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JP2018124066A - Fmcw方式レーダ - Google Patents

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貴裕 吉田
章紘 木村
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Abstract

【課題】近距離の測距の精度を高めることができるFMCW方式レーダを提供する。
【解決手段】アップ掃引時のビート信号B(2i−1)のうちの、アップ掃引の掃引開始部分を含む期間P1、およびダウン掃引時のビート信号B(2i)のうちの、ダウン掃引の掃引開始部分を含む期間P3には、リークの影響を抑えるためのハイパスフィルタ処理に起因する波形歪みが現れることがある。そこで、FMCW方式レーダは、ビート信号B(2i)のうちの、期間P3を除く期間P4のビート信号を時間方向において反転させて、期間P2のビート信号と合成することで、合成ビート信号BSを生成する。FMCW方式レーダは、合成ビート信号BSを用いて測距を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、FMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式で測距を行うレーダに関する。
電波を用いた測距の精度を高める技術が、従来から提案されている。特許文献1には、近距離と遠距離の両方の目標物体を良好なSN比で計測することが記載されている。そのために、特許文献1の発明では、1種類の送信パルス幅を用い、目標物体にパルス波を送信している間は受信信号を遮断する。特許文献2には、移動する目標の推定速度情報に基づいて、移動速度に応じたサブキャリア数、およびサブキャリア間隔に適応した送信波形を生成することが記載されている。
特開2011−80794号公報 特開2012−88279号公報
FMCW方式では、周波数を掃引しながら電波を送信し、対象物からの反射波を受信した瞬間の送信周波数と、当該反射波の受信周波数との差に基づいて、測距を行う。FMCW方式では、送信した電波が当該対象物に到達することなく受信アンテナに回り込んだり、送信アンテナに供給した信号の一部が反射してミキサに入力されたりする、「リーク」と呼ばれる現象が問題となることがある。このリークを抑える手法として、ミキサの後段に、低周波数成分を除去するHPF(High Pass Filter)を配置する手法がある。しかし、この手法では、HPFの特性に応じた信号の波形歪みが生じ、実際には近距離の位置に対象物が存在しない場合でもその存在を誤検出してしまうことがある。
そこで、本発明は、近距離の測距の精度を高めることができるFMCW方式レーダを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、アップ掃引時のビート信号と、ダウン掃引時のビート信号とを合成した信号を用いて測距を行うFMCW方式レーダを第1の態様として提供する。
上記の第1の態様のFMCW方式レーダによれば、近距離の測距の精度を高めることができるができる。
上記の第1の態様のFMCW方式レーダにおいて、アップ掃引時とダウン掃引時との各々のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号を合成した信号を用いて測距を行う、という構成が第2の態様として採用されてもよい。
上記の第2の態様のFMCW方式レーダによれば、ビート信号のうちの掃引開始部分に含まれる波形歪みの影響を除外するため、近距離の測距の精度を高めることができる。
上記の第2の態様のFMCW方式レーダにおいて、アップ掃引時のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号と、当該部分に後続するダウン掃引時のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号とを合成した信号を用いて測距を行う、という構成が第3の態様として採用されてもよい。
上記の第3の態様のFMCW方式レーダによれば、1サイクルのアップ掃引とダウン掃引により測距のためのビート信号が得られるので、測距のための処理時間の短縮を期待することができる。
上記の第2の態様のFMCW方式レーダにおいて、ダウン掃引時のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号と、当該部分に後続するアップ掃引時のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号とを合成した信号を用いて測距を行う、という構成が第4の態様として採用されてもよい。
上記の第4の態様のFMCW方式レーダによれば、1サイクルのアップ掃引とダウン掃引により測距のためのビート信号が得られるので、測距のための処理時間の短縮を期待することができる。
上記の第2から第4のいずれか1の態様のFMCW方式レーダにおいて、アップ掃引時のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号と、ダウン掃引時のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号を時間方向において反転させた信号とを位相合わせして繋ぎ合わせた信号を用いて、測距を行う、という構成が第5の態様として採用されてもよい。
上記の第5の態様のFMCW方式レーダによれば、ビート信号のうちの掃引開始部分に含まれる波形歪みの影響を除外した信号を生成することができるため、近距離の測距の精度を高めることができる。
上記の第2から第4のいずれか1の態様のFMCW方式レーダにおいて、ダウン掃引時のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号と、アップ掃引時のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号を時間方向において反転させた信号とを位相合わせして繋ぎ合わせた信号を用いて、測距を行う、という構成が第6の態様として採用されてもよい。
上記の第6の態様のFMCW方式レーダによれば、ビート信号のうちの掃引開始部分に含まれる波形歪みの影響を除外した信号を生成することができるため、近距離の測距の精度を高めることができる。
本発明の一実施形態に係るFMCWレーダの構成を示すブロック図である。 同実施形態本実施形態のスイープ信号、および反射波信号を説明するグラフである。 同実施形態に係るFMCWレーダが実行する処理を示すフローチャートである。 同実施形態に係る信号処理部が実行する測距に係る処理の説明図である。 同実施形態に係るビート信号に基づく処理の具体例を説明する図である。 本発明の一変形例に係る信号処理部が実行する測距に係る処理の説明図である。 本発明の一変形例に係る信号処理部が実行する測距に係る処理の説明図である。 本発明の一変形例に係る信号処理部が実行する測距に係る処理の説明図である。
[実施形態]
以下、本発明の実施形態に係るFMCW方式レーダ10を説明する。図1は、FMCW方式レーダ10の構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態のスイープ信号、および反射波信号を説明するグラフである。図2のグラフにおいて、横軸は時間、縦軸は周波数を示す。
FMCW方式レーダ10は、FMCW方式に従い、FMCW方式レーダ10と対象物20との距離を測定する。FMCW方式レーダ10は、信号処理部11と、発振器12と、送信アンテナ13と、方向性結合器14と、受信アンテナ15と、ミキサ16と、HPF17とを備える。
信号処理部11は、測距に関わる処理を行う。例えば、信号処理部11は、発振器12に所定のスイープ信号を発振させる。信号処理部11は、HPF17から入力されたビート信号に基づいて測距を行う。信号処理部11は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)により実現されるが、これら以外のハードウェアで実現されてもよい。
発振器12は、スイープ信号の発振を行う。スイープ信号は、所定の周波数範囲内で、連続的に周波数を変化させた信号である。図2に示すように、スイープ信号の周波数範囲は、中心周波数がf0、下限周波数がfa、上限周波数がfbの範囲である。スイープ信号の掃引時間は、Δτである。発振器12は、スイープ信号として、アップ掃引時には連続的に周波数が増加する「アップスイープ信号」を、ダウン掃引時には連続的に周波数が減少する「ダウンスイープ信号」を出力する。発振器12は、アップ掃引とダウン掃引とを複数サイクルにわたり行う。即ち、発振器12は、アップ掃引とダウン掃引とを交互に行うことにより、アップスイープ信号とダウンスイープ信号とを交互に出力する。以下では、先頭からi(iは自然数)番目に発振されるスイープ信号を、「T(i)」と表す。本実施形態では、奇数番目である(2i−1)番目に、アップスイープ信号が、偶数番目である(2i)番目に、ダウンスイープ信号が出力される。アップスイープ信号T(2i−1)の周波数は、下限周波数faから上限周波数fbにわたって線形に増加する。ダウンスイープ信号T(2i)の周波数は、上限周波数fbから下限周波数faにわたって線形に減少する。
送信アンテナ13は、発振器12により出力されたスイープ信号を、電波により送信する。
方向性結合器14は、発振器12から送信アンテナ13に入力されるスイープ信号を分配する。
受信アンテナ15は、送信アンテナ13から送信され対象物20において反射した反射波を受信する。受信アンテナ15は、受信した反射波の信号(以下「反射波信号」という。)を、ミキサ16へ供給する。以下では、スイープ信号T(i)に対応する反射波信号を、「R(i)」と表す。反射波信号R(2i−1)の周波数は、下限周波数faから上限周波数fbにわたって線形に増加する。反射波信号R(2i)の周波数は、上限周波数fbから下限周波数がfaにわたって線形に減少する。図2の例では、スイープ信号の送信タイミングと、反射波信号の受信タイミングとの間に、時間tの差異がある。時間tは、FMCW方式レーダ10と対象物20との距離に応じた大きさとなる。
ミキサ16は、方向性結合器14から入力されるスイープ信号と、受信アンテナ15から入力される反射波信号とを乗算する。この乗算した信号が、ビート信号である。ビート信号の周波数は、送信アンテナ13から送信されるスイープ信号の周波数と、受信アンテナ15が受信する反射波信号の周波数との差である。ビート信号の周波数は、FMCW方式レーダ10と対象物20との間の距離に比例する。従って、ビート信号の周波数が正しく特定されることにより、FMCW方式レーダ10と対象物20との間の距離が特定される。
HPF17は、ミキサ16から入力されるビート信号から低周波数成分を除去するハイパスフィルタ処理を行う。ハイパスフィルタ処理は、発生したリークがビート信号に与える影響を除外するために行われる処理である。
信号処理部11は、HPF17から入力されたハイパスフィルタ処理後のビート信号に基づいて、測距を行う。ハイパスフィルタ処理は、リークによる影響の除外に貢献するが、ビート信号に波形歪みを生じさせる原因となる。この波形歪みは、アップ掃引時とダウン掃引時との各々のビート信号のうちの掃引開始部分に生じる。掃引開始部分とは、反射波信号のうち、アップ掃引又はダウン掃引が開始されたときから所定期間内の部分をいう。掃引開始部分の時間長は、送信したスイープ信号に対応する反射波が受信される期間の時間長よりも短い。この波形歪みが、およそ距離がゼロとなる近距離の地点に対象物が存在するかのような誤った測距をする原因となる。
そこで、信号処理部11は、アップ掃引時のビート信号と、ダウン掃引時のビート信号とを合成した信号を用いて測距を行う。信号処理部11は、アップ掃引時とダウン掃引時との各々のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号を合成した信号を用いて測距を行う。これにより、掃引開始部分に波形歪みが含まれる場合でも、それによる影響が除外されるからである。
次に、FMCW方式レーダ10の具体的な動作の一例を説明する。
図3は、FMCW方式レーダ10が実行する処理を示すフローチャートである。図4は、信号処理部11が実行する測距に係る処理を説明する図である。
まず、FMCW方式レーダ10は、アップ掃引を行う(ステップS1)。このアップ掃引により、図4の上段のグラフに示す、アップスイープ信号T(2i−1)が送信される。アップ掃引が行われる期間の前半期間を「P1」、後半期間を「P2」とする。ここでは、P1=P2の関係を満たす。
次に、FMCW方式レーダ10は、送信したアップスイープ信号に応じた反射波を受信する(ステップS2)。この反射波の反射波信号は、図4の上段のグラフに示す、反射波信号R(2i−1)である。
次に、FMCW方式レーダ10は、アップスイープ信号T(2i−1)と、反射波信号R(2i−1)との乗算により、ビート信号を生成する(ステップS3)。以下では、スイープ信号T(i)と、反射波信号R(i)とを用いて生成されるビート信号を、「ビート信号B(i)」と表す。ここでは、図4の中段のグラフに示す、期間P1およびP2のビート信号B(2i−1)が生成される。ビート信号B(2i−1)のうち、期間P1に属する掃引開始部分には、波形歪みが含まれている。一方、期間P2に属する部分には、このような波形歪みが含まれていない。
次に、FMCW方式レーダ10は、ダウン掃引を行う(ステップS4)。このダウン掃引により、図4の上段のグラフに示す、ダウンスイープ信号T(2i)が送信される。ダウン掃引が行われる期間の前半期間を「P3」、後半期間を「P4」とする。ここでは、P3=P4の関係を満たす。また、P3=P4=P1=P2の関係を満たすものとする。
次に、FMCW方式レーダ10では、送信したダウンスイープ信号に応じた反射波を受信する(ステップS5)。この反射波の反射波信号は、図4の上段のグラフに示す、反射波信号R(2i)である。
次に、FMCW方式レーダ10は、ダウンスイープ信号T(2i)と、反射波信号R(2i)との乗算により、ビート信号を生成する(ステップS6)。ここでは、図4の中段のグラフに示す、期間P3およびP4のビート信号B(2i)が生成される。ビート信号B(2i)のうち、期間P3に属する掃引開始部分には、波形歪みが含まれている。一方、期間P4に属する部分には、このような波形歪みが含まれていない。
次に、FMCW方式レーダ10において信号処理部11は、アップ掃引時のビート信号、およびダウン掃引時のビート信号の各々から、掃引開始部分を除く部分のビート信号を取得する(ステップS7)。ここでは、信号処理部11は、期間P2およびP4のビート信号を取得する。期間P1およびP3のビート信号は破棄されてもよい。
次に、信号処理部11は、ステップS7で取得した期間P2およびP4のビート信号のうち、一方のビート信号を時間方向において反転させる(ステップS8)。ここでは、信号処理部11は、ビート信号B(2i)のうちの期間P4の部分の信号を時間方向に反転して、反転ビート信号BR(2i)を生成する。
次に、信号処理部11は、ステップS7で取得した他方のビート信号と、反転ビート信号とを合成する(ステップS9)。ここでは、信号処理部11は、ビート信号B(2i−1)のうちの期間P2の部分の信号と、反転ビート信号BR(2i)とを合成する。この合成後のビート信号を「合成ビート信号BS」と表す。この合成は、図4の下段のグラフに示すように、期間P1のビート信号B(2i−1)を、反転ビート信号BR(2i)に置き換えることにより行われる。合成の際には、信号処理部11は、波形が滑らかに変化するように、ビート信号B(2i−1)に対するビート信号B(2i)の位相合わせをして繋ぎ合わせる。波形の滑らかさが保たれることにより、合成ビート信号に基づく測距の精度の向上が期待できるからである。
前述のように、アップ掃引時、およびダウン掃引時のそれぞれのビート信号のうちの掃引開始部分には、HPF17の過渡応答に起因する波形歪みが含まれることがある。一方、掃引開始部分を除く部分には、このような波形歪みは含まれない。また、アップスイープ信号とダウンスイープ信号とは、周波数の変化の方向は逆であるが、単位時間当たりの周波数の変化の大きさ(絶対値)は同じである。よって、ステップS9の合成により、波形歪みの影響を除外したビート信号と実質的に同一の合成ビート信号が得られる。
信号処理部11は、合成ビート信号に基づいて測距を行う(ステップS10)。信号処理部11は、例えば、FFT(高速フーリエ変換)等の周波数解析処理を行って、合成ビート信号の周波数を特定する。そして、信号処理部11は、この周波数に応じた距離を特定し、特定した距離を用いた各種処理を行う。
ここで、以上の手法で合成ビート信号BSを生成し、測距を行うことができる理由を、数式を用いて説明する。
ハイパスフィルタ処理に起因する波形歪みの影響がない場合、ビート信号B(t)は、下記式(1)の関係を満たす。tは、時間を示す変数である。式(1)において、Gは振幅、τはスイープ信号の反射に要する時間、つまりFMCW方式レーダ10から対象物20までの距離に依存する時間、Δfは掃引周波数幅(Δf=fb−fa)である。
Figure 2018124066
ここで、近距離の測距を行う場合を考える。この場合、掃引時間Δτに対して時間τが十分に小さいため、式(1)は下記式(2)のように変形できる。
Figure 2018124066
この場合において、アップスイープ信号に対応するビート信号B(t)は下記式(3)、ダウンスイープ信号に対応するビート信号B(t)は下記式(4)のように表せる。
Figure 2018124066
ここで、例えば、アップ掃引時のビート信号B(t)の前半部分を−Δτ/2≦t<0の区間、後半部分を0≦t<Δτ/2の区間と考えた場合、式(3),(4)で表されるビート信号B(t)の波形が、時間方向において反対の関係となることが分かる。
図5は、ビート信号に基づく処理の具体例を説明する図である。図5の各グラフにおいて、横軸は時間、縦軸は振幅を示す。各グラフの「I」は、同相(In-phase)成分を、「Q」は直交位相(Quadrature)成分を示す。図5(A)はアップ掃引時のビート信号を、図5(B)はダウン掃引時のビート信号を示す。図5(A)の丸囲み部分に示すように、アップ掃引時のビート信号の前半部分には、過渡応答による波形歪みが現れている。そこで、信号処理部11は、図5(A)から図5(C)に延ばした矢印で示すように、後半部分のビート信号だけを用いる。また、図5(B)から図5(D)に延ばした矢印で示すように、信号処理部11は、ダウン掃引時のビート信号を時間方向に反転し、更に図5(D)から図5(C)に延ばした矢印で示すように、アップ掃引時のビート信号の後半部分と合成する。これにより、実質的に、波形歪みの影響を除外した合成ビート信号が得られる。
以上の理由により、FMCW方式レーダ10によれば、近距離の測距の精度を高めることができる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施してもよい。また、以下に示す変形例は、各々を組み合わせてもよい。
上述した実施形態のFMCW方式レーダ10は、アップ掃引時の後半部分のビート信号と、当該部分に後続するダウン掃引時の後半部分のビート信号とを用いて、合成ビート信号を生成し、この合成ビート信号を用いて測距を行っていた。合成ビート信号を生成するためのビート信号の組み合わせは、これに限られない。図6〜図8は、信号処理部11が実行する測距に係る処理の他の例を説明する図である。
図6に示すように、信号処理部11は、アップ掃引時のビート信号B(2i−1)のうちの期間P2の部分の信号を時間方向において反転して、反転ビート信号BR(2i−1)を生成する。そして、信号処理部11は、生成した反転ビート信号BR(2i−1)を、ビート信号B(2i)の期間P4の部分の信号と合成して、合成ビート信号BS1を生成する。
信号処理部11は、ダウン掃引時のビート信号の後半部分の信号と、当該部分に後続するアップ掃引時のビート信号の後半部分の信号とを用いて、合成ビート信号を生成してもよい。図7に示すように、ここでは、信号処理部11は、ダウンスイープ信号T(2i)に対応するビート信号B(2i)と、これに後続するアップスイープ信号T(2i+1)に対応するビート信号B(2i+1)とを用いる。信号処理部11は、アップ掃引時のビート信号B(2i+1)のうちの期間P4の部分の信号を時間方向において反転して、反転ビート信号BR(2i+1)を生成する。そして、信号処理部11は、生成した反転ビート信号BR(2i+1)を、ビート信号B(2i)の期間P2の部分の信号と合成して、合成ビート信号BS2を生成する。
また、図8に示すように、信号処理部11は、ダウン掃引時のビート信号B(2i)のうちの期間P2の部分の信号を時間方向において反転して、反転ビート信号BR(2i)を生成する。そして、信号処理部11は、生成した反転ビート信号BR(2i)を、ビート信号B(2i+1)のうちの期間P4の部分の信号と合成して、合成ビート信号BS3を生成する。
また、上述した実施形態のFMCW方式レーダ10によれば、1サイクルのアップ掃引とダウン掃引により測距のためのビート信号が得られるので、測距のための処理時間の短縮を期待することができる。しかし、信号処理部11は、時間方向において連続しない2つのスイープ信号に対応するビート信号を用いて、合成ビート信号を生成し、この合成ビート信号を用いて測距を行ってもよい。例えば、信号処理部11は、アップ掃引時のビート信号B(2i−1)と、ダウン掃引時のビート信号B(2i+2)とを用いてもよい。
アップ掃引時のビート信号のうち、ダウン掃引時のビート信号と合成される信号は、当該アップ掃引時のビート信号の後半部分でなくてもよい。合成される信号は、アップ掃引時のビート信号から少なくとも掃引開始部分を除いた部分の信号であればよく、当該アップ掃引時のビート信号のうちの1/2よりも長い期間であってもよいし、短い期間であってもよい。同様に、ダウン掃引時のビート信号のうち、アップ掃引時のビート信号と合成される信号は、当該ダウン掃引時のビート信号の後半部分でなくてもよい。合成される信号は、ダウン掃引時のビート信号から少なくとも掃引開始部分を除いた部分の信号であれば、当該ダウン掃引時のビート信号のうちの1/2よりも長い期間であってもよいし、短い期間であってもよい。
また、送信アンテナ13および受信アンテナ15に代えて、送受信を行うアンテナ(例えば単一のアンテナ)が用いられてもよい。
上述した実施形態および変形例で説明された構成、形状、大きさ、配置関係、数量等については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎない。従って、本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
10…FMCW方式レーダ、11…信号処理部、12…発振器、13…送信アンテナ、14…方向性結合器、15…受信アンテナ、16…ミキサ、17…HPF、20…対象物。

Claims (6)

  1. アップ掃引時のビート信号と、ダウン掃引時のビート信号とを合成した信号を用いて測距を行うFMCW方式レーダ。
  2. アップ掃引時とダウン掃引時との各々のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号を合成した信号を用いて測距を行う請求項1に記載のFMCW方式レーダ。
  3. アップ掃引時のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号と、当該部分に後続するダウン掃引時のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号とを合成した信号を用いて測距を行う請求項2に記載のFMCW方式レーダ。
  4. ダウン掃引時のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号と、当該部分に後続するアップ掃引時のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号とを合成した信号を用いて測距を行う請求項2に記載のFMCW方式レーダ。
  5. アップ掃引時のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号と、ダウン掃引時のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号を時間方向において反転させた信号とを位相合わせして繋ぎ合わせた信号を用いて、測距を行う請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のFMCW方式レーダ。
  6. ダウン掃引時のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号と、アップ掃引時のビート信号のうちの掃引開始部分を除く部分の信号を時間方向において反転させた信号とを位相合わせして繋ぎ合わせた信号を用いて、測距を行う請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のFMCW方式レーダ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114026454A (zh) * 2019-06-28 2022-02-08 学校法人早稻田大学 异物探测系统

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