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JP2018101784A - 薄膜コンデンサシート付き基板 - Google Patents

薄膜コンデンサシート付き基板 Download PDF

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JP2018101784A JP2017241665A JP2017241665A JP2018101784A JP 2018101784 A JP2018101784 A JP 2018101784A JP 2017241665 A JP2017241665 A JP 2017241665A JP 2017241665 A JP2017241665 A JP 2017241665A JP 2018101784 A JP2018101784 A JP 2018101784A
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Abstract

【課題】薄膜コンデンサの破損を防ぐことが可能な薄膜コンデンサシート付き基板を提供する。【解決手段】薄膜コンデンサシート付き基板1は、支持基板10と、支持基板10上に設けられた接着層30と、接着層30上に積層された薄膜コンデンサシート20と、を有し、薄膜コンデンサシート20は、1以上のコンデンサ部25と、コンデンサ部25の外側で1以上のコンデンサ部25を囲む枠部26と、1以上のコンデンサ部25のそれぞれの周囲の全周に設けられて、接着層30に対して接している面とは逆側の面に開口を有するスリット27と、を有し、コンデンサ部25は、一対の電極層である第1電極層21、第2電極層22と、当該一対の電極層に挟まれた誘電体層23と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、薄膜コンデンサシート付き基板に関する。
従来から、複数の回路基板が一体化されたシートが知られている。特許文献1,2では、複数の回路基板が配列されたシート(ストリップ)を構成する回路基板の中に不良品が含まれている場合の再生方法が記載されている。
特開平10−247656号公報 特開平11−307905号公報
しかしながら、近年の薄膜化に応じて製造される薄膜コンデンサについても、特許文献1,2に記載のシートと同様のシート化に対する要求がある。しかしながら、薄膜コンデンサは従来の回路基板と比較して厚さが非常に薄いため、シート単体としての取り扱いが困難である。また、シート化が達成されたとしても、外部からの力により薄膜コンデンサが破損する可能性がある。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、薄膜コンデンサの破損を防ぐことが可能な薄膜コンデンサシート付き基板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る薄膜コンデンサシート付き基板は、支持基板と、当該支持基板上に設けられた接着層と、当該接着層上に積層された薄膜コンデンサシートと、を有し、前記薄膜コンデンサシートは、1以上のコンデンサ部と、当該コンデンサ部の外側で前記1以上のコンデンサ部を囲む枠部と、前記1以上のコンデンサ部のそれぞれの周囲の全周に設けられて、前記接着層に対して接している面とは逆側の面に開口を有するスリットと、を有し、前記コンデンサ部は、一対の電極層と、当該一対の電極層に挟まれた誘電体層と、を有する。
上記の薄膜コンデンサシート付き基板によれば、支持基板上に、コンデンサ部を有する薄膜コンデンサシートが設けられていることで、剛性が高められ取り扱い性が向上する。また、外部からの力のうち、例えば、横方向からの力に関しては、コンデンサ部を囲むように枠部が設けられることで、横方向の力をコンデンサ部が直接受けることを抑制することができる。支持基板側から縦方向の外力を受けた場合には、接着層を経由して薄膜コンデンサシートに対して伝達されるため、コンデンサ部が受ける力を抑制することができる。さらに、薄膜コンデンサシートもしくは支持基板に対して応力が印加された場合でも、スリットが設けられていることで、コンデンサ部に印加される応力を低減させることができる。このため、上記の薄膜コンデンサシート付き基板によれば、薄膜コンデンサとして機能するコンデンサ部の破損を防ぐことができる。
ここで、前記スリットの一部は、前記一対の電極層のうち、前記支持基板から離間した側の電極層を貫通する態様とすることができる。
上記のように、スリットが支持基板から離間した側の電極層を貫通する態様とすることで、薄膜コンデンサシート内での応力の伝搬を抑制することができ、コンデンサ部に印可される応力を低減することができる。
また、前記スリットの一部は、前記一対の電極層及び前記誘電体層を貫通する態様とすることができる。
上記のように、スリットが一対の電極層及び誘電体層を貫通するとすることで、薄膜コンデンサシート内での応力の伝搬をさらに抑制することができ、コンデンサ部に印可される応力を低減することができる。
また、前記スリットの幅は、前記薄膜コンデンサシートにおいて前記接着層に対して接している面とは逆側の面において50μm〜5000μmである態様とすることができる。
スリットの幅を上記の範囲とすることで、スリットに隣接するコンデンサ部の歩留まり及び製造効率を好適に保つことができる。
また、前記スリットは、前記薄膜コンデンサシートにおいて前記接着層に対して接している面とは逆側の面においてその幅が広く、スリットの底部ではその幅が狭くなる形状であって、前記スリットの底部において、その幅が50μm以上である態様とすることができる。
上記のように、スリットの幅が底部では狭くなる場合であっても、底部の幅を50μm以上とすることで、コンデンサ部の歩留まりを好適にすることができる。
本発明によれば、運搬時に薄膜コンデンサの破損を防ぐことが可能な薄膜コンデンサシート付き基板が提供される。
本発明の一実施形態に係る薄膜コンデンサシート付き基板の平面図である。 図1のII−II断面図であり、薄膜コンデンサシート付き基板における各層の積層構造を示す図である。 薄膜コンデンサシート付き基板の製造方法を説明するフロー図である。 スリットの変形例を説明する図である。 コンデンサ部及び枠部の配置及び形状の変形例を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る薄膜コンデンサシート付き基板の平面図である。また、図2は、図1のII−II断面図であり、薄膜コンデンサシート付き基板における各層の積層構造を示す図である。本実施形態で説明する図1,2に示すように、薄膜コンデンサシート付き基板1は、支持基板10と、支持基板10上に搭載される薄膜コンデンサシート20と、を有する。薄膜コンデンサシート20は、支持基板10上に接着層30を介して搭載される。薄膜コンデンサシート付き基板1は、薄膜コンデンサシート20が支持基板10に対して貼り付けられたものである。例えば、薄膜コンデンサを用いた電子部品の製造前に薄膜コンデンサを運搬する場合には、この薄膜コンデンサシート付き基板1の態様で運搬される。薄膜コンデンサシート20は、薄膜コンデンサとして機能する1以上のコンデンサ部を含むシートである。コンデンサ部を薄膜コンデンサとして使用する場合には、薄膜コンデンサシート20からコンデンサ部を切り出して使用してもよく、薄膜コンデンサシート20からコンデンサ部を切り出さずに使用してもよい。いずれの場合も、支持基板10から取り外して使用してもよく、支持基板10と共に使用してもよい。
支持基板10は、薄膜コンデンサシート20を支持するための基板である。支持基板10の材料は特に限定されないが、例えば、ガラスエポキシ樹脂基板、シリコン基板、またはBT(ビスマレイミドトリアジン)樹脂等の有機基板等公知の材料を用いることができる。支持基板10の厚さは、基板としての剛性を十分に保つ範囲であれば特に限定されないが、例えば、1mm〜数cm程度とすることができる。
また、支持基板10には、薄膜コンデンサシート20が搭載されない領域に貫通孔からなるアライメントマーク11が設けられている(図2参照)。このアライメントマーク11は、支持基板10上に薄膜コンデンサシート20を搭載する際の位置決めようの孔として用いることができる。アライメントマーク11を利用して薄膜コンデンサシート20を支持基板10上に搭載する構成とした場合、位置決め精度を高めることができる。なお、アライメントマーク11は設けられていなくてもよい。
支持基板10上に搭載される薄膜コンデンサシート20は、厚さ方向で見たときに、一対の電極層である第1電極層21及び第2電極層22と、一対の電極層に挟まれる誘電体層23と、を有するシートである。また、薄膜コンデンサシート20は、1以上のコンデンサ部25と、コンデンサ部25を囲むように設けられる枠部26と、を含んで構成される。
薄膜コンデンサシート20を構成する3層について説明する。この3層はコンデンサ部25が所望の機能を発揮することができるように選択される。
第1電極層21及び第2電極層22の材料としては、主成分がタンタル(Ta)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、タングステン(W)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、これらの金属を含有する合金、又は金属間化合物である材料が好適に用いられるが、これらに限定されない。なお、各電極層は、主成分となる材料のほか、微量の不純物等が含まれていてもよい。第1電極層21及び第2電極層22の材料の組み合わせも特に限定されないが、例えば、第1電極層21の主成分をCuとし、第2電極層22の主成分をNiとすることができる。なお、「主成分」であるとは、当該成分の占める割合が50質量%以上であることをいうが、どの成分も50質量%以下である場合は、もっとも含有率の多い成分を主成分であるという。
誘電体層23は、ペロブスカイト系の誘電体材料から構成される。ここで、本実施形態におけるペロブスカイト系の誘電体材料としては、BaTiO(チタン酸バリウム)、(Ba1−XSr)TiO(チタン酸バリウムストロンチウム)、(Ba1−XCa)TiO、PbTiO、Pb(ZrTi1−X)O等のペロブスカイト構造を持った(強)誘電体材料や、Pb(Mg1/3Nb2/3)O等に代表される複合ペロブスカイトリラクサー型強誘電体材料等が含まれる。ここで、上記のペロブスカイト構造、ペロブスカイトリラクサー型強誘電体材料において、AサイトとBサイト比は、通常整数比であるが、特性向上のために意図的に整数比からずらしても良い。なお、誘電体層13の特性制御のため、誘電体層13に適宜、副成分として添加物質が含有されていてもよい。
本実施形態の薄膜コンデンサシート20には、図1に示すように8つ(2×4)のコンデンサ部25が設けられる。また、隣接するコンデンサ部25の間及びコンデンサ部25と枠部26との間にはスリット27が形成される。スリット27は、薄膜コンデンサシート20の上面、すなわち、接着層30に対して接する面(下面)とは逆側の面に開口するように形成される。
コンデンサ部25においては、第1電極層21に、所望の機能を有するための配線部251と、配線部251の周囲を囲む溝252と、が形成される。図1では、配線部251の記載を省略している。溝252は、スリット27の周囲の第1電極層21と配線部251側の第1電極層21と区切るために設けられている。コンデンサ部25は、例えば一辺が0.3mm〜3mmの四角形とすることができるが、コンデンサ部25の大きさ及び形状は特に限定されない。
スリット27は、各コンデンサ部25の全周にわたって設けられる。また、スリット27は、図2に示すように、厚さ方向(3層の積層方向)に第1電極層21を貫通するように形成されている。なお、図2では、誘電体層23及び第2電極層22にはスリット27が形成されていないが、スリット27の深さは適宜変更することができる。また、場所によってスリット27の深さが変更されていてもよい。また、スリット27の幅は特に限定されないが、第1電極層21側の表面、すなわち、薄膜コンデンサシート20における接着層30と接する側とは逆側の面において、50μm〜5000μmとすることができる。スリット27の幅が50μmよりも小さくなると、スリット27を設ける工程を実施する際にスリット幅が設計値よりも小さくなってしまう可能性がある。この場合、コンデンサ部25の歩留まりが低下することが考えられる。また、スリット27の幅が5000μmよりも大きくなると、薄膜コンデンサシート20においてスリット27として使用される領域の割合が大きくなり、コンデンサ部25の製造効率が低下することが考えられる。
コンデンサ部25においては、第1電極層21及び第2電極層22の厚さは、0.1μm〜50μmであることが好ましく、1μm〜40μmであることがより好ましく、10μm〜30μm程度であることが更に好ましい。各電極層の厚さが薄過ぎる場合、薄膜コンデンサシートの製造時に各電極層をハンドリングし難くなる傾向がある。また、各電極層の厚さが厚過ぎる場合、誘電体層と電極層の密着性が低くなる傾向がある。また、誘電体層23の厚さは、例えば、10nm〜1000nmである。
スリット27を挟んでコンデンサ部25の外側に設けられる枠部26は、コンデンサ部25のように切り出して薄膜コンデンサとして使用される領域ではない。したがって、第1電極層21、誘電体層23及び第2電極層22がこの順に積層されていなくてもよい。図1に示すように、薄膜コンデンサシート20の外周に設けられる枠部26では、薄膜コンデンサシート20の製造時に例えば誘電体層23が周縁に達しない状態で製造される場合がある。この場合、枠部26の一部に誘電体層23が積層されていない領域が含まれることになるが、枠部26はコンデンサとしての機能を要求されない領域であり、枠部26としての機能を十分に果たすことができる。
上記の薄膜コンデンサシート20は、接着層30を介して支持基板10に対して貼り付けられる。接着層30は、支持基板10に対して薄膜コンデンサシート20を固定することが可能であると共に、コンデンサ部25あるいは薄膜コンデンサシート20を支持基板10から剥離して使用する場合等には、薄膜コンデンサシート20に含まれるコンデンサ部25を取り外すことが可能であることが求められる。この場合、接着層30は、薄膜コンデンサシート20を脱着可能である必要がある。また、接着層30は、薄膜コンデンサシート20を支持基板10に固定した状態において、弾性を有していることが好ましい。上記のような特徴を有する接着層30としては、例えば、熱はく離性を有している接着層を用いることができる。熱はく離性を有する接着層としては、例えば、電子部品工程用の熱はく離シートであるリバアルファ(商品名:日東電工社製)が挙げられる。接着層30の厚みは特に限定されないが、上記の機能を発揮することができる範囲で、接着層30の材料等に応じて適宜設定される。
次に、上記の薄膜コンデンサシート付き基板1の製造方法について、図3を参照しながら説明する。
まず、薄膜コンデンサシート20を準備する(S01)。ここで準備するシートとは、コンデンサ部25に相当する領域において第1電極層21、誘電体層23及び第2電極層22がこの順に積層されたシート状態のシートであり、スリット27はこの段階では形成されていない。薄膜コンデンサシート20は、第2電極層22となる金属箔もしくは基板上に形成された金属膜上に、誘電体層23を積層した後に、その上に第1電極層21を形成することで製造される。このシートの製造方法には、公知の方法を用いることができる。第1電極層21の配線部251及び溝252はこの段階で形成されていてもよいし、後述のスリットの形成時に同時に形成してもよい。
次に、この薄膜コンデンサシート20を支持基板10に対して貼り付ける(S02)。まず、支持基板10上に接着層30を設けた後に、この接着層30上に薄膜コンデンサシート20を貼り付ける。
次に、薄膜コンデンサシート20にスリット27を形成する(S03)。スリット27の形成方法としては、レジストを用いたパターニングの方法が挙げられるが、これには限定されない。なお、スリット27の形成と同時に、第1電極層21の配線部251及び溝252を形成してもよい。スリット27を形成することで、薄膜コンデンサシート20におけるコンデンサ部25及び枠部26がスリット27により区画される。
次に、薄膜コンデンサ個片の検査及び良品判定を行う(S04)。ここでの個片とはスリット27により区画されたコンデンサ部25それぞれのことを指す。コンデンサ部25を1つずつ検査することで、コンデンサ部25が所望の性能を発揮できるかを確認し、良品か不良品かを判定する。
その後、不良品と判定された薄膜コンデンサ個片を除去する(S05)。上記のようにコンデンサ部25のそれぞれについて良品/不良品の判定を行った結果、薄膜コンデンサシート20に複数のコンデンサ部25が含まれる場合、その一部が不良品と判定される場合がある。この場合には、スリット27を利用して不良品と判定されたコンデンサ部25のみを除去することができる。コンデンサ部25を除去する際には、除去対象のコンデンサ部25の周囲のスリット27が薄膜コンデンサシート20を貫通して接着層30に到達するよう、レーザ等によりカットする。その後、接着層30の粘着性を変化させて薄膜コンデンサシート20から特定のコンデンサ部25のみを除去する。
その後の工程としては2種類の方法を用いることができる。まず、第1の方法として、不良品のコンデンサ部25を除去した領域(除去領域)に対して別の薄膜コンデンサシートにおいて製造された良品(新良品)を搭載する方法である(S06)。この場合、別の薄膜コンデンサシートにおいて製造された良品のコンデンサ部を切り出して、新良品として除去領域に貼り付ける。接着層30は、薄膜コンデンサシートを脱着可能であるので、新良品を除去領域に貼り付けることができる。この結果、薄膜コンデンサシート20は、全てのコンデンサ部25が良品の状態となる。これにより、薄膜コンデンサシート付き基板1としても良品のコンデンサ部25のみにより構成される状態となる。
第2の方法としては、不良品のコンデンサ部25を除去した領域(除去領域)を有する薄膜コンデンサシート20を、現在貼り付けている支持基板10とは異なる基板(新基板)に対して貼り付ける方法である(S07)。新しい支持基板10には、新しい接着層30が設けられていて、薄膜コンデンサシート20はその上に貼り付けられる。その後、不良品のコンデンサ部25を除去した領域(除去領域)に対して別の薄膜コンデンサシートにおいて製造された良品(新良品)を搭載する(S08)。この方法を用いた場合にも、支持基板10が新しい基板に変更となるが、薄膜コンデンサシート20は、全てのコンデンサ部25が良品の状態となる。これにより、薄膜コンデンサシート付き基板1としても良品のコンデンサ部25のみにより構成される状態となる。
上記のように、第1の方法及び第2の方法の何れの方法を採用した場合でも、良品のコンデンサ部25のみにより構成される薄膜コンデンサシート付き基板1を得ることができる。
なお、不良品の除去(S05)以降の工程は行わなくてもよい。不良品の除去以降の工程を省略した場合、不良品が含まれていてもそれが残存した状態の薄膜コンデンサシート付き基板1となるが、それまで(S01〜S04)の工程により、良品のコンデンサ部25の周囲の全周にわたってスリット27が形成され、且つ、コンデンサ部25全体を囲むように枠部26が設けられた構造が得られる。
なお、良品と不良品との入れ替えの際に、レーザ加工等によりコンデンサ部25を取り外し可能な状態とするので、スリット27Aは、図4(A)に示すように、第1電極層21、誘電体層23及び第2電極層22を貫通する形状となる。
このように、スリットの深さは、特に限定されないが、図2に示すスリット27のように、第1電極層21のみを貫通するような深さとした場合には、薄膜コンデンサシート20においては枠部26とコンデンサ部25とが一部で連結した状態となるため、その部分においては剛性が高められる。また、スリット27が第1電極層21を貫通するような深さとなっていると、応力の緩和を好適に行うことができる。一方、図4(A)に示すように、スリット27Aが、第1電極層21、誘電体層23及び第2電極層22を貫通する形状である場合、このスリット27Aに囲まれたコンデンサ部25は、薄膜コンデンサシート付き基板1からの脱着が可能となるため、上述したように良品と不良品との入れ替え等が容易となる。また、スリット27Aに囲まれたコンデンサ部25は、周囲の他のコンデンサ部25及び枠部26とは薄膜コンデンサシート20においては離間した状態となるため、他のコンデンサ部25及び枠部26からの応力の伝搬を抑制することができる。
スリットの深さは、領域毎に異なっていてもよい。例えば、上記で説明したように、不良品のコンデンサ部25において良品と入れ替えを行った場合には、製造後の薄膜コンデンサシート付き基板1においては、スリットが浅い(第1電極層21のみを貫通している)部分と、スリットが深い(第2電極層22まで全て貫通している)部分と、が混在した状態となる。このように、スリットの深さは場所によって異なっていてもよい。
図4(B)に示すスリット27Bは、深さ方向(薄膜コンデンサシート20の厚さ方向)におけるスリット幅の分布がスリット27,27Aとは異なる。スリット27,27Aでは、スリット幅が表面の開口部分とスリットの底部とにおいて均一である場合を示していた。一方、スリット27Bは、開口部分のスリット幅が広く、底部に向かうにつれて幅が小さくなっている断面が略台形形状のスリットである。スリットの加工方法によっては、このように、スリットの底部において、幅が狭くなる場合がある。このような場合には、底部でのスリット幅が50μm以上となるようにすることで、スリット27Bに隣接するコンデンサ部25の歩留まりを好適に保つことが可能となる。なお、スリット27Bは、誘電体層23及び第2電極層22も貫通しているが、スリット27のように第1電極層21のみを貫通するスリットについても、底部の幅が狭くなる構造であってもよい。
図5は、枠部26の配置の変形例であり、図1に対応する。図1の薄膜コンデンサシート付き基板1では、8つ(2×4)のコンデンサ部25の周囲を一体的に囲むように枠部26が設けられていた。一方、図5の薄膜コンデンサシート付き基板1Aでは、8つ(2×4)のコンデンサ部25は、それぞれ離間して配置されている。そして、隣接するコンデンサ部25の間、及び、8つ(2×4)のコンデンサ部25の全体の周囲に枠部26が設けられている。このように、枠部26の形状及び配置は適宜変更することができる。また、スリット27は、隣接するコンデンサ部25同士を区画するように、及び、コンデンサ部25と枠部26とを区画するように、コンデンサ部25それぞれの周囲全周に設けられていればよい。
このように、本実施形態に係る薄膜コンデンサシート付き基板1では、支持基板10上に、コンデンサ部25を有する薄膜コンデンサシート20が設けられている。このため、剛性が高められ、薄膜のため取り扱いが困難であったコンデンサの取り扱い性が向上する。また、外部からの力のうち、例えば、横方向(支持基板10及び薄膜コンデンサシート20の主面の延在方向)からの力に関しては、薄膜コンデンサシート20のコンデンサ部25を囲むように枠部26が設けられることで、コンデンサ部25が直接力を受けることを抑制することができる。また、支持基板10側から縦方向(厚さ方向)の外力を受けた場合には、接着層30を経由して薄膜コンデンサシート20に対して伝達されるため、コンデンサ部25が受ける力を抑制することができる。がさらに、薄膜コンデンサシート20もしくは支持基板10に対して応力が印加された場合でも、スリット27が設けられていることで、スリット27により応力を緩和することができるため、コンデンサ部25に印加される応力を低減させることができる。このため、上記の薄膜コンデンサシート付き基板1によれば、薄膜コンデンサとして機能するコンデンサ部25の破損を防ぐことができる。
また、上記の薄膜コンデンサシート付き基板1では、スリット27が支持基板から離間した側の電極層である第1電極層21を貫通する態様を有している。このような構成とすることで、薄膜コンデンサシート20内での応力の伝搬を好適に抑制することができる。したがって、コンデンサ部25に印可される応力を低減することができる。
また、図4(A)で説明したように、スリット27Aが一対の電極層である第1電極層21及び第2電極層22と、誘電体層23との全てを貫通するとすることで、薄膜コンデンサシート20内での応力の伝搬をさらに抑制することができ、コンデンサ部に印可される応力を低減することができる。
薄膜コンデンサシート付き基板1のように、スリット27の幅を50μm〜5000μmとした場合、スリット27に隣接するコンデンサ部25の歩留まり及び製造効率を好適に保つことができる。
さらに、図4(B)で示したように、スリット27Bの幅が底部では狭くなる場合には、底部におけるスリット幅を50μm以上とすることで、コンデンサ部25の歩留まりを好適にすることができる。
また、図4(A)および(B)で示すように、第1電極層21のみ貫通するスリットを設けて、コンデンサ部25の面積を調整することができる。このスリットは、図1,2等で示した溝252と同様に、スリット27の周囲の第1電極層21と配線部251側の第1電極層21とを区切る機能を有することにもなる。また、溝252とは別に、コンデンサ部25の面積を調整するためのスリットを設けてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、上記実施形態で説明した薄膜コンデンサシート付き基板1に含まれるコンデンサ部25の数、形状及び配置は1以上であればよく、適宜変更することができる。また、コンデンサ部25の形状等に応じて、枠部26が適宜設定される。また、薄膜コンデンサシート20は、第1電極層21、誘電体層23及び第2電極層22が上からこの順に積層された例について説明したが、薄膜コンデンサシート20における各層の積層数は適宜変更することができる。さらに、薄膜コンデンサシート20は、支持基板10の片面だけに貼り付けてもよく、支持基板10の両面に貼り付けてもよい。
1,1A…薄膜コンデンサシート付き基板、10…支持基板、11…アライメントマーク、20…薄膜コンデンサシート、21…第1電極層、22…第2電極層、23…誘電体層、25…コンデンサ部、26…枠部、27,27A,27B…スリット、30…接着層。

Claims (5)

  1. 支持基板と、当該支持基板上に設けられた接着層と、当該接着層上に積層された薄膜コンデンサシートと、を有し、
    前記薄膜コンデンサシートは、1以上のコンデンサ部と、当該コンデンサ部の外側で前記1以上のコンデンサ部を囲む枠部と、前記1以上のコンデンサ部のそれぞれの周囲の全周に設けられて、前記接着層に対して接している面とは逆側の面に開口を有するスリットと、を有し、
    前記コンデンサ部は、一対の電極層と、当該一対の電極層に挟まれた誘電体層と、を有する、薄膜コンデンサシート付き基板。
  2. 前記スリットの一部は、前記一対の電極層のうち、前記支持基板から離間した側の電極層を貫通する請求項1に記載の薄膜コンデンサシート付き基板。
  3. 前記スリットの一部は、前記一対の電極層及び前記誘電体層を貫通する請求項1又は2に記載の薄膜コンデンサシート付き基板。
  4. 前記スリットの幅は、前記薄膜コンデンサシートにおいて前記接着層に対して接している面とは逆側の面において50μm〜5000μmである請求項1〜3のいずれか一項に記載の薄膜コンデンサシート付き基板。
  5. 前記スリットは、前記薄膜コンデンサシートにおいて前記接着層に対して接している面とは逆側の面においてその幅が広く、スリットの底部ではその幅が狭くなる形状であって、
    前記スリットの底部において、その幅が50μm以上である請求項1〜4のいずれか一項に記載の薄膜コンデンサシート付き基板。
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