JP2018103472A - 光学的立体造形方法 - Google Patents
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光学的立体造形法の代表的な例としては、造形槽(造形浴)に収容した光学的立体造形用樹脂組成物の表面に、コンピューターに記憶されている3次元立体データに基づいて光を選択的に照射して所定の形状・パターンを有する1層分の光硬化樹脂層を形成し、次いで当該光硬化樹脂層に1層分の未硬化の光学的立体造形用樹脂組成物を供給してコンピューターに記憶されている3次元立体データに基づいて光を選択的に照射して所定の形状・パターンを有する次の光硬化樹脂層を形成し、当該操作を多数回繰り返して目的とする立体造形物を製造する方法を挙げることができる。この光学的立体造形方法により、形状のかなり複雑な造形物をも、容易に且つ比較的短時間に製造することができる。
しかし、そのような従来技術によって製造される立体造形物は、見る角度によって、本来虹が見えないような形であるのに虹が見えたり、乱反射が生ずるなどの不適当な光学現象が起こり、自動車やオートバイのレンズなどの光学製品のプロトタイプモデル、美術品の復元、模造や現代アート、ガラス張りの建築物のデザインプレゼンテーションモデルなどの用途では、当該虹や乱反射などのような不適当な光学現象の生じない立体造形物が求められている。
そこで、光硬化樹脂層を順次形成し積層して立体造形物を製造するに当たって、各光硬化樹脂層の積層ピッチ(光硬化樹脂層の厚み)を同じにせずに、所定の積層ピッチ(所定の厚み)の範囲内で、隣接する光硬化樹脂層の形成ピッチ(積層ピッチ)を変えてみたところ、前記した屈折率の周期構造がなくなって、見る角度の違いによる虹の発生や、乱反射などが生じなくなり、不適当な光学現象を起こさない立体造形物が得られることを見出して、本発明を完成した。
(1) 造形槽に収容した光学的立体造形用樹脂組成物の表面または底面に、コンピューターに記憶されている3次元立体データに基づいて光を選択的に照射して所定の形状・パターンを有する1層分の光硬化樹脂層を形成し、次いで当該光硬化樹脂層に1層分の未硬化の光学的立体造形用樹脂組成物を供給してコンピューターに記憶されている3次元立体データに基づいて光を選択的に照射して所定の形状・パターンを有する次の光硬化樹脂層を形成して前記した光硬化樹脂層の上または下に積層する操作を繰り返して立体的造形物を製造する光学的立体造形方法であって;
隣接する光硬化樹脂層を、0.3×D(mm)〜3.0×D(mm)[式中、Dは光硬化樹脂層を形成するためのコンピューターに予め設定した基本をなす積層ピッチ(mm)を示す。]の範囲内の積層ピッチを採用しながら、互いに異なる積層ピッチで形成する;
ことを特徴とする光学的立体造形方法である。
(2) 隣接する光硬化樹脂層の一方の積層ピッチともう一方の積層ピッチの差が、1.5mm以下である前記(1)の光学的立体造形方法;
(3) 光硬化樹脂層の積層方向に沿って積層ピッチがランダムになるようにして光硬化樹脂層の形成と積層を行う前記(1)または(2)の光学的立体造形方法;
(4) 同じ積層ピッチの割合が、立体造形物を構成する光硬化樹脂層の全積層数の20%以下になるように光硬化樹脂層の形成と積層を行う(1)〜(3)のいずれかの光学的立体造形方法;および、
(5) 光硬化樹脂層を形成するためのコンピューターに予め設定した基本をなす積層ピッチD(mm)が、0.01〜2.0mmの範囲内の一定値である前記(1)〜(4)のいずれかの光学的立体造形方法;
である。
(6) 積層した複数の光硬化樹脂層から構成される立体造形物であって、隣接する光硬化樹脂層の厚みが互いに異なっており、当該隣接する光硬化樹脂層の厚みがいずれも0.3×D(mm)〜3.0×D(mm)[式中、Dは光硬化樹脂層を形成するための設計上の基本厚み(mm)を示す。]の範囲内の値であり、且つ立体造形物を構成する各光硬化樹脂層の厚みが、光硬化樹脂層の積層方向に沿ってランダムになっていることを特徴とする立体造形物である。
(7) 隣接する光硬化樹脂層の一方の光硬化樹脂層の厚みともう一方の光硬化樹脂層の厚みの差が、1.5mm以下の範囲内である前記(6)の立体造形物;および、
(8) 厚みの同じ光硬化樹脂層の割合が、立体造形物を構成する光硬化樹脂層の全積層数の20%以下である前記(6)または(7)の立体造形物;
である。
そのため、本発明の光学的立体造形方法は、例えば、自動車やオートバイのレンズなどの光学製品のプロトタイピングモデル、美術品の復元、模造や現代アート、ガラス張りの建築物のデザインプレゼンテーションモデルのような美術工芸品分野などの、虹の発生や、乱反射などの不適当な光学現象を起こさないことが求められる立体造形物の製造技術として極めて有効である。
本発明では、立体造形物の製造に当たって、造形槽(造形浴)に収容した光学的立体造形用樹脂組成物の表面または底面に、コンピューターに記憶されている3次元立体データに基づいて光を選択的に照射して所定の形状・パターンを有する1層分の光硬化樹脂層を形成し、次いで当該光硬化樹脂層に1層分の未硬化の光学的立体造形用樹脂組成物を供給してコンピューターに記憶されている3次元立体データに基づいて光を選択的に照射して所定の形状・パターンを有する次の光硬化樹脂層を形成して前記した光硬化樹脂層の上または下に積層する操作を繰り返して立体的造形物を製造する光学的立体造形方法(以下、「光学的立体造形」を「光造形」ということがある)が採用される。
また、本発明において、造形槽(造形浴)に収容した光学的立体造形用樹脂組成物の底面に(底面側から)コンピューターに記憶されている3次元立体データに基づいて光を選択的に照射して所定の形状・パターンを有する1層分の光硬化樹脂層を形成し、次いで当該光硬化樹脂層に1層分の未硬化の光学的立体造形用樹脂組成物を供給してコンピューターに記憶されている3次元立体データに基づいて光を選択的に照射して所定の形状・パターンを有する次の光硬化樹脂層を形成して前記した光硬化樹脂層の下に積層する操作を繰り返して立体的造形物を製造するに当たっては、造形槽として底面が光透過性であるもの使用して底面から光を照射して光硬化樹脂層を形成させる。そして、当該光硬化樹脂層(光硬化樹脂層の積層物)を造形槽の上方に一層分だけ上昇させて造形槽の底面と光硬化樹脂層(光硬化樹脂層積層物)の底面との間に1層分の光硬化性樹脂組成物を供給して次の光硬化樹脂層を形成する方式が好ましく採用される。
光学的立体造形に当たっては、上記した形式のものであれば、従来既知の光学的立体造形方法および装置のいずれもが採用でき、特に限定されない。
光硬化性樹脂組成物を硬化させるための光としては、γ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線などが用いることができるが、紫外線が好ましく用いられる。そのうちでも、300〜400nmの波長を有する紫外線が経済的な観点からより好ましく用いられる。その際の光源としては、紫外線レーザー(例えば半導体励起固体レーザー、Arレーザー、He−Cdレーザーなど)、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、キセノンランプ、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、紫外線LED(発光ダイオード)、紫外線蛍光灯などを挙げることができる。
ここで、上記した「D」は、光硬化によって形成される光硬化樹脂層の実際の厚みではなくて、光硬化樹脂層を形成するためにコンピューターに予め設定した基本をなす積層ピッチ(mm)(コンピューター上の設定値)をいう。
また、それぞれの光硬化樹脂層を形成する際の「積層ピッチ」も、光硬化によって形成される光硬化樹脂層の実際の厚みではなく、それぞれの光硬化樹脂層を形成するためのコンピューター上の設定ピッチをいう。
光の照射によって形成される光硬化樹脂層の実際の厚みは、通常、コンピューターに設定されている積層ピッチとほとんど同じであるが、場合によっては、光硬化性樹脂組成物の種類、物性(例えば表面張力の大小など)、造形物の形状、形成する薄層の形状、リコート(光照射により形成した光硬化樹脂層の表面に供給した1層分の光硬化性樹脂組成物の上面を平坦化するための操作)の回数や速度などによって、実際に形成される光硬化樹脂層の厚みがコンピューターに設定されている積層ピッチの値よりも僅かに増減することがあり、本発明では当該僅かな増減を許容するものである。
《2》 コンピューター上に一定の積層ピッチ(スライスピッチ)を設定(例えばコンピューター上でスライスピッチを0.1mmに設定)し、当該一定の積層ピッチをベースとして乱数等を用いて所定の層の実際の積層ピッチを決め、当該所定の層の前後の層の積層ピッチに応じて、内挿法によって当該所定の層の断層データをコンピューター上で決定し、当該断層データに基づいて当該所定の層に係る光硬化した樹脂層を順次形成して立体造形物を製造する方法。
《3》 コンピューター上に一定の積層ピッチ(スライスピッチ)(例えば0.1mm)を断層データとして記憶させ、当該断層データをベースにして乱数等を用いて実際の積層ピッチをコンピューター上で求め、コンピューター上で求めた当該実際の積層ピッチに従って光硬化した樹脂層を順次形成して立体造形物を製造する方法。
上記《2》の方法は、上記《1》の方法に比べて簡便であり、また造形精度に優れる立体造形物を得ることができる。
上記《3》の方法は、コンピューターに記憶させる断層データに変化を加える必要がないため、上記《1》および《2》の方法に比べて簡便であるという利点がある。但し、立体造形物の形状などによっては造形精度が十分でないことがある。
そのため、立体造形物の形状や物性の部分的な歪みの発生を防止するために、例えば、
(a)乱数の値に応じて交互に加減する(例えば、0から適当な値までの乱数をRandとしたとき、設定値を0.1mmとすると0.1+Rand、0.1−Rand、0.1+Rand・・・とするなどの方法);
(b)実際の厚みを決定する際に乱数だけでなく設定値から外れることを防ぐ補正値を加える(狭義での乱数ではなくなるが、本発明でいう乱数とは規則正しくない数列という程度の意味で用いている);
(c)前の層と次の層の厚みが異なるような補正係数を導入する;
(d)積層ピッチを決定する処理を行うときに、乱数的な方法で求めた厚みを採用すると、部分的な分布に偏りが生じたり、近接あるいは隣接する層と厚みを決定する層の間で厚みに差が小さかったりした場合に、当該決定して積層ピッチを棄却し、新たな積層ピッチを選択する;
などの処理を行ってもよい。
立体造形物を構成する光硬化樹脂層を形成する際の積層ピッチが0.3×D(mm)よりも小さいと、立体造形物の製造に長い時間を要するようになったり、リコートの際に均一な光硬化性樹脂組成物層が得られなくなったり、照射エネルギーが硬化に必要なエネルギーよりも高くなって立体造形物の黄変や反り変形が生じ易くなる。一方、立体造形物を構成する光硬化樹脂層を形成する際の積層ピッチが3.0×D(mm)を超えると、光造形して得られる立体造形物の寸法精度の低下、強度の低下、光照射エネルギーが硬化に必要なエネルギーよりも低くなって光硬化樹脂層(硬化薄層)の剥離が起こりやすくなり、また硬化に必要なエネルギーは層の厚みに対し指数関数的に大きくなるため、局所的に過露光の状態となって、立体造形物の黄変や反り変形が生じ易くなるなどの問題が生じ易くなる。
隣接する光硬化樹脂層の一方の積層ピッチともう一方の積層ピッチの差が大きすぎると、得られる立体造形物の力学的特性やその他の物性の低下が生じ易くなる。一方、積層ピッチともう一方の積層ピッチの差が小さすぎると、立体造形物を構成する光硬化樹脂層がほぼ同じ積層ピッチによって形成される従来技術とほぼ同じになり、立体造形物の積層断面(側面)に、屈折率の違いによる前記したn1/n2/n1/n2/n1/n2/n1/n2/・・・・・というような周期構造が生じて、不適当な光学現象を起こし易くなる。
特に、本発明では、立体造形物の製造に当たって、立体造形物の積層断面(光硬化樹脂層の積層方向)に沿って、積層ピッチがランダムになるようにして光硬化樹脂層の形成と積層を行うことが、立体造形物の不適当な光学現象を起こさないことから好ましい。
本発明では、立体造形物を製造する際に、同じ積層ピッチの割合が、立体造形物を構成する光硬化樹脂層の全積層数の20%以下、更には10%以下、特に5%以下になるようにして光硬化樹脂層の形成と積層を行うことが、虹の発生や、乱反射などの不適当な光学現象を起こさない立体造形物が得られる点から、好ましい。
立体造形物を構成する光硬化樹脂層を形成するための積層ピッチをランダムにすること、また同じ積層ピッチの割合を低くすることは、例えば、立体造形物の製造に係る三次元データーが入力されているコンピューターで(疑似)乱数を発生させることによって行うことができる。
積層ピッチDの値が小さすぎると、各光硬化樹脂層を形成するための積層ピッチも小さくなり過ぎて、光造形に時間がかかるようになり易く、一方積層ピッチDの値が大きすぎると、各光硬化樹脂層を形成するための積層ピッチも大きくなって、光造形して得られる立体造形物の寸法精度の低下、強度の低下などが生じ易くなる。
本発明で得られる立体造形物においては、本発明の光学的立体造形方法に基づいて、隣接する光硬化樹脂層の厚みが、いずれも0.3×D(mm)〜3.0×D(mm)の範囲内の値で互いに異なっており、且つ光硬化樹脂層の積層方向(立体造形物の積層断面)に沿ってランダムになっていることが好ましい。
また、その際に、隣接する光硬化樹脂層の一方の光硬化樹脂層の厚みともう一方の光硬化樹脂層の厚みの差が、1.5mm以下、更には1.0mm以下、特に0.5mm以下であることが好ましい。
そして、本発明で得られる立体造形物では、厚みの同じ光硬化樹脂層の割合が、立体造形物を構成する光硬化樹脂層の全積層数の20%以下、更には10%以下、特に5%以下であることが好ましい。
ここで、本発明の光学的立体造形方法で得られる立体造形物を構成する光硬化樹脂層の厚みは、立体造形物の積層断面での屈折率などを測定することにより測定することができる。
図1に示すように、本発明の光学的立体造形方法で得られる立体造形物では、隣接する光硬化樹脂層の厚みが異なっており(2a≠2b≠2c≠2d≠2e≠・・・・・)、規則性がないもしくは少ないために、立体造形物における光硬化樹脂層の積層方向に沿って屈折率の周期構造が形成されない。従って、回折や干渉などの現象が起こらないか起こっても程度が小さい。その結果、見る角度の違いによる虹の発生や、乱反射などが生じなくなり、不適当な光学現象を起こしにくいものになると推定される。
そのうちでも、前記《3》の光硬化性樹脂組成物が、立体造形物を製造する際の光造形速度が速く、しかも力学的特性、造形精度などに優れる立体造形物が得られることから好ましく用いられる。
また、上記したポリエーテル(メタ)アクリレートとしては、水酸基含有ポリエーテルとアクリル酸との反応により得られるポリエーテルアクリレートを挙げることができる。
モノオキセタン化合物(OXm)としては、1分子中にオキセタン基を1個有する化合物であればいずれも使用でき、例えば、トリメチレンオキシド、3,3−ジメチルオキセタン、3,3−ジクロロメチルオキセタン、3−メチル−3−フェノキシメチルオキセタン、分子中にオキセタン基1個とアルコール性水酸基1個を有するモノオキセタンモノアルコールなどを挙げることができ、そのうちでも、反応性、光硬化性樹脂組成物の粘度などの点からモノオキセンタンモノアルコール化合物が好ましく用いられる。
ポリオキセタン化合物(OXp)としては、オキセタン基を2個以上有する化合物、例えばオキセタン基を2個、3個または4個以上有する化合物のうちのいずれもが使用でき、そのうちでもオキセタン基を2個有するジオキセタン化合物が好ましく用いられる。
また、上記《2》および《3》の光硬化性樹脂組成物が、カチオン重合性有機化合物の一部としてオキセタン化合物を含有する場合は、オキセタン化合物の含有量は、カチオン重合性有機化合物の質量に基づいて、1〜70質量%であることが好ましく、1〜60質量%であることがより好ましい。
また、上記《3》の光硬化性樹脂組成物では、ラジカル重合性有機化合物:カチオン重合性有機化合物の含有割合が、質量比で、9:1〜1:9であることが好ましく、8:2〜2:8であることがより好ましい。
以下の例中、光学的立体造形用樹脂組成物の粘度は、25℃の恒温槽で光学的立体造形用樹脂組成物の温度を25℃に調節した後、B型粘度計(ブルックフィールド製「LVDV2T」)を使用して測定した。
(1) 3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(株式会社ダイセル製「セロキサイド2021P」)13.0質量部、2−[4−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]−2−[4−[1,1−ビス[4−([2,3−エポキシプロポキシ]フェニル]エチル]フェニル]プロパン(上記したVG3101L)24.0質量部、ポリテトラメチレングリコールジグリシジルエーテル(四日市合成株式会社社製「エポゴーセーPT」、テトラメチレンオキシド単位の結合数≒9、平均分子量≒780)1.9質量部、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン(東亞合成株式会社製「OXT−101」)4.5質量部、ビス(3−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル(東亞合成株式会社製「OXT−221」)12.0質量部、ジペンタエリスリトールポリアクリレート(新中村化学工業株式会社製「A−9550W」、ペンタアクリレートとヘキサアクリレートの混合物)8.0質量部、ポリテトラメチレングリコールジアクリレート(新中村化学工業株式会社製「A−PTMG−65」、平均分子量≒650)10.0質量部、ポリプロピレングリコールモノアクリレート(日本油脂株式会社製「ブレンマーAP−150」6.0質量部、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート(新中村化学工業株式会社製「A−DCP」)12.0質量部、カチオン重合開始剤(サンアプロ株式会社製「CPI−200K」)3.0質量部、1−ヒドロキシ−シクロヘキシルフェニルケトン(BASF社製「イルガキュア184」)(ラジカル重合開始剤)3.0質量部、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(保土谷化学工業株式会社製「PTG−850SN」2.0質量部、2−ナフタレンチオール0.020質量部および蒸留水0.3質量部をよく混合して光学的立体造形用樹脂組成物を調製した。この光学的立体造形用樹脂組成物の粘度は370MPa・s(25℃)であった。
(3) 上記(2)で得られた直法体状の立体造形物について、その6個の面の方向、12個の辺の方向および8個の頂点の方向から目視によって観察したところ、どの方向から見ても虹の発生や乱反射などの光学現象がなく、不適当な光学現象を起こさない特性と高い透明性を有していた。
(1) 実施例1の(1)で調製したのと同じ光学的立体造形用樹脂組成物を用いて、半導体レーザー(定格出力200mW;波長355nm;スペクトラフィジックス社製)で、液面照射エネルギー100mJ/cm2の条件下に、全ての光硬化樹脂層を積層ピッチ0.10mmで形成して、縦×横×厚み=5mm×40mm×30mmの直方体状の立体造形物を製造した。得られた立体造形物に紫外線(メタルハライドランプ、波長365nm、強度3.0mW/cm2)を20分間照射して後硬化した。
(2) 上記(1)で得られた直法体状の立体造形物について、その6個の面の方向、12個の辺の方向および8個の頂点の方向から目視によって観察したところ、横の方向(30mm×40mmの方向)からみたときに虹が発生し、また乱反射があり、不適当な光学現象を起こさない点および透明性の点で不十分であった。
2 光学的立体造形物の積層断面(側面)
X 光硬化樹脂層の上部
Y 光硬化樹脂層の下部
Claims (8)
- 造形槽に収容した光学的立体造形用樹脂組成物の表面または底面に、コンピューターに記憶されている3次元立体データに基づいて光を選択的に照射して所定の形状・パターンを有する1層分の光硬化樹脂層を形成し、次いで当該光硬化樹脂層に1層分の未硬化の光学的立体造形用樹脂組成物を供給してコンピューターに記憶されている3次元立体データに基づいて光を選択的に照射して所定の形状・パターンを有する次の光硬化樹脂層を形成して前記した光硬化樹脂層の上または下に積層する操作を繰り返して立体的造形物を製造する光学的立体造形方法であって;
隣接する光硬化樹脂層を、0.3×D(mm)〜3.0×D(mm)[式中、Dは光硬化樹脂層を形成するためのコンピューターに予め設定した基本をなす積層ピッチ(mm)を示す。]の範囲内の積層ピッチを採用しながら、互いに異なる積層ピッチで形成する;
ことを特徴とする光学的立体造形方法。 - 隣接する光硬化樹脂層の一方の積層ピッチともう一方の積層ピッチの差が、1.5mm以下である請求項1に記載の光学的立体造形方法。
- 光硬化樹脂層の積層方向に沿って積層ピッチがランダムになるようにして光硬化樹脂層の形成と積層を行う請求項1または2に記載の光学的立体造形方法。
- 同じ積層ピッチの割合が、立体造形物を構成する光硬化樹脂層の全積層数の20%以下になるように光硬化樹脂層の形成と積層を行う請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学的立体造形方法。
- 光硬化樹脂層を形成するためのコンピューターに予め設定した基本をなす積層ピッチD(mm)が、0.01〜2.0mmの範囲内の一定値である請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学的立体造形方法。
- 積層した複数の光硬化樹脂層から構成される立体造形物であって、隣接する光硬化樹脂層の厚みが互いに異なっており、当該隣接する光硬化樹脂層の厚みがいずれも0.3×D(mm)〜3.0×D(mm)[式中、Dは光硬化樹脂層を形成するための設計上の基本厚み(mm)を示す。]の範囲内の値であり、且つ立体造形物を構成する各光硬化樹脂層の厚みが、光硬化樹脂層の積層方向に沿ってランダムになっていることを特徴とする立体造形物。
- 隣接する光硬化樹脂層の一方の光硬化樹脂層の厚みともう一方の光硬化樹脂層の厚みの差が、1.5mm以下の範囲内である請求項6に記載の立体造形物。
- 厚みの同じ光硬化樹脂層の割合が、立体造形物を構成する光硬化樹脂層の全積層数の20%以下である請求項6または7に記載の立体造形物。
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