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JP2019095381A5 - - Google Patents

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JP2019095381A5
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ダンパ装置及びダンパ装置を有する燃料貯蔵設備
本開示は、ダンパ装置及びダンパ装置を有する燃料貯蔵設備に関する。
原子炉から取り出された使用済燃料又は原子炉に設置される未使用の燃料は、燃料貯蔵ラックに収容されて、冷却水が貯留された燃料プール内に保管される。燃料プール内の燃料貯蔵ラックの耐震性を向上するために、例えば特許文献1には、燃料貯蔵ラックを上下方向に挿入可能な複数の開口部を有する格子状のラック保持部材を燃料プール内に固定し、開口部内に燃料貯蔵ラックを挿入して燃料貯蔵ラックを保持することが記載されている。また、例えば特許文献2には、燃料貯蔵ラックの外周面に、ピストンを摺動可能に嵌め込んだ凹部を有するシリンダを固定し、燃料プールの内壁面にピストンが当接することにより燃料貯蔵ラックの振動が過大になるのを抑えることが記載されている。
特開2009−109302号公報 特開2017−83211号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、ラック保持部材を燃料プールに固定する必要があり、特許文献2に記載の発明は、シリンダを燃料貯蔵ラックに固定する必要があるため、それらの取り付けに手間がかかるといった問題があった。
上述の事情に鑑みて、本開示の少なくとも1つの実施形態は、燃料プール内に保管された燃料貯蔵ラックを保持するための容易に設置可能なダンパ装置及びダンパ装置を有する燃料貯蔵設備を提供することを目的とする。
開示の少なくとも1つの実施形態に係るダンパ装置は、
燃料プールの内壁面と、燃料を収容可能に構成されるとともに前記燃料プールの床面上に載置される少なくとも1つの燃料貯蔵ラックの外周面との間で前記床面上に載置されるダンパ装置であって、
前記内壁面及び前記外周面の一方に当接可能であるとともに、前記内壁面及び前記外周面間の間隔方向に沿って凹んだ凹部が形成された本体部を有するシリンダ部と、
前記内壁面及び前記外周面の他方に当接可能であるとともに、前記凹部内に嵌め込まれる凸部を有するピストン部と
を含む少なくとも1つのダンパ部を有する。
本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、燃料貯蔵ラックが燃料プール内で滑ったり振動したりすることによって燃料プールの内壁面に向かって移動しても、シリンダ部の凹部内に嵌め込まれた凸部が燃料貯蔵ラックの荷重を受けることにより、燃料貯蔵ラックを保持することができる。また、ダンパ装置は、燃料プールの内壁面と燃料貯蔵ラックの外周面との間で燃料プールの床面上に載置するだけで設置できるので、ダンパ装置を容易に設置することができる。
本開示の実施形態1に係る燃料貯蔵設備の構成を示す図である。 本開示の実施形態1に係るダンパ装置のダンパ部の構成を示す断面図である。 本開示の実施形態1の変形例1に係るダンパ装置のダンパ部の構成を示す断面図である。 本開示の実施形態1の変形例2に係るダンパ装置のダンパ部の構成を示す断面図である。 本開示の実施形態1の変形例3に係るダンパ装置のダンパ部の構成を示す断面図である。 本開示の実施形態1の変形例4に係るダンパ装置のダンパ部の構成を示す断面図である。 本開示の実施形態1の変形例5に係るダンパ装置のダンパ部の構成を示す断面図である。 本開示の実施形態1の変形例6に係るダンパ装置の構成を示す図である。 本開示の実施形態1の変形例7に係るダンパ装置のダンパ部の構成を示す断面図である。 本開示の実施形態1の変形例8に係るダンパ装置の構成を示す図である。 本開示の実施形態1の変形例9に係るダンパ装置の構成を示す図である。 本開示の実施形態2に係る燃料貯蔵設備の構成を示す平面図である。 本開示の実施形態2に係る燃料貯蔵設備における隣り合う燃料貯蔵ラックの部分拡大平面図である。 本開示の実施形態3に係る燃料貯蔵設備の構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明のいくつかの実施形態について説明する。ただし、本発明の範囲は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、本発明の範囲をそれにのみ限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
(実施形態1)
図1に示されるように、本開示の実施形態1に係る燃料貯蔵設備1は、冷却水が貯留された燃料プール2と、燃料プール2内において燃料プール2の床面2a上に載置された少なくとも1つの燃料貯蔵ラック3と、燃料プール2内において燃料貯蔵ラック3の外周面3aと燃料プール2の内壁面2bとの間に載置されたダンパ装置4とを備えている。
燃料貯蔵ラック3は、内部に複数の燃料5(使用済燃料又は未使用の燃料)を収容可能なように上部が開口した直方体形状を有している。床面2aに固定されていない複数の脚部3bが燃料貯蔵ラック3の底部に設けられており、外周面3aは内壁面2bに対して固定されていない。すなわち、燃料貯蔵ラック3は、床面2aに対して摺動可能なフリースタンディングラックである。
ダンパ装置4は、少なくとも1つのダンパ部10と、ダンパ部10を保持する保持部11とを備えている。保持部11は、ダンパ装置4を床面2a上に載置するための土台部11aを含んでいる。土台部11aは床面2a上に載置されるだけであるので、ダンパ装置4は、床面2aに対して移動可能に燃料プール2内に載置されている。ダンパ装置4は、燃料プール2内において内壁面2bと外周面3aとの間で土台部11aが床面2a上に載置されるようにするだけで設置されるので、ダンパ装置4を容易に設置することができる。特に、既存設備に対してダンパ装置4の設置が非常に容易となる。
図2に示されるように、ダンパ部10は、円柱形状のシリンダ部20とピストン部30とを有している。シリンダ部20は、内壁面2bに当接可能に構成された円形板状の第1当接部21と、第1当接部21に接続されるとともに内壁面2b及び外周面3a間の間隔方向に沿って凹んだ凹部23が形成された本体部22とを有している。ピストン部30は、外周面3aに当接可能に構成された円形板状の第2当接部31と、第2当接部31に接続されるとともに凹部23内に嵌め込まれるように構成された凸部32とを有している。凸部32によって画定される凹部23内の空間24には、ダンパ装置4(図1参照)を燃料プール2内に設置するときに流入した冷却水が存在する。凸部32の外周面と凹部23の内周面との間には、空間24と燃料プール2内とを連通するごくわずかの隙間25が形成されている。
次に、実施形態1に係る燃料貯蔵設備1におけるダンパ装置4の動作を説明する。
図1に示されるように、燃料貯蔵ラック3はフリースタンディングラックなので、地震等によって燃料プール2が振動すると、燃料貯蔵ラック3は床面2a上を摺動したりロッキングしたりして内壁面2bに向かって移動する場合がある。そのような場合、図2に示されるように、燃料貯蔵ラック3は、第2当接部31に衝突して、凸部32を凹部23内に押し込む方向の荷重をダンパ部10に与える。
燃料貯蔵ラック3の荷重によって凸部32が凹部23内に押し込まれるためには、隙間25を介して空間24から冷却水が排水されなければならない。しかし、上述したように、隙間25はごくわずかの隙間であるため、燃料貯蔵ラック3が内壁面2bに向かって移動することによって燃料貯蔵ラック3が凸部32を瞬間的に凹部23内に押し込むような荷重を凸部32に与える場合には、隙間25を介しての空間24からの排水がされにくいので、燃料貯蔵ラック3の荷重が極めて大きく且つ長く継続しない限りは凸部32が凹部23内に押し込まれることはなく、凸部32が燃料貯蔵ラック3の荷重を受けることになり、燃料貯蔵ラック3を保持することができる。この結果、床面2a(図1参照)上における燃料貯蔵ラック3の摺動及びロッキングを抑制することができる。
一方、燃料5(図1参照)から発生する熱によって凸部32が凹部23内に沿って熱伸びする場合のように、空間24から隙間25を介しての冷却水の排水が非常にゆっくりの場合は、隙間25を介して冷却水が排水され得るので、凸部32が凹部23内を熱伸び可能である。ダンパ装置4(図1参照)の代わりに、剛性の突っ張り棒のような部材で燃料貯蔵ラック3の荷重を受ける構成では、突っ張り棒の熱伸びによって燃料貯蔵ラック3に不要な応力を与えてしまう可能性があるが、ダンパ装置4を用いることで、燃料5から発生する熱による熱伸びに対しても適切に対処することができる。
このように、燃料貯蔵ラック3が燃料プール2内で滑ったり振動したりすることによって燃料プール2の内壁面2bに向かって移動しても、シリンダ部20の凹部23内に嵌め込まれた凸部32が燃料貯蔵ラック3の荷重を受けることにより、燃料貯蔵ラック3を保持することができる。また、ダンパ装置4は、燃料プール2の内壁面2bと燃料貯蔵ラック3の外周面3aとの間で燃料プール2の床面2a上に載置するだけで設置できるので、ダンパ装置4を容易に設置することができる。
実施形態1では、ダンパ装置4は、凹部23が形成された本体部22を有するシリンダ部20と、凸部32を有するピストン部32とを含むダンパ部10を有するものであったが、このような形態に限定するものではない。以下に、ダンパ装置4の変形例1〜9を説明する。尚、変形例1〜9において、実施形態1の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
(変形例1)
図3に示されるように、シリンダ部20の本体部22には、空間24と本体部22の外部とを連通する貫通孔26が形成されている。変形例1では、燃料貯蔵ラック3の荷重を凸部32が受けたとき、空間24内の冷却水が貫通孔26を介して排出されることにより凸部32が凹部23内を摺動できる。そうすると、凸部32が凹部23内を摺動しない場合(実施形態1に相当)に比べて燃料貯蔵ラック3の荷重を穏やかに受けることができ、燃料貯蔵ラック3及び燃料プール2への衝撃を低減することができる。
尚、貫通孔26の内径を調節することにより、凸部32が凹部23内を摺動するのに必要な力の大きさを調節することができるので、燃料貯蔵ラック3及び燃料プール2への衝撃低減効果を調節することもできる。貫通孔26の内径を極力小さくすることで、実施形態1と同じように凸部32が凹部23内を摺動することがほとんどないようにも調節が可能である。
(変形例2)
図4に示されるように、凸部32には、凸部32が凹部23内を延びる方向に面するように構成された板状の流体抵抗受動部材33が凹部23内に位置するように固定されている。必須の構成ではないが、本体部22は、凸部32が凹部32から抜け出る方向(図4では左方向)に摺動したときに流体抵抗受動部材33が当接することにより凸部32が凹部32から抜けることを防ぐための抜け止め部34が形成されてもよい。抜け止め部34は、例えば、凹部23の内周面の周方向に沿って設けられた円環板状の部材である。円環板状の部材は、凹部23の内周面の周方向に複数の部材に分割されていていてもよい。抜け止め部34により、凸部32が凹部23から抜けてしまうことを防ぐことができる。
変形例2では、凸部32が燃料貯蔵ラック3の荷重を受けることによって凸部32が凹部23内に押し込まれる方向の力を受ける際、流体抵抗受動部材33が空間24内の冷却水から流体抵抗を受けることにより、より大きな荷重を凸部32が受けられるようになる。これにより、よりしっかりと燃料貯蔵ラック3を保持することができる。
(変形例3)
図5に示されるように、凹部23内には、外周面3aに向かって凸部32を押し付け可能に構成された弾性部材27であるスプリング27aが設けられている。燃料貯蔵ラック3が凸部32を凹部23内に押し込んだ場合、スプリング27aによって凸部32は、燃料貯蔵ラック3が凸部32を凹部23内に押し込む前の状態に戻ることができる。これにより、燃料貯蔵ラック3が燃料プール2の内壁面2bに向かって再度移動しても、凸部32が燃料貯蔵ラック3の荷重を受けることができる。
(変形例4)
図6に示されるように、凹部23内には、外周面3aに向かって凸部32を押し付け可能に構成された弾性部材27である板ばね27bが設けられている。変形例3と同様に、燃料貯蔵ラック3が凸部32を凹部23内に押し込んだ場合、板ばね27bによって凸部32は、燃料貯蔵ラック3が凸部32を凹部23内に押し込む前の状態に戻ることができる。これにより、燃料貯蔵ラック3が燃料プール2の内壁面2bに向かって再度移動しても、凸部32が燃料貯蔵ラック3の荷重を受けることができる。
また、ダンパ装置4(図1参照)の設置時に、凸部32と板ばね27bとが接するようにしておけば、凸部32が熱伸びした場合に板ばね27bが適度に撓み、板ばね27bから凸部32に初期荷重が加えられる。空間24は板ばね27bにより、板ばね27bに形成された穴27b1を介して連通する第1空間24a及び第2空間24bに区画されているが、凸部32と板ばね27bとが接することにより、板ばね27bに対して凸部32と反対側の第2空間24bが密封されることで、凸部32のそれ以上の押し込みが不可能となり、凸部32はよりしっかりと燃料貯蔵ラック3の荷重を受けることができる。
(変形例5)
図7に示されるように、第1当接部21が内壁面2bにボルト28によって固定され、第2当接部31が外周面3aにボルト35によって固定されている。ダンパ装置4(図1参照)を燃料プール2内に設置した後、第1当接部21及び第2当接部31をこのように固定することにより、ダンパ装置4を適所に固定することができる。
(変形例6)
図8に示されるように、土台部11aには、床面2a上を転動可能に構成された転動部材12であるコロ12aが設けられている。尚、転動部材12はコロ12aに限定されず、車輪等のように床面2a上を転動可能な公知の部材であればどのようなものも使用できる。コロ12aにより、ダンパ装置4を燃料プール2内の適所に移動しやすくすることができる。
(変形例7)
図9に示されるように、シリンダ部20は、第1当接部21に形成された凹球面状の第1球面座41と、本体部22に設けられた第1球状部42とをさらに有している。第1球状部42は、第1球面座41に摺動可能に係合して本体部22が第1当接部21に回動可能に連結されている。尚、第1当接部21に第1球状部42が設けられ、本体部22に第1球面座41が形成されてもよい。
ピストン部30は、第2当接部31に形成された凹球面状の第2球面座43と、凸部32に設けられた第2球状部44とをさらに有している。第2球状部44は、第2球面座43に摺動可能に係合して凸部32が第2当接部31に回動可能に連結されている。尚、第2当接部31に第2球状部44が設けられ、凸部32に第2球面座43が形成されてもよい。
内壁面2b及び外周面3aが完全に平坦でなかったり、鉛直方向に対して傾斜していたりしても、第1当接部21及び第2当接部31に対して本体部22及び凸部32がそれぞれ回動することにより、内壁面2b及び外周面3a間の間隔方向に沿うように凹部23及び凸部32を向けることができるので、凹部23内に嵌め込まれた凸部32が燃料貯蔵ラック3の荷重を受けることによって燃料貯蔵ラック3を保持することができる。尚、シリンダ部20のみに第1球面座41及び第1球状部42が形成され及び設けられてもよく、ピストン部30のみに第2球面座43及び第2球状部44が形成され及び設けられてもよい。
(変形例8)
図10に示されるように、複数のダンパ部10の各本体部22は、内壁面2bに当接可能に構成された平坦な1つの第1板状部材51に接続され、各凸部32は、外周面3aに当接可能に構成された平坦な1つの第2板状部材52に接続されている。尚、第1板状部材51のみが設けられてもよく、第2板状部材52が設けられてもよい。
各本体部22及び各凸部32がそれぞれ第1板状部材51及び第2板状部材52に接続されているので、各本体部22及び各凸部32がそれぞれ別々の板状部材に接続された構成に比べて第1板状部材51及び第2板状部材52の面積は大きくなる。そうすると、第1板状部材51が内壁面2bに当接し第2板状部材52が外周面3aに当接している場合、第1板状部材51及び第2板状部材52が内壁面2b及び外周面3aから離れようとしても、水圧により離れにくくなるので、ダンパ部10は燃料貯蔵ラック3の動きに追従しやすくなる。逆に、第1板状部材51及び第2板状部材52がそれぞれ内壁面2b及び外周面3aから離れている場合に燃料貯蔵ラック3がダンパ装置4に向かってきたとしても、内壁面2b及び外周面3aのそれぞれと第1板状部材及び第2板状部材52のそれぞれとがぶつかりにくくなるので、ダンパ部10は燃料貯蔵ラック3の荷重を穏やかに受けることができる。この結果、燃料貯蔵ラック3の動きに対するダンピング効果を向上することができる。
また、大きな面積を有する第1板状部材51及び第2板状部材52のそれぞれと内壁面2b及び外周面3aのそれぞれとが当接するので、内壁面2b及び外周面3aに局所的に大きな荷重がかかることを抑制できる。
この変形例8では、第1板状部材51及び第2板状部材52はそれぞれ1つの板状部材であったが、2つ以上に分割されていてもよい。少なくとも2つの本体部22及び凸部32がそれぞれ接続される板状部材であれば、各本体部22及び各凸部32がそれぞれ別々の板状部材に接続された構成に比べて各板状部材の面積は大きくなるので、上記効果に近い効果を得ることができる。
また、第1板状部材51及び第2板状部材52の少なくとも一方を、鉛のような放射線遮蔽材料で形成してもよい。内壁面2bと外周面3aとの間の間隔は、放射線の遮蔽性能によって制約を受ける。鉛は放射線の遮蔽性能が高いことにより、燃料5(図1参照)から発する放射線を第1板状部材51及び第2板状部材52で遮蔽することができるので、放射線の遮蔽の観点から内壁面2bと外周面3aとの間に必要とされる間隔を小さくすることができる。そうすると、燃料プール2内のスペースのうち燃料貯蔵ラック3を保管するための有効スペースが大きくなるので、より多くの燃料貯蔵ラック3を保管することができる。
また、鉛は柔らかく変形しやすいので、鉛から形成された第1板状部材51及び第2板状部材52が内壁面2b又は外周面3aに衝突する際、変形することによって衝突のエネルギーを吸収することができるので、燃料貯蔵ラック3及び燃料プール2への衝撃を低減することができる。
(変形例9)
変形例9は、変形例7と変形例8とを組み合わせた形態である。図11に示されるように、シリンダ部20は、第1板状部材51に形成された凹球面状の第3球面座45と、本体部22に設けられた第3球状部46とを有している。第3球状部46は、第3球面座45に摺動可能に係合して本体部22が第1板状部材51に回動可能に連結されている。尚、第1板状部材51に第3球状部46が設けられ、本体部22に第3球面座45が形成されてもよい。
ピストン部30は、第2板状部材52に形成された凹球面状の第4球面座47と、凸部32に設けられた第4球状部48とをさらに有している。第4球状部48は、第4球面座47に摺動可能に係合して凸部32が第2板状部材52に回動可能に連結されている。尚、第2板状部材52に第4球状部48が設けられ、凸部32に第4球面座47が形成されてもよい。
内壁面2b及び外周面3aが完全に平坦でなかったり、鉛直方向に対して傾斜していたりしても、第1板状部材51及び第2板状部材52に対して本体部22及び凸部32がそれぞれ回動することにより、内壁面2b及び外周面3a間の間隔方向に沿うように凹部23及び凸部32を向けることができるので、凹部23内に嵌め込まれた凸部32が燃料貯蔵ラック3の荷重を受けることによって燃料貯蔵ラック3を保持することができる。尚、シリンダ部20のみに第3球面座45及び第3球状部46が形成され及び設けられてもよく、ピストン部30のみに第4球面座47及び第4球状部48が形成され及び設けられてもよい。
上記変形例1〜9は、互いに矛盾しない限り2つ以上の変形例を任意に組み合わせることもできる。
実施形態1及び変形例1〜9では、シリンダ部20が内壁面2bに当接可能であり、ピストン部30が外周面3aに当接可能であるが、シリンダ部20が外周面3aに当接可能であり、ピストン部30が内壁面2bに当接可能であってもよい。また、ダンパ装置4が複数のダンパ部10を有する場合、ダンパ装置4は、シリンダ部20が内壁面2bに当接可能であるとともにピストン部30が外周面3aに当接可能である少なくとも1つのダンパ部と、シリンダ部20が外周面3aに当接可能であるとともにピストン部30が内壁面2bに当接可能である少なくとも1つのダンパ部とを含んでいてもよい。
実施形態1及び変形例1〜6では、シリンダ部20は第1当接部21を有し、ピストン部30は第2当接部31を有していたが、この形態に限定するものではない。第1当接部21及び第2当接部31が存在せず、本体部22が内壁面2b及び外周面3aの一方に直接当接可能であり、凸部32が内壁面2b及び外周面3aの他方に直接当接可能であってもよい。
実施形態1及び変形例1〜9では、燃料貯蔵ラック3はフリースタンディングラックであったが、床面2aに対して固定されていたり、内壁面2bに対して支持されていたりする燃料貯蔵ラックであってもよい。このような燃料貯蔵ラックであっても、燃料プール2の振動によって振動することはあり得るので、振動することによって燃料貯蔵ラックが内壁面2bに向かう移動による荷重を凸部32が受けることで、振動をダンピングすることができる。
実施形態1及び変形例1〜9では、ダンパ装置4が、シリンダ部20とシリンダ部20の凹部23内に押し込み可能な凸部32を有するピストン部30とを有するダンパ部10を備えていたが、この形態に限定するものではない。ダンパ装置4はダンパ部10の代わりに、燃料貯蔵ラック3の荷重を受けても変形しない構成を有する部材、例えば、多角柱形状又は円柱形状若しくは棒状等の剛な部材を有してもよい。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る燃料貯蔵設備について説明する。実施形態2に係る燃料貯蔵設備は、実施形態1に対して、燃料プール2内に2つ以上の燃料貯蔵ラック3を保管する場合に限定したものである。尚、実施形態2において、実施形態1の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図12に示されるように、燃料プール2内には、隣り合う燃料貯蔵ラック3同士が接しながら複数の燃料貯蔵ラック3が集合して1つの燃料貯蔵ラック群60を形成するように、複数の燃料貯蔵ラック3が載置されている。燃料プール2内には、燃料貯蔵ラック群60を取り囲むように、複数のダンパ装置4が燃料貯蔵ラック群60の外周面60aと内壁面2bとの間に設けられている。その他の構成は実施形態1と同じである。尚、ダンパ装置4に対しては、実施形態1の変形例1〜9のいずれか又はそれらの任意の2つ以上の組み合わせを適用することができる。
燃料貯蔵ラック群60を構成する燃料貯蔵ラック3をダンパ装置4が保持する動作は実施形態1と同じである。実施形態2では、燃料貯蔵ラック群60を取り囲むようにダンパ装置4を配置することで、燃料貯蔵ラック3の転倒及び滑りのおそれを低減することができる。
実施形態2では、図13に示すように、隣り合う燃料貯蔵ラック3それぞれの対向する外周面3aにそれぞれ、対向する外周面3a同士の当たり面を規定するためのパッド61を設けてもよい。隣り合う燃料貯蔵ラック3同士は、パッド61において接触するので、燃料貯蔵ラック3同士が直接接触することを抑制することで、燃料貯蔵ラック3が損傷するおそれを低減することができる。
(実施形態3)
次に、実施形態3に係る燃料貯蔵設備について説明する。実施形態3に係る燃料貯蔵設備は、実施形態1に対して、既存の燃料貯蔵設備を、フリースタンディングラックを保管するためのものに変更した燃料貯蔵設備に限定したものである。尚、実施形態3において、実施形態1の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図14に示されるように、燃料プール2の床面2a上にフラットプレート70が載置され、フラットプレート70上に少なくとも1つの燃料貯蔵ラック3が載置されている。燃料プール2内には、燃料貯蔵ラック3の外周面3aと燃料プール2の内壁面2bとの間にダンパ装置4が設置されている。ダンパ装置4は、実施形態1のダンパ部10と、保持部11の下端に設けられた第2ダンパ部80を有している。
第2ダンパ部80は、内壁面2bに当接可能であるとともに内壁面2b及びフラットプレート70の側面70a間の間隔方向に沿って凹んだ第2凹部83が形成された第2本体部82を有する第2シリンダ部81と、側面70aに当接可能であるとともに第2凹部83内に嵌め込まれる第2凸部85を有する第2ピストン部84とを有している。第2ダンパ部80の構成は、第2ピストン部84がフラットプレート70の側面70aに当接可能であること以外は、ダンパ部10の構成と同じである。その他の構成は実施形態1と同じである。尚、ダンパ装置4のうち第2ダンパ部80以外の構成に対しては、実施形態1の変形例1〜9のいずれか又はそれらの任意の2つ以上の組み合わせを適用することができ、第2ダンパ部80に対しては、実施形態1の変形例1〜5及び7のいずれか又はそれらの任意の2つ以上の組み合わせを適用することができる。
実施形態3では、実施形態1と同様にダンパ部10が燃料貯蔵ラック3を保持するとともに、第2ダンパ部80がフラットプレート70を保持することもできる。既存の燃料貯蔵設備をリラッキングするとき、燃料プール2の床面2上にフラットプレート70が載置されるが、第2ダンパ部80がフラットプレート70を保持できるので、フラットプレート70を燃料プール2に対して固定する必要がなくなり、リラッキング作業を簡素化することができる。
実施形態3では、第2シリンダ部81が内壁面2bに当接可能であるとともに第2ピストン部84がフラットプレート70の側面70aに当接可能であったが、第2シリンダ部81がフラットプレート70の側面70aに当接可能であるとともに第2ピストン部84が内壁面2bに当接可能であってもよい。
(1)本開示の少なくとも1つの実施形態に係るダンパ装置は、
燃料プールの内壁面と、燃料を収容可能に構成されるとともに前記燃料プールの床面上に載置される少なくとも1つの燃料貯蔵ラックの外周面との間で前記床面上に載置されるダンパ装置であって、
前記内壁面及び前記外周面の一方に当接可能であるとともに、前記内壁面及び前記外周面間の間隔方向に沿って凹んだ凹部が形成された本体部を有するシリンダ部と、
前記内壁面及び前記外周面の他方に当接可能であるとともに、前記凹部内に嵌め込まれる凸部を有するピストン部と
を含む少なくとも1つのダンパ部を有する。
上記(1)の構成によると、燃料貯蔵ラックが燃料プール内で滑ったり振動したりすることによって燃料プールの内壁面に向かって移動しても、シリンダ部の凹部内に嵌め込まれた凸部が燃料貯蔵ラックの荷重を受けることにより、燃料貯蔵ラックを保持することができる。また、ダンパ装置は、燃料プールの内壁面と燃料貯蔵ラックの外周面との間で燃料プールの床面上に載置するだけで設置できるので、ダンパ装置を容易に設置することができる。
(2)いくつかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記シリンダ部には、前記ピストン部が当接可能である前記内壁面又は前記外周面に向かって前記凸部を押し付けるように構成された弾性部材が設けられている。
上記(2)の構成によると、燃料貯蔵ラックが凸部を凹部内に押し込んだ場合、弾性部材によって凸部は、燃料貯蔵ラックが凸部を凹部内に押し込む前の状態に戻ることができるので、燃料貯蔵ラックが燃料プールの内壁面に向かって再度移動しても、凸部が燃料貯蔵ラックの荷重を受けることができる。
(3)いくつかの実施形態では、上記(1)または(2)の構成において、
板状の流体抵抗受動部材が前記凹部内に位置するように前記凸部に固定され、前記流体抵抗受動部材は、前記凸部が前記凹部内を延びる方向に面するように構成されている。
上記(3)の構成によると、凸部が燃料貯蔵ラックの荷重を受けることによって凸部が凹部内に押し込まれる方向の力を受ける際、流体抵抗受動部材が凹部内の冷却水から流体抵抗を受けることにより、より大きな荷重を凸部が受けられるようになるので、よりしっかりと燃料貯蔵ラックを保持することができる。
(4)いくつかの実施形態では、上記(3)の構成において、
前記シリンダ部には、前記凸部が前記凹部から抜け出る方向に摺動したときに前記流体抵抗受動部材が当接することにより前記凸部が前記凹部から抜けることを防ぐための抜け止め部が形成されている。
上記(4)の構成によると、抜け止め部によって凸部が凹部から抜けてしまうことを防ぐことができる。
(5)いくつかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記シリンダ部には、前記凸部によって画定される前記凹部内の空間と、前記シリンダの外部とを連通する貫通孔が形成されている。
上記(5)の構成によると、燃料貯蔵ラックの荷重を凸部が受けたとき、空間内の冷却水が貫通孔を介して排出されることにより凸部が凹部内を摺動できるので、凸部が凹部内を摺動しない場合に比べて燃料貯蔵ラックの荷重を穏やかに受けることができ、燃料貯蔵ラック及び燃料プールへの衝撃を低減することができる。また、貫通孔の内径を調節することにより、凸部が凹部内を摺動するのに必要な力の大きさを調節することができるので、燃料貯蔵ラック及び燃料プールへの衝撃低減効果を調節することもできる。
(6)いくつかの実施形態では、上記(1)〜(5)のいずれかの構成において、
前記シリンダ部は、
前記内壁面及び前記外周面の一方に当接可能である第1当接部と、
前記第1当接部及び前記本体部の一方に形成された凹球面状の第1球面座と、
前記第1当接部及び前記本体部の他方に設けられた第1球状部であって、前記第1球面座に摺動可能に係合して前記本体部が前記第1当接部に回動可能に連結される第1球状部と
をさらに有する。
上記(6)の構成によると、第1当接部が当接可能である内壁面又は外周面が完全に平坦でなかったり、鉛直方向に対して傾斜していたりしても、第1当接部に対して本体部が回動することにより、内壁面及び外周面間の間隔方向に沿うように凹部を向けることができるので、凹部内に嵌め込まれた凸部が燃料貯蔵ラックの荷重を受けることによって燃料貯蔵ラックを保持することができる。
(7)いくつかの実施形態では、上記(1)〜(6)のいずれかの構成において、
前記ピストン部は、
前記内壁面及び前記外周面のうち前記シリンダ部が当接しない方に当接可能である第2当接部と、
前記第2当接部及び前記凸部の一方に形成された凹球面状の第2球面座と、
前記第2当接部及び前記凸部の他方に設けられた第2球状部であって、前記第2球面座に摺動可能に係合して前記凸部が前記第2当接部に回動可能に連結される第2球状部と
をさらに有する。
上記(7)の構成によると、第2当接部が当接可能である内壁面又は外周面が完全に平坦でなかったり、鉛直方向に対して傾斜していたりしても、第2当接部に対して凸部が回動することにより、内壁面及び外周面間の間隔方向に沿うように凸部を向けることができるので、凹部内に嵌め込まれた凸部が燃料貯蔵ラックの荷重を受けることによって燃料貯蔵ラックを保持することができる。
(8)いくつかの実施形態では、上記(1)〜(5)のいずれかの構成において、
前記ダンパ装置は複数のダンパ部を有し、
前記複数のダンパ部の各シリンダ部の各本体部のうちの少なくとも2つは、前記内壁面及び前記外周面の一方に当接可能である1つの第1板状部材に接続されている。
上記(8)の構成によると、少なくとも2つの本体部が第1板状部材に接続されているので、各本体部が別々の板状部材に接続された構成に比べて第1板状部材の面積は大きくなる。そうすると、第1板状部材が内壁面又は外周面に当接している場合、第1板状部材が内壁面又は外周面から離れようとしても、水圧により離れにくくなるので、ダンパ部は燃料貯蔵ラックの動きに追従しやすくなる。逆に、第1板状部材が内壁面又は外周面から離れている場合に燃料貯蔵ラックがダンパ装置に向かってきたとしても、内壁面又は外周面と第1板状部材とがぶつかりにくくなるので、ダンパ部は燃料貯蔵ラックの荷重を穏やかに受けることができる。この結果、燃料貯蔵ラックの動きに対するダンピング効果を向上することができる。
(9)いくつかの実施形態では、上記(8)の構成において、
前記少なくとも2つの本体部のそれぞれ及び前記第1板状部材の一方には、凹球面状の第3球面座が形成され、
前記少なくとも2つの本体部のそれぞれ及び前記第1板状部材の他方には、前記第3球面座に摺動可能に係合して前記本体部を前記第1板状部材に回動可能に連結する第3球状部が設けられている。
上記(9)の構成によると、第1板状部材が当接する内壁面又は外周面が完全に平坦でなかったり、鉛直方向に対して傾斜していたりしても、第1板状部材に対して本体部が回動することにより、内壁面及び外周面間の間隔方向に沿うように凹部を向けることができるので、凹部内に嵌め込まれた凸部が燃料貯蔵ラックの荷重を受けることによって燃料貯蔵ラックを保持することができる。
(10)いくつかの実施形態では、上記(1)〜(5)、(8)及び(9)のいずれかの構成において、
前記ダンパ装置は複数のダンパ部を有し、
前記複数のダンパ部の各ピストン部の各凸部のうちの少なくとも2つは、前記内壁面及び前記外周面のうち前記シリンダ部が当接しない方に当接可能である1つの第2板状部材に接続されている。
上記(10)の構成によると、少なくとも2つの凸部が第2板状部材に接続されているので、各凸部が別々の板状部材に接続された構成に比べて第2板状部材の面積は大きくなる。そうすると、第2板状部材が内壁面又は外周面に当接している場合、第2板状部材が内壁面又は外周面から離れようとしても、水圧により離れにくくなるので、ダンパ部は燃料貯蔵ラックの動きに追従しやすくなる。逆に、第2板状部材が内壁面又は外周面から離れている場合に燃料貯蔵ラックがダンパ装置に向かってきたとしても、内壁面又は外周面と第2板状部材とがぶつかりにくくなるので、ダンパ部は燃料貯蔵ラックの荷重を穏やかに受けることができる。この結果、燃料貯蔵ラックの動きに対するダンピング効果を向上することができる。
(11)いくつかの実施形態では、上記(10)の構成において、
前記少なくとも2つの凸部のそれぞれ及び前記第2板状部材の一方には、凹球面状の第4球面座が形成され、
前記少なくとも2つの凸部のそれぞれ及び前記第2板状部材の他方には、前記第4球面座に摺動可能に係合して前記凸部を前記第2板状部材に回動可能に連結する第4球状部が設けられている。
上記(11)の構成によると、第2板状部材が当接する内壁面又は外周面が完全に平坦でなかったり、鉛直方向に対して傾斜していたりしても、第2板状部材に対して凸部が回動することにより、内壁面及び外周面間の間隔方向に沿うように凸部を向けることができるので、凹部内に嵌め込まれた凸部が燃料貯蔵ラックの荷重を受けることによって燃料貯蔵ラックを保持することができる。
(12)いくつかの実施形態では、上記(8)〜(11)のいずれかの構成において、
前記第1板状部材は放射線遮蔽材料で形成されている。
(13)いくつかの実施形態では、上記(10)または(11)の構成において、
前記第2板状部材は放射線遮蔽材料で形成されている。
内壁面と外周面との間の間隔は、放射線の遮蔽性能によって制約を受ける。上記(12)及び(13)の構成によると、放射線遮蔽材料で形成された第1板状部材及び第2板状部材が、燃料から発する放射線を遮蔽することができるので、放射線の遮蔽の観点から内壁面と外周面との間に必要とされる間隔を小さくすることができる。そうすると、燃料プール内のスペースのうち燃料貯蔵ラックを保管するための有効スペースが大きくなるので、より多くの燃料貯蔵ラックを保管することができる。
また、放射線遮蔽材料として鉛を使用すると、鉛は柔らかく変形しやすいので、鉛から形成された第1板状部材及び第2板状部材が内壁面又は外周面に衝突する際、変形することによって衝突のエネルギーを吸収することができるので、燃料貯蔵ラック及び燃料プールへの衝撃を低減することができる。
14)いくつかの実施形態では、上記(1)〜(5)のいずれかの構成において、
前記シリンダ部及び前記ピストン部の少なくとも一方は、前記内壁面又は前記外周面に対して固定されている。
上記(14)の構成によると、ダンパ装置を燃料プール内に設置した後、ダンパ装置を適所に固定することができる。
15)いくつかの実施形態では、上記(1)〜(13)のいずれかの構成において、
前記少なくとも1つのダンパ部を保持する保持部と、
前記保持部に設けられるとともに前記床面上を転動可能に構成された転動部材と
をさらに有する。
上記(15)の構成によると、ダンパ装置を燃料プール内の適所に移動しやすくすることができる。
16)いくつかの実施形態では、上記(1)〜(13)のいずれかの構成において、
前記少なくとも1つの燃料貯蔵ラックは、前記床面上に載置されたフラットプレート上に載置され、
前記ダンパ装置は、
前記内壁面及び前記フラットプレートの側面の一方に当接可能であるとともに、前記内壁面及び前記側面間の間隔方向に沿って凹んだ第2凹部が形成された第2本体部を有する第2シリンダ部と、
前記内壁面及び前記側面の他方に当接可能であるとともに、前記第2凹部内に嵌め込まれる第2凸部を有する第2ピストン部と
を含む第2ダンパ部をさらに有する。
既存の燃料貯蔵設備をリラッキングするとき、燃料プールの床面上にフラットプレートが載置される。上記(16)の構成によると、第2ダンパ部がフラットプレートを保持することもできるので、フラットプレートを燃料プールに対して固定する必要がなくなり、リラッキング作業を簡素化することができる。
17)本開示の少なくとも1つの実施形態に係る燃料貯蔵設備は、
燃料プールと、
燃料を収容可能に構成され、前記燃料プールの床面上に載置される少なくとも1つの燃料貯蔵ラックと、
前記燃料プールの内壁面と前記燃料貯蔵ラックの外周面との間で前記床面に対して移動可能に前記燃料プール内に載置される上記(1)〜(16)のいずれかの少なくとも1つのダンパ装置と
を備える。
上記(17)の構成によると、燃料貯蔵ラックが燃料プール内で滑ったり振動したりすることによって燃料プールの内壁面に向かって移動しても、シリンダ部の凹部内に嵌め込まれた凸部が燃料貯蔵ラックの荷重を受けることにより、燃料貯蔵ラックを保持することができる。また、ダンパ装置は、燃料プールの内壁面と燃料貯蔵ラックの外周面との間で燃料プールの床面上に載置するだけで設置できるので、ダンパ装置を容易に設置することができる。
18)いくつかの実施形態では、上記(17)の構成において、
前記燃料プール内に、複数の前記燃料貯蔵ラックが集合して1つの燃料貯蔵ラック群を形成するように載置され、
前記燃料貯蔵ラック群を取り囲むように、複数のダンパ装置が前記燃料貯蔵ラック群の前記外周面と前記内壁面との間に設けられている。
上記(18)の構成によると、燃料貯蔵ラック群を取り囲むようにダンパ装置を配置することで、燃料貯蔵ラックの転倒及び滑りのおそれを低減することができる。
19)いくつかの実施形態では、上記(18)の構成において、
隣り合う燃料貯蔵ラックそれぞれの対向する外周面にそれぞれ、該対向する外周面同士の当たり面を規定するためのパッドが設けられている。
上記(19)の構成によると、隣り合う燃料貯蔵ラック同士は、パッドにおいて接触するので、燃料貯蔵ラック同士が直接接触することを抑制することで、燃料貯蔵ラックが損傷するおそれを低減することができる。
1 燃料貯蔵設備
2 燃料プール
2a (燃料プールの)床面
2b (燃料プールの)内壁面
3 燃料貯蔵ラック
3a (燃料貯蔵ラックの)外周面
3b 脚部
4 ダンパ装置
5 燃料
10 ダンパ部
11 保持部
11a 土台部
12 転動部材
12a コロ
20 シリンダ部
21 第1当接部
22 本体部
23 凹部
24 空間
24a 第1空間
24b 第2空間
25 隙間
26 貫通孔
27 弾性部材
27a スプリング
27b 板ばね
27b1 穴
28 ボルト
30 ピストン部
31 第2当接部
32 凸部
33 流体抵抗受動部材
34 抜け止め部
35 ボルト
41 第1球面座
42 第1球状部
43 第2球面座
44 第2球状部
45 第3球面座
46 第3球状部
47 第4球面座
48 第4球状部
51 第1板状部材
52 第2板状部材
60 燃料貯蔵ラック群
61 パッド
70 フラットプレート
70a (フラットプレートの)側面
80 第2ダンパ部
81 第2シリンダ部
82 第2本体部
83 第2凹部
84 第2ピストン部
85 第2凸部

Claims (19)

  1. 燃料プールの内壁面と、燃料を収容可能に構成されるとともに前記燃料プールの床面上に載置される少なくとも1つの燃料貯蔵ラックの外周面との間で前記床面上に載置されるダンパ装置であって、
    前記内壁面及び前記外周面の一方に当接可能であるとともに、前記内壁面及び前記外周面間の間隔方向に沿って凹んだ凹部が形成された本体部を有するシリンダ部と、
    前記内壁面及び前記外周面の他方に当接可能であるとともに、前記凹部内に嵌め込まれる凸部を有するピストン部と
    を含む少なくとも1つのダンパ部を有するダンパ装置。
  2. 前記シリンダ部には、前記ピストン部が当接可能である前記内壁面又は前記外周面に向かって前記凸部を押し付けるように構成された弾性部材が設けられている、請求項1に記載のダンパ装置。
  3. 板状の流体抵抗受動部材が前記凹部内に位置するように前記凸部に固定され、前記流体抵抗受動部材は、前記凸部が前記凹部内を延びる方向に面するように構成されている、請求項1または2に記載のダンパ装置。
  4. 前記シリンダ部には、前記凸部が前記凹部から抜け出る方向に摺動したときに前記流体抵抗受動部材が当接することにより前記凸部が前記凹部から抜けることを防ぐための抜け止め部が形成されている、請求項3に記載のダンパ装置。
  5. 前記シリンダ部には、前記凸部によって画定される前記凹部内の空間と、前記シリンダの外部とを連通する貫通孔が形成されている、請求項1に記載のダンパ装置。
  6. 前記シリンダ部は、
    前記内壁面及び前記外周面の一方に当接可能である第1当接部と、
    前記第1当接部及び前記本体部の一方に形成された凹球面状の第1球面座と、
    前記第1当接部及び前記本体部の他方に設けられた第1球状部であって、前記第1球面座に摺動可能に係合して前記本体部が前記第1当接部に回動可能に連結される第1球状部と
    をさらに有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のダンパ装置。
  7. 前記ピストン部は、
    前記内壁面及び前記外周面のうち前記シリンダ部が当接しない方に当接可能である第2当接部と、
    前記第2当接部及び前記凸部の一方に形成された凹球面状の第2球面座と、
    前記第2当接部及び前記凸部の他方に設けられた第2球状部であって、前記第2球面座に摺動可能に係合して前記凸部が前記第2当接部に回動可能に連結される第2球状部と
    をさらに有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載のダンパ装置。
  8. 前記ダンパ装置は複数のダンパ部を有し、
    前記複数のダンパ部の各シリンダ部の各本体部のうちの少なくとも2つは、前記内壁面及び前記外周面の一方に当接可能である1つの第1板状部材に接続されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のダンパ装置。
  9. 前記少なくとも2つの本体部のそれぞれ及び前記第1板状部材の一方には、凹球面状の第3球面座が形成され、
    前記少なくとも2つの本体部のそれぞれ及び前記第1板状部材の他方には、前記第3球面座に摺動可能に係合して前記本体部を前記第1板状部材に回動可能に連結する第3球状部が設けられている、請求項8に記載のダンパ装置。
  10. 前記ダンパ装置は複数のダンパ部を有し、
    前記複数のダンパ部の各ピストン部の各凸部のうちの少なくとも2つは、前記内壁面及び前記外周面のうち前記シリンダ部が当接しない方に当接可能である1つの第2板状部材に接続されている、請求項1〜5、8及び9のいずれか一項に記載のダンパ装置。
  11. 前記少なくとも2つの凸部のそれぞれ及び前記第2板状部材の一方には、凹球面状の第4球面座が形成され、
    前記少なくとも2つの凸部のそれぞれ及び前記第2板状部材の他方には、前記第4球面座に摺動可能に係合して前記凸部を前記第2板状部材に回動可能に連結する第4球状部が設けられている、請求項10に記載のダンパ装置。
  12. 前記第1板状部材は放射線遮蔽材料で形成されている、請求項8〜11のいずれか一項に記載のダンパ装置。
  13. 前記第2板状部材は放射線遮蔽材料で形成されている、請求項10または11に記載のダンパ装置。
  14. 前記シリンダ部及び前記ピストン部の少なくとも一方は、前記内壁面又は前記外周面に対して固定されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のダンパ装置。
  15. 前記少なくとも1つのダンパ部を保持する保持部と、
    前記保持部に設けられるとともに前記床面上を転動可能に構成された転動部材と
    をさらに有する、請求項1〜13のいずれか一項に記載のダンパ装置。
  16. 前記少なくとも1つの燃料貯蔵ラックは、前記床面上に載置されたフラットプレート上に載置され、
    前記ダンパ装置は、
    前記内壁面及び前記フラットプレートの側面の一方に当接可能であるとともに、前記内壁面及び前記側面間の間隔方向に沿って凹んだ第2凹部が形成された第2本体部を有する第2シリンダ部と、
    前記内壁面及び前記側面の他方に当接可能であるとともに、前記第2凹部内に嵌め込まれる第2凸部を有する第2ピストン部と
    を含む第2ダンパ部をさらに有する、請求項1〜13のいずれか一項に記載のダンパ装置。
  17. 燃料プールと、
    燃料を収容可能に構成され、前記燃料プールの床面上に載置される少なくとも1つの燃料貯蔵ラックと、
    前記燃料プールの内壁面と前記燃料貯蔵ラックの外周面との間で前記床面上に載置される請求項1〜16のいずれか一項に記載の少なくとも1つのダンパ装置と
    を備える燃料貯蔵設備。
  18. 前記燃料プール内に、複数の前記燃料貯蔵ラックが集合して1つの燃料貯蔵ラック群を形成するように載置され、
    前記燃料貯蔵ラック群を取り囲むように、複数のダンパ装置が前記燃料貯蔵ラック群の前記外周面と前記内壁面との間に設けられている、請求項17に記載の燃料貯蔵設備。
  19. 隣り合う燃料貯蔵ラックそれぞれの対向する外周面にそれぞれ、該対向する外周面同士の当たり面を規定するためのパッドが設けられている、請求項18に記載の燃料貯蔵設備。
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