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JP2019017128A - 逆接続保護装置の状態検出回路 - Google Patents

逆接続保護装置の状態検出回路 Download PDF

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JP2019017128A
JP2019017128A JP2017130511A JP2017130511A JP2019017128A JP 2019017128 A JP2019017128 A JP 2019017128A JP 2017130511 A JP2017130511 A JP 2017130511A JP 2017130511 A JP2017130511 A JP 2017130511A JP 2019017128 A JP2019017128 A JP 2019017128A
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宏光 藤井
Mitsuhiro Fujii
宏光 藤井
一憲 ▲高▼木
一憲 ▲高▼木
Kazunori Takagi
孝紀 尾嶋
Koki Ojima
孝紀 尾嶋
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】外部電源が正負逆に接続された場合に、外部電源に接続される装置を保護する保護回路の故障を、より簡潔な構成で精度よく検出する。【解決手段】外部電源20が正負逆に接続された場合に電気回路装置10への電力供給を遮断する逆接続保護装置は、ドレイン−ソース間が正極電源端子11と回路部8とを結ぶ経路となり、正極電源端子11の側から回路部8へ向かう方向が寄生ダイオード52の順方向となる状態で配置された電界効果トランジスタ5を有し、逆接続保護装置の動作状態を検出する逆接続保護装置の状態検出回路1は、電界効果トランジスタ5のドレイン−ソース間電圧に基づいて電界効果トランジスタ5の動作状態を判定する判定回路1を備え、判定回路1は、正極電源端子11の側に接続されたバイポーラトランジスタ2と、負極電源端子12の側に接続された電流電圧変換回路3との直列回路を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、外部電源の極性が正負逆に接続された場合に外部電源から電気回路装置への電力供給を遮断する逆接続保護装置の動作状態を検出する技術に関する。
電子制御装置等にバッテリなどの外部電源の極性が正負逆に接続された場合のフェールセーフ技術が種々実現されている。例えば、特開2017−42015号公報(特許文献1)には、負荷とグラウンドとの間に逆接続防止素子としてFET(Field Effect Transistor)を備えることが記載されている。このFETは、バッテリが正負逆に接続された場合には、負荷への電力供給を遮断し、正負正しく接続された場合には、負荷へ電力を供給する。FETが、正常に機能している場合には、バッテリの接続方向が正しくない場合でも、負荷に逆電圧が印加されることを抑制し、負荷を保護することができる。
一般的にFETは、ドレイン−ソース間に寄生ダイオードを有しており、FETは、バッテリが正しく接続された場合に電流の流れる方向がこの寄生ダイオードの順方向となるように配置されている。初期状態でFETはオフ状態に制御されており、バッテリが正負逆に接続された場合には、寄生ダイオードによって電流が遮断される。バッテリが正負正しく接続された場合には、寄生ダイオードの順方向電圧降下を伴って順方向に電流が流れる。その後、FETがオン状態に制御されると、電流は、よりインピーダンスの小さいドレイン−ソース間を流れ、寄生ダイオードによる順方向電圧降下もなくなる。
しかし、FETが故障している場合には、負荷を充分に保護することができない。例えば、FETがショート故障(オフ状態とならない故障)をしている場合には、バッテリが正負逆に接続されていても電流を充分に遮断することができない可能性がある。また、FETがオープン故障(オン状態とならない故障)している場合には、バッテリが正負正しく接続されており、FETがオン状態となるように制御してもドレイン−ソース間に電流が流れず、寄生ダイオードによる電圧降下が残ることになる。このため、特許文献1では、このFETが故障しているか否かを診断する機能が設けられている。
特許文献1では、寄生ダイオードによる順方向電圧降下を監視し、そのモニタ電圧の違いによって、故障を診断している。具体的には、モニタ電圧をマイクロコンピュータ等に内蔵されたA/Dコンバータによりデジタル値に変換し、マイクロコンピュータ等により構成された故障診断部において基準値と比較することによって故障を診断している(特許文献1の図3、図4等)。しかし、この場合の電圧の差はA/Dコンバータのダイナミックレンジ等と比べると大きいものではなく、ノイズや温度などの動作環境によって誤診断を招いたり、精度が低下したりする可能性がある。また、A/Dコンバータを用い、変換後の値に基づいて診断の演算を行うため、マイクロコンピュータの規模や演算負荷を増大させる可能性もある。
特開2017−42015号公報
上記背景に鑑みて、外部電源が正負逆に接続された場合に、外部電源に接続される装置を保護する保護回路の故障を、より簡潔な構成で精度よく検出することができる技術が望まれる。
上記に鑑みた、電気回路装置に電力を供給する外部電源が正負逆に接続された場合に前記電気回路装置への電力供給を遮断する逆接続保護装置の動作状態を検出する逆接続保護装置の状態検出回路は、1つの態様として、前記電気回路装置が、共に前記外部電源に接続される正極電源端子及び負極電源端子と、回路部とを有し、前記逆接続保護装置は、ドレイン−ソース間が前記正極電源端子と前記回路部とを結ぶ経路となり、前記正極電源端子の側から前記回路部へ向かう方向がドレイン−ソース間に並列に接続された寄生ダイオードの順方向となる状態で配置された電界効果トランジスタを有し、前記正極電源端子の側に接続されたバイポーラトランジスタと、前記負極電源端子の側に接続された電流電圧変換回路との直列回路を含み、前記電界効果トランジスタのドレイン−ソース間電圧に基づいて前記電界効果トランジスタの動作状態を判定する判定回路を備える。
この構成によれば、バイポーラトランジスタと電流電圧変換回路を有する判定回路が、逆接続保護装置の電界効果トランジスタのドレイン−ソース間電圧に基づいて電界効果トランジスタの動作状態を判定する。つまり、ドレイン−ソース間電圧が、寄生ダイオードによる電圧降下を生じている場合と、生じていない場合とを、判定回路によって判定することができる。つまり、A/Dコンバータや、マイクロコンピュータによる演算を要せず、判定回路によって、電界効果トランジスタの動作状態を簡潔に精度よく判定することができる。このように、本構成によれば、外部電源が正負逆に接続された場合に、外部電源に接続される装置を保護する保護回路の故障を、より簡潔な構成で精度よく検出することができる。
ここで、前記電界効果トランジスタは、前記判定回路による判定結果を受け取る制御装置によってスイッチング制御され、前記判定回路は、前記電気回路装置に前記外部電源が接続され、前記電界効果トランジスタがオフ状態において、前記電界効果トランジスタが正常である場合には予め規定された有効電圧以上の電圧で前記判定結果を出力し、前記電界効果トランジスタが正常ではない場合には前記有効電圧未満の電圧で前記判定結果を出力し、前記電気回路装置に前記外部電源が接続され、前記電界効果トランジスタがオン状態において、前記電界効果トランジスタが正常である場合には前記有効電圧未満の電圧で前記判定結果を出力し、前記電界効果トランジスタが正常ではない場合には前記有効電圧以上の電圧で前記判定結果を出力すると好適である。
上述したように、外部電源が正しい極性で接続されている場合、逆接続保護装置の電界効果トランジスタのドレイン−ソース間電圧は、電界効果トランジスタの被制御状態(オン/オフの状態)によって異なる。また、電界効果トランジスタの故障には、例えば、ショート故障(オフ状態とならない故障)と、オープン故障(オン状態とならない故障)とがあるが、これらは、電界効果トランジスタの被制御状態によって検出できない場合がある。例えば、電界効果トランジスタがオン状態に制御されている場合には、故障していてもしていなくてもドレイン−ソース間電圧はほぼゼロのため、ショート故障を検出することは困難である。同様に、電界効果トランジスタがオフ状態に制御されている場合には、故障していてもしていなくてもドレイン−ソース間電圧は寄生ダイオードによる電圧降下分の電圧となるため、オープン故障を検出することは困難である。従って、電界効果トランジスタが故障しているか否かの診断は、電界効果トランジスタの被制御状態も加味して行われると好適である。
ここで、前記電界効果トランジスタと前記バイポーラトランジスタとは、素子の動作温度が予め規定された温度範囲以内となるように実装されていることが好ましい。
半導体素子の電気的特性は、動作温度によって変動することが知られている。つまり、寄生ダイオードによる電圧降下は電界効果トランジスタの動作温度の影響を受け、バイポーラトランジスタのベース−エミッタ間電圧はバイポーラトランジスタの動作温度の影響を受ける。電界効果トランジスタの動作温度と、バイポーラトランジスタの動作温度とが大きく異なっていると、判定回路による判定結果に影響を与え、判定精度を低下させる可能性がある。従って、電界効果トランジスタとバイポーラトランジスタとは、素子の動作温度が近い温度となるように実装されていると好ましい。例えば、電界効果トランジスタとバイポーラトランジスタとを近傍に実装することや、熱伝導率の高い材質の基板(例えば銅など)に両者を実装することなどによって、両者の動作温度が近くなるようにすることが好ましい。
さらに、前記電界効果トランジスタと前記バイポーラトランジスタとが、同一のパッケージに収容された集積回路であると好適である。
上述したように、電界効果トランジスタの動作温度と、バイポーラトランジスタの動作温度との差は、小さい方が好ましい。電界効果トランジスタとバイポーラトランジスタとを同一のパッケージ内に集積することによって、電界効果トランジスタの動作温度と、バイポーラトランジスタの動作温度とをほぼ同等とすることができる。
逆接続保護装置の状態検出回路さらなる特徴と利点は、図面を参照して説明する実施形態についての以下の記載から明確となる。
逆接続保護回路及び状態検出回路を含むシステムの模式的回路ブロック図 逆接続保護回路の状態を診断する条件の一例を示すフローチャート 順方向電圧及びベース−エミッタ間電圧の温度特性の一例を示す図
以下、逆接続保護装置の状態検出回路の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、例えば車両などのECU(Electronic Control Unit)10に備えられた逆接続保護回路(5,7)、及びその状態検出回路(1)を含むシステム構成を模式的に示している。状態検出回路(1)は、電気回路装置に電力を供給する外部電源が正負逆に接続された場合に電気回路装置への電力供給を遮断する逆接続保護装置の動作状態を検出する回路である。本実施形態において、電気回路装置には、ECU10が対応し、電気回路装置に含まれる回路部には、負荷回路8(ELE)が対応する。
また、外部電源には、バッテリ20が対応し、逆接続保護回路には、FET(電界効果トランジスタ:Field Effect Transistor)5が対応する。逆接続保護回路には、FET5に加えて、FET5のスイッチング制御を行う電源管理装置7(PCTRL)が含まれていてもよい。状態検出回路には、バイポーラトランジスタ2と電流電圧変換回路3とを含む判定回路1が対応する。電源管理装置7は、判定回路1の判定結果に基づいてFET5が故障しているか否かを診断することができるため、逆接続保護回路と同様に、状態検出回路には、判定回路1に加えて電源管理装置7が含まれていてもよい。尚、ここでは機能上、電源管理装置7と負荷回路8とを分けて記載しているが、これらは、一部又は全てが同一の回路(例えばマイクロコンピュータ)によって構成されていてもよい。負荷回路8は、例えば、車載の種々のモータやソレノイド等のアクチュエータを駆動する駆動制御回路を適用することができる。尚、コンデンサC1,C2、コイルL1などを用いた平滑回路やフィルタ回路も負荷回路8と共に回路部に含めることができる(負荷回路80)。
ECU10は、好ましくは1つのユニットとして構成されている。図1に示すように、ECU10は、共にバッテリ20に接続される正極電源端子11及び負極電源端子12と、負荷回路8とを有している。ECU10には、逆接続保護装置としてFET5が備えられている。本実施形態では、FET5はpチャネル型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor FET)であるが、nチャネル型を用いる形態を妨げるものではない。FET5は、素子本体部51と、素子本体部51に並列に接続された寄生ダイオード52とを有している。FET5は、ドレイン−ソース間が正極電源端子11と負荷回路8とを結ぶ経路となり、正極電源端子11の側から負荷回路8へ向かう方向がドレイン−ソース間に並列に接続された寄生ダイオード52の順方向となる状態で配置されている。
ゲート抵抗R2は、ゲート駆動信号VGによりFET5をオン/オフ制御する場合に、ソース−ゲート間電圧を適切に設定するための抵抗器である。ゲート駆動信号VGは、非有効状態では、バッテリ20の正極側の電位に相当する電位や、ハイインピーダンスであり、有効状態では、例えばバッテリ20の負極側の電位に相当する電位や、バッテリ20の正極側の電位よりも、FET5をオンすることが可能な所定の電位以上低い電位である。ゲート駆動信号VGが非有効状態であり、pチャネル型のFET5がオフ状態に制御される場合には、ゲート抵抗R2は、ゲート(G)の電圧をソース(S)の電圧に吊り上げ、ゲート駆動信号VGが有効状態であり、FET5がオン状態に制御される場合には、ソース−ゲート間に駆動のための適切な電圧を生じさせる。
正極電源端子11及び負極電源端子12に正しい極性でバッテリ20が接続されると、寄生ダイオード52を介してバッテリ20から負荷回路8に電流が流れる。図示は省略しているが、電源管理装置7にもレギュレータ回路などを介してバッテリ20から電力が供給される。バッテリ20が接続される前には、電源管理装置7に電力が供給されておらず、FET5をオン状態に制御することができないため、バッテリ20がECU10に接続された時点では、FET5はオフ状態である。従って、正極電源端子11及び負極電源端子12に正しい極性でバッテリ20が接続された場合でも、電流は素子本体部51を流れず、寄生ダイオード52を通って負荷回路8に供給される。
バッテリ20が正しい極性でECU10に接続されると、マイクロコンピュータを中核として構成された電源管理装置7にも電力が供給される。電源管理装置7が、FET5がオン状態となるように有効状態のゲート駆動信号VGを出力すると、FET5がオン状態となる。FET5がオン状態となると、寄生ダイオード52よりもインピーダンスの低い素子本体部51を通って、バッテリ20から負荷回路8に電流が流れる。
一方、正極電源端子11及び負極電源端子12に逆極性でバッテリ20が接続された場合には、寄生ダイオード52には逆方向電圧が印加されることになり、寄生ダイオード52には電流は流れない。また、上述したようにFET5の素子本体部51はオフ状態であるから、素子本体部51にも電流は流れない。即ち、バッテリ20から負荷回路8への電流は遮断される。これにより、負荷回路8を保護することができる。
このように、逆接続保護回路としてFET5を備えることによって、バッテリ20を取り付ける際に、極性を誤ってもECU10への影響を抑制することができる。つまり、FET5によってバッテリ20の取り付け時におけるフェールセーフが実現できる。しかし、このFET5が故障しているような場合には、フェールセーフが充分に機能しない可能性がある。例えば、FET5がショート故障(オフ状態とならない故障)の場合には、常に導通状態となるため、バッテリ20が逆接続されていてもFET5によって電流を充分に遮断することができない。また、FETがオープン故障(オン状態とならない故障)の場合には、バッテリ20が正しく接続された状態でFET5がオン状態に制御されても、FET5のドレイン−ソース間に電流が流れず、電流は寄生ダイオード52を介して流れることになる。寄生ダイオード52に順電流が流れると0.6〜0.7ボルトの順方向電圧(Vf)に相当する電圧降下が生じてしまうため、損失が増加したり、負荷回路8の動作が不安定となったりする可能性がある。
このため、本実施形態では、ECU10は、さらに、FET5のドレイン−ソース間電圧に基づいてFET5の動作状態を判定する判定回路1を備えている。判定回路1は、正極電源端子11の側に接続されたバイポーラトランジスタ2と、負極電源端子12の側に接続された電流電圧変換回路3との直列回路を含んで構成されている。本実施形態では、バイポーラトランジスタ2は、PNP型のバイポーラトランジスタである。
バッテリ20が正しく接続され、FET5の素子本体部51がオフ状態であると、FET5のドレイン−ソース間電圧は、寄生ダイオード52の順方向電圧(Vf)となる。バイポーラトランジスタ2のエミッタ端子(E)は、FET5のソース端子(S)の側(バッテリ20の側及び寄生ダイオード52のアノード端子(A)の側)に接続されており、バイポーラトランジスタ2のベース端子(B)には、電流制限抵抗R1を介してFET5のドレイン端子(D)の側(寄生ダイオード52のカソード端子(K)の側)に接続されている。つまり、バイポーラトランジスタ2のベース−エミッタ間電圧(Vbe)がこの順方向電圧(Vf)となり、順方向電圧(Vf)に応じた電流がバイポーラトランジスタ2のエミッタからコレクタへ向かって流れる。
バイポーラトランジスタ2のエミッタとグラウンド(負極電源端子12の側)との間には、バイポーラトランジスタ2に流れる電流を電圧値に変換する電流電圧変換回路3が設けられている。ここでは、電流電圧変換回路3が第1抵抗器31及び第2抵抗器32による分圧回路である形態を例示している。しかし、電流電圧変換回路3は、第1抵抗器31のみを有して構成されていてもよいし、ツェナーダイオードを用いて構成されていてもよい。
電圧変換された信号は、判定回路1による判定結果を示す出力信号OUTとして電源管理装置7に出力される。上述したように、電源管理装置7はマイクロコンピュータを中核として構成されており、出力信号OUTは例えばマイクロコンピュータのポート端子に接続される。ポート端子は、入力される信号の信号レベル(電圧レベル)に応じて当該信号が“Hi”又は“Lo”の何れの状態(論理レベル)であるかを選別して取得する。つまり、ポート端子は、出力信号OUTの電圧レベルが予め規定された入力しきい値電圧(有効電圧)以上の場合には、出力信号OUTの倫理レベルが“Hi”であるとして出力信号OUTを受け取り、入力しきい値電圧未満の場合には、出力信号OUTの論理レベルが“Lo”であるとして出力信号OUTを受け取る。
電流電圧変換回路3における第1抵抗器31及び第2抵抗器32の値は、順方向電圧(Vf)に応じてバイポーラトランジスタ2に流れる電流が電圧に変換された値が、上述した入力しきい値電圧(有効電圧)を超えるように設定されている。この条件は、電流電圧変換回路3が1つの抵抗器(第1抵抗器31)のみで構成される場合や、ツェナーダイオードを用いて構成される場合においても同様である。つまり、電源管理装置7は、例えば順方向電圧(Vf)等をA/D変換する必要もなく、また、順方向電圧(Vf)と判定しきい値との比較演算等を行う必要もなく、判定回路1からの出力信号OUTを受け取るだけでFET5の状態を知ることができる。
バッテリ20が正しく接続され、FET5の素子本体部51がオン状態であると、FET5のオン抵抗は非常に小さいため、FET5のドレイン−ソース間電圧は、ほぼゼロとなる。従って、バイポーラトランジスタ2のベース−エミッタ間電圧(Vbe)の電圧もほぼゼロとなり、バイポーラトランジスタ2には電流は流れない。その結果、電流電圧変換回路3からの出力信号OUTもほぼゼロとなる。マイクロコンピュータのポート端子に入力される信号は、入力しきい値電圧未満となるため、ポート端子は、出力信号OUTの論理レベルが“Lo”であるとして出力信号OUTを受け取る。
図1に示すように、電源管理装置7は、FET5の制御も行っている。つまり、FET5は、判定回路1による判定結果を受け取る制御装置によってスイッチング制御されている。従って、電源管理装置7は、FET5のオン/オフ状態(電源管理装置7による制御状態)と、出力信号OUTの論理レベルとに基づいて、FET5の状態を検出することができる。以下、図2のフローチャートも参照して説明する。尚、電源管理装置7も動作電力が必要であるため、FET5の状態検出処理は、バッテリ20が正しい極性で接続されている場合に実行される。
上述したように、電源管理装置7は、FET5の制御も行っているので、FET5がオン状態又はオフ状態の何れの状態に制御されているかを判定する(#1)。本実施形態では、FET5がnチャネル型のFETであるため、電源管理装置7が出力しているゲート駆動信号VGの論理レベルにより判定される。ステップ#1では、ゲート駆動信号VGの論理レベルが“Lo”であるか否か、つまり、FET5がオフ状態であるか否かが判定される。
ゲート駆動信号VGの論理レベルが“Lo”である(FET5がオフ状態である)場合には、次に、ステップ#2において、出力信号OUTの論理レベルが判定される。上述したように、FET5がオフ状態の場合には、寄生ダイオード52の順方向電圧(Vf)により、出力信号OUTの論理レベルは“Hi”となる。従って、ステップ#2において出力信号OUTの論理レベルが“Hi”であると判定されると、FET5が正常(NORMAL)であると検出される(#4)。
一方、FET5がショート故障しているような場合には、FET5がオフ状態となるように制御していても、FET5に電流が流れるため、ドレイン−ソース間電圧はほぼゼロとなって出力信号OUTの論理レベルは“Lo”となる。従って、ステップ#2において出力信号OUTの論理レベルが“Lo”であると判定されると、FET5が故障(FAIL)であると検出される(#5)。
ゲート駆動信号VGの論理レベルが“Hi”である(FET5がオン状態である)場合には、ステップ#3において出力信号OUTの論理レベルが判定される。上述したように、FET5がオン状態の場合には、ドレイン−ソース間電圧はほぼゼロとなって出力信号OUTの論理レベルは“Lo”となる。従って、ステップ#3において出力信号OUTの論理レベルが“Lo”であると判定されると、FET5が正常(NORMAL)であると検出される(#4)。
一方、FET5がオープン故障しているような場合には、FET5がオン状態となるように制御していても、FET5がオン状態とならないため、寄生ダイオード52の順方向電圧(Vf)により、出力信号OUTの論理レベルは“Hi”となる。従って、ステップ#3において出力信号OUTの論理レベルが“Hi”であると判定されると、FET5が故障(FAIL)であると検出される(#5)。
このように、電源管理装置7は、FET5のオン/オフ状態(ゲート駆動信号VGの論理レベル)と、出力信号OUTの論理レベルとに基づいて、FET5の状態を検出することができる。判定回路1から見れば、判定回路1は、ECU10にバッテリ20が接続され、FET5がオフ状態において、FET5が正常である場合には予め規定された有効電圧(例えばポート端子の入力しきい値電圧)以上の電圧で判定結果(出力信号OUT)を出力し、FET5が正常ではない場合には有効電圧未満の電圧で判定結果(出力信号OUT)を出力する。また、判定回路1は、ECU10にバッテリ20が接続され、FET5がオン状態において、FET5が正常である場合には有効電圧未満の電圧で判定結果(出力信号OUT)を出力し、FET5が正常ではない場合には有効電圧以上の電圧で判定結果(出力信号OUT)を出力する。
ところで、半導体素子の電気的特性は、動作温度によって変動することが知られている。例えば、FET5の寄生ダイオード52による電圧降下(順方向電圧(Vf))は、FET5の動作温度の影響を受け、バイポーラトランジスタ2のベース−エミッタ間電圧(Vbe)はバイポーラトランジスタ2の動作温度の影響を受ける。図3は、寄生ダイオード52の順方向電圧(Vf)、及びバイポーラトランジスタ2のベース−エミッタ間電圧(Vbe)の温度特性の一例を模式的に示している。
図3に示すように、FET5の動作温度とバイポーラトランジスタ2の動作温度とが同じ場合には、寄生ダイオード52の順方向電圧(Vf)と、バイポーラトランジスタ2のベース−エミッタ間電圧(Vbe)との差はほぼ一定である。しかし、両者の動作温度が異なっていると、寄生ダイオード52の順方向電圧(Vf)と、バイポーラトランジスタ2のベース−エミッタ間電圧(Vbe)との差が、一義的に定まらなくなる。
例えば、相対的にFET5の動作温度が高い温度(T2)であり、バイポーラトランジスタ2の動作温度が低い温度(T1)の場合、寄生ダイオード52の順方向電圧(Vf)は低くなり、バイポーラトランジスタ2のベース−エミッタ間電圧(Vbe)は高くなる。その結果、寄生ダイオード52の順方向電圧(Vf)が、バイポーラトランジスタ2のベース−エミッタ間に印加されても、バイポーラトランジスタ2に流れる電流が小さくなる。その結果、電流電圧変換回路3からの出力信号OUTの電圧も低くなり、電源管理装置7が論理レベル“Lo”の出力信号OUTを受け取る可能性がある。ここでは、寄生ダイオード52に順方向電圧(Vf)が生じており、出力信号OUTは“Hi”となるべきであるので、誤検出及び誤診断を招く可能性がある。
このように、FET5の動作温度と、バイポーラトランジスタ2の動作温度とが大きく異なっていると、判定回路1による判定結果に影響を与え、判定精度を低下さる可能性がある。従って、FET5とバイポーラトランジスタ2とは、素子の動作温度が近い温度となるように実装されていると好ましい。例えば、FET5とバイポーラトランジスタ2とは、同一のパッケージに収容された集積回路6(図1参照)であると好適である。この際、集積回路6には、バイポーラトランジスタ2のベース端子(B)に接続される電流制限抵抗R1を含むと好適である。FET5とバイポーラトランジスタ2とを同一のパッケージ内に集積することによって、FET5の動作温度と、バイポーラトランジスタ2の動作温度とをほぼ同等とすることができる。また、逆接続保護装置(5)及びその状態検出回路(1)を小型化することができる。また、集積回路6として1つにまとまっているため、ECU10の構成(部品の配置や基板の材料)に拘わらず、動作温度を考慮した状態で、FET5及びバイポーラトランジスタ2の配置の自由度が向上する。
尚、電流電圧変換回路3は、出力信号OUTを受け取る回路(マイクロコンピュータなど)の電気的仕様に応じて調整可能であることが好ましい。このため、本実施形態では、電流電圧変換回路3を集積回路6の外部に設ける形態を例示している。しかし、電流電圧変換回路3も含めて集積回路を構成することを妨げるものではない。
尚、FET5とバイポーラトランジスタ2との動作温度が近くなるようにすることができればよいので、これらを1つの集積回路6として構成する形態には限定されない。例えば、FET5とバイポーラトランジスタ2とを近傍に実装することや、熱伝導率の高い材質の基板(例えば銅など)に両者を実装することなどによって、両者の動作温度が近くなるようにしてもよい。
1 :判定回路
2 :バイポーラトランジスタ
3 :電流電圧変換回路
5 :FET(電界効果トランジスタ)
6 :集積回路
7 :電源管理装置
8 :負荷回路(回路部)
10 :ECU(電気回路装置)
11 :正極電源端子
12 :負極電源端子
20 :バッテリ(外部電源)
52 :寄生ダイオード
80 :負荷回路(回路部)
OUT :出力信号

Claims (4)

  1. 電気回路装置に電力を供給する外部電源が正負逆に接続された場合に前記電気回路装置への電力供給を遮断する逆接続保護装置の動作状態を検出する逆接続保護装置の状態検出回路であって、
    前記電気回路装置は、共に前記外部電源に接続される正極電源端子及び負極電源端子と、回路部とを有し、
    前記逆接続保護装置は、ドレイン−ソース間が前記正極電源端子と前記回路部とを結ぶ経路となり、前記正極電源端子の側から前記回路部へ向かう方向がドレイン−ソース間に並列に接続された寄生ダイオードの順方向となる状態で配置された電界効果トランジスタを有し、
    前記正極電源端子の側に接続されたバイポーラトランジスタと、前記負極電源端子の側に接続された電流電圧変換回路との直列回路を含み、前記電界効果トランジスタのドレイン−ソース間電圧に基づいて前記電界効果トランジスタの動作状態を判定する判定回路を備える逆接続保護装置の状態検出回路。
  2. 前記電界効果トランジスタは、前記判定回路による判定結果を受け取る制御装置によってスイッチング制御され、
    前記判定回路は、
    前記電気回路装置に前記外部電源が接続され、前記電界効果トランジスタがオフ状態において、前記電界効果トランジスタが正常である場合には予め規定された有効電圧以上の電圧で前記判定結果を出力し、前記電界効果トランジスタが正常ではない場合には前記有効電圧未満の電圧で前記判定結果を出力し、
    前記電気回路装置に前記外部電源が接続され、前記電界効果トランジスタがオン状態において、前記電界効果トランジスタが正常である場合には前記有効電圧未満の電圧で前記判定結果を出力し、前記電界効果トランジスタが正常ではない場合には前記有効電圧以上の電圧で前記判定結果を出力する、請求項1に記載の逆接続保護装置の状態検出回路。
  3. 前記電界効果トランジスタと前記バイポーラトランジスタとは、素子の動作温度が予め規定された温度範囲以内となるように実装されている請求項1又は2に記載の逆接続保護装置の状態検出回路。
  4. 前記電界効果トランジスタと前記バイポーラトランジスタとは、同一のパッケージに収容された集積回路である請求項1から3の何れか一項に記載の逆接続保護装置の状態検出回路。
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