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JP2018522113A - ヨウ素末端基を有するフッ素化熱硬化性プラスチック - Google Patents

ヨウ素末端基を有するフッ素化熱硬化性プラスチック Download PDF

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JP2018522113A JP2018501309A JP2018501309A JP2018522113A JP 2018522113 A JP2018522113 A JP 2018522113A JP 2018501309 A JP2018501309 A JP 2018501309A JP 2018501309 A JP2018501309 A JP 2018501309A JP 2018522113 A JP2018522113 A JP 2018522113A
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Abstract

TFE、HFP、及びVDF、から誘導された2価の繰り返しモノマー単位を含み、並びに少なくとも0.1〜1重量%のヨウ素末端基を更に含むフッ素化熱硬化性プラスチックと、硬化剤と、を含む、組成物であって、フッ素化熱硬化性プラスチックの有するMFIが265℃及び5kgで5g/10分より大きい、組成物が本明細書に記載されている。

Description

ヨウ素末端基を含むフッ素化熱硬化性プラスチックが開示される。
圧縮永久歪み耐性は、シール及びガスケット材料においてとりわけ重要な特性の1つである。圧縮永久歪みは、力を除いた後に残存している、ポリマーの変形である。一般的には、より低い圧縮永久歪み値が、より良い(すなわち、材料の変形が、より小)。その弾性により、シール及びガスケットは、典型的には、エラストマー性の材料から作製される。
ペルフルオロエラストマーは、耐熱性及び良好な圧縮永久歪み耐性をはじめとする、優れた特性を有する。しかし、ペルフルオロエラストマーのコストのために、特定の用途及び市場においては望ましくなく、又は非常に高額となる場合がある。
良好な圧縮永久歪みを有する、新たな材料を特定することが望まれている。シール及びガスケットは、典型的にはエラストマーを調合する供給元で製造されることから、エラストマーが硬化剤及び他の補助剤と混合される場合、これらの新たな材料もまた、エラストマーと同じ要領で加工され、例えば2本ロールミル又は密閉混合機を使用して調合されることが望まれている。
一態様において、TFE、HFP、及びVDF、から誘導された、2価の繰り返しモノマー単位を含み、並びに少なくとも0.1〜1重量%のヨウ素末端基を更に含むフッ素化熱硬化性プラスチックと、硬化剤とを含む、組成物であって、フッ素化熱硬化性プラスチックの有するMFIが265℃及び5kgで5g/10分より大きい、組成物が提供される。
上記の発明の概要は、各実施形態について説明することを意図するものではない。本発明の1つ以上の実施形態の詳細については、以下の発明を実施するための形態においても示される。他の特色、目的、及び利点は、発明を実施するための形態及び特許請求の範囲から明らかとなるであろう。
本明細書で使用する場合、用語
「a」、「an」、及び「the」は互換可能に使用され、1以上を意味する。
「及び/又は」は、述べられた事例の一方又は両方が起こり得ることを示すために使用され、例えば、A及び/又はBは、(A及びB)と(A又はB)とを含む。
「非晶質」は、長距離秩序(すなわち、巨大分子の、その直近を超えての配置及び配向として理解されるもの)が存在しない、ポリマーなどの材料であり、非晶質ポリマーは、明瞭で検出可能な融点を有していない。
「主鎖」とは、ポリマーの主な連続鎖を指す。
「コポリマー」は、少なくとも2種の異なる共重合したモノマー(すなわち、同一の化学構造を有さないモノマー)を含むポリマー材料を指し、ターポリマー(3種の異なるモノマー)、テトラポリマー(4種の異なるモノマー)などを包含する。
「架橋」とは、2つの予め形成したポリマー鎖を、化学結合又は化学的な基を使用して連結することを指す。
「硬化部位」は、架橋に関与する場合がある、官能基を指す。
「ガラス転移温度」又は「T」は、ポリマー材料がガラス状態からゴム状態に転移する温度を指す。ガラス状態は、典型的には、例えば、脆く、剛直な、剛性の、又はこれらの組み合わせである材料に付随する。対照的に、ゴム状態は、典型的には、例えば、可撓性の材料及びエラストマー性の材料に付随する。
「共重合」とは、モノマーが一緒に重合してポリマー主鎖を形成することを指す。
「モノマー」は、重合を経てその後ポリマーの基本的構造の部分を形成することができる分子である。
「全フッ素化」とは、全ての水素原子がフッ素原子に置換されている、炭化水素から得られる基又は化合物を意味する。但し、全フッ素化化合物は、塩素原子、臭素原子、及びヨウ素原子のような、フッ素原子及び炭素原子以外の原子を更に含有してもよい。
「ポリマー」とは、共重合したモノマーの単位を含む、マクロ構造を指す。
また、本明細書において、端点による範囲の記載には、その範囲内に包含される全ての数が含まれる(例えば、1〜10には、1.4、1.9、2.33、5.75、9.98などが含まれる。)。
また、本明細書において、「少なくとも1」の記載には、1以上の全ての数(例えば少なくとも2、少なくとも4、少なくとも6、少なくとも8、少なくとも10、少なくとも25、少なくとも50、少なくとも100など)が含まれる。
ASTM D395−89aに従って、圧縮永久歪み(CS)を、数式1
Figure 2018522113
数式1
[式中、tは、試験体の元の厚さであり、tは、試験体の最終の厚さであり、tは、使用するスペーサ棒の厚さである。]により、計算することができる。
典型的な圧縮永久歪み試験において、O−リングを、25%の圧縮比率の下に置き、200℃で70時間にわたって保つ。次に、O−リングを加熱器から取出し、圧縮を解除する。25%の変形状態から元の厚さ(t)近くまでの急速な回復が、高温用途に使用することが確かにできる良好なシール及びガスケットのため、理想的である。例えば、使用の際、シール及びガスケットは、室温より高い温度の存在下で圧縮された後、室温まで冷却されるものであり、シール及びガスケットがその封止を維持すると想定されている。
既存のものとして、硬化した非晶質材料は、その材料の「跳ね返す」能力により、封止用途(例えばシール及びガスケット)に使用されてきた。典型的には、非晶質であるフルオロポリマーを使用、フルオロポリマーを硬化又は加硫処理することにより、フルオロエラストマーを作製する。したがって、非晶質ポリマーは、反応して3次元架橋網目を形成することができる、硬化部位を含有してもよい。一般的に、エラストマー特性は硬化後に得られ、ポリマー鎖が1つに結合してエラストマー(すなわち硬化した部分)を形成する。
以前には、シール及びガスケット材料中の結晶質領域は、その結晶質領域の配列に起因して、材料の急速な回復を遅延又は阻害し得ることから、圧縮永久歪み耐性に負の影響を有すると考えられた。例えば、ポリマーが結晶質領域を含有する場合、結晶質領域は、例えば200℃の温度の圧縮永久歪み試験中に融解する可能性があるが、室温までの冷却中の再結晶及び再配置に起因し、材料は、その元の形状に戻らなくなると考えられていた。そこで、この再結晶は、圧縮永久歪み耐性に有害な影響を有すると考えられていた。
しかし、本出願において、半結晶質ポリマーは、ヨウ素末端基を介して後から架橋していき、使用すると、驚くべき良好な圧縮永久歪み耐性を有する、シール及びガスケットを作製することができると判明した。
本開示は、ヨウ素末端基を含む熱硬化性ポリマーに関する。熱硬化性ポリマーは、初期に加熱されると軟化するが、一旦冷却されると硬化又は架橋し、恒久的な剛度のものとなるポリマーである。
本開示の熱硬化性ポリマーは半結晶質であり、示差走査熱量測定(DSC)の下で検討する場合、ポリマーが、60℃より高い少なくとも1つの融点温度(T)、及び測定可能なエンタルピー、例えば、0J/gより大きい、又は更には0.01J/gより大きいエンタルピーを有するものになる。エンタルピーを求めるには、本明細書に開示した試験を使用し、DSCにより測定した融解転移の曲線の下の面積により、ジュール/グラム(J/g)として表す。
ポリマーの結晶化度(Ψ)を、非晶質相l及び結晶質層lのX線回折(XRD)パターンから、数式2によって導くことができる。
Figure 2018522113
数式2
本開示のフッ素化熱硬化性プラスチックは、少なくとも以下のモノマー[テトラフルオロエチレン(TFE)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)、及びフッ化ビニリデン(VDF)]から誘導された、フッ素化ランダムコポリマーである。一実施形態において、フッ素化熱硬化性プラスチックは、TFE(少なくとも20重量%、少なくとも25重量%、又は更には少なくとも30重量%、かつ最大40重量%、最大50重量%、最大55重量%、又は更には最大60重量%)、HFP(少なくとも10重量%、少なくとも15重量%、又は更には少なくとも20重量%、かつ最大25重量%、又は更には最大30重量%)、及びVDF(少なくとも15重量%、少なくとも20重量%、又は更には少なくとも30重量%)、かつ最大50重量%、最大55重量%、又は更には最大60重量%)から誘導されたものである。
また、追加のモノマーを、ポリマー中に組み込んでもよく、それには、ペルフルオロビニルエーテル、ペルフルオロアリルエーテルモノマー、及び硬化部位モノマーなどがある。典型的には、これらの追加のモノマーを使用するには、使用する他のモノマーに対し、10重量%未満、5重量%未満、又は更には1重量%未満の百分率にする。
本開示において使用し得るペルフルオロビニルエーテルの例としては、式CF=CF−O−R(式中、Rは、0、又は1個以上の酸素原子、及び12個以下、10個以下、8個以下、6個以下、又は更には4個以下の炭素原子を含有し得る全フッ素化脂肪族基を表す。)に相当するものが挙げられる。例示的な全フッ素化ビニルエーテルは、式CF=CFO(R O)(R O) (式中、R 及びR は、1〜6個の炭素原子、特に2〜6個の炭素原子の異なる直鎖状又は分枝状のペルフルオロアルキレン基であり、m及びnは、独立して、0〜10であり、R は、1〜6個の炭素原子のペルフルオロアルキル基である。)に相当するものである。全フッ素化ビニルエーテルの具体例としては、ペルフルオロ(メチルビニル)エーテル(PMVE)、ペルフルオロ(エチルビニル)エーテル(PEVE)、ペルフルオロ(n−プロピルビニル)エーテル(PPVE−1)、ペルフルオロ−2−プロポキシプロピルビニルエーテル(PPVE−2)、ペルフルオロ−3−メトキシ−n−プロピルビニルエーテル、ペルフルオロ−2−メトキシ−エチルビニルエーテル、CF=CFOCFOCF、CF=CFOCFOCFCF、及びCF−(CF−O−CF(CF)−CF−O−CF(CF)−CF−O−CF=CFが挙げられる。
本開示において使用し得るペルフルオロアリルエーテルの例としては、式CF=CF(CF)−O−R(式中、Rは、0、又は1個以上の酸素原子、及び10個以下、8個以下、6個以下、又は更には4個以下の炭素原子を含有し得る全フッ素化脂肪族基を表す。)に相当するものが挙げられる。全フッ素化アリルエーテルの具体例としては、CF=CF−CF−O−(CFF(式中、nは、1〜5の整数である。)及びCF=CF−CF−O−(CF−O−(CF−F(式中、xは、2〜5の整数であり、yは、1〜5の整数である。)が挙げられる。全フッ素化アリルエーテルの具体例としては、ペルフルオロ(メチルアリル)エーテル(CF=CF−CF−O−CF)、ペルフルオロ(エチルアリル)エーテル、ペルフルオロ(n−プロピルアリル)エーテル、ペルフルオロ−2−プロポキシプロピルアリルエーテル、ペルフルオロ−3−メトキシ−n−プロピルアリルエーテル、ペルフルオロ−2−メトキシ−エチルアリルエーテル、ペルフルオロ−メトキシ−メチルアリルエーテル、及びCF−(CF−O−CF(CF)−CF−O−CF(CF)−CF−O−CFCF=CF、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。
硬化部位モノマーの例としては、以下の式のもの、すなわち、a)CX=CX(Z)[式中、(i)各Xは、独立して、H又はFであり、(ii)Zは、I、Br、R−U(式中、UはI又はBrであり、Rは任意にO原子を含有する全フッ素化アルキレン基である。)のもの、又はb)Y(CFY[式中、(i)Yは、独立して、Br、I又はClから選択され、(ii)qは1〜6である。]のものなどの、ハロゲン化硬化部位モノマーが挙げられる。加えて、非フッ素化ブロモ又はヨードオレフィン、例えば、ヨウ化ビニル及びヨウ化アリルを使用することができる。いくつかの実施形態において、硬化部位モノマーは、CF=CFCFI、ICFCFCFCFI、CF=CFCFCFI、CF=CFOCFCFI、CF=CFOCFCFCFI、CF=CFOCFCFCHI、CF=CFCFOCHCHI、CF=CFO(CF−OCFCFI、CF=CFCFBr、CF=CFOCFCFBr、CF=CFCl、CF=CFCFCl、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される1つ以上の化合物に由来する。
本開示のフッ素化熱硬化性プラスチックは、ヨウ素末端基を含む(すなわち、ポリマーの有する末端基がヨウ素を含むもの)。一実施形態において、フッ素化熱硬化性プラスチックの含むヨウ素末端基は、フッ素化プラスチックの重量に基づいて、少なくとも0.1重量%、又は更には少なくとも0.5重量%、かつ最大0.8重量%、又は更には最大1重量%である。これらのヨウ素末端基をポリマー中に組み込むには、その重合中に、ヨード連鎖移動剤、及び/又はヨウ素化硬化部位モノマーの使用を介する。
本開示の一実施形態において、フッ素化熱硬化性プラスチックの有するガラス転移温度(Tg)は、DSCによる測定で、−10℃より高く、−5℃より高く、0℃より高く、5℃より高く、10℃より高く、15℃より高く、又は更には20℃より高く、かつ80℃未満、70℃未満、60℃未満、又は更には50℃未満である。
本開示の一実施形態において、フッ素化熱硬化性プラスチックの有する融点(Tm)は、少なくとも60℃、少なくとも70℃、少なくとも80℃、又は更には少なくとも100℃、かつ最高320℃、最高300℃、最高280℃、最高250℃、又は更には最高200℃である。一実施形態において、フッ素化熱硬化性プラスチックの融点は、得られる物品の上限使用温度未満である。
一実施形態において、フッ素化熱硬化性プラスチックの有するMFIは、265℃及び5kgで、5g/10分より大きく、5.5g/10分より大きく、6g/10分より大きく、又は更には7g/10分より大きい。メルトフローインデックス(MFI)又はメルトフローレート(MFR)を、フルオロ熱可塑性ポリマーの融解容易性の尺度として使用することができる。MFIが高くなるにつれ、流動は良好になる。また、これは、分子量の間接的尺度にもなる。MFIが高くなるにつれ、分子量は低くなる。典型的なMFI測定の、温度及び重量に関する設定は、熱可塑性体の融点に依存する。熱可塑性体の融点がより高い場合、MFIの温度設定を、より高くする必要がある。
本開示の一実施形態において、フッ素化熱硬化性コポリマーの重量平均分子量は、少なくとも50,000ダルトン、少なくとも100,000ダルトン、少なくとも300,000ダルトン、少なくとも500,000ダルトン、少なくとも750,000ダルトン、少なくとも1,000,000ダルトン、又は更には少なくとも1,500,000ダルトンであり、かつポリマーの早期ゲル化を引き起こすほどには高くない分子量である。
本開示のフッ素化熱硬化性プラスチックは、ヨウ素をフッ素化ポリマー中に組み込むものではない限りで、様々な公知の方法によって製造可能なものである。
一実施形態において、ポリマーは、米国特許第4,158,678号(Tatemotoら)に記載のとおり、ヨウ素移動重合によって製造可能なものである。簡潔に述べると、乳化重合中、ラジカル開始剤及びヨウ素連鎖移動剤を使用し、ポリマーラテックスを生成させる。ポリマー製造に使用されるラジカル重合開始剤は、フッ素含有エラストマーの重合に使用される、当該技術分野において公知の開始剤と同じものでもよい。そのような開始剤の例には、有機及び無機パーオキサイド、並びにアゾ化合物がある。開始剤の典型例には、パーサルフェート、パーオキシカーボネート、及びパーオキシエステルなどがある。一実施形態において、アンモニウムパーサルフェート(APS)を、単独で、又はサルファイトのような還元剤との組み合わせでのいずれかで使用する。典型的には、ヨウ素連鎖移動剤は、二ヨウ素化合物であり、非晶質ポリマーの総重量に基づいて、0.01〜1重量%で使用される。例示的な二ヨウ素化合物としては、1,3−ジヨードペルフルオロプロパン、1,4−ジヨードペルフルオロブタン、1,3−ジヨード−2−クロロペルフルオロプロパン、1,5−ジヨード−2,4−ジクロロペルフルオロペンタン、1,6−ジヨードペルフルオロヘキサン、1,8−ジヨードペルフルオロオクタン、1,10−ジヨードペルフルオロデカン、1,12−ジヨードペルフルオロドデカン、1,16−ジヨードペルフルオロヘキサデカン、ジヨードメタン、及び1,2−ジヨードエタンが挙げられる。乳化重合のため、様々な乳化剤を使用することができる。重合中に生じる、乳化剤の分子に対する連鎖移動反応を阻害する観点から、望ましい乳化剤は、フルオロカーボン鎖又はフルオロポリエーテル鎖を有するカルボン酸の塩である。乳化剤の量を、加えられる水に基づいて、約0.05重量%〜約2重量%、又は更には0.2重量%〜1.5重量%とすることが、望ましい。それにより得られたラテックスは、末端位にヨウ素原子を有する、フッ素化ポリマーを含む。
本開示のフッ素化熱硬化性プラスチックは、例えば、非晶質ゴムの調合中、エラストマーと同様に加工可能なものであり、非晶質ポリマーは、2本ロールミル又は密閉混合機を使用し、必須の硬化剤及び他の補助剤と、混合又はブレンドされる。ミルによりブレンドするため、硬化性組成物は、十分な弾性率を有する必要がある。換言すれば、ミルに粘着するほどに軟質ではなく、ミル上に置くことができないほどに剛直ではない。したがって、一実施形態において、フッ素化熱硬化性プラスチックの有する弾性率は、1%の歪み及び1Hzの周波数で(例えば、ASTM6204−07によって得られた貯蔵弾性率から)、測定し、100℃にて少なくとも0.001MPa、少なくとも0.005MPa、少なくとも0.01MPa、少なくとも0.05MPa、少なくとも0.1MPa、少なくとも0.3MPa、又は更には少なくとも0.5MPa、かつ最大2.0MPa、最大2.2MPa、又は更には最大2.5MPaであり、室温又は室温より少し高温で加工することが可能となる。
本開示の一実施形態において、フッ素化熱硬化性プラスチックと硬化剤とを含む、組成物は、非晶質ポリマーを実質的に含まない(すなわち、組成物の含む非晶質ポリマーが、5重量%未満、2重量%未満、1重量%未満、又は更には0.1重量%未満)。
フッ素化熱硬化性プラスチックポリマーは、架橋していても、又はしていなくてもよい。ポリマーの架橋を行なうには、当該技術分野において公知の硬化系(パーオキサイド硬化剤、2,3−ジメチル−2,3−ジメチル−2,3−ジフェニルブタン、及び他のアゾ化合物などのラジカル開始剤、並びにポリオール及びポリアミン硬化系などの他の硬化系など)を使用することができる。
パーオキサイド硬化剤としては、有機又は無機パーオキサイドが挙げられる。有機パーオキサイド、特に動的混合温度にて分解しないものが好ましい。
一般的に、パーオキサイドを使用する架橋を行なうには、架橋剤として有機パーオキサイドを使用し、所望により架橋助剤[例えば、ビスオレフィン[CH=CH(CFCH=CH及びCH=CH(CFCH=CHなど]、グリセリンのジアリルエーテル、トリアリルリン酸、ジアリルアジペート、ジアリルメラミン及びトリアリルイソシアヌレート(TAIC)、フッ素化オレフィン結合を含むフッ素化TAIC、トリ(メチル)アリルイソシアヌレート(TMAIC)、トリ(メチル)アリルシアヌレート、ポリ−トリアリルイソシアヌレート(ポリ−TAIC)、キシリレン−ビス(ジアリルイソシアヌレート)(XBD)、及びN,N’−m−フェニレンビスマレイミドをはじめとするもの]を使用することができる。
有機パーオキサイドの例としては、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルパーオキシヘキサン、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルクロロへキサン、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート(TBIC)、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキシルカーボネート(TBEC)、t−アミルパーオキシ2−エチルヘキシルカーボネート、t−ヘキシルパーオキシイソプロピルカーボネート、カルボノパーオキソ酸、O,O’−1,3−プロパンジイルOO,OO’−ビス(1,1−ジメチルエチル)エステル、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、ジ(4−メチルベンゾイル)パーオキサイド、ラウレルパーオキサイド、及びシクロヘキサノンパーオキサイドが挙げられる。他の好適なパーオキサイド硬化剤は、米国特許第5,225,504号(Tatsuら)に掲載されている。一般的に、パーオキサイド硬化剤の使用量は、100部のフッ素化ブロックコポリマー当たり、0.1〜5重量部、好ましくは1〜3重量部である。他の従来のラジカル開始剤は、本開示での使用に好適である。
本開示のフッ素化ブロックコポリマーを硬化するのに有用なアゾ化合物の例には、高い分解温度を有するものがある。換言すれば、それらは、得られる生成物の上限使用温度より上で分解する。そのようなアゾ化合物を、例えば、「Polymeric Materials Enclclopedia,by J.C.Salamone,ed.,CRC Press Inc.,New York,(1996)Vol.1,pages432〜440」に見出すことができる。
一般的に、ポリオールの使用による架橋を行なうには、ポリオール化合物(架橋剤として)、アンモニウム塩、ホスホニウム塩、及びイミニウム塩などの架橋助剤、並びにマグネシウム、カルシウム、又は亜鉛などの2価金属の水酸化物又は酸化物を使用する。ポリオール化合物の例としては、ビスフェノールAF、ビスフェノールA、ビスフェノールS、ジヒドロキシベンゾフェノン、ヒドロキノン、2,4,6−トリメルカプト−S−トリアジン、4,4’−チオジフェノール、及びこれらの金属塩が挙げられる。
一般的に、ポリアミンの使用による架橋を行なうには、ポリアミン化合物(架橋剤として)、及びマグネシウム、カルシウム、又は亜鉛などの2価金属の酸化物を使用する。ポリアミン化合物又はポリアミン化合物の前駆体の例としては、ヘキサメチレンジアミン及びそのカルバメート、4,4’−ビス(アミノシクロヘキシル)メタン及びそのカルバメート、並びにN,N’−ジシンナミリデン−1,6−ヘキサメチレンジアミンが挙げられる。
架橋剤及び架橋助剤の各々を、従来から公知の量で使用してもよく、及び使用量を当業者が適切に求めてもよい。架橋に関与するこれらの成分の各々の使用量は、例えば、100質量部のフッ素化ポリマー当たり、約1質量部以上、約5質量部以上、約10質量部以上、又は約15質量部以上、かつ約60質量部以下、約40質量部以下、約30質量部以下、又は約20質量部以下でよい。架橋に関与する成分の合計量は、例えば、100質量部のフッ素化ポリマー当たり、約1質量部以上、約5質量部以上又は約10質量部以上、かつ約60質量部以下、約40質量部以下、又は約30質量部以下でよい。
例えば、強度を高める、又は機能性を付与する目的のため、従来の補助剤、例えば、酸受容体、充填剤、加工助剤、又は着色剤などを硬化性組成物に加えてよい。
例えば、組成物の硬化及び熱安定性を促進するため、酸受容体を使用してよい。好適な酸受容体としては、酸化マグネシウム、酸化鉛、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、二塩基性亜リン酸鉛、酸化亜鉛、炭酸バリウム、水酸化ストロンチウム、炭酸カルシウム、ハイドロタルサイト、アルカリステアレート、シュウ酸マグネシウム、又はこれらの組み合わせを挙げることができる。好ましくは、酸受容体の使用量は、100重量部のフッ素化ポリマー当たり約1〜約20重量部の範囲である。
充填剤としては、有機充填剤又は無機充填剤[クレイ、シリカ(SiO)、アルミナ、ベンガラ、タルク、珪藻土、硫酸バリウム、珪灰石(CaSiO)、炭酸カルシウム(CaCO)、フッ化カルシウム、酸化チタン、酸化鉄、及びカーボンブラック充填剤など]が挙げられ、ポリテトラフルオロエチレン粉末、PFA(TFE/ペルフルオロビニルエーテルコポリマー)粉末、導電性充填剤、及び放熱充填剤などを任意による成分として組成物に加えてもよい。当業者は、特定の充填剤を、加硫処理した化合物に所望の物理的特性を得るのに必要な量にて選択することができる。充填剤成分により、より低温(TR−10)において収縮などの所望の特性を保持しながら、伸び及び引張り強さの値によって示されるとおり、好ましい弾性及び物理的引張性の保持が可能な化合物を得ることができる。一実施形態において、組成物は、40重量%未満、30重量%未満、20重量%未満、15重量%未満、又は更には10重量%未満の充填剤を含む。
フッ素化ポリマー組成物は、硬化剤及び任意による従来の補助剤と混合される。混合方法としては、例えば、ゴム用2本ロール、加圧混練機、又はバンバリミキサを使用する混練が挙げられる。
次いで、混合物を、押出成形又は成形などによって加工及び成形し、本開示の組成物から構成されるシート、ホース、ホースの裏層、O−リング、包材、ガスケット、又はシールなどの様々な形状の物品を形成することができる。次いで、成形した物品を加熱し、組成物を硬化させ、硬化エラストマー物品を形成することができる。
典型的には、調合した混合物の加圧(すなわち、プレス硬化)を行なうには、約120〜220℃、又は更には約140〜200℃の温度で、約1分間〜約15時間、通常は約1〜15分間かける。約700〜20,000kPa、又は更には約3400〜6800kPaの加圧が、組成物の成形において典型的に使用される。最初に、モールドを離型剤でコーティングし、プレベークしてもよい。
成形した加硫処理物は、試料の断面厚さに応じて、約140〜240℃の温度、又は更には約160〜230℃の温度で、約1〜24時間以上、オーブン内で後硬化してよい。厚さのある部分では、後硬化中の温度は、通常、範囲の下限から所望の最高温度まで次第に上昇する。使用最高温度は、好ましくは約260℃であり、この値で約1時間以上保持する。
フッ素化熱硬化性プラスチックを含む本開示の組成物は、ホース、ガスケット、シール、シート、又は包材などの物品に使用可能なものである。これらの組成物を、後硬化してもよく、しなくてもよい。
別段の記載がない限り、実施例及び明細書の残りの部分における、全ての部、百分率、比などは全て重量によるものであり、実施例で使用された全ての試薬は、例えば、Sigma−Aldrich Company(Saint Louis,Missouri)などの一般的な化学物質供給元から得られたか、若しくは入手可能であり、又は従来の方法によって合成し得る。
以下の実施例において、次の略記を使用する。「phr」は100部のゴム当たりの部、「g」はグラム、「min」は分、「psi」はポンド/平方インチ、「hr」は時間、「℃」は摂氏の度、「MPa」はメガパスカル、「dN−m」はデシニュートン・メートル、及び「wt」は重量である。
Figure 2018522113
方法
ヨウ素含有量
ヨウ素含有量を求めるには、蛍光X線分析(XRF)(Supermini200、リガク(東京))によった。ヨウ素含有量を、フルオロポリマーの重量に対する重量%として報告する。
モノマー組成物比率
TFE、HFP、及びVDFのモノマー組成物比率を、フルオロポリマーのFTIRスペクトルの積分吸光度比率によって導出した。NMRでのモノマー組成物比率分析によって、スペクトルを較正した。分析を実施するには、OMNICソフトウェア(ThermoFisher Scientific(Waltham,MA))を使用する、Fa Nicolet DX510FTIR分光光度計を使用した。
融点及びガラス転移点
融点(T)及びガラス転移温度(T)を求めるには、窒素気流下での示差走査熱量測定(TA Instruments社製DSC、Q2000(New Castle,DE))によった。試料量を、5mg±0.25mgとした。DSCのサーモグラムは、加熱/冷却/加熱のサイクルのうちの、第2の加熱サイクルから得られた。第1の加熱サイクルは、−85℃で始め、10℃/分の昇温速度で、最終温度(予想融解温度より50〜100℃高温になるよう選択)までとした。冷却サイクルは、第1の加熱サイクルからの最終温度で始め、10℃/分の冷却速度で、−85℃までとした。第2の加熱サイクルは、−85℃で始め、10℃/分の昇温速度で、最終温度に戻るまでとした。
ムーニー粘度
ムーニー粘度値の測定は、ASTM D1646−06Type Aと同様の要領とし、MV2000装置(Alpha Technologies,Ohioから入手可能)により、大きな回転子(ML1+10)を121℃で使用した。結果をムーニー単位で報告する。
硬化レオロジー
硬化レオロジー試験は、ASTM D5289−93aに従って行ない、未硬化の調合試料を使用し、Alpha technologies(Akron,OH)から商品名PPA2000で販売されているレオメータの使用により、177℃、前加熱なし、経過時間12分、及び角度0.5度とした。最小トルク(M)、及び平坦域又は最大トルク(M)が得られない場合は特定の期間中に到達した最も高いトルク(M)の両方を、測定した。また、トルクがMを超え2単位増加する時間(t2)、トルクがM+0.1(M−M)に等しい値に到達する時間(t’10)、トルクがM+0.5(M−M)に等しい値に到達する時間(t’50)、及びトルクがM+0.9(M−M)に到達する時間(t’90)も測定した。
O−リング成形及び圧縮永久歪み
O−リング(214,AMS AS568)を、177℃で10分間、成形した。次に、プレス硬化したO−リングを230℃で4時間、後硬化した。プレス硬化及び後硬化したO−リングの圧縮永久歪みについて、ASTM D395−03方法B及びASTM D1414−94に従い、25%の初期歪みにより、200度で70時間、試験した。結果を百分率で報告する。
実施例
実施例1
40リットルの反応器に、22,500gの水、330gのCF−O−(CF−O−CFH−CF−COONH(30%水溶液)、及び60gの1,4−ジヨードオクタフルオロブタンを入れた。反応器を排気し、真空を破り、25psi(0.17MPa)まで窒素で加圧した。この真空及び加圧を3回繰り返した。酸素を除去した後、反応器を71.1℃まで加熱し、83psi(0.57MPa)までヘキサフルオロプロピレン(HFP)で加圧した。次に、反応器を、172psi(1.19MPa)までフッ化ビニリデン(VDF)で加圧し、反応器の圧力を、テトラフルオロエチレン(TFE)で220psi(1.52MPa)までにした。反応器を350rpmで撹拌し、反応を開始するのに、500gの脱イオン水に溶解した10gのアンモニウムパーサルフェート(APS)を加えた。重合反応でのモノマー消費により反応器の圧力が降下するのに伴い、HFP、TFE、及びVDFを反応器に連続して供給し、圧力を220psi(1.52MPa)に維持した。HFPとVDFとの重量比率を0.52、TFEとVDFとの重量比率を1.22とした。77分後、モノマーの供給を中止し、反応器を冷却した。得られた分散液は、固形分含有率が25.3重量%、及びpHが3.8であった。分散物の粒径は124nmであった。
固化のため、MgCl/脱イオン水溶液をラテックスに加え、MgCl溶液の使用量はラテックスと概ね同じとした。このMgCl溶液は、MgCl・6HOとして1.25重量%を含有するものであった。ラテックスを攪拌し、固化させた。
実施例2
ポリマー試料を準備し試験するには、HFPとVDFとのモノマー重量比率を0.42、TFEとVDFとの重量比率を0.67とした以外は実施例1におけるとおりとした。
実施例1及び2から得られたフルオロポリマー、並びにポリマーAを、モノマー組成物比率、ヨウ素含有量、融点及びガラス転移点、並びにムーニー粘度について、上記開示の方法を使用し、個々に試験した。下記の表1は、結果のまとめである。
Figure 2018522113
200gのバッチを2本ロールミル上で調合するのに、100部のポリマー、30phrのカーボンブラック、3phrの助剤、及び2phrのパーオキサイドを使用した。調合したポリマーを試験するのに、上記のとおり、「硬化レオロジー」及び「O−リング成形及び圧縮永久歪み」に従った。結果を表2に報告する。比較例Aにおいて、得られた化合物は良好に硬化せず、圧縮試験のためのO−リング中への成形が不可能であった。
Figure 2018522113
上記の表に示すとおり、ヨウ素含有物を含むフルオロポリマーの有するトルクは高まり、ヨウ素がフルオロポリマーの架橋(又は硬化)に寄与していることを示唆している。
本発明の範囲及び趣旨から逸脱することなく、本発明の予測可能な修正及び変更が当業者には明らかであろう。本発明は、例示目的のために本出願において説明された実施形態に限定されるべきではない。

Claims (8)

  1. TFE、HFP、及びVDF、から誘導された2価の繰り返しモノマー単位を含み、並びに0.1〜1重量%のヨウ素末端基を更に含むフッ素化熱硬化性プラスチックと、硬化剤と、を含む、組成物であって、
    前記フッ素化熱硬化性プラスチックの有するMFIが265℃及び5kgで5g/10分より大きい、組成物。
  2. 前記組成物が非晶質ポリマーを実質的に含まない、請求項1に記載の硬化性組成物。
  3. 前記フッ素化プラスチックの有するTmが、少なくとも60℃、かつ最高320℃である、請求項1又は2に記載の硬化性組成物。
  4. TFE、HFP、及びVDFの量が、TFEは20〜60重量%、HFPは10〜30重量%、及びVDPは15〜60重量%である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
  5. 前記フッ素化プラスチックが、ペルフルオロビニルエーテルモノマー及びペルフルオロアリルエーテルモノマーのうちの少なくとも1つから更に誘導された、2価の繰り返しモノマー単位を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
  6. 前記フッ素化プラスチックが、硬化部位モノマーから更に誘導された、2価の繰り返しモノマー単位を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の硬化性組成物に由来する、硬化した物品。
  8. 包材、O−リング、シール、ガスケット、ホース、又はシートである、請求項7に記載の硬化した物品。
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