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JP2018199780A - 成形用材料及び成形品 - Google Patents

成形用材料及び成形品 Download PDF

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JP2018199780A
JP2018199780A JP2017104878A JP2017104878A JP2018199780A JP 2018199780 A JP2018199780 A JP 2018199780A JP 2017104878 A JP2017104878 A JP 2017104878A JP 2017104878 A JP2017104878 A JP 2017104878A JP 2018199780 A JP2018199780 A JP 2018199780A
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polymer
copolymer
molding
acrylic resin
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JP2017104878A
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増田 晴久
Haruhisa Masuda
晴久 増田
和樹 酒見
Kazuki Sakami
和樹 酒見
晋一 南
Shinichi Minami
晋一 南
輝昭 後藤
Teruaki Goto
輝昭 後藤
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

【課題】透明性、防汚性及び機械的強度に優れた成形品を得ることができる成形用材料を提供する。【解決手段】メチルメタクリレートに基づく重合単位(M)、及び、下記一般式(1):Rf−Z−Y−C(=O)−CX=CH2(1)(式中、Xは、水素原子、メチル基又は塩素原子であり、Yは、−O−または−NH−であり、Zは、−(CnH2n)−(但し、nは1〜4の整数)であり、Rfは、炭素数1〜6のフルオロアルキル基である。)で示される化合物に基づく重合単位(S)を含み、重合単位(M)と重合単位(S)とのモル比(M)/(S)が80/20〜99/1である共重合体からなることを特徴とする成形用材料。【選択図】なし

Description

本発明は、成形用材料及び成形品に関する。
含フッ素重合体からなる成形用材料は、圧縮成形、押出成形や射出成形などの成形に使用される樹脂材料として、あるいはフッ素を含まない非フッ素重合体からなる成形品表面に防汚性、撥水撥油性、潤滑性等を付与するための添加剤等として用いられる。例えば、成形加工前の段階で非フッ素重合体中に含フッ素重合体を加え溶融混練することで、成形後表面にフッ素成分を偏析させ、撥水撥油性を付与する研究が行われている。
特許文献1には、炭素数5〜16のパーフルオロアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルを式:C2m+1SH(式中、mは8〜18の数を表す)で表されるメルカプタン化合物の存在下に単独重合もしくは共重合可能なモノマーと共重合させてなるパーフルオロアルキル基含有ポリマー0.1〜5重量部を、熱可塑性樹脂100重量部に添加配合した熱可塑性樹脂組成物からなることを特徴とする撥液性の優れた熱可塑性樹脂成形体が記載されている。
特許文献2には、(A)熱可塑性樹脂、および、(B)式:Rf−Y−O−C(=O)−CX=CH[式中、Xは、水素原子、水素原子またはメチル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、CFX基(但し、XおよびXは、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子である。)、シアノ基、炭素数1〜21の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基、置換または非置換のベンジル基、置換または非置換のフェニル基、Yは、炭素数1〜10の脂肪族基など、Rfは、炭素数1〜6の直鎖状または分岐状のフルオロアルキル基またはフルオロアルケニル基である。]で示されるアクリレートエステルを構成単位とする含フッ素重合体を含んでなる樹脂組成物が記載されている。
特許文献3には、熱可塑性樹脂(A)100重量部に対して、含フッ素ブロック共重合体(B)を0.01〜50重量部含有する撥水撥油性樹脂組成物であって、含フッ素ブロック共重合体(B)は、遷移金属錯体を使用したリビングラジカル重合法により製造され、含フッ素ブロックセグメント(B1)と非フッ素ブロックセグメント(B2)とからなり、該含フッ素ブロックセグメント(B1)は、含フッ素アクリレート単量体からの繰り返し単位を有し、該非フッ素ブロックセグメント(B2)は、非フッ素アクリレート単量体からの繰り返し単位を有する撥水撥油性樹脂組成物が記載されている。
特開平3−41162号公報 特開2006−37085号公報 特開2017−36343号公報
しかし、特許文献1〜3に記載された含フッ素ブロック共重合体から得られた成形品は、撥水性、撥油性に優れるものの、透明性、防汚性及び機械的強度を兼ね備えるものではなく、改善の余地があった。
本発明は、透明性、防汚性及び機械的強度に優れた成形品を得ることができる成形用材料を提供することを目的とする。
本発明者等が、含フッ素重合体からなる成形用材料について鋭意検討したところ、メチルメタクリレートに基づく重合単位と特定の構造を有する単量体に基づく重合単位を特定の比率で含む共重合体からなる成形用材料を用いることによって、透明性、防汚性及び機械的強度に優れた成形品を得ることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、メチルメタクリレートに基づく重合単位(M)、及び、下記一般式(1):
Rf−Z−Y−C(=O)−CX=CH (1)
(式中、Xは、水素原子、メチル基又は塩素原子であり、Yは、−O−または−NH−であり、Zは、−(C2n)−(但し、nは1〜4の整数)であり、Rfは、炭素数1〜6のフルオロアルキル基である。)で示される化合物に基づく重合単位(S)を含み、重合単位(M)と重合単位(S)とのモル比(M)/(S)が80/20〜99/1である共重合体からなることを特徴とする成形用材料である。
本発明の成形用材料は、一般式(1)で示される化合物が、下記一般式(1−1):
13−C−O−C(=O)−CX=CH (1−1)
(式中、Xは、水素原子、メチル基又は塩素原子である。)で示される化合物であることが好ましい。
上記共重合体は、ランダム共重合体であることが好ましい。
本発明の成形用材料は、添加剤であることが好ましい。
本発明はまた、上記成形用材料を含むことを特徴とする成形品でもある。
本発明の成形品は、更に、アクリル樹脂を含むことが好ましい。
上記アクリル樹脂の含有量は、成形用材料及びアクリル樹脂との合計に対し、85〜99質量%であることが好ましい。
本発明の成形用材料は、上記構成を有することによって、透明性、防汚性及び機械的強度に優れる成形品を得ることができる。本発明の成形品は、上記成形用材料を用いて得られるものであることから、透明性、防汚性及び機械的強度に優れる。
本発明は、メチルメタクリレートに基づく重合単位(M)、及び、下記一般式(1):
Rf−Z−Y−C(=O)−CX=CH (1)
(式中、Xは、水素原子、メチル基又は塩素原子であり、Yは、−O−または−NH−であり、Zは、−(C2n)−(但し、nは1〜4の整数)であり、Rfは、炭素数1〜6のフルオロアルキル基である。)で示される化合物に基づく重合単位(S)を含み、重合単位(M)と重合単位(S)とのモル比(M)/(S)が80/20〜99/1である共重合体からなることを特徴とする成形用材料である。
成形品には、透明性、防汚性、機械的強度等の種々の特性が求められているが、上記共重合体からなる成形用材料を用いることによって、これらの特性を兼ね備えた成形品を得ることができる。また、本発明の成形用材料を用いて得られる成形品は撥水性にも優れる。
上記一般式(1)において、Xは、水素原子、メチル基又は塩素原子である。Xは水素原子であることが好ましい。
一般式(1)において、Yは、−O−であることが好ましい。
Zは、−(C2n)−(但し、nは1〜4の整数)であり、−C−が好ましい。
Rfは、パーフルオロアルキル基であることが好ましい。Rfの炭素数は1〜6であり、好ましくは4又は6、特に6が好ましい。Rfの例は、−CF、−CFCF、−CFCFCF、−CF(CF、−CFCFCFCF、−CFCF(CF、−C(CF、−(CFCF、−(CFCF(CF、−CFC(CF、−CF(CF)CFCFCF、−(CFCF、−(CFCF(CF、−(CFCF(CF等である。
一般式(1)で示される化合物の具体例としては、以下のものを例示できるが、これらに限定されるものではない。
CH=C(−H)−C(=O)−O−(CH−Rf
CH=C(−H)−C(=O)−O−C−Rf
CH=C(−Cl)−C(=O)−O−(CH−Rf
CH=C(−H)−C(=O)−NH−(CH−Rf
CH=C(−CH)−C(=O)−O−(CH−Rf
CH=C(−CH)−C(=O)−O−C−Rf
CH=C(−CH)−C(=O)−NH−(CH−Rf
CH=C(−Cl)−C(=O)−O−(CH−Rf
CH=C(−Cl)−C(=O)−O−C−Rf
CH=C(−Cl)−C(=O)−NH−(CH−Rf
[上記式中、Rfは、炭素数1〜6のフルオロアルキル基である。]
上記一般式(1)で示される化合物は、特に、下記一般式(1−1):
13−C−O−C(=O)−CX=CH (1−1)
(式中、Xは、水素原子、メチル基又は塩素原子である。)で示される化合物であることが好ましい。上記一般式(1−1)で示される化合物は、C13−C−O−C(=O)−CH=CH、C13−C−O−C(=O)−C(CH)=CH、又は、C13−C−O−C(=O)−CCl=CHである。これらの化合物は、1種を用いてもよく、複数を併用してもよい。上記C13−は、−(CFCF等である。
透明性、防汚性及び機械的強度がより一層優れることから、一般式(1)で示される化合物は、C13−C−O−C(=O)−CH=CH及びC13−C−O−C(=O)−C(CH)=CHからなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましく、C13−C−O−C(=O)−CH=CHであることがより好ましい。
上記共重合体は、重合単位(M)と重合単位(S)とのモル比(M)/(S)が80/20〜99/1である。重合単位(M)及び(S)の含有量が上記範囲であることによって、本発明の成形用材料を含む成形品の透明性、防汚性及び機械的強度を優れたものとすることができる。モル比(M)/(S)が80/20未満であると、得られる成形品の機械強度が劣る。モル比(M)/(S)が99/1を超えると、得られる成形品の防汚性が劣る。
得られる成形品の透明性、防汚性及び機械的強度をより向上できることから、モル比(M)/(S)が85/15〜98/2であることが好ましく、90/10〜98/2であることがより好ましく、93/7〜97/3であることが更に好ましい。
上記共重合体は、メチルメタクリレート及び上記一般式(1)で示される化合物に基づく重合単位のみからなるものであってもよいし、メチルメタクリレート及び上記一般式(1)で示される化合物に基づく重合単位に加えて、更に、他のエチレン性不飽和単量体に基づく重合単位を含んでもよい。
他のエチレン性不飽和単量体としては、非フッ素アクリレート単量体(但し、メチルメタクリレートを除く)、塩化ビニル系単量体、スチレン系単量体等が挙げられ、中でも、非フッ素アクリレート単量体(但し、メチルメタクリレートを除く)が好ましい。上記非フッ素アクリレート単量体は、非フッ素アクリレートエステルに加えて、非フッ素アクリル酸をも意味する。非フッ素アクリレート単量体において、α位は、水素原子、メチル基またはハロゲン原子であってよい。非フッ素アクリレート単量体は、非フッ素アクリレートエステルであることが好ましい。
非フッ素アクリレート単量体は、一般式:
CH=CACOO−A
[式中、Aは、水素原子、メチル基または、フッ素原子以外のハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子)であり、Aは、水素原子、または炭素数1〜30の炭化水素基である。]で示される化合物(但し、メチルメタクリレートを除く)であってよい。
炭素数1〜30の炭化水素基の例は、炭素数1〜30の直鎖または分岐鎖の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜30の環状脂肪族基、炭素数6〜30の芳香族炭化水素基、炭素数7〜20の芳香脂肪族炭化水素基である。炭化水素基の好ましい例は、アルキル基である。
上記非フッ素アクリレート単量体の好ましい例は、メチルアクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレートである。
上記他のエチレン性不飽和単量体の含有量は、本発明の効果を損なわない範囲であればよいが、重合単位(M)と重合単位(S)との合計に対して、0〜5モル%であることが好ましく、0〜3モル%であることがより好ましい。
上記共重合体は、透明性、防汚性及び機械的強度がより優れることから、メチルメタクリレート及び上記一般式(1)で示される化合物に基づく重合単位のみからなることが好ましい。
上記共重合体は、重合単位(M)と重合単位(S)とがランダムに結合したランダム共重合体であることが好ましい。
上記共重合体がランダム共重合体であることによって、得られる成形品の透明性、防汚性及び機械的強度をより一層向上させることができる。
上記共重合体がランダム共重合体であることは、例えば熱分析によるガラス転移温度の測定で確認でき、ガラス転移温度が1つであればランダム共重合体ということができる。
上記共重合体は、1%重量減少温度が200℃以上であることが好ましい。より好ましくは220℃以上であり、更に好ましくは、230℃以上である。1%重量減少温度は高ければ高いほど好ましく、上限に制限はないが、例えば250℃であってよい。
上記1%重量減少温度は、熱重量分析(TG)にて、空気中、10℃/分で昇温した時に1重量%の重量が減少した温度である。
上記共重合体は、特定の組成及び配列とするように製造すること以外は従来公知の方法で製造することができる。
本発明の成形用材料は、粉末、又は、ペレットの形状であることが好ましい。
本発明の成形用材料は、添加剤や成形用樹脂等として用いることができるが、特に、添加剤として好適である。すなわち、本発明の成形用材料は添加剤であることが好ましく、特に、アクリル樹脂等の成形用樹脂への添加剤として好適である。
本発明の成形品は上記成形用材料を含む。本発明の成形品は、上記成形用材料のみからなるものであってもよいし、更に、上記成形用材料とは異なる樹脂を含むものであってもよい。
上記樹脂としては、アクリル樹脂(上記成形用材料を除く)、ポリアミド樹脂 (例えば、ナイロン6、ナイロン12、ナイロン66、芳香族ナイロン)、ポリエステル樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート)、ポリオレフィン樹脂(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンとプロピレンとのコポリマー、エチレンまたはプロピレンとC〜C20αオレフィンとのコポリマー、エチレンとプロピレンとC〜C20αオレフィンとのターポリマー、エチレンとビニルアセテートとのコポリマー、プロピレンとビニルアセテートとのコポリマー、スチレンとαオレフィンとのコポリマー、ポリブチレン、ポリイソブチレン)、ポリエーテル樹脂、ポリエーテルエステル樹脂、ポリアクリレート樹脂、エチレンアルキルアクリレート樹脂、ポリジエン樹脂(例えば、ポリブタジエン、イソブチレンとイソプレンとのコポリマー)などが挙げられる。
本発明の成形品は、上記樹脂を1種含むものであってもよいし、2種以上含むものであってもよい。
本発明の成形品が上記樹脂を含む場合、成形用材料及び上記樹脂との合計に対し、上記成形用材料の含有量は1〜15質量%であることが好ましく、3〜10質量%であることがより好ましい。
上記樹脂としては、アクリル樹脂(上記成形用材料を除く)が好ましい。上記成形用材料はアクリル樹脂との相溶性に優れるため、成形用材料とアクリル樹脂との組み合わせによって、得られる成形品の透明性、防汚性及び機械的強度をより向上させることができる。すなわち、本発明の成形品は、上記成形用材料、及び、アクリル樹脂(上記成形用材料を除く)を含むことが好ましい。
上記アクリル樹脂としては、成形品の透明性、防汚性及び機械的強度をより改善できることから、ポリメチルメタクリレート又はポリメチルアクリレートが好ましく、より好ましくは、ポリメチルメタクリレートである。
上記アクリル樹脂は単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明の成形品がアクリル樹脂(上記成形用材料を除く)を含む場合、上記成形用材料の含有量は、成形用材料及び上記アクリル樹脂との合計に対し、1〜15質量%であることが好ましく、3〜10質量%であることがより好ましく、3〜8質量%であることが更に好ましい。
上記アクリル樹脂の含有量は、成形用材料及び上記アクリル樹脂との合計に対し、85〜99質量%であることが好ましく、90〜97質量%であることがより好ましく、92〜97質量%であることが更に好ましい。
本発明の成形品は、上記成形用材料及び上記アクリル樹脂のみからなるものであってもよいし、更に、上記成形用材料及び上記アクリル樹脂以外の添加剤を含むものであってもよい。
本発明の成形品は、必要に応じ、更に、染料、顔料、帯電防止剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、中和剤、造核剤、エポキシ安定剤、滑剤、抗菌剤、難燃剤、可塑剤等を含有してもよい。
本発明の成形品において、上記成形用材料及び上記アクリル樹脂の合計量は、成形品全体に対して70質量%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましく、90質量%以上が更に好ましい。本発明の成形品は、実質的に、上記成形用材料及び上記アクリル樹脂のみからなることが好ましい。
本発明の成形品は、引張強度が35MPa以上であることが好ましい。より好ましくは、40MPa以上であり、更に好ましくは、43MPa以上である。
上記引張強度は、成形品からダンベル形状の試験片を切り出し、ASTM D−638に準じて、5mm/分の条件下で測定した値である。
本発明の成形品は、例えば、押出成形、射出成形、圧縮成形、ブロー成形又はプレス成形により成形されたものであってよい。
本発明の成形品の形状としては特に限定されず、例えば、シート状、チューブ状、平板状等の種々の形状にすることができ、金型に応じた複雑な形状や中空品であってもよい。
本発明の成形品は、家庭用品、文房具、内装資材、外層資材、壁紙、食品包装材、食品容器、化粧品容器、工業用の薬品容器、医療用品、窓材・標識・看板・照明器具等の建材、水槽・便器・浴槽・洗面ボウル等の水回り用品などとして使用できる。
本発明の成形品は、例えば、上記成形用材料及びアクリル樹脂等の上記樹脂を含む組成物を成形することによって得ることができる。
上記組成物における成形用材料の含有量及びアクリル樹脂等の樹脂の含有量は、上述した成形品で記載した含有量を採用できる。
上記組成物は、必要に応じて、染料、顔料、帯電防止剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、中和剤、造核剤、エポキシ安定剤、滑剤、抗菌剤、難燃剤、可塑剤等を含有してもよい。
上記組成物は、例えば、上記成形用材料とアクリル樹脂等の樹脂を混練(例えば、溶融混練)することによって得られる。混練は、例えば一軸押出機、二軸押出機、ロール等、従来公知の方法にて行うことができる。
こうして得られた組成物を、押出成形、射出成形、圧縮成形、ブロー成形、プレス成形など、公知の方法により成形することができる。上記組成物は、種々の成形体、例えばフィルム、チューブなどの形状や金型に応じた複雑な形状の成形体に成形されてよい。得られた成形体については、公知の技術に沿って成形加工後さらにオーブン、乾燥炉等で加熱処理を施してもよい。
以下に実施例を挙げて詳細を説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。
物性は次のようにして測定した。
ヘーズ(透明性)
実施例または比較例で得たシート状成形品を使用して、ヘーズメーター(スガ試験機株式会社製)にて、ヘーズを測定した。
接触角
実施例または比較例で得たシート状成形品を使用して、協和界面科学製Drop Master 701にて、水に対する静的接触角を測定した。測定時の液滴量は2μlとした。
防汚性
実施例または比較例で得たシート状成形品を水平にして、その表面に泥(65%水溶液)を5μl滴下して乗せた。その後、シート状成形品を90度垂直に立て、泥が流れ落ちる状態を目視で下記のように評価した。
○:泥が完全に流れ落ちる
△:泥が流れ落ちるが、シート状成形品の表面に残る
×:泥は殆ど流れ落ちない。
引張強度
実施例または比較例で得たシート状成形品からダンベル形状の試験片を切り出し、オートグラフ引張試験機(株式会社島津製作所製)を使用して、ASTM D−638に準じて、5mm/分の条件下で引張強度を測定した。
<製造例1>
500ml反応フラスコにCFCF−(CFCF−CHCHOCOC(H)=CH(C6SFA)24.6g、メチルメタアクリレート(MMA)112.0g、純水194g、水溶性グリコール系溶剤34.1g、塩化アルキルトリメチルアンモニウム6.3g、ポリオキシエチレンアルキルエーテル7.0gを入れ、攪拌下に60℃で乳化分散させた。反応フラスコ内を窒素置換後、アゾ基含有水溶性開始剤0.4g及び水9gの溶液を添加し、60℃で20時間反応させ、重合体の水性分散液を得た。重合体の組成は、C6SFA/MMA=5/95(mol%)であった。水性分散液100gを300gのメタノールに滴下し、沈殿した重合体を濾過、乾燥し重合体(A−1)を得た。
<製造例2>
製造例1と同様の手順にて、モノマーの仕込み比を変更し、C6SFA/MMA=10/90(mol%)の組成を持つ重合体(A−2)を得た。
<製造例3>
製造例1と同様の手順にて、モノマーの仕込み比を変更し、C6SFA/MMA=20/80(mol%)の組成を持つ重合体(A−3)を得た。
<製造例4>
製造例1と同様の手順にて、モノマーの仕込み比を変更し、C6SFA/MMA=30/70(mol%)の組成を持つ重合体(A−4)を得た。
<製造例5>
製造例1と同様の手順にて、CFCF−(CFCF−CHCHOCOC(H)=CH(C6SFA)の代わりに、CFCF−(CFCF−CHCHOCOC(CH)=CH(C6SFMA)を用いて、C6SFMA/MMA=5/95(mol%)の組成を持つ重合体(B)を得た。
<製造例6>
製造例1と同様の手順にて、CFCF−(CFCF−CHCHOCOC(H)=CH(C6SFA)の代わりに、CFCF−(CFCF−CHCHOCOC(Cl)=CH(C6SFClA)を用いて、C6SFClA/MMA=5/95(mol%)の組成を持つ重合体(C)を得た。
<製造例7>PMMA(ポリメチルメタクリレート)樹脂の製造
メチルメタアクリレート(MMA)136.6g、純水194g水溶性グリコール系溶剤34.1g、塩化アルキルトリメチルアンモニウム6.3g、ポリオキシエチレンアルキルエーテル7.0gを入れ、攪拌下に60℃で超音波で乳化分散させた。反応フラスコ内を窒素置換後、アゾ基含有水溶性開始剤0.4g及び水9gの溶液を添加し、60℃で20時間反応させ、重合体の水性分散液を得た。重合体の組成は、仕込みモノマーの組成にほぼ一致した。水性分散液100gを300gのメタノールに滴下し、沈殿した重合体を濾過、乾燥し重合体(D)を得た。
<実施例1>
重合体(A−1)を用いて、熱プレス成形機にて230℃、5MPaの条件下で圧縮成形を行い、厚み0.5mmのシート状成形品を得た。当該シート状成形品から各試験片を切り出し、ヘーズ、接触角、防汚性、引張強度の測定を行った。結果を表1に示す。
<実施例2〜5>
実施例1と同様の手順にて、重合体(A−2)、重合体(A−3)、重合体(B)または重合体(C)を用いて、それぞれのシート状成形品を成形し、ヘーズ、接触角、防汚性、引張強度の測定を行った。結果を表1に示す。
<比較例1及び2>
実施例1と同様の手順にて、重合体(D)または重合体(A−4)を用いて、それぞれのシート状成形品を成形し、ヘーズ、接触角、防汚性、引張強度の測定を行った。結果を表1に示す。
Figure 2018199780
<実施例6>
製造例7で得たPMMA単独の重合体(D)95重量部と製造例1で得た重合体(A−1)5重量部を予備混合した後、ラボプラストミル混練装置(株式会社東洋精機製作所製)にて、230℃、50rpmの条件で7分間、溶融混練を行った。得られた重合体組成物を用いて、熱プレス成形機にて230℃、5MPaの条件下で圧縮成形を行い、厚み0.5mmのシート状成形品を得た。当該シート状成形品から各試験片を切り出し、ヘーズ、接触角、防汚性、引張強度の測定を行った。結果を表2に示す。
<実施例7>
重合体(A−1)の代わりに重合体(A−3)を使用して、実施例6と同様の手順にて、ヘーズ、接触角、防汚性、引張強度の測定を行った。結果を表2に示す。
<実施例8>
重合体(A−1)の代わりに重合体(B)を使用して、実施例6と同様の手順にて、ヘーズ、接触角、防汚性、引張強度の測定を行った。結果を表2に示す。
<実施例9>
重合体(A−1)の代わりに重合体(C)を使用して、実施例6と同様の手順にて、ヘーズ、接触角、防汚性、引張強度の測定を行った。結果を表2に示す。
Figure 2018199780

Claims (7)

  1. メチルメタクリレートに基づく重合単位(M)、及び、下記一般式(1):
    Rf−Z−Y−C(=O)−CX=CH (1)
    (式中、Xは、水素原子、メチル基又は塩素原子であり、Yは、−O−または−NH−であり、Zは、−(C2n)−(但し、nは1〜4の整数)であり、Rfは、炭素数1〜6のフルオロアルキル基である。)で示される化合物に基づく重合単位(S)を含み、重合単位(M)と重合単位(S)とのモル比(M)/(S)が80/20〜99/1である共重合体からなることを特徴とする成形用材料。
  2. 一般式(1)で示される化合物が、下記一般式(1−1):
    13−C−O−C(=O)−CX=CH (1−1)
    (式中、Xは、水素原子、メチル基又は塩素原子である。)で示される化合物である請求項1記載の成形用材料。
  3. 前記共重合体は、ランダム共重合体である請求項1又は2に記載の成形用材料。
  4. 添加剤である請求項1、2又は3に記載の成形用材料。
  5. 請求項1、2、3又は4に記載の成形用材料を含むことを特徴とする成形品。
  6. 更に、アクリル樹脂を含む請求項5記載の成形品。
  7. アクリル樹脂の含有量は、成形用材料及びアクリル樹脂との合計に対し、85〜99質量%である請求項6記載の成形品。
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