以下、本発明によるLEDディスプレーパネルの製造方法について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本発明のLEDディスプレーパネルの製造方法の実施に好適なレーザー加工装置の一実施形態について説明する。
図1には、レーザー加工装置40が示されている。図に示すレーザー加工装置40は、基台41と、被加工物となるディスプレー基板を保持する保持手段42と、保持手段42を移動させる移動手段43と、レーザー光線を照射するレーザー光線照射手段44と、基台41の上面から上方に延び、次いで実質上水平に延びるレーザー光線照射手段44が内蔵された枠体45と、コンピュータにより構成される図示しない制御手段と、を備え、該制御手段により各手段が制御されるように構成されている。また、水平に延びる枠体45の先端部の下面には、レーザー光線照射手段44を構成するfθレンズを含む集光器44aと、集光器44aに対して図中矢印Xで示す方向に並び隣接して配設された、LEDウエーハを保持するLEDウエーハ保持手段50と、被加工物の加工領域を撮像するための撮像手段48が配設されている。
保持手段42は、図中に矢印Xで示すX方向において移動自在に基台41に搭載された矩形状のX方向可動板60と、図中に矢印Yで示すY方向において移動自在にX方向可動板60に搭載された矩形状のY方向可動板61と、Y方向可動板61の上面に固定された円筒状の支柱62と、支柱62の上端に固定された矩形状の保持テーブル63とを含む。該保持テーブル63上の中央部には、矩形状の枠体から構成される保持フレーム64が配設され、保持フレーム64は、被加工物である第一のディスプレー基板の外周を吸引保持するように構成されている。支柱62の内部には、上記したレーザー光線照射手段44と同様にfθレンズを含む集光器等の構成を有する図示しないレーザー光線照射手段が備えられており(図示は省略する。)、保持フレーム64上に吸引保持される被加工物に向けてレーザー光線を照射することが可能に構成されている。なお、本実施形態でいうX方向とは図1に矢印Xで示す方向であり、Y方向は図1に矢印Yで示す方向であってX方向に直交する方向である。X方向、Y方向で規定される平面は実質上水平である。
移動手段43は、X方向移動手段80と、Y方向移動手段82と、を含む。X方向移動手段80は、X方向移動手段80は、モータの回転運動を直線運動に変換してX方向可動板60に伝達し、基台41上の案内レールに沿ってX方向可動板60をX方向において進退させる。Y方向移動手段82は、モータの回転運動を直線運動に変換し、Y方向可動板61に伝達し、X方向可動板60上の案内レールに沿ってY方向可動板61をY方向において進退させる。なお、図示は省略するが、X方向移動手段80、Y方向移動手段82には、それぞれ位置検出手段が配設されており、保持テーブルのX方向の位置、Y方向の位置、周方向の回転位置が正確に検出され、後述する制御手段から指示される信号に基づいてX方向移動手段80、Y方向移動手段82が駆動され、任意の位置および角度に上記保持テーブルを正確に位置付けることが可能になっている。
該撮像手段48は、顕微鏡を構成する光学系と撮像素子(CCD)を備えており、撮像した画像信号を該制御手段に送り、図示しない表示手段に表示することが可能に構成されている。なお、撮像手段48は、必要に応じて赤外光照射手段と、赤外光を撮像可能な撮像素子を備えていてもよい。該制御手段は、コンピュータにより構成され、制御プログラムに従って演算処理する中央演算処理装置(CPU)と、制御プログラム等を格納するリードオンリメモリ(ROM)と、検出した検出値、演算結果等を一時的に格納するための読み書き可能なランダムアクセスメモリ(RAM)と、入力インターフェース、及び出力インターフェースとを備えている(詳細についての図示は省略する。)。
LEDウエーハ保持手段50について、図2を参照しながら詳細に説明する。図2(a)に示すように、三色のLEDウエーハ、すなわち赤色LEDウエーハ20、緑色LEDウエーハ22、青色LEDウエーハ24を保持するLEDウエーハ保持手段50は、ウエーハ保持リング52と、ウエーハ保持リング52を支持する保持アーム54とから構成されており、保持アーム54は、水平に延びる枠体45の先端部の下面に配設された保持基体56に、保持基体56の開口孔56aを介して保持基体56に内蔵された駆動手段(図示は省略する。)に連結されている。ウエーハ保持リング52は、LEDウエーハの寸法に合わせて形成された環状の開口部58を有しており、内側には、LEDウエーハが載置される環状の段差部52aがウエーハ保持リング52の内側に沿って配設されている。段差部52aの上面には、載置されるLEDウエーハを吸引保持するための吸引孔52bが周方向に所定の間隔をおいて複数配設されており、LEDウエーハを保持する場合には、例えば、図2(b)に示すように、開口部58に対してLEDウエーハ20の表面20aを上方に向けて位置付け、段差部52a上に載置する。この際、ウエーハ保持リング52に形成された直線部52cに、LEDウエーハ20のオリエンテーションフラットOFを対向させて位置付けて載置することで、基板保持手段52に保持されるLEDウエーハ20の方向を正確に規定することが可能である。吸引孔52bは、ウエーハ保持リング52、及び保持アーム54の内部に形成された吸引通路を介して図示しない吸引手段に連結されており、該吸引手段を作動させることにより、LEDウエーハ20を吸引保持する。
LEDウエーハ20を保持したウエーハ保持リング52は、保持アーム54を該保持基体56に配設された該駆動手段により、図2(c)の矢印54aで示す方向に回転させることが可能になっており、LEDウエーハ20の表面20a、裏面20bのいずれをも上方に向けることができる。さらに、ウエーハ保持リング52は、上記制御手段の指令により、矢印54bで示す上下方向に移動させることが可能に構成され、所望の高さ位置に正確に制御することが可能になっている。
レーザー加工装置40は、概ね上記したような構成を備えており、レーザー加工装置40を使用して実行される、本発明のLEDディスプレーパネル製造方法について、以下に説明する。
まず、第一のLED(以下「赤色LED」という。)を複数備えた第一のLEDウエーハ(以下「赤色LEDウエーハ」という。)と、第二のLED(以下「緑色LED」という。)を複数備えた第二のLEDウエーハ(以下「緑色LEDウエーハ」という。)と、第三のLED(以下「青色LED」という。)を複数備えた第三のLEDウエーハ(以下「青色LEDウエーハ」と、を準備するLEDウエーハ準備工程を実施する。
図3(a)には、本発明のLEDウエーハ準備工程で準備される赤色LED21が形成される赤色LEDウエーハ20が示され、図3(b)には、緑色LED23が形成される緑色LEDウエーハ22、図3(c)には、青色LED25が形成されるLEDウエーハ24が示され、それぞれの一部拡大断面図A−A、B−B、C−Cも合わせて示されている。各LEDウエーハは図に示すように、略円板状をなし、直径4インチ≒100mmのサイズで構成されている。各LEDウエーハは、いずれもサファイア基板、又はSiC基板等のエピタキシー基板201、221、241の上面に、Ga化合物(例えば、窒化ガリウム:GaN)からなるバッファー層BFを介して赤色に発光をする赤色LED21、緑色に発光をする緑色LED23、青色に発光する青色LED25を構成するLED層が形成されている。該赤色LED21、緑色LED23、青色LED25は、N型半導体層、発光層、P型半導体層からなるエピタキシャル層と、該エピタキシャル層の上面に配設されるP型半導体、N型半導体からなる電極とによって構成される(図示は省略する。)。各LEDウエーハにおいては隣接するLEDが、所定の間隔202、222、242をもって区画されて形成されており、各LEDが1つ配設される領域の寸法は、平面視で10μm×10μmとなるように設定されている。各LED間を構成する所定の間隔202、222、242が形成されている領域は、エピタキシー基板201、221、241が露出した状態となっている。
各LEDウエーハの外周には、結晶方位を示す直線部分、所謂オリエンテーションフラットOFが形成されており、各LEDウエーハの上面に形成される赤色LED21、緑色LED23、青色LED25は、該結晶方位を基準にして所定の方向に配列される。赤色LED21、緑色LED23、青色LED25における赤色、緑色、青色の発光は、発光層を構成する材料を変更することにより得ることが知られており、例えば、赤色LED21はアルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)、緑色LED23はリン化ガリウム(GaP)、青色LED25は窒化ガリウム(GaN)が使用される。なお、本発明の赤色LED21、緑色LED23、青色LED25を形成する材料はこれに限定されず、各色を発光させるための公知の材料を採用することができ、他の材料を用いて各色を発光させることも可能である。さらにいえば、本発明は上記した三色に限定されるわけではなく、他の色のLED、例えば黄色LED等を使用するものでもよい。また、本実施形態では、図3(a)〜(c)に示すように、赤色LED21、緑色LED23、青色LED25を表面に備えたLEDウエーハ20、22、24は、同数のLEDデバイスが同様の配列で配設されている。
上記したLEDウエーハ準備工程と合わせ、複数の電極が行と列に配設されたディスプレー基板を準備するディスプレー基板準備工程を実施する。本実施形態では、例えば、ガラス板から構成される4インチサイズ(横4.98cm、縦8.84cm)で同一の構成を備えたディスプレー基板を4枚(第一〜第四のディスプレー基板10A〜10D)準備するものとし、図4には、該ディスプレー基板準備工程によって準備される第一のディスプレー基板10Aが示されている。本実施形態の各ディスプレー基板の上面には、ディスプレー基板の一部を拡大して示す拡大部11aから理解されるように、行方向に並んだ2つの電極124が列方向、行方向に複数配設されており、各LEDを配設する際には各LEDのアノード電極、カソード電極が行方向に並んだ2つの電極124それぞれに連結される。該2つの電極124は、列方向に3組(124a、124b、124c)約10μmの間隔で配設され、それぞれに赤色LED21、緑色LED23、青色LED25が配設される。各ディスプレー基板上には該3組の電極124が複数組配設され、それぞれの間には3つのLEDが同じ間隔で収まる程度の間隔が設定される。なお、上記LEDウエーハ準備工程、ディスプレー基板準備工程は、いずれを先に実施してもよい。
図に基づいて、上記LEDウエーハ準備工程、ディスプレー基板準備工程に続く工程について説明する。上記LEDウエーハ準備工程、ディスプレー基板準備工程を実施したならば、図1に示すレーザー加工装置40を使用して、LEDウエーハをディスプレー基板に位置付けて、ディスプレー基板の電極124に対応してLEDウエーハを対面させて位置付けるLEDウエーハ位置付け工程を実施する。
より具体的には、まず、図1に示すレーザー加工装置40における保持テーブル63を、移動手段43を作動することにより、図中手前側の基板搭載領域に移動させた状態とする。保持テーブル63を図1で示す位置に移動させたならば、図4に示すように、保持テーブル63の上面の保持フレーム64の段差部64a上に、第一のディスプレー基板10Aの電極124が形成された表面10Aaを上方にして載置し、図示しない吸引手段を作動させて、吸引孔64bに吸引力を作用させて吸引保持する。第一のディスプレー基板10Aを保持フレーム64に吸引保持したならば、保持フレーム64上に吸引保持し第一のディスプレー基板10Aを、上記した撮像手段48を用いて撮像し、レーザー光線照射手段44の集光器44aと、第一のディスプレー基板10Aの加工位置との位置合わせを行うアライメントを実行する。
該アライメントを実行して両者の位置合わせが完了したならば、図示しない制御手段の指令によりLEDウエーハ保持手段50を図2(a)で示す状態とし、赤色LEDウエーハ20をウエーハ保持リング52の段差部52aに載置する。なお、上述したように、赤色LEDウエーハ20をウエーハ保持リング52に保持する際には、上述したように赤色LEDウエーハ20のオリエンテーションフラットOFを、ウエーハ保持リング52の直線部52cに位置付けて載置することによりウエーハ保持リング52に対して所望の方向に正確に位置付けることができる(図2(b)を参照。)。
該段差部52aに赤色LEDウエーハ20を載置したならば、図示しない吸引手段を作動させて吸引孔52bから吸引し赤色LEDウエーハ20を吸引保持状態とする。赤色LEDウエーハ20をウエーハ保持リング52に吸引保持したならば、保持基体56の駆動手段を作動させてウエーハ保持リング52を図2(c)に示すように図中矢印54aの方向に180°回転させて赤色LEDウエーハ20の裏面20b側を上方に露出させ、赤色LED21が形成された表面20aが下方を向くように方向を転換する。赤色LEDウエーハ20をこのように回転させたならば、該アライメントを実行したことによって得た位置情報に基づき、移動手段43を作動して、保持フレーム64に保持された第一のディスプレー基板10Aを集光器44a、及びウエーハ保持リング52の直下に位置付ける。そして、第一のディスプレー基板10Aがウエーハ保持リング52の直下に移動させられたならば、第一のディスプレー基板10Aの高さ位置よりも所定量高い位置に移動させられているウエーハ保持リング52を下降させる(図5を参照)。なお、図5では、第一のディスプレー基板10Aの一部11aを拡大した図も合わせて示している。このとき、赤色LEDウエーハ20と第一のディスプレー基板10Aとを列方向の側方から見た位置関係を具体的に示す図6(a)から理解されるように、赤色LEDウエーハ20を第一のディスプレー基板10Aの表面10Aaに向けて下降させることにより、赤色LEDウエーハ20の赤色LED21側の電極が、第一のディスプレー基板10Aの表面10Aaにおいて対応する電極124aと対面する位置に位置付けられる。そして、この状態からLEDウエーハ保持手段50を作動させて下降させて、赤色LED21側の電極が、第一のディスプレー基板10Aの表面10Aaにおいて対応する電極124aと当接させられる。これが本発明の位置付け工程となる。なお、図6では該LEDウエーハを保持するウエーハ保持リング52、及び第一のディスプレー基板10Aを保持する保持フレーム64は説明の都合上省略されている。
該LEDウエーハ位置付け工程により、第一のディスプレー基板10Aの電極124aに、赤色LEDウエーハ20の赤色LED21が位置付けられて、赤色LED21側のアノード電極、カソード電極が第一のディスプレー基板10Aの2つの電極124aに当接させられたならば、電極連結工程が実施される。より具体的には、該制御手段からの指令により支柱62に内蔵された図示しないレーザー光線照射手段のレーザー発振器、及びガルバノミラーの位置を制御して、fθレンズに対するレーザー光線の入射位置を調整し、図6(c)に示すように、第一のディスプレー基板10Aの裏面10Ab側から、第一のディスプレー基板10Aに対しては透過性を有し、該電極124に対しては吸収性を有する波長(例えば、1030nm)のレーザー光線LB1を、集光点が該電極124aの位置近傍になるように調整して照射する。なお、上述したように、各LEDには電極が2つあるため、レーザー光線LB1の照射位置は、列方向に調整されて2回照射される。これにより、ターゲットとなる赤色LED21の電極と、第一のディスプレー基板10Aの電極124a同士が溶融して連結される。なお、本実施形態では、第一のディスプレー基板10A側の列方向に等間隔で配設される電極124aの間隔は、赤色LEDウエーハ20上に等間隔で配設される赤色LED21がその間にちょうど5つ収まるように設定されており、列方向に複数並ぶ赤色LED21は、6個毎に該電極124aと対面するように設定されている。よって、図中最も左側の赤色LED21の電極と第一のディスプレー基板10A側の電極124aとを上述した方法で電気的に連結したならば、次に、fθレンズに対するレーザー光線LB1の入射位置を調整して、列方向で見て6つ隣の赤色LED21にレーザー光線LB1を照射し、次の赤色LED21の電極を、対面している電極124aに連結する。このようにして、第一のディスプレー基板10Aの列方向、行方向に複数並ぶ全ての電極124aに対応する赤色LED21に対してレーザー光線LB1を照射し、赤色LED21の電極が第一のディスプレー基板10Aの全ての電極124aに連結されて該電極連結工程が完了する。
該電極連結工程が完了したならば、次に、赤色LEDウエーハ20のエピタキシー基板201に対しては透過性を有し、バッファー層BFに対して吸収性を有する波長のレーザー光線LB2を第一のディスプレー基板10A上の電極連結工程が施された赤色LED21のバッファー層BFに照射してバッファー層BFを破壊し該赤色LED21をエピタキシー基板201から剥離して第一のディスプレー基板10Aに配設するLED配設工程が実施される。
該LED配設工程について、より具体的に説明する。該制御手段からの指令により、レーザー光線照射手段44の図示しないレーザー発振器に指令が送られる。さらに、ガルバノミラーを制御して、fθレンズに対する入射位置を調整し、赤色LEDウエーハ20の裏面20b側から、エピタキシー基板201に対しては透過性を有し、バッファー層BFに対しては吸収性を有する波長(例えば、1030nm)のレーザー光線LB2が、上記した電極連結工程によって電極が第一のディスプレー基板10Aの電極124aに連結された赤色LED21の裏面に位置するバッファー層BFに向けて照射される(図6(d)を参照。)。これにより、バッファー層BFが破壊されて、エピタキシー基板201と、赤色LED21との境界面にガス層が形成され、該赤色LED21がエピタキシー基板201から剥離され、赤色LED21が赤色LED20と完全に分離され、第一のディスプレー基板10A側に固定された状態となる。なお、該レーザー光線LB2のスポット径は適宜調整が可能であり、例えば、該赤色LED21のバッファー層BFが形成された裏面側の略全面を覆うスポット径(例えば、8〜9μm)であれば1回のパルスレーザー光線によって剥離させることが可能であり、また、それよりも小さいスポット径(例えば、4μm)のパルスレーザー光線であれば、赤色LED21の裏面にあるバッファー層BFの全面を破壊するようにfθレンズに入射されるレーザー光線の入射位置を変えて、4回程度のパルスレーザー光線LB2を照射するによって、赤色LED21を赤色ウエーハ220から剥離することができる。このようなレーザー光線LB2の照射を、第一のディスプレー基板10A側の電極124aに対して連結された全ての赤色LED21に対して実施し、ウエーハ保持リング52を上昇させ(図6(e)を参照。)、該LED配設工程が完了し、第一のディスプレー基板10Aの一部(11a)を拡大して示す図7に示されているように、第一のディスプレー基板10A上の各電極124aに赤色LED21が配設された状態となる。上記した第一のディスプレー基板10Aに対して赤色LED21を配設するための電極連結工程、及びLED配設工程を「第1のステップ」とする。
上述した実施形態では、電極連結工程において使用したレーザー光線LB1は、第一のディスプレー基板10Aの裏面側(図中下方側)から、バッファー層LED配設工程において使用したレーザー光線LB2は、赤色LEDウエーハ20の裏面側(図中上方側)から照射するものとした。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、枠体45内に配設したレーザー光線照射手段44を使用して、電極連結工程においても上方側から赤色LEDウエーハ20の上方側からレーザー光線LB1を照射することもできる。その場合には、レーザー光線発振器により発振されるレーザー光線をLB1、LB2とで切り替えることができる構成とし、使用されるレーザー光線LB1の波長は、赤色LEDウエーハ20のエピタキシー基板201に対して透過性を有し、電極を溶融させることができる波長が選択される。同様に、支柱62内に配置したレーザー光線照射手段を用いて、レーザー光線LB1、LB2のいずれをも照射できる構成とし、保持フレーム64の下方から電極連結工程、LED配設工程を実施するようにしてもよい。これは、以下に説明する第2のステップ以降においても同様であり、レーザー光線が照射される方向については、特に限定されるものではない。ただし、LEDへの影響を考慮すると、電極連結工程を実施する場合のレーザー光線は、保持フレーム64に保持されたディスプレー基板の下方側から照射するようにすることが好ましく、バッファー層BFを破壊するためのレーザー光線は、LEDウエーハの上方側から照射することが好ましい。
該第1のステップが実施されたならば、レーザー加工装置40における保持テーブル63を、移動手段43を作動することにより、図中手前側の基板搭載領域に移動させた状態とする。保持テーブル63を図1で示す位置に移動させたならば、保持フレーム64に作用している吸引手段を停止し、第1のステップで使用した第一のディスプレー基板10Aを取り外し、該保持フレーム64の段差部64a上に、LEDが何も配設されていない第二のディスプレー基板10Bの電極124が形成された側を上方にして載置し、吸引孔64bに吸引力を作用させて吸引保持する。第二のディスプレー基板10Bを保持フレーム64に吸引保持したならば、保持フレーム64上に吸引保持した第二のディスプレー基板10Bを、上記した撮像手段48を用いて撮像し、レーザー光線照射手段44の集光器44aと、第二のディスプレー基板10Bの加工位置との位置合わせを行うアライメントを実行する。
該アライメントを実行して両者の位置合わせが完了したならば、図示しない制御手段の指令によりウエーハ保持リング52を上方に移動してさらに図2(c)に矢印54aで示す方向に回転させることで、LEDウエーハ保持手段50を図2(b)で示す状態とし、該ウエーハ保持リング52に作用している吸引手段を停止して第1のステップで保持されていた赤色LEDウエーハ20を取り出し、緑色LEDウエーハ22をウエーハ保持リング52の段差部52aに載置する。なお、上述したように、緑色LEDウエーハ22をウエーハ保持リング52に保持する際には、上述したように緑色LEDウエーハ22のオリエンテーションフラットOFを、ウエーハ保持リング52の直線部52cに位置付けて載置することによりウエーハ保持リング52に対して所望の方向に正確に位置付けることができる。
該段差部52aに緑色LEDウエーハ22を載置したならば、図示しない吸引手段を作動させて緑色LEDウエーハ22を吸引保持状態とする。緑色LEDウエーハ22をウエーハ保持リング52に吸引保持したならば、保持基体56の駆動手段を作動させてウエーハ保持リング52を図2(c)に示すように図中矢印54aの方向に180°回転させて緑色LEDウエーハ22の裏面22b側を上方に露出させ、緑色LED23が形成された表面22aが下方を向くように方向を転換する。緑色LEDウエーハ22をこのように回転させたならば、該アライメントを実行したことによって得た位置情報に基づき、移動手段43を作動して、保持フレーム64に保持された第二のディスプレー基板10Bを集光器44a、及びウエーハ保持リング52の直下に位置付ける。そして、第二のディスプレー基板10Bがウエーハ保持リング52の直下に移動させられたならば、第二のディスプレー基板10Bの高さ位置よりも所定量高い位置に移動させられているウエーハ保持リング52を下降させる。このとき、緑色LEDウエーハ22と第二のディスプレー基板10Bとを列方向の側方から見た位置関係を具体的に示す図8(a)から理解されるように、緑色LEDウエーハ22を第二のディスプレー基板10Bの表面10Baに向けて下降させることにより、緑色LEDウエーハ20の緑色LED23側の電極が、第二のディスプレー基板10Bの表面10Baにおいて対応する電極124bと対面し当接した状態に位置付けられる(LEDウエーハ位置付け工程)。
該LEDウエーハ位置付け工程により、第二のディスプレー基板10Bの電極124bに、緑色LEDウエーハ22の緑色LED23が位置付けられて、緑色LED23側のアノード電極、カソード電極が第二のディスプレー基板10Bの2つの電極124bに当接させられたならば、上記第1のステップと同様に電極連結工程が実施される(図8(c)を参照。)。なお、上記第1のステップに対し、電極が連結されるLEDが緑色LED23であること、緑色LED23の電極が連結される第二のディスプレー基板10B側の電極が電極124bであること以外は第1のステップの電極連結工程と同様であるため、具体的な説明については省略する。このようにして、第二のディスプレー基板10Bの列方向、行方向に複数並ぶ全ての電極124bに対応する緑色LED23に対してレーザー光線LB1を照射し、緑色LED23の電極が第二のディスプレー基板10Bの全ての電極124bに連結される(電極連結工程)。
該電極連結工程が完了したならば、図8(d)に示すように、緑色LEDウエーハ22のエピタキシー基板221に対しては透過性を有し、バッファー層BFに対して吸収性を有する波長のレーザー光線LB2を第二のディスプレー基板10Bに位置付けられた緑色LED23のバッファー層BFに照射してバッファー層BFを破壊し、該緑色LED23をエピタキシー基板221から剥離して第二のディスプレー基板10Bに配設するLED配設工程を実施する。なお、該LED配設工程についても、対象となるLEDが緑色LED23であること以外は、第1のステップと同様であるため具体的な説明については省略する。このようなレーザー光線LB2の照射を、電極124bに対して電極が連結された全ての緑色LED23に対して実施したならば、ウエーハ保持リング52を上昇させる(図8(e)を参照。)。これにより、該LED配設工程が完了し、第二のディスプレー基板10B上の各電極124bに緑色LED23が配設された状態となる。上記した第二のディスプレー基板10Bに対して緑色LED23を配設するための電極連結工程、及びLED配設工程を「第2のステップ」とする。
該第2のステップが実施されたならば、レーザー加工装置40における保持テーブル63を、移動手段43を作動することにより、図中手前側の基板搭載領域に移動させた状態とする。保持テーブル63を図1で示す位置に移動させたならば、保持フレーム64に作用している吸引手段を停止し、緑色LED23が配設された第二のディスプレー基板10Bを取り出し、該保持フレーム64の段差部64a上に、LEDが何も配設されていない第三のディスプレー基板10Cの電極124が形成された側を上方にして載置し、図示しない吸引手段を作動させて、吸引孔64bに吸引力を作用させて吸引保持する。第三のディスプレー基板10Cを保持フレーム64に吸引保持したならば、保持フレーム64上に吸引保持した第三のディスプレー基板10Cを、上記した撮像手段48を用いて撮像し、レーザー光線照射手段44の集光器44aと、第三のディスプレー基板10Cの加工位置との位置合わせを行うアライメントを実行する。
ここで、本ステップでは、第2のステップで保持リング52に保持された緑色LEDウエーハ22をそのまま用いるため、図8(e)で示す状態に維持されている。つまり、緑色LEDウエーハ22の裏面22b側が上方に露出され、緑色LED23が形成された表面22aが下方を向いた状態で維持されている。この状態で、該アライメントを実行したことによって得た位置情報に基づき、移動手段43を作動して、保持フレーム64に保持された第三のディスプレー基板10Cを集光器44a、及びウエーハ保持リング52の直下に位置付ける。そして、第三のディスプレー基板10Cがウエーハ保持リング52の直下に移動させられたならば、第三のディスプレー基板10Cの高さ位置よりも所定量高い位置に維持されているウエーハ保持リング52を下降させる(図9(a)、(b)を参照)。このときの緑色LEDウエーハ22と第三のディスプレー基板10Cとを列方向の側方から見た位置関係を具体的に示す図9(a)から理解されるように、緑色LEDウエーハ22の緑色LED23は、6つおきに第二のディスプレー基板10Bに対して既に配設した後であり、第三のディスプレー基板10Cの表面10Caに向けて下降させることによって、緑色LEDウエーハ22に残っている緑色LED23のうち図中最も左側の緑色LED23の電極が、第三のディスプレー基板10Cの表面10Baにおいて対応する最も左側の電極124bと対面し当接した状態に位置付けられる(LEDウエーハ位置付け工程)。
該LEDウエーハ位置付け工程により、第三のディスプレー基板10Cの電極124bに、緑色LEDウエーハ22の緑色LED23が位置付けられて、緑色LED23側のアノード電極、カソード電極が第三のディスプレー基板10Cの2つの電極124bに当接させられたならば、第2のステップと同様に電極連結工程が実施される(図9(c)を参照。)。なお、上記第2のステップに対し、電極が連結される緑色LED23の位置が異なること以外は第2のステップの電極連結工程と同様であるため、具体的な説明については省略する。このようにして、第三のディスプレー基板10Cの列方向、行方向に複数並ぶ全ての電極124bに対応する緑色LED23に対してレーザー光線LB1を照射し、緑色LED23の電極が第三のディスプレー基板10Cの全ての電極124bに連結される(電極連結工程)。
該電極連結工程が完了したならば、図9(d)に示すように、緑色LEDウエーハ22のエピタキシー基板221に対しては透過性を有し、バッファー層BFに対して吸収性を有する波長のレーザー光線LB2を第二のディスプレー基板10Bに位置付けられた緑色LED23のバッファー層BFに照射してバッファー層BFを破壊し該緑色LED23をエピタキシー基板221から剥離して第三のディスプレー基板10Cに配設するLED配設工程が実施される。なお、該LED配設工程についても、対象となる緑色LED23の位置が異なること以外は、第2のステップと同様であるため具体的な説明については省略する。このようなレーザー光線LB2の照射を、第三のディスプレー基板10C側の電極124bに対して電極が連結された全ての緑色LED23に対して実施したならば、ウエーハ保持リング52を上昇させる(図9(e)を参照。)。これにより、該LED配設工程が完了し、第三のディスプレー基板10C上の各電極124bに緑色LED23が配設された状態となる。上記した第三のディスプレー基板10Cに対して緑色LED23を配設するための上記電極連結工程、及びLED配設工程を「第3のステップ」とする。なお、この時点では、上記した第2のステップにより得られる第二のディスプレー基板10Bと、本第3のステップにより得られる第三のディスプレー基板10Cは、全く同一の構成となっている。
該第3のステップが実施されたならば、レーザー加工装置40における保持テーブル63を、移動手段43を作動することにより、図1の手前側の基板搭載領域に移動させた状態とする。保持テーブル63を図1で示す位置に移動させたならば、保持フレーム64に作用している吸引手段を停止し、第三のディスプレー基板10Cを取り外し、該保持フレーム64の段差部64a上に、LEDが何も配設されていない第四のディスプレー基板10Dの電極124が形成された側を上方にして載置し、図示しない吸引手段を作動させて、吸引孔64bに吸引力を作用させて吸引保持する。第四のディスプレー基板10Dを保持フレーム64に吸引保持したならば、保持フレーム64上に吸引保持した第四のディスプレー基板10Dを、上記した撮像手段48を用いて撮像し、レーザー光線照射手段44の集光器44aと、第四のディスプレー基板10Dの加工位置との位置合わせを行うアライメントを実行する。
該アライメントを実行して両者の位置合わせが完了したならば、図示しない制御手段の指令によりウエーハ保持リング52を上方に移動してさらに図2(c)に矢印54aで示す方向に回転させることで、LEDウエーハ保持手段50を図2(b)で示す状態とし、該ウエーハ保持リング52に作用している吸引手段を停止して第3のステップを実行している際に保持されていた緑色LEDウエーハ22を取り出し、青色LEDウエーハ24を載置する。
該段差部52aに青色LEDウエーハ24を載置したならば、図示しない吸引手段を作動させて吸引孔52bから吸引し青色LEDウエーハ24を吸引保持する。青色LEDウエーハ24をウエーハ保持リング52に吸引保持したならば、保持基体56の駆動手段を作動させてウエーハ保持リング52を図2(c)に示すように図中矢印54aの方向に180°回転させて青色LEDウエーハ24の裏面24b側を上方に露出させ、青色LED24が形成された表面24aが下方を向くように方向を転換する。青色LEDウエーハ24をこのように回転させたならば、該アライメントを実行したことによって得た位置情報に基づき、移動手段43を作動して、保持フレーム64に保持された第四のディスプレー基板10Dを集光器44a、及びウエーハ保持リング52の直下に位置付ける。そして、第四のディスプレー基板10Dがウエーハ保持リング52の直下に移動させられたならば、第四のディスプレー基板10Dの高さ位置よりも所定量高い位置に移動させられているウエーハ保持リング52を下降させる。このとき、青色LEDウエーハ24と第四のディスプレー基板10Dとを列方向の側方から見た位置関係を具体的に示す図10(a)、(b)から理解されるように、青色LEDウエーハ24を第四のディスプレー基板10Dの表面10Daに向けて下降させることにより、青色LEDウエーハ24の各青色LED25側の電極が、第四のディスプレー基板10Dの表面10Daにおいて対応する電極124cと対面し当接した状態に位置付けられる(LEDウエーハ位置付け工程)。
該LEDウエーハ位置付け工程により、第四のディスプレー基板10Dの電極124cに、青色LEDウエーハ24の青色LED25が位置付けられて、青色LED25側のアノード電極、カソード電極が第四のディスプレー基板10Dの2つの電極124cに当接させられたならば、上記の各ステップと同様に電極連結工程が実施される(図10(c)を参照。)。なお、上記の各ステップに対しては、電極が連結されるLEDが青色LED25であること、青色LED25の電極が連結される第四のディスプレー基板10D側の電極が電極124cであること以外は上記各ステップの電極連結工程と同様であるため、具体的な説明については省略する。このようにして、第四のディスプレー基板10Dの列方向、行方向に複数並ぶ全ての電極124cに対応する青色LED25に対してレーザー光線LB1を照射し、青色LED25の電極が第四のディスプレー基板10Dの全ての電極124cに連結される(電極連結工程)。
該電極連結工程が完了したならば、図10(d)に示すように、青色LEDウエーハ24のエピタキシー基板241に対しては透過性を有し、バッファー層BFに対して吸収性を有する波長のレーザー光線LB2を第四のディスプレー基板10Dに位置付けられた青色LED25のバッファー層BFに照射してバッファー層BFを破壊し該青色LED25をエピタキシー基板241から剥離して第四のディスプレー基板10Dに配設するLED配設工程が実施される。なお、該LED配設工程についても、対象となるLEDが青色LED25であること以外は、上記の各ステップと同様であるため具体的な説明については省略する。このようなレーザー光線LB2の照射を、第四のディスプレー基板10D側の電極124cに対して電極が連結された全ての青色LED25に対して実施したならば、ウエーハ保持リング52を上昇させる(図10(e)を参照。)。これにより、該LED配設工程が完了し、第四のディスプレー基板10D上の全ての電極124cに青色LED25が配設された状態となる。上記した第四のディスプレー基板10Dに対して青色LED25を配設するための電極連結工程、及びLED配設工程を「第4のステップ」とする。
該第4のステップが実施されたならば、レーザー加工装置40における保持テーブル63を、移動手段43を作動することにより、図1の手前側の基板搭載領域に移動させた状態とする。保持テーブル63を図1で示す位置に移動させたならば、保持フレーム64に作用している吸引手段を停止し、第四のディスプレー基板10Dを取り外し、該保持フレーム64の段差部64a上に、第1のステップによって赤色LED21が配設された第一のディスプレー基板10Aを載置し、図示しない吸引手段を作動させて、吸引孔64bに吸引力を作用させて吸引保持する。第一のディスプレー基板10Aを保持フレーム64に吸引保持したならば、保持フレーム64上に吸引保持した第一のディスプレー基板10Aを、上記した撮像手段48を用いて撮像し、レーザー光線照射手段44の集光器44aと、第一のディスプレー基板10Aの加工位置との位置合わせを行うアライメントを実行する。
該アライメントを実行して両者の位置合わせが完了したならば、図示しない制御手段の指令によりウエーハ保持リング52を上方に移動して、さらに図2(c)に矢印54aで示す方向に回転させることで、LEDウエーハ保持手段50を図2(b)で示す状態とし、該ウエーハ保持リング52に作用している吸引手段を停止して第4のステップを実行している際に保持されていた青色LEDウエーハ24を取り出し、第2、及び3のステップにおいて緑色LED23が移設された緑色LEDウエーハ22をウエーハ保持リング52の段差部52aに載置する。
該段差部52aに緑色LEDウエーハ22を載置したならば、図示しない吸引手段を作動させて吸引孔52bから吸引し緑色LEDウエーハ22を吸引保持状態とする。緑色LEDウエーハ22をウエーハ保持リング52に吸引保持したならば、保持基体56の駆動手段を作動させてウエーハ保持リング52を図2(c)に示すように図中矢印54aの方向に180°回転させて緑色LEDウエーハ22の裏面22b側を上方に露出させ、緑色LED22が形成された表面22aが下方を向くように方向を転換する。緑色LEDウエーハ22をこのように回転させたならば、該アライメントを実行したことによって得た位置情報に基づき、移動手段43を作動して、保持フレーム64に保持された第一のディスプレー基板10Aを集光器44a、及びウエーハ保持リング52の直下に位置付ける。そして、第一のディスプレー基板10Aがウエーハ保持リング52の直下に移動させられたならば、第一のディスプレー基板10Aの高さ位置よりも所定量高い位置に移動させられているウエーハ保持リング52を下降させる。このとき、緑色LEDウエーハ22と第一のディスプレー基板10Aとを列方向の側方から見た位置関係を具体的に示す図11(a)及び(b)から理解されるように、緑色LEDウエーハ22は、左から2列の緑色LED23、及びそこから列方向でみて4列置きに2列の緑色LED23が既に上記ディスプレー基板に移設されている。そこで、残っている4列の緑色LED23のうち左側の緑色LED23の電極が、第一のディスプレー基板10Aの表面10Aaの電極124bに当接するように位置付けて下降させることにより、緑色LEDウエーハ22の緑色LED23側の電極が、第一のディスプレー基板10Aの表面10Aaにおいて対応する電極124bと対面し当接した状態に位置付けられる(LEDウエーハ位置付け工程)。
該LEDウエーハ位置付け工程により、第一のディスプレー基板10Aの電極124bに、緑色LEDウエーハ22の緑色LED23が位置付けられて、緑色LED23側のアノード電極、カソード電極が第一のディスプレー基板10Aの2つの電極124bに当接させられたならば、上記の各ステップと同様に電極連結工程が実施される(図11(c)を参照。)。なお電極連結工程の具体的手順は、上記各ステップの電極連結工程と同様であるため、具体的な説明については省略する。このようにして、第一のディスプレー基板10Aの列方向、行方向に複数並ぶ全ての電極124bに対応する緑色LED23に対してレーザー光線LB1を照射し、緑色LED23の電極が第一のディスプレー基板10Aの全ての電極124bに連結される(電極連結工程)。
該電極連結工程が完了したならば、図11(d)に示すように、緑色LEDウエーハ23のエピタキシー基板221に対しては透過性を有し、バッファー層BFに対して吸収性を有する波長のレーザー光線LB2を第一のディスプレー基板10Aに位置付けられた緑色LED23のバッファー層BFに照射してバッファー層BFを破壊し該緑色LED23をエピタキシー基板221から剥離して第一のディスプレー基板10Aに配設するLED配設工程が実施される。なお、該LED配設工程についても、上記の各ステップと同様であるため具体的な説明については省略する。このようなレーザー光線LB2の照射を、第一のディスプレー基板10A側の電極124bに対して電極が連結された全ての緑色LED23に対して実施したならば、ウエーハ保持リング52を上昇させる(図11(e)を参照。)。これにより、該LED配設工程が完了し、第一のディスプレー基板10A上の全ての電極124bに緑色LED23が配設され、その結果、第一のディスプレー基板10Aには、赤色LED21、及び緑色LED23が配設された状態となる。上記した第一のディスプレー基板10Aに対して緑色LED23を配設するための上記電極連結工程、及びLED配設工程を「第5のステップ」とする。
該第5のステップが実施されたならば、レーザー加工装置40における保持テーブル63を、移動手段43を作動することにより、図1の手前側の基板搭載領域に移動させた状態とする。保持テーブル63を図1で示す位置に移動させたならば、保持フレーム64に作用している吸引手段を停止し、第一のディスプレー基板10Aを取り外す。ここで、次に該保持フレーム64の段差部64a上に搭載されるディスプレー基板は、上記した第2のステップ、又は第3のステップによって緑色LED23が配設された第二のディスプレー基板10B、又は第三のディスプレー基板10Cのいずれか一方から選択し、その一方のディスプレー基板を載置する。上記したように、第2のステップ、及び第3のステップによって得られる第二、第三のディスプレー基板10B、10Cは、同一の構成を備えているため、いずれを選んでも変わりはない。よって、本実施形態では、第二のディスプレー基板10Bを「一方のディスプレー基板」として選択し、保持フレーム64に載置し、吸引手段を作動させて、吸引孔64bに吸引力を作用させて吸引保持する。第二のディスプレー基板10Bを保持フレーム64に吸引保持したならば、保持フレーム64上に吸引保持した第二のディスプレー基板10Bを、上記した撮像手段48を用いて撮像し、レーザー光線照射手段44の集光器44aと、第二のディスプレー基板10Bの加工位置との位置合わせを行うアライメントを実行する。
該アライメントを実行して両者の位置合わせが完了したならば、図示しない制御手段の指令によりウエーハ保持リング52を上方に移動してさらに図2(c)に矢印54aで示す方向に回転させることで、LEDウエーハ保持手段50を図2(b)で示す状態とし、該ウエーハ保持リング52に作用している吸引手段を停止して第5のステップにおいて使用されていた緑色LEDウエーハ22を取り出し、第4のステップを実行している際に保持されていた青色LEDウエーハ24をウエーハ保持リング52の段差部52aに載置する。
該段差部52aに青色LEDウエーハ24を載置したならば、図示しない吸引手段を作動させて吸引孔52bから吸引し青色LEDウエーハ24を吸引保持状態とする。青色LEDウエーハ24をウエーハ保持リング52に吸引保持したならば、保持基体56の駆動手段を作動させてウエーハ保持リング52を図2(c)に示すように図中矢印54aの方向に180°回転させて青色LEDウエーハ24の裏面24b側を上方に露出させ、青色LED25が形成された表面24aが下方を向くように方向を転換する。青色LEDウエーハ24をこのように回転させたならば、該アライメントを実行したことによって得た位置情報に基づき、移動手段43を作動して、保持フレーム64に保持された第二のディスプレー基板10Bを集光器44a、及びウエーハ保持リング52の直下に位置付ける。そして、第二のディスプレー基板10Bがウエーハ保持リング52の直下に移動させられたならば、第二のディスプレー基板10Bの高さ位置よりも所定量高い位置に移動させられているウエーハ保持リング52を下降させる。このとき、青色LEDウエーハ24と第二のディスプレー基板10Bとを列方向の側方から見た位置関係を具体的に示す図12(a)、(c)から理解されるように、青色LEDウエーハ24の青色LED25は、第4のステップにおいて6つおきに第四のディスプレー基板10Dに対して既に配設した後であり、第二のディスプレー基板10Bの表面10Baに向けて下降させることによって、青色LEDウエーハ24に残っている青色LED25のうち図中最も左側の青色LED25の電極が、第二のディスプレー基板10Bの表面10Baにおいて対応する最も左側の電極124cと対面し当接した状態に位置付けられる(LEDウエーハ位置付け工程)。
該LEDウエーハ位置付け工程により、第二のディスプレー基板10Bの電極124cに、青色LEDウエーハ24の青色LED25が位置付けられて、青色LED25側のアノード電極、カソード電極が第二のディスプレー基板10Bの2つの電極124cに当接させられたならば、上記の各ステップと同様に電極連結工程が実施される(図12(c)を参照。)。なお電極連結工程の具体的手順は、上記各ステップの電極連結工程と同様であるため、具体的な説明については省略する。このようにして、第二のディスプレー基板10Bの列方向、行方向に複数並ぶ全ての電極124cに対応する青色LED25に対してレーザー光線LB1を照射し、青色LED25の電極が第二のディスプレー基板10Bの全ての電極124cに連結される(電極連結工程)。
該電極連結工程が完了したならば、図12(d)に示すように、青色LEDウエーハ24のエピタキシー基板241に対しては透過性を有し、バッファー層BFに対して吸収性を有する波長のレーザー光線LB2を第二のディスプレー基板10Bに位置付けられた青色LED25のバッファー層BFに照射してバッファー層BFを破壊し該青色LED25をエピタキシー基板241から剥離して第二のディスプレー基板10Bに配設するLED配設工程が実施される。なお、該LED配設工程についても、上記の各ステップと同様であるため具体的な説明については省略する。このようなレーザー光線LB2の照射を、第二のディスプレー基板10B側の電極124cに対して電極が連結された全ての青色LED25に対して実施したならば、ウエーハ保持リング52を上昇させる(図12(e)を参照。)。これにより、該LED配設工程が完了し、第二のディスプレー基板10B上の全ての電極124cに青色LED25が配設され、その結果、第二のディスプレー基板10Bには、緑色LED23、及び青色LED25が配設された状態となる。上記した第二のディスプレー基板10Bに対して青色LED25を配設するための上記電極連結工程、及びLED配設工程を「第6のステップ」とする。
該第6のステップが実施されたならば、レーザー加工装置40における保持テーブル63を、移動手段43を作動することにより、図1の手前側の基板搭載領域に移動させた状態とする。保持テーブル63を図1で示す位置に移動させたならば、保持フレーム64に作用している吸引手段を停止し、載置されている第二のディスプレー基板10Aを取り外す。ここで、次に該保持フレーム64の段差部64a上に搭載されるディスプレー基板は、上記した第6のステップにおいて、第二のディスプレー基板10B、第三のディスプレー基板10Cのうち選択されなかった第三のディスプレー基板10Cを「他方のディスプレー基板」として選択し、該第三のディスプレー基板10Cを載置する。第三のディスプレー基板10Cを保持フレーム64に載置したならば、吸引手段を作動させて、吸引孔64bに吸引力を作用させて吸引保持する。なお、上記した第6のステップにおいて、第二のディスプレー基板10Bではなく、第三のディスプレー基板10Cが選択されていた場合は、本ステップにおいて、第二のディスプレー基板10Bが他方のディスプレー基板として選択される。
第三のディスプレー基板10Cを保持フレーム64に吸引保持したならば、保持フレーム64上に吸引保持した第三のディスプレー基板10Bを、上記した撮像手段48を用いて撮像し、レーザー光線照射手段44の集光器44aと、第二のディスプレー基板10Bの加工位置との位置合わせを行うアライメントを実行する。
該アライメントを実行して両者の位置合わせが完了したならば、図示しない制御手段の指令によりウエーハ保持リング52を上方に移動してさらに図2(c)に矢印54aで示す方向に回転させることで、LEDウエーハ保持手段50を図2(b)で示す状態とし、該ウエーハ保持リング52に作用している吸引手段を停止して第6のステップにおいて使用されていた青色LEDウエーハ24を取り出し、第1のステップを実行している際に保持されていた赤色LEDウエーハ20をウエーハ保持リング52の段差部52aに載置する。
該段差部52aに赤色LEDウエーハ20を載置したならば、図示しない吸引手段を作動させて吸引孔52bから吸引し赤色LEDウエーハ20を吸引保持状態とする。赤色LEDウエーハ20をウエーハ保持リング52に吸引保持したならば、保持基体56の駆動手段を作動させてウエーハ保持リング52を図2(c)に示すように図中矢印54aの方向に180°回転させて赤色LEDウエーハ20の裏面20b側を上方に露出させ、赤色LED21が形成された表面20aが下方を向くように方向を転換する。赤色LEDウエーハ20をこのように回転させたならば、該アライメントを実行したことによって得た位置情報に基づき、移動手段43を作動して、保持フレーム64に保持された第三のディスプレー基板10Cを集光器44a、及びウエーハ保持リング52の直下に位置付ける。そして、第三のディスプレー基板10Cがウエーハ保持リング52の直下に移動させられたならば、第三のディスプレー基板10Cの高さ位置よりも所定量高い位置に移動させられているウエーハ保持リング52を下降させる。このとき、赤色LEDウエーハ20と第三のディスプレー基板10Cとを列方向の側方から見た位置関係を具体的に示す図13(a)から理解されるように、赤色LEDウエーハ20の赤色LED21は、第1のステップにおいて6つおきに第一のディスプレー基板10Aに対して既に配設した後である。すなわち、赤色LEDウエーハ20上には、1列を飛ばして、5列ずつ赤色LED21が残っている。ここで、第三のディスプレー基板10Cの表面10Baには、既に電極124bに対応して緑色LED23が配設されているため、赤色LEDウエーハ20の最も左側の赤色LED21は、第三のディスプレー基板10Cの最も左側の電極124aに位置付けることはできない。そこで、赤色LEDウエーハ20に残っている最も左側の5列の赤色LED21のうち右側の赤色LED21を、図13(a)に示すように、第三のディスプレー基板10Cの最も左側の電極124aに位置付ける。このような状態でウエーハ保持リング52を下降させることによって、赤色LEDウエーハ20に残っている赤色LED21が、第三のディスプレー基板10Cに既に配設されている緑色LED23と重ならず表面10Aaにおいて対応する各電極124aと対面し当接した状態に位置付けられる(LEDウエーハ位置付け工程)。
該LEDウエーハ位置付け工程により、第三のディスプレー基板10Cの電極124aに、赤色LEDウエーハ20の赤色LED21が位置付けられて、赤色LED21側のアノード電極、カソード電極が第三のディスプレー基板10Cの2つの電極124aに当接させられたならば、上記の各ステップと同様に電極連結工程が実施される(図13(c)を参照。)。なお電極連結工程の具体的手順は、上記各ステップの電極連結工程と同様であるため、具体的な説明については省略する。このようにして、第三のディスプレー基板10Cの列方向、行方向に複数並ぶ全ての電極124aに対応する赤色LED21に対してレーザー光線LB1を照射し、赤色LED21の電極が第三のディスプレー基板10Cの全ての電極124aに連結される(電極連結工程)。
該電極連結工程が完了したならば、図13(d)に示すように、赤色LEDウエーハ20のエピタキシー基板201に対しては透過性を有し、バッファー層BFに対して吸収性を有する波長のレーザー光線LB2を第三のディスプレー基板10Cに位置付けられた赤色LED21のバッファー層BFに照射してバッファー層BFを破壊し赤色LED21をエピタキシー基板201から剥離して第三のディスプレー基板10Cに配設するLED配設工程が実施される。なお、該LED配設工程についても、上記の各ステップと同様であるため具体的な説明については省略する。このようなレーザー光線LB2の照射を、第三のディスプレー基板10C側の電極124aに対して電極が連結された全ての赤色LED21に対して実施したならば、ウエーハ保持リング52を上昇させる(図13(e)を参照。)。これにより、該LED配設工程が完了し、第三のディスプレー基板10C上の全ての電極124aに赤色LED21が配設され、その結果、第三のディスプレー基板10Cには、赤色LED21及び緑色LED23が配設された状態となる。上記した第三のディスプレー基板10Cに対して赤色LED21を配設するための電極連結工程、及びLED配設工程を「第7のステップ」とする。
該第7のステップが実施されたならば、レーザー加工装置40における保持テーブル63を、移動手段43を作動することにより、図1の手前側の基板搭載領域に移動させた状態とする。保持テーブル63を図1で示す位置に移動させたならば、保持フレーム64に作用している吸引手段を停止し、載置されている第三のディスプレー基板10Cを取り外す。第三のディスプレー基板10Cを取り外したならば、第4のステップにて使用された第四のディスプレー基板10Dを載置する。上記したように、第四のディスプレー基板10Dの電極124cには、既に青色LED25が配設されている。第四のディスプレー基板10Dを保持フレーム64に載置し、吸引手段を作動させて、吸引孔64bに吸引力を作用させて吸引保持する。
第四のディスプレー基板10Dを保持フレーム64に吸引保持したならば、保持フレーム64上に吸引保持した第四のディスプレー基板10Dを、上記した撮像手段48を用いて撮像し、レーザー光線照射手段44の集光器44aと、第四のディスプレー基板10Dの加工位置との位置合わせを行うアライメントを実行する。
該アライメントを実行して両者の位置合わせが完了したならば、図示しない制御手段の指令によりウエーハ保持リング52を上方に移動してさらに図2(c)に矢印54aで示す方向に回転させることで、LEDウエーハ保持手段50を図2(b)で示す状態とし、該ウエーハ保持リング52に作用している吸引手段を停止して第7のステップにおいて使用されていた赤色LEDウエーハ21を取り出し、第5のステップにて使用された緑色LEDウエーハ22をウエーハ保持リング52の段差部52aに載置する。
該段差部52aに緑色LEDウエーハ22を載置したならば、図示しない吸引手段を作動させて吸引孔52bから吸引し緑色LEDウエーハ22を吸引保持状態とする。緑色LEDウエーハ22をウエーハ保持リング52に吸引保持したならば、保持基体56の駆動手段を作動させてウエーハ保持リング52を図2(c)に示すように図中矢印54aの方向に180°回転させて緑色LEDウエーハ22の裏面22b側を上方に露出させ、緑色LED23が形成された表面22aが下方を向くように方向を転換する。緑色LEDウエーハ22をこのように回転させたならば、該アライメントを実行したことによって得た位置情報に基づき、移動手段43を作動して、保持フレーム64に保持された第四のディスプレー基板10Dを集光器44a、及びウエーハ保持リング52の直下に位置付ける。そして、第四のディスプレー基板10Dがウエーハ保持リング52の直下に移動させられたならば、第四のディスプレー基板10Dの高さ位置よりも所定量高い位置に移動させられているウエーハ保持リング52を下降させる。このとき、緑色LEDウエーハ22と第四のディスプレー基板10Dとを列方向の側方から見た位置関係を具体的に示す図14(a)から理解されるように、緑色LEDウエーハ22の緑色LED23は、第2、3、5のステップにおいて第一〜三のディスプレー基板10A〜10Cに対して既に配設した後である。すなわち、緑色LEDウエーハ22上には、3列を飛ばして、3列ずつ緑色LED23が残っている。ここで、第四のディスプレー基板10Dの表面10Daには、既に電極124cに対応して青色LED25が配設されているため、該3列に並んだ緑色LEDウエーハ23の最も左側の緑色LED23を、第四のディスプレー基板10Dの最も左側の電極124bにそのまま位置付けることはできない。そこで、緑色LEDウエーハ22に残っている最も左側の3列の緑色LED23のうち右側の緑色LED23を、図14(a)に示すように、第四のディスプレー基板10Dの最も左側の電極124bの上方に位置付ける。このような状態でウエーハ保持リング52を下降させる(図14(b)を参照。)ことによって、緑色LEDウエーハ22に残っている緑色LED23を、第四のディスプレー基板10Dの表面10Daにおいて対応する各電極124bと対面し当接した状態に位置付けることができる(LEDウエーハ位置付け工程)。
該LEDウエーハ位置付け工程により、第四のディスプレー基板10Dの電極124bに、緑色LEDウエーハ22の緑色LED23が位置付けられて、緑色LED23側のアノード電極、カソード電極が第四のディスプレー基板10Dの2つの電極124bに当接させられたならば、上記の各ステップと同様に電極連結工程が実施される(図14(c)を参照。)。なお電極連結工程の具体的手順は、上記各ステップの電極連結工程と同様であるため、具体的な説明については省略する。このようにして、第四のディスプレー基板10Dの列方向、行方向に複数並ぶ全ての電極124bに対応する緑色LED23に対してレーザー光線LB1を照射し、緑色LED23の電極が第四のディスプレー基板10Dの全ての電極124bに連結される(電極連結工程)。
該電極連結工程が完了したならば、図14(d)に示すように、緑色LEDウエーハ22のエピタキシー基板221に対しては透過性を有し、バッファー層BFに対して吸収性を有する波長のレーザー光線LB2を第四のディスプレー基板10Dに位置付けられた緑色LED23のバッファー層BFに照射してバッファー層BFを破壊し緑色LED23をエピタキシー基板221から剥離して第四のディスプレー基板10Dに配設するLED配設工程が実施される。なお、該LED配設工程についても、上記の各ステップと同様であるため具体的な説明については省略する。このようなレーザー光線LB2の照射を、第四のディスプレー基板10D側の電極124bに対して電極が連結された全ての緑色LED23に対して実施したならば、ウエーハ保持リング52を上昇させる(図14(e)を参照。)。これにより、該LED配設工程が完了し、第四のディスプレー基板10D上の全ての電極124bに緑色LED23が配設され、その結果、第四のディスプレー基板10Dには、緑色LED23及び青色LED25が配設された状態となる。上記した第四のディスプレー基板10Dに対して緑色LED23を配設するための電極連結工程、及びLED配設工程を「第8のステップ」とする。
該第8のステップが実施されたならば、レーザー加工装置40における保持テーブル63を、移動手段43を作動することにより、図1の手前側の基板搭載領域に移動させた状態とする。保持テーブル63を図1で示す位置に移動させたならば、保持フレーム64に作用している吸引手段を停止し、載置されている第四のディスプレー基板10Dを取り外す。第四のディスプレー基板10Dを取り外したならば、第5のステップにて使用された第一のディスプレー基板10Aを載置する。上記したように、第一のディスプレー基板10Aの電極124a、124bには、既に赤色LED21、緑色LED23が配設されている。第一のディスプレー基板10Aを保持フレーム64に載置し、吸引手段を作動させて、吸引孔64bに吸引力を作用させて吸引保持する。
第一のディスプレー基板10Aを保持フレーム64に吸引保持したならば、保持フレーム64上に吸引保持した第一のディスプレー基板10Aを、上記した撮像手段48を用いて撮像し、レーザー光線照射手段44の集光器44aと、第一のディスプレー基板10Aの加工位置との位置合わせを行うアライメントを実行する。
該アライメントを実行して両者の位置合わせが完了したならば、図示しない制御手段の指令によりウエーハ保持リング52を上方に移動してさらに図2(c)に矢印54aで示す方向に回転させることで、LEDウエーハ保持手段50を図2(b)で示す状態とし、該ウエーハ保持リング52に作用している吸引手段を停止して第8のステップにおいて使用されていた緑色LEDウエーハ22を取り出し、第6のステップで使用された青色LEDウエーハ24をウエーハ保持リング52の段差部52aに載置する。
該段差部52aに青色LEDウエーハ24を載置したならば、図示しない吸引手段を作動させて吸引孔52bから吸引し青色LEDウエーハ24を吸引保持状態とする。青色LEDウエーハ24をウエーハ保持リング52に吸引保持したならば、保持基体56の駆動手段を作動させてウエーハ保持リング52を図2(c)に示すように図中矢印54aの方向に180°回転させて青色LEDウエーハ24の裏面24b側を上方に露出させ、青色LED25が形成された表面24aが下方を向くように方向を転換する。青色LEDウエーハ24をこのように回転させたならば、該アライメントを実行したことによって得た位置情報に基づき、移動手段43を作動して、保持フレーム64に保持された第一のディスプレー基板10Aを集光器44a、及びウエーハ保持リング52の直下に位置付ける。そして、第一のディスプレー基板10Aがウエーハ保持リング52の直下に移動させられたならば、第一のディスプレー基板10Aの高さ位置よりも所定量高い位置に移動させられているウエーハ保持リング52を下降させる。このとき、青色LEDウエーハ24と第一のディスプレー基板10Aとを列方向の側方から見た位置関係を具体的に示す図15(a)から理解されるように、青色LEDウエーハ24の青色LED25は、第4、6のステップにおいて第二、四のディスプレー基板10B、10Dに対して既に配設した後である。すなわち、青色LEDウエーハ24上には、2列を飛ばして、4列ずつ青色LED25が残っている。ここで、第一のディスプレー基板10Aの表面10Aaには、既に電極124a、124bに対応して赤色LED21、緑色LED23が配設されている。そこで、青色LEDウエーハ24に残っている最も左側の4列の青色LED25のうち左側の青色LED25を、図15(a)に示すように、第一のディスプレー基板10Aの最も左側の電極124cの上方に位置付ける。このような状態でウエーハ保持リング52を下降させることによって、青色LEDウエーハ24に残っている青色LED25が、第一のディスプレー基板10Aの表面10Aaにおいて対応する各電極124cと対面し当接した状態に位置付けることができる(LEDウエーハ位置付け工程)。
該LEDウエーハ位置付け工程により、第一のディスプレー基板10Aの電極124cに、青色LEDウエーハ24の青色LED25が位置付けられて、青色LED25側のアノード電極、カソード電極が第一のディスプレー基板10Aの2つの電極124cに当接させられたならば、上記の各ステップと同様に電極連結工程が実施される(図15(c)を参照。)。なお電極連結工程の具体的手順は、上記各ステップの電極連結工程と同様であるため、具体的な説明については省略する。このようにして、第一のディスプレー基板10Aの列方向、行方向に複数並ぶ全ての電極124cに対応する青色LED25に対してレーザー光線LB1を照射し、青色LED25の電極が第一のディスプレー基板10Aの全ての電極124cに連結される(電極連結工程)。
該電極連結工程が完了したならば、図15(d)に示すように、青色LEDウエーハ24のエピタキシー基板241に対しては透過性を有し、バッファー層BFに対して吸収性を有する波長のレーザー光線LB2を第一のディスプレー基板10Aに位置付けられた青色LED25のバッファー層BFに照射してバッファー層BFを破壊し青色LED25をエピタキシー基板241から剥離して第一のディスプレー基板10Aに配設するLED配設工程が実施される。なお、該LED配設工程についても、上記の各ステップと同様であるため具体的な説明については省略する。このようなレーザー光線LB2の照射を、第一のディスプレー基板10A側の電極124cに対して電極が連結された全ての青色LED25に対して実施したならば、ウエーハ保持リング52を上昇させる(図15(e)を参照。)。これにより、該LED配設工程が完了し、第一のディスプレー基板10A上の全ての電極124cに青色LED25が配設され、その結果、第一のディスプレー基板10Aには、赤色LED21、緑色LED23、及び青色LED25が配設された状態となる。すなわち、第一のディスプレー基板10Aの一部11aを拡大して示す図19から明らかなように、第一のディスプレー基板10Aの電極124a、124b、124cの全てに所定のLEDが配設され、第一のディスプレー基板10Aが三色のLED光源を有するディスプレーパネルとして完成した状態となる。上記した第一のディスプレー基板10Aに対して青色LED25を配設するための電極連結工程、及びLED配設工程を「第9のステップ」とする。
該第9のステップが実施されたならば、レーザー加工装置40における保持テーブル63を、移動手段43を作動することにより、図1の手前側の基板搭載領域に移動させた状態とする。保持テーブル63を図1で示す位置に移動させたならば、保持フレーム64に作用している吸引手段を停止し、載置されている第一のディスプレー基板10Aを取り外す。第一のディスプレー基板10Aを取り外したならば、第6のステップにて使用された第二のディスプレー基板10Bを載置する。上記したように、第二のディスプレー基板10Bの電極124b、124cには、既に緑色LED23、青色LED25が配設されている。第二のディスプレー基板10Bを保持フレーム64に載置し、吸引手段を作動させて、吸引孔64bに吸引力を作用させて吸引保持する。
第二のディスプレー基板10Bを保持フレーム64に吸引保持したならば、保持フレーム64上に吸引保持した第二のディスプレー基板10Bを、上記した撮像手段48を用いて撮像し、レーザー光線照射手段44の集光器44aと、第二のディスプレー基板10Bの加工位置との位置合わせを行うアライメントを実行する。
該アライメントを実行して両者の位置合わせが完了したならば、図示しない制御手段の指令によりウエーハ保持リング52を上方に移動してさらに図2(c)に矢印54aで示す方向に回転させることで、LEDウエーハ保持手段50を図2(b)で示す状態とし、該ウエーハ保持リング52に作用している吸引手段を停止して第9のステップにおいて使用されていた青色LEDウエーハ24を取り出し、第7のステップで使用された赤色LEDウエーハ20をウエーハ保持リング52の段差部52aに載置する。
該段差部52aに赤色LEDウエーハ20を載置したならば、図示しない吸引手段を作動させて吸引孔52bから吸引し赤色LEDウエーハ20を吸引保持状態とする。赤色LEDウエーハ20をウエーハ保持リング52に吸引保持したならば、保持基体56の駆動手段を作動させてウエーハ保持リング52を図2(c)に示すように図中矢印54aの方向に180°回転させて赤色LEDウエーハ20の裏面20b側を上方に露出させ、赤色LED21が形成された表面20aが下方を向くように方向を転換する。赤色LEDウエーハ20をこのように回転させたならば、該アライメントを実行したことによって得た位置情報に基づき、移動手段43を作動して、保持フレーム64に保持された第二のディスプレー基板10Bを集光器44a、及びウエーハ保持リング52の直下に位置付ける。そして、第二のディスプレー基板10Bがウエーハ保持リング52の直下に移動させられたならば、第二のディスプレー基板10Bの高さ位置よりも所定量高い位置に移動させられているウエーハ保持リング52を下降させる。このとき、赤色LEDウエーハ20と第二のディスプレー基板10Bとを列方向の側方から見た位置関係を具体的に示す図16(a)から理解されるように、赤色LEDウエーハ20の赤色LED21は、第1、7のステップにおいて第一、三のディスプレー基板10A、10Cに対して既に配設した後である。すなわち、赤色LEDウエーハ20上には、2列を飛ばして4列ずつ赤色LED21が残っている。ここで、第二のディスプレー基板10Bの表面10Baには、既に電極124b、124cに対応して緑色LED23、青色LED25が配設されているため、該4列に並んだ赤色LEDウエーハ20の最も左側の赤色LED21は、第二のディスプレー基板10Bの最も左側の電極124aに位置付けることはできない。そこで、赤色LEDウエーハ20に残っている最も左側の4列の赤色LED21のうち右側の赤色LED21を、図16(a)に示すように、第二のディスプレー基板10Bの最も左側の電極124aの上方に位置付ける。このような状態でウエーハ保持リング52を下降させることによって、赤色LEDウエーハ20に残っている赤色LED21が、第二のディスプレー基板10Bの表面10Baにおいて対応する各電極124aと対面し当接した状態に位置付けることができる(LEDウエーハ位置付け工程)。
該LEDウエーハ位置付け工程により、第二のディスプレー基板10Bの電極124aに、赤色LEDウエーハ20の赤色LED2が位置付けられて、赤色LED21側のアノード電極、カソード電極が第二のディスプレー基板10Bの2つの電極124aに当接させられたならば、上記の各ステップと同様に電極連結工程が実施される(図16(c)を参照。)。なお電極連結工程の具体的手順は、上記各ステップの電極連結工程と同様であるため、具体的な説明については省略する。このようにして、第二のディスプレー基板10Bの列方向、行方向に複数並ぶ全ての電極124aに対応する赤色LED21に対してレーザー光線LB1を照射し、赤色LED21の電極が第二のディスプレー基板10Bの全ての電極124aに連結される(電極連結工程)。
該電極連結工程が完了したならば、図16(d)に示すように、赤色LEDウエーハ20のエピタキシー基板201に対しては透過性を有し、バッファー層BFに対して吸収性を有する波長のレーザー光線LB2を第二のディスプレー基板10Bに位置付けられた赤色LED21のバッファー層BFに照射してバッファー層BFを破壊し赤色LED21をエピタキシー基板201から剥離して第二のディスプレー基板10Bに配設するLED配設工程が実施される。なお、該LED配設工程についても、上記の各ステップと同様であるため具体的な説明については省略する。このようなレーザー光線LB2の照射を、第二のディスプレー基板10B側の電極124aに対して電極が連結された全ての赤色LED21に対して実施したならば、ウエーハ保持リング52を上昇させる(図16(e)を参照。)。これにより、該LED配設工程が完了し、第二のディスプレー基板10B上の全ての電極124aに赤色LED21が配設され、その結果、第二のディスプレー基板10Bには、赤色LED21、緑色LED23、及び青色LED25が配設された状態となる。すなわち、第二のディスプレー基板10Bの電極124a、124b、124cの全てに三色のLEDが配設され、第二のディスプレー基板10Bが三色のLED光源を有するディスプレーパネルとして完成した状態となる(図19を参照。)。上記した第二のディスプレー基板10Bに対して赤色LED25を配設するための電極連結工程、及びLED配設工程を「第10のステップ」とする。
該第10のステップが実施されたならば、レーザー加工装置40における保持テーブル63を、移動手段43を作動することにより、図1の手前側の基板搭載領域に移動させた状態とする。保持テーブル63を図1で示す位置に移動させたならば、保持フレーム64に作用している吸引手段を停止し、載置されている第二のディスプレー基板10Bを取り外す。第二のディスプレー基板10Bを取り外したならば、第8のステップにて使用された第四のディスプレー基板10Dを載置する。上記したように、第四のディスプレー基板10Dの電極124b、124cには、既に緑色LED23、青色LED25が配設されている。第四のディスプレー基板10Dを保持フレーム64に載置し、吸引手段を作動させて、吸引孔64bに吸引力を作用させて吸引保持する。
第四のディスプレー基板10Dを保持フレーム64に吸引保持したならば、保持フレーム64上に吸引保持した第四のディスプレー基板10Dを、上記した撮像手段48を用いて撮像し、レーザー光線照射手段44の集光器44aと、第四のディスプレー基板10Dの加工位置との位置合わせを行うアライメントを実行する。
ここで、本ステップでは、第10のステップで保持リング52に保持された赤色LEDウエーハ20をそのまま用いるため、赤色LEDウエーハ20を保持リング52から取り出すことなく、図16(e)で示す状態に維持されている。つまり、赤色LEDウエーハ20の裏面20b側が上方に露出され、赤色LED21が形成された表面20aが下方を向いた状態で維持されている。この状態で、該アライメントを実行したことによって得た位置情報に基づき、移動手段43を作動して、保持フレーム64に保持された第四のディスプレー基板10Dを集光器44a、及びウエーハ保持リング52の直下に位置付ける。
第四のディスプレー基板10Dがウエーハ保持リング52の直下に移動させられたならば、第四のディスプレー基板10Dの高さ位置よりも所定量高い位置に移動させられているウエーハ保持リング52を下降させる。このとき、赤色LEDウエーハ20と第四のディスプレー基板10Dとを列方向の側方から見た位置関係を具体的に示す図17(a)から理解されるように、赤色LEDウエーハ20の赤色LED21は、第1、7、10のステップにおいて第一〜三のディスプレー基板10A〜10Cに対して既に配設した後である。すなわち、赤色LEDウエーハ20上には、3列を飛ばして、3列ずつ赤色LED21が残っている。ここで、第四のディスプレー基板10Dの表面10Daには、既に電極124b、124cに対応して緑色LED23、青色LED25が配設されているため、該3列に並んだ赤色LEDウエーハ20の最も左側の赤色LED21は、第四のディスプレー基板10Dの最も左側の電極124aに位置付けることはできない。そこで、赤色LEDウエーハ20に残っている最も左側の3列の赤色LED21のうち右側の赤色LED21を、図17(a)に示すように、第四のディスプレー基板10Dの最も左側の電極124aの上方に位置付ける。このような状態でウエーハ保持リング52を下降させることによって(図17(b)を参照。)、赤色LEDウエーハ20に残っている赤色LED21が、第四のディスプレー基板10Dの表面10Baにおいて対応する各電極124aと対面し、既に配設されたLEDと重なることなく当接した状態に位置付けることができる(LEDウエーハ位置付け工程)。
該LEDウエーハ位置付け工程により、第四のディスプレー基板10Dの電極124aに、赤色LEDウエーハ20の赤色LED21が位置付けられて、赤色LED21側のアノード電極、カソード電極が第四のディスプレー基板10Dの2つの電極124aに当接させられたならば、上記の各ステップと同様に電極連結工程が実施される(図17(c)を参照。)。なお電極連結工程の具体的手順は、上記各ステップの電極連結工程と同様であるため、具体的な説明については省略する。このようにして、第四のディスプレー基板10Dの列方向、行方向に複数並ぶ全ての電極124aに対応する赤色LED21に対してレーザー光線LB1を照射し、赤色LED21の電極が第四のディスプレー基板10Dの全ての電極124aに連結される(電極連結工程)。
該電極連結工程が完了したならば、図17(d)に示すように、赤色LEDウエーハ20のエピタキシー基板201に対しては透過性を有し、バッファー層BFに対して吸収性を有する波長のレーザー光線LB2を第四のディスプレー基板10Dに位置付けられた赤色LED21のバッファー層BFに照射してバッファー層BFを破壊し赤色LED21をエピタキシー基板201から剥離して第四のディスプレー基板10Dに配設するLED配設工程が実施される。なお、該LED配設工程についても、上記の各ステップと同様であるため具体的な説明については省略する。このようなレーザー光線LB2の照射を、第四のディスプレー基板10D側の電極124aに対して電極が連結された全ての赤色LED21に対して実施したならば、ウエーハ保持リング52を上昇させる(図17(e)を参照。)。これにより、該LED配設工程が完了し、第四のディスプレー基板10D上の全ての電極124aに赤色LED21が配設され、その結果、第四のディスプレー基板10Dには、赤色LED21、緑色LED23、及び青色LED25が配設された状態となる。すなわち、第四のディスプレー基板10Dの電極124a、124b、124cの全てに三色のLEDが配設され、第四のディスプレー基板10Dが三色のLED光源を有するディスプレーパネルとして完成した状態となる(図19を参照。)。上記した第四のディスプレー基板10Dに対して赤色LED21を配設するための電極連結工程、及びLED配設工程を「第11のステップ」とする。
該第11のステップが実施されたならば、レーザー加工装置40における保持テーブル63を、移動手段43を作動することにより、図1の手前側の基板搭載領域に移動させた状態とする。保持テーブル63を図1で示す位置に移動させたならば、保持フレーム64に作用している吸引手段を停止し、載置されている第四のディスプレー基板10Dを取り外す。第四のディスプレー基板10Dを取り外したならば、第7のステップにて使用された第三のディスプレー基板10Cを載置する。上記したように、第三のディスプレー基板10Cの電極124a、124bには、既に赤色LED21、緑色LED23が配設されている。第三のディスプレー基板10Cを保持フレーム64に載置し、吸引手段を作動させて、吸引孔64bに吸引力を作用させて吸引保持する。
第三のディスプレー基板10Cを保持フレーム64に吸引保持したならば、保持フレーム64上に吸引保持した第三のディスプレー基板10Cを、上記した撮像手段48を用いて撮像し、レーザー光線照射手段44の集光器44aと、第三のディスプレー基板10Cの加工位置との位置合わせを行うアライメントを実行する。
該アライメントを実行して両者の位置合わせが完了したならば、図示しない制御手段の指令によりウエーハ保持リング52を上方に移動してさらに図2(c)に矢印54aで示す方向に回転させることで、LEDウエーハ保持手段50を図2(b)で示す状態とし、該ウエーハ保持リング52に作用している吸引手段を停止して第11のステップにおいて使用されていた赤色LEDウエーハ20を取り出し、第9のステップで使用された青色LEDウエーハ24をウエーハ保持リング52の段差部52aに載置する。
該段差部52aに青色LEDウエーハ24を載置したならば、図示しない吸引手段を作動させて吸引孔52bから吸引し青色LEDウエーハ24を吸引保持状態とする。青色LEDウエーハ24をウエーハ保持リング52に吸引保持したならば、保持基体56の駆動手段を作動させてウエーハ保持リング52を図2(c)に示すように図中矢印54aの方向に180°回転させて青色LEDウエーハ24の裏面20b側を上方に露出させ、青色LED25が形成された表面24aが下方を向くように方向を転換する。青色LEDウエーハ24をこのように回転させたならば、該アライメントを実行したことによって得た位置情報に基づき、移動手段43を作動して、保持フレーム64に保持された第三のディスプレー基板10Cを集光器44a、及びウエーハ保持リング52の直下に位置付ける。そして、第三のディスプレー基板10Cがウエーハ保持リング52の直下に移動させられたならば、第三のディスプレー基板10Cの高さ位置よりも所定量高い位置に移動させられているウエーハ保持リング52を下降させる。このとき、青色LEDウエーハ24と第三のディスプレー基板10Cとを列方向の側方から見た位置関係を具体的に示す図18(a)から理解されるように、青色LEDウエーハ24の青色LED25は、第4、6、9のステップにおいて第一、二、四のディスプレー基板10A、10B、10Dに対して既に配設した後である。すなわち、青色LEDウエーハ24上には、3列を飛ばして、3列ずつ青色LED25が残っている。ここで、第三のディスプレー基板10Cの表面10Caには、既に電極124a、124bに対応して赤色LED21、緑色LED23が配設されており、該3列に並んだ青色LEDウエーハ24の最も左側の青色LED25を、第三のディスプレー基板10Cの最も左側の電極124aに位置付けることができる。そこで、青色LEDウエーハ24に残っている3列の青色LED25のうち左側の青色LED25を、図18(a)に示すように、第三のディスプレー基板10Cの最も左側の電極124aの上方に位置付ける。このような状態でウエーハ保持リング52を下降させることによって(図18(b)を参照。)、青色LEDウエーハ24に残っている青色LED25が、第三のディスプレー基板10Cの表面10Caにおいて対応する各電極124cと対面し既に配設されたLEDと重なることなく当接した状態に位置付けることができる(LEDウエーハ位置付け工程)。
該LEDウエーハ位置付け工程により、第三のディスプレー基板10Cの電極124cに、青色LEDウエーハ24の青色LED25が位置付けられて、青色LED25側のアノード電極、カソード電極が第三のディスプレー基板10Cの2つの電極124cに当接させられたならば、上記の各ステップと同様に電極連結工程が実施される(図18(c)を参照。)。なお電極連結工程の具体的手順は、上記各ステップの電極連結工程と同様であるため、具体的な説明については省略する。このようにして、第三のディスプレー基板10Cの列方向、行方向に複数並ぶ全ての電極124cに対応する青色LED25に対してレーザー光線LB1を照射し、青色LED25の電極が第三のディスプレー基板10Cの全ての電極124cに連結される(電極連結工程)。
該電極連結工程が完了したならば、図18(d)に示すように、青色LEDウエーハ24のエピタキシー基板241に対しては透過性を有し、バッファー層BFに対して吸収性を有する波長のレーザー光線LB2を第三のディスプレー基板10Cに位置付けられた青色LED25のバッファー層BFに照射してバッファー層BFを破壊し青色LED25をエピタキシー基板241から剥離して第三のディスプレー基板10Cに配設するLED配設工程が実施される。なお、該LED配設工程についても、上記の各ステップと同様であるため具体的な説明については省略する。このようなレーザー光線LB2の照射を、第三のディスプレー基板10C側の電極124cに対して電極が連結された全ての青色LED25に対して実施したならば、ウエーハ保持リング52を上昇させる(図18(e)を参照。)。これにより、該LED配設工程が完了し、第三のディスプレー基板10C上の全ての電極124cに青色LED25が配設され、その結果、第三のディスプレー基板10Cには、赤色LED21、緑色LED23、及び青色LED25が配設された状態となる。すなわち、第三のディスプレー基板10Cの電極124a、124b、124cの全てに三色のLEDが配設され、第三のディスプレー基板10Cが三色のLED光源を有するディスプレーパネルとして完成した状態となる(図19を参照。)。上記した第三のディスプレー基板10Cに対して青色LED25を配設するための電極連結工程、及びLED配設工程を「第12のステップ」とする。
上記した実施形態によって、上記の第1〜第12のステップを順次実行することにより、三色のLED光源を有する4枚のディスプレーパネルを効率よく製造することできる。さらに、赤色LEDウエーハ20、緑色LEDウエーハ22、青色LEDウエーハ24上には、2列ずつ各色のLEDが残っているが、これらを別途のディスプレーパネルの製造に使用することもできる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に含まれるかぎり、種々の変形例を想定することができる。
上記した実施形態では、三色のLED光源を有するディスプレーパネルを製造する例を示したが、本発明はこれに限定されず、一色のみ、二色のみ、或いは四色以上のLED光源を備えたディスプレーパネルを製造する方法であってもよい。一色のLED光源を備えたディスプレーパネルを製造する場合は、上記した第1〜第12のステップの内、第1のステップのみ、第2のステップのみ、或いは第4のステップのみを実行するものであっても良い。
また、二色のLED光源、例えば、赤色LEDと緑色LEDを備えたディスプレーパネルを製造する場合は、赤色LEDウエーハ20、緑色LEDウエーハ22、第一のディスプレー基板10A、第二のディスプレー基板10Bを準備した上で、上記第1のステップを「Aステップ」として実行し(図6を参照。)、次いで、上記第2のステップを「Bステップ」として実行し(図8を参照。)、次いで、該Bステップを実行した緑色ウエーハ22をそのまま用いて上記第5のステップを「Cステップ」として実行し、次いで、Bステップで使用した第二のディスプレー基板10Bをそのまま用いて上記第7のステップを「Dステップ」として実行することで、赤色LED21と緑色LED23、すなわち、2色のLED光源を備えたディスプレーパネルを2枚製造することができる。
上記した実施形態では、第一のLEDを赤色LED、第二のLEDを緑色LED、第三のLEDを青色LEDとしたが、本発明はこれに限定されず、第一〜第三のLEDに対していずれの発色LED光源を割り当ててもよい。
上記した実施形態では、ディスプレー基板上に赤色LED、緑色LED、青色LEDを配設する3組の電極124a、124b、124dを複数設定し、隣り合う該3組の電極の間の寸法は、ちょうど該3つのLEDに対応する電極が収まる寸法に設定したが、本発明はそれに限定されるわけではなく、該間隔は任意に設定することができる。なお、その場合でも、隣り合う3組の電極間の寸法は、1つのLEDが配設される場合の寸法の整数倍であることが好ましい。また、ディスプレー基板側にLEDが配設される間隔と、LEDウエーハ側にLEDが配設される間隔を一致させておけば、LED位置付け工程によってディスプレー基板にLEDウエーハを当接させた際に、ディスプレー基板側の電極に対応するLED側の電極を全て同時に当接させることができる。
上記した実施形態では、電極連結工程を実施した後に、LED配設工程を実施するようにしたが、本発明は、必ずしもこれに限定されるわけではなく、両者を同時に、或いは、前後して実施することを除外するものではない。
上記した実施形態では、ウエーハ保持リング52において保持できるLEDウエーハは一つであり、保持テーブル63で保持できるディプレー基板も一つであったため、各ステップごとに、必要に応じてLEDウエーハとディスプレー基板の載せ替えを必要としたが、例えば、保持テーブル63上に、4枚のディスプレー基板を保持できるように4つの保持フレームを設置し、LEDウエーハ保持手段50において3つのウエーハを同時に保持できるように、ウエーハ保持リング52を3つ用意して自動的に切り替えられるようにすれば、各ステップにおいて必要となっていた載せ替えを省略することが可能となる。