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JP2018100011A - 車両用前照灯の凍結防止装置 - Google Patents

車両用前照灯の凍結防止装置 Download PDF

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JP2018100011A
JP2018100011A JP2016247417A JP2016247417A JP2018100011A JP 2018100011 A JP2018100011 A JP 2018100011A JP 2016247417 A JP2016247417 A JP 2016247417A JP 2016247417 A JP2016247417 A JP 2016247417A JP 2018100011 A JP2018100011 A JP 2018100011A
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radiator
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智秋 平野
Tomoaki Hirano
智秋 平野
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

【課題】外気温が低い環境下における車両用前照灯の凍結を効果的に防止することができる。【解決手段】車両の外気温を検知する外気温検知センサと、車両の速度を検知する車速検知センサと、外気温検知センサおよび車速検知センサによる検知結果に基づいて、車両に搭載された空調ユニットを制御する制御部と、を備え、制御部は、外気温検知センサによる検知結果が所定値以下であって、車速検知センサにより車両の停止を検知した場合、コンデンサの放熱に伴って温められた温風を、通路113を介してアウターカバー3の外表側へと送風させるように、コンデンサファン110の回転方向をコンデンサの放熱に用いられる風を流通させる方向とは逆方向に流すように逆回転させる。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用前照灯の凍結防止装置に関し、特に、ヘッドランプの凍結防止に好適なものである。
近年、自動車等の車両に搭載される車両用前照灯(特に、ヘッドランプ)においては、ヘッドランプを構成するランプ本体内に配置される光源として、HIDランプ(High Intensity Discharge lamp)や、半導体型の発光素子であるLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)等を用いるものが広く普及してきている。
このようなHIDランプやLEDは、従来のハロゲンランプと比較して、高輝度で視認性を向上しつつ、消費電力を大幅に低減することができるばかりか、点灯時における発熱量も低減できる上、長寿命で耐久性も優れている。
ところで、車両用前照灯では、従来から外気温が低い環境下における凍結を回避するための対策がなされている。特に、前述したような点灯時における発熱量が低い光源では、凍結防止対策の要望が高まっている。例えば、特許文献1の車両用前照灯では、ランプ本体(ランプボディ)の外周に当接して把持するステーを中空に形成し、当該ステー内を通水路として利用し、ラジエータ等の熱交換器にて使用する熱交換媒体を流通させるようにしていた。これにより、ステー内を熱交換媒体が流通するので、ヘッドランプに氷雪等が付着するのを好適に抑制することができる。
特開2005−129294号公報
しかしながら、かかる特許文献1に記載の車両用前照灯では、特許文献の図2、図3の断面図に示されるように、導風ダクト27、第1流路29がランプ本体に当接して、ランプ本体を迂回するようにしてランプ本体の前面に配置されるアウターレンズ側に温風が導かれるため、すなわち、アウターレンズに対して直接的に温風が導かれるように配置されないため、当該アウターレンズの表面(外面)に付着する氷雪を迅速に溶かすことができず、凍結防止の効果が十分に得られない虞があった。
特に、近年のHIDランプやLEDでは、点灯時における発熱量が低く、ランプ本体内からの放熱量も少ないため、アウターレンズをランプ本体内から温める効果が得られず、凍結防止効果の低下が顕著である。
そこで、本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、外気温が低い環境下における車両用前照灯の凍結を効果的に防止することができる車両用前照灯の凍結防止装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る車両用前照灯の凍結防止装置は、車両の前部に配置され、光源が発する光を車両前方に向かって出射させる車両用前照灯の凍結防止装置であって、
前記車両用前照灯は、前記光源を収容し、前面が開口されたランプ本体と、前記ランプ本体の開口を覆うように前記ランプ本体の前面に配置されるアウターカバーと、を含むランプユニットを有しており、前記車両の外気温を検知する外気温検知手段と、前記車両の速度を検知する速度検知手段と、前記外気温検知手段および前記速度検知手段による検知結果に基づいて、前記車両に搭載され熱を発生する熱交換機器を制御する制御手段と、を備え、前記熱交換機器は、放熱時に用いられる風を送る送風手段を備え、前記制御手段は、前記外気温検知手段による検知結果が所定値以下であって、前記速度検知手段により前記車両の停止を検知した場合、前記送風手段を放熱時の駆動方向とは逆方向となるように切り換え、熱交換機器の放熱に伴って温められた温風を、前記アウターカバーの外表側へと送風させることを特徴とする。
前記(1)の構成によれば、外気温検知手段および前記速度検知手段による検知結果に基づいて、車両に搭載され熱を発生する熱交換機器を制御する制御手段を備え、前記熱交換機器は、放熱時に用いられる風を送る送風手段を備えている。
そして、制御手段は、外気温検知手段による検知結果が所定値以下であって、速度検知手段により車両の停止を検知した場合、送風手段を放熱時の駆動方向とは逆方向となるように切り換え、熱交換機器の放熱に伴って温められた温風を、アウターカバーの外表側へと送風させる。これにより、アウターカバーの外表側に付着する氷雪を効果的に融解させることができる。
このように、外気温が低い環境下における車両用前照灯の凍結を効果的に防止することができる車両用前照灯の凍結防止装置を実現できる。
(2)幾つかの実施形態では、前記(1)の構成において、
前記熱交換機器が、車両空調ユニットのコンデンサであり、前記送風手段が該コンデンサの熱を放出するためのコンデンサファンであり、前記制御手段は、前記外気温検知手段による検知結果が所定値以下であって、前記速度検知手段により前記車両の停止を検知した場合、前記コンデンサファンを前記放熱時の駆動方向に対し逆回転させ、前記コンデンサの放熱に伴って温められた温風を、前記通路を介して前記アウターカバーの外表側へと送風するよう制御することを特徴とする。
前記(2)の構成によれば、車両に搭載され熱を発生する熱交換機器が、車両空調ユニットのコンデンサであり、送風手段が該コンデンサの熱を放出するためのコンデンサファンであるので、熱を発生する熱交換機器として新たな機器を追加する必要がない。よって、エンジンルーム内のスペースを狭めることなく、既存の空調ユニットを有効活用して、コストの増加を回避できる。
(3)幾つかの実施形態では、前記(1)の構成において、
前記熱交換機器が、ラジエータユニットのラジエータであり、前記送風手段が該ラジエータの熱を放出するためのラジエータファンであり、前記制御手段は、前記外気温検知手段による検知結果が所定値以下であって、前記速度検知手段により前記車両の停止を検知した場合、前記ラジエータファンを前記放熱時の駆動方向に対し逆回転させ、前記ラジエータの放熱に伴って温められた温風を、前記通路を介して前記アウターカバーの外表側へと送風するよう制御することを特徴とする。
前記(3)の構成によれば、車両に搭載された熱を発生する熱交換機器が、ラジエータユニットのラジエータであり、送風手段が該ラジエータの熱を放出するためのラジエータファンであるので、熱を発生する機器として新たな機器を追加する必要がない。よって、エンジンルーム内のスペースを狭めることなく、既存のラジエータユニットを有効活用して、コストの増加を回避できる。
(4)幾つかの実施形態では、前記(1)〜(3)のいずれかの構成において、前記アウターカバー側の端部に配設される温風の吹出口が、前記アウターカバーの外表側における前記車両の中央部側の側方または前記アウターカバーの下方の少なくとも一方に配置されることを特徴とする。
前記(4)の構成によれば、前記アウターカバー側の端部に配設される温風の吹出口が、
前記アウターカバーの外表側における前記車両の中央部側の側方または前記アウターカバーの下方の少なくとも一方に配置されるので、機器の放熱に伴って温められた温風を、アウターカバーの外表側へと均一に送風でき、アウターカバーの外表側に付着する氷雪をより効果的に融解させることができる。しかも、外見上、吹出口が目立つのを未然に回避し、外観的な見栄えを損なうことなく、良好に保つことができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、外気温が低い環境下における車両用前照灯の凍結を効果的に防止することができる。
本発明の実施形態に係る車両用前照灯の凍結防止装置を備えた車両の前部を示す模式図である。 第一実施形態に係る車両用前照灯の凍結防止装置の構成を示す概念図である。 第一実施形態に係る車両用前照灯の凍結防止装置においてアウターカバーにおける側方からの吹出しの説明に供する概念図である。 第一実施形態に係る車両用前照灯の凍結防止装置においてアウターカバーにおける下方からの吹出しの説明に供する概念図である。 図2のコンデンサファンを含む空調ユニットを示す概念図である。 第二実施形態に係る車両用前照灯の凍結防止装置の構成を示す概念図である。 第二実施形態に係る車両用前照灯の凍結防止装置においてアウターカバーにおける側方からの吹出しの説明に供する概念図である。 第二実施形態に係る車両用前照灯の凍結防止装置においてアウターカバーにおける下方からの吹出しの説明に供する概念図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の実施形態に記載されている構成部品の形状や、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。また、以下の説明において、前後,左右,上下と示す方向は、特に説明のない限り、車体の前後方向,車幅方向,車体の上下(天地)方向を意味することとする。
<車両について>
図1は、本発明の実施形態に係る車両用前照灯の凍結防止装置を搭載する車両Cを車幅方向左側から斜視して示す模式図である。図1に示すように、車両Cは、車両の前部(前面)の中央部にフロントグリル9を備え、当該フロントグリル9を挟んだ左右両側部に、それぞれ車両用前照灯としてのヘッドランプ1が設けられている。ここでは、便宜上、左側のヘッドランプ1のみ示すが、右側にも構造が左右反転したヘッドランプが同様に設けられているものとする。
また、車両Cにおけるヘッドランプ1の上方には、エンジンフード7(所謂、ボンネット)が車両前後方向に延在して設けられ、ヘッドランプ1の下方には、フロントバンパ8が車幅方向に延在して設けられている。さらに、フロントグリル9の車幅方向側部(すなわち、ヘッドランプ1と対向する側部)には、後述する吹出口91が設けられ、フロントバンパ8のヘッドランプ1の下方に位置する部位には、後述する吹出口81が設けられている。
<車両用前照灯の凍結防止装置について>
<第一実施形態>
次に、前述の車両Cに搭載される車両用前照灯の凍結防止装置について説明する。図2に示すように、本実施形態に係る車両用前照灯の凍結防止装置は、車両Cの外気温を検知する外気温検知手段としての外気温検知センサ30と、車両Cの速度を検知する速度検知手段としての車速検知センサ31と、を有している。また、この凍結防止装置は、外気温検知センサ30および車速検知センサ31による検知結果に基づいて、車両Cの前部に搭載された熱を発生する機器としての空調ユニット100(より具体的には、後述のコンデンサファン110)を制御する制御手段としての制御部32、を備えている。なお、外気温検知センサ30および車速検知センサ31は、それぞれ車両Cに搭載される空調装置の外気温検知手段(不図示)および車速検知手段(不図示)を流用することも可能である。
ここで、ヘッドランプ1は、図3および図4に示すように、前面が開口したランプ本体2と、当該ランプ本体2の前面開口を覆う無色透明のアウターカバー3とを備えており、これらランプ本体2とアウターカバー3とによって灯室10が画設されている。この灯室10内には、半導体光源であるLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)4と、投影レンズとしてのインナーレンズ5と、灯室10内を化粧するエクステンションリフレクタ6と、が収容されている。
LED4は、基板41の前面に実装された状態で、当該基板41を介してランプ本体2の底面の正面視略中央部に固定されている。このLED4は、前後方向に沿った光軸Axを有しており、当該光軸Axを中心に前方へ略放射状に白色光を出射させる。
具体的にLED4は、半導体発光素子と、当該半導体発光素子の前面に配設された蛍光体と(何れも図示せず)を有する公知のものである。当該LED4では、半導体発光素子から蛍光体の励起光としての青色光が出射され、この青色光が例えばYAG(Y3Al512:Ce3+)からなる蛍光体を励起して当該蛍光体から黄色光が出射される結果、これら青色光と黄色光とが混合(混色)されて白色光が出射される。また、LED4が実装された基板41は2つの固定ネジ42,42によってランプ本体2の底面に固定されており、LED4からの発熱が当該基板41を介してランプ本体2に伝わり、ランプ本体2の後面に設けられた複数の放熱フィン21,…から放散されるようになっている。
インナーレンズ5は、凹面状の入射面(後面)と凸面状の出射面(前面)とを有する非球面凸レンズであり、エクステンションリフレクタ6の開口から出射面を前方に露出させた状態でLED4の前方に配置されている。このインナーレンズ5は、LED4の近傍に位置する焦点を有しており、当該LED4から出射された光を前方へ照射する。具体的に、インナーレンズ5は、無色の透光材料で形成されており、LED4から出射された白色光を前方へ照射させて配光制御を行うものである。
エクステンションリフレクタ6は、非透光性の樹脂基材からなるリフレクタ兼エクステンションの機能を果たす部品であり、前方側表面にアルミ蒸着等により形成された反射面61を有してなる。このエクステンションリフレクタ6は、灯室10内におけるインナーレンズ5の周囲に位置するランプ本体2前方の開口内部を覆うように配設され、当該灯室10内を化粧するようになっている。
アウターカバー3は、例えば、ガラス,樹脂材料等の無色透明または半透明の透光性部材からなる素通し状のカバーであり、ランプ本体2前方の開口した前面全体を覆うように配設されている。また、アウターカバー3およびランプ本体2は、それぞれの周縁部で互いに固定されている。
なお、ここでは、ヘッドランプ1の外観、すなわちアウターカバー3と、ランプ本体2の前面開口が、いずれも正面視矩形状に形成されている場合について図示するが、一例であってこれに限らず、その形状は、この他種々(例えば、円形状や楕円形状)の形状を広く適用することができる。また、アウターカバー3は、レンズとして構成されていても良い。
このように構成されたヘッドランプ1の車両中央側(すなわち、フロントグリル9側)の側部には、図1および図3に示すように、コンデンサファン110(図2の空調ユニット100に含まれ、詳細は後述する)とアウターカバー3との間に設けられる通路113の吹出口91が配置されている。この通路113は、コンデンサファン110およびアウターカバー3の外表側を連通し、コンデンサ102の放熱に用いられる風の一部を外部から取り入れて流通するためのものである。
また、図1および図4に示すように、フロントバンパ8の内側(エンジンルーム側)には、コンデンサファン110とアウターカバー3との間に設けられる通路114が配置され、ヘッドランプ1の下方に位置するフロントバンパ8の上面側には、通路114の吹出口81が配置されている。この通路114は、コンデンサファン110およびアウターカバー3の外表側を連通し、コンデンサ102の放熱に用いられる風の一部を外部から取り入れて流通するためのものである。
次に空調ユニット100について説明する。図4に示すように、空調ユニット100は、冷媒を圧縮する圧縮機としてのコンプレッサ101と、コンプレッサ101にて圧縮された冷媒を外気と熱交換させて熱を放出させる凝縮器としてのコンデンサ102と、コンデンサ102にて冷却された冷媒を車両Cの車室(不図示)内の空気と熱交換させて当該車室内の空気を冷却する蒸発器としてのエバポレータ103と、に大別される。
エバポレータ103は、エバポレータファン(不図示)、温度センサ107および膨張弁108等を有して構成される。エバポレータ103は、コンデンサ102から高温・高圧配管104と膨張弁108とを介して送られてくる冷媒を、車室内の空気と熱交換させることで、冷媒を蒸発させると共に空気を冷却する。
このとき、膨張弁108は、コンデンサ102にて冷却された液状の冷媒を噴射させて減圧し、低温・低圧の霧状にすることで、液状の冷媒を気化(蒸発)し易い状態にする(冷媒の気化を促進する)。この後、冷媒は低圧・戻り配管105を介してコンプレッサ101へ戻される。不図示のエバポレータファンは、例えばターボファンからなり、不図示のエバポレータファンモータによって回転され、エバポレータ103で冷却された空気を車室内に送出する。
温度センサ107は、車室内の温度を検出し、検出温度に応じた信号を当該車室内の温度管理を制御するべく、不図示の空調制御部および空調駆動部へ送出する。なお、エバポレータ103には、冷媒配管としての高温・高圧配管104や低圧・戻り配管105と並列にホットガス配管106が設置されており、電磁弁109により冷媒配管の流れを切り替えることにより、車室内の空気を加温することも可能となっている。これは、冷房時、コンデンサ102を経由する高温・高圧配管104を使用し、暖房時、コンデンサ102を経由することなく、コンプレッサ101により圧縮され高温となったガスをエバポレータ103に直接送るホットガス配管106を使用することにより可能となる。
コンプレッサ101は、アキュムレータ(不図示)等を有して構成されている。アキュムレータは、冷媒の液溜まりとして機能し、気体状の冷媒をコンプレッサ101に戻すための要素である。コンプレッサ101は、気体状の冷媒を圧縮して高温高圧の気体とし、高温・高圧配管104を介してコンデンサ102へ送出する。または、ホットガス配管106を介してエバポレータ103へと送出する。
コンデンサ102は、コンデンサファン110,コンデンサファンモータ(不図示)、外部温度センサ(不図示)等を有して構成されている。コンデンサ102は、高温高圧の冷媒と外気とを熱交換させて冷媒を液体状にする。コンデンサファン110は、コンデンサファンモータ(不図示)によって回転され、コンデンサの内部空間から空気を吸い込んで外部に向かって放出する(図2の矢印で示す放熱方向を参照)。
コンデンサ102は、不図示のエンジンルーム内に配置されており、その前方に配置されたコンデンサファン110が車両Cの前方側から後方側に向けて風を送ることで、コンデンサ102を放熱させるようになっている(図5の矢印E方向)。つまり、コンデンサファン110は、車両前方から取り込まれた外気を、コンデンサ102へと送り、コンデンサ102の内部を通って車両後方に向けて排出させるように空気流を生じさせ、コンデンサ102との間で効率よく熱交換を行わせることが可能となっている。
そして、本実施形態のヘッドランプ1用の凍結防止装置では、制御部32が、外気温検知センサ30による検知結果が所定値以下であって、車速検知センサ31により車両Cの停止を検知した場合、空調ユニット100におけるコンデンサファン110の駆動状態を放熱時の駆動方向(すなわち、通常、空調ユニット100を運転している際のコンデンサファン110が回転している方向)とは逆の方向となるように切り換え、コンデンサ102の放熱に伴って温められた温風を、通路113、114を介して吹出口91や吹出口81からアウターカバー3の外表側へと送風させる(図5の矢印F方向)。これにより、アウターカバー3の外表側に付着する氷雪を効果的に融解させることが可能となる。
なお、吹出口81、91は、少なくとも一方に設けられていればよい。
また、制御部32による制御は、空調ユニット100が一度作動した後において、空調ユニット100が停止している状態で、外気温度及び車両の停止状態を条件として、コンデンサファン110の回転方向を制御するものである。
以上、説明したように、本実施形態のヘッドランプ1用の凍結防止装置によれば、車両Cの前部に搭載されたコンデンサファン110とアウターカバー3との間に、これらを連通し、コンデンサ102の放熱に用いられる風を流通するための通路113、114が設けられている。
そして、制御部32は、外気温検知センサ30による検知結果が所定値以下であって、車速検知センサ31により車両Cの停止を検知した場合、コンデンサファン110の駆動状態を放熱時の駆動方向とは逆の方向となるように切り換え、コンデンサ102の放熱に伴って温められた温風を、通路113、114を介してアウターカバー3の外表側へと送風させる。これにより、アウターカバー3の外表側に付着する氷雪を効果的に融解させることができる。かくして、外気温が低い環境下におけるヘッドランプ1の凍結を効果的に防止することができる。
<第二実施形態>
次に、前述の車両Cに搭載されるヘッドランプ1の凍結防止装置の第二実施形態について説明する。図2との対応部分に同一符号を付した図6に示すように、本実施形態に係るヘッドランプ1の凍結防止装置は、車両Cの前部に搭載された熱を発生する機器としてラジエータユニット120を適用することを除き、前述した第一実施形態とほぼ同様に構成されるため、同様の構成に関する説明は省略する。
この場合、ヘッドランプ1は、図3および図4との対応部分に同一符号を付した図7および図8に示すように、前述した第一実施形態と同様に構成されており、その下方および側部には、前述した第一実施形態と同様に吹出口81、91が設けられている。なお、本実施形態では、凍結防止装置において、コンデンサファン110に替えてラジエータファン121が適用される点と、当該ラジエータファン121とアウターカバー3との間に設けられる通路123、124が異なる点を除き、前述した第一実施形態と同様に構成されている。
本実施形態の場合、機器としてのラジエータユニット120は、図7に示すように、フロントグリル9の後部に配置されるラジエータ122と、当該ラジエータ122の後部に配置されるラジエータファン121とを有し、これらがラジエータサポート125を介して車両Cに組み付けられている。
本実施形態の場合、ラジエータ122の前方であって、フロントグリル9内には、ラジエータファン121とアウターカバー3との間に設けられる通路123が配置されている。また、フロントバンパ8の内側(エンジンルーム側)には、同様に、ラジエータファン121とアウターカバー3との間に設けられる通路124が配置されている。この通路123、124は、ラジエータファン121およびアウターカバー3の外表側を連通し、ラジエータ122の放熱に用いられる風の一部を外部から取り入れて流通するためのものである。
そして、本実施形態のヘッドランプ1用の凍結防止装置では、制御部32が、外気温検知センサ30による検知結果が所定値以下であって、車速検知センサ31により車両Cの停止を検知した場合、ラジエータファン121の駆動方向(回転方向)が、通常、ラジエータ122を冷却する(放熱させる)際に回転している方向とは逆の方向となるように切り換え、ラジエータ122の放熱に伴って温められた温風を、通路123、124を介して吹出口91や吹出口81からアウターカバー3の外表側へと送風させる。通常時は図7の矢印G方向に流れ、凍結防止の際は図7の矢印H方向に流れる。
これにより、アウターカバー3の外表側に付着する氷雪を効果的に融解させることが可能となる。なお、吹出口81、91は、少なくとも一方に設けられていればよい。
また、制御部32による制御は、ラジエータユニット120が一度作動した後において、ラジエータユニット120の機能が停止している状態で、外気温度及び車両の停止状態を条件として、ラジエータファン121の回転方向を制御するものである。
以上、説明したように、本実施形態のヘッドランプ1用の凍結防止装置によれば、車両Cの前部に搭載されたラジエータファン121とアウターカバー3との間に、これらを連通し、ラジエータ122の放熱に用いられる風を流通するための通路123、124が設けられている。
そして、制御部32は、外気温検知センサ30による検知結果が所定値以下であって、車速検知センサ31により車両Cの停止を検知した場合、ラジエータファン121の駆動状態を放熱時の駆動方向とは逆の方向となるように切り換え、ラジエータ122の放熱に伴って温められた温風を、通路123、124を介してアウターカバー3の外表側へと送風させる。
これにより、アウターカバー3の外表側に付着する氷雪を効果的に融解させることができる。これにより、外気温が低い環境下におけるヘッドランプ1の凍結を効果的に防止することができる。
また、図7に示すように、凍結防止の際は図7の矢印H方向に流れる。すなわち、エンジンルーム内側から外側に向かってラジエータ122を逆方向(矢印H方向)に通過して、ラジエータ122の放熱に伴って温められた温風を直接的に、すなわち、ランプ本体を迂回してランプ本体の前面側に温風を導くような配置構成ではないので、温風の温度低下が抑制される。その結果アウターレンズの表面に付着する氷雪を効率よく溶かすことが可能になる。
なお、上述した実施形態においては、車両Cとして、車両前面の中央部にフロントグリル9を備える場合について説明したが、本発明はこれに限ることはなく、フロントグリル9を備えず、エンジンフード7の前方側中央が車両前面まで延在するか、フロントバンパ8の中央が車両前面上方まで延在する、所謂グリルレスタイプの車両であってもよい。この場合、前述の吹出口91は、エンジンフード7の車両前面まで延在する前方側中央部分の両側部、または、フロントバンパ8の車両前面上方まで延在する中央部分の両側部に設けられることとなる。
また、上述した実施形態においては、車両用前照灯であるヘッドランプ1の光源として、LED4を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限ることはなく、光源としては、HIDランプやハロゲンランプ等の光源を広く適用できる。
さらに、車両の前部に搭載された熱を発生する機器としては、空調ユニット100のコンデンサ102を放熱させるためのコンデンサファン110や、ラジエータ122を放熱させるためのラジエータファン121に限らず、この他、種々の機器を広く適用できる。
本発明によれば、外気温が低い環境下における車両用前照灯の凍結を効果的に防止することができるので、車両の前部に配置され、光源が発する光を車両前方に向かって出射させる車両用前照灯を搭載する車両全般への利用に適している。
1 ヘッドランプ
2 ランプ本体
3 アウターカバー
4 LED(光源)
7 エンジンフード
8 フロントバンパ
81 吹出口(アウターカバーの下方の吹出口)
9 フロントグリル
91 吹出口(アウターカバーの外表側における車両の中央部側の側方の吹出口)
100 空調ユニット
102 コンデンサ(熱交換機器)
110 コンデンサファン
113、114 通路
120 ラジエータユニット
121 ラジエータファン
122 ラジエータ(熱交換機器)
123、124 通路
C 車両

Claims (4)

  1. 車両の前部に配置され、光源が発する光を車両前方に向かって出射させる車両用前照灯の凍結防止装置であって、
    前記車両用前照灯は、
    前記光源を収容し、前面が開口されたランプ本体と、
    前記ランプ本体の開口を覆うように前記ランプ本体の前面に配置されるアウターカバーと、を含むランプユニットを有しており、
    前記車両の外気温を検知する外気温検知手段と、
    前記車両の速度を検知する速度検知手段と、
    前記外気温検知手段および前記速度検知手段による検知結果に基づいて、前記車両に搭載され熱を発生する熱交換機器を制御する制御手段と、を備え、
    前記熱交換機器は、放熱時に用いられる風を送る送風手段を備え、
    前記制御手段は、前記外気温検知手段による検知結果が所定値以下であって、前記速度検知手段により前記車両の停止を検知した場合、前記送風手段を放熱時の駆動方向とは逆方向となるように切り換え、熱交換機器の放熱に伴って温められた温風を、前記アウターカバーの外表側へと送風させることを特徴とする車両用前照灯の凍結防止装置。
  2. 前記熱交換機器が、車両空調ユニットのコンデンサであり、前記送風手段が該コンデンサの熱を放出するためのコンデンサファンであり、
    前記制御手段は、
    前記外気温検知手段による検知結果が所定値以下であって、前記速度検知手段により前記車両の停止を検知した場合、前記コンデンサファンを前記放熱時の駆動方向に対し逆回転させ、前記コンデンサの放熱に伴って温められた温風を、前記アウターカバーの外表側へと送風するよう制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯の凍結防止装置。
  3. 前記熱交換機器が、ラジエータユニットのラジエータであり、前記送風手段が該ラジエータの熱を放出するためのラジエータファンであり、
    前記制御手段は、
    前記外気温検知手段による検知結果が所定値以下であって、前記速度検知手段により前記車両の停止を検知した場合、前記ラジエータファンを前記放熱時の駆動方向に対し逆回転させ、前記ラジエータの放熱に伴って温められた温風を、前記アウターカバーの外表側へと送風するよう制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯の凍結防止装置。
  4. 前記アウターカバー側の端部に配設される温風の吹出口が、
    前記アウターカバーの外表側における前記車両の中央部側の側方または前記アウターカバーの下方の少なくとも一方に配置される
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用前照灯の凍結防止装置。
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