以下、パチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)の一実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。ここで、図1はパチンコ機10の正面図であり、図2は斜視図であり、図3は内枠12及び前面枠セット14を開放した状態を示す斜視図である。図4は内枠12及び遊技盤30等の構成を示す正面図である。図5はパチンコ機10の背面図であり、図6は内枠12及び裏パックユニット203等を開放した状態を示す斜視図である。但し、図3では便宜上、遊技盤30面上に配設される釘や役物、前面枠セット14に取付けられるガラスユニット137等を省略して示している。
図3等に示すように、パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外郭を構成する外枠11を備えており、この外枠11の一側部に内枠12が開閉可能に支持されている。
外枠11は、図6等に示すように、上辺枠構成部11a及び下辺枠構成部11bが木製の板材により構成され、左辺枠構成部11c及び右辺枠構成部11dがアルミニウム合金製の押出成形材により構成され、これら各枠構成部11a〜11dがネジ等の離脱可能な締結具により全体として矩形枠状に組み付けられている。
左辺枠構成部11cの上下端部には、それぞれ上ヒンジ81及び下ヒンジ82が取着されている(図1参照)。当該上ヒンジ81及び下ヒンジ82にて、内枠12の上下部が回動可能に支持されており、これにより内枠12が開閉可能となる。そして、外枠11の内側に形成される空間部に内枠12等が収容される。
また、右辺枠構成部11dには、その幅方向後端部近傍から外枠11内側へ向け突出した延出壁部83が形成されている。延出壁部83は、内枠12の右側部背面側に設けられる施錠装置600(図6参照)に対応する上下区間全域を内枠12の背面側から覆っている(図5参照)。加えて、図3に示すように、延出壁部83の前面側には、施錠装置600の係止部材が係止される上下一対の受部84,85が設けられている。また、下側の受部85には、後述する内枠開放検知スイッチ92に当接する押圧部86が、外枠11内側に向けて突設されている。
さらに、下辺枠構成部11bには樹脂製の幕板飾り87が取着されている。幕板飾り87の上面奥部には、上方に突出するリブ88が一体形成されている。これにより内枠12との間に隙間が形成されにくくなっている。
図3に示すように、内枠12の開閉軸線は、パチンコ機10の正面からみて左側において上下に沿って設定されており、この開閉軸線を軸心として内枠12が前方側に開放できるようになっている。内枠12は、外形が矩形状をなす樹脂ベース38を主体に構成されており、当該樹脂ベース38の中央部には略楕円形状の窓孔39が形成されている。
また、内枠12の前面側には前面枠セット14が開閉可能に取付けられている。前面枠セット14は、内枠12と同様に、パチンコ機10の正面から見て左側において上下に沿って設定された開閉軸線を軸心として前方側に開放できるようになっている。
前面枠セット14は、内枠12と同様に外形が矩形状をなし、閉鎖状態においては内枠12の前面側ほぼ全域を覆う。前面枠セット14の中央部には略楕円形状の窓部101が形成されている。これにより、前面枠セット14の窓部101及び内枠12の窓孔39を介して、内枠12の後面に装着される遊技盤30(遊技領域)を外部から視認可能となる。遊技盤30の詳細な構成については後述する。
図1に示すように、前面枠セット14の前面側には、その下部中央において球受皿としての下皿15が設けられており、排出口16より排出された遊技球が下皿15内に貯留可能になっている。また、下皿15の手前側には、下皿15内から遊技球を排出するための球抜きレバー25が設けられている。加えて、下皿15の左部には、LEDが内蔵された演出ボタン125が設けられており、演出ボタン125を押圧操作することで、後述する装飾図柄表示装置42等において対応する演出が行われたり、演出内容が変更されたりする。
下皿15の右方には、手前側に突出した操作手段としての遊技球発射ハンドル(以下、単にハンドルという)18が設けられている。尚、ハンドル18には、図示しないタッチセンサや、ハンドル18の操作部の操作量を検出するための図示しない操作量検出手段が設けられている。
下皿15の上方には上皿19が設けられている。上皿19は、遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら後述する発射手段としての遊技球発射装置(以下、単に発射装置という)60の方へ案内する球受皿である。尚、上皿19が遊技球で満杯になった状態では、払出される遊技球は、後述する下皿連通路71及び排出口16を介して、下皿15へと案内される。
上皿19には球貸しボタン121と返却ボタン122とが設けられている。これにより、遊技ホール等において、パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット)に紙幣やカード等を投入した状態で球貸しボタン121が操作されると、その操作に応じて貸出球が上皿19に供給される。一方、返却ボタン122は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。但し、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿19に遊技球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では球貸しボタン121及び返却ボタン122は不要である。
さらに、上皿19には、球抜きボタン123が設けられている。球抜きボタン123が押圧操作されることで、上皿19の球案内路の下流側に設けられ、下皿15に連通する連通孔(図示略)が開口し、上皿19に貯留されていた遊技球が下皿15へと案内される(落下する)。つまり、遊技者は、球抜きボタン123を操作することで、上皿19にある遊技球をいつでも下皿15に移すことができる。
また、前面枠セット14の前面にはその周囲に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて点灯、点滅といった発光態様が変更制御され遊技中の演出効果を高める役割を果たすものである。例えば、窓部101の周縁には、LED等の発光手段を内蔵した枠ランプ102が設けられている。また、該枠ランプ102のうち窓部101の両側部に隣接する部位には、所定のエラー時に点灯するエラー表示ランプ104が設けられている。尚、枠ランプ102のうち各エラー表示ランプ104の上方部位には、前面枠セット14の背面に設けられるスピーカSP(図3参照)に対応して細かな透孔が多数形成されている。
前面枠セット14の背面側にはガラスユニット137が取付けられている。ガラスユニット137は、従来の前後一対の矩形状の板ガラスが前後対をなして別々に取着されるものではなく、全体として丸形をなし、アッセンブリ化された上で取付けられている。
次に、内枠12(樹脂ベース38)について図4を参照して説明する。上述した通り、内枠12(樹脂ベース38)には、窓孔39の後側において遊技盤30が装着されている。遊技盤30は、その周縁部が内枠12(樹脂ベース38)の裏側に当接した状態で取着されている。従って、遊技盤30の前面部の略中央部分が樹脂ベース38の窓孔39を通じて内枠12の前面側に露出した状態となっている。
また、内枠12(樹脂ベース38)の前面下部、すなわち窓孔39(遊技盤30)の下方位置には、発射手段としての発射装置60及び当該発射装置60より発射された直後の遊技球を案内する発射レール61が取付けられている。本実施形態では、発射装置60としてソレノイド式発射装置を採用している。また、発射装置60の上方には、上皿19から案内される遊技球を、内蔵された駆動手段(例えばソレノイド)の駆動により、1球ずつ発射装置60の発射位置へと案内する球送り装置63が設けられている。
次に、遊技盤30の構成について図4を参照して説明する。遊技盤30には、一般入賞口31、可変入賞装置(大入賞口)32、上始動入賞口33A、下始動入賞口33B、スルーゲート34、可変表示装置ユニット35、第1特別表示装置43L及び第2特別表示装置43R等がルータ加工によって形成された貫通孔に配設され、遊技盤30前面側から木ネジ等により取付けられている。周知の通り一般入賞口31、可変入賞装置32、上始動入賞口33A、下始動入賞口33Bなどの各種入賞口に遊技球が入賞(入球)すると、各種検出スイッチにより検出され、上皿19(又は下皿15)へ所定数の賞球が払い出される。例えば、上始動入賞口33Aへの入賞があった場合には3個、下始動入賞口33Bへの入賞があった場合には3個、一般入賞口31への入賞があった場合には10個、可変入賞装置32への入賞があった場合には15個の遊技球が上皿19(下皿15)に払出される。その他に、遊技盤30にはアウト口36が設けられており、一般入賞口31等の各種入賞口に入賞しなかった遊技球は、このアウト口36を通って遊技領域外へと排出される。
ここで、本実施形態における始動入球手段は、上始動入球手段33A及び下始動入球手段33Bにより構成され、上始動入賞口33Aが第1始動入球手段を構成し、下始動入賞口33Bが第2始動入球手段を構成する。加えて、可変入賞装置32が特定入球手段を構成する。
また、遊技盤30には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。これにより、上述した始動入賞口33A,33B等への入賞が適度な確率で発生するように調整されている。
可変入賞装置32は、遊技球が入賞可能な大入賞口32aと、当該大入賞口32aを開閉する開閉部材としての矩形平板状の開閉板32b(本実施形態における「変位部材」に相当する)と、当該開閉板32bを開閉駆動する大入賞口用ソレノイド(図示略)とを備えている。
可変入賞装置32は、通常、遊技球が大入賞口32aへ入賞不能な閉状態となっている一方、後述する大当たりや小当たりが発生した場合など、所定条件が成立した場合には、大入賞口用ソレノイドを励磁することにより、開閉板32bがその下辺を回動軸として前方へ傾倒し、遊技球が大入賞口32aへ入賞可能な開状態となる。
上始動入賞口33Aは、遊技球が常時入賞可能となっている。これに対し、下始動入賞口33Bには、開閉式の入賞補助装置として電動役物37が設けられている。
電動役物37は、下端側を軸として左右方向に回動変位する開閉部材としての左右一対の可動羽根37aと、可動羽根37aを開閉駆動する始動入賞口用ソレノイド(図示略)とを備え、当該可動羽根37aが所定条件の成立に応じて開閉動作することにより、遊技領域を流下する遊技球が下始動入賞口33Bへ入賞可能な開状態と、遊技球が下始動入賞口33Bへ入賞不能な閉状態との間で状態変化可能に構成されている。
尚、詳しくは後述するが、上始動入賞口33A,下始動入賞口33Bには、それぞれ入賞した遊技球を検知する第1始動入賞スイッチ224A,第2始動入賞スイッチ224Bが設けられている。当該始動入賞スイッチ224A,224Bにて遊技球が検知された場合に、大当たり状態を発生させるか否かの第1当否抽選、及び、小当たり状態を発生させるか否かの第2当否抽選が行われるとともに、特別表示装置43L、43R(及び後述する装飾図柄表示装置42)にて変動表示が行われる構成となっている。そして、第1当否抽選にて当選した場合には、大当たり状態が付与され、第2当否抽選に当選した場合には、小当たり状態が付与される。
ここで、本実施形態における大当たり種別について詳しく説明する。図45に示すように、本実施形態では、大当たり種別として、「16R確変大当たり」、「8R確変大当たり」、「2R確変大当たり」、「2R時短大当たり」及び「2R通常大当たり」がある。
「16R確変大当たり」の大当たり状態においては、「長開放」を1回の特賞状態として、これが16回(16ラウンド)繰り返し行われる。また、「8R確変大当たり」の大当たり状態においては、「長開放」を1回の特賞状態として、これが8回(8ラウンド)繰り返し行われる。
本実施形態において、「長開放」とは、可変入賞装置32の開閉板32bが閉状態から開状態へ切換えられた後、規定時間の30秒が経過すること又は可変入賞装置32に規定個数の10個の遊技球が入賞することを条件に閉状態となるまでの一開閉動作をいう。
「2R確変大当たり」の大当たり状態においては、「短開放」を1回の特賞状態として、これが2回(2ラウンド)繰り返し行われる。また、「2R時短大当たり」及び「2R通常大当たり」においても、「短開放」を1回の特賞状態として、これが2回(2ラウンド)繰り返し行われる。
本実施形態において、「短開放」とは、可変入賞装置32の開閉板32bが閉状態から開状態へ切換えられた後、規定時間の0.4秒が経過すること又は可変入賞装置32に規定個数の3個の遊技球が入賞することを条件に閉状態となるまでの一開閉動作をいう。
尚、本実施形態では、遊技者のハンドル18の操作に基づき、発射装置60から「0.6秒」に1個の割合で遊技球が遊技領域に向けて発射される構成となっている。これに対して、上記「短開放」では、開閉板32bの開放規定時間が0.4秒となっている。つまり、「短開放」の場合には、遊技球の発射周期よりも1回の開閉板32bの開放時間が短くなっている。従って、1回の「短開放」だけでは、1個の遊技球すら入賞しない場合もある。このため、「短開放」に対応した上記2つの閉鎖条件のうち入賞個数に係る条件(入賞個数3個)に基づいて開閉板32bが閉鎖されることはほとんどなく、一旦開放された開閉板32bは、通常、規定時間(0.4秒)の経過に基づいて閉鎖されることとなる。これにより、「短開放」の実行期間においては、その都度、実行期間が変化することが回避されている。
また、上記各種「確変大当たり」が発生した場合には、その大当たり状態の終了後の抽選モードとして「高確率モード(高確率状態)」(「特定モード」に相当する)が付与される。一方、「2R時短大当たり」又は「2R通常大当たり」が発生した場合には、その大当たり状態の終了後に「低確率モード(低確率状態)」(「通常モード」に相当する)が付与される。
「高確率モード」とは、通常時に設定される「低確率モード」に比べ、大当たり確率がアップした状態をいう。大当たり終了後に設定された「高確率モード」は、次回の大当たり状態が発生するまで継続する。
また、上記各種大当たりの終了後には、特別表示装置43L、43Rにて所定回数の変動表示が行なわれる間、又は、次回の大当たり状態が発生するまでの間、電動役物37に係る入賞サポートモードとして「高サポートモード(高入球状態)」が付与されることがある。
「高サポートモード」とは、通常時に設定される「低サポートモード(低入球状態)」に比べ、下始動入賞口33Bの電動役物37における単位時間あたりの閉状態に対する開状態の割合が多くなった状態をいう。
例えば「高サポートモード」としては、(1)後述の普通図柄表示装置41における変動表示時間が「低サポートモード」時よりも短い状態、(2)電動役物37の可動羽根37aの一回の開放時間(規定時間)が「低サポートモード」時に比べて長い状態、(3)可動羽根37aの一回の開放につき入賞可能となる遊技球の規定個数が「低サポートモード」時に比べて多い状態、(4)スルーゲート34を遊技球が通過することに起因した電動役物37の開放抽選により当選結果が得られた場合一回につき行う可動羽根37aの開閉処理の実行回数が「低サポートモード」時に比べて多い状態、(5)電動役物37の開放抽選における当選確率が「低サポートモード」時の当選確率よりも高い状態とすることなどが挙げられる。本実施形態における高サポートモードでは、上記(1)、(2)、(5)の構成を採用している。勿論、これに限らず、「高サポートモード」として、構成(1)〜(5)のいずれか1つ、又は、これら構成(1)〜(5)の任意の組合せを採用してもよい。これにより、下始動入賞口33Bに対し遊技球が頻繁に入賞しやすくなり、大当たり抽選の実行される回数が増えると共に、球持ちのよい状態となる。
また、本実施形態では、「高サポートモード」が付与された状態では、後述する変動パターンテーブルを「高サポートモード」用のテーブルに変更することで、第1及び第2特別表示装置43L、43R(装飾図柄表示装置42)における変動表示時間が「低サポートモード」時よりも短い状態となるように構成されている。
本実施形態では、「16R確変大当たり」及び「8R確変大当たり」の終了後には、次回の大当たり状態が発生するまでの間、「高サポートモード」が付与される。当該「高サポートモード」を以下、「次回まで・高サポートモード」という。また、「高確率モード」における「2R確変大当たり」の終了後には、「次回まで・高サポートモード」が付与される。さらに、「低確率モード」であっても、後述する「時短演出モード」における「2R確変大当たり」の終了後にも、「次回まで・高サポートモード」が付与される。一方で、「時短演出モード」以外の「低確率モード」における「2R確変大当たり」の終了後には、「低サポートモード」が維持される。
さらに、「2R時短大当たり」の終了後には、特別表示装置43L、43Rにて「100回」の変動表示が行なわれる間、「高サポートモード」が付与される。当該「高サポートモード」を以下、「100回・高サポートモード」という。
また、「2R通常大当たり」の終了後には、基本的には「低サポートモード」が付与されるが、「時短演出モード」又は後述する「確変演出モード」における「2R通常大当たり」の終了後には、「100回・高サポートモード」が付与される。
本実施形態では、上記各種モードが組み合わさることで、様々な遊技状態が発生することとなる。
例えば「高確率モード」と「高サポートモード」が付与された状態となれば、いわゆる「確変(確率変動)モード」となる。尚、「確変モード」には、装飾図柄表示装置42における演出モードが確変状態であることを明確に示すものとなるときと、装飾図柄表示装置42における演出モードが後述する「時短モード」時と同様のものとなるときとが存在する。従って、装飾図柄表示装置42の演出モードに基づき、「高確率モード」及び「低確率モード」の判別ができない場合がある。
「低確率モード」と「低サポートモード」とが付与された状態となれば、いわゆる「通常モード」となる。尚、「通常モード」には、装飾図柄表示装置42における演出モードが通常時の演出モード(「通常演出モード」)となるときと、装飾図柄表示装置42における演出モードが後述する「潜確モード」時と同様のもの(「潜確演出モード」)となるときとが存在する。従って、装飾図柄表示装置42の演出モードに基づき、「高確率モード」及び「低確率モード」の判別ができない場合がある。
「低確率モード」と「100回・高サポートモード」が付与された状態となれば、いわゆる「時短(時間短縮)モード」となる。
「高確率モード」と「低サポートモード」とが付与された状態となれば、いわゆる「潜確(潜伏確変)モード」となる。「潜確モード」となると、単に大当たり確率が高められるだけで、表面上は「通常モード」の場合と何ら変わりのない状態となる。そのため、「高確率モード」が付与されている状態を遊技者が認識しにくい状態となる。
また、本実施形態では、上記各種「大当たり」とは別に、上記第2当否抽選にて所定の結果が得られた場合に「小当たり」が発生する構成となっている。小当たり状態においては、基本的には可変入賞装置32が開状態とされることが複数回数行われる〔本実施形態では、上記「短開放」と同様の短時間(例えば、0.4秒間)での開放が2回行われる〕が、可変入賞装置32に対する遊技球の入賞個数が所定の最大入賞可能個数M1(本実施形態では、10個)以上となったときには、2回の開放が終了する以前に可変入賞装置32が閉鎖される。例えば、1開放目で可変入賞装置32への入球個数が最大入賞可能個数M1以上となったときには、2開放目が行われることなく、小当たり状態が終了する。また、2回目の開放において、可変入賞装置32に対する遊技球の入賞個数(1開放目及び2開放目の合計入賞)が最大入賞可能個数M1以上となったときには、2開放目における開放時間が0.4秒未満であっても、可変入賞装置32が閉鎖され、小当たり状態が終了する。
加えて、小当たり状態終了後に付与される抽選モード及び入賞サポートモードは、小当たり状態発生前の元のモードである。例えば、小当たり状態発生前の抽選モードが「高確率モード」であれば、小当たり状態終了後にも「高確率モード」が維持される。
尚、詳しくは後述するが、本実施形態では、遊技球が上始動入賞口33Aに入賞した場合と、下始動入賞口33Bに入賞した場合とで、当否抽選にて当選した場合に付与される大当たり種別の振分けが異なるようになっている。上始動入賞口33Aへの遊技球の入賞を契機とする当否抽選に当選した場合には、「16R確変大当たり」、「8R確変大当たり」、「2R確変大当たり」及び「2R通常大当たり」のいずれかに振分けられ、下始動入賞口33Bへの遊技球の入賞を契機とする当否抽選に当選した場合には、「16R確変大当たり」、「2R確変大当たり」及び「2R時短大当たり」のいずれかに振分けられることとなる。また、「小当たり」に関しては、上始動入賞口33Aへの遊技球の入賞を契機とする当否抽選に当選した場合のみ発生する構成となっている。
第1及び第2特別表示装置43L、43Rは、それぞれ2つのセグメント表示装置により構成され、遊技盤30の下部に設置されている。各セグメント表示装置には、それぞれ8個の表示用セグメントが設けられている。各表示用セグメントは、LEDからなる個別の光源を有しており、それら個別の光源がオンオフ制御されることで、任意の1個の表示用セグメントのみを点灯させることができるとともに、任意の組合わせの表示用セグメントを点灯させることができる。これにより、各セグメント表示装置には、それぞれ個別に所定の記号(アルファベットや数字を含む)が表示されることとなる。
そして、上始動入賞口33Aへの遊技球の入賞を契機として第1特別表示装置43Lにて変動表示が行われ、下始動入賞口33Bへの遊技球の入賞を契機として第2特別表示装置43Rにて変動表示が行われる構成となっている。尚、特別表示装置43L、43Rは、後述する主制御手段としての主制御装置261によって表示内容が直接的に制御される。第1特別表示装置43Lが第1特別表示手段を構成し、第2特別表示装置43Rが第2特別表示手段を構成する。
また、第1及び第2特別表示装置43L、43Rにて変動表示が行われた後、当該変動表示が停止したときの表示態様により、大当たり抽選に当選したか否か等が確定的に表示される。例えば、上始動入賞口33Aに遊技球が入賞すると、対応する第1特別表示装置43Lにて高速で変動表示がなされ、所定時間が経過すると、いずれかの表示態様を停止表示(例えば数秒間停止)する。そして、大当たり抽選に当選した場合には、各種大当たりに対応する数値等が変動停止時に表示され、大当たり状態が発生する。
例えば、「16R確変大当たり」に当選した場合には、第1又は第2特別表示装置43L、43Rにおいて「9−」が停止表示され、「8R確変大当たり」に当選した場合には、第1又は第2特別表示装置43L、43Rにおいて「7−」が停止表示される。また、「2R確変大当たり」に当選した場合には、第1又は第2特別表示装置43L、43Rにおいて「2−」が停止表示され、「2R時短大当たり」に当選した場合には、第1又は第2特別表示装置43L、43Rにおいて「2|」が停止表示され、「2R通常大当たり」に当選した場合には、第1又は第2特別表示装置43L、43Rにおいて「2_」が停止表示される。さらに、「小当たり」に当選した場合には、第1又は第2特別表示装置43L、43Rにおいて「2.−」が停止表示される。ここで、特に「低確率モード」における「2R確変大当たり」の演出効果を高める上では、「2R確変大当たり」に係る停止態様「2−」と、「2R通常大当たり」に係る停止態様「2_」び「小当たり」に係る停止態様「2.−」とが紛らわしい構成となっていることが好ましい。また、特に「確変モード」における「小当たり」の演出効果を高める上では、「小当たり」に係る停止態様「2.−」と、「2R時短大当たり」に係る停止態様「2|」及び「2R通常大当たり」に係る停止態様「2_」とが紛らわしい構成となっていることが好ましい。
勿論、各種当たりに対応する特別表示装置43L、43Rの停止態様は、上記態様に限定されるものではない。例えば、1つの当たり種別を示す第1又は第2特別表示装置43L、43Rの停止態様が1つではなく複数存在してもよい。例えば「16R確変大当たり」に当選した場合には、第1又は第2特別表示装置43L、43Rにおいて「91」,「92」,「93」,・・・のいずれかが選択されて停止表示される構成としてもよい。
尚、1つの当たり種別を示す第1又は第2特別表示装置43L、43Rの停止態様が複数存在している場合においても、「2R確変大当たり」に係る複数の停止態様と、「2R時短大当たり」に係る停止態様と、「2R通常大当たり」に係る停止態様と、「小当たり」に係る複数の停止態様とが紛らわしい構成となっていることが好ましい。例えば、「2R確変大当たり」に係る複数の停止態様として「X−」,「X.−」,「X|」,「X_」,・・・のいずれか(Xは、例えば、「1」,「2」,「3」等の数字である)が停止表示され、「2R時短大当たり」に係る停止態様として、「X.−」,「X|」,「X_」,「X−」,・・・のいずれかが停止表示され、「2R通常大当たり」に係る停止態様として、「X|」,「X_」,「X−」,「X−.」,・・・のいずれかが停止表示され、「小当たり」に係る複数の停止態様として「X_」,「X−」,「X−.」,「X|」,・・・のいずれかが停止表示される構成してもよい。かかる構成では、「X−」,「X−.」,「X|」,「X_」が、「2R確変大当たり」に係る停止態様、「2R時短大当たり」に係る停止態様、「2R通常大当たり」に係る停止態様及び「小当たり」に係る停止態様のそれぞれに割り振られた構成となっている。
また、任意又は全ての表示用セグメントにおいて表示される色を適宜変更可能な構成としてもよい。
さらに、本実施形態では、第1又は第2特別表示装置43L、43Rの変動表示中に新たに遊技球が始動入賞口33A,33Bに入賞した場合には、その分の変動表示は、その時点で行われている変動表示の終了後に行われる構成となっている。つまり、変動表示が待機(保留)されることとなる。この保留される変動表示の最大回数は、パチンコ機の機種毎に決められているが、本実施形態では、上始動入賞口33Aに入賞した遊技球、及び下始動入賞口33Bに入賞した遊技球に対応して、それぞれ4回までの変動表示(合計8回の変動表示)が保留される。また、その保留回数が第1保留ランプ46a、第2保留ランプ46bにて点灯表示されるようになっている。尚、大当たり状態中に新たに遊技球が始動入賞口33A,33Bに入賞した場合、その分の変動表示についても保留される。
尚、基本的に、上始動入賞口33Aへの入賞を契機とする変動表示は、対応する遊技球が上始動入賞口33Aへ入賞した順に記憶されるとともに入賞した順に消化され、下始動入賞口33Bへの入賞を契機とする変動表示は、対応する遊技球が下始動入賞口33Bへ入賞した順に記憶されるとともに入賞した順に消化される。但し、上始動入賞口33Aへの入賞を契機とする変動表示、及び、下始動入賞口33Bへの入賞を契機とする変動表示の両方が保留されている場合(第1保留ランプ46a及び第2保留ランプ46bがそれぞれ1つ以上点灯している場合)には、下始動入賞口33Bへの入賞を契機とする変動表示が優先的に消化される。すなわち、下始動入賞口33Bへの入賞を契機とする変動表示が全て消化された状態でなければ、上始動入賞口33Aへの入賞を契機とする変動表示が行われない構成となっている。例えば、第1保留ランプ46aが1つ点灯している状態において、下始動入賞口33Bに遊技球が入賞し、第2保留ランプ46bが1つ点灯した場合、上始動入賞口33Aへの入賞を契機とする変動表示が後回しにされ、先に下始動入賞口33Bへの入賞を契機とする変動表示が行われることとなる。以下、説明の便宜上、上始動入賞口33Aへの入賞を契機とする変動表示を「第1変動表示」とも称し、下始動入賞口33Bへの入賞を契機とする変動表示を「第2変動表示」とも称する。
また、スルーゲート34は、遊技領域を流下する遊技球が1球ずつ通過可能に構成されている。詳しくは後述するが、スルーゲート34は、当該スルーゲート34を通過する遊技球を検知可能なスルーゲートスイッチ225を備えており、当該スルーゲートスイッチ225にて遊技球が検知された場合に、電動役物37(下始動入賞口33B)を開状態とするか否かの開放抽選が行われるとともに、普通図柄表示装置41にて変動表示が行われる構成となっている。そして、開放抽選にて当選した場合には、電動役物37が規定時間だけ開状態とされる。尚、スルーゲート34が、本実施形態における契機入球手段に相当する。また、電動役物37(下始動入賞口33B)を開状態とするか否かの開放抽選が本実施形態における第3当否抽選を構成し、これを実行する主制御装置261の機能により本実施形態における第3抽選手段が構成される。
可変表示装置ユニット35には、スルーゲート34の通過を契機として変動表示する普通図柄表示装置41と、第1及び第2特別表示装置43L、43Rによる変動表示に合わせて変動表示する装飾図柄表示装置42とが設けられている。尚、装飾図柄表示装置42が本実施形態における表示手段を構成する。
さらに、可変表示装置ユニット35には、装飾図柄表示装置42にて行われている変動表示が上始動入賞口33A及び下始動入賞口33Bのうちどちらの入賞に対応するものであるかを示す変動特定ランプ40が設けられている。
普通図柄表示装置41は、普通図柄として「○」又は「×」を点灯表示可能に構成されており、遊技球がスルーゲート34を通過する毎に例えば普通図柄を「○」→「×」→「○」→・・・という具合に高速で変動表示する。そして、その変動表示が「○」図柄(当選図柄)で数秒間停止した場合には、下始動入賞口33Bの電動役物37が規定時間だけ開状態となる。この普通図柄表示装置41は、後述する主制御装置261によって直接的に表示内容が制御される。尚、普通図柄表示装置41が、本実施形態における第3表示手段に相当する。
また、普通図柄表示装置41の変動表示中に、新たに遊技球がスルーゲート34を通過した場合には、その分の変動表示は、その時点で行われている変動表示の終了後に行われる構成となっている。つまり、変動表示が待機(保留)されることとなる。この保留される変動表示の最大回数は、パチンコ機の機種毎に決められているが、本実施形態では4回まで保留され、その保留回数が保留ランプ44にて点灯表示されるようになっている。
装飾図柄表示装置42は液晶表示装置により構成されており、後述するサブ制御手段としてのサブ制御装置262及び表示制御装置45によって表示内容が制御される。すなわち、装飾図柄表示装置42においては、第1及び第2特別表示装置43L、43Rにて表示される結果に対応させるように、主制御装置261からのコマンドに基づき、サブ制御装置262によって補助的な表示内容が決定され、後述する表示制御装置45によって表示が行われる。
装飾図柄表示装置42には、図59等に示すように、例えば上、中及び下の3つの図柄表示領域が設けられ、各図柄表示領域において複数種類の識別情報としての図柄(数字)が順次表示され(変動表示され)、その後、図柄表示領域毎に順番に(例えば、上図柄表示領域→下図柄表示領域→中図柄表示領域の順に)図柄が停止表示されるようになっている。例えば、主制御装置261にて上記「16R確変大当たり」又は「8R確変大当たり」が確定すると、第1又は第2特別表示装置43L、43Rにてこれら大当たりに対応する表示がなされるとともに、装飾図柄表示装置42にて図柄がこれら大当たりに対応する組合わせで停止表示され(例えば、上図柄表示領域、中図柄表示領域、及び下図柄表示領域にて停止表示される図柄が同一となり)、大当たり状態が開始される。
また、「2R確変大当たり」が確定する、又は、「通常演出モード」若しくは「潜確演出モード」において、「2R通常大当たり」又は「小当たり」が確定すると、装飾図柄表示装置42にて図柄がこれら当たりに対応する組合わせで停止表示され〔例えば、中図柄表示領域に、通常は出現しない特別な図柄(以下、「特別図柄」と称することがある)が停止表示され〕、当たり状態が開始される。これにより、遊技者は、中図柄表示領域に特別図柄が停止表示された場合に、停止図柄に基づいて、より遊技者に有利な「2R確変大当たり」と、それほど有利ではない「2R通常大当たり」及び「小当たり」との区別をつけることができず、「2R確変大当たり」が発生することの期待を抱くことができるので、遊技者の趣向低下を抑制することができる。
さらに、「2R時短大当たり」が確定する、又は、演出モードが「確変演出モード」(このとき、抽選モードは「高確率モード」である)若しくは「時短演出モード」において、「2R通常大当たり」又は「小当たり」が確定すると、装飾図柄表示装置42にて図柄がこれら当たりに対応する規定の組合わせ(以下、「規定図柄の組合わせ」と称することがある。また、図では、単に「規定図柄」と記載することがある)で停止表示され(例えば、上図柄表示領域に「2」、中図柄表示領域に「4」、下図柄表示領域に「6」が停止表示され)、当たり状態が開始される。従って、遊技者は、停止図柄に基づき、抽選モードが「低確率モード」へと切換えられる「2R時短大当たり」及び「2R通常大当たり」と、抽選モードが「高確率モード」のまま維持される「小当たり」との区別をつけることができず、「高確率モード」の維持に期待を抱くことができるので、遊技者の趣向低下を抑制することができる。
尚、大当たりや小当たりに対応する図柄の組合わせは、適宜変更可能である。例えば、「2R確変大当たり」となる場合と、「2R時短大当たり」となる場合と、「2R通常大当たり」となる場合と、「小当たり」となる場合とで、上・中・下図柄表示領域に停止表示される特定の図柄の組合わせが異なるように構成してもよいし、上・中・下図柄表示領域に停止表示される図柄の組合わせが同一となるように構成してもよい。さらに、「2R確変大当たり」、「2R時短大当たり」、「2R通常大当たり」又は「小当たり」となる場合に、表面上、外れ時と同様に、ランダムな外れの組合わせで停止表示されるようにしてもよい。
さらに、図柄が「大当たり」又は「小当たり」に対応する組合わせで停止表示される際には、その前段階として、例えば、上図柄表示領域及び下図柄表示領域において同一の図柄が停止表示されることとなる。このように上図柄表示領域及び下図柄表示領域にて同一図柄が停止表示されるとともに、中図柄表示領域において未だ変動表示が行われている状態がリーチ状態である。尚、リーチ状態が発生しても、「16R確変大当たり」又は「8R確変大当たり」等が発生しない場合には、上図柄表示領域及び下図柄表示領域において停止表示された図柄とは異なる、前記特別な図柄以外の図柄が中図柄表示領域において停止表示される。また、リーチ状態が発生しても、上記「規定図柄」のような図柄で停止表示されることも起こり得る。
さらに、装飾図柄表示装置42(後述する保留表示領域W3)では、上記保留ランプ46a,46bに対応して、特別表示装置43L,43Rにおける変動表示の保留数が表示される構成となっている(図59等参照)。
尚、特別表示装置43L、43Rは、遊技領域の下隅といった遊技者の目につきにくい目立たない場所に設けられるとともに、その表示部の大きさも小さく、判別用の文字が停止表示される時間も比較的短い。従って、特別表示装置43L、43Rから目を離さず、注意深く観察していなければ、付与さえる遊技状態を把握することは実質的に不可能である。
変動特定ランプ40は、発光色が青色のLED及び発光色が赤色のLEDを備えており、装飾図柄表示装置42において、上始動入賞口33Aへの入賞を契機とする変動表示が行われている場合には青色に発光し、下始動入賞口33Bへの入賞を契機とする変動表示が行われている場合には赤色に発光する。
また、可変表示装置ユニット35には、装飾図柄表示装置42を囲むようにしてセンターフレーム47が配設されている。センターフレーム47の上部には入球口151が設けられており、該入球口151に入球した遊技球は、センターフレーム47の内部に形成され、装飾図柄表示装置42の側部に沿って上下に延びるワープ流路152を介して、装飾図柄表示装置42の下方に形成されたステージ153上に案内される。ステージ153上に案内された遊技球は、ステージ153上から前方の遊技領域に転落したり、ステージ153上を転動した後ステージ153の中央奥側に形成されたポケット154に入球したりする。尚、ポケット154は、上始動入賞口33Aの直上方の遊技領域へと通じる案内通路155と連通しており、該ポケット154に入球した遊技球は、比較的高い確率で上始動入賞口33Aに入賞するようになっている。
また、遊技盤30には、内レール構成部51と外レール構成部52とからなり、発射装置60から発射された遊技球を遊技盤30上部へ案内するレール50が取付けられている。これにより、ハンドル18の回動操作に伴い発射された遊技球は発射レール61及びレール50を通じて、遊技盤30とガラスユニット137との間に形成される遊技領域内に案内される。
内レール構成部51の先端部分(図4の左上部)には戻り球防止部材53が取着されている。これにより、一旦、レール50から遊技領域へと案内された遊技球が再度レール50内に戻ってしまうといった事態が防止される。
また、本実施形態では、外レール構成部52が遊技盤30の右上部で途絶え、内レール構成部51が遊技盤30の右下部で途絶えている。このため、遊技領域は、レール50及び樹脂ベース38の窓孔39の内周面により画定される。但し、発射装置60にて打出された遊技球が、戻り球防止部材53を通過するまでは、レール50を逆流する場合があるため、内外レール構成部51,52の並行部分は遊技領域から除かれる。
図3に示すように、前面枠セット14の背面側には、窓部101の下方において、球通路ユニット70が設けられている。球通路ユニット70は、後述する払出機構部352から下皿15の排出口16へ繋がる下皿連通路71と、払出機構部352から上皿19へ繋がる上皿連通路73と備えている。また、内枠12に設けられた発射レール61とレールユニット50(外レール構成部52)との間には所定間隔の隙間があり、球通路ユニット70には、前記隙間より落下した遊技球を下皿15へと案内するファール球通路72が形成されている。これにより、仮に、発射装置60から発射された遊技球が戻り球防止部材53まで至らずファール球としてレール50を逆戻りする場合には、そのファール球がファール球通路72を介して下皿15に排出される。
また、図3及び図4中の符号67は後述する払出機構部352により払出された遊技球を内枠12の前方に案内するための払出通路であり、上皿連通路73(上皿19)に通じる通路と、下皿連通路71(下皿15)に通じる通路とに分かれている。払出通路67の下方にはシャッタ68が設けられており、前面枠セット14を開放した状態では、バネ等の付勢力によりシャッタ68が前方に突出して払出通路67の出口をほぼ閉鎖するようになっている。また、前面枠セット14を閉じた状態では、下皿連通路71の入口側後端部によってシャッタ68が押し開けられるようになっている。尚、下皿連通路71及び上皿連通路73の入口(球流入部)が隣接するとともに、前面枠セット14の閉状態において当該各入口と払出通路67とが所定距離だけ離間しており、両者間の隙間を遊技球が通過可能となっている。このため、上皿19及び上皿連通路73が遊技球で満杯となると、払出される遊技球が下皿連通路71側に流れ(下皿連通路71の入口側に溢れ)、下皿連通路71を通って下皿15に払出されることとなる。
加えて、球通路ユニット70には、下皿連通路71内に位置する遊技球を検知する満杯検知スイッチ(図示略)が設けられている。当該満杯検知スイッチの存在により、下皿15が遊技球で満杯になっていること(下皿15が遊技球で満杯となり、下皿連通路71において遊技球が滞留していること)を把握することができる。本実施形態では、満杯検知スイッチによって所定時間継続して遊技球が検知されることに基づき、発射装置60の打出しを禁止するといった制御が行われる。尚、下皿連通路71における遊技球の滞留が解消され、満杯検知スイッチにより遊技球が検知されなくなると(所定時間継続して検知されなくなると)発射装置60の打出しが許容される。
次に、パチンコ機10の背面構成について図5、図6等を参照して説明する。パチンコ機10の背面には、各種制御基板が上下左右に並べられるようにして、一部前後に重ねられるようにして配置されており、さらに、遊技球を供給する遊技球供給装置(払出機構)や樹脂製の保護カバー等が取り付けられている。払出機構及び保護カバーは1ユニットとして一体化されており、一般に樹脂部分を裏パックと称することもあるため、ここではそのユニットを「裏パックユニット203」と称する。
まず、遊技盤30の背面構成について説明する。図6に示すように、遊技盤30中央の貫通孔に対応して配設された可変表示装置ユニット35(図4参照)の背面側には、センターフレーム47を背後から覆う樹脂製のフレームカバー213が後方に突出して設けられている。また、フレームカバー213の背面側には、フレームカバー213の開口部から前方に臨む液晶表示装置たる装飾図柄表示装置42、表示制御装置45及びサブ制御装置262が前後に重ねられた状態で着脱可能に取り付けられている。
装飾図柄表示装置42は、当該装飾図柄表示装置42の表示部(液晶画面)をパチンコ機10の前面側に露出させるための開口部が形成された収容ボックス42bに収容されてフレームカバー213の背面側に固定されている。表示制御装置45は基板ボックス45aに収容されて装飾図柄表示装置42(収容ボックス42b)の背面側に固定されている。サブ制御装置262は基板ボックス262aに収容されて表示制御装置45(基板ボックス45a)の背面側に固定されている。尚、フレームカバー213内には、センターフレーム47に内蔵されたLED等を駆動するLED制御基板等が配設されている。また、収容ボックス42b及び基板ボックス45a,262aは透明樹脂材料等により構成され、内部が視認可能となっている。
フレームカバー213の下方には裏枠セット215が、一般入賞口31、可変入賞装置32、始動入賞口33A,33B等を背後から覆うようにして遊技盤30に取付けられている。裏枠セット215は、各種入賞口に入賞した遊技球を回収するための球回収機構を備えている(図示略)。この球回収機構により回収された遊技球は、後述する排出通路部217に案内され、排出通路部217の排出シュートからパチンコ機10外部に排出される。
また、本実施形態では、裏枠セット215が主制御装置261の取付台として機能する。より詳しくは、主制御装置261を搭載した基板ボックス263が、裏枠セット215に対し回動可能に軸支され、後方に開放可能となっている。
主制御装置261は、透明樹脂材料等よりなる基板ボックス263に収容されている。基板ボックス263は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備え、これらボックスベースとボックスカバーとが封印部材によって連結されている。封印部材によって連結された基板ボックス263は、所定の痕跡を残さなければ開封できない構成となっている。これにより、基板ボックス263が不正に開封された旨を容易に発見することができる。
また、遊技盤30には、一般入賞口31等の各種入賞口に対応して、当該各種入賞口へ入賞した遊技球を検出する入賞検出スイッチ(入球検出手段)が設けられている。具体的には、図4に示すように、一般入賞口31に対応する位置には入賞口スイッチ221が設けられ、可変入賞装置32にはカウントスイッチ223が設けられている。また、上始動入賞口33Aには第1始動入賞スイッチ224Aが設けられ、下始動入賞口33Bには第2始動入賞スイッチ224Bが設けられている。さらに、スルーゲート34に対応する位置にはスルーゲートスイッチ225が設けられている。
また、図示は省略するが、裏枠セット215には、入賞口スイッチ221、カウントスイッチ223及びスルーゲートスイッチ225とケーブルコネクタを介して電気的に接続される第1盤面中継基板が設けられている。この第1盤面中継基板は、入賞口スイッチ221等と、主制御装置261とを中継するものであり、ケーブルコネクタを介して主制御装置261と電気的に接続されている。
これに対し、始動入賞口33A,33Bへの入賞を検出する始動入賞スイッチ224A,224Bは中継基板を経ることなくコネクタケーブルを介して直接主制御装置261に接続されている。
各種入賞検出スイッチにて各々検出された検出結果は、主制御装置261に取り込まれる。そして、該主制御装置261よりその都度の入賞状況に応じた払出指令(遊技球の払出個数)が払出制御装置311に送信され、該払出制御装置311からの出力信号に基づき所定数の遊技球の払出しが実施される(スルーゲートスイッチ225により検出された場合を除く)。
次に、裏パックユニット203の構成を説明する。図5に示すように、裏パックユニット203は、樹脂成形された裏パック351と、遊技球の払出機構部352とを一体化したものである。また、裏パックユニット203は、内枠12の左側部(図5では右側)に対して開閉可能に支持されており、上下方向に沿って延びる開閉軸線を軸心として後方に開放できるようになっている。加えて、裏パックユニット203の左上部(図5では右上部)には外部中継端子板240が設けられている。
外部中継端子板240は、遊技ホールのホールコンピュータなどへの各種情報送信を中継するためのものであり、複数の外部接続端子が設けられている。便宜上、符号は付さないが、例えば現在の遊技状態(大当たり状態や高確率モード等)に関する情報を出力するための端子、後述する開放検知スイッチ91,92によって検出される前面枠セット14や内枠12の開放に関する情報を出力するための端子、入賞エラー、下皿満タンエラー、タンク球無しエラー、払出しエラーなど各種エラー状態に関する情報を出力するための端子、払出制御装置311から払出される賞球数に関する情報を出力するための端子などが設けられている。
尚、本実施形態においては、「小当たり」に関する情報を出力するための端子が設けられ、「小当たり」の発生情報が出力される構成となっているが、「小当たり」の発生情報を出力しないような構成としてもよい。
裏パック351は例えばABS樹脂により一体成形されており、パチンコ機10の後方に突出して略直方体形状をなす保護カバー部354を備えている。保護カバー部354は左右側面及び上面が閉塞され且つ下面のみが開放された形状をなし、少なくともフレームカバー213を覆うのに十分な大きさを有する。但し、本実施形態では、保護カバー部354が基板ボックス263の上部及び右部(図5では左側の部位)も合わせて覆う構成となっている。これにより、裏パックユニット203の閉鎖状態において、基板ボックス263の右部に設けられた封印部材、及び主制御装置261の上縁部に沿って設けられた端子部(基板側コネクタ)が覆われることとなる。
払出機構部352は、保護カバー部354を迂回するようにして配設されている。すなわち、保護カバー部354の上方には、上側に開口したタンク355が設けられており、このタンク355には遊技ホールの島設備から供給される遊技球が逐次補給される。タンク355の下方には、例えば横方向2列の球通路を有し下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール356が連結され、さらにタンクレール356の下流側には縦向きにケースレール357が連結されている。払出装置358はケースレール357の最下流部に設けられ、払出モータ等の所定の電気的構成により必要個数の遊技球の払出が適宜行われる。そして、払出装置358より払出された遊技球は上皿19等に供給される。
また、払出機構部352には、払出制御装置311から払出装置358への払出指令の信号を中継する払出中継基板381が設置されると共に、外部より主電源を取り込む電源スイッチ基板382が設置されている。電源スイッチ基板382には、電圧変換器を介して例えば交流24Vの主電源が供給され、電源スイッチ382aの切換操作により電源ON又は電源OFFされる。
裏パックユニット203(基板ボックス263)の下方には、内枠12の左側部(図5では右側)にて軸支され、後方に開放可能な下枠セット251が設けられている。図6に示すように、下枠セット251には、上述した球回収機構により回収された遊技球が流入する排出通路部217が形成され、排出通路部217の最下流部には、遊技球をパチンコ機10外部へ排出する排出シュート(図示略)が形成されている。つまり、一般入賞口31等の各入賞口に入賞した遊技球は、裏枠セット215の球回収機構を介して集合し、さらに排出通路部217の排出シュートを通じてパチンコ機10外部に排出される。なお、アウト口36も同様に排出通路部217に通じており、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球も排出シュートを介してパチンコ機10外部に排出される。尚、本実施形態では、裏パックユニット203と下枠セット251とが別体として構成され、それぞれ独立して開閉可能であるが、裏パックユニット203と下枠セット251とが一体的に形成されることとしてもよい。
また、図5に示すように、下枠セット251の背面側には、払出制御手段としての払出制御装置311、発射制御装置312、電源装置313及びカードユニット接続基板314が前後に重ねられた状態で着脱可能に取り付けられている。
発射制御装置312及び電源装置313は基板ボックス313aに収容されて下枠セット251の背面側に固定されている。尚、発射制御装置312及び電源装置313は、便宜上それぞれ独立した制御装置として説明するが、実際には1つの基板(プリント基板)により構成される。
また、払出制御装置311は、基板ボックス311aに収容されて、基板ボックス313a(発射制御装置312及び電源装置313)の背面側に固定されている。尚、払出制御装置311が収容される基板ボックス311aには、上述した主制御装置261が収容される基板ボックス263と同様に封印部材が設けられ、基板ボックス311aの開封された痕跡が残るようになっている。
加えて、カードユニット接続基板314は、基板ボックス314aに収容されて、基板ボックス313a(発射制御装置312及び電源装置313)の背面側に固定されている。
なお、上記各基板ボックス311a,313a,314aは透明樹脂材料等により構成されており、内部が視認可能となっている。
また、払出制御装置311には基板ボックス311aから外方に突出する状態復帰スイッチ321が設けられている。例えば、払出モータ部の球詰まり等、払出エラーの発生時において状態復帰スイッチ321が押下されると、払出モータが正逆回転され、球詰まりの解消(正常状態への復帰)が図られる。
さらに、電源装置313には基板ボックス313aから外方に突出するRAM消去スイッチ323が設けられている。本パチンコ機10はバックアップ機能を有しており、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰(復電)の際には停電時の状態に復帰させることができる。従って、通常手順で(例えば遊技ホールの営業終了時に)電源遮断すると電源遮断前の状態が記憶保持されることから、電源投入時に初期状態に戻したい場合には、RAM消去スイッチ323を押しながら電源を投入する。
また、図6に示すように、内枠12の右側部背面側には施錠装置600が設けられている。施錠装置600は、前面枠セット14の前面側に露出するシリンダ錠700(図1等参照)を備えており、該シリンダ錠700の鍵穴に鍵を挿入し、一方に回動操作することで内枠12を解錠でき、他方に回動操作することで前面枠セット14を解錠できるようになっている。本実施形態では、内枠12は外枠11に対し施錠され、前面枠セット14は内枠12に対し施錠される。
尚、上記のように、外枠11の右辺枠構成部11dには、施錠装置600に対応する上下区間全域を内枠12の背面側から覆う延出壁部83が形成されている(図5参照)。これにより、外枠11の背面側から線材等を進入させ、当該線材等により施錠装置600を操作することが困難となる。結果として、防御性能の向上を図ることができる。さらに、延出壁部83は、裏パックユニット203及び下枠セット251の右端部(図5では左側の端部)を背面側から覆う構成となっており、内枠12の閉状態においては、裏パックユニット203及び下枠セット251を開放できない構成となっている。
また、図4に示すように、内枠12の前面側右下部(発射装置60の右側)には、前面枠セット14の開放を検知するための前面枠開放検知スイッチ91が設けられ、図5に示すように、内枠12の背面側右下部(図5では左下)には、内枠12の開放を検知するための内枠開放検知スイッチ92が設けられている。前面枠開放検知スイッチ91及び内枠開放検知スイッチ92は、それぞれスイッチ本体部に対して出没可能な検知部を備えており、前面枠開放検知スイッチ91は検知部が前方に向くように設けられ、内枠開放検知スイッチ92は検知部が後方へ向くように設けられる。そして、検知部がスイッチ本体部から突出した状態にある場合にはオン信号を主制御装置261に出力し、検知部がスイッチ本体部側に押圧され、スイッチ本体部に没入した状態ではオフ信号を主制御装置261に出力する構成となっている。つまり、前面枠開放検知スイッチ91は前面枠セット14の閉鎖時において検知部が前面枠セット14の背面で押圧されてオフ状態となり、前面枠セット14の開放時には、検知部が突出状態に戻ってオン状態となる。同様に、内枠開放検知スイッチ92は内枠12の閉鎖時において検知部が外枠11の受部85に一体形成された押圧部86によって押圧されてオフ状態となり、内枠12の開放時には検知部が突出状態に戻ってオン状態となる。
次に、パチンコ機10の電気的構成について説明する。図7は、本パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。主制御装置261(主基板)には、演算装置である1チップマイコンとしてのCPU501が搭載されている。CPU501には、該CPU501により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM502と、そのROM502内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するメモリであるRAM503と、割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路等が内蔵されている。但し、CPU、ROM及びRAMが1チップ化されておらず、それぞれの機能毎にチップ化されている構成であってもよい。
RAM503は、CPU501の内部レジスタの内容やCPU501により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種フラグ及びカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)と、バックアップエリア503aとを備えている。
また、RAM503は、パチンコ機10の電源のオフ後においても電源装置313からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、スタックエリア、作業エリア及びバックアップエリア503aに記憶されるすべてのデータがバックアップされるようになっている。
バックアップエリア503aは、停電などの発生により電源が切断された場合において、電源の再入時にパチンコ機10の状態を電源切断前の状態に復帰させるべく、電源切断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタ、I/O等の値を記憶しておくエリアである。バックアップエリア503aへの書き込みは、メイン処理によって電源切断時に実行され、逆にバックアップエリア503aに書き込まれた各値の復帰は、電源入時(停電解消による電源入を含む。以下同様)のメイン処理において実行される。尚、CPU501のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源断時に、後述する停電監視回路542から出力される停電信号SK1が入力されるように構成されており、停電の発生により、停電処理(NMI割込み処理)が即座に実行される。
尚、少なくともスタックエリアとバックアップエリア503aとに記憶されるデータをバックアップすれば、必ずしもすべてのエリアに記憶されるデータをバックアップする必要はない。例えば、スタックエリアとバックアップエリア503aとに記憶されるデータをバックアップし、作業エリアに記憶されるデータをバックアップしない構成としてもよい。
かかるROM502及びRAM503を内蔵したCPU501には、アドレスバス及びデータバス等で構成されるバスライン504を介して入出力ポート505が接続されている。入出力ポート505には、後述するRAM消去スイッチ回路543、払出制御装置311、サブ制御装置262、第1及び第2特別表示装置43L、43R、普通図柄表示装置41等が接続されている。この構成により、上述した特別表示装置43L、43R及び普通図柄表示装置41は、主制御装置261により直接的に制御される。一方、装飾図柄表示装置42は、サブ制御装置262を介して制御される。
その他、便宜上、各種中継基板等の図示は省略するが、入出力ポート505には、入賞口スイッチ221、カウントスイッチ223、始動入賞ユニットスイッチ224A,224B、スルーゲートスイッチ225などの各種検出スイッチや、各種基板などの各種電気部品が接続されている。つまり、主制御装置261には、各種ケーブルコネクタのコネクタを接続するための複数の端子部(基板側コネクタ)が設けられているが、これら端子部等により、入出力ポート505が構成される。
サブ制御装置262(サブ制御基板)は、演算装置であるCPU551、該CPU551により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM552、該ROM552内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するメモリであるRAM553、入出力ポート554、バスライン555を備えるとともに、その他にも図示しない割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路等を備えている。RAM553は、CPU551による各種プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラグを一時的に記憶するメモリである。
入出力ポート554には、バスライン555を介してCPU551、ROM552、RAM553が接続されるとともに、表示制御装置45が接続されている。さらに、入出力ポート554には、スピーカSP、演出ボタン125、各種電飾部及びランプ102,104が接続されている。
サブ制御装置262のCPU551は、例えば主制御装置261から送信されるコマンド(例えば「変動パターンコマンド」)に基づいて表示制御装置45に表示制御を実行させ、装飾図柄表示装置42に表示させる。なお、上記のように、本実施形態では、主制御装置261が制御する第1及び第2特別表示装置43L、43Rにて大当たりか否か等を表示するようになっており、サブ制御装置262が制御する装飾図柄表示装置42では、前記特別表示装置43L、43Rの表示に合わせた表示が行われる。
また、払出制御装置311は、払出装置358により賞球や貸し球の払出制御を行うものである。演算装置であるCPU511は、そのCPU511により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM512と、ワークメモリ等として使用されるRAM513とを備えている。
払出制御装置311のRAM513は、主制御装置261のRAM503と同様に、CPU511の内部レジスタの内容やCPU511により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種フラグ及びカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)と、バックアップエリア513aとを備えている。
RAM513は、パチンコ機10の電源のオフ後においても電源装置313からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、スタックエリア、作業エリア及びバックアップエリア513aに記憶されるすべてのデータがバックアップされるようになっている。尚、少なくともスタックエリアとバックアップエリア513aとに記憶されるデータをバックアップすれば、必ずしもすべてのエリアに記憶されるデータをバックアップする必要はない。例えば、スタックエリアとバックアップエリア513aとに記憶されるデータをバックアップし、作業エリアに記憶されるデータをバックアップしない構成としてもよい。
バックアップエリア513aは、停電などの発生により電源が切断された場合において、電源の再入時にパチンコ機10の状態を電源切断前の状態に復帰させるべく、電源切断時のスタックポインタや、各レジスタ、I/O等の値を記憶しておくエリアである。このバックアップエリア513aへの書き込みは、メイン処理によって電源切断時に実行され、バックアップエリア513aに書き込まれた各値の復帰は電源入時のメイン処理において実行される。尚、主制御装置261のCPU501と同様、CPU511のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路542から停電信号SK1が入力されるように構成されており、その停電信号SK1がCPU511へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込み処理が即座に実行される。
作業エリアには、払出制御装置311による賞球の払出許可が設定される「払出許可フラグ」と、主制御装置261から送信されたコマンドを受信した場合に設定される「コマンド受信フラグ」と、主制御装置261から送信されたコマンドが記憶されるコマンドバッファとが設けられている。
「払出許可フラグ」は、賞球の払出許可を設定するフラグであり、主制御装置261から賞球の払出を許可する特定のコマンドが送信され、その特定のコマンドを受信した場合にオンされ、初期設定の処理又は電源遮断前へ復帰された場合にオフされる。本実施形態では、特定のコマンドは、払出制御装置311のRAM513の初期処理の指示をする「払出初期化コマンド」と、賞球の払出を指示する「賞球コマンド」と、主制御装置261が復電された場合に送信される「払出復帰コマンド」の3つである。
「コマンド受信フラグ」は、払出制御装置311がコマンドを受信したか否かを確認するフラグであり、いずれかのコマンドを受信した場合にオンされ、「払出許可フラグ」と同様に、初期設定の処理又は電源遮断前へ復帰された場合にオフされるとともに、コマンド判定処理により受信されたコマンドの判定が行われた場合にオフされる。
コマンドバッファは、主制御装置261から送信されるコマンドを一時的に記憶するリングバッファで構成されている。
かかるROM512及びRAM513を内蔵したCPU511には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン514を介して入出力ポート515が接続されている。入出力ポート515には、RAM消去スイッチ回路543、主制御装置261、発射制御装置312、払出装置358等がそれぞれ接続されている。
カードユニット接続基板314は、パチンコ機10前面の貸球操作部(球貸しボタン121及び返却ボタン122)と、遊技ホール等にてパチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット)とにそれぞれ電気的に接続され、遊技者による球貸し操作の指令を取り込んでそれをカードユニットに出力するものである。尚、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿19に遊技球が直接貸し出される現金機では、カードユニット接続基板314を省略することも可能である。
発射制御装置312は、発射装置60による遊技球の発射を許可又は禁止するものであり、発射装置60は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、払出制御装置311から発射許可信号が出力されていること、遊技者がハンドル18をタッチしていることをセンサ信号により検出していること、発射を停止させる発射停止スイッチが操作されていないことを条件に、発射装置60が駆動され、ハンドル18の操作量に応じた強度で遊技球が発射される。
表示制御装置45は、サブ制御装置262からの指示に従い、装飾図柄表示装置42における図柄の変動表示を実行するものである。この表示制御装置45は、CPU521と、プログラムROM522と、ワークRAM523と、ビデオRAM524と、キャラクタROM525と、ビデオディスプレイプロセッサ(VDP)526と、入力ポート527と、出力ポート529と、バスライン530,531とを備えている。入力ポート527にはサブ制御装置262の入出力ポート554が接続されている。また、入力ポート527には、バスライン530を介して、CPU521、プログラムROM522、ワークRAM523、VDP526が接続されている。また、VDP526にはバスライン531を介して出力ポート529が接続されており、その出力ポート529には液晶表示装置たる装飾図柄表示装置42が接続されている。
表示制御装置45のCPU521は、サブ制御装置262から送信される表示コマンドを、入力ポート527を介して受信するとともに、受信コマンドを解析し又は受信コマンドに基づき所定の演算処理を行ってVDP526の制御(具体的にはVDP526に対する内部コマンドの生成)を実施する。これにより、装飾図柄表示装置42における表示制御を行う。
プログラムROM522は、そのCPU521により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶するメモリであり、ワークRAM523は、CPU521による各種プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラグを一時的に記憶するメモリである。
ビデオRAM524は、装飾図柄表示装置42に表示される表示データを記憶するメモリであり、このビデオRAM524の内容を書き替えることにより、装飾図柄表示装置42の表示内容が変更される。キャラクタROM525は、装飾図柄表示装置42に表示される図柄などのキャラクタデータを記憶するメモリである。
VDP526は、装飾図柄表示装置42に組み込まれたLCDドライバ(液晶駆動回路)を直接操作する一種の描画回路である。VDP526はICチップ化されているため「描画チップ」とも呼ばれ、その実体は、描画処理専用のファームウェアを内蔵したマイコンチップとでも言うべきものである。VDP526は、CPU521、ビデオRAM524等のそれぞれのタイミングを調整してデータの読み書きに介在するとともに、ビデオRAM524に記憶される表示データを所定のタイミングで読み出して装飾図柄表示装置42に表示させる。
また、電源装置313は、パチンコ機10の各部に電力を供給する電源部541と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路542と、RAM消去スイッチ323に接続されてなるRAM消去スイッチ回路543とを備えている。
電源部541は、図示しない電源経路を通じて、主制御装置261や払出制御装置311等に対して各々に必要な動作電源を供給する。その概要としては、電源部541は、外部より供給される交流24ボルト電源を取り込み、各種スイッチやモータ等を駆動する+12V電源、ロジック用の+5V電源、RAMバックアップ用のバックアップ電源などを生成し、これら+12V電源、+5V電源及びバックアップ電源を主制御装置261や払出制御装置311等に対して供給する。なお、発射制御装置312に対しては払出制御装置311を介して動作電源(+12V電源、+5V電源等)が供給される。同様に、各種スイッチやモータ等には、これらが接続される制御装置を介して動作電源が供給されることとなる。
停電監視回路542は、停電等の発生による電源断時に、主制御装置261のCPU501及び払出制御装置311のCPU511の各NMI端子へ停電信号SK1を出力する回路である。停電監視回路542は、電源部541から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断)の発生と判断して、停電信号SK1を主制御装置261及び払出制御装置311へ出力する。この停電信号SK1の出力によって、主制御装置261及び払出制御装置311は、停電の発生を認識し、停電時処理(NMI割込み処理)を実行する。
尚、電源部541は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、かかる停電時処理の実行に充分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置261及び払出制御装置311は、停電時処理を正常に実行し完了することができる。
RAM消去スイッチ回路543は、RAM消去スイッチ323のスイッチ信号を取り込み、そのスイッチ323の状態に応じて主制御装置261のRAM503及び払出制御装置311のRAM513のバックアップデータをクリアする回路である。RAM消去スイッチ323が押下された際、RAM消去スイッチ回路543は、RAM消去信号SK2を主制御装置261及び払出制御装置311に出力する。RAM消去スイッチ323が押下された状態でパチンコ機10の電源が投入されると(停電解消による電源入を含む)、主制御装置261及び払出制御装置311においてそれぞれのRAM503,513のデータがクリアされる。
次に、上記の如く構成されたパチンコ機10の動作について説明する。
まず、主制御装置261の動作について説明する。本実施形態において、主制御装置261に設けられたCPU501は、遊技に際し各種カウンタ情報を用いて抽選を行うこととしている。
具体的には、図8に示すように、大当たり状態又は小当たり状態を発生させるか否かの当たり抽選(当否抽選)に使用する当たり乱数カウンタC1と、大当たり種別の決定に使用する大当たり種別決定カウンタC2と、装飾図柄表示装置42を外れ変動させる際にリーチ状態を発生させるか否かの決定や、発生させるリーチの種別の決定等に使用するリーチ選択カウンタC3と、当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する乱数初期値カウンタCINIと、第1及び第2特別表示装置43L、43R(装飾図柄表示装置42)の変動表示時間の決定や、装飾図柄表示装置42における変動パターン(演出パターン)の決定等に使用する変動種別カウンタCS1,CS2と、普通図柄表示装置41の抽選(下始動入賞口33Bの電動役物37を開状態とするか否かの開放抽選)に使用する普通図柄乱数カウンタC4とを用いることとしている。
カウンタC1,C2,C3,CINI,CS1,CS2,C4は、その更新の都度前回値に1が加算され、上限値に達した後、下限値である0に戻るループカウンタとなっている。各カウンタは定期的に更新され、その更新値がRAM503の所定領域に設定されたカウンタ用バッファに適宜格納される(乱数初期値カウンタCINIを除く)。
RAM503には、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別決定カウンタC2及びリーチ選択カウンタC3の各値が記憶される特別変動保留エリアと、普通図柄乱数カウンタC4の値が記憶される普通変動保留エリアとが設けられている。普通変動保留エリアは、1つの実行エリアと4つの保留エリア(保留第1〜保留第4エリア)とを備えている。
また、特別変動保留エリアは、それぞれ4つの保留エリア(保留第1〜保留第4エリア)を備える第1特別変動保留エリア及び第2特別変動保留エリアと、1つの実行エリアとを備えている。
第1特別変動保留エリアの各保留エリアには、上始動入賞口33Aへの遊技球の入賞履歴に合わせて、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別決定カウンタC2及びリーチ選択カウンタC3の各値が時系列的に格納される。第1特別変動保留エリアが第1保留手段を構成する。
第2特別変動保留エリアの各保留エリアには、下始動入賞口33Bへの遊技球の入賞履歴に合わせて、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別決定カウンタC2及びリーチ選択カウンタC3の各値が時系列的に格納される。第2特別変動保留エリアが第2保留手段を構成する。
尚、特別変動保留エリアにおける実行エリア及び各保留エリアには、当たり乱数カウンタC1の値を記憶する当たり乱数記憶エリア、大当たり種別決定カウンタC2の値を記憶する大当たり種別乱数記憶エリア、リーチ選択カウンタC3の値を記憶するリーチ乱数記憶エリアが設けられている。
普通変動保留エリアの各保留エリアには、スルーゲート34への遊技球の通過履歴に合わせて、普通図柄乱数カウンタC4の値が時系列的に格納される。
かかる構成を採用することで、上記のように特別表示装置43L、43R及び普通図柄表示装置41における変動表示をそれぞれ4回まで保留可能としている。
各カウンタについて詳しく説明すると、当たり乱数カウンタC1は、例えば0〜398の範囲内で順に1ずつ加算され、終値としての上限値(つまり398)に達した後、始値としての下限値である0に戻る構成となっている。通常、当たり乱数カウンタC1が1周した場合、その時点の乱数初期値カウンタCINIの値が当該当たり乱数カウンタC1の次の初期値として読み込まれる。尚、乱数初期値カウンタCINIは、当たり乱数カウンタC1と同様のループカウンタであり(値=0〜398)、タイマ割込み毎に1回更新されると共に通常処理の残余時間内で繰り返し更新される。一方、当たり乱数カウンタC1は定期的に(本実施形態ではタイマ割込み毎に1回)更新され、当たり乱数カウンタC1の値が当たり乱数カウンタバッファに格納される。そして、遊技球が上始動入賞口33A又は下始動入賞口33Bに入賞したタイミングで、当たり乱数カウンタバッファに格納されている当たり乱数カウンタC1の値が、第1特別変動保留エリア又は第2特別変動保留エリアに格納される。従って、かかる処理が第1当否抽選及び第2当否抽選の一部を構成することとなる。
大当たりとなる乱数の値は、「低確率モード」と「高確率モード」とで2種類設定されており、本実施形態では、「低確率モード」であれば大当たりとなる乱数の値の数は1つで、その値は「7」であり、「高確率モード」であれば大当たりとなる乱数の値の数は10で、その値は「7〜16」である。すなわち、「低確率モード」においては1/399の確率で当否抽選に当選し(大当たり状態が発生し)、「高確率モード」においては1/39.9の確率で当否抽選に当選することとなる。これら当選確率が第1の当選確率に相当する。
本実施形態では、ROM502に対し、当たり乱数カウンタC1の値が大当たりに対応するか否かの判定を行う際に参照される大当たり当否判定テーブルが設けられている。尚、本実施形態では、大当たり当否判定テーブルが2つ存在し、「7」を記憶した第1大当たり当否判定テーブルと、「7〜16」を記憶した第2大当たり当否判定テーブルとがある。
また、本実施形態では、ROM502に対し、当たり乱数カウンタC1の値が小当たりに対応するか否かの判定を行う際に参照される小当たり当否判定テーブルが設けられている。小当たりとなる乱数の値の数は10で、その値は「101〜110」である。すなわち、1/39.9の確率で当否抽選に当選(小当たり状態が発生)することとなる。かかる当選確率が第2の当選確率に相当する。尚、小当たり当否テーブルは、上始動入賞口33Aに対する遊技球の入賞に起因する当否抽選においてのみ参照される。
大当たり種別決定カウンタC2は、例えば0〜49の範囲内で順に1ずつ加算され、上限値(つまり49)に達した後、下限値である0に戻る構成となっている。本実施形態では、大当たり種別決定カウンタC2によって、大当たり種別、すなわち「16R確変大当たり」、「8R確変大当たり」、「2R確変大当たり」、「2R時短大当たり」又は「2R通常大当たり」のいずれを付与するかが決定されるようになっている。
尚、ROM502には、大当たり種別決定カウンタC2の値がいずれの大当たりに対応するかの判定を行う際に参照される大当たり種別判定テーブルが設けられている。また、上記のように、本実施形態では、遊技球が上始動入賞口33Aへ入賞した場合と、下始動入賞口33Bへ入賞した場合とで、大当たり種別の振り分けが異なっている。すなわち、本実施形態では、大当たり種別判定テーブルが2つ存在し、遊技球が上始動入賞口33Aへ入賞した場合に参酌される第1大当たり種別判定テーブルと、遊技球が下始動入賞口33Bへ入賞した場合に参酌される第2大当たり種別判定テーブルとがある。
具体的には、遊技球が上始動入賞口33Aへ入賞した場合、第1大当たり種別判定テーブル(図46参照)を参酌して、大当たり種別決定カウンタC2の値が「0〜19」であれば「16R確変大当たり」の付与が決定される。また、大当たり種別決定カウンタC2の値が「20〜39」であれば、「8R確変大当たり」の付与が決定され、「大当たり種別決定カウンタC2の値が「40」であれば、「2R確変大当たり」の付与が決定される。さらに、大当たり種別決定カウンタC2の値が「41〜49」であれば、「2R通常大当たり」の付与が決定される。
すなわち、上始動入賞口33Aへの入賞を契機とする大当たり抽選に当選した場合には、40%の確率で「16R確変大当たり」となり、40%の確率で「8R確変大当たり」となり、2%の確率で「2R確変大当たり」となり、18%の確率で「2R通常大当たり」となる。
一方、遊技球が下始動入賞口33Bへ入賞した場合には、第2大当たり種別判定テーブル(図47参照)を参酌して、大当たり種別決定カウンタC2の値が「0〜39」であれば「16R確変大当たり」の付与が決定され、「40」であれば「2R確変大当たり」の付与が決定され、「41〜49」であれば「2R時短大当たり」の付与が決定される。
すなわち、下始動入賞口33Bへの入賞を契機とする当否抽選に当選した場合には、80%の確率で「16R確変大当たり」となり、2%の確率で「2R確変大当たり」となり、18%の確率で「2R時短大当たり」となる。
尚、大当たり種別決定カウンタC2は定期的に(本実施形態ではタイマ割込み毎に1回)更新され、大当たり種別決定カウンタC2の値が大当たり種別決定カウンタバッファに格納される。そして、遊技球が上始動入賞口33A又は下始動入賞口33Bに入賞したタイミングで、大当たり種別決定カウンタバッファに格納されている大当たり種別決定カウンタC2の値がRAM503の特別変動保留エリア(第1特別変動保留エリア又は第2特別変動保留エリア)に格納される。
また、リーチ選択カウンタC3は、例えば0〜238の範囲内で順に1ずつ加算され、上限値(つまり238)に達した後、下限値である0に戻る構成となっている。本実施形態では、リーチ選択カウンタC3によって、図柄に関してリーチが発生した後、最終停止図柄がリーチ図柄の前後に1つだけずれて停止する「前後外れリーチ」と、同じくリーチ発生した後最終停止図柄がリーチ図柄の前後以外で停止する「前後外れ以外リーチ」と、リーチが発生しない「完全外れ」とを抽選することとしている。本実施形態では、ROM502に対し、リーチ選択カウンタC3の値がリーチ状態の発生に対応する値であるか否か及びいずれのリーチに対応するかの判定を行う際に参照されるリーチ判定テーブルが設けられている。リーチ判定テーブルには「0〜238」の値が記憶され、C3=0,1が前後外れリーチに該当し、C3=2〜21が前後外れ以外リーチに該当し、C3=22〜238が完全外れに該当する構成となっている。
リーチ選択カウンタC3は定期的に(本実施形態ではタイマ割込み毎に1回)更新され、リーチ選択カウンタバッファにリーチ選択カウンタC3の値が格納される。そして、遊技球が上始動入賞口33A又は下始動入賞口33Bに入賞したタイミングで、リーチ選択カウンタバッファに格納されているリーチ選択カウンタC3の値がRAM503の特別変動保留エリア(第1特別変動保留エリア又は第2特別変動保留エリア)に格納される。
また、2つの変動種別カウンタCS1,CS2のうち、一方の変動種別カウンタCS1は、例えば0〜198の範囲内で順に1ずつ加算され、上限値(つまり198)に達した後、下限値である0に戻る構成となっており、他方の変動種別カウンタCS2は、例えば0〜240の範囲内で順に1ずつ加算され、上限値(つまり240)に達した後、下限値である0に戻る構成となっている。以下の説明では、CS1を「第1変動種別カウンタ」、CS2を「第2変動種別カウンタ」ともいう。図8中でもこのように表記した。
例えば、「通常演出モード」(後述する「遊技状態判定値Xj」が「1」であるとき)に係る16R確変大当たり時・変動パターンテーブル(図48参照)においては、第1変動種別カウンタCS1によって、いわゆるノーマルリーチ、スーパーリーチ、プレミアムリーチ等、図柄のリーチ種別やその他大まかな変動態様が決定され、第2変動種別カウンタCS2によって、変動時間など、より細かな変動態様が決定される。従って、これらの変動種別カウンタCS1,CS2を組合わせることで、変動パターンの多様化を容易に実現することができる。勿論、第1変動種別カウンタCS1だけで変動態様を決定したり等することも可能である。
尚、ノーマルリーチは、図柄の変動以外には特段の演出表示がなされないリーチパターンである。スーパーリーチは、図柄の変動表示中(リーチ状態成立後)において、図柄以外にも、装飾図柄表示装置42にキャラクタ等が表示され、これにより遊技者に対し期待感を抱かせるリーチパターンである。プレミアムリーチは、大当たり状態が発生する際にのみ導出され得る演出態様であり、図柄の変動表示中(リーチ状態成立後)において、図柄以外に、スーパーリーチとは異なるパターンのキャラクタ等が表示される態様で行われ、これにより遊技者に対し期待感を抱かせるリーチパターンである。
また、変動種別カウンタCS1,CS2は、後述する通常処理が1回実行される毎に1回更新され、当該通常処理の残余時間内でも繰り返し更新される。そして、装飾図柄表示装置42による図柄の変動開始時における変動パターン決定に際してCS1,CS2のバッファ値が取得される。
なお、各カウンタの大きさや範囲は一例にすぎず任意に変更できる。但し、当たり乱数カウンタC1、リーチ選択カウンタC3、変動種別カウンタCS1,CS2の大きさは何れも異なる素数とし、いかなる場合にも同期しない数値としておくのが望ましい。
また、普通図柄乱数カウンタC4は、例えば0〜9の範囲内で順に1ずつ加算され、上限値(つまり9に達した後、下限値である0に戻るループカウンタとして構成されている。普通図柄乱数カウンタC4は定期的に(本実施形態ではタイマ割込み毎に1回)更新され、遊技球がスルーゲート34を通過した時に普通図柄乱数カウンタC4の値が取得される。
そして、当選となる普通図柄乱数カウンタC4の値が取得された場合、普通図柄表示装置41において変動表示が所定時間行われた後、当選に対応する図柄(本例では「○」)が停止表示され、下始動入賞口33Bの電動役物37が所定時間、開状態となる。
本実施形態では、「低サポートモード」において、当選となる乱数の値は「0」の1個である。一方、「高サポートモード」において、当選となる乱数の値は、「0〜7」の8個である。つまり、「低サポートモード」時には1/10の確率で電動役物37が開状態となり、「高サポートモード」時には4/5の確率で電動役物37が開状態となる。これら当選確率が第3の当選確率に相当する。
次いで、主制御装置261内のCPU501により実行される各制御処理を、フローチャートを参照しながら説明する。かかるCPU501の処理としては大別して、電源投入に伴い起動されるメイン処理と、定期的に(本実施形態では2msec周期で)起動されるタイマ割込み処理と、NMI端子(ノンマスカブル端子)への停止信号の入力により起動されるNMI割込み処理とがあり、説明の便宜上ここでは、先ずタイマ割込み処理とNMI割込み処理とを説明し、その後でメイン処理を説明する。
NMI割込み処理は、主制御装置261のCPU501により停電の発生等によるパチンコ機10の電源断時に実行される。このNMI割込みにより、電源断時の主制御装置261の状態がRAM503のバックアップエリア503aに記憶される。
すなわち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SK1が停電監視回路542から主制御装置261内のCPU501のNMI端子に出力される。すると、CPU501は実行中の制御を中断してNMI割込み処理を開始し、電源断の発生情報の設定として電源断の発生情報をRAM503のバックアップエリア503aに記憶してNMI割込み処理を終了する。
尚、上記のNMI割込み処理は払出制御装置311でも同様に実行され、かかるNMI割込みにより、電源断の発生情報がRAM513のバックアップエリア513aに記憶される。すなわち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SK1が停電監視回路542から払出制御装置311内のCPU511のNMI端子に出力され、CPU511は実行中の制御を中断してNMI割込み処理を開始する。その内容は上記説明の通りである。
図11は、タイマ割込み処理を示すフローチャートであり、本処理は主制御装置261のCPU501により例えば2msec毎に実行される。尚、図面において、主制御装置261のCPU501によるタイマ割り込み処理には、S3で始まる符号を付す。
図11において、先ずステップS301では、各種入賞検出スイッチの読み込み処理を実行する。ここでは主制御装置261に接続されている各種入賞検出スイッチ(入賞口スイッチ221、カウントスイッチ223、始動入賞スイッチ224A,224B、スルーゲートスイッチ225)の状態を読み込むと共に、当該スイッチの状態を判定して検知情報を保存する。
ステップS302では乱数初期値更新処理を実行する。具体的には、乱数初期値カウンタCINIを1インクリメントすると共に、そのカウンタ値が上限値(本例では398)に達した際0にクリアする。
また、ステップS303では乱数更新処理を実行する。具体的には、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別決定カウンタC2、リーチ選択カウンタC3及び普通図柄乱数カウンタC4をそれぞれ1インクリメントすると共に、それらのカウンタ値が上限値に達した際それぞれ0にクリアする。そして、各カウンタC1,C2,C3,C4の更新値を、RAM503の該当するバッファ領域に格納する。
その後、ステップS304では、始動入賞口33A,33Bへの入賞に伴う始動入賞処理を実行し、ステップS305では、スルーゲート34への遊技球の通過に伴うスルーゲート通過処理を実行する。その後、タイマ割込み処理を一旦終了する。
ここで、ステップS304の始動入賞処理について図12のフローチャートを参照して説明する。
先ず、ステップS304−1では、遊技球が下始動入賞口33Bに入賞したか否かを第2始動入賞スイッチ224Bの検知情報に基づき判定する。当該ステップS304−1で肯定判定された場合、ステップS304−2において、下始動入賞口33Bへの入賞を契機とする変動表示の保留数をカウントする下保留カウンタNbの値が上限値(本実施形態では「4」)未満であるか否かを判定する。当該ステップS304−2で否定判定された場合には、ステップS304−9へ移行する。一方、ステップS304−2で肯定判定された場合には、ステップS304−3に進み、下保留カウンタNbを1インクリメントする。
続くステップS304−4では、上記ステップS303の乱数更新処理で更新した当たり乱数カウンタC1、大当たり種別決定カウンタC2、及びリーチ選択カウンタC3の各値を、第2特別変動保留エリアの空いている保留エリアのうち最初のエリアに格納する。ステップS304−4の後、ステップS304−5に移行する。
ステップS304−5では、新たに第2特別変動保留エリアに記憶された当たり乱数カウンタC1の値が大当たりに対応する値であるか否かを判定する第2当たり判定処理を行う。ここで、ステップS304−5の第2当たり判定処理の詳細について、図13を参照して説明する。
先ず、ステップS304−5−1では、新たに第2特別変動保留エリアに記憶された当たり乱数カウンタC1の値が、第1大当たり当否判定テーブルに記憶された大当たりに対応する値「7」と一致するか否かを判定する。
ステップS304−5−1で肯定判定された場合、すなわち大当たり状態が発生すると判定された場合には、ステップS304−5−2において「大当たり当選フラグ」をオンにした後、本処理を終了する。尚、「大当たり当選フラグ」は、大当たり状態の発生を判定するための状態判定情報である。
一方、ステップS304−5−1で否定判定された場合には、ステップS304−5−3において、「抽選モードフラグ」の値を基に、「高確率モード」中であるか否かを判定する。
尚、「抽選モードフラグ」とは、抽選モードが「低確率モード」又は「高確率モード」のどちらであるかを判定するための状態判定情報である。また、本実施形態において、「抽選モードフラグ」は、1バイト(8ビット)で構成され、そのフラグ値として、抽選モードが「低確率モード」の場合には「50」が設定され、「高確率モード」の場合には「53」が設定される。尚、「抽選モードフラグ」における上位4ビットの値「5」は、ノイズ対策用に一律に付加されたものあって、特に遊技状態を判別するためのものではない。
ステップS304−5−3で肯定判定された場合、すなわち「高確率モード」中である場合には、ステップS304−5−4において、新たに第2特別変動保留エリアに記憶された当たり乱数カウンタC1の値が、第2大当たり当否判定テーブルに記憶された大当たりに対応する値のうち、上記「7」を除く、「8〜16」のいずれかであるか否かを判定する。尚、当該判定処理においては、当たり乱数カウンタC1の値が、大当たりに対応する各値と一致するか否かを1つずつ判定する。また、以下において、ある値(例えば、カウンタ値)が、複数の値のうちのいずれかの値と一致するか否かを判定する処理は、基本的には図中において1ブロックで記載するが、実際の処理では上記同様に、ある値が複数の値のうちのいずれかの値と一致するか否かを1つずつ判定する。
当該ステップS304−5−4で肯定判定された場合、すなわち「高確率モード」中においては大当たり状態が発生すると判定された場合には、ステップS304−5−2において「大当たり当選フラグ」をオンにした後、そのまま本処理を終了する。
ステップS304−5−3又はステップS304−5−4で否定判定された場合には、そのまま本処理を終了する。
図12に戻り、ステップS304−5に続いてステップS304−6では、ステップS304−5で当たり乱数カウンタC1の値が大当たりに対応する値であると判定された場合に、新たに第2特別変動保留エリアに記憶された大当たり種別決定カウンタC2の値に基づいて、大当たりの種別を判定する第2大当たり種別判定処理を行う。
第2大当たり種別判定処理について図14のフローチャートを参酌して説明する。第2大当たり種別判定処理では、まずステップS304−6−1にて、直前に行われた第2当たり判定処理S304−5にて「大当たり当選フラグ」が設定されたか否かを判定し、否定判定された場合には、そのまま本処理を終了する。一方、肯定判定された場合には、上記第2大当たり種別判定テーブルを参酌し、大当たりの種別を判定する。
具体的には、ステップS304−6−2にて、新たに第2特別変動保留エリアに記憶された大当たり種別決定カウンタC2の値が、「16R確変大当たり」に対応する値「0〜39」のいずれかであるか否かを判定する。ここで、肯定判定された場合には、ステップS304−6−3に移行し、「16R確変大当たりフラグ」をオンにして本処理を終了する。
一方で、ステップS304−6−2で否定判定された場合には、ステップS304−6−4に移行し、新たに第2特別変動保留エリアに記憶された大当たり種別決定カウンタC2の値が、「2R確変大当たり」に対応する値「40」であるか否かを判定する。ここで、肯定判定された場合には、ステップS304−6−5に移行し、「2R確変大当たりフラグ」をオンにし、本処理を終了する。
また、ステップS304−6−4にて否定判定された場合には、新たに第2特別変動保留エリアに記憶された大当たり種別決定カウンタC2の値が、「2R時短大当たり」に対応する値「41〜50」であると考えられるため、ステップS304−6−6において「2R時短大当たりフラグ」をオンにし、本処理を終了する。
尚、「16R確変大当たりフラグ」は、「16R確変大当たり」の発生を判定するための状態判定情報であり、「2R確変大当たりフラグ」は、「2R確変大当たり」の発生を判定するための状態判定情報であり、「2R時短大当たりフラグ」は、「2R時短大当たり」の発生を判定するための状態判定情報である。
図12に戻り、続くステップS304−7では、ステップS304−5で当たり乱数カウンタC1の値が大当たりに対応する値ではないと判定された場合に、新たに第2特別変動保留エリアに記憶されたリーチ選択カウンタC3の値に基づいて、リーチの種別を判定するリーチ判定処理を行う。
ステップS304−7のリーチ判定処理について図15を参照して説明する。
先ず、ステップS304−7(15)−1において、直前に行われた大当たり判定処理にて、当選フラグ(「大当たり当選フラグ」又は後述する「小当たり当選フラグ」)が設定されたか否かを判定する。ステップS304−7(15)−1で肯定判定された場合、すなわち大当たり状態又は小当たり状態が発生する場合には、そのまま本処理を終了する。
一方、ステップS304−7(15)−1で否定判定された場合、すなわち当たり状態が発生しない場合には、ステップS304−7(15)−2において、リーチ判定テーブルを参酌し、新たに第2特別変動保留エリアに記憶されたリーチ選択カウンタC3の値が、「前後外れリーチ」に対応する値である「0、1」のどちらかと一致するか否かを判定する。ステップS304−7(15)−2で肯定判定された場合には、ステップS304−7(15)−3において、前後外れリーチの発生を示す「前後外れフラグ」をオンにした後、本処理を終了する。
一方、ステップS304−7(15)−2で否定判定された場合には、ステップS304−7(15)−4において、リーチ判定テーブルを参酌し、新たに第2特別変動保留エリアに記憶されたリーチ選択カウンタC3の値が、「前後外れ以外リーチ」に対応する値「2〜21」のいずれかと一致するか否かを判定する。当該ステップS304−7(15)−4で肯定判定された場合には、ステップS304−7(15)−5において、前後外れリーチ以外のリーチの発生を示す「前後外れ以外フラグ」をオンにし、本処理を終了する。
また、ステップS304−7(15)−4で否定判定された場合、すなわち「完全外れ」となる場合には、そのまま本処理を終了する。
図12に戻り、リーチ判定処理S304−7に次いでステップS304−8では、保留制御コマンドの設定処理を行う。保留制御コマンドとは、第2特別変動保留エリアに保留記憶された各種保留情報(変動表示の内容を決定するために使用される情報)を事前にサブ制御装置262に対して知らせるためのコマンドである。本処理にて設定された保留制御コマンドは、次回の外部出力処理(ステップS201参照)にてサブ制御装置262に出力される。保留制御コマンドには、例えば保留情報として、上記第2当たり判定処理や第2大当たり種別判定処理の結果を示す情報、下始動入賞口33Bの入賞を契機とする変動表示であることを示す情報などが含まれる。
ステップS304−8の処理の後、又は、ステップS304−1若しくはステップS304−2で否定判定された場合には、ステップS304−9において、遊技球が上始動入賞口33Aに入賞したか否かを第1始動入賞スイッチ224Aの検知情報に基づき判定する。当該ステップS304−9で否定判定された場合には、そのまま本処理を終了する。一方、肯定判定された場合には、ステップS304−10において、上始動入賞口33Aへの入賞を契機とする変動表示の保留数をカウントする上保留カウンタNaの値が上限値(本実施形態では「4」)未満であるか否かを判定する。当該ステップS304−10で否定判定された場合には、そのまま本処理を終了する。一方、ステップS304−10で肯定判定された場合には、ステップS304−11に進み、上保留カウンタNaを1インクリメントする。
続くステップS304−12では、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別決定カウンタC2及びリーチ選択カウンタC3の各値を、第1特別変動保留エリアの空いている保留エリアのうち最初のエリアに格納する。ステップS304−12の後、ステップS304−13に移行する。
ステップS304−13では、新たに第1特別変動保留エリアに記憶された当たり乱数カウンタC1の値が大当たり又は小当たりに対応する値であるか否かを判定する第1当たり判定処理を行う。ここで、ステップS304−13の第1当たり判定処理の詳細について、図16を参照して説明する。
先ず、ステップS304−13−1では、新たに第1特別変動保留エリアに記憶された当たり乱数カウンタC1の値が、第1大当たり当否判定テーブルに記憶された大当たりに対応する値「7」と一致するか否かを判定する。
ステップS304−13−1で肯定判定された場合、すなわち大当たり状態が発生すると判定された場合には、ステップS304−13−2において「大当たり当選フラグ」をオンにした後、本処理を終了する。尚、ステップS304−5−2又はステップS304−13−2において第1特別遊技状態に相当する大当たり状態を発生させる主制御装置261の機能により第1特別遊技状態発生手段が構成される。
一方、ステップS304−13−1で否定判定された場合には、ステップS304−13−3に移行し、「抽選モードフラグ」の値を基に、「高確率モード」中であるか否かを判定する。
ステップS304−13−3で肯定判定された場合、すなわち「高確率モード」中である場合には、ステップS304−13−4に移行し、新たに第1特別変動保留エリアに記憶された当たり乱数カウンタC1の値が、第2大当たり当否判定テーブルに記憶された大当たりに対応する値のうち、上記「7」を除く、「8〜16」のいずれかであるか否かを判定する。
当該ステップS304−13−4で肯定判定された場合、すなわち「高確率モード」中においては大当たり状態が発生すると判定された場合には、ステップS304−13−2において「大当たり当選フラグ」をオンにした後、そのまま本処理を終了する。
尚、ステップS304−5−1、ステップS304−5−4、ステップS304−13−1及びステップS304−13−4の判定処理が第1当否抽選を構成し、これを実行する主制御装置261の機能により第1抽選手段が構成される。
ステップS304−13−3又はステップS304−13−4で否定判定された場合、すなわち「大当たり」でない場合には、ステップS304−13−5に移行する。
ステップS304−13−5では、新たに第1特別変動保留エリアに記憶された当たり乱数カウンタC1の値が、小当たりに対応する値「101〜110」のいずれかと一致するか否かを判定する。
ステップS304−13−5で肯定判定された場合、すなわち小当たり状態が発生すると判定された場合には、ステップS304−13−6において「小当たり当選フラグ」をオンにした後、本処理を終了する。尚、「小当たり当選フラグ」は、小当たり状態の発生を判定するための状態判定情報である。
一方、ステップS304−13−5で否定判定された場合には、そのまま本処理を終了する。本実施形態において、ステップS304−13−5の判定処理が第2当否抽選を構成し、これを実行する主制御装置261の機能により第2抽選手段が構成される。また、ステップS304−13−6において第2特別遊技状態に相当する小当たり状態を発生させる主制御装置261の機能により第2特別遊技状態発生手段が構成される。
図12に戻り、続くステップS304−14では、ステップS304−13で当たり乱数カウンタC1の値が大当たりに対応する値であると判定された場合に、新たに第1特別変動保留エリアに記憶された大当たり種別決定カウンタC2の値に基づいて、大当たりの種別を判定する第1大当たり種別判定処理を行う。
第1大当たり種別判定処理について図17のフローチャートを参酌して説明する。第1大当たり種別判定処理では、まず、ステップS304−14−1にて、直前に行われた第1当たり判定処理S304−13にて「大当たり当選フラグ」が設定されたか否かを判定し、否定判定された場合には、そのまま本処理を終了する。一方、肯定判定された場合には、上記第1大当たり種別判定テーブルを参酌し、大当たりの種別を判定する。
具体的には、ステップS304−14−2にて、新たに第1特別変動保留エリアに記憶された大当たり種別決定カウンタC2の値が、「16R確変大当たり」に対応する値「0〜19」のいずれかであるか否かを判定する。ここで、肯定判定された場合には、ステップS304−14−3に移行し、「16R確変大当たりフラグ」をオンにして本処理を終了する。
一方で、ステップS304−14−2で否定判定された場合には、ステップS304−14−4に移行し、新たに第1特別変動保留エリアに記憶された大当たり種別決定カウンタC2の値が、「8R確変大当たり」に対応する値「20〜39」のいずれかであるか否かを判定する。ここで、肯定判定された場合には、ステップS304−14−5に移行し、「8R確変大当たりフラグ」をオンにし、本処理を終了する。尚、「8R確変大当たりフラグ」は、「8R確変大当たり」の発生を判定するための状態判定情報である。
また、ステップS304−14−4にて否定判定された場合には、ステップS304−14−6に移行する。ステップS304−14−6においては、新たに第1特別変動保留エリアに記憶された大当たり種別決定カウンタC2の値が、「2R確変大当たり」に対応する値「40」であるか否かを判定する。ここで、肯定判定された場合には、ステップS304−14−7に移行し、「2R確変大当たりフラグ」をオンにし、本処理を終了する。一方で、ステップS304−14−6にて否定判定された場合には、新たに第1特別変動保留エリアに記憶された大当たり種別決定カウンタC2の値が、「2R通常大当たり」に対応する値「41〜50」であると考えられるため、ステップS304−14−8において「2R通常大当たりフラグ」をオンにし、本処理を終了する。尚、「2R通常大当たりフラグ」は、「2R通常大当たり」の発生を判定するための状態判定情報である。
図12に戻り、続くステップS304−15では、ステップS304−13で当たり乱数カウンタC1の値が大当たり又は小当たりに対応する値ではないと判定された場合に、新たに第1特別変動保留エリアに記憶されたリーチ選択カウンタC3の値に基づいて、リーチの種別を判定するリーチ判定処理を行う。尚、ステップS304−15のリーチ判定処理は、上記ステップS304−7のリーチ判定処理と同様であり、比較対象となる情報が、新たに第2特別変動保留エリアに記憶されたリーチ選択カウンタC3の値ではなく、新たに第1特別変動保留エリアに記憶されたリーチ選択カウンタC3の値となる点だけが異なる。従って、ステップS304−15のリーチ判定処理についての詳細な説明は省略する。
さらに続くステップS304−16では、保留制御コマンドの設定処理を行う。その後、本処理を終了する。尚、ステップS304−16の保留制御コマンドの設定処理は、上記ステップS304−8の保留制御コマンドの設定処理と同様であり、処理の対象となる変動表示に関する情報が、上始動入賞口33Aへの入球に基づくものであるといった点が異なるだけであるため、便宜上、詳細な説明は省略する。
図11に戻り、ステップS304の始動入賞処理に続いて、ステップS305のスルーゲート通過処理が行われる。次に、ステップS305のスルーゲート通過処理について図18のフローチャートを参照して説明する。
まずステップS305−1において、遊技球がスルーゲート34を通過したか否かをスルーゲートスイッチ225の検知情報により判定する。
ステップS305−1で否定判定された場合、そのまま本処理を終了する。一方、ステップS305−1にて肯定判定された場合、すなわち、遊技球がスルーゲート34を通過したと判定されると、ステップS305−2において、普通図柄表示装置41にて行われる変動表示の保留数をカウントする普通保留カウンタNcの値が上限値(本実施形態では4)未満であるか否かを判定する。ここで否定判定された場合には、そのまま本処理を終了する。一方、ステップS305−2で肯定判定された場合、すなわち、スルーゲート34への遊技球の通過が確認され、且つ、普通保留カウンタNcの値<4であることを条件にステップS305−3に進み、普通保留カウンタNcを1インクリメントする。
続くステップS305−4では、当否に関わる乱数を取得する。具体的には、上記ステップS303の乱数更新処理で更新した普通図柄乱数カウンタC4の値を、RAM503の普通変動保留エリアの空いている保留エリアのうち最初のエリアに格納する。その後、スルーゲート通過処理を終了する。
次に、主制御装置261内のCPU501により実行されるメイン処理の流れを図9のフローチャートを参照しながら説明する。このメイン処理は電源投入時のリセットに伴い起動される。尚、図面において、主制御装置261のCPU501によるメイン処理には、S1で始まる符号を付す。
先ず、ステップS101では、電源投入に伴う初期設定処理を実行する。具体的には、スタックポインタに予め決められた所定値を設定すると共に、サブ側の制御装置(サブ制御装置262,払出制御装置311等)が動作可能な状態になるのを待つために例えば1秒程度、ウエイト処理を実行する。続くステップS102では、RAMアクセスを許可する。
その後、CPU501内のRAM503に関してデータバックアップの処理を実行する。つまり、ステップS103では、電源装置313に設けたRAM消去スイッチ323が押下(ON)されているか否かを判定し、押下されていれば、バックアップデータをクリア(消去)するべく、ステップS111へ移行する。
一方、RAM消去スイッチ323が押下されていなければ、続くステップS104で、RAM503のバックアップエリア503aに電源断の発生情報が設定されているか否かを判定する。ここで、設定されていなければ、バックアップデータは記憶されていないので、この場合もステップS111へ移行する。バックアップエリア503aに電源断の発生情報が設定されていれば、ステップS105でRAM判定値を算出し、続くステップS106では、そのRAM判定値が電源断時に保存したRAM判定値と一致するか否か、すなわちバックアップの有効性を判定する。ここで算出したRAM判定値が電源断時に保存したRAM判定値と一致しなければ、バックアップされたデータは破壊されているので、この場合もステップS111へ移行する。
尚、RAM判定値は、例えばRAM503の作業領域アドレスにおけるチェックサム値である。このRAM判定値に代えて、RAM503の所定のエリアに書き込まれたキーワードが正しく保存されているか否かによりバックアップの有効性を判断することも可能である。
ステップS111の処理では、サブ側の制御装置となるサブ制御装置262及び払出制御装置311等を初期化するために、「初期化コマンド」を送信する。尚、「初期化コマンド」を受信したサブ制御装置262は、後述するように自身の初期化処理を実行し、初期設定である「通常演出モード」に対応する「遊技状態判定値Xj」の値「1」を遊技状態格納エリアに記憶する。
尚、「遊技状態判定値Xj」は、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおける演出態様(演出モード)を示す情報であり、モード情報に相当する。また、「遊技状態判定値Xj」は、各演出モードに対応して設定される。本実施形態において、「遊技状態判定値Xj」は、「通常演出モード」となる場合には「1」に設定され、「時短演出モード」となる場合には「2」に設定され、「潜確演出モード」となる場合には「3」に設定され、「確変演出モード」となる場合には「4」に設定される。
尚、「通常演出モード」では、例えば、背景画像が予め設定された複数の通常演出モード用ステージ(本実施形態では、例えば、図59に示すように、複数の高層ビルが表示される「都心ステージ」や、図60に示すように、木やベンチ等が表示される「公園ステージ」、図61に示すように、複数の山等が表示される「郊外ステージ」など)のうちの1つとされる。また、「通常演出モード」において、上図柄表示領域は装飾図柄表示装置42の表示部42aの上方約1/3を占め、中図柄表示領域は表示部42aの中央約1/3を占め、下図柄表示領域は表示部42aの下方約1/3を占めており、図柄は、表示部42aのほぼ全域を使って変動表示するように構成されている。
尚、本実施形態において、「通常演出モード」にて表示されるステージは、サブ制御装置262により選択されるように構成されている。具体的には、サブ制御装置262は、主制御装置261から送信された「遊技状態判定値Xj」が「1」である場合、上記各ステージのうちの1つを任意に選択し、選択されたステージに係るコマンドを表示制御装置45に送信する。そして、表示制御装置45が、受信したコマンドに基づき装飾図柄表示装置42を制御することにより、装飾図柄表示装置42において前記選択されたステージに対応する表示がなされる。尚、「通常演出モード」において表示されるステージが、主制御装置261により選択されるように構成してもよい。この場合、例えば、各ステージごとに異なる「遊技状態判定値Xj」を設定してもよい(例えば、「都心ステージ」では、「遊技状態判定値Xj」として「11」を設定し、「公園ステージ」では、「遊技状態判定値Xj」として「12」を設定し、「郊外ステージ」では、「遊技状態判定値Xj」として「13」を設定してもよい)。
「時短演出モード」は、主として「2R時短大当たり」の終了後の変動表示において行われる演出態様である。「時短演出モード」では、背景画像が「通常演出モード」における背景画像とは異なる所定の時短演出モード用ステージ(本実施形態では、例えば、図81に示すように、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、キャラクターが修行を行う様子が表示されるとともに、「修行中」等の文字が表示される「修行ステージ」など)とされる。さらに、「時短演出モード」では、図柄表示領域が表示部42aの中央から外れた位置(本実施形態では、表示部42aの右下側)において小さめに設けられる。
また、「時短演出モード」においては、高サポートモードが付与される残りの変動回数を表す情報(例えば、前記残りの変動回数を示す数字や変動終了とともに目盛が1つずつ減少するメータなど)、又は、「時短演出モード」となってからの変動回数の合計数を表す情報(例えば、「時短演出モード」となってからの変動回数の総数を示す数字等)も合わせて表示部42aに表示される。例えば、本実施形態では、表示部42aにおいて太線で区画した領域内に表示される数値(「残り」と「日」との間の数値)が、「高サポートモード」の付与される残りの変動回数を示している。
また、本実施形態では、主制御装置261からサブ制御装置262へと後述する「サポート回数カウンタ」の値が送信されるように構成されており、サブ制御装置262は、通常、受信した「サポート回数カウンタ」の値に基づいて表示制御装置45を制御することで、前記残りの変動回数を装飾図柄表示装置42において表示させる。但し、本実施形態では、詳しくは後述するが、「確変演出モード」において「小当たり」が発生した場合には、演出モードが「時短演出モード」に設定されるところ、この場合には、サブ制御装置262において「時短演出モード」になってからの「変動パターンコマンド」の受信回数(つまり、変動回数)が計測されるとともに、その計測回数に基づいて前記残りの変動回数に相当する情報が得られる。そして、この情報に基づいて、サブ制御装置262が表示制御装置45を制御することにより、前記残りの変動回数に相当するダミー情報が装飾図柄表示装置42にて表示される。つまり、「確変演出モード」において「小当たり」が発生した場合には、前記残りの変動回数として、実際の「サポート回数カウンタ」の値とは無関係の値が表示される。
尚、「サポート回数カウンタ」とは、「高サポートモード」の継続期間(変動表示何回分か)を計測するための手段であり、大当たり終了後の処理において、各種大当たりに対応する値がカウンタ値として設定される。また、前記残りの変動回数等を表す情報は必ずしも表示しなければならないものではなく、適宜省略可能である。
「潜確演出モード」は、主として「2R確変大当たり」や「小当たり」の終了後の変動表示において行われる演出態様である。「潜確演出モード」では、背景画像が「通常演出モード」及び「時短演出モード」における背景画像と異なる所定の潜確演出モード用ステージ(本実施形態では、例えば、図76に示すように、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、キャラクターを乗せた自動車が走行する様子が表示されるとともに、「営業中」等の文字が表示される「営業ステージ」など)とされる。また、「潜確演出モード」においては、「通常演出モード」と同様に、図柄は、表示部42aのほぼ全域を使って変動表示する。さらに、この「潜確演出モード」への移行は、上述の通り、「2R確変大当たり」の終了時のみならず、「小当たり」や「2R通常大当たり」の終了後においても行われる。このため、遊技者は、抽選モードが「高確率モード」であるのか「低確率モード」であるのか把握しづらい。
「確変演出モード」は、「8R確変大当たり」や「16R確変大当たり」の終了後の変動表示において行われる演出態様である。「確変演出モード」では、背景画像が「通常演出モード」、「時短演出モード」及び「潜確演出モード」における背景画像と異なる所定の確変演出モード用ステージ(本実施形態では、例えば、図71に示すように、表示部42aにおいて、所定のキャラクターが表示されるとともに、「ブレイク中」等、「高確率モード」であることを明確に示す表示がなされる「ブレイクステージ」など)とされる。尚、「確変演出モード」では、「時短演出モード」と同様に、図柄表示領域が表示部42aの中央から外れた位置において小さめに設けられる。
尚、各演出モードは、上述の態様に限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、各演出モードにおいて、それぞれ同様のステージが表示される構成としつつ、各演出モードにおいて背景画像の色合いが異なるように構成してもよい(例えば、「通常演出モード」では背景画像をフルカラー配色態様とし、「時短演出モード」では背景画像を緑がかった配色とし、「潜確演出モード」では背景画像を彩度の低い(白黒に近い)モノトーン配色とし、「確変演出モード」では背景画像を赤みのかかった配色としてもよい)。また、本実施形態において、変動表示される図柄の態様は、各演出モードにおいて同様のものとなるように構成されているが、特定の演出モードにおいてその他の演出モードにおける図柄とは異なる態様の図柄が変動表示されるようにしてもよい。
図9に戻り、ステップS111の処理後、RAMの初期化処理(ステップS112等)に移行する。
上述したように、本パチンコ機10では、例えばホールの営業開始時など、電源投入時に初期状態に戻したい場合にはRAM消去スイッチ323を押しながら電源が投入される。従って、RAM消去スイッチ323がONされていれば、RAMの初期化処理(ステップS112等)に移行する。また、電源断の発生情報が設定されていない場合や、RAM判定値(チェックサム値等)によりバックアップの異常が確認された場合も同様にRAM503の初期化処理(ステップS112等)に移行する。ステップS112ではRAM503の使用領域を0にクリアし、続くステップS113ではRAM503の初期値を設定する。その後、ステップS114で割込み許可を設定し、後述する通常処理に移行する。
一方、RAM消去スイッチ323が押されていない場合(ステップS103:NO)には、電源断の発生情報が設定されていること、及び、RAM判定値(チェックサム値等)が正常であること(S104:YES、S106:YES)を条件に、復電時の処理(電源断復旧時の処理)を実行する。つまり、ステップS107では、電源断前のスタックポインタを復帰させ、ステップS108では、電源断の発生情報をクリアする。
続くステップS109では、サブ側の制御装置となるサブ制御装置262及び払出制御装置311等を電源断時の遊技状態に復帰させる「復帰コマンド」(例えば、前記「払出復帰コマンド」)を送信する。尚、サブ制御装置262に送信する「復帰コマンド」には、電源断時の演出モードを示す情報である「遊技状態判定値Xj」が含まれる。サブ制御装置262は、「遊技状態判定値Xj」を含む「復帰コマンド」に基づいて、電源断時における装飾図柄表示装置42の演出モード(本実施形態では、「通常演出モード」、「時短演出モード」、「潜確演出モード」又は「確変演出モード」)を判別可能となっている。
ステップS110では、使用レジスタをRAM503のバックアップエリア503aから復帰させる。その後、ステップS114で割込み許可を設定し、通常処理に移行する。
次に、通常処理の流れを図10のフローチャートを参照しながら説明する。この通常処理では遊技の主要な処理が実行される。その概要として、ステップS201〜S210の処理が4msec周期の定期処理として実行され、その残余時間でステップS211,ステップS212のカウンタ更新処理が実行される構成となっている。尚、図面において、主制御装置261による通常処理には、S2で始まる符号を付す。
先ずステップS201では、前回の処理で更新された特別表示装置43L、43Rや電動役物37等の制御内容に基づいた制御信号を各装置に送信したり、コマンド等の出力データをサブ側の各制御装置に送信したりする外部出力処理を実行する。以下により詳しい具体例をいくつか挙げる。
例えば、上記各種検出スイッチの検知情報を基に、一般入賞口31など各種入賞口への遊技球の入賞の有無を判定し、入賞有りの場合には当該入賞に対応した個数に対応する賞球払出コマンドを払出制御装置311に対して送信する。
さらに、サブ制御装置262に対して、「抽選モードフラグ」を含むコマンドを出力する。
また、エラー表示ランプ104を点滅させるためのコマンドなどが設定されている場合には、サブ制御装置262に対し当該コマンドを出力する。
また、外部出力処理では、上記「抽選モードフラグ」や後述する「大当たり中フラグ」など各種情報を参酌して、遊技状態を把握させるための情報が遊技ホールのホールコンピュータへ外部出力される。さらには、ホールコンピュータへのエラー情報などの出力もこの出力処理において実行される。例えば、入賞エラーが検出された場合には、外部中継端子板240の所定の端子を介して、遊技ホールのホールコンピュータへオン信号(パルス信号)が出力され、入賞エラーがない場合には、オフ信号が出力される。
また、装飾図柄表示装置42による図柄の変動表示に際して、「変動パターンコマンド」、「図柄コマンド」、後述する「エンディングコマンド」及び後述する「ラウンド開放コマンド」等をサブ制御装置262に送信する。これに対し、「変動パターンコマンド」、「図柄コマンド」、「エンディングコマンド」、「ラウンド開放コマンド」等が入力されたサブ制御装置262は、かかる各種コマンドに基づいて、装飾図柄表示装置42の変動態様を決定し、該変動態様を装飾図柄表示装置42において表示(変動表示)するように表示制御装置45に対し指示を出す。尚、主制御装置261における外部出力処理(S201)を実行する機能が、変動パターンコマンド出力手段を構成する。
ステップS202では、変動種別カウンタCS1,CS2の更新を実行する。より具体的には、他のカウンタと同様に、変動種別カウンタCS1,CS2を1インクリメントすると共に、それらのカウンタ値が上限値(本実施形態では198,240)に達した際、それぞれ0にクリアする。そして、変動種別カウンタCS1,CS2の更新値を、RAM503の該当するバッファ領域に格納する。
続くステップS203では、払出制御装置311より受信した賞球計数信号を読み込む。次に、ステップS204では、払出制御装置311より受信した払出異常信号を読み込む。
その後、ステップS205では、第1表示制御処理を実行する。この処理では、第1及び第2特別表示装置43L、43Rにおいてどのような制御を行うか当該特別表示装置43L、43Rの制御内容の設定が行われるとともに、大当たり判定や装飾図柄表示装置42における図柄の変動パターンの設定などが行われる。ここで、第1表示制御処理について図19のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS205−1では、次述する各種当たり中フラグ(「大当たり中フラグ」及び「小当たり中フラグ」)を参照し、今現在、当たり中(大当たり状態中又は小当たり状態中)であるか否かを判定する。
尚、「大当たり中フラグ」とは、大当たり状態中か否かを判定するための状態判定情報である。本実施形態において、大当たり状態中である場合に「大当たり中フラグ」がオンとされ(フラグ値として「1」が設定され)、大当たり状態中でない場合に「大当たり中フラグ」がオフとされる(フラグ値として「0」が設定される)。
また、「小当たり中フラグ」とは、小当たり状態中か否かを判定するための状態判定情報である。本実施形態では、上記大当たり中フラグと同様に、小当たり状態中である場合に「小当たり中フラグ」がオンとされ(フラグ値として「1」が設定され)、小当たり状態中でない場合に「小当たり中フラグ」がオフとされる(フラグ値として「0」が設定される)。
尚、当たり状態(大当たり状態及び小当たり状態)中には、当たり状態の最中と当たり状態終了後の所定時間とが含まれる。ここで言う当たり状態終了後の所定時間とは、当たり状態終了後、通常遊技(特別表示装置43L、43Rにおける変動表示)が開始されるまでの時間であり、この時間帯は、装飾図柄表示装置42にて当たり状態の終了や当たり後に付与される各種遊技状態、各種モードを示す表示(エンディング演出)などが行われる。また、特別表示装置43L、43R、及び、装飾図柄表示装置42にて変動表示が当たりに対応する態様にて停止表示されてから可変入賞装置32が開放されるまでの間の期間〔一般にこの時間帯は装飾図柄表示装置42にて当たり状態の開始を示す表示(オープニング演出)が行われる〕についても当たり中に含まれる。
ステップS205−1で肯定判定された場合、すなわち当たり状態中である場合には、そのまま本処理を終了する。
一方で、ステップS205−1で否定判定された場合には、ステップS205−2において、「第1表示中フラグ」の設定状況を見て、第1又は第2特別表示装置43L、43R(装飾図柄表示装置42)にて変動表示中であるか否かを判定する。詳しくは、「第1表示中フラグ」が設定されている場合(オン状態の場合)には変動表示中とみなされ、「第1表示中フラグ」が解除されている場合(オフ状態の場合)には、変動表示が停止した状態にあたる停止表示中であるとみなされる。
尚、「第1表示中フラグ」は、第1又は第2特別表示装置43L、43Rにて変動表示中であるか否かを判定するための状態判定情報である。本実施形態では、第1又は第2特別表示装置43L、43Rにて変動表示中である場合に、「第1表示中フラグ」がオンとされ(フラグ値として「1」が設定され)、第1又は第2特別表示装置43L、43Rにて変動表示中でない場合に「第1表示中フラグ」がオフとされる(フラグ値として「0」が設定される)。また、「第1表示中フラグ」は、第1及び第2特別表示装置43L、43Rの変動表示を開始する際(ステップS205−7、ステップS205−7−27参照)にオンにされ、第1及び第2特別表示装置43L、43Rの変動表示が停止表示される際(ステップS205−14参照)にオフにされる。
ステップS205−2で否定判定された場合、すなわち、当たり状態中でなくさらに変動表示中でもない場合には、ステップS205−3に進み、下始動入賞口33Bへの入賞を契機とする変動表示(第2変動表示)の保留数をカウントする下保留カウンタNbの値が0よりも大きいか否かを判定する。
ステップS205−3で肯定判定された場合、すなわち、第2変動表示が1つでも保留記憶されている場合には、ステップS205−4において、下保留カウンタNbから1を減算する。尚、本実施形態では、第2変動表示が保留記憶されている場合(つまり、ステップS205−3にて肯定判定される場合)には、第1変動表示における保留記憶の有無に関わらず、第2変動表示に係る処理(S205−4〜S205−6)が実行されることとなる。つまり、第2変動表示よりも第1変動表示の方が早くに保留記憶された場合であっても、第2変動表示に係る処理が優先的に消化される(第1変動表示を後回しにする)構成となっている。
続くステップS205−5では、第2特別変動保留エリアに格納されたデータをシフトさせる処理を実行する。このデータシフト処理は、第2特別変動保留エリアの保留第1〜第4エリアに格納されているデータを実行エリア側に順にシフトさせる処理であって、保留第1エリア→実行エリア、保留第2エリア→保留第1エリア、保留第3エリア→保留第2エリア、保留第4エリア→保留第3エリアといった具合に各エリア内のデータがシフトされる。ステップS205−5の後、ステップS205−6において、第2保留ランプ46bを点灯・消灯させる処理や、変動特定ランプ40を赤色に発光させる処理を行ってから、ステップS205−7に移行する。
また、ステップS205−3で否定判定された場合、すなわち、第2変動表示が1つも保留記憶されていない場合には、ステップS205−8において、上始動入賞口33Aへの入賞を契機とする変動表示(第1変動表示)の保留数をカウントする上保留カウンタNaが0よりも大きいか否かを判定する。当該ステップS205−8で否定判定された場合には、そのまま本処理を終了する。
一方、ステップS205−8で肯定判定された場合には、ステップS205−9において、上保留カウンタNaから1を減算する。続くステップS205−10では、第1特別変動保留エリアに格納されたデータをシフトさせる処理を実行する。このデータシフト処理は、第1特別変動保留エリアの保留第1〜第4エリアに格納されているデータを実行エリア側に順にシフトさせる処理であって、保留第1エリア→実行エリア、保留第2エリア→保留第1エリア、保留第3エリア→保留第2エリア、保留第4エリア→保留第3エリアといった具合に各エリア内のデータがシフトされる。ステップS205−10の後、ステップS205−11において、第1保留ランプ46aを点灯・消灯させる処理や、変動特定ランプ40を青色に発光させる処理を行ってから、ステップS205−7に移行する。尚、本実施形態では、特別変動保留エリアの実行エリアは1つであり、第1特別変動保留エリア及び第2特別変動保留エリアに格納されているデータは、当該データに基づく変動表示を行う際に、共通の実行エリアにシフトされることとなる。
ステップS205−7では変動表示設定処理が行われる。変動表示設定処理においては、「変動パターンコマンド」、及び、「図柄コマンド」が設定される。そこで、先ず変動表示設定処理の説明に先立って、「変動パターンコマンド」及び「図柄コマンド」を説明する。
「変動パターンコマンド」は、サブ制御装置262により制御される、図柄の外観や変動態様等、装飾図柄表示装置42における演出態様を決定するためのコマンドであり、ROM502に記憶された変動パターンテーブルに基づいて設定される。詳述すると、本実施形態では、変動パターンテーブルとして、図49(a)〜(h)に示すように、「16R確変大当たり」に対応する変動パターンテーブル、「8R確変大当たり」に対応する変動パターンテーブル、「2R確変大当たり」に対応する変動パターンテーブル、「2R時短大当たり」に対応する変動パターンテーブル、「2R通常大当たり」又は「小当たり」に対応する変動パターンテーブル、「前後外れリーチ」に対応する変動パターンテーブル、「前後外れ以外リーチ」に対応する変動パターンテーブル、並びに、「完全外れ」に対応する変動パターンテーブルがそれぞれ演出モード(「遊技状態判定値Xj」の値「1」〜「4」、つまり、「通常演出モード」、「時短演出モード」、「潜確演出モード」及び「確変演出モード」)に応じて複数設けられている。尚、図49においては、図示の便宜上、「2R確変大当たり」に対応する変動パターンテーブル、「2R時短大当たり」に対応する変動パターンテーブル、及び、「2R通常大当たり」又は「小当たり」に対応する変動パターンテーブルを別々に記載したが、実際には、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」であるときにおける、「2R確変大当たり」に対応する変動パターンテーブルと、「2R通常大当たり」又は「小当たり」に対応する変動パターンテーブルとは共通である。また、「遊技状態判定値Xj」が「2」又は「4」であるときにおける、「2R時短大当たり」に対応する変動パターンテーブルと、「2R通常大当たり」又は「小当たり」に対応する変動パターンテーブルとは共通である。
そして、後述するステップS205−7−4、ステップS205−7−7、ステップS205−7−10、ステップS205−7−13、ステップS205−7−18、ステップS205−7−22、ステップS205−7−25において変動パターンを決定する際には、複数のテーブル群の中から現時点の演出モード(「遊技状態判定値Xj」の値)に対応する変動パターンテーブルを選出する処理を行う。そして、選出された変動パターンテーブルを基に変動パターンを決定し、これに対応する「変動パターンコマンド」が設定される。尚、変動パターンテーブルを記憶するROM502により、本実施形態における変動パターン記憶手段が構成される。
本実施形態における「変動パターンコマンド」は、2バイト構成からなり、上位バイトにおける上位4ビットが、演出モードを特定する情報によって構成されている。つまり、本実施形態では、上記「遊技状態判定値Xj」の値がそのまま設定される。また、上位バイトの下位4ビットが、当たり種別(大当たりの種別や小当たり)などを特定する情報によって構成され、下位バイトの8ビットが、変動パターン(変動時間やリーチ種別等)を特定する情報によって構成されている。
尚、サブ制御装置262には、これらの「変動パターンコマンド」と図柄の変動態様(変動パターン)との関係がテーブルで記憶されており、「変動パターンコマンド」を受信すると、当該「変動パターンコマンド」に対応する変動パターン(演出パターン)が、装飾図柄表示装置42にて実行可能となる。
尚、「変動パターンコマンド」は、上記構成に限定されるものではない。例えば、主制御装置261における処理負担の軽減を図るために、「変動パターンコマンド」を1バイト構成とし、上位4ビットを演出モードを特定する情報(「遊技状態判定値Xj」の値)によって構成し、下位4ビットを当たり種別などを特定する情報によって構成してもよい。また、この場合には、サブ制御装置262に、1の「変動パターンコマンド」に対応する、複数の図柄の変動パターンの関係が記憶されたテーブルを設けておき、当該テーブルを参酌して、サブ制御装置262において変動パターン(変動時間やリーチ種別等)を選択・決定するように構成してもよい。
次に、「図柄コマンド」について説明する。「図柄コマンド」は、サブ制御装置262に停止図柄を決定させるためのコマンドである。本実施形態では、奇数大当たり図柄の組合わせ、偶数大当たり図柄の組合わせ、前後外れ図柄の組合わせ、前後外れ以外図柄の組合わせ、完全外れ図柄の組合わせ、特別な図柄が中図柄表示領域に表示される図柄の組合わせ(すなわち、「2R確変大当たり」が発生する際、又は、特定の演出モードにおいて「2R通常大当たり」若しくは「小当たり」が発生する際の図柄の組合わせであり、以下、「特別図柄の組合わせ」と称することがある。また、図では、単に「特別図柄」と記載することがある)、規定図柄の組合わせ(すなわち、「2R時短大当たり」が発生する際、又は、特定の演出モードにおいて「2R通常大当たり」若しくは「小当たり」が発生する際の図柄の組合わせ)という7つの区分を指定するものである。これらの区分は、例えば、「B1」,「B2」,「B3」,「B4」,「B5」,「B6」,「B7」で示され、この内のいずれかが「図柄コマンド」として設定される。一方、サブ制御装置262には、これらの「図柄コマンド」と停止図柄との関係がテーブルで記憶されている。そして、サブ制御装置262は、「図柄コマンド」に対応する停止図柄を装飾図柄表示装置42において表示する。
奇数大当たり図柄の組合わせは、1,3,5,7,9の数字のゾロ目からなる図柄の組合わせであり、奇数大当たり図柄の組合わせに対応する「図柄コマンド」には「B1」が設定される。そして、サブ制御装置262は、「図柄コマンド」に奇数大当たり図柄を示す「B1」が設定されている場合、1,3,5,7,9の数字のゾロ目からなる図柄の組合わせのうちの一つを停止図柄として決定する。
偶数大当たり図柄の組合わせは、0,2,4,6,8の数字のゾロ目からなる図柄の組合わせであり、偶数大当たり図柄の組合わせに対応する「図柄コマンド」には「B2」が設定される。そして、サブ制御装置262は、「図柄コマンド」に偶数大当たり図柄を示す「B2」が設定されている場合、0,2,4,6,8の数字のゾロ目からなる図柄の組合わせのうちの一つを停止図柄として決定する。
前後外れ図柄の組合わせは、リーチ発生した後、最終停止図柄がリーチ図柄の前後に1つだけずれて停止する「前後外れリーチ」に対応するものであり、前後外れ図柄の組合わせに対応する「図柄コマンド」には「B3」が設定される。
前後外れ以外図柄の組合わせは、リーチ発生した後、最終停止図柄がリーチ図柄の前後以外で停止する「前後外れ以外リーチ」に対応するものであり、前後外れ以外図柄の組合わせに対応する「図柄コマンド」には「B4」が設定される。
完全外れ図柄の組合わせは、リーチ発生しない「完全外れ」に対応するものであり、完全外れ図柄の組合わせに対応する「図柄コマンド」には「B5」が設定される。
また、特別な図柄が中図柄表示領域に表示される図柄の組合わせ(特別図柄の組合わせ)は、リーチが発生した後、最終停止図柄(中図柄表示領域に表示される図柄)として特別な図柄が停止表示されるものである。特別図柄の組合わせは、図45及び図50に示すように、「2R確変大当たり」、並びに、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」であるときにおける(つまり、「通常演出モード」又は「潜確演出モード」における)「2R通常大当たり」及び「小当たり」に対応するものであり、この図柄コマンドには「B6」が設定される。
規定図柄の組合わせは、リーチが発生した後(尚、このリーチは演出として表示されるものであり、リーチ時に表示される図柄と最終的な停止図柄とは無関係である)、各図柄表示領域において所定の図柄が停止表示される(本例では、上述したように各図柄表示領域にて停止表示される図柄が上から順に「2」・「4」・「6」となる)ものである。規定図柄の組合わせは、図45及び図50に示すように、「2R時短大当たり」、並びに、「遊技状態判定値Xj」が「2」又は「4」であるときにおける(つまり、「時短演出モード」又は「確変演出モード」における)「2R通常大当たり」及び「小当たり」に対応するものであり、この図柄コマンドには「B7」が設定される。
尚、詳しくは後述するが、「図柄コマンド」に「B3」〜「B5」が設定されている場合、サブ制御装置262は、対応するRAM553のカウンタ用バッファに格納されている図柄の組合わせを停止図柄として決定する。
具体的には、前後外れ図柄の組合わせを示す「B3」が「図柄コマンド」に設定されると、当該「図柄コマンド」を受信したサブ制御装置262は、RAM553の前後外れリーチ図柄バッファに格納されている前後外れリーチに対応する図柄の組合わせを停止図柄として決定する。
また、前後外れ以外図柄の組合わせを示す「B4」が「図柄コマンド」に設定されると、当該「図柄コマンド」を受信したサブ制御装置262は、RAM553の前後外れ以外リーチ図柄バッファに格納されている前後外れ以外リーチに対応する図柄の組合わせを停止図柄として決定する。
さらに、完全外れ図柄の組合わせを示す「B5」が「図柄コマンド」に設定されると、当該「図柄コマンド」を受信したサブ制御装置262は、RAM553の完全外れ図柄バッファに格納されている完全外れに対応する図柄の組合わせを停止図柄として決定する。
また、図柄コマンドに「B6」が設定されている場合、サブ制御装置262は、特別な図柄が中図柄表示領域に表示される図柄の組合わせを停止図柄として決定する。尚、サブ制御装置262は、上図柄表示領域の図柄、及び、下図柄表示領域の図柄として、前後外れリーチ図柄バッファ、又は、前記外れ以外リーチ図柄バッファに格納された上図柄表示領域の図柄、及び、下図柄表示領域の図柄を表示する。
さらに、「図柄コマンド」に「B7」が設定されている場合、サブ制御装置262は、図柄の組合わせとして規定図柄の組合わせを選択する。
次いで、ステップS205−7の変動表示設定処理の詳細について図20を参照して説明する。
先ずステップS205−7−1において、「小当たり当選フラグ」がオンであるか否かを判定する。ステップS205−7−1において肯定判定された場合、つまり、変動表示が「小当たり」に対応するものであると判定された場合には、ステップS205−7−16へ移行する。一方、ステップS205−7−1において否定判定された場合、つまり、変動表示が「小当たり」に対応するものでないと判定された場合にはステップS205−7−2へ移行する。
ステップS205−7−2では、「大当たり当選フラグ」がオンであるか否かを判定する。ステップS205−7−2において肯定判定された場合、つまり、変動表示が「大当たり」に対応するものであると判定された場合には、ステップS205−7−3へ移行する。一方、ステップS205−7−2において否定判定された場合、つまり、変動表示が「大当たり」に対応するものでも「小当たり」に対応するものでもないと判定された場合、すなわち外れである場合には、ステップS205−7−17へ移行する。
ステップS205−7−3では、「16R確変大当たりフラグ」がオンであるか否かを判定することで、変動表示が「16R確変大当たり」に対応したものであるか否かを判定する。
ステップS205−7−3で肯定判定された場合、すなわち、変動表示が「16R確変大当たり」に対応するものである場合には、ステップS205−7−4にて、「16R確変大当たり」に対応する変動パターンテーブルを参酌して変動パターンを決定し、「変動パターンコマンド」に設定する。続いて、ステップS205−7−5にて「図柄コマンド」を設定する。本実施形態では、ROM502に記憶された、「16R確変大当たり」に対応する図柄テーブルを参酌して大当たり図柄(本実施形態では奇数図柄か偶数図柄であるか)を決定し、これに対応する「図柄コマンド」(本実施形態では、「B1」又は「B2」)を設定する。その後、ステップS205−7−27へ移行する。
ステップS205−7−3で否定判定された場合には、ステップS205−7−6に移行し、「8R確変大当たりフラグ」がオンであるか否かを判定することで、変動表示が「8R確変大当たり」に対応したものであるか否かを判定する。
ステップS205−7−6にて肯定判定された場合、すなわち、変動表示が「8R確変大当たり」に対応するものである場合には、ステップS205−7−7にて、「8R確変大当たり」に対応する変動パターンテーブルを参酌して変動パターンを決定し、「変動パターンコマンド」に設定する。続いて、ステップS205−7−8にて「図柄コマンド」を設定する。本実施形態では、ROM502に記憶された、「8R確変大当たり」に対応する図柄テーブルを参酌して大当たり図柄(本実施形態では奇数図柄か偶数図柄であるか)を決定し、これに対応する「図柄コマンド」(本実施形態では、「B1」又は「B2」)を設定する。その後、ステップS205−7−27に移行する。
尚、本実施形態においては、上述のように、「16R確変大当たり」や「8R確変大当たり」の際に設定される「図柄コマンド」は、大当たりの種別によって明確に区別されることはなく、共通のものが設定され得る。つまり、「16R確変大当たり」であれば「奇数図柄」が停止表示され、「8R確変大当たり」であれば「偶数図柄」が停止表示されるといったように、停止図柄と大当たり種別との関係が明確に対応付けられているわけではない。つまり、本実施形態では、装飾図柄表示装置42において停止表示された図柄の種類によって、大当たり中に付与されるラウンド数が判別不能となっている。
尚、上記各図柄テーブルにより、例えば、「16R確変大当たり」であれば「奇数図柄」で停止表示されやすいなど、各大当たりの種別によって図柄の出現率が異なるように設定してもよい。また、例えば、「16R確変大当たり」又は「8R確変大当たり」時には、大当たり種別に関係なく、1つの図柄テーブルを基に停止図柄を選出する構成としてもよい。
ステップS205−7−6で否定判定された場合には、ステップS205−7−9に移行し、「2R確変大当たりフラグ」がオンであるか否かを判定することで、変動表示が「2R確変大当たり」に対応したものであるか否かを判定する。
ステップS205−7−9で肯定判定された場合、すなわち、変動表示が「2R確変大当たり」に対応するものである場合には、ステップS205−7−10に移行し、「2R確変大当たり」に対応する変動パターンテーブルを参酌して変動パターンを決定し、「変動パターンコマンド」に設定する。その後、ステップS205−7−11にて、特別図柄の組合わせが表示されることとなる「図柄コマンド」(本実施形態では、「B6」)を設定して、ステップS205−7−27へ移行する。
ステップS205−7−9で否定判定された場合には、ステップS205−7−12に移行し、「2R時短大当たりフラグ」がオンであるか否かを判定することで、変動表示が「2R時短大当たり」に対応したものであるか否かを判定する。当該ステップS205−7−12で肯定判定された場合、すなわち、変動表示が「2R時短大当たり」対応するものである場合には、ステップS205−7−13に移行し、「2R時短大当たり」に対応する変動パターンテーブルを参酌して変動パターンを決定し、「変動パターンコマンド」に設定する。その後、ステップS205−7−14にて、規定図柄の組合わせが表示されることとなる「図柄コマンド」(本実施形態では、「B7」)を設定して、ステップS205−7−27へ移行する。
ステップS205−7−12にて否定判定された場合には、ステップS205−7−15に移行し、「2R通常大当たりフラグ」がオンであるか否かを判定することで、変動表示が「2R通常大当たり」に対応したものであるか否かを判定する。ステップS205−7−15で肯定判定された場合、すなわち、変動表示が「2R通常大当たり」に対応するものである場合には、ステップS205−7−1にて肯定判定された場合(変動表示が「小当たり」に対応するものである場合)と同様に、ステップS205−7−16に移行する。一方で、ステップS205−7−15で否定判定された場合には、つまり、「大当たり当選フラグ」がオンとなっているにも関わらず、「16確変大当たりフラグ」や「8R確変大当たりフラグ」等の大当たりフラグのいずれもがオンとなっていない場合には、そのまま本処理を終了する。
ステップS205−7−16では、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」であるか否か、つまり、演出モードが「通常演出モード」又は「潜確演出モード」であるか否かを判定する。「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」である場合(S205−7−16:YES)には、ステップS205−7−10に移行し、「2R通常大当たり」又は「小当たり」に対応する変動パターンテーブルを参酌して変動パターンを決定し、「変動パターンコマンド」に設定する。その後、ステップS205−7−11にて、特別図柄の組合わせが表示されることとなる「図柄コマンド」(本実施形態では、「B6」)を設定して、ステップS205−7−27へ移行する。本実施形態では、上述の通り、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」であるときにおいて、「2R確変大当たり」、「2R通常大当たり」又は「小当たり」が発生する際には、共通の変動パターンテーブルから「変動パターンコマンド」が設定されるとともに、同一の「図柄コマンド」が設定されるようになっている。従って、「通常演出モード」又は「潜確演出モード」において、「2R確変大当たり」、「2R通常大当たり」又は「小当たり」が発生した際には、図柄の変動パターンや停止図柄によって、「2R確変大当たり」であるか「2R通常大当たり」であるか「小当たり」であるかの判別がつかないようになっている〔但し、「高確率モード」の「潜確演出モード」において「2R確変大当たり」が発生した場合には、図柄停止後の演出(大当たり中演出等)が「2R通常大当たり」や「小当たり」が発生した場合の演出と異なるため、この演出に基づいて、当たり種別を判別可能ではある〕。
一方で、ステップS205−7−16で否定判定された場合(つまり、「遊技状態判定値Xj」が「2」又は「4」である場合)には、ステップS205−7−13に移行し、「2R通常大当たり」又は「小当たり」に対応する変動パターンテーブルを参酌して変動パターンを決定し、「変動パターンコマンド」に設定する。その後、ステップS205−7−14にて、規定図柄の組合わせが表示されることとなる「図柄コマンド」(本実施形態では、「B7」)を設定して、ステップS205−7−27へ移行する。また、本実施形態では、上述の通り、「遊技状態判定値Xj」が「2」又は「4」であるときにおいて、「2R時短大当たり」、「2R通常大当たり」又は「小当たり」が発生する際には、共通の変動パターンテーブルから「変動パターンコマンド」が設定されるとともに、同一の「図柄コマンド」が設定されるようになっている。従って、「時短演出モード」又は「確変演出モード」において、「2R時短大当たり」、「2R通常大当たり」又は「小当たり」が発生した際には、図柄の変動パターンや停止図柄によって、当たり種別の判別がつかないようになっている。
一方で、ステップS205−7−2で否定判定された場合、すなわち、「外れ」である場合には、ステップS205−7−17において、「前後外れフラグ」がオンであるか否かを判定する。
ステップS205−7−17で肯定判定された場合、すなわち、変動表示が「前後外れリーチ」に対応するものである場合には、ステップS205−7−18にて「前後外れリーチ」に対応する変動パターンテーブルを参酌して変動パターンを決定し、「変動パターンコマンド」に設定する。続いて、ステップS205−7−19にて「前後外れフラグ」をオフとする。さらに、ステップS205−7−20にて前後外れ図柄に対応する「図柄コマンド」(本実施形態では、「B3」)を設定し、その後、ステップS205−7−27へ移行する。
ステップ205−7−17で否定判定された場合、ステップS205−7−21において、「前後外れ以外フラグ」がオンであるか否かを判定する。当該ステップS205−7−21で肯定判定された場合、すなわち、変動表示が「前後外れ以外リーチ」に対応するものである場合には、ステップS205−7−22にて「前後外れ以外リーチ」に対応する変動パターンテーブルを参酌して変動パターンを決定し、「変動パターンコマンド」に設定する。続いて、ステップS205−7−23にて、「前後外れ以外フラグ」をオフとする。さらに、ステップS205−7−24にて、前後外れ以外図柄に対応する図柄コマンド(本実施形態では、「B4」)を設定し、その後、ステップS205−7−27へ移行する。
また、ステップS205−7−21で否定判定された場合、すなわち、変動表示が「完全外れ」に対応するものである場合には、ステップS205−7−25にて「完全外れ」に対応する変動パターンテーブルを参酌して変動パターンを決定し、「変動パターンコマンド」に設定する。続いて、ステップS205―7−26にて完全外れ図柄に対応する「図柄コマンド」(本実施形態では、「B5」)を設定する。その後、ステップS205−7−27へ移行する。
尚、上述のように設定された「変動パターンコマンド」及び「図柄コマンド」は、上述した外部出力処理(ステップS201)において出力される。そして、これらのコマンドが入力されたサブ制御装置262は、かかるコマンドに基づいて、装飾図柄表示装置42の変動態様を決定し、該変動態様を装飾図柄表示装置42において表示(変動表示)するように表示制御装置45に対し指示を出す。
さて、ステップS205−7−27では、特別表示装置43L、43Rにおいて変動表示を行う条件が成立したことを示す開始設定処理を行う。この開始設定処理では、上記「第1表示中フラグ」がオンにされるとともに、「第1表示タイマ」の設定処理が行われる。
「第1表示タイマ」とは、特別表示装置43L、43Rにおける変動時間(変動表示の残余時間)を計測する手段であり、変動表示開始から所定時間が経過したか否かを判定する際に参酌される。
本実施形態において、「第1表示タイマ」に設定される時間(特別表示装置43L、43Rの変動表示時間)は、上記変動種別カウンタCS1,CS2により選出される図柄の変動パターンに対応した値とされる。このような「第1表示タイマ」の設定に基づき、次回の通常処理の外部出力処理(ステップS201)において、特別表示装置43L、43Rに対し変動表示を開始する旨の制御信号が出力された場合には、特別表示装置43L、43Rにおいて変動表示が開始される。
図19に戻り、ステップS205−2で肯定判定された場合、すなわち変動表示中である場合には、ステップS205−12に進み、第1表示タイマ減算処理を行う。この第1表示タイマ減算処理では、「第1表示タイマ」の値を1つ減算する。上述の通り、ステップS205の第1表示制御処理を含む通常処理は4msecごとに行われるため、「第1表示フラグ」がオンである場合には、4msec経過するごとに「第1表示タイマ」の値が1つ減ることとなる。従って、例えば、変動時間が10秒(10000msec)の場合には、上記ステップS205−7−27において、「第1表示タイマ」に対し「2500」が設定される。
続いてステップS205−13では、上記減算後の「第1表示タイマ」の値を参酌して所定の変動時間が経過したか否かを判定する。所定の変動時間が経過した時、すなわち、第1表示タイマの値が「0」となった場合には、ステップS205−13にて肯定判定される。
これに対して、ステップS205−13で否定判定された場合、つまり、「第1表示タイマ」の値が0より大きい場合には、ステップS205−17において、特別表示装置43L、43Rの変動表示を継続して行うための切換表示設定を行い、本処理を終了する。尚、切換表示設定の設定内容に基づき、次回の通常処理における外部出力処理において、特別表示装置43L、43Rに対し切換表示を行う旨の制御信号が出力される。これによって、第1表示制御処理のタイミング、すなわち4msec毎に特別表示装置43L、43Rの切換表示(変動表示)が実現される。
一方、ステップS205−13で肯定判定された場合には、ステップS205−14において「第1表示中フラグ」を解除(オフ)するとともに、ステップS205−15において特別表示装置43L、43Rにて停止表示を行うための停止表示設定を行う。尚、停止表示設定の設定内容に基づき、次回の通常処理における外部出力処理において、特別表示装置43L、42Rに対し停止表示を行う旨の制御信号が出力される。例えば、「16R確変大当たり」である場合には「9−」を停止表示(例えば数秒間だけ点灯)させる。
ステップS205−15にて停止表示設定を行った後、ステップS205−16において変動終了時設定処理を行い、本処理を終了する。次いで、ステップS205−16の変動終了時設定処理について、図21を参照して説明する。
まず、ステップS205−16−1において、上記「大当たり当選フラグ」を参酌し、停止表示が「大当たり」に対応するか否かを判定する。ここで、「大当たり」に対応する場合には、ステップS205−16−2へ移行し、大当たり設定処理を行う。そして、ステップS205−16−2の終了後、変動終了時設定処理を終了する。尚、大当たり設定処理では、変動表示の停止から特賞状態開始までの間に装飾図柄表示装置42において「オープニング演出」を行わせるための処理や、可変入賞装置32の開放時期を制御し、「オープニング演出」に続いて特賞状態を開始させるために必要な処理などを行う。具体的には、大当たり設定処理では、「大当たり中フラグ」、「残り開放数カウンタ」、「規定個数K1」、「開放待ちタイマ」及び「オープニングコマンド」の設定処理を行う。次いで、ステップS205−16−2の大当たり設定処理について、図22を参照して説明する。
まず、ステップS205−16−2−1において、「16R確変大当たりフラグ」がオンであるか否かを判定する。ここで、「16R確変大当たりフラグ」がオンである場合(S205−16−2−1:YES)には、ステップS205−16−2−2に移行し、開閉パターン制御テーブルを参酌して、「残り開放数カウンタ」に初期値として「15」を設定する。
尚、開閉パターン制御テーブルには、図51に示すように、各種当たり状態における特賞状態の発生回数(小当たりの場合には、特賞状態の最大発生回数)に対応する「残り開放数カウンタ」の初期値、各特賞状態(各ラウンド)における開閉板32bの開放時間の最大値、各特賞状態間のインターバル時間などが予め設定されている。
また、「残り開放数カウンタ」とは、大当たり状態中又は小当たり状態中に実行される特賞状態の残り回数、つまり可変入賞装置32の開閉処理の残り回数を判定するための状態判定情報である。尚、「残り開放数カウンタ」の初期値が、当たり状態における特賞状態の回数(小当たりの場合は、最大回数)よりも1小さいのは、「残り開放数カウンタ」が0であるときにも、可変入賞装置32の開放が行われるためである。
ステップS205−16−2−2の後、ステップS205−16−2−3に移行し、開閉パターン制御テーブルを参酌して、大当たり状態における開閉板32bの1開閉動作(一回の特賞状態)あたりの可変入賞装置32への最大入賞予定数である規定個数K1の設定を行う。規定個数K1は、上述したとおり、「長開放」又は「短開放」といった開放種別(一回の開閉動作に係る開閉板32bの動作態様)ごとに予め定められている。ステップS205−16−2−3では、規定個数K1として、「長開放」に対応する「10」が設定される。
規定個数K1の設定後、ステップS205−16−2−4に移行し、オープニングコマンドテーブル(図52参照)を参酌して、「16R確変大当たり」に対応する「オープニングコマンド」の設定処理を行う。
尚、オープニングコマンドテーブルには、現在設定されている「遊技状態判定値Xj」及び「抽選モード」において当たりが発生した際に設定される「オープニングコマンド」が、各当たりの種別ごとに記憶されている。そして、「オープニングコマンド」の設定処理は、「遊技状態判定値Xj」と「抽選モード」と各種「大当たりフラグ」及び「小当たり当選フラグ」とに基づいて、オープニングコマンドテーブルから該当する「オープニングコマンド」を選択することでなされる。
また、「オープニングコマンド」は、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、変動表示の停止から特賞状態の開始までの間に行われる「オープニング演出」を行わせるべく、サブ制御装置262へと出力されるものである。サブ制御装置262には、「オープニングコマンド」とオープニング演出との関係がテーブルで記憶されており、サブ制御装置262は、「オープニングコマンド」を受信すると、受信した「オープニングコマンド」に基づいて表示制御装置45を制御し、その結果、受信した「オープニングコマンド」に対応するオープニング演出が、装飾図柄表示装置42にて実行されることとなる。
また、「オープニング演出」では、例えば、「オープニング演出」後に開始される特賞状態の種別を示す演出や、遊技者が可変表示装置ユニット35の右側方領域に向けて遊技球を発射する行為(「右打ち」)を推奨する演出、演出モードが「潜確演出モード」や「時短演出モード」へと移行する場合に対応する演出などが行われる。
本実施形態において、「オープニング演出」には、「16R確変対応オープニング演出」と、「8R確変対応オープニング演出」と、「潜確対応オープニング演出」と、「時短対応オープニング演出」とが存在する。
「16R確変対応オープニング演出」は、直前のリーチ演出(本実施形態では、例えば、観客に対して所定のキャラクターが漫才を披露する演出)において肯定的な結果が得られたことを示す演出(本実施形態では、例えば、図99に示すように、観客に漫才が受け、観客席が笑いに包まれるとともに、図100に示すように、喜ぶキャラクター等が表示される演出)が行われ、その後大当たり図柄が停止表示された後に続く演出であり、図62〜図65に示すように、変動停止後に一連の演出〔本実施形態では、例えば、観客を笑わせることができ、好評のうちに幕を閉じる演出に続いて、所定のキャラクター(図65参照)が表示される演出〕が行われ、次いで、「16R確変大当たり」であることを明示する所定の表示(例えば、図66参照)が行われる演出である。「16R確変対応オープニング演出」を実行させる場合には、「オープニングコマンド」として「AA」が設定される。尚、「16R確変大当たり」時には、図65に示すように、「8R確変大当たり」時には出現しないキャラクターが表示されるとともに、図66に示すように、大当たりの文字の前に「超」の文字が表示されるため、遊技者は、「16R確変大当たり」に当選したことを把握することができる。
「8R確変対応オープニング演出」は、図107及び図108に示すように、直前のリーチ演出において肯定的な結果が得られたことを示す演出が行われ、その後大当たり図柄が停止表示された後に続く演出であり、一連の演出(図62〜図64)に続いて、「8R確変大当たり」であることを明示する所定の表示(図67参照)が行われる。尚、「8R確変大当たり」時には、「16R確変大当たり」時に表示されるキャラクター(図65)が表示されず、また、図67に示すように、大当たりの文字の前に「超」の文字が表示されないため、遊技者は、「8R確変大当たり」に当選したことを把握することができる。「8R確変対応オープニング演出」を実行させる場合には、「オープニングコマンド」として「AB」が設定される。尚、「8R確変大当たり」のオープニング演出のうち、「8R確変大当たり」であることを明示する前記表示(図67参照)が表示される前の演出は、「16R確変大当たり」のオープニング演出のうち、前記キャラクター(図65参照)が登場する前の演出と同一である。つまり、「8R確変大当たり」と「16R確変大当たり」とでは、オープニング演出の前半部分が共通となっており、演出作成に係る手間の軽減や装置側におけるデータ容量の低減が図られている。
「潜確対応オープニング演出」は、「2R確変大当たり」、「2R通常大当たり」又は「小当たり」の発生時に実行される演出であり、例えば、図73に示すように、中図柄表示領域において表示された特別な図柄ZSが動作しているかのような演出(例えば、電話機が振動しているかのような演出やスピーカSPから電話機の呼び出し音が流れるといった演出)が行われる。「潜確対応オープニング演出」を実行させる場合には、「オープニングコマンド」として「AC」が設定される。尚、変動停止時に表示された特別な図柄は、変動停止からオープニング演出に亘ってそのまま表示され続けるため、装飾図柄表示装置42では、変動停止からオープニング演出にかけて連続的な演出が行われることとなる。
「時短対応オープニング演出」とは、「2R時短大当たり」、「2R通常大当たり」又は「小当たり」の発生時に実行される演出であり、例えば、直前のリーチ演出(例えば、観客に対して所定のキャラクターが漫才を披露する演出)において否定的な結果となり(本実施形態では、例えば、図109に示すように、観客に漫才が受けず、観客席が静寂に包まれてしまい)、その後規定図柄の組合わせが停止表示された後に続く演出(本実施形態では、例えば、図78に示すように、落胆するキャラクター等が表示される演出)である。「時短対応オープニング演出」を実行させる場合には、「オープニングコマンド」として「AD」が設定される。
図22に戻り、ステップS205−16−2−4における「オープニングコマンド」の設定処理では、「16R確変大当たりフラグ」がオンであるため、「オープニングコマンド」として「AA」が設定される。
ステップS205−16−2−4に続いて、ステップS205−16−2−5では、「開放待ちタイマ」が設定される。尚、「開放待ちタイマ」は、オープニング演出の終了後に可変入賞装置32の開閉板32bの開閉を行わせるべく、開閉板32bの開閉開始を待機させるために用いられる情報である。「開放待ちタイマ」は、「オープニングコマンド」に合わせた、つまりオープニング演出の継続時間に合わせた所定値が設定されるように構成されている。例えば、「16R確変大当たり」におけるオープニング演出の継続時間が30秒(30000msec)の場合には、ステップS205−16−2−5において、「開放待ちタイマ」に対し「7500」が設定される。
「開放待ちタイマ」の設定後、ステップS205−16−2−6に移行し、「開放待ちフラグ」の設定処理を行う。尚、「開放待ちフラグ」は、当たり状態における開閉板32bの開閉処理の可否を判断するために用いられる状態判定情報であり、「開放待ちフラグ」がオフとなったときに開閉板32bの開閉処理が可能となる。
ステップS205−16−2−6の後、ステップS205−16−2−7に移行し、「戻りフラグ」をオフとする。尚、「戻りフラグ」は、装飾図柄表示装置42における演出モードを、「時短演出モード」から、「高確率モード」であることを明確に示す演出モードである「確変演出モード」へと変更する処理(戻り処理)を行うか否かを判定するための状態判定情報であり、「戻りフラグ」がオンであるときに「戻り処理」が実行可能となる。ステップS205−16−2−7において「戻りフラグ」をオフとするのは、「戻りフラグ」がオンであり「戻り処理」の実行が予定されている状態で、各種「大当たり」が発生した場合に、「戻り処理」の実行をキャンセルするためである。「戻りフラグ」をオフとした後、ステップS205−16−2−8において「大当たり中フラグ」の設定処理を行い、本処理を終了する。
また、ステップS205−16−2−1において、「16R確変大当たりフラグ」がオフである場合(S205−16−2−1:NO)には、ステップS205−16−2−9に移行し、「8R確変大当たりフラグ」がオンであるか否かを判定する。ここで、「8R確変大当たりフラグ」がオンである場合(S205−16−2−9:YES)には、ステップS205−16−2−10に移行し、開閉パターン制御テーブルを参酌して、「残り開放数カウンタ」に初期値として「7」を設定する。
ステップS205−16−2−10に続いて、ステップS205−16−2−11において、開閉パターン制御テーブルを参酌して、規定個数K1の設定を行う。ステップS205−16−2−11では、規定個数K1として、「長開放」に対応する「10」が設定される。
規定個数K1の設定後、ステップS205−16−2−12に移行し、オープニングコマンドテーブルを参酌して、「8R確変大当たり」に対応する「オープニングコマンド」の設定処理を行う。ステップS205−16−2−12では、「8R確変大当たりフラグ」がオンであるため、「オープニングコマンド」として「AB」が設定される。
ステップS205−16−2−12に次いで、ステップS205−16−2−13において、「8R確変大当たり」のオープニング演出の継続時間に対応する「開放待ちタイマ」が設定される。例えば、「8R確変大当たり」におけるオープニング演出の継続時間が20秒(20000msec)の場合には、ステップS205−16−2−13において、「開放待ちタイマ」に対し「5000」が設定される。
「開放待ちタイマ」の設定後、ステップS205−16−2−6における「開放待ちフラグ」の設定処理、ステップS205−16−2−7における「戻りフラグ」のオフ処理、及び、ステップS205−16−2−8における「大当たり中フラグ」の設定処理を行い、本処理を終了する。
また、ステップS205−16−2−9において、「8R確変大当たりフラグ」がオフである場合(S205−16−2−9:NO)には、ステップS205−16−2−14に移行し、「2R確変大当たりフラグ」がオンであるか否かを判定する。そして、「2R確変大当たりフラグ」がオンである場合(S205−16−2−14:YES)には、ステップS205−16−2−15に移行し、開閉パターン制御テーブルを参酌して、「残り開放数カウンタ」に初期値として「1」を設定する。
次いで、ステップS205−16−2−16に移行し、開閉パターン制御テーブルを参酌して、規定個数K1の設定処理を行う。ステップS205−16−2−16では、規定個数K1として、「短開放」に対応する「3」が設定される。
規定個数K1の設定後、S205−16−2−17に移行し、「2R確変大当たり」における「オープニングコマンド」として「AC」を設定する。
ステップS205−16−2−17に続いて、ステップS205−16−2−18において、「オープニングコマンド」として「AC」が設定されたときにおけるオープニング演出の継続時間に対応する「開放待ちタイマ」が設定される。例えば、「オープニングコマンド」が「AC」であるときにおけるオープニング演出の継続時間が5秒(5000msec)の場合には、ステップS205−16−2−18において、「開放待ちタイマ」に対し「1250」が設定される。
「開放待ちタイマ」の設定後、ステップS205−16−2−6〜S205−16−2−8の処理を行い、本処理を終了する。
さて、ステップS205−16−2−14にて否定判定された場合には、ステップS205−16−2−19に移行し、「2R時短大当たりフラグ」がオンであるか否かが判定される。「2R時短大当たりフラグ」がオンである場合(S205−16−2−19:YES)には、ステップS205−16−2−20に移行し、開閉パターン制御テーブルを参酌して、「残り開放数カウンタ」に初期値として「1」を設定する。
次いで、ステップS205−16−2−21に移行し、開閉パターン制御テーブルを参酌して、規定個数K1の設定処理を行う。ステップS205−16−2−21では、規定個数K1として、「短開放」に対応する「3」が設定される。
規定個数K1の設定後、S205−16−2−22に移行し、「2R時短大当たり」における「オープニングコマンド」として「AD」を設定する。
ステップS205−16−2−22の後、ステップS205−16−2−23に移行し、「オープニングコマンド」として「AD」が設定されたときにおけるオープニング演出の継続時間に対応する「開放待ちタイマ」が設定される。例えば、「オープニングコマンド」が「AD」であるときにおけるオープニング演出の継続時間が5秒(5000msec)の場合には、ステップS205−16−2−23において、「開放待ちタイマ」に対し「1250」が設定される。
「開放待ちタイマ」の設定後、ステップS205−16−2−6〜S205−16−2−8の処理を行い、本処理を終了する。
さらに、ステップS205−16−2−19にて否定判定された場合、すなわち、「2R通常大当たり」が発生した場合には、ステップS205−16−2−24に移行し、開閉パターン制御テーブルを参酌して、「残り開放数カウンタ」に初期値として「1」を設定する。
次いで、ステップS205−16−2−25に移行し、開閉パターン制御テーブルを参酌して、規定個数K1の設定処理を行う。ステップS205−16−2−25では、規定個数K1として、「短開放」に対応する「3」が設定される。
次に、「2R通常大当たり」に対応する「オープニングコマンド」の設定処理を行う。尚、「2R通常大当たり」が発生した際に設定される「オープニングコマンド」は、その発生時点における「遊技状態判定値Xj」(つまり、演出モード)によって異なるものとなり得る。そこで、「2R通常大当たり」における「オープニングコマンド」の設定処理に先立って、「遊技状態判定値Xj」の判定処理がなされる。
具体的には、ステップS205−16−2−25の後、ステップS205−16−2−26に移行し、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」であるか否かを判定する。ここで、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」である場合(S205−16−2−26:YES)には、ステップS205−16−2−17に移行し、「オープニングコマンド」として「AC」が設定される。つまり、演出モードが「通常演出モード」又は「潜確演出モード」であるときには、「オープニングコマンド」として、「2R確変大当たり」が発生した際に設定される「オープニングコマンド」と同様のものが設定される。そして、ステップS205−16−2−18において、「オープニングコマンド」として「AC」が設定されたときにおけるオープニング演出の継続時間に対応する「開放待ちタイマ」が設定される。その後、ステップS205−16−2−6〜S205−16−2−8の処理を行い、本処理を終了する。
一方で、「遊技状態判定値Xj」が「1」及び「3」のいずれでもない場合(S205−16−2−26:NO)には、ステップS205−16−2−22に移行し、「オープニングコマンド」として「AD」が設定される。つまり、演出モードが「時短演出モード」又は「確変演出モード」であるときには、「オープニングコマンド」として、「2R時短大当たり」が発生した際に設定される「オープニングコマンド」と同様のものが設定される。そして、ステップS205−16−2−23において、「オープニングコマンド」として「AD」が設定されたときにおけるオープニング演出の継続時間に対応する「開放待ちタイマ」が設定される。その後、ステップS205−16−2−6〜S205−16−2−8の処理を行い、本処理を終了する。
図21の変動終了時設定処理に戻り、ステップS205−16−1にて否定判定された場合には、ステップS205−16−3に移行し、上記「小当たり当選フラグ」を参酌し、停止表示が「小当たり」に対応するか否かを判定する。ここで、「小当たり」に対応する場合には、ステップS205−16−4へ移行し、小当たり設定処理を行う。そして、ステップS205−16−4の終了後、変動終了時設定処理を終了する。尚、小当たり設定処理では、変動表示の停止から特賞状態開始までの間に装飾図柄表示装置42において「オープニング演出」を行わせるための処理や、可変入賞装置32の開放時期を制御し、「オープニング演出」に続いて特賞状態を開始させるために必要な処理などを行う。具体的には、小当たり設定処理では、「小当たり中フラグ」、「残り開放数カウンタ」、「最大入賞可能個数M1」、「開放待ちタイマ」及び「オープニングコマンド」の設定処理を行う。次いで、小当たり設定処理について図23を参照しつつ説明する。
まず、ステップS205−16−4−1において、開閉パターン制御テーブルを参酌して、小当たり時における「残り開放数カウンタ」の初期値が設定される。本実施形態では、「残り開放数カウンタ」に初期値として「1」が設定される。
ステップS205−16−4−1に続いて、ステップS205−16−4−2において、開閉パターン制御テーブルを参酌して、最大入賞可能個数M1の設定を行う。最大入賞可能個数M1は、小当たり状態において可変入賞装置32へと入球可能な遊技球の最大総数であり、開閉パターン制御テーブルに予め記憶されている。本実施形態では、最大入賞可能個数M1として、「10」が設定される。
最大入賞可能個数M1の設定後、ステップS205−16−4−3に移行し、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」であるか否かが判定される。「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」である場合(S205−16−4−3:YES)には、ステップS205−16−4−4に移行し、「オープニングコマンド」として「AC」が設定される。つまり、演出モードが「通常演出モード」又は「潜確演出モード」であるときには、「オープニングコマンド」として、「2R確変大当たり」が発生した際に設定される「オープニングコマンド」と同様のものが設定される。従って、「通常演出モード」や「潜確演出モード」においては、オープニング演出に基づいて、抽選モードが「高確率モード」とされる「2R確変大当たり」と、現在の抽選モードがそのまま維持される「小当たり」とを区別することができないようになっている。
ステップS205−16−4−4に続いて、ステップS205−16−4−5において、「オープニングコマンド」として「AC」が設定されたときにおけるオープニング演出の継続時間に対応する「開放待ちタイマ」が設定される。
その後、ステップS205−16−4−6において「開放待ちフラグ」の設定処理を行うとともに、ステップS205−16−4−7において「小当たり中フラグ」の設定処理を行い、本処理を終了する。尚、小当たり設定処理では、大当たり設定処理のように、「戻りフラグ」がオフとされることはない。つまり、小当たりの発生によって、「戻り演出」(戻り処理)の実行をキャンセルすることがないように構成されている。
一方で、ステップS205−16−4−3にて否定判定された場合には、ステップS205−16−4−8に移行し、「オープニングコマンド」として「AD」が設定される。つまり、演出モードが「時短演出モード」又は「確変演出モード」であるときには、「オープニングコマンド」として、「2R時短大当たり」が発生した際に設定される「オープニングコマンド」と同様のものが設定される。従って、「確変演出モード」においては、オープニング演出に基づき、抽選モードが「高確率モード」から「低確率モード」へと変更される(転落する)「2R時短大当たり」と、抽選モードが「高確率モード」のまま維持される「小当たり」とを区別することができないようになっている。
また、本実施形態では、図52に示すように、「2R通常大当たり」が発生したときに設定される「オープニングコマンド」と、「小当たり」が発生したときに設定される「オープニングコマンド」とが同一となるように構成されている。従って、オープニング演出に基づき、抽選モードが「低確率モード」に変更される「2R通常大当たり」と、現在の抽選モードがそのまま維持される「小当たり」とを区別することができないようになっている。
ステップS205−16−4−8の後、ステップS205−16−4−9において、「オープニングコマンド」として「AD」が設定されたときにおけるオープニング演出の継続時間に対応する「開放待ちタイマ」が設定される。
その後、ステップS205−16−4−6において「開放待ちフラグ」の設定処理を行うとともに、ステップS205−16−4−7において「小当たり中フラグ」の設定処理を行い、本処理を終了する。
図21の変動終了時設定処理に戻り、ステップS205−16−3にて否定判定された場合には、ステップS205−16−5に移行し、「サポート回数カウンタ」のカウンタ値が「0」か否かを判定する。
ステップS205−16−5において、「サポート回数カウンタ」のカウンタ値が「0」の場合には、そのまま本処理を終了する。一方、「サポート回数カウンタ」が設定されている場合(カウンタ値が「0」以外の場合)には、「高サポートモード」の設定中とみなし、ステップS205−16−6において、「サポート回数カウンタ」の値を1減算する処理を行う。その後、ステップS205−16−7へと移行する。
ステップS205−16−7では、「戻りフラグ」が設定されているか否かを判定する。そして、「戻りフラグ」が設定されている場合(S205−16−7:YES)には、ステップS205−16−8に移行し、戻り処理を行う。
尚、「戻りフラグ」は、戻り処理を行うか否かの判定に用いる情報であり、後述する小当たり終了設定処理において、「確変演出モード」時に「小当たり」が発生した場合に設定される(ステップS206−14−5−3)。
次に、ステップS205−16−8の戻り処理について図24を参照しつつ説明する。
戻り処理では、まず、ステップS205−16−8−1において、後述する小当たり終了設定処理(ステップS206−14−5、S206−14−5−4)において設定され得る「戻り用カウンタ」の値を1減算する。次いで、ステップS205−16−8−2において、「戻り用カウンタ」の値が「0」であるか否かが判定される。ここで、「戻り用カウンタ」の値が「0」でない場合(S205−16−8−2:NO)には、戻り処理を終了する。尚、「戻り用カウンタ」は、上述した「確変演出モード」への戻り処理の発生タイミングを規定する数値である。
一方で、「戻り用カウンタ」の値が「0」である場合(S205−16−8−2:YES)には、上述した「確変演出モード」への戻り処理を行うタイミングであるため、まず、ステップS205−16−8−3において、「戻り演出コマンド」を設定する。尚、「戻り演出コマンド」は、変動停止後において演出モードが「確変演出モード」(本実施形態では、ブレイクステージ)に移行し、「高確率モード」になっていることを明確に示す「戻り演出」を装飾図柄表示装置42にて行わせるためにサブ制御装置262へと出力されるコマンドである。「戻り演出コマンド」が入力されたサブ制御装置262は、表示制御装置45を制御することで、図82及び図83に示すように、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて「戻り演出」〔本実施形態では、例えば、所定のキャラクターが表示されるとともに、「確変演出モード」への移行を示す文字等(本実施形態では「ブレイクモード再突入」)といった文字が表示される演出〕を行わせる。
図24に戻り、「戻り演出コマンド」の設定に続いて、ステップS205−16−8−4において、「遊技状態判定値Xj」を「4」に設定する。これにより、次回変動時からの装飾図柄表示装置42における演出モードが「確変演出モード」に設定される。次いで、ステップS205−16−8−5において「戻りフラグ」をオフとする。その後、S205−16−8−6において、「遊技状態通知コマンド」の設定処理を行い、戻り処理を終了する。
尚、「遊技状態通知コマンド」とは、サブ制御装置262に対し、大当たり終了後等に新たに設定される演出モードを通知するためのコマンドである。「遊技状態通知コマンド」には、新たな演出モードに係る「遊技状態判定値Xj」が含まれる。
さて、図21の変動終了時設定処理の説明に戻り、「戻りフラグ」が設定されていない場合(S205−16−7:NO)、又は、戻り処理(S205−16−8)の終了後には、ステップS205−16−9に移行し、「サポート回数カウンタ」のカウンタ値が「0」であるか否かを判定する。つまり、今回の変動表示が、大当たり終了後(高サポートモードの付与後)、所定回数目の変動表示であったか否かを判定する。ここで、「サポート回数カウンタ」の値が「0」であれば、ステップS205−16−10において「サポートモードフラグ」の値を「低サポートモード」を示す「A0」に切換える処理を行う。
尚、「サポートモードフラグ」とは、入賞サポートモードがどのような状態にあるかを判定するための状態判定情報である。本実施形態において、「サポートモードフラグ」のフラグ値として、入賞サポートモードが「低サポートモード」である場合には「A0」が設定され、入賞サポートモードが「高サポートモード」である場合には「A1」が設定される。尚、「サポートモードフラグ」における上位4ビットの値「A」は、ノイズ対策用に一律に付加されたものあって、特に遊技状態を判別するためのものではない。
また、ステップS205−16−10における「サポートモードフラグ」の切換処理とともに、ステップS205−16−11において、「遊技状態判定値Xj」が「1」に設定される。これにより、次回変動時からの装飾図柄表示装置42における演出モードが「通常演出モード」に設定される。尚、主制御装置261により「通常演出モード」におけるステージを選択する場合には、ステップS205−16−11において、「通常演出モード」の各ステージに対応する複数の「遊技状態判定値Xj」のうちの1つがランダムに選択される。
さらに、続くステップS205−16−12において、「遊技状態通知コマンド」(「1」に設定された「遊技状態判定値Xj」を含む)を設定し、本処理を終了する。
一方、ステップS205−16−9で、「サポート回数カウンタ」のカウンタ値が「0」でないと判定された場合には、そのまま本処理を終了する。尚、変動終了時設定処理において大当たり設定処理(ステップS205−16−2)又は小当たり設定処理(ステップS205−16−4)が行われ、「大当たり中フラグ」又は「小当たり中フラグ」が設定された場合に、「抽選モードフラグ」を一度リセットし(「50」を設定する)、大当たり中又は小当たり中は「高確率モード」が中断する構成としてもよい。
さて、図10に戻り、通常処理では、ステップS205に続いて、ステップS206の可変入賞装置制御処理が実行される。この処理では、可変入賞装置32においてどのような制御を行うか当該可変入賞装置32の制御内容の設定が行われる。これにより、大当たり状態や小当たり状態となった場合には、可変入賞装置32の開閉板32bの開閉処理が所定回数繰り返し実行される。
次に、ステップS206の可変入賞装置制御処理について図25のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS206−1において、「開放待ちフラグ」がオンであるか否かが判定される。ここで、「開放待ちフラグ」がオンである場合(S206−1:YES)には、ステップS206−2に移行し、「開放待ちタイマ」を1つ減算させる。その後、ステップS206−3に移行し、「開放待ちタイマ」が0であるか否かを判定する。つまり、変動停止からの経過時間が、可変入賞装置32の開閉板32bにおいて開閉動作(特賞状態)を開始させるまでの待機時間以上となったか否かを判定する。ここで、「開放待ちタイマ」が0である場合(S206−3:YES)には、可変入賞装置32の開閉板32bにおける開閉動作(特賞状態)の開始タイミングであるため、ステップS206−4に移行し、「開放待ちフラグ」をオフとする。一方で、「開放待ちタイマ」が0でない場合(S206−3:NO)には、可変入賞装置32の開閉板32bにおける開放動作の開始タイミングには未だ至っていないため、本処理を終了する。
ステップS206−4にて「開放待ちフラグ」をオフとした後、ステップS206−5において、「開放回数カウンタ」に初期値として0を設定する。尚、「開放回数カウンタ」は、大当たり状態中又は小当たり状態中に実行される特賞状態の累計発生回数、つまり当たり状態中における開閉板32bの開閉処理の累計実行回数を判定するための状態判定情報である。
ステップS206−5の後、又は、ステップS206−1において否定判定された場合には、ステップS206−6に移行し、「大当たり中フラグ」がオンであるか否かを判定する。ここで、「大当たり中フラグ」がオンである場合(S206−6:YES)、つまり、大当たりが発生し、かつ、可変入賞装置32の開閉板32bにおける開閉処理の待機が解除された(オープニング演出が終了した)場合には、ステップS206−7〜S206−9の処理を行い、上述の大当たり設定処理において設定された「残り開放数カウンタ」の初期値に1を加算した数だけ開閉板32bの開閉動作を行う。
詳述すると、まず、ステップS206−7において、「開放回数カウンタ」の値が0であるか否かを判定する。ここで、「開放回数カウンタ」の値が0である場合(S206−7:YES)には、ステップS206−8に移行し、大当たり時特賞状態開始処理を行う。すなわち、可変入賞装置32の開閉板32bにおける1ラウンド目の開放に係る設定処理を行う。尚、大当たり時特賞状態開始処理は、各ラウンドごとに行われ、当該処理では、開閉板32bの開閉処理に必要となる「第1可変フラグ」、「第1可変タイマ」、及び、「入賞カウンタVx」の設定処理がなされるとともに、後述する「xxラウンド開放コマンド」が設定される。また、大当たり時特賞状態開始処理のうち、1ラウンド目に係る処理のみは、「開放回数カウンタ」の値が0である場合(S206−7:YES)に分岐した先(ステップS206−8)にて行われるが、その他のラウンド目に係る大当たり時特賞状態開始処理は、後述する大当たり時可変入賞装置制御処理(ステップS206−9)にて行われる。
ここで、大当たり時特賞状態開始処理について、図26を参照しつつ説明する。まず、ステップS206−8−1において、「第1可変フラグ」をオンとする。尚、「第1可変フラグ」とは、可変入賞装置32の開閉板32bが開状態中であるか否かを判定するための状態判定情報である。本実施形態では、可変入賞装置32の開閉板32bが開状態中である場合に「第1可変フラグ」がオンとされ(フラグ値として「1」が設定され)、可変入賞装置32の開閉板32bが閉状態中である場合に「第1可変フラグ」がオフとされる(フラグ値として「0」が設定される)。
次いで、ステップS206−8−2に移行し、「入賞カウンタVx」に初期値として0を設定する。「入賞カウンタVx」とは、可変入賞装置32へ入賞した遊技球の数を計数する入賞計数手段である。本実施形態では、タイマ割込み処理のスイッチ読み込み処理S301(図11参照)に際して、可変入賞装置32への入賞があったか否かをカウントスイッチ223の検知情報に基づき判定し、可変入賞装置32への入賞があったと判定されると、「入賞カウンタVx」の値が1加算される。尚、「入賞カウンタVx」は、大当たりの場合には1ラウンドごとにリセットされる(初期値として0が設定される)が、小当たりの場合には、1開放目において初期値が設定された後、その後の開放においてリセットが行われない。つまり、小当たりの場合には、「入賞カウンタVx」において、小当たり状態における可変入賞装置32に対する遊技球の総入賞数が計測される。
ステップS206−8−2に次いで、ステップS206−8−3において、「開放回数カウンタ」に1を加算する。例えば、大当たり時における初回の大当たり時特賞開始処理では、「開放回数カウンタ」の初期値(0)に1が加算され、「開放回数カウンタ」が1に更新される。
ステップS206−8−3の後、ステップS206−8−4に移行し、「第1可変タイマ」の設定処理を行う。尚、「第1可変タイマ」とは、可変入賞装置32の開放時間(特賞状態の発生時間)や各特賞状態間のインターバル等を計測するための計測手段であり、開閉板32bの開放開始又は開放終了から規定時間が経過したか否かを判定する際等に参酌される。ステップS206−8−4では、開閉パターン制御テーブル(図51参照)を参酌して、「第1可変タイマ」に、各種当たりに対応した1開閉動作当たりの最大開放時間が設定される。例えば、「16R確変大当たり」のように開閉板32bの開放態様が上記「長開放」となる場合には、「第1可変タイマ」に「7500」が設定され、「2R確変大当たり」や「2R通常大当たり」のように開閉板32bの開閉態様が上記「短開放」となる場合には、「第1可変タイマ」に「100」が設定される。これにより、開閉板32bの1開閉動作あたりの最大開放時間(規定時間)が、「長開放」の場合には「30秒」に設定され、「短開放」の場合には「0.4秒」に設定されることとなる。
「第1可変タイマ」の設定後、ステップS206−8−5に移行し、「16R確変大当たりフラグ」又は「8R確変大当たりフラグ」がオンであるか否かを判定する。ここで、「16R確変大当たりフラグ」又は「8R確変大当たりフラグ」がオンである場合(S206−8−5:YES)には、ステップS206−8−6に移行し、ROM502に記憶されたラウンド開放コマンドテーブル(図53参照)に基づいて「xxラウンド開放コマンド」の設定処理を行う(尚、「xx」には、現在のラウンド数、つまり、「開放回数カウンタ」の値が代入される)。「xxラウンド開放コマンド」の設定後、本処理を終了する。
尚、「xxラウンド開放コマンド」は、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、当たり状態における可変入賞装置32の開放中に行われる開放中演出を実行させるべく、サブ制御装置262に送信されるコマンドである。また、「xxラウンド開放コマンド」は、可変入賞装置32の開放回数に合わせて設定されるものであり、例えば、1開放目では、「1ラウンド開放コマンド」が設定され、2開放目では、「2ラウンド開放コマンド」が設定される。
さらに、本実施形態における「xxラウンド開放コマンド」は、2バイト構成からなり、上位バイトが開放中演出に対応する情報によって構成され、下位バイトが「開放回数カウンタ」の値、つまり、大当たり中における何回目の開放動作であるかを示す情報(本実施形態では、「開放回数カウンタ」の値)によって構成されている。
尚、サブ制御装置262には、「xxラウンド開放コマンド」と開放中演出との関係がテーブルで記憶されており、サブ制御装置262は、「xxラウンド開放コマンド」を受信すると、表示制御装置45を制御することによって、受信した「xxラウンド開放コマンド」に対応する開放中演出を装飾図柄表示装置42にて実行させることとなる。
ステップS206−8−6における「xxラウンド開放コマンド」の設定処理では、「16R確変大当たりフラグ」又は「8R確変大当たりフラグ」がオンであるため、図53に示すように、「xxラウンド開放コマンド」として「BAxx」が設定される。「xxラウンド開放コマンド」として「BAxx」を受信したサブ制御装置262は、表示制御装置45を制御することで、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて開放中演出を行わせる。尚、このときの開放中演出では、例えば、図68に示すように、表示部42aにおいて、何開放目(何ラウンド目)であるかを示す数値等の情報を表示させるとともに、所定のキャラクター等が表示される。
尚、本実施形態において、「16R確変大当たり」に対応する「xxラウンド開放コマンド」と「8R確変大当たり」に対応する「xxラウンド開放コマンド」とは、それぞれ共通のコマンドであり、両大当たり時には、1ラウンド目から8ラウンド目までの間、同様の開放中演出が行われることとなる。共通のコマンドを用いて、共通の開放中演出が行われるため、演出作成の手間の軽減やデータ容量及び処理負担の低減を図ることができる。
さて、ステップS206−8−5にて否定判定された場合には、ステップS206−8−7に移行し、「2R確変大当たりフラグ」がオンであるか否かを判定する。「2R確変大当たりフラグ」がオンである場合(S206−8−7:YES)には、ステップS206−8−8に移行し、「抽選モードフラグ」を参酌して、「高確率モード」であるか否かを判定する。そして、ステップS206−8−8にて否定判定された場合(「低確率モード」である場合)には、ステップS206−8−9に移行し、「遊技状態判定値Xj」が「2」であるか、つまり、現在の演出モードが「時短演出モード」であるかが判定される。ステップS206−8−9にて否定判定された場合、つまり、「通常演出モード」、又は、「低確率モード」の「潜確演出モード」である場合、ステップS206−8−10に移行し、ラウンド開放コマンドテーブルを参酌して、「xxラウンド開放コマンド」として「BBxx」を設定する。「xxラウンド開放コマンド」の設定後、本処理を終了する。
一方で、ステップS206−8−8、又は、ステップS206−8−9にて肯定判定された場合には、ステップS206−8−11に移行し、ラウンド開放コマンドテーブルを参酌して、「xxラウンド開放コマンド」として「BDxx」を設定する。「xxラウンド開放コマンド」の設定後、本処理を終了する。
また、ステップS206−8−7で否定判定された場合には、ステップS206−8−12に移行し、「2R時短大当たりフラグ」がオンであるか否かを判定する。そして、「2R時短大当たりフラグ」がオンである場合(S206−8−12:YES)には、ステップS206−8−13に移行し、ラウンド開放コマンドテーブルを参酌して、「xxラウンド開放コマンド」として「BCxx」を設定する。「xxラウンド開放コマンド」の設定後、本処理を終了する。
一方で、ステップS206−8−12で否定判定された場合、つまり、「2R通常大当たり」が発生したと考えられる場合には、ステップS206−8−14に移行し、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」であるか否かを判定する。「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」である場合(S206−8−14:YES)には、ステップS206−8−10に移行し、ラウンド開放コマンドテーブルを参酌して、「xxラウンド開放コマンド」として「BBxx」を設定し、本処理を終了する。すなわち、演出モードが「通常演出モード」又は「潜確演出モード」であるときに、「2R通常大当たり」が発生した場合には、「潜確演出モード」への移行を示すエンディング演出の前段階における演出を行う。
これに対して、ステップS206−8−14にて否定判定された場合には、ステップS206−8−13に移行し、「xxラウンド開放コマンド」として「BCxx」を設定し、本処理を終了する。すなわち、演出モードが「時短演出モード」又は「確変演出モード」であるときに、「2R通常大当たり」が発生した場合には、「2R時短大当たり」が発生したときと同様の開放中演出が行われる。
図25の可変入賞装置制御処理に戻り、ステップS206−7にて否定判定された場合又は、ステップS206−8の大当たり時特賞状態開始処理の後には、ステップS206−9に移行し、大当たり時可変入賞装置制御処理を行う。次いで、図27を参照して大当たり時可変入賞装置制御処理について説明する。
まず、ステップS206−9−1において、上記「第1可変タイマ」のカウント値を1減算する。
続くステップS206−9−2では、「第1可変フラグ」がオンであるか否かを判定する。ここで肯定判定された場合、すなわち可変入賞装置32が開状態である場合には、ステップS206−9−3〜S206−9−7における処理が行われる。
より詳しくは、まず、ステップS206−9−3において、「第1可変タイマ」のカウント値が「0」であるか否か、すなわち開閉板32bの1開閉動作(「長開放」又は「短開放」)あたりの開放時間(規定時間「30秒」又は「0.4秒」)が残されているか否かを判定する。
ステップS206−9−3にて否定判定された場合には、ステップS206−9−4に進み、「入賞カウンタVx」の値が規定個数K1以上であるか否か、すなわち1回の特賞状態で可変入賞装置32へ入賞した遊技球の球数が最大入賞予定数(規定個数「10個」又は「3個」)に達したか否かを判定する。ステップS206−9−4にて否定判定された場合、すなわち可変入賞装置32を閉状態とするタイミング(特賞状態終了のタイミング)が未だ到来していない場合には、そのまま本処理を終了する。
一方、ステップS206−9−3又はステップS206−9−4にて肯定判定された場合、つまり、可変入賞装置32(現時点では開状態である)を閉状態とするタイミングである場合には、ステップS206−9−5に進み、「残り開放数カウンタ」のカウンタ値が「0」であるか否か、すなわち特賞状態(「長開放」や「短開放」)の実行回数が規定回数に達したか否かを判定する。
ステップS206−9−5で肯定判定された場合には、ステップS206−9−6において開放終了設定処理を行い、本処理を終了する。ステップS206−9−6の開放終了設定処理では、「第1可変フラグ」をオフするとともに、「大当たり終了フラグ」をオンする。これにより、可変入賞装置32が閉状態とされるとともに、大当たり状態を終了する際の処理が実行可能となる。尚、「大当たり終了フラグ」は、ステップS206−9−9において、大当たり状態の終了を判定する際に用いられる状態判定情報である。
ステップS206−9−5で否定判定された場合、すなわち特賞状態(「長開放」や「短開放」)の実行回数が規定回数に達していない場合には、ステップS206−9−7において、大当たり時特賞送り処理を行い、本処理を終了する。次いで、大当たり時特賞送り処理について、図28を参照して説明する。
まず、ステップS206−9−7−1において、「第1可変フラグ」をオフにする。これにより、可変入賞装置32が閉状態となる。尚、「第1可変フラグ」をオフとすることで、大当たり状態であれば(S206−6:YES)、ステップS206−9−2において否定判定されることとなる。つまり、可変入賞装置32が開状態である(「第1可変フラグ」がオンである)場合には、ステップS206−9−3〜S206−9−7における処理が行われ、可変入賞装置32が閉状態である(「第1可変フラグ」がオフである)場合には、S206−9−8〜S206−9−11における処理が行われる。
ステップS206−9−7−1の後、ステップS206−9−7−2において、「残り開放数カウンタ」の値を1減算する。続いて、ステップS206−9−7−3にて、「第1可変タイマ」の設定処理を行う。ステップS206−9−7−3では、「第1可変タイマ」に、特賞状態の終了から所定時間が経過したか否か(例えば大当たりの終了から所定時間が経過したか否か、所定の特賞状態の終了から次の特賞状態が開始されるまでのインターバルが経過したか否か等)を判定するため、上記開閉パターン制御テーブルを参酌して、所定値(例えば「3秒」に相当する値「750」、又は、「1秒」に相当する「250」)がセットされる。
ステップS206−9−7−3に続いて、ステップS206−9−7−4において、「16R確変大当たりフラグ」又は「8R確変大当たりフラグ」がオンであるか否かを判定する。ステップS206−9−7−4にて肯定判定された場合には、ステップS206−9−7−5に移行し、ROM502に記憶されたラウンド閉鎖コマンドテーブル(図54参照)に基づいて「xxラウンド閉鎖コマンド」の設定処理を行う(尚、「xx」には、現在のラウンド数、つまり、「開放回数カウンタ」の値が代入される)。「xxラウンド閉鎖コマンド」の設定後、本処理を終了する。
尚、「xxラウンド閉鎖コマンド」は、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、当たり状態における可変入賞装置32の閉鎖中に行われる閉鎖中演出を実行させるべく、サブ制御装置262に送信されるコマンドである。また、「xxラウンド閉鎖コマンド」は、可変入賞装置32の閉鎖回数に合わせて設定されるものであり、例えば、1閉鎖目(1ラウンド目の終了時)では、「1ラウンド閉鎖コマンド」が設定され、2閉鎖目では、「2ラウンド閉鎖コマンド」が設定される。
さらに、本実施形態における「xxラウンド閉鎖コマンド」は、2バイト構成からなり、上位バイトが閉鎖中演出に対応する情報によって構成され、下位バイトが「開放回数カウンタ」の値、つまり、大当たり中における何回目の閉鎖動作であるかを示す情報(本実施形態では、「開放回数カウンタ」の値)によって構成されている。
尚、サブ制御装置262には、「xxラウンド閉鎖コマンド」と閉鎖中演出との関係がテーブルで記憶されており、サブ制御装置262は、「xxラウンド閉鎖コマンド」を受信すると、表示制御装置45を制御することによって、受信した「xxラウンド開放コマンド」に対応する閉鎖中演出を装飾図柄表示装置42にて実行させることとなる。
ステップS206−9−7−5における「xxラウンド閉鎖コマンド」の設定処理では、「16R確変大当たりフラグ」又は「8R確変大当たりフラグ」がオンであるため、「xxラウンド閉鎖コマンド」として「CAxx」が設定される。「xxラウンド閉鎖コマンド」の設定後、本処理を終了する。
尚、「xxラウンド閉鎖コマンド」として「CAxx」を受信したサブ制御装置262は、表示制御装置45を制御することで、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、直前の開放中演出(「xxラウンド開放コマンド」として「BAxx」が設定された場合になされる開放中演出)に続く閉鎖中演出(例えば、図69参照)を行わせる。すなわち、「16R確変大当たり」又は「8R確変大当たり」となった場合には、装飾図柄表示装置42において開放中演出と閉鎖中演出とを交互に行うことで1回の特賞状態に対応する演出がなされ、当該演出が各ラウンドで行われることによって、大当たり状態における大当たり中演出が行われる。尚、本実施形態では、「16R確変大当たり」又は「8R確変大当たり」に当選したときに、可変入賞装置32の各特賞状態(各ラウンド)でそれぞれ異なる開放中演出が行われるように構成されている。
一方で、ステップS206−9−7−4にて否定判定された場合には、ステップS206−9−7−6に移行し、「2R確変大当たりフラグ」がオンであるか否かを判定する。「2R確変大当たりフラグ」がオンである場合(S206−9−7−6:YES)には、ステップS206−9−7−7に移行し、「抽選モードフラグ」を参酌して、「高確率モード」であるか否かを判定する。そして、ステップS206−9−7−7にて否定判定された場合(「低確率モード」である場合)には、ステップS206−9−7−8に移行し、「遊技状態判定値Xj」が「2」であるか、つまり、現在の演出モードが「時短演出モード」であるかが判定される。ステップS206−9−7−8にて否定判定された場合、つまり、「通常演出モード」、又は、「低確率モード」の「潜確演出モード」である場合、ステップS206−9−7−9に移行し、ラウンド閉鎖コマンドテーブルを参酌して、「xxラウンド閉鎖コマンド」として「CBxx」を設定する。「xxラウンド閉鎖コマンド」の設定後、本処理を終了する。
一方で、ステップS206−9−7−7、又は、ステップS206−9−7−8にて肯定判定された場合には、ステップS206−9−7−10に移行し、ラウンド閉鎖コマンドテーブルを参酌して、「xxラウンド閉鎖コマンド」として「CDxx」を設定する。「xxラウンド開放コマンド」の設定後、本処理を終了する。
また、ステップS206−9−7−6で否定判定された場合には、ステップS206−9−7−11に移行し、「2R時短大当たりフラグ」がオンであるか否かを判定する。そして、「2R時短大当たりフラグ」がオンである場合(S206−9−7−11:YES)には、ステップS206−9−7−12に移行し、ラウンド閉鎖コマンドテーブルを参酌して、「xxラウンド閉鎖コマンド」として「CCxx」を設定する。「xxラウンド開放コマンド」の設定後、本処理を終了する。
一方で、ステップS206−9−7−11で否定判定された場合、つまり、「2R通常大当たり」が発生したと考えられる場合には、ステップS206−9−7−13に移行し、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」であるか否かを判定する。「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」である場合(S206−9−7−13:YES)には、ステップS206−9−7−9に移行する。そして、ラウンド閉鎖コマンドテーブルを参酌して、「xxラウンド閉鎖コマンド」として「CBxx」を設定し、本処理を終了する。すなわち、演出モードが「通常演出モード」又は「潜確演出モード」であるときに、「2R通常大当たり」が発生した場合には、「潜確演出モード」への移行を示すエンディング演出の前段階における演出を行う。
これに対して、ステップS206−9−7−13にて否定判定された場合には、ステップS206−7−9−12に移行する。そして、ラウンド閉鎖コマンドテーブルを参酌して、「xxラウンド閉鎖コマンド」として「CCxx」を設定し、本処理を終了する。すなわち、演出モードが「時短演出モード」又は「確変演出モード」であるときに、「2R通常大当たり」が発生した場合には、「2R時短大当たり」が発生したときと同様の閉鎖中演出が行われる。
尚、本実施形態において、「2R確変大当たり」、「2R時短大当たり」又は「2R通常大当たり」となった場合には、装飾図柄表示装置42において開放中演出と閉鎖中演出とを交互に2回ずつ行うことで一続きの(開放中演出と閉鎖中演出との区別が不能又は困難な)大当たり中演出が実行されるように構成されている。
例えば、「xxラウンド開放コマンド」として「BBxx」を受信し、「xxラウンド閉鎖コマンド」として「CBxx」を受信したサブ制御装置262は、表示制御装置45を制御することで、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、「潜確対応大当たり中演出」を行う。「潜確対応大当たり中演出」は、「潜確対応オープニング演出」(図73参照)に続いて行われるものであり、次回の変動時からの演出モードが「潜確演出モード」に設定される場合に実行される。本実施形態では、「潜確対応大当たり中演出」として、例えば、図74に示すように、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて所定のキャラクター等を表示させる演出が行われる。
また、例えば、「xxラウンド開放コマンド」として「BCxx」を受信し、「xxラウンド閉鎖コマンド」として「CCxx」を受信したサブ制御装置262は、表示制御装置45を制御することで、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、「時短対応大当たり中演出」を行わせる。「時短対応大当たり中演出」は、「時短対応オープニング演出」(図78参照)に続いて行われるものであり、次回の変動時からの演出モードが「時短演出モード」に設定される場合に実行される。本実施形態では、「時短対応大当たり中演出」として、例えば、図79に示すように、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて所定のキャラクター等を表示させる演出が行われる。
さらに、例えば、「xxラウンド開放コマンド」として「BDxx」を受信し、「xxラウンド閉鎖コマンド」として「CDxx」を受信したサブ制御装置262は、表示制御装置45を制御することで、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、「昇格対応大当たり中演出」を行わせる。「昇格対応オープニング演出」は、「潜確対応オープニング演出」(図73参照)に続いて行われるものであり、次回の変動時からの演出モードが「確変演出モード」に設定される場合に実行される。本実施形態では、「昇格対応大当たり中演出」として、例えば、図77に示すように、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいてキャラクター等を表示させる演出が行われる。
尚、「xxラウンド閉鎖コマンド」を設定する前段階における場合分け処理(ステップS206−9−7−4、ステップS206−9−7−6〜S206−9−7−8、ステップS206−9−7−11及びステップS206−9−7−13)は、「xxラウンド開放コマンド」を設定する前段階における場合分け処理(ステップS206−8−5、ステップS206−8−7〜S206−8−9、ステップS206−8−12及びステップS206−8−14)と同様の処理である。そこで、「xxラウンド開放コマンド」又は「xxラウンド閉鎖コマンド」を設定する前段階における前記場合分け処理をサブルーチン化し、このサブルーチン化した処理を、大当たり時特賞状態開始処理(ステップS206−8)及び大当たり時特賞送り処理(ステップS206−9−7)において共通に用いることとしてもよい。この場合には、データ容量の低減を図ることができる。
また、設定される「xxラウンド閉鎖コマンド」の種別は、「xxラウンド開放コマンド」の種別に対応したものとなる(例えば、「xxラウンド開放コマンド」として「BAxx」が設定されるときには、「xxラウンド閉鎖コマンド」として「CAxx」が必ず設定され、「xxラウンド開放コマンド」として「BBxx」が設定されるときには、「xxラウンド閉鎖コマンド」として「CBxx」が必ず設定される)。つまり、本実施形態では、設定される「xxラウンド開放コマンド」及び「xxラウンド閉鎖コマンド」において、上位バイトの下位4ビットが共通の情報となるように構成されている(例えば、「xxラウンド開放コマンド」として「BAxx」が設定され、「xxラウンド閉鎖コマンドとして「CAxx」が設定される場合には、上位バイトの下位4ビットの「A」が共通となる)。そこで、大当たり時における初回の大当たり時特賞状態開始処理において、前記場合分け処理を行うことで、前記共通の情報を取得し、その後の「xxラウンド開放コマンド」及び「xxラウンド閉鎖コマンド」の設定にあたっては、前記場合分け処理を行うことなく、取得した前記共通の情報を用いるように構成してもよい。この場合には、処理負担の軽減を図ることができる。
図27に戻り、上記ステップS206−9−2にて否定判定された場合、ステップS206−9−8に進み、「第1可変タイマ」の値が「0」であるか否かを判定する。尚、ステップS206−9−2にて否定判定される場合、すなわち、「第1可変フラグ」がオフとなっている場合、「第1可変タイマ」の値は、インターバル時間の残余時間となっている。従って、ステップS206−9−8の処理は、特賞状態終了後の所定時間内(当たり終了後の所定時間内、又は、特賞状態間のインターバル中)であるか否かの判定処理である。
ステップS206−9−8にて肯定判定された場合、すなわち特賞状態の終了から所定時間が経過し、次の過程(次の特賞状態の開始、又は、エンディング演出の開始)へ移行するタイミングに至った場合には、ステップS206−9−9へ移行する。一方、ステップS206−9−8にて否定判定された場合には、そのまま本処理を終了する。
ステップS206−9−9では、上記「大当たり終了フラグ」を参酌して、大当たり状態を終了するか否かを判定する。ステップS206−9−9で否定判定された場合、つまり、大当たり状態の終了時期ではない場合には、ステップS206−9−10において大当たり時特賞状態開始処理を行った後、本処理を終了する。尚、ステップS206−9−10における大当たり時特賞状態開始処理は、ステップS206−8の処理と同様である。
一方で、ステップS206−9−9で肯定判定された場合には、ステップS206−9−11において大当たり終了設定処理を行った後、本処理を終了する。
ステップS206−9−11の大当たり終了設定処理では、「大当たり中フラグ」及び「大当たり終了フラグ」をオフするとともに、「抽選モードフラグ」の切換処理、「サポートモードフラグ」の切換処理、「サポート回数カウンタ」の設定処理、「遊技状態通知コマンド」の設定処理、「エンディングコマンド」の設定処理などが行われる。
尚、「エンディングコマンド」は、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、「大当たり状態」又は「小当たり状態」後に開始される通常遊技の直前に行われる「エンディング演出」を行わせるべく、サブ制御装置262へと出力されるものである。「エンディング演出」は、例えば、大当たりや小当たりの終了後に設定される演出モードの種別や抽選モードの切換、大当たり又は小当たりの終了などを通知するために行われる。
本実施形態において、「エンディング演出」には、「確変対応エンディング演出」と、「潜確対応エンディング演出」と、「時短対応エンディング演出」とが存在する。
「確変対応エンディング演出」は、図70に示すように、次の変動時からの抽選モードが「高確率モード」となることを明確に示す演出(本実施形態では、例えば、「ブレイクモード突入」といった文字が表示される演出であり、この演出により遊技者は、次回変動時から「高確率モード」が付与された「確変演出モード」となることを把握できる)であり、「エンディングコマンド」として「EA」が設定される。
「潜確対応エンディング演出」は、図75に示すように、次の変動時からの演出モードが「潜確演出モード」となることを遊技者に示す演出(本実施形態では、例えば、「営業モード突入」といった文字が表示される演出)である。尚、「潜確対応エンディング演出」では、次回変動時からの抽選モードが「高確率モード」であるか「低確率モード」であるかを判別することができない。また、「潜確対応エンディング演出」を実行させるにあたり、「エンディングコマンド」として「EB」が設定される。
「時短対応エンディング演出」は、図80に示すように、次の変動時からの演出モードが「時短演出モード」となることを遊技者が把握できるものの、抽選モードが「高確率モード」であるか「低確率モード」であるかを判別することができない演出(本実施形態では、例えば、「修行モード突入」といった文字が表示される演出)であり、「エンディングコマンド」として「EC」が設定される。
ここで、大当たり終了設定処理に詳細について図29のフローチャートを参照して説明する。まず、ステップS206−9−11−1において、「大当たり中フラグ」をオフとする。さらに、ステップS206−9−11−2において、「大当たり終了フラグ」をオフとする。
次いで、ステップS206−9−11−3に移行し、「8R確変大当たりフラグ」又は「16R確変大当たりフラグ」が設定されているか否かを判定する。
「8R確変大当たりフラグ」又は「16R確変大当たりフラグ」が設定されている場合(S206−9−11−3:YES)には、ステップS206−9−11−4に移行し、「抽選モードフラグ」のフラグ値として「高確率モード」であることを示す「53」が設定される。続いて、ステップS206−9−11−5に移行し、「サポート回数カウンタ」の値に、事実上到達し得ない値(例えば、変動表示99999回分に相当する「99999」)を設定する。
さらに、ステップS206−9−11−6に移行し、「サポートモードフラグ」のフラグ値が「高サポートモード」であることを示す「A1」に設定される。
次に、ステップS206−9−11−7に移行し、エンディングコマンドテーブル(図55参照)に基づいて「エンディングコマンド」を設定する。ここでは、「8R確変大当たりフラグ」又は「16R確変大当たりフラグ」がオンであるため、「エンディングコマンド」として「EA」が設定される。
その後、ステップS206−9−11−8に移行し、「遊技状態判定値Xj」を「4」に設定する。つまり、「8R確変大当たり」又は「16R確変大当たり」が発生した場合には、現時点における演出モードに関わらず、大当たり後の演出モードが「確変演出モード」に設定される。その後、ステップS206−9−11−9に移行し、「4」に設定された「遊技状態判定値Xj」を含む「遊技状態通知コマンド」を設定する。
また、「8R確変大当たりフラグ」及び「16R確変大当たりフラグ」のいずれもがオンでない場合(S206−9−11−3:NO)には、ステップS206−9−11−10に移行し、「2R確変大当たりフラグ」がオンであるか否かを判定する。「2R確変大当たりフラグ」がオンの場合(S206−9−11−10:YES)には、ステップS206−9−11−11に移行し、「抽選モードフラグ」を参酌して「高確率モード」であるか否かを判定する。ステップS206−9−11−11にて肯定判定された場合には、ステップS206−9−11−4に移行し、ステップS206−9−11−3で肯定判定がなされた場合と同様の処理(S206−9−11−4〜S206−9−11−8)を行う。
一方で、「高確率モード」でない場合(S206−9−11−11:NO)には、ステップS206−9−11−12に移行し、「遊技状態判定値Xj」が「2」であるか否かを判定する。「遊技状態判定値Xj」が「2」である場合(S206−9−11−12:YES)には、ステップS206−9−11−4に移行し、ステップS206−9−11−3で肯定判定がなされた場合と同様の処理(S206−9−11−4〜S206−9−11−8)を行う。
すなわち、本実施形態では、「8R確変大当たり」又は「16R確変大当たり」が発生したとき、「高確率モード」にて「2R確変大当たり」が発生したとき、及び、「低確率モード」の「時短演出モード」中に「2R確変大当たり」が発生したときに、「高確率モード」及び「次回まで・高サポートモード」が付与され、次回変動時からの演出モードがそれを明確に示す「確変演出モード」とされる。
さて、ステップS206−9−11−12にて否定判定された場合、すなわち、演出モードが「通常演出モード」である場合、又は、「低確率モード」で演出モードが「潜確演出モード」である場合には、S206−9−11−13に移行し、「抽選モードフラグ」のフラグ値として「高確率モード」であることを示す「53」が設定される。
続いて、ステップS206−9−11−14に移行し、「サポート回数カウンタ」の値に「0」が設定される。さらに、ステップS206−9−11−15に移行し、「サポートモードフラグ」のフラグ値が「低サポートモード」であることを示す「A0」に設定される。
次に、ステップS206−9−11−16に移行し、エンディングコマンドテーブルに基づいて「エンディングコマンド」を設定する。ここでは、「通常演出モード」又は「低確率モード」の「潜確演出モード」であり、かつ、「2R確変大当たりフラグ」がオンであるため、「エンディングコマンド」として「EB」が設定される。
その後、ステップS206−9−11−17に移行し、「遊技状態判定値Xj」を「3」に設定する。つまり、大当たり後の演出モードが「潜確演出モード」に設定される。そして、ステップS206−9−11−9に移行し、「3」に設定された「遊技状態判定値Xj」を含む「遊技状態通知コマンド」を設定する。
また、ステップS206−9−11−10にて否定判定された場合には、ステップS206−9−11−18に移行し、「2R時短大当たりフラグ」がオンであるか否かを判定する。ここで、「2R時短大当たりフラグ」がオンである場合(S206−9−11−18:YES)には、S206−9−11−19に移行し、「抽選モードフラグ」のフラグ値として「低確率モード」であることを示す「50」が設定される。さらに、ステップS206−9−11−20に移行し、「サポート回数カウンタ」の値に「100」が設定される。
続いて、ステップS206−9−11−21に移行し、「サポートモードフラグ」のフラグ値が「高サポートモード」であることを示す「A1」に設定される。
次に、ステップS206−9−11−22に移行し、エンディングコマンドテーブルに基づいて「エンディングコマンド」を設定する。ここでは、「2R時短大当たりフラグ」がオンであるため、「エンディングコマンド」として「EC」が設定される。
その後、ステップS206−9−11−23に移行し、「遊技状態判定値Xj」を「2」に設定する。つまり、大当たり後の演出モードが「時短演出モード」に設定される。そして、ステップS206−9−11−9に移行し、「2」に設定された「遊技状態判定値Xj」を含む「遊技状態通知コマンド」を設定する。
さらに、ステップS206−9−11−18で否定判定された場合、すなわち、「2R通常大当たりフラグ」がオンとなっている場合には、ステップS206−9−11−24に移行し、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」であるかが判定される。ステップS206−9−11−24にて否定判定された場合、すなわち、「遊技状態判定値Xj」が「2」又は「4」であり、演出モードが「時短演出モード」又は「確変演出モード」である場合には、ステップS206−9−11−19〜ステップS206−9−11−23の処理が行われるとともに、ステップS206−9−11−9にて「遊技状態通知コマンド」が設定される。つまり、「時短演出モード」又は「確変演出モード」にて「2R通常大当たり」が発生した場合には、「2R時短大当たり」が発生した場合と同様のサポート回数や抽選モード等が設定される。
一方で、ステップS206−9−11−24にて肯定判定された場合、つまり、演出モードが「通常演出モード」又は「潜確演出モード」である場合には、ステップS206−9−11−25に移行し、「抽選モードフラグ」のフラグ値として「低確率モード」であることを示す「50」が設定される。その後、ステップS206−9−11−14に移行し、ステップS206−9−11−14〜S206−9−11−17の処理が行われるとともに、ステップS206−9−11−9にて「遊技状態通知コマンド」が設定される。すなわち、「通常演出モード」又は「潜確演出モード」にて「2R通常大当たり」が発生した場合、サポート回数やサポートモード、演出モードは「2R確変大当たり」の当選時におけるサポート回数等と同様とされるが、抽選モードは「2R確変大当たり」の当選時における抽選モードと異なり、「低確率モード」とされる。
ステップS206−9−11−9における「遊技状態通知コマンド」の設定後、ステップS206−9−11−26に移行し、「大当たり当選フラグ」及び各種「大当たりフラグ」(「16R確変大当たりフラグ」等)をオフとし、本処理を終了する。
尚、主制御装置261における「抽選モードフラグ」の切換設定処理(S206−9−11−4、S206−9−11−13、S206−9−11−19、S206−9−11−25)を行う機能が、本実施形態におけるモード切換手段及びモード決定手段を構成する。
さて、上記では、ステップS206−6(図25参照)にて肯定判定された場合、つまり、可変入賞制御処理のうち、「16R確変大当たり」等の大当たりが発生した場合における制御処理について説明した。一方で、図25に示すように、ステップS206−6にて否定判定されると、ステップS206−10に移行し、「小当たり中フラグ」がオンであるか否かを判定する。そして、ステップS206−10で否定判定された場合、つまり、「大当たり中フラグ」及び「小当たり中フラグ」の双方がオフである場合には、本処理(可変入賞装置制御処理)を終了する。一方で、ステップS206−10にて肯定判定された場合、つまり、小当たりが発生した場合には、ステップS206−11以降の処理が行われる。そこで次に、可変入賞制御処理のうち、小当たりが発生した場合の制御処理について説明する。
まず、ステップS206−11において、「開放回数カウンタ」の値が0であるか否かを判定する。ここで、「開放回数カウンタ」の値が0である場合(S206−11:YES)、つまり、小当たりが発生してから可変入賞装置32が一度も開状態となっていない場合には、ステップS206−12に移行する。そして、ステップS206−12において、「入賞カウンタVx」に初期値として「0」が設定される。尚、上述の通り、大当たり時には、可変入賞装置32における1開閉動作の毎に、「入賞カウンタVx」がリセットされる(S206−8−2)が、小当たり時には、可変入賞装置32の開閉動作前において、一度のみ「入賞カウンタVx」に初期値が設定され、その後の開閉動作において「入賞カウンタVX」がリセットされることはない。つまり、大当たり時には、「入賞カウンタVx」によって、1回の開閉動作(特賞状態)における可変入賞装置32に対する遊技球の入賞数が計測されるようになっているが、小当たり時には、可変入賞装置32に対する遊技球の総入賞数が計測されるようになっている。
さて、ステップS206−12における「入賞カウンタVx」の設定処理に続き、ステップS206−13において、小当たり時特賞状態開始処理が行われる。尚、小当たり時特賞状態開始処理は、小当たりが発生した場合における、上述した大当たり時特賞状態開始処理に対応するものである。小当たり時特賞状態開始処理では、可変入賞装置32の開閉処理に必要となる「第1可変フラグ」及び「第1可変タイマ」の設定処理が行われるとともに、後述する「xx開放目コマンド」の設定が行われる。ここで、小当たり時特賞状態開始処理について、図30を参照しつつ説明する。
まず、ステップS206−13−1において、「第1可変フラグ」をオンとする。次いで、ステップS206−13−2に移行し、「開放回数カウンタ」に1を加算する。例えば、小当たり時における初回の小当たり時特賞状態開始処理では、「開放回数カウンタ」の初期値(0)に1が加算され、「開放回数カウンタ」が1に更新される。
ステップS206−13−2の後、ステップS206−13−3に移行し、開閉パターン制御テーブル(図51参照)を参酌して、「第1可変タイマ」の設定処理を行う。尚、ステップS206−13−3では、「第1可変タイマ」に、小当たりに対応した1開閉動作当たりの最大開放時間が設定される。本実施形態では、「第1可変タイマ」に「100」が設定され、可変入賞装置32の開閉板32bにおける1開閉動作あたりの最大開放時間(規定時間)が「0.4秒」に設定される。
「第1可変タイマ」の設定後、ステップS206−13−4に移行し、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」であるか否かを判定する。ここで、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」である場合(S206−13−4:YES)には、ステップS206−13−5に移行し、ROM502に記憶された開放目コマンドテーブル〔図56(a)参照〕に基づいて「xx開放目コマンド」の設定処理を行う(尚、「xx」には、小当たりが発生してからの可変入賞装置32の開放回数、つまり、「開放回数カウンタ」の値が代入される)。「xx開放目コマンド」の設定後、本処理を終了する。
尚、「xx開放目コマンド」は、大当たり時に設定される「xxラウンド開放コマンド」に対応するものであり、小当たり時にのみ設定される。また、本実施形態において、「xx開放目コマンド」は、「xxラウンド開放コマンド」と同様の構成となっている。つまり、「xx開放目コマンド」は、2バイト構成からなり、上位バイトが開放中演出に対応する情報によって構成され、下位バイトが「開放回数カウンタ」の値、つまり、小当たり中における何回目の開放動作であるかを示す情報(本実施形態では、「開放回数カウンタ」の値)によって構成されている。また、「xx開放目コマンド」は、「xxラウンド開放コマンド」と同様の構成となっているため、サブ制御装置262において、「xx開放目コマンド」を受信したときの制御処理と、「xxラウンド開放コマンド」を受信したときの制御処理とに違いはなく、同様の処理がなされる。さらに、「xx開放目コマンド」は、可変入賞装置32の開閉板32bの開放回数に合わせて設定され、例えば、1開放目では、「1開放目コマンド」が設定され、2開放目では、「2開放目コマンド」が設定される。
尚、サブ制御装置262には、「xx開放目コマンド」と開放中演出との関係がテーブルで記憶されており、サブ制御装置262は、「xx開放目コマンド」を受信すると、表示制御装置45を制御することによって、受信した「xx開放目コマンド」に対応する演出を装飾図柄表示装置42にて実行させることとなる。
ステップS206−13−5における「xx開放目コマンド」の設定処理では、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」であるため、「xx開放目コマンド」として「BBxx」が設定される。「xx開放目コマンド」の設定後、本処理を終了する。
一方で、ステップS206−13−4にて否定判定された場合、つまり、「遊技状態判定値Xj」が「2」又は「4」である場合には、ステップS206−13−6に移行し、「xx開放目コマンド」として「BCxx」が設定される。「xx開放目コマンド」の設定後、本処理を終了する。
図25に戻り、ステップS206−11にて否定判定された場合、又は、ステップS206−13の小当たり時特賞状態開始処理の後、ステップS206−14に移行し、小当たり時可変入賞装置制御処理を行う。次に、小当たり時可変入賞装置制御処理について、図31を参照して説明する。
まず、ステップS206−14−1において、上記「第1可変タイマ」のカウント値を1減算する。
続くステップS206−14−2では、「入賞カウンタVx」の値が最大入賞可能個数M1以上であるか否か、すなわち小当たり状態において可変入賞装置32へ入賞した遊技球の総数が最大入賞可能個数M1(本実施形態では「10個」)に達したか否かを判定する。ステップS206−14−2にて肯定判定された場合には、ステップS206−14−3にて「第1可変フラグ」をオフとするとともに、ステップS206−14−4にて「小当たり終了フラグ」をオンとし、さらに、ステップS206−14−5の後述する小当たり終了設定処理を行って本処理を終了する。つまり、大当たり時では、可変入賞装置32において予め設定された回数だけ開閉動作が必ず行われた後に、大当たり状態が終了するが、小当たり時では、可変入賞装置32に対する遊技球の入賞数が最大入賞可能個数M1に至った段階で、可変入賞装置32の開放時間が残存していたり、可変入賞装置32の残り開放回数が0(「残り開放数カウンタ」が0)でなかったりしても、小当たり状態が終了するように構成されている。
一方、ステップS206−14−2にて否定判定された場合、つまり、「入賞カウンタVx」の値が最大入賞可能個数M1に至っていない場合には、ステップS206−14−6に移行し、「第1可変フラグ」がオンであるか否かを判定する。ここで肯定判定された場合、すなわち可変入賞装置32が開状態である場合には、ステップS206−14−7〜S206−14−10における処理が行われる。
より詳しくは、まず、ステップS206−14−7において、「第1可変タイマ」のカウント値が「0」であるか否か、すなわち開閉板32bの1開閉動作あたりの開放時間(本実施形態では「0.4秒」)が残されているか否かを判定する。ステップS206−14−7にて否定判定された場合、すなわち可変入賞装置32を閉状態とするタイミングが未だ到来していない場合には、そのまま本処理を終了する。
一方、ステップS206−14−7にて肯定判定された場合、つまり、可変入賞装置32(現時点では開状態である)を閉状態とするタイミングである場合には、ステップS206−14−8に進み、「残り開放数カウンタ」のカウンタ値が「0」であるか否か、すなわち特賞状態の実行回数が規定の最大回数(2回)に達したか否かを判定する。
ステップS206−14−8で肯定判定された場合には、ステップS206−14−9において開放終了設定処理を行い、本処理を終了する。ステップS206−14−9の開放終了設定処理では、「第1可変フラグ」をオフするとともに、「小当たり終了フラグ」をオンする。これにより、可変入賞装置32が閉状態とされるとともに、小当たり状態を終了をするための処理(S206−14−5)が実行可能となる。尚、「小当たり終了フラグ」は、ステップS206−14−12において、小当たり状態の終了を判定する際に用いられる状態判定情報である。
ステップS206−14−8で否定判定された場合、すなわち特賞状態の実行回数が規定の最大回数に達していない場合には、ステップS206−14−10において、小当たり時特賞送り処理を行い、本処理を終了する。次いで、小当たり時特賞送り処理について、図32を参照して説明する。
まず、ステップS206−14−10−1において、「第1可変フラグ」をオフにする。これにより、可変入賞装置32が閉状態となる。尚、「第1可変フラグ」をオフとすることで、小当たり状態であれば(S206−10:YES)、ステップS206−14−6において否定判定されることとなる。つまり、可変入賞装置32が開状態である(「第1可変フラグ」がオンである)場合には、ステップS206−14−7〜S206−14−10における処理が行われ、可変入賞装置32が閉状態である(「第1可変フラグ」がオフである)場合には、ステップS206−14−5及びステップS206−14−11〜S206−14−13における処理が行われる。
図32に戻り、ステップS206−14−10−1の後、ステップS206−14−10−2において、「残り開放数カウンタ」の値を1減算する。続いて、ステップS206−14−10−3にて、「第1可変タイマ」の設定処理を行う。ステップS206−14−10−3では、「第1可変タイマ」に、特賞状態の終了から所定時間が経過したか否か(例えば小当たりの終了から所定時間が経過したか否か、所定の特賞状態の終了から次回の特賞状態が開始されるまでのインターバルが経過したか否か等)を判定するため、上記開閉パターン制御テーブル(図51参照)を参酌して、所定値(例えば「1秒」に相当する「250」)がセットされる。
ステップS206−14−10−3に続いて、ステップS206−14−10−4において、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」であるか否かを判定する。ここで、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」である場合(S206−14−10−4:YES)には、ステップS206−14−10−5に移行し、ROM502に記憶された閉鎖目コマンドテーブル〔図56(b)参照〕に基づいて「xx閉鎖目コマンド」の設定処理を行う(尚、「xx」には、小当たりが発生してからの可変入賞装置32の開放回数、つまり、「開放回数カウンタ」の値が代入される)。「xx閉鎖目コマンド」の設定後、本処理を終了する。
尚、「xx閉鎖目コマンド」は、大当たり時に設定される「xxラウンド閉鎖コマンド」に対応するものであり、小当たり時にのみ設定される。また、本実施形態において、「xx閉鎖目コマンド」は、「xxラウンド閉鎖コマンド」と同様の構成となっている。つまり、「xx閉鎖目コマンド」は、2バイト構成からなり、上位バイトが閉鎖中演出に対応する情報によって構成され、下位バイトが「開放回数カウンタ」の値、つまり、小当たり中における何回目の閉鎖動作であるかを示す情報(本実施形態では、「開放回数カウンタ」の値)によって構成されている。また、「xx閉鎖目コマンド」は、「xxラウンド閉鎖コマンド」と同様の構成となっているため、サブ制御装置262において、「xx閉鎖目コマンド」を受信したときの制御処理と、「xxラウンド閉鎖コマンド」を受信したときの制御処理とに違いはなく、同様の処理が行われる。さらに、「xx閉鎖目コマンド」は、可変入賞装置32の閉鎖回数に合わせて設定され、例えば、1閉鎖目では、「1閉鎖目コマンド」が設定され、2閉鎖目では、「2閉鎖目コマンド」が設定される。
尚、サブ制御装置262には、「xx閉鎖目コマンド」と閉鎖中演出との関係がテーブルで記憶されており、サブ制御装置262は、「xx閉鎖目コマンド」を受信すると、表示制御装置45を制御することで、受信した「xx閉鎖目コマンド」に対応する閉鎖中演出を装飾図柄表示装置42にて実行させることとなる。
ステップS206−14−10−5における「xx閉鎖目コマンド」の設定処理では、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」であるため、「xx閉鎖目コマンド」として「CBxx」が設定される。「xx閉鎖目コマンド」の設定後、本処理を終了する。
一方で、ステップS206−14−10−4にて否定判定された場合、つまり、「遊技状態判定値Xj」が「2」又は「4」である場合には、ステップS206−14−10−6に移行し、「xx閉鎖目コマンド」として「CCxx」が設定される。「xx閉鎖目コマンド」の設定後、本処理を終了する。
尚、本実施形態において、「小当たり」となった場合には、「2R確変大当たり」等になった場合と同様に、装飾図柄表示装置42において開放中演出と閉鎖中演出とを交互に行うことで一続きの(開放中演出と閉鎖中演出との区別が不能又は困難な)小当たり中演出が実行されるように構成されている。
例えば、「xx開放目コマンド」として「BBxx」を受信し、「xx閉鎖目コマンド」として「CBxx」を受信したサブ制御装置262は、表示制御装置45を制御することで、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、例えば、次のような小当たり中演出を行わせる。すなわち、このときの小当たり中演出は、例えば、図74に示すように、「潜確演出モード」への移行を示すエンディング演出の直前に実行される演出であって、「通常演出モード」等において「2R確変大当たり」等が発生した場合の「大当たり中演出」と同様の演出である。
また、「xx開放目コマンド」として「BCxx」を受信し、「xx閉鎖目コマンド」として「CCxx」を受信したサブ制御装置262は、表示制御装置45を制御することで、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、例えば、次のような小当たり中演出を行わせる。すなわち、このときの小当たり中演出は、例えば、図79に示すように、「時短演出モード」への移行を示すエンディング演出の直前に実行される演出であって、「確変演出モード」等において「2R時短大当たり」等が発生した場合の「大当たり中演出」と同様の演出である。
尚、本実施形態では、設定される「xx開放目コマンド」及び「xx閉鎖目コマンド」において、上位バイトの下位4ビットが共通の情報となるように構成されている(例えば、「xx開放目コマンド」として「BCxx」が設定され、「xx閉鎖目コマンドとして「CCxx」が設定される場合には、上位バイトの下位4ビットの「C」が共通となる)。そこで、小当たり時における初回の小当たり時特賞状態開始処理において、場合分け処理(S206−13−4)を行うことで、前記共通の情報を取得し、その後の「xx開放目コマンド」及び「xx閉鎖目コマンド」の設定にあたっては、場合分け処理(S206−13−4、S206−14−10−4)を行うことなく、取得した前記共通の情報を用いるように構成してもよい。この場合には、処理負担の軽減を図ることができる。
図31に戻り、上記ステップS206−14−6にて否定判定された場合には、ステップS206−14−11に進み、「第1可変タイマ」の値が「0」であるか否かを判定する。尚、ステップS206−14−6にて否定判定される場合、すなわち、「第1可変フラグ」がオフとなっている場合、「第1可変タイマ」の値は、インターバル時間の残余時間となっている。従って、ステップS206−14−11の処理は、いわば特賞状態終了後の所定時間内(当たり終了後の所定時間内、又は、特賞状態間のインターバル中)であるか否かの判定処理である。
ステップS206−14−11にて肯定判定された場合、すなわち特賞状態の終了から所定時間が経過し、次の過程(次の特賞状態の開始、又は、エンディング演出の開始)へ移行するタイミングに至った場合には、ステップS206−14−12へ移行する。一方、ステップS206−14−11にて否定判定された場合には、そのまま本処理を終了する。
ステップS206−14−12では、上記「小当たり終了フラグ」を参酌して、小当たり状態を終了するか否かを判定する。ステップS206−14−12で否定判定された場合には、ステップS206−14−13において小当たり時特賞状態開始処理を行った後、本処理を終了する。尚、ステップS206−14−13における小当たり時特賞状態開始処理は、ステップS206−13の処理と同様である。
一方で、ステップS206−14−12で肯定判定された場合には、ステップS206−14−5において小当たり終了設定処理を行った後、本処理を終了する。
ステップS206−14−5の小当たり終了設定処理では、「小当たり中フラグ」及び「小当たり終了フラグ」をオフするとともに、「遊技状態通知コマンド」、「エンディングコマンド」、「戻り用カウンタ」、「戻りフラグ」及び「戻り処理示唆コマンド」の設定処理などが行われる。
尚、「戻り処理示唆コマンド」とは、小当たり状態後の通常変動時に、装飾図柄表示装置42において「戻り処理(戻り演出)」の実行を示唆する「戻り処理示唆演出」を行わせるべく、サブ制御装置262へと出力されるものである。「戻り処理示唆演出」は、「戻り処理(戻り演出)」が実行されることを遊技者に対して示唆するために行われるものである。「戻り処理示唆演出」では、例えば、装飾図柄表示装置42において、通常の「時短演出モード」では出現しない所定の表示物(例えば、キャラクター等)が表示される演出などが行われる。尚、「戻り処理示唆コマンド」を設定する処理を行う主制御装置261の機能と、「戻り処理示唆コマンド」を受信した際に、表示制御装置45を制御することで、装飾図柄表示装置42において「戻り処理示唆演出」を行わせるサブ制御装置262の機能と、「戻り処理示唆演出」が行われる装飾図柄表示装置42とによって、第2情報発信手段が構成される。
次に、ステップS206−14−5の「小当たり終了設定処理」について図33を参照して説明する。まず、ステップS206−14−5−1において、「抽選モードフラグ」を参照し、「高確率モード」であるか否かが判定される。そして、ステップS206−14−5−1にて肯定判定された場合には、ステップS206−14−5−2に移行し、「遊技状態判定値Xj」が「4」であるか否かを判定する。つまり、現時点の演出モードが「確変演出モード」となっているか否かを判定する。
ここで、「遊技状態判定値Xj」が「4」に設定されている場合(S206−14−5−2:YES)には、ステップS206−14−5−3に移行し、「戻りフラグ」をオンとする。尚、「戻りフラグ」がオンとされる場合、つまり、演出モードが「確変演出モード」である状態において「小当たり」が発生した場合、演出モードは、一旦、外観上は「高確率モード」であるか否かの判別がつかない「時短演出モード」に設定される。しかしながら、上述の通り、所定回数の変動表示を行った後に戻り処理が実行され、「高確率モード」であることを明確に示す「確変演出モード」へと戻ることとなる。
続いて、ステップS206−14−5−4において、「戻り用カウンタ」の設定処理がなされる。「戻り用カウンタ」は、上述のとおり、「確変演出モード」への戻り処理の発生タイミングを規定する数値である。「戻りフラグ」が設定されてから、「戻り用カウンタ」と同数の変動表示が行われたときに、戻り処理(S205−16−8)が実行され、「確変演出モード」への戻りが発生することとなる。
また、「戻り用カウンタ」の初期値として、主制御装置261が処理を行う際に用いるカウンタ(当たり乱数カウンタC1、大当たり種別決定カウンタC2、及びリーチ選択カウンタC3等)に基づく値が設定される。本実施形態では、例えば、「戻り用カウンタ」の初期値として、大当たり種別決定カウンタバッファに記憶された数値(大当たり種別決定カウンタC2の値)に「1」を加算した数値が設定される。つまり、「戻り用カウンタ」として、「1〜50」のいずれかがランダムに設定される。尚、「戻り用カウンタ」の初期値を、当たり乱数カウンタC1やリーチ選択カウンタC3等、他のカウンタに基づいて設定してもよい。また、「戻り用カウンタ」の初期値に、予め規定した所定の数値が設定されるように構成してもよい。尚、「戻り用カウンタ」の初期値には、「時短モード」における「高サポートモード」の継続回数(100回)以下の数値を設定することが好ましい。例えば、「戻り用カウンタ」の初期値を「時短モード」における「高サポートモード」の継続回数と同数とし、「時短モード」において「通常演出モード」に移行するタイミングと同じタイミングで「戻り演出」が実行され、「確変演出モード」へと戻るように構成してもよい。
ステップS206−14−5−4の後、ステップS206−14−5−5において、「入賞カウンタVx」の値が1以上であるか否か、つまり、小当たり状態において、可変入賞装置32に対する遊技球の入賞があったか否かを判定する。ここで、「入賞カウンタVx」の値が1以上である場合(S206−14−5−5:YES)には、ステップS206−14−5−6において「戻り処理示唆コマンド」の設定を行い、ステップS206−14−5−7に移行する。一方で、「入賞カウンタVx」の値が1未満である場合(S206−14−5−5:NO)には、「戻り処理示唆コマンド」の設定を行うことなく、ステップS206−14−5−7に移行する。つまり、小当たり状態における可変入賞装置32に対する遊技球の入賞は、遊技球の獲得だけでなく、小当たり後における「戻り処理示唆演出」の実行確定といった利益を遊技者にもたらし、「戻り処理示唆演出」の実行を確定させることで、遊技者は、「確変演出モード」へと戻ることを戻り処理の実行前から把握することが可能となる。
続くステップS206−14−5−7では、「エンディングコマンド」が設定される。「エンディングコマンド」は、前記エンディングコマンドテーブル(図55参照)に基づいて設定される。具体的には、「遊技状態判定値Xj」及び「抽選モードフラグ」と各種「大当たりフラグ」及び「小当たり当選フラグ」とに基づいて、エンディングコマンドテーブルから「エンディングコマンド」が選択される。ステップS206−14−5−7では、「遊技状態判定値Xj」が「4」であり、かつ、「小当たり当選フラグ」がオンであるため、「エンディングコマンド」として「EC」が設定される。尚、「エンディングコマンド」として「EC」が設定されると、「確変演出モード」において「2R時短大当たり」が発生した場合と同様に、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて「時短対応エンディング演出」が実行されることとなる。
次いで、ステップS206−14−5−8に移行し、「遊技状態判定値Xj」として「2」が設定される。つまり、「確変演出モード」において「小当たり」が発生した場合には、小当たり後の演出モードが「時短演出モード」に設定される。その後、ステップS206−14−5−9において「遊技状態通知コマンド」を設定する。次いで、ステップS206−14−5−10において「小当たり当選フラグ」をオフとし、本処理を終了する。
また、ステップS206−14−5−2において「遊技状態判定値Xj」が「4」でない場合(S206−14−5−2:NO)には、ステップS206−14−5−11に移行し、「遊技状態判定値Xj」が「3」であるか否か、すなわち、現時点の演出モードが「潜確演出モード」であるか否かを判定する。ステップS206−14−5−11にて肯定判定された場合には、ステップS206−14−5−12に移行し、エンディングコマンドテーブルに基づいて「エンディングコマンド」を設定する。ステップS206−14−5−12では、「遊技状態判定値Xj」が「3」であり、かつ、「小当たり当選フラグ」がオンであるため、「エンディングコマンド」として「EB」が設定される。その後、ステップS206−14−5−9における「遊技状態通知コマンド」の設定、及び、ステップS206−14−5−10における「小当たり当選フラグ」のオフを経て、本処理を終了する。
一方で、ステップS206−14−5−11において「遊技状態判定値Xj」が「3」でない場合(S206−14−5−11:NO)、つまり、演出モードが「時短演出モード」(「遊技状態判定値Xj」=2)であり、かつ、「高確率モード」である場合には、ステップS206−14−5−13に移行する。そして、ステップS206−14−5−13において、エンディングコマンドテーブルに基づいて「エンディングコマンド」を設定する。ここでは、「遊技状態判定値Xj」が「2」で、さらに「高確率モード」であり、かつ、「小当たり当選フラグ」がオンであるため、「エンディングコマンド」として「EC」が設定される。その後、ステップS206−14−5−9における「遊技状態通知コマンド」の設定、及び、ステップS206−14−5−10における「小当たり当選フラグ」のオフを経て、本処理を終了する。
さて、ステップS206−14−5−1にて否定判定された場合、すなわち、「低確率モード」にて小当たりが発生した場合には、ステップS206−14−5−14に移行し、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」であるか否かが判定される。
ステップS206−14−5−14で肯定判定された場合には、ステップS206−14−5−15に移行し、エンディングコマンドテーブルに基づいて「エンディングコマンド」を設定する。ここでは、「遊技状態判定値Xj」が「1」又は「3」で、さらに「低確率モード」であり、かつ、「小当たり当選フラグ」がオンであるため、「エンディングコマンド」として「EB」が設定される。さらに、ステップS206−14−5−16において、「遊技状態判定値Xj」が「3」に設定される。すなわち、次回の変動時からの演出モードが「潜確演出モード」とされる。その後、ステップS206−14−5−9における「遊技状態通知コマンド」の設定、及び、ステップS206−14−5−10における「小当たり当選フラグ」のオフを経て、本処理を終了する。
一方で、ステップS206−14−5−14にて否定判定された場合には、ステップS206−14−5−17に移行し、「エンディングコマンド」が「EC」に設定される。その後、ステップS206−14−5−9における「遊技状態通知コマンド」の設定、及び、ステップS206−14−5−10における「小当たり当選フラグ」のオフを経て、本処理を終了する。
尚、上述した「小当たり終了設定処理」(S206−14−5)では、「大当たり終了設定処理」(S206−9−11)とは異なり、「抽選モードフラグ」の値が変更されることなく、小当たり発生時における「抽選モードフラグ」の値がそのまま維持される。すなわち、第2当否抽選により当選結果が得られた場合(「小当たり」が発生した場合)、当該当選結果が得られたときにおける第1の当選確率がそのまま維持される。例えば、小当たり状態の発生前に「高確率モード」が設定されている場合(「抽選モードフラグ」のフラグ値が「53」の場合)には、小当たり終了後も、そのまま「高確率モード」(抽選モードフラグのフラグ値「53」)が維持される。
尚、「第1可変フラグ」のオンオフ状況に基づき、次回の通常処理の外部出力処理において、可変入賞装置32に対し各種制御信号が出力される。「第1可変フラグ」がオンの場合には可変入賞装置32に対し大入賞口32aを開放する旨の制御信号が出力され、大入賞口32aが開状態となる。一方、「第1可変フラグ」がオフの場合には可変入賞装置32に対し大入賞口32aを閉鎖する旨の制御信号が出力され、大入賞口32aが閉状態となる。
また、可変入賞装置制御処理では、大当たりが発生した場合、ステップS206−9−7における大当たり時特賞送り処理、ステップS206−9−6の開放終了設定処理、及び、ステップS206−8、ステップS206−9−10の大当たり時特賞状態開始処理において、「第1可変フラグ」が交互に切換えられる。これにより、大当たり中には、可変入賞装置32の開放回数が上記規定回数(2回、8回、又は、16回)に達するまで、可変入賞装置32における開閉処理が繰り返し行われることとなる。
一方で、小当たりが発生した場合には、通常、ステップS206−14−10における小当たり時特賞送り処理、ステップS206−14−9の開放終了設定処理、及び、ステップS206−13、ステップS206−14−13の小当たり時特賞状態開始処理において、「第1可変フラグ」が交互に切換えられる。これにより、小当たり中には、通常、可変入賞装置32の開放回数が上記規定の最大回数(2回)に達するまで、可変入賞装置32における開閉処理が繰り返し行われる。但し、小当たり状態における可変入賞装置32に対する遊技球の総入賞数が最大入賞可能個数M1以上となった段階で、可変入賞装置32における開閉は強制的に終了となる。
尚、上述した変動終了時設定処理(S205−16)において設定される「オープニングコマンド」、並びに、可変入賞装置制御処理(S206)において設定される「xxラウンド開放コマンド(xx開放目コマンド)」、「xxラウンド閉鎖コマンド(xx閉鎖目コマンド)」、「エンディングコマンド」、及び、当たり終了後の「遊技状態判定値Xj」は、各「遊技状態判定値Xj」及び「抽選モード」において、図57に示すようになる。尚、図57では、「オープニングコマンド」、「xxラウンド開放コマンド(xx開放目コマンド)」「xxラウンド閉鎖コマンド(xx閉鎖目コマンド)」、「エンディングコマンド」及び当たり後に設定される「遊技状態判定値Xj」の順に示す。
すなわち、「遊技状態判定値Xj」が「1」であるとき(演出モードが「通常演出モード」であるときに、又は、「遊技状態判定値Xj」が「3」であり(演出モードが「潜確演出モード」であり)、かつ、抽選モードが「低確率モード」であるときに、「2R確変大当たり」、「2R通常大当たり」又は「小当たり」が発生した場合には、それぞれ同一の「オープニングコマンド」、「xxラウンド開放コマンド(xx開放目コマンド)」、「xxラウンド閉鎖コマンド(xx閉鎖目コマンド)」、「エンディングコマンド」及び「遊技状態判定値Xj」が設定される。また、この場合には、「サポートモードフラグ」は、「低サポートモード」に変更又は維持されるとともに、変動停止の際に表示される図柄は同一(特別図柄の組合わせ)とされる。
つまり、図58(a)に示すように、同一の停止図柄が表示された後、「潜確対応オープニング演出」、「潜確対応大当たり中演出」及び「潜確対応エンディング演出」が行われ、次いで、「低サポートモード」が付与された「潜確演出モード」となる。従って、遊技者は、オープニング演出などの演出や当たり終了後における演出モード、当たり時の停止図柄などから、抽選モードが「高確率モード」であるか(「2R確変大当たり」が発生したのか)、「低確率モード」であるか(「2R通常大当たり」又は「小当たり」が発生したのか)の判別ができないようになっている。
さらに、図57に示すように、「遊技状態判定値Xj」が「4」である(演出モードが「確変演出モード」である)とき、又は、「遊技状態判定値Xj」が「2」であり(演出モードが「時短演出モード」であり)、かつ、抽選モードが「高確率モード」であるときにおいて、「2R時短大当たり」、「2R通常大当たり」又は「小当たり」が発生した場合には、それぞれ同一の「オープニングコマンド」、「xxラウンド開放コマンド(xx開放目コマンド)」、「xxラウンド閉鎖コマンド(xx閉鎖目コマンド)」、「エンディングコマンド」及び「遊技状態判定値Xj」が設定される。また、この場合には、「サポートモードフラグ」は、「高サポートモード」に維持されるとともに、変動停止の際に表示される図柄も同一(規定図柄の組合わせ)である。
従って、「小当たり」が発生したときに抽選モードは「高確率モード」に維持される一方で、「2R時短大当たり」又は「2R通常大当たり」が発生したときに抽選モードは「低確率モード」に移行されるが、「小当たり」時と「2R時短大当たり」等時との間において、図58(b)に示すように、オープニング演出等の演出や当たり終了後の演出モード、当たり時の停止図柄に違いはなく、それぞれ同一とされる。また、本実施形態では、「2R時短大当たり」等の発生時には、装飾図柄表示装置42において「高サポートモード」が付与される残りの変動回数が表示され、「小当たり」の発生時には、装飾図柄表示装置42において前記残りの変動回数と同態様のダミー情報が表示される。そのため、遊技者は、オープニング演出等や変動時の演出態様等に基づいて、抽選モードが「高確率モード」であるか「低確率モード」であるかの判別ができないようになっている。
但し、「2R時短大当たり」等の大当たりに伴い「時短演出モード」に移行した場合には、大当たりに当選しなければ、所定回数(本実施形態では、100回)の変動表示後に「通常演出モード」に移行するが、小当たりに伴い「時短演出モード」に移行した場合には、戻り演出の実行後、「確変演出モード」に戻ることとなる。
加えて、図57に示すように、「2R通常大当たり」又は「小当たり」が発生したときには、各演出モードにおいて、それぞれ同一の「オープニングコマンド」、「xxラウンド開放コマンド(xx開放目コマンド)」、「xxラウンド閉鎖コマンド(xx閉鎖目コマンド)」、「エンディングコマンド」及び「遊技状態判定値Xj」が設定される。また、変動停止の際に表示される図柄も同一(規定図柄の組合わせ)である。一方で、「2R通常大当たり」の発生時には、抽選モードが「低確率モード」に移行(転落)するが、「小当たり」の発生時には、現時点の抽選モードがそのまま維持される。従って、例えば、「高確率モード」の「潜確演出モード」において、「2R通常大当たり」又は「小当たり」が発生したときに、当たり後の抽選モードが「高確率モード」に維持されているのか「低確率モード」に移行したのかを外観上判断することはできない。そのため、遊技者は、「高確率モード」の維持を期待することができ、はらはらどきどきしながら、今までにはない面白みを堪能することができる。この点において、興趣の飛躍的な向上を図ることができる。
さて、図10の通常処理に戻り、ステップS206の可変入賞制御処理に続いて、ステップS207では、第2表示制御処理を実行する。この処理では、普通図柄表示装置41においてどのような制御を行うか当該普通図柄表示装置41の制御内容の設定などが行われる。次に、前記ステップS207の第2表示制御処理について図34のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS207−1では、普通図柄表示装置41にて変動表示中であるか否かを示す「第2表示中フラグ」の設定状況を見て普通図柄表示装置41による変動表示中であるか否かを判定する。詳しくは、「第2表示中フラグ」がオンである場合には普通図柄表示装置41において変動表示中であるとみなされ、「第2表示中フラグ」がオフである場合には、普通図柄表示装置41において変動表示が停止した状態にあたる停止表示中であるとみなされる。
ステップS207−1で否定判定された場合には、ステップS207−2に進み、普通保留カウンタNcの値が0よりも大きいか否かを判定する。このとき、普通保留カウンタNcの値が0である場合には、そのまま本処理を終了する。
また、変動表示中でなく且つ普通保留カウンタNcの値が「0」よりも大きな値であれば、ステップS207−3に進む。ステップS207−3では、普通保留カウンタNcから1を減算する。続くステップS207−4では、普通変動保留エリアに格納されたデータをシフトさせる処理を実行する。このデータシフト処理は、普通変動保留エリアの保留第1〜第4エリアに格納されているデータを実行エリア側に順にシフトさせる処理であって、保留第1エリア→実行エリア、保留第2エリア→保留第1エリア、保留第3エリア→保留第2エリア、保留第4エリア→保留第3エリアといった具合に各エリア内のデータがシフトされる。
その後、ステップS207−5では、開始設定処理を実行する。この処理では、普通図柄表示装置41において変動表示を行う条件が成立したことを示す処理を行う。詳しくは、「第2表示中フラグ」をオンにするとともに、「第2表示タイマ」の設定処理が行われる。尚、「第2表示タイマ」とは、普通図柄表示装置41にて行われる変動表示の変動時間(残余時間)を計測する手段であり、変動表示開始から所定時間が経過したか否かを判定する際に参酌される。
本実施形態では、「低サポートモード」中において、普通図柄表示装置41にて行われる変動表示の変動時間が2秒と設定されている。そのため、「サポートモードフラグ」を参酌して、「低サポートモード」である場合には、「第2表示タイマ」に「500」が設定される。また、「高サポートモード」中においては、普通図柄表示装置41にて行われる変動表示の変動時間が0.4秒と設定されている。そのため、「サポートモードフラグ」を参酌して、「高サポートモード」である場合には、「第2表示タイマ」に「100」が設定される。そして、ステップS207−5の終了後、第2表示制御処理を終了する。
当該開始設定処理における設定に基づき、次回の通常処理の外部出力処理において、普通図柄表示装置41に対し変動表示を開始する旨の制御信号が出力された場合には、普通図柄表示装置41において変動表示が開始される。尚、上述したように普通図柄表示装置41は、普通図柄として「○」又は「×」を点灯表示するように構成されている。
さて、ステップS207−1で肯定判定された場合、すなわち普通図柄表示装置41にて変動表示中である場合には、ステップS207−6に進み、第2表示タイマ減算処理を行う。この処理が1回行われる毎に「第2表示タイマ」のカウント値が1減算される。
続いてステップS207−7に進み、「第2表示タイマ」のカウント値が「0」であるか否か、すなわち、変動時間が経過したか否かを判定する。ステップS207−7で肯定判定された場合には、ステップS207−8において「第2表示中フラグ」をオフし、ステップS207−9において普通図柄表示装置41にて停止表示を行うための普通図柄停止表示設定を行う。そして、この普通図柄停止表示設定の設定内容に基づき、次回の通常処理における外部出力処理において、普通図柄表示装置41に対し停止表示を行う旨の制御信号が出力される。すなわち、当選である場合には「○」図柄(当選図柄)を停止表示(例えば数秒間だけ点灯)させ、外れである場合には「×」図柄を停止表示させる。
尚、上述したように、普通変動保留エリアの実行エリアに格納されている普通図柄乱数カウンタC4の値に基づいて当選か否かが判定される。具体的には、普通図柄乱数カウンタC4の数値0〜9のうち、当選値は「低サポートモード」において「0」の1個であり、「高サポートモード」において「0〜7」の8個である。
ステップS207−9における普通図柄停止表示設定後、ステップS207−10に移行し、変動終了時設定処理を行い、本処理を終了する。この変動処理時設定処理において、停止表示が当選に対応する場合には、電動役物37の開閉処理を行うための設定処理を行う。具体的には、「第2可変フラグ」をオンにして、「第2可変タイマ」に開放時間を設定する。
尚、「第2可変フラグ」とは、電動役物37が開状態中であるか否かを判定するための状態判定情報である。
また、「第2可変タイマ」とは、電動役物37の開放時間(残余時間)を計測する手段であり、開放開始から規定時間が経過したか否かを判定する際に参酌される。尚、本実施形態では、「高サポートモード」と「低サポートモード」とで電動役物37の開放時間が異なり、「高サポートモード」においては、第2可変タイマに対して「1000」が設定され、「低サポートモード」においては、第2可変タイマに対して「100」が設定される。
さて、ステップS207−7で否定判定された場合には、ステップS207−11において、普通図柄表示装置41の変動表示を継続して行うための切換表示設定を行い、本処理を終了する。そして、この切換表示設定の設定内容に基づき、次回の通常処理における外部出力処理において、普通図柄表示装置41に対し切換表示を行う旨の制御信号が出力される。具体的には、現在の点灯が「○」であれば「×」、「×」であれば「○」へ切換え表示する。これによって、第2表示制御処理のタイミング、すなわち4msec毎に普通図柄表示装置41の変動表示が実現される。
図10に戻り、ステップS207の第2表示制御処理の終了後、ステップS208に移行し、電動役物制御処理を実行する。この処理では、電動役物37においてどのような制御を行うか当該電動役物37の制御内容の設定が行われる。次に、ステップS208の電動役物制御処理について図35のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS208−1において電動役物37が開状態であるか否かを示す「第2可変フラグ」がオンであるか否かを判定する。ここで「第2可変フラグ」がオンではない(電動役物37が閉状態である)と判定された場合、そのまま本処理を終了する。
一方、上記ステップS208―1において肯定判定された場合、すなわち、「第2可変フラグ」がオンである場合は電動役物37が開状態であるとみなし、ステップS208−2において第2可変タイマ減算処理を行う。この処理が1回行われる毎に「第2可変タイマ」の値が1ずつ減算されていく。
続いてステップS208−3に進み、上記減算後の「第2可変タイマ」の値を参酌して、規定された開放時間が経過したか否かを判定する。ここでは、規定された開放時間を経過した時、すなわち「第2可変タイマ」の値が「0」となった時にステップS208−3が肯定判定される。ここで否定判定された場合には、そのまま本処理を終了する。
一方、ステップS208−3で肯定判定された場合にはステップS208−4へ移行し、ステップS208−4にて終了設定処理を行ってから、本処理を終了する。ステップS208−4の終了設定処理では、「第2可変フラグ」をオフする処理が行われる。
尚、「第2可変フラグ」のオンオフ状況に基づき、次回の通常処理の外部出力処理において、電動役物37に対し各種制御信号が出力される。「第2可変フラグ」がオンの場合には電動役物37に対し可動羽根37aを開放する旨の制御信号が出力され、電動役物37が開状態となる。一方、「第2可変フラグ」がオフの場合には電動役物37に対し可動羽根37aを閉鎖する旨の制御信号が出力され、電動役物37が閉状態となる。これにより、下始動入賞口33Bへの遊技球の入賞が不可能となる。
図10に戻り、ステップS208の電動役物制御処理に続いて、ステップS209において、RAM503のバックアップエリア503aに電源断の発生情報が設定されているか否かを判定する。ここでバックアップエリア503aに電源断の発生情報が設定されていなければ、ステップS210で、次の通常処理の実行タイミングに至ったか否か、すなわち前回の通常処理の開始から所定時間(本実施の形態では4msec)が経過したか否かを判定する。そして、既に所定時間が経過していれば、ステップS201へ移行し、上記ステップS201以降の処理を繰り返し実行する。
一方、前回の通常処理の開始から未だに所定時間が経過していなければ、次の通常処理の実行タイミングに至るまでの残余時間内において、乱数初期値カウンタCINI及び変動種別カウンタCS1,CS2の更新を繰り返し実行する(ステップS211,ステップS212)。
つまり、ステップS211では、乱数初期値カウンタCINIの更新を実行する。具体的には、乱数初期値カウンタCINIを1インクリメントすると共に、そのカウンタ値が上限値(本例では398)に達した際0にクリアする。
また、ステップS212では、変動種別カウンタCS1,CS2の更新を実行する(前記ステップS202と同様)。具体的には、変動種別カウンタCS1,CS2を1インクリメントするとともに、それらのカウンタ値が上限値(本例では198,240)に達した際それぞれ0にクリアする。そして、変動種別カウンタCS1,CS2の変更値を、RAM503の該当するバッファ領域に格納する。
ここで、ステップS201〜S209の各処理の実行時間は遊技の状態に応じて変化するため、次の通常処理の実行タイミングに至るまでの残余時間は一定ではなく変動する。故に、かかる残余時間を使用して乱数初期値カウンタCINIの更新を繰り返し実行することにより、乱数初期値カウンタCINI(すなわち当たり乱数カウンタC1の初期値)をランダムに更新することができ、同様に変動種別カウンタCS1,CS2についてもランダムに更新することができる。
さて、RAM503のバックアップエリア503aに電源断の発生情報が設定されていれば(ステップS209:YES)、電源が遮断されたことになるので、電源断時の停電処理としてステップS213以降の処理が行われる。停電処理は、まずステップS213において各割込み処理の発生を禁止し、ステップS214において、CPU501が使用している各レジスタの内容をスタックエリアに退避し、ステップS215において、スタックポインタの値をバックアップエリア503aに記憶する。その後、ステップS216において、電源が遮断されたことを示す電源断通知コマンドを他の制御装置(払出制御装置311等)に対して送信する。そして、ステップS217でRAM判定値を算出し、バックアップエリア503aに保存する。RAM判定値は、例えば、RAM503の作業領域アドレスにおけるチェックサム値である。その後、ステップS218でRAMアクセスを禁止して、電源が完全に遮断して処理が実行できなくなるまで無限ループを継続する。
なお、ステップS209の処理は、ステップS201〜S208で行われる遊技の状態変化に対応した一連の処理の終了時、又は、残余時間内に行われるステップS211,S212の処理の1サイクルの終了時となるタイミングで実行されている。よって、主制御装置261の通常処理において、各処理の終了時に電源断の発生情報を確認しているので、各処理が途中の場合と比較してRAM503のバックアップエリア503aに記憶するデータ量が少なくなり、容易に記憶することができる。また、電源遮断前の状態に復帰する場合には、バックアップエリア503aに記憶されているデータ量が少ないので、容易に復帰させることができ、主制御装置261の処理の負担を軽減することができる。さらに、データの記憶前に割込み処理の発生を禁止(ステップS213)するので、電源が遮断されたときのデータが変更されることを防止でき、電源遮断前の状態を確実に記憶することができる。
次に、払出制御装置311内のCPU511により実行される払出制御について説明する。説明の便宜上、まず図36を参照して受信割込み処理を説明し、その後、図37を参照してメイン処理を説明する。尚、図面において、払出制御装置311による処理には、S5から始まる符号を付す。
図36は、払出制御装置311により実行される受信割込み処理を示すフローチャートである。受信割込み処理は、主制御装置261から送信されるコマンドを払出制御装置311が受信した場合に割り込んで実行される処理である。主制御装置261から送信されたコマンドが受信されたことを払出制御装置311が確認すると、払出制御装置311内のCPU511により実行される他の処理を一端待機させ、受信割込み処理が実行される。受信割込み処理が実行されると、まずステップS501において主制御装置261から送信されたコマンドをRAM513のコマンドバッファに記憶し、ステップS502において主制御装置261からコマンドが送信されたことを記憶するために「コマンド受信フラグ」をオンして、本受信割込み処理を終了する。上述したように、コマンドがコマンドバッファに記憶される場合には、記憶ポインタが参照されて所定の記憶領域に記憶されるとともに、次に受信したコマンドを次の記憶領域に記憶させるために記憶ポインタが更新される。
なお、本実施形態では、主制御装置261から送信されるコマンドの受信処理は、そのコマンドが受信されたときに実行される割込処理で行われるものとしたが、例えば、図39に示したタイマ割込処理において、コマンド判定処理(ステップS551)が行われる前に、コマンドが受信されたか否かを確認し、コマンドが受信されている場合にはそのコマンドをRAM513のコマンドバッファへ記憶して「コマンド受信フラグ」をオンするとともに、コマンドが受信されていない場合にはコマンド判定処理へ移行するものとしてもよい。かかる場合には、所定間隔毎に入出力ポートのコマンド入力に対応するポートを確認することで、コマンドが受信されたか否かを確認する。
次に、払出制御装置311のメイン処理について図37を参照して説明する。図37は、払出制御装置311のメイン処理を示すフローチャートであり、このメイン処理は電源投入時のリセットに伴い起動される。
先ず始めに、ステップS511では、電源投入に伴う初期設定処理を実行する。具体的には、スタックポインタに予め決められた所定値を設定すると共に、割込みモードを設定する。そして、ステップS512でRAMアクセスを許可するとともに、ステップS513で外部割込みベクタの設定を行う。
その後、ステップS514では、RAM513のバックアップエリア513aに電源断の発生情報が設定されているか否かを判定する。そして、バックアップエリア513aに電源断の発生情報が設定されていれば、ステップS515でRAM判定値を算出し、続くステップS516で、そのRAM判定値が電源断時に保存したRAM判定値と一致するか否か、すなわちバックアップの有効性を判定する。RAM判定値は、例えばRAM513の作業領域アドレスにおけるチェックサム値である。なお、RAM513の所定のエリアに書き込まれたキーワードが正しく保存されているか否かによりバックアップの有効性を判断することも可能である。
ステップS514で電源断の発生情報が設定されていない場合(S514:NO)、又は、ステップS516でRAM判定値(チェックサム値等)によりバックアップの異常が確認された場合(S516:NO)には、ステップS523以降のRAM513の初期化処理へ移行する。
ステップS523ではRAM513の全領域を0にクリアし、ステップS524ではRAM513の初期値を設定する。その後、ステップS525ではCPU周辺デバイスの初期設定を行い、ステップS522へ移行して割込みを許可する。
一方、ステップS514で電源断の発生情報が設定されていること、及び、ステップS516でRAM判定値(チェックサム値等)が正常であること(S514:YES、S516:YES)を条件に、復電時の処理(電源断復旧時の処理)を実行する。つまり、ステップS517で電源断前のスタックポインタを復帰させ、ステップS518で電源断の発生情報をクリアし、ステップS519で賞球の払出を許可する「払出許可フラグ」をクリアする。また、ステップS520では、CPU周辺デバイスの初期設定を行い、ステップS521では、使用レジスタをRAM513のバックアップエリア513aから復帰させる。さらに、ステップS522では、割込みを許可する。
ステップS522で割込みが許可された後は、ステップS526の処理において、バックアップエリア513aに電源断の発生情報が設定されているか否かを判定する。ここで、電源断の発生情報が設定されていれば、電源が遮断されたことになるので、電源断時の停電処理としてステップS527以降の処理が行われる。停電処理は、まずステップS527において各割込み処理の発生を禁止し、次のステップS528においてコマンド判定処理を実行する。
次いで、コマンド判定処理について図38を参照して以下に説明する。図38は、払出制御装置311により行われるコマンド判定処理を示すフローチャートである。コマンド判定処理では、まず、ステップS528−1において「コマンド受信フラグ」がオンされているか否かを判定する。「コマンド受信フラグ」は、上述した受信割込み処理(図36参照)において主制御装置261から送信されたコマンドを受信したときにオンされる。
ステップS528−1において「コマンド受信フラグ」がオフと判定されれば(S528−1:NO)、新たなコマンドを主制御装置261から受信していないので、そのまま本処理を終了する。一方、ステップS528−1で「コマンド受信フラグ」がオンと判定されれば(S528−1:YES)、ステップS528−2において、その受信したコマンドをRAM513から読み出し、ステップS528−3において「コマンド受信フラグ」をオフする。ステップS528−3において「コマンド受信フラグ」をオフすることにより、新たにコマンドが受信されるまで、ステップS528−2〜S528−11の処理をスキップできるので、払出制御装置311の制御負担を軽減することもできる。
ステップS528−4〜ステップS528−6の処理でRAM513から読み出されたコマンドの種類が判定される。ステップS528−4では主制御装置261から送信されたコマンドが「払出初期化コマンド」であるか否かが判定され、ステップS528−5では「払出復帰コマンド」であるか否かが判定され、ステップS528−6では「賞球コマンド」であるか否かが判定される。
主制御装置261から送信されたコマンドが「払出初期化コマンド」であれば、ステップS528−7で既に「払出許可フラグ」がオンされているか否かが判定され、「払出許可フラグ」がオフされていれば(S528−7:NO)、電源投入時に主制御装置261からRAM513の初期化が指示されていることになるので、ステップS528−8でRAM513のスタックエリア以外となる作業領域(エリア)を0にクリアし、ステップS528−9でRAM513の初期値を設定する。その後、ステップS528−11で「払出許可フラグ」をオンにして、賞球の払出許可が設定される。
上述したように、主制御装置261は、「払出初期化コマンド」を送信した(ステップS111)後に、RAM503の初期化処理(ステップS112,S113)を行っており、払出制御装置311は、「払出初期化コマンド」を受信した(ステップS528−4)後に、RAM513の初期化処理(ステップS528−8,S528−9)を行っているので、RAM503が初期化されるタイミングと、RAM513が初期化されるタイミングとが略同時期となる。よって、初期化のタイミングがずれることにより、主制御装置261から送信されるコマンドを払出制御装置311が受信したとしても、RAM513が初期化されてしまい、受信したコマンドに対応する制御が行えない等の弊害の発生を防止することができる。また、RAM513が初期化された後に、「払出許可フラグ」をオンするので、賞球の払出許可を確実に設定することができる。
一方、ステップS528−7で既に「払出許可フラグ」がオンされていれば、RAM513の作業領域のクリアと、RAM513の初期化処理とを行わずに、本コマンド判定処理を終了する。すなわちステップS528−7の処理は、「払出許可フラグ」が設定された状態でRAM513が初期化されることを禁止している。なお、「払出初期化コマンド」は、電源投入時にRAM消去スイッチ323がオンされている場合等、電源投入に伴い払出制御装置311の初期化処理を行う場合のみ送信されるコマンドであるので、「払出許可フラグ」がオンされた状態で受信することはなく、かかる場合には、ノイズなどの影響によって払出制御装置311が「払出初期化コマンド」として認識してしまったことが考えられる。よって、「払出許可フラグ」がオンされている状態で、RAM513の作業領域のクリア(ステップS528−8)と、RAM513の初期値設定(ステップS528−9)を実行すると、賞球が残っている場合に払出されないなどの弊害が生じて遊技者に損失を与えてしまうが、「払出許可フラグ」がオンされている状態で、RAM513が初期化されることを防止しているので、遊技者に損失を与えることを防止できる。
また、主制御装置261から送信されたコマンドが「払出復帰コマンド」であれば(S528−4:NO、S528−5:YES)、主制御装置261及び払出制御装置311が電源遮断前の状態に復帰するので、賞球の払出を許可するためにステップS528−11で「払出許可フラグ」をオンとする。すなわち、電源断の発生情報があり、主制御装置261と払出制御装置311とが電源遮断前の状態に復帰した場合には、賞球の払出が許可される。ステップS528−11の処理において「払出許可フラグ」がオンにされると、コマンドバッファの所定の記憶領域に記憶されたコマンドに基づく処理が終わったことになるので、読出ポインタが次の記憶領域に対応した読出ポインタに更新される。
さらに、主制御装置261から送信されたコマンドが「賞球コマンド」であれば(S528−5:NO、ステップS528−6:YES)、ステップS528−10において、受信した賞球個数を総賞球個数に加算して記憶し、賞球の払出を許可するためにステップS528−11で「払出許可フラグ」をオンする。この際、払出制御装置311は、コマンドバッファ(リングバッファ)に記憶された「賞球コマンド」を順次読み出し、当該コマンドに対応する賞球個数を、所定のバッファ領域に記憶される総賞球個数に加算して記憶する。主制御装置261から送信される「賞球コマンド」に基づいて賞球個数に対応した賞球の払出しが行われるので、「賞球コマンド」は、賞球の払出しを指示する払出指示コマンドである。また、「賞球コマンド」が受信された場合には、即座に払出許可が設定されるので、入賞に対して早期に賞球の払出しを行うことができる。ステップS528−11の処理において「払出許可フラグ」がオンされると、コマンドバッファの所定の記憶領域に記憶されたコマンドに基づく処理が終わったことになるので、読出ポインタが次の記憶領域に対応した読出ポインタに更新される。
尚、主制御装置261から送信されたコマンドが「払出初期化コマンド」でもなく(S528−4:NO)、「払出復帰コマンド」でもなく(ステップS528−5:NO)、「賞球コマンド」でもなければ(ステップS528−6:NO)、「払出許可フラグ」をオンにすることなく、コマンド判定処理を終了する。
図37に戻り、ステップS528のコマンド判定処理に続いて、ステップS529でCPU511が使用している各レジスタの内容をスタックエリアに退避し、ステップS530でスタックポインタの値をバックアップエリア513aに記憶し、ステップS531でRAM判定値を算出してバックアップエリア513aに保存し、ステップS532でRAMアクセスを禁止して、電源が完全に遮断して処理が実行できなくなるまで無限ループを継続する。ここで、RAM判定値は、例えば、RAM513のバックアップされるスタックエリア及び作業エリアにおけるチェックサム値である。
尚、ステップS526の処理では、電源投入時に行われる処理の終了後に電源断の発生情報を確認しているので、各処理が途中の場合と比較してRAM513のバックアップエリア513aに記憶するデータ量が少なくなり、容易に記憶することができる。また、電源遮断前の状態に復帰する場合には、バックアップエリア513aに記憶されているデータ量が少ないので、容易に復帰させることができ、払出制御装置311の処理の負担を軽減することができる。
次に、図39のフローチャートを参照して、払出制御装置311のタイマ割込み処理を説明する。このタイマ割込み処理は、定期的に(本実施形態では2msec周期で)起動される。
タイマ割込み処理では、まず、ステップS551において、主制御装置261からのコマンドを取得し、そのコマンドの判定処理を行う。尚、コマンド判定処理は、上述したステップS528と同様の処理である。
コマンド判定処理が終わると、ステップS552において、コマンド判定処理で「払出許可フラグ」がオンにされたか否かが判定される。ここで、「払出許可フラグ」がオンにされていなければ、そのまま本処理を終了する。つまり、主制御装置261からコマンドが送信される前に賞球の払出しが行われることを防止することができる。
一方、ステップS552で肯定判定されれば、ステップS553で発射制御装置312に対して発射許可の設定を行い、ステップS554で状態復帰スイッチ321をチェックして、状態復帰動作開始と判定した場合に状態復帰動作を実行する。この処理により、例えば払出モータの球詰まり等、払出エラーの発生時において状態復帰スイッチ321が押下されると、払出モータが正逆回転され、球詰まりの解消(正常状態への復帰)が図られる。
その後、ステップS555では、下皿15の状態の変化に応じて下皿満タン状態又は下皿満タン解除状態の設定を実行する。すなわち、下皿満タンスイッチの検出信号により下皿15の満タン状態を判定し、下皿満タンになった時、下皿満タン状態の設定を実行し、下皿満タンでなくなった時、下皿満タン解除状態の設定を実行する。また、ステップS556では、タンク球の状態の変化に応じてタンク球無し状態(球切れ状態)又はタンク球無し解除状態(球有り状態)の設定を実行する。すなわち、タンク球無しスイッチの検出信号によりタンク球無し状態を判定し、タンク球無しになったとき、タンク球無し状態の設定を実行し、タンク球無しでなくなったとき、タンク球無し解除状態の設定を実行する。
その後、ステップS557では、例えばエラー状態のように報知すべき状態の有無を判定し、報知すべき状態が有る場合には報知する。
続いて賞球及び貸球の払出制御処理を実行する。詳しくは、ステップS558で払出個数設定処理を行い、ステップS559においてモータ制御状態取得処理を行い、ステップS560においてモータ駆動処理を行う。
ステップS561では、状態復帰スイッチ321をチェックして球抜き不可状態でないこと、及び球抜き動作開始でないことを条件に、払出モータ358aを駆動させ球抜き処理を実行する。続くステップS562では、球詰まり状態であることを条件にバイブレータ360の制御(バイブモータ制御)を実行する。その後、本タイマ割込み処理の先頭に戻る。
次に、サブ制御装置262の通常処理について図40を参照しつつ説明する。尚、図面において、サブ制御装置262における処理には、S7から始まる符号を付す。
まず、ステップS701では、入出力ポート554のコマンド入力に対応するポートを確認し、主制御装置261から送信されたコマンドが受信されているか否かを判定する。
コマンドが受信されている場合には、ステップS702においてそのコマンドをRAM553のコマンドバッファへ記憶する。RAM553のコマンドバッファは、主制御装置261から送信されるコマンドを一時的に記憶するリングバッファで構成されている。
尚、リングバッファは所定の記憶領域を有しており、その記憶領域の始端から終端に至るまで規則性をもってコマンドが記憶され、全ての記憶領域にコマンドが記憶された場合には、記憶領域の始端に戻りコマンドが更新されるよう構成されている。よって、コマンドが記憶された場合及びコマンドが読み出された場合に、コマンドバッファにおける記憶ポインタ及び読出ポインタが更新され、その各ポインタに基づきコマンドの記憶と読み出しとが行われる。
続くステップS703では、コマンド判定処理を行う。ここで、コマンド判定処理について図41を参照して説明する。
まずステップS703−1において、その受信したコマンドをRAM553のコマンドバッファから読み出す。続くステップS703−2では、当該コマンドの種別を判定する。
主制御装置261から送信されたコマンドが「初期化コマンド」であれば、電源投入時に主制御装置261からRAM553の初期化が指示されていることになるので、ステップS703−3でRAM553をクリアし、ステップS703−4でRAM553の初期値を設定する。これにより、RAM553の遊技状態情報格納エリアには、初期設定である「通常演出モード」に対応する「遊技状態判定値Xj」の値「1」が記憶される。その後、本処理を終了する。
また、主制御装置261から送信されたコマンドが「復帰コマンド」であれば、主制御装置261が電源遮断前の状態に復帰するので、バックアップ機能を持たないサブ制御装置262は、ステップS703−5にて、当該復帰コマンドに含まれる「遊技状態判定値Xj」の値(「1」〜「4」のいずれか)を読み出し、RAM553の遊技状態情報格納エリアに記憶する。その後、本処理を終了する。
さらに、主制御装置261から送信されたコマンドが「遊技状態通知コマンド」であれば、送信されたコマンドが「復帰コマンド」である場合と同様に、ステップS703−5にて、当該「遊技状態通知コマンド」に含まれる「遊技状態判定値Xj」を読み出し、RAM553の遊技状態情報格納エリアに記憶する。その後、本処理を終了する。
主制御装置261から送信されたコマンドが「保留制御コマンド」であれば、ステップS703−6において、当該「保留制御コマンド」に含まれる各種情報(大当たり判定情報や大当たり種別情報、始動入賞口33A,33Bどちらの入賞を契機とする変動表示であるかを示す情報など)をサブ変動保留エリアに格納する格納処理を行い、本処理を終了する。
サブ変動保留エリアは、主制御装置261の特別変動保留エリアに対応して設けられている。つまり、サブ変動保留エリアは、上始動入賞口33Aに対応する第1サブ変動保留エリア及び下始動入賞口33Bに対応する第2サブ変動保留エリアと、1つのサブ実行エリアとを備え、当該2つのサブ変動保留エリアは、それぞれ4つの保留エリア(保留第1〜保留第4エリア)を備えている。
各保留エリアには、「保留制御コマンド」の受信履歴(受信順序)や、当該「保留制御コマンド」に含まれる遊技球の入賞履歴(始動入賞口33A,33Bどちらへの入賞に基づくものなのか等)に従って、装飾図柄表示装置42にて実行される変動表示に関連する情報(大当たり判定情報や大当たり種別情報など)が時系列的に格納される。これにより、サブ制御装置262は、変動表示の保留数やその内容を把握することができる。
主制御装置261から送信されたコマンドが「図柄コマンド」であれば、ステップS703−7において図柄設定処理を行い、本処理を終了する。
ステップS703−7の図柄設定処理では、サブ変動保留エリアの保留エリアに記憶された当たり種別情報に基づいて、後述するRAM553のカウンタ用バッファ(図44参照)に格納された図柄を、装飾図柄表示装置42に停止表示させる停止図柄として、上記サブ実行エリアに設定する。
より詳しくは、「図柄コマンド」に「B1」が設定されている場合、1,3,5,7,9のゾロ目のいずれかの図柄の組合わせを停止図柄として決定する。一方、「図柄コマンド」に「B2」が設定されている場合、0,2,4,6,8のゾロ目のいずれかの図柄の組合わせを停止図柄として決定する。また、「図柄コマンド」に「B3」が設定されている場合、前後外れリーチ図柄バッファに格納されている図柄の組合わせを停止図柄として決定する。「図柄コマンド」に「B4」が設定されている場合、前後外れ以外リーチ図柄バッファに格納されている図柄の組合わせを停止図柄として決定する。「図柄コマンド」に「B5」が設定されている場合、完全外れ図柄バッファに格納されている図柄の組合わせを停止図柄として決定する。「図柄コマンド」に「B6」が設定されている場合、装飾図柄表示装置42の中図柄表示領域に特別な図柄が表示される図柄の組合わせを停止図柄として決定する。「図柄コマンド」に「B7」が設定されている場合、規定図柄の組合わせを停止図柄として決定する。尚、「図柄コマンド」に「B6」が設定されている場合、上図柄表示領域に表示する図柄、及び、下図柄表示領域図柄に表示する図柄は、サブ制御装置262によって、前後外れリーチ図柄バッファ、又は、前後外れ以外リーチ図柄バッファに格納された上図柄表示領域の図柄と下図柄表示領域図柄の図柄とが選択される。
主制御装置261から送信されたコマンドが「変動パターンコマンド」であれば、装飾図柄表示装置42にて変動表示を開始するタイミングであるので、ステップS703−8にて開始設定処理を行い、ステップS703−9へ移行する。
ステップS703−8の開始設定処理では、装飾図柄表示装置42にて行う変動表示に係る各種設定を行う。
この開始設定処理では、まず主制御装置261の特別変動保留エリアの場合と同様、サブ変動保留エリアに格納されたデータをサブ実行エリア側へ順にシフトさせる処理を実行する。続いて、上記受信した「変動パターンコマンド」に対応する変動時間を「変動表示タイマ」に設定する。「変動表示タイマ」は、装飾図柄表示装置42における変動時間(変動表示の残余時間)を計測する手段であり、変動表示開始から所定時間が経過したか否かを判定する際に参酌される。
また、開始設定処理では、装飾図柄表示装置42にて変動表示中であるか否かを判定する際に参酌される「変動表示中フラグ」がオンされる。
さらに、開始設定処理では、受信した「変動パターンコマンド」に含まれる「遊技状態判定値Xj」に基づいて、装飾図柄表示装置42における演出モード(「通常演出モード」、「時短演出モード」、「潜確演出モード」又は「確変演出モード」)を決定するとともに、「変動パターンコマンド」に記憶された変動パターン情報(変動態様)に基づき、図柄の変動表示に係る変動パターンを決定する。加えて、当たり種別情報(「外れ」を含む)に基づき、変動時間経過後に停止表示する停止図柄(停止図柄の組合わせ)を決定する。ここで決定された変動パターンや演出モード(「遊技状態判定値Xj」)、停止図柄に関する情報は、サブ変動保留エリアのサブ実行エリアに追記される。「変動パターンコマンド」に含まれる「遊技状態判定値Xj」を記憶するRAM553により、本実施形態におけるモード情報記憶手段が構成される。尚、各演出モードにおける変動時間情報と変動パターンとの対応関係や、大当たり種別情報と停止図柄との対応関係は、サブ制御装置262のROM552にテーブルで記憶されている。
つまり、サブ制御装置262においても、主制御装置261と同様、「16R確変大当たり」に対応する変動パターン、「8R確変大当たり」に対応する変動パターン、「2R確変大当たり」に対応する変動パターン、「2R時短大当たり」に対応する変動パターン、「2R通常大当たり」又は「小当たり」に対応する変動パターン、「前後外れリーチ」に対応する変動パターン、「前後外れ以外リーチ」に対応する変動パターン、並びに、「完全外れ」に対応する変動パターンに関して、それぞれ「遊技状態判定値Xj」の値「1」〜「4」に対応する複数のテーブル群が格納されている。
そして、サブ制御装置262は、装飾図柄表示装置42における変動パターンの決定に際し、変動パターンコマンドに含まれる「遊技状態判定値Xj」を基に、複数のテーブル群の中から演出モード(「遊技状態判定値Xj」の値「1」〜「4」)に対応するテーブルを選出する。次いで、選出したテーブルを参酌して変動パターンを決定する。
さらに、開始設定処理において、サブ制御装置262は、演出モードが「時短演出モード」である(「遊技状態判定値Xj」が「2」である)場合、主制御装置261から送信された「サポート回数カウンタ」の値に基づき、装飾図柄表示装置42において「高サポートモード」が付与される残りの変動回数を表示させるために、表示制御装置45へと送信するコマンドを設定する。但し、演出モードが「時短演出モード」であっても、「抽選モード」が「高確率モード」である場合(尚、サブ制御装置262における「高確率モード」であるか否かの判別は、主制御装置261から送信される「抽選モードフラグ」を含むコマンドに基づいて行われる)、サブ制御装置262自体が、「時短演出モード」になってからの「変動パターンコマンド」の受信回数を計測するとともに、その計測回数に基づいて前記残りの変動回数に相当する情報を得る。そして、サブ制御装置262は、得られた情報に基づいて、「高サポートモード」が付与される残りの変動回数に表面上は見える情報を装飾図柄表示装置42において表示させるためのコマンドを設定する。尚、この情報は、実際には「高サポートモード」が付与される残り変動回数には何ら関係しておらず、いわばダミー情報である。さらに、設定されたコマンドは、後述する外部出力処理S710において表示制御装置45に出力され、表示制御装置45が装飾図柄表示装置42を制御することで、装飾図柄表示装置42において、出力されたコマンドに対応する表示がなされることとなる。また、「高サポートモード」が付与される残りの変動回数に係る情報、又は、残りの変動回数のダミー情報に代えて、「高サポートモード」における変動回数の合計数、又は、当該合計数のダミー情報を表示することとしてもよい。
ステップS703−8の開始設定に続いて、ステップS703−9では、「変動パターンコマンド」に含まれる「遊技状態判定値Xj」と、RAM553の遊技状態情報格納エリアに格納された「遊技状態判定値Xj」とが一致するか否かを判定する。ここで、両者の値が一致していれば、そのまま処理を終了する。
一方、両者の値が異なっていれば、ステップS703−10にて「状態エラーフラグ」をオンすると共に、ステップS703−11にて、新たに受信した「変動パターンコマンド」に含まれる「遊技状態判定値Xj」を適正なものとみなし、当該「遊技状態判定値Xj」を遊技状態情報格納エリアに記憶する。その後、本処理を終了する。「状態エラーフラグ」がオンされることにより、両者の値が異なっている旨がエラー表示ランプ104などにより報知されることとなる。勿論、エラー報知手段は、エラー表示ランプ104に限られるものではなく、装飾図柄表示装置42やスピーカSP等によりエラー報知を行う構成としてもよい。
尚、近年の遊技機は主制御装置等がバックアップ機能を備えていることから、停電等により電源が遮断された場合においても、その時の抽選モード等をはじめとする各種データが記憶保持できるため、仮に「高確率モード」中に電源が遮断されてしまったとしても、電源復旧時には、遊技者は「高確率モード」のまま遊技を再開することができる。
しかしながら、上記バックアップ機能を利用すると、遊技ホールにおいて、営業開始時から遊技機を「高確率モード」に設定しておく行為、俗に言う「モーニング」が可能となる。このような行為は、遊技ホールにとって営業開始時の集客力を高めるために行われるのであるが、遊技者の射幸心を悪戯に仰ぐおそれがある。上記行為の設定方法としては種々の方法が考えられるが、一例としては、前日の営業終了時点で抽選モードが「高確率モード」であった遊技機を初期化リセットしない方法が挙げられる。また、本実施形態のように、パチンコ機の電源投入時等において、主制御装置からサブ制御装置に対し、液晶表示装置等の表示手段における演出モードに関する情報(「遊技状態判定値Xj」)が「復帰コマンド」等により送信される構成においては、電源投入時等において、主制御装置とサブ制御装置とを繋ぐケーブルコネクタを取外しておけば、サブ制御装置は、主制御装置により設定される実際の演出モードを把握できず、初期設定の演出モードすなわち「通常演出モード」に係る制御を行うこととなる。
一般的な遊技機では、液晶表示装置等の表示演出手段において演出を行うにあたり、その表示態様(例えば背景色など)を「低確率モード」中と「高確率モード」中とで異ならせることにより、遊技者等が現状の抽選モードを把握することを容易にしている。
また、一般的に、液晶表示装置等を制御するサブ制御装置はバックアップ機能を備えていないため、電源が切れると、初期設定の演出モード(「通常演出モード」)に係る制御を行うこととなる。
従って、これを利用すれば、主制御装置により設定される実際の抽選モードが「高確率モード」にも拘らず、液晶表示装置の演出モードを通常時の演出態様とすることが可能となる。そうなると、現在の抽選モードを、液晶表示装置等を一目見ただけでは容易に判断できなくなるため、所定の調査等による本行為の確認も実質的に困難となる。
これに対し、本実施形態では、上述したように、「変動パターンコマンド」に含まれる「遊技状態判定値Xj」と、RAM553の遊技状態情報格納エリアに格納された「遊技状態判定値Xj」とが異なっていれば、その旨をエラー報知するとともに、新たに受信した「変動パターンコマンド」に含まれる「遊技状態判定値Xj」を遊技状態情報格納エリアに記憶する。つまり、サブ制御装置262は、その時点の適切な演出モードを把握することができることができる。これにより、仮に上記「モーニング」等の行為が行われ、主制御装置261により設定される実際の抽選モードが「高確率モード」にも拘らず、サブ制御装置262における演出モードが通常時の演出態様となっていたとしても、「変動パターンコマンド」を受信した場合には、演出モードが違っていることが報知され、受信した「変動パターンコマンド」に含まれる「遊技状態判定値Xj」に対応する演出モードとなる。結果として、遊技ホールによる上記「モーニング」等の行為を抑制することができる。
さらに、主制御装置261から送信されたコマンドが「オープニングコマンド」であれば、ステップS703−12においてオープニング演出設定処理を行い、本処理を終了する。
ステップS703−12のオープニング演出設定処理において、サブ制御装置262は、送信された「オープニングコマンド」に「AA」が設定されている場合、装飾図柄表示装置42において「16R確変対応オープニング演出」を実行させるためのコマンドを設定する。また、「オープニングコマンド」に「AB」が設定されている場合には、装飾図柄表示装置42において「8R確変対応オープニング演出」を実行させるためのコマンドを設定し、「オープニングコマンド」に「AC」が設定されている場合には、装飾図柄表示装置42において「潜確対応オープニング演出」を実行させるためのコマンドを設定する。さらに、「オープニングコマンド」に「AD」が設定されている場合には、装飾図柄表示装置42において「時短対応オープニング演出」を実行させるためのコマンドを設定する。
また、主制御装置261から送信されたコマンドが「xxラウンド開放コマンド」又は「xx開放目コマンド」であれば、ステップS703−13において開放中演出設定処理を行い、本処理を終了する。ステップS703−13において、サブ制御装置262は、送信された「xxラウンド開放コマンド(xx開放目コマンド)」の種別に対応するコマンドを設定する。
主制御装置261から送信されたコマンドが「xxラウンド閉鎖コマンド」又は「xx閉鎖目コマンド」であれば、ステップS703−14において閉鎖中演出設定処理を行い、本処理を終了する。ステップS703−14において、サブ制御装置262は、送信された「xxラウンド閉鎖コマンド(xx閉鎖目コマンド)」の種別に対応するコマンドを設定する。
尚、「xxラウンド開放コマンド(xx開放目コマンド)」に基づいて設定されたコマンド、及び、「xxラウンド閉鎖コマンド(xx閉鎖目コマンド)」に基づいて設定されたコマンドは、後述する外部出力処理S710において表示制御装置45に出力される。そして、表示制御装置45は、入力されたコマンドに基づいて装飾図柄表示装置42を制御し、装飾図柄表示装置42において大当たり中演出又は小当たり中演出を行わせる。
主制御装置261から送信されたコマンドが「エンディングコマンド」であれば、ステップS703−15においてエンディング演出設定処理を行い、本処理を終了する。
ステップS703−15のエンディング演出設定処理において、サブ制御装置262は、「エンディングコマンド」に「EA」が設定されている場合、装飾図柄表示装置42において「確変対応エンディング演出」を実行させるためのコマンドを設定する。また、「エンディングコマンド」に「EB」が設定されている場合には、装飾図柄表示装置42において「潜確対応エンディング演出」を実行させるためのコマンドを設定し、「エンディングコマンド」に「EC」が設定されている場合には、装飾図柄表示装置42において「時短対応エンディング演出」を実行させるためのコマンドを設定する。
主制御装置261から送信されたコマンドが「戻り演出コマンド」であれば、ステップS703−16において戻り演出設定処理を行い、本処理を終了する。ステップS703−16の戻り演出設定処理において、サブ制御装置262は、装飾図柄表示装置42において「戻り演出」を実行させるためのコマンドを設定する。
主制御装置261から送信されたコマンドが「戻り処理示唆コマンド」であれば、ステップS703−17において戻り演出設定処理を行い、本処理を終了する。ステップS703−17において、サブ制御装置262は、装飾図柄表示装置42において「戻り処理示唆演出」を実行させるためのコマンドを設定する。
尚、「オープニングコマンド」、「エンディングコマンド」、「戻り演出コマンド」又は「戻り処理示唆コマンド」に対応して設定されたコマンドは、後述する外部出力処理S710において表示制御装置45に出力され、表示制御装置45が装飾図柄表示装置42を制御することで、装飾図柄表示装置42において、出力されたコマンドに対応する演出(オープニング演出やエンディング演出、戻り演出等)がなされることとなる。尚、本実施形態において、表示制御装置45は、大当たり中演出や小当たり中演出が途中のときに、「エンディングコマンド」に対応するコマンドを受信すると、これらの演出を中止してエンディング演出を行うように構成されている。
図40の説明に戻り、ステップS703の後又はステップS701で否定判定された場合には、ステップS704へと移行し、次の通常処理の実行タイミングに至ったか否か、すなわち前回の通常処理の開始から所定時間(本例では1msec)が経過したか否かを判定する。そして、既に所定時間が経過している場合(S704:YES)には、ステップS705へ移行し、一方、前回の通常処理の開始から未だに所定時間が経過していない場合(S705:NO)には、ステップS711へと移行する。
ステップS705では、各種カウンタの更新処理を実行する。サブ制御装置262のCPU551は、図柄の表示に際し各種カウンタ情報を用いる。具体的には、図44に示すように、大当たり時装飾図柄カウンタC5と、上図柄表示領域、中図柄表示領域、及び下図柄表示領域の各外れ図柄の設定に使用する上・中・下の各外れ図柄カウンタCL,CM,CRとを用いることとしている。外れ図柄カウンタCL,CM,CRは、CPU551内のRレジスタ(リフレッシュレジスタ)を用いてレジスタ値が加算され、結果的に数値がランダムに変化する構成となっている。これらカウンタの値は適宜、RAM553のカウンタ用バッファに格納される。
大当たり時装飾図柄カウンタC5は、「16R確変大当たり」又は「8R確変大当たり」の際、装飾図柄表示装置42に停止表示される図柄(大当たり図柄)を決定するためのものである。本実施形態では、大当たり図柄として、5通りの奇数図柄と、5通りの偶数図柄が設定されている。従って、大当たり時装飾図柄カウンタC5としては、5個(0〜4)のカウンタ値が用意されている。すなわち、大当たり時装飾図柄カウンタC5は、0〜4の範囲内で順に1ずつ加算され、上限値(つまり4)に達した後0に戻る構成となっている。そして、主制御装置261から送信された「図柄コマンド」が奇数大当たり図柄の組合わせを示す「B1」である場合、図示しないテーブル(カウンタ値と図柄とを対応付けるテーブル)に基づいて、例えば、カウンタ値が0であれば「1」(のゾロ目)、1であれば「3」(のゾロ目)、2であれば「5」(のゾロ目)、3であれば「7」(のゾロ目)、4であれば「9」(のゾロ目)という具合に、奇数大当たり図柄の組合わせを決定する。
また、主制御装置261から送信された「図柄コマンド」が偶数大当たり図柄の組合わせを示す「B2」である場合、図示しないテーブル(カウンタ値と図柄とを対応付けるテーブル)に基づいて、例えば、カウンタ値が0であれば「0」(のゾロ目)、1であれば「2」(のゾロ目)、2であれば「4」(のゾロ目)、3であれば「6」(のゾロ目)、4であれば「8」(のゾロ目)という具合に偶数大当たり図柄の組合わせを決定する。
大当たり時装飾図柄カウンタC5は、ステップS705のカウンタ更新処理にて定期的に更新され、上述したようにサブ制御装置262が「図柄コマンド」を受信した際に、RAM553のカウンタ用バッファから、これに格納された大当たり時装飾図柄カウンタC5の値が読み出される。尚、本実施形態では大当たり時装飾図柄カウンタC5はRAM553の大当たり時装飾図柄カウンタバッファに格納されるものとしたが、バッファに格納せず、「図柄コマンド」を受信したタイミングなどでカウンタ値を参照するようにしてもよい。
上・中・下の各外れ図柄カウンタCL,CM,CRは、当たり抽選が「外れ」となった場合に上・中・下の図柄表示領域の各停止図柄(外れ図柄の組合わせ)を決定するものであり、各列では10個の図柄の何れかが表示されることから、各々に10個(0〜9)のカウンタ値が用意されている。上・外れ図柄カウンタCLにより上図柄表示領域の停止図柄が決定され、中・外れ図柄カウンタCMにより中図柄表示領域の停止図柄が決定され、下・外れ図柄カウンタCRにより下図柄表示領域の停止図柄が決定される。
本実施形態では、CPU551に内蔵のRレジスタの数値を用いることにより各カウンタCL,CM,CRの値をランダムに更新する構成としている。すなわち、各外れ図柄カウンタCL,CM,CRの更新時には、前回値にRレジスタの下位3ビットの値が加算され、その加算結果が上限値を超えた場合に10減算されて今回値が決定される。各外れ図柄カウンタCL,CM,CRは更新時期が重ならないようにして更新され、それら外れ図柄カウンタCL,CM,CRの組合わせが、RAM553の前後外れリーチ図柄バッファ、前後外れ以外リーチ図柄バッファ及び完全外れ図柄バッファの何れかに格納される。
ここで、各外れ図柄カウンタCL,CM,CRの更新処理を詳しく説明する。図42に示すように、ステップS751では、上・外れ図柄カウンタCLの更新時期か否かを判定し、ステップS752では、中・外れ図柄カウンタCMの更新時期か否かを判定する。なお、上・中・下の各外れ図柄カウンタCL,CM,CRが1回の更新処理で1つずつ順に更新されるように構成する。したがって、前回の更新処理において下・外れ図柄カウンタCRが更新されている場合、ステップS751で肯定判断されることになる。また、前回の更新処理において上・外れ図柄カウンタCLが更新されている場合、ステップS752で肯定判断されることになる。
そして、上・外れ図柄カウンタCLの更新時期(ステップS751:YES)であればステップS753に進み、上・外れ図柄カウンタCLを更新する。また、中・外れ図柄カウンタCMの更新時期(ステップS752:YES)であればステップS754に進み、中・外れ図柄カウンタCMを更新する。さらに、下・外れ図柄カウンタCRの更新時期(S751:NO、S752:NO)であればステップS755に進み、下・外れ図柄カウンタCRを更新する。ステップS753〜S755の外れ図柄カウンタCL,CM,CRの更新では、前回のカウンタ値にRレジスタの下位3ビットの値を加算するとともにその加算結果が上限値を超えた場合に10を減算して、その演算結果を、外れ図柄カウンタCL,CM,CRの今回値とする。
上記外れ図柄カウンタCL,CM,CRの更新処理によれば、上・中・下の各外れ図柄カウンタCL,CM,CRが1回の更新処理で1つずつ順に更新され、各カウンタ値の更新時期が重なることはない。これにより、更新処理を3回実行する毎に外れ図柄カウンタCL,CM,CRの1セット分が更新されるようになっている。
その後、ステップS756では、上記更新した外れ図柄カウンタCL,CM,CRの組合わせがリーチ図柄の組合わせ(上図柄表示領域の図柄と下図柄表示領域の図柄とが同じで、上下の図柄表示領域の図柄と中図柄表示領域の図柄とが異なっている)になっているか否かを判定し、リーチ図柄の組合わせである場合(S756:YES)、さらにステップS757では、それが前後外れリーチであるか否かを判定する。外れ図柄カウンタCL,CM,CRが前後外れリーチ(前後外れ図柄)の組合わせである場合(S757:YES)、ステップS758に進み、そのときの外れ図柄カウンタCL,CM,CRの組合わせをRAM553の前後外れリーチ図柄バッファに格納する。
一方で、外れ図柄カウンタCL,CM,CRが前後外れ以外リーチ(前後外れ以外図柄)の組合わせである場合(S757:NO)には、ステップS759に進み、そのときの外れ図柄カウンタCL,CM,CRの組合わせをRAM553の前後外れ以外リーチ図柄バッファに格納する。
また、リーチ図柄以外の組合わせである場合(S756:NO)、ステップS760に進み、外れ図柄カウンタCL,CM,CRの組合わせが外れ図柄の組合わせになっているか否かを判定し、外れ図柄(完全外れ図柄)の組合わせになっていれば(S760:YES)、ステップS761に進み、そのときの外れ図柄カウンタCL,CM,CRの組合わせをRAM553の完全外れ図柄バッファに格納する。尚、ステップS756及びS760がともにNOの場合は、上・中・下で図柄が揃っている、すなわち大当たり図柄の組合わせに相当するが、かかる場合、外れ図柄カウンタCL,CM,CRをバッファに格納することなくそのまま本処理を終了する。また、外れ図柄カウンタCL,CM,CRの組合わせが、規定図柄の組合わせとなっている場合にも、外れ図柄カウンタCL,CM,CRをバッファに格納することなくそのまま本処理を終了する。
尚、本実施形態において、「2R時短大当たり」等の場合に停止表示される規定図柄の組合わせは、図柄の組合わせが1パターン(「2」・「4」・「6」)であるため、図柄の表示に際しカウンタ情報を用いる必要はない。
図40の説明に戻り、ステップS705に続いて、ステップS706の変動表示設定処理を行う。変動表示設定処理は、主として装飾図柄表示装置42にて図柄の変動表示等を行うための処理である。次に、変動表示設定処理について図43を参照して説明する。
図43に示すように、ステップS706−1では、上記「変動表示中フラグ」の設定状況を見て、装飾図柄表示装置42にて変動表示中であるか否かを判定する。詳しくは、「変動表示中フラグ」が設定されている場合(オン状態の場合)には変動表示中とみなされ、「変動表示中フラグ」が解除されている場合(オフ状態の場合)には、変動表示が停止した状態にあたる停止表示中であるとみなされる。尚、「変動表示中フラグ」は、上述したとおり、装飾図柄表示装置42の変動表示を開始する際に(ステップS703−8の開始設定処理において)オンにされ、装飾図柄表示装置42の変動表示が停止表示される際に(後述するステップS706−5の停止表示設定において)にオフにされる。
ステップS706−1で肯定判定された場合、すなわち変動開始時又は変動中である場合には、ステップS706−2に進み、ステップS706−1で否定判定された場合には、そのまま本処理を終了する。
ステップS706−2では、変動表示タイマ減算処理を行う。この処理が1回行われる毎に「変動表示タイマ」の値が1つずつ減算されていく。尚、「変動表示タイマ」は、上述したとおり、装飾図柄表示装置42の変動表示を開始する際に(ステップS703−8の開始設定処理において)設定される。また、サブ制御装置262における通常処理は1msecごとに行われ、1msec経過毎に「変動表示タイマ」の値が1つずつ減算されていくため、例えば変動時間が10秒(10000msec)の場合には、「変動表示タイマ」に対して「10000」が設定される。
続いてステップS706−3に進み、上記減算後の「変動表示タイマ」の値を参酌して所定の変動時間が経過したか否かを判定する。このとき、所定の変動時間が経過したとき、すなわち、変動表示タイマの値が「0」となったときにステップS706−3が肯定判定される。
ステップS706−3で否定判定された場合には、ステップS706−4において、装飾図柄表示装置42の変動表示を実行するための変動実行処理を行い、本処理を終了する。
この変動実行処理では、例えばRAM553のサブ変動保留エリアの実行エリアに格納された各種情報に基づき、表示制御装置45へ出力する「表示コマンド」を生成する等の各種の演算処理及びコマンドの出力設定を行う。
これによって、表示制御装置45は、サブ制御装置262からの指令に応じて描画処理を行い、装飾図柄表示装置42での図柄の変動表示を開始する。また、変動実行処理とともに、装飾図柄表示装置42における演出モード(「通常演出モード」、「時短演出モード」、「潜確演出モード」又は「確変演出モード」)が切換えられる。つまり、変動実行処理S706−4を実行するサブ制御装置262によって、装飾図柄表示装置42における演出モードを種々のモードに設定する演出モード設定手段が構成される。また、表示制御装置45が、演出制御手段を構成する。
さらに、主制御装置261から「変動パターンコマンド」が一旦受信されると、当該「変動パターンコマンド」に対応する変動表示の変動時間が経過するまで(ステップS706−8の開始設定処理で設定された「変動表示タイマ」の値が「0」になるまで)の間、サブ制御装置262と表示制御装置45との協働のもとに図柄の変動表示が継続される。
一方、ステップS706−3で肯定判定された場合、すなわち「変動表示タイマ」の値が「0」であると判定された場合には、ステップS706−5において装飾図柄表示装置42にて停止表示を行うための停止表示設定を行い、本処理を終了する。当該停止表示設定では、「変動表示中フラグ」を解除(オフ)すると共に、表示制御装置45に対し装飾図柄表示装置42における変動表示の停止を指示する「停止コマンド」の設定等が行われる。
図40の説明に戻り、ステップS706の変動表示設定処理に続くステップS707のランプ設定処理では、装飾図柄表示装置42で行われる表示演出に同期させるべく、ランプ・電飾類の点灯パターンを設定する。
ステップS708の音声設定処理では、装飾図柄表示装置42で行われる表示演出に同期させるべく、スピーカSPの出力パターンを設定する。また、エラー発生の報知等、音声に関するコマンドが主制御装置261から送信されてきた場合には、これらの制御を行うための設定もステップS708で行われる。
ステップS709では、客待ち演出(例えば装飾図柄表示装置42の変動表示が行われていない状態で所定時間が経過すると表示されるように設定されているデモ画面表示)の制御設定等その他の処理を行う。
ステップS710では、上記ステップS703〜S709の設定内容に基づいた制御信号を各装置に送信する外部出力処理を実行する。例えば、装飾図柄表示装置42におけるオープニング演出に際して、「オープニングコマンド」に対応して設定されたコマンドを表示制御装置45に送信する。また、装飾図柄表示装置42による図柄の変動表示に際して、「表示コマンド」を表示制御装置45に送信する。
1msec毎に行われるステップS705〜S710の処理が実行された後、又は、上記ステップS704で否定判定された場合には、ステップS711に移行し、RAM553に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判定する。尚、電源断の発生情報は、主制御装置261から「電源断コマンド」を受信した場合に記憶される。
電源断の発生情報が記憶されていない場合(S711:NO)には、ステップS712に進み、RAM553が破壊されているか否かが判定される。ここでRAM553が破壊されていなければ(S712:NO)、ステップS701の処理へ戻り、通常処理が繰り返し実行される。一方、RAM553が破壊されていれば(S712:YES)、以降の処理の実行を停止させるために、処理を無限ループする。
また、ステップS711で電源断の発生情報が記憶されていると判定された場合(S711:YES)、ステップS713において電源断処理を実行する。電源断処理では、割り込み処理の発生を禁止すると共に、各出力ポートをオフする。また、電源断の発生情報の記憶も消去する。電源断処理の実行後は、処理を無限ループする。
次に装飾図柄表示装置42の表示部42aにおける表示態様等について、遊技者による遊技の流れと共に説明する。
図59〜図61に示すように、装飾図柄表示装置42の表示部42aには、通常状態において、上、中及び下の3つの図柄表示領域からなる変動表示領域W1が設定されている。また、変動表示領域W1の下側には、遊技者に対し遊技球の発射態様を指示(推奨)する指示表示領域W2が設定されると共に、さらにその下側には変動表示の保留数を示す保留表示領域W3が設定されている。
保留表示領域W3は、サブ変動保留エリアに対応して設定されている。つまり、保留表示領域W3は、第1サブ変動保留エリア及び第2サブ変動保留エリアに対応して、第1保留表示領域W3a及び第2保留表示領域W3bに区分けされている。そして、各保留表示領域W3a,W3bには、それぞれ4つの保留エリア(保留第1〜保留第4エリア)に対応する保留画像TA1〜TA4,TB1〜TB4が表示される。
保留画像TA1〜TA4,TB1〜TB4は、通常時(非保留時)には、消灯態様で表示されており(網掛け部分参照)、所定の保留エリアに変動表示が保留された場合に、当該保留エリアに対応する保留画像TA1〜TA4,TB1〜TB4が点灯態様に切換表示される構成となっている(白丸部分参照)。
図59〜図61に示す例では、第1保留表示領域W3aの第1保留画像TA1及び第2保留画像TA2が点灯態様で表示され、残りの保留画像TA3,TA4,TB1〜TB4が消灯態様で表示された状態が示されている。すなわち、第1サブ変動保留エリアの保留第1エリア及び保留第2エリアに変動表示が保留され、現在の変動表示の保留数が上始動入賞口33Aに係る「2」個の状態であることが示されている。
尚、「低サポートモード」においては、遊技者が可変表示装置ユニット35の左側方領域に向けて遊技球を発射する行為(かかる行為を以下、「左打ち」という)を推奨するように指示表示領域W2に「←左打ち」と表示される。これに従い、遊技者は「左打ち」して遊技を行う。可変表示装置ユニット35の左側方領域が本実施形態における第1の領域を構成する。
「左打ち」をした場合、遊技球の多くは、上記釘等によって、可変表示装置ユニット35の下側に位置する上始動入賞口33Aの方へと誘導される。そのうち、いくつの遊技球が上始動入賞口33Aへ入賞することとなる。
尚、本実施形態では、下始動入賞口33B(電動役物37)の開放契機となるスルーゲート34が、可変表示装置ユニット35の右側方領域、すなわち可変表示装置ユニット35の左側方領域を流下した遊技球が到達不能な位置に配置されている。さらに、「低サポートモード」時には、下始動入賞口33B(電動役物37)の開放抽選に当選する確率は、1/10と比較的低い。加えて、可変表示装置ユニット35の右側方領域を流下した遊技球は、上記釘等により、上始動入賞口33Aにほとんど案内されない構成となっている。つまり、本実施形態では、「低サポートモード」において、遊技者が可変表示装置ユニット35の右側方領域に向けて遊技球を発射する行為(かかる行為を以下、「右打ち」という)を行った場合、始動入賞口33A,33Bに入賞しにくい構成となっている。そのため、「低サポートモード」においては、「左打ち」をして遊技を行った方が、遊技をより有利に進めることができるようになっている。尚、可変表示装置ユニット35の右側方領域が本実施形態における第2の領域を構成する。
遊技球が上始動入賞口33Aへ入賞すると、装飾図柄表示装置42の変動表示領域W1においては、上記各図柄表示領域毎に複数種類の図柄が変動表示される。本実施形態では、「1」〜「9」の数字の付された図柄Zが表示される。各種図柄Zは、数字の昇順又は降順に周期性をもって右から左へとスクロール変動表示される、これにより一連の図柄列が構成されている。
かかる場合、上図柄表示領域においては、各種図柄Zが降順(付された数字が減る順)に表示され、中図柄表示領域及び下図柄表示領域においては、同じく各種図柄Zが昇順(付された数字が増える順)に表示される。そして、所定時間が経過すると、上図柄表示領域→下図柄表示領域→中図柄表示領域の順に変動表示が停止し、各図柄表示領域に図柄Zが停止表示される。
上始動入賞口33Aへの遊技球の入賞に基づく当たり抽選に当選し、「16R確変大当たり」又は「8R確変大当たり」に当選した場合には、リーチ状態を経て、所定の大当たりライン上に、大当たりの組合わせの図柄Z(一列に並んだゾロ目)が停止表示される。尚、本実施形態の通常状態(「通常演出モード」及び「潜確演出モード」)では、上記大当たりラインは、左・中・右の縦ライン及び斜めの2本のラインによって構成されている(5ラインと称される)。従って、上・中・下図柄表示領域において、大当たりの組合わせの図柄Zが前記5つのラインのいずれかのライン上に3つ並んで停止表示されると、「16R確変大当たり」又は「8R確変大当たり」の発生が確定する。
「16R確変大当たり」に当選した場合には、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、図62〜図66に示すように、「16R確変対応オープニング演出」が行われ、大当たり状態が発生する。また、「8R確変大当たり」に当選した場合には、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、図62〜図64及び図67に示すように、「8R確変対応オープニング演出」が行われ、大当たり状態が発生する。本実施形態では、「16R確変対応オープニング演出」と「8R確変対応オープニング演出」とは、その一部が共通の演出であるため、データ容量の低減を図ることができる。尚、「オープニング演出」にて、大当たり状態で付与されるラウンド数が表示されるように構成してもよい。
「16R確変対応オープニング演出」又は「8R確変対応オープニング演出」の終了後、可変入賞装置32の開閉板32bが開放し、大入賞口32aへ遊技球が入賞可能な状態となり、以降、所定のラウンド数(16R又は8R)だけ開閉板32bの開閉動作が行われる。また、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、開閉板32bが開放しているときには、図68に示すような開放中演出が行われ、開閉板32bが閉鎖しているときには、図69に示すような閉鎖中演出が行われる。開放中演出及び閉鎖中演出が交互に行われることで、所定の大当たり中演出が実行される。さらに、本実施形態では、大当たり中演出(開放中演出)において、現在のラウンドが表示される。尚、本実施形態では、「16R確変大当たり」が発生した際に行われる大当たり中演出のうちその前半部分の演出(8ラウンド目までの演出)は、「8R確変大当たり」が発生した際に行われる大当たり中演出と共通である。従って、データ容量の低減を図ることができるようになっている。
加えて、本実施形態では、可変入賞装置32が、可変表示装置ユニット35の右側方領域(可変表示装置ユニット35の左側方領域を流下した遊技球が到達不能な位置)に配置されているため、遊技者が「左打ち」を続けた場合、可変入賞装置32へ遊技球を入賞させることが難しい。そのため、図66〜図69に示すように、オープニング演出のうち大当たり種別(「16R確変大当たり」又は「8R確変大当たり」)を示す演出、及び、大当たり中演出において、指示表示領域W2には、遊技者が可変表示装置ユニット35の右側方領域に向けて遊技球を発射する行為(「右打ち」)を推奨するように、「右打ち→」と表示される。これに従い、遊技者は、遊技球が可変表示装置ユニット35の上方を通過し、可変表示装置ユニット35の右側方領域へ向かうよう、「左打ち」から「右打ち」に切換えて大当たり遊技を行う。
ここで「右打ち」をした場合、遊技球の多くは、上記釘等によって、可変入賞装置32の方へと誘導され、可変入賞装置32へ入賞することとなる。これにより、遊技者はより多くの遊技球を獲得することができる。
可変入賞装置32における開閉板32bの開閉が所定のラウンド数実行されると、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、図70に示すように、「確変対応エンディング演出」が行われる。そして、次回の変動時からの装飾図柄表示装置42の表示部42aにおける演出モードが「確変演出モード」に設定される(例えば、図71参照)。さらに、抽選モードが「高確率モード」に設定されるとともに、「次回まで・高サポートモード」が付与される。
「高サポートモード」が付与されている状態では、指示表示領域W2に「右打ち」を推奨する表示がなされる。下始動入賞口33B(電動役物37)の開放契機となるスルーゲート34が、可変表示装置ユニット35の右側方領域に配置されており、かつ、「高サポートモード」では、下始動入賞口33B(電動役物37)の開放抽選に当選する確率が比較的高い(本実施形態では、当選確率が8/10に設定される)。そのため、「右打ち」をすることで、遊技球の多くは、下始動入賞口33Bに入賞しやすくなり、大当たり抽選の実行される回数が増えるとともに、球持ちのよい状態となる。
尚、下始動入賞口33Bへの遊技球の入賞に基づく当たり抽選に当選し、「16R確変大当たり」又は「8R確変大当たり」が当選した場合、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、上始動入賞口33Aへの遊技球の入賞に基づく当たり抽選に当選した場合と同様の演出が行われる。また、「16R確変大当たり」又は「8R確変大当たり」に当選した場合には、大当たりが発生した時点における装飾図柄表示装置42の表示部42aにおける演出モードに関わらず、次回の変動時からの装飾図柄表示装置42の表示部42aにおける演出モードが「確変演出モード」に設定される。
上始動入賞口33A又は下始動入賞口33Bへの遊技球の入賞に基づく当たり抽選に当選し、「2R確変大当たり」に当選した場合、図72に示すように、中図柄表示領域に特別な図柄ZSが停止表示される。次いで、図73に示すように、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて「潜確対応オープニング演出」が行われ、大当たり状態が発生する。
また、大当たり状態では、可変入賞装置32の開閉板32bの開放・閉鎖が比較的短時間に所定回数(本実施形態では、2回)行われる間、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、「潜確対応オープニング演出」に続く、大当たり中演出が実行される。そして、大当たり中演出に続いて、エンディング演出が実行される。ここで、本実施形態では、「2R確変大当たり」に当選した時点における演出モード(「遊技状態判定Xj」の値)及び抽選モード(「高確率モード」又は「低確率モード」)によって、大当たり中演出やエンディング演出、ひいては次回の変動時からの演出モードが異なる。
具体的には、演出モードが「通常演出モード」であるとき、又は、「低確率モード」において演出モードが「潜確演出モード」であるときに「2R確変大当たり」に当選した場合には、可変入賞装置32の開閉板32bの開閉動作の間、図74に示すように、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、大当たり中演出として「潜確対応大当たり中演出」が実行される。そして、この大当たり中演出に続いて、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、図75に示すように、エンディング演出として「潜確対応エンディング演出」が実行される。さらに、エンディング演出に続いて、図76に示すように、次回の変動時からの装飾図柄表示装置42の表示部42aにおける演出モードが「潜確演出モード」に設定される。また、抽選モードが「高確率モード」に設定されるとともに、「低サポートモード」が付与される。
一方で、演出モードが「時短演出モード」或いは「確変演出モード」であるとき、又は、「高確率モード」において演出モードが「潜確演出モード」であるときに「2R確変大当たり」に当選した場合には、「潜確対応オープニング演出」に続いて、可変入賞装置32の開閉動作の間、図77に示すように、前記表示部42aにおいて、大当たり中演出として「昇格対応大当たり中演出」が実行される。次いで、前記表示部42aにおいて、エンディング演出として「確変エンディング対応演出」(図70参照)が実行され、エンディング演出後、次回の変動時からの表示部42aにおける演出モードが「確変演出モード」(図71参照)に設定される。さらに、抽選モードが「高確率モード」に設定されるとともに、「次回まで・高サポートモード」が付与される。
下始動入賞口33Bへの遊技球の入賞に基づく当たり抽選に当選し、「2R時短大当たり」に当選した場合、図78に示すように、規定図柄の組合わせが停止表示されるとともに、前記表示部42aにおいて「時短対応オープニング演出」が行われ、大当たり状態が発生する。そして、可変入賞装置32の開閉板32bにおける開放・閉鎖が比較的短時間に所定回数(本実施形態では、2回)行われる間、前記表示部42aにおいて、図79に示すように、大当たり中演出として「時短対応大当たり中演出」が実行される。そして、この大当たり中演出に続いて、表示部42aにおいて、図80に示すように、エンディング演出として「時短対応エンディング演出」が実行される。さらに、エンディング演出の後(大当たり状態の終了後)、図81に示すように、次回の変動時からの表示部42aにおける演出モードが「時短演出モード」に設定される。また、抽選モードが「低確率モード」に設定されるとともに、「100回・高サポートモード」が付与される。
尚、「2R時短大当たり」に当選した場合には、大当たりが発生した時点における演出モードに関わらず、次回の変動時からの演出モードが「時短演出モード」に設定される。また、「高サポートモード」が付与される残りの変動回数を示す情報が表示部42aにて表示される。
さらに、「2R時短大当たり」に当選した場合には、「高サポートモード」が付与されるため、オープニング演出やエンディング演出等の演出時、及び、変動時において、指示表示領域W2に「右打ち」を推奨する表示がなされる。尚、通常遊技の開始直前(例えば、エンディング演出)に、指示表示領域W2に加えて又は代えて、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて次回の変動開始時から「右打ち」を行うことを推奨する表示を行ってもよい。
上始動入賞口33Aへの遊技球の入賞に基づく当たり抽選に当選し、「2R通常大当たり」又は「小当たり」に当選した場合には、リーチ状態を経て、中図柄表示領域に特別な図柄ZSが停止表示されたり、規定の組合わせの図柄が停止表示されたりする。図柄の停止表示後、装飾図柄表示装置42の表示部42aでは、オープニング演出、大当たり中演出及びエンディング演出が実行されるが、「2R通常大当たり」又は「小当たり」に当選した時点における演出モード(「遊技状態判定Xj」の値)によって、停止図柄、オープニング演出、大当たり中演出、エンディング演出、及び、次回の変動時からの演出モードが異なる。
具体的には、演出モードが「通常演出モード」又は「潜確演出モード」であるときに、「2R通常大当たり」又は「小当たり」に当選した場合には、図72に示すように、リーチ状態を経た後、中図柄表示領域に特別な図柄ZSが停止表示される。続いて、前記表示部42aにおいて、図73に示すように、オープニング演出として「潜確対応オープニング演出」が実行される。さらに、可変入賞装置32の開閉板32bの開放・閉鎖が比較的短時間に所定回数(本実施形態では、最大2回)行われる間、図74に示すように、表示部42aにおいて、大当たり中演出として「潜確対応大当たり中演出」が実行される。尚、可変入賞装置32の開閉パターンは、図51に示すように、「2R通常大当たり」当選時、及び、「小当たり」当選時ともに同一である。そして、大当たり中演出に続いて、表示部42aにおいて、図75に示すように、エンディング演出として「潜確対応エンディング演出」が実行される。
エンディング演出に続いて、図76に示すように、次回の変動時からの表示部42aにおける演出モードが「潜確演出モード」に設定される。尚、「2R通常大当たり」に当選した場合には、次回からの変動時において、抽選モードが「低確率モード」に設定されるとともに、「低サポートモード」が付与されるが、「小当たり」に当選した場合には、現在の抽選モード及びサポートモードがそのまま維持される。但し、「通常演出モード」又は「潜確演出モード」では、「低サポートモード」が付与されているので、「小当たり」に当選した場合であっても、「2R通常大当たり」に当選した場合と同様に、次回変動時からのサポートモードは「低サポートモード」となる。尚、「低サポートモード」が付与されるため、指示表示領域W2に、次回からの通常遊技において「左打ち」を推奨する表示がなされる。
さらに、上述の通り、「通常演出モード」又は「潜確演出モード」にて「2R通常大当たり」又は「小当たり」に当選した場合における停止図柄、オープニング演出、大当たり中演出、エンディング演出、可変入賞装置32の開閉パターン、及び、次回変動時からの演出モードは、「通常演出モード」又は「低確率モード」の「潜確演出モード」にて「2R確変大当たり」に当選した場合におけるオープニング演出等と同一である。従って、演出モードが「通常演出モード」である場合に、「2R確変大当たり」に当選したときと、「2R通常大当たり」又は「小当たり」が発生したときとでは、停止図柄や可変入賞装置32の開閉パターン、当たり時の演出(オープニング演出、大当たり中演出、及び、エンディング演出)、当たり後の演出モードやサポートモードに違いはない。従って、遊技者は「2R確変大当たり」に当選したのか「2R通常大当たり」又は「小当たり」に当選したのかを装飾図柄表示装置42の表示内容や可変入賞装置32の開閉態様に基づいて判別できないこととなる。そのため、遊技者は、「2R確変大当たり」の当選ひいては「高確率モード」への移行を期待することができ、興趣の向上を図ることができる。
加えて、上記の通り、演出モードが「通常演出モード」又は「潜確演出モード」であるときに、「2R通常大当たり」又は「小当たり」に当選した場合には、停止図柄、当たり時の演出がそれぞれ同一であるとともに、可変入賞装置32の開閉パターンが同一であり、さらに、次回変動時からの演出モード及びサポートモードも同一とされる。従って、遊技者は、装飾図柄表示装置42の表示内容や可変入賞装置32の開閉態様に基づいて、「2R通常大当たり」が発生したのか「小当たり」が発生したのかの区別をすることができない。そのため、「高確率モード」が設定され得る「潜確演出モード」にて「2R通常大当たり」又は「小当たり」に対応する上記演出等がなされたとき、遊技者は、「小当たり」が発生し、「高確率モード」の維持が期待できる状態なのか、「2R通常大当たり」が発生し、抽選モードが「低確率モード」となったのかの判別がつきにくくなる。そのため、遊技者は、実際には「低確率モード」であったとしても、「高確率モード」でははないか、という期待感を持って遊技を行うことができる。
尚、当選態様の1つとして、「2R確変大当たり」時と同様の演出等が行われる一方で、抽選モードが「低確率モード」へと移行する「2R通常大当たり」が設けられることを利用し、「2R確変大当たり」の発生頻度をより高めることとしてもよい。より詳しくは、「2R通常大当たり」を設けることで、「2R確変大当たり」に当選し、「高確率モード」の「潜確演出モード」となったとしても、このときに「2R通常大当たり」に当選することによって、「低確率モード」へと移行(転落)し得る。つまり、「2R通常大当たり」が存在することで、「高確率モード」の「潜確演出モード」において「低確率モード」への移行(転落)の可能性が生じる。そのため、この可能性を考慮して、「2R確変大当たり」の発生頻度を高めることとしてもよい。「2R確変大当たり」の発生頻度を高めることで、「2R確変大当たり」、「2R通常大当たり」及び「小当たり」時に対応する上記同一の演出が行われたときに、「2R確変大当たり」の当選をより期待することができ、遊技者にとっての興趣の向上をより図ることができる。
「2R通常大当たり」又は「小当たり」に当選した場合におけるオープニング演出等の説明に戻り、「時短演出モード」又は「確変演出モード」であるときに、「2R通常大当たり」又は「小当たり」に当選した場合には、図78に示すように、規定図柄の組合わせが停止表示されるとともに、前記表示部42aにおいて「時短対応オープニング演出」が行われる。その後、図79に示すように、可変入賞装置32の開閉板32bにおける開放・閉鎖が比較的短時間に所定回数(本実施形態では、最大2回)行われる間、表示部42aにおいて、大当たり中演出として「時短対応大当たり中演出」が実行される。さらに、この大当たり中演出に続いて、図80に示すように、エンディング演出として「時短対応エンディング演出」が実行され、エンディング演出の後(大当たり状態の終了後)、図81に示すように、次回の変動時からの表示部42aにおける演出モードが「時短演出モード」に設定される。また、抽選モードは、「2R通常大当たり」の当選時には「低確率モード」に設定される一方で、「小当たり」の当選時には現時点における抽選モードがそのまま維持される。さらに、サポートモードとして、「2R通常大当たり」の当選時には「100回・高サポートモード」が付与されるが、「小当たり」時には現時点のサポートモードがそのまま維持される。但し、「小当たり」終了後の通常遊技では、サブ制御装置262において得られた、「時短演出モード」となってからの変動回数の合計数を表す情報に基づいて、「高サポートモード」が付与される残りの変動回数を示すかのようなダミー情報が表示部42aにて表示される。この情報は、「2R通常大当たり」の当選時において表示される、「高サポートモード」が付与される残りの変動回数と同様の態様にて表示されるため、遊技者は、この表示態様に基づき、「2R通常大当たり」が発生したのか「小当たり」が発生したのかを区別することができなくなっている。
尚、上述の通り、「時短演出モード」及び「確変演出モード」では、「高サポートモード」が付与されるため、遊技者は、「右打ち」を行うことで遊技を有利に行うことができるようになっている。そして、上述の通り、「右打ち」時には、上始動入賞口33Aに対する遊技球の入賞は生じにくい。従って、上始動入賞口33Aに対する遊技球の入賞のみによって発生する「2R通常大当たり」は、「時短演出モード」又は「確変演出モード」では、極めて生じにくいが、その発生確率が全くないわけではない。そこで、本実施形態では、「時短演出モード」又は「確変演出モード」において「2R通常大当たり」に当選した場合、停止図柄や当たり時の演出、当たり後の通常遊技における抽選モードやサポートモードが、「2R時短大当たり」に当選したときにおけるこれらと同一となるように構成されている。つまり、「時短演出モード」又は「確変演出モード」における「2R通常大当たり」の当選は、「2R時短大当たり」の当選と同様に扱われるように構成されている。従って、「通常演出モード」又は「潜確演出モード」において「2R通常大当たり」に当選した場合には、「低サポートモード」に切換えられることとなるが、「高サポートモード」が付与されている「時短演出モード」又は「確変演出モード」において「2R通常大当たり」に当選した場合には、「高サポートモード」が維持されることとなる。これにより、「2R通常大当たり」の当選に伴いサポートモードが「低サポートモード」に切換えられる(「高サポートモード」が突然打ち切られる)といったことはなく、遊技者にとっての興趣の低下を防止することができる。
また、本実施形態では、上述の通り、装飾図柄表示装置42における演出モードが「確変演出モード」である場合に、「2R時短大当たり(2R通常大当たり)」に当選したときと、「小当たり」に当選したときとの間において、可変入賞装置32の開閉パターンや当たり時の演出、当たり後の演出モード、サポート回数に外見上違いはなく、遊技者は「2R時短大当たり」(2R通常大当たり)に当選したのか(「低確率モード」となったのか)、「小当たり」に当選したのか(「高確率モード」が維持されているのか)を判別できないこととなる。
尚、上述の通り、本実施形態において「小当たり」の当否抽選は、上始動入賞口33Aへの入賞のみを契機として行われる。そして、「高サポートモード」が付与される「時短モード」中、又は、「確変モード」中には、遊技者は通常「右打ち」を行うため、「小当たり」の当否抽選の契機となる上始動入賞口33Aへの入賞は生じにくい。つまり、本実施形態では、「時短モード」中、又は、「確変モード」中に「小当たり」が生じにくい構成となっている。
さて、演出モードが「確変演出モード」であるときにおいて「小当たり」が発生し、演出モードが「時短演出モード」となったときには、所定回数の変動表示後に、「確変演出モード」への戻りが生じることとなる。すなわち、所定回数の変動表示後に、図82及び図83に示すように、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて「戻り演出」が行われる。
より詳しくは、図82に示すように、「16R確変大当たり」時に表示されるキャラクターと同一のキャラクター、つまり、遊技者にとってより有利な遊技状態を生じさせる際に表示されるキャラクターが登場する。これにより、遊技者は、何かしらの有利な状態がもたらされるのではないかという期待を抱くこととなる。そして、キャラクターの表示に続いて、図83に示すように、「確変演出モード」に戻ることを明示する文字等が表示される。これにより、遊技者は、上記の期待が現実となり、再度「確変モード」に突入することができたという嬉しい驚きや幸福感を感じることとなる。
そして、「戻り演出」の後、図71に示すように、次回からの変動表示における演出モードが「確変演出モード」に設定される。また、サポートモードとして、「次回まで・高サポートモード」が維持される。本実施形態では、「戻りフラグ」をオンとする処理と、「戻りカウンタ」を設定する処理と、「戻りカウンタ」を減算させていき、規定の回数の変動表示後に「戻り演出コマンド」を設定する処理とを行う主制御装置261の機能と、「戻り演出コマンド」を受信した際に、表示制御装置45を制御することで、装飾図柄表示装置42において「戻り演出」を行わせるサブ制御装置262の機能と、「戻り演出」が行われる装飾図柄表示装置42とにより、情報発信手段が構成される。
また、「確変演出モード」における「小当たり」の当選時において可変入賞装置32に対する遊技球の入賞があった場合には、「戻り演出」の発生を示唆する「戻り処理示唆演出」が行われる。詳述すると、本実施形態における「戻り処理示唆演出」では、図84に示すように、小当たり後の「時短演出モード」に突入した当初から「戻り演出」が実行されるまでの間、リーチ演出時などを除く、図柄の変動時や変動停止時などにおいて、「16R確変大当たり」時に表示されるキャラクターと同一のキャラクター(遊技者に何かしらの有利な状態を生じさせる際に表示されるキャラクター)が表示部42aに表示される。このキャラクターが表示される「戻り処理示唆演出」により、遊技者にとっては、「時短モードに転落した(不利な状態に転落した)」という失望感が軽減されるとともに、有利な状態が発生するのではないかという期待感や、有利な状態の発生が確約されているのではないかという安心感を得ることとなる。その後、「戻り演出」が行われ、「確変演出モード」へと戻ることより、遊技者は、自身の抱いていた期待が現実になったという満足感及び大きな幸福感を得ることとなる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、演出モードが「確変演出モード」である場合において、「2R時短大当たり」(「2R通常大当たり」)又は「小当たり」が発生したときに、次回変動時からの演出モードが同一となる(本実施形態では、ともに「時短演出モード」となる)ように構成されている。
従来、演出モードが「確変演出モード」であるときに「小当たり」が発生した場合には、次回からの変動表示における演出モードが「確変演出モード」のままであったり、遊技者に対して「高確率モード」が維持されていることに期待感を抱かせる演出モードであったりすることが一般的である。そのため、遊技者は、「小当たり」発生後の通常遊技において、「小当たり」の発生前と同様に、抽選モードが「高確率モード」であると考える。従って、演出モードが「確変演出モード」のときにおいて「小当たり」が発生したとしても、遊技者に対して特段の高揚感や満足感などを与えることがない。すなわち、大当たりの発生しやすい「確変演出モード」において、遊技者は、「大当たり」の発生を期待するのであって、この状態において、「小当たり」が発生しても、特に満足感が生じることはなく、却って、興趣を損なうおそれがある。換言すれば、従来における「確変演出モード」中の「小当たり」は、遊技性の向上に特に寄与しない、いわば「無駄」なものとなるおそれがある。
これに対して、本実施形態では、「確変演出モード」であるときに「2R時短大当たり」(「2R通常大当たり」)又は「小当たり」が発生したときには、次回変動時からの演出モードが同一の「時短演出モード」となる。ここで、「確変演出モード」では大当たりの発生確率が高くなる(抽選モードが「高確率モード」となる)ことから、「確変演出モード」における遊技者は、通常、「多くの出玉が望める」という高揚感や期待感を有しながら遊技を行う。特に本実施形態では、「確変演出モード」において遊技者に最も有利な大当たり(「16R確変大当たり」)が発生しやすい構成であるため、その高揚感や期待感は非常に大きなものとなる。その一方で、「確変演出モード」での「2R時短大当たり」の当選は「高確率モード」から「低確率モード」への転落を意味し、「2R時短大当たり」の発生に伴う「確変演出モード」から「時短演出モード」への移行は、通常、遊技者の有していた前述の高揚感や期待感を突然に霧散させ、「高確率モードが終了してしまった」という大きな失望感を遊技者に与えることとなる。特に本実施形態では、高揚感や期待感が大きくなりやすいため、失望感も非常に大きくなり得る。この点に鑑み、本実施形態では、「高確率モード」が維持される「小当たり」が発生した場合であっても、「低確率モード」へと移行する「2R時短大当たり」(「2R通常大当たり」)が発生した場合であっても、演出モードが同様に「時短演出モード」に移行するように構成されている。つまり、「確変演出モード」において当たりが発生し、「確変演出モード」から「時短演出モード」に移行したとしても、「高確率モード」が維持されていることがある。そして、遊技者にとっては、当たり後に同一の演出モードになるため、「小当たり」が発生し、「高確率モード」が維持されているのか、「2R時短大当たり」(「2R通常大当たり」)が発生し、抽選モードが「高確率モード」から「低確率モード」へと移行した(転落した)のかの判別がつきにくくなる。そのため、遊技者にとっては、「低確率モード」に移行したという失望感が比較的少なくなり、「高確率モード」が未だに維持されているのではないか、という期待感を十分に持って遊技を行うことができる。結果として、遊技者にとっての興趣の向上を図ることができる。すなわち、本実施形態によれば、従来では「無駄」なものとなるおそれのある「小当たり」を利用して、遊技者にとっての興趣の向上を図ることができる。
加えて、演出モードが「確変演出モード」であるときに「2R時短大当たり」(「2R通常大当たり」)又は「小当たり」が発生した場合における、装飾図柄表示装置42の表示部42aで実行される演出、サポート回数、当たり時の停止図柄、及び、可変入賞装置32の開放パターンがそれぞれ同一となるように構成されている。従って、遊技者は、「小当たり」が発生し、「高確率モード」が維持されているのか、「2R時短大当たり」(「2R通常大当たり」)が発生し、抽選モードが「高確率モード」から「低確率モード」へと移行した(転落した)のかの判別が一層つきにくくなる。その結果、遊技者にとっての興趣の向上を一層図ることができる。
また、従来においては、演出モードが「確変演出モード」であるときに「小当たり」が発生したときになされる演出(エンディング演出等)を個別に用意するのが一般的であるが、演出作成に手間がかかる。ここで、実行頻度の高い演出は、遊技を飽きにくくし、遊技性を高めるという点から、労力を要しても作成し、用意する必要がある。また、遊技者にとって価値の高い演出(例えば、発生頻度は低いものの、大当たり時のみに発生するプレミアムリーチ演出など)は、遊技者の好奇心を刺激し、遊技性を高めるといった点から、労力を要しても作成し、用意する必要がある。しかしながら、実行頻度が低く、かつ、遊技者にとって価値の低い演出は、その作成に労力を要するにも関わらず、遊技性の向上にさほど寄与しない。つまり、演出モードが「確変演出モード」であるときに「小当たり」が発生した場合になされる演出は、当該演出によってもたらされる遊技性の向上度合を考慮すると、これの作成に労力を費やすことは好ましくない。
特に本実施形態では、「小当たり」の当否抽選が上始動入口33Aへの入賞によってのみ発生し、また、演出モードが「確変演出モード」であるときには、遊技者は通常「右打ち」を行うため、上始動入賞口33Aへの入賞が発生しにくい状態となる。すなわち、演出モードが「確変演出モード」である場合には、「小当たり」が非常に生じにくい構成となっている。そのため、演出モードが「確変演出モード」であるときに「小当たり」が発生した場合になされる演出を用意しても、当該演出はごく稀にしか発生しない。
この点、本実施形態では、演出モードが「確変演出モード」であるときに「小当たり」が発生した場合になされる演出と、演出モードが「確変演出モード」であるときに「2R時短大当たり」等が発生した場合になされる演出とがそれぞれ同様の演出(本実施形態では、「時短対応オープニング演出」、「時短対応大当たり中演出」及び「時短対応エンディング演出」)とされている。従って、従来のように、演出モードが「確変演出モード」であるときに「小当たり」が発生した場合になされる演出を個別に用意する必要がなく、遊技性の向上にさほど寄与しない「小当たり」に対応した演出の作成を避けることができる。これにより、遊技性の低下を招くことなく、演出作成に要する手間を低減させることができる。また、主制御装置261やサブ制御装置262側において、データ容量や処理負担の低減を図ることができる。
尚、「確変演出モード」中における「小当たり」の発生頻度が非常に低い構成とすれば、「確変演出モード」中に当たりが発生し、演出モードが「時短演出モード」に変更された場合には、抽選モードが「低確率モード」に切換設定されている蓋然性が比較的高くなる。従って、遊技者に対して、抽選モードが「高確率モード」から「低確率モード」へ移行したことを認識させやすくなるといった効果も生じさせることができる(但し、遊技者においては、「高確率モード」が継続されているのではないか、という期待感が少なからず生じる)。
さらに、本実施形態では、「確変演出モード」において「小当たり」が発生していた場合に、「戻り演出」が行われるとともに、「時短演出モード」から「確変演出モード」へと戻るように構成されている。ここで、上述の通り、「確変演出モード」での当たり発生に伴う「確変演出モード」から「時短演出モード」への移行は、通常、遊技者の有していた高揚感や期待感を突然に霧散させ、「確変モードが終了してしまった」という大きな失望感を遊技者に与えることとなる。本実施形態では、上述の通り、「高確率モード」が維持される「小当たり」の発生時にも「時短演出モード」へと移行するため、「時短演出モード」に移行した際にも十分な期待感を持って遊技を行えるように構成されているが、これを知らない遊技者にとっては、上述の失望感が大きく生じることとなる。しかしながら、本実施形態では、遊技者が上記のような大きな失望感を抱いた状態で、「戻り演出」が行われ、「時短演出モード」から「確変演出モード」へと戻ることとなる。そのため、遊技者の気分は、失望に満ちていた(凹んでいた)状態から一気に幸福な状態へと昇ることとになり、遊技者に対して非常に大きな喜びや高揚感を与えることができる。これにより、遊技者にとっての興趣を飛躍的に向上させることができる。尚、「時短演出モード」に移行した場合であっても、「高確率モード」が維持され得ることを知っている遊技者にとっても、十分に大きな満足感や高揚感を感じさせることができる。すなわち、「時短演出モード」に移行すれば、遊技者には、少なからず「低確率モードへと移行したのではないか」という不安感が生じるが、「戻り演出」が生じることで、前述の不安感が払拭され、遊技者は、「高確率モードが維持されていた」という大きな満足感や高揚感を得ることができる。
さらに、当たり種別として「低確率モード」へと移行(転落)する「2R通常大当たり」を設けることで、「高確率モード」へと移行する「2R確変大当たり」の発生割合をより高めることができる。これにより、大当たりの発生時に「高確率モード」がより付与されやすくなり、遊技者にとっての興趣の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、装飾図柄表示装置42において「戻り処理示唆演出」が実行可能となっている。従って、「確変演出モード」での当たりに伴い「時短演出モード」に移行したことで、遊技者は、失望感や不安感を抱くこととなるが、「戻り処理示唆演出」を行うことで、「戻り演出」を知らない遊技者は、抱いていた失望感や不安感が軽減され、何かしらの有利な状態が発生するのではないかという大きな期待感を持つこととなる。その状態で「戻り演出」が行われ、「確変演出モード」に戻ることにより、遊技者は、「自分の期待感が現実のものとなった」という大きな満足感を得ることができる。その結果、遊技者にとっての興趣を一層向上させることができる。また、「戻り演出」を知る遊技者は、「確変演出モード」へと戻ることを「戻り演出」の実行前から把握することができ、「高確率モード」が維持されている(再度「高確率モード」に移行する)という安心感をより早期に得ることができる。そのため、遊技者にとっての興趣の向上をより図ることができる。特に本実施形態では、「時短演出モード」に突入した当初から「戻り処理示唆演出」が行われるため、遊技者にとっては、失望感を持ってすぐに期待感及び安心感を抱くこととなる。そのため、失望感による興趣の低下が生じたとしても、それを即座に解消させることができ、結果として、興趣をより一層向上させることができる。
さらに、本実施形態では、「戻り処理示唆演出」は、小当たり状態において可変入賞装置32へと遊技球を入賞させることで実行されるように構成されている。従って、小当たり状態における可変入賞装置32に対する遊技球の入賞は、遊技球の獲得だけでなく、小当たり後における「戻り処理示唆演出」の実行確定といった利益を遊技者にもたらし、遊技者にとっての興趣をより向上させることができる。また、遊技者にとっては、演出モードが「確変演出モード」から「時短演出モード」に移行するような当たりが発生しても(規定図柄の組合わせが停止表示されても)、その当たり状態において可変入賞装置32へと遊技球を入賞させることができれば、「戻り処理示唆演出」の実行、ひいては「確変演出モード」への戻りを生じさせることが可能となるように見える。そのため、当たり状態において可変入賞装置32への遊技球の入賞を積極的に狙うといった遊技が可能となり、興趣の更なる向上を図ることができる。
尚、上述した実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(a)上始動入賞口33A及び下始動入賞口33Bに関する構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、他の構成を採用してもよい。
例えば、上記実施形態では、遊技球が上始動入賞口33Aへ入賞した場合のみ、「小当たり」が発生する構成となっているが、これに限らず、遊技球が下始動入賞口33Bへ入賞した場合にも「小当たり」が発生し得る構成とし、「小当たり」がより発生しやすいように構成してもよい。下始動入賞口33Bに対する遊技球の入賞時にも「小当たり」が発生するように構成することで、遊技者は、「確変演出モード」において「2R時短大当たり」(「2R通常大当たり」)又は「小当たり」が発生し、演出モードが「時短演出モード」へと変更された場合に、「高確率モード」が未だに維持されているのではないか、という期待感をより持ちやすくなる。その結果、遊技を飽きにくくし、遊技者にとっての興趣の向上を図ることができる。
また、上始動入賞口33Aへと遊技球が入賞した場合と、下始動入賞口33Bへと遊技球が入賞した場合とで、「小当たり」の当選確率が異なるように構成してもよい。例えば、下始動入賞口33Bへと遊技球が入賞した場合における「小当たり」の当選確率を、上始動入賞口33Aへと遊技球が入賞した場合における「小当たり」の当選確率よりも高めることとしてもよい。この場合には、下始動入賞口33Bへと遊技球が入賞しやすい「確変演出モード」において「2R時短大当たり」(「2R通常大当たり」)又は「小当たり」が発生し、演出モードが「時短演出モード」へと移行した際に、この移行が「小当たり」によるものである蓋然性が高まる。従って、遊技者は、「高確率モード」の維持をより期待することができ、興趣の向上をより図ることができる。
さらに、上記のように「小当たり」の当選確率を上始動入賞口33Aへの入賞によるものよりも下始動入賞口33Bへの入賞によるものが大となる構成とした場合には、例えば、図85に示すように、2つの始動入賞口(上始動入賞口33A及び下始動入賞口33B)を上下に並設するとともに、上始動入賞口33Aへの遊技球の入賞による保留数が最大数となったときに、上始動入賞口33Aの直上に位置する2本の釘(いわゆる命釘)の間を通過した遊技球が、上始動入賞口33Aでなく、その下側の下始動入賞口33Bに案内されるように構成してもよい(例えば、後記例参照)。これにより、通常は上始動入賞口33Bへと遊技球が入賞しにくい「低サポートモード」であっても、下始動入賞口33Bへと遊技球が入賞しやすくなり、ひいては「小当たり」がより生じやすくなる。従って、演出モードが「潜確演出モード」へと移行しやすくなるため、遊技が飽きにくくなり、遊技者にとっての興趣の向上を図ることができる。また、遊技者は、当否抽選の機会をより多く得ることができ、興趣の向上を図ることができる。一方で、上述した下始動入賞口33Bに対する遊技球の入賞は、上始動入賞口33Aに対する遊技球の入賞による保留数が最大のときであって、かつ、上始動入賞口33Aの直上に位置する2本の釘を遊技球が通過したときにのみ生じるため、遊技者が当否抽選の機会を過度に多く得ることはできず、ホール側における不利益は十分に小さなものとなる。
尚、上始動入賞口33Aの直上に位置する2本の釘の間を通過した遊技球が、下始動入賞口33Bに案内される構成としては、例えば、次の構成を挙げることができる。すなわち、図85に示すように、上始動入賞口33A(遊技盤に形成された孔)の直下方から前方に向けて延び、前記2本の釘を通過した遊技球を上始動入賞口33A(遊技盤に形成された孔)へと案内可能な案内部材37b(図85中、点線で示す部位)を、遊技盤に対して出没可能とする。そして、上始動入賞口33Aに対する遊技球の入賞による保留数が最大のときに前記案内部材37bが没することで、前記2本の釘を通過した遊技球が前記案内部材37bの没した箇所を通過して、電動役物37の間を通り、下始動入賞口33Bへと入賞可能とする構成などである。また、前記2本の釘の間を通過した遊技球が下始動入賞口33Bに案内可能となる期間は、1の遊技球が発射されてから当該遊技球が上始動入賞口33Aに到達するまでに要する平均的な時間と同程度としてもよい。この場合には、上始動入賞口33Aに対する遊技球の入賞による保留数が最大となり、遊技者が遊技球の発射を停止させた場合に(上始動入賞口33Aに対する遊技球の入賞による保留数が最大のとき、上始動入賞口33Aに遊技球が入賞しても抽選機会を得られないことから、遊技者は遊技球の発射を停止させることが多い)、停止直前に発射された遊技球も下始動入賞口33Bへと入賞可能となる。つまり、上始動入賞口33Aへと入賞したとしても、抽選機会を得ることのできなかった遊技球によって、抽選機会を得ることができ、遊技者にとっては持ち球が無駄に使われることなく、興趣の低下を抑制することができる。また、上記実施形態のように、下始動入賞口33Bに対する遊技球の入賞により付与される大当たりが、上始動入賞口33Aに対する遊技球の入賞により付与される大当たりよりも有利である(例えば、大当たり状態において獲得可能な遊技球の期待値がより大きい)場合、遊技者は、上始動入賞口33Aに対する遊技球の入賞による保留数が最大となってからも遊技球を積極的に発射し、より有利な大当たりの発生を狙うといった遊技が可能となり、結果として、遊技性をさらに高めることができる。
また、上記実施形態では、上始動入賞口33Aへの遊技球の入賞を契機とする変動表示、及び、下始動入賞口33Bへの遊技球の入賞を契機とする変動表示の両方が保留されている場合には、下始動入賞口33Bへの遊技球の入賞を契機とする変動表示が優先して行われ、保留が消化される構成となっているが、これに限らず、例えば、上始動入賞口33A及び下始動入賞口33Bへの遊技球の入賞順序に従って変動表示が消化される構成としてもよい。
加えて、上記実施形態では、2つの始動入賞口(上始動入賞口33A及び下始動入賞口33B)が上下に並設された構成となっているが、これに限らず、例えば始動入賞口は1つでもよいし、3つ以上設けてもよい。また、2つの始動入賞口を左右に並設した構成としてもよい。下始動入賞口33Bを可変表示装置ユニット35の右側方領域に配置した構成としてもよい。
さらに、上記実施形態では、賞球数が、例えば始動入賞口33A,33Bへの遊技球の入賞があった場合には3個、可変入賞装置32への遊技球の入賞があった場合には15個などと設定されているが、各入賞口に対する賞球数はこれに限定されるものではない。
上記実施形態では、遊技球が上始動入賞口33Aに入賞した場合と、下始動入賞口33Bに入賞した場合とで、当否抽選にて当選した場合に付与される大当たり種別の振分けが異なるように設定されている。これに限らず、遊技球が上始動入賞口33Aに入賞した場合と、下始動入賞口33Bに入賞した場合とで、当否抽選にて当選した場合に付与される大当たり種別が同じとなるように構成してもよい。
上記実施形態では、遊技球がスルーゲート34を通過することに起因して、電動役物37(下始動入賞口33B)を開状態とするか否かの開放抽選が行われるとともに、当該開放抽選にて当選した場合に、電動役物37が開状態となる構成となっているが、これに限らず、例えば「低サポートモード」中は、遊技球がスルーゲート34を通過した場合でも、電動役物37が開状態となることはなく、「高サポートモード」中は、遊技球がスルーゲート34を通過した場合には、開放抽選を行なうことなく、必ず電動役物37が開状態となる構成となる構成としてもよい。
上記実施形態では、電動役物37が、遊技球の入賞不能な閉状態と、遊技球の入賞可能な開状態との間で変位可能な構成となっているが、これに限らず、電動役物37が、遊技球の入賞困難な閉状態と、遊技球の入賞容易な開状態との間で変位可能な構成とし、閉状態においても下始動入賞口33Bへと遊技球が入賞可能な構成としてもよい。
(b)当たりの種別や内容等は、上記実施形態に限定されるものではなく、他の構成を採用してもよい。
例えば上記実施形態では、大当たり種別によって、大当たり終了後に付与されるサポートモードが異なる構成となっているが、これに限らず、例えば、大当たり種別に関わらず「高サポートモード」が必ず付与される構成としてもよい。
また、上記実施形態では、「確変演出モード」又は「時短演出モード」において「2R通常大当たり」に当選すると、「2R時短大当たり」に当選した場合と同様に、「100回・高サポートモード」が付与されるように構成されているが、「確変演出モード」又は「時短演出モード」において「2R通常大当たり」に当選した場合に、その他の演出モードにおいて「2R通常大当たり」に当選した場合と同様に、「低サポートモード」に切換えられ、「高サポートモード」が付与されないように構成してもよい。このように構成することで、付与されるサポートモードを、演出モードの違いに基づいて変更する処理が不要となり、処理負担の軽減を図ることができる。尚、この構成は、例えば、図86に示すように、大当たり終了設定処理のステップS206−9−11−18にて否定判定された場合(つまり、「2R通常大当たり」に当選した場合)に、現時点の「遊技状態判定値Xj」を判定する処理(図29のステップS206−9−11−24の処理)を経ることなく、ステップS206−9−11−25に移行するように設定することで実現できる。
上記実施形態では、各種大当たりの終了後に、特別表示装置43L、43Rにて所定回数の変動表示が行なわれる間、又は、次回の大当たり状態が発生するまでの間、「高サポートモード」が付与される構成となっているが、「高サポートモード」の継続期間は上記実施形態に限定されるものではない。例えば大当たり種別によって、「高サポートモード」の継続期間が異なるように構成してもよい。
上記実施形態では、「2R通常大当たり」や「2R時短大当たり」など、可変入賞装置32の「短開放」が複数回(2回)行なわれる場合には、そのうちの1回の「短開放」中に可変入賞装置32へと3個の遊技球の入賞があった場合に、当該「短開放」を終了する構成となっているが、これに限らず、例えば2回の「短開放」において可変入賞装置32に入賞した遊技球の数の合計が10個となった場合に、大当たり状態が終了する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、開閉板32bの1開閉動作(一回の特賞状態)あたりの可変入賞装置32への最大入賞予定数(規定個数K1)が、「長開放」であれば「10個」、「短開放」であれば「3個」に設定されている。これに限らず、最大入賞予定数として他の個数を設定してもよい。また、「長開放」及び「短開放」の両者の最大入賞予定数が共に、例えば「8個」に設定されるなど、開放種別(一回の開閉動作に係る開閉部材の動作態様の違い)によらず、最大入賞予定数が同数に設定される構成としてもよい。
また、上記実施形態では、「8R確変大当たり」又は「16R確変大当たり」の当選時に、抽選モードが「高確率モード」にされるとともに「次回まで・高サポートモード」が付与される構成となっているが、必ずしも「次回まで・高サポートモード」が付与されなくてもよく、例えば、変動表示が所定回数(例えば、150回)行われる間だけ「高サポートモード」が付与される構成であってもよい。さらに、大当たりの種別によって、「高サポートモード」の付与される変動回数が異なるように構成してもよい。また、「高サポートモード」の付与期間が終了したときに、抽選モードが「低確率モード」に変更されるように構成してもよいし、「高確率モード」がそのまま維持されるように構成してもよい。
(c)可変入賞装置32の開放態様(開閉パターン)は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、開閉板32bの1回の開放態様(開放時間)は、上記実施形態の「長開放」及び「短開放」の2種類に限定されるものではない。例えば「長開放」よりも開放時間が短く、「短開放」よりも開放時間の長い「中開放」を備えるなど、3種類以上の開放態様を備えた構成としてもよい。
上記実施形態では、「短開放」の開放時間(規定時間)が、発射装置60の発射周期「0.6秒」より短い時間「0.4秒」に設定されているが、「短開放」の開放時間はこれに限定されるものではなく、例えば発射装置60の発射周期「0.6秒」よりも長い時間に設定してもよい。但し、あまりにも長くなり過ぎては入賞数が多くなり過ぎるため、発射周期「0.6秒」の3倍程度である1.8秒以下程度に設定することが好ましい。
また、「2R通常大当たり」や「2R時短大当たり」等の発生時における「短開放」の実行回数は、上記実施形態の「2回」に限定されるものではない。例えば、比較的長め(例えば1.8秒)の「短開放」を1回だけ行う構成としてもよい。さらに、小当たり状態における、可変入賞装置32に対する遊技球の最大入賞可能個数M1を種々変更してもよい。尚、一般に小当たり状態では、可変入賞装置32の最大開放時間が計1.8秒間以下とされ、可変入賞装置32の最大入賞可能個数M1が計10個とされる。
また、「確変演出モード」において「小当たり」に当選した場合には、その他の演出モードにおいて「小当たり」に当選した場合よりも、開放時間を比較的長くしたり、開放回数を比較的多くしたりすること等で、可変入賞装置32に対して遊技球が入賞しやすくなるように構成してもよい。この場合、可変入賞装置32への遊技球の入賞による「戻り処理示唆演出」がより行われやすくなり、遊技者は、「確変演出モード」に戻るという安心感をより得やすくなる。
さらに、可変入賞装置32の構成は上記実施形態のものに限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、「小当たり」の当選時など、可変入賞装置32の開放時間が比較的短い状態において、可変入賞装置32へと遊技球が入賞しやすくなるように、可変入賞装置32における変位部材の構成を種々変更してもよい。例えば、図87(a)〜(c)に示すように、変位部材として、遊技領域に対して出没可能であるとともに、上面が傾斜する板状部材32cを用いてもよい。この場合には、可変入賞装置32が開放している瞬間に可変入賞装置32へと到達した遊技球だけでなく、可変入賞装置32が開放する際(板状部材32cが没する際)に板状部材32cの上面に乗っている遊技球も可変入賞装置32へと入賞させることができ、遊技者にとっての興趣の向上を図ることができる。また、このような板状部材32cを用いるにあたり、図88(a)〜(c)に示すように、板状部材32cの上面の直上方において、遊技領域に対して出没可能な突部32dを設けてもよい。そして、通常時には突部32dを没した状態とする一方で、「確変演出モード」において「小当たり」に当選したときにのみ、板状部材32cとともに突部32dを出没させるように構成すれば、板状部材32cの上面に遊技球がより長時間乗りやすくなり、可変入賞装置32に対して遊技球をより入賞させやすくすることができる。その結果、可変入賞装置32に対する遊技球の入賞に起因する「戻り処理示唆演出」がより生じやすくなり、遊技者にとっての興趣をより高めることができる。尚、前記作用をより確実に発揮させるべく、前記突部32dを、板状部材32cの上面における遊技球の流れ方向に沿って、板状部材32cの幅方向中心よりも下流側に設けることが好ましい。
勿論、「長開放」の構成についても、「短開放」の場合と同様、上記実施形態に限定されるものではなく、開放時間、入賞個数などに関し、上記実施形態とは異なる種々の構成を採用することができる。
また、上記実施形態において、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおけるオープニング演出中は、可変入賞装置32(開閉板32b)の開放処理が待機され、オープニング演出の後に、可変入賞装置32の開閉処理が開始されるように構成されているが、可変入賞装置32の開閉開始タイミングは特に限定されるものではない。従って、例えば、オープニング演出を省略し、変動停止後に続く大当たり中演出(小当たり中演出)において可変入賞装置32の開閉処理が開始される、つまり、可変入賞装置32における開閉処理の待機が特段実行されないように構成してもよい。
さらに、上記実施形態では、当たり状態における可変入賞装置32(開閉板32b)の開閉回数を計測すべく「開放回数カウンタ」が設けられているが、「開放回数カウンタ」を省略してもよい。この場合には、「xxラウンド開放コマンド」や「xxラウンド閉鎖コマンド」等における下位バイトを、例えば、「残り開放数カウンタ」の値によって構成してもよい。
(d)上記実施形態では、「小当たり」の発生時における開放パターンと、「2R確変大当たり」の発生時における開放パターンと、「2R時短大当たり」の発生時における開放パターンと、「2R通常大当たり」の発生時における開放パターンとが同一の開放パターンとなっているが、開放態様をそれぞれ異なるものとしてもよい。但し、「2R確変大当たり」の当選(「高確率モード」への移行)や「高確率モード」の維持への期待度を高め、遊技者にとっての興趣をより効果的に向上させるという点では、「2R時短大当たり」、「2R確変大当たり」、「2R通常大当たり」及び「小当たり」の間で区別のつきにくい開放パターンとすることが好ましい。
(e)遊技盤30の盤面上の構成は上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、スルーゲート34や可変入賞装置32が、可変表示装置ユニット35の右側方領域(可変表示装置ユニット35の左側方領域を流下した遊技球が到達不能な位置)に配置されているが、これに限らず、例えば、スルーゲート34を可変表示装置ユニット35の左側方領域にも配置した構成としてもよいし、可変入賞装置32を始動入賞口33A,33Bの下方位置に配置した構成としてもよい。
また、上記実施形態では、可変表示装置ユニット35の右側方領域を流下した遊技球が到達不能な位置に上始動入賞口33Aが配置されているが、可変表示装置ユニット35の右側方領域を流下した遊技球が到達可能な位置に上始動入賞口33Aを配置してもよい。さらに、可変表示装置ユニット35の左側方領域を流下した遊技球が到達不能な位置に下始動入賞口33Bを配置した構成としてもよい。
尚、スルーゲート34を可変表示装置ユニット35の左側方領域のみに配置し、両始動入賞口33A,33B及び可変入賞装置32を前記左側方領域を通過した遊技球が到達可能な位置に配置した場合、「低サポートモード」及び「高サポートモード」のいずれであっても、遊技者は「左打ち」を行うことで、遊技を有利に進めることができる。従って、この場合には、装飾図柄表示装置42に指示表示領域W2を設ける必要はなく、遊技者に対して遊技球の推奨発射方向を示す必要もない。
また、上記のようにスルーゲート34や始動入賞口33A,33B等を配置する構成においては、「高サポートモード」であっても、上始動入賞口33Aに対して遊技球が入賞しやすくなる。従って、上記実施形態のように、上始動入賞口33Aへの遊技球の入賞のみに起因して「小当たり」が生じる構成においては、「小当たり」がより発生しやすくなる。つまり、「確変演出モード」において「2R時短大当たり」(「2R通常大当たり」)及び「小当たり」のいずれかが発生し、「時短演出モード」に移行されたとしても、この移行が「小当たり」に起因して生じた蓋然性が高まる。そのため、遊技者は、「時短演出モード」へと移行された場合に、「高確率モード」が未だに維持されているのではないか、という期待感をより持ちやすくなる。その結果、遊技を飽きにくくすることができ、遊技者にとっての興趣の向上を図ることができる。
(f)特別表示装置43L,43R及び保留ランプ46a,46bの構成は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、特別表示装置43L,43R及び保留ランプ46a,46bを遊技領域の上隅など、遊技領域の下隅以外の遊技者にとって視認しにくく目立ちにくい位置に設けてもよい。また、特別表示装置43L,43R及び保留ランプ46a,46bを遊技者にとって視認しやすい位置に設けるとともに、その表示部を比較的大きくしたり、判別用の文字が停止表示される時間を比較的長くしたりしてもよい。
(g)装飾図柄表示装置42の表示部42aにおける表示演出や表示態様等については、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、サブ変動保留エリアのいずれかの保留エリアに大当たり情報又は小当たり情報が格納されている場合に、例えば、保留画像TA1〜TA4,TB1〜TB4を通常態様と異なる態様の画像とすることで、大当たり又は小当たりが発生する旨を遊技者に対し報知又は示唆するように構成してもよい。尚、大当たりや小当たりの報知等を行うか否かの抽選に当選した場合など、所定条件が成立した場合にのみ大当たりや小当たりの報知等を実行する構成としてもよい。
また、例えば、保留ランプ46a,46bの点灯色を変更したり、点滅させたりすることにより、大当たりや小当たりの報知又は示唆を行なう構成としてもよい。さらに、装飾図柄表示装置42の表示部42aにて、例えば、大当たりや小当たりの発生を示す明示的な表示や、「あやしいぞ」等の示唆的な表示を行う構成としてもよい。また、装飾図柄表示装置42における大当たりや小当たりの報知又は示唆に加えて又は代えて、スピーカSPを使用して音声等による報知又は示唆を行う構成としてもよし、各種ランプの発光態様により報知又は示唆を行う構成としてもよい。
尚、大当たり情報や小当たり情報が保留エリアに格納されている場合とは無関係に別途、演出抽選を行い、当該抽選結果に基づいて擬似的な大当たりや小当たりの報知又は示唆が行われる構成としてもよい。かかる構成と上記実施形態の構成とを組み合わせることにより、大当たりや小当たりの当選を偽装する演出を行うことができ、さらなる興趣の向上を図ることができる。
(h)主制御装置261からサブ制御装置262等へ送信されるコマンドは、上記例示したコマンドに限られるものではない。
例えば、「エンディングコマンド」が「遊技状態判定値Xj」を含む構成とし、「エンディングコマンド」を受信したサブ制御装置262は、受信した「エンディングコマンド」に含まれる「遊技状態判定値Xj」に基づいて、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおける演出モードを表示制御装置45に変更させるようにしてもよい。
例えば、上記実施形態では、「変動パターンコマンド」及び「図柄コマンド」が、変動表示開始時に主制御装置261から出力され、「変動パターンコマンド」が変動開始コマンドの役割を果たす構成となっている。そのため、「変動パターンコマンド」及び「図柄コマンド」に対応する情報がサブ実行エリアに直接書き込まれる構成となっている。これに限らず、例えば、これらのコマンドを保留制御コマンド等とともに事前に出力し、予めサブ変動保留エリアの所定の保留エリアに記憶させておき、変動表示開始時に別途、変動開始コマンドを出力する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、サブ制御装置262に対し装飾図柄表示装置42の停止表示を行う旨の確定コマンドを出力しない構成となっているが、確定コマンドを出力する構成としてもよい。このようにすれば、特別表示装置43L、42R及び装飾図柄表示装置42の停止タイミングの同期がより確実に図られる。但し、装飾図柄表示装置42の停止態様については変動表示の開始時に出力された「図柄コマンド」や「変動パターンコマンド」によって既にサブ制御装置262で決定されているため、再度、装飾図柄表示装置42の停止態様に関する情報を付加する必要はない。
また、上記実施形態では、「復帰コマンド」や「変動パターンコマンド」に、「遊技状態判定値Xj」が含まれる構成となっているが、これに限らず、他のコマンドに「遊技状態判定値Xj」を含ませる構成としてもよい。変動停止に際してその停止を確定させるためのコマンド(確定コマンド)などを出力する構成においては、当該確定コマンド等に「遊技状態判定値Xj」を含ませる構成としてもよい。
(i)変動パターンテーブルなど、各種テーブルの構成は上記実施形態に限定されるものではない。
(j)上記実施形態とは異なるタイプのパチンコ機として実施してもよい。例えば、入賞サポートモード(「高サポートモード」又は「低サポートモード」)の切換えが行われず、抽選モード(「高確率モード」又は「低確率モード」)のみ切換えが行われるパチンコ機として実施してもよい。また、賞球の払出しに、代えて又は加えて、遊技者が獲得した賞球に相当するポイントを磁気カード等の記憶媒体に付与する構成のパチンコ機として実施してもよい。
また、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球、スロットマシン、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機等の各種遊技機として実施することも可能である。尚、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定される周知のものである。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
また、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手段を備えており、遊技球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく、所定量の遊技球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して或いは所定時間経過することにより図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者には、下部の受皿に多量の遊技球が払い出されるものである。
(k)「小当たり」に関する構成は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば「大当たり」と同様に、複数種別の「小当たり」を設けた構成としてもよい。加えて、当選した小当たり種別によって、その後の変動表示に係る表示制御処理において選択される変動パターンテーブルが異なる構成としてもよい。
ここで、例えばリーチ演出が発生しやすくなる、又は、1回の変動時間が長くなるなど、特別表示装置43L、43R(装飾図柄表示装置42)における単位時間あたりの変動表示実行回数がより少なくなる変動パターンテーブルを選択することができる。かかる変動パターンテーブルを選択した場合には、例えばリーチ演出をたくさん実行したり、1回の変動時間を長くする等して、もしかすると「潜確モード」かもしれないと遊技者に感じさせたりして、変動表示に係る遊技者の期待感を高めることにより、遊技者にとっての興趣の向上を図ることができる。
逆に、例えばリーチ演出が発生しにくくなる、又は、1回の変動時間が短くなるなど、特別表示装置43L、43R(装飾図柄表示装置42)における単位時間あたりの変動表示実行回数がより多くなる変動パターンテーブルを選択することができる。「小当たり」が発生した場合には、変動表示が停止するため、その分、単位時間あたりの変動表示実行回数が減少することとなる。これに対し、「小当たり」の終了後、前記変動パターンテーブルを選択した場合には、所定回数の変動表示の実行に要する時間が「小当たり」が発生しなかった場合に比べても長くならず、「小当たり」の発生により生じた時間のロスを挽回することができる。
また、「小当たり」の発生を契機として、「小当たり」の当選確率を変更可能な構成としてもよい。
また、上記実施形態において「小当たり」となる場合には、装飾図柄表示装置42の中図柄表示領域において特別な図柄が停止表示される、又は、装飾図柄表示装置42において規定図柄の組合わせが停止表示される構成となっているが、「小当たり」当選時における停止図柄はこれに限られるものではない。例えば、「小当たり」の発生時には、中図柄表示領域に必ず特別な図柄が停止表示される構成であってもよいし、規定図柄の組合わせが必ず表示される構成であってもよい。
また、上記実施形態における規定図柄の組合わせは例示であって、規定図柄の組合わせとして表示される図柄は適宜変更可能である。
(l)上記実施形態では、「戻り演出」を行う装飾図柄表示装置42等により情報発信手段が構成されているが、装飾図柄表示装置42以外の装置により、情報発信手段を構成してもよい。例えば、音声等により「確変モード」への戻りを報知又は示唆するスピーカSPや、発光により「確変モード」への戻りを報知又は示唆する各種ランプ等が、情報発信手段を構成することとしてもよい。
(m)上記実施形態では、演出モードとして「通常演出モード」、「時短演出モード」、「潜確演出モード」及び「確変演出モード」が設けられているが、各演出モードがそれぞれ複数の演出モードを備えることとしてもよい。例えば、「時短演出モード」として複数の演出モードを設けたり、「潜確演出モード」として複数の演出モードを設けたりしてもよい。また、「時短演出モード」において複数の演出モードを設ける場合には、「確変演出モード」において「小当たり」が発生したときに、前記複数の演出モードのうちの特定の演出モードが、「確変演出モード」において「2R時短大当たり」等が発生したときよりも選択されやすいように構成してもよい。
(n)上記実施形態における「オープニング演出」等、当たり状態において装飾図柄表示装置42で行われる演出は例示であって、実行される演出は特に限定されるものではない。また、例えば、「オープニング演出」等は、上記実施形態のように、装飾図柄表示装置42において所定の演出が表示されるものであってもよいし、装飾図柄表示装置42における表示に合わせて、所定の効果音を鳴動させたり、所定の役物やランプ、LED等を作動させたりするものであってもよい。
また、上記実施形態では、「確変演出モード」で「2R時短大当たり」(「2R通常大当たり」)又は「小当たり」に当選した場合において、次回変動時からの演出モードが同一となるように構成されている。しかしながら、「2R時短大当たり」に当選した場合の次回変動時からの演出モードと、「小当たり」に当選した場合の次回変動時からの演出モードとは厳密に同一のものでなくてもよく、遊技者が注意深く見たり聞いたりしない限り、同一と認識する程度に似通っていたり、紛らわしかったりするものであってもよい。例えば、表示画像の一部(例えば、表示物や色)が若干異なっていたり(常時異なっていてもよいし、変動時だけ異なっていてもよいし、変動時における一時だけ異なっていてもよい)、効果音の発生タイミングや役物等の動作タイミングが若干異なっていたりするなど、遊技者が特に意識しない限り同一の演出モードであると認識する程度の違いであれば、両演出モードに若干の違いがあってもよい。
さらに、上記実施形態では、当たり状態において行われる演出として、「オープニング演出」、「大当たり中演出」(「小当たり中演出」)及び「エンディング演出」を挙げているが、必ずしもこれら演出を全て行う必要はない。例えば、「オープニング演出」及び「エンディング演出」のみを設け、「オープニング演出」に前記「大当たり中演出」(「小当たり中演出」)が含まれるように構成してもよい。尚、この構成は、例えば、「オープニングコマンド」を受信してから「エンディングコマンド」を受信するまでの間に「オープニング演出」を行うようにサブ制御装置262を設定することにより実現可能である。
さらに、本実施形態において、サブ制御装置262が「xxラウンド開放コマンド」及び「xxラウンド閉鎖コマンド」を受信することで、装飾図柄表示装置42において開放中演出と閉鎖中演出とが交互に行われ、その結果、装飾図柄表示装置42において大当たり中演出がなされるように構成されているが、例えば、「xxラウンド開放コマンド」の受信によって、「xxラウンド閉鎖コマンド」の有無によることなく、次の「xxラウンド開放コマンド」を受信するまでの間、開放中演出及び閉鎖中演出が一続きとなった演出(xxラウンド目演出)を行うこととしてもよい。また、「2R確変大当たり」や「2R通常大当たり」等、大当たり中演出が比較的短い場合には、「1ラウンド開放コマンド」の受信によって、その他の「xxラウンド開放コマンド」や「xxラウンド閉鎖コマンド」の有無によることなく、「エンディングコマンド」を受信するまでの間、大当たり中演出を連続的に行うように構成してもよい。
また、「小当たり中演出」の実行に関しても、上記と同様に構成してもよい。例えば、「xx開放目コマンド」の受信によって、「xx閉鎖目コマンド」の有無によることなく、次の「xx開放目コマンド」を受信するまでの間、開放中演出及び閉鎖中演出が一続きとなった演出(xx開放目演出)が行われるように構成してもよい。また、「1開放目コマンド」の受信によって、その他の「xx開放目コマンド」や「xx閉鎖目コマンド」の有無によることなく、「エンディングコマンド」を受信するまでの間、小当たり中演出を連続的に行うように構成してもよい。
さらに、上記実施形態では、「8R確変大当たり」又は「16R確変大当たり」に当選した際に、それぞれのラウンドで異なる開放中演出が行われるように構成されているが、各ラウンドのいくつかにおいて開放中演出として共通の演出を行ってもよいし、各ラウンドの全てにおいて共通の開放中演出を行うこととしてもよい。この場合には、演出作成の手間を軽減できるとともに、データ容量の低減を図ることができる。
(o)上記実施形態では、小当たり状態において可変入賞装置32に1つ以上の遊技球が入賞すれば、「戻り処理示唆演出」が実行されるように構成されているが、「戻り処理示唆演出」を実行可能とする遊技球の入賞数は適宜変更可能である。例えば、「小当たり」の当選時に抽選を行い、「戻り処理示唆演出」を実行可能とする遊技球の入賞数を「小当たり」の都度設定することとしてもよい。尚、設定される前記入賞数は、0であってもよい(つまり、抽選の結果、可変入賞装置32に対する遊技球の入賞がなくても、「戻り処理示唆演出」が実行される設定となってもよい)。
さらに、上記実施形態では、小当たり状態における可変入賞装置32への遊技球の入賞を契機として、「戻り処理示唆演出」が実行可能となるように構成されているが、「戻り処理示唆演出」の実行条件はこれに限定されるものではない。例えば、可変入賞装置32に対する遊技球の入賞の有無に関わらず、「戻り処理示唆演出」が必ず行われる〔例えば、ステップS206−14−5−5の処理(図33参照)を省略し、「戻り処理示唆コマンド」が必ず設定される〕ように構成してもよい。
また、可変入賞装置32に対する遊技球の入賞の有無に関わらず所定条件を満たすか否かの判定を行い、前記所定条件を満たしたときに、「戻り処理示唆演出」を行う(例えば、図89に示すように、ステップS206−14−5−Aの処理において所定条件を満たしたときにのみ、ステップS206−14−5−6に移行し、「戻り処理示唆コマンド」を設定する)ように構成してもよい。さらに、「小当たり」状態における可変入賞装置32への遊技球の入賞があった場合にのみ、前記所定条件のチェックを行い、当該所定条件を満たしたときに、「戻り処理示唆演出」を行うように構成してもよい。さらに、小当たり状態における可変入賞装置32への遊技球の入賞があったこと、及び、前記所定条件を満たしたことのいずれか一方を満たしたときに、「戻り処理示唆演出」を行うように構成してもよい。尚、前記所定条件としては、例えば、所定のカウンタ値(当たり乱数カウンタC1等の値)が予め設定された所定値と等しいか否か、前記カウンタ値が前記所定値よりも大又は小となっているか否か等を判定するものを挙げることができる。
さらに、遊技状態〔例えば、大当たりの連続回数や大当たり(「8R確変大当たり」又は「16R確変大当たり」)の当選から「小当たり」が当選するまでの変動回数など〕に応じて、「戻り処理示唆演出」の実行条件を変更するように構成してもよい。この場合には、「戻り処理示唆演出」の発生条件がよりランダムとなり、遊技者にとっての興趣の向上を図ることができる。
また、上記実施形態における「戻り処理示唆演出」の態様は一例であって、「戻り処理示唆演出」の態様は上記実施形態のものに限定されるものではない。「戻り処理示唆演出」として、例えば、「小当たり」から「戻り演出」までの間に、通常は動作しないタイミングで役物が動作したり、スピーカSPから所定の音が発せられたり、ランプやLED等の発光手段の動作態様が通常時と異なったりするといった演出を行ってもよい。
また、「確変演出モード」において「小当たり」に当選した場合に選択され、その他の演出モードにて「小当たり」に当選した場合に選択される変動パターンテーブルとは異なる変動パターンテーブル(特別小当たり用変動パターンテーブル)を用意しておき、「時短演出モード」に変更されてから「戻り演出」が行われるまでの間において前記特別小当たり用変動パターンテーブルを選択することによって、「戻り処理示唆演出」がなされるように構成してもよい。例えば、特別小当たり用変動パターンテーブルは、リーチ演出が発生しやすくなる、又は、1回の変動時間が長くなるなど、特別表示装置43L、43R(装飾図柄表示装置42)における単位時間あたりの変動表示実行回数がより少なくなる変動パターンテーブルであってもよい。リーチが発生しやすい等、変動態様が「2R時短大当たり」等の当選時と異なることで、遊技者に対して「戻り演出」の発生を示唆することができ、遊技者における「確変演出モード」への戻りの期待感をより高めることができる。
さらに、上記実施形態では、小当たり後の「時短演出モード」に突入した当初から「戻り処理示唆演出」が実行されるように構成されているが、「戻り演出」の実行タイミングは適宜変更可能である。例えば、小当たり後の「エンディング演出」において、通常の「エンディング演出」では表示されないキャラクターが表示されるなどの「戻り処理示唆演出」が行われるように構成してもよい。また、小当たり中演出において、通常の「小当たり中演出」では表示されないキャラクターが表示されるなどの「戻り処理示唆演出」が行われるように構成してもよい。尚、「小当たり中演出」において「戻り処理示唆演出」を行う場合には、可変入賞装置32への遊技球の入賞に基づく「戻り処理示唆コマンド」の設定は行えないため、「戻り処理示唆コマンド」は、例えば、図90に示すように、小当たり時特賞状態開始処理において「1開放目コマンド」を設定するとき(S206−13−A:YES)に、現時点の演出モードが「確変演出モード」(つまり、「遊技状態判定値xj」が「4」)であり、かつ、抽選等において所定の条件を満たした場合(S206−13−B:YES、S206−13−C:YES)に、ステップS206−13−Dにて「戻り処理示唆コマンド」が設定されるように構成してもよい。
また、例えば、主制御装置261からサブ制御装置262へと「戻り演出」の実行タイミングに関する情報(「戻り用カウンタ」の値)を送信するように構成し、サブ制御装置262が、送信された情報に基づいて、「戻り演出」の実行までの変動回数が所定回数となってから「戻り演出」が実行されるまでの間、表示部42aに所定のキャラクターを表示させるなどの「戻り処理示唆演出」を実行させるように構成してもよい。
加えて、例えば、小当たり後の「時短演出モード」の当初から、又は、「時短演出モード」になってから所定回数の変動表示が行われてから、「戻り演出」が実行されるまでの間における、所定の変動時(例えば、「戻り演出」までの変動回数が所定の回数となった時点)においてのみ所定のキャラクターが表示されるなど(例えば、ある変動時では前記キャラクターが表示されるが、その他の変動時には前記キャラクターが表示されないなど)の「戻り処理示唆演出」を実行するようにしてもよい。
さらに、例えば、図91〜図94に示すように、上記「戻り処理」が行われるか否かを抽選で決定するような、遊技者の興趣を盛り上げる演出(「戻り処理抽選演出」)を行ってもよい。「戻り処理抽選演出」において抽選に当選すると、装飾図柄表示装置42において、図83に示すように、「確変演出モード」への移行が明示的に示される「戻り演出」が実行される。尚、図91は、表示部42aにおいて、表示部42aのほぼ中心を回転軸として回転する針と、その回転方向に沿って成功領域及び失敗領域に分割された結果表示領域とが表示されるとともに、針が成功領域に停止したときに抽選に当選し、針が失敗領域に停止したときに抽選に非当選するといった「戻り処理抽選演出」を示すものである。また、図92は、抽選を行っているときの演出の例を示し、図93は図92の抽選で当選した場合の演出の例を示し、図94は図92の抽選で非当選となった場合の演出の例を示すものである。
また、「低確率モード」の「時短演出モード」中に、つまり、「確変演出モード」において「2R時短大当たり」(「2R通常大当たり」に当選した場合にも、装飾図柄表示装置42において「戻り処理抽選演出」を行うように構成してもよい。この場合、遊技者は、「戻り処理抽選演出」の有無によって「高確率モード」であるのか「低確率モード」であるのか(「戻り演出」が実行されるのか否か)の区別をつけることができず、「高確率モード」の維持を期待できるので興趣の向上を図ることができる。
尚、「戻り処理抽選演出」は、例えば、次のようにして実行することができる。すなわち、主制御装置261において「戻り処理抽選演出」を実行する場合には、まず、図95に示すように、「確変演出モード」において「2R時短大当たり」に当選した場合(ステップS206−9−11−A:YES)に、「戻り用カウンタ」が設定される(ステップS206−9−11−B)とともにで、「偽戻りフラグ」がオンに設定される(ステップS206−9−11−C)ようにする。尚、「偽戻りフラグ」は、次述する図96における戻り処理(S205−16−8)を実行するか否かを判定するとき等に用いられる状態判定情報である。さらに、図96に示すように、変動終了時設定処理のステップS205−16−7において、「戻りフラグ」又は「偽戻りフラグ」がオンであるときに、戻り処理(S205−16−8)が実行されるように構成する。加えて、図97に示すように、戻り処理において「戻り用カウンタ」が「0」となったときに、ステップS205−16−8−B又はステップS205−16−8−Dにて「戻り処理抽選演出」を実行するためのコマンド(「戻り処理抽選演出コマンド」)を設定する。より詳しくは、「戻り処理抽選演出コマンド」には、抽選結果に関する情報が含まれ、「戻りフラグ」がオンである場合(S205−16−8−A:YES)には、抽選結果を当選とする情報が含まれた「戻り処理抽選演出コマンド」(成功コマンド)が設定される(S205−16−8−B)。一方で、「偽戻りフラグ」がオンである場合(S205−16−8−A:NO、S205−16−8−C:YES)には、抽選結果を非当選とする情報が含まれた「戻り処理抽選演出コマンド」(失敗コマンド)が設定される(S205−16−8−D)。さらに、「戻りフラグ」がオンである場合(S205−16−8−A:YES)には、「戻り処理抽選演出コマンド」の設定とともに、「戻り演出コマンド」の設定や「遊技状態判定値Xj」を「4」とする(演出モードを「確変演出モード」とする処理(S205−16−8−3〜6)が実行される一方で、「偽戻りフラグ」がオンである場合(S205−16−8−C:YES)には、これらの処理が行われず、「偽戻りフラグ」のオフ処理(S205−16−8−E)のみを行うように構成する。このように構成することで、「確変演出モード」にて「小当たり」又は「2R時短大当たり」(「2R通常大当たり」)が生じた場合に、「戻り処理抽選演出」を実行させることができる。
また、サブ制御装置262において主たる処理を行うことにより、「戻り処理抽選演出」を実行することとしてもよい。具体的には、主制御装置261からサブ制御装置262へと「戻りフラグ」及び「偽戻りフラグ」のオン・オフに関する情報、及び、「戻りカウンタ」の値に関する情報が入力されるように構成しておく。その上で、「戻りフラグ」又は「偽戻りフラグ」がオンであるときにおいて、入力された「戻り用カウンタ」の値が「0」となった際に、「戻り処理抽選演出コマンド」を設定するとともに、設定したコマンドを表示制御装置45へと出力し、表示部42aにおいて「戻り処理抽選演出」を実行させる。尚、「戻り処理抽選演出コマンド」を設定するにあたって、サブ制御装置262は、「戻りフラグ」がオンであるときには、抽選結果を当選とする情報が含まれた「戻り処理抽選演出コマンド」を設定し、このコマンドを受信した表示制御装置45は、抽選に当選したことを示す表示を行う。一方で、「偽戻りフラグ」がオンであるとき、サブ制御装置262は、抽選結果を非当選とする情報が含まれた「戻り処理抽選演出コマンド」を設定し、このコマンドを受信した表示制御装置45は、抽選に非当選となったことを示す表示を行うこととなる。尚、サブ制御装置262が「戻り処理抽選演出」の主たる処理を行うことで、主制御装置261の処理負担を軽減することができる。
さらに、「戻り処理抽選演出」が複数回行われるように構成してもよい。この場合には、遊技者にとっての興趣の向上を一層図ることができる。尚、「戻りフラグ」がオンの状態において、「戻り処理抽選演出」を複数回行うにあたっては、「戻り演出」の直前における最後の「戻り処理抽選演出」において抽選結果が当選となる一方で、その前の「戻り処理抽選演出」において当選結果が非当選となるように構成される。また、「偽戻りフラグ」がオンの場合には、「戻り処理抽選演出」において当選結果が必ず非当選となるように構成される。
また、例えば、図98及び図99に示すように、抽選演出中に演出ボタンの押下が可能である旨を示すボタン表示BOを表示部42aにて表示するとともに、遊技者による演出ボタン125の操作によって抽選結果が表示されるように構成することにより、抽選に遊技者が参加できるような演出を行ってもよい。
具体的には、「戻り処理抽選演出」を実行する際(「戻りフラグ」又は「偽戻りフラグ」がオンであり、かつ、「戻り用カウンタ」の値が「0」となった際)に、サブ制御装置262は、演出ボタン125に対する操作(入力)を受付可能とするか否かを判別するための「ボタンフラグ」をオンにするとともに、演出ボタン125に対する入力の受付開始タイミングを計る受付開始タイマ、及び、演出ボタン125に対する入力の受付停止タイミングを計る受付停止タイマを設定するように構成する。また、サブ制御装置262の通常処理(ステップS704〜S708)に、他の処理と同様に周期的に行われる演出ボタン処理を設けておく。ここで、演出ボタン処理について図100を参照して説明する。尚、「戻り処理抽選演出」が複数回行われる場合、図100の処理は、最後の「戻り処理抽選演出」に対応する。
まず、ステップS771において、「ボタンフラグ」がオンであるか否かを判定する。ステップS771にて否定判定された場合には、本処理を終了する。一方で、ステップS771にて肯定判定された場合には、ステップS772に移行し、「受付開始タイマ」の値が0であるか否か、つまり演出ボタン125に対する入力(操作)が受付可能なタイミングとなっているか否かが判定される。
ステップS772で否定判定された場合、つまり演出ボタン125に対する入力の受付タイミングに未だ至っていない場合には、ステップS773に移行し、「受付開始タイマ」の値を1減算する。一方で、ステップS772で肯定判定された場合、つまり演出ボタン125に対する入力の受付開始タイミングとなっている場合には、ステップS774に移行する。
ステップS774では、「ボタン表示フラグ」のオン・オフを判定する。「ボタン表示フラグ」は、次述する「ボタン表示コマンド」が設定されているか否かを判定する状態判定情報である。ステップS774で肯定判定された場合、すなわち、「ボタン表示コマンド」が既に設定されている場合には、ステップS777に移行する。一方で、ステップS774で否定判定された場合、すなわち、「ボタン表示コマンド」が設定されていない場合には、ステップS775に移行し、「ボタン表示コマンド」を設定する。「ボタン表示コマンド」は、演出ボタン125が押下可能であることを遊技者に示すための前記ボタン表示BOを表示部42aにおいて表示させるために表示制御装置45へと出力されるコマンドである。この「ボタン表示コマンド」が外部出力処理(S710)において表示制御装置45に出力されると、表示制御装置45は、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて前記ボタン表示BOを表示させる。この表示により、遊技者は演出ボタン125の操作が可能であることを把握できる。
次いで、ステップS776において「ボタン表示フラグ」をオンとする。続く、ステップS777では、演出ボタン125に対する操作(入力)があったか否かを判定する。ステップS777で肯定判定された場合には、ステップS780に移行する。一方で、ステップS777で否定判定された場合には、ステップS778に移行し、「受付停止タイマ」の値を1減算するとともに、ステップS779において「受付停止タイマ」の値が0であるか否か、つまり演出ボタン125に対する入力の受付時間が経過したか否かを判定する。
ステップS779にて否定判定された場合には、そのまま本処理を終了する。これに対して、ステップS779で肯定判定された場合には、演出ボタン125に対する操作があった場合(S777:YES)と同様に、ステップS780に移行し、「戻りフラグ」がオンであるか否かを判定する。ステップS780にて肯定判定された場合には、ステップS781に移行し、抽選結果を当選とする情報が含まれた「戻り処理抽選演出コマンド」(「成功コマンド」)を設定する。この「成功コマンド」が外部出力処理で表示制御装置45へと出力されることにより、表示制御装置45は、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて抽選に当選した旨の表示(例えば、図93)を実行させる。
一方で、ステップS780にて否定判定された場合には、ステップS782に移行し、抽選結果を非当選とする情報が含まれた「戻り処理抽選演出コマンド」(「失敗コマンド」)を設定する。この「失敗コマンド」が外部出力処理で表示制御装置45へと出力されることにより、表示制御装置45は、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて抽選に非当選となった旨の表示(例えば、図94)を実行させる。
ステップS781又はステップS782の処理に続いて、ステップS783において、「ボタン表示フラグ」をオフとするとともに、ステップS784において「ボタンフラグ」をオフとして本処理を終了する。
尚、上記では、抽選結果に関する情報が、演出ボタン125への入力時や入力受付時間の経過時に表示制御装置45へと出力されるように構成されているが、「戻り処理抽選演出」を開始するタイミングなど、演出ボタン125への入力前や入力受付時間の経過前に、「戻りフラグ」のオン・オフ状況に基づき、抽選結果に関する情報を予め表示制御装置45へと出力しておくこととしてもよい。そして、演出ボタン125への入力や入力受付時間の経過時に、サブ制御装置262から表示制御装置45へと所定のコマンドを送信することで、表示制御装置45が、予め送信された抽選結果に対応する表示を装飾図柄表示装置42の表示部42aにて行うように構成してもよい。
また、上記「戻り処理示唆演出」が行われるか否かを抽選で決定するような、遊技者の興趣を盛り上げる演出(「示唆抽選演出」)を行ってもよい。「示唆抽選演出」において抽選に当選すると、装飾図柄表示装置42において、例えば、変動時等において所定のキャラクターが表示される「戻り処理示唆演出」(例えば、図84)が行われ、遊技者に対して「戻り演出」を後に実行することが示される。
尚、「示唆抽選演出」は、例えば、「戻り演出コマンド」を受信したサブ制御装置262が、「戻り演出」の実行前において、前記「示唆抽選演出」を装飾図柄表示装置42の表示部42aにて実行させるためのコマンドを表示制御装置45へと出力することにより実現することができる。また、「示唆抽選演出」では、上記「戻り処理抽選演出」と同様の演出が行われるように構成してもよい。
さらに、このような「示唆抽選演出」を、「小当たり」当選後の「時短演出モード」中であって、「戻り演出」(戻り処理)が発生するときから所定の変動回数だけ前の段階で行ってもよい。例えば、このような構成を実現するにあたっては、図101に示すように、まず、ステップS206−14−5の小当たり終了設定処理において、「戻り用カウンタ」の初期値の設定処理(ステップS206−14−5−4)の後であって、遊技状態通知コマンドの設定処理(ステップS206−14−5−9)の前に、ステップS206−14−5−Bにおいて、「示唆抽選用数値MC」の設定処理を行う。尚、「示唆抽選用数値MC」は、「示唆抽選演出」の実行タイミングを規定する数値である。
また、ステップS206−14−5−4において設定される「戻り用カウンタ」の初期値は、例えば、大当たり種別決定カウンタバッファに記憶された数値(大当たり種別決定カウンタC2の値)に2以上の数値を加算した数値などとされ、「戻り演出」の前にある程度の変動表示が行われるように構成される。これは、「戻り処理示唆演出」を実行可能な時期を確保するためである。尚、「戻り用カウンタ」の初期値として予め規定された値が設定されるように構成し、「示唆抽選用数値MC」に、「戻り用カウンタ」の初期値から所定値を減算した値が設定されるように構成してもよい。
さらに、図102に示すように、ステップS205−16−8の戻り処理では、「戻り用カウンタ」の減算処理(ステップS205−16−8−1)に続き、ステップS205−16−8−Fにおいて、「戻り用カウンタ」の値が「示唆抽選用数値MC」と等しいか否かが判定される。すなわち、「示唆抽選演出」の実行時期となったか否かが判定される。ここで、「戻り用カウンタ」の値が「示唆抽選用数値MC」と等しい場合(S205−16−8−F:YES)には、ステップS205−16−8−Gに移行し、「示唆抽選演出コマンド」を設定する。設定された「示唆抽選演出コマンド」は、次回の外部出力処理において、サブ制御装置262へと出力され、「示唆抽選演出コマンド」を受信したサブ制御装置262は、表示制御装置45を制御することで、「戻り演出」の前段階に、装飾図柄表示装置42において「示唆抽選演出」を実行させる。本態様では、「示唆抽選演出」の結果として、抽選に当選し、「戻り処理示唆演出」ひいては「戻り演出」(戻り処理)が実行されることを示すもの、又は、抽選に非当選であり、「戻り処理示唆演出」が行われず、ひいては「戻り演出」(戻り処理)が行われないかのような結果を示すもののいずれかが表示されることとなる。
尚、「示唆抽選演出」の抽選結果として当選及び非当選のいずれかを表示するかは、主制御装置261において決定してもよいし、サブ制御装置262において決定してもよい。
主制御装置261における「示唆抽選演出」の抽選結果の決定は、例えば、次の手法により実現することができる。すなわち、主制御装置261に、装飾図柄表示装置42において抽選結果に当選となる演出を実行させるための「示唆抽選演出コマンド」(成功コマンド)、及び、装飾図柄表示装置42において抽選結果に非当選となる演出を実行させるための「示唆抽選演出コマンド」(失敗コマンド)の少なくとも2種類を予め記憶させておく。そして、前記成功コマンド及び前記失敗コマンドのうちの一方を「示唆抽選演出コマンド」として設定することで、主制御装置261における抽選結果の決定が実現可能である。尚、成功コマンド及び失敗コマンドのどちらを設定するかは、「戻りフラグ」のオン・オフ状況により決定される。成功コマンドは「戻りフラグ」がオンであるときにのみ設定可能であり、「戻りフラグ」がオフであるときには失敗コマンドのみが設定される。但し、「戻りフラグ」がオンであるときに必ず成功コマンドを設定する必要はなく、失敗コマンドを設定され得る構成であってもよい。尚、成功コマンドを出力する場合には、主制御装置261からサブ制御装置262へと「戻り処理示唆コマンド」も出力され、抽選結果に当選したことが表示された後に、「戻り処理示唆演出」が実行されることとなる。一方で、「示唆抽選演出コマンド」として失敗コマンドを出力する場合には、抽選結果に非当選である旨の表示が実行され、「戻り処理示唆演出」は実行されない。尚、失敗コマンドが出力されても、「戻りフラグ」がオンである限り、「戻り演出」は実行される。
また、サブ制御装置262における「示唆抽選演出」の抽選結果の決定は、例えば、次の手法により実現することができる。すなわち、サブ制御装置262に、抽選結果が当選となる演出を装飾図柄表示装置42にて実行させるために表示制御装置45へと出力される「示唆抽選演出コマンド」(成功コマンド)と、抽選結果が非当選となる演出を装飾図柄表示装置42にて実行させるために表示制御装置45へと出力される「示唆抽選演出コマンド」(失敗コマンド)との少なくとも2種類のコマンドを予め記憶させておく。また、主制御装置261から「戻りフラグ」のオン・オフに関する情報が入力されるように構成しておく。そして、主制御装置261から「示唆抽選演出」の実行タイミングである旨の情報が入力されたときに、サブ制御装置262は、前記成功コマンド又は前記失敗コマンドを選択可能に構成する。これにより、サブ制御装置262における「示唆抽選演出」の抽選結果の決定を実現することができる。尚、「戻りフラグ」がオンであるときにのみ成功コマンドが選択可能とされ、「戻りフラグ」がオフであるときには必ず失敗コマンドが選択されるように構成される。また、成功コマンドが選択された場合には、成功コマンドとともに「戻り処理示唆コマンド」がサブ制御装置262から表示制御装置45へと出力され、装飾図柄表示装置42において抽選に当選した旨の表示に続いて「戻り処理示唆演出」が実行される。一方で、失敗コマンドが選択された場合には、装飾図柄表示装置42において抽選に非当選となった旨の表示が行われる。
また、「示唆抽選演出」においても、遊技者による演出ボタン125の操作を絡めることとしてもよい。
さらに、「戻り用カウンタ」の初期値、及び、「戻りフラグ」のオン・オフに関する情報をサブ制御装置262へと出力するとともに、サブ制御装置262において、「戻りフラグ」がオンであるときに、「戻り用カウンタ」の初期値に基づき「示唆抽選用数値MC」を決定するとともに、ステップS205−16−8−F,Gに対応する「示唆抽選演出コマンド」の設定処理を行うように構成してもよい。つまり、主制御装置261ではなく、サブ制御装置262において「示唆抽選演出」に係る処理の大半を行うように構成してもよい。
さらに、ステップS206−14−5−Bにおいて、「示唆抽選用数値MC」に複数の値を設定することとしてもよい(尚、「示唆抽選用数値MC」に複数の値を設定する場合、「戻り用カウンタ」の初期値は、設定される「示唆抽選用数値MC」の個数よりも大きな値とされる)。この場合には、「示唆抽選演出」が複数回行われることとなり、遊技者にとっての興趣の向上を図ることができる。
尚、「戻りフラグ」がオンの状態において、「示唆抽選演出」を複数回行うにあたっては、「戻り演出」の直前における最後の「示唆抽選演出」において抽選結果が当選となる一方で、その前の「示唆抽選演出」において当選結果が非当選となるように構成してもよい。これは、例えば、主制御装置261にて「示唆抽選演出」の主たる処理を行う構成では、ステップS205−16−8−Fにおいて、「戻り用カウンタ」の値が「示唆抽選用数値MC」のうち最も小さい数と等しくなったときのみに、ステップS205−16−8−Gにおいて、抽選結果が当選となる「示唆抽選演出コマンド」を設定するように構成することで実現可能である。
尚、「示唆抽選演出」において抽選結果が当選となった場合には、主制御装置261やサブ制御装置262において「示唆抽選用数値MC」が「戻り用カウンタ」の初期値を上回る数値に設定される。これにより、例えば、「示唆抽選演出」において当選結果が得られた後、「戻り演出」の実行前における再度の「示唆抽選演出」が中止されることとなる。
さらに、例えば、図103に示すように、「戻り処理示唆演出」として、遊技者の興趣を盛り上げるべく、「戻り演出」が行われるまでの残りの変動回数を表示するような演出(「戻り処理残り回数表示演出」)を行うこととしてもよい。尚、図103では、「あと」と「日」との間の数字「戻り演出」が実行されるまでの残りの変動回数を意味し、例えば、「あと50日」であれば、「戻り演出」が実行されるまでの残りの変動回数が50回であることが意味され、「あと5日」であれば、残りの変動回数が5回であることが意味されている。「戻り処理残り回数表示演出」は、例えば、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、所定回数の変動表示が行われる毎に(例えば、5回の変動表示が行われる毎に)前記残りの変動回数を表示するものであってもよいし、前記残りの変動回数が変動停止ごとに1つずつ減少していくように表示するものであってもよい。
尚、「戻り処理残り回数表示演出」は、例えば、次のようにして実現することができる。すなわち、ステップS205−7の変動表示設定において、ステップS205−7−1の処理前に、「戻り用カウンタ」の値が「残り回数表示用数値」と等しいか否かを判定する。そして、「戻り用カウンタ」の値が「残り回数表示用数値」と等しい場合には、「戻り処理残り回数表示コマンド」を設定する。尚、「戻り処理残り回数表示コマンド」には、当該コマンドが設定されたときの「戻り用カウンタ」の値が含まれる。また、「残り回数表示用数値」は、「戻り処理残り回数表示演出」の実行時期を規定するための数値であり、例えば、戻り処理におけるステップS206−14−5−3〜S206−14−5−9の間の処理において、所定の数値が設定される。加えて、「戻り処理残り回数表示演出」を実行するにあたっては、当該演出の実行時期を確保すべく、「戻り用カウンタ」の初期値に比較的大きな値を設定することが好ましい。
そして、設定された「戻り処理残り回数表示コマンド」が外部出力処理においてサブ制御装置262へと出力され、当該コマンドを受信したサブ制御装置262が、表示制御装置45において「戻り処理残り回数表示演出」を実行させるためのコマンドを設定するとともに、設定したコマンドを表示制御装置45へと出力する。尚、設定されたコマンドには、「戻り処理残り回数表示コマンド」に含まれる「戻り用カウンタ」の値に対応する情報が含まれる。これにより、装飾図柄表示装置42の表示部42aにおいて、「戻り用カウンタ」の値、つまり、「戻り演出」が行われるまでの残りの変動回数を表示する演出(「戻り処理残り回数表示演出」)を実行することができる。例えば、「残り回数表示用数値」として、5及び10が設定されている場合には、「戻り演出」が行われる10前の変動表示において、前記残りの変動回数として「10」を表示し、「戻り演出」が行われる5つ前の変動表示において、前記残りの変動回数として「5」を表示する「戻り処理残り回数表示演出」を実行させることができる。また、例えば、「残り回数表示用演出」として、1,2,3が設定されている場合には、「戻り演出」が行われる3つ前、2つ前、1つ前の変動表示において前記残りの変動回数として「3」,「2」,「1」を表示する「戻り処理残り回数表示演出」を実行させることができる。
また、「戻り処理残り回数表示演出」を実行するにあたって、主としてサブ制御装置262が処理を行うように構成してもよい。例えば、主制御装置261からサブ制御装置262へと「戻りフラグ」のオン・オフに関する情報、及び、「戻り用カウンタ」の初期値を出力しておく。そして、サブ制御装置262は、「戻りフラグ」がオンであるときに、「戻り用カウンタ」の初期値に基づいて「残り回数表示用数値」を設定する。さらに、「変動パターンコマンド」が入力される毎に、「戻り用カウンタ」の初期値から1を減算していき、減算して得られた数値と「残り回数表示用数値」とが等しいときに、「戻り処理残り回数表示演出」を実行させるためのコマンドを設定するとともに、設定したコマンドを表示制御装置45へと出力する。これにより、サブ制御装置262が主たる処理を行いつつ、装飾図柄表示装置42において「戻り処理残り回数表示演出」を実行させることができる。
尚、上述した各種「戻り処理示唆演出」は適宜組み合わせてもよい。
また、「戻り処理残り回数表示演出」は、装飾図柄表示装置42において実行するものに限られず、装飾図柄表示装置42の周囲に設けられたLED等からなる複数の発光手段やスピーカSP等によって実行してもよい。発光手段を用いる場合には、例えば、「戻り演出」が実行されるまでの残りの変動回数が予め設定された所定回数となったときに前記複数の発光手段を点灯させ、変動が停止する毎に前記発光手段を所定数ずつ(例えば、1つずつ)消灯させ、「戻り演出」の直前において、前記発光手段が全て消灯するように構成してもよい。また、「戻り演出」が実行されるまでの残りの変動回数が予め設定された所定回数となったときに前記複数の発光手段を消灯させ、変動が停止する毎に前記発光手段を所定数ずつ(例えば、1つずつ)点灯させ、「戻り演出」の直前において、前記発光手段が全て点灯するように構成してもよい。さらに、スピーカSPを用いる場合には、例えば、「戻り演出」が実行されるまでの残りの変動回数が予め設定された所定回数となったときから「戻り演出」の直前までの間において、変動開始時又は変動停止時に、スピーカSPから「戻り演出」が実行されるまでの残りの変動回数を示す音声等が発せられるように構成してもよい。尚、「戻り処理残り回数表示演出」として例示した上記各種演出は、適宜組合わせてもよい。
また、「戻り処理抽選演出」は、上述した演出に限定されるものではなく、例えば、装飾図柄表示領域42と装飾図柄表示領域42の周囲において環状に設けられたLED等の発光手段とを協働させることで実行することとしてもよい。例えば、図104に示すように、装飾図柄表示領域42において、抽選結果に対応する項目(例えば、成功、失敗等)を環状に並んだ状態で表示する。そして、装飾図柄表示領域42の周囲に設けられた前記発光手段の点灯・消灯タイミングを調節することで、装飾図柄表示領域42の周囲を光が移動しているかのような演出を行う。次いで、前記光の移動を最終的に停止させ、停止させた光の位置によって、前記抽選結果が判明する(例えば、装飾図柄表示領域42の中心と停止した光とを結ぶ仮想線上に位置する前記項目が抽選結果を示す)ように構成してもよい。この場合には、遊技領域の広範囲を用いた演出が行われることとなり、遊技者にとっての興趣の向上を図ることができる。尚、装飾図柄表示領域42及び前記発光手段を用いての「戻り処理抽選演出」と、上述した装飾図柄表示領域42を用いての「戻り処理抽選演出」(図89参照)との双方を実行可能に構成してもよい。また、この場合には、抽選モードによって、前者の「戻り処理抽選演出」と後者の「戻り処理抽選演出」との実行確率が異なるように構成してもよい。例えば、抽選モードが「高確率モード」であるとき(「戻り演出」が実行されるとき)には、「低確率モード」であるときよりも前者の「戻り処理抽選演出」が実行されやすいように構成してもよい。この場合には、前者の「戻り処理抽選演出」(つまり、より広い領域を用いた「戻り処理抽選演出」)がなされることで、遊技者に対して、「戻り演出」が行われるのではないかという期待感をより強く抱かせることができ、遊技者にとっての興趣をより向上させることができる。
(p)上記実施形態では、「確変演出モード」において「小当たり」が発生し、戻り演出を実行する場合に、「サポート回数カウンタ」の値の再設定などは行われず、サブ制御装置262により、「高サポートモード」が付与される残りの変動回数に対応するかのようなダミー情報が装飾図柄表示装置42にて表示されるように構成されている。これに対して、「確変演出モード」において「小当たり」が発生し、「戻り演出」を実行する場合に、例えば、図105に示すように、小当たり終了設定処理のステップS206−14−5−Cにおいて、「サポート回数カウンタ」を「2R時短大当たり」が発生した際に設定される値と同一の値(本例では、100回)に設定しつつ、図106に示すように、戻り演出が実行される段階にて(ステップS205−16−8−Hにて)、「サポート回数カウンタ」のカウンタ値に、「16R確変大当たり」や「8R確変大当たり」が発生した際に設定される値と同一の値(例えば、変動表示99999回分に相当する「99999」)を再設定することとしてもよい。この場合には、サブ制御装置262へと「サポート回数カウンタ」を送信することで、「サポート回数カウンタ」の値を用いて、「高サポートモード」が付与される残りの変動回数を装飾図柄表示装置42にて表示させることができる。従って、「2R時短大当たり」の発生時に表示される「高サポートモード」が付与される残り変動回数を示す情報と、「小当たり」の発生時に表示される「高サポートモード」が付与される残りの変動回数に対応する情報(ダミー情報)とを、共通の「サポート回数カウンタ」から取得することができる。これにより、サブ制御装置262において前記ダミー情報を得るための処理等が不要となり、処理負担やデータ容量の低減を図ることができる。尚、「サポート回数カウンタ」の再設定を行う場合には、「戻り用カウンタ」の値、つまり、「小当たり」が発生してから「戻り演出」が行われるまでの変動回数を、「2R時短大当たり」が発生した際に設定される「サポート回数カウンタ」の値(100回)よりも少なくすることが好ましい。このように構成することで、「戻り演出」の前における「低サポートモード」への変更を防止することができ、「小当たり」の発生後に伴い付与されている遊技価値(「高確率モード」及び「次回まで・高サポートモード」)に変動が生じてしまうことを防止できる。
(q)上記実施形態では、「確変演出モード」や「時短演出モード」等において、装飾図柄表示装置42において表示されるステージは、それぞれ一種とされているが、各演出モード毎に複数のステージを用意しておき、各演出モードにおいて複数のステージのうちの1つが選択・表示されるように構成してもよい。尚、ステージの選択は、主制御装置261が行うこととしてもよいし、サブ制御装置262が行うこととしてもよい。
(r)上記実施形態において、主制御装置261からサブ制御装置262に出力される「変動パターンコマンド」には、例えば、図48に示すように、変動表示の際の演出態様に関する情報(ノーマルリーチやスーパーリーチ等)が含まれているが、「変動パターンコマンド」に、変動種別(例えば、当たり又は外れの情報)及び変動時間に関する情報のみが含まれるように構成し、サブ制御装置262が、入力された「変動パターンコマンド」に基づいて、変動表示の際の演出態様を決定することとしてもよい。これは、例えば、各「変動パターンコマンド」に対応する、演出態様について記憶されたテーブルをサブ制御装置262に予め用意しておき、サブ制御装置262へと「変動パターンコマンド」が入力されたときに、サブ制御装置262が、前記テーブルの中から、入力された「変動パターンコマンド」に対応するテーブルを選択するとともに、選択されたテーブルの中から演出態様を選択・決定するように構成することで実現可能である。
(s)上記実施形態において、主制御装置261によって実行される各種処理を、サブ制御装置262によって実行されるように構成してもよい。例えば、上記実施形態では、主制御装置261によって「遊技状態判定値Xj」や「戻り演出コマンド」等が設定されるように構成されているが、サブ制御装置262によって「遊技状態判定値Xj」や「戻り演出コマンド」等の設定が行われるように構成してもよい。
以下、特許請求の範囲の請求項に記載されないものであって、上記実施形態から把握できる技術的思想について、その効果とともに記載する。
手段1.遊技球を発射する発射手段と、
発射された遊技球が案内される遊技領域と、
前記遊技領域内に配置された始動入球手段と、
前記始動入球手段への遊技球の入球に起因して、第1の当選確率で第1当否抽選を行う第1抽選手段と、
前記始動入球手段への遊技球の入球に起因して、第2の当選確率で第2当否抽選を行う第2抽選手段と、
前記第1当否抽選により当選結果が得られた場合に、遊技者に有利な第1特別遊技状態を発生させる第1特別遊技状態発生手段と、
前記第1特別遊技状態の終了後の抽選モードを、少なくとも通常モードと、前記第1の当選確率を前記通常モード中の前記第1の当選確率よりも高くした特定モードとに切換設定可能なモード切換手段と、
前記第1当否抽選により当選結果が得られた場合に、当該当選結果に係る前記第1特別遊技状態の終了後の抽選モードの種別を決定するモード決定手段と、
前記第2当否抽選により当選結果が得られた場合に、前記第1特別遊技状態よりも有利ではない第2特別遊技状態を発生させる第2特別遊技状態発生手段と、
所定の表示手段における演出モードを種々のモードに設定可能な演出モード設定手段と、
前記演出モード設定手段により設定された演出モードに基づいて、前記表示手段における演出を制御する演出制御手段と、
を備え、
前記第2当否抽選により当選結果が得られた場合、当該当選結果が得られたときにおける前記第1の当選確率がそのまま維持される遊技機であって、
前記演出モード設定手段は、
前記抽選モードが前記特定モードに設定されているときにおいて、前記第2当否抽選により当選結果が得られた場合に設定する演出モードと、
前記抽選モードが前記特定モードに設定されているときにおいて、前記第1当否抽選により当選結果が得られ、前記モード切換手段により前記第1特別遊技状態の終了後の抽選モードが通常モードに切換設定される場合に設定する演出モードと、
を同一のものに設定可能であることを特徴とする遊技機。
尚、「第1特別遊技状態」が複数存在する場合、「第2特別遊技状態」は、遊技者にとって最も有利な第1特別遊技状態よりも有利ではないものである。例えば、上記実施形態では、「第1特別遊技状態」に相当する大当たり状態として「16R確変大当たり」、「8R確変大当たり」、「2R確変大当たり」、「2R時短大当たり」及び「「2R通常大当たり」が存在しているが、「第2特別遊技状態」(上記実施形態における小当たり状態)は、前記各大当たり状態のうち遊技者にとって最も有利な大当たり状態である「16R確変大当たり」よりも有利ではないものであればよい。
また、「同一」とあるのは、抽選モードが特定モードに設定されているときにおいて、第2当否抽選により当選結果が得られた場合に設定する演出モードと、抽選モードが特定モードに設定されているときにおいて、第1当否抽選により当選結果が得られ、モード切換手段により第1特別遊技状態の終了後の抽選モードが通常モードに切換設定される場合に設定する演出モードとが厳密に同一である場合のみならず、両演出モードに若干の違いがあるものの、遊技者がその違いを特に意識しなければ認識できない程度に、両演出モードが似通っていたり、紛らわしかったりする場合も含む。
近年では、第1特別遊技状態(いわゆる大当たり)とは別に、第2特別遊技状態(いわゆる小当たり)を発生させる遊技機が存在する。小当たりは、例えば、遊技者の有する遊技球(持ち球)を多少増加させる等の目的で設けられ、小当たりが発生すると、大当たり状態よりも有利ではないものの、遊技者に若干有利な状態が発生する。尚、小当たり状態後には、それまでの大当たり当選確率が維持される。
ところで、特定モード(いわゆる高確率モード)において小当たり状態が発生することがある。このような小当たり状態の発生は、高確率モードであり、小当たり状態よりも有利な大当たり状態の発生がより期待できる状態にある遊技者にとっては、あまり意味のないものとなり得る。また、このような小当たり状態の発生により、遊技者にとっての興趣が低下してしまうおそれがある。
この点、上記手段1によれば、抽選モードが特定モードに設定されているときにおいて、第2当否抽選により当選結果が得られた場合と、第1当否抽選により当選結果が得られ、抽選モードが通常モードに切換えられる場合とにおいて、その後の演出モードが同一のものに設定され得る。ここで、特定モードでは第1の当選確率が高くなることから、特定モードにおける遊技者は、通常、次の当たりへの大きな期待感等を有しながら遊技を行う。その一方で、特定モードにおける第1当否抽選での当選は、抽選モードの特定モードから当選確率の低い通常モードへの切換えを招くことがあり、通常モードへの切換えに伴う演出モードの切換えは、通常、遊技者の有していた期待感等を突然に消失させ、「特定モードが終了してしまった」という大きな失望感を遊技者に与えることとなる。この点に鑑み、上記手段1では、特定モードにおいて第2当否抽選に当選し、抽選モードが特定モードのまま維持される場合であっても、特定モードにおいて第1当否抽選に当選し、抽選モードが通常モードに切換設定される場合であっても、演出モードが同一のものとなるように構成されている。つまり、特定モードにおいて当否抽選に当選し、演出モードが切換設定されたとしても、特定モードが維持されていることがあるように構成されている。そして、遊技者にとっては、当たり後に同一の演出モードになるため、第2当否抽選に当選し、抽選モードが特定モードのまま維持されているのか、第1当否抽選に当選し、抽選モードが通常モードに切換られたのかの判別がつきにくくなる。そのため、遊技者にとっては、通常モードに移行したという失望感が比較的少なくなり、特定モードが未だに維持されているのではないか、という期待感を十分に持って遊技を行うことができる。結果として、遊技者にとっての興趣の向上を図ることができる。
尚、始動入球手段には、例えばスルーゲートのように、遊技球が通過可能な入球手段(自身へ入球した遊技球が所定の検出手段により検出された後、再び遊技領域内に戻るように構成された入球手段)も含まれる。
手段2.少なくとも前記両当否抽選の一方により当選結果が得られた場合には、前記第1特別遊技状態又は前記第2特別遊技状態の終了後における前記表示手段の演出モードを示すエンディング演出が行われ、
前記抽選モードが前記特定モードに設定されているときにおいて、前記第1当否抽選により当選結果が得られ、前記モード切換手段により前記第1特別遊技状態の終了後の抽選モードが前記通常モードに切換設定される場合に前記表示手段にて行われる前記エンディング演出と、
前記抽選モードが前記特定モードに設定されているときにおいて、前記第2当否抽選により当選結果が得られた場合に前記表示手段にて行われる前記エンディング演出と
が同一のものに設定可能であることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
上記手段2によれば、特定モードにおいて、第2当否抽選により当選結果が得られた場合と、第1当否抽選により当選結果が得られ、抽選モードが通常モードに切換えられる場合とにおいて、エンディング演出が同一のものに設定され得る。従って、遊技者は、特定モードが維持されているのか、通常モードへと移行したのかの判別が一層つきにくくなる。その結果、遊技者にとっての興趣の向上を一層図ることができる。
また、特定モードにおいて第2当否抽選により当選結果が得られた場合に行われるエンディング演出を個別に用意するのが一般的であるが、演出作成に手間がかかる。一方で、このエンディング演出によってもたらされる遊技性の向上度合はさほど高くはない。従って、遊技性の向上度合を考慮すると、前記エンディング演出の作成に労力を費やすことは好ましくない。
この点、上記手段2によれば、特定モードにおいて第2当否抽選により当選結果が得られた場合に行われるエンディング演出を個別に用意する必要がなく、遊技性の向上にさほど寄与しない演出の作成を避けることができる。これにより、遊技性の低下を招くことなく、演出作成に要する手間を低減させることができる。また、遊技機側においては、データ容量や処理負担の低減を図ることができる。
尚、上記手段2による作用効果は、特定モードにおいて第2当否抽選により当選結果が得られにくい構成において、より効果的である。
手段3.少なくとも前記両当否抽選の一方により当選結果が得られた場合、前記第1特別遊技状態又は前記第2特別遊技状態の間、前記表示手段で演出が行われ、
前記抽選モードが前記特定モードに設定されているときにおいて、前記第1当否抽選により当選結果が得られ、前記第1特別遊技状態が発生している間、前記表示手段で実行される演出と、
前記抽選モードが前記特定モードに設定されているときにおいて、前記第2当否抽選により当選結果が得られ、前記第2特別遊技状態が発生している間、前記表示手段で実行される演出と
が同一のものに設定可能であることを特徴とする手段1又は2に記載の遊技機。
尚、上記手段3における「演出」は、上記手段2における「エンディング演出」を含むものであり、上記実施形態における「オープニング演出」、「大当たり中演出」(「小当たり中演出」)及び「エンディング演出」に対応する。
上記手段3によれば、特定モードにおいて第1当否抽選により当選結果が得られ、第1特別遊技状態となっている間に表示手段にて実行される演出と、特定モードにおいて第2当否抽選により当選結果が得られ、第2特別遊技状態となっている間に表示手段にて実行される演出とが同一のものに設定され得る。従って、遊技者は、特定モードが維持されているのか、通常モードへと移行したのかの判別がより一層つきにくくなり、遊技者にとっての興趣の向上をより一層図ることができる。
さらに、上記手段3によれば、特定モードにおいて第2当否抽選により当選結果が得られた場合に行われる演出を個別に用意する必要がなく、演出作成に要する手間をより低減させることができる。また、遊技機側においては、データ容量や処理負担の低減をより図ることができる。
手段4.前記抽選モードが前記特定モードに設定されているときにおいて、前記第2当否抽選により当選結果が得られ、前記表示手段における演出モードが前記同一のものとされてから、前記第1抽選手段による抽選回数(つまり、変動回数)が規定の回数以上となったときに、遊技者に対して、前記抽選モードが前記特定モードに設定されていることを示す情報を発する情報発信手段を備えることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の遊技機。
尚、「前記表示手段における演出モードが前記同一のものとされ」とあるのは、より詳しくは、表示手段における演出モードが、抽選モードが特定モードに設定されているときに第1当否抽選により当選結果が得られ、モード切換手段により第1特別遊技状態の終了後の抽選モードが通常モードに切換設定される場合に設定される演出モードと同一のものにされることをいう。また、規定の回数には、0回が含まれる。
上記手段4によれば、特定モードが維持されているのか、通常モードへと移行したのかの判別がつきにくい状態において、情報発信手段により、抽選モードが特定モードに設定されていることが示される。ここで、上記手段1によれば、特定モードにおいて演出モードが切換設定された場合であっても、特定モードが維持されていることがあり、特定モードにおいて演出モードが切換設定された場合であっても十分な期待感を持って遊技を行えるようになっているが、このことを知らない遊技者にとっては、演出モードの切換により、大きな失望感が生じることとなる。しかしながら、上記手段4によれば、遊技者が上記のような大きな失望感を抱いた状態で、情報発信手段が行われ、特定モードに維持されていることが示されることとなる。そのため、遊技者の気分は、失望状態から一気に幸福な状態へと昇ることとになり、遊技者は非常に大きな喜びや満足感を得ることができる。これにより、遊技者にとっての興趣を飛躍的に向上させることができる。
また、演出モードが切換設定された場合であっても、特定モードが維持され得ることを知っている遊技者にとっても、十分に大きな満足感等を感じさせることができる。すなわち、特定モードにおける当選に伴い、演出モードの切換設定が生じれば、遊技者には、少なからず「通常モードへと移行したのではないか」という不安感が生じるが、情報発信手段により特定モードの維持が示されることで、前述の不安感が払拭され、遊技者は、「特定が維持されていた」という大きな満足感等を得ることができる。
手段5.前記規定の回数は、数値が変動するカウンタに基づいて設定され、
前記カウンタは、前記規定の回数の設定以外の処理にも用いられることを特徴とする手段4に記載の遊技機。
上記手段5によれば、前記規定の回数を種々異なる回数とすることができ、前記情報発信手段による情報の発信タイミングを様々なタイミングに設定することができる。その結果、遊技者にとっての興趣をより一層高めることができる。
また、カウンタは、規定の回数の設定と、その他の処理とで兼用されるように構成されている。従って、装置及び制御処理の複雑化を抑制することができる。
手段6.前記情報発信手段により、遊技者に対して、前記抽選モードが前記特定モードに設定されていることを示す情報が発せられる前に、遊技者に対して、前記情報発信手段による前記情報の発信を示唆可能な第2情報発信手段を備えることを特徴とする手段4又は5に記載の遊技機。
上記手段6によれば、情報発信手段により情報が発せられる前に、第2情報発信手段によって、情報発信手段による前記情報の発信が示唆される。従って、特定モードにおける当選に伴い演出モードが切換設定されたことで、遊技者は、失望感や不安感を抱くこととなるが、第2情報発信手段による情報の示唆により、上記手段4の情報発信手段を知らない遊技者は、抱いていた失望感や不安感が軽減され、何かしらの有利な状態が発生するのではないかという大きな期待感を持つこととなる。その状態で上記手段4の情報発信手段による情報の発信が行われ、特定モードが維持されていることを示されることによって、遊技者は、「自分の期待感が現実のものとなった」という大きな満足感を得ることができる。その結果、遊技者にとっての興趣を一層向上させることができる。
また、上記手段4の情報発信手段を知る遊技者にとっては、特定モードが維持されていることを情報発信手段による情報の発信前から把握することができ、特定モードが維持されているという安心感をより早期に得ることができる。そのため、「通常モードに移行したのではないか」という不安感による興趣の低下が生じたとしても、それを早期に解消させることができ、遊技者にとっての興趣の向上をより図ることができる。
手段7.遊技球が入球可能な開状態と、遊技球が入球不能な閉状態との間で変位可能な変位部材を有し、前記第1当否抽選又は前記第2当否抽選において当選結果が得られたときに、前記変位部材が開状態となる特定入球手段を備え、
前記抽選モードが前記特定モードに設定されているときにおいて、前記第2当否抽選により当選結果が得られ、前記変位部材が開状態となったときに前記特定入球手段に対する遊技球の入球があった場合に、前記第2情報発信手段は、前記情報発信手段による前記情報の発信を示唆可能となることを特徴とする手段6に記載の遊技機。
上記手段7によれば、第2当否抽選により当選結果が得られた際における特定入球手段に対する遊技球の入球によって、遊技者は、入球により払い出される遊技球だけでなく、第2情報発信手段による示唆(抽選モードが特定モードであるか否かを判断するための材料)をも得ることが可能となる。従って、遊技者にとっての興趣の向上を一層図ることができる。
また、遊技者側からは、通常モードに転落し得る当否抽選に当選したとしても、特定入球手段へと遊技球を入球させることができれば、第2情報発信手段による示唆を生じさせ、ひいては特定モードへと戻らせることができるように見える。そのため、第2特別遊技状態において、特定入球手段への遊技球の入球を積極的に狙うといった遊技が可能となり、遊技者にとっての興趣の更なる向上を図ることができる。
手段8.前記始動入球手段は、前記遊技領域を流下する遊技球が入球可能な第1始動入球手段及び第2始動入球手段を備え、
前記第2始動入球手段は、所定の開放条件が成立している場合に、遊技球が入球不能又は入球困難な閉状態と、遊技球が入球可能又は入球容易な開状態との間で変位可能な少なくとも1つの開閉部材を有し、
前記通常モードにおいては、前記開閉条件が成立しにくい低入球状態に設定可能であるとともに、
前記特定モードにおいては、前記低入球状態よりも前記開閉条件が成立しやすい高入球状態に設定可能であり、
前記第2当否抽選は、前記第1始動入球手段への遊技球の入球のみに起因して行われることを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載の遊技機。
上記手段8によれば、高入球状態に設定されている場合に両始動入球手段へと入球しやすくなるため、第1始動入球手段への入球頻度が相対的に減少する。そして、第2当否抽選は、第1始動入球手段への入球のみにより発生し得るため、第1始動入球手段へと入球しにくくなる高入球状態においては第2当否抽選による当選の発生頻度が低くなる。そのため、特定モードの高入球状態中に当たりが発生し、演出モードが変更された場合には、抽選モードが通常モードに切換設定されていることが多くなる。従って、遊技者に対して、抽選モードが特定モードから通常モードへ移行されたことをより確実に認識させやすくなる。
さらに、上記手段8のように高入球状態で第2当否抽選による当選が発生しにくい遊技機では、当該当選に対応する演出(エンディング演出等)の実行頻度がより低いが、上記手段2又は手段3を採用することで、このような実行頻度の低い演出(エンディング演出等)を用意する必要がなくなる。すなわち、実行頻度がより低く、遊技性の向上に対する寄与度合がより低い演出の作成を避けることができる。
手段9.前記第1始動入球手段は、前記遊技領域のうち、少なくとも第1の領域を通過するように前記発射手段によって発射された遊技球が到達可能な位置に設けられ、
前記第2始動入球手段は、前記遊技領域のうち、少なくとも第2の領域を通過するように前記発射手段によって発射された遊技球が到達可能な位置に設けられ、
前記第1始動入球手段は、前記第2の領域を通過するように前記発射手段によって発射された遊技球が入球不能又は入球困難な位置に設けられることを特徴とする手段8に記載の遊技機。
上記手段9によれば、第2始動入球手段の開放条件が成立しやすい高入球状態では、通常、第2始動入球手段を狙って、第2の領域を通過するように遊技球を発射する。ここで、上記手段9では、第2の領域を通過するように発射された遊技球は、第1始動入球手段へと入球不能又は入球困難である。そのため、第1始動入球手段への入球のみにより発生し得る第2当否抽選は、一層発生しにくくなる。従って、特定モードの高入球状態中に当たりが発生し、演出モードが変更された場合には、抽選モードが通常モードに切換設定されていることがより多くなる。これにより、遊技者に対して、抽選モードが特定モードから通常モードへ移行されたことを一層確実に認識させやすくなる。
また、上記手段9によれば、特定モードでの第2当否抽選による当選に対応する演出(エンディング演出等)の実行頻度がより一層低いが、上記手段2又は手段3を採用することで、このような実行頻度が非常に低い演出を用意する必要がなくなる。すなわち、実行頻度が非常に低く、遊技性の向上に対する寄与度合がより一層低い演出の作成を避けることができる。
手段10.変動表示を行った後、前記第1始動入球手段への遊技球の入球に起因した前記当否抽選の抽選結果に基づく特定態様で停止表示を行う第1特別表示手段と、
変動表示を行った後、前記第2始動入球手段への遊技球の入球に起因した前記当否抽選の抽選結果に基づく特定態様で停止表示を行う第2特別表示手段と、
前記第1始動入球手段への遊技球の入球に起因した前記当否抽選の抽選結果を記憶し、当該抽選結果に基づき前記第1特別表示手段にて実行される変動表示を、すでに実行されている変動表示の終了後まで待機させる第1保留手段と、
前記第2始動入球手段への遊技球の入球に起因した前記当否抽選の抽選結果を記憶し、当該抽選結果に基づき前記第2特別表示手段にて実行される変動表示を、すでに実行されている変動表示の終了後まで待機させる第2保留手段とを備え、
前記第1保留手段及び前記第2保留手段により待機される変動表示がある場合には、前記第2保留手段により待機される変動表示を優先して実行することを特徴とする手段8又は9に記載の遊技機。
上記手段10によれば、上記所定開放条件が成立している場合においては、より多くの遊技球を第2始動入球手段へ入球させやすい状態となるとともに、当該入球に係る変動表示を優先して消化できるようになるため、より短期間により多くの第1当否抽選及び第2当否抽選を実行することができ、より短期間により多くの第1特別遊技状態及び第2特別遊技状態に当選しやすくなる。
また、第2始動入球手段への入球に伴う当否抽選が優先的に行われるため、第1始動入球手段への入球による第2当否抽選での当選がより生じにくくなる。これにより、特定モード中に当たりが発生し、演出モードが変更された場合、遊技者は、抽選モードが特定モードから通常モードへ移行されたことを一層確実に認識しやすくなる。
さらに、上記手段10によれば、第2当否抽選の当選に対応する演出の実行頻度がさらに低くなるが、上記手段2又は手段3を採用することで、このような実行頻度が著しく低い演出を用意する必要がなくなる。すなわち、実行頻度が極めて低く、遊技性の向上に対する寄与度合がより一層低い演出の作成を避けることができる。
手段11.前記始動入球手段は、前記遊技領域を流下する遊技球が入球可能な第1始動入球手段及び第2始動入球手段を備え、
前記第2始動入球手段は、所定の開放条件が成立している場合に、遊技球が入球不能又は入球困難な閉状態と、遊技球が入球可能又は入球容易な開状態との間で変位可能な少なくとも1つの開閉部材を有し、
前記通常モードにおいては、前記開閉条件が成立しにくい低入球状態に設定可能であるとともに、
前記特定モードにおいては、前記低入球状態よりも前記開閉条件が成立しやすい高入球状態に設定可能であり、
前記第2当否抽選は、前記第1始動入球手段への遊技球の入球、及び、前記第2始動入球手段への遊技球の入球に起因して行われることを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載の遊技機。
上記手段11によれば、第2当否抽選は、両始動入球手段への入球により発生し得るため、高入球状態に設定可能な特定モードにおいて、第2当否抽選による当選の発生頻度が高くなる。そのため、特定モードにおいて第1当否抽選又は第2当否抽選に当選した場合に、その当選が第2当否抽選によるものである蓋然性が高まり、ひいては特定モードが維持されている蓋然性が高くなる。従って、遊技者は、特定モードが未だに維持されているのではないか、という期待感をより持ちやすくなる。その結果、遊技を飽きにくくし、遊技者にとっての興趣の向上をより図ることができる。
手段12.前記第2始動入球手段への遊技球の入球に起因する前記第2当否抽選において用いられる前記第2の当選確率が、前記第1始動入球手段への遊技球の入球に起因する前記第2当否抽選において用いられる前記第2の当選確率よりも高いことを特徴とする手段11に記載の遊技機。
上記手段12によれば、特定モードにおいて第1当否抽選又は第2当否抽選に当選した場合に、その当選が第2当否抽選によるものである蓋然性がより高まることとなる。従って、遊技者は、特定モードの維持をより期待することができ、興趣の向上をより図ることができる。
手段13.前記演出モード設定手段は、
前記抽選モードが前記通常モードに設定されているときにおいて、前記第2当否抽選により当選結果が得られた場合に設定する演出モードと、
前記抽選モードが前記通常モードに設定されているときにおいて、前記第1当否抽選により当選結果が得られ、前記モード切換手段により前記第1特別遊技状態の終了後の抽選モードが前記特定モードに切換設定された場合に設定する演出モードと、
を同一のものに設定可能であることを特徴とする手段1乃至12のいずれかに記載の遊技機。
上記手段13によれば、通常モードにおいて、第2当否抽選により当選結果が得られたときに設定される演出モードと、抽選モードが特定モードに切換えられることとなる第1当否抽選による当選結果が得られたときに設定される演出モードとが同一とされ得る。従って、遊技者は、演出モードによって、抽選モードが通常モードであるのか特定モード(いわゆる潜確モード)であるのかを判別することができない。これにより、遊技者は、特定モードでないかという期待感をもって遊技を行うことができ、遊技者にとっての興趣の向上を一層図ることができる。
手段14.遊技球が入球可能な開状態と、遊技球が入球不能な閉状態との間で変位可能な変位部材を有する特定入球手段を備え、
前記抽選モードが前記特定モードに設定されているときにおいて、前記第1当否抽選により当選結果が得られ、前記モード切換手段により前記第1特別遊技状態の終了後の抽選モードが前記通常モードに切換設定される場合における、前記変位部材における開閉パターンと、
前記抽選モードが前記特定モードに設定されているときにおいて、前記第2当否抽選により当選結果が得られた場合における、前記変位部材における開閉パターンとが同一のものに設定可能であることを特徴とする手段1乃至13のいずれかに記載の遊技機。
上記手段14によれば、抽選モードが特定モードに設定されているときにおいて、第2当否抽選により当選が発生した場合と、第1当否抽選により当選が発生し抽選モードが通常モードに切換設定される場合とにおいて、演出モードだけでなく、変位部材の開閉パターンも同一とされ得る。従って、遊技者は、変位部材の開閉パターンによって、特定モードが維持されているのか、通常モードに移行したのかを判別することができなくなる。その結果、遊技者にとっての興趣を一層向上させることができる。
手段15.前記抽選モードが前記特定モードに設定されているときにおいて、前記第1当否抽選により当選結果が得られた際に、前記表示手段において停止表示される図柄と、
前記抽選モードが前記特定モードに設定されているときにおいて、前記第2当否抽選により当選結果が得られた際に、前記表示手段において停止表示される図柄と
が同一のものに設定可能であることを特徴とする手段1乃至14のいずれかに記載の遊技機。
上記手段15によれば、停止表示された図柄に基づいて、第1当否抽選に当選したのか、第2当否抽選に当選したのかを判別することができなくなる。従って、遊技者は、特定モードが維持されているのか、通常モードに移行したのかをより判別できなくなり、遊技者にとっての興趣を一層向上させることができる。
手段16.遊技球を発射する発射手段と、
発射された遊技球が案内される遊技領域と、
前記遊技領域内に配置された始動入球手段と、
所定の識別情報を変動表示可能な表示手段と、
前記始動入球手段への遊技球の入球に起因して、第1の当選確率で第1当否抽選を行う第1抽選手段、及び、前記始動入球手段への遊技球の入球に起因して、第2の当選確率で第2当否抽選を行う第2抽選手段を有する主制御手段と、
前記主制御手段から受信する変動パターンコマンドに基づき、所定の表示手段の制御を行うサブ制御手段とを備え、
前記主制御手段は、
前記第1当否抽選により当選結果が得られた場合に、遊技者に有利な第1特別遊技状態を発生させる第1特別遊技状態発生手段と、
前記第1特別遊技状態の終了後の抽選モードを、少なくとも通常モードと、前記第1の当選確率を前記通常モード中の前記第1の当選確率よりも高くした特定モードとに切換設定可能なモード切換手段と、
前記第1当否抽選により当選結果が得られた場合に、当該当選結果に係る前記第1特別遊技状態の終了後の抽選モードの種別を決定するモード決定手段と、
前記第2当否抽選により当選結果が得られた場合に、前記第1特別遊技状態よりも有利ではない第2特別遊技状態を発生させる第2特別遊技状態発生手段と、
前記表示手段にて行われる演出に係る複数種類の変動パターンを記憶する変動パターン記憶手段と、
前記変動パターン記憶手段の中から1つを選出し、選出した変動パターンに対応する変動パターンコマンドを前記サブ制御手段へと出力する変動パターンコマンド出力手段とを備え、
前記変動パターンコマンドは、前記変動パターンコマンド出力手段により前記変動パターンが選出された際に設定中の前記表示手段における演出モードに係るモード情報を含み、
前記サブ制御手段は、
前記主制御手段から入力された前記変動パターンコマンドを含むモード情報を記憶可能なモード情報記憶手段と、
少なくとも前記モード情報記憶手段に記憶されたモード情報を参酌して前記表示手段における演出モードを設定可能な演出モード設定手段とを備え、
前記第2当否抽選により当選結果が得られた場合、当該当選結果が得られたときにおける前記第1の当選確率がそのまま維持される遊技機であって、
前記変動パターンコマンド出力手段は、
前記抽選モードが前記特定モードに設定されているときにおいて、前記第2当否抽選により当選結果が得られた場合、前記第2特別遊技状態後に出力する前記変動パターンコマンドに含まれるモード情報と、
前記抽選モードが前記特定モードに設定されているときにおいて、前記第1当否抽選により当選結果が得られ、前記モード切換手段により前記第1特別遊技状態の終了後の抽選モードが前記通常モードに切換設定された場合、前記第1特別遊技状態後に出力する前記変動パターンコマンドに含まれるモード情報と、
を同一のものに設定可能であることを特徴とする遊技機。
上記手段16によれば、基本的には上記手段1と同様の作用効果が奏される。
また、上記手段16によれば、抽選モードが特定モードに設定されているときに第2当否抽選において当選が得られた場合に設定される変動パターンコマンドに含まれるモード情報と、抽選モードが特定モードに設定されているときに第1当否抽選において当選が得られ、抽選モードが通常モードに切換られる場合に設定される変動パターンコマンドに含まれるモード情報とが同一のものに設定され得る。従って、サブ制御手段は、両者に共通のモード情報に基づいて処理を行うことができ、制御処理の簡素化を図ることができる。
手段17.前記第2の領域を通過するように前記発射手段によって発射された遊技球のみが到達可能な位置に設けられた契機入球手段(例えばスルーゲート)と、
前記契機入球手段への遊技球の入球又は通過に起因して第3の当選確率で第3当否抽選(例えば開放抽選)を行う第3抽選手段と、
変動表示を行った後、前記第3当否抽選の抽選結果に基づく特定態様で停止表示を行う第3表示手段とを備え、
少なくとも前記第3当否抽選により当選結果が得られた場合に、前記開放条件が成立するよう構成され、
前記第2始動入球手段は、
前記所定開放条件が成立した場合に、閉状態から開状態へ切換わり、規定時間が経過した場合又は規定個数の遊技球が入球した場合に閉状態とする開閉処理を所定回数実行可能に構成されていることを特徴とする手段9に記載の遊技機。
手段18.少なくとも遊技状態を、前記第2始動入球手段における単位時間あたりの閉状態に対する開状態の割合が相対的に低い低入球状態と、相対的に高い高入球状態との間で切換え可能な入球状態切換手段を備えたことを特徴とする手段17に記載の遊技機。
上記手段18によれば、高入球状態中においては、第2始動入球手段における単位時間あたりの閉状態に対する開状態の割合が増えるため、低入球状態中に比べて第2始動入球手段への入賞個数が増える。従って、より短期間により多くの第1当否抽選及び第2当否抽選の抽選機会を得ることができ、より短期間により多くの第1特別遊技状態及び第2特別遊技状態に当選しやすくなる。また、高入球状態中は、低入球状態に比べて、必然的に総体的な賞球の払出個数も増えるため、持ち球の減少が比較的少なくなり、遊技者は、持ち球の減少にそれほど気遣いをせずともよく、第1特別遊技状態及び第2特別遊技状態に当選するための遊技に集中することができる。
手段19.前記高入球状態は、以下の(1)〜(5)の構成の少なくとも1つを満たす状態であることを特徴とする手段18に記載の遊技機。
(1)前記第3表示手段における変動表示時間を前記低入球状態に比べて短縮した状態
(2)前記第2始動入球手段の開閉処理に関わる前記規定時間を前記低入球状態に比べて長くした状態、又は、前記規定個数を前記低入球状態に比べて多くした状態
(3)前記第3当否抽選により当選結果が得られた場合一回につき行う前記開閉処理の実行回数を前記低入球状態に比べて多くした状態
(4)前記第3当否抽選における当選確率を前記低入球状態の当選確率より高くした状態
上記手段19によれば、前記高入球状態として、(1)〜(4)の構成の任意の組合せ〔例えば(1)、(2)、(3)、(4)、(1)と(2)、(1)と(3)、(1)と(4)、(2)と(3)、(2)と(4)、(3)と(4)、(1)と(2)と(3)、(1)と(2)と(4)、(1)と(3)と(4)、(2)と(3)と(4)、(1)と(2)と(3)と(4)〕を採用できる。
以下に、上記各手段が適用される各種遊技機の基本構成を示す。
a.上記各手段における前記遊技機は弾球遊技機であること。より詳しい態様例としては、「遊技者が操作する操作手段(遊技球発射ハンドル)と、当該操作手段の操作に基づいて遊技球を弾いて発射する発射手段(発射モータ等)と、当該発射された遊技球が案内される遊技領域と、前記遊技領域内に配置された各入球手段(一般入賞口、可変入賞装置、作動口等)とを備えた弾球遊技機」が挙げられる。
b.上記各手段における前記遊技機は略鉛直方向に延びる遊技領域を備えた弾球遊技機であること。より詳しい態様例としては、「遊技者が操作する操作手段(遊技球発射ハンドル)と、当該操作手段の操作に基づいて遊技球を弾いて発射する発射手段(発射モータ等)と、当該発射された遊技球が案内され、略鉛直方向に沿って延びる所定の遊技領域(例えば遊技領域は遊技盤面等により構成される)と、前記遊技領域内に配置された各入球手段(一般入賞口、可変入賞装置、作動口等)とを備え、前記遊技領域を流下する遊技球の挙動を視認可能に構成されてなる弾球遊技機」が挙げられる。
c.上記各手段における前記遊技機、又は、上記各弾球遊技機は、パチンコ機又はパチンコ機に準ずる遊技機であること。
d.上記各手段における遊技機は、スロットマシン等の回胴式遊技機であること。より詳しい態様例としては、「複数の識別情報(図柄)からなる識別情報列(図柄列;具体的には図柄の付されたリール、ベルト等の回転体)を変動表示(具体的にはリール等の回転)した後に識別情報列を停止表示する可変表示手段(具体的にはリールユニット等の回転体ユニット)を備え、始動用操作手段(具体的にはスタートレバー)の操作に起因して識別情報(図柄)の変動が開始され、停止用操作手段(具体的にはストップボタン)の操作に起因して識別情報(図柄)の変動が停止され、その停止時に有効ライン上に揃った識別情報が特定の識別情報であることを条件に遊技価値が付与されるよう構成した回胴式遊技機」が挙げられる。
e.上記各手段における遊技機は、スロットマシンとパチンコ機とを融合した形式の遊技機(特に遊技球を遊技媒体として使用するスロットマシン仕様の遊技機)であること。より詳しい態様例としては、「複数の識別情報(図柄)からなる識別情報列(図柄列;具体的には図柄の付されたリール、ベルト等の回転体)を変動表示(具体的にはリール等の回転)した後に識別情報列を停止表示する可変表示手段(具体的にはリールユニット等の回転体ユニット)を備え、始動用操作手段(具体的にはスタートレバー)の操作に起因して識別情報(図柄)の変動が開始され、停止用操作手段(具体的にはストップボタン)の操作に起因して識別情報(図柄)の変動が停止され、その停止時に有効ライン上に揃った識別情報が特定の識別情報であることを条件に遊技価値が付与されるよう構成し、さらに球受皿(上皿等)を設けてその球受皿から遊技球を取り込む取込手段と、前記球受皿に遊技球の払出しを行う払出手段とを備え、前記取込手段により遊技球が取り込まれることにより遊技の開始条件が成立するように構成した遊技機」が挙げられる。