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JP2018137841A - 力率改善回路及び充電装置 - Google Patents

力率改善回路及び充電装置 Download PDF

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JP2018137841A
JP2018137841A JP2017029205A JP2017029205A JP2018137841A JP 2018137841 A JP2018137841 A JP 2018137841A JP 2017029205 A JP2017029205 A JP 2017029205A JP 2017029205 A JP2017029205 A JP 2017029205A JP 2018137841 A JP2018137841 A JP 2018137841A
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知育 原田
Tomoyasu Harada
知育 原田
杉山 隆英
Takahide Sugiyama
隆英 杉山
陽樹 爲永
Haruki Tamenaga
陽樹 爲永
恒平 吉田
Kohei Yoshida
恒平 吉田
秀児 小池
Shuji Koike
秀児 小池
孝英 鈴木
Takahide Suzuki
孝英 鈴木
池田 成喜
Shigeki Ikeda
成喜 池田
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Abstract

【課題】力率改善回路において、入力電圧が変動しても、出力コンデンサ電圧の上昇を抑えることができ、コンデンサ容量を小さくして装置の小型化を可能とする。【解決手段】入力された交流電圧を直流電圧に昇圧変換する力率改善回路は、出力電流を検出する出力電流検出手段25と、出力電流を用いて入力電流振幅を予測する入力電流振幅予測手段27と、出力電圧を検出する出力電圧検出手段24と、出力電圧と目標出力電圧との差分に応じた補償電圧を算出する電圧補償器28と、予測された入力電流振幅と補償電圧とを用いて入力電流を制御するための入力電流指令値を生成する入力電流指令値生成手段18を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、力率改善回路及びこれを備える充電装置に関する。
従来から、大容量の電源を必要とする電子機器において、高調波電流を抑制するために、PFC(Power Factor Correction)回路が使用されている。PFC回路は、力率改善回路とも称される。
特許文献1には、負荷急変した場合においても、電圧エラーアンプの応答速度を一時的に増大させることにより、ブースト回路の出力電圧の脈動を低減させる昇圧型力率改善回路等を実現することを目的として、ブースト回路の出力電圧が所定の範囲外になった場合に、電圧エラーアンプの位相補償インピーダンスを増大させて電圧エラーアンプの応答速度を速くする位相補償部を備えることが記載されている。
特開2014−99970号公報
力率改善回路では、出力コンデンサ電圧に一定振幅の脈動成分が含まれることから、通常は、この脈動成分の影響により入力電流に高調波歪みが発生するのを防ぐために大容量の出力コンデンサが使用される。従って、上記のようにエラーアンプの応答速度を増大させる方法では、コンデンサ容量が小さいほど脈動成分の影響が顕著に現れやすくなり、その結果、コンデンサ容量を小さくすることができず、装置の小型化が難しくなる。
本発明の目的は、脈動成分の影響を抑制しつつもコンデンサ容量を小さくして装置の小型化が可能な技術を提供することにある。
本発明は、入力された交流電圧を直流電圧に昇圧変換する力率改善回路であって、出力電流を検出する出力電流検出手段と、前記出力電流を用いて入力電流振幅を予測する入力電流振幅予測手段と、出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、前記出力電圧と目標出力電圧との差分に応じた補償電圧を算出する電圧補償手段と、予測された前記入力電流振幅と前記補償電圧とを用いて入力電流を制御するための入力電流指令値を生成する入力電流指令値生成手段とを備える力率改善回路である。
本発明の1つの実施形態では、前記入力電流振幅予測手段は、前記出力電流と、前記目標出力電圧と、入力電圧実効値とを用いて前記入力電流振幅を予測する。
本発明の他の実施形態では、前記入力電流指令値生成手段は、前記補償電圧を用いて予測誤差補正量を算出し、予測された前記入力電流振幅を前記予測誤差補正量で補正して前記入力電流指令値を生成する。
また、本発明は、入力された交流電圧を直流電圧に昇圧変換する力率改善回路の出力に絶縁型DCDCコンバータを接続してなる充電装置であって、前記絶縁型DCDCコンバータは、トランス及び前記トランスの2次側に平滑コイルを備え、前記トランスの1次側電流を検出する電流検出手段と、前記1次側電流を用いて前記絶縁型DCDCコンバータの平均入力電流を推定する平均入力電流推定手段と、推定された前記平均入力電流を用いて入力電流振幅を予測する入力電流振幅予測手段と、前記力率改善回路の出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、前記出力電圧と前記力率改善回路の目標出力電圧との差分に応じた補償電圧を算出する電圧補償手段と、予測された前記入力電流振幅と前記補償電圧とを用いて入力電流を制御するための入力電流指令値を生成する入力電流指令値生成手段とを備える充電装置である。
本発明の1つの実施形態では、前記平均入力電流推定手段は、前記1次側電流と、前記トランスの1次側に電圧が印加される時比率とを用いて前記平均入力電流を推定する。
本発明の他の実施形態では、前記1次側電流を用いて前記平滑コイルのピーク電流指令値を生成するピーク電流指令値生成手段をさらに備え、前記平均入力電流推定手段は、前記ピーク電流指令値を用いて前記平均入力電流を推定する。
本発明のさらに他の実施形態では、前記入力電流振幅予測手段は、前記平均入力電流と、前記目標出力電圧と、入力電圧実効値とを用いて前記入力電流振幅を予測する。
本発明のさらに他の実施形態では、前記入力電流指令値生成手段は、前記補償電圧を用いて予測誤差補正量を算出し、予測された前記入力電流振幅を前記予測誤差補正量で補正して前記入力電流指令値を生成する。
本発明の力率改善回路によれば、入力電源や負荷の変動等により入力電圧波形が変動しても、出力コンデンサ電圧の上昇を抑制することができる。従って、出力コンデンサ容量を削減でき、回路の小型化が可能となる。
また、本発明の充電装置によれば、充電装置の負荷変動あるいは負荷電流指令値の変更等により力率改善回路の出力電流が変動する場合においても、出力コンデンサ電圧の変動を抑制することができる。従って、出力コンデンサ容量を削減でき、装置の小型化が可能となる。
実施形態1における力率改善回路の全体構成ブロック図である。 力率改善回路の回路構成図である。 各部のタイミングチャートである。 従来回路のシミュレーション結果図である。 実施形態回路のシミュレーション結果図である。 実施形態2における充電装置の全体構成ブロック図である。 従来の充電装置のシミュレーション結果である。 実施形態装置のシミュレーション結果図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
<実施形態1>
図1は、本実施形態における力率改善回路の構成ブロック図を示す。力率改善回路は、昇圧変換手段10、入力電圧検出手段12、入力電流検出手段14、入力電流指令値生成手段18、電流誤差検出手段20、スイッチ制御手段22、出力電圧検出手段24、出力電流検出手段25、電圧誤差検出手段26、入力電流振幅予測手段27、及び電圧補償器28を備える。
昇圧変換手段10は、入力交流電圧を直流電圧に昇圧して出力する。昇圧変換手段10はスイッチング素子を備え、スイッチング素子のオン/オフはスイッチ制御手段22により制御される。
入力電圧検出手段12は、昇圧変換手段10の入力電圧を検出する。入力電圧検出手段12は、検出した入力電圧を入力電流指令値生成手段18に供給する。
入力電流検出手段14は、昇圧変換手段10の入力電流を検出する。入力電流検出手段14は、検出した入力電流を電流誤差検出手段20に供給する。
入力電流指令値生成手段18は、入力電圧検出手段12で検出された入力電圧と、出力電圧と、出力電流とに基づいて入力電流指令値を生成して電流誤差検出手段20に供給する。
電流誤差検出手段20は、入力電流指令値と、入力電流検出手段14で検出された入力電流に基づいて駆動信号を生成してスイッチ制御手段22に供給する。
出力電圧検出手段24は、昇圧変換手段10の出力電圧を検出する。出力電圧検出手段24は、検出した出力電圧を電圧誤差検出手段26に供給する。
電圧誤差検出手段26は、検出された出力電圧と基準電圧(直流目標電圧)の誤差を検出し、電圧補償器28に供給する。
電圧補償器28は、検出された誤差に基づいて補償するための電圧を生成して入力電流指令値生成手段18に供給する。入力電流指令値生成手段18は、生成した入力電流指令値を電流誤差検出手段20に供給する。
出力電流検出手段25は、昇圧変換手段10の出力電流を検出する。出力電流検出手段25は、検出した出力電流を入力電流振幅予測手段27に供給する。
入力電流振幅予測手段27は、検出された出力に基づき、入出力間の電力バランスを維持できる入力電流振幅値を予測して入力電流指令値生成手段18に供給する。入力電流指令値生成手段18は、既述したように、入力電圧検出手段12で検出された入力電圧と、出力電圧と、出力電流とに基づいて入力電流指令値を生成するが、より詳しくは、入力電圧と、電圧補償器28からの電圧誤差と、入力電流振幅予測値とに基づいて入力電流指令値を生成する。
本実施形態において特徴的なブロックは、入力電流指令値生成手段18、出力電流検出手段25及び入力電流振幅予測手段27を含むブロックであり、これにより入出力間の電力バランスを維持するように入力電流指令値を調整するものである。
なお、図1において、昇圧変換手段10を力率改善回路本体とし、それ以外のブロックを力率改善回路本体を駆動制御する制御回路として把握することもでき、この場合、力率改善回路本体と制御回路とを併せて力率改善回路と称するものとする。
図2は、図1に示す構成ブロックの具体的な回路構成を示す。
昇圧変換手段10は、ブリッジレスPFC回路であり、電源からの交流電圧を昇圧して直流電圧として出力する。ブリッジレスPFC回路は、昇圧チョッパ回路を備え、具体的には交流電源に接続されたリアクトル、スイッチング素子(スイッチングトランジスタ)、スイッチング素子に逆並列接続されたボディダイオード、スイッチング素子に直列接続されたダイオード、及び出力コンデンサCVHを備える。容量削減の対象となる出力コンデンサは、この出力コンデンサCVHである。出力コンデンサCVHには負荷30が接続される。
入力電圧検出手段12は、交流電源に接続された電圧センサ12a及びA/D12bから構成され、検出した入力電圧Vacをデジタル値に変換して入力電流指令値生成手段18に供給する。
入力電流検出手段14は、交流電源に接続された電流センサ14a及びA/D14bから構成され、検出した入力電流iacをデジタル値に変換して電流誤差検出手段20に供給する。
出力電圧検出手段24は、昇圧変換手段10の出力、すなわち出力コンデンサCVHに接続された電圧センサ24a及びA/D24bから構成され、検出した出力電圧Vvhをデジタル値に変換して電圧誤差検出手段26に供給する。
電圧誤差検出手段26は、差分器を備え、出力電圧検出手段24からの出力電圧と直流目標電圧Vvh (REF)の差分を算出することにより電圧誤差を算出する。
電圧補償器28は、CPU等のプロセッサで構成され、算出された誤差を補償するための電圧(補償電圧)Vを算出して入力電流指令値生成手段18に供給する。
出力電流検出手段25は、昇圧変換手段10の出力、すなわち出力コンデンサCVHに接続された電流センサ25a及びA/D25bから構成され、検出した出力電流ivhをデジタル値に変換して入力電流振幅予測手段27に供給する。
入力電流振幅予測手段27は、CPU等のプロセッサで構成され、出力電流ivhを用いて入力電流振幅値Iac (EST)を予測する。具体的な予測方法については後述する。
入力電流指令値生成手段18は、CPU等のプロセッサで構成され、入力電圧波形と周波数及び位相が同期した正弦波を生成するとともに、電圧補償器28で生成された補償電圧Vc、さらには入力電流振幅予測手段27で予測された入力電流振幅Iac (EST)と併せて現時刻における入力電流指令値を算出する。
電流誤差検出手段20は、差分器で構成され、入力電流指令値と検出された入力電流との差分を誤差として算出し、スイッチ制御手段22に供給する。
スイッチ制御手段22は、PWM22aとドライバ(DRV)22bで構成され、電流誤差をPWM変調(パルス幅変調)してドライバ22bに供給し、ドライバ22bはPWM信号を用いてPFC回路のスイッチング素子をオンオフ制御する。
以下、入力電流振幅予測手段27、及び入力電流指令値生成手段18の処理についてより具体的に説明する。
入力電流振幅予測手段27は、検出された出力電流を用い、現在の平均出力電流に対して入出力間の電力バランスを維持できる入力電流振幅値Iac (EST)を予測する。すなわち、平均出力電流値ivhに基づき、
により予測する。ここで、Vvh (TGT)は出力電圧目標値であり、Vac (RMS)は入力電圧の実効値である。なお、上記の式の導出においては、ダイオード、PFCコイル、コンデンサは理想的と考え、順方向電圧や直流抵抗成分等は省略している。
上記の式により求めた入力電流振幅予測値Iac (EST)は、あくまでも近似値であるため誤差が含まれている。
そこで、入力電流指令値生成手段18は、電圧補償器28の出力に基づき、次の式に従って入力電流振幅の予測誤差の補正量ΔIacを求める。
そして、入力電流振幅予測値と予測誤差補正量を加算したものを入力電流振幅Iac (REF)とする。
その後、入力電圧波形と同相の正弦波を用いて、現在の平均出力電流に対して入出力間の電力バランスがとれた入力電流指令値iac (REF)を生成する。
図3は、入力電流振幅予測手段27及び入力電流指令値生成手段18の動作タイミングチャートを示す。負荷電流がA点の時刻で急上昇する場合の各部の波形を模式的に示している。上から順に、入力電圧、入力電圧(全波整流)、入力電圧(実効値)、出力電流、入力電流振幅予測値、予測誤差補正量、入力電流振幅、及び入力電流指令値を示す。入力電流振幅予測値は入力電流振幅予測手段27で算出される波形であり、予測誤差補正量、入力電流振幅及び入力電流指令値は入力電流指令値生成手段18で生成される波形である。
予測誤差補正量は、入力電圧波形が零交差する時刻で更新される。負荷変動(出力電流変動)を検出すると、入力電流振幅予測手段27は、上記の数式(1)に従って予測値を生成する。電圧補償器28は、出力が0となるように初期化される。
これにより、出力電流変動に応じて入力電流指令値が直ちに修正され、出力電圧の変動が抑制される。
図4及び図5は、コンピュータによる回路シミュレーション結果を示す。図4は、出力電流検出手段25及び入力電流振幅予測手段27を有しない従来回路のシミュレーション結果であり、図5は本実施形態回路のシミュレーション結果である。両図において、入力電圧、入力電流、出力電圧、出力電流の各波形を示す。
従来回路では、出力電流が急上昇または急低下した時の入力電流の制御が遅いため出力電圧が大きく変動しているのに対し、本実施形態の回路では、入力電流が直ちに制御されることにより出力電圧の変動が抑えられていることが分かる。従って、出力コンデンサの容量を削減でき、回路を小型化できる。
<実施形態2>
図6は、実施形態1の力率改善回路に絶縁型DCDCコンバータの一例として位相シフト型フルブリッジDCDCコンバータ50を縦続接続した充電装置の回路構成を示す。なお、以下ではDCDCコンバータを適宜DDCと略記する。
力率改善回路は、昇圧変換手段10、入力電圧検出手段12、入力電流検出手段14、入力電流指令値生成手段18、電流誤差検出手段20、スイッチ制御手段22、出力電圧検出手段24、電圧誤差検出手段26、入力電流振幅予測手段27、及び電圧補償器28を備える。入力電圧検出手段12は、電圧センサ12a及びA/D12bから構成される。入力電流検出手段14は、電流センサ14a及びA/D14bから構成される。電流誤差検出手段20は、差分器から構成される。スイッチ制御手段22は、PWM22a及びドライバ22bから構成される。出力電圧検出手段24は、電圧センサ24a及びA/D24bから構成される。電圧誤差検出手段26は、差分器から構成される。
昇圧変換手段10の出力には、直流電圧を昇圧して出力する位相シフト型フルブリッジDCDCコンバータ50が接続されており、さらに、電流検出手段としての交流電流センサ54a及びA/D54b、出力電圧検出手段としての電圧センサ56a及びA/D56b、平滑コイルピーク電流推定手段58、ピーク電流指令値生成手段60、電流誤差検出手段としての差分器66、スイッチ手段62、DDC平均入力電流推定手段64、補償器68、位相シフトクロック70及びドライバ72を備える。位相シフト型フルブリッジDCDCコンバータ50の出力には負荷として二次電池52が接続され、力率改善回路及び位相シフト型フルブリッジDCDCコンバータ50により二次電池52が充電される。
位相シフト型フルブリッジDCDCコンバータ50は、スイッチング素子、トランス、平滑コイル及び平滑コンデンサ(出力コンデンサ)を備え、所望の出力電力となるように平滑コイルのピーク電流指令値が調整される。平滑コイルのピーク電流iLPは、比較的安価な交流電流センサ54aを用いてトランス1次側の電流波形iT1から換算される。なお、位相シフト型フルブリッジDCDCコンバータ50自体は公知であり、通常のフルブリッジ型DCDCコンバータではスイッチング素子のオンオフ時にスイッチング損失が生じるところ、位相シフト方式では左右アーム(それぞれのアームは直列接続された一対のスイッチング素子で構成される)のオンオフの位相差を変化させることによりスイッチング損失を抑制するものである。
交流電流センサ54aは、トランス1次側の電流iT1を検出し、A/D54bに供給する。A/D54bは、トランス1次側の電流iT1をデジタル値に変換して平滑コイルピーク電流推定手段58、ピーク電流指令値生成手段60、及びスイッチ手段62に供給する。
ピーク電流指令値生成手段60は、CPU等のプロセッサで構成され、トランス1次側の電流iT1と出力電圧Vpvとに基づいて、所望の出力電力となるようにピーク電流指令値ipk (REF)を生成する。ピーク電流指令値生成手段60は、生成したピーク電流指令値ipk (REF)を電流誤差検出手段66及びスイッチ手段62に供給する。
スイッチ手段62は、A/D54bからのトランス1次側の電流と、ピーク電流指令値生成手段60からのピーク電流指令値ipk (REF)を入力し、これら2つの信号を選択的にDDC平均入力電流推定手段64に供給する。
DDC平均入力電流推定手段64は、CPU等のプロセッサで構成され、トランス1次側の電流iT1あるいはピーク電流指令値ipk (REF)を用いて位相シフト型フルブリッジDCDCコンバータ50の平均入力電流を推定する。
<トランス1次側電流から平均入力電流を推定する場合>
DDC平均入力電流推定手段64は、以下の式により平均入力電流ivhを推定する。
ここで、Dはトランス1次側に電圧が印加される時間率(以下、時比率と称する)であり、iT1はトランス1次側電流を全波整流した波形の平均値である。iT1は全波整流波形のフィルタ処理により算出される。あるいは、次式に示すように、トランス1次側電流波形のピーク値から算出することもできる。
ここで、iT1pはトランス1次側電流波形のピーク値、Vvhは位相シフト型フルブリッジDCDCコンバータ50の入力電圧(すなわち、力率改善回路の出力電圧に等しい)、Lはトランス1次側の励磁インダクタンス、Nはトランス巻線比、Lpvは平滑コイルのインダクタンス、Vpvは電圧センサ56a及びA/D56bで検出される位相シフト型フルブリッジDCDCコンバータ50の出力電圧、TSWは左右アームの位相をシフトさせるための位相シフトクロック70(デューティ=50%)の周期である。
<ピーク電流指令値から平均入力電流を推定する場合>
DDC平均入力電流推定手段64は、以下の式により平均入力電流ivhを推定する。
ここで、iLpは平滑コイルの平均電流であり、平滑コイルのピーク電流指令値iLp (PK)を用いて次式で算出される。
以上のようにして、DDC平均入力電流推定手段64は、トランス1次側の電流iT1あるいはピーク電流指令値ipk (REF)を用いて平均入力電流ivhを推定する。DDC平均入力電流推定手段64は、推定した平均入力電流ivhをivh (EST)として入力電流振幅予測手段27に供給する。
入力電流振幅予測手段27は、CPU等のプロセッサで構成され、実施形態1と同様にして現在の平均入力電流に対して入出力間の電力バランスを維持できる入力電流振幅値Iac (EST)を予測する。但し、実施形態1における平均出力電流に代えて、推定された平均入力電流を用いる。
以後は実施形態1と同様であり、入力電流指令値生成手段18は、電圧補償器28の出力に基づき入力電流振幅の予測誤差の補正量ΔIacを求め、入力電流振幅予測値と予測誤差補正量を加算したものを入力電流振幅Iac (REF)とする。そして、入力電圧波形と同相の正弦波を用いて、位相シフト型フルブリッジDCDCコンバータ50の現在の平均入力電流、すなわち力率改善回路にとっての現在の平均出力電流に対して入出力間の電力バランスがとれた入力電流指令値iac (REF)を生成する。
図7及び図8は、コンピュータによる回路シミュレーション結果を示す。図7は、DDC平均入力電流推定手段64及び入力電流振幅予測手段27を有しない従来の充電装置のシミュレーション結果であり、図8は本実施形態の充電装置のシミュレーション結果である。両図において、入力電圧、入力電流、出力電圧、DDC入力電流、平滑コイル電流の各波形を示す。平滑コイルのピーク電流指令値をステップ状に変化させた場合の波形である。なお、回路シミュレーションでは、DDC平均入力電流を平滑コイルのピーク電流指令値から推定している。
図7に示す従来の充電装置では、ピーク電流指令値が急上昇または急低下した時の入力電流の制御が遅いため出力電圧が大きく変動し、その結果、所望の電力を二次電池(バッテリ)52に供給するために、DDC入力電流およびDDC出力電流が変動している。これに対し、図8に示す本実施形態の充電装置では、入力電流が直ちに制御されることにより出力電圧の変動が抑えられ、DDC入力電流及びDDC出力電流の変動が抑えられていることが分かる。従って、力率改善回路の出力コンデンサに加え、位相シフト型フルブリッジDCDCコンバータ50の出力コンデンサの容量を削減でき、充電装置を小型化することができる。
実施形態1では、力率改善回路の出力コンデンサの容量を削減し得るが、実施形態2では、力率改善回路の出力コンデンサ及び絶縁型DCDCコンバータの出力コンデンサの容量を削減し得る点に留意されたい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。以下に、変形例について説明する。
<変形例1>
実施形態1では、入力電流振幅予測手段27、入力電流指令値生成手段18、電圧補償器28をCPU等のプロセッサで構成し、実施形態2では、これらに加えてピーク電流指令値生成手段60、DDC平均入力電流推定手段64をCPU等のプロセッサで構成し、いずれの実施形態でもROM等に記憶された処理プログラムにより各演算を実行する構成としたが、単一のプロセッサで処理する他に複数のプロセッサで分散処理してもよい。また、プロセッサによる処理プログラムの実行というソフトウェア処理ではなく、これらのブロックの少なくともいずれかをASICやFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等の専用回路を用いたハードウェア処理でもよい。
<変形例2>
実施形態2では、スイッチ手段62を用いてトランス1次側の電流iT1あるいはピーク電流指令値ipk (REF)のいずれかをDDC平均入力電流推定手段64に供給する構成であるが、スイッチ手段62を省略し、トランス1次側の電流iT1をDDC平均入力電流推定手段に供給する構成としてもよく、あるいはピーク電流指令値ipk (REF)をDDC平均入力電流推定手段64に供給する構成としてもよい。
なお、ピーク電流指令値ipk (REF)は、既述したように平滑コイルのピーク電流指令値であって、平滑コイルのピーク電流はトランス1次側電流を検出する交流電流センサ54aで検出され、所望の出力電力となるように平滑コイルのピーク電流を制御するために生成されるものである。従って、ピーク電流指令値ipk (REF)もトランス1次側電流から生成されるので、結局、DDC平均入力電流推定手段64は、トランス1次側電流を用いて平均入力電流を推定するといえる。
10 昇圧変換手段、12 入力電圧検出手段、14 入力電流検出手段、18 入力電流指令値生成手段、20 電流誤差検出手段、22 スイッチ制御手段、24 出力電圧検出手段、25 出力電流検出手段、26 電圧誤差検出手段、27 入力電流振幅予測手段、28 電圧補償器、50 位相シフト型フルブリッジDCDCコンバータ(DDC)、60 ピーク電流指令値生成手段、64 DDC平均入力電流推定手段。

Claims (8)

  1. 入力された交流電圧を直流電圧に昇圧変換する力率改善回路であって、
    出力電流を検出する出力電流検出手段と、
    前記出力電流を用いて入力電流振幅を予測する入力電流振幅予測手段と、
    出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、
    前記出力電圧と目標出力電圧との差分に応じた補償電圧を算出する電圧補償手段と、
    予測された前記入力電流振幅と前記補償電圧とを用いて入力電流を制御するための入力電流指令値を生成する入力電流指令値生成手段と、
    を備える力率改善回路。
  2. 前記入力電流振幅予測手段は、前記出力電流と、前記目標出力電圧と、入力電圧実効値とを用いて前記入力電流振幅を予測する
    請求項1に記載の力率改善回路。
  3. 前記入力電流指令値生成手段は、前記補償電圧を用いて予測誤差補正量を算出し、予測された前記入力電流振幅を前記予測誤差補正量で補正して前記入力電流指令値を生成する
    請求項1,2のいずれかに記載の力率改善回路。
  4. 入力された交流電圧を直流電圧に昇圧変換する力率改善回路の出力に絶縁型DCDCコンバータを接続してなる充電装置であって、
    前記絶縁型DCDCコンバータは、トランス及び前記トランスの2次側に平滑コイルを備え、
    前記トランスの1次側電流を検出する電流検出手段と、
    前記1次側電流を用いて前記絶縁型DCDCコンバータの平均入力電流を推定する平均入力電流推定手段と、
    推定された前記平均入力電流を用いて入力電流振幅を予測する入力電流振幅予測手段と、
    前記力率改善回路の出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、
    前記出力電圧と前記力率改善回路の目標出力電圧との差分に応じた補償電圧を算出する電圧補償手段と、
    予測された前記入力電流振幅と前記補償電圧とを用いて入力電流を制御するための入力電流指令値を生成する入力電流指令値生成手段と、
    を備える充電装置。
  5. 前記平均入力電流推定手段は、前記1次側電流と、前記トランスの1次側に電圧が印加される時比率とを用いて前記平均入力電流を推定する
    請求項4に記載の充電装置。
  6. 前記1次側電流を用いて前記平滑コイルのピーク電流指令値を生成するピーク電流指令値生成手段をさらに備え、
    前記平均入力電流推定手段は、前記ピーク電流指令値を用いて前記平均入力電流を推定する
    請求項4に記載の充電装置。
  7. 前記入力電流振幅予測手段は、前記平均入力電流と、前記目標出力電圧と、入力電圧実効値とを用いて前記入力電流振幅を予測する
    請求項4〜6のいずれかに記載の充電装置。
  8. 前記入力電流指令値生成手段は、前記補償電圧を用いて予測誤差補正量を算出し、予測された前記入力電流振幅を前記予測誤差補正量で補正して前記入力電流指令値を生成する
    請求項4〜7のいずれかに記載の充電装置。
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