JP2018188268A - エレベーター装置及びエレベーター制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入力交流電源の停電を検出する停電検出部9と、停電検出部9が停電を検出した際に、乗りかごの停止階を最寄階に設定し、電動機6による乗りかごの走行速度又は加速度を、抑制した走行速度又は加速度に変化させる制御部12とを備える。停電発生時に抑制した走行速度又は加速度に変化させることで、停電発生時に、インバーター5の入力側に接続された平滑コンデンサ4に蓄積された電力で駆動できる時間を延ばし、乗りかごを最寄階に停止できる可能性を高くすることができる。
【選択図】図1
Description
特許文献1には、エレベーター装置に供給される電源の停電などの異常を検出する技術が記載されている。
瞬時停電であっても、エレベーター制御装置は、通常の比較的長い時間の停電と同じように停電の発生を検出するため、乗りかごが非常停止する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならは、入力交流電源を直流電源に変換するコンバーターと、コンバーターにより変換された直流電源を、乗りかご駆動用交流電源に変換するインバーターと、インバーターが出力する乗りかご駆動用交流電源により駆動される電動機と、インバーターの直流電力入力側に接続された平滑コンデンサと、入力交流電源又はコンバーターが出力する直流電源から、入力交流電源の停電を検出する停電検出部と、停電検出部が停電を検出した際に、乗りかごの停止階を最寄階に設定し、電動機による乗りかごの走行速度又は加速度を、抑制した走行速度又は加速度に変化させて、平滑コンデンサに蓄積された電力で駆動できる時間を延ばす制御を行う制御部と、を備えるエレベーター装置としたものである。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
[1.全体構成]
図1は、本例のエレベーター装置の全体構成の例を示す図である。
本例のエレベーター装置には、外部から三相交流電源である商用電源1が供給される。この商用電源1は、電磁接触器2を介してコンバーターダイオード3に供給され、直流電源に変換される。コンバーターダイオード3で変換された直流電源は、インバーター5で乗りかご駆動用の交流電源に変換され、変換された乗りかご駆動用の交流電源が電動機6に供給される。インバーター5が出力する交流電源は、後述する制御部12からの指令により周波数などの出力状態が設定される。
制御部12は、停電検出部9が停電や停電復旧を検出した場合に、停電時の制御動作を行う。停電時の制御動作の詳細については後述するが、ここでは、平滑コンデンサ4に蓄積された電力が極力持続するように、電動機6によるメインロープ13の走行速度を抑制させる制御を行う。
制御部12は、例えばコンピュータにより構成される。
図2は、制御部12を構成するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
制御部12として機能するコンピュータCは、バスラインC10にそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)C1、ROM(Read Only Memory)C2、及びRAM(Random Access Memory)C3を備える。さらに、コンピュータCは、不揮発性ストレージC4、ネットワークインターフェースC5、入力装置C6、及び表示装置C7を備える。
入力装置C6は、キーボードやマウスなどで構成される。表示装置C7は、液晶ディスプレイなどで構成される。これら入力装置C6や表示装置C7は、例えば、エレベーター装置の保守作業時などに使用される。なお、制御部12を構成するコンピュータCは、入力装置C6や表示装置C7を備えない構成としてもよい。
次に、本例のエレベーター装置の停電検出部9が停電を検出した際の制御部12の制御動作について説明する。
まず、停電時の制御動作を説明する前に、停電が発生した際の電源電圧の低下特性について説明する。
図3は、タイミングtaで商用電源1の停電が発生して、コンバーターダイオード3からインバーター5に供給される直流電源の電圧が低下する例を示している。図3の縦軸は電圧値[V]、横軸は時間[ms]を示す。
この速度制限モードでの特性P2は、タイミングtaでの停電発生から、電動機6を駆動できる動作最小電圧V1に、百数十[ms]で到達する。つまり、定格負荷時の特性P1で動作最小電圧V1に低下するまでの時間と、速度制限モードの特性P2で動作最小電圧V1に低下するまでの時間の時間差をt1とすると、この時間差t1は、数十[ms]から百[ms]程度になる。したがって、速度制限モードの特性P2は、定格負荷時の特性P1に比べて、動作最小電圧までに到達する時間を長時間確保できるようになる。
この負荷軽減時の特性P4は、タイミングtaでの停電発生から、エレベーター装置として制御可能な動作最小電力W1に、百数十[ms]で到達する。つまり、負荷装置が通常状態で作動しているときの特性P3が動作最低電圧に低下するまでの時間と、負荷装置が負荷軽減時の特性P4が動作最低電圧に低下するまでの時間の時間差をt2とすると、この時間差t2は、数十[ms]から百[ms]程度になる。したがって、負荷軽減時の特性P4では、負荷が通常状態の特性P3に比べて、動作最小電圧までに到達する時間を長時間確保できるようになる。
なお、本例のエレベーター装置が備える制御部12などの一部の装置については、停電で電源供給が停止した場合でも、不図示の非常用バッテリーなどから電源が供給されて、作動し続けるものとする。
図5のフローチャートは、制御部12が停電時に実行する制御処理を示すフローチャートである。
まず、商用電源1の停電が発生すると(ステップS11)、続いて停電検出部9が停電検出信号を出力する(ステップS12)。
その後、制御部12は、商用電源1が停電から復電したか否かを判断する(ステップS18)。ここで、商用電源1が停電から復電した場合(ステップS18のYES)には、制御部12は、乗りかご8の走行速度を低速モードから通常モードに戻すと共に、負荷装置への電源供給の抑制を解除する(ステップS19)。
また、ステップS21において、復電を検出せず、停電が続いた状態の場合(ステップS21のNO)、制御部12は、インバーター5から電動機6への電源出力を遮断して、乗りかご8が停止した運転停止状態を維持する(ステップS22)。
なお、上述した実施の形態例では、停電発生時に制限を行う運転状態として、低速運転を行うようにした。これに対して、停電発生時に、電動機6により乗りかご8を駆動する際の加速度を、低い加速度に制限するようにしてもよい。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
Claims (5)
- 入力交流電源を直流電源に変換するコンバーターダイオードと、
前記コンバーターダイオードにより変換された直流電源を、乗りかご駆動用交流電源に変換するインバーターと、
前記インバーターが出力する乗りかご駆動用交流電源により駆動される電動機と、
前記インバーターの直流電力入力側に接続された平滑コンデンサと、
前記入力交流電源又は前記コンバーターダイオードが出力する直流電源から、前記入力交流電源の停電を検出する停電検出部と、
前記停電検出部が停電を検出した際に、前記乗りかごの停止階を最寄階に設定し、前記電動機による乗りかごの走行速度又は加速度を、抑制した走行速度又は加速度に変化させて、前記平滑コンデンサに蓄積された電力で駆動できる時間を延ばす制御を行う制御部と、を備える
エレベーター装置。 - さらに、前記停電検出部が停電を検出した際に、前記制御部は、前記乗りかごの走行には影響しない負荷装置の停止又は消費電力の抑制を行う
請求項1に記載のエレベーター装置。 - 前記制御部は、前記停電検出部で停電後の停電復旧を検出した場合に、前記電動機による乗りかごの走行速度又は加速度を、抑制した走行速度又は加速度から通常時の走行速度又は加速度に戻して、最寄階まで乗りかごを移動させる
請求項1に記載のエレベーター装置。 - 前記制御部は、前記停電検出部が停電を検出した際に、前記コンバーターダイオードにより変換された直流電源の電圧と、現在の前記乗りかごの走行位置から、最寄階まで移動可能かを判断して、最寄階まで移動可能なとき、前記電動機による乗りかごの走行速度又は加速度を、抑制した走行速度又は加速度に変化させ、最寄階まで移動できない場合、前記乗りかごを非常停止させる
請求項1に記載のエレベーター装置。 - 入力交流電源をコンバーターダイオードにより直流電源に変換した後、インバーターにより乗りかご駆動用交流電源に変換して、その変換された乗りかご駆動用交流電源により電動機の駆動を行うエレベーター制御方法において、
前記入力交流電源又は前記コンバーターダイオードが出力する直流電源から、前記入力交流電源の停電を検出する停電検出処理と、
前記停電検出処理により停電を検出した際に、前記乗りかごの停止階を最寄階に設定すると共に、前記電動機による乗りかごの走行速度又は加速度を、抑制した走行速度又は加速度に変化させて、前記インバーターの入力側に接続された平滑コンデンサに蓄積された電力で駆動できる時間を延ばす制御処理と、を含む
エレベーター制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017092165A JP2018188268A (ja) | 2017-05-08 | 2017-05-08 | エレベーター装置及びエレベーター制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2018188268A true JP2018188268A (ja) | 2018-11-29 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017092165A Pending JP2018188268A (ja) | 2017-05-08 | 2017-05-08 | エレベーター装置及びエレベーター制御方法 |
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| JP (1) | JP2018188268A (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998035903A1 (fr) * | 1997-02-14 | 1998-08-20 | Hitachi, Ltd. | Dispositif de commande pour moteur a induction et dispositif de commande pour ascenseur |
| WO2003033390A1 (fr) * | 2001-10-17 | 2003-04-24 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Organe de commande d'ascenseur |
| JP2005126171A (ja) * | 2003-10-22 | 2005-05-19 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの停電時運転装置 |
| JP2014172670A (ja) * | 2013-03-06 | 2014-09-22 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータ乗場の照明制御装置 |
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2017
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