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JP2019018293A - 打ち込み工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮エアを駆動源とする打ち込み工具において、ヘッドバルブの外周面と内周面には、エア漏れを防ぐためのシール部材が設けられている。気密性を保ちながらヘッドバルブを潤滑に上下動させることができるように、ヘッドバルブの外周面と内周面に設けられたシール部材には、グリスが塗布されている。グリスは、打ち込み作業のたびにヘッドバルブが往復動することによって次第に減少していく。グリスが減少したまま打ち込み工具を使用し続けると、シール部材が摩耗し、エア漏れが発生してしまう。【解決手段】本発明は、ヘッドバルブ20の外周面20dおよび内周面20eへとグリスを供給できる第1および第2グリス溜まり21a、21bをスプリングガイド21にあらかじめ備えることで、シールリング25、26の耐摩耗性を高めてエア漏れを防ぎ、打ち込み工具の耐久性を高めることを目的とする。【選択図】図4

Description

この発明は、例えば圧縮エアを駆動源とする釘打ち機等の打ち込み工具に関する。
この種の打ち込み工具は、ハウジングと、ハウジングに収容されたシリンダと、シリンダ内を往復動する打撃用のピストンと、シリンダの外周側かつハウジングの内周側においてシリンダの延びる方向に往復動可能に設けられてピストン上室を蓄圧室に対して開閉するヘッドバルブと、を備えている。ヘッドバルブは、シリンダの外周側に固定したスプリングガイドとの間に介装した圧縮ばねによってピストン上室を蓄圧室に対して閉じる閉じ側に付勢されている。
シリンダの外周側かつハウジングの内周側には、変圧室と排気室が設けられている。変圧室は、ヘッドバルブの受圧面に大気圧を作用させ、若しくは蓄圧室のエア圧を作用させる状態の切り替えを行うために、大気開放状態若しくは圧縮エア供給状態に切り替えられる。変圧室の切り替えは、使用者が指先でオン操作するトリガバルブによりなされる。排気室は、打ち込み動作後にヘッドバルブが閉じ側に変位してピストン上室から排気される圧縮エアを流入させる部位で、排気室に流入した圧縮エアはハウジングに設けた排気孔を経て大気に排気される。
ヘッドバルブを円滑に開閉動作させ、また排気洩れを防ぐために、変圧室と排気室は、常時気密に区画されている必要がある。両室を気密に区画するため、たとえば、ハウジングに対面するヘッドバルブの外周面、およびシリンダに対面するヘッドバルブの内周面には、それぞれОリング等のシール部材が設けられている。シール部材にはその気密性および摺動性を確保するため通常グリス(潤滑油)が塗布されている。打ち込み作業をするたびにヘッドバルブが圧縮エアによって高速で往復動することにより、次第に塗布されたグリスは減少してシール部材の耐摩耗性が低下し、ひいては当該打ち込み工具の作動不良の原因となる。
特許第4507384号明細書
しかしながら、変圧室や排気室は比較的小さな容積しかない狭小な部位であり、かつ構造的に袋小路になっているため、当該打ち込み工具の製造工程において両室を区画するシール部材に十分なグリスが塗布されにくい問題があった。また、メンテナンスとして圧縮エア中に霧状の潤滑油を含ませて各部の潤滑を行う場合であっても、変圧室と排気室を区画するシール部材にまで霧状の潤滑油が十分に塗布されるようにすることは困難であった。上記の特許文献1には、シリンダからの排気に含まれる霧状のグリスをシール部材周りに復帰させる構成を有する打ち込み工具について記載されている。特許文献1に記載されているようなグリスを含むエアを再循環させる構成では、製品の出荷状態からのグリスの目減りは避けられず、グリスの補充が必要となる。打ち込み工具が、ヘッドバルブの外周側および内周側に設けられたシール部材へのグリスの供給に十分なグリス供給源を備えていれば、使用者はグリス補充の手間を省くことができる。
本発明は、ヘッドバルブとハウジングとの間、およびヘッドバルブとシリンダとの間にそれぞれ設けられたシール部材に対する潤滑が十分になされるようにしてその耐摩耗性を高めることにより、当該打ち込み工具の耐久性を高めることを目的とする。
上記の課題は以下の各発明により解決される。
第1の発明は、ハウジングと、ハウジングに収容されたシリンダと、シリンダの外周側かつハウジングの内周側においてシリンダの延びる方向に往復動可能に設けられたヘッドバルブと、シリンダの外周側かつハウジングの内周側においてヘッドバルブとの間に弾性部材を介してヘッドバルブの端部と当接するように設けられたスプリングガイドと、を備えた打ち込み工具である。第1の発明において、ヘッドバルブは、ハウジングとの間およびシリンダとの間に、エア漏れを防止するシール部材をそれぞれ備えている。第1の発明において、スプリングガイドは、ヘッドバルブとの当接部にグリス溜まりを備えている。
第1の発明によれば、ヘッドバルブとスプリングガイドとの当接部からヘッドバルブの外周面および内周面を経て、ヘッドバルブに設けられたシール部材へとグリスを供給することができる。これにより、ヘッドバルブとハウジングとの間およびヘッドバルブとシリンダとの間にそれぞれ設けられたシール部材の耐摩耗性を高めてエア漏れを防ぐことができ、打ち込み工具の耐久性を高めることができる。
第2の発明は、第1の発明において、スプリングガイドが、グリス溜まりとして、その外周側に第1グリス溜まりを備え、かつその内周側に第2グリス溜まりを備えた打ち込み工具である。
第2の発明によれば、ヘッドバルブの外周面に近い位置に第1グリス溜まりを配置し、ヘッドバルブの内周面に近い位置に第2グリス溜まりを配置することで、スプリングガイドの径方向の肉厚が薄くならないようにして、シール部材へのグリス供給源としてのグリス溜まりをスプリングガイドに設けることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、スプリングガイドが、弾性部材を保持するばね保持部を備えている打ち込み工具である。第3の発明において、ヘッドバルブは、当該ヘッドバルブとばね保持部との間に介された弾性部材によってスプリングガイドから離れる方向に付勢されている。第3の発明において、グリス溜まりとばね保持部とは、スプリングガイドの周方向に交互に並んでいる。
第3の発明によれば、スプリングガイドの強度を低下させないようにして、スプリングガイドにグリス溜まりとばね保持部とを備えることができる。
第4の発明は、第1〜第3の何れか一つの発明において、ヘッドバルブが、グリス溜まりとして、当該ヘッドバルブの外周側であってスプリングガイドと当接する端部に、スプリングガイドに設けられたグリス溜まりとは別の第3グリス溜まりを備えた打ち込み工具である。
第4の発明によれば、第1グリス溜まりから供給されたグリスを第3グリス溜まりに一時的に溜めておくことができる。また、第4の発明によれば、第3グリス溜まりに溜まったグリスを、ヘッドバルブの開閉動作によってヘッドバルブの外周面に設けられたシール部材へと塗布することができる。
第5の発明は、第4の発明において、ハウジングが、その内周面に第1凹部を備えた打ち込み工具である。第5の発明において、第1凹部は、ヘッドバルブがスプリングガイドと当接する状態で、第1グリス溜まりと第3グリス溜まりに跨る範囲に設けられている。第5の発明において、ヘッドバルブは、その外周側であって第3グリス溜まりよりもスプリングガイド側に、ヘッドバルブの径方向外向きに凸になっている掻き出し爪を備えている。
第5の発明によれば、第1グリス溜まりから第1凹部を経て第3グリス溜まりへとグリスが供給されやすくなる。また、第5の発明によれば、ヘッドバルブが初期位置へと復帰するとき、掻き出し爪によって、第1凹部に溜まったグリスを第3グリス溜まりへと引き込むことができる。
第6の発明は、第2〜第5の何れか一つの発明において、シリンダが、その外周面に第2グリス溜まりに隣接する第2凹部を備えた打ち込み工具である。第6の発明において、第2凹部は、スプリングガイドのヘッドバルブとの当接端面よりもヘッドバルブ側に延在している。
第6の発明によれば、第2グリス溜まりから第2凹部を経て、ヘッドバルブの内周側に設けられたシール部材へとグリスをより効率良く供給することができる。
第7の発明は、第6の発明において、ヘッドバルブが、スプリングガイドと当接する状態において、第2凹部に隣接する第3凹部を備えた打ち込み工具である。
第7の発明によれば、ヘッドバルブの内周面に設けられたシール部材へと供給されるグリスを、第3凹部に溜めることができる。
第8の発明は、第1〜第7の何れか一つの発明において、ヘッドバルブの初期位置復帰用のエアを供給するための変圧室が、グリス溜まりに対して開口した打ち込み工具である。
第8の発明によれば、ヘッドバルブの初期位置復帰用のエアの負圧によって、グリス溜まりのグリスをヘッドバルブの初期位置方向(打ち込み工具の上方向)へと送ることができる。
本実施形態に係る打ち込み工具を左側から見た縦断面図である。本図では、トリガバルブがオフ位置にあり、ヘッドバルブとピストンが初期位置(上動端)にある状態を示している。 図1のA‐A断面矢視を示す断面図であって、本実施形態に係る打ち込み工具を前側から見た縦断面図である。 本実施形態に係る打ち込み工具のハウジングを左側から見た縦断面図である。本図では、トリガバルブがオン位置にあり、ヘッドバルブとピストンが発射位置(下動端)にある状態を示している。 図1の(IV)部分の拡大図であって、ヘッドバルブ下室の縦断面図である。 図3の(V)部分の拡大図であって、ヘッドバルブ下室の縦断面図である。 本実施形態に係る打ち込み工具のシリンダの斜視図である。本図において、シリンダには、ヘッドバルブとスプリングガイドが取り付けられている。 図6を上下方向に沿って半割した斜視図である。本図においては、図6に加え、シールリングや圧縮ばねも取り付けられている。
次に、本発明の実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。図1に示すように本実施形態の打ち込み工具1は、圧縮エアを駆動源として釘打ちを行うことができる釘打ち機である。以下の説明において、上下方向については打ち込み具の打ち込み方向を下方向とし、前後方向については使用者から見て手前側を後側とし、左右方向については使用者を基準とする。打ち込み工具1は、工具本体10と、工具本体10の側部から後方に延びるグリップ部30と、多数の打ち込み具を装填可能なマガジン40と、工具本体10の下部から下方に延びる打ち込みノーズ部50と、を備えている。
図1に示すように工具本体10は、上下方向に延びる円筒形状のハウジング11を備えている。ハウジング11の上部は、トップキャップ12によって気密に塞がれている。ハウジング11の下部は、フロントキャップ13によって気密に塞がれている。ハウジング11の内部には、ハウジング11と同じく上下方向に延びるシリンダ14が収容されている。シリンダ14の内部には、ピストン15が、シリンダ14の延びる方向(上下方向)に沿って往復動可能に設けられている。ピストン15は、トップキャップ12の下面に設けられた上動端ダンパ16と、フロントキャップ13の上面に設けられた下動端ダンパ17との間で上下動可能になっている。ピストン15は、シリンダ14の内壁に対して気密に接している。これにより、ピストン15は、シリンダ14内においてピストン15よりも上側のピストン上室15Uと、シリンダ14内においてピストン15よりも下側のピストン下室15Dとの間のエアの流れを遮断している。ピストン15の下面側中心には、打ち込み具打撃用のドライバ18が連結されている。ドライバ18は、シリンダ14の延びる上下方向に沿って棒形状に延びている。ドライバ18は、ピストン15と一体になって上下方向に往復動可能である。ドライバ18が下方へ移動するとき、ドライバ18の下端は、後述する打ち込み通路51内を下方へ変位する。
図1に示すように、ハウジング11の上部内周側、かつシリンダ14の上部外周側には、略円筒形状のヘッドバルブ20が設けられている。ヘッドバルブ20は、シリンダ14の延びる方向(上下方向)に沿って往復動可能に設けられている。ヘッドバルブ20の上下にはそれぞれ、圧縮エアが流入するヘッドバルブ上室20Uと、変圧室20Dが設けられている。図4〜図5に示すように、ヘッドバルブ20の外周面20dは、ハウジング11の内周面11dに対して上下方向に変位する。ヘッドバルブ20の内周面20eは、シリンダ14の外周面14dに対して上下方向に変位する。ヘッドバルブ20の外周面20dと内周面20eには、それぞれシールリング25、26が設けられている。シールリング25、26によって、変圧室20Dは、後述する排気通路20Mに対して気密性を保つ。図1に示すようにヘッドバルブ20が上動端にあるとき、ヘッドバルブ上室20Uは、当該ヘッドバルブ20によって、ピストン上室15Uに対して閉ざされている。また、図3に示すようにヘッドバルブ20が下方に下がったとき、ヘッドバルブ上室20Uは、ピストン上室15Uに対して開かれている。
図1に示すように、ハウジング11の上部内周側、かつシリンダ14の上部外周側、かつ変圧室20Dを間に挟んでヘッドバルブ20の下方には、樹脂製で略円筒形状のスプリングガイド21が設けられている。図7に示すようにスプリングガイド21の上端面21dには、圧縮ばね22を保持するばね保持部21cが設けられている。ヘッドバルブ20の下端面20fとばね保持部21cとの間には、圧縮ばね22が介されている。ヘッドバルブ20は、圧縮ばね22によってスプリングガイド21から離れる向き(上向き)であって閉じ位置側に付勢されている。圧縮ばね22の付勢力に抗してヘッドバルブ20をスプリングガイド21側(下方)であって開き位置側に動かすと、図5に示すように、ヘッドバルブ20の下端面20fをスプリングガイド21の上端面21dに当接させることができる。このように、ヘッドバルブ20の下動端は、スプリングガイド21の上端面21dによって位置決めされている。
図1に示すようにハウジング11には、当該ハウジング11の内外を概ね径方向に貫通する通気路11bが設けられている。通気路11bの内周側開口は、上下方向についてヘッドバルブ20とスプリングガイド21との間(変圧室20D)に連通されている。通気路11bの外周側開口は、後述するトリガバルブ33に連通されている。通気路11bは、ハウジング11の外周側から内周側に向けて、下方から上方に延びた形状をしている。
ヘッドバルブ上室20Uと変圧室20Dのほぼ中間には、排気通路20Mが設けられている。排気通路20Mは、ハウジング11の内外を概ね径方向に貫通するハウジング排気通路11cと連通している。ハウジング排気通路11cは、図2に示すように排気カバーの排気孔11eを経て大気と連通している。このため、排気通路20Mおよびハウジング排気通路11cは、大気に対して常に開放されている。
図4〜図7に示すようにスプリングガイド21の上部外周側には、スプリングガイド21の上端面21dから下方に延びるアリ溝形の第1グリス溜まり21aが複数個設けられている。第1グリス溜まり21aは、スプリングガイド21の周方向等分位置に設けられている。スプリングガイド21の上部内周側には、スプリングガイド21の上端面21dから下方に延びる平行溝状の第2グリス溜まり21bが、第1グリス溜まり21aと同数個設けられている。第2グリス溜まり21bは、スプリングガイド21の周方向等分位置であって、径方向について第1グリス溜まり21aと横並びになる位置に設けられている。第1グリス溜まり21aは、第2グリス溜まり21bよりも、溝深さ(スプリングガイド21の径方向)が深く、かつ溝長さ(上下方向)が長く設けられている。ばね保持部21cは、第1グリス溜まり21aもしくは第2グリス溜まり21bと同数個設けられており、スプリングガイド21の周方向等分位置に設けられている。ばね保持部21cは、第1グリス溜まり21aもしくは第2グリス溜まり21bと周方向について交互に並んでいる。溝深さがより深い第1グリス溜まり21aについては、開口側が底面側より幅狭であるアリ溝形とすることにより、第1グリス溜まり21a内に溜まったグリスが外へと漏れ出しにくくなっている。
図4〜図7に示すようにヘッドバルブ20の下部外周側には、ヘッドバルブ20の周方向に溝切りされた第3グリス溜まり20aが設けられている。ヘッドバルブ20の外周側であって第3グリス溜まり20aの下側には、当該第3グリス溜まり20aよりも径方向外側に突出した円環形状の掻き出し爪20bが設けられている。掻き出し爪20bは、その下端がヘッドバルブ20の下端面20fと同一面になっている。また、掻き出し爪20bは、ヘッドバルブ20の外周面20dと径方向に概ね揃う突出長さを有している。ヘッドバルブ20の下端面20fの内周側には、ヘッドバルブ20の周方向に溝切りされた第3凹部20cが設けられている。第3凹部20cは、ヘッドバルブ20をスプリングガイド21と当接する下動端まで下げたとき、第2グリス溜まり21bと隣接するように設けられている。
図4〜図5に示すようにハウジング11の内周面11dには、第1グリス溜まり21aと隣接する位置に、径方向外向きに凹形状の第1凹部11aが設けられている。第1凹部11aは、ヘッドバルブ20をスプリングガイド21と当接する下動端まで下げたとき、第3グリス溜まり20aと隣接する。シリンダ14の外周面14dには、第2グリス溜まり21bと隣接する位置に、径方向内向きに凹形状の第2凹部14aが設けられている。第2凹部14aは、ヘッドバルブ20をスプリングガイド21と当接する下動端まで下げたとき、第3凹部20cと隣接する。
上記した第1グリス溜まり21a、第2グリス溜まり21b、第3グリス溜まり20a、第1凹部11a、第2凹部14a、第3凹部20cには、それぞれの凹部分を満たす量のグリスがあらかじめ塗布されている。
図1および図3に示すように、ヘッドバルブ20の内周側であって、上下方向についてヘッドバルブ上室20Uと排気通路20Mとの間となる位置に、シールリング27が設けられている。ヘッドバルブ20が初期位置である上動端に位置するとき、シールリング27はシリンダ14の上部外周面に設けられたシール部材28から離間してシール部材として機能していないため、ピストン上室15Uは、排気通路20Mに連結されている。すなわち、ヘッドバルブ20が初期位置にあるとき、ピストン上室15U内の気圧は、大気圧になっている。ヘッドバルブ20が下動端まで下動すると、図3に示すようにシールリング27がシール部材28と当接して、ピストン上室15Uと排気通路20Mとの間を遮断する。すなわち、ヘッドバルブ20が下動端に位置するとき、ピストン上室15Uは大気から遮断されている。
図1に示すように、ハウジング11の内周側、かつシリンダ14の外周側であって、スプリングガイド21の下方には、リターンエア室23が設けられている。リターンエア室23の上端部は、ハウジング11とシリンダ14とが気密に当接しており、エアが流出入しないように塞がれている。リターンエア室23のピストン15の下動端よりも上方位置には、シリンダ14を径方向に放射状に貫通する複数個の弁孔14bが、シリンダ14の周方向等分位置に設けられている。この複数個の弁孔14bのシリンダ14の外周側開口を塞ぐように、Оリングからなる逆止弁24が設けられている。逆止弁24によって、圧縮エアは、シリンダ14の内周側から弁孔14bを経て外周側へと流れることはできるが、シリンダ14の外周側から弁孔14bを経て内周側へと流れることはできない。リターンエア室23の下部であってピストン15の下動端よりも下方位置には、シリンダ14に対して径方向に放射状に貫通する複数個のリターン孔14cが、周方向等分位置に設けられている。
図1に示すようにグリップ部30は、前後方向に延びる略円筒形状になっており、その外側表面は使用者が把持するように設けられている。グリップ部30の後端には、圧縮エアを供給するエアホース(図示省略)を接続するためのエアプラグ31が設けられている。グリップ部30の内部には、エアホースを経て供給された圧縮エアを蓄積する蓄圧室32が設けられている。蓄圧室32の圧縮エアは、常にヘッドバルブ上室20U室に流入している。ヘッドバルブ上室20Uの圧縮エアは、ヘッドバルブ20を下方へと下げる方向に作用する。
図1および図3に示すように、グリップ部30の基部側下面には、トリガバルブ33が設けられている。トリガバルブ33と変圧室20Dとの間には通気路11bが設けられている。トリガバルブ33の上部には、ハウジング排気通路11cへと繋がる通気路が設けられている。また、トリガバルブ33は蓄圧室32とも連結しており、常に蓄圧室32からの圧縮エアが流入可能になっている。トリガバルブ33のバルブステム33aは、オフ位置とオン位置との間で移動可能に設けられている。トリガバルブ33の下方には、使用者がグリップ部30を把持した状態で指で引き操作可能なトリガ34が設けられている。トリガ34を操作しない状態では、バルブステム33aは図1のようにオフ位置にある。後述するコンタクトアーム53を上動させた状態で、トリガ34を引き操作すると、バルブステム33aは図3のようにオン位置へと移動する。トリガ34の引き操作を止めると、バルブステム33aはオフ位置へと戻る。
図1のようにバルブステム33aがオフ位置のとき、通気路11bは、トリガバルブ33を介して蓄圧室32と連通している。また、バルブステム33aがオフ位置のとき、通気路11bは、トリガバルブ33によってハウジング排気通路11cから遮断されている。このため、バルブステム33aがオフ位置にあるとき、変圧室20Dには、蓄圧室32からの圧縮エアが流入している。変圧室20Dの圧縮エアは、ヘッドバルブ20を上方へと上げる方向に作用する。図3のようにバルブステム33aがオン位置に移動すると、通気路11bはハウジング排気通路11cと連通した状態となる。このため、バルブステム33aがオン位置にあるとき、変圧室20Dは、大気に対して開放されている。
図1に示すようにマガジン40は、グリップ部30の後端部と後述する打ち込みノーズ部50との間に掛け渡し状態で設けられている。マガジン40には、多数の打ち込み具を一定の間隔を置いて並列状態で仮結合させた連結打ち込み具が、コイル状に巻かれた状態で装填されている。図では、連結打ち込み具の図示は省略されている。マガジン40の前部には、送り機構41が設けられている。装填された連結打ち込み具の端部は、送り機構41に係合されている。工具本体10の打ち込み動作に連動して送り機構41が送り方向に往復動することにより、連結打ち込み具が後述する打ち込み通路51へとピッチ送りされる。このピッチ送りにより、打ち込み具がマガジン40から打ち込み通路51へと1本ずつ供給される。
図1に示すように打ち込みノーズ部50は、打ち込み通路51と、射出口52と、被打ち込み材Wと当接するコンタクトアーム53と、を備えている。工具本体10の打ち込み動作によって、ドライバ18が打ち込み通路51内を下動する。また、工具本体10の打ち込み動作に連動して、打ち込み通路51内には打ち込み具が1本ずつ供給されている。下動するドライバ18によって、打ち込み通路51内に供給された1本の打ち込み具が射出口52から下方へと打ち出される。コンタクトアーム53は、打ち込み通路51に沿ってスライドするように設けられており、被打ち込み材Wと当接することにより上向きにスライドする。コンタクトアーム53が上動した状態のとき、トリガ34の引き操作がオン操作として有効となる。
次に、打ち込み工具1の打ち込み動作1サイクルにおける上記の各構成部品や圧縮エアの動きを図1〜図5に基づいて説明する。初期状態では、打ち込み具1の各構成部品の配置は、図1および図4のようになっている。初期状態では、蓄圧室32からヘッドバルブ上室20Uと変圧室20Dの両方に圧縮エアが供給されている。ヘッドバルブ20に対する受圧面積は、変圧室20Dの方がヘッドバルブ上室20Uよりも大きくなっている。また、圧縮ばね22によって、ヘッドバルブ20は上向きに付勢されている。すなわち、初期状態のヘッドバルブ20は、変圧室20Dの圧縮エアと圧縮ばね22とによって上向きに付勢される結果閉じ位置(上動端位置)に保持される。ヘッドバルブ20が閉じ位置に保持されることにより、ピストン上室15Uがヘッドバルブ上室20Uひいては蓄圧室32に対して閉じられた初期状態に保持される。
コンタクトアーム53を被打ち込み材Wに当接させて上動させ、トリガ34を引き操作(オン操作)すると、変圧室20Dの圧縮エアが、通気路11bからハウジング排気通路11cと排気孔11eを経て大気へと排気される。これにより、変圧室20D内の気圧は大気圧となる。ヘッドバルブ上室20Uの圧縮エアによる下向きの付勢力が、圧縮ばね22による上向きの付勢力よりも大きくなるため、ヘッドバルブ20が下動し始める。ヘッドバルブ20が下動すると、ピストン上室15Uがヘッドバルブ上室20Uひいては蓄圧室32に対して開かれ、また、シールリング27がシール部材28と係合して、ピストン上室15Uが排気通路20Mに対して閉ざされる。ピストン上室15Uがヘッドバルブ上室20Uに対して開かれると、ヘッドバルブ上室20Uに流入していた圧縮エアが、ピストン上室15Uへと一気に流れ込む。ピストン上室15Uに流れ込んだ圧縮エアによって、ピストン15は下動し始める。ピストン15の下動によって、ドライバ18は、打ち込み通路51内を下動する。下動するドライバ18は、打ち込み通路51に供給された1本の打ち込み具を射出口52から被打ち込み材Wへと打ち込む。図3に示すようにピストン15が下動端ダンパ17に当接して停止する。
ピストン15が停止する直前において弁孔14bよりも下方にまで下動すると、ピストン上室15Uの圧縮エアは弁孔14bを経て逆止弁24を押し拡げながらリターンエア室23へと流れ込む。このとき、ヘッドバルブ20が下動しており、ピストン上室15Uがヘッドバルブ上室20Uに対して開かれているため、圧縮エアは、ヘッドバルブ上室20Uを経てピストン上室15Uへと流入し続けている。このため、ピストン上室15Uの圧縮エアは、その一部がピストン15を下動端ダンパ17に当接するまで下動させ、他の一部がリターンエア室23へと流れ込む。
ピストン15が下動する一方で、ヘッドバルブ20もスプリングガイド21に向かって下動する。ヘッドバルブ20に設けられたシールリング25、26に塗布されたグリスは、ヘッドバルブ20が繰り返し上下動することにより次第に減少していく。減少した分のグリスは、ヘッドバルブ20の上下動によって、第3グリス溜まり20aから外周側のシールリング25に供給され、第3凹部20cから内周側のシールリング26に供給される。図5に示すように、ヘッドバルブ20が下動端に至ってスプリングガイド21と当接すると、ヘッドバルブ20に設けられた第3グリス溜まり20aは、第1凹部11aを経て第1グリス溜まり21aと隣り合った状態となる。これにより、グリスの粘性によって、第1グリス溜まり21aから第1凹部11aを経て第3グリス溜まり20aへとグリスが補充される。また、ヘッドバルブ20が下動端に至ってスプリングガイド21と当接すると、ヘッドバルブ20に設けられた第3凹部20cは、第2凹部14aを経て第2グリス溜まり21bと隣り合った状態となる。これにより、グリスの粘性によって、第2グリス溜まり21bから第2凹部14aを経て第3凹部20cへとグリスが補充される。
図3〜図5に示すようにピストン15が下動端に至って1本の打ち込み具の打ち込み動作がなされた後、トリガ34の引き操作(オン操作)を解除してトリガバルブ33のバルブステム33aをオフ位置に戻すと、通気路11bはトリガバルブ33によって大気から遮断される。このため、蓄圧室32から通気路11bを経て変圧室20Dに圧縮エアが供給されるようになる。大気圧となっていた変圧室20Dに圧縮エアが流入することにより、第1グリス溜まり21aおよび第2グリス溜まり21bに溜まっているグリスは、負圧によって第1凹部11aおよび第2凹部14a内に流動する。変圧室20D内のエア圧力と圧縮ばね22の付勢力とによってヘッドバルブ20は上動し始める。
ヘッドバルブ20が上動すると、掻き出し爪20bによって第1凹部11aのグリスの一部が第3グリス溜まり20a内へと掻き出される。さらにヘッドバルブ20が上動すると、第3グリス溜まり20aおよび第3凹部20cに溜まったグリスが、ヘッドバルブ20の上動にあわせてシールリング25、26側へ流動して塗布される。ヘッドバルブ20がさらに上動して図1に示すように初期位置(上動端)に至ると、ピストン上室15Uがヘッドバルブ上室20Uひいては蓄圧室32に対して閉じた状態となり、ピストン上室15Uへの圧縮エアの供給が遮断される。
図1に示すようにピストン上室15Uがヘッドバルブ上室20Uに対して閉じた状態に戻ると、シールリング27がシール部材28から外れて、ピストン上室15Uは排気通路20Mに対して開放した状態となる。これにより、ピストン上室15Uの圧縮エアが大気へと排気され、ピストン上室15U内の気圧が大気圧になる。一方で、リターンエア室23に流入していた圧縮エアが、リターン孔14cを経てピストン下室15Dへと流れ込む。このため、ピストン下室15D内の圧力がピストン上室15U内の圧力よりも大きくなるので、ピストン15が上動端へと押し上げられ、初期状態へと戻る。リターンエア室23を経てピストン下室15D内に流入した残余の圧縮エアについては、シリンダ14の上部に設けられ、図3に示されているシリンダ排気通路14eによって排気通路20Mに排気される。これにより、ピストン下室15D内の気圧も大気圧に戻る。以上で、トリガ34の引き操作(オン操作)から始める打ち込み動作の1サイクルが完了する。
以上説明した本実施形態の打ち込み工具1によれば、ヘッドバルブ20が下動してスプリングガイド21と当接したときに、スプリングガイド21の上端面21dの外周側に設けられた第1グリス溜まり21aに溜まっているグリスを、ヘッドバルブ20の下部外周側に設けられた第3グリス溜まり20aへと供給することができる。このようにして第3グリス溜まり20aに供給されたグリスは、ヘッドバルブ20の上下動によって当該ヘッドバルブ20の外周面20dへと拡げられてシールリング25に供給される。外周面20dに設けられたシールリング25にグリスが供給されることにより、シールリング25の摩耗を防止することができ、これにより変圧室20Dの排気通路20Mに対する気密性が維持されて、打ち込み工具1の耐久性を高めることができる。
また、本実施形態の打ち込み工具1によれば、ヘッドバルブ20が下動してスプリングガイド21と当接したときに、スプリングガイド21の上端面21dの内周側に設けられた第2グリス溜まり21bに溜まっているグリスを、ヘッドバルブ20の下端面20fの内周側に設けられた第3凹部20cへと供給することができる。このようにして第3凹部20cに供給されたグリスは、ヘッドバルブ20の上下動によって該ヘッドバルブ20の内周面20eへと拡げられてシールリング26に供給される。内周面20eに設けられたシールリング26にグリスが供給されることにより、シールリング26の摩耗を防止することができ、これによっても変圧室20Dの排気通路20Mに対する気密性が維持されて、打ち込み工具1の耐久性を高めることができる。
また、本実施形態の打ち込み工具1によれば、ヘッドバルブ20の外周面20d側のシールリング25へのグリス供給を第1グリス溜まり21aが受け持ち、ヘッドバルブ20の内周面20e側のシールリング26へのグリス供給を第2グリス溜まり21bが受け持つことで、第1グリス溜まり21aと第2グリス溜まり21bの径方向長さ(溝深さ)を大きく採らずとも、シールリング25、26のそれぞれにグリスを供給することができる。これにより、スプリングガイド21の径方向の肉厚が薄くならないようにして、スプリングガイド21の強度を維持させることができる。
また、本実施形態の打ち込み工具1によれば、ばね保持部21cと、第1グリス溜まり21aもしくは第2グリス溜まり21bとが、スプリングガイド21の周方向に沿って交互に並ぶように設けられている。これにより、スプリングガイド21の径方向あるいは周方向について薄い部位(薄肉部)ができるのを避けられるため、スプリングガイド21の強度を維持させることができる。特に、グリス給油の必要性がより高い外周側について第1グリス溜まり21aの溝長さを長く設け、外周側ほどグリス給油の必要性が高くない内周側の第2グリス溜まり21bについては溝長さをより短く設けることにより、当該スプリングガイド21の肉厚を確保してその強度が確保されるようになっている。
また、本実施形態の打ち込み工具1によれば、第1グリス溜まり21aからヘッドバルブ20の外周面20dのシールリング25へのグリス供給において、第3グリス溜まり20aを一時的に介することにより、グリス供給のムラを減らすことができ、供給効率を良くすることができる。また、本実施形態の打ち込み工具1によれば、第2グリス溜まり21bからヘッドバルブ20の内周面20eのシールリング26へのグリス供給において、第3凹部20cを一時的に介することにより、グリス供給のムラを減らすことができ、供給効率を良くすることができる。
また、本実施形態の打ち込み工具1によれば、ヘッドバルブ20が下動端にあるとき、第1グリス溜まり21aと第3グリス溜まり20aに跨るようにして、第1凹部11aがハウジング11の内周面11dに設けられている。これにより、第1グリス溜まり21aから第3グリス溜まり20aへのグリスの供給が、第1凹部11aを介することでより供給されやすくなる。さらに、本実施形態の打ち込み工具1によれば、第3グリス溜まり20aの下側に設けられた掻き出し爪20bによって、第1凹部11aに溜まっているグリスを効率よく第3グリス溜まり20aへと引き込むことができる。
また、本実施形態の打ち込み工具1によれば、ヘッドバルブ20が下動端にあるとき、第2グリス溜まり21bと第3凹部20cに跨るようにして、第2凹部14aがシリンダ14の外周面14dに設けられている。これにより、第2グリス溜まり21bから第3凹部20cへのグリスの供給が、第2凹部14aを介することでより供給されやすくなる。
また、本実施形態の打ち込み工具1によれば、通気路11bは、各グリス溜まりや各凹部に対して開口されており、通気路11bの形状は、ハウジング11の外周側から内周側に向けて、下方から上方に延びた形状になっている。トリガ34の引き操作(オン操作)を解除して蓄圧室32の圧縮エアを通気路11bを経て変圧室20Dに供給するとき、圧縮エアは通気路11bに沿って変圧室20Dへと流入する。このようにして、大気圧となっていた変圧室20Dに圧縮エアが流入することにより、各グリス溜まりや各凹部に溜まっているグリスを、圧縮エア流入により発生する負圧によって通気路11bに沿った方向、すなわち変圧室20Dの上方のヘッドバルブ20側へと寄せることができる。
また、本実施形態の打ち込み工具1によれば、第1グリス溜まり21aをアリ溝形に設けることにより、隣接するばね保持部21cとの間におけるスプリングガイド21の必要な肉厚が確保されるようになっている。また、本実施形態の打ち込み工具1によれば、第1グリス溜まり21aをアリ溝形に設けることにより、ヘッドバルブ20とスプリングガイド21との当接や初期位置復帰用のエアの負圧によって、第1グリス溜まり21aから必要量以上のグリスが出ていくことを防ぐことができる。
以上説明した本実施形態の打ち込み工具1には種々変更を加えてもよい。ヘッドバルブ20がスプリングガイド21よりも上方に設けられた打ち込み工具1を例示したが、ヘッドバルブがスプリングガイドよりも下方にあり、初期位置が下動端である打ち込み工具についても、本実施形態の打ち込み工具1のようにグリスを溜めるためのグリス溜まりや凹部を設ける構成を適用することができる。グリス溜まりおよび凹部の大きさや形状、あるいは設ける個数について、本実施形態で例示したものに限らず適宜変更することができる。
また、打ち込み工具として釘打ち機を例示したが、圧縮エア駆動式のタッカに例示したグリス給油構造を適用することができる。
W…被打ち込み材
1…打ち込み工具
10…工具本体
11…ハウジング
11a…第1凹部、11b…通気路、11c…ハウジング排気通路、11d…内周面
11e…排気孔
12…トップキャップ
13…フロントキャップ
14…シリンダ
14a…第2凹部、14b…弁孔、14c…リターン孔、14d…外周面
14e…シリンダ排気通路
15…ピストン、15U…ピストン上室、15D…ピストン下室
16…上動端ダンパ
17…下動端ダンパ
18…ドライバ
20…ヘッドバルブ
20a…第3グリス溜まり、20b…掻き出し爪、20c…第3凹部
20d…外周面、20e…内周面、20f…下端面
20U…ヘッドバルブ上室、20D…変圧室、20M…排気通路
21…スプリングガイド
21a…第1グリス溜まり、21b…第2グリス溜まり、21c…ばね保持部
21d…上端面
22…圧縮ばね
23…リターンエア室
24…逆止弁
25、26、27…シールリング
28…シール部材
30…グリップ部
31…エアプラグ
32…蓄圧室
33…トリガバルブ、33a…バルブステム
34…トリガ
40…マガジン
41…送り機構
50…打ち込みノーズ部
51…打ち込み通路
52…射出口
53…コンタクトアーム

Claims (8)

  1. ハウジングと、該ハウジングに収容されたシリンダと、該シリンダの外周側かつ前記ハウジングの内周側において前記シリンダの延びる方向に往復動可能に設けられたヘッドバルブと、前記シリンダの外周側かつ前記ハウジングの内周側において前記ヘッドバルブとの間に弾性部材を介して前記ヘッドバルブの端部と当接するように設けられたスプリングガイドと、を備えた打ち込み工具であって、
    前記ヘッドバルブは、前記ハウジングとの間および前記シリンダとの間に、エア漏れを防止するシール部材をそれぞれ備えており、
    前記スプリングガイドは、前記ヘッドバルブとの当接部にグリス溜まりを備えた打ち込み工具。
  2. 請求項1記載の打ち込み工具であって、
    前記スプリングガイドは、前記グリス溜まりとして、その外周側に第1グリス溜まりを備え、かつその内周側に第2グリス溜まりを備えた打ち込み工具。
  3. 請求項1又は2記載の打ち込み工具であって、
    前記スプリングガイドは、前記弾性部材を保持するばね保持部を備えており、
    前記ヘッドバルブは、該ヘッドバルブと前記ばね保持部との間に介された前記弾性部材によって前記スプリングガイドから離れる方向に付勢されており、
    前記グリス溜まりと前記ばね保持部とは、前記スプリングガイドの周方向に交互に並んだ打ち込み工具。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載した打ち込み工具であって、
    前記ヘッドバルブは、その外周側であって前記スプリングガイドと当接する端部に、前記グリス溜まりとは別の第3グリス溜まりを備えた打ち込み工具。
  5. 請求項4記載の打ち込み工具であって、
    前記ハウジングは、その内周面に第1凹部を備えており、
    前記第1凹部は、前記ヘッドバルブが前記スプリングガイドと当接する状態において、前記第1グリス溜まりと前記第3グリス溜まりに跨る範囲に設けられており、
    前記ヘッドバルブは、その外周側であって前記第3グリス溜まりよりも前記スプリングガイド側に、前記ヘッドバルブの径方向外向きに凸になっている掻き出し爪を備えた打ち込み工具。
  6. 請求項2〜5の何れか1項に記載した打ち込み工具であって、
    前記シリンダは、その外周面に前記第2グリス溜まりに隣接する第2凹部を備えており、
    前記第2凹部は、前記スプリングガイドの前記ヘッドバルブとの当接端面よりも前記ヘッドバルブ側に延在した打ち込み工具。
  7. 請求項6記載の打ち込み工具であって、
    前記ヘッドバルブは、該ヘッドバルブが前記スプリングガイドと当接する状態において、前記第2凹部に隣接する第3凹部を備えた打ち込み工具。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載した打ち込み工具であって、
    前記ヘッドバルブの初期位置復帰用のエアを供給するための変圧室が、前記グリス溜まりに対して開口した打ち込み工具。
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