以下、図面に基づいて、本願の開示する伝送装置及び伝送方法の実施例を詳細に説明する。尚、各実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、実施例1の伝送システム1の一例を示す説明図である。図1に示す伝送システム1は、第1の伝送装置2Aと、第2の伝送装置2Bと、第1の伝送装置2Aと第2の伝送装置2Bとの間で波長多重光を伝送する光ファイバ等の伝送路3とを有する。第1の伝送装置2Aは、複数の光送信部11と、複数の合波部12と、複数の光増幅部13と、複数の波長変換部14と、複数の励起光源15と、波長合波部16とを有する。
複数の光送信部11は、第1のグループ対応の複数の光送信部11Aと、第2のグループ対応の複数の光送信部11Bと、第3のグループ対応の複数の光送信部11Cとを有する。第1のグループの光送信部11Aは、例えば、N台とし、C帯の波長範囲(例えば、1530nm〜1565nm)内の異なる波長の第1の光を夫々送信する。第2のグループの光送信部11Bは、例えば、X台とし、C帯の波長範囲内の異なる波長の第2の光を夫々送信する。更に、第3のグループ対応の光送信部11Cは、例えば、Y台とし、C帯の波長範囲内の異なる波長の第3の光を夫々送信する。尚、光送信部11A、光送信部11B及び光送信部11Cは、C帯対応の光送信部11である。
複数の合波部12は、例えば、第1のグループ対応の第1の合波部12Aと、第2のグループ対応の第2の合波部12Bと、第3のグループ対応の第3の合波部12Cとを有する。複数の光増幅部13は、第1のグループ対応の第1の光増幅部13Aと、第2のグループ対応の第2の光増幅部13Bと、第3のグループ対応の第3の光増幅部13Cとを有する。波長変換部14は、多重光と励起光とを非線形光学媒質に伝搬させることで多重光を任意波長帯の多重光に変換する。複数の波長変換部14は、第2のグループ対応の第1の波長変換部14Aと、第3のグループ対応の第2の波長変換部14Bとを有する。複数の励起光源15は、第2のグループ対応の第1の波長変換部14Aに励起光を供給する第1の励起光源15Aと、第3のグループ対応の第2の波長変換部14Bに励起光を供給する第2の励起光源15Bとを有する。
第1の合波部12Aは、第1のグループ内の各光送信部11Aからの第1の光を多重化し、第1の光を多重化した第1の多重光を第1の光増幅部13Aに出力する第1の多重化部である。第1の合波部11Aの各ポートは各光送信部11Aから出力される第1の光の帯域に合わせて透過波長が設計される。本実施形態ではC帯の帯域に合わせて各ポートの透過帯域が設計されている。第1の光増幅部13Aは、第1の合波部12Aからの第1の多重光を光増幅し、光増幅後の第1の多重光を波長合波部16に出力する。尚、第1の多重光は、第1の波長帯域であるC帯の多重光である。
第2の合波部12Bは、第2のグループ内の各光送信部11Bからの第2の光を多重化し、第2の光を多重化した第2の多重光を第2の光増幅部13Bに出力する第2の多重化部である。第2の合波部12Bの各ポートは各光送信部11Bから出力される第2の光の帯域に合わせて透過波長が設計される。本実施形態ではC帯の帯域に合わせて各ポートの透過帯域が設計されている。第2の光増幅部13Bは、第2の合波部12Bからの第2の多重光を光増幅し、光増幅後の第2の多重光を第1の波長変換部14Aに出力する。尚、第2の多重光は、C帯の多重光である。第1の波長変換部14Aは、第2の光増幅部13BからのC帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に波長変換し、波長変換後の第2の多重光を波長合波部16に出力する。尚、第2の波長帯域であるL帯の波長範囲は、例えば、1565nm〜1625nmの長波長領域である。
第3の合波部12Cは、第3のグループ内の各光送信部11Cからの第3の光を多重化し、第3の光を多重化した第3の多重光を第3の光増幅部13Cに出力する第2の多重化部である。第3の合波部12Cの各ポートは各光送信部11Cから出力される第3の光の帯域に合わせて透過波長が設計される。本実施形態ではC帯の帯域に合わせて各ポートの透過帯域が設計されている。第3の光増幅部13Cは、第3の合波部12Cからの第3の多重光を光増幅し、光増幅後の第3の多重光を第2の波長変換部14Bに出力する。尚、第3の多重光は、C帯の多重光である。第2の波長変換部14Bは、第3の光増幅部13CからのC帯の第3の多重光をS帯の第3の多重光に波長変換し、波長変換後の第3の多重光を波長合波部16に出力する。尚、第2の波長帯域であるS帯の波長範囲は、例えば、1460nm〜1530nmの短波長領域である。波長合波部16は、C帯の第1の多重光、L帯の第2の多重光及びS帯の第3の多重光を合波した多重光を伝送路3に出力する第3の多重化部である。
上述したとおり、合波部12の各ポートの透過帯域の設計をすべてC帯に合わせることが出来るので合波部12は共通部品を使用することが出来る。
第2の伝送装置2Bは、波長分波部17と、複数の波長変換部14と、複数の励起光源15と、複数の光増幅部13と、複数の分波部18と、複数の光受信部19とを有する。複数の波長変換部14は、第2のグループ対応の第3の波長変換部14Cと、第3のグループ対応の第4の波長変換部14Dとを有する。複数の励起光源15は、第2のグループ対応の第3の波長変換部14Cに励起光を供給する第3の励起光源15Cと、第3のグループ対応の第4の波長変換部14Dに励起光を供給する第4の励起光源15Dとを有する。
複数の光増幅部13は、第1のグループ対応の第1の光増幅部13Aと、第2のグループ対応の第2の光増幅部13Bと、第3のグループ対応の第3の光増幅部13Cとを有する。各光増幅部13にはC帯域の第1の多重光・第2の多重光・第3の多重光が入力される。よって、C帯域の波長の光を効率的に増幅可能なEDFA(Erbium Doped optical Fiber Amplifier)を適用する。複数の分波部18は、第1のグループ対応の第1の分波部18Aと、第2のグループ対応の第2の分波部18Bと、第3のグループ対応の第3の分波部18Cとを有する。複数の光受信部19は、第1のグループ対応の複数の光受信部19Aと、第2のグループ対応の複数の光受信部19Bと、第3のグループ対応の複数の光受信部19Cとを有する。尚、光受信部19A、光受信部19B及び光受信部19Cは、C帯対応の光受信部である。
波長分波部17は、伝送路3からの多重光をC帯の第1の多重光、L帯の第2の多重光及びS帯の第3の多重光に分波する第1の分離部である。波長分波部17は、分波したC帯の第1の多重光を第1の光増幅部13Aに出力する。第1の光増幅部13Aは、波長分波部17からのC帯の第1の多重光を光増幅し、光増幅したC帯の第1の多重光を第1の分波部18Aに出力する。第1の分波部18Aは、第1の光増幅部13AからのC帯の第1の多重光を第1の光に分波し、各第1の光を各光受信部19Aに分波出力する第2の分離部である。第1の分波部18Aの各出力ポートの透過帯域は、接続される光受信部19Aが受信する波長の帯域に合わせて設計される。光受信部19Aが受信する波長の帯域はC帯なのでC帯の波長に合わせて透過帯域が設計されている。
波長分波部17は、分波したL帯の第2の多重光を第3の波長変換部14Cに出力する。第3の波長変換部14Cは、第3の励起光源15Cからの励起光とL帯の第2の多重光を非線形光学媒質33に伝搬させることで、L帯の第2の多重光をC帯の第2の多重光に波長変換し、波長変換後のC帯の第2の多重光を第2の光増幅部13Bに出力する。第2の光増幅部13Bは、第3の波長変換部14CからのC帯の第2の多重光を光増幅し、光増幅後のC帯の第2の多重光を第2の分波部18Bに出力する。第2の分波部18Bは、第2の光増幅部13BからのC帯の第2の多重光を第2の光に分波し、各第2の光を各光受信部19Bに分波出力する第3の分離部である。第2の分波部18Bの各出力ポートの透過帯域は、接続される光受信部19Bが受信する波長の帯域に合わせて設計される。光受信部19Bが受信する波長の帯域はC帯なのでC帯の波長に合わせて透過帯域が設計されている。
波長分波部17は、分波したS帯の第3の多重光を第4の波長変換部14Dに出力する。第4の波長変換部14Dは、第4の励起光源15Dからの励起光とS帯の第4の多重光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、S帯の第3の多重光をC帯の第3の多重光に波長変換し、波長変換後のC帯の第3の多重光を第3の光増幅部13Cに出力する。第3の光増幅部13Cは、第4の波長変換部14DからのC帯の第3の多重光を光増幅し、光増幅後のC帯の第3の多重光を第3の分波部18Cに出力する。第3の分波部18Cは、第3の光増幅部13CからのC帯の第3の多重光を第3の光に分波し、各第3の光を各光受信部19Cに分波出力する第3の分離部である。第3の分波部18Cの各出力ポートの透過帯域は、接続される光受信部19Cが受信する波長の帯域に合わせて設計される。光受信部19Cが受信する波長の帯域はC帯なのでC帯の波長に合わせて透過帯域が設計されている。
図2は、単一偏波光用の波長変換部14及び励起光源15の一例を示す説明図である。図2に示す励起光源15は、光源21と、位相変調部22と、信号源23と、光増幅部24と、調整部25とを有する。光源21は、励起光を出力するLD(Laser Diode)である。信号源23は、所定周波数の電気信号を出力する。位相変調部22は、光源21からの励起光を信号源23からの電気信号で位相変調し、位相変調後の励起光を光増幅部24に出力する。光増幅部24は、位相変調後の励起光を光増幅し、光増幅後の励起光を調整部25に出力する。調整部25は、光増幅後の励起光の光強度を調整し、調整後の励起光を波長変換部14に出力する。
波長変換部14は、単一偏波光用の波長変換部141である。波長変換部141は、調整部31と、光合波部32と、非線形光学媒質33と、光分波部34と、光増幅部35とを有する。調整部31は、光の光強度を調整し、調整後の光を光合波部32に出力する。光合波部32は、励起光源15からの励起光と調整後の光とを合波し、合波後の励起光及び光を非線形光学媒質33に出力する。非線形光学媒質33は、光合波部32からの励起光及び光が伝搬することで、光を所望の波長帯域に変換する。そして、光分波部34は、非線形光学媒質33で波長変換後の光から、波長変換に使用した励起光の透過光である残留励起光及び光を分波出力する。尚、残留励起光には、励起光源15の励起光が含まれている。更に、光増幅部35は、光分波部34で分波された光を波長単位に光増幅し、光増幅後の光を出力する。光増幅部35は波長変換後に光パワーが小さくなってしまっている多重光を増幅する。本実施形態の場合、L帯の多重光を増幅することとなるので、C帯用のEDFAではなく、L帯用のEDFAもしくは、励起光の波長が1465nm〜1525nmである集中型ラマン増幅器を使用する。
L帯、S帯、C帯の波長の中では、C帯は一番パワーロスが小さく、L帯とS帯はC帯よりパワーロスが大きい。よって、L帯とS帯の波長に変換した後の光を増幅することによって、C帯のパワーロスより大きいパワーロスの影響を軽減することが出来る。
本実施形態では波長変換部14は、C帯の多重光をL帯の多重光に変換しているが、C帯の多重光をS帯の多重光に変換した場合、光増幅部35は、励起光の波長が1360nm〜1430nmである集中型ラマン増幅器を使用する。
また、S帯の問題として、誘導ラマン散乱(SRS)という現象がある。SRSでは短波長の光のパワーが長波長の光へ移っていくので、S帯の光がL帯の方へ移っていくことがある。その結果としてS帯、C帯、L帯を同時に伝送した場合にS帯のロスが大きくなる。そのため、S帯の波長に変換した光を光増幅部35で増幅する場合、L帯やC帯の波長の増幅率よりも高い増幅率で増幅する必要があるので、励起光パワーを強くするとSRSによるパワーロスの影響を軽減することが出来る。
なお、光増幅部35は波長変換部14の内部にある必要はなく、波長変換部14と波長合波部16の間に設ければ良い。
尚、説明の便宜上、波長変換部14は、第1の波長変換部14A、第2の波長変換部14B、第3の波長変換部14C及び第4の波長変換部14Dと同一の構成であるため、同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。また、励起光源15は、第1の励起光源15A、第2の励起光源15B、第3の励起光源15C及び第4の励起光源15Dと同一の構成であるため、同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図3Aは、第1の波長変換部14Aの動作の一例を示す説明図である。第1の波長変換部14Aは、第2の光増幅部13BからのC帯の第2の多重光と第1の励起光源15Aからの励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、C帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に波長変換する。その結果、第1の波長変換部14Aは、励起光の光波長を中心にして、C帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に対称的に波長変換する縮退四光波混合の関係となる。
更に、図3Bは、第3の波長変換部14Cの動作の一例を示す説明図である。第3の波長変換部14Cは、波長分波部17からのL帯の第2の多重光と第3の励起光源15Cからの励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、L帯の第2の多重光をC帯の第2の多重光に波長変換する。その結果、第3の波長変換部14Cは、励起光の光波長を中心にして、L帯の第2の多重光をC帯の第2の多重光に対称的に波長変換する縮退四光波混合の関係となる。
図4Aは、第2の波長変換部14Bの動作の一例を示す説明図である。第2の波長変換部14Bは、第3の光増幅部13CからのC帯の第3の多重光と第3の励起光源15Cからの励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、C帯の第3の多重光をS帯の第3の多重光に波長変換する。その結果、第2の波長変換部14Bは、励起光の光波長を中心にして、C帯の第3の多重光をS帯の第3の多重光に対称的に波長変換する縮退四光波混合の関係となる。
更に、図4Bは、第4の波長変換部14Dの動作の一例を示す説明図である。第4の波長変換部14Dは、波長分波部17からのS帯の第3の多重光と第4の励起光源15Dからの励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、S帯の第3の多重光をC帯の第3の多重光に波長変換する。その結果、第4の波長変換部14Dは、励起光の光波長を中心にして、S帯の第3の多重光をC帯の第3の多重光に対称的に波長変換する縮退四光波混合の関係となる。
第1の伝送装置2A内の第1の合波部12Aは、第1のグループ対応の光送信部11Aからの第1の光を多重化してC帯の第1の多重光を波長合波部16に出力する。更に、第2の合波部12Bは、第2のグループ対応の光送信部11Bからの第2の光を多重化してC帯の第2の多重光を第1の波長変換部14Aに出力する。第1の波長変換部14Aは、C帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に波長変換し、波長変換後のL帯の第2の多重光を波長合波部16に出力する。更に、第3の合波部12Cは、第3のグループ対応の光送信部11Cからの第3の光を多重化してC帯の第3の多重光を第2の波長変換部14Bに出力する。第2の波長変換部14Aは、C帯の第3の多重光をS帯の第3の多重光に波長変換し、波長変換後のS帯の第3の多重光を波長合波部16に出力する。
波長合波部16は、C帯の第1の多重光、L帯の第2の多重光及びS帯の第3の多重光を合波した多重光を伝送路3に出力する。その結果、第1の伝送装置2Aは、第2及び第3のグループの光送信部11からのC帯の多重光を、L帯及びS帯の多重光に変換して伝送路3に伝送する。その結果、伝送時にC帯と異なるL帯やS帯等の帯域を使用するため、C帯単独に比較して伝送容量の大幅な拡大が図れる。更に、第1のグループ〜第3のグループの光送信部11を同一C帯の光送信部11及び光部品で構成できるため、製品コスト及び運用コストを低減できる。
更に、第2の伝送装置2B内の波長分波部17は、伝送路3からの多重光をC帯の第1の多重光、L帯の第2の多重光及びS帯の第3の多重光に分波する。波長分波部17は、C帯の第1の多重光を第1の分波部18A、L帯の第2の多重光を第3の波長変換部14C、S帯の第3の多重光を第4の波長変換部14Dに分波出力する。第3の波長変換部14Cは、L帯の第2の多重光をC帯の第2の多重光に波長変換し、波長変換後のC帯の第2の多重光を第2の分波部18Bに出力する。第4の波長変換部14Dは、S帯の第3の多重光をC帯の第3の多重光に波長変換し、波長変換後のC帯の第3の多重光を第3の分波部18Cに出力する。第1の分波部18Aは、C帯の第1の多重光を各光受信部19Aに分波出力する。第2の分波部18Bは、C帯の第2の多重光を各光受信部19Bに分波出力する。第3の分波部18Cは、C帯の第3の多重光を各光受信部19Cに分波出力する。その結果、第2の伝送装置2Bは、第1のグループ〜第3のグループの光受信部19及び光部品をC帯の光部品で構成できるため、製品コスト及び運用コストを低減できる。
つまり、実施例1の伝送システム1では、第1の伝送装置2Aから第2の伝送装置2Bへ異なる帯域で波長多重通信を実現するため、個別の帯域の光部品を使わずに、共通の光送信部11、光受信部19、光増幅部13等の光部品を利用する。その結果、伝送装置2は、より安価な光部品で構成できる。
尚、上記実施例1の伝送システム1では、例えば、L帯の第2の多重光がC帯の第2の多重光に比べて伝送路3上の波長分散量が大きく、光受信部19Bに対して標準的なC帯の光受信部を採用した場合に分散耐力が不足する事態も考えられる。そこで、このような事態に対処する伝送システム1の実施の形態につき、実施例2として以下に説明する。
図5は、実施例2の伝送システム1Aの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、実施例1の伝送システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。また、説明の便宜上、光送信部11Cから第2の波長変換部14Bへの第3の多重光、波長分波部17から光受信部19Cへの第3の多重光の流れはS帯の多重光であるため、その説明については省略する。
図5に示す第1の伝送装置2Aは、第1の波長変換部14Aと波長合波部16との間に第4の光増幅部41A(41)を配置する。第4の光増幅部41Aは、第1の波長変換部14AからのL帯の第2の多重光の波長分散量を補償する分散補償部を有する。更に、第2の伝送装置2Bは、波長分波部17と第3の波長変換部14Cとの間に第4の光増幅部41B(41)を配置する。第4の光増幅部41Bは、波長分波部17からのL帯の第2の多重光の波長分散量を補償する分散補償部を有する。
第4の光増幅部41Aは、第1の波長変換部14AからのL帯の第2の多重光の波長分散量を補償し、分散補償後の第2の多重光を波長合波部16に出力する。尚、第4の光増幅部41Aは、光受信部19B側の分散耐力の不足量が小さくなるように、L帯の第2の多重光内の波長分散量を補償する。波長合波部16は、L帯の波長分散量補償後の第2の多重光及びC帯の第1の多重光を多重化した多重光を伝送路3に出力する。
第4の光増幅部41Bは、波長分波部17からのL帯の第2の多重光の波長分散量を補償し、補償後のL帯の第2の多重光を第3の波長変換部14Cに出力する。尚、第4の光増幅部41Bは、光受信部19B側の分散耐力の不足量が更に小さくなるように、L帯の第2の多重光の波長分散量を補償する。第3の波長変換部14Cは、L帯の第2の多重光をC帯の第2の多重光に波長変換し、C帯の第2の多重光を第2の光増幅部13Bに出力する。第2の光増幅部13Bは、C帯の第2の多重光を光増幅し、光増幅後の第2の多重光を第2の分波部18Bに出力する。第2の分波部18Bは、光増幅後の第2の多重光を光受信部19Bに分波出力する。
図6Aは、光受信部19Bの分散補償なしの入力光の一例を示す説明図である。図6Bは、光受信部19Bの分散補償ありの入力光の一例を示す説明図である。図6Aに示す入力光は、第4の光増幅部41A及び41Bの分散補償なしの状態で、第3の波長変換部14Cで波長変換後のC帯の第2の多重光を分波した場合の第2の光である。入力光は、分散耐力量が不足しているため、光レベルが低下して光受信部19Bで受信不可の状態である。
これに対して、図6Bに示す入力光は、第4の光増幅部41A及び41Bの分散補償ありの状態で、第3の波長変換部14Cで波長変換後のC帯の第2の多重光を分波した場合の第2の光である。入力光は、分散耐力の不足量が補償されているため、光レベルが受信許容レベルの範囲内であるため、光受信部19Bで受信可能な状態である。
実施例2の伝送システム1Aでは、第1の波長変換部14と第3の波長変換部14Cとの間でL帯の第2の多重光の分散量を補償したので、L帯で分散耐力を不足するような事態を回避できる。例えば、波長変換部14や波長変換部14直後の増幅用の媒質に伝送路3とは逆符号の分散を持たせて波長分散の一部の分散を補償できる。
L帯はC帯やS帯に比べて波長分散が大きくなる。よって、波長分散部を設ける本実施形態は所定の波長からL帯の波長に変換する場合に特に有効である。
尚、図6の例では、OOK(On-Off Keying)信号で表現したが、変調方式に依存しない。また、図5及び図6の例では、説明の便宜上、光受信部19Bで受信可能な第2の多重光の波形を光送信部11Bの出力に近い波形、光受信部19Bで受信不可の第2の多重光の波形を光送信部11Bの出力と大きく異なる波形とした。しかしながら、実際のデジタルコヒーレント受信では、一見判別不可能と思われる波形でも受信可能な状態にある。
実施例2の伝送システム1Aでは、第1の波長変換部14Aと波長合波部16との間に第4の光増幅部41Aを配置したが、第1の伝送装置2A内の第2の光増幅部13Bと第1の波長変換部14Aとの間に分散補償部を配置しても良い。また、第1の波長変換部14A内部や第1の波長変換部14Aの前段に分散補償部を設けても良い。
また、第2の伝送装置2B内の波長分波部17と第3の波長変換部14Cとの間に第4の光増幅部41Bを配置したが、第4の光増幅部41Bがなくても良く。この場合、第4の光増幅部41Aで光受信部19B側のL帯の第2の多重光の分散耐力の不足量が小さくなるように分散量を補償するものとする。
波長変換部14では、多重光と励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで多重光を任意の波長帯域に変換するが、FM変調(またはPM変調)の励起光を用いても良い。この場合、FM変調の励起光は、SBS(Stimulated Brillouin Scattering)を抑圧できる。しかしながら、波長変換部14の励起光をFM変調した場合には、波長変換部14で波長変換後の多重光も波長変動する。その結果、光受信部19の波長変動耐力を超えてしまう虞がある。そこで、このような事態に対処する伝送システム1Bの実施の形態につき、実施例3として以下に説明する。
図7は、実施例3の伝送システム1Bの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、実施例1の伝送システム1Aと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。また、説明の便宜上、光送信部11Cから第2の波長変換部14Bへの第3の多重光、波長分波部17から光受信部19Cへの第3の多重光の流れはS帯の多重光であり、L帯の多重光の動作と同一であるため、その説明については省略する。
第1の波長変換部14Aは、第1の励起光源15Aからの励起光にFM変調し、FM変調後の励起光と第2の多重光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、C帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に波長変換する。そして、第1の波長変換部14Aは、波長変換後のL帯の第2の多重光を波長合波部16に出力する。
第2の伝送装置2Bは、光タップ42と、同期検出部43とを有する。光タップ42は、波長分波部17と第3の波長変換部14Cとの間に配置する。光タップ42は、波長分波部17で分波されたL帯の第2の多重光を同期検出部43及び第3の波長変換部14Cに光分岐する。同期検出部43は、L帯の第2の多重光に含まれるFM成分または残留励起光に含まれるFM成分を抽出する。同期検出部43は、L帯の第2の多重光または残留励起光から抽出したFM成分を、第3の励起光源15Cの信号源23に同期させることでFM変調後の励起光を第3の波長変換部14Cに出力する。尚、第3の励起光源15CからのFM変調後の励起光は、第1の励起光源15AからのFM変調後の励起光の波長変動(周波数変動)を打ち消す光信号である。同期検出部43は、光タップ42からのL帯の第2の多重光または残留励起光を位相検波し、位相検波したFM成分に応じてタイミング信号を第3の励起光源15Cの信号源23に出力する。
第3の波長変換部14Cは、光タップ42からのL帯の第2の多重光と第3の励起光源15CからのFM変調後の励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、L帯の第2の多重光をC帯の第2の多重光に変換する。この際、非線形光学媒質33では、第2の多重光内の第1の励起光源15AからのFM変調分の波長変動を第3の励起光源15CのFM変調分で打ち消すことになる。そして、第3の波長変換部14Cは、波長変換後のC帯の第2の多重光を第2の光増幅部13Bに出力する。
実施例3の伝送システム1Bでは、第1の励起光源15AからのFM変調後の励起光で第1の波長変換部14Aに使用する励起光のSBSを抑圧できるものの、第1の波長変換部14Aで変換後のL帯の第2の多重光の波長も変動する。そこで、伝送システム1Bでは、L帯の第2の多重光をC帯の第2の多重光に波長変換する第3の波長変換部14Cに第3の励起光源15CからのFM変調後の励起光で第2の多重光の波長変動を打ち消す。その結果、光受信部19Bの波長変動耐力を超えるような事態を回避できる。
尚、第1の励起光源15Aの残留励起光が伝送路3にそのまま流されるため、同期検出部43は、残留励起光に含まれるFM成分を検出し、検出したFM成分に同期した第3の励起光源15CからFM変調後の励起光を第3の波長変換部14Cに出力した。
しかしながら、例えば、第2の多重光または残留励起光から検出した同期タイミングに限定されるものではなく、第1の伝送装置2Aと第2の伝送装置2Bとの間のOSC(Optical Supervisor Channel)等の別チャネルを使用して同期タイミングを同期検出部43に通知しても良い。
また、同期信号を転送する波長と信号光の波長との群遅延を考慮し、第1の伝送装置2Aと第2の伝送装置2Bとの間でSBS抑圧変調の影響が概ね打ち消す位相タイミングで第3の励起光源15Cの励起光のSBS抑圧変調に逆変調をかけても良い。
上記実施例1の伝送システム1内の各波長変換部14は、例えば、励起光源15を夫々備え、励起光と多重光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで多重光の波長を変換した。しかしながら、波長変換部14毎に励起光源15を備えた場合、部品個数及び電力量は勿論のこと、部品サイズ及び部品コストが嵩む。そこで、このような事態を解消すべく、その実施の形態につき、実施例4として以下に説明する。
図8は、実施例4の伝送システム1Cの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、実施例1の伝送システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。また、説明の便宜上、光送信部11Cから第2の波長変換部14Bへの第3の多重光、波長分波部17から光受信部19Cへの第3の多重光の流れはS帯の多重光であり、L帯の多重光の動作と同一であるため、その説明については省略する。
第1の伝送装置2Aは、複数の光送信部11Aと、複数の光送信部11Bと、第1の合波部12Aと、第2の合波部12Bと、第1の光増幅部13Aと、第2の光増幅部13Bと、第1の波長変換部14Aとを有する。第1の伝送装置2Aは、第1の励起光源15Aと、第1の波長合波部16Aとを有する。第1の伝送装置2Aは、第1の波長分波部17Aと、第7の波長変換部14Gと、第4の光増幅部13Dと、第5の光増幅部13Eと、第4の分波部18Dと、第5の分波部18Eと、複数の光受信部19Dと、複数の光受信部19Eとを有する。第1の励起光源15Aは、第1の波長変換部14Aに励起光を供給する。更に、第1の波長変換部14Aは、波長変換に利用した透過光である残留励起光を第7の波長変換部14Gに供給する。第7の波長変換部14Gは、第1の波長変換部14Aからの残留励起光を利用して波長変換を実行する。
第2の伝送装置2Bは、第2の波長分波部17Bと、第3の波長変換部14Cと、第1の光増幅部13Aと、第2の光増幅部13Bと、第1の分波部18Aと、第2の分波部18Bと、複数の光受信部19Aと、複数の光受信部19Bとを有する。第2の伝送装置2Bは、複数の光送信部11Dと、複数の光送信部11Eと、第4の合波部12Dと、第5の合波部12Eとを有する。更に、第2の伝送装置2Bは、第4の光増幅部13Dと、第5の光増幅部13Eと、第5の波長変換部14Eと、第5の励起光源15Eと、第2の波長合波部16Bとを有する。第5の励起光源15Eは、第5の波長変換部14Eに励起光を供給する。更に、第5の波長変換部14Eは、波長変換に利用した透過光である残留励起光を第3の波長変換部14Cに供給する。第3の波長変換部14Cは、第5の波長変換部14Eからの励起光を利用して波長変換を実行する。
第1の伝送装置2A内の第1の合波部12Aは、複数の光送信部11AからのC帯の第1の光を多重化した第1の多重光を第1の光増幅部13Aに出力する。第1の光増幅部13Aは、第1の多重光を光増幅し、光増幅後の第1の多重光を第1の波長合波部16Aに出力する。
第2の合波部12Bは、複数の光送信部11BからのC帯の第2の光を多重化した第2の多重光を第2の光増幅部13Bに出力する。第2の光増幅部13Bは、第2の多重光を光増幅し、光増幅後の第2の多重光を第1の波長変換部14Aに出力する。第1の波長変換部14Aは、第2の多重光と第1の励起光源15Aの励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、C帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に波長変換し、波長変換後のL帯の第2の多重光を第1の波長合波部16Aに出力する。第1の波長合波部16Aは、C帯の第1の多重光とL帯の第2の多重光とを合波し、合波後の多重光を上り伝送路3Aに出力する。
第2の伝送装置2B内の第2の波長分波部17Bは、上り伝送路3A経由で第1の伝送装置2Aからの多重光をC帯の第1の多重光とL帯の第2の多重光とに分波する。第2の波長分波部17Bは、分波したC帯の第1の多重光を第1の光増幅部13Aに出力する。第1の光増幅部13Aは、C帯の第1の多重光を光増幅し、光増幅後のC帯の第1の多重光を第1の分波部18Aに出力する。第1の分波部18Aは、C帯の第1の多重光を第1の光に分波し、第1の光を各光受信部19Aに分波出力する。
第2の波長分波部17Bは、分波したL帯の第2の多重光を第3の波長変換部14Cに出力する。第3の波長変換部14Cは、L帯の第2の多重光と励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、L帯の第2の多重光をC帯の第2の多重光に波長変換し、C帯の第2の多重光を第2の光増幅部13Bに出力する。第2の光増幅部13Bは、C帯の第2の多重光を光増幅し、光増幅後のC帯の第2の多重光を第2の分波部18Bに出力する。第2の分波部18Bは、光増幅後のC帯の第2の多重光を第2の光に分波し、第2の光を各光受信部19Bに分波出力する。
第2の伝送装置2B内の第4の合波部12Dは、第4のグループ対応の複数の光送信部11DからのC帯の第4の光を多重化した第4の多重光を第4の光増幅部13Dに出力する。第4の光増幅部13Dは、第4の多重光を光増幅し、光増幅後の第4の多重光を第2の波長合波部16Bに出力する。
第5の合波部12Eは、第5のグループ対応の複数の光送信部11EからのC帯の第5の光を多重化した第5の多重光を第5の光増幅部13Eに出力する。第5の光増幅部13Eは、第5の多重光を光増幅し、光増幅後の第5の多重光を第5の波長変換部14Eに出力する。第5の波長変換部14Eは、C帯の第5の多重光と第5の励起光源15Eからの励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、C帯の第5の多重光をL帯の第5の多重光に波長変換し、波長変換後のL帯の第5の多重光を第2の波長合波部16Bに出力する。第2の波長合波部16Bは、C帯の第4の多重光とL帯の第5の多重光とを合波し、合波後の多重光を下り伝送路3Bに出力する。
第1の伝送装置2A内の第1の波長分波部17Aは、下り伝送路3B経由で第2の伝送装置2Bからの多重光をC帯の第4の多重光とL帯の第5の多重光とに分波する。第1の波長分波部17Aは、分波したC帯の第4の多重光を第4の光増幅部13Dに出力する。第4の光増幅部13Dは、C帯の第4の多重光を光増幅し、光増幅後のC帯の第4の多重光を第4の分波部18Dに出力する。第4の分波部18Dは、C帯の第4の多重光を第4の光に分波し、第4の光を各光受信部19Dに分波出力する。
第1の波長分波部17Aは、分波したL帯の第5の多重光を第7の波長変換部14Gに出力する。第7の波長変換部14Gは、L帯の第5の多重光と励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、L帯の第5の多重光をC帯の第5の多重光に波長変換し、C帯の第5の多重光を第5の光増幅部13Eに出力する。第5の光増幅部13Eは、C帯の第5の多重光を光増幅し、光増幅後のC帯の第5の多重光を第5の分波部18Eに出力する。第5の分波部18Eは、光増幅後のC帯の第5の多重光を第5の光に分波し、第5の光を各光受信部19Eに分波出力する。
図9は、第1の励起光源15A、第1の波長変換部14A及び第7の波長変換部14Gの接続構成の一例を示す説明図である。第1の励起光源15A内の調整部25は、励起光を第1の波長変換部14Aに供給する。第1の波長変換部14Aは、C帯の第2の多重光と第1の励起光源15Aからの励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることでC帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に波長変換する。更に、第1の波長変換部14Aは、波長変換に利用した透過光である残留励起光を光フィルタ51に出力する。光フィルタ51は、第1の励起光源15Aから第1の波長変換部14Aを透過した残留励起光から励起光のみを抽出する。第7の波長変換部14Gは、光フィルタ51を通じて抽出した励起光とL帯の第5の多重光とを非線形光学媒質33に伝搬させることでL帯の第5の多重光をC帯の第5の多重光に波長変換する。
第1の伝送装置2Aは、送信側の第1の波長変換部14Aに利用した第1の励起光源15Aの励起光を受信側の第7の波長変換部14Gの波長変換に再利用したので、第7の波長変換部14Gに利用する第7の励起光源15Gを削減できる。
また、第2の伝送装置2Bも、送信側の第5の波長変換部14Eに利用した第5の励起光源15Eの励起光を受信側の第3の波長変換部14Cの波長変換に再利用したので、第3の波長変換部14Cに利用する第3の励起光源15Cを削減できる。
実施例4の伝送システム1Cの伝送装置2は、送信側の波長変換に利用した励起光を同一装置内の受信側の波長変換の励起光として再利用した。その結果、励起光の利用効率の向上、励起光源15の削減に伴う電力量の削減、部品サイズのコンパクト化及び部品コストの低減が図れる。
尚、伝送装置2では、例えば、C帯とL帯との間で波長変換する第1の波長変換部14Aを例示したが、例えば、S帯とC帯との間で波長変換する波長変換部14にも適用可能である。伝送装置2では、波長変換部14に使用する励起光を同一装置内の波長変換部14に再利用したが、光増幅部等の光部品に使用する励起光を同一装置内の波長変換部14や他の光部品に使用しても良く、適宜変更可能である。
上記実施例4の伝送システム1Cでは、例えば、第1の波長変換部14Aで利用した第1の励起光源15Aの残留励起光を第7の波長変換部14Gに再利用した。しかしながら、再利用の励起光が第1の励起光源15Aからの励起光に限定されるものではなく、適宜変更可能であり、その実施の形態につき、実施例5として以下に説明する。図10は、実施例5の伝送システム1Dの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、実施例4の伝送システム1Cと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
実施例4の伝送システム1Cと実施例5の伝送システム1Dとが異なるところは、第7の波長変換部14Gで利用した第7の励起光源15Gの透過光である残留励起光を第1の波長変換部14Aに再利用する点にある。更に、第3の波長変換部14Cで使用した第3の励起光源15Cの透過光である残留励起光を第5の波長変換部14Eに再利用する点にある。
図11は、第7の励起光源15G、第1の波長変換部14A及び第7の波長変換部14Gの接続構成の一例を示す説明図である。第7の励起光源15G内の調整部25は、励起光を第7の波長変換部14Gに供給する。第7の波長変換部14Gは、L帯の第5の多重光と第7の励起光源15Gからの励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることでL帯の第5の多重光をC帯の第5の多重光に波長変換する。更に、第7の波長変換部14Gは、波長変換に利用した透過光である残留励起光を、光フィルタ51Aを通じて第1の波長変換部14Aに出力する。光フィルタ51Aは、残留励起光から励起光のみを抽出する。第1の波長変換部14Aは、光フィルタ51Aを通じて抽出した励起光とC帯の第2の多重光とを非線形光学媒質33に伝搬させることでC帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に波長変換する。
第1の伝送装置2Aは、受信側の第7の波長変換部14Gに利用した第7の励起光源15Gの残留励起光を送信側の第1の波長変換部14Aに再利用できるため、第1の波長変換部14Aに使用する第1の励起光源15Aを削減できる。
また、第2の伝送装置2Bも、受信側の第3の波長変換部14Cに利用した第3の励起光源15Cの残留励起光を送信側の第5の波長変換部14Eに再利用できるため、第5の波長変換部14Eに使用する第5の励起光源15Eを削減できる。
実施例5の伝送システム1Dの伝送装置2は、受信側の波長変換に使用した励起光を同一装置内の送信側の波長変換の励起光として再利用した。その結果、励起光の利用効率の向上、励起光源15の削減に伴う電力量の削減、部品サイズのコンパクト化及び部品コストの低減が図れる。
尚、伝送装置2では、例えば、C帯とL帯との間で波長変換する第7の波長変換部14Gを例示したが、例えば、S帯とC帯との間で波長変換する波長変換部14にも適用可能である。
図12は、実施例6の伝送システム1Eの一例を示す説明図である。第1の伝送装置2Aは、複数の光送信部11Aと、複数の光送信部11Bと、複数の光送信部11Cと、第1の合波部12Aと、第2の合波部12Bと、第3の合波部12Cと、第1の光増幅部13Aと、第2の光増幅部13Bと、第3の光増幅部13Cとを有する。更に、第1の伝送装置2Aは、第1の波長変換部14Aと、第2の波長変換部14Bと、第1の励起光源15Aと、第2の励起光源15Bと、第1の波長合波部16Aとを有する。
第1の伝送装置2Aは、第1の波長分波部17Aと、第7の波長変換部14Gと、第8の波長変換部14Hと、第4の光増幅部13Dと、第5の光増幅部13Eと、第6の光増幅部13Fとを有する。更に、第1の伝送装置2Aは、第4の分波部18Dと、第5の分波部18Eと、第6の分波部18Fと、複数の光受信部19Dと、複数の光受信部19Eと、複数の光受信部19Fとを有する。第1の励起光源15Aは、第1の波長変換部14Aに励起光を供給する。更に、第1の波長変換部14Aは、第1の励起光源15Aからの波長変換に使用した透過光である残留励起光を第7の波長変換部14Gに供給する。第2の励起光源15Bは、第2の波長変換部14Bに励起光を供給する。更に、第2の波長変換部14Bは、第2の励起光源15Bからの波長変換に使用した透過光である残留励起光を第8の波長変換部14Hに供給する。
第2の伝送装置2Bは、複数の光送信部11Dと、複数の光送信部11Eと、複数の光送信部11Fと、第4の合波部12Dと、第5の合波部12Eと、第6の合波部12Fと、第4の光増幅部13Dと、第5の光増幅部13Eと、第6の光増幅部13Fとを有する。更に、第2の伝送装置2Bは、第5の波長変換部14Eと、第6の波長変換部14Fと、第5の励起光源15Eと、第6の励起光源15Fと、第2の波長合波部16Bとを有する。
第2の伝送装置2Bは、第2の波長分波部17Bと、第3の波長変換部14Cと、第4の波長変換部14Dと、第1の光増幅部13Aと、第2の光増幅部13Bと、第3の光増幅部13Cとを有する。更に、第2の伝送装置2Bは、第1の分波部18Aと、第2の分波部18Bと、第3の分波部18Cと、複数の光受信部19Aと、複数の光受信部19Bと、複数の光受信部19Cとを有する。第5の励起光源15Eは、第5の波長変換部14Eに励起光を供給する。更に、第5の波長変換部14Eは、第5の励起光源15Eからの波長変換に利用した透過光である残留励起光を第3の波長変換部14Cに供給する。第6の励起光源15Fは、第6の波長変換部14Fに励起光を供給する。更に、第6の波長変換部14Fは、第6の励起光源15Fからの波長変換に利用した透過光である残留励起光を第4の波長変換部14Dに供給する。
第1の伝送装置2A内の第1の合波部12Aは、複数の光送信部11AからのC帯の第1の光を多重化した第1の多重光を第1の光増幅部13Aに出力する。第1の光増幅部13Aは、第1の多重光を光増幅し、光増幅後のC帯の第1の多重光を第1の波長合波部16Aに出力する。
第2の合波部12Bは、複数の光送信部11BからのC帯の第2の光を多重化した第2の多重光を第2の光増幅部13Bに出力する。第2の光増幅部13Bは、第2の多重光を光増幅し、光増幅後の第2の多重光を第1の波長変換部14Aに出力する。第1の波長変換部14Aは、C帯の第2の多重光と第1の励起光源15Aからの励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、C帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に波長変換し、波長変換後のL帯の第2の多重光を第1の波長合波部16Aに出力する。
第3の合波部12Cは、複数の光送信部11CからのC帯の第3の光を多重化した第3の多重光を第3の光増幅部13Cに出力する。第3の光増幅部13Cは、第3の多重光を光増幅し、光増幅後の第3の多重光を第2の波長変換部14Bに出力する。第2の波長変換部14Bは、C帯の第3の多重光と第2の励起光源15Bからの励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、C帯の第3の多重光をS帯の第3の多重光に波長変換し、波長変換後のS帯の第3の多重光を第1の波長合波部16Aに出力する。第1の波長合波部16Aは、C帯の第1の多重光と、L帯の第2の多重光と、S帯の第3の多重光とを合波し、合波後の多重光を上り伝送路3Aに出力する。
第2の伝送装置2B内の第2の波長分波部17Bは、上り伝送路3A経由で第1の伝送装置2Aからの多重光をC帯の第1の多重光、L帯の第2の多重光及びS帯の第3の多重光に分波する。第2の波長分波部17Bは、分波したC帯の第1の多重光を第1の光増幅部13Aに出力する。第1の光増幅部13Aは、C帯の第1の多重光を光増幅し、光増幅後のC帯の第1の多重光を第1の分波部18Aに出力する。第1の分波部18Aは、C帯の第1の多重光を各光受信部19Aに分波出力する。
第2の波長分波部17Bは、分波したL帯の第2の多重光を第3の波長変換部14Cに出力する。第3の波長変換部14Cは、L帯の第2の多重光と励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、L帯の第2の多重光をC帯の第2の多重光に波長変換し、C帯の第2の多重光を第2の光増幅部13Bに出力する。第2の光増幅部13Bは、C帯の第2の多重光を光増幅し、光増幅後のC帯の第2の多重光を第2の分波部18Bに出力する。第2の分波部18Bは、光増幅後のC帯の第2の多重光を各光受信部19Bに分波出力する。
第2の波長分波部17Bは、分波したS帯の第3の多重光を第4の波長変換部14Dに出力する。第4の波長変換部14Dは、S帯の第3の多重光と励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、S帯の第3の多重光をC帯の第3の多重光に波長変換し、C帯の第3の多重光を第3の光増幅部13Cに出力する。第3の光増幅部13Cは、C帯の第3の多重光を光増幅し、光増幅後のC帯の第3の多重光を第3の分波部18Cに出力する。第3の分波部18Cは、光増幅後のC帯の第3の多重光を各光受信部19Cに分波出力する。
第2の伝送装置2B内の第4の合波部12Dは、複数の光送信部11DからのC帯の第4の光を多重化した第4の多重光を第4の光増幅部13Dに出力する。第4の光増幅部13Dは、第4の多重光を光増幅し、光増幅後の第4の多重光を第2の波長合波部16Bに出力する。
第5の合波部12Eは、複数の光送信部11EからのC帯の第5の光を多重化したC帯の第5の多重光を第5の光増幅部13Eに出力する。第5の光増幅部13Eは、C帯の第5の多重光を光増幅し、光増幅後の第5の多重光を第5の波長変換部14Eに出力する。第5の波長変換部14Eは、C帯の第5の多重光と第5の励起光源15Eからの励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、C帯の第5の多重光をL帯の第5の多重光に波長変換し、波長変換後のL帯の第5の多重光を第2の波長合波部16Bに出力する。
第6の合波部12Fは、複数の光送信部11FからのC帯の第6の光を多重化したC帯の第6の多重光を第6の光増幅部13Fに出力する。第6の光増幅部13Fは、C帯の第6の多重光を光増幅し、光増幅後の第6の多重光を第6の波長変換部14Fに出力する。第6の波長変換部14Fは、C帯の第6の多重光と第6の励起光源15Fからの励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、C帯の第6の多重光をS帯の第6の多重光に波長変換し、波長変換後のS帯の第6の多重光を第2の波長合波部16Bに出力する。第2の波長合波部16Bは、C帯の第4の多重光と、L帯の第5の多重光と、S帯の第6の多重光とを合波し、合波後の多重光を下り伝送路3Bに出力する。
第1の伝送装置2A内の第1の波長分波部17Aは、下り伝送路3B経由で第2の伝送装置2Bからの多重光をC帯の第4の多重光と、L帯の第5の多重光と、S帯の第6の多重光とに分波する。第1の波長分波部17Aは、分波したC帯の第4の多重光を第4の光増幅部13Dに出力する。第4の光増幅部13Dは、C帯の第4の多重光を光増幅し、光増幅後のC帯の第4の多重光を第4の分波部18Dに出力する。第4の分波部18Dは、C帯の第4の多重光を第4の光に分波し、第4の光を各光受信部19Dに分波出力する。
第1の波長分波部17Aは、分波したL帯の第5の多重光を第7の波長変換部14Gに出力する。第7の波長変換部14Gは、L帯の第5の多重光と励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、L帯の第5の多重光をC帯の第5の多重光に波長変換し、C帯の第5の多重光を第5の光増幅部13Eに出力する。第5の光増幅部13Eは、C帯の第5の多重光を光増幅し、光増幅後のC帯の第5の多重光を第5の分波部18Eに出力する。第5の分波部18Eは、光増幅後のC帯の第5の多重光を第5の光に分波し、第5の光を各光受信部19Eに分波出力する。
第1の波長分波部17Aは、分波したS帯の第6の多重光を第8の波長変換部14Hに出力する。第8の波長変換部14Hは、S帯の第6の多重光と励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、S帯の第6の多重光をC帯の第6の多重光に波長変換し、C帯の第6の多重光を第6の光増幅部13Fに出力する。第6の光増幅部13Fは、C帯の第6の多重光を光増幅し、光増幅後のC帯の第6の多重光を第6の分波部18Fに出力する。第6の分波部18Fは、光増幅後のC帯の第6の多重光を第6の光に分波し、第6の光を各光受信部19Fに分波出力する。
第1の伝送装置2Aは、送信側の第1の波長変換部14Aに利用した第1の励起光源15Aの励起光を同一装置内の受信側の第7の波長変換部14Gに再利用したので、第7の波長変換部14Gに使用する第7の励起光源15Gを削減できる。
第1の伝送装置2Aは、送信側の第2の波長変換部14Bに利用した第2の励起光源15Bの励起光を同一装置内の受信側の第8の波長変換部14Hに再利用したので、第8の波長変換部14Hに使用する第8の励起光源15Hを削減できる。
また、第2の伝送装置2Bも、送信側の第5の波長変換部14Eに利用した第5の励起光源15Eの励起光を同一装置内の受信側の第3の波長変換部14Cに再利用したので、第3の波長変換部14Cに使用する第3の励起光源15Cを削減できる。
第2の伝送装置2Bも、送信側の第6の波長変換部14Fに利用した第6の励起光源15Fの励起光を同一装置内の受信側の第4の波長変換部14Dに再利用したので、第4の波長変換部14Dに使用する第4の励起光源15Dを削減できる。
実施例6の伝送システム1Eの伝送装置2は、送信側の波長変換で利用した励起光の残留成分を同一装置内の受信側の波長変換の励起光として再利用した。その結果、励起光の利用効率の向上、励起光源15の削減に伴う電力量の削減、部品サイズのコンパクト化及び部品コストの低減が図れる。
尚、上記実施例6の伝送装置2は、送信側の波長変換で使用する励起光の残留成分を同一装置内の受信側の波長変換の励起光として再利用したが、これに限定されるものではなく、その実施の形態につき、実施例7として以下に説明する。図13は、実施例7の伝送システム1Fの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、実施例6の伝送システム1Eと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
実施例6の伝送システム1Eと実施例7の伝送システム1Fとが異なるところは、伝送装置2が受信側の波長変換で利用した励起光の残留成分を同一装置内の送信側の波長変換の励起光として再利用した点にある。
第1の伝送装置2Aは、受信側の第7の波長変換部14Gに利用した第7の励起光源15Gの励起光を同一装置内の送信側の第1の波長変換部14Aに再利用できるため、第1の波長変換部14Aに使用する第1の励起光源15Aを削減できる。
第1の伝送装置2Aは、受信側の第8の波長変換部14Hに利用した第8の励起光源15Hの励起光を同一装置内の送信側の第2の波長変換部14Bに再利用できるため、第2の波長変換部14Bに使用する第2の励起光源15Bを削減できる。
また、第2の伝送装置2Bも、受信側の第3の波長変換部14Cに利用した第3の励起光源15Cの励起光を同一装置内の送信側の第5の波長変換部14Eに再利用できるため、第5の波長変換部14Eに使用する第5の励起光源15Eを削減できる。
第2の伝送装置2Bも、受信側の第4の波長変換部14Dに利用した第4の励起光源15Dの励起光を同一装置内の送信側の第6の波長変換部14Fに再利用できるため、第6の波長変換部14Fに使用する第6の励起光源15Fを削減できる。
実施例7の伝送システム1Fの伝送装置2は、受信側の波長変換で利用した励起光の残留成分を同一装置内の送信側の波長変換の励起光として再利用した。その結果、励起光の利用効率の向上、励起光源15の削減に伴う電力量の削減、部品サイズのコンパクト化及び部品コストの低減が図れる。
尚、上記実施例6の伝送装置2では、送信側の波長変換で利用した励起光の残留成分を同一装置内の受信側の波長変換の励起光として再利用したが、これに限定されるものではなく、その実施の形態につき、実施例8として以下に説明する。図14は、実施例8の伝送システム1Gの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、実施例6の伝送システム1Eと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
実施例6の伝送システム1Eと実施例8の伝送システム1Gとが異なるところは、伝送装置2が受信側の波長変換で利用した励起光の残留成分を同一装置内の受信側の他方の波長変換の励起光として再利用した点にある。更に、伝送装置2が、送信側の波長変換で利用した励起光の残留成分を同一装置内の送信側の波長変換の励起光として再利用した点にある。
第1の伝送装置2Aは、受信側の第8の波長変換部14Hに利用した第8の励起光源15Hの励起光を同一装置内の受信側の第7の波長変換部14Gに再利用できるため、第7の波長変換部14Gに利用する第7の励起光源15Gを削減できる。
第1の伝送装置2Aは、送信側の第2の波長変換部14Bに利用した第2の励起光源15Bの励起光を同一装置内の送信側の第1の波長変換部14Aに再利用できるため、第1の波長変換部14Aに利用する第1の励起光源15Aを削減できる。
また、第2の伝送装置2Bも、送信側の第6の波長変換部14Fに利用した第6の励起光源15Fの励起光を同一装置内の送信側の第5の波長変換部14Eに再利用できるため、第5の波長変換部14Eに使用する第5の励起光源15Eを削減できる。
第2の伝送装置2Bも、受信側の第4の波長変換部14Dに利用した第4の励起光源15Dの励起光を同一装置内の受信側の第3の波長変換部14Cに再利用できるため、第3の波長変換部14Cに使用する第3の励起光源15Cを削減できる。
実施例8の伝送システム1Gの伝送装置2は、受信側の波長変換で利用した励起光の残留成分を同一装置内の受信側の波長変換の励起光として再利用した。その結果、励起光の利用効率の向上、励起光源15の削減に伴う電力量の削減、部品サイズのコンパクト化及び部品コストの低減が図れる。
尚、上記実施例6の伝送システム1Eでは、送信側の波長変換で利用した励起光の残留成分を受信側の波長変換の励起光として再利用したが、これに限定されるものではなく、その実施の形態につき、実施例9として以下に説明する。図15は、実施例9の伝送システム1Hの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、実施例6の伝送システム1Eと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
実施例6の伝送システム1Eと実施例9の伝送システム1Hとが異なるところは、伝送装置2内の波長変換で使用する励起光の残留成分を同一伝送装置2内の全ての波長変換の励起光として再利用した点にある。
第1の伝送装置2Aは、第2の波長変換部14Bに利用した第2の励起光源15Bの励起光を第1の波長変換部14A、第7の波長変換部14G及び第8の波長変換部14Hに再利用した。その結果、第1の励起光源15A、第7の励起光源15G及び第8の励起光源15Hを削減できる。
第2の伝送装置2Bは、第6の波長変換部14Fに利用した第6の励起光源15Fの励起光を第5の波長変換部14E、第3の波長変換部14C及び第4の波長変換部14Dに再利用した。その結果、第5の励起光源15E、第3の励起光源15C及び第4の励起光源15Dを削減できる。
図16は、第2の励起光源15B、第1の波長変換部14A、第2の波長変換部14B、第7の波長変換部14G及び第8の波長変換部14Hの一例を示す説明図である。第2の励起光源15B内の調整部25は、励起光を第2の波長変換部14Bに供給する。第2の波長変換部14Bは、C帯の第3の多重光と第2の励起光源15Bからの励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることでC帯の第3の多重光をS帯の第3の多重光に波長変換する。更に、第2の波長変換部14Bは、波長変換に利用した透過光である残留励起光を、光フィルタ51Eを通じて第1の波長変換部14Aに出力する。光フィルタ51Eは、残留励起光から励起光のみを抽出する。第1の波長変換部14Aは、光フィルタ51Eを通じて抽出した励起光とC帯の第2の多重光とを非線形光学媒質33に伝搬させることでC帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に波長変換する。
更に、第1の波長変換部14Aは、波長変換に利用した透過光である残留励起光を、光フィルタ51Fを通じて第7の波長変換部14Gに出力する。光フィルタ51Fは、残留励起光から励起光のみを抽出する。第7の波長変換部14Gは、光フィルタ51Fを通じて抽出した励起光とL帯の第5の多重光とを非線形光学媒質33に伝搬させることでL帯の第5の多重光をC帯の第5の多重光に波長変換する。
更に、第7の波長変換部14Gは、波長変換に利用した透過光である残留励起光を、光フィルタ51Gを通じて第8の波長変換部14Hに出力する。光フィルタ51Gは、残留励起光から励起光のみを抽出する。第8の波長変換部14Hは、光フィルタ51Gを通じて抽出した励起光とS帯の第6の多重光とを非線形光学媒質33に伝搬させることでS帯の第6の多重光をC帯の第6の多重光に波長変換する。
実施例9の伝送システム1Hの伝送装置2は、一つの波長変換で使用する励起光の残留成分を同一伝送装置内の他の波長変換の励起光として再利用した。その結果、励起光の利用効率の向上、励起光源15の削減に伴う電力量の削減、部品サイズのコンパクト化及び部品コストの低減が図れる。
尚、上記実施例1乃至9の波長変換部14は、図2に示す偏波単一光の波長変換部141としたが、波長変換部141の代わりに偏波多重光の波長変換部142を採用しても良く、その実施の形態につき、実施例10として以下に説明する。
図17は、実施例10の偏波多重光用の波長変換部14及び励起光源15の一例を示す説明図である。励起光源15は、単一波長の励起光または2波長の励起光を波長変換部14に供給する。この場合、光送信部11Aは、垂直偏波及び水平偏波の第1の光を第1の合波部12Aに出力する。第1の合波部12Aは、垂直偏波及び水平偏波の第1の光を多重化した第1の多重光を波長合波部16に出力する。光送信部11Bは、垂直偏波及び水平偏波の第2の光を第2の合波部12Bに出力する。第2の合波部12Bは、垂直偏波及び水平偏波の第2の光を多重化した第2の多重光を第1の波長変換部14Aに出力する。更に、光送信部11Cは、垂直偏波及び水平偏波の第3の光を第3の合波部12Cに出力する。第3の合波部12Cは、垂直偏波及び水平偏波の第3の光を多重化した第3の多重光を第2の波長変換部14Bに出力する。
波長変換部14は、偏波多重光用の波長変換部142である。波長変換部142は、調整部81と、偏波ビームスプリッタ82と、水平側光合波部83と、水平側非線形光学媒質84と、水平側光分波部85と、偏波ビームコンバイナ86とを有する。波長変換部142は、垂直側光合波部87と、垂直側非線形光学媒質88と、垂直側光分波部89と、光スプリッタ90と、光増幅部90Aとを有する。
調整部81は、水平偏波及び垂直偏波のC帯の多重光の光強度を調整し、調整後の多重光を偏波ビームスプリッタ82に出力する。偏波ビームスプリッタ82は、多重光を水平偏波の多重光及び垂直偏波の多重光に光分岐し、水平偏波の多重光を水平側光合波部83、垂直偏波の多重光を垂直側光合波部87に出力する。
光スプリッタ90は、励起光源15から二つの励起光P1、P2に光分岐し、励起光P1を水平側光合波部83、励起光P2を垂直側光合波部87に供給する。水平側光合波部83は、C帯の水平偏波の多重光と励起光P1とを水平側非線形光学媒質84に伝搬させることでC帯の水平偏波の多重光をL帯の水平偏波の多重光に波長変換し、L帯の水平偏波の多重光を水平側光分波部85に出力する。水平側光分波部85は、L帯の水平偏波の多重光から残留励起光P1と多重光とに分波出力する。水平側光分波部85は、L帯の水平偏波の多重光を偏波ビームコンバイナ86に出力する。
垂直側光合波部87は、C帯の垂直偏波の多重光と励起光P2とを垂直側非線形光学媒質88に伝搬させることでC帯の垂直偏波の多重光をL帯の垂直偏波の多重光に波長変換する。そして、垂直側光合波部87は、L帯の垂直偏波の多重光を垂直偏波側光分波部89に出力する。垂直側光分波部89は、L帯の垂直偏波の多重光から励起光P2の残留成分と多重光とに分波出力する。垂直側光分波部89は、L帯の垂直偏波の多重光を偏波ビームコンバイナ86に出力する。
偏波ビームコンバイナ86は、水平側光分波部85からのL帯の水平偏波の多重光と、垂直側光分波部89からのL帯の垂直偏波の多重光とを結合して多重光を光増幅部90Aに出力する。光増幅部90Aは、偏波ビームコンバイナ86からの多重光を波長単位に光増幅し、光増幅後の多重光を波長合波部16に出力する。尚、波長変換部142は、例えば、第1の波長変換部14A、第2の波長変換部14B、第3の波長変換部14C及び第4の波長変換部14D等に適用可能である。
図18Aは、実施例10の第1の波長変換部14Aの波長変換動作の一例を示す説明図である。第1の波長変換部14Aは、第2の光増幅部13BからのC帯の第2の多重光と第1の励起光源15Aからの2波長の励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、C帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に波長変換する。その結果、第1の波長変換部14Aは、2本の励起光の波長間隔でC帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に波長変換する非縮退四光波混合の関係となる。
更に、図18Bは、第3の波長変換部14Cの動作の一例を示す説明図である。第3の波長変換部14Cは、第2の光増幅部13BからのL帯の第2の多重光と第3の励起光源15Cからの2波長の励起光とを非線形光学媒質33上に伝搬させることで、L帯の第2の多重光をC帯の第2の多重光に波長変換する。その結果、第3の波長変換部14Cは、2波長の励起光の波長間隔でL帯の第2の多重光をC帯の第2の多重光に波長変換する非縮退四光波混合の関係となる。
図19Aは、第2の波長変換部14Bの動作の一例を示す説明図である。第2の波長変換部14Bは、第3の光増幅部13CからのC帯の第3の多重光と第3の励起光源15Cからの2波長の励起光とを非線形光学媒質33上に伝搬させることで、C帯の第3の多重光をS帯の第3の多重光に波長変換する。その結果、第2の波長変換部14Bは、2波長の励起光の波長間隔でC帯の第3の多重光をS帯の第3の多重光に波長変換する非縮退四光波混合の関係となる。
更に、図19Bは、第4の波長変換部14Dの動作の一例を示す説明図である。第4の波長変換部14Dは、第3の光増幅部13BからのS帯の第3の多重光と第4の励起光源15Dからの2波長の励起光とを非線形光学媒質33上に伝搬させることで、S帯の第3の多重光をC帯の第3の多重光に波長変換する。その結果、第4の波長変換部14Dは、2波長の励起光の波長間隔でS帯の第3の多重光をC帯の第3の多重光に波長変換する非縮退四光波混合の関係となる。
尚、励起光の波長は、波長変換前後の光と異なり、2波長の励起光の波長間隔がC帯の帯域幅よりも広く、例えば、C帯とS帯との間やC帯とL帯との間としたが、波長変換前後の光の波長間隔と励起光の波長間隔とが同一の条件を満たせば良い。
図8に示す第1の波長変換部14A及び第7の波長変換部14Gに偏波多重光の波長変換部142を採用した場合の実施の形態につき、実施例11として以下に説明する。
図20は、実施例11の偏波多重光用の第1の励起光源15A、第1の波長変換部14A及び第7の波長変換部14Gの接続構成の一例を示す説明図である。第1の励起光源15A内の調整部25は、励起光を光スプリッタ90(96)に出力する。光スプリッタ90(96)は、光分岐した励起光P1及び励起光P2を第1の波長変換部14Aに供給する。第1の波長変換部14Aは、C帯の第2の多重光と励起光P1及び励起光P2とを非線形光学媒質33に伝搬させることでC帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に波長変換する。更に、第1の波長変換部14Aは、波長変換で利用した透過光である残留励起光P1を光フィルタ51Aに出力すると共に、残留励起光P2を光フィルタ51Bに出力する。
光フィルタ51Aは、残留励起光P1から励起光P1を抽出し、抽出した励起光P1を第7の波長変換部14Gに出力する。また、光フィルタ51Bは、残留励起光P2から励起光P2を抽出し、抽出した励起光P2を第7の波長変換部14Gに出力する。第7の波長変換部14Gは、光フィルタ51Aからの励起光P1及び光フィルタ51Bからの励起光P2と、L帯の第5の多重光とを非線形光学媒質33に伝搬させることでL帯の第5の多重光をC帯の第5の多重光に波長変換する。
第1の伝送装置2Aは、送信側の第1の波長変換部14Aに利用した第1の励起光源15Aの励起光P1及びP2を同一装置内の受信側の第7の波長変換部14Gに再利用できるため、第7の波長変換部14Gに使用する第7の励起光源15Gを削減できる。
実施例11の伝送システム1Jは、伝送装置2が送信側の波長変換に利用した励起光P1及びP2の残留成分を同一装置内の受信側の波長変換の励起光として再利用した。その結果、偏波多重光用の波長変換部142でも、励起光の利用効率の向上、励起光源15の削減に伴う電力量の削減、部品サイズのコンパクト化及び部品コストの低減が図れる。
尚、上記実施例11では、例えば、第1の波長変換部14Aで使用した第1の励起光源15Aの励起光P1及びP2の残留成分を第7の波長変換部14Gに再利用した。しかしながら、これに限定されるものではなく、その実施の形態につき、実施例12として以下に説明する。図21は、実施例12の偏波多重光用の第7の励起光源15G、第1の波長変換部14A及び第7の波長変換部14Gの接続構成の一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、実施例11の伝送システム1Jと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
第7の励起光源15G内の調整部25は、励起光を光スプリッタ90(96)に出力する。光スプリッタ90(96)は、励起光P1及び励起光P2を第7の波長変換部14Gに分離出力する。第7の波長変換部14Gは、L帯の第5の多重光と励起光P1及び励起光P2とを非線形光学媒質33に伝搬させることでL帯の第5の多重光をC帯の第5の多重光に波長変換する。更に、第7の波長変換部14Gは、波長変換で利用した透過光である残留励起光P1を光フィルタ51Cに出力すると共に、残留励起光P2を光フィルタ51Dに出力する。
光フィルタ51Cは、残留励起光P1から励起光P1を抽出し、抽出した励起光P1を第1の波長変換部14Aに出力する。また、光フィルタ51Dは、残留励起光P2から励起光P2を抽出し、抽出した励起光P2を第1の波長変換部14Aに出力する。第1の波長変換部14Aは、光フィルタ51Cからの励起光P1及び光フィルタ51Dからの励起光P2と、C帯の第2の多重光とを非線形光学媒質33に伝搬させることでC帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に波長変換する。
第1の伝送装置2Aは、受信側の第7の波長変換部14Gに利用した第7の励起光源15Gの励起光P1及びP2を同一装置内の送信側の第1の波長変換部14Aに再利用した。その結果、第1の波長変換部14Aに使用する第1の励起光源15Aを削減できる。
実施例12の伝送装置2は、受信側の波長変換に利用した励起光P1及びP2の残留成分を同一装置内の送信側の波長変換の励起光として再利用した。その結果、偏波多重光用の波長変換部142でも、励起光の利用効率の向上、励起光源15の削減に伴う電力量の削減、部品サイズのコンパクト化及び部品コストの低減が図れる。
図15に示す伝送システム1H内の波長変換部14に偏波多重光用の波長変換部142を採用した場合の実施の形態につき、実施例13として以下に説明する。図22は、実施例13の偏波多重光用の第2の励起光源15B、第1の波長変換部14A、第2の波長変換部14B、第7の波長変換部14G及び第8の波長変換部14Hの一例を示す説明図である。
第2の励起光源15B内の調整部25は、励起光を光スプリッタ90(96)に出力する。光スプリッタ90(96)は、励起光P1及びP2を第2の波長変換部14Bに分離出力する。第2の波長変換部14Bは、C帯の第3の多重光と第2の励起光源15Bからの励起光P1及びP2とを非線形光学媒質33に伝搬させることでC帯の第3の多重光をS帯の第3の多重光に波長変換する。更に、第2の波長変換部14Bは、波長変換に利用した透過光である残留励起光P1を光フィルタ511Eに出力すると共に、透過光である残留励起光P2を光フィルタ512Eに出力する。光フィルタ511Eは、残留励起光P1から励起光P1のみを抽出する。光フィルタ512Eは、残留励起光P2から励起光P2のみを抽出する。
第1の波長変換部14Aは、光フィルタ511Eで抽出した励起光P1及び光フィルタ512Eで抽出した励起光P2とC帯の第2の多重光とを非線形光学媒質33に伝搬させることでC帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に波長変換する。更に、第1の波長変換部14Aは、波長変換に利用した透過光である残留励起光P1を光フィルタ511Fに出力すると共に、透過光である残留励起光P2を光フィルタ512Fに出力する。光フィルタ511Fは、残留励起光P1から励起光P1のみを抽出する。光フィルタ512Fは、残留励起光P2から励起光P2のみを抽出する。
第7の波長変換部14Gは、光フィルタ511Fで抽出した励起光P1及び光フィルタ512Fで抽出した励起光P2とL帯の第5の多重光とを非線形光学媒質33に伝搬させることでL帯の第5の多重光をC帯の第5の多重光に波長変換する。更に、第7の波長変換部14Gは、波長変換に利用した透過光である残留励起光P1を光フィルタ511Gに出力すると共に、透過光である残留励起光P2を光フィルタ512Gに出力する。光フィルタ511Gは、残留励起光P1から励起光P1のみを抽出する。光フィルタ512Gは、残留励起光P2から励起光P2のみを抽出する。
第8の波長変換部14Hは、光フィルタ511Gで抽出した励起光P1及び光フィルタ512Gで抽出した励起光P2とS帯の第6の多重光とを非線形光学媒質33に伝搬させることでS帯の第6の多重光をC帯の第6の多重光に波長変換する。
実施例13の伝送システム1Lの伝送装置2は、一つの波長変換で使用する励起光P1及びP2の残留成分を同一装置内の他の波長変換の励起光として再利用する。その結果、偏波多重光用の波長変換部142でも、励起光の利用効率の向上、励起光源15の削減に伴う電力量の削減、部品サイズのコンパクト化及び部品コストの低減が図れる。
図17では、偏波多重光用の波長変換部142を例示したが、偏波多重光用の波長変換部として、これに限定されるものではなく、その実施の形態につき、実施例14として以下に説明する。
図23は、実施例14の波長変換部14の一例を示す説明図である。図23に示す波長変換部14は、偏波多重光用の波長変換部143である。波長変換部143は、調整部91と、偏波ビームスプリッタ92と、光合波部93と、非線形光学媒質94と、光合波部95と、光スプリッタ96と、光増幅部97とを有する。光スプリッタ96は、励起光源15内の調整部25から励起光P1及びP2を分離出力し、励起光P1を光合波部93に出力すると共に、励起光P2を光分波部95に出力する。
調整部91は、C帯の垂直偏波及び水平偏波の多重光の光強度を調整し、調整後の多重光を偏波ビームスプリッタ92に出力する。偏波ビームスプリッタ92は、多重光を水平偏波の多重光と垂直偏波の多重光とに分離し、水平偏波の多重光を右回りの光合波部93に、垂直偏波の多重光を左回りの光合波部95に出力する。尚、右回りとは、偏波ビームスプリッタ92から光合波部93→非線形光学媒質94→光合波部95→偏波ビームスプリッタ92への経路である。また、左回りとは、偏波ビームスプリッタ92から光合波部95→非線形光学媒質94→光合波部93→偏波ビームスプリッタ92への経路である。
光合波部93は、右回りの場合、C帯の水平偏波の多重光と励起光P1とを合波し、合波した水平偏波の多重光を非線形光学媒質94に出力する。非線形光学媒質94は、水平偏波の多重光と励起光P1とが伝搬することでC帯の水平偏波の多重光をL帯の水平偏波の多重光に波長変換し、L帯の水平偏波の多重光を光合波部95に出力する。光合波部95は、右回りの入力のため、L帯の水平偏波の多重光を偏波ビームスプリッタ92に出力し、非線形光学媒質94を透過した励起光P1を残留励起光P1として出力する。
光合波部95は、左回りの場合、C帯の垂直偏波の多重光と励起光P2とを合波し、合波した垂直偏波の多重光を非線形光学媒質94に出力する。非線形光学媒質94は、合波した垂直偏波の多重光と励起光P2とが伝搬することでC帯の垂直偏波の多重光をL帯の垂直偏波の多重光に波長変換し、L帯の垂直偏波の多重光を光合波部93に出力する。光合波部93は、左回りの入力のため、L帯の垂直偏波の多重光を偏波ビームスプリッタ92に出力し、非線形光学媒質94を透過した励起光P2を残留励起光P2として出力する。そして、偏波ビームスプリッタ92は、光合波部95からのL帯の水平偏波の多重光と、光合波部93からのL帯の垂直偏波の多重光とを合波してL帯の水平偏波及び垂直偏波の多重光を光増幅部97に出力する。光増幅部97は、偏波ビームスプリッタ92からのL帯の水平偏波及び垂直偏波の多重光を波長単位に光増幅し、光増幅後の水平偏波及び垂直偏波の多重光を出力する。
波長変換部143は、波長変換部142に比較して部品個数も少なく、励起光P1及びP2を使用してC帯の垂直偏波及び水平偏波の多重光をL帯の垂直偏波及び水平偏波の多重光を波長変換できる。
尚、実施例4の伝送システム1Cの伝送装置2では、送信側の波長変換部14の波長変換に利用した透過光である残留励起光を同一装置内の受信側の波長変換部14に再利用した。しかしながら、残留励起光の再利用箇所が波長変換部14に限定されるものではなく、適宜変更可能であり、その実施の形態につき、実施例15として以下に説明する。図24は、実施例15の伝送システム1Mの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、図5に示す伝送システム1Aと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図24に示す第1の伝送装置2A内の第1の波長変換部14Aと波長合波部16との間には、第4の光増幅部41Aの代わりに第5の光増幅部61を配置している。第1の励起光源15Aは、第1の波長変換部14Aに励起光を供給する。第1の波長変換部14Aは、第1の励起光源15Aからの波長変換で利用した透過光である残留励起光を第5の光増幅部61に供給する。
更に、第2の伝送装置2B内の波長分波部17と第3の波長変換部14Cとの間には、第4の光増幅部41Bの代わりに第6の光増幅部62を配置している。第3の励起光源15Cは、第3の波長変換部14Cの代わりに第6の光増幅部62に励起光を供給する。第6の光増幅部62は、第3の励起光源15Cからの光増幅で使用した透過光である残留励起光を第3の波長変換部14Cに供給する。
図25は、第5の光増幅部61の一例を示す説明図である。図25に示す第5の光増幅部61は、光合波部61Aと、光増幅ファイバ61Bと、光フィルタ61Cとを有する。光合波部61Aは、第1の波長変換部14Aの残留励起光と、第1の波長変換部14AからのL帯の第2の多重光とを合波し、残留励起光と第2の多重光とを光増幅ファイバ61Bに出力する。光増幅ファイバ61Bは、L帯の第2の多重光と残留励起光とが伝搬することで、L帯の第2の多重光を光増幅する。光フィルタ61Cは、光増幅ファイバ61Bの光増幅後のL帯の第2の多重光から残留励起光の成分を除去し、L帯の第2の多重光を出力する。
図26は、第6の光増幅部62の一例を示す説明図である。図26に示す第6の光増幅部62は、光合波部62Aと、光増幅ファイバ62Bと、光分波部62Cとを有する。光合波部62Aは、第3の励起光源15Cからの励起光とL帯の第2の多重光とを合波し、励起光と第2の多重光とを光増幅ファイバ62Bに出力する。光増幅ファイバ62Bは、L帯の第2の多重光と励起光とが伝搬することで、L帯の第2の多重光を光増幅する。光分波部62Cは、光増幅ファイバ62Bの光増幅後のL帯の第2の多重光及び残留励起光を分波し、L帯の第2の多重光を第3の波長変換部14Cに出力する。更に、光分波部62Cは、残留励起光を第3の波長変換部14Cに出力する。第3の波長変換部14Cは、L帯の第2の多重光と残留励起光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、L帯の第2の多重光をC帯の第2の多重光に波長変換する。
第1の伝送装置2Aは、第1の波長変換部14の波長変換に利用する第1の励起光源15Aの励起光を第1の波長変換部14Aの後段の第5の光増幅部61に再利用したので、第5の光増幅部61に使用する励起光源を削減できる。更に、第5の光増幅部61は、残留励起光で光合波部61Aから光フィルタ61Cへ前方励起したので、光合波部61Aと光フィルタ61Cとの間の経路上の信号に対して、例えば、EDFA(Erbium Doped optical Fiber Amplifier)増幅、集中型ラマン増幅及びパラメトリック増幅等の光増幅を実現できる。
第2の伝送装置2Bは、第6の光増幅部62に利用する第3の励起光源15Cの励起光を第6の光増幅部62後段の第3の波長変換部14Cに再利用したので、第3の波長変換部14Cに使用する励起光源を削減できる。更に、第6の光増幅部62は、第3の励起光源15Cからの励起光が光合波部62Aから光分波部62Cへ前方励起したので、光合波部62Aと光分波部62Cとの間の経路上の信号に対して、例えば、EDFA増幅、集中型ラマン増幅及びパラメトリック増幅等の光増幅を実現できる。
伝送システム1Mの伝送装置2は、波長変換部14の波長変換に利用した励起光を同一装置内の光部品の励起光として再利用した。その結果、励起光の利用効率の向上、励起光源の削減に伴う電力量の削減、部品サイズのコンパクト化及び部品コストの低減が図れる。
更に、伝送装置2は、光増幅部の光増幅に利用した励起光を同一の装置内の波長変換部14の励起光として再利用した。その結果、励起光の利用効率の向上、励起光源の削減に伴う電力量の削減、部品サイズのコンパクト化及び部品コストの低減が図れる。図27は、実施例16の伝送システム1Nの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、図24に示す伝送システム1Mと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図27に示す第1の伝送装置2A内の第1の波長変換部14Aと波長合波部16との間には、第5の光増幅部61の代わりに第7の光増幅部63を配置している。第1の励起光源15Aは、第1の波長変換部14Aに励起光を供給する。第1の波長変換部14Aは、第1の励起光源15Aからの波長変換に利用した透過光である残留励起光を第7の光増幅部63に供給する。
更に、第2の伝送装置2B内の波長分波部17と第3の波長変換部14Cとの間には、第6の光増幅部62の代わりに、第8の光増幅部64を配置している。第3の励起光源15Cは、第8の光増幅部64に励起光を供給する。第8の光増幅部64は、第3の励起光源15Cから光増幅に利用した透過光である残留励起光を第3の波長変換部14Cに供給する。
図28は、第7の光増幅部63の一例を示す説明図である。図28に示す第7の光増幅部63は、光フィルタ63Aと、光増幅ファイバ63Bと、光合波部63Cとを有する。第1の波長変換部14Aは、L帯の第2の多重光を光フィルタ63Aに出力すると共に、波長変換で利用した透過光である残留励起光を光合波部63Cに出力する。光合波部63Cは、第1の波長変換部14Aからの残留励起光を光合波し、残留励起光を光増幅ファイバ63Bに出力する。更に、光増幅ファイバ63Bは、光合波部63Cからの残留励起光を光増幅に使用し、光増幅に使用した透過光である残留励起光を光フィルタ63Aに出力する。
光フィルタ63Aは、第1の波長変換部14AからのL帯の第2の多重光と、光増幅ファイバ63Bからの光増幅で使用した残留励起光のうち、L帯の第2の多重光を透過し光増幅ファイバ63Bに出力する。更に、光増幅ファイバ63Bは、光フィルタを透過したL帯の第2の多重光と、光合波部63Cから光合波した残留励起光とが伝搬することで、L帯の第2の多重光を光増幅し、光増幅後のL帯の第2の多重光を光合波部63Cに出力する。光合波部63Cは、L帯の第2の多重光と、第1の波長変換部14Aの波長変換に使用した透過光である残留励起光とを合波し、L帯の第2の多重光を出力する。
図29は、第8の光増幅部64の一例を示す説明図である。図29に示す第8の光増幅部64は、光分波部64Aと、光増幅ファイバ64Bと、光合波部64Cとを有する。第3の励起光源15Cの調整部25は、励起光を第8の光増幅部64内の光合波部64Cに出力する。光合波部64Cは、第3の励起光源15Cからの励起光を光合波し光増幅ファイバ64Bに出力する。光増幅ファイバ64Bは、光増幅で使用した透過光である残留励起光を光分波部64Aに出力する。更に、光分波部64Aは、光増幅で使用した透過光である残留励起光を第3の波長変換部14Cに出力する。
光分波部64Aは、L帯の第2の多重光と、光増幅ファイバ64Bからの残留励起光とを分波し、L帯の第2の多重光を光増幅ファイバ64Bに出力する。光増幅ファイバ64Bは、L帯の第2の多重光と、光合波部64Cからの励起光とが伝搬することで、L帯の第2の多重光を光増幅し、光増幅後のL帯の第2の多重光を光合波部64Cに出力する。光合波部64Cは、光増幅後のL帯の第2の多重光と第3の励起光源15Cからの励起光とを合波してL帯の第2の多重光を第3の波長変換部14Cに出力する。
第3の波長変換部14Cは、光合波部64CからのL帯の第2の多重光と、光分波部64Aからの残留励起光とが非線形光学媒質33に伝搬することで、L帯の第2の多重光をC帯の第2の多重光に変換する。
第1の伝送装置2Aは、第1の波長変換部14Aの波長変換に利用した第1の励起光源15Aの励起光を第1の波長変換部14Aの後段の第7の光増幅部63に再利用したので、第7の光増幅部63に使用する励起光源を削減できる。更に、第7の光増幅部63は、第1の波長変換部14Aからの残留励起光で光合波部63Cから光フィルタ63Aへ後方励起した。その結果、光合波部63Cと光フィルタ63Aとの間の経路上の信号に対して、例えば、EDFA増幅、集中型ラマン増幅及びパラメトリック増幅等の光増幅を実現できる。
第2の伝送装置2Bは、第8の光増幅部64に利用する第3の励起光源15Cの励起光を第8の光増幅部64後段の第3の波長変換部14Cに再利用したので、第3の波長変換部14Cに使用する励起光源を削減できる。更に、第8の光増幅部64は、第3の励起光源15Cからの励起光で光合波部64Cから光分波部64Aへ後方励起したので、光合波部64Cと光分波部64Aとの間の経路上の信号に対して、例えば、EDFA増幅、集中型ラマン増幅及びパラメトリック増幅等の光増幅を実現できる。図30は、実施例17の伝送システム1Oの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、図24に示す伝送システム1Mと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図30に示す第1の伝送装置2A内の第1の波長変換部14Aと波長合波部16との間には、第5の光増幅部61の代わりに第9の光増幅部65を配置している。第1の励起光源15Aは、第1の波長変換部14Aに励起光を供給する。第1の波長変換部14Aは、第1の励起光源15Aからの波長変換に使用した透過光である残留励起光を第9の光増幅部65に供給する。
更に、第2の伝送装置2B内の波長分波部17と第3の波長変換部14Cとの間には、第6の光増幅部62の代わりに第10の光増幅部66を配置している。第3の励起光源15Cは、第10の光増幅部66に励起光を供給する。第10の光増幅部66は、第3の励起光源15Cから光増幅に使用した透過光である残留励起光を第3の波長変換部14Cに供給する。
図31は、第9の光増幅部65の一例を示す説明図である。図29に示す第9の光増幅部65は、光合波部65Aと、光増幅ファイバ65Bと、光合波部65Dと、光源65Cとを有する。第1の波長変換部14Aは、第1の励起光源15Aの波長変換に使用した透過光である残留励起光を第9の光増幅部65内の光合波部65Aに出力する。光合波部65Aは、残留励起光を光合波し光増幅ファイバ65Bに出力する。光増幅ファイバ65Bは、光増幅に使用した透過光である残留励起光を光合波部65Dに出力する。更に、光源65Cは、励起光を光合波部65Dに供給する。光合波部65Dは、光源65Cから供給された励起光を光増幅ファイバ65Bに出力する。更に、光増幅ファイバ65Bは、光増幅に使用した透過光である残留励起光を光合波部65Aに出力する。
光合波部65Aは、第1の波長変換部14AからのL帯の第2の多重光と、第1の波長変換部14A及び光増幅ファイバ65Bからの残留励起光とを合波し、L帯の第2の多重光と第1の波長変換部14Aからの残留励起光とを光増幅ファイバ65Bに出力する。光増幅ファイバ65Bは、L帯の第2の多重光と、光合波部65A及び光合波部65Dからの励起光とが伝搬することで、L帯の第2の多重光を光増幅し、光増幅後のL帯の第2の多重光を光合波部65Dに出力する。更に、光合波部65Dは、L帯の第2の多重光と、光源65Cからの励起光及び光増幅ファイバ65Bからの残留励起光とを合波して、L帯の第2の多重光を出力する。
図32は、第10の光増幅部66の一例を示す説明図である。図32に示す第10の光増幅部66は、光源66Aと、光合波部66Bと、光増幅ファイバ66Cと、光合波部66Dとを有する。波長分波部17は、L帯の第2の多重光を第10の光増幅部66内の光合波部66Bに出力する。
第3の励起光源15C内の調整部25は、励起光を第10の光増幅部66内の光合波部66Dに出力する。光合波部66Dは、第3の励起光源15Cから供給される励起光を光合波して光増幅ファイバ66Cに出力する。更に、光増幅ファイバ66Cは、光増幅に使用した透過光である第3の励起光源15Cの残留励起光を光合波部66Bに出力する。光源66Aは、励起光を光合波部66Bに供給する。更に、光合波部66Bは、光源66Aの励起光を光増幅ファイバ66Cに出力する。光増幅ファイバ66Cは、光増幅に使用した透過光である光源66Aの残留励起光を光合波部66Dに出力する。光合波部66Bは、第3の励起光源15Cの残留励起光を第3の波長変換部14Cに供給する。
光合波部66Bは、波長分波部17からのL帯の第2の多重光と光源66Aの励起光及び第3の励起光源15Cの残留励起光とを合波し、L帯の第2の多重光と光源66Aの励起光とを光増幅ファイバ66Cに出力する。光増幅ファイバ66Cは、L帯の第2の多重光と、光合波部66B及び光合波部66Dからの励起光とが伝搬することで、L帯の第2の多重光を光増幅し、光増幅後のL帯の第2の多重光を光合波部66Dに出力する。更に、光合波部66Dは、L帯の第2の多重光と、第3の励起光源15Cからの励起光及び光増幅ファイバ66Cからの残留励起光とを合波してL帯の第2の多重光を第3の波長変換部14Cに出力する。
第3の波長変換部14Cは、光合波部66DからのL帯の第2の多重光と、光合波部66Bからの残留励起光とが非線形光学媒質33上に伝搬することでL帯の第2の多重光をC帯の第2の多重光に波長変換し、C帯の第2の多重光を出力する。
第1の伝送装置2Aは、第1の波長変換部14の波長変換に利用する第1の励起光源15Aの励起光を第1の波長変換部14Aの後段の第9の光増幅部65に再利用したので、第9の光増幅部65に使用する励起光源を削減できる。更に、第9の光増幅部65は、第1の波長変換部14Aの残留励起光及び光源65Cの励起光で光合波部65Aと光合波部65Dとの間を双方向に励起し。その結果、光合波部65Aと光合波部65Dとの間の経路上の信号に対して、例えば、EDFA増幅、集中型ラマン増幅及びパラメトリック増幅等の光増幅を実現できる。
第2の伝送装置2Bは、第10の光増幅部66に利用する第3の励起光源15Cの励起光を第10の光増幅部66の後段の第3の波長変換部14Cに再利用したので、第3の波長変換部14Cに使用する励起光源を削減できる。更に、第10の光増幅部66は、第3の励起光源15Cの残留励起光及び光源66Aの励起光で光合波部66Bと光合波部66Dとの間を双方向に励起した。その結果、光合波部66Bと光合波部66Dとの間の経路上の信号に対して、例えば、EDFA増幅、ラマン増幅及びパラメトリック増幅等の光増幅を実現できる。
尚、図32に示す第10の光増幅部66では、光合波部66Dを第3の励起光源15Cと接続し、光合波部66Bを光源66Aと接続したが、光合波部66Dを光源66Aと接続し、光合波部66Bを第3の励起光源15Cと接続しても良く、適宜変更可能である。
図33は、実施例18の伝送システム1Pの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、図5に示す伝送システム1Aと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図33に示す伝送システム1Pと図5に示す伝送システム1Aとが異なるところは、第1の伝送装置2A内の第4の光増幅部41Aを削除し、第2の伝送装置2B内の第4の光増幅部41Bを削除した点にある。そして、図33に示す第1の伝送装置2Aは、第1の波長変換部14Aに使用する第1の励起光源15Aの励起光を波長合波部16経由で伝送路3に出力する。また、第2の伝送装置2Bは、第3の波長変換部14Cに使用する第3の励起光源15Cの励起光を波長分波部17経由で伝送路3に出力する。その結果、伝送路3は、第1の励起光源15Aからの残留励起光と、第3の励起光源15Cからの残留励起光とで光増幅できる。尚、光増幅は、例えば、分布型ラマン増幅及びパラメトリック増幅等である。
伝送路3は、第1の伝送装置2A側の第1の励起光源15Aの残留励起光と第2の伝送装置2B側の第3の励起光源15Cの残留励起光との双方向励起で光増幅を実現できる。
実施例18の伝送システム1Pでは、第1の伝送装置2A内の第1の励起光源15Aからの励起光を第1の波長変換部14A及び波長合波部16を経由して伝送路3に供給した。更に、伝送システム1Pでは、第2の伝送装置2B内の第3の励起光源15Bからの励起光を第3の波長変換部14C及び波長分波部17を経由して伝送路3に供給した。その結果、第1の伝送装置2Aと第2の伝送装置2Bとの双方から伝送路3を励起したので、伝送路3を伝送する波長多重光を光増幅できる。そして、第1の伝送装置2Aと第2の伝送装置2Bとの間で長距離伝送を実現できる。
尚、実施例18の伝送システム1Pでは、第1の伝送装置2A及び第2の伝送装置2Bからの双方向励起を例示した。しかしながら、これに限定されるものではなく、例えば、第1の伝送装置2Aからの前方励起でも良く、その実施の形態につき、実施例19として以下に説明する。図34は、実施例19の伝送システム1Qの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、図33に示す伝送システム1Pと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図34に示す伝送システム1Qと図33に示す伝送システム1Pとが異なるところは、第2の伝送装置2B側の第3の波長変換部14Cに使用する励起光を第1の伝送装置2A側の第1の励起光源15Aから取得する点にある。
第1の伝送装置2A内の第1の波長変換部14Aは、第1の励起光源15Aからの励起光とC帯の第2の多重光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、C帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に波長変換する。
更に、第1の波長変換部14Aは、第1の励起光源15Aの残留励起光を波長合波部16、伝送路3及び第2の伝送装置2B側の波長分波部17経由で第3の波長変換部14Cに出力する。また、波長分波部17は、伝送路3からの多重光をC帯の第1の多重光及びL帯の第2の多重光に分波出力する。波長分波部17は、L帯の第2の多重光を第3の波長変換部14Cに出力する。
第3の波長変換部14Cは、第1の励起光源15Aの残留励起光とL帯の第2の多重光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、L帯の第2の多重光をC帯の第2の多重光に波長変換する。
しかも、第1の伝送装置2A内の第1の波長変換部14Aと第2の伝送装置2B内の第3の波長変換部14Cとの間を第1の励起光源15Aの残留励起光が通過するため、伝送路3内での光増幅を実現できる。
実施例19の伝送システム1Qでは、第1の伝送装置2A内の第1の励起光源15Aからの励起光を第1の波長変換部14A及び波長合波部16を経由して伝送路3に供給した。その結果、第1の伝送装置2Aから伝送路3を前方励起したので、伝送路3を伝送する波長多重光を光増幅できる。そして、第1の伝送装置2Aと第2の伝送装置2Bとの間で長距離伝送を実現できる。
尚、実施例18の伝送システム1Pでは、第1の伝送装置2A及び第2の伝送装置2Bからの双方向励起を例示した。しかしながら、これに限定されるものではなく、例えば、第2の伝送装置2Bからの後方励起でも良く、その実施の形態につき、実施例20として以下に説明する。図35は、実施例20の伝送システム1Rの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、図33に示す伝送システム1Pと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図35に示す伝送システム1Rと図33に示す伝送システム1Pとが異なるところは、第1の伝送装置2A側の第1の波長変換部14Aに使用する励起光を第2の伝送装置2B側の第3の励起光源15Cから取得する点にある。
第2の伝送装置2B内の第3の波長変換部14Cは、第3の励起光源15Cからの励起光とL帯の第2の多重光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、L帯の第2の多重光をC帯の第2の多重光に波長変換する。
更に、第3の波長変換部14Cは、第3の励起光源15Cの残留励起光を波長分波部17、伝送路3及び第1の伝送装置2A側の波長合波部16経由で第1の波長変換部14Aに出力する。第1の波長変換部14Aは、第3の励起光源15Cの残留励起光と第2の光増幅部13BからのC帯の第2の多重光とを非線形光学媒質33に伝搬させることで、C帯の第2の多重光をL帯の第2の多重光に波長変換する。
しかも、第1の伝送装置2A内の第1の波長変換部14Aと第2の伝送装置2B内の第3の波長変換部14Cとの間を第3の励起光源15Cの残留励起光が通過するため、伝送路3での光増幅を実現できる。
実施例20の伝送システム1Rでは、第2の伝送装置2B内の第3の励起光源15Cからの励起光を第3の波長変換部14C及び波長分波部17を経由して伝送路3に供給した。その結果、第2の伝送装置2Bから伝送路3を後方励起したので、伝送路3を伝送する波長多重光を光増幅できる。そして、第1の伝送装置2Aと第2の伝送装置2Bとの間で長距離伝送を実現できる。図36は、実施例21の伝送システム1Sの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、図5に示す伝送システム1Aと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図36に示す第1の伝送装置2Aは、図5に示す第4の光増幅部41Aの代わりに、第2の調整部71B及び第1のモニタ71Dを配置した。更に、図36に示す第2の伝送装置2Bは、図5に示す第4の光増幅部41Bを削除した。第1の伝送装置2Aは、第1の調整部71Aと、第2の調整部71Bと、第3の調整部71Cと、第1のモニタ71Dと、第2のモニタ71Eと、制御部71Fとを有する。第1の調整部71Aは、第1の波長変換部14Aと第1の励起光源15Aとの間に配置され、第1の励起光源15Aからの励起光の出力レベルを調整する。第2の調整部71Bは、第1の波長変換部14Aと波長合波部16との間に配置され、第1の波長変換部14Aの波長変換後の第2の多重光の出力レベルを調整する。
第3の調整部71Cは、第1の光増幅部13Aと波長合波部16との間に配置され、第1の光増幅部13Aからの第1の多重光の出力レベルを調整する。第1のモニタ71Dは、第2の調整部71Bと波長合波部16との間に配置され、第2の調整部71Bで調整後の第2の多重光の出力レベルを監視する、例えば、OSNR(Optical Signal to Noise Ration)モニタである。第2のモニタ71Eは、第3の調整部71Cと波長合波部16との間に配置され、第3の調整部71Cで調整後の第1の多重光の出力レベルを監視する、例えば、OSNRモニタである。
制御部71Fは、第1のモニタ71Dのモニタ結果に基づき、第1の調整部71A及び第2の調整部71Bを制御する。つまり、制御部71Fは、第1のモニタ71Dで測定したL帯の第2の多重光のOSNR値が第2の伝送装置2B側の受信許容品質に到達するように第2の多重光の出力レベルを調整すべく、第1の調整部71A及び第2の調整部71Bを制御する。尚、受信許容品質は、例えば、伝送路3の入力の波長配置、伝送路3上のSRS(Stimulated Raman Scattering)及び波長変換に伴うノイズ指数(NF)等を考慮して光受信部19側で許容できる受信品質である。
第1の調整部71Aは、第1の励起光源15Aの励起光の出力レベルを調整するため、第1の波長変換部14Aでの波長変換効率を高め、波長変換後の光のパワーを強めることが出来る。例えば、第1の調整部71Aは、ATT(Attenuator)や光増幅器である。S帯の波長はSRSの影響でパワーロスが大きいので、C帯の波長からS帯の波長にする際には、第1の励起光源15Aの励起光の出力レベルが大きくなるように調整する。第1の調整部71Aで調整するのではなく、第1の励起光源15Aのパワー自体を調整しても良い。
第2の調整部71Bは、第1の波長変換部14Aから出力されるL帯の第2の多重光の出力レベルを調整する。これにより、第2の伝送装置2B側でL帯の第2の多重光の受信品質を確保できる。例えば、第2の調整部71BはATTや光増幅器である。第2の調整部71Bも第1の調整部71Aと同様、C帯の波長からS帯の波長にする際には、第1の励起光源15Aの励起光の出力レベルが大きくなるように調整する。
また、制御部71Fは、第2のモニタ71Eのモニタ結果に基づき、第3の調整部71Cを制御する。つまり、制御部71Fは、C帯の第1の多重光のOSNR値が第2の伝送装置2B側の受信許容品質に到達するように第1の多重光の出力レベルを調整すべく、第3の調整部71Cを調整する。第3の調整部71Cは、第1の光増幅部13AからのC帯の第1の多重光の出力レベルを調整したので、第2の伝送装置2B側のC帯の第1の多重光の受信品質を確保できる。
実施例21の第1の伝送装置2Aは、第1のモニタ71Dのモニタ結果に基づき、第1の調整部71Aで第1の励起光源15Aの励起光の出力レベルを調整した。その結果、励起光を使用した分布ラマン増幅で伝送路3上の第1の多重光及び第2の多重光の出力レベルを増幅できる。そして、第1の伝送装置2Aと第2の伝送装置2Bとの間で長距離伝送を実現できる。
第1の伝送装置2Aは、第1のモニタ71Dのモニタ結果に基づき、第2の調整部71BでL帯の第2の多重光の出力レベルを調整したので、第2の伝送装置2B側でL帯の第2の多重光の受信品質を確保できる。
第1の伝送装置2Aは、第2のモニタ71Eのモニタ結果に基づき、第3の調整部71CでC帯の第1の多重光の出力レベルを調整したので、第2の伝送装置2B側でC帯の第1の多重光の受信品質を確保できる。
尚、第1の伝送装置2Aは、第1の波長変換部14Aと波長合波部16との間に第1のモニタ71Dを配置した。しかしながら、第1のモニタ71Dは、波長合波部16と伝送路3との間、波長合波部16内、伝送路3上、第2の光増幅部13Bと第1の波長変換部14Aとの間、第1の波長変換部14A内に配置しても良い。
また、第1の伝送装置2Aは、第1の光増幅部13Aと波長合波部16との間に第2のモニタ71Eを配置した。しかしながら、第2のモニタ71Eは、波長合波部16と伝送路3との間、波長合波部16内及び伝送路3上に配置しても良い。
図37は、実施例22の伝送システム1Tの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、図5に示す伝送システム1Aと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図37に示す第1の伝送装置2Aは、図5に示す第4の光増幅部41Aを削除した。更に、図37に示す第2の伝送装置2Bは、図5に示す第4の光増幅部41Bを削除した。第2の伝送装置2Bは、第3のモニタ72Aと、第4のモニタ72Bと、ラマン励起光源72Cと、制御部72Dとを有する。第3のモニタ72Aは、第3の波長変換部14Cと第2の光増幅部13Bとの間に配置され、第3の波長変換部14Cの波長変換後の第2の多重光の出力レベルを監視する、例えば、OSNRモニタである。第4のモニタ72Bは、波長分波部17と第1の光増幅部13Aとの間に配置され、波長分波部17からのC帯の第1の多重光の出力レベルを監視する、例えば、OSNRモニタである。ラマン励起光源72Cは、波長分波部17経由で伝送路3にラマン励起光を出力する。制御部72Dは、第3のモニタ72A及び第4のモニタ72Bのモニタ結果に基づき、ラマン励起光源72Cを制御する。
制御部72Dは、第3のモニタ72Aのモニタ結果に基づき、第3の波長変換部14Cで波長変換後の第2の多重光のOSNR値が受信許容品質になるように伝送路3を伝送する波長多重光を分布ラマン増幅するようにラマン励起光源72Cを制御する。尚、受信許容品質は、例えば、伝送路3の入力の波長配置、伝送路3上のSRS(Stimulated Raman Scattering)及び波長変換に伴うノイズ指数(NF)等を考慮して光受信部19側で許容できる受信品質である。その結果、第2の多重光を分波受信する光受信部19Bは、安定した受信品質を確保できる。
制御部72Dは、第4のモニタ72Bのモニタ結果に基づき、波長分波部17で分波後の第1の多重光のOSNR値が受信許容品質になるように伝送路3を伝送する波長多重光を分布ラマン増幅するようにラマン励起光源72Cを制御する。その結果、第1の多重光を分波受信する光受信部19Aは安定した受信品質を確保できる。
実施例22の第2の伝送装置2Bは、第3の波長変換部14Cで波長変換後の第2の多重光のOSNR値が受信許容品質になるように伝送路3を伝送する波長多重光を分布ラマン増幅するようにラマン励起光源72Cを制御した。その結果、光受信部19Bは、安定した受信品質を確保できる。そして、第1の伝送装置2Aと第2の伝送装置2Bとの間で長距離伝送を実現できる。
第2の伝送装置2Bは、波長分波部17で分波後の第1の多重光のOSNR値が受信許容品質になるように伝送路3を伝送する波長多重光を分布ラマン増幅するようにラマン励起光源72Cを制御した。その結果、光受信部19Aは、安定した受信品質を確保できる。
尚、第2の伝送装置2Bは、第3の波長変換部14Cと第2の光増幅部13Bとの間に第3のモニタ72Aを配置した。しかしながら、第3のモニタ72Aは、例えば、波長分波部17と第3の波長変換部14Cとの間、第2の光増幅部13Bと第2の分波部18Bとの間や、第3の波長変換部14Cや波長分波部17内に配置しても良い。
第2の伝送装置2Bは、波長分波部17と第1の光増幅部13Aの間に第4のモニタ72Bを配置した。しかしながら、第4のモニタ72Bは、第1の光増幅部13Aと第1の分波部18Aとの間や波長分波部17内に配置しても良い。
尚、上記実施例3の伝送システム1Bでは、第1の波長変換部14Aの残留励起光が伝送路3にそのまま流れ込み、その残留励起光がハイパワーの場合、意図せぬ非線形現象が伝送路3上で起こる事態が考えられる。そこで、このような事態に対処する実施の形態につき、実施例23として以下に説明する。
図38は、実施例23の伝送システム1Uの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、図7に示す実施例3の伝送システム1Bと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図38に示す伝送システム1U内の第1の伝送装置2Aは、VOA(Variable Optical Attenuator)101と、波長合波部102とを有する。VOA101は、第1の波長変換部14Aからの残留励起光のパワーを減衰する可変光減衰器である。VOA101は、伝送路3上で非線形現象が影響ない程度に残留励起光のパワーを減衰する。波長合波部102は、第1の波長変換部14Aと波長合波部16との間に配置され、第1の波長変換部14Aからの第2の多重光と、VOA101からの減衰後の残留励起光とを合波して波長合波部16に出力する。
実施例23の伝送システム1Uでは、VOA101にて第1の波長変換部14Aからの残留励起光を減衰するため、減衰後の残留励起光が伝送路3を流れても、伝送路3上での意図せぬ非線形現象の発生を回避できる。
尚、上記実施例4の伝送システム1Cの第1の伝送装置1Aは、第1の励起光源15Aからの励起光を上り側の第1の波長変換部14Aに利用し、更に、第1の波長変換部14Aの透過光である残留励起光を下り側の第7の波長変換部14Gに再利用した。同様に、第2の伝送装置2Bは、第5の励起光源15Eからの励起光を下り側の第5の波長変換部14Eに利用し、更に、第5の波長変換部14Eの透過光である残留励起光を上り側の第3の波長変換部14Cに再利用した。しかしながら、第1の伝送装置2A側の第1の波長変換部14Aは、第1の励起光源15AからのFM変調後の励起光を使用することで励起光のSBSを抑圧する。そして、第2の伝送装置2B側の第3の波長変換部14Cは、第1の励起光源15AからのFM変調後の励起光の波長変動(周波数変動)を打ち消すように第5の励起光源15EからのFM変調の励起光を出力する必要がある。同様に、第2の伝送装置2B側の第5の波長変換部14Eは、第5の励起光源15EからのFM変調後の励起光を使用することで励起光のSBSを抑圧する。そして、第1の伝送装置2A側の第7の波長変換部14Gは、第5の励起光源15EからのFM変調後の励起光の波長変動(周波数変動)を打ち消すように第5の励起光源15EからのFM変調の励起光を出力する必要がある。しかしながら、励起光を上りと下りで共通化した場合、上りと下りとで、独立に励起光源15の位相変調(FM変調)の位相が調整できなくなる。そこで、このような事態に対処する実施の形態につき、実施例24として以下に説明する。
図39は、実施例24の伝送システム1Vの一例を示す説明図である。尚、説明の便宜上、図8に示す実施例4の伝送システム1Cと同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図39に示す第1の波長変換部14Aと第7の波長変換部14Gとの間を偏波保持ファイバで接続し、第1の波長変換部14Aで使用した透過光である残留励起光を第7の波長変換部14Gに入力する。
第5の波長変換部14Eと第3の波長変換部14Cとの間を偏波保持ファイバで接続し、第5の波長変換部14Eで使用した透過光である残留励起光を第3の波長変換部14Cに入力する。
位相変調(FM変調)の周期は、伝送路3の遅延時間を(0.5×整数倍)の数字で割った値となるように設定する。尚、伝送路3の遅延時間は、例えば、立ち上げ時のOSCの情報伝達の遅れから算出するものとする。その結果、励起光源14の励起光の出力は、図40に示すようになる。図40は、励起光の出力の一例を示す説明図である。
つまり、第1の励起光源15Aは、第5の励起光源15EからのFM変調後の励起光の波長変動(周波数変動)を打ち消すべく、図40に示す周期で、第7の波長変換部14Gに第1の波長変換部14Aの透過光である残留励起光が入力するように励起光を出力する。その結果、第7の波長変換部14Gは、第1の波長変換部14Aで再利用した透過光である残留励起光で第5の波長変換部14EのFM変調分の波長変動を打ち消すことができる。
また、第5の励起光源15Eは、第1の励起光源15AからのFM変調後の励起光の波長変動(周波数変動)を打ち消すべく、図40に示す周期で、第3の波長変換部14Cに第5の波長変換部14Eの透過光である残留励起光が入力するように励起光を出力する。その結果、第3の波長変換部14Cは、第5の波長変換部14Eで再利用した透過光である残留励起光で第1の波長変換部14AのFM変調分の波長変動を打ち消すことができる。
上記実施例では、C帯の光部品を使用し、C帯の多重光をS帯やL帯に波長変換して伝送路3に伝送するシステムを例示した。しかしながら、S帯の光部品を使用し、S帯の多重光をC帯やL帯に波長変換して伝送路3に伝送するシステムや、L帯の光部品を使用し、L帯の多重光をC帯やS帯に波長変換して伝送路3に伝送するシステムにも適用可能である。
上記実施例では、C帯、S帯及びL帯の波長範囲を定義したが、この波長範囲に限定されるものではなく、その範囲を適宜設定変更可能である。
波長変換部14(141,142,143)は、波長単位に多重光を光増幅する光増幅部35(90A,97)を内蔵したが、光増幅部35を波長変換部14の外部、すなわち、波長変換部14の出力段に設けても良い。図1の例では、第1の波長変換部14Aと波長合波部16との間に光増幅部35を配置しても良い。
更に、上記実施例では、C帯、S帯及びL帯を使用する場合を例示したが、C帯、S帯及びL帯に限定されるものではない。例えば、O(Original)帯(1260nm〜1360nm)、E(Extended)帯(1360nm〜1460nm)やU(Ultralong Wavelength)帯(1625nm〜1675nm)に適用しても良く、適宜変更可能である。
また、伝送装置2は、光送信部11又は光受信部19を内蔵した場合を例示したが、光送信部11又は光受信部19と外部接続した場合にも本願発明は適用可能である。また、伝送装置2は、励起光源15の励起光を同一装置内の光部品の励起光として再利用したが、その残留励起光の伝送経路は限定されるものではなく、適宜変更可能である。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。