器を利用することができる。
(8) 機器用の操作器を用いれば、情報端末などの専用アプリの起動などが不要であり、警報器の警報解除などの迅速操作に適する。
〔第2の実施の形態〕
図4は、第2の実施の形態に係る警報システムを示している。図4において、図2と同一部分には同一符号を付し、その説明を割愛する。
この第2の実施の形態に係る警報器4では、フォーマット選択部18(図2)が除かれ、処理部14の処理機能は、フォーマット選択部18と連動するデータフォーマット切換機能26が除かれ、フォーマット判定機能40、データフォーマット設定機能42が追加されている。
i)フォーマット判定機能40
このフォーマット判定機能40は、操作信号受信部24で受信した操作信号から送出側の操作器6のデータフォーマットを判定する。
j)データフォーマット設定機能42
このデータフォーマット設定機能42は、フォーマット判定機能40で判定したデータフォーマットに基づき、記憶部16のデータフォーマット格納部16−2のデータフォーマットA、B、・・・から該当するデータフォーマットを選択して設定する。
図4は、第2の実施の形態に係る警報システムを示している。図4において、図2と同一部分には同一符号を付し、その説明を割愛する。
この第2の実施の形態に係る警報器4では、フォーマット選択部18(図2)が除かれ、処理部14の処理機能は、フォーマット選択部18と連動するデータフォーマット切換機能26が除かれ、フォーマット判定機能40、データフォーマット設定機能42が追加されている。
i)フォーマット判定機能40
このフォーマット判定機能40は、操作信号受信部24で受信した操作信号から送出側の操作器6のデータフォーマットを判定する。
j)データフォーマット設定機能42
このデータフォーマット設定機能42は、フォーマット判定機能40で判定したデータフォーマットに基づき、記憶部16のデータフォーマット格納部16−2のデータフォーマットA、B、・・・から該当するデータフォーマットを選択して設定する。
<フォーマット設定2>
図5は、フォーマット設定2の処理手順を示している。この処理手順は本発明のプログラムの一例である。
図5は、フォーマット設定2の処理手順を示している。この処理手順は本発明のプログラムの一例である。
このフォーマット設定2は、警報器4の初期化状態からフォーマット設定モードに移行させて実行する(S201)。このフォーマット設定モードにおいて、操作信号受信モードに移行させ(S202)、警報器4の操作を行うべき操作器6に操作信号を送信させ、この操作信号を受信する(S203)。
処理部14は受信した操作信号からデータフォーマットを判定する(S204)。このデータフォーマットにより、データフォーマット格納部16−2のデータフォーマットA、B、・・・から該当するデータフォーマットを選択する(S205)。
このデータフォーマットの選択後、確定操作により、操作器6とマッチングするデータフォーマットを設定する(S206)。
この場合、2以上の操作器6A、6B、・・・からの操作信号を受信し、複数のデータフォーマットとしてたとえば、データフォーマットA、Bを設定してもよい。
処理部14は受信した操作信号からデータフォーマットを判定する(S204)。このデータフォーマットにより、データフォーマット格納部16−2のデータフォーマットA、B、・・・から該当するデータフォーマットを選択する(S205)。
このデータフォーマットの選択後、確定操作により、操作器6とマッチングするデータフォーマットを設定する(S206)。
この場合、2以上の操作器6A、6B、・・・からの操作信号を受信し、複数のデータフォーマットとしてたとえば、データフォーマットA、Bを設定してもよい。
<警報器4の動作および操作器操作>
第2の実施の形態においても、既述の図3のBに示すように、警報器4の動作やその動作解除を行うことができる。
第2の実施の形態においても、既述の図3のBに示すように、警報器4の動作やその動作解除を行うことができる。
<第2の実施の形態の効果>
この第2の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
(2) 第2の実施の形態では、データフォーマットの設定や切り換えをディープスイッチなどの操作に代え、警報器操作に使用する操作器から操作信号を送出させるだけで行うことができる。警報器操作に合致するデータフォーマットを選択して設定することができ、データフォーマットの設定を自動化できる。
この第2の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
(2) 第2の実施の形態では、データフォーマットの設定や切り換えをディープスイッチなどの操作に代え、警報器操作に使用する操作器から操作信号を送出させるだけで行うことができる。警報器操作に合致するデータフォーマットを選択して設定することができ、データフォーマットの設定を自動化できる。
〔第3の実施の形態〕
<操作器6>
図6のAは、第3の実施の形態に係る操作器6を示している。図6に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この操作器6にはスイッチ部44、スイッチ検出部46、操作信号生成部48および操作信号送出部50が含まれる。
スイッチ部44には複数の行線54と列線56が備えられ、各交差点に開閉可能な接点58として複数行、複数列を構成する接点5811、5812、・・・、581n、5821、5822、・・・、582n、・・・、58n1、58n2、・・・、58nnが備えられる。
<操作器6>
図6のAは、第3の実施の形態に係る操作器6を示している。図6に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この操作器6にはスイッチ部44、スイッチ検出部46、操作信号生成部48および操作信号送出部50が含まれる。
スイッチ部44には複数の行線54と列線56が備えられ、各交差点に開閉可能な接点58として複数行、複数列を構成する接点5811、5812、・・・、581n、5821、5822、・・・、582n、・・・、58n1、58n2、・・・、58nnが備えられる。
スイッチ検出部46はスイッチ部44の接点5811、5812、・・・、581n、5821、5822、・・・、582n、・・・、58n1、58n2、・・・、58nnの開閉を表すスイッチ信号を検出し、何れの接点が開閉されたかを表す検出信号を出力する。
操作信号生成部48は、搬送波信号である遠赤外線信号と何れの接点が開閉されたかを表す検出信号を用いて所定のデータフォーマットたとえば、データフォーマットAの操作信号を生成する。
操作信号送出部50はたとえば、遠赤外線発光素子で構成され、操作信号生成部48で生成した操作信号を表す遠赤外線Lを送出する。
操作信号生成部48は、搬送波信号である遠赤外線信号と何れの接点が開閉されたかを表す検出信号を用いて所定のデータフォーマットたとえば、データフォーマットAの操作信号を生成する。
操作信号送出部50はたとえば、遠赤外線発光素子で構成され、操作信号生成部48で生成した操作信号を表す遠赤外線Lを送出する。
<操作器6の機能設定>
図6のBには操作器6の前面パネル部の一例を示している。この操作器6は、テレビ受像機用のリモコンであり、複数の操作ボタン60には電源ボタン60−1、消音ボタン60−2、放送選択ボタン60−3、番号選択ボタン60−4、選局ボタン60−5、音量ボタン60−6などが含まれる。
各操作ボタン60は既述の接点58の何れかの接点5811、5812、・・・、581n、5821、5822、・・・、582n、・・・、58n1、58n2、・・・、58nnが設定される。
この操作器6では、警報器4の操作機能としてたとえば、消音ボタン60−2と番号選択ボタン60−4の「10」の同時押しにより警報器操作を選択可能にし、このボタン操作の後の操作を条件とする番号選択ボタン60−4の「12」に警報器4の動作解除を割り付ける。この機能設定は一例であり、これに限定されるものではない。
図6のBには操作器6の前面パネル部の一例を示している。この操作器6は、テレビ受像機用のリモコンであり、複数の操作ボタン60には電源ボタン60−1、消音ボタン60−2、放送選択ボタン60−3、番号選択ボタン60−4、選局ボタン60−5、音量ボタン60−6などが含まれる。
各操作ボタン60は既述の接点58の何れかの接点5811、5812、・・・、581n、5821、5822、・・・、582n、・・・、58n1、58n2、・・・、58nnが設定される。
この操作器6では、警報器4の操作機能としてたとえば、消音ボタン60−2と番号選択ボタン60−4の「10」の同時押しにより警報器操作を選択可能にし、このボタン操作の後の操作を条件とする番号選択ボタン60−4の「12」に警報器4の動作解除を割り付ける。この機能設定は一例であり、これに限定されるものではない。
<操作器6による警報器操作>
図7は、操作器6による警報器操作の処理手順を示している。
この処理手順では、操作器6に対し既述の操作ボタン60に警報器操作に必要な機能割当てを行う(S301)。この設定の後、警報器4が警報動作に移行した際、この操作器6を用いて警報動作を停止させることが可能である。
操作器6の操作ボタン60が押下された際(S302)、操作器6では、警報器操作のための機能を割り付けられた操作ボタンが押下されたかを判定する(S303)。
警報器操作のための機能が割り付けられた操作ボタンの操作が行われた場合には(S303のYES)、操作器6が警報器4に対して操作信号を送出する(S304)。これ以外の場合には、操作器6の通常動作としての操作信号を送出するに過ぎない。
警報器4は操作器6からの操作信号を受け、操作器6との操作モードに移行する。
警報解除であれば(S305)、所定の操作ボタン60の押下を行い(S306)、警報解除を表す操作信号が操作器6から送出される(S307)。これにより、警報器4の警報解除が行われる。
図7は、操作器6による警報器操作の処理手順を示している。
この処理手順では、操作器6に対し既述の操作ボタン60に警報器操作に必要な機能割当てを行う(S301)。この設定の後、警報器4が警報動作に移行した際、この操作器6を用いて警報動作を停止させることが可能である。
操作器6の操作ボタン60が押下された際(S302)、操作器6では、警報器操作のための機能を割り付けられた操作ボタンが押下されたかを判定する(S303)。
警報器操作のための機能が割り付けられた操作ボタンの操作が行われた場合には(S303のYES)、操作器6が警報器4に対して操作信号を送出する(S304)。これ以外の場合には、操作器6の通常動作としての操作信号を送出するに過ぎない。
警報器4は操作器6からの操作信号を受け、操作器6との操作モードに移行する。
警報解除であれば(S305)、所定の操作ボタン60の押下を行い(S306)、警報解除を表す操作信号が操作器6から送出される(S307)。これにより、警報器4の警報解除が行われる。
<第3の実施の形態の効果>
この第3の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 機器操作に用いられる操作器6の操作ボタン60に警報器操作の機能を割り当てることにより、操作器6のデータフォーマットに適合させた警報器4の警報動作解除などの警報器操作を行うことができる。
(2) 操作器6は警報器4側に準備されたデータフォーマットに適合すればよく、何れの機器の操作用の操作器でもよく、自由に操作器を選択できる。
(3) 操作器6の操作ボタン60には警報器操作に必要な任意の機能を割り当てることができる。
(4) 機器の操作に用いられる操作器6は、スマートフォンなどの情報端末に比較し、年齢層や身体の不自由者(車いす使用者など)に関係なく身近な存在であり、警報器4などの緊急時の操作に適し、専用の操作器を設置する必要がない。
(5) 情報端末などの専用アプリの起動操作が不要であり、迅速な操作ができ、操作性に優れる。
(6) 操作器6で警報器4の警報動作解除などの操作を行えば、高所にある警報器4の手動操作が不要であるため、安全性を向上することができる。
(7) 複数のリモコンを機能別に選択する必要がなく、複数の専用リモコンを区別して用いなければならないという手間も改善される。
(8) 身近で使い慣れた既存の操作器の機能拡大により、利便性の高い遠隔操作システムを実現できる。
(9) この操作器6によれば、警報器4が操作器6側に適合する複数のデータフォーマットを備えたことにより、一例としてスイッチ部44、スイッチ検出部46、操作信号生成部48および操作信号送出部50を備えた結果、適合するデータフォーマットを警報器4に選択させる制御部を構成する。よって、操作器6はデータフォーマットの選択を行う制御部として既存の構成を利用できる。
この第3の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 機器操作に用いられる操作器6の操作ボタン60に警報器操作の機能を割り当てることにより、操作器6のデータフォーマットに適合させた警報器4の警報動作解除などの警報器操作を行うことができる。
(2) 操作器6は警報器4側に準備されたデータフォーマットに適合すればよく、何れの機器の操作用の操作器でもよく、自由に操作器を選択できる。
(3) 操作器6の操作ボタン60には警報器操作に必要な任意の機能を割り当てることができる。
(4) 機器の操作に用いられる操作器6は、スマートフォンなどの情報端末に比較し、年齢層や身体の不自由者(車いす使用者など)に関係なく身近な存在であり、警報器4などの緊急時の操作に適し、専用の操作器を設置する必要がない。
(5) 情報端末などの専用アプリの起動操作が不要であり、迅速な操作ができ、操作性に優れる。
(6) 操作器6で警報器4の警報動作解除などの操作を行えば、高所にある警報器4の手動操作が不要であるため、安全性を向上することができる。
(7) 複数のリモコンを機能別に選択する必要がなく、複数の専用リモコンを区別して用いなければならないという手間も改善される。
(8) 身近で使い慣れた既存の操作器の機能拡大により、利便性の高い遠隔操作システムを実現できる。
(9) この操作器6によれば、警報器4が操作器6側に適合する複数のデータフォーマットを備えたことにより、一例としてスイッチ部44、スイッチ検出部46、操作信号生成部48および操作信号送出部50を備えた結果、適合するデータフォーマットを警報器4に選択させる制御部を構成する。よって、操作器6はデータフォーマットの選択を行う制御部として既存の構成を利用できる。
〔第4の実施の形態〕
この第4の実施の形態では、操作器6で機器操作と警報器操作の双方を行う際、双方の干渉回避には、次のような操作や設定が可能である。
この第4の実施の形態では、操作器6で機器操作と警報器操作の双方を行う際、双方の干渉回避には、次のような操作や設定が可能である。
<警報器4が異常検知動作状態にある場合の操作器6による操作態様>
警報器4が異常検知により警報動作などをしているとき、この動作状態を前提とし、警報器4は操作器6から送出される異常動作の解除信号の受け付けを優先する。つまり、警報器4側の異常検知動作の回避に優先性を付与し、操作器6の操作で機器側に生じた誤動作は許容するものとする。
警報器4が異常検知により警報動作などをしているとき、この動作状態を前提とし、警報器4は操作器6から送出される異常動作の解除信号の受け付けを優先する。つまり、警報器4側の異常検知動作の回避に優先性を付与し、操作器6の操作で機器側に生じた誤動作は許容するものとする。
<異常検知動作状態以外の場合の操作器6による操作態様>
たとえば、警報器4の点検など、異常検知動作に比較して優先性が低い場合には、機器操作と警報器操作を峻別し、機器側の誤動作を防止する。つまり、操作器6からの操作信号が警報器4向けの操作信号であることを警報器4側で識別すればよい。
この識別のためには、操作ボタン60の操作態様や機能割付けによる設定を行えばよい。操作ボタン60の操作態様として、たとえば、長押しとすれば、この長押しにより、繰り返し同じ信号が送られることで、警報器4が警報器に向けられた信号と識別し、点検などの動作を開始させればよい。この場合、長押し操作に警報器操作を割り付けた場合、警報器向けの操作信号が送出される結果、この警報器操作を優先するものとし、その際、機器が誤動作しても無視すればよい。
この長押しなどの操作形態のほか、二以上の連続した操作ボタン60の組み合わせを用いてもよい。
たとえば、警報器4の点検など、異常検知動作に比較して優先性が低い場合には、機器操作と警報器操作を峻別し、機器側の誤動作を防止する。つまり、操作器6からの操作信号が警報器4向けの操作信号であることを警報器4側で識別すればよい。
この識別のためには、操作ボタン60の操作態様や機能割付けによる設定を行えばよい。操作ボタン60の操作態様として、たとえば、長押しとすれば、この長押しにより、繰り返し同じ信号が送られることで、警報器4が警報器に向けられた信号と識別し、点検などの動作を開始させればよい。この場合、長押し操作に警報器操作を割り付けた場合、警報器向けの操作信号が送出される結果、この警報器操作を優先するものとし、その際、機器が誤動作しても無視すればよい。
この長押しなどの操作形態のほか、二以上の連続した操作ボタン60の組み合わせを用いてもよい。
<第4の実施の形態の効果>
この第4の実施の形態によれば、次の効果が得られる。
(1) 警報器4が異常検知動作に入った場合には、操作器6からの警報器向け操作信号により警報解除を優先的に行うことができる。
(2) 警報解除以外の優先性の低い操作では、操作器6側の操作形態や操作ボタン60への割付けにより、機器側の操作との干渉を回避することもできる。つまり、優先性の低い操作では、操作器6側の操作が複雑化しても不都合はない。
(3) 警報器4の警報動作およびその解除を優先させて警報器4以外の機器の操作との干渉の回避を行うこともでき、ひとつの操作器6で複数の機器や警報器4の操作を行うことができ、操作器6の利便性を高めることができる。
この第4の実施の形態によれば、次の効果が得られる。
(1) 警報器4が異常検知動作に入った場合には、操作器6からの警報器向け操作信号により警報解除を優先的に行うことができる。
(2) 警報解除以外の優先性の低い操作では、操作器6側の操作形態や操作ボタン60への割付けにより、機器側の操作との干渉を回避することもできる。つまり、優先性の低い操作では、操作器6側の操作が複雑化しても不都合はない。
(3) 警報器4の警報動作およびその解除を優先させて警報器4以外の機器の操作との干渉の回避を行うこともでき、ひとつの操作器6で複数の機器や警報器4の操作を行うことができ、操作器6の利便性を高めることができる。
〔他の実施の形態〕
本発明の実施の形態には次のようなバリエーションが含まれる。
(1) 操作器6による操作には、警報停止、テスト、点検、リセット、データフォーマットの切換え、警報切換え、警報器4または操作器6に表示部を備えて警報履歴の表示などの操作が含まれる。
(2) 上記実施の形態では、遠赤外線を用いた無線信号による遠隔操作を例示しているが、有線による操作であってもよい。
(3) 警報器4には既述のデータフォーマットに加え、独自の専用フォーマットを備えてもよく、独自フォーマットの追加により、別の機器からの情報をペアリング接続操作なしでの受信表示としてもよく、操作などのサービス機能を追加してもよい。
(4) 操作器6にはたとえば、TV受像機側の操作ボタンの一つまたは二つ以上にテレビ機器操作の解除機能を割り当て、既存機器との関連性を回避し、TVなどの既存機器の誤操作を防止する付加機能を備えてよい。
(5) 操作器6には機能割り当て用の設定ボタンを備え、これを警報器の操作設定を可能にしてもよい。
(6) 警報器4の操作に必要な操作器は、機器操作用の操作器に限定されず、汎用の操作器を使用することもできる。
本発明の実施の形態には次のようなバリエーションが含まれる。
(1) 操作器6による操作には、警報停止、テスト、点検、リセット、データフォーマットの切換え、警報切換え、警報器4または操作器6に表示部を備えて警報履歴の表示などの操作が含まれる。
(2) 上記実施の形態では、遠赤外線を用いた無線信号による遠隔操作を例示しているが、有線による操作であってもよい。
(3) 警報器4には既述のデータフォーマットに加え、独自の専用フォーマットを備えてもよく、独自フォーマットの追加により、別の機器からの情報をペアリング接続操作なしでの受信表示としてもよく、操作などのサービス機能を追加してもよい。
(4) 操作器6にはたとえば、TV受像機側の操作ボタンの一つまたは二つ以上にテレビ機器操作の解除機能を割り当て、既存機器との関連性を回避し、TVなどの既存機器の誤操作を防止する付加機能を備えてよい。
(5) 操作器6には機能割り当て用の設定ボタンを備え、これを警報器の操作設定を可能にしてもよい。
(6) 警報器4の操作に必要な操作器は、機器操作用の操作器に限定されず、汎用の操作器を使用することもできる。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明の警報システムによれば、既存の操作器を兼用して警報器の操作が可能になり、テレビ受像機、VTR、エアコンなどの機器毎に利用されている操作器を増加させることなく、既存の操作器の利便性を高めることができる。
2 警報システム
4 警報器
6、6A、6B 操作器
8 天井
10 壁面
12 異常検知部
12−1 ガス漏れ検知素子
12−2 煙検知素子
14 処理部
16 記憶部
16−1 プログラム格納部
16−2 データフォーマット格納部
16−3 警報出力情報格納部
18 フォーマット選択部
20 信号出力部
22 スピーカ
24 操作信号受信部
26 データフォーマット切換機能
28 異常判別機能
30 警報出力機能
32 操作信号受信機能
34 操作情報判別機能
36 警報解除機能
38 警報出力情報選択機能
40 フォーマット判定機能
42 データフォーマット設定機能
44 スイッチ部
46 スイッチ検出部
48 操作信号生成部
50 操作信号送出部
54 行線
56 列線
58、5811、5812、・・・、581n、5821、5822、・・・、582n、・・・、58n1、58n2、・・・、582nn 接点
60 操作ボタン
60−1 電源ボタン
60−2 消音ボタン
60−3 放送選択ボタン
60−4 番号選択ボタン
60−5 選局ボタン
60−6 音量ボタン
4 警報器
6、6A、6B 操作器
8 天井
10 壁面
12 異常検知部
12−1 ガス漏れ検知素子
12−2 煙検知素子
14 処理部
16 記憶部
16−1 プログラム格納部
16−2 データフォーマット格納部
16−3 警報出力情報格納部
18 フォーマット選択部
20 信号出力部
22 スピーカ
24 操作信号受信部
26 データフォーマット切換機能
28 異常判別機能
30 警報出力機能
32 操作信号受信機能
34 操作情報判別機能
36 警報解除機能
38 警報出力情報選択機能
40 フォーマット判定機能
42 データフォーマット設定機能
44 スイッチ部
46 スイッチ検出部
48 操作信号生成部
50 操作信号送出部
54 行線
56 列線
58、5811、5812、・・・、581n、5821、5822、・・・、582n、・・・、58n1、58n2、・・・、582nn 接点
60 操作ボタン
60−1 電源ボタン
60−2 消音ボタン
60−3 放送選択ボタン
60−4 番号選択ボタン
60−5 選局ボタン
60−6 音量ボタン
Claims (10)
- 機器の操作に用いられる操作器と、
複数のデータフォーマットから前記操作器に適合するデータフォーマットを選択し、該データフォーマットにより操作可能な警報器と、
を備えることを特徴とする警報システム。 - 前記警報器は、複数のデータフォーマットから前記操作器に適合するデータフォーマットを選択する選択手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
- 前記操作器による前記操作は、前記警報器の警報停止、テスト、点検、データフォーマットの切換え、警報切換えの何れかまたはこれらの2以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
- 前記選択手段は、操作器から送出された操作情報でデータフォーマットを選択することを特徴とする請求項2に記載の警報システム。
- コンピュータで実現するプログラムであって、
機器の操作に用いられる操作器に適合するデータフォーマットを選択する機能と、
前記データフォーマットを以て操作を実行する機能と、
をコンピュータで実現するためのプログラム。 - 機器の操作に用いられる操作器で操作可能な警報器であって、
複数のデータフォーマットから前記操作器に適合するデータフォーマットが選択され、該データフォーマットにより操作を制御する制御手段を備えることを特徴とする警報器。 - 前記警報器が異常検知動作状態にあるとき、または前記操作器にある操作ボタンの組み合わせまたは該操作ボタンの操作態様が警報器操作を表すとき、前記操作器から送出される操作信号を認識することを特徴とする請求項6に記載の警報器。
- 機器の操作に用いられる操作器であって、
複数のデータフォーマットから選択されたデータフォーマットを以て操作可能な警報器に適合するデータフォーマットを前記警報器に選択させる制御部を備えることを特徴とする操作器。 - 前記警報器の操作機能が割り当てられた操作ボタンを備えることを特徴とする請求項8に記載の操作器。
- 前記警報器が異常検知動作状態にあるとき、または前記操作ボタンの組み合わせまたは操作態様が警報器操作を表すとき、前記警報器に識別させる操作信号を出力することを特徴とする請求項9に記載の操作器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018059690A JP2019174930A (ja) | 2018-03-27 | 2018-03-27 | 警報システム、そのプログラム、警報器および操作器 |
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|---|---|---|---|
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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2018
- 2018-03-27 JP JP2018059690A patent/JP2019174930A/ja active Pending
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