JP2019001652A - エレベーター装置、速度検出器の故障検出装置、および速度検出器の故障検出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】乗りカゴの昇降を制御するためのエレベーター制御装置11と、乗りカゴの昇降速度を検出するための速度検出器9と、乗りカゴの扉開閉可能領域である戸開許可ゾーンを検知するための戸開許可ゾーン検出器5と、乗りカゴの戸開走行を防止するための戸開走行保護装置と、エレベーター制御装置とは別に、戸開走行保護装置に設けられた戸開走行制御装置11と、戸開走行制御装置11に設けられた速度検出器の故障検出装置104とを有するエレベーター装置において、故障検出装置104は、戸開許可ゾーン検出器5からの信号に基づいて乗りカゴの昇降動作を検出した時点で、速度検出器9からの信号が検出されない場合を、速度検出器9の故障として検出する。
【選択図】図2
Description
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、乗りカゴの昇降を制御するためのエレベーター制御装置と、前記乗りカゴの昇降速度を検出するための速度検出器と、前記乗りカゴの扉開閉可能領域である戸開許可ゾーンを検知するための戸開許可ゾーン検出器と、前記乗りカゴの戸開走行を防止するための戸開走行保護装置と、前記エレベーター制御装置とは別に、前記戸開走行保護装置に設けられた戸開走行制御装置と、前記戸開走行制御装置に設けられた前記速度検出器の故障検出装置とを有するエレベーター装置において、前記故障検出装置は、前記戸開許可ゾーン検出器からの信号に基づいて前記乗りカゴの昇降動作を検出した時点で、前記速度検出器からの信号が検出されない場合を、前記速度検出器の故障として検出する。
上記した以外の課題、構成、および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、実施形態のエレベーター装置1の全体構成を説明するための概略構成図である。この図に示す実施形態のエレベーター装置1は、戸開走行保護装置100を備えたものであり、この戸開走行保護装置100に速度検出器の故障検出装置104が設けられたものである。このようなエレベーター装置1は、昇降路1aおよび機械室1bを備えている。
乗りカゴ2および釣合おもり3は、主ロープ4の両端に固定され、昇降路1a内において互いに上下反対に昇降する。また主ロープ4は、乗りカゴ2に一端を固定し、釣り合い重り3に他端を固定し、昇降路1a内において両端に乗りカゴ2および釣合おもり3を吊持する。このうち、乗りカゴ2には、昇降路1aの内壁に向かう面に、ここでの図示を省略した扉がカゴ戸として設けられている。
戸開許可ゾーン検出器5は、戸開走行保護装置100を構成する特定距離感知装置でもある。この戸開許可ゾーン検出器5は、昇降路1a内における乗りカゴ2の位置が、乗りカゴ2に設けられた扉を開いてよい戸開許可ゾーンにあるか否かを判断するための信号を出力する。このような戸開許可ゾーン検出器5は、例えば遮光板5aと光センサー5bとで構成されたものである。
カゴ戸開状態検出器6aおよび乗り場戸開状態検出器6bは、戸開走行保護装置100を構成するものである。このうち、カゴ戸開状態検出器6aは、乗りカゴ2に設けられた扉であるカゴ戸が開いた状態を検知するためのスイッチである。また乗り場戸開状態検出器6bは、昇降路1aの壁部に設けた扉である乗り場戸1cが開いた状態を検知するためのスイッチである。これらのカゴ戸開状態検出器6aおよび乗り場戸開状態検出器6bから出力される信号は、エレベーター制御装置10と戸開走行制御装置11とに、分岐して入力される構成となっている。
巻上機7は、機械室1bの内部に固定して設けられ、シーブ71と、シーブ71を回転させるモーター72を備えている。シーブ71は、昇降路1a内から延設された主ロープ4の中間部が巻き回される綱車である。モーター72は、シーブ71を所定速度および所定方向に回転させることにより、シーブ71に巻き掛けられた主ロープ4の中間部分を移動させ、主ロープ4に吊持された乗りカゴ2および釣合おもり3を昇降させる。また、シーブ71の近傍には、シーブ71に対して所定間隔を設けて反らせ車73が配置され、反らせ車73に対して、主ロープ4における釣り合い重り3側の中間部が巻き掛けられる。
ブレーキ8,8’は、シーブ71の回転を停止させるためのものである。これらのブレーキ8,8’は、エレベーター制御装置10によって制御されるブレーキ8と、戸開走行制御装置11によって制御されるブレーキ8’とである。このうち戸開走行制御装置11によって制御されるブレーキ8’が、戸開走行保護装置100を構成するものとなっている。これらのブレーキ8,8’は、両方ともがディスクブレーキであってもよく、戸開走行制御装置11によって制御されるブレーキ8’がロープブレーキであってもよい。これらのブレーキ8,8’は、それぞれがブレーキ電源を備えている。
速度検出器9は、乗りカゴ2の走行速度を検出するためのものである。この速度検出器9は、例えばモーター72の駆動軸に取り付けられたロータリーエンコーダーであって、駆動軸に固定されたスリット円板と、スリット円板に設けられたスリットパターンを挟持するように配置された光センサーとで構成されている。
エレベーター制御装置10は、乗りカゴ2を昇降させるための巻上機7の駆動、乗りカゴ2の昇降動作を停止させるためのブレーキ8の駆動、さらには乗りカゴ2に設けられた扉であるカゴ戸の開閉など、エレベーター装置1の運転を制御するためのものである。このようなエレベーター制御装置10は、昇降路1aの扉の外側に設けた呼び寄せボタン(図示省略)や、乗りカゴ2の内部に設けた操作ボタン(図示省略)などの指令部からの信号、さらには速度検出器9からの信号に基づいて、エレベーター装置1の運転制御を実施する。
戸開走行制御装置11は、戸開走行保護装置100を構成する制御装置であって、乗りカゴ2の戸開走行を検知して、ブレーキ電源を遮断することにより、乗りカゴ2の戸開走行を防止するための制御装置である。ここで、乗りカゴ2の戸開走行とは、乗りカゴ2に設けられた扉であるカゴ戸、または昇降路1aの壁部に設けた扉である乗り場戸1cが開いた状態のまま、乗りカゴ2が戸開許可ゾーン外を走行することをいう。
戸開走行検知装置101は、戸開許可ゾーン検出信号S1と、戸開状態検出信号S2とに基づいて、乗りカゴ2の扉または乗り場の扉の少なくとも何れかが開いた状態で、乗りカゴ2が走行する戸開走行を検知し、ブレーキ電源遮断装置102に対してブレーキ電源の遮断を指示する。
ブレーキ電源遮断装置102は、ブレーキ8’のブレーキ電源を遮断する制御を実施する。
速度監視装置103は、戸開許可ゾーン検出信号S1と、戸開状態検出信号S2と、速度信号S3とに基づいて、乗りカゴ2の扉または乗り場階の扉の少なくとも何れかが開いた状態で、乗りカゴ2が戸開許可ゾーン内にある場合に、乗りカゴ2の昇降速度が所定速度を超えたと判断した場合に、ブレーキ電源遮断装置102にブレーキ電源の遮断を指示する。このような速度監視装置103は、速度検出器9が故障した場合には、乗りカゴ2の昇降速度が所定速度を超えたことを正しく判断することができなくなる。このため、戸開走行制御装置11には、次に説明する速度検出器の故障検出装置104が必要となる。
速度検出器の故障検出装置104は、戸開許可ゾーン検出信号S1と、速度信号S3とに基づいて、速度検出器9の故障を検出し、速度検出器9の故障を検出した場合に、ブレーキ電源遮断装置102にブレーキ電源の遮断を指示する。このような速度検出器の故障検出装置104の詳細な構成は、以降に説明する。
速度検出器の故障検出装置104(以下、単に故障検出装置104と記す)は、戸開走行保護装置100の戸開走行制御装置11に設けられたものである。この故障検出装置104は、戸開許可ゾーン検出器5の光センサー5bで得られた戸開許可ゾーン検出信号S1、および速度検出器9で得られた速度信号S3が入力される構成となっている。またこの故障検出装置104は、速度信号検出部104a、オン−オフ反転検出部104b、および故障判定部104cを備えている。
速度信号検出部104aは、速度検出器9からの入力に基づき、速度信号S3が検出されたことを判定する。
オン−オフ反転検出部104bは、戸開許可ゾーン検出器5の光センサー5bからの入力に基づき、戸開許可ゾーン検出信号S1がオンからオフに反転(すなわちターンオフ)したこと、またはオフからオンに反転(ターンオン)したことを検出する。
故障判定部104cは、速度信号検出部104aとオン−オフ反転検出部104bとに接続されている。この故障判定部104cは、図3(A)に示したように、オン−オフ反転検出部104bにおいて戸開許可ゾーン検出信号S1がオン−オフ反転したことを検出した際に、速度信号検出部104aにおいて速度信号が検出されたと判定された場合に、速度検出器9は正常であって故障していないと判断する。
図4は、実施形態に係るエレベーター装置における速度検出器の故障検出方法を説明するフローチャートである。このフローチャートに示す故障検出方法は、図2および図3を用いて説明した故障検出装置104によって実施される速度検出器9の故障検出方法であり、乗りカゴ2の1回の昇降動作においての故障検出方法である。以下、図4のフローチャートに沿って、図2および図3を参照しつつ、速度検出器9の故障検出方法の手順を説明する。
ステップS101において、オン−オフ反転検出部104bは、戸開許可ゾーン検出信号S1がターンオフ反転Aとなったか否かを判断する。そしてターンオフ反転Aとなった(YES)と判断されるまで判断を繰り返し、ターンオフ反転Aとなった(YES)と判断した場合にステップS102に進む。
ステップS102において、速度信号検出部104aは、速度信号S3が検出されたか否かを判断する。ここで速度信号検出部104aは、ステップS101において、ターンオフ反転Aとなった(YES)と判断した際に、速度信号S3が検出されたか否かを判断する。そして速度信号S3の検出があった(YES)と判断した場合には、ステップS103aに進む。一方、速度信号S3の検出が無い(NO)と判断した場合には、ステップS103に進む。
ステップS103aにおいて、故障判定部104cは、速度検出器9に故障はないと判断して、故障検出の処理を終了させる。
一方、ステップS103において、オン−オフ反転検出部104bは、戸開許可ゾーン検出信号S1がターンオン反転Bとなったか否かを判断する。そしてターンオン反転Bとなった(YES)と判断されるまで判断を繰り返し、ターンオン反転Bとなった(YES)と判断した場合にステップS104に進む。
ステップS104において、速度信号検出部104aは、速度信号S3が検出されたか否かを判断する。ここで速度信号検出部104aは、ステップS103において、ターンオン反転Bとなった(YES)と判断した際に、速度信号S3が検出されたか否かを判断する。そして速度信号S3の検出があった(YES)と判断した場合には、ステップS103aに進む。一方、速度信号S3の検出が無い(NO)と判断した場合には、ステップS105に進む。
一方、ステップS105において、故障判定部104cは、速度検出器9が故障していると判断してブレーキ電源遮断装置102にブレーキ電源の遮断を指示し、故障検出の処理を終了させる。
以上説明した実施形態によれば、エレベーター制御装置10とは別の戸開走行制御装置11に設けた速度検出器の故障検出装置104が、戸開許可ゾーン検出器5からの戸開許可ゾーン検出信号S1と、速度検出器9からの速度信号S3とに基づいて、速度検出器9の故障を検出する構成である。このため、エレベーター装置1の主たる制御装置であるエレベーター制御装置10からの信号に頼ることなく、すなわちエレベーター制御装置10からの信号を用いることなく戸開走行制御装置11に直接入力される信号のみによって、速度検出器9の故障検出を実施することが可能になる。
1a…昇降路
2…乗りカゴ
5…戸開許可ゾーン検出器
5a…遮光板
5b…光センサー
9…速度検出器
10…エレベーター制御装置
11…戸開走行制御装置
100…戸開走行保護装置
104…速度検出器の故障検出装置
104b…オン−オフ反転検出部
104c…故障判定部
S1…戸開許可ゾーン検出信号(戸開許可ゾーン検出器からの信号)
S3…速度信号(速度検出器からの信号)
Claims (11)
- 乗りカゴの昇降を制御するためのエレベーター制御装置と、
前記乗りカゴの昇降速度を検出するための速度検出器と、
前記乗りカゴの扉開閉可能領域である戸開許可ゾーンを検知するための戸開許可ゾーン検出器と、
前記乗りカゴの戸開走行を防止するための戸開走行保護装置と、
前記エレベーター制御装置とは別に、前記戸開走行保護装置に設けられた戸開走行制御装置と、
前記戸開走行制御装置に設けられた前記速度検出器の故障検出装置とを有するエレベーター装置において、
前記故障検出装置は、
前記戸開許可ゾーン検出器からの信号に基づいて前記乗りカゴの昇降動作を検出した時点で、前記速度検出器からの信号が検出されない場合を、前記速度検出器の故障として検出する
エレベーター装置。 - 前記戸開許可ゾーン検出器は、
前記乗りカゴの昇降路における各乗り場階に対応して前記昇降路の内壁に設けられた遮光板と、
前記遮光板を検出するために前記乗りカゴの外側に突出して設けられた光センサーとを有し、
前記故障検出装置は、
前記光センサーからの信号が、オンとオフとの間で反転したことを検知するオン−オフ反転検出部と、
前記オン−オフ反転検出部において前記光センサーからの信号がオンとオフとの間で反転したことを検知した時点で、前記速度検出器からの信号が検出されない場合に、前記速度検出器が故障したと判定する故障判定部とを有する
請求項1に記載のエレベーター装置。 - 前記故障判定部は、前記オン−オフ反転検出部において前記光センサーからの信号がオンとオフとの間で反転したことを検知した時点で、前記速度検出器からの信号が検出されない場合を連続して2度検出した際に、前記速度検出器が故障したと判定する
請求項2に記載のエレベーター装置。 - 前記速度検出器および前記戸開許可ゾーン検出器は、前記エレベーター制御装置と、前記戸開走行制御装置とに分岐して接続されている
請求項1に記載のエレベーター装置。 - エレベーター装置における乗りカゴの昇降速度を検出するための速度検出器の故障を検出するもので、前記乗りカゴの昇降を制御するためのエレベーター制御装置とは別に前記エレベーター装置に設けられる速度検出器の故障検出装置において、
前記乗りカゴの扉開閉可能領域である戸開許可ゾーンを検知するための戸開許可ゾーン検出器からの信号に基づいて前記乗りカゴの昇降動作を検出した時点で、前記速度検出器からの信号が検出されない場合を、前記速度検出器の故障として検出する
速度検出器の故障検出装置。 - 前記乗りカゴの昇降路における各乗り場階に対応して前記昇降路の内壁に設けられた遮光板と、前記遮光板を検出するために前記乗りカゴの外側に突出して設けられた光センサーとを有する前記戸開許可ゾーン検出器からの信号が、オンとオフとの間で反転したことを検知するオン−オフ反転検出部と、
前記オン−オフ反転検出部において前記光センサーからの信号がオンとオフとの間で反転したことを検知した時点で、前記速度検出器からの信号が検出されない場合に、前記速度検出器が故障したと判定する故障判定部とを有する
請求項5に記載の速度検出器の故障検出装置。 - 前記故障判定部は、前記オン−オフ反転検出部において前記光センサーからの信号がオンとオフとの間で反転したことを検知した時点で、前記速度検出器からの信号が検出されない場合を連続して2度検出した際に、前記速度検出器が故障したと判定する
請求項6に記載の速度検出器の故障検出装置。 - 前記速度検出器および前記戸開許可ゾーン検出器からの信号が直接入力される
請求項5に記載の速度検出器の故障検出装置。 - エレベーター装置における乗りカゴの昇降速度を検出するための速度検出器の故障を検出する速度検出器の故障検出方法において、
前記エレベーター装置に設けた速度検出器の故障検出装置が、前記乗りカゴの扉開閉可能領域である戸開許可ゾーンを検知するための戸開許可ゾーン検出器からの信号に基づいて前記乗りカゴの昇降動作を検出した時点で、前記速度検出器からの信号が検出されない場合を、前記速度検出器の故障として検出する
速度検出器の故障検出方法。 - 前記乗りカゴの昇降路における各乗り場階に対応して前記昇降路の内壁に設けられた遮光板と、前記遮光板を検出するために前記乗りカゴの外側に突出して設けられた光センサーとを有する前記戸開許可ゾーン検出器からの信号が、オンとオフとの間で反転したことを、前記故障検出装置のオン−オフ反転検出部によって検知し、
前記オン−オフ反転検出部において前記光センサーからの信号がオンとオフとの間で反転したことを検知した時点で、前記速度検出器からの信号が検出されない場合に、前記故障検出装置の故障判定部によって前記速度検出器が故障したと判定する
請求項9に記載の速度検出器の故障検出方法。 - 前記故障判定部は、前記オン−オフ反転検出部において前記光センサーからの信号がオンとオフとの間で反転したことを検知した時点で、前記速度検出器からの信号が検出されない場合を連続して2度検出した際に、前記速度検出器が故障したと判定する
請求項10に記載の速度検出器の故障検出方法。
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|---|---|---|---|---|
| JP2002284460A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-10-03 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータにおける速度検出器の異常検出装置 |
| JP2012001361A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの制御装置 |
| JP2015202958A (ja) * | 2014-04-16 | 2015-11-16 | 株式会社日立ビルシステム | エレベータ乗かご位置検出装置 |
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