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JP2019163030A - ステアリング装置 - Google Patents

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JP2019163030A JP2019019548A JP2019019548A JP2019163030A JP 2019163030 A JP2019163030 A JP 2019163030A JP 2019019548 A JP2019019548 A JP 2019019548A JP 2019019548 A JP2019019548 A JP 2019019548A JP 2019163030 A JP2019163030 A JP 2019163030A
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鈴木 拓也
Takuya Suzuki
拓也 鈴木
章朗 大須賀
Akiro Osuga
章朗 大須賀
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JTEKT Corp
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Abstract

【課題】チルト調整後のコラムジャケットの位置による操作部材の操作荷重の差を低減できるステアリング装置を提供する。【解決手段】ロック機構19は、チルト調整後にアッパ固定ブラケット17に対するコラムジャケット4の位置をロックする。ロック機構19は、挿通軸40、操作部材41、第1押圧部材43および第2押圧部材44を含む。挿通軸40は、第1外側板22および第2外側板23のチルト用長孔25に挿通される。第1押圧部材43は、第1外側板22を押圧することにより第1外側板22を第1内側板26に押し付ける。第2押圧部材44は、第2外側板23のチルト用長孔25を通して第2内側板27を押圧することによって、第1内側板26を第1外側板に押し付ける。駆動機構60は、操作部材41の回転に伴って、第1押圧部材43および第2押圧部材44が挿通軸方向Jに互いに近づくように第2押圧部材44を移動させる。【選択図】図3

Description

この発明は、ステアリング装置に関する。
下記特許文献1に記載のステアリング装置には、チルト調整後にステアリングコラムの位置をロックするためのロック機構が設けられている。このロック機構は、操作レバーと支軸とを含む。支軸は、車体側ブラケットの一対の側板のそれぞれに形成されたチルト長孔と、コラム側ブラケットの一対の側板のそれぞれに形成されたテレスコ長孔とに挿通されている。
特開2013−001243号公報
チルト調整時には、支軸は、ステアリングコラムおよびコラム側ブラケットとともに、車体側ブラケットに対してチルト方向に移動する。チルト調整後に操作レバーが操作されると、操作レバーの操作力が支軸の軸力に変換され、車体側ブラケットの一対の側板が当該軸力を受けて互いに近づくように撓む。車体側ブラケットの一対の側板が撓むことによって、車体側ブラケットの一対の側板によってコラム側ブラケットの一対の側板が挟持される。これにより、チルト調整後のステアリングコラムの位置がロックされる。
車体側ブラケットの一対の側板において支軸の軸力が作用する位置は、チルト調整後のステアリングコラムの位置に応じて変動する。車体側ブラケットの一対の側板は、車体に固定されたプレート部からチルト方向の下側に延びているため、車体側ブラケットの一対の側板のそれぞれは、チルト方向上端を中心に撓む。そのため、車体側ブラケットの一対の側板は、支軸の軸力を受ける位置がチルト方向上端に近いほど撓みにくく、支軸の軸力を受ける位置がチルト方向下端に近いほど撓みやすい。したがって、チルト調整後のステアリングコラムの位置に応じて、車体側ブラケットの一対の側板を撓ませるのに必要な操作レバーの操作荷重が変動する。
この発明は、かかる背景のもとでなされたものであり、チルト調整後のコラムジャケットの位置による操作部材の操作荷重の差を低減できるステアリング装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、チルト調整可能なステアリング装置(1;1P;1Q;1R)であって、一端に操舵部材(2)が連結されるステアリングシャフト(3)と、挿通孔(25)が形成された第1側板(22)および第2側板(23)を有し、車体(13)に固定される固定ブラケット(17)と、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持し、前記第1側板と前記第2側板との間に配置され、チルト調整時に前記固定ブラケットに対して移動するコラムジャケット(4)と、チルト調整後に前記固定ブラケットに対する前記コラムジャケットの位置をロックするロック機構(19;19P)とを含み、前記ロック機構が、前記第1外側板の前記挿通孔および前記第2外側板の前記挿通孔に挿通された挿通軸(40)と、前記挿通軸に支持され、回転操作可能な操作部材(41)と、前記第1側板を押圧することにより前記第1側板を前記コラムジャケットに押し付ける第1押圧部材(43;43P)と、前記第2側板の前記挿通孔を通して前記コラムジャケットを押圧することにより前記コラムジャケットを前記第1側板に押し付ける第2押圧部材(44)と、前記操作部材の回転に伴って、前記第1押圧部材および前記第2押圧部材が前記挿通軸の軸方向(J)に互いに近づくように前記第1押圧部材および前記第2押圧部材のうちの少なくとも一方を移動させる駆動機構(60;60P)とを含む、ステアリング装置である。
請求項2に記載の発明は、前記第2押圧部材が、前記第2側板の外側面(23b)と対向する対向部(52)を有し、前記ロック機構が、前記第2押圧部材が前記コラムジャケットを押圧する際に前記第2押圧部材の前記対向部と前記第2側板の前記外側面との間で弾性変形する弾性部材(46)をさらに含む、請求項1に記載のステアリング装置である。
請求項3に記載の発明は、前記駆動機構(60)が、前記操作部材と一体回転する第1カム(61)と、前記第1押圧部材および前記第2押圧部材のうちの少なくとも一方に設けられ前記第1カムと係合する第2カム(62)とを含む、請求項1または2に記載のステアリング装置である。
請求項4に記載の発明は、前記駆動機構(60P)が、前記挿通軸としてのボルトの軸部(40a)の一端に設けられた雄ねじ部(40c)と前記雄ねじ部に係合するナット(45)とを含み、前記操作部材の回転に伴って、前記軸部の他端に設けられた頭部(40b)と前記ナットとを互いに近づけることによって、前記第1押圧部材および前記第2押圧部材を前記軸方向に互いに近づける、請求項1〜3のいずれか一項に記載のステアリング装置である。
なお、上記において、括弧内の数字等は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
請求項1に記載の発明によれば、駆動機構は、操作部材を回転操作に応じて第1押圧部材および第2押圧部材を軸方向に互いに近づける。これにより、固定ブラケットの第1側板は、第1押圧部材によって押圧されてコラムジャケットに押し付けられる。さらに、第2押圧部材は、固定ブラケットの第2側板を介さずにコラムジャケットを押圧する。これにより、コラムジャケットが第1側板に押し付けられる。コラムジャケットと第1側板とが互いに押し付けられることによりコラムジャケットと第1側板との間に発生する摩擦によって、固定ブラケットに対するコラムジャケットの移動が規制される。つまり、固定ブラケットに対するコラムジャケットの位置がロックされる。
このように、固定ブラケットの第1側板および第2側板でコラムジャケットを挟持せずに、固定ブラケットに対するコラムジャケットの位置をロックすることができる。したがって、チルト調整後のコラムジャケットの位置による操作部材の操作荷重の差を低減できる。
請求項2に記載の発明によれば、弾性部材は、第2押圧部材がコラムジャケットを押圧する際に、第2押圧部材の対向部と第2側板との間で弾性的に変形する。そのため、第2押圧部材によるコラムジャケットの押圧を確実に維持しつつ、弾性部材によって第2側板と第2押圧部材の対向部との間の隙間を埋めることができる。したがって、チルト調整後のコラムジャケットの位置による操作部材の操作荷重の差の低減を達成しつつ、支持剛性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1カムと第2カムとの係合というシンプルな構成の駆動機構によって、第1押圧部材および第2押圧部材を互いに近づけることができる。
請求項4に記載の発明によれば、駆動機構は、ボルトの雄ねじ部およびナットによって構成されている。そのため、ボルトとナットとの係合というシンプルな構成を利用して、第1押圧部材および第2押圧部材を互いに近づけることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るステアリング装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、ロック機構の周辺におけるステアリング装置の断面図であり、ステアリング装置のロック解除状態を示す図である。 図3は、ロック機構の周辺におけるステアリング装置の断面図であり、ステアリング装置のロック状態を示す図である。 図4は、本発明の第2実施形態に係るロック機構の周辺におけるステアリング装置の断面図であり、ステアリング装置のロック解除状態を示す図である。 図5は、第2実施形態に係るロック機構の周辺におけるステアリング装置の断面図であり、ステアリング装置のロック状態を示す図である。 図6は、第2実施形態に係るステアリング装置の変形例を説明するための断面図である。 図7は、本発明の第3実施形態に係るステアリング装置の斜視図である。 図8は、第3実施形態に係るロック機構の周辺におけるステアリング装置の断面図であり、ステアリング装置のロック解除状態を示す図である。 図9は、第3実施形態に係るロック機構の周辺におけるステアリング装置の断面図であり、ステアリング装置のロック状態を示す図である。 図10は、本発明の第4実施形態に係るロック機構の周辺におけるステアリング装置の断面図であり、ステアリング装置のロック解除状態を示す図である。 図11は、第4実施形態に係るロック機構の周辺におけるステアリング装置の断面図であり、ステアリング装置のロック状態を示す図である。 図12は、第4実施形態に係るステアリング装置の変形例を説明するための断面図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係るステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、ステアリング装置1は、ステアリングシャフト3と、コラムジャケット4と、インターミディエイトシャフト5と、転舵機構6とを備える。ステアリングシャフト3は、車両の略上下方向に延びている。ステアリングシャフト3の一端(軸方向上端)には、ステアリングホイール等の操舵部材2が連結されている。ステアリング装置1は、操舵部材2の操舵に連動して、転舵輪(図示せず)を転舵する。転舵機構6は、例えば、ラックアンドピニオン機構であるがこれに限らない。
以下では、ステアリングシャフト3の中心軸線A1が延びる方向をコラム軸方向Xという。ステアリングシャフト3は、コラム軸方向Xに延びる筒状のアッパシャフト3Uおよびロアシャフト3Lを有している。アッパシャフト3Uとロアシャフト3Lとは、たとえばスプライン嵌合やセレーション嵌合によって相対移動可能に嵌合されている。操舵部材2は、アッパシャフト3Uの軸方向上端に連結されている。
ステアリング装置1は、ロア固定ブラケット14と、チルト中心軸15と、ロア可動ブラケット16とをさらに含む。ロア固定ブラケット14は、車体13に固定されている。チルト中心軸15は、ロア固定ブラケット14によって支持されている。ロア可動ブラケット16は、コラムジャケット4の軸方向下端の外周に固定され、チルト中心軸15まわりに回動可能なように、ロア固定ブラケット14によって支持されている。
コラムジャケット4は、チルト中心軸15まわりに回動可能なようにロア固定ブラケット14によって支持されたロアジャケット8と、ロアジャケット8に摺動可能に外嵌されたアッパジャケット7とを含む。コラム軸方向Xは、アッパジャケット7の軸方向でもあり、ロアジャケット8の軸方向でもある。
ステアリングシャフト3は、コラムジャケット4内に挿通されている。アッパシャフト3Uは、軸受9を介してアッパジャケット7に回転可能に支持されている。ロアシャフト3Lは、軸受10を介してロアジャケット8に回転可能に支持されている。アッパシャフト3Uがロアシャフト3Lに対してコラム軸方向Xに移動することによって、アッパジャケット7がロアジャケット8に対してコラム軸方向Xに移動する。コラムジャケット4は、ステアリングシャフト3とともにコラム軸方向Xに伸縮可能である。
ステアリングシャフト3およびコラムジャケット4をコラム軸方向Xに伸縮させることで、操舵部材2の位置を車両の前後方向に調整することができる。このように、ステアリング装置1はテレスコ調整機能を有する。
ロアジャケット8は、ステアリングシャフト3の軸方向下端付近に設けられたチルト中心軸15の中心軸線(チルト中心TC)を支点にして、ステアリングシャフト3とともにチルト方向Tに回動する。チルト方向Tは、コラム軸方向Xと交差する方向である。ステアリングシャフト3およびコラムジャケット4をチルト中心TCまわりに回動させることで、操舵部材2の位置を車両の上下方向に調整することができる。このように、ステアリング装置1はチルト調整機能を有する。
ステアリング装置1は、アッパ固定ブラケット17と、ロック機構19とをさらに含む。アッパ固定ブラケット17は、車体13に固定されている。コラムジャケット4は、アッパジャケット7に溶接等で固定されたアッパ可動ブラケット18をさらに有する。アッパ可動ブラケット18は、チルト調整時にアッパジャケット7と一体移動する。ロック機構19は、チルト調整後のコラムジャケット4の位置をロックするための機構である。コラムジャケット4の位置がロック機構19によってロックされているときのステアリング装置1の状態を「ロック状態」という。ロック機構19によるコラムジャケット4の位置のロックが解除されているときのステアリング装置1の状態を「ロック解除状態」という。
図2および図3は、ロック機構19の周辺の断面図である。図2は、ステアリング装置1のロック解除状態を示す図であり、図3は、ステアリング装置1のロック状態を示す図である。
図2に示すように、アッパ固定ブラケット17は、取付板21、第1外側板22(第1側板)、第2外側板23(第2側板)および連結板24を含む。
取付板21は、車体13に取り付けられている。第1外側板22および第2外側板23のそれぞれは、取付板21の下面からチルト方向Tの下方に延びている。第1外側板22および第2外側板23は、間隔を隔てて互いに対向している。連結板24は、チルト方向Tにおける第1外側板22の上端とチルト方向Tにおける第2外側板23の上端とを連結する。第1外側板22、第2外側板23および連結板24は、一体的に形成されている。第1外側板22および第2外側板23のそれぞれには、チルト方向Tに延びるチルト用長孔25が形成されている。
アッパ可動ブラケット18は、第1内側板26、第2内側板27および連結板28を含む。第1内側板26、第2内側板27および連結板28は一体的に形成されている。アッパ可動ブラケット18は、第1外側板22および第2外側板23との間に配置されている。
第1内側板26および第2内側板27のそれぞれは、コラムジャケット4のアッパジャケット7の外周面からチルト方向Tの下方に延びている。チルト方向Tにおける第1内側板26および第2内側板27のそれぞれの上端は、コラムジャケット4のアッパジャケット7の外周面に対して溶接等によって接続されている。連結板28は、チルト方向Tにおける第1内側板26の下端と、チルト方向Tにおける第2内側板27の下端とを連結する。
第1内側板26は、第1外側板22の内側面22aに沿う板状をなしている。第2内側板27は、第2外側板23の内側面23aに沿う板状をなしている。第1内側板26および第2内側板27のそれぞれには、コラム軸方向Xに延びるテレスコ用長孔29が形成されている。
ロック機構19は、挿通軸40、操作部材41、固定カム部材42、第1押圧部材43、第2押圧部材44、ナット45および弾性部材46を含む。
挿通軸40は、ボルトであり、軸部40a、頭部40bおよび雄ねじ部40cを有する。軸部40aの中心軸線A2が延びる方向を挿通軸方向Jという。挿通軸方向Jは、コラム軸方向Xおよびチルト方向Tに対して直交する。頭部40bは、挿通軸方向Jにおける軸部40aの一端に設けられている。雄ねじ部40cは、挿通軸方向Jにおける軸部40aの他端に設けられている。
挿通軸40の軸部40aは、第1外側板22のチルト用長孔25と、第2外側板23のチルト用長孔25と、第1内側板26のテレスコ用長孔29と、第2内側板27のテレスコ用長孔29とに挿通されている。チルト用長孔25は、挿通軸40が挿通される挿通孔の一例である。
挿通軸40の頭部40bは、第1外側板22を挟んで第1内側板26の反対側に位置している。挿通軸40の雄ねじ部40cは、第2外側板23を挟んで第2内側板27の反対側に位置している。挿通軸40の雄ねじ部40cには、ナット45が螺合されている。
挿通軸40の軸部40aにおいて頭部40bの周辺部分によって、操作部材41、固定カム部材42および第1押圧部材43が支持されている。
操作部材41は、回転操作可能なレバーである。操作部材41は、挿通軸40と一体回転するように挿通軸40に支持されている。
固定カム部材42は、挿通軸40の頭部40bと第1外側板22との間で、頭部40bに隣接する位置で軸部40aに圧入されている。そのため、固定カム部材42は、挿通軸40に対する挿通軸方向Jへの移動が規制されており、かつ、挿通軸40と一体回転可能である。固定カム部材42は、一体回転可能に操作部材41と連結されている。そのため、操作部材41が回転操作されることによって、固定カム部材42および挿通軸40が一体的に回転する。挿通軸40の軸部40aの中心軸線A2が、操作部材41の回転中心に相当する。
第1押圧部材43は、固定カム部材42に隣接する位置で軸部40aに外嵌されている。第1押圧部材43は、第1環状部50および第1筒状部51を有する。第1筒状部51は、第1外側板22のチルト用長孔25および第1内側板26のテレスコ用長孔29に挿通されている。第1筒状部51は、アッパ固定ブラケット17およびアッパ可動ブラケット18に対する回転が規制されるように、第1外側板22のチルト用長孔25の周縁部および第1内側板26のテレスコ用長孔29の周縁部の少なくとも一方に係合している。第1環状部50は、第1筒状部51から径方向に突出している。第1環状部50は、第1外側板22の外側面22bに対向する。
挿通軸40の軸部40aにおいて雄ねじ部40c(ナット45)の周辺部分によって、第2押圧部材44および弾性部材46が支持されている。
第2押圧部材44は、挿通軸40と相対回転可能となるように軸部40aに外嵌されている。第2押圧部材44は、第2環状部52および第2筒状部53を有する。第2筒状部53は、第2外側板23のチルト用長孔25に挿通されている。第2筒状部53は、アッパ固定ブラケット17に対する第2押圧部材44の回転が規制されるように第2外側板23のチルト用長孔25の周縁部と係合している。第2筒状部53は、第2内側板27のテレスコ用長孔29には挿通されておらず、第2内側板27におけるテレスコ用長孔29の周囲の部分に挿通軸方向Jから対向している。
第2環状部52は、第2筒状部53から径方向に突出している。第2環状部52は、外側面23bに対向する対向面52aを有する。第2環状部52は、第2外側板23の外側面23bに対向する対向部の一例である。第2環状部52の対向面52aと第2外側板23の外側面23bとの間には、弾性部材46が介在されている。弾性部材46は、たとえば、皿ばね等の金属製のばねである。弾性部材46は、本実施形態とは異なり、コイルばねであってもよい。弾性部材46は、第2環状部52の対向面52aと第2外側板23の外側面23bとの間で弾性変形可能である。第2押圧部材44とナット45との間には、針状ころ軸受47およびスラストワッシャ48が介在されている。
ロック機構19は、挿通軸方向Jに関して、第1押圧部材43および第2押圧部材44が互いに近づくように第2押圧部材44を移動させる駆動機構60をさらに含む。駆動機構60は、たとえば、第1カム61と、第1カム61に係合する第2カム62とを含むカム機構である。第1カム61は、固定カム部材42において第1押圧部材43に対向する部分に形成されている。第2カム62は、第1押圧部材43の第1環状部50に形成されている。操作部材41の回転操作に応じて、第1カム61を第2カム62に乗り上げさせたり、第2カム62に対する第1カム61の乗り上げを解除したりすることができる。
図2に示すステアリング装置1のロック解除状態では、第2カム62に対する第1カム61の乗り上げが解除されている。チルト調整時には、挿通軸40は、アッパ可動ブラケット18とともに移動する。その際、挿通軸40が、チルト用長孔25内でチルト方向Tに移動する。挿通軸40に直接または間接に支持された各部材(操作部材41,固定カム部材42,第1押圧部材43,第2押圧部材44,ナット45および弾性部材46)も挿通軸40とともにチルト方向Tに移動する。
挿通軸40は、コラム軸方向Xにおいてアッパ固定ブラケット17に対する移動が規制されている。そのため、テレスコ調整時には、挿通軸40に対してアッパジャケット7がコラム軸方向Xに移動する。その際、挿通軸40は、テレスコ用長孔29内でコラム軸方向Xに相対移動する。
テレスコ調整およびチルト調整を行った後に操作部材41を回転操作して、図3に示すように、第1カム61を第2カム62に乗り上げさせると、固定カム部材42および挿通軸40が第1押圧部材43に対して挿通軸方向Jに移動する。これにより、挿通軸40の頭部40bと第1押圧部材43との間の距離が広げられて、ナット45とともに第2押圧部材44が第1押圧部材43側に引き寄せられる。そのため、第1押圧部材43と第2押圧部材44とが挿通軸方向Jに互いに近づく。このように、操作部材41の回転操作に要する操作荷重は、第1押圧部材43と第2押圧部材44とを挿通軸方向Jに互いに近づけるための軸力に変換される。
第1押圧部材43と第2押圧部材44とが互いに近づけられることによって、第1押圧部材43は、第1外側板22を第1内側板26に向けて押圧する。これにより、第1外側板22が第1内側板26に押し付けられる。一方、第2押圧部材44は、第2外側板23を介さずに、チルト用長孔25を通して第2内側板27を直接押圧する。第2内側板27は、連結板28およびアッパジャケット7を介して、第1内側板26と連結されている。そのため、第2押圧部材44が第2内側板27を押圧することによって、第1内側板26が第1外側板22に押し付けられる。
第1内側板26と第1外側板22とが互いに押し付けられることにより第1内側板26と第1外側板22との間に摩擦が発生する。第1内側板26と第1外側板22との間に発生する摩擦によって、チルト方向Tおよびコラム軸方向Xにおいて、アッパ固定ブラケット17に対するアッパ可動ブラケット18の移動が規制される。つまり、アッパ固定ブラケット17に対するコラムジャケット4の移動が規制される。その結果、チルトロックおよびテレスコロックが達成される。
以上のように、アッパ固定ブラケット17に対するコラムジャケット4の位置がロックされる。
第1実施形態では、アッパ固定ブラケット17の第1外側板22および第2外側板23でアッパ可動ブラケット18を挟持せずに、アッパ固定ブラケット17に対するコラムジャケット4の位置をロックすることができる。したがって、チルト調整後のコラムジャケット4の位置による操作部材41の操作荷重の差を低減できる。
また、弾性部材46は、第2押圧部材44が第2内側板27を押圧する際に、第2押圧部材44の第2環状部52と第2外側板23との間で弾性的に変形する。そのため、第2押圧部材44による第2内側板27の押圧を確実に維持しつつ、弾性部材46によって第2外側板23と第2押圧部材44の第2環状部52との間の隙間を埋めることができる。
したがって、チルト調整後のコラムジャケット4の位置による操作部材41の操作荷重の差の低減を達成しつつ、支持剛性を向上させることができる。
チルト調整後のコラムジャケット4の位置に起因する操作部材41の操作荷重の差を低減するためには、操作部材41を回転操作する際に弾性部材46から受ける反発力がチルト調整後のコラムジャケット4の位置にかかわらず一定であることが好ましい。そのためには、チルト方向Tにおけるコラムジャケット4の位置にかかわらず、ロック状態における第1外側板22の外側面22bと第2外側板23の外側面23bとの間の距離(第1距離D1)と、ロック状態における第1外側板22の外側面22bと第2環状部52の対向面52aとの間の距離(第2距離D2)との差が一定であることが好ましい。
また、第1実施形態では、弾性部材46が皿ばねである。そのため、弾性部材46は、コイルばねである場合と比較して、弾性変形量が変動したときの反発力の変動量が小さい。つまり、弾性部材46の反発力の安定領域が広い。そのため、弾性部材46がコイルばねである場合と比較して、チルト方向Tにおけるコラムジャケット4の位置による第1距離D1と第2距離D2との差の変化を許容することができる。
また、第1実施形態では、第1カム61と第2カム62との係合というシンプルな構成の駆動機構60によって、第1押圧部材43および第2押圧部材44を互いに近づけることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係るステアリング装置1Pについて説明する。図4および図5は、ステアリング装置1Pのロック機構19Pの周辺の断面図である。図4は、ステアリング装置1Pのロック解除状態を示す図であり、図5は、ステアリング装置1Pのロック状態を示す図である。
ステアリング装置1Pが第1実施形態のステアリング装置1と主に異なる点は、ロック機構19Pの駆動機構60Pが挿通軸40の雄ねじ部40cとナット45とによって構成されている点である。以下では、ステアリング装置1Pのロック機構19Pについて詳しく説明する。ただし、図4および図5では、今まで説明した部材と同じ部材には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
ロック機構19Pは、挿通軸40、操作部材41、第1押圧部材43P、第2押圧部材44、ナット45および弾性部材46を含む。
挿通軸40の頭部40bは、第2外側板23を挟んで第2内側板27の反対側に位置している。挿通軸40の雄ねじ部40cは、第1外側板22を挟んで第1内側板26の反対側に位置している。
操作部材41および第1押圧部材43Pは、挿通軸40の軸部40aにおいて雄ねじ部40c(ナット45)の周辺部分に支持されている。第2押圧部材44および弾性部材46は、挿通軸40の軸部40aにおいて頭部40bの周辺部分に支持されている。
操作部材41は、ナット45に隣接する位置で、軸部40aに対して外嵌されている。操作部材41は、ナット45と一体回転可能なようにナット45に連結されている。第1押圧部材43Pは、操作部材41に隣接する位置で、軸部40aに対して外嵌されている。第1押圧部材43Pは、操作部材41と第1外側板22との間に介在するスペーサである。第1押圧部材43Pの第1環状部50には、カムが形成されていない。
挿通軸40は、アッパ固定ブラケット17およびアッパ可動ブラケット18に対する回転が規制されている。たとえば、第2内側板27のテレスコ用長孔29の周縁部、第1押圧部材43Pの第1筒状部51の内周面、および、第2押圧部材44の第2筒状部53の内周面のうちの少なくとも1つに挿通軸40が係合することによって、アッパ固定ブラケット17およびアッパ可動ブラケット18に対する挿通軸40の回転が規制されている。あるいは、挿通軸40の頭部40bが第2押圧部材44の第2環状部52に固定されることによって、アッパ固定ブラケット17およびアッパ可動ブラケット18に対する挿通軸40の回転が規制されていてもよい。
挿通軸40の回転が規制されているため、操作部材41の回転操作に応じてナット45を回転させると、挿通軸40が挿通軸方向Jに移動する。これにより、挿通軸40の頭部40bをナット45に近づけたり、挿通軸40の頭部40bをナット45から離間させたりすることができる。
テレスコ調整やチルト調整を行った後に、操作部材41をロック方向に回転操作して挿通軸40を挿通軸方向Jに移動させると、図5に示すように、挿通軸40の頭部40bとナット45とが互いに近づく。これにより、挿通軸40の頭部40bとともに第2押圧部材44が第1押圧部材43P側に引き寄せられる。そのため、第1押圧部材43Pと第2押圧部材44とが挿通軸方向Jに互いに近づく。
第1押圧部材43Pと第2押圧部材44とが互いに近づけられることによって、第1押圧部材43Pは、第1外側板22を第1内側板26に向けて押圧する。これにより、第1外側板22が第1内側板26に押し付けられる。一方、第2押圧部材44は、第2外側板23を介さずに、チルト用長孔25を通して第2内側板27を直接押圧する。第2内側板27は、連結板28およびアッパジャケット7を介して、第1内側板26と連結されている。そのため、第2押圧部材44が第2内側板27を押圧することによって、第1内側板26が第1外側板22に押し付けられる。
第1内側板26と第1外側板22とが互いに押し付けられることにより第1内側板26と第1外側板22との間に摩擦が発生する。第1内側板26と第1外側板22との間に発生する摩擦によって、チルト方向Tおよびコラム軸方向Xにおいて、アッパ固定ブラケット17に対するアッパ可動ブラケット18の移動が規制される。つまり、アッパ固定ブラケット17に対するコラムジャケット4の移動が規制される。その結果、チルトロックおよびテレスコロックが達成される。
以上のように、アッパ固定ブラケット17に対するコラムジャケット4の位置がロックされる。
第2実施形態の構成によっても、アッパ固定ブラケット17の第1外側板22および第2外側板23でアッパ可動ブラケット18を挟持せずに、アッパ固定ブラケット17に対するコラムジャケット4の位置をロックすることができる。したがって、チルト調整後のコラムジャケット4の位置による操作部材41の操作荷重の差を低減できる。
駆動機構60Pは、挿通軸40の雄ねじ部40cおよびナット45によって構成されている。そのため、ボルト(挿通軸40)とナット45との係合というシンプルな構成を利用して、第1押圧部材43Pおよび第2押圧部材44を互いに近づけることができる。
第2実施形態では、挿通軸40の頭部40bが、第2外側板23を挟んで第2内側板27の反対側に位置しており、挿通軸40の雄ねじ部40cが、第1外側板22を挟んで第1内側板26の反対側に位置しているとした。しかしながら、図6に示す変形例のように、挿通軸40の向きが逆であってもよい。すなわち、挿通軸40の頭部40bが第1外側板22を挟んで第1内側板26の反対側に位置し、挿通軸40の雄ねじ部40cが第2外側板23を挟んで第2内側板27の反対側に位置していてもよい。
この変形例では、挿通軸40の頭部40bが操作部材41に固定されており、アッパ固定ブラケット17およびアッパ可動ブラケット18に対して挿通軸40が回転可能である。一方、ナット45は、第2押圧部材44に固定されることによって、アッパ固定ブラケット17およびアッパ可動ブラケット18に対する回転が規制されている。そのため、操作部材41の回転操作に応じて挿通軸40を回転させると、ナット45が挿通軸方向Jに移動する。これにより、ナット45を挿通軸40の頭部40bに近づけたり、ナット45を挿通軸40の頭部40bから離間させたりすることができる。
テレスコ調整やチルト調整後に、操作部材41をロックする方向に回転操作してナット45を挿通軸方向Jに移動させると、挿通軸40の頭部40bとナット45とが互いに近づく。これにより、ナット45とともに第2押圧部材44が第1押圧部材43P側に引き寄せられる。そのため、第1押圧部材43Pと第2押圧部材44とが挿通軸方向Jに互いに近づく。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係るステアリング装置1Qについて説明する。図7は、ステアリング装置1Qの斜視図である。図8および図9は、ステアリング装置1Qのロック機構19の周辺の断面図である。図8は、ステアリング装置1Qのロック解除状態を示す図であり、図9は、ステアリング装置1Qのロック状態を示す図である。
図7に示すように、ステアリング装置1Qが第1実施形態のステアリング装置1と主に異なる点は、コラムジャケット4には、アッパ可動ブラケット18の代わりに、第1支持部30および第2支持部31が設けられている点である。図7〜図9では、今まで説明した部材と同じ部材には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
図8を参照して、第3実施形態に係るコラムジャケット4は、アッパジャケット7およびロアジャケット8に加えて、第1支持部30および第2支持部31を有する。第1実施形態に係るロアジャケット8は、アッパジャケット7に対して内嵌されている(図2参照)のに対して、第3実施形態に係るロアジャケット8は、アッパジャケット7に対して外嵌されている。
第1支持部30および第2支持部31は、ロアジャケット8と一体に設けられ挿通軸40を支持する。第1支持部30および第2支持部31は、挿通軸方向Jに互いに対向している。第1支持部30および第2支持部31は、ともに、コラム軸方向Xに長手の略直方体である。第1支持部30および第2支持部31は、第1外側板22および第2外側板23との間に配置されている。
第1支持部30および第2支持部31の間には、ロアジャケット8の軸方向上端からコラム軸方向Xの下方に向けて延びるスリット32が設けられている。スリット32が狭められることによって、ロアジャケット8は、弾性的に縮径可能である。
挿通軸40の頭部40bは、第1外側板22を挟んで第1支持部30の反対側に位置している。挿通軸40の雄ねじ部40cは、第2外側板23を挟んで第2支持部31の反対側に位置している。挿通軸40の軸部40aにおいて頭部40bの周辺部分によって、操作部材41、固定カム部材42および第1押圧部材43が支持されている。挿通軸40の軸部40aにおいて雄ねじ部40c(ナット45)の周辺部分によって、第2押圧部材44、弾性部材46、針状ころ軸受47およびスラストワッシャ48が支持されている。
第1支持部30および第2支持部31には、それぞれ、挿通軸40が挿通される円孔33が形成されている。挿通軸40は、円孔33に挿通されていることによって、チルト調整時およびテレスコ調整時にロアジャケット8と一体的に移動される。
第1支持部30には、第1押圧部材43の第1筒状部51が嵌合される嵌合穴34が形成されている。嵌合穴34は、第1支持部30の外側面30aを窪ませた有底の穴である。第1支持部30の円孔33は、嵌合穴34の底面と第1支持部30の内側面とを貫通している。第1筒状部51は、第1外側板22のチルト用長孔25と第1支持部30の嵌合穴34とに挿通されている。第1筒状部51が嵌合穴34に嵌合されているため、アッパ固定ブラケット17および第1支持部30に対する第1押圧部材43の回転が規制される。
第2押圧部材44の第2筒状部53は、第2外側板23のチルト用長孔25に挿通されている。第2筒状部53は、アッパ固定ブラケット17に対する第2押圧部材44の回転が規制されるように第2外側板23のチルト用長孔25の周縁部と係合している。第2筒状部53は、第2支持部31の円孔33には挿通されておらず、第2支持部31における円孔33の周囲の部分に挿通軸方向Jから対向している。
図8に示すステアリング装置1Qのロック解除状態では、第2カム62に対する第1カム61の乗り上げが解除されている。チルト調整時には、挿通軸40は、ロアジャケット8とともに移動する。挿通軸40は、その際、チルト用長孔25内でチルト方向Tに移動する。チルト調整時には、挿通軸40に直接または間接に支持された各部材(操作部材41,固定カム部材42,第1押圧部材43,第2押圧部材44,ナット45および弾性部材46)も挿通軸40とともにチルト方向Tに移動する。
テレスコ調整やチルト調整を行った後に、操作部材41をロック方向に回転操作して、図9に示すように、第1カム61を第2カム62に乗り上げさせると、固定カム部材42および挿通軸40が第1押圧部材43に対して挿通軸方向Jに移動する。これにより、挿通軸40の頭部40bと第1押圧部材43との間の距離が広げられて、ナット45とともに第2押圧部材44が第1押圧部材43側に引き寄せられる。そのため、第1押圧部材43と第2押圧部材44とが挿通軸方向Jに互いに近づく。このように、操作部材41の回転操作に要する操作荷重は、第1押圧部材43と第2押圧部材44とを挿通軸方向Jに互いに近づけるための軸力に変換される。
第1押圧部材43と第2押圧部材44とが互いに近づけられることによって、第1押圧部材43は、第1外側板22を第1支持部30に向けて押圧する。これにより、第1外側板22が第1支持部30に押し付けられる。一方、第2押圧部材44は、第2外側板23を介さずに、チルト用長孔25を通して第2支持部31を直接押圧する。第2支持部31および第1支持部30は、ロアジャケット8を介して連結されているため、第2押圧部材44が第2支持部31を押圧することによって、第1支持部30が第1外側板22に押し付けられる。これにより、コラムジャケット4のロアジャケット8が第1外側板22に押し付けられる。
第1支持部30と第1外側板22とが互いに押し付けられることにより第1支持部30と第1外側板22との間に発生する摩擦によって、チルト方向Tにおいて、アッパ固定ブラケット17に対するロアジャケット8の移動が規制される。つまり、チルトロックが達成される。
第1押圧部材43が第1外側板22を第1支持部30に向けて押圧し、第2押圧部材44が第2支持部31を押圧することによって、第1支持部30と第2支持部31との間のスリット32の幅が狭まる。これにより、ロアジャケット8は、弾性的に縮径し、アッパジャケット7を締め付けて保持する。これにより、ロアジャケット8に対するアッパジャケット7の移動が規制される。つまり、テレスコロックが達成される。
以上のように、アッパ固定ブラケット17に対するコラムジャケット4の位置がロックされる。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。詳しくは、第3実施形態によっても、アッパ固定ブラケット17の第1外側板22および第2外側板23でコラムジャケット4を挟持せずに、アッパ固定ブラケット17に対するコラムジャケット4の位置をロックすることができる。したがって、チルト調整後のコラムジャケット4の位置による操作部材41の操作荷重の差を低減できる。
第3実施形態では、前述したように、第1押圧部材43が第1外側板22を第1支持部30に向けて押圧し、第2押圧部材44が第2支持部31を押圧することによって、ロアジャケット8は、弾性的に縮径する。したがって、第1押圧部材43および第2押圧部材44がチルト方向Tにおいて第1支持部30および第2支持部31のどの位置を押圧するかによってロアジャケット8を適切に縮径させるために必要な軸力が変化する。
しかしながら、第3実施形態では、挿通軸40が円孔33に挿通されているため、第1支持部30および第2支持部31において第1押圧部材43および第2押圧部材44によって押圧される位置は、チルト位置を変更しても変化しない。したがって、ロアジャケット8を適切に縮径するために必要な軸力は、チルト調整後のコラムジャケット4の位置にかかわらず一定となり易い。したがって、アッパ可動ブラケット18の代わりに第1支持部30および第2支持部31が設けられている構成のステアリング装置1Qにおいても、第1実施形態に係るステアリング装置1と同様に、チルト調整後のコラムジャケット4の位置による操作部材41の操作荷重の差を低減できる。
また、弾性部材46は、第2押圧部材44が第2支持部31を押圧する際に、第2押圧部材44の第2環状部52と第2外側板23との間で弾性的に変形する。そのため、第2押圧部材44による第2支持部31の押圧を確実に維持しつつ、弾性部材46によって第2外側板23と第2押圧部材44の第2環状部52との間の隙間を埋めることができる。
したがって、チルト調整後のコラムジャケット4の位置による操作部材41の操作荷重の差の低減を達成しつつ、支持剛性を向上させることができる。
チルト調整後のコラムジャケット4の位置に起因する操作部材41の操作荷重の差を低減するためには、操作部材41を回転操作する際に弾性部材46から受ける反発力がチルト調整後のコラムジャケット4の位置にかかわらず一定であることが好ましい。そのためには、チルト方向Tにおけるコラムジャケット4の位置にかかわらず、ロック状態における第1外側板22の外側面22bと第2外側板23の外側面23bとの間の距離(第1距離D1)と、ロック状態における第1外側板22の外側面22bと第2環状部52の対向面52aとの間の距離(第2距離D2)との差が一定であることが好ましい。
また、第3実施形態では、弾性部材46が皿ばねである。そのため、弾性部材46は、コイルばねである場合と比較して、弾性変形量が変動したときの反発力の変動量が小さい。つまり、弾性部材46の反発力の安定領域が広い。そのため、弾性部材46がコイルばねである場合と比較して、チルト方向Tにおけるコラムジャケット4の位置による第1距離D1と第2距離D2との差の変化を許容することができる。
また、第3実施形態では、第1カム61と第2カム62との係合というシンプルな構成の駆動機構60によって、第1押圧部材43および第2押圧部材44を互いに近づけることができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態に係るステアリング装置1Rについて説明する。ステアリング装置1Rが第3実施形態のステアリング装置1Qと主に異なる点は、ロック機構として、第2実施形態に係るロック機構19Pが用いられている点である。すなわち、第4実施形態に係る駆動機構としては、挿通軸40の雄ねじ部40cとナット45とによって構成される駆動機構60Pが用いられる。
図10および図11は、ステアリング装置1Rのロック機構19Pの周辺の断面図である。図10は、ステアリング装置1Rのロック解除状態を示す図であり、図11は、ステアリング装置1Rのロック状態を示す図である。図10および図11では、今まで説明した部材と同じ部材には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
挿通軸40の頭部40bは、第2外側板23に対して第2支持部31の反対側に位置している。挿通軸40の雄ねじ部40cは、第1外側板22に対して第1支持部30の反対側に位置している。
挿通軸40は、第1支持部30の円孔33の内周面、第2支持部31の円孔33の内周面、第1押圧部材43の第1筒状部51の内周面、および、第2押圧部材44の第2筒状部53の内周面のうちの少なくとも一つに係合している。そのため、挿通軸40は、アッパ固定ブラケット17およびコラムジャケット4に対する回転が規制されている。あるいは、挿通軸40の頭部40bが第2押圧部材44の第2環状部52に固定されることによって、アッパ固定ブラケット17と第1支持部30および第2支持部31とに対する挿通軸40の回転が規制されていてもよい。
挿通軸40の回転が規制されているため、操作部材41の回転操作に応じてナット45を回転させると、挿通軸40が挿通軸方向Jに移動する。これにより、挿通軸40の頭部40bをナット45に近づけたり、挿通軸40の頭部40bをナット45から離間させたりすることができる。
テレスコ調整やチルト調整を行った後に、操作部材41をロック方向に回転操作して挿通軸40を挿通軸方向Jに移動させると、図11に示すように、挿通軸40の頭部40bとナット45とが互いに近づく。これにより、挿通軸40の頭部40bとともに第2押圧部材44が第1押圧部材43P側に引き寄せられる。そのため、第1押圧部材43Pと第2押圧部材44とが挿通軸方向Jに互いに近づく。
第1押圧部材43Pと第2押圧部材44とが互いに近づけられることによって、第1押圧部材43Pは、第1外側板22を第1支持部30に向けて押圧する。これにより、第1外側板22が第1支持部30に押し付けられる。一方、第2押圧部材44は、第2外側板23を介さずに、チルト用長孔25を通して第2支持部31を直接押圧する。第2押圧部材44が第2支持部31を押圧することによって、第1支持部30が第1外側板22に押し付けられる。これにより、コラムジャケット4のロアジャケット8が第1外側板22に押し付けられる。
第1支持部30と第1外側板22とが互いに押し付けられることにより第1支持部30と第1外側板22との間に摩擦が発生する。第1支持部30と第1外側板22との間に発生する摩擦によって、チルト方向Tにおいて、アッパ固定ブラケット17に対するロアジャケット8の移動が規制される。つまり、チルトロックが達成される。
第1押圧部材43Pが第1外側板22を第1支持部30に向けて押圧し、第2押圧部材44が第2支持部31を押圧することによって、第1支持部30と第2支持部31との間のスリット32の幅が狭まる。これにより、ロアジャケット8は、弾性的に縮径し、アッパジャケット7を締め付けて保持する。これにより、ロアジャケット8に対するアッパジャケット7の移動が規制される。つまり、テレスコロックが達成される。
以上のように、アッパ固定ブラケット17に対するコラムジャケット4の位置がロックされる。
第4実施形態によれば、第2実施形態と同様の効果を奏する。詳しくは、第4実施形態の構成によっても、アッパ固定ブラケット17の第1外側板22および第2外側板23でコラムジャケット4を挟持せずに、アッパ固定ブラケット17に対するコラムジャケット4の位置をロックすることができる。したがって、チルト調整後のコラムジャケット4の位置による操作部材41の操作荷重の差を低減できる。
また、挿通軸40が円孔33に挿通されているため、第1支持部30および第2支持部31において第1押圧部材43Pおよび第2押圧部材44によって押圧される位置は、チルト位置を変更しても変化しない。したがって、ロアジャケット8を適切に縮径するために必要な軸力は、チルト調整後のコラムジャケット4の位置にかかわらず一定とし易い。したがって、アッパ可動ブラケット18の代わりに第1支持部30および第2支持部31が設けられている構成のステアリング装置1Rにおいても、第2実施形態に係るステアリング装置1Pと同様に、チルト調整後のコラムジャケット4の位置による操作部材41の操作荷重の差を低減できる。
駆動機構60Pは、挿通軸40の頭部40bおよびナット45の少なくとも一方によって構成されている。そのため、ボルト(挿通軸40)とナット45との係合というシンプルな構成を利用して、第1押圧部材43Pおよび第2押圧部材44を互いに近づけることができる。
第4実施形態では、挿通軸40の頭部40bが、第2外側板23を挟んで第2支持部31の反対側に位置しており、挿通軸40の雄ねじ部40cが、第1外側板22を挟んで第1支持部30の反対側に位置している。しかしながら、図12に示す変形例のように、挿通軸40の向きが逆であってもよい。すなわち、挿通軸40の頭部40bが第1外側板22を挟んで第1支持部30の反対側に位置し、挿通軸40の雄ねじ部40cが第2外側板23を挟んで第2支持部31の反対側に位置していてもよい。
この変形例では、挿通軸40は、アッパ固定ブラケット17ならびに第1支持部30および第2支持部31に対して回転可能である。一方、ナット45は、第2押圧部材44に固定されることによって、アッパ固定ブラケット17ならびに第1支持部30および第2支持部31に対する回転が規制されている。そのため、操作部材41の回転操作に応じて挿通軸40を回転させると、ナット45が挿通軸方向Jに移動する。これにより、ナット45を挿通軸40の頭部40bに近づけたり、ナット45を挿通軸40の頭部40bから離間させたりすることができる。
テレスコ調整やチルト調整後に、操作部材41を回転操作してナット45を挿通軸方向Jに移動させると、挿通軸40の頭部40bとナット45とが互いに近づく。これにより、ナット45とともに第2押圧部材44が第1押圧部材43P側に引き寄せられる。そのため、第1押圧部材43Pと第2押圧部材44とが挿通軸方向Jに互いに近づく。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内において種々の変更が可能である。
また、上述の実施形態では、第2押圧部材44が第1押圧部材43,43P側に引き寄せられることによって、第1押圧部材43,43Pおよび第2押圧部材44が互いに近づくと説明した。しかしながら、駆動機構60,60Pは、操作部材41の回転に伴って、第1押圧部材43,43Pおよび第2押圧部材44が挿通軸方向Jに互いに近づくように第1押圧部材43,43Pおよび第2押圧部材44の両方を移動させてもよい。
これを実現するための構成として、たとえば、第1実施形態において、駆動機構60に加えて、ナット45と第2外側板23との間にも駆動機構が設けられた構成が想定し得る。具体的には、第1カムが形成されたカム部材がナット45と第2押圧部材44との間に介在されており、当該第1カムと係合する第2カムが第2押圧部材44の第2環状部52に形成される。この場合、操作部材41の回転操作時には、第1押圧部材43および第2押圧部材44が互いに近づくように、第1押圧部材43および第2押圧部材44の両方が挿通軸方向Jに移動する。
また、上述の実施形態とは異なり、駆動機構60,60Pは、第1押圧部材43,43Pが第2押圧部材44側に引き寄せられることによって、第1押圧部材43,43Pおよび第2押圧部材44が互いに近づくように構成されていてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変更を行うことができる。
1;1P;1Q:1R…ステアリング装置、2…操舵部材、3…ステアリングシャフト、4…コラムジャケット、13…車体、19;19P…ロック機構、22…第1外側板(第1側板)、23…第2外側板(第2側板)、23b…外側面、25…チルト用長孔(挿通孔)、40…挿通軸(ボルト)、40a…軸部、40b…頭部、40c…雄ねじ部、41…操作部材、43;43P…第1押圧部材、44…第2押圧部材、45…ナット、46…弾性部材、52…第2環状部(対向部)、60;60P…駆動機構、61…第1カム、62…第2カム、J…挿通軸方向

Claims (4)

  1. チルト調整可能なステアリング装置であって、
    一端に操舵部材が連結されるステアリングシャフトと、
    挿通孔が形成された第1側板および第2側板を有し、車体に固定される固定ブラケットと、
    前記ステアリングシャフトを回転可能に支持し、前記第1側板と前記第2側板との間に配置され、チルト調整時に前記固定ブラケットに対して移動するコラムジャケットと、
    チルト調整後に前記固定ブラケットに対する前記コラムジャケットの位置をロックするロック機構とを含み、
    前記ロック機構が、
    前記第1側板の前記挿通孔および前記第2側板の前記挿通孔に挿通された挿通軸と、
    前記挿通軸に支持され、回転操作可能な操作部材と、
    前記第1側板を押圧することにより前記第1側板を前記コラムジャケットに押し付ける第1押圧部材と、
    前記第2側板の前記挿通孔を通して前記コラムジャケットを押圧することにより前記コラムジャケットを前記第1側板に押し付ける第2押圧部材と、
    前記操作部材の回転に伴って、前記第1押圧部材および前記第2押圧部材が前記挿通軸の軸方向に互いに近づくように前記第1押圧部材および前記第2押圧部材のうちの少なくとも一方を移動させる駆動機構とを含む、ステアリング装置。
  2. 前記第2押圧部材が、前記第2側板の外側面と対向する対向部を有し、
    前記ロック機構が、前記第2押圧部材が前記コラムジャケットを押圧する際に前記第2押圧部材の前記対向部と前記第2側板の前記外側面との間で弾性変形する弾性部材をさらに含む、請求項1に記載のステアリング装置。
  3. 前記駆動機構が、前記操作部材と一体回転する第1カムと、前記第1押圧部材および前記第2押圧部材のうちの少なくとも一方に設けられ前記第1カムと係合する第2カムとを含む、請求項1または2に記載のステアリング装置。
  4. 前記駆動機構が、前記挿通軸としてのボルトの軸部の一端に設けられた雄ねじ部と、前記雄ねじ部に係合するナットとを含み、前記操作部材の回転に伴って、前記軸部の他端に設けられた頭部と前記ナットとを互いに近づけることによって、前記第1押圧部材および前記第2押圧部材を前記軸方向に互いに近づける、請求項1〜3のいずれか一項に記載のステアリング装置。
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