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JP2018118294A - 締結工具 - Google Patents

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JP2018118294A
JP2018118294A JP2017012978A JP2017012978A JP2018118294A JP 2018118294 A JP2018118294 A JP 2018118294A JP 2017012978 A JP2017012978 A JP 2017012978A JP 2017012978 A JP2017012978 A JP 2017012978A JP 2018118294 A JP2018118294 A JP 2018118294A
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fastening
intermediate shaft
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JP2017012978A
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俊人 藪名香
Toshihito Yabunaka
俊人 藪名香
洋規 生田
Hironori Ikuta
洋規 生田
貴勇 畔柳
Takaisa Azeyanagi
貴勇 畔柳
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Makita Corp
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

【課題】締結工具の操作性の改善に資する技術を提供する。
【解決手段】
締結工具1は、締結機構と、モータ20と、中間シャフト25と、アウタハウジング11と、ハンドル15とを備える。モータ20は、回転軸A2が前後方向に交差する方向に延在するように配置される。中間シャフト25は、モータ20から締結機構への動力伝達経路に配置され、回転軸A2方向に延在する。アウタハウジング11は、前後方向に延在する第1部分111と、回転軸A2方向に第1部分111から突出する第2部分113を含む。ハンドル15は、第2部分113の後側で、第2部分113に対向して第1部分111から突出する。ハンドル15は、グリップ部153を備える。モータ20は、第2部分113内で、回転軸A2方向において、グリップ部153の下端部領域に対応する所定領域よりも第1部分111から離れた下端部第1領域115に配置されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ファスナを介して作業材を締結する締結工具に関する。
ピンと筒状体とを備えたファスナを介して、複数の作業材を締結する締結工具が知られている。なお、ファスナとしては、ピンと筒状体(カラーとも称される)とが互いに別体として形成された、いわゆる複数部材加締め式のファスナ(multi-piece swage type fastener)や、ピンと筒状体(リベット本体またはスリーブとも称される)とが一体的に形成された、いわゆるブラインドリベット(またはブラインドファスナ)が用いられる。例えば、特許文献1には、ブラインドリベットの締結工具が開示されている。この締結工具は、T字型に形成されており、前後方向に延在するハウジングと、ハウジングの中央部分から下方へ延在するハンドルとを備えている。ハウジング内には、ノーズ、モータ部、および動力伝達・制御部を含む締結機構が収容されている。
特許第5928803号明細書
締結工具は、例えば、航空機や自動車等の輸送機器の製造工程のように、作業材を特に強固に締結する必要がある場面に好適に用いられる。使用者は、グリップ部を把持した状態で、締結工具を様々な方向に向けて作業を行う。特許文献1に開示された締結工具では、ノーズ、モータ部、および動力伝達・制御部といった重量が比較的大きい部品が、ハンドルの上方に連結されたハウジングに集中して配置されている。このため、締結工具をどの方向に向けて作業を行うかによっては、使用者が締結工具を操作しにくい場合がある。
本発明は、かかる状況に鑑み、締結工具の操作性の改善に資する技術を提供することを目的とするものである。
本発明の一態様によれば、ピンと筒状体とを備えたファスナを介して作業材を締結する締結工具が提供される。この締結工具は、締結機構と、モータと、中間シャフトと、ハウジングと、ハンドルとを備えている。
締結機構は、ファスナのピンを、締結工具の前後方向に延在する所定の軸線に沿って、筒状体に対して相対移動させるように構成されている。モータは、回転軸が前後方向に交差する方向に延在するように配置されるとともに、締結機構を駆動するように構成されている。中間シャフトは、モータから締結機構への動力伝達経路に配置され、回転軸の延在方向である回転軸方向に延在する。ハウジングは、第1部分と第2部分とを少なくとも含む。第1部分は、前後方向に延在し、締結機構の少なくとも一部を収容する。第2部分は、回転軸方向のうち所定の一方向に第1部分から突出し、モータおよび中間シャフトを収容する。
ハンドルは、第2部分の後側において、第2部分に対向して第1部分から突出する。また、ハンドルは、使用者の手指による把持が可能に構成されたグリップ部を備えている。グリップ部は、トリガを含む。トリガは、グリップ部の第1部分側の第1端部領域の前部に、指での押圧操作が可能に配置されている。
モータは、第2部分内で、回転軸方向において、グリップ部の第1端部領域とは反対側の第2端部領域に対応する所定領域、または、所定領域よりも第1部分から離れた領域に配置されている。
使用者がグリップ部を把持した状態で締結工具を使用する場合、重心の位置が、グリップ部を把持する指(特に、中指)の近傍にあると操作しやすいとされていることに鑑み、本態様の締結工具では、前後方向に延在する第1部分から、第2部分とハンドルとが互いに対向するように所定方向に突出している。そして、締結機構が第1部分に収容される一方、モータが、第2部分内で、グリップ部の第2端部領域(すなわち、第1部分から離れた側の端部領域)に対応する所定領域、または、この所定領域よりも更に第1部分から離れた領域に収容されている。かかる配置によって、比較的重量が大きいモータと締結機構とが互いに近接した位置に配置された場合に比べ、締結工具の重心位置を、所定方向において第1部分からより離れた位置(第2部分とハンドルの突出方向側)に配置させることができる。すなわち、重心位置を、モータの回転軸方向において、グリップ部を把持する指の近傍(具体的には、グリップ部の前側)により近づけることができる。
また、本態様のように、ハンドルよりも前方に配置された第2部分の所定領域または所定領域よりも第1部分から離れた領域にモータが収容された場合、締結工具の重心位置は、ハンドルよりも前方に位置する傾向にある。一方で、ハンドルが第2部分の後側に並設される場合、使用者がグリップ部を把持した状態でトリガを操作できるようにするためには、グリップ部と第2部分の間にはある程度のスペースが必要である。これに対し、本態様によれば、第2部分のうち中間シャフトが収容されている部分については、モータが収容されている部分に比べて径方向のサイズを低減することができる。よって、モータが第1部分に近接して配置された場合に比べ、ハンドルをより前方に配置することができ、これにより、重心位置を、前後方向においてもグリップ部を把持する指の近傍に近づけることができ、操作性に優れた締結工具を実現することができる。
なお、本態様の締結工具において使用可能なファスナとしては、例えば、いわゆる複数部材加締め式のファスナ(multi-piece swage type fastener)と、ブラインドリベット(またはブラインドファスナ)が挙げられる。
複数部材加締め式のファスナでは、ピンと、ピンが挿通された筒状部(カラーとも称される)は、元々は互いに別体として形成されている。複数部材加締め式のファスナは、ピンのヘッドと、ピンの軸部に加締められた筒状部とで作業材を挟持するタイプのファスナである。一方、ブラインドリベットでは、ピンと、筒状体(リベット本体またはスリーブとも称される)とは、一体的に形成されている。筒状部の一端にはフランジが一体形成されている。典型的には、ピンの軸部は、筒状部を貫通し、筒状部のフランジが形成された一端側に長く突出し、ヘッドは、筒状部の他端に隣接するように突出する。ブラインドリベットは、筒状部の一端部にあるフランジ部と、ピンが軸方向に引っ張られることで拡径するように変形した筒状部の他端部とで作業材を挟持するタイプのファスナである。
ブラインドリベットの場合、締結作業によって、最終的にピンの軸部の一部(ピンテール、マンドレルともいう)が破断用の小径部で引きちぎられて分離される。これに対し、複数部材加締め式のファスナには、ブラインドリベットと同様に、ピンテールが引きちぎられるタイプと、軸部がそのまま維持されるタイプとがある。何れのタイプのファスナにおいても、締結機構によって、ピンが筒状体に対して相対移動されることで、ファスナによる作業材の締結が行われる。
締結機構は、ファスナのピンを、所定の軸線(仮想線)に沿って筒状体に対して相対移動可能に構成されていればよく、任意の周知の構成を採用可能である。締結機構は、典型的には、筒状体に当接または係合するアンビルと、ピンを把持可能に構成された爪を有するピン把持部と、ピン把持部をアンビルに対して前後方向(所定の軸線方向)に相対移動させるように構成された駆動機構(例えば、ボールネジ機構)を備えていればよい。
モータは、直流モータであっても交流モータであってもよいし、ブラシの有無も特に限定されない。但し、小型で大出力が得られるという観点からは、ブラシレスDCモータが採用されることが好ましい。なお、モータの回転軸とは、モータのロータとともに回転する出力シャフトの回転軸(仮想線)をいうものである。
中間シャフトは、典型的には、その外周部(径方向外側)に、他の動力伝達用の部材(ギア等)が固定されていないシャフトとして構成される。中間シャフトは、モータの駆動に伴って回転され、他の機構に動力を伝達するように構成されていればよい。中間シャフトは、モータから締結機構への動力伝達経路に配置されていればよく、モータと中間シャフトの間、および/または中間シャフトと締結機構の間に、別の機構が介在していてもよい。中間シャフトは、モータの回転軸と同軸状に配置されていてもよいし、モータの回転軸と平行に配置されていてもよい。
ハウジングは、工具本体とも称される部分である。ハウジングは、第1部分と第2部分以外の部分を含んでいてもよい。また、ハウジングは、1層構造のハウジングであってもよいし、2層構造のハウジングであってもよい。ハウジングは、複数の部分が連結されることで形成されていてもよい。
ハンドルは、第2部分の後側において、第2部分に対向して延在していていればよい。典型的には、ハンドルは第2部分と並列して第1部分から突出する。ハンドルは第2部分と概ね平行に延在することが好ましいが、必ずしも第2部分に平行であることを要しない。また、ハンドルの延在方向において、ハンドルの全長に亘る領域がグリップ部として構成されてもよいし、一部の領域のみがグリップ部として構成されてもよい。トリガは、典型的には、その押圧操作によって、モータを駆動するスイッチをオンとする操作部材として構成される。また、トリガは、一般的には、グリップ部を把持する手指のうち、人差し指で押圧操作(引き操作)される操作部材である。このため、グリップ部において、第1部分側の第1端部領域に配置される。なお、グリップ部は、締結工具の操作性に鑑みると、ハンドルの延在方向において、第1部分に隣接して配置することが好ましい。
本発明の一態様によれば、締結工具は、動力伝達経路において、モータと中間シャフトの間に配置された遊星減速機を更に備えていてもよい。減速比が比較的大きい遊星減速機がモータと中間シャフトの間に配置されることで、モータの回転速度に比べて中間シャフトの回転速度を十分に低下させることができる。よって、本態様によれば、中間シャフトを比較的長くしてもバランスをラフに設定できる。よって、遊星減速機が設けられない場合に比べ、第2部分において、中間シャフトが延在する領域、つまり、径方向のサイズを低減可能な領域をより長くすることができる。なお、遊星減速機は、典型的には、太陽ギア、遊星ギアおよびインターナルギアを含む遊星ギア機構を主体として構成される。遊星減速機は、遊星ギア機構を1つのみ備えていてもよいし、2つ以上備えていてもよい。
本発明の一態様によれば、締結工具は、動力伝達経路において、中間シャフトと締結機構との間に配置された伝達機構を更に備えていてもよい。伝達機構は、中間シャフトと同軸状に配置され、中間シャフトによって回転される第1ベベルギアと、第1ベベルギアに噛合する第2ベベルギアとを含むベベルギア機構として構成されていてもよい。本態様によれば、中間シャフトと締結機構の間に配置されたベベル機構を含む伝達機構によって、動力伝達経路の方向を、中間シャフトの軸方向(すなわちモータの回転軸方向)から、これに交差する方向に変更することができる。また、動力伝達経路においてベベルギア機構よりも上流側に遊星減速機が配置されることで、ベベルギア機構の減速比を抑えることができるため、ベベルギア機構をコンパクトにすることができる。
本発明の一態様によれば、中間シャフトは、スリーブを介して第1ベベルギアのシャフト部に連結されていてもよい。本態様によれば、比較的長い中間シャフトが採用された場合でも、芯出しを容易にすることができる。なお、中間シャフトとシャフト部とのスリーブを介した連結態様としては、例えば、中間シャフトの一端部とシャフト部の一端部がスリーブに対して回転不能に嵌合される態様が採用可能である。例えば、スリーブおよび中間シャフトの一端部とシャフト部の一端部が断面多角形状に構成されてもよいし、スプラインによる嵌合が採用されてもよい。
本発明の一態様によれば、モータの回転軸は、前後方向に延在する所定の軸線に対し、所定方向に向けて後方へ傾斜して延在していてもよい。本態様によれば、モータの回転軸方向のうち所定方向に第1部分から突出する第2部分は、第1部分から斜め後方へ向けて突出する。モータは、第2部分の所定領域または所定領域よりも第1部分から離れた領域に配置されているため、モータの回転軸が所定の軸線に直交する方向に延在する場合や、前方へ傾斜している場合に比べ、モータをより後方へ配置することができる。これにより、締結工具の重心をより後方へ配置し、グリップ部を把持する指の近傍に近づけることができる。
本発明の一態様によれば、締結工具は、ハウジングまたはハンドルに設けられたバッテリ装着部と、バッテリ装着部に装着されたバッテリとを更に備え、バッテリの重心は、前後方向において、トリガよりも後方に位置していてもよい。本態様によれば、比較的重量が大きいバッテリを、バッテリの重心がトリガよりも後方に位置するようにバッテリ装着部に装着することで、バッテリが装着された場合の締結工具の重心をより後方へ配置し、グリップ部を把持する指の近傍に近づけることができる。
本発明の一態様によれば、バッテリが装着された場合の締結工具の重心は、ハンドルの延在方向において、トリガに対して第1部分と反対側、且つ、トリガの近傍領域に位置してもよい。一般的に、使用者がグリップ部を把持した状態で人差し指でトリガを操作するような締結工具においては、締結工具の重心が中指の第2関節近傍に位置することが、操作性の観点からは最善とされている。本態様によれば、このような重心の配置を実現することができる。
ファスナの一例を説明するための断面図である。 締結工具の全体構成を示す縦断面図である。 図2の第1部分およびノーズアセンブリを含む領域の部分拡大図である。 第1部分およびノーズアセンブリの内部構造を説明するための横断面図である。 図2の第2部分を含む領域の部分拡大図である。 ファスナの締結工程の説明図である。 ファスナの締結工程の説明図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。なお、以下の実施形態では、ファスナ8を使用して作業材Wを締結可能な締結工具1を例示する。
まず、図1を参照して、締結工具1で使用可能なファスナ8について説明する。ファスナ8は、複数部材加締め式のファスナ(multi-piece swage type fastener)とも称される公知のファスナであって、互いに別体として形成されたピン80と、カラー85とを備えている。以下、ファスナ8の詳細について説明する。
図1に示すファスナ8は、複数部材加締め式のファスナのうち、いわゆる破断式(引きちぎり式)のファスナと称されるものである。ファスナ8は、ピン80およびカラー85を主体として構成されている。
ピン80は、軸部81と、軸部81の一端部に一体形成されたヘッド83とを有する。ヘッド83は、軸部81よりも大径の扁平円形状に形成されている。軸部81は棒状に形成されており、全長に亘って概ね均一の径を有する。但し、軸部81の軸方向における略中央部は、他の部分よりも小径に形成されている。この部分を、破断用の小径部811という。小径部811は、他の部分よりも比較的強度の弱い部分であり、ピン80が軸方向に引っ張られると、最初に破断するように構成されている。より詳細には、小径部811の強度は、カラー85を加締めるのに要するものより大きな軸線方向の力、すなわち引張り力が所定の大きさとなると破断するように構成されている。
軸部81のうち、小径部811に対してヘッド83とは反対側の領域は、最終的にピン80から分離されるピンテール812と称される部分である。本実施形態では、ピンテール812の外周面には、後述のピン把持部65が確実にピン80を把持して引っ張ることができるように、環状の引張り溝813が形成されている。本実施形態では、引張り溝813は、ピンテール812のほぼ全域に亘って形成されている。
一方、軸部81のうち、小径部811とヘッド83の間の領域は、ベース部816と称される部分である。ベース部816の外周面には、加締め溝817が形成されている。詳細は後述するが、加締め溝817は、締結工程において変形されたカラー85が密着状に入り込むことが可能な溝として構成されている。なお、本実施形態では、加締め溝817は、環状に形成され、ベース部816の小径部811側の領域の大部分に亘って設けられている。なお、上述のように、所定の引張り力において軸部81が小径部811で破断するように、引張り溝813および加締め溝817が形成された部分の最小径は、小径部811の径よりも大きい。
カラー85は、中空部86(貫通孔)を有する円筒状に形成されている。カラー85の外周部における一端部には、締結工程において、作業材Wに当接されるフランジ851が形成されている。フランジ851以外の外周部は、締結作業において後述するアンビル61のテーパ部622(図3参照)に係合する係合部852を構成する。係合部852は、カラー85のうち、アンビル61に負荷される加締め力によって変形する加締め領域である。カラー85の内径は、ピン80のベース部816の径よりも僅かに大きく設定されている。カラー85は、ピン80の軸部81が中空部86に挿通されることで、ピン80と係合する。
図1に示すように、ファスナ8を用いた2枚の作業材Wの締結においては、使用者は、まず、ヘッド83が一方の作業材Wに当接した状態となるように、作業材Wに形成された取付け孔W1にピン80の軸部81を挿通する。その後、使用者は、他方の作業材Wの側から、カラー85を軸部81に遊嵌状に係合させる。このとき、カラー85は軸部81の加締め溝817に密着した状態ではない。以下では、このような状態を、仮留め状態という。カラー85が軸部81に仮留めされた状態で、使用者は、締結工具1によってカラー85を軸部81に加締め、作業材Wを締結する作業を行う。
なお、締結工具1では、図1で例示されたファスナ8のほか、ピン80(ピンテール812)およびカラー85の軸方向の長さや径、引張り溝813および加締め溝817の位置や形状等が異なる複数種類の破断式のファスナが使用可能である。
以下、締結工具1について説明する。まず、図2を参照して、締結工具1の概略構成について簡単に説明する。図2に示すように、締結工具1の外郭は、主に、アウタハウジング11と、ハンドル15と、ノーズ保持部69によって保持されたノーズアセンブリ6によって形成されている。
アウタハウジング11は、第1部分111と、第2部分113と、第3部分118とを含む。第1部分111は、所定の軸線A1に沿って延在し、駆動機構4の少なくとも一部を収容する部分である。第2部分113は、第1部分111の軸線A1方向における一端部から、軸線A1方向に交差する方向に突出し、モータ20、中間シャフト25等を収容する部分である。第3部分118は、第2部分113の突出側の端部(第1部分111と接続する端部とは反対側の端部)から、第1部分111に概ね対向して延在する部分であって、バッテリ19が着脱可能に構成されたバッテリ装着部18を備えている。
ハンドル15は、第1部分111の軸線A1方向における他端部から、第2部分113に対向するように突出し、第3部分118に接続している。ハンドル15は、使用者によって把持されるグリップ部153を有する。アウタハウジング11(第1部分111、第2部分113、第3部分118)とハンドル15は、全体として環状をなしている。
ノーズアセンブリ6は、軸線A1方向に延在するように、第1部分111の一端部(第2部分113が接続する側の端部)に、ノーズ保持部69を介して保持されている。なお、第1部分111の他端部には、締結工程において分離されたピンテール812(図1参照)を収容可能な回収容器7が取り外し可能に装着されている。
以下では、締結工具1の方向に関して、説明の便宜上、軸線A1方向を締結工具1の前後方向、第2部分113が配置されている側(ノーズアセンブリ6が配置されている側)を前側、ハンドル15が配置されている側を後側と定義する。また、軸線A1に直交し、第2部分113の延在方向に対応する方向を上下方向、第1部分111が配置される側を上側、第3部分118が配置される側を下側と定義する。
以下、図2〜図5を参照して、締結工具1の内部構造等の詳細構成について説明する。
図2に示すように、アウタハウジング11には、主に、ボールネジ機構40を含む駆動機構4と、ベベルギア機構35と、中間シャフト25と、遊星減速機30と、モータ20と、コントローラ28とが収容されている。なお、これらのうち、駆動機構4の一部とベベルギア機構35は、インナハウジング12に収容されている。インナハウジング12は、アウタハウジング11に固定状に保持されている。この観点から、アウタハウジング11とインナハウジング12とをハウジング10として一体的にとらえることもできる。本実施形態では、インナハウジング12は、アウタハウジング11のうち、第1部分111の前側部分と、第2部分113の上端部を占めるように配置されている。なお、本実施形態では、アウタハウジング11は樹脂で形成される一方、インナハウジング12は金属で形成されている。
以下、図3および図4を参照して、第1部分111とその内部の詳細構成について説明する。
まず、第1部分111に一部が収容された駆動機構4について説明する。駆動機構4は、第1部分111に収容されたボールネジ機構40と、ノーズ保持部69内に配置され、ボールネジ機構40と後述のピン把持部65とを連結する連結機構5とを主体として構成されている。以下、ボールネジ機構40とその周辺の構成、連結機構5とその周辺の構成について、順に説明する。
図3に示すように、ボールネジ機構40は、ナット41と、ネジシャフト46とを主体として構成されている。本実施形態では、ボールネジ機構40は、ナット41の回転運動をネジシャフト46の直線運動に変換して、連結機構5を介して連結されたピン把持部65を直線状に移動可能に構成されている。
ナット41は、軸線A1周りに回動可能、且つ、軸線A1方向への移動が規制された状態で、インナハウジング12に支持されている。詳細には、円筒状に形成されたナット41は、外周部に一体に設けられた被動ギア411を有する。ナット41は、被動ギア411の前側および後側で、ナット41に外嵌された一対のベアリング412、413を介して、インナハウジング12に対して軸線A1周りに回転可能に支持されている。被動ギア411は、後述するナット駆動ギア38に噛合している。被動ギア411がナット駆動ギア38からモータ20の回転出力を受けることで、ナット41が軸線A1周りに回転される。また、ナット41の前端とインナハウジング12の間には、カラー85をピン80に加締める際にナット41に作用する軸線A1方向の荷重を受けるためのスラストベアリング415が配置されている。
ネジシャフト46は、軸線A1に沿って移動可能、且つ、軸線A1周りの回動が規制された状態で保持されている。詳細には、図3および図4に示すように、ネジシャフト46は、長尺体として構成され、軸線A1に沿って延在するように、ナット41に挿通されている。周知の構成であるため詳細の図示は省略するが、ナット41の内周面に形成されたネジ溝とネジシャフト46の外周面に形成されたネジ溝によって規定される螺旋状の軌道内には、多数のボールが転動可能に配置されており、ネジシャフト46は、ボールを介してナット41に係合している。
図4に示すように、ネジシャフト46の後端部には、ローラシャフト463の中央部が固定されている。ローラシャフト463は、ネジシャフト46に直交してネジシャフト46から左右方向に突出するように配置されている。ローラシャフト463の左右端部には、夫々、ローラ464が回転可能に保持されている。一方、図3および図4に示すように、インナハウジング12の後端部には、左右一対のガイドプレート122が連結固定されている。ガイドプレート122は、左右方向に対向するように配置されており、夫々、軸線A1方向(前後方向)に延在する長穴状のガイド穴123を有する。左右一対のローラ464は、左右一対のガイド穴123に沿って軸線A1方向に転動可能に保持されている。
以上のように構成されたボールネジ機構40において、ナット41が軸線A1周りに回転されると、転動するボールを介してナットに41係合したネジシャフト46は、ナット41およびハウジング10に対して軸線A1方向に直線状に移動する。なお、ナット41の回転に伴い、ネジシャフト46には軸線A1周りの回転トルクが作用する可能性もあるが、ローラ464がガイド穴123に当接することで、かかる回転トルクに起因するネジシャフト46の軸線A1周りの回転が規制されている。
更に、ネジシャフト46の後端部(詳細には、ローラシャフト463の後側)には、延設シャフト47が連結固定されている。このため、ネジシャフト46が軸線A1に沿って前後方向に移動すると、延設シャフト47は、ネジシャフト46と一体的に前後方向に移動する。また、ネジシャフト46および延設シャフト47は、夫々、長軸方向に延在する概ね同径の貫通孔461および471を有し、貫通孔461、471が連通するように、同軸状に連結されている。なお、貫通孔461および471の径は、締結工具1で使用可能な破断式のファスナのピンテールの最大径よりも僅かに大きい程度に設定されている。
アウタハウジング11の後端部における軸線A1上には、アウタハウジング11の内部と外部とを連通する開口部140が形成されている。開口部140には、円筒状のガイドチューブ141が嵌めこまれている。ガイドチューブ141は、延設シャフト47を軸線A1に沿って摺動案内するように構成されている。このため、ガイドチューブ141の貫通孔142の径(ガイドチューブ141の内径)は、延設シャフト47の外径と概ね同じに設定されている。
なお、延設シャフト47の後端は、ネジシャフト46がその移動可能範囲における最前方位置(図3および図4に示す位置)に配置されたとき、ガイドチューブ141の前端部内に配置される。ナット41の回転に伴ってネジシャフト46が最前方位置から後方へ移動されると、延設シャフト47はガイドチューブ141の貫通孔142内を摺動しながら後方へ移動する。上述のようにガイドチューブ141を配置することで、延設シャフト47の全長を抑えつつ、延設シャフト47が最前方位置に配置されたときにアウタハウジング11内にピンテール812が入り込むのを防止することができる。
また、図3および図4に示すように、アウタハウジング11の後端部には、円筒状に形成されて後方へ突出する容器連結部13が設けられている。容器連結部13には、ピンテール812の回収容器7が着脱可能である。図2に示すように、回収容器7は、円筒状の筒状部材71と、螺合によって筒状部材71に着脱可能な有底筒状の蓋部材75とを含む。筒状部材71の開口側端部の内周部には、雌ネジが形成されている。一方、容器連結部13の外周部には、雄ネジが形成されている。使用者は、筒状部材71を容器連結部13に螺合することで、回収容器7をアウタハウジング11に取り付けることができる。
図2に示すように、アウタハウジング11の後端部には、容器連結部13の下端部に隣接して、容器検出スイッチ70が設けられている。容器検出スイッチ70は、押圧式のスイッチとして構成されており、アウタハウジング11の後端部内にスイッチ本体が配置されるとともに、アウタハウジング11外部に突出するプランジャを有する。容器検出スイッチ70は、回収容器7が容器連結部13に装着されていない場合には、プランジャが伸長した初期状態で保持されてオフとされ、回収容器7(筒状部材71または蓋部材75)が容器連結部13に装着されると、回収容器7の前端によってプランジャが押圧され、オンとされるように構成されている。
更に、図3に示すように、ネジシャフト46には、ローラシャフト463の前側に隣接して、ネジシャフト46から下方に延びる磁石保持アーム485が固定されている。磁石保持アーム485の下端には、磁石486が取り付けられている。磁石486は、ネジシャフト46と一体化されているため、ネジシャフト46の軸線A1方向(前後方向)の移動に伴って移動する。
一方、アウタハウジング11には、軸線A1方向におけるハウジング10に対するネジシャフト46の相対的位置を、磁石486を介して検出するように構成された位置検出機構48が設けられている。位置検出機構48は、初期位置センサ481と最後方位置センサ482とを含む。初期位置センサ481および最後方位置センサ482は、何れも図示しない配線を介してコントローラ28(図2参照)に電気的に接続されており、磁石486が所定の検出範囲内に配置されている場合、所定の信号をコントローラ28へ出力するように構成されている。初期位置センサ481は、ネジシャフト46がその移動可能範囲における最前方位置(初期位置ともいう)に配置されたときに磁石486を検出可能な位置に取り付けられている。最後方位置センサ482は、ネジシャフト46がその移動可能範囲における最後方位置に配置されたときに磁石486を検出可能な位置に取り付けられている。
以下、連結機構5について説明する。図3および図4に示すように、連結機構5は、ネジシャフト46とピン把持部65とを、軸線A1方向に連結する機構である。図4に示すように、本実施形態では、連結機構5は、ネジシャフト46側(後端側)から順に軸線A1方向に連結された、第1連結部51、第2連結部52、第3連結部53、第4連結部54を含む。なお、ここでの第1連結部51〜第4連結部54の詳細な連結態様についての説明は省略する。
第1連結部51、第3連結部53、および第4連結部54は、夫々、ネジシャフト46の貫通孔461と概ね同径で、軸線A1方向に延在する貫通孔を有する。よって、連結機構5全体としては、第1連結部51、第2連結部52、第3連結部53、および第4連結部54を貫通する通路が形成されている。更に、上述した、ネジシャフト46の貫通孔461および延設シャフト47の貫通孔471、ガイドチューブ141の貫通孔142をあわせると、連結機構5、ネジシャフト46、および延設シャフト47、ガイドチューブ141内を、軸線A1に沿って、アウタハウジング11の後端部に設けられた開口部140まで延在する通路が形成される。この通路は、破断式のファスナ8の締結工程においてピン80から分離されるピンテール812が通過可能な回収通路700を構成する。
以下、ノーズ保持部69とその周辺構成について説明する。図3および図4に示すように、インナハウジング12の上前端部は円筒状に形成されており、その内部に、円筒状のガイドスリーブ124がネジシャフト46と同軸状に螺合されている。ガイドスリーブ124は、第1連結部51および第2連結部52を軸線A1方向に摺動可能にガイドするように構成されている。アウタハウジング11の上前端部には、軸線A1を中心とする開口部145が設けられている。ガイドスリーブ124のフランジ状の前端部は、アウタハウジング11の開口部145から突出しており、円筒状のノーズ連結部125をハウジング10に対して固定状に保持している。ノーズ連結部125は、ネジシャフト46と同軸状に配置され、外周面には雄ネジが形成されている。
ノーズ連結部125には、ノーズ保持部69が取り外し可能に連結されている。ノーズ保持部69は、内側スリーブ691と外側スリーブ695とを含む。
内側スリーブ691は、円筒体として形成されており、連結機構5および後述のピン把持部65を軸線A1方向に摺動可能に保持するように構成されている。具体的には、内側スリーブ691は、第2連結部52の外径およびアンビル61の外径に概ね同じ内径を有するとともに、軸線A1方向における中央部には、径方向内側に突出するアンビル係止部692が形成されている。アンビル係止部692が形成された部分の内径は、ピン把持部65の外径と概ね同じである。また、内側スリーブ691の後端部には、フランジ693が設けられている。フランジ693は、ノーズ連結部125の外径よりも若干小径に形成されている。
外側スリーブ695は、内側スリーブ691よりも一回り大きい円筒体として形成され、ノーズ連結部125に着脱可能に構成されている。具体的には、外側スリーブ695は、内側スリーブ691の外径と概ね同じ内径を有する小径部696と、ノーズ連結部125の外径と概ね同一の内径を有する大径部698とを含む。小径部696は、軸線A1方向において、内側スリーブ691のフランジ693を除いた部分よりも長く形成されており、前端部697が径方向内側に突出している。大径部698の内周面には、ノーズ連結部125の雄ネジに螺合可能な雌ネジが形成されている。
ノーズ連結部125にフランジ693の後端面が当接された状態で、内側スリーブ691の外側に外側スリーブ695が嵌めこまれ、大径部698がノーズ連結部125に螺合されることで、ノーズ保持部69がハウジング10に対して連結固定される。このとき、外側スリーブ695の前端部697と内側スリーブ691の前端との間には、後述のアンビル61の係止リブ625(図3参照)が配置される隙間が形成される。
以下、ノーズアセンブリ6について説明する。図3に示すように、ノーズアセンブリ6は、アンビル61と、ピン把持部65とを主体として構成されている。
アンビル61は、軸線A1方向に延在するボア621を有する円筒体として構成されている。ボア621は、テーパ部622と、ガイド部623とを含む。
テーパ部622は、ボア621の前端領域を構成しており、軸線A1方向(前後方向)に関して、カラー85の係合部852(図1参照)の高さよりも若干長く設定されている。テーパ部622は、ボア621の開口端(前端)620に向けて緩やかに拡径する。テーパ部622の径は、開口端620では係合部852の外径よりも僅かに大きいが、開口端620よりも後方では係合部852の外径よりも小さくなるように設定されている。これにより、係合部852の変形を促す強い軸力が作用する場合にのみ、係合部852は、開口端620からテーパ部622へと変形を伴いながら入り込むことができる。ガイド部623は、ボア621のうち、テーパ部622の後側の領域を構成している。ガイド部623は、テーパ部622の後端の径よりも大きく、且つ、後述するピン把持部65の外径と概ね同一の径を有し、ピン把持部65を軸線A1方向に摺動可能に保持する。
また、アンビル61の外周部の中央部よりもやや後端側には、径方向外側に突出する係止リブ625が設けられている。係止リブ625が外側スリーブ695および内側スリーブ691の間に係止されることで、アンビル61は、ノーズ保持部69を介してハウジング10に対して軸線A1方向に移動不能に保持される。
ピン把持部65は、アンビル61のガイド部623内に同軸状に摺動可能に配置されている。つまり、ピン把持部65は、軸線A1に沿ってアンビル61に対して相対移動可能に保持されている。なお、本実施形態では、ピン把持部65として、ピンテール812(図1参照)の一部を把持可能な複数の爪(ジョーとも称される)と、その保持体とを主体とした周知の構成が採用されている。詳細な図示は省略するが、ピン把持部65は、軸線A1に沿って初期位置(最前方位置)から後方へ移動するのに伴って、爪による把持力が増大するように構成されている。このような構成は、例えば、複数の爪が、保持体の前端部内に設けられた円錐状の軌道に対して押圧されつつ移動可能に配置されることで実現される。なお、本実施形態では、爪の内側には、ピンテール812に形成された引張り溝813に係合可能な複数の突起が形成されている。
なお、図では、複数の爪と保持体、その他の部品が一体として簡略化されて示されているが、ピン把持部65は、全体としては、軸線A1方向に延在するボア661を有する円筒体として形成されている。ボア661の径は、ピンテール812の径より僅かに大きく設定されている。ボア661は、ピンテール812が挿入され、分離された後に通過する内部通路662を構成する。また、ピン把持部65の後端部は、第4連結部54の前端部の外周面に形成された雄ネジに螺合可能に構成されている。これにより、ピン把持部65は、連結機構5を介してネジシャフト46に対して着脱可能とされている。
ピン把持部65が第4連結部54に連結されることで、ピン把持部65の内部通路662と、連結機構5等を貫通する回収通路700とが連通する。つまり、ピンテール812が挿入されるボア661の開口端660から、アウタハウジング11の後端部の開口部140まで軸線A1に沿って直線状に延在する通路が形成される。
以下、ノーズアセンブリ6のハウジング10に対する着脱方法について説明する。
図3に示すようにハウジング10に装着されているノーズアセンブリ6を取り外す場合、使用者は、ノーズ連結部125に螺合されている外側スリーブ695を、ノーズ連結部125に対して回転させ、ノーズ連結部125から取り外す。これにより、内側スリーブ691の保持および係止リブ625に対する係止が解除される。よって、使用者は、アンビル61および内側スリーブ691を、ピン把持部65および連結機構5から前方へ引き抜き、更に、第4連結部54に螺合されているピン把持部65を第4連結部54に対して回転させ、取り外すことができる。ノーズアセンブリ6をハウジング10に装着する場合は、使用者は上記の工程を逆に行えばよい。なお、アンビル61と内側スリーブ691との軸線A1方向における位置決めは、アンビル61の後端が内側スリーブ691のアンビル係止部692に当接することで行われる。また、外側スリーブ695が装着されると、係止リブ625は、外側スリーブ695の前端部697に当接する。
以下、第2部分113とその内部の詳細構成について説明する。図2および図5に示すように、第2部分113には、モータ20と、遊星減速機30と、中間シャフト25と、ベベルギア機構35の一部(詳細には、後述の第1ギア部材36)とが収容されている。なお、遊星減速機30、中間シャフト25、およびベベルギア機構35は、モータ20からボールネジ機構40への動力伝達経路上に配置され、順に、動力を伝達する。以下、モータ20と、遊星減速機30と、中間シャフト25と、ベベルギア機構35について、順に説明する。
図2および図5に示すように、モータ20は、第2部分113の下端部に収容されている。本実施形態では、モータ20として、小型で高出力なブラシレスDCモータが採用されている。モータ20は、ロータと共に回転するモータシャフト21の回転軸A2が、軸線A1に交差して斜め上下方向に延在するように配置されている。より詳細には、回転軸A2は、軸線A1に対して、下方に向かうにつれて後方へ傾斜している。モータシャフト21は、第2部分113の下端部に保持されたベアリング211と、後述のギアハウジング34の下端部に保持されたベアリング213によって回転可能に支持されている。モータシャフト21において、モータ20の本体部(ステータおよびロータ)と上側のベアリング213との間には、モータ20を冷却するためのファン23が固定されている。
図5に示すように、遊星減速機30は、回転軸A2方向においてモータ20の上側(動力伝達経路における下流側)に連接されている。遊星減速機30は、回転軸A2方向に連接された2組の遊星歯車機構(第1遊星ギア機構31と第2遊星ギア機構32)と、これらを収容するギアハウジング34を主体として構成されている。なお、ギアハウジング34は、樹脂で形成されており、第2部分113に固定状に保持されている。
第1遊星ギア機構31は、回転軸A2周りに回転するモータシャフト21を入力シャフトとして構成されており、太陽ギア311と、キャリア313に支持された複数の遊星ギア315と、インターナルギア317とを含む。太陽ギア311と、キャリア313と、インターナルギア317は、モータシャフト21と同軸状に配置されている。太陽ギア311は、モータシャフト21の上端部(ベアリング213の上方に突出する部分)に固定されており、モータシャフト21と一体的に回転する。複数の遊星ギア315は、太陽ギア311およびインターナルギア317に噛合している。インターナルギア317は、ギアハウジング34に固定されている。
第2遊星ギア機構32は、太陽ギア321と、キャリア323に支持された複数の遊星ギア325と、インターナルギア327とを含む。太陽ギア321と、キャリア323と、インターナルギア327は、モータシャフト21と同軸状に配置されている。太陽ギア321は、第1遊星ギア機構31のキャリア313に固定されており、キャリア313と一体的に回転する。複数の遊星ギア325は、太陽ギア321およびインターナルギア327に噛合している。インターナルギア327は、ギアハウジング34に固定されている。
上述のように構成された遊星減速機30では、モータ20の駆動に伴い、モータシャフト21と一体的に第1遊星ギア機構31の太陽ギア311が回転する。遊星ギア315は、自転しつつ太陽ギア311の周りを公転することで、キャリア313を、回転軸A2周りにモータシャフト21と同じ方向に回転させる。第2遊星ギア機構32でも同様の伝達が行われ、キャリア323は、モータシャフト21と同じ方向に回転する。本実施形態では、キャリア323は、遊星減速機30の出力シャフトとして構成されている。キャリア323には、断面六角形状の嵌合孔324が形成されている。嵌合孔324は、後述の中間シャフト25の第1端部254が嵌合可能に構成されている。
図5に示すように、中間シャフト25は、直線状に延在する棒状部材(径方向にギア等の動力伝達部材が固定されていないシャフト)として構成され、回転軸A2方向に延在するように配置されている。本実施形態では、中間シャフト25は、遊星減速機30の上側(動力伝達経路における下流側)に、モータシャフト21と同軸状に配置されている。中間シャフト25の2つの端部である第1端部254と第2端部256のうち、第1端部254は、嵌合孔324に対応する断面六角形状に形成されている。第1端部254が嵌合孔324に嵌合されることで、中間シャフト25が遊星減速機30(キャリア323)に連結されている。ギアハウジング34の上端部にはベアリング258が保持されており、中間シャフト25を回転可能に支持している。なお、第2端部256も、第1端部254と同様に、断面六角形状に形成されている。
図5に示すように、ベベルギア機構35は、第1ベベルギア361を有する第1ギア部材36と、第2ベベルギア371を有する第2ギア部材37とを主体として構成されている。本実施形態では、ベベルギア機構35は、インナハウジング12を介して第1部分111と第2部分113の接続領域に収容されており、第1ギア部材36は、第2部分113の上端部に配置される一方、第2ギア部材37は、第1部分111の前下端部に配置されている。
本実施形態では、第1ギア部材36は、第1シャフト部362と、第1シャフト部362の一端部に、第1シャフト部362と一体的に形成された第1ベベルギア361とを含む。第1ギア部材36は、第1ベベルギア361が上側(動力伝達経路における下流側)に配置された状態で、第1シャフト部362が中間シャフト25と同軸状に回転軸A2方向に延在するように、ベアリング364、366によって回転可能に支持されている。第1シャフト部362の第1ベベルギア361と反対側の端部367は、下側のベアリング366よりも下方へ突出しており、上述の中間シャフト25の第2端部256と同一の断面六角形状に形成されている。
第1シャフト部362は、連結スリーブ26を介して中間シャフト25に連結されている。より詳細には、連結スリーブ26は、中間シャフト25の第2端部256と第1シャフト部362の端部367に対応する断面六角形状の筒状体として構成されている。中間シャフト25の第2端部256と第1シャフト部362の端部367が両側から連結スリーブ26に嵌合されることで、中間シャフト25は、第1シャフト部362に対して同軸状に連結されている。
第2ギア部材37は、第2シャフト部372と、第2シャフト部372の一端部に、第2シャフト部372と一体的に形成された第2ベベルギア371と、第2シャフト部372の他端部に固定されたナット駆動ギア38とを含む。第2ギア部材37は、第2ベベルギア371が前側に配置されて第1ベベルギア361に噛合し、第2シャフト部372が軸線A1方向(前後方向)に延在する状態で、ベアリング374、376によって回転可能に支持されている。ナット駆動ギア38は、後側のベアリング376の後側に配置され、上述のナット41の被動ギア411に噛合している(図3参照)。なお、本実施形態では、第2ベベルギア371は第1ベベルギア361よりも大径に形成されている。つまり、ベベルギア機構35は、動力伝達方向の変換機能に加え、減速機能も有している。なお、ベベルギア機構35は必ずしも減速機構として構成される必要はない。
以上に説明したモータ20と、遊星減速機30と、中間シャフト25と、ベベルギア機構35の第1ギア部材36は、同軸状に、回転軸A2上に配置されている。これに伴い、これらを収容する第2部分113は、回転軸A2に沿って、第1部分111から斜め下後方に突出するように形成されている。なお、中間シャフト25は、径方向にギア等の伝達部材が配置されていないために、モータ20、遊星減速機30、および第1ギア部材36に比べ、径方向のサイズが最も小さい。よって、第2部分113のうち、中間シャフト25が配置されている中間領域114は、モータ20が配置された下端部第1領域115、遊星減速機30が配置された下端部第2領域116、第1ギア部材36が配置された上端部領域117よりも径が小さくなるように(回転軸A2に直交する断面の断面積が小さくなるように)構成されている。
以下、第3部分118とその内部の詳細構成について説明する。図2に示すように、第3部分118は、第2部分113の下端部第1領域115から後方(より詳細には、斜め上後方)に延在している。第3部分118の後下端部には、バッテリ19を着脱可能なバッテリ装着部18が設けられている。また、第3部分118において、バッテリ装着部18の上方には、モータ20の制御等を行うコントローラ28が収容されている。
バッテリ装着部18およびバッテリ19の構成は周知であるため、詳細な図示は省略し、以下に簡単に説明する。
バッテリ19は、概ね直方体状に形成された充電式のバッテリである。バッテリ19は、一対のガイドレールと、端子と、ラッチと、ボタンとを有する。ガイドレールは、バッテリ19の側面上部にバッテリ19の長手方向に延在するように設けられている。ラッチと端子は、バッテリ19の上面に設けられている。ラッチは、常時には上面から上方へ突出するようにバネ(図示せず)で付勢され、ボタンの押圧操作で上面から下方へ引っ込むように構成されている。なお、バッテリ19単体としての重心G2は、概ねバッテリ19の中央部領域にある。バッテリ19がバッテリ装着部18に装着された場合、重心G2は、前後方向において、トリガ150よりも後方に位置する。
バッテリ装着部18は、一対のガイド溝と、ラッチ係合部と、端子とを有する。ガイド溝には、バッテリ19のガイドレールがスライド係合可能とされている。なお、本実施形態では、バッテリ19は、バッテリ装着部18に対し、後側からスライド係合される。ラッチ係合部は、上方へ凹んだ凹部であって、バッテリ19のラッチが係合可能に構成されている。端子は、ラッチがラッチ係合部に係合することでバッテリ19がバッテリ装着部18に物理的に係合されるのに伴い、バッテリ19の端子と電気的に接続するように構成されている。
本実施形態では、コントローラ28としては、CPU、ROM、RAM等を含むマイクロコンピュータで構成された制御回路が採用されている。コントローラ28は、図示しない配線によって、上述した初期位置センサ481および最後方位置センサ482、容器検出スイッチ70、後述のスイッチ151等に電気的に接続されている。
以下、ハンドル15の詳細構成について説明する。図2に示すように、ハンドル15は、第2部分113の後側において、第2部分113に対向するように下方へ突出し、第3部分118の上端部に接続している。本実施形態では、ハンドル15は、第2部分113と概ね平行に、回転軸A2方向に延在する。ハンドル15は、使用者の手指による把持が可能に構成されたグリップ部153を有する。なお、本実施形態では、ハンドル15の概ね全長に亘る領域がグリップ部153とされている。グリップ部153の上端部領域には、指(通常は人差し指)での押圧操作(引き操作)が可能なトリガ150が配置されている。ハンドル15の内部には、使用者によるトリガ150の押圧操作に応じてオン・オフされるスイッチ151が収容されている。
また、前後に対向して回転軸A2方向に延在する第2部分113とハンドル15の配置関係についてみると、図2に示すように、回転軸A2方向において、遊星減速機30が配置された下端部第2領域116は、グリップ部153の下端部領域に概ね対応する位置にある。そして、モータ20は、回転軸A2方向において、下端部第2領域116よりも第1部分111から離れた下端部第1領域115に配置されている。
以上のように構成された締結工具1では、図2に示すように、バッテリ19が装着された場合の締結工具1全体としての重心G1は、ハンドル15のグリップ部153の僅かに前方、且つ、トリガ150の僅かに下方に位置する。
以下、図6および図7を参照して、締結工具1によるファスナ8の締結工程について、簡単に説明する。
使用者がトリガ150(図2参照)を押圧操作しない初期状態では、ネジシャフト46は、図6に示す初期位置(最前方位置)に配置されている。また、コントローラ28(図2参照)は、容器検出スイッチ70の出力信号がオフ状態を示す場合、LEDランプ(図示略)を点滅させることで、回収容器7が装着されていないことを使用者に報知する。また、コントローラ28は、容器検出スイッチ70の出力信号がオフ状態を示す間は、トリガ150が押圧操作され、スイッチ151(図2参照)の出力信号がオン状態を示しても、モータ20の駆動開始を保留する。
使用者は、トリガ150の押圧操作の前に、図6に示すように、ファスナ8を仮留め状態とし、ピンテール812の一部を、アンビル61のテーパ部622を介してピン把持部65の内部通路662内に挿入しておく。コントローラ28は、トリガ150が押圧操作され、スイッチ151がオンとされると、モータ20(図2参照)の正転駆動を開始する。遊星減速機30、中間シャフト25、およびベベルギア機構35(図2参照)を介してモータ20の回転動力がナット41に伝達され、ナット41が軸線A1周りに回転されることで、ネジシャフト46が初期位置(最前方位置)から後方へ移動される。これに伴い、連結機構5を介してピン把持部65が後方へ引き込まれることで、ピンテール812も、ピン把持部65の爪が引張り溝813(図1参照)に係合した状態で強固に把持され、軸方向に後方へ引き込まれる。
上述のように、カラー85の外径は、アンビル61のテーパ部622の径よりも僅かに大きく設定されているものの、ピン把持部65がピンテール812を把持して後方へ強く引っ張ることで、カラー85は、テーパ部622へと縮径しながら進入する。これに伴い、カラー85は、テーパ部622の傾斜角の軸線A1方向成分および径方向成分に対応する形で、前方および径方向内側へと押圧され変形する。
ネジシャフト46によってピン把持部65が更に後方へ引き込まれると、アンビル61に係止されたカラー85は、テーパ部622により深く入り込む。この結果、カラー85は更に前方および径方向内側へと強く押圧され、ヘッド83との間で作業材Wを強固に挟持した状態で、その内周面が、ベース部816に形成された加締め溝817(図1参照)に強く圧着される。これにより、カラー85と加締め溝817との間で塑性変形による噛み込みが生じ、カラー85の軸部81(ベース部816)に対する加締めが完了する。
上述のように、ピン80の小径部811の強度は、カラー85をベース部816に加締めるのに要するものより大きな軸力(引張り力)が所定の大きさとなると破断するように構成されている。よって、カラー85がベース部816に加締められた後、ネジシャフト46が更に後方へ移動されると、ネジシャフト46が最後方位置に達する前に、引張り力が所定の大きさに達した時点で、軸部81が小径部811で破断し、カラー85に加締められたベース部816から、ピンテール812が分離される。分離されたピンテール812がピン把持部65に把持された状態で、ネジシャフト46が更に後方へ移動され、図7に示すように、最後方位置に達すると、磁石486が最後方位置センサ482の検出範囲内に進入する。コントローラ28は、モータ20の駆動を停止することで、ネジシャフト46の後方への移動を停止する。これにより、ファスナ8による作業材Wの締結工程が完了する。
その後、コントローラ28は、使用者によるトリガ150の押圧操作が解除され、スイッチ151がオフとされると、モータ20を逆転駆動し、初期位置センサ481の出力信号に基づいてネジシャフト46が初期位置(最前方位置)に達したと判断するまで、ネジシャフト46を前方へ移動させる。ネジシャフト46およびピン把持部65は図6に示す初期位置へ復帰し、ピンテール812はピン把持部65から離脱可能となる。回収通路700は、次の締結工程で別のファスナ8のピンテール812によって後方へ押し込まれたピンテール812、あるいは、締結工具1が動かされて係合が解除されたピンテール812の通過を許容する。回収容器7は、回収通路700を通過し、回収容器7まで到達したピンテール812を収容する。
以上に説明したように、本実施形態の締結工具1では、締結工具1の重心(バッテリ19が装着されていない場合の重心、装着されている場合の重心G1のどちらも含む)を、グリップ部153を把持する指(特に、中指)の近傍(つまり、ハンドル15のグリップ部153の僅かに前方、且つ、トリガ150の僅かに下方の位置)に近づけるための様々な構成が採用されている。
まず、ハウジング10(アウタハウジング11)は、前後方向に延在する第1部分111と、モータシャフト21の回転軸A2方向に延在する第2部分113とを含む。そして、第1部分111には、比較的重量が大きい駆動機構4が収容される一方、第2部分113には、比較的重量が大きいモータ20が収容されている。特に、モータ20は、第2部分113のうち、回転軸A2方向において、グリップ部153の下端部領域に対応する下端部第2領域116よりも第1部分111から離れた位置にある下端部第1領域115に配置されている。かかる構成によって、モータ20が第1部分111に近接して配置される場合に比べ、回転軸A2方向において、締結工具1の重心位置を、グリップ部153を把持する指の近傍により近づけることができる。
なお、本実施形態では、第2部分113のうち、回転軸A2方向において、グリップ部153の下端部領域に対応する下端部第2領域116に、遊星減速機30が配置されている。この配置も、締結工具1の重心位置を、回転軸A2方向において、グリップ部153を把持する指の方向により近づけることに寄与している。
また、モータ20から駆動機構4への動力伝達経路に中間シャフト25が配置されることで、第2部分113には、比較的小径の中間領域114が設けられている。これにより、グリップ部153と第2部分113の間に手指を配置するスペースを確保しつつ、ハンドル15ができるだけ前方に配置されている。かかる構成によって、モータ20が第1部分111に近接して配置される場合に比べ、締結工具1の重心位置を、前後方向において、グリップ部153を把持する指の近傍により近づけることができる。なお、本実施形態では、動力伝達経路において、遊星減速機30が中間シャフト25の上流側に配置されることで、中間シャフト25はモータシャフト21に比べて低速で回転されるため、中間シャフト25のバランスをラフに設定できる。このため、中間シャフト25(中間領域114)を比較的長くすることができる。
本実施形態では、回転軸A2は、軸線A1に対し、下方に向かうにつれて後方へ傾斜している。このため、下端部第1領域115に収容されたモータ20は、回転軸A2が軸線A1に対して直交する上下方向に延在する場合に比べ、後方に配置されることになる。この配置も、締結工具1の重心位置を、前後方向において、グリップ部153を把持する指の方向により近づけることに寄与している。
更に、本実施形態では、第2部分113から後方へ延在する第3部分118の後下端部に設けられたバッテリ装着部18にバッテリ19が装着された場合、バッテリ19の重心G2は、前後方向において、トリガ150よりも後方に位置する。ハンドル15よりも前側にモータ20等を収容する第2部分113が配置されているのに対し、比較的重量が大きいバッテリ19をこのように配置することで、バッテリ19が装着された場合の締結工具1の重心G1をより後方へ配置し、グリップ部153を把持する指の近傍に近づけることができる。なお、本実施形態では、第3部分118の後端部内に配置されたコントローラ28も、締結工具1の重心をより後方へ配置し、グリップ部153を把持する指の近傍に近づけることに寄与している。
これらの構成によって、本実施形態では、バッテリ19が装着された場合の締結工具1全体としての重心G1は、ハンドル15のグリップ部153の僅かに前方、且つ、トリガ150の僅かに下方に位置する。このため、締結工具1は、どの方向に向けて作業を行う場合であっても、優れた操作性を発揮することができる。
上記実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素との対応関係を以下に示す。ファスナ8は、本発明の「ファスナ」に対応する構成例である。ピン80、カラー85は、夫々、本発明の「ピン」、「筒状体」に対応する構成例である。
締結工具1は、本発明の「締結工具」に対応する構成例である。軸線A1は、本発明の「所定の軸線」に対応する構成例である。駆動機構4およびノーズアセンブリ6(アンビル61およびピン把持部65)は、本発明の「締結機構」に対応する構成例である。モータ20、回転軸A2は、夫々、本発明の「モータ」、「回転軸」に対応する構成例である。中間シャフト25は、本発明の「中間シャフト」に対応する構成例である。ハウジング10(アウタハウジング11)は、本発明の「ハウジング」に対応する構成例である。第1部分111、第2部分113は、夫々、本発明の「第1部分」、「第2部分」に対応する構成例である。ハンドル15、グリップ部153、トリガ150は、夫々、「ハンドル」、「グリップ部」、「トリガ」に対応する構成例である。グリップ部153の上端部領域と下端部領域は、夫々、本発明の「第1端部領域」、「第2端部領域」に対応する構成例である。下端部第2領域116は、本発明の「第2端部領域に対応する所定領域」に対応する構成例である。下端部第1領域115は、本発明の「所定領域よりも第1部分から離れた領域」に対応する構成例である。
遊星減速機30は、本発明の「遊星減速機」に対応する構成例である。ベベルギア機構35は、本発明の「伝達機構」および「ベベルギア機構」に対応する構成例である。第1ベベルギア361、第2ベベルギア371は、夫々、本発明の「第1ベベルギア」、「第2ベベルギア」に対応する構成例である。第1シャフト部362は、本発明の「第1ベベルギアのシャフト部」に対応する構成例である。連結スリーブ26は、本発明の「スリーブ」に対応する構成例である。バッテリ装着部18、バッテリ19は、夫々、「バッテリ装着部」、「バッテリ」に対応する構成例である。
上記実施形態は単なる例示であり、本発明に係る締結工具は、例示された締結工具1の構成に限定されるものではない。例えば、下記に例示される変更を加えることができる。なお、これらの変更は、これらのうちいずれか1つのみ、あるいは複数が、実施形態に示す締結工具1、あるいは各請求項に記載された発明と組み合わされて採用されうる。
例えば、上記実施形態では、複数部材加締め式のファスナのうち、破断式(引きちぎり式)のファスナ8を使用可能な締結工具1が例示されている。しかしながら、本発明は、複数部材加締め式のファスナのうち、ピンの軸部がそのまま維持された状態で締結工程が完了する非破断式のファスナを使用可能な締結工具、破断式のファスナおよび非破断式のファスナの両方を使用可能な締結工具、および、ブラインドリベット(ブラインドファスナ)を使用可能な締結工具の何れとして具現化されてもよい。締結工具1および上記締結工具の何れにおいても、ファスナのピンを筒状体に対して相対移動させる締結機構は、上記実施形態で例示した駆動機構4およびノーズアセンブリ6に限られず、適宜、変更が可能である。
上記実施形態では、モータ20は、第2部分113のうち、回転軸A2方向において、グリップ部153の下端部領域に対応する下端部第2領域116よりも第1部分111から離れた位置にある下端部第1領域115に配置されている。しかしながら、モータ20は、第2部分113のうち、回転軸A2方向において、グリップ部153の下端部領域に対応する所定領域に配置されてもよい。例えば、遊星減速機30が採用されない場合には、モータ20は、下端部第2領域116に配置されてもよい。
上記実施形態では、中間シャフト25は、連結スリーブ26を介して第1ギア部材36の第1シャフト部362に連結されている。これに対し、例えば、中間シャフト25と第1ベベルギア361のシャフト部分とを1本のシャフトとして一体化していてもよい。つまり、1本のシャフトの一端部が遊星減速機30に連結され、他端部に第1ベベルギア361が固定されていてもよい。この場合、第1ベベルギア361に隣接してこのシャフトを回転可能に支持するベアリングから下方に延在する部分が、本発明の「中間シャフト」に対応する構成例と解される。
更に、本発明および上記実施形態とその変形例の趣旨に鑑み、以下の態様が構築される。以下の態様は、実施形態に示す締結工具1、上記変形例、または各請求項に記載された発明と組み合わされて採用されうる。
[態様1]
前記ハウジングは、前記第2部分の突出側の端部領域から後方に延在する第3部分を含み、
前記バッテリ装着部は、前記第3部分に設けられていてもよい。
[態様2]
態様2において、
前記締結工具は、前記第3部分に収容されたコントローラを更に備えていてもよい。
[態様3]
態様1または態様2において、
前記第3部分は、前記ハンドルの突出側の端部に接続されていてもよい。
1:締結工具
10:ハウジング
11:アウタハウジング
111:第1部分
113:第2部分
114:中間領域
115:下端部第1領域
116:下端部第2領域
117:上端部領域
118:第3部分
12:インナハウジング
122:ガイドプレート
123:ガイド穴
124:ガイドスリーブ
125:ノーズ連結部
13:容器連結部
140:開口部
141:ガイドチューブ
142:貫通孔
145:開口部
15:ハンドル
150:トリガ
151:スイッチ
153:グリップ部
18:バッテリ装着部
19:バッテリ
20:モータ
21:モータシャフト
211:ベアリング
213:ベアリング
23:ファン
25:中間シャフト
254:第1端部
256:第2端部
26:連結スリーブ
28:コントローラ
30:遊星減速機
31:第1遊星ギア機構
311:太陽ギア
313:キャリア
315:遊星ギア
317:インターナルギア
32:第2遊星ギア機構
321:太陽ギア
323:キャリア
324:嵌合孔
325:遊星ギア
327:インターナルギア
34:ギアハウジング
35:ベベルギア機構
36:第1ギア部材
361:第1ベベルギア
362:第1シャフト部
364:ベアリング
366:ベアリング
367 :端部
37:第2ギア部材
371:第2ベベルギア
372:第2シャフト部
374:ベアリング
376:ベアリング
38:ナット駆動ギア
4:駆動機構
40:ボールネジ機構
41:ナット
411:被動ギア
412:ベアリング
413:ベアリング
415:スラストベアリング
46:ネジシャフト
461:貫通孔
463:ローラシャフト
464:ローラ
47:延設シャフト
471:貫通孔
48:位置検出機構
481:初期位置センサ
482:最後方位置センサ
485:磁石保持アーム
486:磁石
5:連結機構
51:第1連結部
52:第2連結部
53:第3連結部
54:第4連結部
6:ノーズアセンブリ
61:アンビル
620:開口端
621:ボア
622:テーパ部
623:ガイド部
625:係止リブ
65:ピン把持部
660:開口端
661:ボア
662:内部通路
69:ノーズ保持部
691:内側スリーブ
692:アンビル係止部
693:フランジ
695:外側スリーブ
696:小径部
697:前端部
698:大径部
7:回収容器
71:筒状部材
75:蓋部材
70:容器検出スイッチ
700:回収通路
8:ファスナ
80:ピン
81:軸部
811:小径部
812:ピンテール
813:引張り溝
816:ベース部
817:加締め溝
83:ヘッド
85:カラー
851:フランジ
852:係合部
86:中空部
A1:軸線
A2:回転軸

Claims (7)

  1. ピンと筒状体とを備えたファスナを介して作業材を締結する締結工具であって、
    前記ピンを、前記締結工具の前後方向に延在する所定の軸線に沿って、前記筒状体に対して相対移動させるように構成された締結機構と、
    回転軸が前記前後方向に交差する方向に延在するように配置されるとともに、前記締結機構を駆動するように構成されたモータと、
    前記モータから前記締結機構への動力伝達経路に配置され、前記回転軸の延在方向である回転軸方向に延在する中間シャフトと、
    前記前後方向に延在し、前記締結機構の少なくとも一部を収容する第1部分と、前記回転軸方向のうち所定の一方向に前記第1部分から突出し、前記モータおよび前記中間シャフトを収容する第2部分とを少なくとも含むハウジングと、
    前記第2部分の後側において、前記第2部分に対向して前記第1部分から突出するハンドルとを備え、
    前記ハンドルは、使用者の手指による把持が可能に構成されたグリップ部を備え、
    前記グリップ部は、前記第1部分側の第1端部領域の前部に、指での押圧操作が可能に配置されたトリガを含み、
    前記モータは、前記第2部分内で、前記回転軸方向において、前記グリップ部の前記第1端部領域とは反対側の第2端部領域に対応する所定領域、または、前記所定領域よりも前記第1部分から離れた領域に配置されていることを特徴とする締結工具。
  2. 請求項1に記載の締結工具であって、
    前記動力伝達経路において、前記モータと前記中間シャフトの間に配置された遊星減速機を更に備えたことを特徴とする締結工具。
  3. 請求項2に記載の締結工具であって、
    前記動力伝達経路において、前記中間シャフトと前記締結機構との間に配置された伝達機構を更に備え、
    前記伝達機構は、前記中間シャフトと同軸状に配置され、前記中間シャフトによって回転される第1ベベルギアと、前記第1ベベルギアに噛合する第2ベベルギアとを含むベベルギア機構として構成されていることを特徴とする請求項2の締結工具。
  4. 請求項3に記載の締結工具であって、
    前記中間シャフトは、スリーブを介して前記第1ベベルギアのシャフト部に連結されていることを特徴とする締結工具。
  5. 請求項1〜4の何れか1つに記載の締結工具であって、
    前記モータの前記回転軸は、前記前後方向に延在する前記所定の軸線に対し、前記所定方向に向けて後方へ傾斜して延在することを特徴とする締結工具。
  6. 請求項1〜5の何れか1つに記載の締結工具であって、
    前記締結工具は、
    前記ハウジングまたは前記ハンドルに設けられたバッテリ装着部と、
    前記バッテリ装着部に取り外し可能に装着されたバッテリとを更に備え、
    前記バッテリの重心は、前後方向において、前記トリガよりも後方に位置することを特徴とする締結工具。
  7. 請求項6に記載の締結工具であって、
    前記バッテリが装着された場合の前記締結工具の重心は、前記ハンドルの延在方向において、前記トリガに対して前記第1部分と反対側、且つ、前記トリガの近傍領域に位置することを特徴とする締結工具。
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