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JP2019009372A - ウエーハの研削方法 - Google Patents

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俊輝 宮井
Toshiteru Miyai
俊輝 宮井
卓 岡村
Taku Okamura
卓 岡村
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【課題】ウエーハからはみ出した部分の樹脂を容易に切断してウエーハを研削できるようにする。【解決手段】ウエーハWの表面Waを樹脂Jで被覆してバンプWfによる凹凸を樹脂Jで吸収する被覆工程と、ウエーハWに被覆された樹脂Jが完全には硬化しない露光量の紫外線UVを照射して、樹脂Jを半硬化状態にする半硬化工程と、ウエーハWの周縁Wcからはみ出て被覆された樹脂JをウエーハWの周縁Wcに沿って切断する切断工程と、切断工程の後、再び樹脂Jに紫外線UVを照射して樹脂Jを完全に硬化させる完全硬化工程と、完全硬化工程の後、ウエーハWの裏面Wbを研削する研削工程とを有する。樹脂Jを半硬化状態にして切断工程を実施するので、ウエーハWの周縁Wcからはみ出た樹脂Jを容易に切断できる。その後、樹脂Jを完全に硬化させてから、ウエーハWの研削を実施することで、ウエーハWを高品質に研削できる。【選択図】図3

Description

本発明は、ウエーハの表面を樹脂で被覆し研削を行うウエーハの研削方法に関する。
近年、半導体デバイスの小型化を実現するための技術として、デバイス表面にバンプと呼ばれる金属突起物を複数形成し、これらのバンプを配線基板に形成された電極に相対させて直接接合するデバイスの基板実装技術が実用化されている。そして、バンプが表面に形成されたウエーハの中には、ハイバンプと呼ばれる厚みのあるバンプが実装された結果、表面に大きな凹凸が形成されているものがある。
このような表面に大きな凹凸のあるウエーハの研削方法として、ウエーハの表面を紫外線により硬化する樹脂で被覆することにより、ウエーハの表面を凹凸のない状態にして研削を行う方法が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2013−175647号公報 特開2012−160515号公報
しかし、表面が樹脂で覆われているウエーハを研削する際、ウエーハの周縁から樹脂がはみ出ていると、例えば厚さが100μm以下になるまで薄く研削する場合には、研削中に砥石が樹脂を巻き込んでしまい、砥石が破損しやすくなる。そして、砥石が破損すると、研削面の粗さが大きくなるなど、研削品質が低下するという問題が生じる。
そのため、研削を実施する前に、ウエーハの周縁からはみ出た樹脂を切断し除去する必要があるが、樹脂が完全に硬化していると、樹脂を切断することが容易でないとう問題があった。
本発明は、このような問題にかんがみなされたもので、ウエーハの縁からはみ出た樹脂を容易に切断してウエーハを研削できるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、表面に凹凸を有するウエーハの研削方法であって、ウエーハの表面を樹脂で被覆して該凹凸を該樹脂で吸収する被覆工程と、該被覆工程の実施後、ウエーハに被覆された該樹脂が完全に硬化しない露光量の紫外線を照射して、該樹脂を半硬化状態にする半硬化工程と、該半硬化工程の実施後、ウエーハの周縁からはみ出て被覆された樹脂を切断手段でウエーハの周縁に沿って切断する切断工程と、該切断工程の実施後、再び該樹脂に紫外線を照射して該樹脂を完全に硬化させる完全硬化工程と、該完全硬化工程の実施後、該樹脂側を保持テーブルに保持し研削手段によってウエーハを研削する研削工程と、を有する。
本発明によれば、ウエーハの表面を樹脂で被覆した後、ウエーハに被覆された樹脂が完全には硬化しない露光量の紫外線を照射して樹脂を半硬化状態とし、その半硬化状態の樹脂を切断手段でウエーハの周縁に沿って切断するようにしたので、ウエーハの縁からはみ出た部分の樹脂を容易に切断することができる。その後、再び樹脂に紫外線を照射して樹脂を完全に硬化させてからウエーハの研削を実施することにより、樹脂の巻き込みによる砥石の破損などを生じることなく、ウエーハを高品質に研削することができる。
ウエーハの構造を示す断面図である。 (a)は、樹脂用テーブルに樹脂を供給して樹脂用テーブルで樹脂を保持している状態を示す断面図である。(b)は、ウエーハ用テーブルと樹脂用テーブルとを接近させて樹脂をウエーハの表面に被覆する樹脂被覆工程を示す断面図である。 ウエーハに被覆された樹脂が完全には硬化しない露光量の紫外線を照射して、樹脂を半硬化状態にする半硬化工程を示す断面図である。 ウエーハの周縁からはみ出て被覆された樹脂を切断手段でウエーハの周縁に沿って切断する切断工程を示す断面図である。 樹脂に紫外線を照射して樹脂を完全に硬化させる完全硬化工程を示す断面図である。 樹脂側を保持テーブルに保持し研削手段によって研削する研削工程を示す断面図である。
図1に示すウエーハWは、所定の厚み(例えば300μm)を有するシリコンウエーハであり、その表面Waには、複数の分割予定ラインによって区画された複数の格子状の領域にIC、LSI等のデバイスが形成されている。このデバイスの表面にはそれぞれ複数のバンプ(突起電極)Wfが設けられている。このバンプWfは、例えば、高さが100〜200μm程度に形成されている。ウエーハWの裏面Wbは、研削加工が施される場合の被研削面となる。
以下に、ウエーハWの表面Waを樹脂で被覆して裏面Wbを研削する本発明に係るウエーハの切削方法の各工程について説明していく。
(1)樹脂被覆工程
図2(a)に示すように、樹脂Jを準備する。その際、樹脂用テーブル10の上面10aに吸引保持された保護シートSの中央領域の上方に供給ノズル21が位置付けられ、樹脂供給源22から送出された樹脂Jが供給ノズル21から滴下される。樹脂Jは、その表面張力により保護シートS上で略半球体状の形態を保つ。適量の樹脂Jが保護シートSの上面に供給された後、供給ノズル21及び樹脂供給源22を含む樹脂供給手段は、樹脂用テーブル10の上方から退避する。
なお、樹脂用テーブル10は、紫外線を透過するガラス等の透明部材で形成されている。樹脂用テーブル10は中空構造になっており、その内部に複数のUVランプ11が配置されている。未硬化の樹脂Jは、例えば、500〜5000mPa程度の粘度を有する無溶剤形の樹脂であり、紫外線が照射されることで硬化する特性を有している。
樹脂Jの準備が完了した後、図2(b)に示す移動手段31が、ウエーハWを保持したウエーハ用テーブル30を樹脂用テーブル10の上方に移動させ、ウエーハWの表面Waが保護シートS上の樹脂Jに向かい合うように、ウエーハWを位置付ける。ウエーハ用テーブル30には吸引源32が接続されており、吸引源32の真空吸引力によってウエーハWがウエーハ用テーブル30の下面に吸着保持されている。そして、ウエーハ用テーブル30を下降させることで、ウエーハWのバンプWfの頂点と樹脂Jとが接触する。
図2(b)に示す状態から、ウエーハ用テーブル30がさらに下降することで、保護シートS上の樹脂JがウエーハWで押圧され、樹脂JはウエーハWの表面Wa上で径方向外側に向かって広がっていく。そして、ウエーハWのバンプWfの根元まで樹脂Jが十分に押し込まれる高さ位置までウエーハ用テーブル30が下降することで、保護シートS上の樹脂JがウエーハWの表面Waに押し広げられる。
ウエーハWのバンプWfの根元まで樹脂Jが十分に押し込まれる高さ位置までウエーハ用テーブル30を下降させた後、ウエーハWの表面Waと保護シートSの上面との間の樹脂Jが分断されない状態を保ちつつ、ウエーハ用テーブル30の上昇と下降とを複数回(例えば、4〜7回)繰り返す。これにより、ウエーハWの表面Wa全面に樹脂Jが被覆され、バンプWfの凹凸を解消する樹脂膜が形成される。
ウエーハWの表面Wa全面への樹脂Jの被覆が完了したら、ウエーハ用テーブル30は、ウエーハWの吸引保持を解除し、樹脂用テーブル10の上方から退避する。この時点で、樹脂用テーブル10上に保護シートS及び樹脂Jを介してウエーハWが載置された状態になる。
(2)半硬化工程
樹脂被覆工程を実施した後、樹脂を半硬化状態にする半硬化工程を実施する。この半硬化工程では、図3に示すように、UVランプ11を点灯させ、ウエーハWに被覆された樹脂Jが完全には硬化しない露光量の紫外線UVを保護シートSの下方から樹脂Jに照射する。これにより樹脂Jが半硬化状態になる。樹脂Jが半硬化状態になったら、UVランプ11を消灯させる。
(3)切断工程
半硬化工程を実施した後、ウエーハWの周縁Wcからはみ出た樹脂Jを切断する切断工程を実施する。この切断工程では、図4に示すように、切断手段40を樹脂用テーブル10の上方に移動させ、ウエーハWを回転させながら、ウエーハWの周縁Wcからはみ出て被覆された樹脂Jを切断手段40でウエーハWの周縁に沿って切断し除去する。樹脂Jの切断が完了したら、切断手段40は樹脂用テーブル10上方から退避する。切断手段40は、レーザー、ブレード、カッターその他の樹脂を切断できるものであれば特に限定されない。
(4)完全硬化工程
切断工程を実施した後、半硬化状態の樹脂Jを完全に硬化させる完全硬化工程を実施する。この完全硬化工程では、図5に示すように、再びUVランプ11を点灯させ、樹脂Jが完全に硬化するまで、紫外線UVを保護シートSの下方から樹脂Jに照射する。樹脂Jが完全に硬化したら、UVランプ11を消灯させる。
(5)研削工程
完全硬化工程を実施した後、ウエーハWの裏面Wbを研削する研削工程を実施する。研削工程は、図6に示すように、ウエーハWを保持テーブル51に移載して行う。ウエーハWは、裏面Wbを上向きにして樹脂J側が保持テーブル51に吸着保持される。保持テーブル51は、ウエーハWを保持した後、研削手段60の下方に位置付けられる。研削手段60は、下面61aに複数の研削砥石62が貼着された研削ホイール61を備える。
研削工程では、保持テーブル51を所定の速度(例えば、300rpm)で回転させつつ、研削ホイール61を所定の速度(例えば1000rpm)で回転させながら徐々に下降させて、ウエーハWの裏面Wbの研削を行う。研削によりウエーハWが薄化されると、分割予定ラインに沿ってウエーハWの表面Waに形成された加工溝がウエーハWの裏面Wbに露出することで、ウエーハWが分割予定ラインに沿って分割される。
上記のように、本実施形態では、ウエーハWの表面Waを樹脂Jで被覆した後、ウエーハWに被覆された樹脂Jが完全には硬化しない露光量の紫外線UVを照射して、樹脂Jを半硬化状態とし、その半硬化状態の樹脂Jを切断手段40でウエーハWの周縁に沿って切断するようにしたので、ウエーハWの周縁Wcからはみ出た部分の樹脂Jを容易に切断することができる。その後、再び樹脂Jに紫外線UVを照射し、樹脂Jを完全に硬化させてから、ウエーハWの研削を実施することにより、樹脂Jの巻き込みによる砥石の破損を生ずることなく、ウエーハWを高品質に研削してチップに分割することができる。研削中に樹脂Jの巻き込みが生じないため、ウエーハWを例えば厚さが100μm以下になるまで薄く研削する場合でも、高品質に研削を行うことができる。
また、本実施形態では、樹脂被覆工程において、ウエーハWの表面Waと保護シートSの上面との間の液状の樹脂Jが分断されない状態を保ちつつ、ウエーハ用テーブル30の上昇と下降を複数回繰り返して、樹脂JをウエーハW上に押し広げていくようにしたので、樹脂J中に気泡を発生させることなく、ウエーハWの表面Waの全面を均一に樹脂Jで被覆することができる。
なお、本発明の実施形態は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。
例えば、上記の実施形態では、ウエーハWの表面Waを被覆する樹脂Jに、樹脂用テーブル10の内部に配置されたUVランプ11から紫外線UVを照射しているが、樹脂用テーブル10の外部に配置されたUVランプ11から紫外線UVを照射するようにしてもよい。
ウエーハW及び樹脂Jの条件を以下のとおりとした。
ウエーハの直径 : 200mm
ウエーハの厚み : 700μm
ウエーハの素材 : シリコン
バンプの厚み : 150μm
樹脂 : ポリエチレン
樹脂厚 : 230μm
そして、半硬化工程及び完全硬化工程における紫外線照射条件を下表のようにした。
Figure 2019009372
紫外線路光量は、以下の式によって求めた。
紫外線露光量(mJ/平方cm)=紫外線照度(mW/平方cm)×照射時間(秒)
樹脂被覆工程の後、上記の紫外線照射条件にて半硬化工程を実施したところ、切断手段40によって容易に切断可能な硬さに硬化した半硬化状態の樹脂Jからなる樹脂層がウエーハWの表面Waに形成された。
半硬化工程の後、切断工程を実施することにより、ウエーハWの周縁Wcからはみ出した部分の樹脂Jを容易に切断し除去することができた。
切断工程の後、上記の紫外線照射条件にて完全硬化工程を実施したところ、ウエーハWの周縁Wcからはみ出した部分のない完全に硬化した樹脂層がウエーハWの表面Waに形成された。
10:樹脂用テーブル 11:UVランプ
21:供給ノズル 22:樹脂供給源
30:ウエーハ用テーブル 31:移動手段 32:吸引源
40:切断手段
51:保持テーブル
60:研削手段 61:研削ホイール 62:研削砥石
J:樹脂 S:保護シート UV:紫外線
W:ウエーハ Wa:表面 Wb:裏面 Wc:周縁 Wf:バンプ

Claims (1)

  1. 表面に凹凸を有するウエーハの研削方法であって、
    ウエーハの表面を樹脂で被覆して該凹凸を該樹脂で吸収する被覆工程と、
    該被覆工程の実施後、ウエーハに被覆された該樹脂が完全に硬化しない露光量の紫外線を照射して、該樹脂を半硬化状態にする半硬化工程と、
    該半硬化工程の実施後、ウエーハの周縁からはみ出て被覆された樹脂を切断手段でウエーハの周縁に沿って切断する切断工程と、
    該切断工程の実施後、再び該樹脂に紫外線を照射して該樹脂を完全に硬化させる完全硬化工程と、
    該完全硬化工程の実施後、該樹脂側を保持テーブルに保持し研削手段によってウエーハを研削する研削工程と、を有することを特徴とするウエーハの研削方法。
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